JP2020126175A - 光ファイバ及び光システム - Google Patents

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Abstract

【課題】クロストークを抑制しつつ、光エネルギーと信号光とを同時に伝送できる光ファイバ及びこれを用いた光システムを提供すること。【解決手段】光ファイバ1は、第1コア部11を含む第1ガラスファイバ10と、第2コア部21を含む第2ガラスファイバ20と、第1ガラスファイバ10及び第2ガラスファイバ20を囲む共通の保護層30と、を備え、第1コア部11が第1波長を有する光給電用の第1光をマルチモード伝送するように構成されており、第2コア部21が第2波長を有し第1光よりもパワーが小さい第2光を伝送するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバ及び光システムに関する。
従来、光ファイバによって通信用の信号光と給電用の光エネルギーとを同時に伝送する技術が開示されている。例えば、特許文献1では、双方向通信用の2本の光ファイバの一方を信号光伝送に用い、もう一方を光エネルギー伝送に用いるシステムが開示されている。また、特許文献2では、マルチコアファイバの通信用コアを信号光伝送に用い、エネルギー伝送用コアを光エネルギー伝送に用いて同時伝送を行う技術が開示されている。また、非特許文献1では、ダブルクラッドファイバを用いて同時伝送を行う技術が開示されている。
特開平8−331061号公報 特開2014−13311号公報
上山 他、「ダブルクラッド光ファイバを用いた多チャネル信号・電力同時伝送」信学技報, vol. 118, no. 202, OFT2018−7, pp. 5−9, 2018年8月
特許文献1の技術では、信号光伝送用と光エネルギー伝送用とで別々の光ファイバを準備しなければならないので、新たに光ファイバを敷設してシステムを構築する場合には、敷設スペースやコスト等の問題が生じ得る。特許文献2の技術では、1本のマルチコアファイバで同時伝送を行うことができるが、光エネルギー伝送用コアのコア径が非常に大きいため、通信用コアとの間でのクロストークが問題となり得る。クロストークは伝送される光エネルギー及び信号光の強度の低下の原因となる。また、非特許文献1の技術では、ダブルクラッドファイバにおける信号光伝送領域と光エネルギー伝送領域とは本質的に重畳しているので、クロストークがより一層問題となり得る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、クロストークを抑制しつつ、光エネルギーと信号光とを同時に伝送できる光ファイバ及びこれを用いた光システムを提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る光ファイバは、第1コア部を含む第1ガラスファイバと、第2コア部を含む第2ガラスファイバと、前記第1ガラスファイバ及び前記第2ガラスファイバを囲む共通の保護層と、を備え、前記第1コア部が第1波長を有する光給電用の第1光をマルチモード伝送するように構成されており、前記第2コア部が第2波長を有し前記第1光よりもパワーが小さい第2光を伝送するように構成されていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバは、前記第1ガラスファイバと前記第2ガラスファイバとは、前記光ファイバの長手方向で少なくとも一部が接触していることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバは、前記第1ガラスファイバの外周を囲む第1被覆層と、前記第2ガラスファイバの外周を囲む第2被覆層と、を備え、前記第1被覆層と前記第2被覆層とは、前記光ファイバの長手方向で少なくとも一部が接触しており、前記第1被覆層及び前記第2被覆層のそれぞれの外周は前記保護層によって囲まれていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバは、前記第1ガラスファイバは、前記第1コア部を囲むように形成された、少なくとも前記第1コア部の最大屈折率よりも低い屈折率を有するクラッド部と、前記第1コア部を囲むように形成された、前記第1コア部の最大屈折率及び前記クラッド部の屈折率よりも低い平均屈折率を有する光閉じ込め層と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバは、前記光閉じ込め層はリング状に形成されていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバは、前記光閉じ込め層の外側に前記クラッド部が配置されていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバは、複数の前記光閉じ込め層を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバは、前記光閉じ込め層は、フッ素を添加したガラスからなることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバは、前記光閉じ込め層は、リング状の間隙からなり、前記間隙の内部と外部とを連結する支持部材をさらに備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバは、前記第1コア部の直径が前記第2コア部の直径よりも大きいことを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバは、前記第1ガラスファイバと前記第2ガラスファイバとの少なくとも一方を複数備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバは、前記第1ガラスファイバに複数の前記第1コア部を備えるか、前記第2ガラスファイバに複数の前記第2コア部を備えるか、または、その両方であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光システムは、上記光ファイバと、前記第1コア部に前記第1光を入力させ、前記第2コア部に前記第2光を入力させる光入力部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光システムは、前記光入力部は、前記第1光及び前記第2光を前記光ファイバに入力させる光ファイババンドルを備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光システムは、前記第1光は、レーザ光と太陽光との少なくとも一方を含むことを特徴とする。
本発明に係る光ファイバ及び光システムは、クロストークを抑制しつつ、光エネルギーと信号光とを同時に伝送できるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る光ファイバの模式的な断面を示す図である。 図2は、実施形態1に係る光ファイバの他例の模式的な断面を示す図である。 図3は、複数構造の保護層を備えた光ファイバの模式的な断面を示す図である。 図4は、実施形態2に係る光ファイバの模式的な断面を示す図である。 図5は、実施形態3に係る光ファイバの模式的な断面を示す図である。 図6は、複数構造の光閉じ込め層を備えた光ファイバの模式的な断面図である。 図7は、複数構造の光閉じ込め層を備えた光ファイバの他例の模式的な断面図である。 図8は、実施形態4に係る光ファイバの模式的な断面を示す図である。 図9は、複数の支持管を備えた光ファイバの模式的な断面を示す図である。 図10は、実施形態5に係る光ファイバの模式的な断面を示す図である。 図11は、実施形態6に係る光ファイバの模式的な断面を示す図である。 図12は、実施形態7に係る光ファイバの模式的な断面を示す図である。 図13は、実施形態8に係る光ファイバの模式的な断面を示す図である。 図14は、実施形態9に係る光ファイバの模式的な断面を示す図である。 図15は、実施形態10に係る光システムの模式的な構成図である。 図16は、光エネルギーの光入力部への入力の一例の説明図である。 図17は、第2ガラスファイバにおける第2コア部近傍の屈折率プロファイルを示す図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本発明が限定されるものではない。また、各図面において、同一または対応する構成要素には適宜同一の符号を付し、適宜説明を省略している。また、本明細書においては、カットオフ(Cutoff)波長とは、ITU−T(国際電気通信連合)G.650.1で定義するケーブルカットオフ波長をいう。また、その他、本明細書で特に定義しない用語についてはG.650.1及びG.650.2における定義、測定方法に従うものとする。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る光ファイバ1の模式的な断面を示す図である。光ファイバ1は、第1ガラスファイバ10と、第2ガラスファイバ20と、保護層30とを備えている。なお、図1において、保護層30の光ファイバ1の長手方向と直交する方向の断面形状は、真円であるが楕円でもよい。第1ガラスファイバ10は、第1コア部11と、光閉じ込め層12と、第1クラッド部13とを備えている。第2ガラスファイバ20は、第2コア部21と、第2クラッド部22とを備えている。
第1ガラスファイバ10において、光閉じ込め層12は、第1コア部11に隣接して第1コア部11を囲むように形成されているリング状の層である。第1クラッド部13は、光閉じ込め層12に隣接して光閉じ込め層12を囲むように形成されているリング状の層である。第1クラッド部13は、第1コア部11の最大屈折率よりも低い屈折率を有する。光閉じ込め層12は、第1コア部11の最大屈折率及び第1クラッド部13の屈折率よりも低い平均屈折率を有する。なお、図2に示す光ファイバ1Aのように、第1ガラスファイバ10Aは、光閉じ込め層12を第1ガラスファイバ10Aの径方向外側の端に配置して第1コア部11を囲むように構成しても良い。
第2ガラスファイバ20において、第2クラッド部22は、第2コア部21に隣接して第2コア部21を囲むように形成されている。第2クラッド部22は、第2コア部21の最大屈折率よりも低い屈折率を有する。
第1ガラスファイバ10と第2ガラスファイバ20とは、第1クラッド部13と第2クラッド部22とを接触させて配置されている。なお、第1クラッド部13と第2クラッド部22とは、光ファイバ1の長手方向で少なくとも一部が接触していればよい。このように、第1クラッド部13と第2クラッド部22とが接触するように、第1ガラスファイバ10と第2ガラスファイバ20とを配置することによって、光ファイバ1の径を小さくすることができ、光ファイバ1の小型化を図ることができる。
また、第1クラッド部13及び第2クラッド部22の外周は、共通の保護層30によって被覆されている。保護層30の材料としては、例えば紫外線硬化樹脂などが考えられるが、シリコーン樹脂や他の材料を用いても良く、特に限定されない。なお、保護層30は、1層構造に限らず、図3に示す光ファイバ1Bのように複数構造であっても良い。図3では、第1クラッド部13及び第2クラッド部22の外周を共通の内側保護層30Aによって被覆するとともに、内側保護層30Aの外周を外側保護層30Bによって被覆した2層構造となっている。この際、内側保護層30Aと外側保護層30Bとの材質は、同じであっても良いし、異なっていても良い。
第1コア部11は、その最大屈折率の光閉じ込め層12の平均屈折率に対する比屈折率差の設定によって、第1波長を有する第1光をマルチモード伝送するように構成されている。また、第2コア部21は、その最大屈折率の第2クラッド部22の屈折率に対する比屈折率差の設定によって、第2波長を有する第2光をシングルモード伝送するように構成されている。第1光は光給電用の光であって比較的エネルギーが高く、第1コア部11のコア径も比較的大きい。また、第2光は通信用の信号光であり、第1光よりもパワーが小さい。なお、第2コア部21については、そのケーブルカットオフ波長が第2波長以下であることが好ましいが、第2波長より大きくても、例えば敷設状態の調整によって、光ファイバ1の全長において、第2コア部21が実質的に第2光をシングルモード伝送できればよい。また、第1コア部11については、所望のエネルギーの光を伝送できるように構成されていればよく、例えばモード数などに特に限定は無い。
光ファイバ1では、第1クラッド部13の屈折率よりも低い平均屈折率を有する光閉じ込め層12で第1コア部11を囲むことによって、第1コア部11における第1光の閉じ込めを実現するとともに、第1クラッド部13で第1コア部11を囲むよりも第1コア部11における第1光の光閉じ込めを強化している。これにより、光ファイバ1は、第1コア部11と第2コア部21との間のクロストークを抑制しつつ、光エネルギーと信号光とを同時に伝送することができる。
また、光閉じ込め層12で第1コア部11を囲むことによって、比較的パワーが高くエネルギーが高い光給電用の第1光を第1コア部11に効果的に閉じ込めることができる。これにより、例えば第1光の一部が比較的高いパワーで漏洩して保護層30に損傷を与えたり、光ファイバ1の外部まで漏洩したりすることも防止または抑制できる。
なお、光閉じ込め層12の層厚や平均屈折率は、第1コア部11に対する所望の光閉じ込め特性と所望のクロストーク抑制とを実現するように設計すればよい。また、第1コア部11でマルチモード伝送される第1光の第1波長と、第2コア部21でシングルモード伝送される第2光の第2波長とが互いに異なれば、クロストークの抑制効果が高くなるので好ましい。
光ファイバ1の構成材料を例示すると、第1コア部11、第1クラッド部13、及び、第2クラッド部22は、屈折率調整用のドーパントを含まない純石英ガラスからなる。光閉じ込め層12は、フッ素(F)などの屈折率を低めるドーパントが添加された石英ガラスからなる。第2コア部21は、ゲルマニウム(Ge)などの屈折率を高めるドーパントが添加された石英ガラスからなる。ただし、構成材料やドーパントは、上述した第1コア部11、光閉じ込め層12、第1クラッド部13、第2コア部21、及び、第2クラッド部22についての屈折率の大小関係が成立すれば、特に限定はされない。
また、図1示すように、第1ガラスファイバ10の直径は、第2ガラスファイバ20の直径よりも大きいが、第1ガラスファイバ10と第2ガラスファイバ20との太さの関係はこれに限定されるものではない。すなわち、第2ガラスファイバ20の直径が、第1ガラスファイバ10の直径よりも大きくても良いし、第1ガラスファイバ10の直径と同じであっても良い。
(実施形態2)
図4は、実施形態2に係る光ファイバ1Cの模式的な断面を示す図である。光ファイバ1Cは、第1ガラスファイバ10と、第2ガラスファイバ20と、保護層30と、第1被覆層31と、第2被覆層32とを備えている。第1ガラスファイバ10は、実施形態1と同様の構成であって、第1コア部11と、光閉じ込め層12と、第1クラッド部13とを備えている。第2ガラスファイバ20は、実施形態1と同様の構成であって、第2コア部21と、第2クラッド部22とを備えている。
第1被覆層31は、第1ガラスファイバ10の第1クラッド部13に隣接して第1クラッド部13を囲むように形成されているリング状の層である。第2被覆層32は、第2ガラスファイバ20の第2クラッド部22に隣接して第2クラッド部22を囲むように形成されているリング状の層である。第1被覆層31及び第2被覆層32の材料としては、例えば紫外線硬化樹脂などが考えられるが、シリコーン樹脂や他の材料を用いても良く、特に限定されない。
また、第1被覆層31と第2被覆層32とは接触している。なお、第1被覆層31と第2被覆層32とは、光ファイバ1Cの長手方向で少なくとも一部が接触していればよい。このように、第1被覆層31と第2被覆層32とが接触していることによって、第1ガラスファイバ10と第2ガラスファイバ20とを光ファイバ1Cの径方向で近づけて配置できるため、光ファイバ1Cの径を小さくすることができ、光ファイバ1Cの小型化を図ることができる。
第1被覆層31及び第2被覆層32の外周は、共通の保護層30によって被覆されている。なお、保護層30は、1層構造に限らず複数構造であっても良い。また、第1被覆層31及び第2被覆層32は、それぞれ1層構造に限らず複数層構造であっても良い。
第1コア部11は、実施形態1と同様に、第1波長を有する第1光をマルチモード伝送するように構成されている。また、第2コア部3は、実施形態1と同様に、第2光をシングルモード伝送するように構成されている。
光ファイバ1Cでは、光閉じ込め層12で第1コア部11を囲むことによって、第1コア部11における第1光の光閉じ込めを実現するとともに、第1被覆層31で第1クラッド部13を囲むことで光閉じ込めを強化している。また、第2被覆層32で第2クラッド部22を囲むことによって、第2コア部21における第2光の光閉じ込めを実現している。これにより、光ファイバ1Cは、第1コア部11と第2コア部21との間のクロストークを抑制しつつ、光エネルギーと信号光とを同時に伝送することができる。
(実施形態3)
図5は、実施形態3に係る光ファイバ1Dの模式的な断面を示す図である。光ファイバ1Dは、第1ガラスファイバ10Bと、第2ガラスファイバ20と、保護層30とを備えている。第1ガラスファイバ10Bは、第1コア部11と、光閉じ込め層12と、第1クラッド部13と、中間層14とを備えている。第2ガラスファイバ20は、実施形態1と同様の構成であって、第2コア部21と、第2クラッド部22とを備えている。
第1ガラスファイバ10Bにおいて、中間層14は、第1コア部11に隣接して第1コア部11を囲むように形成されているリング状の層である。光閉じ込め層12は、中間層14に隣接して中間層14を囲むように形成されているリング状の層である。第1クラッド部13は、光閉じ込め層12に隣接して光閉じ込め層12を囲むように形成されているリング状の層である。第1クラッド部13は、第1コア部11の最大屈折率よりも低い屈折率を有する。光閉じ込め層12は、第1コア部11の最大屈折率及び第1クラッド部13の屈折率よりも低い平均屈折率を有する。中間層14は、第1コア部11の最大屈折率よりも低く、光閉じ込め層12の平均屈折率より高い屈折率を有する。本実施形態では、中間層14と第1クラッド部13とは略同じ構成材料からなり、中間層14の屈折率は第1クラッド部13の屈折率と略同じである。
第1コア部11は、その最大屈折率の中間層5の屈折率に対する比屈折率差の設定、及び、光閉じ込め層12の平均屈折率の設定によって、第1波長を有する第1光をマルチモード伝送するように構成されている。また、第2コア部21は、実施形態1の場合と同様に、第2光をシングルモード伝送するように構成されている。
第1ガラスファイバ10Bと第2ガラスファイバ20とは、第1クラッド部13と第2クラッド部22とを接触させて配置されている。なお、第1クラッド部13と第2クラッド部22とは、光ファイバ1Dの長手方向で少なくとも一部が接触していればよい。このように、第1クラッド部13と第2クラッド部22とが接触するように、第1ガラスファイバ10Bと第2ガラスファイバ20とを配置することによって、光ファイバ1Dの径を小さくすることができ、光ファイバ1Dの小型化を図ることができる。
第1クラッド部13及び第2クラッド部22の外周は、共通の保護層30によって被覆されている。保護層30の材料としては、例えば紫外線硬化樹脂などが考えられるが、シリコーン樹脂や他の材料を用いても良く、特に限定されない。なお、保護層30は、1層構造に限らず複数構造であっても良い。
光ファイバ1Dでは、中間層14で第1コア部11を囲むことによって、第1コア部11における第1光の光閉じ込めを実現するとともに、光閉じ込め層12によってその光閉じ込めを強化している。これにより、光ファイバ1Dは、第1コア部11と第2コア部21との間のクロストークを抑制しつつ、光エネルギーと信号光とを同時に伝送することができる。
なお、光閉じ込め層12は、1層構造に限らず、図6及び図7に示すように複数構造であっても良い。
図6に示した光ファイバ1Eの第1ガラスファイバ10Cでは、第1光閉じ込め層12aで第1コア部11が囲まれており、中間層14で第1光閉じ込め層12aが囲まれている。また、第2光閉じ込め層12bで中間層14が囲まれており、第1クラッド部13で第2光閉じ込め層12bが囲まれている。これにより、図6に示した第1ガラスファイバ10Cは、第1コア部11における第1光の光閉じ込めのための光閉じ込め層を、第1光閉じ込め層12aと第2光閉じ込め層12bとの2層構造で実現している。
図7に示した光ファイバ1Fの第1ガラスファイバ10Dでは、第1光閉じ込め層12aで第1コア部11が囲まれており、中間層14で第1光閉じ込め層12aが囲まれている。また、第2光閉じ込め層12bで中間層14が囲まれており、第1クラッド部13で第2光閉じ込め層12bが囲まれている。さらに、第3光閉じ込め層12cで第1クラッド部13が囲まれている。これにより、図7に示した第1ガラスファイバ10Dは、第1コア部11における第1光の光閉じ込めのための光閉じ込め層を、第1光閉じ込め層12aと第2光閉じ込め層12bと第3光閉じ込め層12cとの3層構造で実現している。
(実施形態4)
図8は、実施形態4に係る光ファイバ1Gの模式的な断面を示す図である。光ファイバ1Gは、第1ガラスファイバ10Eと、第2ガラスファイバ20と、保護層30とを備えている。第1ガラスファイバ10Eは、第1コア部11と、第1クラッド部13と、光閉じ込め層15と、支持管16とを備えている。第2ガラスファイバ20は、実施形態1と同様の構成であって、第2コア部21と、第2クラッド部22とを備えている。
第1ガラスファイバ10Eと第2ガラスファイバ20とは、第1クラッド部13と第2クラッド部22とを接触させて配置されている。なお、第1クラッド部13と第2クラッド部22とは、光ファイバ1Gの長手方向で少なくとも一部が接触していればよい。このように、第1クラッド部13と第2クラッド部22とが接触するように、第1ガラスファイバ10Eと第2ガラスファイバ20とを配置することによって、光ファイバ1Gの径を小さくすることができ、光ファイバ1Gの小型化を図ることができる。
第1ガラスファイバ10Eにおいて、光閉じ込め層15は、図1に示した第1ガラスファイバ10における光閉じ込め層12と同様に、第1コア部11に隣接して第1コア部11を囲むように形成されているリング状の層であるが、リング状の空隙からなる点で光閉じ込め層12とは異なる。光閉じ込め層15は気体、典型的には空気で満たされており、第1クラッド部13の屈折率よりも低い平均屈折率を有する。また、光閉じ込め層15が空隙のため、支持部材である支持管16が、間隙の内部である第1コア部11と外部である第1クラッド部13とを連結している。支持管16は、光ファイバ1Gの長手方向に沿って延在している中空円管状の石英ガラスからなる。
なお、支持管16は、できるだけ第2コア部21から離れていたほうが、第1コア部11と第2コア部21との間のクロストークを抑制するという観点から好ましい。具体的には、図8に示すように、支持管16は、第1コア部11に対して第2コア部21とは反対側に配置するのが好ましい。これにより、第1コア部11と第2コア部21との間で支持管16を経由して光が漏洩し、クロストークが生じるのを抑制できる。また、支持管16は、支持管16と第1コア部11と第2コア部21とが直線的に並ばないように配置されていてもよい。このような配置によってもクロストークを抑制できる。
また、支持管16は、1本に限らず複数本設けても良い。図9に示した光ファイバ1Hの第1ガラスファイバ10Fでは、3つの支持管16a,16b,16cを光閉じ込め層15内に配置している。この際、第1コア部11と第2コア部21との間のクロストークを抑制するという観点から、光閉じ込め層15内における第1クラッド部13と第2クラッド部22との接触箇所の近くに、支持管16a,16b,16cを配置しないことが好ましい。光閉じ込め層15内に3つの支持管16a,16b,16cを設けて第1コア部11を支持することにより、支持管16a,16b,16cによる第1コア部11の支持性能を高めることができる。
光ファイバ1Hでは、第1クラッド部13の屈折率よりも低い平均屈折率を有するリング状の空隙からなる光閉じ込め層15で第1コア部11を囲むことによって、第1コア部11における第1光の閉じ込めを実現するとともに、第1クラッド部13で第1コア部11を囲むよりも第1コア部11における第1光の光閉じ込めを強化している。これにより、光ファイバ1Hは、第1コア部11と第2コア部21との間のクロストークを抑制しつつ、光エネルギーと信号光とを同時に伝送することができる。
(実施形態5)
図10は、実施形態5に係る光ファイバ1Iの模式的な断面を示す図である。光ファイバ1Iは、第1ガラスファイバ10と、3つの第2ガラスファイバ20a,20b,20cと、保護層30とを備えている。なお、第2ガラスファイバ20の数は、3つに限定されるものではなく、2つまたは4つ以上であってもよい。
第1ガラスファイバ10は、実施形態1と同様の構成であって、第1コア部11と、光閉じ込め層12と、第1クラッド部13とを備えている。3つの第2ガラスファイバ20a,20b,20cは、実施形態1の第2ガラスファイバ20と同様の構成であって、第2コア部21と、第2クラッド部22とを備えている。
第1ガラスファイバ10の第1クラッド部13と、第2ガラスファイバ20a,20b,20cの各第2クラッド部22とが接触している。また、第2ガラスファイバ20aと第2ガラスファイバ20bとの互いの第2クラッド部22が接触している。また、第2ガラスファイバ20bと第2ガラスファイバ20cの互いの第2クラッド部22が接触している。なお、第1クラッド部13及び各第2クラッド部22は、それぞれ光ファイバ1Iの長手方向で少なくとも一部が接触していればよい。このように、第1ガラスファイバ10の第1クラッド部13と、第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acの各第2クラッド部22とが、それぞれ接触していることによって、光ファイバ1Iの径を小さくすることができ、光ファイバ1Iの小型化を図ることができる。また、第1クラッド部13及び各第2クラッド部22の外周は、共通の保護層30によって被覆されている。
第1ガラスファイバ10の第1コア部11は、実施形態1と同様に、第1波長を有する第1光をマルチモード伝送するように構成されている。また、第2ガラスファイバ20a,20b,20cの各第2コア部21は、実施形態1の第2ガラスファイバ20と同様に、第2光をシングルモード伝送するように構成されている。
光ファイバ1Iでは、光閉じ込め層12で第1コア部11を囲むことによって、第1コア部11における第1光の閉じ込めを実現するとともに、第1クラッド部13で第1コア部11を囲むよりも第1コア部11における第1光の光閉じ込めを強化している。これにより、光ファイバ1Iは、第1コア部11と各第2コア部21との間のクロストークを抑制しつつ、光エネルギーと信号光とを同時に伝送することができる。
(実施形態6)
図11は、実施形態6に係る光ファイバ1Jの模式的な断面を示す図である。光ファイバ1Jは、2つの第1ガラスファイバ10a,10bと、2つの第2ガラスファイバ20a,20bと、保護層30とを備えている。なお、第1ガラスファイバ10及び第2ガラスファイバ20の数は、それぞれ2つに限定されるものではなく、3つ以上であってもよい。また、図11において、保護層30の光ファイバ1Jの長手方向と直交する方向の断面形状は、楕円であるが真円でもよい。
2つの第1ガラスファイバ10a,10bは、実施形態1の第1ガラスファイバ10と同様の構成であって、第1コア部11と、光閉じ込め層12と、第1クラッド部13とを備えている。2つの第2ガラスファイバ20a,20bは、実施形態1の第2ガラスファイバ20と同様の構成であって、第2コア部21と、第2クラッド部22とを備えている。
第1ガラスファイバ10aの第1クラッド部13と、第2ガラスファイバ20aの第2クラッド部22とは接触している。また、第1ガラスファイバ10bの第1クラッド部13と、第2ガラスファイバ20bの第2クラッド部22とは接触している。また、第1ガラスファイバ10aと第1ガラスファイバ10bとの互いの第1クラッド部13は接触している。また、第2ガラスファイバ20aと第2ガラスファイバ20bとの互いの第2クラッド部22とは接触している。なお、各第1クラッド部13及び各第2クラッド部22は、それぞれ光ファイバ1Jの長手方向で少なくとも一部が接触していればよい。このように、第1ガラスファイバ10a,10bの各第1クラッド部13と、第2ガラスファイバ20a,20bの各第2クラッド部22とが、それぞれ接触していることによって、光ファイバ1Jの径を小さくすることができ、光ファイバ1Jの小型化を図ることができる。また、各第1クラッド部13及び各第2クラッド部22の外周は、共通の保護層30によって被覆されている。
第1ガラスファイバ10a,10bの各第1コア部11は、実施形態1と同様に、第1波長を有する第1光をマルチモード伝送するように構成されている。また、第2ガラスファイバ20a,20bの各第2コア部21は、実施形態1と同様に、第2光をシングルモード伝送するように構成されている。
光ファイバ1Jでは、第1ガラスファイバ10a,10bにおいて、光閉じ込め層12で第1コア部11を囲むことによって、第1コア部11における第1光の閉じ込めを実現するとともに、第1クラッド部13で第1コア部11を囲むよりも第1コア部11における第1光の光閉じ込めを強化している。これにより、光ファイバ1Jは、各第1コア部11と各第2コア部21との間のクロストークを抑制しつつ、光エネルギーと信号光とを同時に伝送することができる。
(実施形態7)
図12は、実施形態7に係る光ファイバ1Kの模式的な断面を示す図である。光ファイバ1Kは、第1ガラスファイバ10と、第2ガラスファイバ20Aと、保護層30とを備えている。第1ガラスファイバ10は、実施形態1と同様の構成であって、第1コア部11と、光閉じ込め層12と、第1クラッド部13とを備えている。第2ガラスファイバ20Aは、3つの第2コア部21a,21b,21cと、第2クラッド部22とを備えている。
第1ガラスファイバ10と第2ガラスファイバ20Aとは、第1クラッド部13と第2クラッド部22とを接触させて配置されている。なお、第1クラッド部13と第2クラッド部22とは、光ファイバ1Kの長手方向で少なくとも一部が接触していればよい。このように、第1クラッド部13と第2クラッド部22とが接触するように、第1ガラスファイバ10と第2ガラスファイバ20Aとを配置することによって、光ファイバ1Kの径を小さくすることができ、光ファイバ1Kの小型化を図ることができる。また、第1クラッド部13及び第2クラッド部22の外周は、共通の保護層30によって被覆されている。
第1ガラスファイバ10の第1コア部11は、実施形態1と同様に、第1波長を有する第1光をマルチモード伝送するように構成されている。また、第2ガラスファイバ20Aの第2コア部21a,21b,21cは、実施形態1の第2コア部21と同様に、第2光をシングルモード伝送するように構成されている。これにより、第2ガラスファイバ20Aでは、空間多重伝送を行うことができ、伝送容量を増大させることができる。
光ファイバ1Kでは、第1ガラスファイバ10において、光閉じ込め層12で第1コア部11を囲むことによって、第1コア部11における第1光の閉じ込めを実現するとともに、第1クラッド部13で第1コア部11を囲むよりも第1コア部11における第1光の光閉じ込めを強化している。これにより、光ファイバ1Kは、第1コア部11と第2コア部21a,21b,21cとの間のクロストークを抑制しつつ、光エネルギーと信号光とを同時に伝送することができる。
(実施形態8)
図13は、実施形態8に係る光ファイバ1Lの模式的な断面を示す図である。光ファイバ1Lは、第1ガラスファイバ10Gと、3つの第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acと、保護層30とを備えている。なお、第2ガラスファイバ20Aの数は、3つに限定されるものではなく、2つまたは4つ以上であってもよい。
第1ガラスファイバ10Gは、3つの第1コア部11a,11b,11cと、光閉じ込め層12と、第1クラッド部13と、中間層14とを備えている。なお、第1ガラスファイバ10Gに設けられる第1コア部11の数としては、3つに限定されるものではなく、2つまたは4つ以上であってもよい。
第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acは、実施形態7の第2ガラスファイバ20Aと同様の構成であって、3つの第2コア部21a,21b,21cと、第2クラッド部22とを備えている。なお、第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acにそれぞれ設けられる第2コア部21の数としては、3つに限定されるものではなく、2つまたは4つ以上であってもよい。さらに、第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acに設けられる第2コア部21の数が異なっていても良い。
第1ガラスファイバ10Gにおいて、中間層14は、第1コア部11a,11b,11cに隣接して第1コア部11a,11b,11cを囲むように形成されているリング状の層である。光閉じ込め層12は、中間層14に隣接して中間層14を囲むように形成されているリング状の層である。第1クラッド部13は、光閉じ込め層12に隣接して光閉じ込め層12を囲むように形成されているリング状の層である。
第1ガラスファイバ10Gの第1クラッド部13と、第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acの各第2クラッド部22とは接触している。また、第2ガラスファイバ20Aaと第2ガラスファイバ20Abとの互いの第2クラッド部22は接触している。また、第2ガラスファイバ20Abと第2ガラスファイバ20Acとの互いの第2クラッド部22は接触している。なお、各第1クラッド部13及び各第2クラッド部22は、それぞれ光ファイバ1Lの長手方向で少なくとも一部が接触していればよい。このように、第1ガラスファイバ10Gの第1クラッド部13と、第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acの各第2クラッド部22とが、それぞれ接触していることによって、光ファイバ1Lの径を小さくすることができ、光ファイバ1Lの小型化を図ることができる。また、第1クラッド部13及び各第2クラッド部22の外周は、共通の保護層30によって被覆されている。
第1ガラスファイバ10Gの第1コア部11a,11b,11cは、実施形態1の第1コア部11と同様に、第1波長を有する第1光をマルチモード伝送するように構成されている。これにより、第1ガラスファイバ10Gでは、伝送するエネルギー密度を増大させることができる。また、第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acの第2コア部21a,21b,21cは、実施形態1の第2コア部21と同様に、第2光をシングルモード伝送するように構成されている。これにより、第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acでは、空間多重伝送を行うことができ、伝送容量を増大させることができる。
光ファイバ1Lでは、中間層14で第1コア部11a,11b,11cを囲むことによって、第1コア部11a,11b,11cにおける第1光の光閉じ込めを実現するとともに、光閉じ込め層12によってその光閉じ込めを強化している。これにより、光ファイバ1Lは、第1コア部11a,11b,11cと第2コア部21a,21b,21cとの間のクロストークを抑制しつつ、光エネルギーと信号光とを同時に伝送することができる。
(実施形態9)
図14は、実施形態9に係る光ファイバ1Mの模式的な断面を示す図である。光ファイバ1Mは、第1ガラスファイバ10Hと、3つの第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acと、保護層30とを備えている。なお、第2ガラスファイバ20Aの数は、3つに限定されるものではなく、2つまたは4つ以上であってもよい。
第1ガラスファイバ10Hは、4つの第1コア部11a,11b,11c,11dと、4つの光閉じ込め層12a,12b,12c,12dと、第1クラッド部13とを備えている。なお、第1ガラスファイバ10Hに設けられる第1コア部11及び光閉じ込め層12の数は、4つに限定されるものではなく、2つ、3つ、または、5つ以上であってもよい。第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acは、実施形態7の第2ガラスファイバ20Aと同様の構成であって、3つの第2コア部21a,21b,21cと、第2クラッド部22とを備えている。なお、第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acにそれぞれ設けられる第2コア部21の数としては、3つに限定されるものではなく、2つまたは4つ以上であってもよい。さらに、第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acに設けられる第2コア部21の数が異なっていても良い。
第1ガラスファイバ10Hにおいて、光閉じ込め層12a,12b,12c,12dは、それぞれ第1コア部11a,11b,11c,11dに隣接して第1コア部11a,11b,11c,11dを囲むように形成されているリング状の層である。光閉じ込め層12a,12b,12c,12dの外周は、共通の第1クラッド部13によって囲まれている。
第1ガラスファイバ10Hの第1クラッド部13と、第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acの各第2クラッド部22とが接触している。また、第2ガラスファイバ20Aaと第2ガラスファイバ20Abとの互いの第2クラッド部22が接触している。また、第2ガラスファイバ20Abと第2ガラスファイバ20Acの互いの第2クラッド部22が接触している。なお、第1クラッド部13及び各第2クラッド部22は、それぞれ光ファイバ1Mの長手方向で少なくとも一部が接触していればよい。このように、第1ガラスファイバ10Hの第1クラッド部13と、第2ガラスファイバ20Aa,20Ab,20Acの各第2クラッド部22とが、それぞれ接触していることによって、光ファイバ1Mの径を小さくすることができ、光ファイバ1Mの小型化を図ることができる。また、第1クラッド部13及び各第2クラッド部22の外周は、共通の保護層30によって被覆されている。
第1ガラスファイバ10Hの第1コア部11a,11b,11c,11dは、実施形態1の第1コア部11と同様に、第1波長を有する第1光をマルチモード伝送するように構成されている。これにより、第1ガラスファイバ10Hでは、伝送するエネルギー密度を増大させることができる。また、第2ガラスファイバ20Aの第2コア部21a,21b,21cは、実施形態1の第2コア部21と同様に、第2光をシングルモード伝送するように構成されている。これにより、第2ガラスファイバ20Aでは、空間多重伝送を行うことができ、伝送容量を増大させることができる。
光ファイバ1Mでは、第1ガラスファイバ10Hにおいて、光閉じ込め層12a,12b,12c,12dで第1コア部11a,11b,11c,11dを囲むことによって、第1コア部11a,11b,11c,11dにおける第1光の閉じ込めを実現している。また、これとともに、第1クラッド部13で第1コア部11a,11b,11c,11dを囲むよりも第1コア部11a,11b,11c,11dにおける第1光の光閉じ込めを強化している。これにより、光ファイバ1Kは、第1コア部11a,11b,11c,11dと第2コア部21a,21b,21cとの間のクロストークを抑制しつつ、光エネルギーと信号光とを同時に伝送することができる。
(実施形態10)
図15は、実施形態10に係る光システム100の模式的な構成図である。この光システム100は、受信体200に給電用の光エネルギーと通信用の信号光とを同時に伝送する光信号・光給電複合システムであり、光入力部110と、図1に示す光ファイバ1とを備えている。
光入力部110は、外部から供給された給電用の光Lと通信用の信号光SLとを受け付け、第1光である光Lを光ファイバ1の第1コア部11に入力させ、第2光である信号光SLを第2コア部21に入力させる。光ファイバ1は、光Lを第1コア部11でマルチモード伝送し、信号光SLを第2コア部21でシングルモード伝送し、受信体200に出力する。これにより、受信体200に対して光給電と信号光伝送とを同時に行うことができる。
光Lの波長(第1波長)と各信号光SLの波長(第2波長)とは、同じであってもよいが、互いに異なることがクロストーク抑制上好ましい。例えば光Lを900[nm]波長帯や1000[nm]波長帯の光とし、信号光SLを1300[nm]波長帯や1500[nm]波長帯などの光通信で一般的に使用される波長帯の光としてもよい。
また、信号光SLに対しては、時分割多重、波長分割多重、コヒーレント通信などの、光通信に関する各種技術を適用できる。
第1コア部11及び第2コア部21にそれぞれ光を入射する方法としては、空間結合系で入射するシステム構成やバンドルファイバ系で入射するシステム構成などを適用できる。
光エネルギーとしての光Lは、例えばレーザ光を含んでいてもよい。レーザ光を出力するレーザ光源は、例えば半導体レーザ装置や光ファイバレーザ装置である。また、光Lは、例えば太陽光を含んでいてもよい。さらには、光Lはレーザ光と太陽光の両方を含んでいてもよい。
図16は、光エネルギーの光入力部への入力の一例の説明図である。図示する例では、光入力部110は、マルチモード光ファイバ111に接続されたファイバ型の光合波器112と、集光光学系113,114とを備えている。集光光学系113は、太陽Sからの太陽光L1を集光し、光合波器112の入力光ファイバポート112aに結合させる。集光光学系114は、レーザ光源LSからのレーザ光L2を集光し、光合波器112の入力光ファイバポート112bに結合させる。入力光ファイバポート112a,112bは、それぞれ、入力された太陽光L1及びレーザ光L2を光合波部112cに伝送する。光合波部112cは、太陽光L1とレーザ光L2とを合波し、光Lとしてマルチモード光ファイバ111に出力する。
なお、太陽Sは時刻によって空における位置が変化するので、集光光学系113及び入力光ファイバポート112aが太陽Sを追尾できるように追尾機構を設けることが好ましい。
(実施例1)
実施例1に係る光ファイバは、実施形態1で図1を用いて説明した光ファイバ1と同様の構成に加え、この光ファイバ1に対して、保護層30を第1保護層とし、その第1保護層の外周にさらに第2保護層が設けられた2層被覆構造となっている。なお、第1保護層及び第2保護層の光ファイバの長手方向と直交する断面形状は真円であり、第1保護層の直径を220[μm]、第2保護層の直径を220[μm]としている。
実施例1の光ファイバは、第1ガラスファイバの直径が100[μm]であり、第1コア部の直径が50[μm]、光閉じ込め層の層厚が5[μm]、第1クラッド部の厚みが20[μm]とした。また、第1コア部は、純石英ガラスからなり、第1コア部の領域の屈折率が略均一になるようにしている。光閉じ込め層は、第1クラッド部に対する比屈折率差が−1[%]となるようにフッ素を添加した石英ガラスで構成した。
第2ガラスファイバ20の直径は80[μm]であり、第2コア部の直径は8.5[μm]、第2クラッド部の直径は71.5[μm]とした。
図17は、第2ガラスファイバにおける第2コア部近傍の屈折率プロファイルを示す図である。なお、屈折率プロファイルは、純石英ガラスからなる第2クラッド部に対する比屈折率差で示している。第2コア部近傍はいわゆるステップ型の1層構造の屈折率プロファイルを有し、第2コア部の直径は2aであり、第2クラッド部に対する第2コア部の比屈折率差はΔ1である。なお、第2ガラスファイバの構造は、図17に示すような屈折率プロファイルを示すステップ型に限定されるものではなく、W型やトレンチ型あるいは他の屈折率プロファイルを示す構造であっても良い。
第2コア部の直径2a、及び、第2クラッド部に対する第2コア部の比屈折率差Δ1については、第2コア部の特性がITU−T G.652Aで定義される標準的なシングルモード光ファイバの規格(以下、G.652A規格)に準拠するように、表1に示すような0.38[%]、8.5[μm]に設定した。その結果、表1に示すように、G.652A規格に準拠する特性であることが確認された。なお、表1において、「MFD」はモードフィールド径である。また、「E」は10のべき乗を表し、例えば、「5.3E−3」は「5.3×10−3」を意味している。
Figure 2020126175
第1コア部に波長980[nm]の光を入力し、それと同時に第2コア部に波長1550[nm]の光を入力し、入力したコア部とは異なるコア部から出力された光(例えば、第2コア部から出力された波長980[nm]の光)のパワーを測定し、これをもとに第1コア部と第2コア部との間のクロストークを測定した。すると、光閉じ込め層の効果によって、長さ100[km]に換算して−30[dB]以下という問題の無いレベルのクロストーク特性であることが確認された。
(実施例2)
実施例2に係る光ファイバは、実施形態4で図8を用いて説明した光ファイバ1Gと同様の構成に加え、この光ファイバ1Gに対して、リング状の空隙からなる光閉じ込め層内に中空円管状の石英ガラスからなる支持管を2つ配置するとともに、保護層30を第1保護層とし、その第1保護層の外周にさらに第2保護層が設けられた2層被覆構造となっている。なお、2つの支持管は、それぞれ第1コア部に対して第2ガラスファイバ側とは反対側に配置した。第1保護層及び第2保護層の光ファイバの長手方向と直交する断面形状は真円であり、第1保護層の直径を200[μm]、第2保護層の直径を240[μm]としている。
実施例2の光ファイバは、第1ガラスファイバの直径が80[μm]であり、第1コア部の直径を50[μm]、リング状の空隙からなる光閉じ込め層の層厚を5[μm]、第1クラッド部の厚みを10[μm]、支持管の厚みを0.5[μm]とした。また、第1コア部は、純石英ガラスからなり、第1コア部の領域の屈折率が略均一になるようにしている。
第2ガラスファイバ20の直径は80[μm]であり、第2コア部の直径は8.5[μm]、第2クラッド部の直径は71.5[μm]とした。
第1コア部に波長980[nm]の光を入力し、それと同時に第2コア部に波長1550[nm]の光を入力し、入力したコア部とは異なるコア部から出力された光(例えば、第2コア部から出力された波長980[nm]の光)のパワーを測定し、これをもとに第1コア部と第2コア部との間のクロストークを測定した。すると、リング状の空隙からなる光閉じ込め層の効果によって、長さ100[km]に換算して−40[dB]以下という問題の無いレベルのクロストーク特性であることが確認された。これは、リング状の空隙からなる光閉じ込め層内に、2つの支持管を第1コア部に対して第2コア部とは反対側に配置させたことによって、干渉が抑制されたと考えられる。
1,1A〜1M 光ファイバ
10,10a,10b,10A〜10H 第1ガラスファイバ
11,11a〜11d 第1コア部
12,12a〜12d,15 光閉じ込め層
13 第1クラッド部
14 中間層
16,16a〜16c 支持管
20,20a〜20c,20A,20Aa〜20Ac 第2ガラスファイバ
21,21a〜21c 第2コア部
22 第2クラッド部
30 保護層
30A 内側保護層
30B 外側保護層
31 第1被覆層
32 第2被覆層
100 光システム
110 光入力部
111 マルチモード光ファイバ
112 光合波器
112a,112b 入力光ファイバポート
112c 光合波部
113,114 集光光学系
200 受信体
L 光
L1 太陽光
L2 レーザ光
LS レーザ光源
S 太陽
SL 信号光

Claims (15)

  1. 第1コア部を含む第1ガラスファイバと、
    第2コア部を含む第2ガラスファイバと、
    前記第1ガラスファイバ及び前記第2ガラスファイバを囲む共通の保護層と、
    を備え、
    前記第1コア部が第1波長を有する光給電用の第1光をマルチモード伝送するように構成されており、
    前記第2コア部が第2波長を有し前記第1光よりもパワーが小さい第2光を伝送するように構成されている
    ことを特徴とする光ファイバ。
  2. 前記第1ガラスファイバと前記第2ガラスファイバとは、前記光ファイバの長手方向で少なくとも一部が接触していることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ。
  3. 前記第1ガラスファイバの外周を囲む第1被覆層と、
    前記第2ガラスファイバの外周を囲む第2被覆層と、
    を備え、
    前記第1被覆層と前記第2被覆層とは、前記光ファイバの長手方向で少なくとも一部が接触しており、
    前記第1被覆層及び前記第2被覆層のそれぞれの外周は前記保護層によって囲まれている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ。
  4. 前記第1ガラスファイバは、
    前記第1コア部を囲むように形成された、少なくとも前記第1コア部の最大屈折率よりも低い屈折率を有するクラッド部と、
    前記第1コア部を囲むように形成された、前記第1コア部の最大屈折率及び前記クラッド部の屈折率よりも低い平均屈折率を有する光閉じ込め層と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  5. 前記光閉じ込め層はリング状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の光ファイバ。
  6. 前記光閉じ込め層の外側に前記クラッド部が配置されていることを特徴とする請求項4または5に記載の光ファイバ。
  7. 複数の前記光閉じ込め層を備えることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  8. 前記光閉じ込め層は、フッ素を添加したガラスからなることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  9. 前記光閉じ込め層は、リング状の間隙からなり、前記間隙の内部と外部とを連結する支持部材をさらに備えることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  10. 前記第1コア部の直径が前記第2コア部の直径よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  11. 前記第1ガラスファイバと前記第2ガラスファイバとの少なくとも一方を複数備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  12. 前記第1ガラスファイバに複数の前記第1コア部を備えるか、前記第2ガラスファイバに複数の前記第2コア部を備えるか、または、その両方であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の光ファイバと、
    前記第1コア部に前記第1光を入力させ、前記第2コア部に前記第2光を入力させる光入力部と、
    を備えることを特徴とする光システム。
  14. 前記光入力部は、前記第1光及び前記第2光を前記光ファイバに入力させる光ファイババンドルを備えることを特徴とする請求項13に記載の光システム。
  15. 前記第1光は、レーザ光と太陽光との少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項13または14に記載の光システム。
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