JP2011209702A - マルチコア光ファイバ - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送損失及び非線形性を低減するための構造を有するマルチコア光ファイバを提供する。
【解決手段】マルチコア光ファイバ100は、中心軸A方向に延びる複数のコア(中心コア111及び周辺コア112、113)と、これらのコアの周囲を覆うクラッド120とを備える。クラッド120はフッ素が添加された石英ガラスにより形成され、複数のコア111〜113は、塩素が添加された石英ガラス又は純石英ガラスにより形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチコア光ファイバに関するものである。
従来、1つの送信局と複数の加入者との間の光通信を可能にするFTTH(Fiber To The Home)サービスを提供するため、例えば図8に示されたように、多段の光スプリッタを介在させることで1本の光ファイバを各加入者が共有する、いわゆるPON(PassiveOptical Network)システムが実現されている。
すなわち、図8に示されたPONシステムは、インターネットなどの既存の通信システムの最終中継局である端局1(送信局)と、端局1と加入者宅2(加入者)との間に敷設された光ファイバ網とを備える。この光ファイバ網は、分岐点として設けられたクロージャー(光スプリッタ30を含む)と、端局1からクロージャーまでの光通信回線12と、クロージャーから各加入者宅2までの光通信回線31から構成されている。
上記端局1は、局側終端装置10(OLT:Optical Line Terminal)と、OLT10からの多重化信号を分岐する光分岐素子11を備える。一方、上記加入者宅2には、加入者側終端装置20(ONU:OpticalNetwork Unit)が設けられている。また、端局1と加入者宅2との間に敷設されている光ファイバ網の分岐点としてのクロージャーには、少なくとも、到達した多重化信号をさらに分岐するための光スプリッタ30や、サービス内容を制限するための波長選択フィルタなどが配置されている。
以上のように、図8に示されたPONシステムでは、端局1内に光分岐素子11が設けられるとともに、光ファイバ網上に配置されたクロージャー内にも光スプリッタ30が設けられているので、1つの局側終端装置10からは複数の加入者に対してFTTHサービスの提供が可能になっている。
しかしながら、上述のように多段の光分岐素子を介することで複数の加入者が一本の光ファイバを共有するPONシステムでは、輻輳制御(Congestion Control)や受信ダイナミックレンジの確保など、将来的な伝送容量の増加に対して技術的課題を抱えているのは事実である。本技術的課題(輻輳制御・ダイナミックレンジの確保など)を解決する手段の一つとして、SS(SingleStar)システムへの移行が考えられる。SSシステムへ移行する場合は、局内側においてファイバ心数がPONシステムに対して増大するため、局内側光ケーブルにおいて極細径化・超高密度化が必須となる。極細径・超高密度化用の光ファイバとしては、マルチコア光ファイバが好適である。
例えば、マルチコア光ファイバとして特許文献1に開示された光ファイバは、その断面において二次元に配置された7個以上のコアを有する。また、特許文献2には、複数のコアが一直線上に並列された光ファイバが開示されており、光導波路・半導体光集積素子との接続が容易になる旨が記載されている。
特開平05−341147号公報 特開平10−104443号公報
発明者らは、従来のマルチコア光ファイバについて詳細に検討した結果、以下のような課題を発見した。すなわち、上記特許文献1、2に記載されたマルチコア光ファイバは、伝送損失の低減及び非線形性の低減のための検討が十分行われたものではない。そのため、大容量かつ長距離伝送にマルチコア光ファイバが適用される際に問題となる可能性がある。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、伝送損失及び非線形性が低減されたマルチコア光ファイバを提供することを目的としている。
本発明に係るマルチコア光ファイバは、所定軸方向に沿って延びる複数のコアと、この複数のコアの周囲を覆うクラッドとを備える。また、上記目的を達成するため、クラッドは、フッ素が添加された石英ガラスにより形成され、複数のコアは、塩素が添加された石英ガラス又は純石英ガラスにより形成される。
上述のような構造を有するマルチコア光ファイバによれば、塩素が添加された石英ガラス又は純石英ガラスにより形成されたコアをフッ素が添加された石英ガラスにより形成されたクラッド内に配置することで、当該マルチコア光ファイバのコア内を導波する光の伝送損失及び非線形性が低減される。
ここで、複数のコアのうち隣り合うよう配置されたコア間において、塩素の添加量は互いに異なってもよい。この場合、隣接するコア間で塩素の添加量が互いに異なる態様とすることにより、このような隣接コア間の屈折率差を任意に変更することができる。その結果、隣接コア間のクロストークを低減させることが可能になる。
また、複数のコアのうち隣接するコア同士の中心間距離は、20μm〜45μmであるのが好ましい。隣接するコア同士の中心間距離を上記範囲とした場合、一定レベルのクロストークを維持しつつ、クラッド内に複数のコアを配置することが可能となる。
なお、複数のコアのうち隣接するコア間において、クラッドに対する当該コアの比屈折率差及び直径のうち少なくとも一つが互いに異なっていてもよい。また、その差は複数のコアの相加平均値に対して5%以上大きい場合も、当該マルチコア光ファイバは許容し得る。
さらに、本発明に係るマルチコア光ファイバは、各コアから当該マルチコア光ファイバの外周方向に伝搬する漏れ光を低減するための一又はそれ以上の漏洩低減部を備えてもよい。この場合、各漏洩低減部の少なくとも一部は、複数のコアのうち隣接するコア同士を結ぶ直線上に存在する。このように、隣接するコア間に少なくとも一部が位置するよう、それぞれ配置された漏洩低減部が設けられることにより、当該マルチコア光ファイバの伝送損失を増大させることなく、各コアからの漏れ光に起因したクロストークが効果的に低減され得る。
本発明に係るマルチコア光ファイバにおいて、漏洩低減部の少なくともいずれかは、所定軸方向に直交する断面上において、複数のコアのうち対応するコアを取り囲む環状になるようにクラッド内に形成されればよい。また、漏洩低減部の少なくともいずれかは、当該漏洩低減部により取り囲まれた領域における伝搬光の閉じ込め率を高めた屈折率分布を形成する領域であるのが好ましい。具体的には、実質的に屈折率を低減するよう漏洩低減部を構成するか、逆に屈折率を増加させるよう漏洩低減部を構成する。例えば、屈折率を低減する構成として、複数のコアそれぞれの周辺クラッドにおいて、屈折率低下剤を添加するか、又は、空孔を形成することにより漏洩低減部が構成される。屈折率を増加させる構成として、複数のコアそれぞれの周辺クラッドにおいて、屈折率増加剤を添加することにより漏洩低減部が構成されてもよい。
また、本発明に係るマルチコア光ファイバにおいて、漏洩低減部の少なくともいずれかは、伝搬光のパワーを低減する素材で構成されてもよい。この場合、構成素材は、吸収係数、及び、散乱係数の少なくとも何れか一方がクラッドよりも大きい。
本発明によれば、伝送損失及び非線形性が低減されたマルチコア光ファイバが提供される。さらに、複数のコアのうち隣接するコア間に少なくとも一部が位置するよう、それぞれ配置された漏洩低減部がクラッド内に設けられることにより、当該マルチコア光ファイバにおける伝送損失を増大させることなく、隣接するコア間におけるクロストークの低減効果が得られる。
本発明に係るマルチコア光ファイバの第1実施形態の概略構成を示す図である。 第1実施形態に係るマルチコア光ファイバの断面構造を示す図である。 本発明に係るマルチコア光ファイバの第2実施形態の断面構造を示す図である。 本発明に係るマルチコア光ファイバに適用される漏洩低減部の配置条件を説明するための図である。 漏れ光発生メカニズムとともに漏洩低減部の構造及び機能を説明するための図である。 本発明に係るマルチコア光ファイバに適用可能な漏洩低減部の第1具体例を説明するための図である。 本発明に係るマルチコア光ファイバに適用可能な漏洩低減部の第2具体例を説明するための図である。 従来の光通信システム(PONシステム)の構成を示す図である。
以下、この発明に係るマルチコア光ファイバの各実施形態を、図1〜図7を参照しながら詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係るマルチコア光ファイバの第1実施形態の概略構成を示す図である。また、図2は、第1実施形態に係るマルチコア光ファイバの断面構造を示す図である。図1のマルチコア光ファイバ100は、中心軸A(当該マルチコア光ファイバ100の長手方向に一致した所定軸)に沿って延びる光ファイバであって、複数のコア111〜113と、これら複数のコア111〜113を覆う、該中心軸Aに直交する平面上において円形断面を有するクラッド120と、クラッドの外周に設けられた被覆部130を備える。クラッド120内には、該クラッドの中心に設けられるとともに中心軸Aに沿って延びる中心コア111と、この中心コア111とは異なる位置に設けられるとともに中心軸Aに沿って延びる2種類の周辺コア112、113が配置されている。また、周辺コア112、113は、中心コア111(中心コア111の中心)を中心とした円周方向に沿って、周辺コア112のいずれかと周辺コア113のいずれとが交互に配置されている。これら周辺コア112、113は、この円周上に等間隔に6つ設けられている。
当該マルチコア光ファイバ100において、中心コア111は純石英ガラスからなる。また、クラッド120は、純石英ガラスからなる中心コア111の比屈折率差が0.35%となるように、フッ素が均一に添加された石英ガラスからなる。そして、周辺コア112は、0.3重量%の塩素が添加された石英ガラスからなり、周辺コア113は、0.6重量%の塩素が添加された石英ガラスからなる。このような構成において、クラッド120に対する周辺コア112の比屈折率差が0.38%となり、クラッド120に対する周辺コア113の比屈折率差が0.41%となる。中心コア111及び周辺コア112、113の比屈折率差は、複数のコアの相加平均値に対して5%以上大きい値に設定されている。このように、周辺コア112、113として塩素が添加された石英ガラスを適用する理由は以下の通りである。すなわち、塩素が添加された石英ガラスは、正の屈折率を有し、高軟化点を維持できるとともに伝送損失が抑制されるため、隣接するコア間に屈折率差を設けるのに有効であるからである。
上述のような構造を有するマルチコア光ファイバ100において、例えば中心コア111及び周辺コア112、113の直径はそれぞれ8μmに設定されている。また、中心コア111と周辺コア112、113との距離(中心同士を結ぶ距離)、及び、中心コア111を中心とした円周方向に沿って隣接する周辺コア112のいずれかと周辺コア113のいずれかとのコア中心間距離(隣接するコアの中心同士の直線距離)は、それぞれ35μmに設定されている。クラッド120の直径は125μmである。また、被覆部130を設けることで、マルチコア光ファイバ100全体の直径は245μmとなっている。
図2の断面構造を有するマルチコア光ファイバ100は、以下に示す方法により製造される。まず、純石英ガラスからなる中心コア111の比屈折率差が0.35%となるようにフッ素が均一に添加された石英ガラスロッドが準備される。この石英ガラスロッドが最終的にクラッド120となる。そして、純石英ガラスロッド1本と、塩素が0.3重量%添加された石英ガラスロッド3本と、塩素が0.6重量%添加された石英ロッド3本とが準備され、それぞれが同一直径、同一長さになるように準備された石英ガラスロッドの延伸・切断が行われる。これら石英ガラスロッドは最終的に中心コア111、周辺コア112、113となる。
次に、フッ素が添加された石英ガラスロッドの中心位置と、この中心から等距離でありかつ隣接する孔の間の距離が等しくなるような位置に、上記延伸・切断された7本の石英ガラスロッドの直径よりも5%ほど大きな直径の孔が計7個開けられる。次に、このクラッド120となるフッ素添加石英ガラスロッドの中心の孔に純石英ガラスロッド(中心コア111となる)が挿入されるとともに、フッ素添加石英ガラスロッドの外周側に設けられた6個の孔には、塩素が0.3重量%添加された石英ガラスロッド(周辺コア112となる)と塩素が0.6重量%添加された石英ガラスロッド(周辺コア113となる)とが交互に挿入される。
この後、フッ素添加石英ガラスロッドと挿入された7本の石英ガラスロッドを加熱することでフッ素添加石英ガラスロッドに設けられた孔がコラプスされ、フッ素添加石英ガラスロッドと挿入された7本の石英ガラスロッドが一体化する。これにより、マルチコア光ファイバのプリフォームが得られる。適切な線引条件で得られたプリフォームを線引することで本実施形態に係るマルチコア光ファイバ100が製造される。
(第2実施形態)
図3は、本発明に係るマルチコア光ファイバの第2実施形態の断面構造を示す図である。第2実施形態に係るマルチコア光ファイバ200は、第1実施形態に係るマルチコア光ファイバ100(図2)とは以下の点が相違する。すなわち、中心コア及び周辺コアの比屈折率差は互いに等しく、隣り合って配置される周辺コアの直径が互いに異なる点である。なお、図3には、図2と同様に、当該マルチコア光ファイバ200の中心軸Aに直交する平面に一致した断面が示されている。
具体的に、この第2実施形態に係るマルチコア光ファイバ200は、複数のコア114〜116と、これら複数のコア114〜116を覆うクラッド120と、クラッド120の外周に設けられた被覆部230を備える。円形の断面形状を有するクラッド120の中心には、中心軸Aに沿って延びる中心コア114が設けられている。また、クラッド120内において、中心コア114(中心コア114の中心)を中心とした円周方向には、周辺コア115のいずれかと周辺コア116のいずれかとが交互に配置されている。これら周辺コア115、116は、中心コア114を中心とした円周上に等間隔に6つ設けられている。この構成は、第1実施形態に係るマルチコア光ファイバ100と同じである。
中心コア114及び周辺コア115、116は、0.3重量%の塩素が添加された石英ガラスからなり、クラッド120は、塩素添加石英ガラスからなる中心コア114及び周辺コア115、116の各比屈折率差が0.38%となるように、フッ素が均一に添加された石英ガラスからなる。
上述のような構造を有する第2実施形態に係るマルチコア光ファイバ200において、例えば中心コア114の直径は8.5μm、周辺コア115の直径は7.9μm、周辺コア116の直径は9.2μmに設定されている。中心コア114と周辺コア115、116とのコア中心間距離、及び、隣接する周辺コア115のいずれかと周辺コア116のいずれかとの間のコア中心間距離は、それぞれ40μmに設定されている。中心コア114及び周辺コア115、116の直径の差は、複数のコアの相加平均値に対して5%以上大きい値に設定されている。なお、クラッド120の直径は125μmであり、被覆部230を含む当該マルチコア光ファイバ200全体の直径は245μmとなっている。
第2実施形態に係るマルチコア光ファイバ200は、以下に示す方法により製造される。まず、塩素添加石英ガラスからなる中心コア114及び周辺コア115、116の各比屈折率差が0.38%となるようにフッ素が均一添加された石英ガラスロッドが準備される。この石英ガラスロッドは、クラッド120となる。そして、塩素が0.3重量%添加された石英ガラスロッド7本が準備され、直径が8.5μm(1本)、7.9μm(3本)、9.2μm(3本)であって同一長さになるように準備された石英ガラスロッドの延伸・切断が行われる。これら石英ガラスロッドは、最終的に中心コア114、周辺コア115、116となる。
次に、フッ素添加石英ガラスロッドの中心位置と、この中心から等距離でありかつ隣接する孔間の距離が40μmとなるような位置に、上記延伸・切断した7本の石英ガラスロッドの直径よりも5%ほど大きな直径の孔が計7個開けられる。次に、7個の孔に塩素が0.3重量%添加された石英ガラスロッドがそれぞれ挿入される。
この後、フッ素添加石英ガラスロッドと挿入された7本の石英ガラスロッドを加熱することでフッ素添加石英ガラスロッドに設けられた孔がコラプスされる。これにより、フッ素添加石英ガラスロッドと挿入された7本の石英ガラスロッドは一体化し、マルチコア光ファイバのプリフォームが得られる。適切な線引条件で得られたプリフォームを線引することで、本実施形態に係るマルチコア光ファイバ200が製造される。
上述の第1実施形態に係るマルチコア光ファイバ100及び第2実施形態に係るマルチコア光ファイバ200は、一般的な構成のマルチコア光ファイバ、すなわち、それぞれGeOが添加された石英ガラスからなる複数のコアと、純石英ガラスからなるクラッドを備えたマルチコア光ファイバと比較して、以下の特徴を有している。すなわち、コアの少なくとも一部に純石英ガラスが使用されているため、GeO添加コアが適用された光ファイバに対して、伝送損失が0.02dB/km程度低減されるとともに非線形屈折率が1割程度低減されている。
また、それぞれGeO添加石英ガラスからなる複数のコアと、純石英ガラスからなるクラッドを備えるマルチコア光ファイバの場合、コアの加熱時の粘度がクラッドよりも低いため、コラプスにより一体化する際に、コアの形状が変形し易い(断面が真円とは異なる形状となってしまう可能性がある)。この場合、偏波モード分散が増大しやすい。これに対して、第1実施形態に係るマルチコア光ファイバ100の中心コア111を構成する純石英ガラス及び周辺コア112,113を構成する石英ガラス(塩素をそれぞれ0.3重量%、0.6重量%添加)は、クラッド120を構成するフッ素を添加した石英ガラスと比較して加熱時の粘度が高い。したがって、コラプスによる一体化の際に、クラッド部分が変形しやすいのに対して、コア部分は変形しにくくなる(線引き時にもコアの形状を真円状に保ち易い)。したがって、コアの断面形状が非円形状となることに起因する偏波モード分散が低減される。また、第2実施形態に係るマルチコア光ファイバ200のように、中心コア114及び周辺コア115、116の全てが塩素が添加された石英ガラスで構成された場合にも、コアは変形しにくく、偏波モード分散が低減される。
上述のように、純石英ガラス、あるいは、塩素が微量に添加された石英ガラスの加熱時の粘度は、フッ素が添加された石英ガラスよりも高い。そのため、線引時の張力はコア部分に集中するとともに線引後にはコア部分に引張応力が残留する。加えて、線引時の張力を適切に調整することで、コア部分の引張残留応力によるコア部分の屈折率変化量を調整することができる。したがって、上述の第1及び第2実施形態に係るマルチコア光ファイバ100、200の線引工程において、ある程度比屈折率差を調整することが可能になる。
第1実施形態に係るマルチコア光ファイバ100は、塩素の添加量が互いに異なる2種類のコアを含んで構成されている。このように、複数種類のコアがマルチコア光ファイバに適用されると、当該マルチコア光ファイバの断面における対称性が悪くなり、製造プロセスにおいてコアが変形する可能性が高まる。しかしながら、この第1実施形態に係るマルチコア光ファイバ100のように、フッ素が添加された石英ガラスからなるクラッドが適用されるとともに、純石英ガラス又は塩素を添加した石英ガラスからなるコアが適用される場合、クラッドの粘度と比較してコアの粘度が高いため、製造時のコアの変形が抑制される。
さらに、上述の第1及び第2実施形態に係るマルチコア光ファイバ100、200の使用の際には、これら2本のマルチコア光ファイバ100、200同士は融着接続される。このとき、接続時の放電加熱により、クラッド120中のフッ素の一部がコア部分(マルチコア光ファイバ100の場合は、中心コア111及び周辺コア112、113であり、マルチコア光ファイバ200の場合は、中心コア114及び周辺コア115、116)にも拡散することで、各コアでの比屈折率差が低減され、モードフィールド径(MFD)が拡大される。この結果、所望の接続損失を実現するために要求されるコア相互の位置ずれトレランスが拡大される。
なお、第1実施形態に係るマルチコア光ファイバ100では、隣接するコア間で比屈折率差が互いに異なっている。また、第2実施形態に係るマルチコア光ファイバ200では、隣接するコア間でその直径が互いに異なっている。このように、隣接するコア間で比屈折率差又は直径が互いに異なる設定されることにより、コア間クロストークの低減が可能になる。したがって、コア間隔を狭くした場合にもクロストークの増大を防ぐことができる。コア間隔75μmであって4つのコアが配置される標準的なマルチコア光ファイバ(直径125μm)と比べて、上記実施形態のマルチコア光ファイバ100、200はコア間隔が狭くコア数も多いが、このマルチコア光ファイバ100、200においてクロストークが問題となることはなく、クロストークが十分低減されていることが確認された。
なお、コア中心間距離は20μm〜45μmであることが好ましい。複数のコアのコア中心間距離が45μmを超える場合には、マルチコア光ファイバの内部に配置できるコアの数が制限されるか、又は所望の数のコアを含んだマルチコア光ファイバを形成する場合に、マルチコア光ファイバの直径が大きくなってしまうため、コア中心間距離は45μm以下とすることが好ましい。また、直径125μmの標準的なマルチコア光ファイバの内部に19個のコアを配列する(中心コアの中心を中心とした2重の円周上にそれぞれ6個、12個の周辺コアを配置する)場合を考慮すると、コア中心間距離は、20μm以上であることが好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。
例えば、上記実施形態では周辺コアの数が6個である場合について説明したが、周辺コアの数は限定されない。また、周辺コアの位置は上記実施形態のようにマルチコア光ファイバの中心軸A(当該マルチコア光ファイバの中心)を中心とした円周上に必ず配置する必要はない。さらに、マルチコア光ファイバの中心に中心コアが設けられていない構成とすることもできる。
また、上記実施形態ではマルチコア光ファイバにおける中心コア及び周辺コアの石英ガラスに添加した塩素の量は一例であり、適宜変更することができる。また、クラッドの石英ガラスに添加したフッ素の量も適宜変更することができる。
次に、上述の各実施形態に係るマルチコア光ファイバに適用可能なクロストーク低減構造について詳述する。例えば2010年電子情報通信学会(2010 IEICE) 通信ソサイエティ大会 通信講演論文集2 B−10−16(2010/Sep./14〜17)の図3に記載の通り、マルチコア光ファイバのクロストークは曲げ半径に応じて変化する。
直線状態(曲げ半径無限大)におけるクロストークは隣接コア間の直径差を大きくすることで低減可能である。例えば、コア直径差が5.5%のファイバAの曲げ半径無限大でのクロストーク(シミュレーションによる平均値)は−40dB程度であるのに対し、コア直径差が14.9%のファイバBでは−55dB程度となっている。
一方、曲げ半径によるクロストーク変化量は、ファイバAが25dB程度(−40dB → −15dB)であるのに対して、ファイバBが35dB程度(−55dB → −20dB)と、コア直径差が大きなファイバBの方が曲げ半径によるクロストーク変化量が大きくなっている。
このため、マルチコア光ファイバの使用状態として、曲げ半径が事前に予測可能であれば、その曲げ半径に応じたコア直径差のマルチコア光ファイバを設計すれば良いことになる(ファイバAとファイバBではクロストークが最悪となる曲げ半径が異なる)。しかしながら、曲げ半径が事前に予測不能な場合は、コア直径差を小さくして曲げ半径によるクロストーク変化量を低減した上で、漏洩低減部を設ける等の手段により、クロストークの絶対値も低減させることが望ましいと考えられる。
また、マルチコア光ファイバの製造性、及び、マルチコア光ファイバの接続特性の観点からは、コア直径差は無いことが望ましい。なお、先の説明ではマルチコア光ファイバのコア直径差のみについて言及したが、クロストークの曲げ半径依存性は等価屈折率の影響を受けるため、コア間の比屈折率差の差異についてもコア直径の差異と同様な議論が成り立つ。
具体的に、漏洩低減部が適用されたマルチコア光ファイバについて、以下に説明する。なお、図4は、本発明に係るマルチコア光ファイバに適用される漏洩低減部の配置条件を説明するための図である。また、マルチコア光ファイバの構造をより単純化するため、以下、4つのコアを有するマルチコア光ファイバについて説明する。
一例として、図4(a)には、4つのコア310それぞれがクラッド320により覆われたマルチコア光ファイバ300が示されている。このマルチコア光ファイバ300の外周面は、被覆部330により覆われており、4つのコア310は、当該マルチコア光ファイバ300の中心軸Aを取り囲むように配置されている。また、クラッド320は、各コア310の周辺領域とそれ以外の領域とで機能が異なっている。具体的には、クラッド320は、後述するように、導波路としての各コア310における光伝搬に寄与する光学クラッドと、各コア310を物理的に保護するため一定の強度を当該マルチコア光ファイバ300に与える物理クラッドに区別される。
上述のように4つのコアを有するマルチコア光ファイバ300(図4(a))において、各コア310の周辺クラッド領域には漏洩低減部350が設けられている。すなわち、図4(b)に示すように、本実施形態に係るマルチコア光ファイバ300において、隣接するコア310の中心を結んだ直線E上には、少なくとも一部が位置するように漏洩低減部350が配置される。より具体的な構成を図5に示す。この図5は、漏れ光発生メカニズムとともに漏洩低減部の構造及び機能を説明するための図であり、図4(a)に示す領域A(中心軸Aに直交する当該マルチコア光ファイバ1の断面上の領域)に相当している。
図5に示す例では、環状の漏洩低減部350Aが各コア310それぞれに対して用意されており、対応するコア310の周辺のクラッド320内に形成されている。特に、図5に示す例では、クラッド320は、コア310内を伝搬する光の伝送特性に影響を与える領域として該コア310の外周に設けられた光学クラッド321と、該コア310内を伝搬する光の伝送特性に影響を与えない領域として光学クラッド321の外周に設けられた物理クラッド322を備える。漏洩低減部350Aは、コア310それぞれの伝送性能の劣化を避けるべく、物理クラッド322内に形成されるのがより好ましい。なお、光学クラッド321と物理クラッド322は、伝送特性に影響を与えるか否かという機能の観点から区別される領域であり、組成等により構造上区別することはできない。そこで、添付された図面では、本願発明に理解を容易にするため、クラッド320を構成する光学クラッド321と物理クラッド322の境界が便宜的に破線で示されている。
また、図5に示すように、漏洩低減部350Aは、コア310からの漏れ光のパワーを低減する領域であって、吸収、散乱、閉じ込め等の偏向制御により漏れ光の光量を効果的に低減するよう機能する。また、中心軸Aに対して直交する当該マルチコア光ファイバ300の断面において、漏洩低減部350Aは、コア310の中心からの距離が、該コア310とその周辺に位置するクラッド320の一部で構成される領域(1本の光ファイバとして機能する領域)の、波長1.55μmにおけるMFDの5/2倍になる位置からクラッド320の外周面(物理クラッド322と被覆部330との界面)までの間に設けられる。あるいは、漏洩低減部350Aは、コア310とその周辺に位置するクラッド320の一部で構成され得る領域の電界振幅がそのピーク値から10−4以下になる位置からクラッド320の外周面までの間に設けられてもよい。
上述のような構成において、小径曲げ(ハイパワー光伝搬時に当該マルチコア光ファイバ300に対して加えられる小さな曲率半径での曲げ)に起因してコア310から光量Pの漏れ光が漏洩低減部350Aに到達すると、漏洩低減部350Aにおいて漏れ光のほとんどが吸収されてしまう。具体的には、漏洩低減部350Aを通過した漏れ光の光量は、漏洩低減部350Aに到達してきた漏れ光の光量Pの1/10まで低減される(図5参照)。その結果、漏れ光が隣接するコア310に到達することに起因して発生するクロストークが効果的に低減される。
続いて、漏洩低減部350(図6における350Aに相当)のより具体的な構造を図6及び図7を参照しながら説明する。なお、図6及び図7には、図4(a)に示すマルチコア光ファイバ300の例が示されているが、コア数及びコア配置の異なる他のマルチコア光ファイバについても同様に漏洩低減部350Aをそれぞれ構成することが可能であり、漏洩低減部350Aは、吸収、散乱、閉じ込め等による偏向制御機能を有する。
まず、図6は、マルチコア光ファイバ300Aに適用可能な漏洩低減部350Aの第1具体例を説明するための図である。図6(a)は、マルチコア光ファイバ300Aの断面構造を示し、図4(a)の断面構造に一致している。この第1具体例では、漏洩低減部350Aとして、コア310と取り囲むように環状の形成されたトレンチ層といわれる屈折率の低い層が設けられている。すなわち、この第1具体例に係る漏洩低減部350Aは、当該漏洩低減部350Aよりも内側の領域内に漏れ光を閉じ込めることにより、漏れ光の偏向制御を行う。なお、図6(b)はマルチコア光ファイバ300Aにおける一つのコアファイバ領域の屈折率プロファイルである。また、図6(c)は、図6(a)における部分Dの拡大図であり、第1具体例に係る漏洩低減部350Aとして、複数の空孔510を形成することにより屈折率の低い層を実現する例である。図6(d)は、図6(a)における部分Dの拡大図であり、第1具体例に係る漏洩低減部350Aとして、複数のボイド520を形成することにより屈折率の低い層を実現する例である。
マルチコア光ファイバ300Aは、石英系ガラスファイバであり、図6(a)に示す断面上に複数のコア310が配置されており、これら複数のコア310の周には光学クラッド321が位置し、さらに光学クラッド321の周辺には物理クラッド322が位置している。また、各コア310を取り囲む環状の漏洩低減部350Aは、物理クラッド322内に設けられている。この第1具体例に係る漏洩低減部350Aは、コア310から伝搬してきた漏れ光を当該漏洩低減部350Aで取り囲まれた内側領域に閉じ込めることにより、隣接するコア310への漏れ光の伝搬を抑制するよう機能する。なお、このような構造を有するマルチコア光ファイバ300Aにおいて、コア310は塩素が添加された石英ガラス、クラッド320は純石英ガラスからなり、クラッド320に対するコア310の比屈折率差は0.35%(0.4%以下)である。また、コア310の外径は8.5μmである。このようなコア310及びその周辺クラッドの一部で構成される領域(1本の光ファイバとして機能する領域)は、波長1.55μmにおいて10.2μmのMFDを有する。さらに、この領域における電界振幅はコア310の中心(以下、コア中心という)でピーク値をとり、ピーク値の10−4となる位置は、コア中心から28.5μmだけ離れた位置である。したがって、漏洩低減部350Aは、コア中心から半径方向Rに沿って25.5μm(MFDの5/2倍の距離)以上離れるか、あるいは、コア中心から半径方向Rに沿って28.5μm以上離れた、物理クラッド322内に設けられるのが好ましい。この第1具体例において、漏洩低減部350Aは、コア中心から35μmから50μmまで範囲に形成されたリング状領域である。
この第1具体例に係る漏洩低減部350Aを実現する第1手段は、図6(b)に示すように屈折率プロファイルを設計することにより、各コア310からの漏れ光の偏向制御を実現する。特に、この第1手段では、当該マルチコア光ファイバ300Aにおける複数のコアファイバ領域それぞれの屈折率プロファイルとして、トレンチ構造の屈折率プロファイルを採用することにより漏れ光の偏向制御を行う。すなわち、図6(b)に示すように、漏洩低減部350Aに相当する石英ガラス領域にFを添加することにより、光学クラッド321に対する当該漏洩低減部350Aの比屈折率差は−0.7%に設定される。なお、マルチコア光ファイバ300Aは、石英系ファイバであり、図6(b)の屈折率プロファイルからも分かるように、コア310は、塩素が添加された石英ガラスからなり、クラッド320は純石英ガラスからなる。また、コア310とクラッド320の比屈折率差は0.4%以下である。物理クラッド322内に設けられた漏洩低減部350Aの屈折率は、F(屈折率低下剤)が添加されることにより、純石英ガラスよりも低くなっている。
また、図6(c)は図6(a)における部分Dの拡大図であり、当該第1具体例に係る漏洩低減部350Aとして、コア310からの漏れ光の偏向制御を実現するための第2手段を示す。この第2手段は、漏洩低減部350Aに相当する領域に、中心軸Aに沿って伸びた複数の空孔510を設けることにより漏れ光の偏向制御を行う。
さらに、図6(d)は図6(a)における部分Dの拡大図であり、当該第1具体例に係る漏洩低減部350Aとして、漏れ光の偏向制御を実現するための第3手段を示す。この第3手段は、図6(a)に示す断面上においてコア310を取り囲む環状の領域であって、中心軸Aに沿って伸びた領域内に、ボイド520を散在させることによって形成された漏洩低減部350Aを形成することにより漏れ光の偏向制御を行う。
上述の第1〜第3手段のように、漏洩低減部350Aを、低屈折率領域、空孔形成領域、あるいはボイド散在領域として形成することにより、当該漏洩低減部350Aの、クラッド320に対する比屈折率差は有意に低くなる。この結果、小径曲げ等に起因してコア310から隣接するコア310へ向かう漏れ光の一部は、漏洩低減部350Aに取り囲まれた内側領域内に閉じ込められる。
ここで、各コア310から当該マルチコア光ファイバ300Aの被覆部330へ向かう漏れ光のうち、漏洩低減部350Aで取り囲まれた内側領域内に閉じ込められる光の割合は、コア310から漏洩低減部350Aまでの距離、漏洩低減部350Aの厚さ、第1手段の構成でのクラッド320に対する漏洩低減部350Aの比屈折率差、第2手段による構成では空孔の配置等、第3手段による構成ではボイドの配置等によって調節することが可能である。したがって、クラッド320の一部(光学クラッド321)を介して漏洩低減部350Aに到達した漏れ光の光量Pの1/10以下まで、当該漏洩低減部350Aを通過した漏れ光の光量を低減することが可能である。なお、空孔、ボイドを適切な配置することにより、フォトニックバンドギャップの効果で漏れ光を漏洩低減部350Aで取り囲まれた内側領域内に閉じ込めることも可能である。
なお、上述のように構成される漏洩低減部350Aは、各コア310とその周辺クラッドから構成される領域において、コア310の中心からMFDの5/2倍以上である位置、あるいは、該領域における電界振幅がピーク値(コア中心においてピーク値をとる)の10−4以下になる位置よりも外側に存在する。そのため、漏洩低減部350Aの存在が、コア310内を伝搬する光への影響は実効的に無視出来るレベルであり、漏洩低減部350Aが伝送損失等の特性に与える影響も無視出来るレベルとなる。また、漏れ光の一部は漏洩低減部350Aの外側にも漏れ出すため、漏洩低減部350Aの内側領域内に閉じ込められた光成分も伝搬とともに次第に減衰する。このため、漏洩低減部350Aに取り囲まれた内側領域内に閉じ込められた光成分が再びコア310内の伝搬光に結合することない(漏洩低減部350Aの内側領域内に閉じ込められた光成分がコア310内の伝搬光の伝送特性に影響を与えることが実質的に回避され得る)。
次に、図7は、本発明に係るマルチコア光ファイバに適用可能な漏洩低減部の第2具体例を説明するための図である。この第2具体例に係る漏洩低減部350Aは、各コアとその周辺クラッド320の一部から構成された領域において、コア310から到達してきた漏れ光の散乱を増大させることにより、漏れ光の偏向制御を行う。なお、図7(a)は、マルチコア光ファイバ300Aの断面構造を示し、図4(a)の断面構造に一致している。この第2具体例でも、第1具体例と同様に、コア310と取り囲むように環状に
漏洩低減部350Aが形成されている。なお、図7(b)は、図7(a)における部分Dの拡大図であり、第2具体例に係る漏洩低減部350Aとして、吸収係数及び散乱係数の少なくとも何れかがクラッド領域よりも大きくなるよう形成された領域を実現する例である。
図7(a)に示すマルチコア光ファイバ300Aの断面上において、漏洩低減部350Aは各コア310の周辺に配置されている。また、クラッド320は各コア310の周辺に位置する光学クラッド321と物理クラッド322に区別可能であり、各コア310を取り囲む環状の漏洩低減部350Aは、物理クラッド322内に設けられている。この第2具体例に係る漏洩低減部350Aは、コア310から伝搬してきた漏れ光を当該漏洩低減部350Aで取り囲まれた内側領域内に閉じ込めることにより、隣接するコア310への漏れ光の伝搬を抑制するよう機能する。なお、このような構造を有する、コア310を含む領域において、コア310は塩素が添加された石英ガラス、クラッド320は純シリカガラスからなり、クラッド320に対するコア310の比屈折率差は1%である。また、コア310の外径は30μmである。このようなコア310を含む領域では、コア310は、波長1.55μmにおいてマルチモードとなるが、基底モードのMFDは19.8μmである。さらに、コア310を含む領域それぞれにおける電界振幅はコア中心でピーク値をとり、ピーク値の10−4となる位置は、コア中心から23.1μmだけ離れた位置である。したがって、この第2具体例に係る漏洩低減部350Aは、コア中心から半径方向Rに沿って49.5μm(MFDの5/2倍の距離)以上離れるか、あるいは、コア中心から半径方向Rに沿って23.1μm以上離れた、物理クラッド322内に設けられる。この第2具体例において、漏洩低減部350Aは、コア中心から35μmから50μmまで範囲に形成されたリング状領域である。
図7(b)に示す漏れ光の偏向制御手段は、漏洩低減部350Aに相当する領域に添加された微小異方体530により漏れ光の散乱を増大させることにより漏れ光の偏向制御を行う。このような漏洩低減部350Aとしては、例えば伸長されたハロゲン化銀粒子(微小異方体530)を含んだガラスが考えられる。
上述のように環状の漏洩低減部350Aに上記微小異方体530を添加することにより、当該漏洩低減部350Aにおける漏れ光の散乱(この結果として、漏れ光が偏向される)、及び、漏れ光の吸収(漏れ光は減衰する)は、他のガラス領域よりも大きくなる。すなわち、漏洩低減部350Aは、クラッド320と比較して大きな吸収係数、及び、散乱係数を有する。したがって、この第2具体例に係る漏洩低減部350Aによっても、当該漏洩低減部350Aを通過して隣接するコア310へ向かう漏れ光の光量を効果的に低減することが可能になる。
100、200、300、300A…マルチコア光ファイバ、111、114…中心コア、112、113、115、116…周辺コア、310…コア、120、320…クラッド、321…光学クラッド、322…物理クラッド、130、330…被覆部、350、350A…漏洩低減部、510…空孔、520…ボイド、530…ハロゲン化銀粒子(微小異方体)。

Claims (10)

  1. 所定軸方向に沿って延びる複数のコアと、前記複数のコアの周囲を覆うクラッドとを備えるマルチコア光ファイバであって、
    前記クラッドは、フッ素が添加された石英ガラスにより形成され、
    前記複数のコアは、塩素が添加された石英ガラス又は純石英ガラスにより形成されことを特徴とするマルチコア光ファイバ。
  2. 前記複数のコアのうち隣接するコア同士の中心間距離は、20μm〜45μmであることを特徴とする請求項1記載のマルチコア光ファイバ。
  3. 前記複数のコアのうち隣接するコア間において、塩素の添加量が互いに異なることを特徴とする請求項1又は2記載のマルチコア光ファイバ。
  4. 前記複数のコアのうち隣接するコア間において、比屈折率差及び直径のうち少なくとも一つが互いに異なり、その差が前記複数のコアの相加平均値に対して5%以上大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のマルチコア光ファイバ。
  5. 前記複数のコアのうち隣接するコア同士を結ぶ直線上に少なくともその一部がそれぞれ位置するように設けられた漏洩低減部を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のマルチコア光ファイバ。
  6. 前記漏洩低減部のうち少なくともいずれかは、前記所定軸方向に直交する断面上において、前記複数のコアのうち対応するコアを取り囲む環状になるように前記クラッド内に形成されていることを特徴とする請求項5記載のマルチコア光ファイバ。
  7. 前記漏洩低減部の少なくともいずれかは、当該漏洩低減部により取り囲まれた領域内における伝搬光の閉じ込め率を高めた屈折率分布を有することを特徴とする請求項5又は6記載のマルチコア光ファイバ。
  8. 前記漏洩低減部の少なくともいずれかは、実質的に屈折率を低減する構成として、前記複数のコアそれぞれの周辺クラッド内に屈折率低下剤が添加されるか、又は、空孔が形成された領域であることを特徴とする請求項7記載のマルチコア光ファイバ。
  9. 前記漏洩低減部の少なくともいずれかは、伝搬光のパワーを低減する素材で構成されていることを特徴とする請求項5又は6記載のマルチコア光ファイバ。
  10. 前記素材は、吸収係数、及び、散乱係数の少なくとも何れか一方が前記クラッドよりも大きいことを特徴とする請求項9記載のマルチコア光ファイバ。
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