JP2011211125A - 窒化物半導体発光素子、窒化物半導体発光素子の製造方法、画像表示装置用光源、および画像表示装置 - Google Patents
窒化物半導体発光素子、窒化物半導体発光素子の製造方法、画像表示装置用光源、および画像表示装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 活性層と、電流狭窄層108と、クラッド層とが、前記順序で積層され、
前記電流狭窄層108の一部に、開口埋め込み部が形成され、
前記開口埋め込み部は、少なくとも一部が屈曲した導波路形状を有し、かつ、前記クラッド層の少なくとも一部により埋め込まれていることを特徴とする窒化物半導体発光素子。
【選択図】 図2
Description
活性層を形成する活性層形成工程と、
電流狭窄層の前駆層を、非晶質層として形成する電流狭窄層前駆層形成工程と、
前記電流狭窄層前駆層の一部をエッチングにより除去し、少なくとも一部が屈曲した導波路形状の開口部を形成する開口部形成工程と、
前記開口部を埋め込むようにクラッド層を形成するクラッド層形成工程とを有し、
前記クラッド層形成工程において、前記電流狭窄層前駆層の結晶化温度以上で前記クラッド層を形成することにより、前記電流狭窄層前駆層を結晶化させ、電流狭窄層とすることを特徴とする。
図1に、本発明の第1の実施形態に係る半導発光素子の断面構造を例示する。また、同図は、導波路に垂直な面の断面図である。以下において、同図に示す発光素子は、緑色波長帯で発光する窒化ガリウム(GaN)系のSLD素子であるものとして説明するが、本発明の窒化物半導体発光素子はこれに限定されない。
次に、図4を用いて、本発明の第2の実施形態による窒化物半導体発光素子を説明する。図4は、導波路に垂直な面の断面図である。本実施形態の窒化物半導体発光素子は、図4拡大図(図4のa部分を拡大した図)に示したように、AlN電流狭窄層の開口部側の断面形状のみが第1の実施形態と異なり、それ以外の構造は、第1の実施形態の窒化物半導体発光素子と同様である。図4に示すとおり、本実施形態の窒化物半導体発光素子は、AlN電流狭窄層の開口部(開口埋め込み部)側断面が、下部で開口が狭く、上部で広くなるようなテーパー状になっている。本発明の窒化物半導体発光素子は、このように、前記開口埋め込み部における前記導波路形状が、前記電流狭窄層の厚み方向に沿って幅が変化する形状であっても良い。
次に、図5を用いて本発明の第3の実施形態による窒化物半導体発光素子を説明する。図5は、導波路形状の平面図である。図5に示す窒化物半導体発光素子は、導波路形状の曲線部(屈曲部)における電流狭窄層(AlN層)のパタン形状以外は、第1の実施形態(図1および2)の窒化物半導体発光素子と同様である。なお、同図においては、図示の便宜のために、電流狭窄層108よりも上に存在する構成要素は除去して示している。図5拡大図(図5におけるb部分の拡大図)およびそのさらなる拡大図(前記拡大図におけるc部分の拡大図)に、前記曲線部における電流狭窄層のパタン形状を示す。図示のとおり、前記導波路形状の曲線部において、開口部(開口埋め込み部)を規定する電流狭窄層108(AlN層)の内側の線は、直線部よりも距離dだけ曲率の内側へずれ、前記直線部と不連続に繋がった形状となっている。すなわち、前記曲線部の導波路中心線は、前記直線部の導波路中心線から見て、曲率の小さい側に距離dだけ移動した形状となっている。AlN層108における前記曲線部の外側の線は、前記直線部と連続的に繋がっている。なお、ここでは、距離dは約0.2μmであるが、この数値は例示であって、本発明はこれに限定されない。
次に、図6および7を用いて本発明の第4の実施形態による窒化物半導体発光素子を説明する。図6は本実施形態の窒化物半導体発光素子の平面図、図7は、図6拡大図(図6におけるd部分の拡大図)に示した曲線部のC−C’に見た断面図である。なお、図6においては、図示の便宜のために、電流狭窄層108と電極(p側電極)109との間に存在する構成要素は、除去して示している。本実施形態の窒化物半導体発光素子は、前記導波路形状の前記曲線部の上方における電極形成位置が、第1の実施形態と異なり、それ以外の構造は、第1の実施形態(図1および2)の窒化物半導体発光素子と同様である。第1の実施形態では、電極パタンは、導波路中心線に対称に、例えば20μmの幅で形成した。本実施形態の窒化物半導体発光素子は、前記曲線部の上方において、電極パタンの中心が導波路中心線よりも内側にある。具体的には、例えば、p側電極109は、電極幅を12μmとし、電極中心が導波路中心よりも約5μm内側に移動している。すなわち、電極(p側電極)109は、導波路中心線に対し、外側の幅が1μm、内側の幅が11μmとなる位置に形成されている。なお、これらの数値は例示であって、本発明を限定しない。また、以下において、p側電極109を、他の電極(例えば、図1におけるn側電極110)と区別するために、「上部電極」という場合がある。
次に、図8を用いて本発明の第5の実施形態による半導体発光素子を説明する。図8は、本実施形態における、第4の実施形態の図6拡大図C−C’と同位置で切断して同方向に見た断面図である。本実施形態の窒化物半導体発光素子の構造は、AlN電流狭窄層の厚みが曲線部外側よりも内側の方が薄くなっている点が、第1の実施形態(図1および2)の窒化物半導体発光素子と異なり、それ以外は、第1の実施形態(図1および2)の窒化物半導体発光素子と同様である。具体的には、例えば、直線部のAlN層厚が約0.1μmに対し、外側のAlN層厚は約0.1μm、内側のAlN層厚は約0.03μmである。
次に、図9、図10を用いて本発明の第6の実施形態による窒化物半導体発光素子を説明する。図9は、本実施形態の窒化物半導体発光素子の平面図である。なお、同図においては、図示の便宜のために、電流狭窄層108よりも上に存在する構成要素は除去して示している。図10は、図9拡大図(図9のe部分の拡大図)に示した曲線部の、C−C’方向に見た断面図である。本実施形態の窒化物半導体発光素子は、AlN電流狭窄層の幅が曲線部外側で曲線部内側よりも広くなっている点が第1の実施形態と異なり、それ以外の構造は、第1の実施形態(図1および2)の窒化物半導体発光素子と同様である。図9および10の半導体素子において、具体的には、例えば、直線部の電流狭窄層(AlN層)の幅が20μmであるのに対し、曲線部外側では30μm、曲線部では8μmとなっている。また、曲線部内側の電流狭窄層(AlN層)幅が狭いことに対応して、上部電極幅(p側電極109の幅)は、導波路中心より曲線部内側方向へ3μm、外側方向へ7μmの計10μm幅としている。また、電流狭窄層(AlN層)幅の変化に対応して、上部クラッド層(p型クラッド層106)の厚みおよびAl組成比が部分的に変化しており、導波路曲線部外側のAlN層脇の上部クラッド層(p型クラッド層106)において相対的に厚みが大きくAl組成比が低い構造となっている。この厚み・組成分布の影響を受けて、導波路内部でも曲線部外側寄りから内側寄りにかけて厚みが薄くなり、Al組成が高くなるように変化している。
図11に、本発明の第7の実施形態にかかる窒化物半導体発光素子の平面図を示す。なお、同図においては、図示の便宜のために、電流狭窄層108よりも上に存在する構成要素は除去して示している。図11の素子において、図1のC−C’で示した、導波路に垂直な面で切断して見た断面構造は、図1と同様である。図12に、図11のD−D’で示した、導波路に垂直な面で切断して見た断面構造を示す。
次に、本発明の第8の実施形態による半導体発光素子を説明する。本実施形態における平面図は、図11の第7の実施形態と同様である。また、図11のC−C’で示した導波路に垂直な面で切断して見た断面構造は、第1の実施形態(図1)と同様である。図13に、図11のD−D’で示した導波路に垂直な面で切断して見た断面構造を示す。本実施形態においては、光損失増大領域のAlN層(光損失増大層)厚が、導波路脇のAlN層厚よりも厚い点が、第7の実施形態と異なっている。このようなAlN層厚分布を設けた結果、光損失増大領域ではAlN層による歪の影響が大きくなるため、面欠陥が発生しやすい。一方、導波路脇のAlN層(電流狭窄層)厚は、光損失増大領域のAlN層(光損失増大層)厚よりも薄く、面積も小さいため、活性層への歪の影響が小さく、面欠陥の発生を抑えることができる。すなわち、導波路特性には殆ど影響を与えずに、残留反射の影響を低減することが可能である。
次に、図14および15を用いて、本発明の第9の実施形態による窒化物半導体発光素子を説明する。図14は、本実施形態による窒化物半導体発光素子の平面図である。なお、同図においては、図示の便宜のために、電流狭窄層108よりも上に存在する構成要素は除去して示している。本実施形態の窒化物半導体発光素子は、第7の実施形態と同様に光損失増大領域を有する。本実施形態の窒化物半導体発光素子は、前記光損失増大領域において、光損失増大層114に代えて、上部クラッド層(p型クラッド層)下部までをエッチングにより除去し、かつ電極(金属膜)が形成された構造となっている点が第7の実施形態と相違している。それ以外の構造は、第7の実施形態の窒化物半導体発光素子と同様である。図14のD−D’で示した導波路に垂直な面で切断して見た断面構造を図15に示す。光損失増大領域において、p型クラッド層下部までをエッチングにより除去することにより金属膜形成領域116が形成され、さらに絶縁膜111上に電極(金属膜)115が形成されている。本実施形態においては、曲線部で発生した放射光が、クラッド層厚みが薄く導波しにくいこと、また電極(金属膜)115の吸収を受けることで残留反射を低減している。ここでは、電極(金属膜)115を、AlN層(電流狭窄層)から離間した位置に配置された、図14のような平面形状の電極(金属膜)としたが、これに限定されず、どのような形状でも良い。ただし、エッチング領域が導波路に近接し過ぎると活性層への欠陥導入などの影響が懸念され好ましくない。また、光損失増大領域の界面において反射する放射光成分が導波路に再結合しないような構造であることが望ましい。
活性層と、電流狭窄層と、クラッド層とが、前記順序で積層され、
前記電流狭窄層の一部に、開口埋め込み部が形成され、
前記開口埋め込み部は、少なくとも一部が屈曲した導波路形状を有し、かつ、前記クラッド層の少なくとも一部により埋め込まれていることを特徴とする窒化物半導体発光素子。
前記電流狭窄層が、InxAlyGa1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)から形成されていることを特徴とする付記1に記載の窒化物半導体発光素子。
前記電流狭窄層が、AlNから形成されていることを特徴とする付記1または2に記載の窒化物半導体発光素子。
前記開口埋め込み部における前記導波路形状が、前記電流狭窄層の厚み方向に沿って幅が変化する形状であることを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
前記開口埋め込み部における前記導波路形状が、曲線部と、前記曲線部に接続された直線部とを有する形状であることを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
前記開口埋め込み部直線部と前記開口埋め込み部曲線部との接続部において、前記開口埋め込み部直線部の導波路中心線と、前記開口埋め込み部曲線部の導波路中心線とが不連続であることを特徴とする付記5に記載の窒化物半導体発光素子。
さらに、前記クラッド層を介して前記開口埋め込み部の上方に配置された電極を有し、
前記開口埋め込み部曲線部の上方における前記電極の幅の中心線が、前記開口埋め込み部曲線部の導波路中心線よりも、前記開口埋め込み部曲線部の内側寄りに配置されていることを特徴とする付記5または6に記載の窒化物半導体発光素子。
前記電流狭窄層の厚みが、前記開口埋め込み部曲線部の内側と外側とで異なることを特徴とする付記5から7のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
前記電流狭窄層の、導波路と垂直方向の幅が、前記開口埋め込み部曲線部の内側と外側とで異なることを特徴とする付記5から8のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
さらに、出射端面および光損失増大領域を有し、
前記開口埋め込み部における導波路形状の一部が、前記出射端面に実質的に垂直であり、
前記光損失増大領域が、前記開口埋め込み部屈曲部よりも光出射側寄りで、かつ、前記開口埋め込み部屈曲部の外側寄りに配置されていることを特徴とする付記1から9のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
さらに、光損失増大層を有し、
前記光損失増大層は、前記活性層と異なる格子定数を有し、
前記光損失増大層は、前記光損失増大領域における前記活性層上に配置され、
前記活性層における前記光損失増大層下方の領域が面欠陥を有することを特徴とする付記10に記載の窒化物半導体発光素子。
前記光損失増大層の厚みが、前記電流狭窄層と異なることを特徴とする付記11記載の窒化物半導体発光素子。
前記光損失増大層が、InxAlyGa1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)から形成されていることを特徴とする付記11または12記載の窒化物半導体発光素子。
前記光損失増大層が、AlNから形成されていることを特徴とする付記11から13のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
さらに、金属膜を有し、
前記金属膜は、前記光損失増大領域において、前記クラッド層を介して前記活性層上方に配置され、
前記金属膜形成領域における前記クラッド層の厚みが、ゼロであるか、または、前記開口埋め込み部上方における前記クラッド層の厚みよりも小さいことを特徴とする付記10から14のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
スーパールミネッセントダイオードであることを特徴とする付記1から15のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
活性層を形成する活性層形成工程と、
電流狭窄層の前駆層を、非晶質層として形成する電流狭窄層前駆層形成工程と、
前記電流狭窄層前駆層の一部をエッチングにより除去し、少なくとも一部が屈曲した導波路形状の開口部を形成する開口部形成工程と、
前記開口部を埋め込むようにクラッド層を形成するクラッド層形成工程とを有し、
前記クラッド層形成工程において、前記電流狭窄層前駆層の結晶化温度以上で前記クラッド層を形成することにより、前記電流狭窄層前駆層を結晶化させ、電流狭窄層とすることを特徴とする窒化物半導体発光素子の製造方法。
前記電流狭窄層前駆層形成工程において、前記電流狭窄層前駆層を、InxAlyGa1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)により形成することを特徴とする付記17に記載の製造方法。
前記電流狭窄層前駆層形成工程において、前記電流狭窄層前駆層を、AlNにより形成することを特徴とする付記17または18に記載の製造方法。
前記開口部形成工程において、前記エッチングが、ウェットエッチングであることを特徴とする付記17から19のいずれかに記載の製造方法。
前記開口部形成工程において、前記開口部における前記導波路形状を、前記電流狭窄層の厚み方向に沿って幅が変化する形状として形成することを特徴とする付記17から20のいずれかに記載の製造方法。
前記開口部形成工程において、前記開口部における前記導波路形状を、曲線部と、前記曲線部に接続された直線部とを有する形状として形成することを特徴とする付記17から21のいずれかに記載の製造方法。
前記開口部直線部と前記開口部曲線部との接続部において、前記開口部直線部の導波路中心線と、前記開口部曲線部の導波路中心線とを不連続に形成することを特徴とする付記22記載の製造方法。
さらに、前記クラッド層を介して前記開口埋め込み部の上方に配置された電極を形成する電極形成工程を含み、
前記電極形成工程において、前記開口部曲線部の上方における前記電極の幅の中心線を、前記開口部曲線部の導波路中心線よりも、前記開口部曲線部の内側寄りに配置することを特徴とする付記22または23に記載の製造方法。
前記電流狭窄層前駆層形成工程において、前記電流狭窄層前駆層を、前記開口部曲線部の内側と外側とで厚みが異なるように形成することを特徴とする付記22から24のいずれかに記載の製造方法。
前記電流狭窄層前駆層形成工程において、前記電流狭窄層前駆層を、導波路と垂直方向の幅が、前記開口埋め込み部曲線部の内側と外側とで異なるように形成することを特徴とする付記22から25のいずれかに記載の製造方法。
製造される窒化物半導体発光素子が、出射端面および光損失増大領域を有し、
前記開口埋め込み部における導波路形状の一部を、前記出射端面に垂直に形成し、
前記光損失増大領域が、前記開口埋め込み部屈曲部よりも光出射側寄りで、かつ、前記開口埋め込み部屈曲部の外側寄りに配置されるように前記窒化物半導体発光素子を製造することを特徴とする付記17から26のいずれかに記載の製造方法。
前記電流狭窄層前駆層形成工程において、さらに、光損失増大層前駆層を形成し、
前記光損失増大層前駆層を、前記活性層上における前記光損失増大領域の少なくとも一部に形成し、
前記クラッド層形成工程において、前記光損失増大層前駆層の結晶化温度以上で前記クラッド層を形成することにより、前記光損失増大層前駆層を結晶化させ、前記活性層と格子定数が異なる光損失増大層とすることを特徴とする付記27に記載の製造方法。
前記電流狭窄層前駆層形成工程において、前記光損失増大層を、前記電流狭窄層と厚みが異なるように形成することを特徴とする付記28に記載の製造方法。
前記光損失増大層を、InxAlyGa1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)から形成することを特徴とする付記28または29に記載の製造方法。
前記光損失増大層が、AlNから形成されていることを特徴とする付記28から30のいずれかに記載の製造方法。
さらに、金属膜を形成する金属膜形成工程を有し、
前記金属膜は、前記光損失増大領域の少なくとも一部において、前記クラッド層を介して前記活性層上方に配置し、
前記金属膜形成領域における前記クラッド層の厚みを、ゼロであるか、または、前記開口埋め込み部上方における前記クラッド層の厚みよりも小さくなるように形成することを特徴とする付記27から31のいずれかに記載の製造方法。
製造される窒化物半導体発光素子が、スーパールミネッセントダイオードであることを特徴とする付記17から32のいずれかに記載の製造方法。
付記17から33のいずれかに記載の製造方法により製造されることを特徴とする窒化物半導体発光素子。
付記1から16および34のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子を含むことを特徴とする画像表示装置用光源。
付記35に記載の画像表示装置用光源を含むことを特徴とする画像表示装置。
レーザディスプレイであることを特徴とする付記36に記載の画像表示装置。
102 n型クラッド層
103 下側光導波路層
104 多重量子井戸活性層
105 上側光導波路層
106 p型クラッド層
107 コンタクト層
108 電流狭窄層
108b 電流狭窄層前駆層
109 p側電極
110 n側電極
111 絶縁膜
112 出射端面反射膜
113 後端面反射膜
114 光損失増大層
115 金属膜(電極)
116 金属膜形成領域
Claims (10)
- 活性層と、電流狭窄層と、クラッド層とが、前記順序で積層され、
前記電流狭窄層の一部に、開口埋め込み部が形成され、
前記開口埋め込み部は、少なくとも一部が屈曲した導波路形状を有し、かつ、前記クラッド層の少なくとも一部により埋め込まれていることを特徴とする窒化物半導体発光素子。 - 前記開口埋め込み部における前記導波路形状が、曲線部と、前記曲線部に接続された直線部とを有する形状であり、
前記開口埋め込み部直線部と前記開口埋め込み部曲線部との接続部において、前記開口埋め込み部直線部の導波路中心線と、前記開口埋め込み部曲線部の導波路中心線とが不連続であることを特徴とする請求項1記載の窒化物半導体発光素子。 - さらに、前記クラッド層を介して前記開口埋め込み部の上方に配置された電極を有し、
前記開口埋め込み部における前記導波路形状が、曲線部と、前記曲線部に接続された直線部とを有する形状であり、
前記開口埋め込み部曲線部の上方における前記電極の幅の中心線が、前記開口埋め込み部曲線部の導波路中心線よりも、前記開口埋め込み部曲線部の内側寄りに配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の窒化物半導体発光素子。 - 前記開口埋め込み部における前記導波路形状が、曲線部と、前記曲線部に接続された直線部とを有する形状であり、
前記電流狭窄層の厚みが、前記開口埋め込み部曲線部の内側と外側とで異なることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の窒化物半導体発光素子。 - 前記開口埋め込み部における前記導波路形状が、曲線部と、前記曲線部に接続された直線部とを有する形状であり、
前記電流狭窄層の、導波路と垂直方向の幅が、前記開口埋め込み部曲線部の内側と外側とで異なることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の窒化物半導体発光素子。 - さらに、出射端面、光損失増大領域および光損失増大層を有し、
前記開口埋め込み部における導波路形状の一部が、前記出射端面に実質的に垂直であり、
前記光損失増大領域が、前記開口埋め込み部屈曲部よりも光出射側寄りで、かつ、前記開口埋め込み部屈曲部の外側寄りに配置され、
前記光損失増大層は、前記活性層と異なる格子定数を有し、
前記光損失増大層は、前記光損失増大領域における前記活性層上に配置され、
前記活性層における前記光損失増大層下方の領域が面欠陥を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の窒化物半導体発光素子。 - さらに、出射端面、光損失増大領域および金属膜を有し、
前記開口埋め込み部における導波路形状の一部が、前記出射端面に実質的に垂直であり、
前記光損失増大領域が、前記開口埋め込み部屈曲部よりも光出射側寄りで、かつ、前記開口埋め込み部屈曲部の外側寄りに配置され、
前記金属膜は、前記光損失増大領域において、前記クラッド層を介して前記活性層上方に配置され、
前記金属膜形成領域における前記クラッド層の厚みが、ゼロであるか、または、前記開口埋め込み部上方における前記クラッド層の厚みよりも小さいことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の窒化物半導体発光素子。 - 活性層を形成する活性層形成工程と、
電流狭窄層の前駆層を、非晶質層として形成する電流狭窄層前駆層形成工程と、
前記電流狭窄層前駆層の一部をエッチングにより除去し、少なくとも一部が屈曲した導波路形状の開口部を形成する開口部形成工程と、
前記開口部を埋め込むようにクラッド層を形成するクラッド層形成工程とを有し、
前記クラッド層形成工程において、前記電流狭窄層前駆層の結晶化温度以上で前記クラッド層を形成することにより、前記電流狭窄層前駆層を結晶化させ、電流狭窄層とすることを特徴とする窒化物半導体発光素子の製造方法。 - 前記開口部形成工程において、前記エッチングが、ウェットエッチングであることを特徴とする請求項8記載の製造方法。
- 画像表示装置用光源を含み、
前記画像表示装置用光源が、請求項1から7のいずれか一項に記載の窒化物半導体発光素子、または請求項8もしくは9記載の製造方法により製造される窒化物半導体発光素子を含むことを特徴とする画像表示装置。
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