JP2011213227A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘルメットの収納を可能にしつつ、車幅の拡大を回避することを可能にする自動二輪車を提供する。
【解決手段】自動二輪車に、ヘルメット68を収納することができる収納ボックス27を備えている。この収納ボックス27は、底面27cに、収納ボックス内へ窪ませた底面段差部103を備え、この底面段差部103は、車両側面視で、収納ボックス27にヘルメット68を収納したときに、このヘルメットと重なる位置に形成され、燃料フィルタ101は、収納ボックス27の外に配置されると共に少なくとも一部が底面段差部内に配置されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、収納ボックス及び燃料フィルタが備えられている自動二輪車の改良に関する。
燃料ポンプから燃料噴射装置へ燃料を供給する供給配管が延ばされ、この供給配管の途中に燃料内の異物を除去する燃料フィルタが備えられている自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1(図9)参照。)。
特許文献1の図9に示されるように、自動二輪車に車体フレーム(20)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)が設けられ、この車体フレーム(20)の車幅方向略中央に、物入れとしての収納ボックス(35A)が取付けられ、この収納ボックス(35A)の側方に、燃料ポンプから燃料噴射装置へ燃料を供給する燃料ホース(137)(以下、「供給配管(137)」と云う。)が設けられ、この供給配管(137)の途中に燃料フィルタ(136)が配置されている。
収納ボックス(35A)の側方に、燃料フィルタ(136)を配置する場合には、燃料フィルタ(136)を配置するスペースを確保する必要がある。燃料フィルタ(136)の配置スペースを確保する手段として、例えば、収納ボックス(35A)を小型化して燃料フィルタ(163)の配置スペースを捻出するものがある。しかし、単に、収納ボックス(35A)のサイズを小型化すると、収納ボックス(35A)の収納スペースが減る。収納スペースが減ると収納ボックス(35A)へのヘルメットの収納が困難になる。また、単に、収納ボックス(35A)の外側に燃料フィルタ(136)を配置すると、車幅が拡大して車両の大型化に繋がる。
ヘルメットの収納を可能にしつつ、車幅の拡大を回避する技術が望まれている。
特許第4176456号公報
本発明は、ヘルメットの収納を可能にしつつ、車幅の拡大を回避することを可能にする自動二輪車を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームと、この車体フレームに設けられヘルメットを収納することができる収納ボックスと、収納ボックスの後方で車体フレームに取付けられる燃料タンクと、この燃料タンクに設けられる燃料ポンプと、この燃料ポンプから延びる燃料配管と、この燃料配管の先端に接続されると共に収納ボックスの前方に配置される燃料噴射装置と、燃料配管に設けられ燃料内の異物を除去する燃料フィルタと、燃料噴射装置からエンジンへ延ばされエンジンに混合気を送るエンジン吸気ポートと、が備えられている自動二輪車において、収納ボックスは、底面に、収納ボックス内へ窪ませた底面段差部を備え、燃料フィルタは、収納ボックスの外に配置されると共に少なくとも一部が底面段差部内に配置されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、底面段差部は、車両側面視で、収納ボックスにヘルメットを収納したときに、このヘルメットと重なる位置に形成され、収納ボックスは、ヘルメットの頭頂部が上になるようにしてヘルメットが収納可能となっており、底面段差部は、ヘルメットを収納する際に、少なくとも一部が上方に突出しヘルメットの開口からヘルメット内に張り出している凹部であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、底面段差部には、燃料フィルタのメンテナンスを可能にするリッドが開閉可能に設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、ヘルメットは、フルフェイス型とし、ヘルメットに備えられている顎部の内周は、凹部の下端よりも下方に配置されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、収納ボックスの車両後方に燃料タンクが配置され、収納ボックスの車両前方に燃料噴射装置が配置され、燃料フィルタは、車両平面視で、燃料ポンプと燃料噴射装置との間にて、収納ボックスの略中央に配置され、燃料配管のうち、燃料フィルタから燃料噴射装置へ延びている供給配管は、車両平面視で、収納ボックスの略中央に配置されると共に車両長手方向に延ばされていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、供給配管にプレッシャレギュレータが設けられ、このプレッシャレギュレータは、収納ボックスの車両前方にて、燃料フィルタと燃料噴射装置の間に、長手方向の軸が車幅方向に向けて指向するように設けられ、このプレッシャレギュレータで供給配管を流れる燃料の圧力を調整するようにしたことを特徴とする。
請求項7に係る発明では、底面段差部は、車両側面視で、収納ボックスにヘルメットを収納したときに、このヘルメットと重なる位置に形成され、収納ボックスは、ヘルメットの頭頂部が下になるようにしてヘルメットが収納可能となっており、底面段差部は、ヘルメットを収納する際に、ヘルメットの頂部周辺にて、収納ボックスの内側に張り出すようにしたことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、収納ボックスの車両後方に燃料タンクが配置され、収納ボックスの車両前方に燃料噴射装置が配置され、燃料フィルタは、車両平面視で、燃料ポンプと燃料噴射装置との間にて、収納ボックスの下方であって、車幅方向一側に配置され、収納ボックスの車両前方にて、燃料噴射装置と燃料フィルタの間に、長手方向の軸が車幅方向に向けて指向するようにプレッシャレギュレータが設けられ、燃料配管のうち、燃料フィルタから燃料噴射装置へ延びている供給配管は、車両平面視で、収納ボックスの下方であって、車幅方向一側に、車両長手方向に延ばされ、燃料配管のうち、プレッシャレギュレータから燃料タンクへ延びてプレッシャレギュレータの余剰燃料を燃料タンクに戻す戻り配管は、車両平面視で、収納ボックスの下方であって、車幅方向他側に、車両長手方向に延ばされていることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、収納ボックスの車両後方に燃料タンクが配置され、収納ボックスの車両前方に燃料噴射装置が配置され、燃料フィルタは、車両平面視で、燃料噴射装置と燃料ポンプとの間にて、収納ボックスの下方であって、車幅方向一側に配置され、燃料噴射装置と燃料フィルタの間に、プレッシャレギュレータが設けられ、燃料配管のうち、燃料フィルタから燃料噴射装置へ延びている供給配管は、車両平面視で、収納ボックスの下方であって、車幅方向一側に、車両長手方向に延ばされ、燃料配管のうち、プレッシャレギュレータから燃料タンクへ延びておりプレッシャレギュレータの余剰燃料を燃料タンクに戻す戻り配管は、収納ボックスの下方であって、車両平面視で、車幅方向他側に、且つ、車両長手方向に延ばされていることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、燃料タンクの燃料は、アルコールとガソリンとを任意の割合で混合させた燃料とし、燃料タンク内には、燃料フィルタよりも目の粗いタンク内フィルタを備え、プレッシャレギュレータと前記燃料噴射装置とを所定の容量を備える供給配管で連結することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、収納ボックスの底面に備えられ収納ボックス内へ窪ませた底面段差部は、ヘルメットと重なる位置に形成され、この底面段差部内に燃料フィルタが配置されている。
従来、燃料噴射装置と燃料タンクの間の供給配管の途中に設けられている燃料フィルタを、例えば、収納ボックスの側方に配置する場合、燃料フィルタを良好な態様で搭載するためには、その配置スペースが確保される必要がある。燃料フィルタの配置スペースを確保するためには、収納ボックスを小型化し、あるいは、車体を車幅方向に拡大する等の対策が必要であった。
この点、本発明では、収納ボックス内に窪ませた底面段差部に、燃料フィルタを配置した。これにより、燃料フィルタの配置スペースが確保されるので、収納ボックスを小型化し、あるいは、車体を車幅方向に拡大する必要はない。加えて、底面段差部は、収納ボックスに収納されたヘルメットと重なる位置に配置されているので、底面段差部に燃料フィルタを配置させながら、ヘルメットを収納ボックスに収納することが可能になる。
したがって、本発明によれば、ヘルメットの収納を可能にしつつ、車幅の拡大を回避することを可能にする自動二輪車が提供される。
請求項2に係る発明では、底面段差部は、上方に突出されている凹部であり、この凹部は、ヘルメットの開口を通ってヘルメット内に張り出している。すなわち、凹部の周囲に、ヘルメットの開口が位置することになるので、ヘルメットの収納が良好に行われる。加えて、凹部の周囲にヘルメットの開口が当たるので、収納ボックス内で、ヘルメットの動きを抑えることができる。
また、収納ボックス内へ窪ませた凹部に、燃料フィルタが配置されている。燃料フィルタの周囲は凹部で覆われるので、走行中に、飛び石等から燃料フィルタを保護することができる。
請求項3に係る発明では、底面段差部に、開閉可能にリッドが設けられている。
仮に、底面段差部にリッドが設けられていない場合、燃料フィルタをメンテナンスする際には、乗員シート及び収納ボックスを取り外す必要がある。
この点、本発明では、底面段差部に、リッドが設けられている。燃料フィルタをメンテナンスする際には、リッドを開け、車両上方から燃料フィルタまで容易に手を伸ばすことができる。底面段差部にリッドを設けることにより、燃料フィルタへのメンテナンス性を高めることができる。
請求項4に係る発明では、ヘルメットの顎部の内周は、収納ボックスの底部に設けた凹部の下端よりも下方に配置されている。
ヘルメットに上向きの力がかかったときに、凹部の下端に顎部が引っ掛かることで、収納ボックスに収納されているヘルメットが高さ方向上方へ移動することが抑えられる。
請求項5に係る発明では、収納ボックスの底面に設け収納ボックス内へ窪ませた底面段差部に、燃料フィルタが配置され、この燃料フィルタは、燃料ポンプと燃料噴射装置との間にて、収納ボックスの略中央に配置されている。すなわち、燃料フィルタの上方及び左右側方は、収納ボックスで覆われているため、燃料フィルタを収納ボックスで保護することができる。
また、燃料フィルタから燃料噴射装置へ延びている供給配管は、収納ボックスの略中央に配置されている。
仮に、燃料噴射装置が車両幅方向中心に配置され、供給配管が収納ボックスの車幅方向一側に配置されていると、供給配管の管長が長くなる。
この点、本発明では、供給配管は収納ボックスの略中央に配置されているので、燃料噴射装置が車両幅方向中心に配置されていれば、供給配管の管長を短くすることができる。したがって、供給配管のコストダウンを図ることができる。
請求項6に係る発明では、収納ボックスの車両前方に、プレッシャレギュレータが設けられている。プレッシャレギュレータを収納ボックスの前方の比較的広い空間を利用して配置した。プレッシャレギュレータは、長手方向軸が車幅方向を指向するように配置されている。例えば、収納ボックスの前面に沿わせてプレッシャレギュレータを配置すれば、限られた空間を有効に活用することができる。
請求項7に係る発明では、ヘルメットは、ヘルメットの開口が上を向いた姿勢で収納されている。ヘルメットの開口が上を向いているので、ヘルメットに手をかけ易くなり、ヘルメットの出入作業が楽に行える。
また、底面段差部は、ヘルメットの頂部周辺にて、収納ボックスの内側に張り出すようにした。ヘルメットの頂部周辺の空間に底面段差部を設け、この底面段座部に燃料フィルタを設けた。ヘルメットの頭頂部の曲率半径は、ヘルメットの頭頂部の曲率半径に較べて小さいので、その分、収納ボックスの周囲に空間が確保され易い。このヘルメットの頂部周辺の空間に、燃料フィルタを配置したので、限られた空間を有効に利用することができる。
請求項8に係る発明では、収納ボックスの底面に設け収納ボックス内へ窪ませた底面段差部に、燃料フィルタが配置され、この燃料フィルタは、燃料ポンプと燃料噴射装置との間に設けられると共に、収納ボックスの一側に配置されている。すなわち、燃料フィルタの上方及び側方は、収納ボックスで覆われているため、燃料フィルタを収納ボックスで保護することができる。
また、供給配管及び戻り配管は、いずれも、収納ボックスの下方であって、車両長手方向に延ばされている。
仮に、供給配管及び戻り配管が、収納ボックスの側方に延ばされている場合、燃料供給装置が車幅中心に配置されているときには、配管長が長くなる。
この点、本発明では、供給配管及び戻り配管は、収納ボックスの下方で、車両長手方向に延ばされているので、供給配管及び戻り配管の配管長を短く抑えることができる。
請求項9に係る発明では、収納ボックスの底面に設け収納ボックス内へ窪ませた底面段差部に、燃料フィルタが配置され、この燃料フィルタは、燃料ポンプと燃料噴射装置との間に設けられると共に、収納ボックスの一側に配置されている。すなわち、燃料フィルタの上方及び側方は、収納ボックスで覆われているため、燃料フィルタを収納ボックスで保護することができる。
また、供給配管及び戻り配管は、いずれも、収納ボックスの下方であって、車両長手方向に延ばされているので、供給配管及び戻り配管が、収納ボックスの側方に延ばされている場合に較べて、配管の長さを短く抑えることができる。
請求項10に係る発明では、アルコール含有燃料に含まれる異物のうち燃料ポンプが許容できない異物のみをタンク内フィルタで捕獲し、燃料ポンプでは許容できるが燃料噴射装置が許容できない小さな異物を燃料タンク外に配置した燃料フィルタで捕獲することで、タンク内フィルタの交換周期を長くすると共に、タンク外フィルタ(燃料フィルタ)の交換作業性を良好とする。
ところで、燃料噴射量はアルコール濃度に応じた複数の噴射マップから選択される。アルコール濃度は、燃焼後の排気ガスの成分から計測されるため、アルコール濃度が急激に変更された場合には、適した噴射マップが選択されるまでの間、エンジンの燃焼が一定とならない場合がある。
そこで、プレッシャレギュレータと燃料噴射装置との間に所定の容量を設けることで、例えば、燃料配管内の燃料がほぼ空になり、且つ、その後に、アルコール濃度の異なる燃料が給油されたときには、プレッシャレギュレータと燃料噴射装置との間の残燃料と燃料ポンプから供給された新燃料とが混ざり、燃料噴射装置に供給される燃料の濃度変化を緩和することができ、給油直後の始動性を良好とすることができる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車に備えられている車体フレームの左側面図である。 本発明に係る自動二輪車の要部左側面図である。 図3の4矢視図である。 収納ボックスの凹部と燃料フィルタの配置関係を説明する断面図である。 図4の6−6線断面図である。 図3の別実施例図である。 図7の8矢視図である。 図8の9−9線断面図である。 図3の更なる別実施例図である。 図10の11矢視図である。 図11の12−12線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中および実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示されているように、自動二輪車10は、骨格となる車体フレーム11を備え、この車体フレーム11は、前端部を構成するヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方斜め下方に延びる1本のメインフレーム13と、このメインフレーム13の中間部の左右から後方そして後斜め上方に延びる左右一対のリヤフレーム14、16(手前側の符号14のみ図示)と、メインフレーム13の後端部に取付けられた左右一対のピボットプレート17、18(手前側の符号17のみ図示)とからなる。
リヤフレーム14、16は、ピボットプレート17、18にも取付けられ、後端部にほぼ水平に設けられた後部延出部19を備える。
ヘッドパイプ12は、操舵自在にフロントフォーク21が取付けられ、このフロントフォーク21の下端に前輪22、上端に操向ハンドル23が取付けられている。
メインフレーム13は、後部にエンジン25の上部、前部にエアクリーナ26が取付けられている。
リヤフレーム14、16は、前部及び中間部で収納ボックス27の下部を支持し、後部、詳しくは後部延出部19で収納ボックス27の後端部と燃料タンク28とを支持している。燃料タンク28内に、筒状を呈する燃料ポンプ29が配置され、この燃料ポンプ29の下端部に1次フィルタ29Aが取付けられている。燃料タンク28内に貯えられた燃料は、燃料タンク28内に設けたタンク内フィルタとしての1次フィルタ29Aから燃料ポンプ29内に取り入れられる。
ピボットプレート17、18は、前部にエンジン25の後端部が取付けられ、中央部にピボット軸31を介して上下方向に揺動自在にスイングアーム32が取付けられている。
スイングアーム32の後端部には後輪33が取付けられている。
後輪33は、スイングアーム32の上方への揺動により二点鎖線で示す位置まで移動することが可能である。
エンジン25は、クランクケース41と、このクランクケース41の前端部に前方に延びるように取付けられたシリンダ部42とからなり、クランクケース41内に変速機が設けられている。
シリンダ部42は、クランクケース41に取付けられたシリンダブロック44と、このシリンダブロック44に取付けられたシリンダヘッド45と、このシリンダヘッド45の開口部を覆うヘッドカバー46とからなる。
シリンダヘッド45は、上部に吸気装置47、下部に排気装置48がそれぞれ接続されている。
吸気装置47は、シリンダヘッド45の上部に接続されたエンジン吸気ポート51と、このエンジン吸気ポート51に接続されたスロットルボディ52と、このスロットルボディ52にコネクティングチューブ53を介して接続されたエアクリーナ26とからなる。
スロットルボディ52には、エタノールを含むエタノール混合燃料を燃料タンク28からエンジン25に供給する燃料配管54が接続されている。燃料配管54は、スロットルボディ52に含まれている燃料噴射装置55に接続されている。そして、スロットルボディ52からエンジン25へエンジン25に混合気を送るエンジン吸気ポート51が延ばされている。
排気装置48は、シリンダヘッド45の下部に接続された排気管57と、この排気管57の後端に接続された消音器58とからなる。
車体フレーム11の前部には、エンジン25の点火時期、後述する燃料噴射装置55からの噴射燃料量、燃料噴射タイミング等を制御するエンジンコントロールユニット60(以下では、「ECU60」と記す。)が配置されている。
ECU60は、一例として、エンジン25の排気ガス成分中の酸素を検出するO2センサ(不図示)からの信号によって燃料噴射装置55からの燃料噴射の制御を切替える。
操向ハンドル23の周囲にハンドルカバー62が設けられ、このハンドルカバー62にヘッドライト61が設けられている。ヘッドパイプ12の前方にフロントカバー63が設けられ、ヘッドパイプ12からメインフレーム13の前部を覆い乗員の脚の前方に位置するようにレッグシールド64が設けられている。前輪22の上方にフロントフェンダ66が配置され、後輪33の後上部にリヤフェンダ73が配置され、このリヤフェンダ73の上方にリヤカバー71が設けられ、このリヤカバー71にテールランプ72が設けられている。また、スイングアーム32と後部延出部73の間にリヤクッションユニット74が設けられている。
図2に示されているように、車体フレーム11のリヤフレーム14、16(手前側の符号14のみ図示)は、前部に車幅方向に延びる断面コ字形状のクロスメンバ81が渡され、中間部、詳しくは、屈曲部14a、16a(手前側の符号14aのみ図示)に車幅方向に延びるパイプ状の第1クロスパイプ83が渡され、後部に車幅方向に延びるパイプ状の第2クロスパイプ84が渡されている。
クロスメンバ81は、収納ボックス27(図1参照)の底面27cを支持し、第1クロスパイプ83は、左右のピボットプレート17、18(手前側の符号17のみ図示)の後端部が取付けられる。従って、リヤフレーム14、16とピボットプレート17、18とは第1クロスパイプ83を介して連結される。
リヤフレーム14、16の後部延出部19は、前端部及び後端部にそれぞれ左右一対のナット85、85(一方の符号85のみ示す。)及びナット86、86(一方の符号86のみ示す。)が取付けられ、これらのナット85、86と図示せぬボルトによって収納ボックス(図1、符号27)及び燃料タンク(図1、符号28)が後部延出部19に取付けられる。
図3に示されているように、車体フレーム11の構成部材としてのリヤフレーム14、16に、ヘルメット68を収納することができる収納ボックス27が取付けられ、この収納ボックス27の上部開口37に開閉可能に乗員が着座する乗員シート38が載置され、収納ボックス27の後方で車体フレーム11の構成部材としての後部延出部19に燃料タンク28が取付けられ、この燃料タンク28に燃料ポンプ29が設けられ、この燃料ポンプ29から燃料配管90が延ばされ、この燃料配管90の先端にスロットルボディ52が接続されている。スロットルボディ52には燃料噴射装置55が含まれている。
燃料配管90のうち、燃料ポンプ29から燃料噴射装置55まで延びている供給配管91に燃料内の異物を除去する燃料フィルタ101が設けられている。なお、エンジン吸気ポート51及び燃料噴射装置55は、収納ボックス27の車両前方に配置されている。
図4に示されているように、収納ボックス27の車両後方に燃料タンク28が配置され、収納ボックス27の車両前方にスロットルボディ52に含まれる燃料噴射装置55が配置されている。
燃料フィルタ101は、車両平面視で、燃料ポンプ29と燃料噴射装置55との間にて、収納ボックス27の略中央で且つ車幅方向中心に配置されている。
供給配管91にプレッシャレギュレータ102が設けられ、このプレッシャレギュレータ102は、収納ボックス27の車両前方にて、燃料フィルタ101と燃料噴射装置55の間に、長手方向の軸が車幅方向に向けて指向するように設けられ、供給配管91を流れる燃料の圧力を調整するようにした。
図5に示されているように、収納ボックス27は、ヘルメットの頭頂部76が上になるようにしてヘルメット68が収納可能となっている。
ヘルメット68は、フルフェイス型であり、乗員が頭を入れる開口77と、頭頂部76と、前方を視認することができるシールド78で覆われた前口79と、この前口79の下方に位置する顎部80とを備える。
収納ボックス27は、底面27cに、収納ボックス内へ窪ませた底面段差部103を備え、収納ボックス27にヘルメット68を収納したときに、この底面段差部103は、車両側面視で、ヘルメット68と重なる位置に形成されている。
燃料フィルタ101は、収納ボックス27の外に配置されると共に少なくとも燃料フィルタ101の一部が底面段差部内に配置されている。
底面段差部103は、ヘルメット68を収納する際に、少なくとも一部が上方に突出しヘルメットの開口77からヘルメット内に張り出している凹部104である。
底面段差部103は、上方に突出されている凹部104であり、この凹部104は、ヘルメット68の開口77を通ってヘルメット内に張り出している。すなわち、凹部104の周囲に、ヘルメット68の顎部80が位置することになるので、ヘルメット68の収納が良好に行われ、併せて、収納ボックス内で、ヘルメット68が動くことを抑えることができる。
ヘルメット68に備えられている顎部の内周80iは、凹部の下端105よりも下方に配置されている。ヘルメット68に上向きの力がかかったときに、凹部の下端に顎部が引っ掛かることで、収納ボックスに収納されているヘルメット68が高さ方向上方へ移動することが抑えられる。
次に、燃料配管について説明する。
図4に戻って、燃料配管90は、燃料ポンプ29から燃料噴射装置55へ延びている供給配管91と、この供給配管91の途中に介在させたプレッシャレギュレータ102から燃料ポンプ29へ延びており余剰燃料を燃料タンク28へ戻す戻り配管95とからなる。
供給配管91は、燃料フィルタ101へ延びている第1供給配管92と、燃料フィルタ101からプレッシャレギュレータ102へ延びている第2供給配管93と、プレッシャレギュレータ102から燃料噴射装置55へ延びている第3供給配管94と、からなる。
燃料配管90のうち、燃料フィルタ101から燃料噴射装置55へ延びている第2供給配管93及び第3供給配管94は、車両平面視で、収納ボックス27の略中央に配置されると共に車両長手方向に延ばされている。
第2供給配管93及び第3供給配管94は、収納ボックス27の略中央に配置されているので、第2供給配管93及び第3供給配管94が収納ボックス27の車幅方向一側に配置されている場合に較べて、供給配管91の管長を短くすることができる。供給配管91の管長が短くなれば、供給配管91のコストダウンを図ることができる。
図6に示されているように、収納ボックス27の底面27cに設け収納ボックス内へ窪ませた底面段差部103に、燃料フィルタ101が配置されている。すなわち、燃料フィルタ101の上方及び左右側方は、収納ボックス27で覆われているため、燃料フィルタ101を収納ボックス27で保護することができる。
収納ボックス内へ窪ませた凹部104に、燃料フィルタ101が配置されているので、走行中に、飛び石等から燃料フィルタを保護することができる。
底面段差部103は、断面矩形状に形成され、左右壁111L、111Rと、これらの左右壁111L、111Rの上端に渡される中底面112と、を備えている。
左右壁111L、111Rには、車両前面視で上方に開放されて配置される断面コ字状のコ字部材115がリベット116を介して取付けられ、コ字部材115の水平面115sに燃料フィルタ101を止めるホルダ117が固着され、このホルダ117に燃料フィルタ101が着脱可能に係合されている。
底面段差部103の中底面112には、燃料フィルタ101のメンテナンスを可能にするリッド118が開閉可能に設けられている。
仮に、底面段差部にリッドが設けられていない場合、燃料フィルタをメンテナンスする際には、乗員シート及び収納ボックスを取り外す必要がある。
この点、本発明では、底面段差部103の中底面112に、リッド118が設けられている。燃料フィルタ101をメンテナンスする際には、リッド118を図矢印a方向に開け、車両上方から燃料フィルタ101まで容易に手を伸ばすことができる。底面段差部103にリッド118を設けることにより、燃料フィルタ101へのメンテナンス性を高めることができる。
以上に述べた自動二輪車の作用を説明する。
図5に戻って、収納ボックスの底面27cに備えられ収納ボックス内へ窪ませた底面段差部103は、車両側面視で、ヘルメット68と重なる位置に形成され、この底面段差部内に燃料フィルタ101が配置されている。
従来、燃料噴射装置と燃料タンクの間の供給配管の途中に設けられている燃料フィルタを、例えば、収納ボックスの側方に配置する場合、燃料フィルタを良好な態様で搭載するためには、その配置スペースが確保される必要がある。燃料フィルタの配置スペースが確保されるためには、収納ボックスを小型化し、あるいは、車両を車幅方向に拡大する等の対策が必要となっていた。
この点、本発明では、収納ボックス内に窪ませた底面段差部103に、燃料フィルタ101を配置した。これにより、燃料フィルタ101の配置スペースが確保されるので、収納ボックス27を小型化し、あるいは、車両を車幅方向に拡大する必要はない。
加えて、底面段差部103は、収納ボックス27に収納されたヘルメット68と重なる位置に配置されているので、底面段差部103に燃料フィルタ101を配置させながら、ヘルメット68を収納ボックス27に収納することが可能になる。
したがって、本発明によれば、ヘルメット68の収納を可能にしつつ、車幅の拡大を回避することを可能にする自動二輪車10が提供される。
図4を参照して、プレッシャレギュレータ102は、収納ボックス27の車両前方に設けられている。プレッシャレギュレータ102を収納ボックス27の前方の比較的広い空間を利用して配置した。プレッシャレギュレータ102は、長手方向軸が車幅方向を指向するように配置されている。長手方向軸の一方(左側)に第2供給配管93が接続され、長手方向軸の他方(右側)に戻り配管95が接続されている。収納ボックスの前面27aに沿わせて、プレッシャレギュレータ102が配置されているので、限られた空間を有効に活用することができる。
図1を併せて参照して、燃料ポンプ29に、タンク内フィルタとしての1次フィルタ29Aが設けられ、この1次フィルタ29Aの下流側にタンク外フィルタとしての燃料フィルタ101が設けられている。
アルコール含有燃料に含まれる異物のうち燃料ポンプが許容できない異物のみをタンク内フィルタ29Aで捕獲し、燃料ポンプ29では許容できるが燃料噴射装置が許容できない異物のみを燃料タンク外に配置した燃料フィルタ101で捕獲することで、タンク内フィルタ29Aの交換周期を長くすると共に、タンク外フィルタ(燃料フィルタ101)の交換作業性を良好とする。
ところで、燃料噴射量はアルコール濃度に応じた複数の噴射マップから選択される。アルコール濃度は、燃焼後の排気ガスの成分から計測されるため、アルコール濃度が急激に変更された場合には、適した噴射マップが選択されるまでの間、エンジンの燃焼が一定とならない場合がある。
そこで、プレッシャレギュレータ102と燃料噴射装置55との間に所定の容量を設けることで、例えば、燃料配管91内の燃料がほぼ空になり、且つ、その後に、アルコール濃度の異なる燃料が給油されたときには、プレッシャレギュレータ102と燃料噴射装置55との間の残燃料と燃料ポンプ29から供給された新燃料とが混ざり、燃料噴射装置55に供給される燃料の濃度変化を緩和することができ、給油直後の始動性を良好とすることができる。
本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図7〜図9に示されているように、収納ボックス27Bは、ヘルメット68の頭頂部76が下になるようにしてヘルメット68が収納可能となっており、底面段差部103Bは、ヘルメット68を収納する際に、ヘルメット68の頭頂部周辺にて、収納ボックス27Bの内側に張り出すようにした。
ヘルメット68は、乗員がかぶるときに頭を入れる開口77が上を向いた姿勢で収納されているので、ヘルメット68に手をかけ易く、ヘルメット68の出入作業が楽に行える。
また、底面段差部103Bは、ヘルメット68の頭頂部76周辺にて、収納ボックス27Bの内側に張り出すようにした。ヘルメット68の頂部周辺の空間に底面段差部103Bを設け、この底面段差部103Bに燃料フィルタ101を設けた。ヘルメット68の頭頂部76の曲率半径は、ヘルメット68の頭頂部以外の曲率半径に較べて小さいので、その分、収納ボックス27Bの周囲に空間が確保され易い。このヘルメット68の頂部周辺の空間に、燃料フィルタ101を配置したので、限られた空間を有効に利用することができる。
収納ボックス27Bの車両後方に燃料タンク28が配置され、収納ボックス27Bの車両前方に燃料噴射装置55が配置され、燃料フィルタ101は、車両平面視で、燃料ポンプ29と燃料噴射装置55との間にて、収納ボックス27Bの下方であって、車幅方向一側(左側)に配置されている。
収納ボックス27Bの車両前方にて、燃料噴射装置55と燃料フィルタ101の間に、長手方向の軸が車幅方向に向けて指向するようにプレッシャレギュレータ102が設けられ、燃料配管90Bのうち、燃料フィルタ101から燃料噴射装置55へ延びている第1供給配管92B及び第2供給配管93Bは、車両平面視で、収納ボックス27の下方であって、車幅方向一側(左側)に、車両長手方向に延ばされ、燃料配管90Bのうち、プレッシャレギュレータ102から燃料タンク28へ延びてプレッシャレギュレータ102の余剰燃料を燃料タンク28に戻す戻り配管95Bは、車両平面視で、収納ボックス27Bの下方であって、車幅方向他側(右側)に、車両長手方向に延ばされている。
収納ボックスの底面27Bcに設け収納ボックス内へ窪ませた底面段差部103Bに、燃料フィルタ101が配置され、この燃料フィルタ101は、燃料ポンプ29と燃料噴射装置55との間に設けられると共に、収納ボックス27の車幅方向左側に配置されている。すなわち、燃料フィルタ101の上方及び車幅方向右側方は、収納ボックス27Bで覆われているため、燃料フィルタ101を収納ボックス27Bで保護することができる。
また、供給配管91及び戻り配管95は、いずれも、収納ボックス27Bの下方であって、車両長手方向に延ばされている。
仮に、供給配管及び戻り配管が、収納ボックスの側方に延ばされている場合、燃料供給装置が車幅中心に配置されているときには、配管長が長くなる。
この点、本発明では、供給配管91及び戻り配管95は、収納ボックス27Bの下方で、車両長手方向に延ばされているので、供給配管91B及び戻り配管95Bの配管長を短く抑えることができる。
加えて、戻り配管95Bは、車幅方向他側(右側)に、車両長手方向に延ばされているので、戻り配管95Bと燃料フィルタ101との干渉を回避させることができる。
なお、その他の構成は、第1実施例と大きく変わるところはなく説明を省略する。
本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。
図10〜図12に示されているように、燃料フィルタ101は、車両平面視で、燃料ポンプ29と燃料噴射装置55との間にて、収納ボックス27Cの下方であって、車幅方向一側(左側)に配置され、燃料噴射装置(図8、符号55)と燃料フィルタ101の間に、プレッシャレギュレータ102が設けられ、燃料配管90Cのうち、燃料フィルタ101から燃料噴射装置55へ延びている供給配管91Cは、車両平面視で、収納ボックス27Cの下方であって、車幅方向一側(左側)に、車両長手方向に延ばされ、燃料配管90Cのうち、プレッシャレギュレータ102から燃料タンク28へ延びておりプレッシャレギュレータ102の余剰燃料を燃料タンク28に戻す戻り配管95Cは、収納ボックス27の下方であって、車両平面視で、車幅方向他側(右側)に、且つ、車両長手方向に延ばされている。
収納ボックスの底面27Ccに設け収納ボックス内へ窪ませた底面段差部103Cに、燃料フィルタ101が配置され、この燃料フィルタ101は、燃料ポンプ29と燃料噴射装置55との間に設けられると共に、収納ボックス27Cの一側(左側)に配置されている。すなわち、燃料フィルタ101の上方及び右側方は、収納ボックス27Cで覆われているため、燃料フィルタ101を収納ボックス27Cで保護することができる。
また、供給配管91及び戻り配管95は、いずれも、収納ボックス27Cの範囲で、概ね、車両長手方向に延ばされている。
仮に、供給配管及び戻り配管が、収納ボックスの側方に延ばされている場合、燃料供給装置が車幅中心に配置されているときには、配管長が長くなる。
この点、本発明では、供給配管91及び戻り配管95は、収納ボックス27Cの下方で、車両長手方向に延ばされているので、供給配管91C及び戻り配管95Cの配管長を短く抑えることができる。配管長が短くなれば、配管のコストダウンが図れる。
また、プレッシャレギュレータ102を燃料フィルタ101に近づけて配置すると共にプレッシャレギュレータ102と燃料フィルタ101との間を離間して配置し、燃料噴射装置(図4、符号55)との間に所定の容量を設けたので、アルコール濃度の異なる燃料を給油したときの濃度変化を緩和することができる。したがって、給油直後の始動性を良好とすることができる。
なお、その他の構成は、第1実施例と大きく変わるところはなく説明を省略する。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
収納ボックスの底面に設けた凹部は、矩形状に限定されることなく、ドーム状、筒状等でも差し支えないものとする。
本発明は、燃料ポンプと燃料噴射装置の間をつなぐ燃料配管に燃料フィルタが備えられている自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、11…車体フレーム、25…エンジン、27、27B、27C…収納ボックス、27c…収納ボックスの底面、28…燃料タンク、29…燃料ポンプ、29A…タンク内フィルタ(1次フィルタ)、37…上部開口、38…乗員シート、51…エンジン吸気ポート、52…スロットルボディ、53…燃料噴射装置、68…ヘルメット、76…頭頂部、77…開口、80…顎部、80i…顎部の内周、90、90B、90C…燃料配管、91、91B、91C…供給配管、95、95B、95C…戻り配管、101…燃料フィルタ、102…プレッシャレギュレータ、103、103B、103C…底面段差部、104…凹部、105…凹部の下端、118、118B、118C…リッド。

Claims (10)

  1. 車体フレーム(11)と、この車体フレーム(11)に設けられヘルメット(68)を収納することができる収納ボックス(27、27B、27C)と、前記収納ボックス(27、27B、27C)の後方で前記車体フレーム(11)に取付けられる燃料タンク(28)と、この燃料タンク(28)に設けられる燃料ポンプ(29)と、この燃料ポンプ(29)から延びる燃料配管(90、90B、90C)と、この燃料配管(90、90B、90C)の先端に接続されると共に前記収納ボックス(27、27B、27C)の前方に配置される燃料噴射装置(55)と、前記燃料配管(90、90B、90C)に設けられ燃料内の異物を除去する燃料フィルタ(101)と、前記燃料噴射装置(55)からエンジン(25)へ延ばされエンジン(25)に混合気を送るエンジン吸気ポート(51)と、が備えられている自動二輪車において、
    前記収納ボックス(27、27B、27C)は、底面(27c、27Bc、27Cc)に、前記収納ボックス内へ窪ませた底面段差部(103、103B、103C)を備え、
    前記燃料フィルタ(101)は、前記収納ボックス(27、27B、27C)の外に配置されると共に少なくとも一部が前記底面段差部内に配置されていることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記底面段差部(103、103B、103C)は、車両側面視で、前記収納ボックス(27、27B、27C)に前記ヘルメット(68)を収納したときに、このヘルメット(68)と重なる位置に形成され、
    前記収納ボックス(27)は、前記ヘルメットの頭頂部(76)が上になるようにして前記ヘルメット(68)が収納可能となっており、
    前記底面段差部(103)は、前記ヘルメット(68)を収納する際に、少なくとも一部が上方に突出し前記ヘルメットの開口(77)からヘルメット内に張り出している凹部(104)であることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記底面段差部(103、103B、103C)には、前記燃料フィルタ(101)のメンテナンスを可能にするリッド(118、118B、118C)が開閉可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  4. 前記ヘルメット(68)は、フルフェイス型とし、前記ヘルメット(68)に備えられている顎部の内周(80i)は、前記凹部の下端(105)よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の自動二輪車。
  5. 前記収納ボックス(27)の車両後方に燃料タンク(28)が配置され、
    前記収納ボックス(27)の車両前方に燃料噴射装置(55)が配置され、
    前記燃料フィルタ(101)は、車両平面視で、前記燃料ポンプ(29)と前記燃料噴射装置(55)との間にて、前記収納ボックス(27)の略中央に配置され、
    前記燃料配管(90)のうち、前記燃料フィルタ(101)から前記燃料噴射装置(55)へ延びている供給配管(91)は、車両平面視で、前記収納ボックス(27)の略中央に配置されると共に車両長手方向に延ばされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の自動二輪車。
  6. 前記供給配管(91)にプレッシャレギュレータ(102)が設けられ、このプレッシャレギュレータ(102)は、前記収納ボックス(27)の車両前方にて、前記燃料フィルタ(101)と前記燃料噴射装置(55)の間に、長手方向の軸が車幅方向に向けて指向するように設けられ、このプレッシャレギュレータ(102)で前記供給配管(91)を流れる燃料の圧力を調整するようにしたことを特徴とする請求項5記載の自動二輪車。
  7. 前記底面段差部(103B、103C)は、車両側面視で、前記収納ボックス(27B、27C)に前記ヘルメット(68)を収納したときに、このヘルメット(68)と重なる位置に形成され、
    前記収納ボックス(27B、27C)は、前記ヘルメットの頭頂部76が下になるようにして前記ヘルメット(68)が収納可能となっており、
    前記底面段差部(103B、103C)は、前記ヘルメット(68)を収納する際に、前記ヘルメットの頭頂部周辺にて、前記収納ボックス(27B、27C)の内側に張り出すようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  8. 前記収納ボックス(27B)の車両後方に燃料タンク(28)が配置され、
    前記収納ボックス(27B)の車両前方に燃料噴射装置(55)が配置され、
    前記燃料フィルタ(101)は、車両平面視で、前記燃料ポンプ(29)と前記燃料噴射装置(55)との間にて、前記収納ボックス(27B)の下方であって、車幅方向一側に配置され、
    前記収納ボックス(27B)の車両前方にて、前記燃料噴射装置(55)と前記燃料フィルタ(101)の間に、長手方向の軸が車幅方向に向けて指向するようにプレッシャレギュレータ(102)が設けられ、
    前記燃料配管(90B)のうち、前記燃料フィルタ(101)から前記燃料噴射装置(55)へ延びている供給配管(91B)は、車両平面視で、前記収納ボックス27の下方であって、車幅方向一側に、車両長手方向に延ばされ、
    前記燃料配管(90B)のうち、前記プレッシャレギュレータ(102)から前記燃料タンク(28)へ延びて前記プレッシャレギュレータ(102)の余剰燃料を前記燃料タンク(28)に戻す戻り配管(95B)は、車両平面視で、前記収納ボックス(27)の下方であって、車幅方向他側に、車両長手方向に延ばされていることを特徴とする請求項7記載の自動二輪車。
  9. 前記収納ボックス(27C)の車両後方に燃料タンク(28)が配置され、
    前記収納ボックス(27C)の車両前方に燃料噴射装置(55)が配置され、
    前記燃料フィルタ(101)は、車両平面視で、前記燃料ポンプ(29)と前記燃料噴射装置(55)との間にて、前記収納ボックス(27C)の下方であって、車幅方向一側に配置され、
    前記燃料噴射装置(55)と前記燃料フィルタ(101)の間に、プレッシャレギュレータ102が設けられ、
    前記燃料配管(90C)のうち、前記燃料フィルタ(101)から前記燃料噴射装置(55)へ延びている供給配管(91C)は、車両平面視で、前記収納ボックス(27C)の下方であって、車幅方向一側に、車両長手方向に延ばされ、
    前記燃料配管(90C)のうち、前記プレッシャレギュレータ(102)から前記燃料タンク(28)へ延びており前記プレッシャレギュレータ(102)の余剰燃料を前記燃料タンク(28)に戻す戻り配管(95C)は、前記収納ボックス(27)の下方であって、車両平面視で、車幅方向他側に、且つ、車両長手方向に延ばされていることを特徴とする請求項7記載の自動二輪車。
  10. 前記燃料タンク(28)の燃料は、アルコールとガソリンとを任意の割合で混合させた燃料とし、前記燃料タンク(28)内には、前記燃料フィルタ(101)よりも目の粗いタンク内フィルタ(29A)を備え、前記プレッシャレギュレータ(102)と前記燃料噴射装置(55)とを所定の容量を備える前記供給配管(91、91B、91C)で連結することを特徴とする請求項6、請求項8又は請求項9記載の自動二輪車。
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