JP2015063839A - ワイヤ式ウインドウレギュレータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前キャリア25は窓ガラス固定用の固定孔28を有し、前キャリア25の一面に、第1ワイヤガイド壁31と第1傾斜ワイヤ溝32及びと第1ワイヤ係止部33を連続させた閉じ側ワイヤ配置部を設けると共に、これと固定孔28を中心とした点対称な開き側ワイヤ配置部を同様に設け、ワイヤの緊張時に、前キャリア25がワイヤの張力で回転されて、閉じ側ワイヤ11cと開き側ワイヤ11aを固定孔28の中心を通る一直線L上に整列させる。
【選択図】図5
Description
なお、閉じ側ワイヤとは、キャリアを中心に見た場合に、ドラムによって引かれることでキャリアを引き上げ、窓ガラスを閉じ方向へ移動させる側のワイヤ部分であり、開き側ワイヤはその逆に、ドラムによって引かれることによってキャリアを引き下げ、窓ガラスを開き方向へ移動させる側のワイヤ部分のことである。
このような、ウインドウレギュレータでは、キャリアに閉じ側ワイヤと開き側ワイヤの端部を上下方向で一直線上に配置しているので、キャリアの上下寸法が大きくなってガラスの昇降範囲に影響する。
キャリアは、厚板状で上面と下面、表側面と裏側面を備えたブロックとする。
ブロックは、窓ガラス固定用の固定孔を備えるとともに閉じ側ワイヤ配置部と開き側ワイヤ配置部を有する。
一方、ワイヤが緊張されると閉じ側ワイヤと開き側ワイヤとは固定孔の中心を通る一直線上となるので、キャリアの移動が安定しており窓ガラスをスムーズに開閉することが可能である。
本発明に係る自動車用ドア1は、図1に示すように、窓ガラス2とドアフレーム3とドアパネル4及びウインドウレギュレータ5を備える。
ドアフレーム3は前フレーム6と後フレーム7及びこれらの上端部を連結した上フレーム8とからなる。
ドアパネル4は、パネル空間Sを形成する外パネル9と内パネル10から成り、外パネル9と内パネル10の間に前フレーム6と前フレーム7の下部が固定されている。また、パネル空間Sの上方において、前フレーム6と前フレーム7と上フレーム8で囲まれた部分が窓Wになっている。
窓ガラス2を昇降させるウインドウレギュレータ5は、図2に示すように、ワイヤ11(11a,11b,11c)と、ドラム駆動装置12と、ワイヤ11を係合してその方向を転向させるワイヤガイドa〜eと、前フレーム6及びガイドレール13で構成されている。
ドラム駆動装置12は、ワイヤ11を巻回したドラム14とモータ15を有し、モータ15でドラム14を駆動することにより、ワイヤ11を一端側で巻き取るとともに他端側で巻き戻すものである。
パネル空間Sの前下部に位置する前フレーム6の下端部にはワイヤガイドブラケット16が装着され、ワイヤガイドブラケット16の室外側の面の後部及び前部にワイヤガイドaとワイヤガイドbが装着される。ワイヤガイドaとワイヤガイドbは、この実施例において、プーリーによるワイヤガイドであり、それぞれに係合するワイヤ11の経路がぶつからないよう、内外方向へ僅かにずらして取り付けられている。
また、前フレーム6の下端部は、ワイヤガイドブラケット16を介してドアパネル4の内パネル10に固定される。
ガイドレール13の上端部にはワイヤガイドブラケット18が固定され、ワイヤガイドブラケット18の室外側の面には、この実施例において、プーリーであるワイヤガイドdが取り付けられる。
ガイドレール13の下端部にはワイヤガイドブラケット19が固定され、ワイヤガイドブラケット19の室外側の面の後部には、この実施例において、プーリーであるワイヤガイドeが取り付けられる。また、ワイヤガイドブラケット19の室外側の面の前上部にドラム14及びモータ15が取り付けられる。
そして、ワイヤガイドブラケット18,19をドアパネル4の内パネル10に固定することにより、ガイドレール13がパネル空間S内に取り付けられる。
前キャリア25は前フレーム6の外側に配置され、ワイヤ11の両端部すなわち、この部分における閉じ側ワイヤ11cと開き側ワイヤ11aは前キャリア25を介して接続される。
前キャリア25の中央部には窓ガラス固定用の固定孔28が穿設され、前キャリア25の室内側の面(裏側面)において、固定孔28の中心より後側が閉じ側ワイヤ装着部29、前側が開き側ワイヤ装着部30となっている。
第1ワイヤガイド壁31は、閉じ側ワイヤ装着部29の表面に形成した段差によるものであり、閉じ側ワイヤ装着部29の前部に窓ガラス2の開閉方向に沿って形成される。
第1ワイヤ係止部33は、第1傾斜ワイヤ溝32より幅広く、閉じ側ワイヤ装着部29の下端面後部に開口している。
第2ワイヤガイド壁35は開き側ワイヤ装着部30の後部に窓ガラス2の開閉方向に沿って形成される。
第2ワイヤ係止部37は、第2傾斜ワイヤ溝36より幅広く、開き側ワイヤ装着部30の上端面前部に開口している。
また、開き側ワイヤ11aの端部は、前側面が第2ワイヤガイド壁35に当接してから第2傾斜ワイヤ溝36に係合し、その先端に設けられた径大部39が第2ワイヤ係止部37に係止される。
図4に示すように、ワイヤ11が緩んでいる状態で、前キャリア25を、第1傾斜ワイヤ溝32の上端及び第2傾斜ワイヤ溝36の下端が窓ガラス2の開閉方向に向いて開口し、前キャリア25の固定孔28を中心とした回転方向で第1ワイヤガイド壁31が直線Lより後方へ退避し、第2ワイヤガイド壁35が直線Lより前方へ退避した配置とする。
ワイヤガイドcから下方に延びる閉じ側ワイヤ11cの端部を第1傾斜ワイヤ溝32に係合し、その先端の径大部39を第1ワイヤ係止部33から突出させておく。同様に、ワイヤガイドaから上方に延びる開き側ワイヤ11cの端部を第2傾斜ワイヤ溝36に係合し、その先端の径大部39を第2ワイヤ係止部37から突出させておく。
すると、閉じ側ワイヤ11aの端部に設けた径大部39が第1ワイヤ係止部33に係止され、開き側ワイヤ11cの端部に設けた径大部39が第2ワイヤ係止部37に係止され、第1ワイヤ係止部33と第2ワイヤ係止部37との間に固定孔37を挟んだ間隔(距離)があることから前キャリア25に回転モーメントが作用して閉じ側ワイヤ11cと開き側ワイヤ11aが一直線上に沿う方向に前キャリア25が回転し、閉じ側ワイヤ11cと開き側ワイヤ11aが一直線L上に整列する。
この結果、図5に示すように、閉じ側ワイヤ11cに第1ワイヤガイド壁31が当接し開き側ワイヤ11aに第2ワイヤガイド壁35が当接し、閉じ側ワイヤ11cと開き側ワイヤ11aがワイヤ緊張時の正規位置とされる。
窓ガラス2を上昇させる際には、閉じ側ワイヤ11cを上方へ引っ張る力によって前キャリア25が図5の反時計回りに回転され、窓ガラス2を下降させる際には、開き側ワイヤ11aを下方へ引っ張る力によって、同じく前キャリア25が図5の反時計回りに回転される。この結果、第1ワイヤガイド壁31あるいは第2ワイヤガイド壁35のいずれかが開き側ワイヤ11aあるいは閉じ側ワイヤ11cと当接し、前キャリア25は前後方向へ振れることなく安定した姿勢を保って昇降し、固定孔28の中心が正確なワイヤ経路上を移動するので、窓ガラス2はスムーズに開閉する。
この発明のウインドウレギュレータ5は、後キャリアスライダー(実施例ではキャリア兼用スライダー26)をガイドするガイドレール13を備えていないレールレスタイプのウインドウレギュレータとしても応用できる。
前キャリア25における第1、第2のワイヤガイド壁31,35は、前キャリア25に取付ける別部材によって形成しても良い。
実施例では、この発明のキャリアを前キャリアとしたが、後キャリアでもよく、ウインドウレギュレータのタイプやキャリアの位置に制限されない。
また、前キャリアの形態に関して、上面、下面、表面側、裏面側などの用語を用いたが、各部材の位置や方向を説明しやすくするためであって、キャリアの姿勢によって変わる相対的なものである。
2 窓ガラス
3 ドアフレーム
4 ドアパネル
5 ウインドウレギュレータ
6 前フレーム
7 後フレーム
8 上フレーム
9 外パネル
10 内パネル
11 ワイヤ
12 ドラム駆動装置
13 ガイドレール
14 ドラム
15 モータ
16 ワイヤガイドブラケット
17 ガイド溝
18 ワイヤガイドブラケット
19 ワイヤガイドブラケット
25 前キャリア
26 後キャリアスライダー
28 固定孔
29 閉じ側ワイヤ装着部
30 開き側ワイヤ装着部
31 第1ワイヤガイド壁
32 第1傾斜ワイヤ溝
33 第1ワイヤ係止部
34 第1ワイヤ規制部
35 第2ワイヤガイド壁
36 第2傾斜ワイヤ溝
37 第2ワイヤ係止部
38 第2ワイヤ規制部
39 径大部
a〜e ワイヤガイド
S パネル空間
W 窓
Claims (1)
- 厚板状で上面と下面、表側面と裏側面を備えたブロックであって、
窓ガラス固定用の固定孔を備えるとともに閉じ側ワイヤ配置部と開き側ワイヤ配置部を有し、
閉じ側ワイヤ配置部は、ブロックの表面の段差によって形成され、前記の上面から固定孔の中心に向かう第1ワイヤガイド壁と、第1ワイヤガイド壁の固定孔側から一側下方に前記段差の底面側とつながる第1傾斜ワイヤ溝と、第1傾斜ワイヤ溝の端部に設けた第1ワイヤ係止部及び前記第1ワイヤガイド壁の固定孔側端に設けた閉じ側ワイヤが接する第1ワイヤ規制部とからなり、
開き側ワイヤ配置部は、閉じ側ワイヤ配置部と前記の固定孔を中心とした点対照の位置に配置されており、ブロックの表面の段差によって形成され、前記の下面から固定孔の中心に向かう第2ワイヤガイド壁と、第2ワイヤガイド壁の固定孔側から他側上方に前記段差の底面側とつながる第2傾斜ワイヤ溝と、第2傾斜ワイヤ溝の端部に設けた第2ワイヤ係止部及び前記第2ワイヤガイド壁の固定孔側端に設け開き側ワイヤが接する第2ワイヤ規制部とからなる
ことを特徴としたワイヤ式ウインドウレギュレータ。
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