JP2020133109A - ガイドレスレギュレータ - Google Patents
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Abstract
Description
ドアパネルを構成するインナパネル(内側のパネル)とアウタパネル(外側のパネル)1との間の空間に、ウインドガラス3を昇降させるガイドレスウインドレギュレー5が配設されている。
ワイヤ13は実質的に環状をなし、その一部分は、ドラム11に巻回されている。
第1アッパガイド部材15と第1ロアガイド部材17との間のワイヤ(ワイヤ13のウインドガラス3の昇降方向に沿った部分)には、ウインドガラス3を取り付ける第1ウインドガラス取付部材(フロントガラスホルダ)23が設けられている。
ガイドレスウインドレギュレータ5には、ワイヤ13のたるみをなくすために、ワイヤ駆動部7と第1ロアガイド部材17との間に第1たるみ止め手段27が、ワイヤ駆動部7と第2アッパガイド部材19との間に第2たるみ止め手段29が設けられている。
次に、上記構成の作動を説明する。第1たるみ止め手段27、第2たるみ止め手段29は、ワイヤ13のたるみを吸収してワイヤ13がガイド部材から外れるのを防止する。
図18のウインドガラス取付部材とワイヤとの取り付け構造を図19を用いて説明する。
尚、第2ウインドガラス取付部材25も同様な構造である。
図において、ワイヤ43は、ウインドガラス取付部材41より上方のワイヤ43aと、下方のワイヤ43bとでなっているが、これらのワイヤは、ウインドガラス取付部材41に取り付けられることにより、実質的に1本のワイヤとして機能する。
尚、本明細書では、このようなウインドガラス取付部材とワイヤとの取り付け構造を「クロスワイヤ取り付け構造」という。
図18において、ドラム11を回転させ、ウインドガラス3を上昇させる際、リア側の第2ウインドガラス取付部材25付近のワイヤ13に矢印T2方向のワイヤ張力が発生する。
本発明は、全閉時に、ウインドガラスが移動しないガイドレスウインドレギュレータを提供することにある。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
ガイドレスウインドレギュレータ55の構成を説明する。インナパネル51のアウタパネルと対向する面には、ワイヤ駆動部57が取り付けられている。このワイヤ駆動部57は、モータ63によって正方向または逆方向に回転駆動されるドラム65が設けられている。
インナパネル51のアウタパネルと対向する面には、ウインドガラス53の昇降方向に沿って、ワイヤ71を案内する第1アッパガイド部材(リアアッパガイド部材)81、第1ロアガイド部材(リアロアガイド部材)83と第2アッパガイド部材(フロントアッパガイド部材)91、第2ロアガイド部材(フロントロアガイド部材)93とが設けられている。
ワイヤ71は、第1ロアガイド部材83、第1アッパガイド部材81、第2ロアガイド部材93、第2アッパガイド部材91の順に略N字形に掛けられている。
また、第2アッパガイド部材91と第2ロアガイド部材93との間のワイヤ71(ワイヤ71のウインドガラス53の昇降方向に沿った部分)には、ウインドガラス53を取り付ける第2ウインドガラス取付部材(ガラスホルダ)103が設けられている。
ガイドレスウインドレギュレータ55には、ワイヤ71のたるみをなくすたるみ止め手段が設けられている。本形態例では、ワイヤ駆動部57と第1アッパガイド部材81との間に第1たるみ止め手段111を設け、ワイヤ駆動部57と第2ロアガイド部材93との間に第2たるみ止め手段113を設けた。
ピアスナット(固定部)135の下方には、第1ロアガイド部材83が設けられるガイド部材取付部136が形成されている。本実施形態のガイド部材取付部136は、第1ロアガイド部材取り付け用の2つの孔137、孔139である。
さらに、ガイドブラケット131の上端部には、ドアのインナパネル51に回転可能に係合するてこブラケット回転部143が形成されている。このてこブラケット回転部143は、インナパネル51に形成されたてこブラケット孔51b(図8参照)に係合可能で、係合時にてこブラケット孔51bの内周面に当接可能な円筒面部143aを有している。また、円筒面部143aには、抜け止め防止として、てこブラケット孔51bの周縁部であって、ドアのインナパネル51のアウタパネルとの対向する面と反対側の面に当接可能なてこブラケット当接部143bが形成されている。
さらに、仮置き爪部153には、ストッパ孔51cの周縁部であって、ドアのインナパネル51のアウタパネルとの対向する面と反対側の面に当接可能な仮置き爪当接部153aが形成されている。
次に、本実施形態のガイドブラケット131は、プレス成形で製造され、第1ロアガイド部材取り付け用の2つの孔137、孔139が形成されたガイド部材取付部136を有する基部161と、基部161よりドアのインナパネル51のアウタパネルとの対向する面方向に凹んだ凹部163を有している。本実施形態の凹部163は、基部161よりドアのインナパネル51方向に凹んだ第1凹部165と、接触部141と、ピアスナット(固定部)135を有する第2凹部167とからなっている。
第1凹部165、第2凹部167、第1フランジ部169、第2フランジ部171は、ガイドブラケット131の曲げやねじりに対する剛性を高めるために形成されている。
図9を用いて説明する。
ガイドブラケット131のガイド部材取付部136には、予め、第1ロアガイド83が取り付けられている。
[第2工程]
図10を用いて説明する。
[第3工程]
図11を用いて説明する。
つぎに、図3−図5を用いて、ウインドガラス53の全閉時に、ウインドガラス53が移動するのを防止する移動防止部を説明する。図4は図3の切断線iV-IVでの断面図、図5は図3の切断線V-Vでの断面図である。
ドラム65に近い方のガラス取付手段、本実施形態では、第1ウインドガラス取付部材101の方が、第2ウインドガラス取付部材103より大きなワイヤ張力を受ける。そして、本形態例のガラス取付手段とワイヤとはクロスワイヤ取り付け構造である。
モータ63を駆動して、ドラム65を正転或いは逆転させてワイヤ71を移動させると、第1ウインドガラス取付部材101、第2ウインドガラス取付部材103を介してワイヤ71に取り付けられたウインドガラス53が昇降する。
(1)ウインドガラス53の全閉時に、ウインドガラス53が移動するのを防止する移動防止部を設けたことにより、ウインドガラス53が全閉になっても、ウインドがラス53が移動しない。
(1)図12に示すように、第1アッパガイド部材81に第1ウインドガラス取付部材101が当接するブラケット201を設けてもよい。
(2)図13に示すように、図12のブラケット201の第1ウインドガラス取付部材101が当接する箇所に、クッション203を設けてもよい。
(3)図14に示すように、第1アッパガイド部材81に、第1ウインドガラス取付部材101が当接する当接部81aを設けてもよい。
(4)図15に示すように、図14の当接部81aにクッション205を設けてよい。
(5)図16に示すように、インナパネル51を切り起こして、第1ウインドガラス取付部材101が当接する切り起こし部51gを形成してもよい。
(6)図17に示すように、図16の切り起こし部51gに、クッション207を設けてよい。
Claims (4)
- ドアのインナパネルのアウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、正転・逆転可能なドラムと、
一部分が前記ドラムに巻回された環状のワイヤと、
前記ドアの前記インナパネルの前記アウタパネルとの対向する面側に取り付けられ、ウインドガラスの昇降方向に沿って前記ワイヤが配置されるように、前記ワイヤを案内するアッパガイド部材、ロアガイド部材と、
前記ワイヤを張る方向に付勢して、前記ワイヤのたるみをなくすたるみ止め手段と、
前記ワイヤの前記ウインドガラスの昇降方向に沿った部分に前記ウインドガラスを取り付けるウインドガラス取付部材と、
を有し、
前記ドラムを正転或いは逆転させて前記ワイヤを移動させ、前記ウインドガラスを昇降させるガイドレスウインドレギュレータであって、
前記ウインドガラス取付部材と前記ワイヤとの取り付けは、
前記ウインドガラス取付部材より上方のワイヤと前記ウインドガラス取付部材との取り付け位置が、前記ウインドガラス取付部材より下方のワイヤと前記ウインドガラス取付部材との取り付け位置より下にあり、
前記ウインドガラスの全閉時に、前記ウインドガラスが移動するのを防止する移動防止部を設けた
ことを特徴とするガイドレスウインドレギュレータ。 - 前記移動防止部は、
前記ウインドガラスの昇降を案内するサッシュであって、
前記サッシュに設けられたガラスランを介して前記ウインドガラスが押圧し、前記ウインドガラスの移動を禁止する面を有するサッシュである
ことを特徴とする請求項1に記載のガイドレスウインドレギュレータ。 - 前記移動防止部は、
前記ウインドガラス以外の箇所に設けられ、
前記ウインドガラス側の部位が当接し、前記ウインドガラスの移動を禁止する面を有するストッパである
ことを特徴とする請求項1に記載のガイドレスウインドレギュレータ。 - 前記ストッパは、
前記ウインドガラス取付部材が当接する
ことを特徴とする請求項3に記載のガイドレスウインドレギュレータ。
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- 2019-02-13 JP JP2019023234A patent/JP7200726B2/ja active Active
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