JP2011242204A - 調芯装置、コア位置特定方法、コアの損失測定方法、およびコア間のクロストーク測定方法 - Google Patents

調芯装置、コア位置特定方法、コアの損失測定方法、およびコア間のクロストーク測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011242204A
JP2011242204A JP2010113160A JP2010113160A JP2011242204A JP 2011242204 A JP2011242204 A JP 2011242204A JP 2010113160 A JP2010113160 A JP 2010113160A JP 2010113160 A JP2010113160 A JP 2010113160A JP 2011242204 A JP2011242204 A JP 2011242204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cores
light
optical fiber
optical waveguide
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010113160A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5445324B2 (ja
Inventor
Osamu Shimakawa
修 島川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2010113160A priority Critical patent/JP5445324B2/ja
Publication of JP2011242204A publication Critical patent/JP2011242204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5445324B2 publication Critical patent/JP5445324B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】マルチコア光ファイバのような複数のコアを有する光導波体の端面における複数のコアの位置を特定することができる調芯装置およびコア位置特定方法を提供する。
【解決手段】
調芯装置1Aは、マルチコア光ファイバ100の両端面における複数のコアの位置を特定する装置であって、マルチコア光ファイバ100の一端面に対して二次元的に光線を走査するシングルコア光ファイバ101と、マルチコア光ファイバ100の他端面において光線の光強度及び出射位置を検出する赤外カメラ14と、シングルコア光ファイバ101による光線の走査位置、および赤外カメラ14により検出される光強度及び出射位置に基づいて、マルチコア光ファイバ100の両端面における複数のコアの位置を特定する制御コンピュータ18と、複数のコアの位置に関する位置データを記憶するメモリ19とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のコア、及び複数のコアを覆うクラッドを有する光導波体の両端面におけるコアの位置を特定する調芯装置と、コア位置特定方法と、コアの損失測定方法と、コア間のクロストーク測定方法とに関するものである。
特許文献1には、光結合を行う光部品同士の一方側から他方側に光を通し、最大の光結合が得られるように光部品を微動させて光軸中心を合わせる光部品の光軸調整方法が記載されている。この文献に記載された方法は、光結合を行う光部品の一方又は両方を、光軸に垂直な平面上で互いに直交する二方向に微動させて複数位置での光結合強度を測定し、この測定データに基づいて光結合強度のピーク位置を求め、このピーク位置に光部品の光軸位置を合わせる、というものである。
また、特許文献2には、アバランシェフォトダイオード等の半導体素子と光伝送路との光軸を合わせる方法およびその為の装置が記載されている。この文献に記載された方法は、半導体素子と光伝送路の相対位置に対する光学結合率の関係を求めると共に、半導体素子と光伝送路との相対位置に対する光学結合率分布の重心に相当する位置を最適位置として光軸を合わせる、というものである。
なお、光ファイバの損失を測定する方法は、日本工業規格(JIS S 6823)に定められている。この方法では、光ファイバの片端から光を入射させ、他端における光強度をパワーメータを使用して測定することにより、光ファイバの損失を測定する。そのとき、光ファイバの一端と光源とを光結合するためのダミーファイバ、及び光ファイバの他端とパワーメータとを光結合するためのダミーファイバとが必要となる。一般的に、光ファイバのコアはクラッドの中央に一つだけ設けられているので、これらのダミーファイバと測定対象の光ファイバとを接続する際の光軸調整は容易である。
特開平6−281850号公報 特開昭63−041814号公報
近年、複数のコアを有するマルチコア光ファイバが盛んに研究されている。マルチコア光ファイバは、例えば、長手方向に垂直な断面において複数のコアが二次元状に分散配置された構成を有する。しかし、現に存在する調芯装置はマルチコア光ファイバに対応しておらず、マルチコア光ファイバ同士、或いはマルチコア光ファイバと他の光学部品との光軸合わせを行うために好適な装置や方法は未だ存在しない。それは、一つのコアが中央に配置されたシングルマルチコア光ファイバを調芯する場合と異なり、マルチコア光ファイバを調芯する場合、端面における複数のコアそれぞれの位置を特定する必要があるからである。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、マルチコア光ファイバのような複数のコアを有する光導波体の端面における複数のコアの位置を特定することができる調芯装置およびコア位置特定方法、並びにこのコア位置特定方法を使用したコアの損失測定方法およびコア間のクロストーク測定方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明による調芯装置は、複数のコアと、該複数のコアを覆うクラッドとを有する光導波体の両端面における複数のコアの位置を特定する調芯装置であって、光導波体の一端面に対して二次元的に光線を走査するビーム走査手段と、光導波体の他端面において光線の光強度及び出射位置を検出する光位置検出手段と、ビーム走査手段による光線の走査位置、および光位置検出手段により検出される光強度及び出射位置に基づいて、光導波体の両端面における複数のコアの位置を特定する演算部と、光導波体の両端面における複数のコアの位置に関する位置データを記憶する記憶手段とを備える。
また、調芯装置は、光位置検出手段が、光導波体の他端面において複数のコアから出射される光線を撮像する撮像部を有し、演算部が、ビーム走査手段により光線を走査させたときの撮像部による撮像データに基づいて、光導波体の両端面における複数のコアの位置を特定してもよい。
また、調芯装置は、光導波体の一端面と光結合され、複数のコアのうち少なくとも2つのコアに光を一括して入射させる光入射部を備え、演算部は、ビーム走査手段に代えて光入射部からの光が光導波体の一端面において少なくとも2つのコアに入射したときの撮像部による撮像データに基づいて、光導波体の他端面における少なくとも2つのコアの位置を特定してもよい。
また、調芯装置は、光位置検出手段が、光導波体の他端面と光結合され、複数のコアから出射される光の強度を一括して検出する第1の光検出部と、一端が光導波体の他端面側に配置され、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持された第1の光ファイバと、第1の光ファイバの他端に光結合され、光強度を検出する第2の光検出部とを有し、演算部が、ビーム走査手段により光線を走査させたときの第1の光検出部における光強度の検出結果に基づいて、光導波体の一端面における複数のコアの位置を特定し、光導波体の一端面において複数のコアのそれぞれに光を順に入射させながら第1の光ファイバの一端を光導波体の他端面に対して二次元的に走査させたときの第2の光検出部における光強度の検出結果に基づいて、光導波体の他端面における複数のコアの位置を特定してもよい。
また、調芯装置は、第1の光検出部が、光導波体の複数のコアを全て包含する太さのコアを有する大口径光ファイバを有し、複数のコアから出射される光の強度を大口径光ファイバを介して検出してもよい。
また、調芯装置は、第1の光検出部が、光導波体の他端面と光結合されるフォトダイオードを有し、複数のコアから出射される光の強度をフォトダイオードによって検出してもよい。
また、調芯装置は、一端が光導波体の他端面側に配置され、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持された第2の光ファイバと、第2の光ファイバの他端に光結合され、光強度を検出する第3の光検出部とを備え、演算部が、位置データに基づいて、ビーム走査手段からの光線を光導波体の一端面における一のコアに入射させるとともに、第2の光ファイバの一端と光導波体の他端面における一のコアとを光結合させ、第3の光検出部により検出された光強度に基づいて一のコアの損失を算出してもよい。
また、調芯装置は、一端が光導波体の他端面側に配置され、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持された第2の光ファイバと、第2の光ファイバの他端に光結合され、光強度を検出する第3の光検出部とを備え、演算部が、位置データに基づいて、ビーム走査手段からの光線を光導波体の一端面における一のコアに入射させるとともに、第2の光ファイバの一端と光導波体の他端面における他のコアとを光結合させ、第3の光検出部により検出された光強度に基づいて一のコアと他のコアとの間のクロストークを算出してもよい。
また、調芯装置は、ビーム走査手段が、一端が光導波体の一端面側に配置され、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持された第3の光ファイバと、第3の光ファイバの他端と光結合され、光線を発生する光源とを有してもよい。
また、調芯装置は、ビーム走査手段が、光線を発生する光源と、光源からの光線を光導波体の一端面へ向けて反射する反射面を有し、該反射面の位置及び角度のうち少なくとも一方が可変である反射鏡とを有してもよい。
また、本発明に係るコア位置特定方法は、複数のコアと、該複数のコアを覆うクラッドとを有する光導波体の両端面における複数のコアの位置を特定する方法であって、光導波体の一端面に対して二次元的に光線を走査させながら、光導波体の他端面において光線の光強度及び出射位置を検出し、光強度及び出射位置に基づいて、光導波体の両端面における複数のコアの位置を特定する位置特定ステップと、光導波体の両端面における複数のコアの位置に関する位置データを記憶手段に記憶させる記憶ステップとを含む。
また、コア位置特定方法は、位置特定ステップの際に、光導波体の一端面に対して二次元的に光線を走査させながら、光導波体の他端面において複数のコアから出射される光線を撮像し、該撮像データに基づいて、光導波体の両端面における複数のコアの位置を特定してもよい。
また、コア位置特定方法は、位置特定ステップの際に、光導波体の一端面に対して二次元的に光線を走査させながら、光導波体の他端面において複数のコアから出射される光線の強度を一括して検出し、該検出結果に基づいて、光導波体の一端面における複数のコアの位置を特定し、光導波体の一端面において複数のコアのそれぞれに光を入射させながら、第1の光ファイバの一端を光導波体の他端面に対して二次元的に走査させ、第1の光ファイバの他端から出射される光の強度を検出し、該検出結果に基づいて、光導波体の他端面における複数のコアの位置を特定してもよい。
また、本発明に係るコアの損失測定方法は、上述したいずれか一項に記載されたコア位置特定方法の位置特定ステップ及び記憶ステップと、記憶ステップにより記憶された位置データに基づいて、光導波体の一端面における一のコアに光線を入射させるとともに、第2の光ファイバの一端と光導波体の他端面における一のコアとを光結合させ、第2の光ファイバの他端から出射される光の強度に基づいて一のコアの損失を算出する損失演算ステップとを含む。
また、本発明に係るコア間のクロストーク測定方法は、上述したいずれか一項に記載されたコア位置特定方法の位置特定ステップ及び記憶ステップと、記憶ステップにより記憶された位置データに基づいて、光導波体の一端面における一のコアに光線を入射させるとともに、第2の光ファイバの一端と光導波体の他端面における他のコアとを光結合させ、第2の光ファイバの他端から出射される光の強度に基づいて一のコアと他のコアとの間のクロストークを算出するクロストーク演算ステップとを含む。
本発明による調芯装置、コア位置特定方法、コアの損失測定方法およびコア間のクロストーク測定方法によれば、マルチコア光ファイバのような複数のコアを有する光導波体の端面における複数のコアの位置を特定することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る調芯装置の構成を概略的に示す図である。 図2は、調芯ステージ及びその周辺構造を詳細に示す側面図である。 図3は、光ファイバの端部を拡大して示す斜視図である。 図4は、一実施形態によるコア位置特定方法、コアの損失測定方法およびコア間のクロストーク測定方法を示すフローチャートである。 図5は、図4のステップS11における調芯装置の状態を概略的に示す図である。 図6は、図4のステップS12における調芯装置の状態を概略的に示す図である。 図7(a)は、マルチコア光ファイバの一端面に対するシングルコア光ファイバの一端面の走査の様子を示す図である。図7(b)は、マルチコア光ファイバの他端面における光強度の分布を示すグラフである。 図8は、図4のステップS13における調芯装置の状態を概略的に示す図である。 図9は、図4のステップS15における調芯装置の状態を概略的に示す図である。 図10は、第1変形例による方法を示すフローチャートである。 図11は、第1変形例による方法での調芯装置の状態を概略的に示す図である。 図12は、マルチコア光ファイバの他端面と、大口径光ファイバの一端面とが対向した様子を示す側断面図である。 図13は、マルチコア光ファイバの他端面と光結合された受光面を有するフォトダイオードを示す図である。 図14は、第2変形例に係る光入射部の構成を示す図である。 図15は、複数のコアに光を一括して入射させる光入射部の他の例を示す図である。 図16は、第3変形例のビーム調芯装置の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明による調芯装置、コア位置特定方法、コアの損失測定方法、およびコア間のクロストーク測定方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(実施の形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る調芯装置1Aの全体構成を概略的に示す図である。本実施形態の調芯装置1Aは、複数のコアと、該複数のコアを覆うクラッドとを有する光導波体(本実施形態ではマルチコア光ファイバ100)の両端面における複数のコアの位置を特定することができる。なお、マルチコア光ファイバ100の複数のコアは、シングルモードで光を導波するための径を有することが好ましい。また、図1には、理解の容易のため、XYZ直交座標系が示されている。
図1に示されるように、調芯装置1Aは、調芯ステージ20を備える。また、調芯装置1Aは、2つのレーザダイオード光源(以下、LD光源とする)11,12と、観察カメラ13と、観察カメラ13の撮像を表示する表示部(モニタ)13aと、赤外カメラ14と、赤外カメラ14の撮像を表示する表示部(モニタ)14aと、調芯ステージ20を駆動するステージコントローラ15と、2つのパワーセンサ16,17とを備える。
また、調芯装置1Aは、制御コンピュータ18及びメモリ19を備える。制御コンピュータ18は、本実施形態における演算部である。制御コンピュータ18は、観察カメラ13、赤外カメラ14、及びパワーセンサ16,17からの信号を入力し、ステージコントローラ15に制御信号を与えるとともに、マルチコア光ファイバ100の両端面における複数のコアの位置を特定する。メモリ19は、本実施形態における記憶手段であり、マルチコア光ファイバ100の両端面における複数のコアの位置に関する位置データを記憶する。
調芯ステージ20は、第一側方ステージ21と、中央ステージ22と、第二側方ステージ23とを有する。これらのステージ21〜23は、所定方向(Z軸方向)にこの順で並んで配置されている。第一側方ステージ21及び第二側方ステージ23は、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持されている。中央ステージ22上における第一側方ステージ21寄りの領域には、マルチコア光ファイバ100の一端部100aが固定される。中央ステージ22上における第二側方ステージ23寄りの領域には、マルチコア光ファイバ100の他端部100bが固定される。
第一側方ステージ21上における中央ステージ22寄りの領域には、シングルコア光ファイバ(第3の光ファイバ)101の一端部101aが固定されている。シングルコア光ファイバ101としては、シングルモード光ファイバが好適である。シングルコア光ファイバ101の一端は、マルチコア光ファイバ100の一端面側に配置されている。シングルコア光ファイバ101の一端部101aは、第一側方ステージ21によって、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持される。シングルコア光ファイバ101の他端部101bはLD光源11に接続され、これによりシングルコア光ファイバ101の他端とLD光源11とが光結合される。LD光源11及びシングルコア光ファイバ101は、本実施形態のビーム走査手段を構成し、マルチコア光ファイバ100の一端面に対して二次元的に光線を走査する。LD光源11は、光線としてのレーザ光を発生する調芯用の光源であり、例えば赤外光を発生する。
第二側方ステージ23上における中央ステージ22寄りの領域には、シングルコア光ファイバ(第1の光ファイバ)102の一端部102aが固定されている。シングルコア光ファイバ102としては、シングルモード光ファイバが好適である。シングルコア光ファイバ102の他端部102bはパワーセンサ16に接続され、これによりシングルコア光ファイバ102の他端とパワーセンサ16とが光結合される。本実施形態において、シングルコア光ファイバ102及びパワーセンサ16は、第2の光検出部を構成し、マルチコア光ファイバ100の他端面において光線の光強度及び出射位置を検出するための第1の光位置検出手段の一部を構成する。すなわち、シングルコア光ファイバ102の一端部102aは、マルチコア光ファイバ100の他端面側に配置され、第二側方ステージ23によって、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持されている。また、パワーセンサ16は、シングルコア光ファイバ102の他端面と光結合され、該他端面から出射される光の強度を検出する。
また、第二側方ステージ23上における中央ステージ22寄りの領域には、大口径光ファイバ103の一端部103aが、シングルコア光ファイバ102の一端部102aと並んで固定されている。大口径光ファイバ103の他端部103bはパワーセンサ17に接続され、これにより大口径光ファイバ103の他端とパワーセンサ17とが光結合される。本実施形態において、大口径光ファイバ103及びパワーセンサ17は、第1の光検出部を構成し、マルチコア光ファイバ100の他端面と光結合されて複数のコアから出射される光の強度を一括して検出する。また、大口径光ファイバ103及びパワーセンサ17は、マルチコア光ファイバ100の他端面において光線の光強度及び出射位置を検出するための第1の光位置検出手段の他の一部を構成する。
また、第二側方ステージ23上には、光ファイバ104の一端部104aが固定されている。一端部104aは、光ファイバ104の一端面が上記所定方向(Z軸方向)の外側を向くように固定されている。光ファイバ104の他端部104bはLD光源12に接続され、これにより光ファイバ104の他端とLD光源12とが光結合される。
観察カメラ13は、マルチコア光ファイバ100の端部と、他の光ファイバ(シングルコア光ファイバ101及び102、大口径光ファイバ103)の各端部との相対位置を観察するためのカメラである。観察カメラ13による撮像データは表示部13a及び制御コンピュータ18へ送られ、手動もしくは自動的に第一側方ステージ21が制御されることにより、マルチコア光ファイバ100の他端面と、シングルコア光ファイバ101の一端面とが互いに対向する。或いは、手動もしくは自動的に第二側方ステージ23が制御されることにより、マルチコア光ファイバ100の他端面と、シングルコア光ファイバ102又は大口径光ファイバ103の一端面とが互いに対向する。
赤外カメラ(撮像部)14は、本実施形態における第2の光位置検出手段を構成し、マルチコア光ファイバ100の他端面において光線の光強度及び出射位置を検出する。本実施形態では、赤外カメラ14は、マルチコア光ファイバ100の他端面において複数のコアから出射される光線(レーザ光)を撮像する為に、マルチコア光ファイバ100の他端部100bに対して所定方向(Z軸方向)に配置されている。なお、赤外カメラ14がマルチコア光ファイバ100の他端面を撮像するときには、シングルコア光ファイバ102の一端部102a及び大口径光ファイバ103の一端部103aは、マルチコア光ファイバ100の他端面と対向しない位置に待避される。赤外カメラ14による撮像データは、表示部14a及び制御コンピュータ18へ送られる。
図2は、本実施形態の調芯ステージ20及びその周辺構造を詳細に示す側面図である。図2に示されるように、調芯ステージ20は、第一側方ステージ21を少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持する第一駆動部24と、第二側方ステージ23を少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持する第二駆動部25とを有する。
第一駆動部24は、第一側方ステージ21をZ軸方向に平行移動させるZステージ24aと、第一側方ステージ21をX軸方向に平行移動させるXステージ24bと、第一側方ステージ21をZ軸周りに回転移動させるθzステージ24cと、第一側方ステージ21をY軸方向に平行移動させるYステージ24dと、第一側方ステージ21をX軸周りに回転移動させるθxステージ24eと、第一側方ステージ21をY軸周りに回転移動させるθyステージ24fとが、基台26上においてこの順に接続されて成る。θyステージ24fには、第一側方ステージ21が固定されている。
同様に、第二駆動部25は、第二側方ステージ23をZ軸方向に平行移動させるZステージ25aと、第二側方ステージ23をX軸方向に平行移動させるXステージ25bと、第二側方ステージ23をZ軸周りに回転移動させるθzステージ25cと、第二側方ステージ23をY軸方向に平行移動させるYステージ25dと、第二側方ステージ23をX軸周りに回転移動させるθxステージ25eと、第二側方ステージ23をY軸周りに回転移動させるθyステージ25fとが、基台26上においてこの順に接続されて成る。θyステージ25fには、第二側方ステージ23が固定されている。
なお、中央ステージ22の位置は、基台26上において固定されている。また、上述した第一駆動部24及び第二駆動部25の各ステージは、ステージコントローラ15(図1を参照)によって駆動される。
また、観察カメラ13は、中央ステージ22の上方に配置された観察カメラ13bと、中央ステージ22の側方に配置された観察カメラ13cとを含むことが好ましい。これにより、マルチコア光ファイバ100と、シングルコア光ファイバ101及び102、並びに大口径光ファイバ103との相対位置をより正確に観察し、精度良く制御することができる。
図3は、マルチコア光ファイバ100の一端部100a及び他端部100b、シングルコア光ファイバ101,102の一端部101a,102a及び他端部101b,102b、並びに大口径光ファイバ103の一端部103a及び他端部103bの構成の一例として、光ファイバ105の端部105aを拡大して示す斜視図である。端部105aは、光ファイバ105にファイバ保持部材106が取り付けられて成る。ファイバ保持部材106は、例えば外径2.5mm程度のガラスキャピラリであり、光ファイバ105を実装した後にその端面が研磨される。ファイバ保持部材106がこのようなガラスキャピラリである場合、観察カメラ13によって観察するときに内部の光ファイバ105を視認可能なので、光ファイバ同士の相対位置を合わせ易い。また、ファイバ保持部材106は、ジルコニアフェルールであってもよく、或いはシングルコア光ファイバアレイに使用されるような角型の部材であってもよい。
続いて、上述した調芯装置1Aを用いたコア位置特定方法、コアの損失測定方法、およびコア間のクロストーク測定方法について説明する。図4は、本実施形態による方法を示すフローチャートである。また、図5、図6、図8及び図9は、本実施形態による方法の各ステップにおける調芯装置1Aの状態を概略的に示す図である。
まず、マルチコア光ファイバ100の一端部100aと、シングルコア光ファイバ101の一端部101aとを近づけ、これらの端面を互いに対向させる(図4のステップS11)。すなわち、図5に示されるように、観察カメラ13を一端部100a,101aの上方(及び側方)に移動し、表示部13aにおいてこれらの光ファイバ100,101の一端面の相対位置を確認しながら、一端部100a,101aを互いに近づける。なお、図1に示した制御コンピュータ18が画像処理等を行って一端部100a,101aの相対位置を把握した上で、制御コンピュータ18がステージコントローラ15に制御信号を送ることにより、一端部100a,101aを互いに近づけてもよい。また、次ステップにおいてマルチコア光ファイバ100の他端面(他端部101b)を赤外カメラ14により観察できるように、本ステップS11においてワークディスタンス(焦点)を合わせておくとよい。
続いて、マルチコア光ファイバ100の両端面における複数のコアの位置を特定する(位置特定ステップ、図4のステップS12)。すなわち、図6に示されるように、マルチコア光ファイバ100の一端面に対してシングルコア光ファイバ101の一端面を近接させた状態で、制御コンピュータ18が、シングルコア光ファイバ101から出射される光線をマルチコア光ファイバ100の一端面に対して二次元的に走査させる。このとき、マルチコア光ファイバ100の一端面とシングルコア光ファイバ101の一端面との光結合効率を高める為に、これらの端面の間に屈折率マッチングオイルを塗布しておくことが好ましい。また、この走査中、マルチコア光ファイバ100の他端面における光線の光強度及び出射位置を、第2の光位置検出手段である赤外カメラ14によって検出する。このとき、赤外カメラ14から出力される撮像データには、図6の表示部14aに示されるように、マルチコア光ファイバ100の複数のコアに対応する複数の輝点100dが順に出現する。なお、これらの輝点100dの位置は、輝点100dが出現した赤外カメラ14の画素の位置から特定される。また、輝点100dの光強度は、撮像データにおける当該画素の明るさから特定される。
ここで、図7(a)は、マルチコア光ファイバ100の一端面100cに対するシングルコア光ファイバ101の一端面101cの走査の様子を示す図である。なお、図7(a)には、マルチコア光ファイバ100が有する複数のコア100eと、該複数のコア100eを覆うクラッド100fとが示されている。また、図7(a)に示されたXY座標系は、図1に示されたXYZ直交座標系に対応している。
図7(a)に示されるように、制御コンピュータ18は、シングルコア光ファイバ101のコア101dを、マルチコア光ファイバ100の一端面100cの全面に亘って走査させる。図中の矢印Aは、コア101dの移動経路を示している。この例では、コア101dが、マルチコア光ファイバ100の一端面100cの直径に近い長さの間隔でもってX軸方向に往復しつつ、Y軸方向に少しずつ移動することによって走査を行っている。なお、コア101dの走査経路は、図7(a)に示されたものに限られず、例えば渦巻き状の経路であってもよい。
また、図7(b)は、マルチコア光ファイバ100の他端面における光強度の分布を示すグラフである。図7(b)において、横軸(X軸及びY軸)は、マルチコア光ファイバ100の他端面における位置を示しており、図1に示されたXYZ直交座標系に対応する。また、縦軸は、各座標での光強度を示している。図7(b)に示されるように、マルチコア光ファイバ100の他端面では、シングルコア光ファイバ101の走査に応じて複数の光強度ピークPが順に現れる。これらの光強度ピークPは赤外カメラ14からの撮像データに現れるので、光強度ピークPが観測されたときの第一側方ステージ21(図2を参照)の座標(すなわち、ビーム走査手段による光線の走査位置)に基づいて、マルチコア光ファイバ100の一端面100cにおける複数のコア100eの位置座標を特定することができる。
また、図7(b)において、光強度ピークPが現れた座標は、マルチコア光ファイバ100の他端面における複数のコアの位置を示している。従って、光強度ピークPが現れた座標(すなわち、第2の光位置検出手段により検出される光強度及び出射位置)に基づいて、マルチコア光ファイバ100の他端面における複数のコアの位置座標(厳密には、赤外カメラ14における位置座標)を特定することができる。
続いて、マルチコア光ファイバ100の他端面における複数のコアの位置座標を、赤外カメラ14における座標系から調芯ステージ20における座標系へ変換する(座標系変換ステップ、図4のステップS13)。まず、図8に示されるように、制御コンピュータ18は、第二側方ステージ23をX軸方向に移動させる。そして、LD光源12において光を発生させ、光ファイバ104を介して一端部104aから出射されるこの光を、赤外カメラ14で観察する。LD光源12は例えばレーザ光といった光を発生する光源であり、例えば赤外光を発生する。光ファイバ104の一端部104aは、前述したように第二側方ステージ23上に固定されており、赤外カメラ14へ向けて光を出射することにより座標変換用の基準位置を示す。なお、本ステップにおいて、光ファイバ104の一端面と赤外カメラ14までの距離は、マルチコア光ファイバ100の他端面と赤外カメラ14までの距離と等しく設定されることが好ましい。
赤外カメラ14から出力される撮像データには、図8の表示部14aに示されるように、シングルコア光ファイバ104の一つのコアに対応する一つの輝点104cが出現する。赤外カメラ14の座標系における輝点104cの位置座標は、輝点104cが出現した赤外カメラ14の画素の位置から特定される。また、調芯ステージ20の座標系における輝点104cの位置座標は、光ファイバ104の一端部104aの取り付け位置により既知である。従って、制御コンピュータ18は、調芯ステージ20の座標系における輝点104cの位置座標、及びこの輝点104cと複数の輝点100d(図6を参照)との位置関係に基づいて、調芯ステージ20の座標系における、マルチコア光ファイバ100の他端面における複数のコアの絶対位置座標を算出することができる。
続いて、制御コンピュータ18は、前ステップS12及びS13によって特定されたマルチコア光ファイバ100の両端面における複数のコアの位置座標に関するデータ(位置データ)を、メモリ19(図1を参照)に記憶させる(記憶ステップ、図4のステップS14)。なお、この記憶ステップS14を、位置特定ステップS12及び座標系変換ステップS13の途中において各コアの位置座標(絶対位置座標)を特定する毎に行っても良い。
続いて、記憶ステップS14により記憶された位置データに基づいて、マルチコア光ファイバ100の一端面における複数のコアのうち一つのコアに光線を入射させるとともに、シングルコア光ファイバ102の一端と、マルチコア光ファイバ100の他端面における上記一つのコアとを光結合させる。そして、シングルコア光ファイバ102の他端部102bから出射される光の強度に基づいて、上記一つのコアの損失を算出する(損失演算ステップ、図4のステップS15)。
具体的には、制御コンピュータ18は、メモリ19に記憶されているマルチコア光ファイバ100の一端面における複数のコアの位置データに基づき、第一側方ステージ21の位置を制御することでシングルコア光ファイバ101(本ステップにおける第2の光ファイバ)のコアの光軸と、マルチコア光ファイバ100の一端面における一のコアの光軸とを合わせる。また、制御コンピュータ18は、メモリ19に記憶されているマルチコア光ファイバ100の他端面における複数のコアの位置データに基づき、図9に示されるように、第二側方ステージ23の位置を制御することでシングルコア光ファイバ102のコアの光軸と、マルチコア光ファイバ100の他端面における一のコアの光軸とを合わせる。
そして、LD光源11からレーザ光を出射させる。このレーザ光は光ファイバ101を介してマルチコア光ファイバ100の一のコアに入射する。その後、このレーザ光はマルチコア光ファイバ100の該一のコアからシングルコア光ファイバ102を介してパワーセンサ16(本ステップにおける第3の光検出部)に達する。制御コンピュータ18は、このパワーセンサ16において検出されるレーザ光の光強度に基づいて、マルチコア光ファイバ100の一のコアの損失を算出することができる。
なお、制御コンピュータ18は、本ステップにおいて一のコアの損失を算出する際に、シングルコア光ファイバ102の一端を、マルチコア光ファイバ100の他端面における上記一のコアの端面に対して二次元的に走査させ、パワーセンサ16における光強度が最も大きくなるときの上記一のコアの損失を算出してもよい。
続いて、記憶ステップS14により記憶された位置データに基づいて、マルチコア光ファイバ100の一端面における複数のコアのうち一つのコアに光線を入射させるとともに、シングルコア光ファイバ102の一端と、マルチコア光ファイバ100の他端面における他のコアとを光結合させる。そして、シングルコア光ファイバ102の他端部102bから出射される光の強度に基づいて、上記一つのコアと上記他のコアとの間のクロストークを算出する(クロストーク演算ステップ、図4のステップS16)。
具体的には、制御コンピュータ18は、メモリ19に記憶されているマルチコア光ファイバ100の一端面における複数のコアの位置データに基づき、第一側方ステージ21の位置を制御することでシングルコア光ファイバ101のコアの光軸と、マルチコア光ファイバ100の一端面における一のコアの光軸とを合わせる。なお、この作業は、本ステップの前に損失演算ステップS15を実施した場合には省略可能である。また、制御コンピュータ18は、メモリ19に記憶されているマルチコア光ファイバ100の他端面における複数のコアの位置データに基づき、第二側方ステージ23の位置を制御することでシングルコア光ファイバ102のコアの光軸と、マルチコア光ファイバ100の他端面における他のコアの光軸とを合わせる。
そして、LD光源11からレーザ光を出射させる。このレーザ光は光ファイバ101を介してマルチコア光ファイバ100の一のコアに入射する。その後、このレーザ光の一部は、複数のコア間のクロストークによって他のコアに漏れる。他のコアに漏れたレーザ光は、マルチコア光ファイバ100の当該コアからシングルコア光ファイバ102を介してパワーセンサ16に達する。制御コンピュータ18は、このパワーセンサ16において検出されるレーザ光の光強度に基づいて、マルチコア光ファイバ100の一のコアと他のコアとの間のクロストークを算出することができる。
なお、制御コンピュータ18は、本ステップにおいてクロストークを算出する際に、シングルコア光ファイバ102の一端を、マルチコア光ファイバ100の他端面における上記他のコアの端面に対して二次元的に走査させ、パワーセンサ16における光強度が最も大きくなるときのクロストークを算出してもよい。
この後、必要に応じて、マルチコア光ファイバ100の複数のコアのそれぞれについて、上述した損失演算ステップS15及びクロストーク演算ステップS16を繰り返すとよい。これにより、マルチコア光ファイバ100の複数のコアのそれぞれに関する損失およびクロストークを得ることができる。
以上に説明したように、本実施形態の調芯装置1A、コア位置特定方法、コアの損失測定方法、およびコア間のクロストーク測定方法によれば、マルチコア光ファイバ100のような複数のコアを有する光導波体の両端面における複数のコアの位置を特定することができる。
(第1の変形例)
続いて、上記実施形態の第1変形例について説明する。本変形例では、上記実施形態の調芯装置1Aを使用して、上記実施形態とは異なる方法(動作)によってマルチコア光ファイバ100の両端面における複数のコアの位置を特定する。図10は、本変形例による方法を示すフローチャートである。
まず、マルチコア光ファイバ100の一端部100aと、シングルコア光ファイバ101の一端部101aとを近づけ、これらの端面を互いに対向させる(図10のステップS21)。本ステップの方法(動作)は、前述した実施形態のステップS11と同様なので、詳細な説明を省略する。
続いて、マルチコア光ファイバ100の両端面における複数のコアの位置を特定する(位置特定ステップ、図10のステップS22)。すなわち、図11に示されるように、マルチコア光ファイバ100の一端面に対してシングルコア光ファイバ101の一端面を近接させた状態で、制御コンピュータ18が、シングルコア光ファイバ101から出射される光線をマルチコア光ファイバ100の一端面に対して二次元的に走査させる(図7(a)を参照)。このとき、マルチコア光ファイバ100の一端面とシングルコア光ファイバ101の一端面との光結合効率を高める為に、これらの端面の間に屈折率マッチングオイルを塗布しておくことが好ましい。
また、この走査中、マルチコア光ファイバ100の他端面における光線の光強度及び出射位置を、第1の光位置検出手段である大口径光ファイバ103及びパワーセンサ17によって検出する。すなわち、制御コンピュータ18は、第二側方ステージ23の位置を制御することにより、マルチコア光ファイバ100の他端面に対して大口径光ファイバ103の一端面(一端部103a)を近接させ且つ光結合させる。具体的には、図11に示されるように、観察カメラ13を端部100b及び103aの上方(及び側方)に移動し、表示部13aにおいてこれらの光ファイバ100,103の端面の相対位置を確認しながら、端部100b及び103aを互いに近づける。なお、制御コンピュータ18が画像処理等を行って端部100b及び103aの相対位置を把握した上で、制御コンピュータ18がステージコントローラ15に制御信号を送ることにより、端部100b及び103aを互いに近づけてもよい。
ここで、図12は、マルチコア光ファイバ100の他端面100gと、大口径光ファイバ103の一端面103cとが対向した様子を示す側断面図である。図12に示されるように、マルチコア光ファイバ100は、複数のコア100eと、該複数のコア100eを覆うクラッド100fとを有する。一方、大口径光ファイバ103は、マルチコア光ファイバ100の複数のコア100eを全て包含する太さのコア103dと、該コア103dを覆うクラッド103eとを有する。大口径光ファイバ103のコア103dは、マルチコア光ファイバ100の複数のコア100eの全てと光結合される。なお、マルチコア光ファイバ100の他端部100b及び大口径光ファイバ103の一端部103aは、ファイバ保持部材100h及び103fをそれぞれ有する(例えば図3を参照)。
この状態でシングルコア光ファイバ101からの光線を走査させると、大口径光ファイバ103の他端に取り付けられたパワーセンサ17では、シングルコア光ファイバ101の走査位置に応じて複数回の光強度ピークが観測される。これらの光強度ピークは、シングルコア光ファイバ101のコアの光軸と、マルチコア光ファイバ100の複数のコアのうちいずれかの光軸とが合わさったときに発生する。従って、光強度ピークが観測されたときの第一側方ステージ21の座標(すなわち、ビーム走査手段による光線の走査位置)に基づいて、マルチコア光ファイバ100の一端面100cにおける複数のコア100eの位置座標を特定することができる。
続いて、マルチコア光ファイバ100の一端面において、複数のコアのそれぞれにシングルコア光ファイバ101からのレーザ光を入射させながら、シングルコア光ファイバ102の一端をマルチコア光ファイバ100の他端面に対して二次元的に走査させる。すなわち、制御コンピュータ18は、シングルコア光ファイバ102の他端のコアを、マルチコア光ファイバ100の他端面の全面に亘って走査させる。このとき、シングルコア光ファイバ102の他端のコアの移動経路は、例えば図7(b)に示したものと同様であることができる。マルチコア光ファイバ100の一端面において或るコアにシングルコア光ファイバ101からレーザ光が入射されている場合、マルチコア光ファイバ100の他端面における当該コアの端面をシングルコア光ファイバ102が通過すると、パワーセンサ16において光強度ピークが観測される。従って、光強度ピークが観測されたときの第二側方ステージ23の座標に基づいて、マルチコア光ファイバ100の他端面における当該コアの位置座標を特定することができる。この方法により、マルチコア光ファイバ100の他端面における複数のコアの全てについて位置座標(絶対位置座標)を特定することができる。
続いて、制御コンピュータ18は、前ステップS22によって特定されたマルチコア光ファイバ100の両端面における複数のコアの位置座標に関するデータ(位置データ)を、メモリ19(図1を参照)に記憶させる(記憶ステップ、図10のステップS23)。なお、この記憶ステップS23を、位置特定ステップS22の途中において各コアの位置座標(絶対位置座標)を特定する毎に行っても良い。
続いて、記憶ステップS23により記憶された位置データに基づいて、マルチコア光ファイバ100の一端面における複数のコアのうち一つのコアに光線を入射させるとともに、シングルコア光ファイバ102の一端と、マルチコア光ファイバ100の他端面における上記一つのコアとを光結合させる。そして、シングルコア光ファイバ102の他端部102bから出射される光の強度に基づいて、上記一つのコアの損失を算出する(損失演算ステップ、図10のステップS24)。なお、本ステップの詳細については上記実施形態と同様なので省略する。
続いて、記憶ステップS23により記憶された位置データに基づいて、マルチコア光ファイバ100の一端面における複数のコアのうち一つのコアに光線を入射させるとともに、シングルコア光ファイバ102の一端と、マルチコア光ファイバ100の他端面における他のコアとを光結合させる。そして、シングルコア光ファイバ102の他端部102bから出射される光の強度に基づいて、上記一つのコアと上記他のコアとの間のクロストークを算出する(クロストーク演算ステップ、図10のステップS25)。なお、本ステップの詳細については上記実施形態と同様なので省略する。
以上に説明したように、本変形例の調芯装置、コア位置特定方法、コアの損失測定方法、およびコア間のクロストーク測定方法によれば、マルチコア光ファイバ100のような複数のコアを有する光導波体の両端面における複数のコアの位置を特定することができる。
なお、本変形例では、マルチコア光ファイバ100の一端面における複数のコアの位置を特定する為に、マルチコア光ファイバ100の他端面から出射される光の強度を一括して検出する構成(大口径光ファイバ103及びパワーセンサ17)を使用したが、このような構成以外にも、例えば図13に示すように、調芯装置は、マルチコア光ファイバ100の他端面100gと光結合された受光面30aを有するフォトダイオード30を備えることもできる。そして、マルチコア光ファイバ100の複数のコアから出射される光の強度をフォトダイオード30により検出することによって、本変形例の方法(動作)を好適に実施することができる。
(第2の変形例)
続いて、上記実施形態の第2変形例について説明する。本変形例では、上記実施形態とは異なる方法(動作)によってマルチコア光ファイバ100の他端面における複数のコアの位置を特定する。
本変形例の調芯装置は、図14に示される光入射部40を更に備える。光入射部40は、マルチコア光ファイバ100の一端面100cと光結合され、複数のコア100eに光を一括して入射させる。光入射部40は、大口径光ファイバ41及び光源42を有する。大口径光ファイバ41は、一端がマルチコア光ファイバ100の一端面100cと光結合され、マルチコア光ファイバ100の複数のコア100eのうち少なくとも2つの(本実施形態では、全ての)コア100eを包含する太さのコア41aと、該コア41aを覆うクラッド41bと、ファイバ保持部材41cとを有する。光源42は、大口径光ファイバの他端と光結合され、光線(例えば赤外光線)を発生する。
本変形例では、制御コンピュータ18が、マルチコア光ファイバ100の他端面における複数のコア100eの位置を特定する際に、ビーム走査手段(シングルコア光ファイバ101及びLD光源11)に代えて、光入射部40からの光がマルチコア光ファイバ100の一端面100cにおいて複数のコア100eに入射したときの赤外カメラ14による撮像データを用いる。すなわち、赤外カメラ14の撮像データには、マルチコア光ファイバ100の他端面において複数のコア100eから出射された光による複数の輝点が含まれるので、これらの輝点の位置座標を特定することにより、マルチコア光ファイバ100の他端面における複数のコア100eのうち少なくとも2つの(本実施形態では、全ての)コア100eの位置を特定することができる。
なお、複数のコア100eのうち少なくとも2つのコア100eに光を一括して入射させる光入射部は、光入射部40とは異なる構成を有してもよい。例えば、図15に示される光入射部50はスポット光源51を有し、スポット光源51はマルチコア光ファイバ100の一端面100cと光結合される。
(第3の変形例)
続いて、上記実施形態の第3変形例について説明する。本変形例に係る調芯装置は、上記実施形態とは異なる構成を有するビーム走査手段を備える。
図16は、本変形例のビーム調芯装置60の構成を示す図である。ビーム調芯装置60は、光源61及び反射鏡62を有する。光源61は、例えば上記実施形態のLD光源11と同様のものを用いることができる。反射鏡62は、光源61からの光線Lをマルチコア光ファイバ100の一端面100cへ向けて反射する反射面62aを有する。また、反射鏡62は、反射面62aの位置及び角度のうち少なくとも一方が可変であり、マルチコア光ファイバ100の一端面100cに対して光線Lを二次元的に走査することができる。
調芯装置は、上記実施形態のシングルコア光ファイバ101及び光源11に代えて、本変形例のビーム調芯装置60を備えてもよい。これにより、マルチコア光ファイバ100のような複数のコアを有する光導波体の両端面における複数のコアの位置を特定することができる。
本発明による調芯装置、コア位置特定方法、コアの損失測定方法、およびコア間のクロストーク測定方法は、上述した実施形態および各変形例に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では、光導波体の例としてマルチコア光ファイバを挙げているが、本発明は、複数のコアと、該複数のコアを覆うクラッドとを有するものであれば、他の様々な光導波体に適用できる。
1A…調芯装置、11,12…LD光源、13…観察カメラ、13a…表示部、14…赤外カメラ、14a…表示部、15…ステージコントローラ、16,17…パワーセンサ、18…制御コンピュータ、19…メモリ、20…調芯ステージ、21…第一側方ステージ、22…中央ステージ、23…第二側方ステージ、24…第一駆動部、25…第二駆動部、26…基台、30…フォトダイオード、40…光入射部、41…大口径光ファイバ、42…光源、50…光入射部、51…スポット光源、60…ビーム調芯装置、61…光源、62…反射鏡、100…マルチコア光ファイバ、100a…一端部、100b…他端部、101,102…シングルコア光ファイバ、103…大口径光ファイバ、104…シングルコア光ファイバ。

Claims (15)

  1. 複数のコアと、該複数のコアを覆うクラッドとを有する光導波体の両端面における前記複数のコアの位置を特定する調芯装置であって、
    前記光導波体の一端面に対して二次元的に光線を走査するビーム走査手段と、
    前記光導波体の他端面において前記光線の光強度及び出射位置を検出する光位置検出手段と、
    前記ビーム走査手段による前記光線の走査位置、および前記光位置検出手段により検出される前記光強度及び前記出射位置に基づいて、前記光導波体の両端面における前記複数のコアの位置を特定する演算部と、
    前記光導波体の両端面における前記複数のコアの位置に関する位置データを記憶する記憶手段と
    を備えることを特徴とする、調芯装置。
  2. 前記光位置検出手段は、前記光導波体の他端面において前記複数のコアから出射される前記光線を撮像する撮像部を有し、
    前記演算部は、前記ビーム走査手段により前記光線を走査させたときの前記撮像部による撮像データに基づいて、前記光導波体の両端面における前記複数のコアの位置を特定することを特徴とする、請求項1に記載の調芯装置。
  3. 前記光導波体の一端面と光結合され、前記複数のコアのうち少なくとも2つのコアに光を一括して入射させる光入射部を備え、
    前記演算部は、前記ビーム走査手段に代えて前記光入射部からの光が前記光導波体の一端面において前記少なくとも2つのコアに入射したときの前記撮像部による撮像データに基づいて、前記光導波体の他端面における前記少なくとも2つのコアの位置を特定することを特徴とする、請求項2に記載の調芯装置。
  4. 前記光位置検出手段は、
    前記光導波体の他端面と光結合され、前記複数のコアから出射される光の強度を一括して検出する第1の光検出部と、
    一端が前記光導波体の他端面側に配置され、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持された第1の光ファイバと、
    前記第1の光ファイバの他端に光結合され、光強度を検出する第2の光検出部と
    を有し、
    前記演算部は、
    前記ビーム走査手段により前記光線を走査させたときの前記第1の光検出部における光強度の検出結果に基づいて、前記光導波体の一端面における前記複数のコアの位置を特定し、
    前記光導波体の一端面において前記複数のコアのそれぞれに光を入射させながら前記第1の光ファイバの一端を前記光導波体の他端面に対して二次元的に走査させたときの前記第2の光検出部における光強度の検出結果に基づいて、前記光導波体の他端面における前記複数のコアの位置を特定することを特徴とする、請求項1に記載の調芯装置。
  5. 前記第1の光検出部が、前記光導波体の前記複数のコアを全て包含する太さのコアを有する大口径光ファイバを有し、前記複数のコアから出射される光の強度を前記大口径光ファイバを介して検出することを特徴とする、請求項4に記載の調芯装置。
  6. 前記第1の光検出部が、前記光導波体の他端面と光結合されるフォトダイオードを有し、前記複数のコアから出射される光の強度を前記フォトダイオードによって検出することを特徴とする、請求項4に記載の調芯装置。
  7. 一端が前記光導波体の他端面側に配置され、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持された第2の光ファイバと、
    前記第2の光ファイバの他端に光結合され、光強度を検出する第3の光検出部と
    を備え、
    前記演算部は、前記位置データに基づいて、前記ビーム走査手段からの前記光線を前記光導波体の一端面における一の前記コアに入射させるとともに、前記第2の光ファイバの一端と前記光導波体の他端面における前記一のコアとを光結合させ、前記第3の光検出部により検出された光強度に基づいて前記一のコアの損失を算出することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の調芯装置。
  8. 一端が前記光導波体の他端面側に配置され、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持された第2の光ファイバと、
    前記第2の光ファイバの他端に光結合され、光強度を検出する第3の光検出部と
    を備え、
    前記演算部は、前記位置データに基づいて、前記ビーム走査手段からの前記光線を前記光導波体の一端面における一の前記コアに入射させるとともに、前記第2の光ファイバの一端と前記光導波体の他端面における他の前記コアとを光結合させ、前記第3の光検出部により検出された光強度に基づいて前記一のコアと前記他のコアとの間のクロストークを算出することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の調芯装置。
  9. 前記ビーム走査手段は、
    一端が前記光導波体の一端面側に配置され、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持された第3の光ファイバと、
    前記第3の光ファイバの他端と光結合され、前記光線を発生する光源と
    を有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の調芯装置。
  10. 前記ビーム走査手段は、
    前記光線を発生する光源と、
    前記光源からの前記光線を前記前記光導波体の一端面へ向けて反射する反射面を有し、該反射面の位置及び角度のうち少なくとも一方が可変である反射鏡と
    を有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の調芯装置。
  11. 複数のコアと、該複数のコアを覆うクラッドとを有する光導波体の両端面における前記複数のコアの位置を特定する方法であって、
    前記光導波体の一端面に対して二次元的に光線を走査させながら、前記光導波体の他端面において前記光線の光強度及び出射位置を検出し、前記光強度及び前記出射位置に基づいて、前記光導波体の両端面における前記複数のコアの位置を特定する位置特定ステップと、
    前記光導波体の両端面における前記複数のコアの位置に関する位置データを記憶手段に記憶させる記憶ステップと
    を含むことを特徴とする、コア位置特定方法。
  12. 前記位置特定ステップの際に、前記光導波体の一端面に対して二次元的に光線を走査させながら、前記光導波体の他端面において前記複数のコアから出射される前記光線を撮像し、該撮像データに基づいて、前記光導波体の両端面における前記複数のコアの位置を特定することを特徴とする、請求項11に記載のコア位置特定方法。
  13. 前記位置特定ステップの際に、
    前記光導波体の一端面に対して二次元的に光線を走査させながら、前記光導波体の他端面において前記複数のコアから出射される前記光線の強度を一括して検出し、該検出結果に基づいて、前記光導波体の一端面における前記複数のコアの位置を特定し、
    前記光導波体の一端面において前記複数のコアのそれぞれに光を入射させながら、第1の光ファイバの一端を前記光導波体の他端面に対して二次元的に走査させ、前記第1の光ファイバの他端から出射される光の強度を検出し、該検出結果に基づいて、前記光導波体の他端面における前記複数のコアの位置を特定することを特徴とする、請求項11に記載のコア位置特定方法。
  14. 請求項11〜13のいずれか一項に記載されたコア位置特定方法の前記位置特定ステップ及び前記記憶ステップと、
    前記記憶ステップにより記憶された前記位置データに基づいて、前記光導波体の一端面における一の前記コアに光線を入射させるとともに、第2の光ファイバの一端と前記光導波体の他端面における前記一のコアとを光結合させ、前記第2の光ファイバの他端から出射される光の強度に基づいて前記一のコアの損失を算出する損失演算ステップと
    を含むことを特徴とする、コアの損失測定方法。
  15. 請求項11〜13のいずれか一項に記載されたコア位置特定方法の前記位置特定ステップ及び前記記憶ステップと、
    前記記憶ステップにより記憶された前記位置データに基づいて、前記光導波体の一端面における一の前記コアに光線を入射させるとともに、第2の光ファイバの一端と前記光導波体の他端面における他の前記コアとを光結合させ、前記第2の光ファイバの他端から出射される光の強度に基づいて前記一のコアと前記他のコアとの間のクロストークを算出するクロストーク演算ステップと
    を含むことを特徴とする、コア間のクロストーク測定方法。
JP2010113160A 2010-05-17 2010-05-17 調芯装置、コア位置特定方法、コアの損失測定方法、およびコア間のクロストーク測定方法 Active JP5445324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010113160A JP5445324B2 (ja) 2010-05-17 2010-05-17 調芯装置、コア位置特定方法、コアの損失測定方法、およびコア間のクロストーク測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010113160A JP5445324B2 (ja) 2010-05-17 2010-05-17 調芯装置、コア位置特定方法、コアの損失測定方法、およびコア間のクロストーク測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011242204A true JP2011242204A (ja) 2011-12-01
JP5445324B2 JP5445324B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=45409024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010113160A Active JP5445324B2 (ja) 2010-05-17 2010-05-17 調芯装置、コア位置特定方法、コアの損失測定方法、およびコア間のクロストーク測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5445324B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012115162A1 (ja) * 2011-02-25 2012-08-30 住友電気工業株式会社 マルチコア光ファイバから出力される光の受光方法、及び、分離装置
JP2013257217A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Fujikura Ltd クロストーク測定方法
JP2014025921A (ja) * 2012-06-22 2014-02-06 Fujikura Ltd クロストーク測定方法及びクロストーク測定装置
JP5517228B1 (ja) * 2013-04-16 2014-06-11 日本電信電話株式会社 多コア光ファイバのクロストーク特性の評価方法及びそのシステム
JP2015230263A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 株式会社フジクラ 光ファイバの特性評価方法
CN109459211A (zh) * 2018-10-30 2019-03-12 江苏德联达智能科技有限公司 一种光纤口测试装置
CN114325955A (zh) * 2021-12-09 2022-04-12 长飞光纤光缆股份有限公司 一种用于多芯光纤纤芯自动对准的系统及方法
CN114325956A (zh) * 2021-12-09 2022-04-12 长飞光纤光缆股份有限公司 一种测试多芯光纤纤芯的光路系统及方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06281850A (ja) * 1993-03-26 1994-10-07 Furukawa Electric Co Ltd:The 光部品の光軸調整方法
JPH07294380A (ja) * 1994-04-25 1995-11-10 Furukawa Electric Co Ltd:The 光部品の光損失測定方法
JPH10104443A (ja) * 1996-09-26 1998-04-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチコアファイバ
JP2003302307A (ja) * 2002-04-09 2003-10-24 Ngk Insulators Ltd 光学部材アレイのコア位置測定方法及びコア位置測定装置
JP3127820U (ja) * 2006-09-29 2006-12-14 Jsr株式会社 多チャンネル光導波路の検査装置
JP2008134211A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Mitsui Chemicals Inc 光導波路の検査方法および検査装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06281850A (ja) * 1993-03-26 1994-10-07 Furukawa Electric Co Ltd:The 光部品の光軸調整方法
JPH07294380A (ja) * 1994-04-25 1995-11-10 Furukawa Electric Co Ltd:The 光部品の光損失測定方法
JPH10104443A (ja) * 1996-09-26 1998-04-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチコアファイバ
JP2003302307A (ja) * 2002-04-09 2003-10-24 Ngk Insulators Ltd 光学部材アレイのコア位置測定方法及びコア位置測定装置
JP3127820U (ja) * 2006-09-29 2006-12-14 Jsr株式会社 多チャンネル光導波路の検査装置
JP2008134211A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Mitsui Chemicals Inc 光導波路の検査方法および検査装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012115162A1 (ja) * 2011-02-25 2012-08-30 住友電気工業株式会社 マルチコア光ファイバから出力される光の受光方法、及び、分離装置
US8923668B2 (en) 2011-02-25 2014-12-30 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Receiving method and separating apparatus for light outputted from multi-core optical fiber
US9383515B2 (en) 2011-02-25 2016-07-05 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Receiving method and separating apparatus for light outputted from multi-core optical fiber
JP2013257217A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Fujikura Ltd クロストーク測定方法
US9252872B2 (en) 2012-06-22 2016-02-02 Fujikura Ltd. Crosstalk measuring method and crosstalk measuring device
JP2014025921A (ja) * 2012-06-22 2014-02-06 Fujikura Ltd クロストーク測定方法及びクロストーク測定装置
JP5517228B1 (ja) * 2013-04-16 2014-06-11 日本電信電話株式会社 多コア光ファイバのクロストーク特性の評価方法及びそのシステム
JP2015230263A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 株式会社フジクラ 光ファイバの特性評価方法
CN109459211A (zh) * 2018-10-30 2019-03-12 江苏德联达智能科技有限公司 一种光纤口测试装置
CN109459211B (zh) * 2018-10-30 2024-04-05 江苏德联达智能科技有限公司 一种光纤口测试装置
CN114325955A (zh) * 2021-12-09 2022-04-12 长飞光纤光缆股份有限公司 一种用于多芯光纤纤芯自动对准的系统及方法
CN114325956A (zh) * 2021-12-09 2022-04-12 长飞光纤光缆股份有限公司 一种测试多芯光纤纤芯的光路系统及方法
CN114325956B (zh) * 2021-12-09 2022-10-11 长飞光纤光缆股份有限公司 一种测试多芯光纤纤芯的光路系统及方法
CN114325955B (zh) * 2021-12-09 2023-02-03 长飞光纤光缆股份有限公司 一种用于多芯光纤纤芯自动对准的系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5445324B2 (ja) 2014-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5445324B2 (ja) 調芯装置、コア位置特定方法、コアの損失測定方法、およびコア間のクロストーク測定方法
JP5786528B2 (ja) コア位置特定方法及び調芯装置
CN110045386B (zh) 用于光检测与测距光学对准的方法与系统
KR100477803B1 (ko) 가시광선과 이미지를 이용한 광정렬 장치 및 그 방법
WO2017110838A1 (ja) 共焦点変位計
EP0762092B1 (en) Optical source position adjustment device
CN102782557A (zh) 扫描显微镜和用于光学扫描一个或多个样本的方法
JP2009522594A (ja) 光ファイバを融着接続するためのコアの軸合わせ
KR20180099673A (ko) 공초점 변위계
JP5998707B2 (ja) 光部品の光軸調整方法及び光軸調整装置
JPH09105610A (ja) 対象物の中心特徴部の偏りを非接触で測定する検査装置用の対象物を整列して照明する整列及び照明装置と方法
JP2021096239A (ja) クロマティックレンジセンサ光学プローブと座標測定機とのカップリング構造
JP2017116493A (ja) 共焦点変位計
Wang et al. Prime Focus Spectrograph (PFS): the prime focus instrument
JPWO2016151633A1 (ja) 光走査装置の走査軌跡測定方法、走査軌跡測定装置及び画像キャリブレーション方法
JP7126192B2 (ja) 集光光学ユニット及びそれを用いたレーザ発振器、レーザ加工装置、レーザ発振器の異常診断方法
JPWO2019221034A1 (ja) レーザ装置及びそれを用いたレーザ加工装置
JP7076954B2 (ja) 共焦点変位計
TWM453842U (zh) Oled檢測機台及其光學檢測裝置
CN110726919A (zh) 阵列apd光电参数测试系统
US20230152568A1 (en) Directing light into an optical fiber
US20230095762A1 (en) Relative mode transmission loss measurement of a connectorized fiber optic cable
WO2016151627A1 (ja) 走査型観察装置及び走査型観察装置の画像表示方法
JP2015055788A (ja) 光伝送路の位置合わせ方法、位置合わせ装置、及び位置合わせプログラム
JP2019201031A (ja) 集光光学ユニット及びそれを用いたレーザ発振器、レーザ加工装置、レーザ発振器の異常診断方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130321

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5445324

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250