JP5551409B2 - 半導体装置の設計方法、設計装置、設計プログラム及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の設計方法、設計装置、設計プログラム及び半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は半導体装置の設計方法、設計装置、設計プログラム及び半導体装置、に関し、特に製造時の半導体素子の特性ばらつきを抑制する半導体装置の設計方法、設計装置、設計プログラム及び当該設計方法、設計装置及び設計プログラムにより設計された半導体装置に関する。
近年、半導体装置では、製造プロセスの微細化を進めることで搭載される機能の高度化を実現している。しかし、製造プロセスを微細化することで、製造時において発生する半導体素子の構造上のばらつきを抑制することが難しくなり、すなわち半導体素子の特性ばらつきが増加する。半導体装置を量産する工程では、半導体素子の特性ばらつきが歩留まりに影響するため、特性ばらつきを抑制することが安定した量産を行う上で重要になる。
そこで、製造時における半導体素子の特性ばらつきを抑制する方法の1つが特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の技術では、半導体装置のレイアウトパターンにダミー素子を挿入する。これにより、特許文献1に記載の技術では、チップ内の領域毎のパターン密度の差を低減し、製造工程のエッチング処理に起因する素子構造のばらつきを抑制する。
しかしながら、半導体素子の構造的なばらつきの別の要因として、半導体素子の拡散領域に不純物を拡散させるアニール工程での加熱ばらつきがある。特許文献1に記載の技術では、このアニール工程にかかる半導体素子の特性ばらつきを抑制することができない。
アニール工程では、半導体基板を加熱することで、半導体基板に注入した不純物を拡散させるが、このとき加熱条件や不純物注入量に応じて、不純物の拡散状態にばらつきが生じる。また、近年では、製造にかかる時間を短縮するためにアニール工程においてランプアニールという技術が用いられている。ランプアニールでは、非常に短時間(例えば、数秒(スパイクランプアニール)、0.1msec〜100msec(ミリセカンドランプアニール))で半導体基板を加熱する。一方、半導体素子は、複数の領域により構成されるが、複数の領域を構成する第1の部材(例えば、拡散領域)と第2の部材(例えば、素子分離領域やゲート電極など)は熱反射物性が異なる。そのため、ランプアニール工程を用いて半導体装置を製造した場合、第1の部材と第2の部材の比率により加熱状態のばらつきが生じる。ランプアニールにより半導体装置を製造した場合、部材の比率による加熱ばらつきの影響が顕著に表れる。そこで、このようなアニール工程における半導体素子の構造上のばらつきを抑制する方法が特許文献2に開示されている。
特許文献2に記載の技術では、第1反射率のエピタキシャル成長シリコンゲルマニウムを含む第1デバイスと、第2反射率の単結晶シリコンを含む第2デバイスと、を含む半導体ウェハ構造体において、シリコンゲルマニウムを含む非機能性ダミー第1デバイスと、単結晶シリコンを含む非機能性ダミー第2デバイスと、を第1、第2デバイスの分布と同じ全体的比率及び密度が達せされるようにウェハ全域にわたって分布させる。これにより、特許文献2に記載の技術では、ランプアニール工程においてウェハ全域にわたる一様な温度変化を得ることができる。
特開2008−211214号公報 特開2008−171170号公報
ランプアニール工程では、三次元的に熱伝搬が生じる。しかしながら、特許文献2に記載の技術では、半導体素子の構造のうちシリコンゲルマニウムを含む第1デバイス及び非機能性ダミー第1デバイスと、単結晶シリコンを含む第2デバイス及び非機能性ダミー第2デバイスと、の二次元の面積比のみしか考慮していない。そのため、特許文献2に記載の技術では、第1の部材と第2の部材の接触面の面積に応じて生じる加熱状態のばらつきに起因する半導体素子の特性ばらつきを抑制することができない問題がある。
本発明にかかる半導体装置の設計方法の一態様は、回路データに基づき生成されたレイアウトデータの検査領域を設定し、前記検査領域の面積を示す第1の面積と、当該検査領域に含まれる回路素子を構成する第1の部材と接し、かつ、第1の部材と熱反射物性の異なる第2の部材が前記第1の部材と接する面の表面積の和を示す第2の面積と、の面積比を算出し、前記レイアウトデータに対してレイアウトデータのいずれの検査領域においても前記面積比が所定の範囲内となるようにダミー素子を配置する。
本発明にかかる半導体装置の一態様は、回路データに基づき配置された回路素子と、前記回路素子とは独立して設けられたダミー素子と、を有する半導体装置であって、前記半導体装置の第1の領域内に配置される前記回路素子及び前記ダミー素子を構成する第1の部材が熱反射物性の異なる第2の部材と接する面の表面積の和を示す第1領域面積と、前記第1の領域と同面積の第2の領域に配置される前記回路素子及びダミー素子を構成する第1の部材が熱反射物性の異なる第2の部材と接する面の表面積の和を示す第2領域面積と、の差が所定の範囲内となっている。
本発明にかかる半導体装置の設計装置の一態様は、回路データに基づき生成されたレイアウトデータに対して製造時のばらつきを考慮した修正を加える半導体装置の設計装置であって、前記レイアウトデータを分割した複数の検査領域を設定する検査領域設定部と、前記検査領域の面積を示す第1の面積と、当該検査領域に含まれる回路素子を構成する第1の部材と接し、かつ、第1の部材と熱反射物性の異なる第2の部材が前記第1の部材と接する面の表面積の和を示す第2の面積と、の面積比を算出する面積比算出部と、前記面積比に基づき、前記検査領域毎にダミー素子を配置し、いずれの前記検査領域においても前記面積比が所定の範囲内に収まるように調節するレイアウト修正部と、を有する。
本発明にかかる半導体装置の設計プログラムの一態様は、プログラムを実行する演算部と、回路データに基づき生成されたレイアウトデータを格納する格納部と、を有する装置において実行される設計プログラムであって、前記格納部から前記レイアウトデータを読み出し、前記レイアウトデータを分割した複数の検査領域を設定し、前記検査領域の面積を示す第1の面積と、当該検査領域に含まれる回路素子を構成する第1の部材と接し、かつ、第1の部材と熱反射物性の異なる第2の部材の表面積の和を示す第2の面積と、の面積比を算出し、前記面積比に基づき、前記検査領域毎にダミー素子を配置し、いずれの前記検査領域においても前記面積比が所定の範囲内に収まるように調節し、前記調節後のレイアウトデータを前記格納部に出力する。
本発明にかかる半導体装置の設計方法、設計装置、設計プログラム及び半導体装置によれば、熱反射物性の異なる第1の部材と接触する第2の部材の表面積を考慮してダミー素子をレイアウトデータに挿入する。そのため、本発明にかかる半導体装置の設計方法、設計装置、設計プログラム及び半導体装置では、半導体チップ全体で第1の部材と接触する第2の部材の表面積のばらつきが小さくなり、ランプアニール工程における領域毎の加熱状態の違いに起因する半導体素子の特性ばらつきを抑制することができる。
本発明にかかる半導体装置の設計方法、設計装置、設計プログラム及び半導体装置によれば、半導体素子の特性ばらつきを抑制することができる。
トランジスタのゲート長の違いによる特性の差を示すグラフである。 トランジスタのゲート幅の違いによる特性の差を示すグラフである。 第1の部材と第2の部材のデータ率差による温度ばらつきを示すグラフである。 実施の形態1にかかる第1の計算方法を説明するための半導体装置の検査領域のレイアウトデータの概略図である。 図1に示した半導体装置の構造を示す概略図である。 図1に示した半導体装置において面積比が異なる場合のトランジスタの特性ばらつきを示すグラフである。 実施の形態1にかかる第2の計算方法を説明するための半導体装置の検査領域のレイアウトデータの概略図である。 図1に示した半導体装置の構造を示す概略図である。 図1に示した半導体装置において面積比が異なる場合のトランジスタの特性ばらつきを示すグラフである。 実施の形態1にかかる第3の計算方法を説明するための半導体装置の検査領域のレイアウトデータの概略図である。 図1に示した半導体装置の構造を示す概略図である。 図1に示した半導体装置において面積比が異なる場合のトランジスタの特性ばらつきを示すグラフである。 実施の形態1にかかる半導体装置の設計方法のフローチャートである。 実施の形態1にかかる半導体装置の設計方法を用いてダミー素子を挿入した半導体装置のレイアウトを示す概略図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の設計装置のブロック図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。本発明にかかる半導体装置の設計方法は、アニール工程において生じる半導体素子の特性ばらつきを低減するものである。本実施の形態では、半導体素子としてMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを対象とする。そこで、MOSトランジスタの特性ばらつきについて説明する。
まず、MOSトランジスタの電流駆動能力について説明する。MOSトランジスタのドレイン・ソース電流Idsは、(1)式により表される。
Figure 0005551409
MOSトランジスタの電流駆動能力は、このドレイン・ソース電流の大きさにより定義される。なお、(1)式において、μeffはキャリアの移動度であり、Wgはゲート幅(実効チャネル幅)であり、Lgはゲート長(実効チャネル長)であり、Vgはゲート電圧であり、Vdsはドレイン・ソース間電圧であり、Vfbはフラットバンド電圧であり、φBは強反転時の表面電位であり、εsiはシリコン誘電率であり、qは電荷量であり、Coxはゲート絶縁膜容量であり、Naはシリコン不純物濃度であり、mはボディ効果係数である。
(1)式に示すように、MOSトランジスタの電流駆動能力は、ゲート長Lgに反比例し、ゲート幅Wgに比例する特性を有する。そこで、図1にMOSトランジスタのゲート長Lgと電流駆動能力との関係を表すグラフを示す。なお、図1に示すグラフでは、基準となるゲート長Lgに対する電流駆動能力と、当該基準となるゲート長Lgからずれたゲート長Lgを有するトランジスタの電流駆動能力との差ΔIonを縦軸とした。図1に示すように、MOSトランジスタは、ゲート長Lgが大きくなると電流駆動能力が小さくなり、ゲート長Lgが小さくなると電流駆動能力は大きくなる。
また、図2にMOSトランジスタのゲート幅Wgと電流駆動能力との関係を表すグラフを示す。なお、図2に示すグラフにおいても、基準となるゲート幅Wgに対する電流駆動能力と、当該基準となるゲート幅Wgからずれたゲート幅Wgを有するトランジスタの電流駆動能力との差ΔIonを縦軸とした。図2に示すように、MOSトランジスタは、ゲート幅Wgが大きくなると電流駆動能力が大きくなり、ゲート幅Wgが小さくなると電流駆動能力が小さくなる。
このように、MOSトランジスタは、ゲート長Lg及びゲート幅Wgの大きさにより特性が異なる。一方、同一のゲート長Lg及びゲート幅Wgを有するトランジスタにより回路を構成した場合において、アニール工程で半導体基板の加熱ばらつきが生じると、拡散領域を形成する不純物の拡散にばらつきが生じ、ゲート長Lg(実効チャネル長)及びゲート幅Wg(実効チャネル幅)が設計時の設定と異なるものとなる。このゲート長Lg及びゲート幅Wgのばらつきがアニール工程において生じるMOSトランジスタの特性ばらつきとなる。
上記加熱ばらつきは、熱反射物性の異なる第1の部材(例えば、拡散領域)と第2の部材(例えば、素子分離領域又はゲート電極)との接触面積に起因して生じる。そこで、レイアウトデータ上の第1の部材と第2の部材とのデータ率の差と半導体基板の温度ばらつきの関係を示すグラフを図4に示す。図4に示すように、データ率の差が大きくなると半導体基板の温度ばらつきが大きくなる。
そこで、本実施の形態では、半導体装置のレイアウトデータから検査領域を抽出する。そして、抽出した検査領域の面積(例えば、第1の面積)と、検査領域に含まれる回路素子を構成する第1の部材と接し、かつ、第1の部材と熱反射物性の異なる第2の部材が第1の部材と接する面の表面積の和を示す面積(例えば、第2の面積)との比(この比を以下では面積比と称す)に基づき検査領域の面積比を所定の範囲(例えば、予め設定されたターゲット範囲)内とするためのダミー素子を挿入する。これにより、本実施の形態では、各検査領域の面積比の差を低減し、MOSトランジスタの特性ばらつきをチップ全体で均一にする。なお、本実施の形態では、第2の面積として第2の部材の側壁の面積を算出するものとする。
本実施の形態では、面積比の算出方法として第1の算出方法〜第3の算出方法を説明する。第1の算出方法〜第3の算出方法のいずれの場合においても、面積比とMOSトランジスタの特性ばらつきには一定の相関関係が得られる。そのため、面積比の計算方法としては、第1の算出方法〜第3の算出方法のいずれも用いることができる。
まず、第1の計算方法について説明する。第1の計算方法では、素子分離領域のみを第2の部材の計算対象とする。この第1の計算方法における検査領域の面積を示す第1の面積Xの計算方法について説明する。図4に検査領域のレイアウトデータを示す。図4に示すように、検査領域には、拡散領域DFと素子分離領域STIを含む。そして、第1の面積Xは、(2)式により示される。なお、(2)式において、Astiは素子分離領域STIの総面積を示し、Asti1、Asti2は第1、第2の素子分離領域STIの面積を示し、Lstiは素子分離領域STIの長さを示し、Wstiは素子分離領域STIの幅を示し、Adは拡散領域DFの総面積を示し、Ad1〜Ad3は第1〜第3の拡散領域DFの面積を示し、Ldiffは拡散領域DFの長さを示し、Wdiffは拡散領域DFの幅を示す。また、図4に示す例では、第1〜第3の拡散領域DFの面積は同じものとし、第1、第2の素子分離領域STIの面積は同じものとする。
Figure 0005551409
続いて、第1の計算方法における第2の面積の計算方法について説明する。図5に図4に示したレイアウトデータに該当する部分の半導体装置の構造を示す。図5に示すように、検査領域には、拡散領域DFと素子分離領域STIを含む。そして、第2の面積Yは、(3)式により示される。なお、(3)式において、SLdは拡散領域DFの周囲長を示し、Wstiは素子分離領域STIの幅を示し、Hstiは素子分離領域STIの深さを示す。また、図5に示す例では、2つの素子分離領域STIが3つの拡散領域DFと接する面の面積は同じものとする。
Figure 0005551409
そして、第1の計算方法における面積比RatioAは、(4)式により示される。
Figure 0005551409
ここで、面積比RatioAとMOSトランジスタの電流駆動能力との関係を図6に示す。図6では、電流駆動能力の指標として、MOSトランジスタにより構成したリングオシレータの発振周波数の変化率を用いる。発振周波数が高ければMOSトランジスタの電流駆動能力が高く、発振周波数が低ければMOSトランジスタの電流駆動能力が低いことを示す。
図6に示すように、面積比RatioAが低くなるとMOSトランジスタの電流駆動能力が低くなり、面積比RatioAが高くなるとMOSトランジスタの電流駆動能力が高くなる。これは、拡散領域DFに比べて素子分離領域STIの熱反射物性が高いためである。つまり、面積比RatioAが高いほどアニール工程において半導体基板の温度が上昇し、拡散領域の不純物の拡散が進むため、完成したMOSトランジスタのゲート長が短くなるためである。また、図6に示すように、面積比RatioAの変化に対してMOSトランジスタの電流駆動能力はほぼ線形の変動を示す。
続いて、第2の計算方法について説明する。第2の計算方法では、ゲート電極のみを第2の部材の計算対象とする。この第2の計算方法における検査領域の面積を示す第1の面積Xの計算方法について説明する。図7に検査領域のレイアウトデータを示す。図7に示すように、検査領域には、拡散領域DF、素子分離領域STI、ゲート電極Gを含む。そして、第1の面積Xは、(5)式により示される。なお、(5)式において、Astiは素子分離領域STIの総面積を示し、Asti1、Asti2は第1、第2の素子分離領域STIの面積を示し、Lstiは素子分離領域STIの長さを示し、Wstiは素子分離領域STIの幅を示し、Adは拡散領域DFの総面積を示し、Ad1〜Ad3は第1〜第3の拡散領域DFの面積を示し、Ldiffは拡散領域DFの長さを示し、Wdiffは拡散領域DFの幅を示す。また、図7に示す例では、第1〜第3の拡散領域DFの面積は同じものとし、第1、第2の素子分離領域STIの面積は同じものとする。
Figure 0005551409
続いて、第2の計算方法における第2の面積の計算方法について説明する。図8に図7に示したレイアウトデータに該当する部分の半導体装置の構造を示す。図8に示すように、検査領域には、拡散領域DF、素子分離領域STI、ゲート電極を含む。そして、第2の面積Yは、(6)式により示される。なお、(6)式において、SLgはゲート電極Gの周囲長を示し、Wgはゲート電極Gの幅を示し、Hgはゲート電極Gの高さを示す。また、図8に示す例では、3つのゲート電極Gの幅Wg及び高さHgは同じものとする。
Figure 0005551409
そして、第2の計算方法における面積比RatioBは、(7)式により示される。
Figure 0005551409
ここで、面積比RatioBとMOSトランジスタの電流駆動能力との関係を図9に示す。図9では、電流駆動能力の指標として、MOSトランジスタにより構成したリングオシレータの発振周波数の変化率を用いる。発振周波数が高ければMOSトランジスタの電流駆動能力が高く、発振周波数が低ければMOSトランジスタの電流駆動能力が低いことを示す。
図9に示すように、面積比RatioBが低くなるとMOSトランジスタの電流駆動能力が低くなり、面積比RatioBが高くなるとMOSトランジスタの電流駆動能力が高くなる。これは、拡散領域DFに比べてゲート電極Gの熱反射物性が高いためである。つまり、面積比RatioBが高いほどアニール工程において半導体基板の温度が上昇し、拡散領域の不純物の拡散が進むため、完成したMOSトランジスタのゲート長が短くなるためである。また、図9に示すように、面積比RatioBの変化に対してMOSトランジスタの電流駆動能力はほぼ線形の変動を示す。
続いて、第3の計算方法について説明する。第3の計算方法では、素子分離領域及びゲート電極を第2の部材の計算対象とする。この第3の計算方法における検査領域の面積を示す第1の面積Xの計算方法について説明する。図10に検査領域のレイアウトデータを示す。図10に示すように、検査領域には、拡散領域DF、素子分離領域STI、ゲート電極Gを含む。そして、第1の面積Xは、(8)式により示される。なお、(8)式において、Astiは素子分離領域STIの総面積を示し、Asti1、Asti2は第1、第2の素子分離領域STIの面積を示し、Lstiは素子分離領域STIの長さを示し、Wstiは素子分離領域STIの幅を示し、Adは拡散領域DFの総面積を示し、Ad1〜Ad3は第1〜第3の拡散領域DFの面積を示し、Ldiffは拡散領域DFの長さを示し、Wdiffは拡散領域DFの幅を示す。また、図10に示す例では、第1〜第3の拡散領域DFの面積は同じものとし、第1、第2の素子分離領域STIの面積は同じものとする。
Figure 0005551409
続いて、第3の計算方法における第2の面積の計算方法について説明する。図11に図10に示したレイアウトデータに該当する部分の半導体装置の構造を示す。図11に示すように、検査領域には、拡散領域DF、素子分離領域STI、ゲート電極を含む。そして、第2の面積Yは、(9)式により示される。なお、(9)式において、SLdは拡散領域DFの周囲長を示し、Wstiは素子分離領域STIの幅を示し、Hstiは素子分離領域STIの深さを示す。また、SLgはゲート電極Gの周囲長を示し、Wgはゲート電極Gの幅を示し、Hgはゲート電極Gの高さを示す。また、図11に示す例では、第1〜第3の拡散領域DFの面積は同じものとし、第1、第2の素子分離領域STIの面積は同じものとし、3つのゲート電極Gの幅Wg及び高さHgは同じものとする。
Figure 0005551409
そして、第3の計算方法における面積比RatioCは、(10)式により示される。
Figure 0005551409
ここで、面積比RatioCとMOSトランジスタの電流駆動能力との関係を図12に示す。図12では、電流駆動能力の指標として、MOSトランジスタにより構成したリングオシレータの発振周波数の変化率を用いる。発振周波数が高ければMOSトランジスタの電流駆動能力が高く、発振周波数が低ければMOSトランジスタの電流駆動能力が低いことを示す。
図12に示すように、面積比RatioCが低くなるとMOSトランジスタの電流駆動能力が低くなり、面積比RatioCが高くなるとMOSトランジスタの電流駆動能力が高くなる。これは、拡散領域DFに比べて素子分離領域STI及びゲート電極Gの熱反射物性が高いためである。つまり、面積比RatioCが高いほどアニール工程において半導体基板の温度が上昇し、拡散領域の不純物の拡散が進むため、完成したMOSトランジスタのゲート長が短くなるためである。また、図1に示すように、面積比RatioCの変化に対してMOSトランジスタの電流駆動能力はほぼ線形の変動を示す。
上記のように、第1の面積Xと第2の面積Yとの面積比は、MOSトランジスタの電流駆動能力と高い相関関係を有する。そこで、本実施の形態にかかる半導体装置の設計方法では、半導体チップを複数の検査領域に分割し、検査領域毎に面積比を求める。そして、検査領域の面積比が所定の範囲内となるようにダミー素子を配置することで、チップ全体のMOSトランジスタの電流駆動能力のばらつきを抑制する。なお、挿入するダミー素子は、例えば、第1の部材と、第2の部材とを含むものである。また、ダミー素子は、異なる面積比を有する複数のもの(例えば、面積比=高/中/低)を予め準備する。
そこで、本実施の形態にかかる半導体装置の設計方法の処理フローについて説明する。図13に本実施の形態にかかる半導体装置の設計方法のフローチャートを示す。図13に示すように、本実施の形態にかかる半導体装置の設計方法では、まず半導体装置と形成する回路データを作成する(ステップS1)。そして、作成した回路データに基づき回路レイアウトを作成する(ステップS2)。その後、回路レイアウトについてマスクレイアウト(レイアウトデータ)を作成する(ステップS3)。
ここで、本実施の形態では、レイアウトデータに対してさらに面積比に基づく修正を行う。この修正工程では、まず、レイアウトデータを分割した検査領域を設定する(ステップS4)。このとき、検査領域の大きさは、アニール工程の種類に応じて面積を変更することが好ましい。例えば、スパイクランプアニールでは、1mm〜10mm角を1つの検査領域とし、ミリセカンドアニールでは、50μm〜500μm角を1つの検査領域とする。つまり、検査領域の面積は、アニール工程の種類による熱拡散距離を考慮したものとすることが好ましい。その後、設定した検査領域毎に上記の第1の計算方法〜第3の計算方法のいずれかにより面積比の計算を行う(ステップS5)。なお、1つのレイアウトデータに対しては、第1の計算方法〜第3の計算方法のいずれか1つのみが適用される。
続いて、ステップS5において算出された面積比に基づき検査領域を面積比が高い領域、中間の領域、低い領域のいずれかに分類する(ステップS6)。そして、面積比が高い検査領域に対して面積比が低いダミー素子を挿入する修正を行う(ステップS7、S8)。また、面積比が低い検査領域に対して面積比が高いダミー素子を挿入する修正を行う(ステップS9、S10)。さらに、面積比が中間の検査領域に対しては面積比が中間のダミー素子を挿入する(ステップS11)。その後、ダミー素子を含む全ての検査領域の面積比が所定の範囲内(例えば、面積比が中と判断される範囲内)にあるか否かを判断する(ステップS12)。このステップS12において面積比が所定の範囲を超えるものがある場合、ステップS4以降の処理を再度実行する。一方、全ての検査領域の面積比が所定の範囲内にある場合処理を終了する。
ここで、上記フローチャートにおけるダミー素子の挿入処理について詳細に説明する。図14にダミー素子を挿入したレイアウトの概念図を示す。図14で示す例は、チップ全体の面積比を2.25に近づけた例である。図14に示す例では、半導体チップ10の内部に回路形成領域が設定されている。そして、回路形成領域には、検査領域11〜14が定義されている。
検査領域11、12は、それぞれ回路領域CA1と回路領域CA2とを有している。そして、検査領域11、12は、ダミー素子を配置しない状態では面積比が1.5となる。つまり、検査領域11、12はターゲットとする面積比(2.25)よりも小さな面積比である。そこで、検査領域11、12には、面積比が3.0のダミー素子が配置されるダミー領域Bと、面積比が2.25となるダミー素子が配置されるダミー領域Bと、が挿入される。このダミー領域Cとダミー領域Bにより、検査領域11、12の面積比は、2.25に近づく。
検査領域13、14は、それぞれ回路領域CA3と回路領域CA4とを有している。そして、検査領域13、14は、ダミー素子を配置しない状態では面積比が3.0となる。つまり、検査領域13、14はターゲットとする面積比(2.25)よりも小さな面積比である。そこで、検査領域13、14には、面積比が1.5のダミー素子が配置されるダミー領域Aと、面積比が2.25となるダミー素子が配置されるダミー領域Bと、が挿入される。このダミー領域Aとダミー領域Bにより、検査領域13、14の面積比は、2.25に近づく。
上記より、本実施の形態にかかる半導体装置の設計方法によれば、半導体チップを分割した検査領域毎に、当該検査領域の面積比に応じたダミー素子を挿入する。そして、本実施の形態にかかる半導体装置の設計方法では、各検査領域の面積比を所定の範囲内とすることで、チップ全体の面積比のばらつきを抑制する。これにより、本実施の形態にかかる半導体装置の設計方法では、半導体基板の温度ばらつきを抑制し、アニール工程において生じるMOSトランジスタの特性ばらつきを抑制することができる。
また、本実施の形態にかかる半導体装置の設計方法により設計された半導体装置は、第1の検査領域内に配置される回路素子及びダミー素子を構成する第1の部材が熱反射物性の異なる第2の部材と接する面の面積の和を示す第1領域面積と、第1の領域と同面積の第2の領域に配置される回路素子及びダミー素子を構成する第1の部材が熱反射物性の異なる第2の部材と接する面の面積の和を示す第2領域面積と、の差が所定の範囲内となる。つまり、本実施の形態にかかる半導体装置の設計方法により設計された半導体装置は、各検査領域の面積比の差が小さいため、アニール工程において加熱ばらつきを抑制することができるため、半導体素子の特性ばらつきが小さく、良好な特性が得られる。
なお、検査領域の面積比は、1.0〜2.5とすることが好ましい。さらに、検査領域間の面積比の差が0.05〜0.3の範囲内とすることが好ましい。面積比をこのような値とすることで、有効に温度ばらつきを抑制することができる。
なお、上記半導体装置の設計方法は、設計方法の処理フローを実現するハードウェア又はプログラムにより実現することができる。そこで、まず、本実施の形態にかかる半導体装置の設計方法を実現する設計装置1(ハードウェア)について説明する。図15に、本実施の形態にかかる半導体装置の設計装置1のブロック図を示す。
図15に示すように、設計装置1は、演算部20、格納部M1、M2、入力装置30、表示装置31を有する。格納部M1には、図13に示すステップS3において作成されたレイアウトデータ(以下、基本レイアウトデータと称す)が格納される。また、格納部M2には、演算部20においてダミー素子の挿入が行われた後のレイアウトデータ(以下、修正レイアウトデータと称す)が格納される。さらに、入力装置30は、演算部20に対して利用者が操作を行う入力インタフェースである。表示装置31は、演算部20において行われている処理や操作インタフェースを利用者に表示するものである。
演算部20は、検査領域設定部21、面積比計算部22、検査領域振り分け部23、レイアウト修正部24、面積比チェック部25を有する。検査領域設定部21は、図13に示すステップS4の処理を行うものである。より具体的には、検査領域設定部21は、格納部M1から基本レイアウトデータを読み出し、読み出した基本レイアウトデータに対して複数の検査領域を設定する。面積比計算部22は、図13に示すステップS5の処理を行うものである。より具体的には、面積比計算部22は、検査領域の面積を示す第1の面積と、当該検査領域に含まれる回路素子を構成する第1の部材と接し、かつ、第1の部材と熱反射物性の異なる第2の部材の表面積の和を示す第2の面積と、の面積比を算出する。検査領域振り分け部23は、図13に示すステップS6の処理を行う。より具体的には、検査領域振り分け部23は、面積比計算部22において算出された面積比に基づき検査領域を面積比が高い領域、中間の領域、低い領域のいずれかに分類する。レイアウト修正部24は、図13のステップS7〜S11の処理を行う。より具体的には、レイアウト修正部24は、検査領域の面積比に基づき、検査領域毎にダミー素子を配置し、いずれの検査領域においても面積比が所定の範囲内に収まるように調節する。そして、レイアウト修正部24は基本レイアウトデータを修正した修正レイアウトデータを生成する。そして、面積比チェック部25は、図13のステップS12の処理を行う。より具体的には、面積比チェック部25は、修正レイアウトデータに対して検査領域毎に面積比が所定の範囲内にあるか否かをチェックする。そして、面積比チェック部25は、全ての検査領域の面積比が所定の範囲内にあると判断した場合に、レイアウト修正部24が生成した修正レイアウトデータを格納部M2に格納する。
このように、設計装置1を用いることで図13に示す処理フローのステップS4〜S12を実行することができる。なお、本実施の形態にかかる半導体装置の設計方法をプログラムにより実現する場合は、CPU(Central Processing Unit)等の演算部に、検査領域設定部21、面積比計算部22、検査領域振り分け部23、レイアウト修正部24、面積比チェック部25に相当する処理を実行させるプログラムを実行させればよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上記実施の形態では、面積比を2.25に近づける処理をしたが、各検査領域の面積比を高い又は低い値に揃えてもよい。
G ゲート電極
DF 拡散領域
STI 素子分離領域
M1 格納部
M2 格納部
CA1〜CA4 回路領域
A〜C ダミー領域
1 設計装置
10 半導体チップ
11〜14 検査領域
20 演算部
21 検査領域設定部
22 面積比計算部
23 検査領域振り分け部
24 レイアウト修正部
25 面積比チェック部
30 入力装置
31 表示装置

Claims (16)

  1. 回路データに基づき生成されたレイアウトデータの検査領域を設定し、
    前記検査領域の面積を示す第1の面積と、当該検査領域に含まれる回路素子を構成する第1の部材と接し、かつ、前記第1の部材と熱反射物性の異なる第2の部材の側壁の面積を少なくとも含む前記第2の部材の表面積の和を示す第2の面積と、の面積比を算出し、
    前記レイアウトデータに対してレイアウトデータのいずれの検査領域においても前記面積比が所定の範囲内となるようにダミー素子を配置する半導体装置の設計方法。
  2. 前記第1の部材は、拡散領域であり、
    前記第2の部材は、素子分離領域とゲート電極の少なくとも一方を含む請求項に記載の半導体装置の設計方法。
  3. 前記ダミー素子は、前記第2の部材である請求項1又はに記載の半導体装置の設計方法。
  4. 前記検査領域前記面積比は、1.0〜2.5の範囲内であり、前記検査領域間の前記面積比の差は0.05〜0.3の範囲内である請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置の設計方法。
  5. 回路データに基づき配置された回路素子と、前記回路素子とは独立して設けられたダミー素子と、を有する半導体装置であって、
    前記半導体装置の第1の領域内に配置される前記回路素子及び前記ダミー素子を構成する第1の部材と接し、前記第1の部材と熱反射物性の異なる第2の部材の側壁の面積を少なくとも含む前記第2の部材の表面積の和を示す第1領域面積と、前記第1の領域と同面積の第2の領域に配置される前記回路素子及びダミー素子を構成する第1の部材と接し、前記第1の部材と熱反射物性の異なる第2の部材の側壁の面積を少なくとも含む前記第2の部材の表面積の和を示す第2領域面積と、の差が所定の範囲内となっている半導体装置。
  6. 前記第1の部材は、拡散領域であり、
    前記第2の部材は、素子分離領域とゲート電極の少なくとも一方を含む請求項に記載の半導体装置。
  7. 前記ダミー素子は、前記第2の部材である請求項5又は6に記載の半導体装置。
  8. 前記第1の領域の面積と前記第1領域面積との比を示す第1の面積比と、前記第2の領域の面積と前記第2領域面積との比を示すの第2の面積比とは、1.0〜2.5の範囲内であり、前記第1の領域の面積と前記第1領域面積との比を示す第1の面積比と、前記第2の領域の面積と前記第2領域面積との比を示すの第2の面積比との差は0.05〜0.3の範囲内である請求項5乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 回路データに基づき生成されたレイアウトデータに対して製造時のばらつきを考慮した修正を加える半導体装置の設計装置であって、
    前記レイアウトデータを分割した複数の検査領域を設定する検査領域設定部と、
    前記検査領域の面積を示す第1の面積と、当該検査領域に含まれる回路素子を構成する第1の部材と接し、かつ、前記第1の部材と熱反射物性の異なる第2の部材の側壁の面積を少なくとも含む前記第2の部材の表面積の和を示す第2の面積と、の面積比を算出する面積比算出部と、
    前記面積比に基づき、前記検査領域毎にダミー素子を配置し、いずれの前記検査領域においても前記面積比が所定の範囲内に収まるように調節するレイアウト修正部と、
    を有する半導体装置の設計装置。
  10. 前記第1の部材は、拡散領域であり、
    前記第2の部材は、素子分離領域とゲート電極の少なくとも一方を含む請求項に記載の半導体装置の設計装置。
  11. 前記ダミー素子は、前記第2の部材である請求項9又は10に記載の半導体装置の設計装置。
  12. 前記検査領域前記面積比は、1.0〜2.5の範囲内であり、前記検査領域間の前記面積比の差は0.05〜0.3の範囲内である請求項9乃至11のいずれか1項に記載の半導体装置の設計装置。
  13. プログラムを実行する演算部と、回路データに基づき生成されたレイアウトデータを格納する格納部と、を有する装置において実行される設計プログラムであって、
    前記格納部から前記レイアウトデータを読み出し、前記レイアウトデータを分割した複数の検査領域を設定し、
    前記検査領域の面積を示す第1の面積と、当該検査領域に含まれる回路素子を構成する第1の部材と接し、かつ、前記第1の部材と熱反射物性の異なる第2の部材の側壁の面積を少なくとも含む前記第2の部材の表面積の和を示す第2の面積と、の面積比を算出し、
    前記面積比に基づき、前記検査領域毎にダミー素子を配置し、いずれの前記検査領域においても前記面積比が所定の範囲内に収まるように調節する設計プログラム。
  14. 前記第1の部材は、拡散領域であり、
    前記第2の部材は、素子分離領域とゲート電極の少なくとも一方を含む請求項13に記載の設計プログラム。
  15. 前記ダミー素子は、前記第2の部材である請求項13又は14に記載の設計プログラム。
  16. 前記検査領域前記面積比は、1.0〜2.5の範囲内であり、前記検査領域間の前記面積比の差は0.05〜0.3の範囲内である請求項13乃至15のいずれか1項に記載の設計プログラム。
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