JP2011222872A - 半導体集積回路およびそのパターンレイアウト方法 - Google Patents

半導体集積回路およびそのパターンレイアウト方法 Download PDF

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Abstract

【課題】CMP処理においてダミーパターンに機械的ストレスが作用しても、ダミーパターンが折れ曲がったり、ダミーパターンの一部が欠落したりすることを抑制できる半導体集積回路およびそのパターンレイアウト方法を提供する。
【解決手段】半導体集積回路は、所定の機能領域と、空き領域SP1に形成されたダミーパターンDMP1とを備える。空き領域SP1は、所定の機能領域同士の間に位置する。ダミーパターンDMP1は、枠状に形成されるとともに、ダミーパターンDMP1の外縁EDを規定する第1メタル部MT1と、第1メタル部MT1の内周側に位置し、第1メタル部MT1に連続するように形成された第2メタル部MT2と、第1メタル部MT1の内周側において第2メタル部MT2が形成されていない領域に位置する複数の非形成領域NTと、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体集積回路およびそのパターンレイアウト方法に関し、特に、チップ内にダミーパターンを有する半導体集積回路およびそのパターンレイアウト方法に関する。
半導体素子、液晶表示素子、撮像素子(CCD:Charge Coupled Device)、または薄膜磁気ヘッドなどのマイクロデバイスを製造する際には、半導体集積回路が使用される。
半導体集積回路内には、各種の機能モジュール(メモリ、アナログまたはロジック等)に加えて、ダミーパターンが形成される。ダミーパターンは、たとえば層間絶縁膜に生じる凹凸を緩和するために形成される(下記の特許文献1および2参照)。ダミーパターンは、たとえばパターン占有率の均一性を向上させるためにも形成される(下記の特許文献3参照)。
各種の機能モジュールおよびダミーパターン等は、半導体ウェハの表面に形成される。各種の機能モジュールおよびダミーパターン等が形成された半導体ウェハの表面には、化学的機械的研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)処理が施される。
CMP処理においては、半導体ウェハの表面に研磨布が押し当てられる。CMP処理においては、アルミナの微粉末またはSiOの微粉末を含むスラリを半導体ウェハの表面に流しながら、半導体ウェハを自転公転させる。CMP処理により、半導体ウェハの表面が研磨され、半導体ウェハの表面が平坦になる。半導体ウェハの表面が平坦になると、焦点深度が浅い露光装置を使用することができる。開口数(NA:Numerical Aperture)の大きな投影レンズを使うことにより、微細なパターンが転写可能となる。
特開平9−81622号公報 特開平9−306996号公報 特開2009−64857号公報
上記各特許文献におけるダミーパターンは、複数のメタル部から構成される。複数のメタル部は、島状に独立して配置される。ここで言う島状とは、たとえばメタル部の外縁が矩形状であって、矩形状の内側がすべてメタル部で埋め尽くされている形状のことを意味する。
CMP処理において、半導体ウェハの表面を研磨する時、ダミーパターン(メタル部)には四方八方から機械的ストレスが作用する。ダミーパターンに所定以上の機械的ストレスが作用すると、ダミーパターンが折れ曲がったり、ダミーパターンの一部が欠落したりする場合がある。
本発明は、CMP処理においてダミーパターンに機械的ストレスが作用しても、ダミーパターンが折れ曲がったり、ダミーパターンの一部が欠落したりすることを抑制できる半導体集積回路およびそのパターンレイアウト方法を提供することを目的とする。
本発明のある局面に基づく半導体集積回路は、チップ内に形成され、スクライブ領域、モジュール領域およびI/O領域を含む機能領域と、上記チップ内における空き領域に形成されたダミーパターンと、を備える。
上記空き領域は、上記機能領域同士の間、上記機能領域内、および/または上記機能領域が形成されている領域と上記機能領域が形成されていない領域とを跨ぐ位置に規定され、上記ダミーパターンは、枠状に形成されるとともに、上記ダミーパターンの外縁を規定する第1メタル部と、上記第1メタル部の内周側に位置し、上記第1メタル部に連続するように形成された第2メタル部と、上記第1メタル部の内周側において上記第2メタル部が形成されていない領域に位置する複数の非形成領域と、を有する。
本発明の他の局面に基づく半導体集積回路のパターンレイアウト方法は、上記に記載の上記半導体集積回路のパターンをレイアウトする半導体集積回路のパターンレイアウト方法であって、上記チップ内に形成される上記機能領域により規定される基準描画データを作成する工程と、上記基準描画データを所定の幅だけオーバーサイズする工程と、上記チップからオーバーサイズした上記基準描画データを差し引くことにより上記空き領域を算出する工程と、上記非形成領域に対応する形状を有する島状領域を、上記空き領域内に形成する工程と、形成されるべき上記ダミーパターンの上記外縁よりも内側に位置する上記空き領域から、上記島状領域を差し引く工程と、を備える。
本発明のさらに他の局面に基づく半導体集積回路のパターンレイアウト方法は、上記に記載の上記半導体集積回路のパターンをレイアウトする半導体集積回路のパターンレイアウト方法であって、上記チップ内に形成される上記機能領域により規定される基準描画データを作成する工程と、上記基準描画データを所定の幅だけオーバーサイズする工程と、上記チップからオーバーサイズした上記基準描画データを差し引くことにより上記空き領域を算出する工程と、上記空き領域の中から、所定の占有率以下の上記空き領域を抽出する工程と、上記非形成領域に対応する形状を有する島状領域を、所定の占有率以下の上記空き領域内に作成する工程と、形成されるべき上記ダミーパターンの上記外縁よりも内側に位置する所定の占有率以下の上記空き領域から、上記島状領域を差し引く工程と、を備える。
本発明によれば、CMP処理においてダミーパターンに機械的ストレスが作用しても、ダミーパターンが折れ曲がったり、ダミーパターンの一部が欠落したりすることを抑制できる半導体集積回路およびそのパターンレイアウト方法を得ることができる。
実施の形態1における半導体集積回路を示す平面図である。 図1におけるII線で囲まれる領域を拡大して示した平面図である。 実施の形態1の他の形態における半導体集積回路を示す平面図である。 実施の形態2における半導体集積回路に用いられるダミーパターンを示す平面図である。 実施の形態3における半導体集積回路に用いられるダミーパターンを示す平面図である。 実施の形態4における半導体集積回路に用いられるダミーパターンを示す平面図である。 実施の形態5における半導体集積回路に用いられるダミーパターンを示す平面図である。 実施の形態6に関し、一辺の長さがフィボナッチ数列に基づく正方形を隣接させ螺旋状に配置した様子を示す平面図である。 実施の形態6における半導体集積回路に用いられるダミーパターンを示す平面図である。 実施の形態7における半導体集積回路に用いられるダミーパターンを示す平面図である。 実施の形態8に関し、ペンローズタイルパターンを示す平面図である。 実施の形態8における半導体集積回路に用いられるダミーパターンを示す平面図である。 実施の形態9における半導体集積回路のパターンレイアウト方法を示す図である。 実施の形態9における半導体集積回路のパターンレイアウト方法を示す第1平面図である。 実施の形態9における半導体集積回路のパターンレイアウト方法を示す第2平面図である。 実施の形態9における半導体集積回路のパターンレイアウト方法を示す第3平面図である。 実施の形態9における半導体集積回路のパターンレイアウト方法を示す第4平面図である。 実施の形態9における半導体集積回路のパターンレイアウト方法を示す第5平面図である。 実施の形態10における半導体集積回路のパターンレイアウト方法を示す図である。
本発明に基づいた各実施の形態における半導体集積回路およびそのパターンレイアウト方法について、以下、図面を参照しながら説明する。各実施の形態の説明において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。各実施の形態の説明において、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
図1および図2を参照して、本実施の形態における半導体集積回路IC1について説明する。図1を参照して、半導体集積回路IC1はチップ状に形成されている。半導体集積回路IC1は、チップTP内に形成された機能領域FUAと、チップTP内における空き領域SP1(詳細は次述する)に形成されたダミーパターンDMP1とを備えている。
機能領域FUAは、スクライブ領域SCA、モジュール領域MAおよびI/O領域IAを含んでいる。スクライブ領域SCAは、モジュール領域MAおよびI/O領域IAを囲むように、チップTPの周縁に形成されている。スクライブ領域SCAは、ダイシング用に形成されている。スクライブ領域SCAには、サイドモニタ、アライメントマークおよび解像力チャート等、半導体集積回路IC1を製造する際の仕上がり具合をモニタリングするためのスクライブTEG(Test Elementary Group)パターン(図示せず)が形成されている。
モジュール領域MAには、メモリ(RAM、ROM)、ロジック、アナログ等が形成されている。一般的に、各モジュール領域MAおよびI/O領域IAの大きさおよび形状は多種多様である。各モジュール領域MAまたはI/O領域IAの間には、空き領域SP1が発生する。
各モジュール領域MAおよびI/O領域IAは、空き領域SP1が可能な限り小さくなるように設計される。空き領域SP1は、次述するダミーパターンDMP1を形成するために利用される。空き領域SP1は、各モジュール(メモリ等)間の信号をやり取りしたり、信号同士の干渉またはノイズの伝播を防止したりするためにも利用される。
図2は、図1におけるII線で囲まれる領域を拡大して示した平面図である。図2は、本実施の形態におけるダミーパターンDMP1を示している。
図2を参照して、ダミーパターンDMP1は、上述のとおり空き領域SP1に形成される。本実施の形態におけるダミーパターンDMP1は、略正方形状に形成されている。ダミーパターンDMP1は、枠状に形成される第1メタル部MT1と、帯状に形成される3つの第2メタル部MT2と、帯状に形成される4つの非形成領域NTとを有している。第1メタル部MT1および第2メタル部MT2は、これらの周囲に形成されるたとえば配線等と同様の材質および厚さを有しているとよい。
第1メタル部MT1は、ダミーパターンDMP1の最外周において、所定の幅WD1をもって枠状に形成されている。第1メタル部MT1(の外周)は、ダミーパターンDMP1の外縁EDを規定している。第2メタル部MT2は、第1メタル部MT1の内周側に位置している。第2メタル部MT2は、紙面上下方向に所定の間隔を空けて並んでいる。第2メタル部MT2は、両端において第1メタル部MT1に連続している。非形成領域NTは、第1メタル部MT1の内周側に位置している。非形成領域NTは、第1メタル部MT1の内周側において、第2メタル部MT2が形成されていない領域に位置している。
ダミーパターンDMP1は、電気的に浮遊しているとよい。ダミーパターンDMP1が電気的に浮遊していることにより、ダミーパターンDMP1の近くに配置された配線に電気信号が通過した時、ダミーパターンDMP1が充放電することを防止できる。また、ダミーパターンDMP1の近くに配置された配線に対して不要な電力を発生させたり、ダミーパターンDMP1の近くに配置された配線を通過する電気信号の波形が崩されたりすることも防止できる。
ダミーパターンDMP1(の外縁ED)と、各モジュール領域MAまたはI/O領域IAとの間には、所定の間隔WD2(安全領域とも称する)が空けられている。所定の間隔WD2とは、たとえば約1μmである。所定の間隔WD2を確保することにより、回路シミュレーションに反映されない容量が発生したり、回路シミュレーションに反映されない容量が発生しなくなったりすることを防止できる。
(作用・効果)
上述のように構成される半導体集積回路IC1に対して、CMP処理が施される。図2を参照して、CMP処理において、ダミーパターンDMP1(第1メタル部MT1または第2メタル部MT2)には、四方八方から機械的ストレスが作用する。ダミーパターンDMP1において機械的ストレスが作用することにより欠落し易い部分は、外縁EDの特に角部EG1〜EG4(4個)である。
ここで、冒頭に説明したダミーパターンは、島状に独立した複数のメタル部から構成されている(特許文献1〜3参照)。冒頭に説明したダミーパターンにおいては、多くの角部が存在している。たとえば、帯状のメタル部が4つ島状に形成されている場合、角部の数は、4×4=16個となる。
角部の数を比較すると、本実施の形態におけるダミーパターンDMP1の方が、冒頭に説明したダミーパターンよりも少ない。ダミーパターンDMP1によれば、角部が少ない分、ダミーパターンDMP1が欠落することを抑制することが可能となる。
ダミーパターンDMP1においては、たとえば面SF1に対しても四方八方方向から機械的ストレスが作用する。機械的ストレスは、面SF1の一部を欠落させるように作用したり、面SF1を含む第1メタル部MT1を折り曲げるように作用したりする。ここで、面SF1は、面SF2および面SF4に連続している。換言すると、面SF1は、面SF2および面SF4により支持されている。面SF1に対して作用した機械的ストレスには、面SF1、面SF2および面SF4の3つの面が対抗する。
本実施の形態におけるダミーパターンDMP1によれば、面SF1に対して作用した機械的ストレスに対して、3つの面SF1,SF2,SF4が対抗するため、ダミーパターンDMP1(第1メタル部MT1)が折れ曲がったり、ダミーパターンDMP1の一部が欠落したりすることを抑制することが可能となる。
ダミーパターンが折れ曲がったり、ダミーパターンの一部が欠落したりすると、ダミーパターンは所望の特性を発揮しなくなる。本実施の形態の半導体集積回路によれば、ダミーパターンDMP1が欠落することが抑制されるため、ダミーパターンの特性が低下することも抑制可能となる。
CMP処理時において、欠落したダミーパターンの一部は、研磨布に押さえつけられた状態で半導体ウェハの表面を移動する。ダミーパターンの一部の移動により、隣接したパターンが次々と損傷する。ダミーパターンの一部は半導体ウェハ上において渦巻き状に移動する(トルネードモード)。本実施の形態の半導体集積回路によれば、ダミーパターンDMP1が欠落することが抑制されるため、このような損傷が発生することも抑制可能となる。
ダミーパターンの欠落が発生しないように、研磨布の押し付け圧力を減らしたり、回転数を小さくしたりすることも可能である。研磨布の押し付け圧力を減らしたり、回転数を小さくしたりすると、研磨速度が落ちる。所望の研磨量を確保するためには、より長い処理時間が必要になる。本実施の形態の半導体集積回路によれば、ダミーパターンDMP1が欠落することが抑制されるため、より短い処理時間で半導体集積回路を製造することが可能となる。また、本実施の形態の半導体集積回路によれば、ダミーパターンDMP1が欠落することが抑制されているため、製造における歩留まりを向上させることも可能となる。
ダミーパターンDMP1を、パターン占有率の均一性を向上させるために配置することも可能である。この場合、空き領域SP1に必要な占有率を算出する。必要な占有率に対して、第1メタル部MT1の面積(幅)および第2メタル部MT2の面積(幅)を大小させる。ダミーパターンDMP1の面積を大小させることにより、所望の占有率を得ることができる。
[実施の形態1の他の形態]
図3を参照して、ダミーパターンは空き領域SP2に形成されてもよい。空き領域SP2は、チップTP内の機能領域FUA(たとえば、ロジック)内に位置している。空き領域SP2に対しても、実施の形態1と同様のダミーパターンを形成することができる。空き領域SP2に形成したダミーパターンによっても、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。
また、ダミーパターンは空き領域SP3に形成されてもよい。空き領域SP3は、チップTP内の各種モジュールが形成されている領域(モジュール領域MA)内と、チップTP内の各種モジュールが形成されていない領域とを跨ぐように位置している。空き領域SP3に対しても、実施の形態1と同様のダミーパターンを形成することができる。空き領域SP3に形成したダミーパターンによっても、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。
[実施の形態2]
図4を参照して、ダミーパターンの形状は、ダミーパターンDMP2のように長方形状に形成されていてもよい。ダミーパターンDMP2は、枠状に形成される第1メタル部MT1と、帯状に形成される5つの第2メタル部MT2と、6つの非形成領域NTとを有している。ダミーパターンDMP2によっても、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。
[実施の形態3]
図5を参照して、本実施の形態におけるダミーパターンDMP3について説明する。ダミーパターンDMP3は、枠状の第1メタル部MT1と、帯状の3つの第2メタル部MT2Aと、第2メタル部MT2Aに直交する帯状の5つの第2メタル部MT2Bと、複数(24個)の非形成領域NTとを有している。ダミーパターンDMP3によると、実施の形態1と同様の作用効果に加え、次の効果を得ることが可能となる。
ダミーパターンDMP3によると、ダミーパターンDMP3(第1メタル部MT1、第2メタル部MT2Aおよび第2メタル部MT2B)に作用する機械的ストレスが分散されて小さくなる。ダミーパターンDMP3(第1メタル部MT1、第2メタル部MT2Aおよび第2メタル部MT2B)の折れ曲がる可能性が下がる。ダミーパターンDMP3においては、1つの第2メタル部MT2Bに対して、3つの第2メタル部MT2Aが跨っている。1つの第2メタル部MT2Bは1/4の長さに分割されるため、第2メタル部MT2Bが折れ曲がる確率は、実施の形態2における第2メタル部MT2(図4参照)の1/4となる。
[実施の形態4]
図6を参照して、非形成領域NTの形状は、ダミーパターンDMP4のように、正方形状に形成されていてもよい。ダミーパターンDMP4は、枠状に形成される第1メタル部MT1と、帯状の2つの第2メタル部MT2Aと、帯状の3つの第2メタル部MT2Bと、複数(12個)の非形成領域NTとを有している。ダミーパターンDMP4によっても、実施の形態1および実施の形態3と同様の作用効果を得ることができる。
[実施の形態5]
図7を参照して、ダミーパターンDMP5のように、非形成領域NTは2種類以上の形状からなるように構成されていてもよい。非形成領域NTの形状は、すべて異なるように構成されていてもよい。ダミーパターンDMP5によっても、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。ダミーパターンDMP5においては、非形成領域NTの形状が周期性を有さないように構成されることにより、ダミーパターンDMP5周りに発生する電磁ノイズ等をより効果的に遮断することも可能となる。
[実施の形態6]
図8および図9を参照して、本実施の形態におけるダミーパターンDMP6について説明する。まず、フィボナッチ数列について説明する。フィボナッチ数列とは、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチ(ピサのレオナルド)にちなんで名付けられた数列である。n番目のフィボナッチ数Fnは、F=0、F=1、Fn+2=F+Fn+1により定義される。最初の数項は0、1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233、377、610、987、(以降省略)となる。フィボナッチ数列においては、いずれの項も、その前の2つの項の和となっている。
図8を参照して、正方形SQ1A、正方形SQ1B、正方形SQ2、正方形SQ3、正方形SQ5、および正方形SQ8(以下、各正方形とも称する)は、一辺の長さの比がフィボナッチ数列を満足している。各正方形は、隣接した状態で一辺の長さが短いものから順に螺旋状に配置されている。各正方形が配置された領域の最外周は、長方形を描く。
図9を参照して、本実施の形態におけるダミーパターンDMP6は、外縁が長方形状に構成される。複数の非形成領域NTは、それぞれが略矩形状に構成される。複数の非形成領域NTは、好適には、略正方形状に構成されているとよい。
本実施の形態における複数の非形成領域NTは、ダミーパターンDMP6上に上記の各正方形(正方形SQ1A〜正方形SQ8)を規定した場合、それぞれが上記の各正方形内に含まれるように配置される。たとえば、非形成領域NT8は、フィボナッチ数列を満足する一の正方形SQ8に含まれるように配置される。非形成領域NT5は、フィボナッチ数列を満足する他の正方形SQ5に含まれるように配置される。
本実施の形態におけるダミーパターンDMP6は、全体として自己相似性を有するように構成されているとよい。換言すると、フィボナッチ数列を満足する一の正方形SQ8と、当該一の正方形SQ8内に形成される非形成領域NT8とから構成される形状は、フィボナッチ数列を満足する他の正方形SQ5と、当該他の正方形SQ5内に形成される非形成領域NT5とから構成される形状と相似関係にあるとよい。
ダミーパターンDMP6によっても、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。ダミーパターンDMP6においては、非形成領域NTの形状が周期性を有さないように構成されることにより、ダミーパターンDMP6周りに発生する電磁ノイズ等をより効果的に遮断することも可能となる。
[実施の形態7]
図10を参照して、本実施の形態におけるダミーパターンDMP7について説明する。ダミーパターンDMP7における複数の非形成領域NTは、フラクタルパターン状に配置されている。
ここで、フラクタルとは、フランスの数学者ブノワ・マンデルブロが導入した幾何学の概念である。フラクタルとは、図形の部分と図形の全体とが自己相似になっている場合を含む。フラクタルとは、ハウスドルフ次元が位相次元を厳密に上回るような集合と定義される。完全に自己相似なフラクタルにおいては、ハウスドルフ次元はミンコフスキー次元と等しくなる。
図10に示すように、ダミーパターンDMP7においては、フラクタルな構造の一例として、カントール集合状に配置されている。カントール集合とは、線分を3つに分割して中央を取り去り、さらに、残った部分をさらに3つに分割して中央を取り去る。カントール集合とは、この作業を繰り返すことにより得られるフラクタル構造の一つである。カントール集合におけるフラクタル次元は0.63である。
ダミーパターンDMP7においては、非形成領域NT1の紙面左右方向の長さを1/3倍した長さと、非形成領域NT1に隣り合う非形成領域NT2の同方向の長さとが等しくなっている。非形成領域NT2の紙面左右方向の長さを1/3倍した長さと、非形成領域NT2に隣り合う非形成領域NT3の同方向の長さとが等しくなっている。非形成領域NT3の紙面左右方向の長さを1/3倍した長さと、非形成領域NT3に隣り合う非形成領域NT4の同方向の長さとが等しくなっている。
ダミーパターンDMP7によっても、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。ダミーパターンDMP7によれば、ダミーパターンDMP7周りに発生する電磁ノイズ等をより効果的に遮断することが可能となる。
具体的には、ダミーパターンDMP7においては、非形成領域NT(NT1〜NT4)が、フラクタルパターン状の一例として上述のようなカントール集合状に配置されている。ダミーパターンDMP7に電磁波を入射すると、各非形成領域NT1〜NT4中で電磁波が共鳴する。所定の波長においては、入射する電磁場の10の7乗倍の強さの電磁場が、カントール集合状に形成された非形成領域NT内に発生する。
この所定の波長と、RDR(Restricted Design Rules)の波長(空間周波数の逆数)の方向とは、一致しているとよい。RDRの採用によって伝播された電磁ノイズ等は、カントール集合状に形成された非形成領域NTの内部に集まる。RDRの採用によって伝播された電磁ノイズ等は、その周辺の回路へは伝播しなくなる。したがって、ダミーパターンDMP7によれば、ダミーパターンDMP7周りに発生する電磁ノイズ等をより効果的に遮断することが可能となる。
[実施の形態8]
図11および図12を参照して、本実施の形態におけるダミーパターンDMP8について説明する。まず、図11を参照して、ペンローズタイルパターンについて説明する。ペンローズタイルパターンとは、イギリスの物理学者ロジャー・ペンローズが考案した形状である。
ペンローズタイルパターンとは、2種類の菱形が敷き詰められることにより平面が充填された形状である。ペンローズタイルパターンとは、5回対称性を有しているが、周期的なパターンを有していない。ペンローズタイルパターンを構成する2種類の菱形は、一方の菱形が鋭角72°および鈍角108°から構成され、他方の菱形が鋭角36°および鈍角144°から構成される。
ペンローズタイルパターン上には、隣接する同一形状の5つの菱形を含む正10角形が複数規定される。隣接する同一形状の5つの菱形を含む正10角形とは、図11中に示す中心CT1、中心CT2、中心CT3を中心とする正10角形である。
図12を参照して、本実施の形態におけるダミーパターンDMP8においては、複数の非形成領域NTが略矩形状(または略正方形状)に構成されている。複数の非形成領域NTは、ダミーパターンDMP8上にペンローズタイルパターンを規定した場合、ペンローズタイルパターン内において5回対称に配置された所定の領域を含むように配置されている。
たとえば、複数の非形成領域NTは、ダミーパターンDMP8上にペンローズタイルパターンを規定した場合、それぞれが上述の正10角形(隣接する同一形状の5つの菱形を含む正10角形)を含むように配置されるとよい。この場合、非形成領域NTの1つは、中心CT1を中心とする正10角形を含むように配置されている。非形成領域NTの他の1つは、中心CT2を中心とする正10角形を含むように配置されている。中心CT2は、中心CT1の1つ外周に位置している。また、非形成領域NTのさらに他の1つは、中心CT3を中心とする正10角形を含むように配置されている。中心CT3は、中心CT2のさらに1つ外周に位置している。
ダミーパターンDMP8によっても、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。ダミーパターンDMP8においては、非形成領域NTの形状が周期性を有さないように構成されることにより、ダミーパターンDMP8周りに発生する電磁ノイズ等をより効果的に遮断することが可能となる。
[実施の形態1〜8の他の形態]
実施の形態1〜8におけるダミーパターンは、収差モニタ機能をさらに有するように構成されてもよい。この場合、ダミーパターンは、収差モニタ対象の機能モジュール(例えばSRAMモジュール)の周辺の空き領域に形成される。ダミーパターンは、たとえば空き領域内に6つ形成される。6つのうち3つのダミーパターンは、周期方向が横方向(収差モニタ対象の機能モジュールとの対向方向に直交する方向)で且つ周期ピッチが相対的に大、中、小と変化するように形成される。6つのうち他の3つのダミーパターンは、周期方向が縦方向(収差モニタ対象の機能モジュールとの対向方向に平行な方向)で且つ周期ピッチが相対的に大、中、小と変化さするように形成される。当該構成により、ダミーパターンに収差モニタ機能をさらに付与することが可能となる。
実施の形態1〜8におけるダミーパターンは、電気ノイズ遮断機能をさらに有するように構成されてもよい。この場合、ダミーパターンは、メモリ、アナログまたは高周波素子等の周辺の空き領域に形成される。ダミーパターンは、2つの周期パターン(空間周波数)を有するように形成される。2つの周期パターンは、その周期方向と、電気ノイズ遮断対象の機能モジュール(例えばアナログモジュール)との対向方向とが一致するように構成される。2つの周期パターンは、互いに機能モジュールとの対向方向に沿って並列配置される。当該構成により、ダミーパターンに電気ノイズ遮断機能をさらに付与することが可能となる。
実施の形態1〜8におけるダミーパターンは、磁気ノイズ遮断機能をさらに有するように構成されてもよい。この場合、ダミーパターンは、実施の形態1〜8におけるダミーパターンの外周を囲う環状のメタル部を備えている。メタル部以外の部分は、絶縁膜により形成される。ダミーパターンは、半導体集積回路が磁気センサモジュールを備える場合において、当該磁気センサモジュール以外の機能モジュールの周辺の空き領域に形成される。磁気センサモジュールの周辺の空き領域には、当該磁気センサモジュールの磁気検出を妨げない様に、磁気ノイズ遮断機能を持たないダミーパターンが形成される。当該構成により、ダミーパターンに磁気ノイズ遮断機能をさらに付与することが可能となる。
実施の形態1〜8におけるダミーパターンは、アライメント測定機能をさらに有するように構成されてもよい。この場合、2つのダミーパターンが、2つの空き領域にそれぞれ配置される。2つのダミーパターンの形成後、一方のダミーパターンと他方のダミーパターンとの周期方向のズレ幅を測定する。当該構成により、一方のダミーパターンと同じマスクで形成された機能モジュールの部位と、他方のダミーパターンと同じマスクで形成された機能モジュールの別の部位との間のアライメントを適切に測定できる。
[実施の形態9]
図13〜図18を参照して、本実施の形態における半導体集積回路のパターンレイアウト方法SAについて説明する。半導体集積回路のパターンレイアウト方法SAは、実施の形態1〜8に係る半導体集積回路のパターンをレイアウトするパターンレイアウト方法である。
図13を参照して、半導体集積回路のパターンレイアウト方法SAは、ステップSA1〜SA5を備えている。以下、ステップSA1〜SA5について順に説明する。
図14を参照して、ステップSA1においては、描画データDG1(基準描画データ)を作成する。描画データDG1は、チップTPに配置される全ての機能領域FUA(スクライブ領域SCA、モジュール領域MAおよびI/O領域IA)の論理和(OR)により得ることができる。
図15を参照して、ステップSA2においては、描画データDG2を作成する。描画データDG2は、描画データDG1(機能領域FUAの占有領域)を所定の幅だけオーバーサイズすることにより得ることができる。オーバーサイズする所定の幅は、隣接する各機能領域FUAの安全領域を確保した上で算出される。所定の幅は、たとえば約1μmである。所定の幅は、半導体集積回路の世代毎に設定されるとよい。
図16を参照して、ステップSA3においては、描画データDG3を作成する。描画データDG3は、チップTPからステップSA2で得た描画データDG2を差し引くことにより得ることができる。チップTPのうち、安全領域を確保した上で描画データDG2を差し引かれた残りの領域が、空き領域SP1として算出される。
図17を参照して、ステップSA4においては、描画データDG4を作成する。描画データDG4は、描画データDG3の空き領域SP1に対し、島状領域IS1を形成する(差し引く)ことにより得ることができる。島状領域IS1は、ダミーパターンの非形成領域NT(図18参照)に対応する形状を有している。本実施の形態においては、描画データDG3の空き領域SP1に対し、帯状の4つの島状領域IS1が形成されている。
図18を参照して、ステップSA5においては、描画データDG5を作成する。描画データDG5は、描画データDG4に対し、形成されるべきダミーパターンDMP1の外縁EDよりも内側に位置する空き領域SP1から、島状領域IS1を差し引くことにより得ることができる。以上の様にして、半導体集積回路のパターンをレイアウトすることが可能となる。
[実施の形態10]
図19を参照して、本実施の形態における半導体集積回路のパターンレイアウト方法SBについて説明する。半導体集積回路のパターンレイアウト方法SBは、実施の形態1〜8に係る半導体集積回路のパターンをレイアウトする他のパターンレイアウト方法である。
半導体集積回路のパターンレイアウト方法SBは、ステップSB1〜SB6を備えている。ステップSB1〜SB3は、上述の実施の形態9におけるステップSA1〜SA3と同様である。
ステップSB4においては、ステップSB3において算出された空き領域(空き領域SP1:図16参照)の中から、チップ上における所定の占有率以下の空き領域を抽出する。ステップSB3において算出された空き領域と、チップ上におけるパターン占有率が所定の占有率以下の領域との論理積(AND)により、チップ上における所定の占有率以下の空き領域を抽出することができる。
所定のプログラムなどを使用して、チップ上における所定の占有率以下の空き領域を自動的に算出するとよい。所定のプログラムなどを使用して、チップ上における所定の占有率以下の空き領域を自動的に算出することを、セミオートダミーと称することができる。
ステップSB5においては、実施の形態9のステップSA4と同様に、所定の占有率以下の空き領域に対し、島状領域を形成する(差し引く)。島状領域は、ダミーパターンの非形成領域に対応する形状を有している。
ステップSB6においては、実施の形態9のステップSA5と同様に、島状領域を形成した描画データに対して、形成されるべきダミーパターンの外縁よりも内側に位置する空き領域から、島状領域を差し引く。以上のようにして、半導体集積回路のパターンをレイアウトすることが可能となる。
本実施の形態における半導体集積回路のパターンレイアウト方法SBによれば、パターン占有率の均一性を向上させた半導体集積回路を得ることが可能となる。
以上、本発明に基づいた各実施の形態における半導体集積回路およびそのパターンレイアウト方法について説明したが、今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、チップ内にダミーパターンを有する半導体集積回路およびそのパターンレイアウト方法に特に有利に適用され得る。
CT1〜CT3 中心、DG1〜DG5 描画データ、DMP1〜DMP8 ダミーパターン、ED 外縁、EG1〜EG4 角部、FUA 機能領域、IA I/O領域、IC1 半導体集積回路、IS1 島状領域、MA モジュール領域、MT1 第1メタル部、MT2,MT2A,MT2B 第2メタル部、NT,NT1〜NT4,NT5,NT8 非形成領域、SA,SB パターンレイアウト方法、SA1〜SA5,SB1〜SB6 ステップ、SCA スクライブ領域、SF1〜SF4 面、SP1〜SP3 空き領域、SQ1A,SQ1B,SQ2,SQ3,SQ5,SQ8 正方形、TP チップ、WD1 幅、WD2 間隔。

Claims (7)

  1. チップ内に形成され、スクライブ領域、モジュール領域およびI/O領域を含む機能領域と、
    前記チップ内における空き領域に形成されたダミーパターンと、
    を備え、
    前記空き領域は、前記機能領域同士の間、前記機能領域内、および/または前記機能領域が形成されている領域と前記機能領域が形成されていない領域とを跨ぐ位置に規定され、
    前記ダミーパターンは、
    枠状に形成されるとともに、前記ダミーパターンの外縁を規定する第1メタル部と、
    前記第1メタル部の内周側に位置し、前記第1メタル部に連続するように形成された第2メタル部と、
    前記第1メタル部の内周側において前記第2メタル部が形成されていない領域に位置する複数の非形成領域と、を有する、
    半導体集積回路。
  2. 複数の前記非形成領域は、2種類以上の形状からなる、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 複数の前記非形成領域は、略矩形状に構成され、前記第1メタル部の内周側における複数の所定の領域内にそれぞれ含まれるように配置され、
    複数の前記所定の領域は、一辺の長さの比がフィボナッチ数列に規定されるとともに前記一辺の長さが短い順に隣接して螺旋状に配置された複数の正方形であり、
    前記第1メタル部、前記第2メタル部および前記非形成領域は、前記ダミーパターンが全体として自己相似性を有するように構成されている、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 複数の前記非形成領域は、フラクタルパターン状に配置され、
    前記第1メタル部、前記第2メタル部および前記非形成領域は、前記ダミーパターンが全体として自己相似性を有するように構成されている、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  5. 複数の前記非形成領域は、それぞれが略矩形状に構成され、前記第1メタル部の内周側に規定されたペンローズタイルパターン上の所定の領域を含むように配置され、
    前記所定の領域は、前記ペンローズタイルパターン内において、5回対称に配置されている、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の前記半導体集積回路のパターンをレイアウトする半導体集積回路のパターンレイアウト方法であって、
    前記チップ内に形成される前記機能領域により規定される基準描画データを作成する工程と、
    前記基準描画データを所定の幅だけオーバーサイズする工程と、
    前記チップからオーバーサイズした前記基準描画データを差し引くことにより前記空き領域を算出する工程と、
    前記非形成領域に対応する形状を有する島状領域を、前記空き領域内に形成する工程と、
    形成されるべき前記ダミーパターンの前記外縁よりも内側に位置する前記空き領域から、前記島状領域を差し引く工程と、を備える、
    半導体集積回路のパターンレイアウト方法。
  7. 請求項1から5のいずれかに記載の前記半導体集積回路のパターンをレイアウトする半導体集積回路のパターンレイアウト方法であって、
    前記チップ内に形成される前記機能領域により規定される基準描画データを作成する工程と、
    前記基準描画データを所定の幅だけオーバーサイズする工程と、
    前記チップからオーバーサイズした前記基準描画データを差し引くことにより前記空き領域を算出する工程と、
    前記空き領域の中から、所定の占有率以下の前記空き領域を抽出する工程と、
    前記非形成領域に対応する形状を有する島状領域を、所定の占有率以下の前記空き領域内に作成する工程と、
    形成されるべき前記ダミーパターンの前記外縁よりも内側に位置する所定の占有率以下の前記空き領域から、前記島状領域を差し引く工程と、を備える、
    半導体集積回路のパターンレイアウト方法。
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