WO2012011593A1 - ウインドウレギュレータ - Google Patents

ウインドウレギュレータ Download PDF

Info

Publication number
WO2012011593A1
WO2012011593A1 PCT/JP2011/066768 JP2011066768W WO2012011593A1 WO 2012011593 A1 WO2012011593 A1 WO 2012011593A1 JP 2011066768 W JP2011066768 W JP 2011066768W WO 2012011593 A1 WO2012011593 A1 WO 2012011593A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
carrier plate
wire
housing
drum
window regulator
Prior art date
Application number
PCT/JP2011/066768
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
亘省 村田
Original Assignee
株式会社ハイレックスコーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ハイレックスコーポレーション filed Critical 株式会社ハイレックスコーポレーション
Publication of WO2012011593A1 publication Critical patent/WO2012011593A1/ja

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F11/00Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening
    • E05F11/38Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for sliding windows, e.g. vehicle windows, to be opened or closed by vertical movement
    • E05F11/48Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for sliding windows, e.g. vehicle windows, to be opened or closed by vertical movement operated by cords or chains or other flexible elongated pulling elements, e.g. tapes
    • E05F11/481Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for sliding windows, e.g. vehicle windows, to be opened or closed by vertical movement operated by cords or chains or other flexible elongated pulling elements, e.g. tapes for vehicle windows
    • E05F11/483Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for sliding windows, e.g. vehicle windows, to be opened or closed by vertical movement operated by cords or chains or other flexible elongated pulling elements, e.g. tapes for vehicle windows by cables
    • E05F11/486Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for sliding windows, e.g. vehicle windows, to be opened or closed by vertical movement operated by cords or chains or other flexible elongated pulling elements, e.g. tapes for vehicle windows by cables with one cable connection to the window glass
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F11/00Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening
    • E05F11/38Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for sliding windows, e.g. vehicle windows, to be opened or closed by vertical movement
    • E05F11/382Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for sliding windows, e.g. vehicle windows, to be opened or closed by vertical movement for vehicle windows
    • E05F11/385Fixing of window glass to the carrier of the operating mechanism
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME RELATING TO HINGES OR OTHER SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS AND DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION, CHECKS FOR WINGS AND WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles characterised by the type of wing
    • E05Y2900/55Windows

Definitions

  • JP 2006-28973 A Japanese Patent Laid-Open No. 2003-214029
  • the ascending wire end coupling portion 2b and the descending wire end coupling portion 2c are inverted in the vertical direction but have the same configuration. Therefore, the ascending wire end coupling portion 2b will be used to explain the ascending wire end coupling portion 2b.
  • the description of the end connecting portion 2c is omitted.
  • the rising wire end connecting portion 2b communicates with a cylindrical rising wire end accommodating portion 2f having a bottom portion 2g and communicates with the inside of the rising wire end accommodating portion 2f, and extends upward. 2 is provided for raising the wire guide groove 2h.
  • the guide member avoiding portion 2d is formed so as to be recessed from the surface connecting the window glass connecting hole 2a and the lifting wire end connecting portion 2b. However, when the carrier plate 2 moves in the vehicle vertical direction, the guide member If it does not contact 8, other shapes may be used.

Abstract

窓ガラスとキャリアプレートの連結が容易なウインドウレギュレータを提供することを目的としている。窓ガラスが連結されるキャリアプレートと、回転駆動されるドラムと、前記ドラムを収容するハウジングと、一端がキャリアプレートに連結され、方向転換部材を介して他端がドラムに連結される上昇用ワイヤと、一端がキャリアプレートに連結され、他端がドラムに連結される下降用ワイヤとを有し、ワイヤの一方をドラムに巻き取り、他方を送り出すことによって窓ガラスを昇降させるウインドウレギュレータであって、上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの端部にはそれぞれワイヤエンドが固定され、該ワイヤエンドはキャリアプレートに対して回転可能に連結されており、キャリアプレートが下端位置にあるとき、キャリアプレートが回転しないように、ハウジングにはキャリアプレートの回転防止手段が設けられていることを特徴とする。

Description

ウインドウレギュレータ
 本発明は、窓ガラスとキャリアプレートの連結が容易なウインドウレギュレータに関する。
 ウインドウレギュレータとは、車両用ドアに設けられる窓ガラスを上下させるためのものであり、ワイヤ式のものが多く用いられている。このワイヤ式のウインドウレギュレータ(以下、単に「ウインドウレギュレータ」と記す。)は、一般に、閉ループを構成するワイヤと、該ワイヤの端部と、前記窓ガラスに連結されるキャリアプレートと、該キャリアプレートを上下方向に移動可能にガイドするガイドレールと、前記ワイヤを巻き取り、また送り出すドラムを駆動することにより、キャリアプレートと共に窓ガラスを上下に移動させる駆動部とを備える。
 例えば特許文献1には、ガイドレールと、そのガイドレールに摺動自在に設けられ、窓ガラスを支持するキャリアプレートと、ガイドレールの下端に取り付けられるケーブル駆動部と、上端に取り付けられるプーリと、そのプーリとケーブル駆動部との間にループ状に張り渡され、その一部がキャリアプレートに係合されているケーブルとを備えたウインドウレギュレータが開示されている。
 一方で、車両の軽量化による燃費向上のため、ガイドレールを使用せず、車両用ドアに従来から設けられているサッシュのみで窓ガラスの前後端を上下方向に移動可能にガイドさせるウインドウレギュレータがある。
 このようなウインドウレギュレータとして、特許文献2には、駆動手段の上部にワイヤを移動自在に支持する支持手段を設け、駆動手段と支持手段との間に限ってワイヤを配索するとともに、サッシュ部における上下方向に延びる縦サッシュ部の延長線上の少なくとも一部に、ウインドガラスが最下降位置に位置した状態において少なくともウインドガラスの両側部の一部を保持するガラス側部支持手段を設ける構成としたウインドウレギュレータが開示されている。
特開2006-28973号公報 特開2003-214029号公報
 しかしながら、特許文献2に開示されるウインドウレギュレータにおいては、窓ガラスに連結されるまでキャリアプレートがどの部材にもガイドされていないことから、窓ガラスに連結する前にワイヤを軸にしてキャリアプレートが回転することによって、窓ガラスに連結するときにキャリアプレートの向きを窓ガラスの向きと合わせる必要があり、連結作業が煩雑になるおそれがある。
 本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、窓ガラスとキャリアプレートの連結が容易なウインドウレギュレータを提供することを目的とする。
 本発明のウインドウレギュレータは、窓ガラスが連結されるキャリアプレートと、回転駆動されるドラムと、ドラムを収容するハウジングと、一端がキャリアプレートに連結され、方向転換部材を介して他端がドラムに連結される上昇用ワイヤと、一端がキャリアプレートに連結され、他端がドラムに連結される下降用ワイヤとを有し、ワイヤの一方をドラムに巻き取り、他方を送り出すことによって窓ガラスを昇降させるウインドウレギュレータであって、上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの端部にはそれぞれワイヤエンドが固定され、ワイヤエンドはキャリアプレートに対して回転可能に連結されており、キャリアプレートが下端位置にあるとき、キャリアプレートが回転しないように、ハウジングにはキャリアプレートの回転防止手段が設けられていることを特徴としている。
 (1)本発明のウインドウレギュレータは、上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの端部にそれぞれワイヤエンドが固定され、ワイヤエンドはキャリアプレートに対して回転可能に連結されており、キャリアプレートが下端位置にあるとき、キャリアプレートが回転しないように、ハウジングにはキャリアプレートの回転防止手段が設けられている。これにより、キャリアプレートが下端位置にあるときにワイヤを軸にして回転しようとしても、ハウジングの回転防止手段がその回転を阻止する。そのため、キャリアプレートの向きが保持されることから、窓ガラスに連結するときにキャリアプレートの向きを窓ガラスの向きと合わせる必要が無く、連結作業が容易である。
 (2)回転防止手段が、キャリアプレートを間に挟むようにハウジングに少なくとも2箇所設けられている場合は、キャリアプレートの回転を確実に防止することができる。
 (3)回転防止手段が、キャリアプレートの幅広面に対向するようにハウジングに設けられた壁部と、ハウジングに固定された下降用ワイヤの案内部材である場合は、案内部材が上昇用ワイヤの案内と、キャリアプレートの回転防止の機能を兼ねることができる。
 (4)方向転換部材が、案内部材の上端部に支持されることによって、上昇用ワイヤに張力を付与している場合は、案内部材の剛性によって上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの張力を保持できるため、ウインドウレギュレータを車両用ドアに組み付けるときに、改めて上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤに張力を付与する必要がなく、組立作業が容易である。
 (5)ハウジングに、キャリアプレートが下端位置にあるときにキャリアプレートと嵌合する嵌合部が設けられている場合は、キャリアプレートの回転を確実に防止することができる。
本発明の第1の実施形態のウインドウレギュレータが適用された車両用ドアの説明図。 本発明の第1の実施形態のウインドウレギュレータの説明図。 本発明の第1の実施形態の(a)キャリアプレートの正面図、(b)キャリアプレートの下面図。 本発明の第1の実施形態の(a)ハウジングの正面図、(b)ハウジングの右側面図、(c)ハウジングの上面図。 本発明の第1の実施形態の(a)ワイヤエンドの正面図、(b)ワイヤエンドの下面図。 本発明の第1の実施形態の(a)方向転換部材の正面図、(b)方向転換部材の左側面図。 本発明の第1の実施形態のキャリアプレートが下端位置にあるときの説明図。 図2のI-I線断面図。 本発明の第2の実施形態のウインドウレギュレータの説明図。 本発明の第2の実施形態の(a)ハウジングの正面図、(b)ハウジングの右側面図、(c)ハウジングの上面図。 本発明の第2の実施形態のハウジングの背面図 本発明の第2の実施形態のキャリアプレートが下端位置にあるときの説明図。 図9のII-II線断面図。
(第1の実施形態)
 以下、図面を参照しつつ、本発明の第1の実施形態の説明をする。図1は本発明の第1の実施形態のウインドウレギュレータが適用された車両用ドアの説明図、図2は本発明の第1の実施形態のウインドウレギュレータの説明図、図3(a)は第1の実施形態のキャリアプレートの正面図、図3(b)はキャリアプレートの上面図、図3(c)はキャリアプレートの下面図、図4(a)は第1の実施形態のハウジングの正面図、図4(b)はハウジングの右側面図、図4(c)はハウジングの上面図、図5(a)は第1の実施形態のワイヤエンドの正面図、図5(b)はワイヤエンドの下面図、図6(a)は第1の実施形態の方向転換部材の正面図、図6(b)は方向転換部材の左側面図、図7は第1の実施形態のキャリアプレートが下端位置にあるときの説明図、図8は図2のI-I線断面図である。
 車両用ドア10には、図1における左方向の前側サッシュ11aと、図1における図面右方向の後側サッシュ11bと、前側サッシュ11aと後側サッシュとの接続部11cとが一体に形成されたサッシュ11が固定されている。サッシュ11は断面略コ字状を呈しており、その凹部で窓ガラス12の前後端部を図1における上下方向に案内するようになっている。
 図2に示すように、本発明の第1の実施形態のウインドウレギュレータ1は、窓ガラス12が連結されるキャリアプレート2と、回転駆動されるドラム3と、前記ドラムを収容するハウジング4と、一端が前記キャリアプレートに連結され、方向転換部材5を介して他端が前記ドラムに連結される上昇用ワイヤ6と、一端が前記キャリアプレートに連結され、他端が前記ドラムに連結される下降用ワイヤ7とを有し、前記ワイヤの一方をドラムに巻き取り、他方を送り出すことによって前記窓ガラスを昇降させるものであり、車両用ドア10の図外のインナパネルに固定される(図1参照)。
 前記キャリアプレート2は、図3に示すように、ポリアセタールなどの剛性樹脂から成型され、幅広面を有する板状の部材であり、窓ガラス12と図示しないボルトで連結するために、左右方向の端部付近にそれぞれ設けられた窓ガラス連結孔2a、2jと、前記窓ガラス連結孔2a、2jの間に設けられた上昇用ワイヤエンド連結部2bと、前記上昇用ワイヤエンド連結部2bの右側に隣り合うように設けられた下降用ワイヤエンド連結部2cと、前記窓ガラス連結孔2aと前記上昇用ワイヤエンド連結部2bとの間に設けられた案内部材回避部2dと、キャリアプレート2とハウジング4との接触音を低減させるクッションゴムを取り付けるクッションゴム取付部2eとを備えている。
 上昇用ワイヤエンド連結部2bと下降用ワイヤエンド連結部2cは、上下方向に向きが反転しているが構成は同じであるため、上昇用ワイヤエンド連結部2bを用いて説明し、下降用ワイヤエンド連結部2cの説明は省略する。上昇用ワイヤエンド連結部2bは、底部2gを有する筒状の上昇用ワイヤエンド収容部2fと、前記上昇用ワイヤエンド収容部2fの内部と連通して上方に延び、上昇用ワイヤ6をキャリアプレート2の外部へ案内する上昇用ワイヤ案内溝2hが設けられている。前記案内部材回避部2dは、前記窓ガラス連結孔2aと上昇用ワイヤエンド連結部2bを結んだ面から窪むように形成されているが、キャリアプレート2が車両上下方向に移動するときに、案内部材8と接触しなければ他の形状でもかまわない。
 前記ハウジング4は、図4に示すように、金属板をプレス成形して得られるものであるが、ドラム収容部4aと、上昇用ワイヤ6を前記ドラム収容部4aへ導く上昇用ワイヤ導出部4bと、下降用ワイヤ7を前記ドラム収容部4aへ導く下降用ワイヤ導出部4cと、キャップ係止部4dと、前記キャリアプレートが下端位置にあるとき、前記キャリアプレートが回転しないようにするキャリアプレートの回転防止手段の一部を構成する壁部4eと、キャリアプレート嵌合部4fと、前記ドラム4を回転駆動する駆動手段を固定する3つの駆動手段固定部4gと、ハウジング4を図外のインナパネルへ固定する3つのインナパネル固定部4hとを備えている。なお、ハウジング4は合成樹脂で成型してもよい。
 前記上昇用ワイヤ導出部4bは、ハウジング4の一部を切り欠いて形成されたスリットである。これは、後述する案内部材8のキャップ8bがハウジング4のキャップ係止部4dで係止され、キャップ4dとドラム3の相対位置が変わらないためである。一方、前記下降用ワイヤ導出部4cは、キャリアプレート2の上下方向の位置によってキャリアプレート2とドラム3の相対位置が変わることに伴い、下降用ワイヤ7のドラム3からの導出角度が変わるため、その角度の振れによって下降用ワイヤ7がハウジング4と摺接して切損しないように、キャリアプレート2側に形成した湾曲面を下降用ワイヤ7と摺接させている。
 前記キャップ係止部4dは、前記上昇用ワイヤ導出部4bの上方に、前記上昇用ワイヤ導出部4bと向かい合うように左方向へ延び、後述するキャップ8bの縮径部8cを係止するための切り欠き4jが形成されている。
 前記回転防止手段の一部を構成する壁部4eは、ハウジング4の上部から更に上方へ延びるように形成され、前記キャリアプレート2が下端位置にあるときに、キャリアプレート2の幅広面に対向するように横方向に延設されている。前記キャップ係止部4dは、前記キャリアプレート2が下端位置にあるときに、前記キャップ係止部4dとの間にキャリアプレート2を挟むように配置されている。なお、前記壁部4eは複数も設けてもよく、キャリアプレート2の回転を防止することができれば、この形状に限られることはない。
 前記キャリアプレート嵌合部4fは、前記キャリアプレート2が下端位置にあるときに前記キャリアプレート2の上昇用ワイヤエンド収容部2fと向かい合う位置に配置され、上昇用ワイヤエンド収容部2fの内部に挿通されて嵌合するものであり、上方に向かうにつれて外径が小さくなる円錐状に形成されている。なお、キャリアプレート嵌合部4fをハウジング4とは別の部材とし、それをハウジング4に組み付けることで嵌合部4fとしてもよい。また、キャリアプレート2の他の部位と嵌合するようにしてもよい。
 前記駆動手段固定部4gは、前記ドラム収容部4aを中心にした三角形の頂点付近に3箇所設けられており、ボルト等の締結部材によりモータと減速機とから成る駆動手段と固定される。一方、インナパネル固定部4hも駆動手段固定部4gと同様に、前記ドラム収容部4aを中心にした三角形の頂点付近に前記駆動手段固定部4gとは異なる位置に3箇所設けられており、ボルト等の締結部材により図外のインナパネルと固定される。
 前記上昇用ワイヤ6および前記下降用ワイヤ7は、金属線を撚り合わせた従来公知のものが用いられており、上昇用ワイヤ6はキャリアプレート2の上方から出て上方向に延びたのち、方向転換部材5を介して車両下方向に方向転換され、案内部材8内を通って前記ドラム3に連結されている。また、下降用ワイヤ7はキャリアプレート2の下方から出て方向転換部材を介することなく直接ドラム3に連結されている。
 前記上昇用ワイヤ6および前記下降用ワイヤ7のキャリアプレート2に連結される側の端部にはそれぞれ図5に示すような亜鉛合金などから成るワイヤエンド9が固定されている。ワイヤエンド9は前記上昇用ワイヤ6および前記下降用ワイヤ7に同じものが使用されるため、上昇用ワイヤ6に固定したワイヤエンド9を用いて説明を行い、下降用ワイヤ7に固定したワイヤエンド9の説明は省略する。ワイヤエンド9は円柱状の本体9aと、前記本体9aよりも外径が大きい鍔部9bとを備えており、前記鍔部9bの外径は前記上昇用ワイヤエンド収容部2fの内径よりも小さくしているため、ワイヤエンド9は上昇用ワイヤエンド収容部2fに対して回転可能であり、言い換えれば前記キャリアプレート2に対して回転可能に連結されている。また、前記本体9aの周りを囲むように、前記鍔部9と前記上昇用ワイヤエンド収容部2fの底部2gとの間にコイルスプリング9dを装着することで、上昇用ワイヤ6に弛みが生じても、コイルスプリング9dがその弛みを吸収し、キャリアプレート2の上下方向への移動が円滑に行われるようになっている。
 一方、前記上昇用ワイヤ6および前記下降用ワイヤ7のドラム3に連結される側の端部には、図示しない円柱状のワイヤエンドが固定され、前記ドラム3に連結されている。前記上昇用ワイヤ6および前記下降用ワイヤ7は、そのワイヤエンドが前記ドラム3に固定されたあと、前記ドラム3対してそれぞれ異なる方向に巻き付けられており、前記ドラムを一方向に回転させると、前記ワイヤの一方をドラムに巻き取り、他方を送り出すことによって前記窓ガラスを昇降させるようになっている。
 前記方向転換部材5は、図6に示すように、ポリアセタールなどの合成樹脂から成型されたものであり、ワイヤ溝5aと、インナパネルへの取付部5bと、案内部材8の上端部と連結される連結部5cとを備えている。
 前記ワイヤ溝5aは、前記上昇用ワイヤ6を受け入れるように断面略V字状を呈しており、上昇用ワイヤ6を掛け回したときに上昇用ワイヤ6に折れが生じないような円弧状に形成されている。前記取付部5bは、前記ワイヤ溝5aを間に挟むように上下2箇所に設けられており、ボルト等の締結部材により図外のインナパネルと固定される。取付部5bを上下2箇所に設けることで、上昇用ワイヤ6に加わる張力をこの2箇所の取付部に分散させてインナパネルで支持している。前記連結部5cは、前記ワイヤ溝5aの一方の端部から連続するように下方に向かって形成され、座面5dと、前記座面から下方へ延び、その下端に開口を有する筒状部5eと、前記ワイヤ溝5aと連通し、前記筒状部5eの軸方向に沿って設けられたスリット5fとを有している。なお、方向転換部材5は、取付部および連結部を有するブラケット上に、プーリを回転可能に設けたものでもよい。
 前記案内部材8は、図2に示すように、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレンなどの適度な剛性を有する合成樹脂で成形され、上昇用ワイヤ6を内部に案内する案内孔を有する筒状の部材であり、前記回転防止手段の一部を構成する。案内部材8は、上昇用ワイヤ6の方向転換部材5からハウジング4までの案内と、キャリアプレート2の回転防止の機能を兼ねることができる。案内部材8の下端にはキャップ8bが接続されており、その下方寄りの部分に形成された縮径部8cで前記ハウジング4に係止されているが、前記ハウジング4と一体に形成してもよい。案内部材8の上端は、前記方向転換部材5の筒状部5eに挿入され、端部が前記座面5dに当接している。これにより、案内部材8は前記方向転換部材5を支持し、前記方向転換部材5は前記上昇用ワイヤ6に張力を付与している状態を保持することができる。また、案内部材8の剛性によって上昇用ワイヤ6および下降用ワイヤ7の張力を保持できるため、ウインドウレギュレータ1を車両用ドア10に組み付けるときに、改めて上昇用ワイヤ6および下降用ワイヤ7に張力を付与する必要がなく、組立作業が容易である。なお、案内部材8は補強層を有するものでもよく、金属製のパイプでもかまわない。
 次に、本発明の第1の実施形態のウインドウレギュレータ1において、キャリアプレート2が下端位置にあるときの状態を図2、図7および図8を用いて説明する。
 キャリアプレート2が下端位置にあるとき、キャリアプレート2の下端面はハウジング4の上端面と接触しており、キャリアプレート2のクッションゴム取付部2eに取付られたクッションゴムはハウジング4と接触して潰れた状態となっている。また、キャリアプレート2の案内部材回避部2cは案内部材8と対向して配置され、キャリアプレート2の背面側の下端付近は前記ハウジング4の壁部4eと対向して配置されている。これにより、キャリアプレート2が下端位置にあるときに上昇用ワイヤ6または下降用ワイヤ7を軸にして回転しようとしても、案内部材8とハウジング4の壁部4eがその回転を阻止するため、キャリアプレート2の向きが保持され、キャリアプレート2を窓ガラス12に連結するときにキャリアプレート2の向きを窓ガラス12と合わせる必要が無く、連結作業が容易であり、キャリアプレート2の回転を確実に防止することができる。また、キャリアプレート2の案内部材回避部2cと案内部材8との間、およびキャリアプレート2の背面側の下端付近とハウジング4の壁部4eとの間には、若干の隙間が空いているため、窓ガラス12を連結した後にキャリアプレート2を下端位置まで下げたときに、キャリアプレート2が案内部材8やハウジング4の壁部4eと接触してキャリアプレートが破損したり、キャリアプレート2の移動が不安定になることがない。さらに、ハウジング4の嵌合部4fが、上昇用ワイヤエンド収容部2fの内部に挿通されて嵌合しているため、キャリアプレート2の回転を確実に防止することができる。
 本発明の第1の実施形態では、回転防止手段を案内部材8とハウジング4の壁部4eの2箇所で構成したが、どちらか一方だけで構成してもよく、また、案内部材や壁部以外で構成しても本発明に含まれることは言うまでもない。
(第2の実施の形態)
 次に、本発明の第2の実施形態の説明をする。本実施形態でのウインドウレギュレータ1は、第1の実施形態に対してハウジング4の形状を変更している。以下、この変更にともない生じる前記第1の実施形態からの変更点について主に説明する。なお、前記第1の実施形態と共通する部分については同一の符号を付してその説明を省略する。図9は本発明の第2の実施形態のウインドウレギュレータの説明図、図10は本発明の第2の実施形態の(a)ハウジングの正面図、(b)ハウジングの右側面図、(c)ハウジングの上面図、図11は本発明の第2の実施形態のハウジングの背面図、図12は本発明の第2の実施形態のキャリアプレートが下端位置にあるときの説明図、図13は図9のII-II線断面図である。
 第2の実施形態のハウジング14は、図10および図11に示すように、合成樹脂で成型して得られるものであるが、ドラム収容部4aと、上昇用ワイヤ6を前記ドラム収容部4aへ導く上昇用ワイヤ導出部4bと、下降用ワイヤ7を前記ドラム収容部4aへ導く下降用ワイヤ導出部4cと、案内部材係止部14dと、前記キャリアプレートが下端位置にあるとき、前記キャリアプレートが回転しないようにするキャリアプレートの回転防止手段を構成する第1壁部14eおよび第2壁部14fと、前記ドラム4を回転駆動する駆動手段を固定する3つの駆動手段固定部4gと、ハウジング14を図外のインナパネルへ固定する3つのインナパネル固定部4hとを備えている。
 前記案内部材係止部14dは、前記上昇用ワイヤ導出部4bと連通して、案内部材8の端部を係止するための段部14jが形成されている。
 前記回転防止手段を構成する第1壁部14eは、ハウジング14の上部から更に上方へ延びるように形成され、前記キャリアプレート2が下端位置にあるときに、キャリアプレート2の幅広面の一方に対向するように横方向に間隔を空けて2つ設けられている。また、前記回転防止手段を構成する第2壁部14fは、ハウジング14の上部から更に上方へ延びるように形成され、前記キャリアプレート2が下端位置にあるときに、キャリアプレート2の幅広面の他方に対向するように、キャリアプレート2を第1壁部14eとの間に挟むように横方向に間隔を空けて2つ設けられている。前記案内部材係止部14dは、前記キャリアプレート2が下端位置にあるときに、前記第1壁部14eとの間にキャリアプレート2を挟むように配置されている。なお、前記第1壁部14eおよび前記第2壁部14fはそれぞれ1つだけ設けてもよく、キャリアプレート2の回転を防止することができれば、この形状に限られることはない。
 次に、本発明の第2の実施形態のウインドウレギュレータ1において、キャリアプレート2が下端位置にあるときの状態を図9、図12および図13を用いて説明する。
 キャリアプレート2が下端位置にあるとき、キャリアプレート2の下端面はハウジング14の上端面と接触しており、キャリアプレート2のクッションゴム取付部2eに取付られたクッションゴムはハウジング14と接触して潰れた状態となっている。また、キャリアプレート2の案内部材回避部2cは案内部材8と対向して配置され、キャリアプレート2の背面側の下端付近は前記ハウジング14の第1壁部14eと対向して配置され、キャリアプレート2の前面側の下端付近は前記ハウジング14の第2壁部14fと対向して配置されている。これにより、キャリアプレート2が下端位置にあるときに上昇用ワイヤ6または下降用ワイヤ7を軸にして回転しようとしても、案内部材8、ハウジング14の第1壁部14eおよびハウジング14の第2壁部14fがその回転を阻止するため、キャリアプレート2の向きが保持され、キャリアプレート2を窓ガラス12に連結するときにキャリアプレート2の向きを窓ガラス12と合わせる必要が無く、連結作業が容易であり、キャリアプレート2の回転を確実に防止することができる。また、キャリアプレート2の案内部材回避部2cと案内部材8との間、キャリアプレート2の背面側の下端付近とハウジング14の第1壁部14eとの間およびキャリアプレート2の前面側の下端付近とハウジング14の第2壁部14fとの間には、若干の隙間が空いているため、窓ガラス12を連結した後にキャリアプレート2を下端位置まで下げたときに、キャリアプレート2が案内部材8、ハウジング14の第1壁部14eおよびハウジング14の第2壁部14fと接触してキャリアプレートが破損したり、キャリアプレート2の移動が不安定になることがない。
 本発明の第2の実施形態では、回転防止手段を案内部材8、ハウジング14の第1壁部14eおよびハウジング14の第2壁部14fの3箇所で構成したが、このうちの1箇所だけで構成してもよく、また、案内部材や壁部以外で構成しても本発明に含まれることは言うまでもない。
1、13 ウインドウレギュレータ
2 キャリアプレート
3 ドラム
4、14 ハウジング
4e 回転防止手段(壁部)
4f 嵌合部
5 方向転換部材
6 上昇用ワイヤ
7 下降用ワイヤ
8 回転防止手段(案内部材)
9 ワイヤエンド
14e 回転防止手段(第1壁部)
14f 回転防止手段(第2壁部)

Claims (5)

  1. 窓ガラスが連結されるキャリアプレートと、
    回転駆動されるドラムと、
    前記ドラムを収容するハウジングと、
    一端が前記キャリアプレートに連結され、方向転換部材を介して他端が前記ドラムに連結される上昇用ワイヤと、
    一端が前記キャリアプレートに連結され、他端が前記ドラムに連結される下降用ワイヤとを有し、
    前記ワイヤの一方をドラムに巻き取り、他方を送り出すことによって前記窓ガラスを昇降させるウインドウレギュレータであって、
    前記上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの端部にはそれぞれワイヤエンドが固定され、該ワイヤエンドは前記キャリアプレートに対して回転可能に連結されており、
    前記キャリアプレートが下端位置にあるとき、前記キャリアプレートが回転しないように、前記ハウジングには前記キャリアプレートの回転防止手段が設けられていることを特徴とするウインドウレギュレータ。
  2. 前記回転防止手段は、前記キャリアプレートを間に挟むように前記ハウジングに少なくとも2箇所設けられていることを特徴とする請求項1記載のウインドウレギュレータ。
  3. 前記回転防止手段は、前記キャリアプレートの幅広面に対向するように前記ハウジングに設けられた壁部と、前記ハウジングに固定された前記下降用ワイヤの案内部材であることを特徴とする請求項2記載のウインドウレギュレータ。
  4. 前記方向転換部材は、前記案内部材の上端部に支持されることによって、前記上昇用ワイヤに張力を付与していることを特徴とする請求項3に記載のウインドウレギュレータ。
  5. 前記ハウジングには、前記キャリアプレートが下端位置にあるときに前記キャリアプレートと嵌合する嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1、2、3または4のいずれかに記載のウインドウレギュレータ。
PCT/JP2011/066768 2010-07-23 2011-07-23 ウインドウレギュレータ WO2012011593A1 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010-165459 2010-07-23
JP2010165459 2010-07-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2012011593A1 true WO2012011593A1 (ja) 2012-01-26

Family

ID=45497010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2011/066768 WO2012011593A1 (ja) 2010-07-23 2011-07-23 ウインドウレギュレータ

Country Status (1)

Country Link
WO (1) WO2012011593A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013150823A1 (ja) * 2012-04-05 2013-10-10 シロキ工業株式会社 ワイヤレギュレータ
JP2013217026A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Shiroki Corp ワイヤレギュレータ
JP2013217027A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Shiroki Corp ワイヤレギュレータ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0925765A (ja) * 1995-05-11 1997-01-28 Shiroki Corp ウインドレギュレータ
JP2008240515A (ja) * 2001-03-19 2008-10-09 Hi-Lex Corporation ウインドレギュレータ
JP2010112016A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Hi-Lex Corporation 衝撃吸収体を備えたキャリアプレートまたはストッパ部材およびそれを用いたウインドレギュレータ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0925765A (ja) * 1995-05-11 1997-01-28 Shiroki Corp ウインドレギュレータ
JP2008240515A (ja) * 2001-03-19 2008-10-09 Hi-Lex Corporation ウインドレギュレータ
JP2010112016A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Hi-Lex Corporation 衝撃吸収体を備えたキャリアプレートまたはストッパ部材およびそれを用いたウインドレギュレータ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013150823A1 (ja) * 2012-04-05 2013-10-10 シロキ工業株式会社 ワイヤレギュレータ
JP2013217026A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Shiroki Corp ワイヤレギュレータ
JP2013217027A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Shiroki Corp ワイヤレギュレータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5044002B2 (ja) ウインドレギュレータ
US9163448B2 (en) Window regulator
US7150493B2 (en) Mounting device for mounting a cable-operated window regulator
WO2016171200A1 (ja) ウインドレギュレータ
WO2012011593A1 (ja) ウインドウレギュレータ
JP5925198B2 (ja) ウインドレギュレータ
JP2011202414A (ja) 車両用ウインドレギュレータ装置
JP2007278061A (ja) キャリアプレートとウインドガラスの取付構造およびそれを用いたウインドレギュレータ
US20130133265A1 (en) Window regulator
JP2011226171A (ja) モジュール式ウインドウレギュレータ装置
JP6109623B2 (ja) ウインドレギュレータ
JP6393065B2 (ja) ウィンドレギュレータ装置
JP2019203272A (ja) ウインドレギュレータ
WO2015156355A1 (ja) ウィンドレギュレータ装置
JP2020090888A (ja) ウインドレギュレータ
KR20100011725A (ko) 윈도우 레귤레이터 장치
JP2015200148A (ja) ウィンドレギュレータ装置
JP2019190229A (ja) 対象物移動装置及び窓ガラス昇降装置
JP6739476B2 (ja) ケーブル配索構造およびこれを用いた窓ガラス昇降装置
JP2015013576A (ja) 車両用サッシュドアおよび車両用サッシュドア組立方法
WO2024090505A1 (ja) 対象物移動装置およびウインドレギュレータ
WO2024090503A1 (ja) 対象物移動装置およびウインドレギュレータ
JP3798646B2 (ja) ウインドレギュレータ
KR20060006406A (ko) 자동차용 도어 윈도우 레귤레이터
JP6348323B2 (ja) ウィンドレギュレータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 11809763

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 11809763

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: JP