JP5786528B2 - コア位置特定方法及び調芯装置 - Google Patents

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本発明は、コア位置特定方法及び調芯装置に関するものである。
特許文献1,2には、半導体レーザの出射光を光ファイバに結合するための光モジュールの光軸調整方法が記載されている。特許文献1に記載された方法では、半導体レーザ及び集光レンズを有する半導体レーザユニットと光ファイバとの光軸を調整する際に、光軸に垂直なX,Y方向と、光軸方向に沿ったZ方向とにこれらを相対的に変位させ、光結合効率が最大となるようにこれらの相対位置を合わせる。このとき、光軸に垂直な面内における光結合の空間パワー特性がガウシアンのレーザパワー分布に近似できることを前提とし、同一垂直面内の4点の光強度に基づいて、光軸位置におけるレーザの集光ビーム径および光軸中心からの位置ズレ量を算出する。また、特許文献2に記載された方法では、所定の直線方向に発光素子と光ファイバとを相対的に移動してこれらの位置合わせを行う際に、発光素子から出射されて光ファイバを透過した光の強度を、該直線方向における複数の位置において測定する。そして、それらの測定位置と光強度測定値とに基づいて、発光素子と光ファイバとの相対位置と光強度との相関関数を作成し、この相関関数が極大値となる位置に発光素子と光ファイバとを合わせる。なお、非特許文献1には、光デバイスと光ファイバとを光学的に結合する際の調芯アルゴリズムが記載されている。
特開平08−094886号公報 特開平08−094890号公報
島利幸ほか2名、「光デバイス用高速・高精度光軸調心法」、松下電工技報、Vol.55、No.2
近年、増大する光通信トラフィックに対応するために、複数のコアを有するマルチコアファイバが盛んに研究されている。マルチコアファイバは、例えば、長手方向に垂直な断面において複数のコアが二次元状に分散配置された構成を有する。しかし、現に存在する調芯装置はマルチコアファイバに対応しておらず、マルチコアファイバ同士、或いはマルチコアファイバと他の光学部品との光軸合わせを行う好適な装置や方法は未だ存在しない。それは、一つのコアが中央に配置されたシングルコアファイバを調芯する場合と異なり、マルチコアファイバを調芯する場合、端面における複数のコアそれぞれの位置を特定する必要があるからである。
通常、光ファイバの端面におけるコアの位置を特定する際には、該光ファイバの端面に別の光ファイバの端面を対向させ、該別の光ファイバを端面全体に走査させながら該別の光ファイバから光を照射し、光ファイバの他端において検出される光強度が大きくなる位置を特定する(粗調芯)。その後、当該位置を含む微小な領域内において、上記別の光ファイバから光を照射しつつ、光ファイバの他端において検出される光強度が最も大きくなる位置を所定のアルゴリズムによって探索する(微調芯)。なお、上述した非特許文献1では、粗調芯の際の走査方法として「ラスタ調心」や「スパイラル調心」が記載されており、また、微調芯の際に用いるアルゴリズムとして「山登り調心」といった方法が記載されている。
しかしながら、上述したコア位置特定方法をマルチコアファイバの調芯に使用すると、複数のコアのそれぞれを特定する毎に粗調芯と微調芯とを繰り返すこととなる。したがって、全てのコア位置を特定するには長時間を要してしまう。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、マルチコアファイバの端面における複数のコアの位置を、より短い時間で特定することができるコア位置特定方法および調芯装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明によるコア位置特定方法は、N個(Nは2以上の整数)のコアを有するマルチコアファイバの端面におけるN個のコアの位置を特定する方法であって、マルチコアファイバの一端面を観察しながら該一端面の中心軸まわりの姿勢角を所定角度に合わせて固定するとともに、マルチコアファイバの他端面においてN個のコアから出射される光の強度を一括して検出する光検出手段を他端面に光結合するファイバ固定ステップと、一端面に対して二次元的に光線を走査させながら光検出手段において光強度を検出することにより、N個のコアに含まれる一のコアの一端面における位置を第1の精度でもって特定する第1の調芯ステップと、予め取得されたN個のコア同士の相対位置情報に基づいて、一のコアがN個のコアのそれぞれであると仮定したときの一のコアを除く他の(N−1)個のコアの予測位置に光線を入射し、光検出手段における光強度が所定値を超えた場合に当該コアの予測位置の近傍に(N−1)個のコアの一つが存在するとして(N−1)個のコアの位置を推定するコア位置推定ステップと、コア位置推定ステップにより推定された(N−1)個のコアそれぞれの位置を含む(N−1)個の部分領域それぞれに対して光線を走査させながら光検出手段において光強度を検出することにより、(N−1)個のコアの各位置を第1の精度より高い第2の精度でもって特定する第2の調芯ステップとを含むことを特徴とする。
このコア位置特定方法では、ファイバ固定ステップにおいてマルチコアファイバの一端を固定したのち、第1の調芯ステップにより、まず一つのコアの位置を特定する。その後、コア位置推定ステップにおいて、予め取得されたN個のコア同士の相対位置情報に基づいて、位置が特定されたコアがN個のコアのそれぞれであると仮定したときの該コアを除く他の(N−1)個のコアの位置を予測する。例えば、マルチコアファイバの3つのコアC〜Cを有する場合、第1の調芯ステップにより特定されたコアは、この3つのコアC〜Cの何れかである。したがって、コアC〜Cの相対位置情報を予め取得していれば、位置が特定されたコアがコアCであると仮定すると他のコアC及びCの位置を予測できる。同様に、位置が特定されたコアがコアCであると仮定すると他のコアC及びCの位置を予測でき、位置が特定されたコアがコアCであると仮定すると他のコアC及びCの位置を予測できる。
こうして予測された全てのコア位置に光線を入射する。そして、光検出手段における光強度が所定値を超えた場合に、当該コアの予測位置の近傍に(N−1)個のコアの一つが存在する(すなわち、その予測位置にコアが実在する)と判断することにより、(N−1)個のコアの位置を推定することができる。こうして(N−1)個のコアの位置を低い精度で特定(推定)したのち、第2の調芯ステップにより(N−1)個のコアの位置を高い精度で特定する。
このようなコア位置特定方法によれば、一つのコアの位置を第1の調芯ステップにより特定した後は、粗調芯を行うことなく他のコアの位置を特定することができる。したがって、従来の調芯方法のように粗調芯と微調芯とをコアの数だけ繰り返す必要がないので、マルチコアファイバの端面における複数のコアの位置をより短い時間で特定することができる。なお、本発明において「近傍」とは、上記のコアの予測位置と実在するコアの中心のずれを許容するものであり、上記のようにコアの予測位置に光線を入射した時、実在するコアに光が入射して、光検出手段における光強度が所定値を超えたことを認識できる程度の範囲を含むものである。
また、コア位置特定方法は、第1の調芯ステップにおいて特定された一のコアの位置を含む一端面の部分領域に対して光線を走査させながら光検出手段において光強度を検出することにより、一のコアの位置を第1の精度より高い第3の精度でもって特定する微調芯ステップを、コア位置推定ステップの前に、さらに含むことが好ましい。このようにすれば、第1の調芯ステップの後に、予め取得されたN個のコア同士の相対位置情報に基づいて特定される当該一のコアを除く他の(N−1)個のコアの予測位置の予測精度が高まる。よって、当該コアの予測位置に光線を入射した場合に、その予測位置にコアが実在する場合の光検出手段における光強度が大きくなるから、(N−1)個のコアの位置を容易に推定することができる。
また、コア位置特定方法は、(N−1)個のコアに含まれる少なくとも一つのコアの予測位置が、(N−1)個のコアに含まれる他のコアの予測位置と重なることを特徴としてもよい。これにより、コアの予測位置の数を減ずることができるので、複数のコアの位置を更に短い時間で特定することができる。
また、コア位置特定方法は、Nが3以上の整数であり、N個のコアに含まれる少なくとも3つのコアが、一端面において想定される正M角形(Mは3以上N以下の整数)の各頂点に相当する位置に配置されていることを特徴としてもよい。本発明者の研究によれば、このような場合、(N−1)個のコアの予測位置が互いに重なり合い、コアの予測位置の数を効果的に減ずることができる。したがって、複数のコアの位置を更に短い時間で特定することができる。
また、本発明による調芯装置は、N個(Nは2以上の整数)のコアを有するマルチコアファイバの端面におけるN個のコアの位置を特定する調芯装置であって、マルチコアファイバの一端面に対して二次元的に光線を走査するビーム走査手段と、マルチコアファイバの他端面において光線の光強度を一括して検出する光検出手段と、マルチコアファイバの一端面を観察するための観察手段と、マルチコアファイバの一端面を、該一端面の中心軸まわりの姿勢角が可変となるように支持する支持手段と、一端面におけるN個のコア同士の相対位置情報を記憶する記憶手段と、ビーム走査手段を制御するとともに、N個のコアの位置を特定する演算手段とを備え、演算手段は、ビーム走査手段により一端面に対して二次元的に光線を走査させながら光検出手段からの検出信号を取得することによって、N個のコアに含まれる一のコアの一端面における位置を第1の精度でもって特定し、記憶手段に記憶された相対位置情報に基づいて、一のコアがN個のコアのそれぞれであると仮定したときの一のコアを除く他の(N−1)個のコアの予測位置に光線を入射させ、光検出手段における光強度が所定値を超えた場合に当該コアの予測位置の近傍に(N−1)個のコアの一つが存在するとして(N−1)個のコアの位置を推定し、推定された(N−1)個のコアそれぞれの位置を含む(N−1)個の部分領域それぞれに対して光線を走査させながら光検出手段からの検出信号を取得することにより、(N−1)個のコアの各位置を第1の精度より高い第2の精度でもって特定することを特徴とする。
この調芯装置では、観察手段及び支持手段を用いて、マルチコアファイバの一端面を観察しながら該一端面の中心軸まわりの姿勢角を所定角度に合わせて固定することができる。更に、光検出手段を用いて、マルチコアファイバの他端面においてN個のコアから出射される光の強度を一括して検出することができる。そして、この調芯装置の演算手段によれば、上述したコア位置特定方法と同様に、一つのコアの位置を特定した後、粗調芯を行うことなく他のコアの位置を特定することができる。したがって、粗調芯及び微調芯をコアの数だけ繰り返す必要がないので、マルチコアファイバの端面における複数のコアの位置をより短い時間で特定することができる。
また、調芯装置は、演算手段が、(N−1)個のコアの位置を推定する前に、第1の精度でもって特定された一のコアの位置を含む一端面の部分領域に対してビーム走査手段により光線を走査させながら光検出手段からの検出信号を取得することによって、一のコアの位置を第1の精度より高い第3の精度でもって特定することが好ましい。このようにすれば、上記一のコアを除く他の(N−1)個のコア位置を精度良く推定することができる。
また、調芯装置は、(N−1)個のコアに含まれる少なくとも一つのコアの予測位置が、(N−1)個のコアに含まれる他のコアの予測位置と重なることを特徴としてもよい。これにより、コアの予測位置の数を減ずることができるので、複数のコアの位置を更に短い時間で特定することができる。
また、調芯装置は、Nは3以上の整数であり、N個のコアに含まれる少なくとも3つのコアが、一端面において想定される正M角形(Mは3以上N以下の整数)の各頂点に相当する位置に配置されていることを特徴としてもよい。本発明者の研究によれば、このような場合、(N−1)個のコアの予測位置が互いに重なり合い、コアの予測位置の数を効果的に減ずることができる。したがって、複数のコアの位置を更に短い時間で特定することができる。
また、調芯装置は、観察手段が、マルチコアファイバの一端面を撮像する撮像手段を含むことが好ましい。また、この場合、撮像手段がマルチコアファイバの一端面の光軸から離れて配置され、観察手段が、一端面の像を撮像手段へ向けて反射する反射鏡を更に含むことがより好ましい。これにより、マルチコアファイバの一端面を容易に観察しながら該一端面の中心軸まわりの姿勢角を所定角度に合わせることができる。
本発明によるコア位置特定方法及び調芯装置によれば、マルチコアファイバの端面における複数のコアの位置を、より短い時間で特定することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る調芯装置の全体構成を概略的に示す図である。 図2は、調芯ステージ及びその周辺構造を詳細に示す側面図である。 図3(a)は、マルチコアファイバの一端面およびシングルコアファイバの一端面の付近の周辺構成を示す側面図である。図3(b)は、図3(a)に示す構成の上面図である。 図4は、光ファイバの端部の構成の一例を拡大して示す斜視図である。 図5は、一実施形態によるコア位置特定方法を示すフローチャートである。 図6は、マルチコアファイバの一端面の角度調整の様子を示す図であって、例示としてコア数が7である場合を示している。 図7は、粗調芯ステップにおける光線の走査方法の例を示す図である。 図8は、第1の微調芯ステップにおいて、パワーセンサにより検出される光強度が最大となる位置を探査する方法を説明するための図である。 図9は、コア位置の予測方法を説明するための図である。(a)は実際のコア配置を示しており、(b)は(a)のコア配置の場合における予測位置を示している。 図10は、コア位置の予測方法の他の例を説明するための図である。(a)は実際のコア配置を示しており、(b)は(a)のコア配置の場合における予測位置を示している。 図11は、コア位置の予測方法の他の例を説明するための図である。(a)は実際のコア配置を示しており、(b)は(a)のコア配置の場合における予測位置を示している。 図12は、コア位置の予測方法の他の例を説明するための図である。(a)は実際のコア配置を示しており、(b)は(a)のコア配置の場合における予測位置を示している。 図13は、コア位置の予測方法の他の例を説明するための図である。(a)は実際のコア配置を示しており、(b)は(a)のコア配置の場合における予測位置を示している。 図14は、コア位置の予測方法の他の例を説明するための図である。(a)は実際のコア配置を示しており、(b)は(a)のコア配置の場合における予測位置を示している。 図15は、コア位置の予測方法の他の例を説明するための図である。(a)は実際のコア配置を示しており、(b)は(a)のコア配置の場合における予測位置を示している。 図16は、正M角形の例として、正六角形の各頂点および中心にコアが配置されている場合における、予測位置を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明によるコア位置特定方法及び調芯装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(実施の形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る調芯装置1Aの全体構成を概略的に示す図である。本実施形態の調芯装置1Aは、N個(Nは2以上の整数)のコアと、該N個のコアを覆うクラッドとを有するマルチコアファイバ100の両端面におけるN個のコア全ての位置を特定することができる。なお、マルチコアファイバ100のN個のコアそれぞれは、シングルモードで光を導波するための径(例えば10μm)を有することが好ましい。また、図1には、理解の容易のため、XYZ直交座標系が示されている。
図1に示されるように、調芯装置1Aは、調芯ステージ20と、レーザダイオード光源(以下、LD光源とする)11と、観察カメラ13と、観察カメラ13の撮像を表示する表示部(モニタ)13aと、調芯ステージ20を駆動するステージコントローラ15と、パワーセンサ16,17とを備える。
また、調芯装置1Aは、演算制御部18及びメモリ19を備える。演算制御部18は、本実施形態における演算手段である。演算制御部18は、パワーセンサ16,17からの信号を入力し、ステージコントローラ15に制御信号を与えるとともに、マルチコアファイバ100の両端面におけるN個のコアの位置を特定する。メモリ19は、本実施形態における記憶手段であり、マルチコアファイバ100の両端面におけるN個のコアの相対位置情報(コア間隔や相対コア配列)を記憶する。
調芯ステージ20は、第一側方ステージ21と、中央ステージ22と、第二側方ステージ23とを有する。これらのステージ21〜23は、所定方向(Z軸方向)にこの順で並んで配置されている。第一側方ステージ21及び第二側方ステージ23は、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持されている。中央ステージ22上における第一側方ステージ21寄りの領域には、マルチコアファイバ100の一端部100aが固定される。中央ステージ22上における第二側方ステージ23寄りの領域には、マルチコアファイバ100の他端部100bが固定される。
第一側方ステージ21上における中央ステージ22寄りの領域には、シングルコアファイバ101の一端部101a及び反射鏡131が並んで固定されている。シングルコアファイバ101としては、シングルモードファイバが好適である。シングルコアファイバ101の一端は、マルチコアファイバ100の一端面側に配置されている。シングルコアファイバ101の一端部101aは、第一側方ステージ21によって、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持される。シングルコアファイバ101の他端部101bはLD光源11に接続され、これによりシングルコアファイバ101の他端とLD光源11とが光結合される。LD光源11及びシングルコアファイバ101は、本実施形態のビーム走査手段を構成し、マルチコアファイバ100の一端面に対して二次元的に光線を走査する。LD光源11は、光線としてのレーザ光を発生する調芯用の光源であり、例えば赤外光を発生する。
第二側方ステージ23上における中央ステージ22寄りの領域には、シングルコアファイバ102の一端部102aが固定されている。シングルコアファイバ102としては、シングルモードファイバが好適である。シングルコアファイバ102の他端部102bはパワーセンサ16に接続され、これによりシングルコアファイバ102の他端とパワーセンサ16とが光結合される。シングルコアファイバ102及びパワーセンサ16は、マルチコアファイバ100の他端面において光線の光強度及び出射位置を検出するために用いられる。すなわち、シングルコアファイバ102の一端部102aは、マルチコアファイバ100の他端面側に配置され、第二側方ステージ23によって、少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持されている。また、パワーセンサ16は、シングルコアファイバ102の他端面と光結合され、該他端面から出射される光の強度を検出する。
第二側方ステージ23上における中央ステージ22寄りの領域には、大口径光ファイバ103の一端部103aが、シングルコアファイバ102の一端部102aと並んで固定されている。大口径光ファイバ103の他端部103bはパワーセンサ17に接続され、これにより大口径光ファイバ103の他端とパワーセンサ17とが光結合される。大口径光ファイバ103及びパワーセンサ17は、マルチコアファイバ100の他端面と光結合されてN個のコアから出射される光の強度を一括して検出するための光検出手段である。
観察カメラ13は、本実施形態における撮像手段であり、マルチコアファイバ100の端面と、他の光ファイバ(シングルコアファイバ101及び102、大口径光ファイバ103)の各端面との相対位置を観察するために設けられる。観察カメラ13による撮像データは表示部13a及び演算制御部18へ送られ、手動もしくは自動的に第一側方ステージ21が制御されることにより、マルチコアファイバ100の一端面と、シングルコアファイバ101の一端面とが互いに対向する。或いは、手動もしくは自動的に第二側方ステージ23が制御されることにより、マルチコアファイバ100の他端面と、シングルコアファイバ102又は大口径光ファイバ103の一端面とが互いに対向する。
図2は、本実施形態の調芯ステージ20及びその周辺構造を詳細に示す側面図である。図2に示されるように、調芯ステージ20は、第一側方ステージ21を少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持する第一駆動部24と、第二側方ステージ23を少なくとも3軸以上の自由度でもって移動可能に支持する第二駆動部25とを有する。
第一駆動部24は、第一側方ステージ21をZ軸方向に平行移動させるZステージ24aと、第一側方ステージ21をX軸方向に平行移動させるXステージ24bと、第一側方ステージ21をZ軸周りに回転移動させるθzステージ24cと、第一側方ステージ21をY軸方向に平行移動させるYステージ24dと、第一側方ステージ21をX軸周りに回転移動させるθxステージ24eと、第一側方ステージ21をY軸周りに回転移動させるθyステージ24fとが、基台26上においてこの順に接続されて成る。θyステージ24fには、第一側方ステージ21が固定されている。
同様に、第二駆動部25は、第二側方ステージ23をZ軸方向に平行移動させるZステージ25aと、第二側方ステージ23をX軸方向に平行移動させるXステージ25bと、第二側方ステージ23をZ軸周りに回転移動させるθzステージ25cと、第二側方ステージ23をY軸方向に平行移動させるYステージ25dと、第二側方ステージ23をX軸周りに回転移動させるθxステージ25eと、第二側方ステージ23をY軸周りに回転移動させるθyステージ25fとが、基台26上においてこの順に接続されて成る。θyステージ25fには、第二側方ステージ23が固定されている。
なお、中央ステージ22の位置は、基台26上において固定されている。また、上述した第一駆動部24及び第二駆動部25の各ステージは、ステージコントローラ15(図1を参照)によって駆動される。
また、観察カメラ13は、中央ステージ22の上方に配置された観察カメラ13bと、中央ステージ22の側方に配置された観察カメラ13cとを含むことが好ましい。これにより、マルチコアファイバ100と、シングルコアファイバ101及び102、並びに大口径光ファイバ103との相対位置をより正確に観察し、精度良く制御することができる。
ここで、図3(a)は、マルチコアファイバ100の一端面およびシングルコアファイバ101の一端面の付近の周辺構成を示す側面図である。また、図3(b)は、図3(a)に示す構成の上面図を示しており、同図において観察カメラ13bは仮想線によって表されている。図3(a)及び図3(b)に示されるように、観察カメラ13bは、例えばCCDカメラ13e及び対物レンズ13fによって構成され、マルチコアファイバ100の一端面の光軸Lから離れて配置されている。CCDカメラ13eの撮像面は、第一側方ステージ21に向いている。
第一側方ステージ21上には、前述したシングルコアファイバ101の一端部101aのほか、反射鏡131が配置されている。反射鏡131は、マルチコアファイバ100の一端面の光軸に対して傾斜した光反射面を有しており、マルチコアファイバ100の一端面の像を観察カメラ13bへ向けて反射する。反射鏡131には、鏡面を有する部材のほか、例えば三角プリズム等を用いることもできる。観察カメラ13bは、マルチコアファイバ100の一端面の像を、表示部13aに表示する。なお、反射鏡131は、観察カメラ13b,13cと共に、マルチコアファイバ100の一端面を観察するための観察手段を構成する。反射鏡131は、第一側方ステージ21上においてシングルコアファイバ101の一端部101aとX軸方向に並んで配置されており、第一側方ステージ21がX軸方向に移動することによって、一端部101aに代わってマルチコアファイバ100の一端面と対向する。
図4は、マルチコアファイバ100の一端部100a及び他端部100b、シングルコアファイバ101,102の一端部101a,102a及び他端部101b,102b、並びに大口径光ファイバ103の一端部103a及び他端部103bの構成の一例として、光ファイバ105の端部105aを拡大して示す斜視図である。端部105aは、光ファイバ105にファイバ保持部材106が取り付けられて成る。ファイバ保持部材106は、例えば外径2.5mm程度のガラスキャピラリであり、光ファイバ105を実装した後にその端面が研磨される。ファイバ保持部材106がこのようなガラスキャピラリである場合、観察カメラ13によって観察するときに内部の光ファイバ105を視認可能なので、光ファイバ同士の相対位置を合わせ易い。また、ファイバ保持部材106は、ジルコニアフェルールであってもよく、或いはシングルコアファイバアレイに使用されるような角型の部材であってもよい。
続いて、上述した調芯装置1Aを用いたコア位置特定方法について説明する。図5は、本実施形態による方法を示すフローチャートである。
<ファイバ固定ステップ>
まず、マルチコアファイバ100の他端部100bと、大口径光ファイバ103の一端部103aとを近づけ、これらの端面を互いに対向させることにより光結合させる(図5のステップS11)。すなわち、観察カメラ13を他端部100bの上方(及び側方)に移動し、表示部13aにおいてこれらの光ファイバ100,103の相対位置を確認しながら、他端部100bと一端部103aとを互いに近づける。
続いて、マルチコアファイバ100の一端部100aと、シングルコアファイバ101の一端部101aとを近づけ、これらの端面を互いに対向させる(図5のステップS12)。すなわち、観察カメラ13を一端部100a,101aの上方(及び側方)に移動し、表示部13aにおいてこれらの光ファイバ100,101の一端面の相対位置を確認しながら、一端部100a,101aを互いに近づける。
なお、上述したステップS11及びS12において、図1に示した演算制御部18が画像処理等を行って一端部100a,101a(或いは他端部100b及び一端部103a)の相対位置を把握した上で、演算制御部18がステージコントローラ15に制御信号を送ることにより、一端部100a,101a(或いは他端部100b及び一端部103a)を互いに近づけてもよい。
続いて、第一側方ステージ21をX軸方向に所定距離だけ移動させることにより、第一側方ステージ21上の反射鏡131をマルチコアファイバ100の一端部100aの光軸上に配置し、反射鏡131の光反射面とマルチコアファイバ100の一端面とを互いに対向させる。そして、反射鏡131を介して観察カメラ13bに入射するマルチコアファイバ100の一端面の像を観察しながら、マルチコアファイバ100の一端面の中心軸まわりの姿勢角を所定角度に近づける(図5のステップS13)。
ここで、図6は、マルチコアファイバ100の一端面の角度調整の様子を示す図であって、例示としてコア数が7(すなわちN=7)の場合を示している。通常、図6(a)に示されるように、マルチコアファイバ100の一端部100aを中央ステージ22上に設置した段階では、マルチコアファイバ100の一端面の中心軸まわりの姿勢角(図では、マルチコアファイバ100の姿勢角の基準線AとX軸との成す角度θとして表示している)は不定である。そこで、本実施形態では、反射鏡131及び観察カメラ13bを用いてマルチコアファイバ100の一端面の像を観察しながら、該姿勢角θを所定角度(図では0°)に近づける。これにより、マルチコアファイバ100の一端面におけるN個のコア100cが、XY座標面において所定の座標位置に配置されることとなる。こうして姿勢角θを所定角度に合わせたのち、マルチコアファイバ100の一端部100aを中央ステージ22に固定する。
なお、上述したステップS13を好適に行う為に、本実施形態の調芯装置1Aは、マルチコアファイバ100の一端面を、該一端面の中心軸まわりの姿勢角θが可変となるように支持する回転ファイバホルダといった支持手段を更に備える。このような回転ファイバホルダとしては、例えば駿河精機製F264Nが好適に用いられる。
<第1の調芯ステップ>
続いて、マルチコアファイバ100の一端面に対してシングルコアファイバ101の一端面を近接させた状態で、演算制御部18が、シングルコアファイバ101から出射される光線をマルチコアファイバ100の一端面に対して二次元的に走査させる。このとき、走査される領域の大きさは、例えば数百マイクロメートル四方である。また、マルチコアファイバ100の一端面とシングルコアファイバ101の一端面との光結合効率を高める為に、これらの端面の間に屈折率マッチングオイルを塗布しておくことが好ましい。この走査中、マルチコアファイバ100の他端面における光線の光強度を、大口径光ファイバ103を介してパワーセンサ17により検出する。このとき、シングルコアファイバ101から出射される光線がマルチコアファイバ100の各コアの付近を通過すると、パワーセンサ17から出力される検出信号が大きくなる。したがって、例えばパワーセンサ17からの検出信号が所定の閾値を超えた場合に、そのときのシングルコアファイバ101の位置を、或る一つのコアの位置であると判定することができる。こうして、マルチコアファイバ100の一端面において、N個のコアに含まれる一つのコア(以下、特定コアという)の大凡の位置を、やや粗い第1の精度(一例では5μm程度)でもって特定する(図5のステップS14)。一つの特定コアの位置を特定した段階で、本ステップを終了する。
ここで、図7は、上述した第1の調芯ステップS14における光線の走査方法の例を示す図である。図7(a)に示されるように、一例では、マルチコアファイバ100の一端面に沿った方向への移動とその逆方向への移動とを繰り返しながら、該方向と交差する方向へ徐々にシングルコアファイバ101を移動させる方法(いわゆるラスタ調芯)が好適である。また、図7(b)に示されるように、他の一例では、マルチコアファイバ100の一端面の中心付近から走査を開始し、シングルコアファイバ101を渦巻き状に移動させる方法(いわゆるスパイラル調芯)も好適である。なお、ラスタ調芯における往復の移動線の間隔、若しくはスパイラル調芯における渦状の移動線の間隔は、例えば5μmである。
<微調芯ステップ>
続いて、特定コアの位置を含む部分的な領域に対してシングルコアファイバ101の一端面を近接させた状態で、演算制御部18が、シングルコアファイバ101から出射される光線を走査させる。そして、この走査中、マルチコアファイバ100の他端面における光線の光強度を、大口径光ファイバ103を介してパワーセンサ17により検出する。また、演算制御部18は、パワーセンサ17により検出される信号がより大きくなる方向へ、所定のアルゴリズムを用いてシングルコアファイバ101を移動することにより、光強度が最大となる位置を探索する。こうして、マルチコアファイバ100の一端面において、特定コアの詳細な位置を、第1の精度より高い第3の精度でもって特定する(図5のステップS15)。第3の精度は、例えばサブミクロンオーダー(一例では0.1μm)である。
ここで、図8は、上述した微調芯ステップS15において、パワーセンサ17により検出される光強度が最大となる位置を探査する方法(山登り法)を説明するための図である。図8(a)に示されるように、まず、或る直線的な方向A1に沿ってシングルコアファイバ101を移動させる。そして、或る長さだけ移動させた後、移動した範囲内で最も光強度が大きい位置を特定し、その位置へシングルコアファイバ101を再び移動させる。次に、その位置を起点として、方向A1と直交する方向A2に沿ってシングルコアファイバ101を移動させ、或る長さだけ移動させた後に移動した範囲内で最も光強度が大きい位置を特定する。このような動作を繰り返し行うことにより(図8(b))、光強度が最大となる位置を探索することができる。
<コア位置推定ステップ>
続いて、演算制御部18は、特定コアを除く(N−1)個のコアの位置を推定する。このステップでは、まず、演算制御部18が、メモリ19に記憶されているN個のコア同士の相対位置情報に基づいて、特定コアがN個のコアのそれぞれであると仮定したときの他の(N−1)個のコアの位置を予測する(図5のステップS16)。
図9は、そのようなコア位置の予測方法を説明するための図である。図9(a)には、マルチコアファイバ100の一端面におけるコア配置の例として、7個のコアC〜Cが示されている。これら7個のコアC〜Cに含まれる6つのコアC〜Cは、マルチコアファイバ100の一端面において想定される正六角形H1の各頂点に相当する位置に配置されている。また、一つのコアCは、この正六角形H1の中心に配置されている。また、図9(b)は、マルチコアファイバ100がこのようなコア配置を有する場合において、前述した第1の調芯ステップS14及び微調芯ステップS15により位置が特定されたコア(特定コア)Cから予測される他の6個のコアに関する位置(以下、予測位置という)CP1〜CP18を示す図である。
前述した第1の調芯ステップS14及び微調芯ステップS15では、図9(a)に示される7個のコアC〜Cのうち、一つの特定コアCの位置が特定される。この特定コアCを例えば図9(a)のコアCであると仮定すると、他の6個のコアの予測位置は、図9(b)に示された予測位置CP1〜CP6となる。また、特定コアCを例えば図9(a)のコアCであると仮定すると、他の6個のコアの予測位置は、図9(b)に示された予測位置CP1、CP2、CP6〜CP9となる。また、特定コアCを例えば図9(a)のコアCであると仮定すると、他の6個のコアの予測位置は、図9(b)に示された予測位置CP1〜CP3、CP9〜CP11となる。このように、特定コアCが7個のコアC〜Cのそれぞれであると仮定すると、他の6個のコアの予測位置として図9(b)に示された予測位置CP1〜CP18を求めることができる。
予測位置CP1〜CP18の位置座標の決定は、例えば以下のようにして行うことができる。まず、特定コアCを座標原点とし、予測位置CP1を表すベクトルをa、予測位置CP2を表すベクトルをb、予測位置CP3を表すベクトルをcとする。コア間隔を30μmとして、第一側方ステージ21のXY座標系でこれらのベクトルa〜cを表すと、
a=(30×cos60°, 30×sin60°)
b=(30×cos0°, 30×sin0°)
c=(30×cos300°, 30×sin300°)
となる。そして、予測位置CP1〜CP18をこれらのベクトルで表したのち、XY座標変換を行うとよい。なお、予測位置CP1〜CP18のベクトル表記およびXY座標は、次の表1の通りである。
Figure 0005786528
コア位置推定ステップでは、続いて、演算制御部18が、上記のようにして求められた予測位置CP1〜CP18にシングルコアファイバ101の一端部101aを順に移動させ、予測位置CP1〜CP18のそれぞれに光線を入射させる。そして、マルチコアファイバ100の他端面における光線の光強度を、大口径光ファイバ103を介してパワーセンサ17により検出する。このとき、例えばパワーセンサ17からの検出信号が所定の閾値(例えばLD光源11から出射される光の強度に対して−15dB)を超えた場合に、そのときのシングルコアファイバ101の位置を、コアC〜Cの何れかの位置である(すなわち、その予測位置の近傍にコアが存在する)と判定する。こうして、特定コアを除く他の6個のコアの大凡の位置をやや粗い精度でもって特定し、これらのコアの位置を推定することができる(図5のステップS17)。なお、本ステップにおける精度は、例えば第1の調芯ステップS14と同程度である。
一方、本実施形態において「近傍」とは、上記のコアの予測位置と実在するコアの中心のずれを許容するものであり、上記のようにコアの予測位置に光線を入射した時、実在するコアに光が入射して、光検出手段における光強度が所定値を超えたことを認識できる程度の範囲を含むものである。即ち、本実施形態においてはシングルコアファイバ101の一端部101aの中心がコアC〜Cの何れかの中心位置から例えば10μm程度ずれていたとしても、パワーセンサ17は上記の所定の閾値の検出信号を検出できる。なお、この誤差範囲はパワーセンサ17の検出感度及び閾値の設定値により変動し得るものである。
なお、パワーセンサ17が十分な検出感度を有する場合には、上記の微調芯ステップを省略しても良い。この場合には、一つのコアCにおける調芯精度が低下することから、上記の予測位置CP1〜CP6の位置精度も低下することとなるから、シングルコアファイバ101とマルチコアファイバ100との結合部において損失が生じることとなる。従って、上記の所定の閾値を低く設定しておくことにより、微調芯ステップを省略して、より迅速にコア位置を推定することができる。しかしながら、コアが存在する位置と、存在しない位置とをより明瞭に区別し、コア位置を正確に推定するためには、上記微調芯ステップを実施することがより好ましい。
<第2の調芯ステップ>
続いて、演算制御部18は、コア位置推定ステップにより推定された6個のコアそれぞれの位置を含む6個の部分的な領域それぞれに対して順にシングルコアファイバ101の一端面を近接させ、シングルコアファイバ101から出射される光線を走査させる。そして、この走査中、マルチコアファイバ100の他端面における光線の光強度を、大口径光ファイバ103を介してパワーセンサ17により検出する。このステップでは、前述した微調芯ステップS15と同様の方法により、6個のコアの詳細な位置を、第1の精度より高い第2の精度(典型的には、第3の精度と等しい)でもって特定する(図5のステップS18)。
<他端面調芯ステップ>
続いて、演算制御部18は、第二側方ステージ23をX軸方向に移動させることにより、マルチコアファイバ100の他端部100bと、シングルコアファイバ102の一端部102aとを近づけ、これらの端面を互いに対向させる。すなわち、観察カメラ13を他端部100bの上方(及び側方)に移動し、表示部13aにおいてこれらの光ファイバ100,102の相対位置を確認しながら、他端部100bと一端部102aとを互いに近づける。
そして、マルチコアファイバ100の一端部100aにおいて、シングルコアファイバ101の一端部101aを7個のコアC〜Cのうち一つのコアに光結合させた後、マルチコアファイバ100の他端部100bにおいて、シングルコアファイバ102の一端部102aを走査させて粗調芯および微調芯を行う(図5のステップS19)。これにより、マルチコアファイバ100の他端面においてシングルコアファイバ102の一端部102aと当該コアとを光結合させることができる。なお、本ステップの後、必要に応じてマルチコアファイバ100とシングルコアファイバ101,102とを互いに接着剤によって固定してもよい。
以上に説明した本実施形態の調芯装置1A及びコア位置特定方法によれば、一つのコアの位置を第1の調芯ステップS14及び微調芯ステップS15により特定した後は、粗調芯ステップを行うことなく他のコアの位置を特定することができる。したがって、従来の調芯方法のように粗調芯ステップと微調芯ステップとをコアの数だけ繰り返す必要がないので、マルチコアファイバの端面における複数のコアの位置をより短い時間で特定することができる。
(変形例)
上記実施形態では、図9(a)に示されたように正六角形H1の各頂点および中心に7個のコアC〜Cが配置された例について説明したが、本発明に係る調芯装置1A及びコア位置特定方法は、このようなコア配置に限らず様々なコア配置に対して適用可能である。図10〜図15は、種々のコア配置の例について説明するための図である。なお、図10〜図15において、(a)は実際のコア配置を示しており、(b)は(a)のコア配置の場合における予測位置を示している。
図10(a)は、正三角形Tの各頂点および中心に4個のコアC〜Cが配置された例を示している。また、図10(b)は、このようなコア配置の場合において、第1の調芯ステップS14及び微調芯ステップS15により位置が特定された特定コアCから予測される他の3個のコアに関する予測位置CP1〜CP12を示している。
例えば、特定コアCを図10(a)のコアCであると仮定すると、他の3個のコアの予測位置は、図10(b)に示された予測位置CP1、CP2、CP3となる。また、特定コアCを例えば図10(a)のコアCであると仮定すると、他の3個のコアの予測位置は、図10(b)に示された予測位置CP4、CP5、CP6となる。また、特定コアCを例えば図10(a)のコアCであると仮定すると、他の3個のコアの予測位置は、図10(b)に示された予測位置CP7、CP8、CP9となる。このように、特定コアCが4個のコアC〜Cのそれぞれであると仮定すると、他の3個のコアの予測位置として図10(b)に示された予測位置CP1〜CP12を求めることができる。
図11(a)は、正四角形Sの各頂点および中心に5個のコアC〜Cが配置された例を示している。また、図11(b)は、このようなコア配置の場合において、第1の調芯ステップS14及び微調芯ステップS15により位置が特定された特定コアCから予測される他の4個のコアに関する予測位置CP1〜CP12を示している。
例えば、特定コアCを図11(a)のコアCであると仮定すると、他の3個のコアの予測位置は、図11(b)に示された予測位置CP1〜CP4となる。また、特定コアCを例えば図11(a)のコアCであると仮定すると、他の4個のコアの予測位置は、図11(b)に示された予測位置CP1、CP5〜CP7となる。また、特定コアCを例えば図11(a)のコアCであると仮定すると、他の4個のコアの予測位置は、図11(b)に示された予測位置CP2、CP5、CP8、CP9となる。このように、特定コアCが5個のコアC〜Cのそれぞれであると仮定すると、他の4個のコアの予測位置として図11(b)に示された予測位置CP1〜CP12を求めることができる。
図12(a)は、正五角形Pの各頂点および中心に6個のコアC〜Cが配置された例を示している。また、図12(b)は、このようなコア配置の場合において、第1の調芯ステップS14及び微調芯ステップS15により位置が特定された特定コアCから予測される他の5個のコアに関する30個の予測位置Cを示している。
図13(a)は、正八角形OCの各頂点および中心に9個のコアC〜Cが配置された例を示している。また、図13(b)は、このようなコア配置の場合において、第1の調芯ステップS14及び微調芯ステップS15により位置が特定された特定コアCから予測される他の8個のコアに関する40個の予測位置Cを示している。
図14(a)は、正六角形H2の各頂点および中心に配置された7個のコアC〜C、及びこの正六角形H2に関して中心位置及び該中心位置から各頂点への方向が共通している正六角形H3の各頂点および隣り合う頂点間に配置された12個のコアC〜C19を示している。また、図14(b)は、このようなコア配置の場合において、第1の調芯ステップS14及び微調芯ステップS15により位置が特定された特定コアCから予測される他の18個のコアに関する60個の予測位置Cを示している。
図15(a)は、4個のコアC〜Cが直線L1上に配列された例を示している。また、図15(b)は、このようなコア配置の場合において、第1の調芯ステップS14及び微調芯ステップS15により位置が特定された特定コアCから予測される他の3個のコアに関する予測位置CP1〜CP6を示している。
例えば、特定コアCを図15(a)のコアCであると仮定すると、他の3個のコアの予測位置は、図15(b)に示された予測位置CP1〜CP3となる。また、特定コアCを例えば図15(a)のコアCであると仮定すると、他の3個のコアの予測位置は、図15(b)に示された予測位置CP2〜CP4となる。また、特定コアCを例えば図15(a)のコアCであると仮定すると、他の3個のコアの予測位置は、図15(b)に示された予測位置CP3〜CP5となる。このように、特定コアCが4個のコアC〜Cのそれぞれであると仮定すると、他の3個のコアの予測位置として図15(b)に示された予測位置CP1〜CP6を求めることができる。
上述したコア位置特定方法では、特定コアを除く(N−1)個のコアに含まれる少なくとも一つのコアの予測位置が、(N−1)個のコアに含まれる他のコアの予測位置と重なることが好ましい。例えば、図9に示された例では、特定コアCがコアCであると仮定した場合のコアCに対応する予測位置CP2と、特定コアCがコアCであると仮定した場合のコアCに対応する予測位置CP2とが互いに重なっている(一致している)。このように、2以上のコアの予測位置が互いに重なる(一致する)ことにより、コアの予測位置の数を減ずることができる。したがって、コア位置の推定に必要な時間を短縮することができるので、複数のコアの位置を更に短い時間で特定することができる。
また、上述したコア位置特定方法では、正多角形(正三角形、正四角形、正五角形、正六角形、及び正八角形)の各頂点にコアが配置されている例について図9〜図14に示した。このように、N個(Nが3以上の整数)のコアに含まれる少なくとも3つのコアが、一端面において想定される正M角形(Mは3以上N以下の整数)の各頂点に相当する位置に配置されていることが好ましい。本発明者の研究によれば、このような場合、特定コアを除く(N−1)個のコアの予測位置のうち多くの予測位置が互いに重なり合い、コアの予測位置の数を効果的に減ずることができる。したがって、複数のコアの位置を更に短い時間で特定することが可能となる。
このような予測位置同士の重なりについて、更に検討する。正M角形の各頂点および中心にコアが配置されている場合、コアの数は(M+1)個である。仮に、(M+1)個のコアが不規則に並んでいる場合を考えると、一つのコアについてM個の予測位置が存在するので、総計で{M×(M+1)}個の予測位置が存在することとなる。これに対し、例えば図11(b)に示されたように、正四角形の各頂点および中心にコアが配置されている場合、本来は4×(4+1)=20個の予測位置がある筈であるが、予測位置同士が重なり合うため、実際の予測位置の数は12個となる。また、例えば図9(b)に示されたように、正六角形の各頂点および中心にコアが配置されている場合、本来は6×(6+1)=42個の予測位置がある筈であるが、実際の予測位置の数は18個となる。
図16は、正M角形の例として、正六角形の各頂点および中心にコアが配置されている場合における、予測位置CP1〜CP18を示す図(図9(b)を参照)である。このように、正M角形の各頂点および中心にコアが配置されている場合、異なるコアを特定コアとしたときの予測位置同士の重なりが発生する。例えば、図16では、予測される正六角形H4の一つの頂点と、別の正六角形H5の一つの頂点とが、印B1において互いに重なっている。また、中心コアに対して点対称位置に配置されている外周コアが存在する場合、中心コアと外周コアとが互いに重なり合う(図中の印B2)。更に、特定コアと任意の予測位置とを結ぶ直線の垂線であって、特定コアを通る直線に対して線対称となる位置に他の予測位置が存在する場合、特定コアを中心とする正六角形の一頂点における予測位置と、他の正六角形(例えばH4)の一頂点における予測位置とが互いに重なり合う。これらのうち何れかの予測位置の重なりの態様が存在すれば、予測位置の数を少なくすることができる。特に、図16に例示したように正六角形の各頂点および中心にコアが配置されている場合には、これらの重なりの態様が全て存在しており、したがって予測位置の重なりが極めて多くなるので、最も好ましい形態といえる。
本発明によるコア位置特定方法及び調芯装置は、上述した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上述した実施形態では微調芯ステップ及び第2の調芯ステップを行うための方法として「山登り法」を例示したが、これらのステップを行うための方法はこれに限らず、第1の調芯ステップにおける精度より高い精度を実現できる方法であれば様々な方法を用いることができる。
また、本発明におけるマルチコアファイバは、上記の実施形態に限られるものではなく、例えばコア領域を包囲するように多数の空孔を配置したマルチコアホーリーファイバなどであっても良い。即ち、本発明におけるマルチコアファイバのクラッドとは、コア領域を包囲してコア領域に伝送光を閉じ込める作用を有するものであれば、その形態は問わない。
1A…調芯装置、11…光源、13…観察カメラ、13a…表示部、15…ステージコントローラ、16,17…パワーセンサ、18…演算制御部、19…メモリ、20…調芯ステージ、21…第一側方ステージ、22…中央ステージ、23…第二側方ステージ、24…第一駆動部、25…第二駆動部、26…基台、100…マルチコアファイバ、101,102…シングルコアファイバ、103…大口径光ファイバ、105…光ファイバ、106…ファイバ保持部材、131…反射鏡、C〜C19…コア、C,CP1〜CP18…予測位置、C…特定コア。

Claims (10)

  1. N個(Nは2以上の整数)のコアを有するマルチコアファイバの端面における前記N個のコアの位置を特定する方法であって、
    前記マルチコアファイバの一端面を観察しながら該一端面の中心軸まわりの姿勢角を所定角度に合わせて固定するとともに、前記マルチコアファイバの他端面において前記N個のコアから出射される光の強度を一括して検出する光検出手段を前記他端面に光結合するファイバ固定ステップと、
    前記一端面に対して二次元的に光線を走査させながら前記光検出手段において光強度を検出することにより、前記N個のコアに含まれる一のコアの前記一端面における位置を第1の精度でもって特定する第1の調芯ステップと、
    予め取得された前記N個のコア同士の相対位置情報に基づいて、前記一のコアが前記N個のコアのそれぞれであると仮定したときの前記一のコアを除く他の(N−1)個のコアの予測位置に光線を入射し、前記光検出手段における光強度が所定値を超えた場合に当該コアの予測位置の近傍に前記(N−1)個のコアの一つが存在するとして前記(N−1)個のコアの位置を推定するコア位置推定ステップと、
    前記コア位置推定ステップにより推定された前記(N−1)個のコアそれぞれの位置を含む(N−1)個の部分領域それぞれに対して光線を走査させながら前記光検出手段において光強度を検出することにより、前記(N−1)個のコアの各位置を前記第1の精度より高い第2の精度でもって特定する第2の調芯ステップと
    を含むことを特徴とする、コア位置特定方法。
  2. 前記第1の調芯ステップにおいて特定された前記一のコアの位置を含む前記一端面の部分領域に対して光線を走査させながら前記光検出手段において光強度を検出することにより、前記一のコアの位置を前記第1の精度より高い第3の精度でもって特定する微調芯ステップを、前記コア位置推定ステップの前に、さらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のコア位置特定方法。
  3. 前記(N−1)個のコアに含まれる少なくとも一つのコアの予測位置が、前記(N−1)個のコアに含まれる他のコアの予測位置と重なることを特徴とする、請求項1または2に記載のコア位置特定方法。
  4. Nは3以上の整数であり、前記N個のコアに含まれる少なくとも3つのコアが、前記一端面において想定される正M角形(Mは3以上N以下の整数)の各頂点に相当する位置に配置されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコア位置特定方法。
  5. N個(Nは2以上の整数)のコアを有するマルチコアファイバの端面における前記N個のコアの位置を特定する調芯装置であって、
    前記マルチコアファイバの一端面に対して二次元的に光線を走査するビーム走査手段と、
    前記マルチコアファイバの他端面において前記光線の光強度を一括して検出する光検出手段と、
    前記マルチコアファイバの前記一端面を観察するための観察手段と、
    前記マルチコアファイバの前記一端面を、該一端面の中心軸まわりの姿勢角が可変となるように支持する支持手段と、
    前記一端面における前記N個のコア同士の相対位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記ビーム走査手段を制御するとともに、前記N個のコアの位置を特定する演算手段と
    を備え、
    前記演算手段は、
    前記ビーム走査手段により前記一端面に対して二次元的に光線を走査させながら前記光検出手段からの検出信号を取得することによって、前記N個のコアに含まれる一のコアの前記一端面における位置を第1の精度でもって特定し、
    前記記憶手段に記憶された前記相対位置情報に基づいて、前記一のコアが前記N個のコアのそれぞれであると仮定したときの前記一のコアを除く他の(N−1)個のコアの予測位置に光線を入射させ、前記光検出手段における光強度が所定値を超えた場合に当該コアの予測位置の近傍に前記(N−1)個のコアの一つが存在するとして前記(N−1)個のコアの位置を推定し、
    推定された前記(N−1)個のコアそれぞれの位置を含む(N−1)個の部分領域それぞれに対して光線を走査させながら前記光検出手段からの検出信号を取得することにより、前記(N−1)個のコアの各位置を前記第1の精度より高い第2の精度でもって特定する
    ことを特徴とする、調芯装置。
  6. 前記演算手段は、前記(N−1)個のコアの位置を推定する前に、前記第1の精度でもって特定された前記一のコアの位置を含む前記一端面の部分領域に対して前記ビーム走査手段により光線を走査させながら前記光検出手段からの検出信号を取得することによって、前記一のコアの位置を前記第1の精度より高い第3の精度でもって特定することを特徴とする、請求項5に記載の調芯装置。
  7. 前記(N−1)個のコアに含まれる少なくとも一つのコアの予測位置が、前記(N−1)個のコアに含まれる他のコアの予測位置と重なることを特徴とする、請求項5または6に記載の調芯装置。
  8. Nは3以上の整数であり、前記N個のコアに含まれる少なくとも3つのコアが、前記一端面において想定される正M角形(Mは3以上N以下の整数)の各頂点に相当する位置に配置されていることを特徴とする、請求項5〜7のいずれか一項に記載の調芯装置。
  9. 前記観察手段が、前記マルチコアファイバの前記一端面を撮像する撮像手段を含むことを特徴とする、請求項5〜8のいずれか一項に記載の調芯装置。
  10. 前記撮像手段が、前記マルチコアファイバの前記一端面の光軸から離れて配置されており、
    前記観察手段が、前記一端面の像を前記撮像手段へ向けて反射する反射鏡を更に含むことを特徴とする、請求項9に記載の調芯装置。
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