JPH10104443A - マルチコアファイバ - Google Patents
マルチコアファイバInfo
- Publication number
- JPH10104443A JPH10104443A JP8254409A JP25440996A JPH10104443A JP H10104443 A JPH10104443 A JP H10104443A JP 8254409 A JP8254409 A JP 8254409A JP 25440996 A JP25440996 A JP 25440996A JP H10104443 A JPH10104443 A JP H10104443A
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- JP
- Japan
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- core
- fiber
- cores
- clad
- core fiber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マルチコアファイバ相互の接続を容易にする
と共に、光導波路或いは半導体集積光素子等との接続を
容易にするマルチコアファイバを提供する。 【解決手段】 一つは、複数のコアが一つの直線上に並
列され、これらのコア全体が一つのクラッドで被われ、
ファイバの断面において、クラッドが円形の外形を有す
る。他の一つは、複数のコアが一つの直線上に並列さ
れ、これらのコア全体が一つのクラッドで被われ、ファ
イバの断面において、クラッドがコアの並列方向に扁平
な形状を有する。
と共に、光導波路或いは半導体集積光素子等との接続を
容易にするマルチコアファイバを提供する。 【解決手段】 一つは、複数のコアが一つの直線上に並
列され、これらのコア全体が一つのクラッドで被われ、
ファイバの断面において、クラッドが円形の外形を有す
る。他の一つは、複数のコアが一つの直線上に並列さ
れ、これらのコア全体が一つのクラッドで被われ、ファ
イバの断面において、クラッドがコアの並列方向に扁平
な形状を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信の分野、光
ＬＡＮの分野等において使用される光ファイバケーブル
に関するものである。
ＬＡＮの分野等において使用される光ファイバケーブル
に関するものである。
【０００２】一つのクラッド内に複数のコアを持ついわ
ゆるマルチコアファイバの構造はこれまでにいくつか提
案されている。その一つの例は図１１に示すように、ク
ラッド２の中央に１個のコア１があり周辺に複数個（例
えば６個）のコア１を配置するものである。また、図１
２に示す例は中央にコアがないものである。これらの従
来のマルチコアファイバは、コア１が断面上二次元に分
布しているため、図１３に示すように、マルチコアファ
イバを相互に接続する際には、通常のｘ、ｙ、ｚ軸の調
心に加えて回転方向θにおける調心も必要になり、接続
作業が複雑になるという問題がある。
ゆるマルチコアファイバの構造はこれまでにいくつか提
案されている。その一つの例は図１１に示すように、ク
ラッド２の中央に１個のコア１があり周辺に複数個（例
えば６個）のコア１を配置するものである。また、図１
２に示す例は中央にコアがないものである。これらの従
来のマルチコアファイバは、コア１が断面上二次元に分
布しているため、図１３に示すように、マルチコアファ
イバを相互に接続する際には、通常のｘ、ｙ、ｚ軸の調
心に加えて回転方向θにおける調心も必要になり、接続
作業が複雑になるという問題がある。
【０００３】また、図１４に示すように、複数の単心フ
ァイバを一つの直線上に並べ、クラッドを互いに溶融し
た形状のマルチコアファイバも用いられている。しかし
この形状のマルチコアファイバは、外周に窪みがあるた
め、ファイバを保護するために行われるプライマリーコ
ートの際にプラスチックの被覆材が均一に付着せず、充
分なファイバの強度が得ることが困難であり、更に、フ
ァイバの接続を行う時にこのプライマリーコートの被覆
材が容易に除去できず、低損失接続が困難であるという
欠点がある。
ァイバを一つの直線上に並べ、クラッドを互いに溶融し
た形状のマルチコアファイバも用いられている。しかし
この形状のマルチコアファイバは、外周に窪みがあるた
め、ファイバを保護するために行われるプライマリーコ
ートの際にプラスチックの被覆材が均一に付着せず、充
分なファイバの強度が得ることが困難であり、更に、フ
ァイバの接続を行う時にこのプライマリーコートの被覆
材が容易に除去できず、低損失接続が困難であるという
欠点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、マル
チコアファイバ相互の接続を容易にすると共に、光導波
路或いは半導体集積光素子等との接続を容易にするマル
チコアファイバを実現することにある。
チコアファイバ相互の接続を容易にすると共に、光導波
路或いは半導体集積光素子等との接続を容易にするマル
チコアファイバを実現することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチコアファ
イバは、上記の目的を達成するため、複数のコアが一つ
の直線上に並列され、これらのコア全体が一つのクラッ
ドで被われ、ファイバの断面において、クラッドが円形
の外形を有することを特徴とする。また、他の本発明の
マルチコアファイバは、複数のコアが一つの直線上に並
列され、これらのコア全体が一つのクラッドで被われ、
ファイバの断面において、クラッドがコアの並列方向に
扁平な形状を有することを特徴とする。
イバは、上記の目的を達成するため、複数のコアが一つ
の直線上に並列され、これらのコア全体が一つのクラッ
ドで被われ、ファイバの断面において、クラッドが円形
の外形を有することを特徴とする。また、他の本発明の
マルチコアファイバは、複数のコアが一つの直線上に並
列され、これらのコア全体が一つのクラッドで被われ、
ファイバの断面において、クラッドがコアの並列方向に
扁平な形状を有することを特徴とする。
【０００６】本発明によるマルチコアファイバは、コア
が直線上に並列されているため、通常一次元に配列して
製造される光導波路又は半導体集積光素子との接続が容
易になる。また、断面がコアの並列方向に扁平な形状を
有する場合には、コアの配列方向がファイバの外観に反
映されているため、マルチコア相互を接続する際に、通
常のシングルコア光ファイバの接続と同様にファイバの
外径を使用して軸合わせを行うことができ、調心する必
要がなく、接続が容易になる。
が直線上に並列されているため、通常一次元に配列して
製造される光導波路又は半導体集積光素子との接続が容
易になる。また、断面がコアの並列方向に扁平な形状を
有する場合には、コアの配列方向がファイバの外観に反
映されているため、マルチコア相互を接続する際に、通
常のシングルコア光ファイバの接続と同様にファイバの
外径を使用して軸合わせを行うことができ、調心する必
要がなく、接続が容易になる。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施例
を説明する。図１及び図２に４本のコア１を含む本発明
のマルチコアファイバの例の断面図を示す。図１の例で
は、例えばクラッド２の外径ｄが１２５μm で、コア間
ピッチｐが２０μm である。図２の例では、クラッド２
は例えば長径が１２５μm の扁平な断面形状を有する。
を説明する。図１及び図２に４本のコア１を含む本発明
のマルチコアファイバの例の断面図を示す。図１の例で
は、例えばクラッド２の外径ｄが１２５μm で、コア間
ピッチｐが２０μm である。図２の例では、クラッド２
は例えば長径が１２５μm の扁平な断面形状を有する。
【０００８】図３に示す例はコア１の数が２本である。
この例のファイバのコア間ピッチｐと、図４に断面形状
を示すような半導体レーザ（ＬＤ）及び半導体受光素子
（ＰＤ）が集積されたデバイスの素子間隔ｐ’とが一致
するようにすれば、このマルチコアファイバを半導体デ
バイスに直接接続することができ、コンパクトな送受信
部を実現することができる。また、光ケーブルとして見
ると、通常の２倍の高密度化されたケーブルであり、光
ファイバの管理（例えばデータベース等による管理）の
面から見ても、管理対象の数が減少するので有利にな
る。
この例のファイバのコア間ピッチｐと、図４に断面形状
を示すような半導体レーザ（ＬＤ）及び半導体受光素子
（ＰＤ）が集積されたデバイスの素子間隔ｐ’とが一致
するようにすれば、このマルチコアファイバを半導体デ
バイスに直接接続することができ、コンパクトな送受信
部を実現することができる。また、光ケーブルとして見
ると、通常の２倍の高密度化されたケーブルであり、光
ファイバの管理（例えばデータベース等による管理）の
面から見ても、管理対象の数が減少するので有利にな
る。
【０００９】なお、これらの場合、図３の扁平な形状の
ファイバのみではなく、丸形クラッドのファイバについ
ても同様の利点がある。扁平形状クラッドのファイバの
場合には、更に位置合わせが容易になるという利点を有
する。
ファイバのみではなく、丸形クラッドのファイバについ
ても同様の利点がある。扁平形状クラッドのファイバの
場合には、更に位置合わせが容易になるという利点を有
する。
【００１０】図５には４本のコア１を含む場合の例を示
す。図６には図４と同様の半導体デバイスが図示されて
いるが、このデバイスは、高周波を使用する信号を光伝
送する場合のように、素子間のアイソレーションを考慮
した構造を有する。このような場合に対応するため、図
５のファイバのコア間隔を図６の素子間隔に対応して不
等間隔にすることもできる。
す。図６には図４と同様の半導体デバイスが図示されて
いるが、このデバイスは、高周波を使用する信号を光伝
送する場合のように、素子間のアイソレーションを考慮
した構造を有する。このような場合に対応するため、図
５のファイバのコア間隔を図６の素子間隔に対応して不
等間隔にすることもできる。
【００１１】また、図７に示すように、複数のマルチコ
ア光ファイバを直線上に配列して被覆材３で成型し、テ
ープ心線とすることもできる。このようなテープ心線を
用いることにより、より高密度で取扱い易い光ケーブル
を実現することができる。
ア光ファイバを直線上に配列して被覆材３で成型し、テ
ープ心線とすることもできる。このようなテープ心線を
用いることにより、より高密度で取扱い易い光ケーブル
を実現することができる。
【００１２】次に、このような本発明のマルチコアファ
イバの製造方法を説明する。図８に示すように、ガラス
パイプ10の中にコア部分11及びクラッド部分12からなる
複数の光ファイバ母材を直線上に配置し、それらの間隙
を複数のクラッド充填用ガラス13で満たし、全体を加熱
して溶融し、マルチコアファイバ母材とする。次いでこ
の母材を線引きすれば、図１に示すようなマルチコアフ
ァイバを得ることができる。
イバの製造方法を説明する。図８に示すように、ガラス
パイプ10の中にコア部分11及びクラッド部分12からなる
複数の光ファイバ母材を直線上に配置し、それらの間隙
を複数のクラッド充填用ガラス13で満たし、全体を加熱
して溶融し、マルチコアファイバ母材とする。次いでこ
の母材を線引きすれば、図１に示すようなマルチコアフ
ァイバを得ることができる。
【００１３】一方、断面形状が偏平なマルチコアファイ
バを製造するためには、上述のようにしてマルチコアフ
ァイバ母材（図９(a) ）を得た後、図９(b) に示す斜線
部分を例えば研磨することによって除去し、しかる後、
これを線引きすればよい。この場合、線引きの条件によ
ってはコアが例えば楕円に変形する場合がある。この場
合は、マルチコアファイバ母材を製造する際、図１０に
示すように、逆楕円コア11' を有する光ファイバ母材を
用いれば、線引きによって断面真円のコアを有するマル
チコアファイバを得ることができる。
バを製造するためには、上述のようにしてマルチコアフ
ァイバ母材（図９(a) ）を得た後、図９(b) に示す斜線
部分を例えば研磨することによって除去し、しかる後、
これを線引きすればよい。この場合、線引きの条件によ
ってはコアが例えば楕円に変形する場合がある。この場
合は、マルチコアファイバ母材を製造する際、図１０に
示すように、逆楕円コア11' を有する光ファイバ母材を
用いれば、線引きによって断面真円のコアを有するマル
チコアファイバを得ることができる。
【００１４】
【発明の効果】例えば４心のマルチコアを用いる光ケー
ブルは、通常のシングルコアの光ファイバの４倍の高密
度実装の光ケーブルになる。即ち、同一径の光ケーブル
に４倍のコアを収容することができることになる。勿
論、同じ心数のケーブルの外径は細くなるので、光ケー
ブルの細径化、軽量化により、布設できる長さが増し、
管路に布設できるケーブル数が増し、また補強も充分に
行うことができるので、ケーブル布設をより経済的に行
うことができる。このようなマルチコアファイバの長所
を生かすためには、従来の技術的な問題である接続の容
易さの改善が不可欠である。本発明のマルチコアファイ
バは、複数のコアが直線上に配置されており、外形断面
が円形又は扁平形状を有することによってこれらの問題
を解決している。更に、本発明のマルチコアファイバを
用いれば、ファイバ相互の接続、光導波路又は光集積デ
バイスとの接続等を経済的に行うことができ、光通信シ
ステム全体の経済化に寄与するところ大である。
ブルは、通常のシングルコアの光ファイバの４倍の高密
度実装の光ケーブルになる。即ち、同一径の光ケーブル
に４倍のコアを収容することができることになる。勿
論、同じ心数のケーブルの外径は細くなるので、光ケー
ブルの細径化、軽量化により、布設できる長さが増し、
管路に布設できるケーブル数が増し、また補強も充分に
行うことができるので、ケーブル布設をより経済的に行
うことができる。このようなマルチコアファイバの長所
を生かすためには、従来の技術的な問題である接続の容
易さの改善が不可欠である。本発明のマルチコアファイ
バは、複数のコアが直線上に配置されており、外形断面
が円形又は扁平形状を有することによってこれらの問題
を解決している。更に、本発明のマルチコアファイバを
用いれば、ファイバ相互の接続、光導波路又は光集積デ
バイスとの接続等を経済的に行うことができ、光通信シ
ステム全体の経済化に寄与するところ大である。
【図１】４本のコアを含み断面が円形の本発明のマルチ
コアファイバの例の断面図である。
コアファイバの例の断面図である。
【図２】４本のコアを含み断面が扁平形状の本発明のマ
ルチコアファイバの例の断面図である。
ルチコアファイバの例の断面図である。
【図３】２本のコアを含み断面が扁平形状の本発明のマ
ルチコアファイバの例の断面図である。
ルチコアファイバの例の断面図である。
【図４】半導体レーザ及び半導体受光素子が集積された
デバイスの断面図である。
デバイスの断面図である。
【図５】４本の不等間隔を有するコアを含み断面が扁平
形状の本発明のマルチコアファイバの例の断面図であ
る。
形状の本発明のマルチコアファイバの例の断面図であ
る。
【図６】半導体レーザ及び半導体受光素子が集積されア
イソレーション領域を有するデバイスの断面図である。
イソレーション領域を有するデバイスの断面図である。
【図７】本発明のマルチコアファイバを用いたテープ心
線の断面図である。
線の断面図である。
【図８】本発明のマルチコアファイバの製造に使用する
マルチコアファイバ母材の製造方法を説明する図であ
る。
マルチコアファイバ母材の製造方法を説明する図であ
る。
【図９】本発明の断面が扁平形状のマルチコアファイバ
の製造に使用するマルチコアファイバ母材の製造方法を
説明する図である。
の製造に使用するマルチコアファイバ母材の製造方法を
説明する図である。
【図１０】本発明の断面が扁平形状のマルチコアファイ
バの製造に使用するマルチコアファイバ母材の製造方法
を説明する図である。
バの製造に使用するマルチコアファイバ母材の製造方法
を説明する図である。
【図１１】従来のマルチコアファイバの断面構造を示す
図である。
図である。
【図１２】従来のマルチコアファイバの断面構造を示す
図である。
図である。
【図１３】従来のマルチコアファイバの接続を説明する
図である。
図である。
【図１４】従来のマルチコアファイバの断面構造を示す
図である。
図である。
１ コア ２ クラッド ３ 被覆材 １０ ガラスパイプ １１ コア母材 １２ クラッド母材 １３ 充填用ガラス ＬＤ 半導体レーザ ＰＤ 半導体受光素子
Claims (2)
- 【請求項１】 複数のコアが一つの直線上に並列され、
これらのコア全体が一つのクラッドで被われ、ファイバ
の断面において、クラッドが円形の外形を有することを
特徴とするマルチコアファイバ。 - 【請求項２】 複数のコアが一つの直線上に並列され、
これらのコア全体が一つのクラッドで被われ、ファイバ
の断面において、クラッドがコアの並列方向に扁平な形
状を有することを特徴とするマルチコアファイバ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8254409A JPH10104443A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | マルチコアファイバ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8254409A JPH10104443A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | マルチコアファイバ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10104443A true JPH10104443A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17264582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8254409A Pending JPH10104443A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | マルチコアファイバ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10104443A (ja) |
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-
1996
- 1996-09-26 JP JP8254409A patent/JPH10104443A/ja active Pending
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