JP2019203272A - ウインドレギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの増大を抑制しつつ窓ガラスの移動量の違いに対応することが可能なウインドレギュレータを提供する。【解決手段】ウインドレギュレータ1は、車両のドア9に設けられた図略のドアパネル内に格納され、窓ガラス90の昇降方向に沿って設けられたガイドレール2と、ガイドレール2と摺動して窓ガラス90と共に移動するキャリアプレート3と、キャリアプレート3を牽引する上昇側ケーブル41及び下降側ケーブル42と、上昇側ケーブル41及び下降側ケーブル42の巻き取り及び繰り出しを行うための駆動力を発生する駆動部5と、下降するキャリアプレートと接触することにより、キャリアプレート3が更に下降方向へ移動することを規制するストッパ部材6と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、ウインドレギュレータに関する。
従来の技術として、車両の窓ガラスの昇降方向に沿って設けられるガイドレールと、ガイドレールと摺動して前記窓ガラスと共に移動するキャリアプレートと、キャリアプレートを牽引するケーブルと、ケーブルの一部が巻き回されたドラムと、ドラムを回転駆動するモータと、ガイドレールの下端に設けられ、モータ及びドラムを保持するハウジングと、を備えるウインドレギュレータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ハウジングは、ドラムを収容するドラム収容部と、ガイドレールの下端部に接続されるガイドレール接続部と、キャリアプレートが下限位置より下降するのを阻止するためのストッパと、ストッパを支持するストッパ支持部と、を有している。
特許第6154326号
ところで、ドアや窓の大きさに応じて窓ガラスの移動量は異なるので、この窓ガラスの移動量の違いに対応できる汎用性の高いウインドレギュレータが望まれている。例えば特許文献1に記載のウインドレギュレータのように、ハウジングにストッパ支持部を設けてハウジングの形状を変更することにより、窓ガラスの移動量を小さくして窓ガラスの移動量の違いに対応することが可能である。しかし、ハウジングの形状を変更した場合にはハウジングを製造するための金型を新規に設計する必要があるため、製造コストの増大が問題となる。
そこで、本発明では、製造コストの増大を抑制しつつ窓ガラスの移動量の違いに対応することが可能なウインドレギュレータを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、車両用の窓ガラスの昇降方向に沿って設けられるガイドレールと、前記ガイドレールと摺動して前記窓ガラスと共に移動するキャリアプレートと、前記キャリアプレートを牽引するケーブルと、前記ケーブルの一部が巻き回されたドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記ガイドレールの下端に固定されて前記ドラム及び前記モータを保持するハウジングと、前記キャリアプレートが下降する際に前記ハウジングと前記キャリアプレートとの間に挟まれて、前記キャリアプレートが更に下降方向へ移動することを規制するストッパ部材と、を備え、前記ストッパ部材は、前記ガイドレールの長手方向に沿って貫通した挿通部に前記ガイドレールの一部が挿通された状態で前記ガイドレールに取り付けられている、ウインドレギュレータを提供する。
本発明に係るウインドレギュレータによれば、製造コストの増大を抑制しつつ窓ガラスの移動量の違いに対応することが可能である。
図1は、本発明における第1の実施の形態に係るウインドレギュレータ、及びウインドレギュレータが設けられる車両のドアを示す全体概略図である。 図2は、第1の実施の形態に係るウインドレギュレータの構成を示す平面図である。 図3(a)は、ストッパ部材がハウジングから取り外された状態におけるハウジング及びストッパ部材の構成例を示す斜視図であり、図3(b)はストッパ部材がハウジングに取り付けられた状態におけるハウジング及びストッパ部材の構成例を示す斜視図である。 図4(a)〜(c)は、ストッパ部材の構成例を示す平面図である。 図5は、第2の実施の形態に係るウインドレギュレータのハウジング及びストッパ部材の構成例を示す平面図である。 図6(a)〜(c)は、第2の実施の形態に係るストッパ部材の構成例を示す平面図である。 第2の実施の形態の変形例に係るストッパ部材の構成例を示す斜視図である。
(実施の形態の要約)
本実施の形態に係るウインドレギュレータ1は、車両用の窓ガラス90の昇降方向に沿って設けられるガイドレール2と、ガイドレール2と摺動して窓ガラス90と共に移動するキャリアプレート3と、キャリアプレート3を上昇方向に牽引する上昇側ケーブル41、及びキャリアプレート3を下降方向に牽引する下降側ケーブル42と、前記上昇側ケーブル41及び下降側ケーブル42の一部が巻き回されたドラム52と、ドラム52を回転駆動するモータ51と、ガイドレール2の下端に固定されてドラム52及びモータ51を保持するハウジング50と、キャリアプレート3が下降する際にハウジング50とキャリアプレート3との間に挟まれて、キャリアプレート3が更に下降方向へ移動することを規制するストッパ部材6と、を備え、ストッパ部材6は、ガイドレール2の長手方向に沿って貫通した挿通部60にガイドレール2の一部が挿通された状態でガイドレール2に取り付けられている。
このウインドレギュレータ1は、ハウジング50とは別体に設けられたストッパ部材6を配置することにより、ハウジング50の形状変更をすることなく窓ガラス90の移動量を小さくすることができる。つまり、製造コストの増大を抑制しつつ窓ガラス90の移動量の違いに対応することが可能である。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態に係るウインドレギュレータ1は、例えば自動車のドア9の窓ガラス90を昇降するための装置であり、自動車のドアパネルに取り付けられて使用される。
(ウインドレギュレータの概要)
図1は、本実施の形態に係るウインドレギュレータ1、及びウインドレギュレータ1が設けられる車両のドア9を示す全体概略図である。図2は、本実施の形態に係るウインドレギュレータの構成を示す平面図である。なお、図1は、窓ガラス90の全閉状態を示し、ドア9及び窓枠を二点鎖線で示す。またさらに図1において、紙面の左側を車両前後方向の前方側、紙面の右側を車両前後方向の後方側とする。なお、以下の説明において、窓ガラス90の昇降方向を単に上下方向という。
図1に示すように、ウインドレギュレータ1は、車両のドア9に設けられた図略のドアパネル内に格納され、窓ガラス90の昇降方向に沿って設けられたガイドレール2と、ガイドレール2と摺動して窓ガラス90と共に移動するキャリアプレート3と、キャリアプレート3を牽引する上昇側ケーブル41及び下降側ケーブル42と、上昇側ケーブル41及び下降側ケーブル42の巻き取り及び繰り出しを行うための駆動力を発生する駆動部5と、下降するキャリアプレートと接触することにより、キャリアプレート3が更に下降方向へ移動することを規制するストッパ部材6と、を備えて概略構成されている。
(ガイドレール)
ガイドレール2は、長板状の金属板を所定の曲率で折り曲げて形成された金属製の部材であり、ドア9に対して車両前後方向の後方側に傾いて配置されている。また、ガイドレール2は、長手方向に延びる平板部20と、平板部20における長手方向に直交する幅方向の両端部から立設された第1及び第2の側板部21,22と、を一体に有している。第1及び第2の側板部21,22には、それぞれの先端部から平板部20とは反体側に張り出した鍔部210,220が設けられている。図2では、第1及び第2の側板部21,22が紙面の手前側に突出している。
(キャリアプレート)
キャリアプレート3は、例えばポリアセタール等の樹脂によって形成された板状の部材である。キャリアプレート3には、窓ガラス90と結合するための図略の結合部材が取り付けられる取付穴3a,3bが形成されている。
(上昇側ケーブル及び下降側ケーブル)
上昇側ケーブル41は、一端部がキャリアプレート3に連結され、ガイドレール2の上端に配置された方向転換部材91を介して、他端部が後述する駆動部5のドラム52に連結されている。下降側ケーブル42は、一端部がキャリアプレート3に連結され、他端部がドラム52に連結されている。方向転換部材91とドラム52との間に配策される上昇側ケーブル41は、ガイドレール2の長手方向における中央部に設けられたケーブル支持部400によって支持されている。これにより、上昇側ケーブル41の振動に起因した異音が抑制されている。
(駆動部の構成)
駆動部5は、回転することにより上昇側ケーブル41及び下降側ケーブル42の巻き取り及び繰り出しを行うドラム52と、ドラム52を回転駆動するモータ51と、ガイドレール2の下端に固定され、ドラム52を収容するドラムハウジング53及び、ドラムハウジング53に固定されてモータ51を保持するモータハウジング54からなるハウジング50と、を有している。ドラムハウジング53には、ドラム52に巻き回された下降側ケーブル42を外部に導出するための下降側導出溝53bが形成されている。
(ストッパ部材)
図3(a)は、ストッパ部材6がハウジング50から取り外された状態におけるハウジング50及びストッパ部材6の構成例を示す斜視図であり、図3(b)はストッパ部材6がハウジング50に取り付けられた状態におけるハウジング50及びストッパ部材6の構成例を示す斜視図である。図4は、ストッパ部材6の構成例を示す平面図であり、(a)は上面図であり、(b)は正面図であり、(c)は底面図である。
図3(a)及び(b)に示すように、ストッパ部材6は、合成樹脂製の部材であり、キャリアプレート3が下降する際にハウジング50のドラムハウジング53とキャリアプレート3との間に挟まれている。これにより、キャリアプレート3が更に下降方向へ移動することが規制される。
ストッパ部材6には、ガイドレール2の長手方向に沿って貫通した挿通部60が形成されている。ストッパ部材6は、挿通部60にガイドレール2の一部が挿通され、かつ、ドラムハウジング53の上面53aに接触した状態でガイドレール2に取り付けられる。
またストッパ部材6は、車両の車幅方向に沿って見た場合に、ドラムハウジング53の下降側導出溝53bよりも車両後方側(図1及び2の紙面右側)に配置されて、下降側ケーブル42と接触しない位置に設けられている。
なお、ストッパ部材6の挿通部60には、少なくとも、第1及び第2の側板部21,22のうち何れか一方の側板部が挿通されていればよい。つまり、挿通部60に第2の側板部22のみが挿通されるように、ストッパ部材6を配置してもよい。
ストッパ部材6がドラムハウジング53と対向するストッパ部材6の下面6bには、ドラムハウジング53に形成された係止孔530に係止する係止部材72が取り付けられている。係止部材72には2つの係止爪72a,72bが形成されており、この係止爪72a,72bが係止孔530の内縁に係止することで、ストッパ部材6が抜け止めされている。なお、係止部材72はストッパ部材6と一体として設けてもよい。
ストッパ部材6がキャリアプレート3と対向するストッパ部材6の上面6aには、キャリアプレート3との接触に伴う衝撃を緩和する衝撃吸収部材71が取り付けられている。衝撃吸収部材71は、弾性体であり、下降方向に移動するキャリアプレート3の底面と接触して弾性的に圧縮する。これにより、キャリアプレート3との接触に起因した異音が抑制される。なお、ストッパ部材6自体を弾性体とすることで、衝撃を緩和する機能をストッパ部材6に含めるようにしてもよい。
ストッパ部材6を組み付ける際には、先ず、ガイドレール2の一端をストッパ部材6の挿通部60に挿通した後に、ガイドレール2の下端にドラムハウジング53を嵌合して固定する。この状態(例えば図3(a)に示す状態)では、ストッパ部材6がガイドレール2に対して上下方向に摺動可能な状態であるので、ストッパ部材6を下方向へスライドさせて係止部材72をドラムハウジング53の係止孔530に挿入し、ストッパ部材6をドラムハウジング53に対して固定する。
ストッパ部材6はドラムハウジング53に接触した状態で固定されているので、ストッパ部材6がキャリアプレート3から受ける下方向の力をドラムハウジング53側に分散することができる。これにより、ストッパ部材6の上下方向の寸法を小さくすることができ、ストッパ部材6の小型化及び製造コストの低減を図ることが可能である。
このように本実施の形態では、ストッパ部材6をガイドレール2に対して摺動可能に配置した後に、ストッパ部材6をガイドレール2に沿ってスライドさせてハウジング50のドラムハウジング53に固定することができる。これにより、例えばストッパ部材6をボルトやリベットを用いて固定する場合に比較して部品点数が少なく組付けが容易である。
図4(a)〜(c)に示すように、ストッパ部材6は、略直方形状の本体部61と、板状部62と、本体部61と板状部62とを連結する連結部63と、を一体に有している。
本体部61には、衝撃吸収部材71を取り付けるための第1取付孔610と、係止部材72と取り付けるための第2取付孔611と、が形成されている。第1取付孔610はストッパ部材6の上面6a側に設けられた矩形状の孔であり、第2取付孔611はストッパ部材6の下面6b側に設けられた円筒状の孔である。
本体部61と板状部62とは、車両の車幅方向(図4の紙面奥行方向)に沿って隙間を介して対向しており、本体部61の一端側と板状部62の一端側とが連結部63によって連結されている。本体部61、板状部62、及び連結部63によって囲まれた隙間が挿通部60として形成されている。
挿通部60は、第1挿通部601と、第2挿通部602と、第3挿通部603とからなる。第1挿通部601には、ガイドレール2の平板部20の一部が挿通される。第2挿通部602は、ガイドレール2の第1の側板部21が挿通される。第3挿通部603には、ガイドレール2における第1の側板部21の鍔部210が挿通される。この場合、ストッパ部材6に挿通しているガイドレール2によって、ストッパ部材6の上下方向以外への移動が規制されることとなる。これにより、ストッパ部材6が、キャリアプレート3から下方向の力を受けて傾いたり、位置ずれを起こしたりすることが抑制され、より確実にキャリアプレート3から受ける下方向の力をドラムハウジング53側に分散することができる。また、ストッパ部材6がガイドレール2の第1の側板部21と、第1の側板部21の鍔部210とに挿通しているため、意図せずストッパ部材6がレギュレータ1から外れてしまうことを、より確実に防ぐことが可能である。
また、図4(b)に示すように、ストッパ部材6は、正面から見た形状が矩形状である。ここで、ストッパ部材6の上下方向の長さをhとすると、例えばストッパ部材6を備えていない場合に比較して、本実施の形態では長さhだけ窓ガラス90の移動距離が短くなる。つまり、ストッパ部材6の上下方向の長さhが大きければ大きいほど、キャリアプレート3の下限位置が上方に位置するので、窓ガラス90の移動量が小さくなる。従って、本実施の形態によれば、ストッパ部材6の上下方向の寸法の調整することにより窓ガラス90の移動距離に対応することが可能である。
本実施の形態に係るウインドレギュレータ1は、キャリアプレート3が下降する際にハウジング50におけるドラムハウジング53とキャリアプレート3との間に挟まれたストッパ部材6を備えているので、ドラムハウジング53の形状を変更することなく、窓ガラス90の移動力を小さくすることができる。つまり、製造コストの増大を抑制しつつ窓ガラス90の移動量の違いに対応することが可能である。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係るウインドレギュレータ1について図5及び図6を参照して説明する。図5は、第2の実施の形態に係るウインドレギュレータ1のハウジング50及びストッパ部材6Aの構成例を示す平面図である。図6(a)〜(c)は、ストッパ部材6Aの構成例を示す平面図であり、(a)は、上面図であり、(b)は正面図であり、(c)は底面図である。
第2の実施の形態に係るウインドレギュレータ1は、ストッパ部材6Aの構成が第1の実施の形態に係るウインドレギュレータ1と異なる他、第1の実施の形態に係るウインドレギュレータ1と同様の構成である。
ストッパ部材6Aは、合成樹脂製の部材であり、キャリアプレート3が下降する際にハウジング50のドラムハウジング53とキャリアプレート3との間に挟まれている。これにより、キャリアプレート3が更に下降方向へ移動することが規制される。
図5に示すように、ストッパ部材6Aは、ガイドレール2の全周を覆うように配置されている。第2の実施の形態では、ストッパ部材6Aがドラムハウジング53の下降側導出溝53bを車両前後方向に沿って跨ぐようにドラムハウジング53の上面に接触して設けられている。下降側ケーブル42は、ストッパ部材6Aに形成されたケーブル挿通溝65に挿通されている(後述する図4参照)。
図6(a)〜(c)に示すように、ストッパ部材6Aには、ガイドレール2の長手方向に沿って貫通し、ガイドレール2が挿通される挿通部としての挿通孔64が形成されている。また、ストッパ部材6Aには、衝撃吸収部材71を取り付けるための第1取付孔612と、係止部材72と取り付けるための第2取付孔613と、が形成されている。第1取付孔612はストッパ部材6Aの上面6c側に設けられた矩形状の孔であり、第2取付孔613はストッパ部材6Aの下面6d側に設けられた円筒状の孔である。
ストッパ部材6Aの挿通孔64は、第1挿通部641と、第2挿通部642と、第3挿通部643と、第4挿通部644と、第5挿通部645と、からなる。
第1挿通部641には、ガイドレール2の平板部20が挿通される。第2挿通部642は、ガイドレール2の第1の側板部21が挿通される。第3挿通部643には、ガイドレール2における第1の側板部21の鍔部210が挿通される。第4挿通部644は、ガイドレール2の第2の側板部22が挿通される。第5挿通部645には、ガイドレール2における第2の側板部22の鍔部220が挿通される。
以上のように、第2の実施の形態では、ストッパ部材6Aの挿通孔64には、ガイドレール2の第1及び第2の側板部21,22の両方の側板部が挿通されている。
また、図6(b)に示すように、ストッパ部材6Aは、正面から見た形状が矩形状である。ここで、ストッパ部材6Aの上下方向の長さをhとすると、例えばストッパ部材6Aを備えていない場合に比較して、本実施の形態では長さhだけ窓ガラス90の移動距離が短くなる。つまり、本実施の形態によれば、ストッパ部材6Aの上下方向の寸法の調整することにより窓ガラス90の移動距離に対応することが可能である。
第2の実施の形態に係るウインドレギュレータ1は、キャリアプレート3が下降する際にハウジング50におけるドラムハウジング53とキャリアプレート3との間に挟まれたストッパ部材6Aを備えているので、ドラムハウジング53の形状を変更することなく、窓ガラス90の移動力を小さくすることができる。つまり、製造コストの増大を抑制しつつ窓ガラス90の移動量の違いに対応することが可能である。
(変形例1)
次に、第2の実施の形態の変形例に係るウインドレギュレータ1について図7を参照して説明する。図7は、本変形例に係るウインドレギュレータ1のハウジング50及びストッパ部材8の構成例を示す平面図である。
本変形例に係るウインドレギュレータ1は、ストッパ部材8の構成が第2の実施の形態に係るウインドレギュレータ1と異なる他、本実施の形態に係るウインドレギュレータ1と同様の構成である。
本変形例に係るストッパ部材8は、キャリアプレート3が下降する際にハウジング50におけるドラムハウジング53とキャリアプレートとの間に挟まれた位置に設けられ、第1乃至第3のブロック部材6B〜6Dを備えている。
第1乃至第3のブロック部材6B〜6Dは、上下方向に沿って配列し、ガイドレール2の長手方向に沿って積み上げられるように配置されている。1つのブロック部材は、第2の実施の形態に係るストッパ部材6Aとその構成が同様である。なお、本変形例では、ストッパ部材8が3つのブロック部材で構成されているが、ブロック部材の数はこれに限定されない。つまり、ブロック部材は、2つでもよく、あるいは、4つでもよい。
第1乃至第3のブロック部材6B〜6Dは、上下方向に沿って上から、第1のブロック部材6B,第2のブロック部材6C,第3のブロック部材6D,の順に配置されている。第1のブロック部材6Bの第1取付穴612に取り付けられた衝撃吸収部材71がキャリアプレート3と接触する。
第1のブロック部材6Bは、第1のブロック部材6Bの第2取付孔613に取り付けられた係止部材72が第2のブロック部材6Cの第1取付孔612に係止することにより、第2のブロック部材6Cに固定されている。
同様に、第2のブロック部材6Cは、第2のブロック部材6Cに取り付けられた係止部材72が第3のブロック部材6Dの第1取付孔612に係止することにより、第3のブロック部材6Dに固定されている。第3のブロック部材6Dは、第3のブロック部材6Dに取り付けられた係止部材72がドラムハウジング53の係止孔530に係止することにより、ドラムハウジング53に固定されている。
本変形例によれば、キャリアプレート3が下降する際にハウジング50におけるドラムハウジング53とキャリアプレート3との間に挟まれたストッパ部材8を備えているので、ドラムハウジング53の形状を変更することなく、窓ガラス90の移動力を小さくすることができる。つまり、製造コストの増大を抑制しつつ窓ガラス90の移動量の違いに対応することが可能である。
また、本変形例によれば、配置するブロック部材の数を増減させることにより、窓ガラスの移動量を調整することが可能である。
(変形例2)
本変形例に係るウインドレギュレータ1は、不図示のストッパ部材6Eの構成が第1の実施の形態に係るウインドレギュレータ1と異なる他、本実施の形態に係るウインドレギュレータ1と同様の構成である。
第1の実施の形態において、ストッパ部材6はガイドレール2の一端をストッパ部材6の挿通部60に挿通した後に、ガイドレール2の下端にドラムハウジング53を嵌合しているが、ストッパ部材6をガイドレール2の一端ではなく横方向から挿通部60に挿通できる形状としてもよい。このような形状としては、例えばストッパ部材6Eに、ガイドレール2の第1の側板部21と、第2の側板部22との一方又は両方と嵌合する変形可能なフック状の保持部を設けて、挿通部60を囲む一部分としたものである。この場合、ストッパ6Eをガイドレール2に対して横方向から、ストッパ6Eに設けたフック状の保持部を変形させながらはめ込むと、ガイドレール2の一部がストッパ部材6Eの挿通部60に挿通した状態となる。これにより、ガイドレール2の一端ではなく横方向から、第1の実施の形態と同様な状態にストッパ部材6Eを組み付けることができる。
本変形例によれば、ガイドレール2にドラムハウジング53を嵌合した後でもストッパ部材6Eを組み付けることができるため、製造工程で順番を自由に入れかえることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
1…ウインドレギュレータ
2…ガイドレール
5…駆動部
6,6A,8…ストッパ部材
6B…第1のブロック部材
6C…第2のブロック部材
6D…第3のブロック部材
9…ドア
20…平板部
21…第1の側板部
22…第2の側板部
41…上昇側ケーブル
42…下降側ケーブル
50…ハウジング
51…モータ
52…ドラム
53…ドラムハウジング
53a…上面
53b…下降側導出溝
54…モータハウジング
60…挿通部
65…ケーブル挿通溝
71…衝撃吸収部材
72…係止部材
90…窓ガラス

Claims (4)

  1. 車両用の窓ガラスの昇降方向に沿って設けられるガイドレールと、
    前記ガイドレールと摺動して前記窓ガラスと共に移動するキャリアプレートと、
    前記キャリアプレートを牽引するケーブルと、
    前記ケーブルの一部が巻き回されたドラムと、
    前記ドラムを回転駆動するモータと、
    前記ガイドレールの下端に固定されて前記ドラム及び前記モータを保持するハウジングと、
    前記キャリアプレートが下降する際に前記ハウジングと前記キャリアプレートとの間に挟まれて、前記キャリアプレートが更に下降方向へ移動することを規制するストッパ部材と、を備え、
    前記ストッパ部材は、前記ガイドレールの長手方向に沿って貫通した挿通部に前記ガイドレールの一部が挿通された状態で前記ガイドレールに取り付けられている、
    ウインドレギュレータ。
  2. 前記ストッパ部材には、前記ハウジングに形成された係止孔に係止する係止部材が設けられている、
    請求項1に記載のウインドレギュレータ。
  3. 前記ガイドレールは、前記ガイドレールの長手方向に延在する平板部と、前記平板部における前記長手方向に直交する方向の端部から立設された側板部と、を有し、
    前記ストッパ部材の前記挿通部には、前記側板部が挿通する、
    請求項1又は2に記載のウインドレギュレータ。
  4. 前記ストッパ部材は、前記窓ガラスの昇降方向に沿って配列する複数のブロック部材からなり、
    前記複数のブロック部材が前記ガイドレールの長手方向に沿って積み上げられるように配置されている、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載のウインドレギュレータ。
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