JP2010112016A - 衝撃吸収体を備えたキャリアプレートまたはストッパ部材およびそれを用いたウインドレギュレータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧入することにより衝撃吸収体の復元力を用いて従来の衝撃吸収体よりも外れにくく、がたつかず、かつ組み立てが容易な衝撃吸収体を備えたキャリアプレートまたはストッパ部材およびそれを用いたウインドレギュレータ装置を提供することを目的としている。
【解決手段】キャリアプレートの摺動位置を規制するストッパ部材とキャリアプレートとの衝突の際の衝撃を吸収するための弾性部材からなる衝撃吸収体が、キャリアプレートまたはストッパ部材に設けられた嵌入凹部に圧入されてなることを特徴とするウインドレギュレータ装置。
【選択図】図1
【解決手段】キャリアプレートの摺動位置を規制するストッパ部材とキャリアプレートとの衝突の際の衝撃を吸収するための弾性部材からなる衝撃吸収体が、キャリアプレートまたはストッパ部材に設けられた嵌入凹部に圧入されてなることを特徴とするウインドレギュレータ装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、衝撃吸収体を備えたキャリアプレートまたはストッパ部材およびそれを用いたウインドレギュレータ装置に関する。
従来、車両には、窓ガラスを昇降させるために、一般にウインドレギュレータ装置が用いられている。ウインドレギュレータ装置は、窓ガラスの移動方向に延びたガイドレールと、ガイドレールの下端に取り付けられた駆動部と、駆動部による回転トルクを受けて回転するドラムと、一部がドラムに巻き付けられ、ドラムの回転運動に伴ってガイドレールの長手方向に移動するコントロールケーブル(インナーケーブル)と、ガイドレールの上端に取り付けられ、インナーケーブルの移動方向を変えるためのガイドやプーリと、インナーケーブルの両端を係止し、ガイドレールに摺動自在にとりつけられた窓ガラスを支持するためのキャリアプレートとから構成されている。
車両のドアはサッシュが有るタイプとサッシュが無い(サッシュレス)タイプに大きく分けられ、それぞれ窓ガラスの上端位置規制方法が異なる。サッシュが有るタイプのドアの窓ガラス上端位置は、窓ガラスがサッシュ上部に当接することで規制し、サッシュが無いタイプのドアの窓ガラス上端位置は、ガイドレール等に設けたストッパ部材にキャリアプレートが当接することで規制している。
このうち、ガイドレール等に設けたストッパ部材にキャリアプレートを当接させる規制方法では、当接時に打音が発生するため、ゴム等の弾性材料を用いた衝撃吸収体を介して当接させることで打音を軽減させている。
たとえば、特許文献1には、図7に示されるような衝撃吸収体120が用いられており、この衝撃吸収体120は、ガイドレール160下端部に設けられたワイヤガイド部材130に嵌合する緩衝本体121と、ガイドレール160の係合孔Hに係合する取付脚部122とからなることを特徴としている。当該衝撃吸収体120は、まずワイヤガイド部材130に設けられた穴部150に緩衝本体121を嵌合し、その後緩衝本体121から突出している取付脚部122とワイヤガイド部材130の取付脚部とを、ガイドレール160の係合孔Hにスライド係合させることにより取り付けられる。上記構成により、衝撃吸収体120がワイヤガイド部材130から外れることを防止している。
また、特許文献2には、図8に示されるように、ガイドレール下端部に設けられたケーブルガイド230に組み付けられる衝撃吸収体220は、ゴムで成型され、キャリアプレートと当接する幅広の当接部221と、当接部221より幅の狭い挿入部222により構成されている。ケーブルガイドには前記挿入部が挿入される凹部250(ストッパー係止孔)が設けられており、当該凹部250の内側には前記衝撃吸収体220を係止する係止突起251が設けられている。また、衝撃吸収体220には、前記凹部250内側の係止突起251と係止するために、貫通孔223が衝撃吸収体220の挿入部222を貫いて設けられている。上記構成により、衝撃吸収体220の貫通孔223と、ケーブルガイド230の凹部250内の係止突起251とが係合することで、衝撃吸収体220がケーブルガイド230から抜け出すことを防止している。
しかしながら、特許文献1の衝撃吸収体は、緩衝本体および取付脚部をワイヤガイド部材に組み付けてからその後ガイドレールの係合孔を介して係合する必要があるため、組み立てが煩雑であるという問題があった。また、衝撃吸収体のキャリアプレートとの当接面が平面に形成されているため、ゴム製であってもキャリアプレートとの当接時に打音が発生するおそれがある。
また、特許文献2に示される衝撃吸収体は、ケーブルガイドの凹部へ挿入するときに、衝撃吸収体に設けられた貫通孔によって潰れやすくなっているため、挿入はしやすいが、その分抜けやすくなっているという問題があった。抜けにくくするために、貫通孔を小さくする等により、挿入部の剛性を上げることも考えられるが、その場合には衝撃吸収体をケーブルガイドの凹部に挿入しにくくなってしまうという問題があった。
また、上記従来技術では衝撃吸収体を挿入するときの挿入力を少なくし、挿入後は、衝撃吸収体と他の部材を係止することにより、衝撃吸収体の外れを防止するという技術的思想であり、係合することで抜けにくくしているので、衝撃吸収体ががたつくという欠点がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、挿入力自体が従来に比して過大となっても、従来に比して引き抜き力が増大するという発想で取り組んだものである。また、従来のものとは異なり、圧入することにより衝撃吸収体の復元力を用いて従来の衝撃吸収体よりも外れにくく、がたつかず、かつ組み立てが容易な衝撃吸収体を備えたキャリアプレートまたはストッパ部材およびそれを用いたウインドレギュレータ装置を提供することを目的としている。
本発明のウインドレギュレータ装置は、車両等のドアに固定されたガイドレールと、前記ガイドレールと嵌合するガイドレール嵌合部と、窓ガラス固定部と、駆動部において発生した動力を当該キャリアプレートに伝達するための動力伝達手段を連結する連結部とを備え、前記ガイドレールに摺動可能に取り付けられるキャリアプレートと前記キャリアプレートの摺動位置を規制するストッパ部材を備えた窓ガラスを開閉するためのウインドレギュレータ装置であって、 前記ストッパ部材と前記キャリアプレートの衝突の際の衝撃を吸収するための弾性部材からなる衝撃吸収体が、キャリアプレートに設けられた側壁と底壁とからなる嵌入凹部に圧入されてなることを特徴とする。
また、本発明のウインドレギュレータ装置は、車両等のドアに固定されたガイドレールと、前記ガイドレールと嵌合するガイドレール嵌合部と、窓ガラス固定部と、駆動部において発生した動力を当該キャリアプレートに伝達するための動力伝達手段を連結する連結部とを備え、前記ガイドレールに摺動可能に取り付けられるキャリアプレートと、前記キャリアプレートの摺動位置を規制するストッパ部材を備えた窓ガラスを開閉するためのウインドレギュレータ装置であって、 前記ストッパ部材と前記キャリアプレートの衝突の際の衝撃を吸収するための衝撃吸収体が、ストッパ部材に設けられた側壁と底壁とからなる嵌入凹部に圧入されてなることを特徴とする。
(1)本発明のウインドレギュレータ装置は、衝撃吸収体を嵌入凹部に圧入するだけで、衝撃吸収体を組み付けることができるので、組み付けが容易である。
(2)衝撃吸収体の側面に第1の突起および第1の突起より剛性の小さい第2の突起が設けられている場合は、小さい力で嵌入凹部に第2の突起だけを圧入することで嵌入凹部へ衝撃吸収体を仮保持させることができ、その後大きい力で第1の突起が圧入されることで、衝撃吸収体が嵌入凹部から容易に抜けることがなくなる。
(3)前記第1の突起の高さが前記第2の突起の高さより大きい場合は、小さい力で嵌入凹部に第2の突起だけを圧入することで嵌入凹部へ衝撃吸収体を仮保持させることができ、その後大きい力で第1の突起が圧入されることで、衝撃吸収体が嵌入凹部から容易に抜けることがなくなる。
(4)前記第1の突起の幅が前記第2の突起の幅より大きい場合は、小さい力で嵌入凹部に第2の突起だけを圧入することで嵌入凹部へ衝撃吸収体を仮保持させることができ、その後大きい力で第1の突起が圧入されることで、衝撃吸収体が嵌入凹部から容易に抜けることがなくなる。
(5)前記第1の突起の奥行きが前記第2の突起の奥行きより大きい場合は、小さい力で嵌入凹部に第2の突起だけを圧入することで嵌入凹部へ衝撃吸収体を仮保持させることができ、その後大きい力で第1の突起が圧入されることで、衝撃吸収体が嵌入凹部から容易に抜けることがなくなる。
(6)前記第1の突起と前記第2の突起が連続して形成されている場合は、小さい力で嵌入凹部に第2の突起だけを圧入することで嵌入凹部へ衝撃吸収体を仮保持させることができ、その後大きい力で第1の突起が圧入されることで、衝撃吸収体が嵌入凹部から容易に抜けることがなくなる。
(7)前記第1の突起または/および第2の突起に、前記当接部に向かって高さが傾斜する傾斜部が設けられてなる場合は、嵌入凹部へ第1の突起または/および第2の突起を圧入するときに、圧入するに従って序々に圧入力が大きくなるため、圧入しやすい。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の衝撃吸収体を備えたウインドレギュレータ装置を詳細に説明する。
図1は本発明の衝撃吸収体を備えたウインドレギュレータ装置を説明するための図であり、図2(a)は本発明の実施の形態1に用いられる衝撃吸収体の上面図、(b)は本発明の実施の形態1に用いられる衝撃吸収体の側面図であり、図3(a)および(b)は本発明の実施の形態1に用いられる衝撃吸収体の組み付けを説明するための図であり、図4(a)は本発明の実施の形態2に用いられる衝撃吸収体の上面図、(b)は本発明の実施の形態2に用いられる衝撃吸収体の側面図であり、図5(a)は本発明の実施の形態3に用いられる衝撃吸収体の上面図、(b)は本発明の実施の形態3に用いられる衝撃吸収体の側面図であり、図6(a)は本発明の実施の形態4に用いられる衝撃吸収体の上面図、(b)は本発明の実施の形態4に用いられる衝撃吸収体の側面図である。
(実施の形態1)
図1を参照して、本実施の形態1の衝撃吸収体を備えたウインドレギュレータ装置20を説明する。本実施の形態1のキャリアプレート1は、車両等の窓ガラスを開閉するためのウインドレギュレータ装置のガイドレール6と嵌合するガイドレール嵌合部7と、窓ガラス固定部8と、駆動部9において発生した動力を当該キャリアプレート1に伝達するための動力伝達手段であるインナーケーブル4を係止する連結部10とからなる。
図1を参照して、本実施の形態1の衝撃吸収体を備えたウインドレギュレータ装置20を説明する。本実施の形態1のキャリアプレート1は、車両等の窓ガラスを開閉するためのウインドレギュレータ装置のガイドレール6と嵌合するガイドレール嵌合部7と、窓ガラス固定部8と、駆動部9において発生した動力を当該キャリアプレート1に伝達するための動力伝達手段であるインナーケーブル4を係止する連結部10とからなる。
キャリアプレート1は、ガイドレール嵌合部7によりガイドレール6と連結され、駆動部9により発生した動力によりガイドレール6に沿って上下に摺動可能に取り付けられている。電動モータが設けられた駆動部9は凹所を備えており、当該凹所には回転ドラム(図示されていない)が回転自在に収容されている。回転ドラムには動力伝達手段であるインナーケーブル4の一端が係止されており、電動モータによって発生した動力(回転トルク)が減速装置(図示されていない)を介して回転ドラムへ伝達されて、インナーケーブル4を巻き取り/繰り出す動作を行う。このとき、インナーケーブル4の他端はケーブルエンドCによりキャリアプレートに係止されているため、キャリアプレート1がガイドレール6上を移動する。
キャリアプレート1は、合成樹脂(たとえば、ポリアミド、ポリアセタールなどのエンジニアリングプラスチックなど機械的性能に優れた合成樹脂)により一体的に形成されることができるが、別体として作製し、熱融着や螺着などの固着手段により、互いに固着されることも可能である。また、キャリアプレート1の素材としては合成樹脂に限られることはなく、金属でも金属と合成樹脂との組み合わせたものであってもよい。
キャリアプレート1には窓ガラスを固定するための窓ガラス固定部8が設けられており、キャリアプレート1に設けられた窓ガラス固定部8の孔は、車両の窓ガラス(図示されていない)をキャリアプレート1に固着するためのボルトを挿通するためのものである。
本実施の形態においてガイドレール嵌合部7は、ガイドレール6の長手方向に延びる側縁と係合する爪であるが、ガイドレール嵌合部7の形態は特に限定されることはない。
また、駆動部9には、キャリアプレート1の 下端位置を規制するストッパ部材3が設けられており、窓ガラス下降時にキャリアプレート1がストッパ部材3に当接することによりキャリアプレート1は下端位置で停止する。
キャリアプレート1とストッパ部材3との打音の発生を抑えるために、キャリアプレート1には衝撃吸収体2が設けられている。衝撃吸収体2は、キャリアプレート1に設けられた側壁5a、底壁5bとからなる嵌入凹部5に圧入される。
衝撃吸収体2は、図2(a)および(b)に示されるようにクロロプレンゴム等の弾性部材からなる略柱状体を呈しており、本実施の形態においては衝撃吸収体2の1辺の幅D1が嵌入凹部5の1辺の幅D2よりも小さく形成された略四角柱状に形成されている。ストッパ部材3と当接する側には緩衝部21が形成されている。緩衝部21は、本実施の形態においては、先端に向かって細くなるような略四角錐形状を呈している。先端が細くなる形状を呈していることにより、ストッパ部材3と衝撃吸収体2が面接触しないので、打音を抑えることができる。
なお、本実施の形態において、衝撃吸収体2は四角柱状に形成されているが、衝撃吸収体2の形状は、特に限定されるものではなく、略円柱状であっても、三角柱、四角柱、五角柱等の略柱状体とすることができる。この衝撃吸収体2の形状に応じて、嵌入凹部5の形状も適宜変更が可能である。
なお、本実施の形態においては、嵌入凹部5は、キャリアプレート1に形成されているが、ストッパ部材3側に嵌入凹部5を形成し、キャリアプレート1側には嵌入凹部5を設けないようにすることも可能である。
また、衝撃吸収体2の他端は、嵌入凹部5に圧入されたときに嵌入凹部の底壁5bに当接する当接部22が設けられている。衝撃吸収体2の側面には、嵌入凹部5へ圧入され、かつ外れにくいように、緩衝部21側に第1の突起2aが4つ等間隔に設けられており、当接部22側に前記第1の突起2aよりも高さの小さい第2の突起2bが4つ等間隔に設けられている。本実施の形態において、第1の突起2aおよび第2の突起2bには、嵌入凹部5へ圧入しやすいように当接部22側から緩衝部21側にかけて漸増する傾斜面2cが形成され、また嵌入凹部5から外れにくいように、緩衝部21側が衝撃吸収体2の側面に対して垂直な面2dが形成されている。
なお、第1の突起2aおよび第2の突起2bは、その数やその間隔は特に限定されるものではなく、少なくとも1つずつ設けられておればよい。
つぎに本実施の形態の衝撃吸収体2の圧入について説明する。図3(a)に示されるように、まずキャリアプレート1の嵌入凹部5内に当接部22側から衝撃吸収体2を第2の突起2bを撓ませながら第1の突起2aの手前まで人の力で圧入する。これは、第2の突起2bの頂点間距離D4を嵌入凹部5の幅D2より僅かに大きくすることによって人の力による圧入を可能としているが、第1の突起2aは、第1の突起2aの頂点間距離D3を第2の突起2bの頂点間距離D4より大きくすることによって、第2の突起2bを嵌入凹部5へ圧入する力より第1の突起2aを嵌入凹部5へ圧入する力が大きくなるようにしているためである。この嵌入凹部5への第2の突起2bの圧入により、その後の他部品の組付け時等における衝撃吸収体2の嵌入凹部5からの脱落を防止することができる。なお、衝撃吸収体2の第1の突起2aと第2の突起2bの圧入力の差は、第1の突起2aと第2の突起2bの高さを変えることにより任意に設定することができる。
そして図3(b)に示されるように、たとえば試験運転等により電動モータの駆動力によってキャリアプレート1をストッパ部材3へ当接させる。すると、キャリアプレート1が電動モータの駆動力によって第1の突起2aを撓ませながら衝撃吸収体2をさらに嵌入凹部5へ押し込み、当接部22を嵌入凹部5の底壁5bに当接させることによって、組み付けが完了する。このように、剛性の異なる第1の突起2aおよび第2の突起2bを設けることにより、2段階の組み付けが可能になり、人の力だけでは強固に組み付けることが不可能である場合であっても、キャリアプレート1を介して電動モータの駆動力を利用して強固に組み付けることが可能になる。
(実施の形態2)
つぎに、図4を参照して、本実施の形態2の衝撃吸収体を備えたキャリアプレートを説明する。なお、キャリアプレート1、駆動部9等実施の形態1と共通する部分については説明を省略する。
つぎに、図4を参照して、本実施の形態2の衝撃吸収体を備えたキャリアプレートを説明する。なお、キャリアプレート1、駆動部9等実施の形態1と共通する部分については説明を省略する。
本実施の形態2の衝撃吸収体2は、図4(a)および(b)に示されるようにストッパ部材3と当接する側には緩衝部21が形成され、他端には、嵌入凹部5に圧入されたときに嵌入凹部の底壁5bに当接する当接部22が設けられている。衝撃吸収体2の側面には、嵌入凹部5へ圧入され、かつ外れにくいように、緩衝部21側に第1の突起2aが4つ等間隔に設けられており、当接部22側に前記第1の突起2aよりも幅の小さい第2の突起2bが4つ等間隔に設けられている。また、本実施の形態において、第1の突起2aおよび第2の突起2bには、嵌入凹部5へ圧入しやすいように当接部22側から緩衝部21側にかけて漸増する傾斜面2cが形成され、また嵌入凹部5から外れにくいように、緩衝部21側が衝撃吸収体2の側面に対して垂直な面2dが形成されている。
本実施の形態2では、第1の突起2aと第2の突起2bの頂点間距離は等しいが、第1の突起2aの幅D5を第2の突起2bの幅D6より大きくすることによって、第2の突起2bを嵌入凹部5へ圧入する力より第1の突起2aを嵌入凹部5へ圧入する力が大きくなるようにしている。
(実施の形態3)
つぎに、図5を参照して、本実施の形態3の衝撃吸収体を備えたキャリアプレートを説明する。なお、キャリアプレート1、駆動部9等実施の形態1と共通する部分については説明を省略する。
つぎに、図5を参照して、本実施の形態3の衝撃吸収体を備えたキャリアプレートを説明する。なお、キャリアプレート1、駆動部9等実施の形態1と共通する部分については説明を省略する。
本実施の形態3の衝撃吸収体2は、図5(a)および(b)に示されるようにストッパ部材3と当接する側には緩衝部21が形成され、他端には、嵌入凹部5に圧入されたときに嵌入凹部の底壁5bに当接する当接部22が設けられている。衝撃吸収体2の側面には、嵌入凹部5へ圧入され、かつ外れにくいように、緩衝部21側に第1の突起2aが4つ等間隔に設けられており、当接部22側に前記第1の突起2aよりも奥行きの小さい第2の突起2bが4つ等間隔に設けられている。また、本実施の形態において、第1の突起2aおよび第2の突起2bには、嵌入凹部5へ圧入しやすいように当接部22側から緩衝部21側にかけて漸増する傾斜面2cが形成され、また嵌入凹部5から外れにくいように、緩衝部21側が衝撃吸収体2の側面に対して垂直な面2dが形成されている。
本実施の形態3では、第1の突起2aと第2の突起2bの高さは等しいが、第1の突起2aの奥行きD7を第2の突起2bの奥行きD8より大きくすることによって、第2の突起2bを嵌入凹部5へ圧入する力より第1の突起2aを嵌入凹部5へ圧入する力が大きくなるようにしている。
(実施の形態4)
つぎに、図6を参照して、本実施の形態4の衝撃吸収体を備えたキャリアプレートを説明する。なお、キャリアプレート1、駆動部9等実施の形態1と共通する部分については説明を省略する。
つぎに、図6を参照して、本実施の形態4の衝撃吸収体を備えたキャリアプレートを説明する。なお、キャリアプレート1、駆動部9等実施の形態1と共通する部分については説明を省略する。
本実施の形態4の衝撃吸収体2は、図6(a)および(b)に示されるようにストッパ部材3と当接する側には緩衝部21が形成され、他端には、嵌入凹部5に圧入されたときに嵌入凹部の底壁5bに当接する当接部22が設けられている。衝撃吸収体2の側面には、嵌入凹部5へ圧入され、かつ外れにくいように、緩衝部21側に第1の突起2aと、当接部22側に前記第1の突起2aよりも高さの小さい第2の突起2bが連続するように形成され、4つ等間隔に設けられている。また、本実施の形態において、第1の突起2aおよび第2の突起2bには、嵌入凹部5へ圧入しやすいように当接部22側から緩衝部21側にかけて漸増する傾斜面2cが形成され、また嵌入凹部5から外れにくいように、緩衝部21側が衝撃吸収体2の側面に対して垂直な面2dが第1の突起2aに形成されている。
なお、本実施の形態4では、第1の突起2aの高さよりも第2の突起2bの高さを小さくした連続の突起を形成しているが、かかる構成に限ることなく、第1の突起2aと第2の突起2bの高さを等しくして、第1の突起2aの幅よりも第2の突起2bの幅を小さくした連続の突起を形成しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、衝撃吸収体2の当接部22側に緩衝部21と同様に先端に向かって細くなるような略四角錐形状を設け、第1の突起2aを衝撃吸収体の中央に配置し、第1の突起2aよりも緩衝部21側に第2の突起2bと同形状の第3の突起をさらに設け、第1の突起から第2の突起および第3の突起までの距離を等しくすることにより、緩衝部21および当接部22のどちらからでも嵌入凹部5へ挿入することができるようにしてもよい。
1 キャリアプレート
2 衝撃吸収体
21 緩衝部
22 当接部
2a 第1の突起
2b 第2の突起
2c 傾斜面
2d 垂直な面
3 ストッパ部材
4 インナーケーブル
5 嵌入凹部
5a 側壁
5b 底壁
6 ガイドレール
7 ガイドレール嵌合部
8 窓ガラス固定部
9 駆動部
10 連結部
20 ウインドレギュレータ装置
2 衝撃吸収体
21 緩衝部
22 当接部
2a 第1の突起
2b 第2の突起
2c 傾斜面
2d 垂直な面
3 ストッパ部材
4 インナーケーブル
5 嵌入凹部
5a 側壁
5b 底壁
6 ガイドレール
7 ガイドレール嵌合部
8 窓ガラス固定部
9 駆動部
10 連結部
20 ウインドレギュレータ装置
Claims (9)
- 車両等のドアに固定されたガイドレールと、
前記ガイドレールと嵌合するガイドレール嵌合部と、窓ガラス固定部と、駆動部において発生した動力を当該キャリアプレートに伝達するための動力伝達手段を連結する連結部とを備え、前記ガイドレールに摺動可能に取り付けられるキャリアプレートと、前記キャリアプレートの摺動位置を規制するストッパ部材を備えた窓ガラスを開閉するためのウインドレギュレータ装置であって、
前記ストッパ部材と前記キャリアプレートの衝突の際の衝撃を吸収するための弾性部材からなる衝撃吸収体が、キャリアプレートに設けられた側壁と底壁とからなる嵌入凹部に圧入されてなることを特徴とするウインドレギュレータ装置。 - 前記衝撃吸収体が略柱状体を呈し、該衝撃吸収体の一端がストッパ部材に衝突する衝突部であり、他端が前記嵌入凹部の底壁に当接する当接部であり、前記衝撃吸収体の側面の前記衝突部側に第1の突起を有し、前記衝撃吸収体の側面の前記当接部側に前記第1の突起より剛性の低い第2の突起が設けられてなることを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータ装置。
- 車両等のドアに固定されたガイドレールと、
前記ガイドレールと嵌合するガイドレール嵌合部と、窓ガラス固定部と、駆動部において発生した動力を当該キャリアプレートに伝達するための動力伝達手段を連結する連結部とを備え、前記ガイドレールに摺動可能に取り付けられるキャリアプレートと、前記キャリアプレートの摺動位置を規制するストッパ部材を備えた窓ガラスを開閉するためのウインドレギュレータ装置であって、
前記ストッパ部材と前記キャリアプレートの衝突の際の衝撃を吸収するための弾性部材からなる衝撃吸収体が、ストッパ部材に設けられた側壁と底壁とからなる嵌入凹部に圧入されてなることを特徴とするウインドレギュレータ装置。 - 前記衝撃吸収体が略柱状体を呈し、該衝撃吸収体の一端がキャリアプレートに衝突する衝突部であり、他端が前記嵌入凹部の底壁に当接する当接部であり、前記衝撃吸収体の側面の前記衝突部側に第1の突起を有し、前記衝撃吸収体の側面の前記当接部側に前記第1の突起より剛性の低い第2の突起が設けられてなることを特徴とする請求項3記載のウインドレギュレータ装置。
- 前記第1の突起の高さが前記第2の突起の高さより大きいことを特徴とする請求項2または4記載のウインドレギュレータ装置。
- 前記第1の突起の幅が前記第2の突起の幅より大きいことを特徴とする請求項2または4記載のウインドレギュレータ装置。
- 前記第1の突起の奥行きが前記第2の突起の奥行きより大きいことを特徴とする請求項2または4記載のウインドレギュレータ装置。
- 前記第1の突起と前記第2の突起が連続して形成されていることを特徴とする請求項2、4、5または7記載のウインドレギュレータ装置。
- 前記第1の突起または/および第2の突起に、前記当接部に向かって高さが傾斜する傾斜部が設けられてなることを特徴とする請求項2、4、5、6、7または8記載のウインドレギュレータ装置。
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Cited By (8)
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