JP2011221758A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自車両の進路を横切る他車両を対象として運転支援を行うに際し、ドライバが感じる煩わしさを軽減しつつ、より適切な運転支援を行うことのできる運転支援装置を提供する。
【解決手段】運転支援装置は、自車両の進路を横切る他車両(各対向車50,51,52)を対象としてその影響を回避する運転支援を行う。運転支援装置は、他車両(各対向車50,51,52)のうちの先頭の車両である対向車50及びこれに後続する車両である対向車51の情報の取得を試み、先頭の対向車50及びこれに後続する対向車51の情報が共に取得されるとき、後続する対向車51に関する運転支援を抑制する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両を運転するドライバの運転操作を支援する運転支援装置に関する。
車両の交通環境にあって、例えば自車両の進行方向を横切る車両の有無などの情報をドライバに通知することにより、ドライバによる車両の運転操作を支援する運転支援装置がある。そして、このような運転支援装置により行われる支援の一つに、特に交差点右折時等において対向車両に関する情報をドライバに提供する運転支援がある。
ここで、このような車両が交差点を右折等する際の運転支援は、自車両の進路を横切る車両について順次適切に提供されることが望まれており、従来から、順次接近してくる対向車両に応じて適切な運転支援を提供するための技術が種々提案されている。例えば特許文献1に記載の運転支援装置では、交差点内における自車両の右折または進入に際して道路設備から受信した対向車両に関する情報に基づいて運転支援を行う際、複数の対向車両が走行する対向道路の同一車線上において、後続対向車両が先行対向車両を追い抜くが否かが判断される。そして、後続対向車両が先行対向車両を追い抜くと判断される際には、その後続対向車両の交差点への到達を優先して自車両のドライバに提供する。これにより、対向道路の同一車線上に複数の対向車両が存在する場合であっても、実態に即した適切な運転支援を行うことができるようになる。
特開2004−178194号公報
特許文献1に記載の運転支援装置によれば、対向車両の前後の順番が入れ替わるような場合であれ、確かにそうした実態に即した適切な運転支援を提供することができるようにはなるものの、こうした運転支援装置にあっては通常、自車両の進路を横切る対向車両が認識されている限り、運転支援、例えば警告が継続して実行されることが一般的である。そのため、複数の対向車両が連続して進行してくるような場合、それら進行してくる車両毎に連続して行われるこのような支援(警告)がドライバにとって煩わしさを感じさせることにもなりかねない。また、連続する支援(警告)は、当該支援(警告)が途切れたとき、その支援が途切れた原因の如何にかかわらず、ドライバに自車両の進行が可能であると認識させることともなり、実用に際しては未だ改良の余地を残すものとなっている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、自車両の進路を横切る他車両を対象として運転支援を行うに際し、ドライバが感じる煩わしさを軽減しつつ、より適切な運転支援を行うことのできる運転支援装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、自車両の進路を横切る他車両を対象としてその影響を回避する運転支援を行う運転支援装置であって、前記他車両のうちの先頭の車両及びこれに後続する車両の情報の取得を試み、前記先頭の車両及びこれに後続する車両の情報が共に取得されるとき、後続する車両に関する運転支援を抑制することを要旨とする。
このような構成によれば、運転支援装置は、他車両のうちの先頭の車両に関する運転支援が行われた後、当該先頭の車両に後続する車両に関する運転支援を抑制、例えば支援を行なわないようにすることにより、運転支援を、一台一台の車両毎ではなく、一台の車両及びそれに後続する複数の車両からなる車両群毎に行なうようになる。これにより、ドライバへの運転支援の回数が減少するようになるので、ドライバにとって運転支援を煩わしく感じさせるおそれが軽減されるようになる。
また、運転支援が車両毎ではなく、車両群に対して行われるようになっていることから、たとえ運転支援が途切れた場合であれ、途切れた後にも後続車両が続くようになることも多いので、運転支援の途切れをドライバに自車両が進行可能であると認識させてしまうおそれも生じない。
請求項2に記載の発明は、前記運転支援の抑制は、前記他車両のうちの先頭の車両に関する運転支援の実行の後、所定の時間が経過するまで継続されることを要旨とする。
この構成によるように、他車両のうちの先頭の車両に関する運転支援の後、所定の時間が経過するまで他車両のうちの先頭の車両に後続する車両に対する運転支援を抑制することにより、提供される運転支援の回数が減少して、ドライバにとって運転支援を煩わしく感じさせるおそれが軽減される。
請求項3に記載の発明は、前記所定の時間は、前記他車両のうちの先頭の車両に後続する車両の走行状態に応じて可変とされることを要旨とする。
このような構成によれば、所定の時間を可変とすることで他車両のうちの先頭の車両に後続する車両の走行状態、例えば、走行速度、車両間隔などによって抑制時間が好適となるように所定の時間を設定することも可能となる。
請求項4に記載の発明は、前記運転支援は、ドライバに対する警告情報の提供として行われるものであり、前記運転支援の抑制は、前記警告情報の警告度合いの抑制として行われることを要旨とする。
このような構成によれば、他車両のうちの先頭の車両に後続する車両に関して提供される情報が抑制されるので、提供される情報のドライバへの影響が小さくなり、提供した情報をドライバにとって煩わしく感じさせるおそれが低下されるようになる。例えば警告情報が、音声、または表示により提供される場合、他車両のうちの先頭の車両に後続する車両に関する情報は、他車両のうちの先頭の車両に関して提供される情報と比較して、音声を小さくしたり、表示を小さくしたりしたものとして提供される。
請求項5に記載の発明は、前記運転支援の抑制は、ドライバによる自車両の発進を促す操作の検知に基づき解除されることを要旨とする。
このような構成によれば、運転支援が抑制されている最中であれ、ドライバが、例えばブレーキ解除やステアリング操作、アクセル操作など車両の発進を促す操作を行った場合、運転支援の抑制が解除されて先の他車両のうちの先頭の車両の場合と同等の運転支援が行なわれるようになる。これにより、他車両のうちの先頭の車両に後続する車両に対する運転支援が抑制されていた場合であれ、運転支援が必要と判断されるようなときには、運転支援が直ちに再開されるようになる。
請求項6に記載の発明は、前記運転支援の対象となる前記自車両の進路を横切る他車両の存在する交通環境が交差点であることを要旨とする。
このような構成によれば、自車両の進路を横切る他車両がそのうちの先頭の車両とともにその先頭の車両に多数の車両が後続することの多い交通環境である交差点において、運
転支援がドライバに与える煩わしさを軽減することができるようになる。
本発明にかかる運転支援装置を具体化した第1の実施形態についてそのシステム構成を示すブロック図。 同実施形態の装置によって運転支援が行われる交通環境の一例を模式的に示す平面図。 同実施形態の装置による運転支援態様の一例を示すタイミングチャート。 同実施形態の装置による運転支援の処理手順を示すフローチャート。 本発明にかかる運転支援装置を具体化した第2の実施形態についてその装置による運転支援態様の一例を示すタイミングチャート。 同実施形態の装置による運転支援の処理手順を示すフローチャート。 上記運転支援が行われる交通環境のその他の例を模式的に示す平面図。 上記運転支援が行われる交通環境における運転支援態様の他の例を示すタイミングチャート。 上記運転支援が行われる交通環境における運転支援態様の更に他の例を示すタイミングチャート。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる運転支援装置を具体化した第1の実施形態について、図に従って説明する。図1は、運転支援装置の構成をブロックにより示した図である。
図1に示すように、車両10には、当該車両10を運転するドライバ(運転手)に対してその運転操作を支援するための各種制御等を行う運転支援コントロールコンピュータ(運転支援ECU)11が設けられている。運転支援ECU11は、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAM、入出力インターフェース、メモリ等を備えたマイクロコンピュータを中心に構成されている。本実施形態では、運転支援ECU11は、運転支援、特に右折支援にかかる各種制御を実行するとともに、各種条件に基づいて運転支援を行うべきタイミングを決定して当該タイミングに沿って運転支援(右折支援)に関する情報や信号を出力する。そのため、運転支援ECU11には、運転支援を実行するための各種プログラムや、支援に用いられる各種パラメータなどが予め記憶されている。各種パラメータには、運転支援のタイミング等の演算に用いられる車両10の特性や性能を示す値などが含まれる。
運転支援ECU11には、車両10のブレーキの制御等を行うブレーキコントロールコンピュータ(ブレーキECU)12と、車両10のエンジンの制御等を行うエンジンコントロールコンピュータ(エンジンECU)13とが、CAN(Control Area
Network)などの車載ネットワークを介してそれぞれ通信可能に接続されている。また、車両10のステアリングの制御等を行う操舵コントロールコンピュータ(操舵ECU)14もCANなどの車載ネットワークを介して通信可能に接続されている。なお上記各ECU12〜14は、上記運転支援ECU11と同様に、それぞれ各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAM、入出力インターフェース、メモリ等を備えたマイクロコンピュータを中心に構成されている。
ブレーキECU12は、車両10のブレーキ装置の制御を行うECUであって、車速センサ40やブレーキセンサ43等の各種センサが接続されているとともに、各種センサからの信号に基づいて車両10のブレーキ装置の制御を通じて当該車両10に制動力を発生
させる。具体的には、車速センサ40からの信号に基づいて把握される車両10の速度、ブレーキセンサ43のブレーキ踏込量の信号等に基づいて要求される制動力を算出してブレーキ装置を制御する。
エンジンECU13は、車両10のエンジンの運転制御を行うECUであって、アクセル踏込量を検出するアクセルセンサ44や吸入空気量を検出するセンサ等が接続されるとともに、スロットルバルブの駆動回路、燃料噴射弁の駆動回路等の各種機器の駆動回路が接続されている。そして、エンジンECU13は、上記各センサから入力した検出信号に基づいて把握されるエンジンの運転状態等を検知するとともに、上記各種機器の駆動回路の指令信号を出力する。こうしてエンジンの運転制御がエンジンECU13を通じて実施される。
操舵ECU14は、車両10のステアリングの制御を行うECUであって、ジャイロセンサ42、操舵角センサ45等の各種センサに接続されるとともに、各種センサからの信号に基づいて、電動アシスト制御などによるステアリングの制御を行う。
また、運転支援ECU11には、カーナビゲーション20と、各種情報を読み書き可能に保持するデータベース21とがCANなどの車載ネットワークを介してそれぞれ通信可能に接続される。
カーナビゲーション20は、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)等を利用して車両の現在位置を検出するとともに、予め記憶された道路地図情報を参照して、ドライバに走行目的地までの車両10の走行経路等の案内を行なう。カーナビゲーション20には、図示しない表示装置、入力装置、及び音声装置が設けられている。
表示装置は、例えば、液晶ディスプレイによって構成され、車室内のセンターコンソール付近に設置される。この表示装置には、カーナビゲーション20から入力される画像データ等に対応した画像が表示される。これにより例えば、カーナビゲーション20は、車両10の現在位置とその周辺の地図とを組み合わせた画像データを出力して、車両10の位置とその周辺の地図とが組み合わされた画像を表示装置に表示させる。なお表示装置には、カーナビゲーション20から、地図表示の画像データや、ドライバに対して注意を喚起するために運転支援ECU11から入力された運転支援の情報(警告情報など)に応じた通知表示(警告表示)等の画像データも入力される。
入力装置は、例えば、表示装置と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、各種の入力操作に使用される。
音声装置は、音や音声を発生する装置であり、カーナビゲーション20から入力された音・音声データ等に対応した音や音声が出力される。音声装置には、音・音声データとして、カーナビゲーション20から、経路案内や交通情報などの音声情報や、運転支援ECU11からの運転支援の情報に対応している運転者への注意を喚起するための音声情報などが入力される。
本実施形態のカーナビゲーション20は、データベース21に予め記憶された道路地図情報を取得して利用する。また、カーナビゲーション20は、車両10の位置に関する位置情報や、現在位置周辺の情報として抽出した道路地図情報などを運転支援ECU11に送信する。
データベース21は、ナビゲーション処理に使用する道路地図情報(地図データベース)など各種情報を格納する装置であり、格納装置として不揮発性の記憶装置であるHDD
(Hard Disk Drive)が用いられる。
道路地図情報は、地図に関する情報であり、道路や道路地図の背景を表示するためのデータや、交差点の名称などから成るデータ等により構成されている。また、道路地図情報には、道路の形状、道路における交差点や横断歩道の情報などの道路付属情報が含まれている。具体的には、道路付属情報として、信号機が設けられた対象交差点の位置、道路の道路形状、トンネル、横断歩道、事故多発地点、路面状態などの情報が含まれる。
このことから、カーナビゲーション20から運転支援ECU11に送信される道路地図情報にも上述の道路付属情報等が含まれる。
さらに、運転支援ECU11には、運転支援に基づく各種情報(警告情報)に応じた通知を出力する出力装置(マンマシンインターフェイス)、例えばスピーカー25が電気的に接続されていている。この出力装置は、運転支援にかかる通知に基づいて、ドライバへの注意を喚起するための警報音等を発生する装置であり、運転支援ECU11からの信号に応じた警報音などが出力される。なお、出力装置は、上述のスピーカーに限られるものではない。
また、運転支援ECU11には、車車間通信装置30、インフラ通信装置31、全地球測位システム(GPS)32、車載カメラ33、及び車載レーダ34などの各種情報取得装置がそれぞれ電気的に接続されている。
車車間通信装置30は、車両の位置情報や走行情報などの各種情報を車両10の周辺に位置する他車両との間で無線通信により相互に伝達する、いわゆる車車間通信を行う通信装置である。この車車間通信では、通信可能エリア内の複数の車両のそれぞれとの間で定期的に車両情報を授受する。車両情報には、車両毎に一意に付与された車両ID、車両のGPSにより検出された車両の絶対位置、車両の速度、車両の進行方向、及び車両の車種・車高の情報等が含まれている。そして、車車間通信装置30は、車車間通信にて受信された他車両に車両情報を運転支援ECU11に送信する。これにより、運転支援ECU11には他車両の車両情報が入力されるとともに、運転支援ECU11がその車両10の周辺に位置する他車両の走行状態を把握することができるようになっている。
インフラ通信装置31は、赤外線信号などの光信号により道路に設けられる光ビーコン装置B1(図2参照)と通信を行う通信装置である。そして、インフラ通信装置31は、光ビーコン装置B1から送信されるインフラ情報信号を受信するとともに、当該受信したインフラ情報信号を運転支援ECU11に送信する。これにより、運転支援ECU11がインフラ情報を把握することができるようになっている。例えば、インフラ通信装置31は、光ビーコン装置B1を介して、インフラ情報の一つとして、VICS(Vehicle Information and Communication System)センタから配信される道路交通情報を受信する。この道路交通情報には、例えば、渋滞区間、渋滞度等の渋滞情報、通行止め等の通行規制情報等が含まれる。また、インフラ情報には、光ビーコン装置B1が設けられている周囲の道路の道路状況(交差点形状、曲率、勾配、車線数を含む)などこの道路に付随した付随情報や、地上設備等により検出された周辺の他車両の移動体情報なども含まれる。
GPS32は、車両10の絶対位置を検出するためにGPS衛星信号を受信するとともに、受信されたGPS衛星信号に基づき車両10の位置を検出する。また、GPS32は検出された車両10の位置情報を運転支援ECU11に送信する。これにより、運転支援ECU11は、車両10の位置を把握することができる。
車載カメラ33は、ルームミラーの裏側に設置された光学式のCCDカメラなどにより
車両10前方の所定範囲を撮像するとともに、撮像された撮像画像に基づく画像信号を運転支援ECU11に送信する。運転支援ECU11は、この車載カメラ33により撮像された画像信号に基づいて、前方の信号の状態(信号の色等)や前方の先行車両や対向車両の状態を抽出する。そして抽出された前方の信号状態や前方の対向車両等に基づいて右折支援を行い車両10が安全に右折できる状況であるか否かを判定することができる。
車載レーダ34は、レーザ光を車両前方の所定範囲に照射することにより、そのレーザ光を反射する前方車両等の反射物体との距離、相対速度、方位等を検出する。これらの検出結果は、各反射物体毎に、運転支援ECU11に送信される。これにより、運転支援ECU11は、車両10前方にある他車両などの移動体や障害物などの有無や種類を判別したり、離間距離を把握したりすることができる。
さらに、運転支援ECU11には、車速センサ40、加速度センサ41、ジャイロセンサ42、ブレーキセンサ43、アクセルセンサ44、及び操舵角センサ45などの各種センサがそれぞれ電気的に接続されている。
車速センサ40は、車輪の回転速度を検出するとともに、当該検出された回転速度に応じた信号を運転支援ECU11に送信する。
加速度センサ41は、車両の加速度を検出するとともに、当該検出された加速度に応じた信号を運転支援ECU11に送信する。
ジャイロセンサ42は、車両進行方向を検出するとともに、当該検出された進行方向に応じた信号を運転支援ECU11に送信する。
ブレーキセンサ43は、ドライバによるブレーキペダルの操作の有無やペダルの踏込量を検出するとともに、当該検出された操作の有無や踏込量に応じた信号を運転支援ECU11に送信する。
アクセルセンサ44は、ドライバによるアクセルペダルの操作の有無やペダルの踏込量を検出するとともに、当該検出された操作の有無やペダルの踏込量に応じた信号を運転支援ECU11に送信する。
操舵角センサ45は、検出されたステアリングの操舵角の変化量に基づいて操舵角を算出するとともに、当該算出された操舵角に応じた信号を運転支援ECU11に送信する。
上記各センサからの各種信号は、それぞれ所定の周期で運転支援ECU11に送信されることから、運転支援ECU11は、上記伝達される各種信号に基づいて、車両10の位置、速度、方向等の車両状況を逐次把握することができるようになっている。
また、運転支援ECU11には、車速/車間制御(ACC:Adaptive Cruise Control)スイッチや、衝突回避緩和制御(PCS:Pre−Crash
Safety)スイッチなどの各種操作スイッチ46が電気的に接続されている。
次に、本実施形態の運転支援装置が運転支援を行う交通環境の一態様について、図に従って説明する。図2は、運転支援が行なわれる交通環境の平面的な態様についてそれを模式的に示す図である。
図2に示すように、交通環境には、主道路R1と、同主道路R1に交差するとともに該交差する地点に交差点C1を形成する交差路R2とが設けられている。主道路R1は、交差路R2に交差する交差点C1の手前に光ビーコン装置B1が設置されている。
光ビーコン装置B1は、交差点C1の手前数百メートル〜十数メートルの位置に設置さ
れている。光ビーコン装置B1には、交差点C1の位置情報や信号機S1の信号情報や、交差点C1周辺の交通情報が地上のインフラ装置などを介して伝達される。例えば、光ビーコン装置B1には、交差点C1周辺の交通情報として、車両10の対向車線を走行する対向車50,51,52の走行情報(移動体情報)なども伝達される。そして光ビーコン装置B1は、伝達された交通情報を含むインフラ情報を光信号からなるインフラ情報信号に変換して路上に送信する。これにより、運転支援ECU11は、車両10が光ビーコン装置B1の通信範囲内となる路上の位置P1を走行する際、インフラ通信装置31を介して交通情報を含むインフラ情報を受信する。これによって、運転支援ECU11は、交差点C1の位置情報や信号機S1の信号情報を把握するとともに、対向車線を対向車50,51,52が一つの車両群として走行していることを把握することができる。なお、対向車50,51,52の把握については、把握可能な位置や時期、情報内容やその精度にそれぞれ相違があるものの、車車間通信装置30や車載カメラ33などを併用して把握することができる。
これにより車両10では、インフラ情報通信や、車車間通信や、車載カメラの撮像画像などに基づいて取得された情報等によって、各対向車50,51,52からなる一つの車両群を、同各対向車50,51,52が交差点C1に進入する前、例えば、十数秒前から、交差点C1を通過するまでの間、把握することができるようになっている。なお、対向車を把握できる時間は、インフラ装置の設置状態、交通環境、車両の速度などの諸条件により変動する。
そして本実施形態では、この交通環境において、車両10は、主道路R1を進行して光ビーコン装置B1の近傍の位置P1を通り交差点C1に進入してから、進路T1に示すように、交差点C1を右折して交差路R2に進入する。すなわち、車両10は、進路T1に従って交差点C1を右折するとき、進行している主道路R1の走行中の車線(左車線)から、同主道路R1の右側の対向車線を横切って交差路R2に進入するようになっている。また、車両10が交差点C1を右折する際、車両10が横切ることとなる対向車線を対向車50,51,52が順番に走行してくるものとする。そして、このように車両10が交差点C1を右折するとき当該右折に対しての運転支援、すなわち右折支援が行われる。
続いて、上述の交通環境において運転支援装置により行う運転支援(右折支援)の態様について、図に従って説明する。
図3は、交差点C1に到達した車両10において行われる運転支援の一態様を示すタイミングチャートである。図3では対向車線に対向車がある状態を対向車「有」、対向車線に対向車がない状態を対向車「無」と示していることから、図3は、車両10が交差点C1にあるとき、対向車線を、時間t2から対向車50が通過し、時間t3から対向車51が通過し、時間t4から対向車52が通過することを示している。
運転支援ECU11は、交差点C1に到達した車両10において、図3に示すように、対向車50を対象とした右折支援としてドライバに通知A1を行う(図3において、通知「入」)。なお本実施形態では、通知A1を発する通知時間を、車両10が対向車50を把握している期間の中の一部の比較的短い期間である、時間t1から時間t2までの時間としている。また、通知A1は、ドライバへ注意を促すための警告音などである。
ところでこのように、対向車50を対象とした通知A1を発する通知時間を比較的短い時間とすることにより、通知が長時間に渡り継続する場合にドライバが感じる煩わしさを、ドライバに感じさせる可能性を減少させるようにしている。通知開始の時間t1としては、例えば対向車50が交差点C1に進入する数秒前の時間とする一方、通知終了の時間t2としては、対向車50が交差点C1に進入するときの時間とするようにしている。なお、これらの時間t1,t2、すなわち通知A1を発する通知時間についてはこの例に限
られるものではなく、交通環境や車両の速度など諸条件によって変化するようにしてもよい。
また、本実施形態では対向車50の通過前に通知A1の通知を終了する。対向車50の通過前に通知を終了することで、対向車50の通過についてはドライバ自身が確認するようにしているので、車両10の進行方向へのドライバの注意力が通知A1の終了後にも維持されるようになる。これにより、ドライバは、運転支援装置が認識しなかった車両や、同装置により認識できなかった車両(自動二輪や自転車など)や、同装置の認識対象外のもの(人や動物)などへの注意力を維持することが妨げられない。一方、本実施形態と異なり、対向車50が通過するまで通知が続く場合、通知がなくなったときに対向車が途切れている状態をドライバに多く経験させることとなるので、ドライバが通知終了を対向車等がないものと認識するおそれがある。
また、本実施形態では、所定の条件の下で、対向車50に後続する対向車51を対象とした通知A2(図3にて破線で示す)を行わないようにしている。なお、所定の条件とは、先頭の車両(対向車50)に対する注意力に基づいてドライバが続いて注意を配ることができる時間内であることであり、例えば、その条件としての時間が抑制閾値の値として運転支援ECU11の不揮発性メモリなどに設定されている。本実施形態では、上述した注意を配ることのできる時間を運転支援を抑制できる抑制時間とするとともに、この抑制時間が対向車50を対象とした通知A1が実行されてからの経過時間として、時間t2から時間t4までの時間よりも長い時間として設定されている。すなわち抑制閾値の値には、抑制時間が設定される。その通知A1から抑制時間以内であれば、対向車51に対するドライバの注意力が維持されている以上、ドライバに対向車51を対象とした通知A2を提供する必要性はないことから、そのような通知A2を省略して通知に対してドライバが煩わしさを感じるおそれを低減している。これにより、通知が行なわれる場合と同様の安全性を維持しつつ、対向車51に対する通知A2を省略することができるようになる。
さらに同様に、所定の条件の下、対向車51に後続する対向車52を対象とした通知A3(図3にて破線で示す)を行わないようにしている。なお、所定の条件とは、上述と同様に、先頭の車両(対向車50)に対する注意力に基づいてドライバが続いて注意を配ることのできる時間内であることであり、その条件(時間)として上述の抑制時間が用いられる。すなわち、対向車50を対象とした通知A1から抑制時間以内であれば、対向車52に対するドライバの注意力が維持されている以上、ドライバに対向車52を対象とした通知A3を提供する必要性はほとんどないことから、そのような通知を省略して通知に対してドライバが煩わしさを感じるおそれを低減している。これにより、通知が行われる場合と同様の安全性を維持しつつ、対向車52に対する通知A3も省略することができるようになる。
このように実施される運転支援(右折支援)の処理手順について、図に従って具体的に説明する。図4は、運転支援(右折支援)の処理手順を示すフローチャートである。なお、本実施形態の右折支援は、車両10が右折するときに逐次実行される。
右折支援が開始されると、図4に示すように、右折支援サービスが可能か否かが判断される(図4のステップS10)。右折支援サービスが可能であることは、車両10の位置が交差点C1から一定範囲内であることや、車両10の速度が右折に適切な速度以下であることや、車両10の方向指示器が右方向に操作されていることや、車車間通信装置30やインフラ通信装置31及び車載カメラ33等により対向車の把握が可能であることなどを条件として判断される。すなわち、これらの条件のうちの任意の一つもしくは複数を、右折支援サービスが可能か否かの判断に用いることができる。そして、右折支援サービスが不可能であると判断された場合(図4のステップS10でNO)、右折支援サービスは
終了される。
一方、右折支援サービスが可能であると判断された場合(図4のステップS10でYES)、運転支援ECU11は、通過待ちにより回避する必要のある車両があるか否かを判断する(図4のステップS11)。回避する必要のある車両があることは、把握された車両に対向車が含まれていることや、対向車の車速が交差点を通行するものと予想される速度以上であることや、対向車が所定時間以内に交差点に進入すると予測されることなどを条件に判断される。すなわち、これらの条件のうちの任意の一つもしくは複数を、回避する必要のある車両があるか否かの判断に用いることができる。そして、回避の必要のある車両がないと判断された場合(図4のステップS11でNO)、運転支援ECU11は、ステップS10に戻り、それ以降の処理手順を再度繰り返す。そして車両10が交差点C1から離れていくことなどにより右折支援サービスが不可能と判断されるような場合には、右折支援サービスが終了されることとなる。
回避の必要のある車両があると判断された場合(図4のステップS11でYES)、運転支援ECU11は、運転支援を行う所定のタイミングから運転支援を実行する(図4のステップS12)。このとき、ドライバに対して右折に際して回避する必要のある対向車の存在を通知時間だけ通知する。運転支援の内容としては、例えば、回避すべき対向車50の存在を、スピーカー25を通じての警告音や警告音声により通知したり、カーナビゲーション20の表示装置を通じて警告表示をしたり、回避すべき対向車50の存在を点滅や拡大表示などにより通知したりする。そして通知時間の経過後、運転支援ECU11は、通知を一旦中断するとともに、中断計時用のタイマーを起動する(図4のステップS13)。
中断計時用のタイマーが起動されると(図4のステップS13)、運転支援ECU11は、回避の必要のある車両があるか否かを判断する(図4のステップS14)。回避の必要のある車両があることは、ステップS11の場合と同様に、把握した車両に対向車が含まれていることや、対向車の車速が交差点を通過するものと予想される所定の速度以上であることや、対向車が所定時間以内に交差点に進入すると推定されることなどを条件に判断される。すなわち、これらの条件のうちの任意の一つもしくは複数を、回避の必要のある車両があるか否かの判断に用いることができる。
回避の必要のある車両があると判断された場合(図4のステップS14でYES)、運転支援ECU11は、中断計時用のタイマーの計時時間が抑制時間(抑制閾値)よりも大きいか否かを判断する(図4のステップS15)。中断計時用のタイマーの計時時間が抑制時間よりも大きいと判断された場合(図4のステップS15でYES)、運転支援ECU11は、右折支援を実行する(図4のステップS16)。この右折支援は、抑制時間に対応する時間の経過に伴って再度、ドライバに対して右折に際して回避する必要のある対向車の存在を、先のステップS12と同様に、通知期間だけ通知することにより行われる。そして、中断計時用のタイマーは計時時間が「0」にリセットされてから計時が再開される(図4のステップS17)。それから支援サービスが可能であるか否かを判断する(図4のステップS18)。
また、回避の必要のある車両がないと判断された場合(図4のステップS14でYES)や、中断計時用のタイマーの計時時間が抑制時間以下と判断された場合(図4のステップS15でYES)にも、運転支援ECU11は、支援サービスが可能であるか否かを判断する(図4のステップS18)。支援サービスが可能ではなくなったこと、すなわち、支援サービスが不要となったことは、車両10の位置が交差点C1から一定範囲(サービスエリア)から逸脱したことや、車両10の速度が所定の速度以上であることや、車両10の方向指示器が未動作であることや、車車間通信装置30等を介して対向車が把握され
ないことなどにより判断される。すなわち、これらの条件のうちの任意の一つもしくは複数を、支援サービスが不要となったか否かの判断に用いることができる。支援サービスが可能であると判断された場合(図4のステップS18でYES)、運転支援ECU11は、図4のステップS14に戻り、それ以降の処理手順を繰り返す。
一方、支援サービスが可能ではなくなったと判断されると(図4のステップS18でNO)、運転支援が終了される。
本実施形態により、車両10の進路を横切る複数の対向車50,51,52からなる一の車両群を対象とする運転支援(右折支援)を、ドライバにとって感じる煩わしさが軽減されるように行うことができるようになる。
以上説明したように、本実施形態の運転支援装置によれば、以下に列記するような効果が得られるようになる。
(1)運転支援装置は、一の車両群のうちの先頭の車両(対向車50)に関する運転支援が行われた後、当該先頭の車両に後続する車両(対向車51及び対向車52)に関する運転支援を抑制して、支援を行なわないようにする。これにより、運転支援を、一台一台の車両毎ではなく、一台の車両(対向車50)及びそれに後続する複数の車両(各対向車51,52)からなる車両群毎に行なう。これにより、ドライバへの運転支援の回数が減少するようになるので、ドライバにとって運転支援を煩わしく感じさせるおそれが軽減されるようになる。
(2)運転支援が車両毎ではなく、車両群に対して行われるようになっていることから、たとえ運転支援が途切れた場合であれ、途切れた後にも後続車両が続くようになることも多いので、運転支援の途切れをドライバに自車両が進行可能であると認識させてしまうおそれも生じない。
(3)一の車両群のうちの先頭の車両(対向車50)に関する運転支援の後、抑制時間が経過するまで対向車50に後続する車両(対向車51及び対向車52)に対する運転支援を抑制することにより、提供される運転支援の回数が減少して、ドライバにとって運転支援を煩わしく感じさせるおそれが軽減される。
(4)一の車両群のうちの先頭の車両(対向車50)に後続する車両(対向車51及び対向車52)に関して提供される情報を抑制する(無くす)ので、提供される情報のドライバへの影響が小さくなり、提供した情報をドライバにとって煩わしく感じさせるおそれが低下されるようになる。
(5)この右折支援を車両10が交差点を右折する際に行うようにした。これにより、車両10の進路を横切る他車両がそのうちの先頭の車両(対向車50)とともにその先頭の車両に多数の車両(対向車51や対向車52)が後続することの多い交通環境である交差点であれ、運転支援がドライバに与える煩わしさを軽減することができるようになる。
(第2の実施形態)
本発明にかかる運転支援装置を具体化した第2の実施形態について、図に従って説明する。図5は、運転支援の一態様を示すタイミングチャートである。図6は、本実施形態の運転支援装置が実行する運転支援の手順を示すフローチャートである。なお、本実施形態の運転支援装置は、先の第1の実施形態に対して運転支援の処理手順の一部が相違するものの、装置の構成などは同様であることから、ここでは主に相違点について説明することとし、説明の便宜上、同様の構成などには同様の符号を付しその説明を割愛する。
本実施形態の交通環境は、先の第1の実施形態と同様であり、図2に示したように、車
両10が交差点C1を右折する際、車両10が横切ることとなる対向車線を一つの車両群である対向車50,51,52が走行してくる。このとき、本実施形態では、運転支援ECU11は、図5に示すように、交差点C1に到達した車両10において、対向車50に対する運転支援(右折支援)としての通知A11を行う(図5において、通知「入」)。なお本実施形態では、通知A11を発する通知時間が、時間t11から時間t12までの時間となっている。例えば、時間t11は、対向車50が交差点C1に進入する数秒前の時間であり、時間t12は、対向車50が交差点C1に進入するときの時間である。
また、本実施形態でも、先頭の車両(対向車50)に対する注意力によりドライバが引き続いて注意を配ることができる通知抑制時間内に後続車両である対向車51がある場合、当該対向車51に対しての通知を行わないようにしている。従って、車両10では対向車51を対象とした通知が発せられない、すなわち運転支援ECU11は、交差点C1に対向車51が進入する時間t13までの間などに、通知を発しないようになっている。
さらに、本実施形態でも通常、先の第1の実施形態の場合と同様に、先頭の車両(対向車50)に対する注意力によりドライバが引き続いて注意を配ることができる通知抑制時間内に2台目の後続車両である対向車52がある場合、当該対向車52に対しての通知が行なわれない。
その一方、本実施形態では、運転支援ECU11は、右折支援の通知を中断している抑制時間内であれ、ドライバが車両10の発進(右折開始)を促す操作MVを行なうような場合(時間t14)、抑制時間に対する中断計時用のタイマーの計時時間の大小にかかわらず抑制が解除されて、当該操作MVに応じた通知A12を行う。例えば、対向車51の通過後に、ドライバが車両10の発進(右折開始)を促す操作MVを行うと、対向車52に対する通知A12が行われる。
なお、通知A12の期間も、通知A11と同様の通知期間である。また、ドライバが車両10の発進(右折開始)を促す操作MVとは、右折支援のための通知A11がされた後に、車両10のステアの操作量を所定量(角度)以上に変化させる操作や、車両10の速度を一定値以上にする操作や、車両10を所定の距離以上移動させる操作や、ブレーキを解除したりアクセル踏込んだりする操作などである。すなわち、これらの条件のうちの任意の一つもしくは複数を、ドライバが車両10の発進(右折開始)を促す操作MVを行ったのか否かの判断に用いることができる。
これにより、右折支援が一時中断されている抑制時間内にドライバの右折開始を促す操作があったような場合、右折支援の抑制が解除されて右折支援が即座に開始されてドライバに支援内容(通知A12)が再度通知されるようになっている。これにより、運転支援が一時中断されていた場合であれドライバの運転操作に応じて適切な運転支援(右折支援)を提供できるようになっている。
このような運転支援(右折支援)の処理手順について、図に従って具体的に説明する。図6は、運転支援(右折支援)の処理手順を示すフローチャートである。なお、本実施形態の右折支援は、車両10が右折する際、逐次実行される。なおここでは、ステップS20からステップS21までが、先の第1の実施形態と相違するので、ここでは主にその相違点について説明する。
右折支援が開始されると、図6に示すように、右折支援サービスが可能か否かが判断されて(図6ステップS10)、右折支援サービスが不可能であると判断された場合(図6ステップS10でNO)、右折支援サービスが終了される。一方、右折支援サービスが可能であると判断された場合(図6ステップS10でYES)、通過待ちなど回避する必要
のある車両があるか否かが判断されて(図6のステップS11)、回避の必要のある車両がないと判断された場合(図6のステップS11でNO)、ステップS10に戻り、それ以降の処理手順が繰り返される。そして右折支援サービスが不可能であると判断されるような場合には、右折支援サービスが終了されることとなる。
回避の必要のある車両があると判断された場合(図6のステップS11でYES)、運転支援を行う所定のタイミングから通知時間だけ運転支援が実行された後に当該運転支援を一時中断する(図6のステップS12)。そして、中断計時用のタイマーを起動した(図6のステップS13)後、回避の必要のある車両があるか否かを判断する(図6のステップS14)。
回避の必要のある車両があると判断された場合(図6のステップS14でYES)、運転支援ECU11は、中断計時用のタイマーの計時時間が抑制時間(抑制閾値)よりも小さいか否かを判断する(図6のステップS20)。中断計時用のタイマーの計時時間が抑制時間よりも小さいと判断された場合(図6のステップS20でYES)、運転支援ECU11は、再通知動作があるか否かを判断する(図6のステップS21)。再通知動作があったことは、ドライバが車両10の発進(右折開始)を促す操作MVを行ったことにより判断される。再通知動作があったと判断された場合(図6のステップS21でYES)、運転支援ECU11は、右折支援を実行する(図6のステップS16)。そして、中断計時用のタイマーは、計時時間が「0」にリセットされるとともに、計時が再開される(図6のステップS17)。
なお、中断計時用のタイマーの計時時間が抑制時間よりも小さくないと判断された場合(図6のステップS20でNO)も、運転支援ECU11は、右折支援を実行する(図6のステップS16)とともに、中断計時用のタイマーの計時時間が「0」にリセットされた後に計時が再開される(図6のステップS17)。そして支援サービスが可能であるか否かを判断する(図6のステップS18)。
また、回避の必要のある車両がないと判断された場合(図6のステップS14でYES)や、再通知動作がないと判断された場合(図6のステップS21でNO)にも、運転支援ECU11は、支援サービスが可能であるか否かを判断する(図6のステップS18)。支援サービスが可能であると判断された場合(図6のステップS18でYES)、運転支援ECU11は、ステップS14に戻り、それ以降の処理手順を繰り返す。
一方、支援サービスが可能ではなくなったと判断されると(図6のステップS18でNO)、運転支援が終了される。
本実施形態によっても、車両10の進路を横切る複数の対向車50,51,52からなる一の車両群に基づく運転支援(右折支援)を、ドライバが感じる煩わしさが軽減されつつ好適に行うことができるようになる。
以上説明したように、本実施形態の運転支援装置によっても先の第1の実施形態の前記(1)〜(5)の効果と同等もしくはそれに準じた効果が得られるとともに、次のような効果が得られるようになる。
(6)運転支援が抑制されている抑制時間内であれ、ドライバが、例えばブレーキ解除やステアリング操作、アクセル操作など車両の発進を促す操作を行った場合、運転支援の抑制が解除されて対向車50を対象とした通知A11と同等の運転支援(通知A12)が対向車52を対象に行なわれるようになる。これにより、一の車両群のうちの先頭の車両(対向車50)に後続する車両(対向車51や対向車52)に対する運転支援が抑制されていた場合であれ、運転支援が必要と判断されるようなときには、運転支援が直ちに再開
されるようになる。
なお、上記各実施形態は、例えば以下のような態様にて実施することもできる。
・上記各実施形態では、カーナビゲーション20はデータベース21との間で地図情報等の授受を行う場合について例示した。しかしこれに限らず、カーナビゲーションシステムは、地図情報等を格納するデータベースを有していてもよい。またカーナビゲーション20とデータベース21とが直接通信してもよい。
・上記各実施形態では、インフラ通信装置31は、光ビーコン装置B1と光通信を行う場合について例示した。しかしこれに限らず、インフラ通信装置は、ビーコン装置などと無線通信してもよい。
・上記各実施形態では、車載レーダ34は、レーザ光を用いて物体を検出する場合について例示したが、これに限らず、車載レーダは、ミリ波やマイクロ波等の電波や超音波等を用いて物体を検出するものであってもよい。
・上記各実施形態では、対向車50,51,52を、交通情報を含むインフラ情報に基づいて把握する場合について例示した。しかしこれに限らず、対向車を、車車間通信装置、車載カメラまたは車載レーダなどの一つもしくは任意の組み合わせに基づいて把握してもよいし、これらとインフラ情報とに基づいて把握してもよい。これにより、交通環境に応じて適切な対向車の把握が可能となり運転支援装置としての適用可能性や利便性が向上される。
・上記各実施形態では、交差点C1に信号機S1が設けられている場合について例示したが、これに限らず、交差点に信号機が設けられていなくてもよい。
・上記各実施形態では、交差点C1(C2)にて運転支援を行なう場合について例示したが、これに限らず、運転支援を、道路への合流、道路からの離脱、複数車線間での車線変更などの際に行ってもよい。これにより、交通環境にかかわらず、自車の進路を横切る(交差したり、合流したりする)おそれのある車両を対象としての運転支援を行うことができるようになる。
・上記各実施形態では、運転支援として右折支援をする場合について例示した。しかしこれに限らず、運転支援は、交差点の直進や、車両の左折や、道路への合流(車線変更)などの際に行うようにしてもよい。これにより、運転支援装置の適用可能性が向上する。
・上記各実施形態では、運転支援(右折支援)の内容が音・音声や表示による通知である場合について例示した。しかしこれに限らず、運転支援の内容は、ブレーキECUが運転支援ECUから伝達される運転支援に関する信号に基づいて車両の減速や停止を支援するための制御、例えば予備制動やアシストブレーキを行う制御などを行ってもよい。
・また、運転支援の内容は、エンジンECUが運転支援ECUから伝達される運転支援に関する信号に基づいて車両の減速や停止を支援するための制御、例えばエンジンの回転数を抑制したり、エンジンへの燃料供給を停止したり(フューエルカット)する制御などを行ってもよい。
・上記各実施形態では、運転支援(右折支援)を中断する場合について例示した。しかしこれに限らず、運転支援のレベルを抑制(低下)されるようにしてもよい。例えば、音声であれば、印象を弱めるために、音量を小さくしたり、回数を少なくしたり、音程を低くしたりしたものである。また例えば、画像であれば、印象を弱くするために、大きさを小さくしたり、色調を弱めたりして、ドライバへの印象が弱められた支援である。これに
より、右折支援が抑制される間、支援態様が通常の支援のレベルと相違することとなるので、対向車を対象にした右折支援をドライバにとって煩わしく感じさせるそれが低減されるようになる。
・上記各実施形態では、抑制時間が一定値である場合について例示した。しかしこれに限らず、抑制時間は、車両の走行状態や、交通環境、運転支援の通知状況などによって変化させてもよい。これによれば、他車両のうちの先頭の車両に後続する車両の走行状態、例えば、走行速度、車両間隔などによって抑制時間が好適となるように抑制時間を可変させて設定することも可能となる。
また、通知回数に応じて通知を抑制する抑制時間の値を長くしたり短くしたりしてもよい。抑制時間を長くすることによれば、複数回の通知によりドライバが気づいている状況において、通知回数が減少してドライバが煩わしく感じるおそれを減少させることができるようになる。
・上記各実施形態では、先頭の車両(対向車50)に後続する2台目の対向車52を対象とした通知A3を行わない条件としての抑制閾値が、対向車50を対象とした抑制時間である場合について例示した。しかしこれに限らず、抑制閾値に設定する抑制時間を、対向車が通過する毎に変更するようにしてもよい。これにより、抑制時間の設定の自由度が向上し、このような運転支援装置による支援の適用性が向上するようになるとともに、交通環境に応じた適切な抑制時間が設定できるようになる。
・上記各実施形態では、抑制閾値に抑制時間を設定する場合について例示した。しかしこれに限らず、抑制閾値には、先頭の車両からの距離としての抑制距離が設定されても、抑制距離が各車両が通過する毎に逐次設定されてもよい。これによっても、交通環境に応じての適切な条件が設定できるようになる。
・上記各実施形態では、一つの車両群である対向車50,51,52に対する運転支援を提供する場合について例示した。しかしこれに限らず、運転支援は、当該車両が進行している方向に対して交差する方向に進行している複数の車両群に対して提供してもよい。その場合について、図7〜図9を参照して説明する。
この運転支援は、例えば、図7に示すように、主道路R1と、主道路R1に交差点C2により交差するとともに、交差点C2の手前に光ビーコン装置B2が配置されている交差路R3とからなる交通環境を、交差路R3を進行して交差点C2に進入し、進路T2のように主道路R1に合流する車両10Bにも適用することができる。なお、この交通環境では、主道路R1の通行帯R1aを車両10Bに対して交差する方向に進行する一の車両群としての車両55,56が走行し、同通行帯R1bを車両10Bに対して交差する方向に進行する他の車両群としての車両57,58が走行している。
このとき、車両10Bは、光ビーコン装置B1とのインフラ情報通信や車車間通信装置30による通信を通じて、交差路R3から進入しようとしている交差点C2に、同交差路R3に交差する主道路R1の通行帯R1aを車両55,56が接近していること、及び、同通行帯R1bを車両55,56が接近していることを把握する。この把握した他車両の情報に基づいて運転支援が行われる。
上記第1の実施形態の運転支援装置によれば、例えば、図8に示すように、交差路R3を交差点C2に進行した車両10Bは、交差点C2に進入する前(時間t21)に通行帯R1aを走行する車両55が接近していることを通知する。また、車両55を対象とした通知に対して抑制時間が時間t22から時間t24までよりも長い時間に設定されるもの
とする。そして、車両55に続いて抑制時間内に通過する車両56に対しては、ドライバへの通知を抑制する(時間t23以前)。また、車両56が通過するとき、同じ抑制時間内に逆側の通行帯R1bを走行する車両57に対しても、ドライバへの通知が抑制される(時間t23以前)。さらに、車両57に続いて抑制時間内に通過する車両58に対しても、ドライバへの通知を抑制する(時間t24以前)。これにより、通知回数が減らされてドライバが通知に対して煩わしさを感じるおそれが低減される。また、ドライバは通知が無くとも通過車両を認識するので、車両等の有無を通知のみに頼ることなく確認するようにもなる。これにより車両10Bの進路を複数の車両群(車両55,56,57,58)が横切る場合であれそれら車両群に対する運転支援を、ドライバが感じる煩わしさを軽減させつつ好適に行うことができる。
また、上記第2の実施形態の運転支援装置を適用すれば、例えば、図9に示すように、交差路R3を交差点C2に進行した車両10Bは、交差点C2に進入する前(時間t31)に、通行帯R1aを走行する車両55が接近していることが通知される。また、車両55に対して抑制時間が時間t32から時間t35よりも長い時間として設定されるものとする。そして、車両55に続いて抑制時間内に通過する車両56に対しては、ドライバへの通知を抑制する(時間t33以前)。また、同抑制時間内に逆側の通行帯R1bを走行する車両57についても通知を抑制する(時間t33以前)が、同抑制時間内であれ、車両10Bに発進を促す操作が行われると(時間t34)、それに応じて運転支援の抑制が解除されて車両58に対する通知(警告)がなされる(時間t34から時間t35の間)。これにより、通知回数が減らされてドライバが通知に対して煩わしさを感じるおそれが低減されるとともに、抑制時間内であり通知が抑制されていたとしても、通知が必要と判断される場合にはドライバに運転支援を適切に通知することができるようになる。これにより車両10Bの進路を複数の車両群(車両55,56,57,58)が横切る場合であれそれら車両群に対する運転支援を、ドライバが感じる煩わしさを軽減させつつ好適に行うことができる。
・上記各実施形態では、交通環境として車両10が左側通行である環境の場合について例示したが、これに限らず、交通環境として車両が右側通行である環境であってもよい。これにより運転支援装置としての適用可能性が向上する。
10,10B…車両、11…運転支援コントロールコンピュータ(運転支援ECU)、12…ブレーキコントロールコンピュータ(ブレーキECU)、13…エンジンコントロールコンピュータ(エンジンECU)、14…操舵コントロールコンピュータ(操舵ECU)、20…カーナビゲーション、21…データベース、25…スピーカー、30…車車間通信装置、31…インフラ通信装置、32…全地球測位システム(GPS)、33…車載カメラ、34…車載レーダ、40…車速センサ、41…加速度センサ、42…ジャイロセンサ、43…ブレーキセンサ、44…アクセルセンサ、45…操舵角センサ、46…操作スイッチ、50,51,52…対向車、55,56,57,58…車両、B1,B2…光ビーコン装置、C1,C2…交差点、R1…主道路、R2,R3…交差路、S1…信号機、R1a,R1b…通行帯。

Claims (6)

  1. 自車両の進路を横切る他車両を対象としてその影響を回避する運転支援を行う運転支援装置であって、
    前記他車両のうちの先頭の車両及びこれに後続する車両の情報の取得を試み、前記先頭の車両及びこれに後続する車両の情報が共に取得されるとき、後続する車両に関する運転支援を抑制する
    ことを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記運転支援の抑制は、前記他車両のうちの先頭の車両に関する運転支援の実行の後、所定の時間が経過するまで継続される
    請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記所定の時間は、前記他車両のうちの先頭の車両に後続する車両の走行状態に応じて可変とされる
    請求項2に記載の運転支援装置。
  4. 前記運転支援は、ドライバに対する警告情報の提供として行われるものであり、
    前記運転支援の抑制は、前記警告情報の警告度合いの抑制として行われる
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の運転支援装置。
  5. 前記運転支援の抑制は、ドライバによる自車両の発進を促す操作の検知に基づき解除される
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の運転支援装置。
  6. 前記運転支援の対象となる前記自車両の進路を横切る他車両の存在する交通環境が交差点である
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の運転支援装置。
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