JP4012686B2 - 光学部品 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、複数の光ファイバを配列してなる光学部品に関するものである。
背景技術
光イメージを伝送させる光学部品として、複数の光ファイバを配列して形成した光学部品が広く知られている。上記光学部品は、各光ファイバのコアとクラッドが露出した入射面と出射面とを有し、入射面に入射した光イメージを出射面に伝送することを可能としている。
また、上記光学部品は、伝送効率が高い、レンズと比較して光学系の小型化が可能である、など種々の利点を有するため、指紋検出装置をはじめとして様々な分野に利用されている。
発明の開示
上記光学部品の製造は、通常、断面が円形または正方形の複数の光ファイバを配列して束ね、一体成形することにより行う。従って、一体成形の際の抑圧により、上記光学部品を構成する光ファイバのコアの断面は、正方形、六角形などのように互いに平行となる対辺を有する多角形となり、以下に示すような問題が生ずる。
すなわち、特定の入射角をもって入射面に入射した光は、互いに平行となる対面で反射を繰り返し、特定の出射角をもって出射面から出射する。その結果、出射面から出射される出力イメージに、特定の出射角にのみ強度を有するパターンが形成され、このパターンがノイズとなって光学部品の解像度を低下させる。
そこで本発明は、かかる問題点を解決し、パターンノイズの発生を防止して解像度の高い光学部品を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の光学部品は、複数の光ファイバを配列してなる光学部品であって、各光ファイバのコアの断面形状が略扇形であることを特徴としている。各光ファイバのコアの断面形状を略扇形とすることで、コア内を進行する光が、コア内の平行な対面によってのみ反射・進行する状況を回避できるため、特定の出射角にのみ強度を有するパターンが形成されることが無くなる。その結果、パターンノイズが防止され、解像度の高い出力イメージを得ることが可能となる。
発明を実施するための最良の形態
本発明の第1の実施形態にかかる光学部品を図面を用いて説明する。まず、本実施形態にかかる光学部品の構成について説明する。図1Aは、本実施形態にかかる光学部品の斜視図であり、図1Bは、図1AのI−I線(x軸に平行な直線)に沿った拡大断面図である。
光学部品10は、コアの断面形状が半円形(中心角が180°の扇形)である複数の光ファイバを互いに平行に配列して形成されている。各光ファイバは、光軸が図1Aのy軸と平行になるように配列されており、光学部品10は、光軸に対して斜めにカットされた入射面10aと、光軸に対して垂直にカットされた出射面10bとを有し、入射面10aに入射した入力パターンを縮小して出射面10bから出力させることができるようになっている。
光学部品10の断面は、図1Bに示すようになっている。すなわち、断面が半円形であるコア14を有する光ファイバを、断面が略円形になるように2つ組み合わせた光ファイバ対が、規則的に配列されている。ここで、上記光ファイバ対は規則的に配列されているが、上記光ファイバ対を構成する、半円形の断面形状を有する2つのコア14の向きは、図1Bに示すように、各光ファイバ対毎にランダムとなっている。ここでランダムとは、互いに隣接して配置される光ファイバ対のうち少なくとも一つは、当該光ファイバ対を構成する2つのコア14の対向する方向が異なっていることを意味する。また、各光ファイバのクラッド16は、加熱・加圧処理により一体化され、当該光ファイバ対を構成する2つの光ファイバのコア14間の間隙、及び、隣接する光ファイバ対間の間隙を埋めるように設けられている。
ここで、コア14は例えば屈折率が1.82のバリウム−ランタン系ガラスからなっており、クラッド16は例えば屈折率が1.495のホウケイ酸ガラスからなっている。また、コア14の直径は6μm程度となっており、クラッド16のうち2つのコア14の間隙に設けられた部分は、光学部品10において通常使用される波長(550nm)の1/3以上である0.5μm程度の厚みを有している。さらに、隣接する光ファイバ対は、クラッド16を介して、コア14の間隙に設けられた部分と同様に、0.5μm程度以上隔てられている。
また、クラッド16の部分には、各光ファイバの軸方向にのびる光吸収体17(光吸収材)が挿入されている。クラッド16の部分に光吸収体17を挿入することにより、クラッド16内に漏れた迷光、若しくは、側面(入射面と出射面以外の面)から光学部品10内に侵入した光を効果的に除去することが可能となり、出力パターンの解像度を高めることができる。
続いて、本実施形態に係る光学部品の製造方法について説明する。図2A〜Fは、光学部品10を構成する光ファイバ対の製造工程図、図2G〜Jは、各工程で製造される母材等の断面図である。
光学部品10を構成する光ファイバを製造するには、まず、通常の光ファイバの製造と同様に、円柱形状を有するコア母材18を製造する(図2A、図2G)。コア母材18は、例えば屈折率が1.82のバリウム−ランタン系ガラスから形成され、その側面はセリア研磨などの方法によって研磨される。
続いて、上記工程で製造されたコア母材18を、ダイヤモンドカッター等で縦(円柱形状の底面に垂直方向)に切断し、半円柱形状を有する2つのコア母材20及び22に分割する(図2B、図2H)。この際、切断面はセリア研磨などの方法によって研磨される。
続いて、図2Cに示すような板状のクラッド母材24を、2つのコア母材22及び24の間に挟む(図2D、図2I)。ここで、クラッド母材24は、例えば屈折率が1.495のホウケイ酸ガラスから形成される。
続いて、上記工程で製造された、板状のクラッド母材24を2つのコア母材22及び24の間に挟んだものを、図2Eに示すようなパイプ形状を有するクラッド母材26に装填し、光ファイバ対製造用の母材28を製造する(図2F、図2J)。ここで、クラッド母材26も、上記クラッド母材24と同様に、例えば屈折率が1.495のホウケイ酸ガラスから形成され、クラッド母材26の一方の底部26aは、バーナーによる溶融などの方法によって封止される。
その後、上記母材28を線引きして光ファイバ対を製造する。この方法によって製造された光ファイバ対の断面を拡大したものを図3に示す。当該光ファイバ対30は、断面が半円形である2つのコア14が対向して配置され、2つのコア14の間隙及び2つのコア14の周囲(上記間隙以外の部分)にクラッド16が設けられた形状となっている。ここで、クラッド16のうちコア14の周囲に設けられた部分は、光学部品10の製造の際、隣接する光ファイバ対30との間隙を埋めることができる程度に十分な厚みを有している。また、クラッド16のうち2つのコア14の間隙に設けられた部分は、当該2つのコア14を仕切るクラッドとして作用するために十分な厚みを有しており、光学部品10を用いて伝送させる光の波長の1/3以上の厚みを有していることが望ましい。光ファイバ対30の具体的形状は、コア14の直径が6μm程度、クラッド16のうちコア14の周囲に設けられた部分の厚みが0.25μm程度となっており、また、使用波長が550nmであることを考慮して、クラッド16のうち2つのコア14の間隙に設けられた部分の厚みが0.5μm程度となっている。
ここで注意すべきこととして、屈折率差による光路方向変更を目的として2つのコア14を仕切る仕切りが設けられることがあるが、かかる仕切りは、厚さが非常に薄いのでクラッドとしての作用を奏さず、2つのコアが、断面が円形の1つのコアとして作用するため、以下に説明する本実施形態のような作用、効果は得られない。
上記工程によって製造された複数本の光ファイバ対30を、棒状の光吸収体17を適宜挿入しつつ、互いに平行に配置し、加熱・加圧処理により一体成形することで、光学部品10が製造される。
続いて、本実施形態にかかる光学部品の作用について説明する。ここで、まず、従来技術にかかる光学部品の問題点について明らかにしておく。従来技術にかかる光学部品の製造は、通常、断面が円形または正方形の複数の光ファイバを互いに平行に配置して束ね、一体成形することにより行う。また、光学部品の解像度を向上させるために、上記束ねられた光ファイバ群をさらに線引きしたもの(マルチファイバ)を平行に配置して束ねて一体成形したり、上記の線引き工程と束ねる工程を複数回繰り返したもの(マルチマルチファイバ)を一体成形することにより光学部品を製造することもある。
上記製造方法により光学部品を製造する際の、各光ファイバのコアの断面形状の変化を図10A〜C、図11A〜C及び図12A〜Cに示す。図10A〜Cは、コア2の断面が円形の光ファイバ4を四方配置して光学部品6を形成した場合の、コア2の断面形状の変化を示している。コア2の断面が円形の光ファイバ4を四方配置して光学部品6を形成した場合は、図10A〜Cに示すように、光ファイバ4を束ねて一体成形する際の加熱・加圧処理により、各光ファイバ4のコア2の断面が略正方形に変形する。
ここで、変形の度合いは、上記加熱・加圧処理時の温度下での光ファイバ4のコア2とクラッド8の硬さによって異なる。コア2がクラッド8と比較して極めて硬い場合は、コア2の断面を円形に維持できるが、隣接するコア2同士の接触を避けるため、コア2をクラッド8と比較して極端に硬くすることは実用上困難である。
図11A〜Cは、コア2の断面が円形の光ファイバ4を六方配置して光学部品6を形成した場合の、コア2の断面形状の変化を示している。この場合は光ファイバ4を束ねて一体成形する際の加熱・加圧処理により、各光ファイバ4のコア2の断面が略正六角形に変形する。また、図12A〜Cは、コア2の断面が正方形の光ファイバ4を四方配置して光学部品6を形成した場合の、コア2の断面形状の変化を示している。この場合は、各光ファイバ4を配置した際に隣接するクラッド8間の隙間が無くなるため、光ファイバ4を束ねて一体成形する際の加熱・加圧処理後も、コア2の断面は正方形に維持される。
上記のように製造される光学部品6は、各光ファイバ4のコア2の断面が正方形、六角形などのような、互いに平行となる対辺を有する多角形となるため、以下に示すような問題がある。すなわち、光学部品6の入射面に入射した光のコア2内の進行は、図13A〜Cに示すような螺旋状の進行と、図14A〜Cに示すような帯状の進行の双方が発生しうる。ここで、図13A〜C及び図14A〜C中の白抜き丸印及び黒丸印は、光の入射位置を示している。
図13Aは、光学部品6の入射面(コア2の入射面)6aに入射した光のコア2内の進行の様子を示しており、図13Bは当該光の進行の軌跡を入射面6aと平行な平面に射影した図である。図13A及びBに示すように、光学部品6の入射面6aにランダムな入射角(図14A〜Cを用いて説明する特定の入射角を除く)で入射した光は、コア2内を螺旋状に進行する。その結果、図13Cに示すように、光学部品6の入射面6aに一定の入射角θで光が入射した場合であっても、その入射した位置の違いにより、光学部品6の出射面6bから様々な出射角で出射される。
一方、図14A及びBに示すように、光学部品6の入射面6aに特定の入射角(光がコア2の平行な対面によってのみ反射・進行するような入射角)で入射した光は、コア2内を帯状に進行する。その結果、図14Cに示すように、光学部品6の入射面6aに一定の入射角θで光が入射した場合は、その入射した位置の違いによらず、光学部品6の出射面6bからもθの出射角で出射されることになる。従って、光学部品6の出射面6bから出射される出力イメージに、特定の出射角にのみ強度を有するパターンが形成され、このパターンがノイズとなって光学部品6の解像度を低下させる。特に、マルチファイバ(マルチマルチファイバも同様)を一体成形することにより製造された光学部品は、当該マルチファイバの中央部と縁部とでコア2の変形の度合いが異なるため、この変形の度合いの相違に起因して、当該マルチファイバの断面形状に応じたパターンノイズが発生し、光学部品6の解像度が著しく低下する。
これに対して、本実施形態にかかる光学部品10の場合について考える。図4及び図5は、光学部品10の入射面(コア14の入射面)10aに入射し、コア14内を進行する光の軌跡を入射面10aと平行な平面に射影した図である。ここで、図4及び図5中の白抜き丸印は、光の入射位置を示している。コア14の断面は、半円形状となっており、互いに平行となる対辺を有しないため、光学部品10の入射面10aから入射した光がコア14の平行な対面によってのみ反射して帯状に進行するという現象が無くなる。すなわち、図4及び図5に示す軌跡から分かるように、コア14内を進行する光は、コア14とクラッド16との界面に様々な角度で入射し、また、様々な角度で反射する。
従って、光学部品10の入射面10aに一定の入射角θで光が入射した場合であっても、その入射した位置の違いにより、光学部品10の出射面10bから様々な出射角で光が出射され、特定の出射角にのみ強度を有するパターンが形成されることが無くなる。
続いて、本実施形態にかかる光学部品の効果について説明する。光学部品10は、光学部品10を構成するコア14の断面を半円形としたことにより、特定の出射角にのみ強度を有するパターンが形成されることが無くなる。その結果、パターンノイズの発生を防止することが可能となり、光学部品10の出射面10bからは、解像度の高い出力イメージを得ることが可能となる。
また、仮に、加熱・加圧処理時に、コア14が多少の変形を受け、コア14の断面の一部に平行な対辺が生じた場合であっても、コア14の断面として現れる半円形の向きが、各光ファイバ対によってランダムとなっているため、特定の出射角にのみ強度を有するパターンが形成することを防止することができ、解像度の高い出力イメージを得ることが可能となる。
本実施形態にかかる光学部品10は、以下に示す方法によっても製造することができる。図6A〜Fは、光学部品10を構成する光ファイバ対の製造工程図、図6G〜Jは、各工程で製造される母材等の断面図である。
本製造方法が、すでに図2A〜Jを用いて説明した製造方法と異なる点は以下の通りである。すなわち、上記製造方法においては、図2Cに示すような板状のクラッド母材24を、2つのコア母材22及び24の間に挟み(図2D、図2I)、これをクラッド母材26に装填して光ファイバ対製造用の母材28を製造していた(図2F、図2J)。これに対して、本製造方法においては、図6Cに示すように板状のクラッド母材24と、棒状の光吸収体17をクラッド材で覆った2本の棒状部材32とを用い、クラッド母材24を2つのコア母材22及び24の間に挟むとともに2本の棒状部材32をクラッド母材24の両側部に配置し(図6D、図6I)、これをクラッド母材26に装填して光ファイバ対製造用の母材34を製造する。かかる光ファイバ対製造用の母材34を線引きして互いに平行に配置し、加熱・加圧処理により一体成形することで、光学部品10が製造される。
上記母材34を用いて製造された光学部品36の断面も、図7に示すように、断面が略半円形であるコア14を有する光ファイバを、断面が略円形になるように2つ組み合わせた光ファイバ対が、規則的に配列された形状となっている。ここで、母材34に光吸収体17を挿入して線引き、加熱・加圧処理等を行った結果、断面が略半円形であるコア14の底辺の両端部に小さなへこみ部が形成されるが、光吸収体17の径がコア14の径(上記底辺の長さ)と比較して極めて小さいため、当該コア14の断面は、実質的に半円形とみなすことができる。
続いて、本発明の第2の実施形態にかかる光学部品を図面を用いて説明する。本実施形態にかかる光学部品40が第1の実施形態にかかる光学部品10と構成上異なる点は、第1の実施形態にかかる光学部品10が、コア14の断面形状が半円形である複数の光ファイバを互いに平行に配置して形成されていたのに対し、本実施形態にかかる光学部品40は、コアの断面形状が1/3円形(中心角が120度の扇形)である複数の光ファイバを互いに平行に配置して形成されている点である。
光学部品40の断面は、図8に示すようになっている。すなわち、断面が1/3円形であるコア14を有する光ファイバを、断面が略円形になるように3つ組み合わせた光ファイバ組が、規則的に配列されている。ここで、上記光ファイバ組は規則的に配列されているが、上記光ファイバ組を構成する、1/3円形の断面形状を有する3つのコア14の向きは、図8に示すように、各光ファイバ組毎にランダムとなっている。ここでランダムとは、互いに隣接して配置される光ファイバ対のうち少なくとも一つは、当該光ファイバ対を構成する3つのコア14の中心角の向く方向が異なっていることを意味する。また、各光ファイバのクラッド16は、加熱・加圧処理により一体化され、当該光ファイバ組を構成する3つの光ファイバのコア14間の間隙、及び、隣接する光ファイバ組間の間隙を埋めるように設けられている。
本実施形態にかかる光学部品40は、第1の実施形態にかかる光学部品10と同様の製造方法によって製造することが可能である。
また、本実施形態にかかる光学部品40も、第1の実施形態にかかる光学部品10と同様の作用、効果を奏し、解像度の高い出力イメージを得ることが可能となる。
続いて、本発明の第3の実施形態にかかる光学部品を図面を用いて説明する。本実施形態にかかる光学部品50が第1の実施形態にかかる光学部品10と構成上異なる点は、第1の実施形態にかかる光学部品10が、コアの断面形状が半円形である複数の光ファイバを互いに平行に配置して形成されていたのに対し、本実施形態にかかる光学部品50は、コアの断面形状が1/4円形(中心角が90度の扇形)である複数の光ファイバを互いに平行に配置して形成されてる点である。
光学部品50の断面は、図9に示すようになっている。すなわち、断面が1/4円形であるコア14を有する光ファイバを、断面が略円形になるように4つ組み合わせた光ファイバ組が、規則的に配列されている。ここで、上記光ファイバ組は規則的に配列されているが、上記光ファイバ組を構成する、1/4円形の断面形状を有する4つのコア14の向きは、図9に示すように、各光ファイバ組毎にランダムとなっている。ここでランダムとは、互いに隣接して配置される光ファイバ対のうち少なくとも一つは、当該光ファイバ対を構成する4つのコア14の中心角の向く方向が異なっていることを意味する。また、各光ファイバのクラッド16は、加熱・加圧処理により一体化され、当該光ファイバ組を構成する4つの光ファイバのコア14間の間隙、及び、隣接する光ファイバ組間の間隙を埋めるように設けられている。
本実施形態にかかる光学部品50は、第1の実施形態にかかる光学部品10と同様の製造方法によって製造することが可能である。
また、本実施形態にかかる光学部品50も、第1の実施形態にかかる光学部品10と同様の作用、効果を奏し、解像度の高い出力イメージを得ることが可能となる。
また、上記各実施形態にかかる光学部品10,36,40及び50は、複数の光ファイバを平行に配列した光学部品であったが、これは、複数の光ファイバを湾曲部を持たせて配列し、入射面に入射した光イメージを拡大あるいは縮小して出力するテーパ形状の光学部品であってもよい。
産業上の利用可能性
上記光学部品は、伝送効率が高い、レンズと比較して光学系の小型化が可能である、など種々の利点を有するため、指紋検出装置、放射線検出器など、様々な分野に利用できる。
【図面の簡単な説明】
図1Aは、本発明の第1の実施形態にかかる光学部品の斜視図である。
図1Bは、図1AのI−I線に沿った拡大断面図である。
図2A〜Fは、光学部品を構成する光ファイバ対の製造工程図である。
図2G〜Jは、各工程で製造される母材等の断面図である。
図3は、光学部品の製造に用いる光ファイバ対の拡大断面図である。
図4は、光学部品を構成する光ファイバのコア内の光の進行の様子を表す図である。
図5は、光学部品を構成する光ファイバのコア内の光の進行の様子を表す図である。
図6A〜Fは、光学部品を構成する光ファイバ対の製造工程図である。
図6G〜Jは、各工程で製造される母材等の断面図である。
図7は、本発明の第1の実施形態にかかる光学部品の拡大断面図である。
図8は、本発明の第2の実施形態にかかる光学部品の拡大断面図である。
図9は、本発明の第3の実施形態にかかる光学部品の拡大断面図である。
図10A〜Cは、従来技術にかかる光学部品の製造工程図である。
図11A〜Cは、従来技術にかかる光学部品の製造工程図である。
図12A〜Cは、従来技術にかかる光学部品の製造工程図である。
図13A〜Cは、従来技術にかかる光学部品を構成する光ファイバのコア内における光の進行の様子を表す図である。
図14A〜Cは、従来技術にかかる光学部品を構成する光ファイバのコア内における光の進行の様子を表す図である。

Claims (7)

  1. 板状のクラッド母材を、断面形状が略扇形のコア母材を複数組み合わせて断面が略円形となるように配列させた複数の該コア母材の間に挟み、パイプ形状を有するクラッド母材に装填して光ファイバ組製造用母材を製造し、該光ファイバ組製造用母材を線引きして光ファイバ組を製造し、複数本の該光ファイバ組を互いに平行に配置し、加熱・加圧処理して一体化することを特徴とする光学部品の製造方法。
  2. 板状のクラッド母材を、断面形状が略半円形のコア母材を2つ組み合わせて断面が略円形となるように配列させた2つの該コア母材の間に挟み、パイプ形状を有するクラッド母材に装填して光ファイバ対製造用母材を製造し、該光ファイバ対製造用母材を線引きして光ファイバ対を製造し、複数本の該光ファイバ対を互いに平行に配置し、加熱・加圧処理して一体化することを特徴とする光学部品の製造方法。
  3. 板状のクラッド母材を、断面形状が中心角120°の略扇形のコア母材を3つ組み合わせて断面が略円形となるように配列させた3つの該コア母材の間に挟み、パイプ形状を有するクラッド母材に装填して光ファイバ組製造用母材を製造し、該光ファイバ組対製造用母材を線引きして光ファイバ対を製造し、複数本の該光ファイバ組を互いに平行に配置し、加熱・加圧処理して一体化することを特徴とする光学部品の製造方法。
  4. 板状のクラッド母材を、断面形状が中心角90°の略扇形のコア母材を4つ組み合わせて断面が略円形となるように配列させた4つの該コア母材の間に挟み、パイプ形状を有するクラッド母材に装填して光ファイバ組製造用母材を製造し、該光ファイバ組製造用母材を線引きして光ファイバ対を製造し、複数本の該光ファイバ組を互いに平行に配置し、加熱・加圧処理して一体化することを特徴とする光学部品の製造方法。
  5. 前記複数本の該光ファイバ組を互いに平行に配置する際に、棒状の光吸収体を挿入しつつ配置することを特徴とする請求項1、3及び4のいずれか1項に記載の光学部品の製造方法。
  6. 前記複数本の該光ファイバ対を互いに平行に配置する際に、棒状の光吸収体を挿入しつつ配置することを特徴とする請求項2に記載の光学部品の製造方法。
  7. 棒状の光吸収体を、前記板状のクラッド母材の側部に配置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学部品の製造方法。
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