JP2020133106A - ガイドレスレギュレータ - Google Patents

ガイドレスレギュレータ Download PDF

Info

Publication number
JP2020133106A
JP2020133106A JP2019023231A JP2019023231A JP2020133106A JP 2020133106 A JP2020133106 A JP 2020133106A JP 2019023231 A JP2019023231 A JP 2019023231A JP 2019023231 A JP2019023231 A JP 2019023231A JP 2020133106 A JP2020133106 A JP 2020133106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guideless
guide member
wire
inner panel
outer panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019023231A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7200725B2 (ja
Inventor
公宏 木下
Kimihiro Kinoshita
公宏 木下
夏樹 伊藤
Natsuki Ito
夏樹 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiroki Corp
Original Assignee
Shiroki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiroki Corp filed Critical Shiroki Corp
Priority to JP2019023231A priority Critical patent/JP7200725B2/ja
Publication of JP2020133106A publication Critical patent/JP2020133106A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7200725B2 publication Critical patent/JP7200725B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)

Abstract

【課題】インナパネルの所望の箇所にガイド部材を取り付けることができるガイドレスウインドレギュレータを提供することを課題とする。【解決手段】ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面に取り付けられるピアスナット(固定部)135と、該ピアスナット(固定部)135より下方に設けられ、第1ロアガイド部材83が設けられるガイド部材取付部136と、前記ピアスナット(固定部)135より上方に延出し、ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面に接触する接触部141とを有するガイドブラケットを具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内するアッパガイド部材、ロアガイド部材と、前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に前記ウインドガラスを取り付けるウインドガラス取付部材と、を有し、前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるガイドレスウインドレギュレータに関する。
図18を用いて従来のガイドレスウインドレギュレータを説明する。図18は従来のガイドレスウインドレギュレータが設けられ、インナパネルを取り外した状態のドアを車内側から見た図である。
ドアパネルを構成するインナパネル(内側のパネル)とアウタパネル(外側のパネル)1との間の空間に、ウインドガラス3を昇降させるガイドレスウインドレギュレータ5が配設されている。
ガイドレスウインドレギュレータ5の構成を説明する。インナパネルのアウタパネル1と対向する面には、ワイヤ駆動部7が取り付けられている。このワイヤ駆動部7は、モータ9によって正方向または逆方向に回転駆動されるドラム11が設けられている。
ワイヤ13は実質的に環状をなし、その一部分は、ドラム11に巻回されている。
インナパネルのアウタパネル1と対向する面には、ウインドガラス3の昇降方向に沿って、ワイヤ13を案内する第1アッパガイド部材15、第1ロアガイド部材17と第2アッパガイド部材19、第2ロアガイド部材21とが設けられている。尚、第1アッパガイド部材15は、ワイヤ駆動部7に取り付けられたブラケット14を介して設けられている。また、治具(ブラケット)16は、ピン18を支点として、インナパネルに回転可能に設けられ、治具(ブラケット)16の回転端部に仮置きされた第1ロアガイド部材17を所定の位置まで案内するもので、所定の位置で第1ロアガイド部材17がインナパネルに取り付けられた後は、不要となるものである。
ワイヤ13は、第1ロアガイド部材17、第1アッパガイド部材15、第2ロアガイド部材21、第2アッパガイド部材19の順に略N字形にかけられている。
第1アッパガイド部材15と第1ロアガイド部材17との間のワイヤ(ワイヤ13のウインドガラス3の昇降方向に沿った部分)には、ウインドガラス3を取り付ける第1ウインドガラス取付部材(ガラスホルダ)23が設けられている。
また、第2アッパガイド部材19と第2ロアガイド部材21との間のワイヤ13(ワイヤ13のウインドガラス3の昇降方向に沿った部分)には、ウインドガラス3を取り付ける第2ウインドガラス取付部材(ガラスホルダ)25が設けられている。
ガイドレスウインドレギュレータ5には、ワイヤ13のたるみをなくすために、ワイヤ駆動部7と第1ロアガイド部材17との間に第1たるみ止め手段27が、ワイヤ駆動部7と第2アッパガイド部材19との間に第2たるみ止め手段29が設けられている。
また、第1ロアガイド部材17と第1たるみ止め手段27との間には、ワイヤ13が挿通するチューブ31が、第2ロアガイド部材21と第2たるみ止め手段29との間には、ワイヤ13が挿通するチューブ33が設けられている。
次に、上記構成の作動を説明する。第1たるみ止め手段27、第2たるみ止め手段29は、ワイヤ13のたるみを吸収してワイヤ13がガイド部材から外れるのを防止する。
モータ9を駆動して、ドラム11を正転或いは逆転させてワイヤ13を移動させると、第1ウインドガラス取付部材23、第2ウインドガラス取付部材25を介してワイヤ13に取り付けられたウインドガラス3が昇降する(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−348627号公報
しかし、図18に示すガイドレスウインドレギュレータでは、インナパネルに、第1アッパガイド部材15、第1ロアガイド部材17、第2アッパガイド部材19、第2ロアガイド部材21等のガイド部材がねじ等により直接設けられている。
しかし、インナパネルには、ねじを取り付けるための孔開けができない等の理由により、ガイド部材を直接取り付けられない箇所がある。
このため、ウインドガラス3の昇降方向のストロークを十分に確保できない問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたもので、その課題は、インナパネルの所望の箇所にガイド部材を取り付けることができるガイドレスウインドレギュレータを提供することにある。
上記した課題のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したガイドレスウインドレギュレータは、ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内するアッパガイド部材、ロアガイド部材と、前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に前記ウインドガラスを取り付けるウインドガラス取付部材と、を有し、前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるガイドレスウインドレギュレータであって、前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面に取り付けられる固定部と、該固定部より下方に設けられ、前記ロアガイド部材が設けられるガイド部材取付部と、前記固定部より上方に延出し、前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面に接触する接触部と、を有するガイドブラケットを具備したことを特徴とする。
本発明の他の特徴は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
本発明のガイドレスウインドレギュレータによれば、ガイドブラケットを用いることで、インナパネルの所望の箇所にガイド部材を取り付けることができる。
また、ガイドブラケットは前記固定部より上方に延出し、前記ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面に接触する接触部を有することで、前記ガイド部材にガイドブラケットがインナパネルから剥離するような力が作用しても、剥離しにくい。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
本実施形態のガイドレスウインドレギュレータの平面図である。 図1のガイドレスウインドレギュレータが取り付けられるプレスドアのアウタパネルを説明する図である。 図1のガイドレスウインドレギュレータにガラスランに案内されるウインドガラスを取り付けた状態の平面図である。 図3の切断線iV-IVでの断面図である。 図3の切断線V-Vでの断面図である。 図1のガイドブラケットの斜視図である。 図6のVII方向矢視図である。 図2のアウタパネルに設けられるガイドブラケット用の孔を説明する図である。 図8に示す孔を用いてガイドブラケットを取り付ける第1の工程を説明する図である。 図8に示す孔を用いてガイドブラケットを取り付ける第2の工程を説明する図である。 図8に示す孔を用いてガイドブラケットを取り付ける第3の工程を説明する図である。 移動防止部の他の第1の例を説明する図である。 移動防止部の他の第2の例を説明する図である。 移動防止部の他の第3の例を説明する図である。 移動防止部の他の第4の例を説明する図である。 移動防止部の他の第5の例を説明する図である。 移動防止部の他の第6の例を説明する図である。 従来のガイドレスウインドレギュレータが設けられ、インナパネルを取り外した状態のドアを車内側から見た図である。
図1−図3を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は本実施形態のガイドレスウインドレギュレータの平面図、図2は図1のガイドレスウインドレギュレータが取り付けられるプレスドアのアウタパネルを説明する図、図3は図1のガイドレスウインドレギュレータにガラスランに案内されるウインドガラスを取り付けた状態の平面図である。
プレスドアのインナパネル(内側のパネル:図2参照)51とアウタパネル(外側のパネル)との間の空間に、ウインドガラス53を昇降させるガイドレスウインドレギュレータ55が配設されている。
ガイドレスウインドレギュレータ55の構成を説明する。インナパネル51のアウタパネルと対向する面には、ワイヤ駆動部57が取り付けられている。このワイヤ駆動部57は、モータ63によって正方向または逆方向に回転駆動されるドラム65が設けられている。
ワイヤ71は実質的に環状をなし、その一部分は、ドラム65に巻回されている。
インナパネル51のアウタパネルと対向する面には、ウインドガラス53の昇降方向に沿って、ワイヤ71を案内する第1アッパガイド部材(リアアッパガイド部材)81、第1ロアガイド部材(リアロアガイド部材)83と第2アッパガイド部材(フロントアッパガイド部材)91、第2ロアガイド部材(フロントロアガイド部材)93とが設けられている。
本形態例では、第2ロアガイド部材93以外はプーリを用い、第2ロアガイド部材93は、外周面にワイヤ71が係合する溝が形成された固定ガイドを用いた。
ワイヤ71は、第1ロアガイド部材83、第1アッパガイド部材81、第2ロアガイド部材93、第2アッパガイド部材91の順に略N字形に掛けられている。
第1アッパガイド部材81と第1ロアガイド部材83との間のワイヤ71(ワイヤ71のウインドガラス53の昇降方向に沿った部分)には、ウインドガラス53を取り付ける第1ウインドガラス取付部材(ガラスホルダ)101が設けられている。
また、第2アッパガイド部材91と第2ロアガイド部材93との間のワイヤ71(ワイヤ71のウインドガラス53の昇降方向に沿った部分)には、ウインドガラス53を取り付ける第2ウインドガラス取付部材(ガラスホルダ)103が設けられている。
本実施形態のワイヤ71と第1ウインドガラス取付部材101、第2ウインドガラス取付部材103との取り付け構造は、図20に示すクロスワイヤ取り付け構造となっている。
ガイドレスウインドレギュレータ55には、ワイヤ71のたるみをなくすたるみ止め手段が設けられている。本形態例では、ワイヤ駆動部57と第1アッパガイド部材81との間に第1たるみ止め手段111を設け、ワイヤ駆動部57と第2ロアガイド部材93との間に第2たるみ止め手段113を設けた。
第1たるみ止め手段111は、第1アッパガイド部材81とワイヤ駆動部57との間に設けられ、ワイヤ71が挿通するチューブ115と、チューブ115を第1アッパガイド部材81へ押すコイルスプリング117とからなっている。そして、コイルスプリング117が、ワイヤ71の張力に応じて伸縮し、ワイヤ71のたるみを吸収してワイヤ71が第1アッパガイド部材81から外れるのを防止する。
同様に、第2たるみ止め手段113は、第2ロアガイド部材93とワイヤ駆動部57との間に設けられ、ワイヤ71が挿通するチューブ119と、チューブ119を第2ロアガイド部材93へ押すコイルスプリング121とからなっている。そして、コイルスプリング121が、ワイヤ71の張力に応じて伸縮し、ワイヤ71のたるみを吸収してワイヤ71が第2ロアガイド部材93から外れるのを防止する。
第1ロアガイド部材83は、ガイドブラケット131を用いてインナパネル51に取り付けられる。ここで、図2、図6、図7、図8を用いて、ガイドブラケット131の説明を行う。図6は図1のガイドブラケットの斜視図、図7は図6のVII方向矢視図、図8は図2のアウタパネルに設けられるガイドブラケット用の孔を説明する図である。
ガイドブラケット131の長手方向の中間には、インナパネル51のアウタパネルとの対向する面に取り付けられる固定部が形成されている。本実施形態の固定部は、インナパネル51に設けられた固定部孔51a(図8参照)を挿通するボルト133(図2参照)が螺合するピアスナット135である。
尚、かしめで固定するピアスナットの代わりに溶接で固定するウエルドナットでもよい。
ピアスナット(固定部)135の下方には、第1ロアガイド部材83が設けられるガイド部材取付部136が形成されている。本実施形態のガイド部材取付部136は、第1ロアガイド部材取り付け用の2つの孔137、孔139である。
ピアスナット(固定部)135の上方には、ドアのインナパネル51のアウタパネルとの対向する面に接触する接触部141が形成されている。本実施形態の接触部141は、ピアスナット(固定部)135の縁より上方に延出している部分である。
さらに、ガイドブラケット131の上端部には、ドアのインナパネル51に回転可能に係合するてこブラケット回転部143が形成されている。このてこブラケット回転部143は、インナパネル51に形成されたてこブラケット孔51b(図8参照)に係合可能で、係合時にてこブラケット孔51bの内周面に当接可能な円筒面部143aを有している。また、円筒面部143aには、抜け止め防止として、てこブラケット孔51bの周縁部であって、ドアのインナパネル51のアウタパネルとの対向する面と反対側の面に当接可能なてこブラケット当接部143bが形成されている。
また、ガイドブラケット131の接触部141には、インナパネル51に対する回転を規制する回転止め部151が設けられている。本実施形態の回転止め部151は、ガイドブラケット131に形成され、ドアのインナパネル51のアウタパネルとの対向する面に当接可能な仮置き爪部153である。一方、インナパネル51には、ガイドブラケット131が正規の位置にあるときに、仮置き爪部153が嵌合するストッパ孔51c(図8参照)が形成されている。
そして、仮置き爪部153がストッパ孔51cの内壁面に当接することによりガイドブラケット131の回転止めとして機能する。
さらに、仮置き爪部153には、ストッパ孔51cの周縁部であって、ドアのインナパネル51のアウタパネルとの対向する面と反対側の面に当接可能な仮置き爪当接部153aが形成されている。
さらに、固定部孔51a、てこブラケット孔部51b、ストッパ孔部51cは、ガイドブラケット131のブラケット回転部143がてこブラケット孔部51bに係合した状態で、仮置き爪部153がストッパ孔51cの内壁面51d(図8参照)に当接した時に、ガイドブラケット131のピアスナット135と、固定部孔51aとが一致するように形成されている。
尚、ストッパ孔51cの内壁面51dは、第1たるみ止め手段111、第2たるみ止め手段113によるワイヤ71の張力(テンション)によって、回転付勢されるガイドブラケット131の仮置き爪部153が当接する面である。
次に、本実施形態のガイドブラケット131は、プレス成形で製造され、第1ロアガイド部材取り付け用の2つの孔137、孔139が形成されたガイド部材取付部136を有する基部161と、基部161よりドアのインナパネル51のアウタパネルとの対向する面方向に凹んだ凹部163を有している。本実施形態の凹部163は、基部161よりドアのインナパネル51方向に凹んだ第1凹部165と、接触部141と、ピアスナット(固定部)135を有する第2凹部167とからなっている。
さらに、ガイドブラケット131の接触部141の延出方向に沿った両サイドに、第1フランジ部169、第2フランジ部171が形成されている。
第1凹部165、第2凹部167、第1フランジ部169、第2フランジ部171は、ガイドブラケット131の曲げやねじりに対する剛性を高めるために形成されている。
つぎに、図9−図11を用いて、ガイドブラケット131の取り付け方法を説明する。図9は図8に示す孔を用いてガイドブラケットを取り付ける第1の工程を説明する図、図10は図8に示す孔を用いてガイドブラケットを取り付ける第2の工程を説明する図、図11は図8に示す孔を用いてガイドブラケットを取り付ける第3の工程を説明する図である。
[第1工程]
図9を用いて説明する。
ガイドブラケット131のガイド部材取付部136には、予め、第1ロアガイド83が取り付けられている。
そして、ガイドブラケット131のブラケット回転部143をインナパネル51のてこブラケット孔51bに差し込む。この時、第1たるみ止め手段111、第2たるみ止め手段113によるワイヤ71の張力(テンション)が第1ロアガイド83に作用しない位置にガイドブラケット131は位置し、第1ロアガイド83にワイヤ71を容易に掛けられる。
[第2工程]
図10を用いて説明する。
ガイドブラケット131のブラケット回転部143を回転支点として、仮置き爪部153がストッパ孔51cに入る位置までガイドブラケット131を回転する。この位置では、第1たるみ止め手段111、第2たるみ止め手段113によるワイヤ71の張力(テンション)が第1ロアガイド83に作用する。よって、ガイドブラケット131は、図において、矢印X方向に付勢されている。又、ピアスナット135と、固定部孔51aとは一致していない。
[第3工程]
図11を用いて説明する。
ガイドブラケット131を回転させる力を解除すると、ワイヤ71の張力により、仮置き爪部153がストッパ孔51cの内壁面51dに当接し、回転止めがなされる。この時、ピアスナット135と、固定部孔51aとが一致し、ボルト133(図2参照)を用いて、ガイドブラケット131は、ドアのインナパネル51のアウタパネルとの対向する面に締結される。
ピアスナット(固定部)135がインナパネル51に締結(固定)された後はブラケット回転部143がインナパネル51のブラケット孔51bと当接することにより回転止めとなる。
つぎに、図3−図5を用いて、ウインドガラス53の全閉時に、ウインドガラス53が移動するのを防止する移動防止部を説明する。図4は図3の切断線iV-IVでの断面図、図5は図3の切断線V-Vでの断面図である。
図3−図5に示すように、ドアパネルから突出したウインドガラス53の前端部は、断面形状がコ字形のフロントサッシュ181に設けられたフロントガラスラン182に係合し、ウインドガラス53の後端部は、断面形状がコ字形のリアサッシュ183に設けられたリアガラスラン184に係合し、ウインドガラス53の昇降が案内される。
そして本実施形態では、図5に示すように、ウインドガラス53の前端面53aは、常時フロントガラスラン182のフロントサッシュ181の底部181aに対向する底部182aを押圧するように設けられ、さらに、フロントガラスラン182の底部182aは、常時フロントサッシュ181の底部181aを押圧するように設けられている。
一方、図4に示すように、リアガラスラン184の底部184aと、ウインドガラス53の後端面53bとは、常時隙間があるように設けられている。
ドラム65に近い方のガラス取付手段、本実施形態では、第1ウインドガラス取付部材101の方が、第2ウインドガラス取付部材103より大きなワイヤ張力を受ける。そして、本形態例のガラス取付手段とワイヤとはクロスワイヤ取り付け構造である。
よって、第1ウインドガラス取付部材101に大きなワイヤ張力(WT2)が作用し、ウインドガラス53は前方向に移動しようとする。しかし、ウインドガラス53の前端面53aは、常時フロントガラスラン182の底部182aを押圧し、フロントガラスラン182の底部182aは、常時フロントサッシュ181の底部181aを押圧していることにより、すなわち、フロントガラスラン182を介してフロントサッシュ181の底部181aを押圧することにより、フロントサッシュ181の底部181aが移動防止部として機能し、ウインドガラス53は前方向に移動しない。
つぎに、上記構成の作動を説明する。第1たるみ止め手段111、第2たるみ止め手段113は、ワイヤ71のたるみを吸収してワイヤ71がガイド部材から外れるのを防止する。
モータ63を駆動して、ドラム65を正転或いは逆転させてワイヤ71を移動させると、第1ウインドガラス取付部材101、第2ウインドガラス取付部材103を介してワイヤ71に取り付けられたウインドガラス53が昇降する。
このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ガイドブラケット131を用いることで、インナパネル51の所望の箇所に第1ロアガイド部材83を取り付けることができる。
(2)ガイドブラケット131はピアスナット(固定部)135より上方に延出し、ドアのインナパネル51のアウタパネルとの対向する面に接触する接触部141を有することで、第1ロアガイド部材83にガイドブラケット131がインナパネル51から剥離するような力が作用しても、剥離しにくい。
(3)ガイドブラケット131に、第1凹部165、第2凹部167、第1フランジ部169、第2フランジ部171を形成したことにより、ガイドブラケット131の曲げやねじりに対する剛性が高くなる。
本発明は、上記形態に限定するものでない。
上記構成では、ガイドブラケット131はインナパネル51に締結したが、溶接、接着であってもよい。

Claims (7)

  1. ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、
    一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、
    前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内するアッパガイド部材、ロアガイド部材と、
    前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に前記ウインドガラスを取り付けるウインドガラス取付部材と、
    を有し、
    前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるガイドレスウインドレギュレータであって、
    前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面に取り付けられる固定部と、
    該固定部より下方に設けられ、前記ロアガイド部材が設けられるガイド部材取付部と、
    前記固定部より上方に延出し、前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面に接触する接触部と、
    を有するガイドブラケットを具備した
    ことを特徴とするガイドレスウインドレギュレータ。
  2. 前記ガイドブラケットの前記接触部は、
    前記固定部の縁より上方に延出している
    ことを特徴とする請求項1記載のガイドレスウインドレギュレータ。
  3. 前記ガイドブラケットの前記固定部は、
    前記ガイドブラケットに形成された孔に挿通するボルト、該ボルトに螺合するナットで、
    前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のガイドレスウインドレギュレータ。
  4. 前記ガイドブラケットの前記固定部は、
    溶接で、
    前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のガイドレスウインドレギュレータ。
  5. 前記ガイドブラケットの前記接触部に、
    前記インナパネルに対する回転を規制する回転止め部を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のガイドレスウインドレギュレータ。
  6. 前記ガイドブラケットは、
    前記ガイド部材取付部を有する基部と
    該基部より前記アウタパネルとの対向する面方向に凹み、前記接触部と前記固定部を有する凹部と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のガイドレスウインドレギュレータ。
  7. 前記ガイドブラケットの前記接触部の延出方向に沿った両サイドに、
    フランジ部を形成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のガイドレスウインドレギュレータ。
JP2019023231A 2019-02-13 2019-02-13 ガイドレスレギュレータ Active JP7200725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019023231A JP7200725B2 (ja) 2019-02-13 2019-02-13 ガイドレスレギュレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019023231A JP7200725B2 (ja) 2019-02-13 2019-02-13 ガイドレスレギュレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020133106A true JP2020133106A (ja) 2020-08-31
JP7200725B2 JP7200725B2 (ja) 2023-01-10

Family

ID=72262723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019023231A Active JP7200725B2 (ja) 2019-02-13 2019-02-13 ガイドレスレギュレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7200725B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011131806A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Daikyonishikawa Corp ウインドレギュレータ装置の取付構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011131806A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Daikyonishikawa Corp ウインドレギュレータ装置の取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP7200725B2 (ja) 2023-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6154326B2 (ja) ウインドレギュレータ
WO2016203776A1 (ja) ウインドウレギュレータおよびその取付方法
JP5714839B2 (ja) ウインドレギュレータ
WO2018116581A1 (ja) 車両用ウインドガラス昇降機構
JP2020133106A (ja) ガイドレスレギュレータ
JP2020133108A (ja) ガイドレスレギュレータ
JP7200726B2 (ja) ガイドレスレギュレータ
WO2015198815A1 (ja) 昇降装置及びその昇降装置を備える車両用ドア
WO2018074229A1 (ja) ウインドレギュレータ
JP2017039385A (ja) ウインドレギュレータ及びウインドレギュレータの製造方法
JP3935820B2 (ja) ガイドプーリおよび該ガイドプーリを備えたウインドレギュレータ
JPH0343353Y2 (ja)
JP5163075B2 (ja) 車両用ガラス昇降装置
WO2012165144A1 (ja) レギュレータ
JP2022037661A (ja) ウインドレギュレータ
JP3756427B2 (ja) ワイヤ式ウィンドレギュレータのワイヤガイド部材かしめ構造及びかしめ方法
JP3121045U (ja) 改良されたキャリアプレートおよび該キャリアプレートを備えたウインドレギュレータ
JP7233352B2 (ja) 移動装置および窓ガラス昇降装置
KR20050044778A (ko) 편향롤러 장치
KR200430946Y1 (ko) 자동차용 도어모듈패널 및 도어인너패널과의 조립구조
KR102452579B1 (ko) 자동차용 윈도우 레귤레이터
WO2024090503A1 (ja) 対象物移動装置およびウインドレギュレータ
JP6988378B2 (ja) キャリアプレート
WO2021079965A1 (ja) 窓ガラス昇降装置
JP2022041137A (ja) 方向変換部材および該方向変換部材を備えた窓ガラス昇降装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20200911

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200914

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210909

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20220314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7200725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150