JPH0894864A - イメージファイバー及びその製造方法 - Google Patents

イメージファイバー及びその製造方法

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JPH0894864A
JPH0894864A JP7019319A JP1931995A JPH0894864A JP H0894864 A JPH0894864 A JP H0894864A JP 7019319 A JP7019319 A JP 7019319A JP 1931995 A JP1931995 A JP 1931995A JP H0894864 A JPH0894864 A JP H0894864A
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JP
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image fiber
core
optical fiber
cores
image
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Application number
JP7019319A
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Katsuya Ono
勝也 小野
Masaru Shiraiwa
勝 白岩
Kimihiko Nishioka
公彦 西岡
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/04Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings formed by bundles of fibres
    • G02B6/06Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings formed by bundles of fibres the relative position of the fibres being the same at both ends, e.g. for transporting images
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/02042Multicore optical fibres

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高解像で明るさムラがなく、伝送光のクロス
トークを軽減させ得るようにしたイメージファイバー及
びその製造方法、更に、大外径でフレキシブル性に富む
イメージファイバー及びその製造方法を提供する。 【構成】 コア/クラッド比がほぼ等しく、外径の異な
った複数種類の各光ファイバー素線からなり、同一外径
のコア11a/11eが相互に隣接しないように配列し
て構成し、又、コア/クラッド比がほぼ等しく、外径の
異なった複数種類の各光ファイバー素線を用い、これら
各光ファイバー素線を同一外径のコア11a〜11eが
相互に隣接しないように配列してジャケットパイプ12
内に挿入した後、これを高温加熱して、各光ファイバー
素線のクラッド部13を相互に融着させ、引き続き、全
体を所定の太さまで線引き加工してイメージファイバー
10を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に、医療用の内視鏡
等に適用される高画質で細径のイメージファイバー、及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のイメージファイバーを
用いた医療用の内視鏡としては、従来から、例えば、図
12に見られるような構成のものがよく知られている。
即ち、図12に示す内視鏡装置21の構成において、図
示しない照明光学系によって照明された被観察対象物体
Tは、対物レンズ群22を介して複数本の光ファイバー
を束ねて構成したイメージファイバー23の入射端面2
3aに結像されると共に、この結像された観察像(T)
が、イメージファイバー23を経て伝送され、且つ、出
射端面23bから出射されて、接眼レンズ24を介して
観察される。
【0003】又、このようなイメージファイバーとして
は、イメージファイバーを構成する1本1本の各光ファ
イバーが、入射端,出射端で一体化され、且つ、中間部
で分離された構成のフレキシブル型イメージファイバー
や、各コアがクラッドを共有して一体的に構成されてい
るコンジット型イメージファイバーが公知である。図1
3は、このコンジット型イメージファイバーの断面構造
を模式的に示しており、コンジット型イメージファイバ
ー25は、共通のクラッド26の内部に相互に離間して
配置された複数の各コア27を備えて構成される。
【0004】更に、この種のイメージファイバーを用い
た内視鏡装置21においては、近年に至って益々その外
形の細径化が進み、最近では、例えば、血管等の内部を
も観察し得るように、直径1mm以下にまで細径化され
た内視鏡の研究開発がなされており、これに伴い、内視
鏡装置21に適用されるイメージファイバー23につい
ても、非常に細くなってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記内
視鏡装置21のイメージファイバー23を構成する個々
の各光ファイバーは、その外径が数百μm程度と極めて
細く、且つ、コア径が数μm,画素数が2〜3千本程度
であり、観察像Tに関して、必ずしも満足な画質が得ら
れる訳ではない。
【0006】以下説明するイメージファイバーにおい
て、イメージファイバーのコア半径a,クラッド厚d及
びコア間隔Pは、図14に示す定義に基づくものであ
る。
【0007】図12及び図13に示した各イメージファ
イバーのうちで、前記フレキシブル型イメージファイバ
ーにおいては、例えこれを大外径化しても、そのフレキ
シブル性が保持されるが、個々の各光ファイバーを細径
化すると折れ易くなり、又、クラッドが薄くなるため
に、長波長側の光がクラッドから滲み出して青く着色さ
れることになって好ましくなく、この結果、各光ファイ
バーの相互間隔を10μm程度までしか小さくできない
という不都合がある。
【0008】一方、後者のコンジット型イメージファイ
バーはこのような極細径の内視鏡装置に用いられること
が多い。そして、このコンジット型イメージファイバー
については、各コアがクラッドを共有しているために、
各光ファイバーの相互間隔を小さくすることは可能では
あるが、この場合にも、外径がおよそ500μmを越え
ると著しくフレキシブル性が損なわれることになって、
フレキシブル性を保持したままでは、その大径化ができ
ないという問題があった。
【0009】そして、前記構成によるコンジット型イメ
ージファイバー25では、共通のクラッド26が光軸方
向に連続しているために、各コア27の相互間隔を前記
フレキシブル型イメージファイバーよりは小さくするこ
とができるが、各コア27内を伝送される光の一部が、
クラッド26とコア27との境界面から、クラッド26
中に漏れ出ると共に、この漏れ出た光成分が他のコア2
7内に混入する現象、所謂、伝送光のクロストークが発
生し易くなることが知られており、このクロストーク現
象は、特に、クラッド26の厚さが波長の数倍程度まで
薄くなるような、例えば、各コア27の相互間隔を10
μm以下程度にまで細径化した場合に著るしく、画質を
劣化させる大きな原因となる。
【0010】又、最近では、これらの極細径イメージフ
ァイバー23についても高画素化と共に明るい画像、即
ちコア27の占有率(画素密度)の高いイメージファイ
バーが望まれている。このため、各コア27の径を細く
すると共に、各コア27の相互間のクラッド26を薄く
してコア占有率を高める必要がある。
【0011】しかし一方で、前記各コア27の相互間で
のクラッド26の厚さが光の波長の数倍以下になると、
光ファイバー相互間のモード結合によってクロストーク
が発生し易くなり、伝送画像の画質を著るしく低下させ
る結果となる。そして、前記クロストークによる画質の
低下を防止するためには、クラッド26の厚さを大きく
しなければならないが、そうすると今度は、光ファイバ
ー束の断面における単位面積当たりのコア27の占有率
が小さくなってしまい、この結果、明るい画像が得られ
なくなり、併せて、高画素化もまた達成できなくなると
いう欠点が残るものであった。
【0012】このようにクロストークを減少させるため
には、クラッド26を厚くする必要があり、又、一方で
は、コア占有率を高めるためには、クラッド26を薄く
しなければならないという相反する課題があった。
【0013】ところで、一般的に、この種のイメージフ
ァイバーにおいて、コア内を伝搬する光の伝搬定数
(β)が異なる光ファイバーで構成される場合には、コ
ア内を伝搬する光の伝搬定数(β)が等しい光ファイバ
ーで構成される場合よりも、クロストークが小さくなる
ことが知られているが、このイメージファイバーにおけ
るコア内を伝搬する光の伝搬定数(β)を異ならせるた
めには、正規化周波数(V)の値が異なるようにすれば
よい。
【0014】ここで、前記V値は、次式(1) に示すよう
に、コアの半径(a)に依存していることが分かる。 但し、k=2π/λ(λはファイバ内を伝搬する光の波
長) n1,n2 は夫々コアとクラッドの屈折率である。
【0015】又、次式(2) は、一般にファイバーの開口
数(NA)と呼ばれるパラメータである。
【0016】そして、これらの点に着目したイメージフ
ァイバーにおけるクロストーク対策の一つとして、例え
ば、特公平3−81126号及び特公平3−77962
号の各公報等に開示されているような、異なる大きさの
コア径を有する複数の光ファイバー素線を相互に束ねて
イメージファイバーを構成するようにした,所謂、ラン
ダムイメージファイバーが知られている。
【0017】しかし、従来のランダムイメージファイバ
ーの場合には、使用する光ファイバー素線の種類が少な
く、且つ、これをランダムに束ねるために、同一コア径
の素線相互が隣接してしまう場合が多く、この同一コア
径の素線相互間におけるクロストークによって画質の劣
化が生ずるという好ましくない問題点があった。
【0018】又、これらのイメージファイバーにおいて
は、夫々の各コアもランダムに配列されていることか
ら、伝送画像の解像力が部分部分によって不均一であっ
たり、直線のエッジが曲がって見えることがある等、伝
送画像が見にくくなるものであった。更に、夫々の各コ
ア径がランダムで、且つ、その配列が六方稠密になって
いるイメージファイバーが、特開平4−214042号
公報に開示されているが、このイメージファイバーにお
いても、コア/クラッド比(光ファイバー素線の外径と
コア径との比)の異なる光ファイバーをランダムに配列
しているために、例えば、均一的な明るさの被観察物体
を観察すると、その観察画像自体に明るさムラが生じる
という問題がある。
【0019】そこで、本発明は、このような従来の問題
点を解消するためになされたもので、その目的とすると
ころは、高解像で明るさムラがなく、伝送光のクロスト
ークを軽減させ得るようにしたイメージファイバー及び
その製造方法、更に、大外径でフレキシブル性に富むイ
メージファイバー及びその製造方法を提供することであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明にかかるイメージファイバーは、複
数種類の各光ファイバー素線からなり、同一種類のコア
が相互に隣接しないように配列して構成したことを特徴
とする。
【0021】又、本発明によるイメージファイバーの製
造方法は、夫々にコア径の大きさが異なった複数種類の
各光ファイバー素線を用い、各光ファイバー素線を同一
外径のコアが相互に隣接しないように配列してジャケッ
トパイプ内に挿入した後、高温加熱して各光ファイバー
素線のクラッド部を相互に融着させ、引続き、全体を所
定の太さまで線引き加工することを特徴とする。
【0022】又、本発明によるイメージファイバーは、
複数のコンジット型イメージファイバーユニットが並列
的に配列されると共に、この配列による各コンジット型
イメージファイバーユニットが入射端及び射出端で夫々
一体的に形成され、且つ、中間部で夫々分離して構成さ
れていることを特徴とする。
【0023】更に、本発明によるイメージファイバーの
製造方法は、酸溶解ガラスからなるパイプ内に複数の光
ファイバー素線を配列させた後、高温加熱して各光ファ
イバー素線のクラッド部を相互に融着させ、各コンジッ
ト型イメージファイバーユニットを形成する工程と、前
記コンジット型イメージファイバーユニットを複数本束
ね、且つ、これを高温加熱した後、所望の太さに延伸す
る工程と、この延伸されたコンジット型イメージファイ
バー束を所望の長さに切断する工程と、この切断された
コンジット型イメージファイバー束の中間部の酸溶解ガ
ラスを溶出する工程とが、少なくとも含まれていること
を特徴とする。
【0024】ここで、図15は、従来のランダムイメー
ジファイバーの一例による端面構成を示す図であり、
又、図16は、同構成における主要部の詳細を拡大して
示す端面説明図である。
【0025】即ち、図15に示すランダムイメージファ
イバーは、夫々に異なった3種類のコア径による各コア
の周りを個々夫々にクラッドによって被覆した多数の光
ファイバー素線を束ねると共に、これを加熱圧着し、且
つ、線引き加工して延伸させることにより、所望の外径
太さに形成したもので、各クラッド同士が相互に融着さ
れて一体化され、ここでは、所謂,コンジット型イメー
ジファイバーの構成になっている。
【0026】つまり、この場合には、図16に示されて
いるように、まず、同一の小径からなる第1の各コア2
7a1,及び27a2 が夫々に同一の領域A内で相互に隣
接して配置され、又、同一の大径からなる第2のコア2
7bが同一の領域B内で相互に隣接して配置され、更
に、中間径からなる第3のコア27cが領域C内で相互
に隣接せずに独立して配置されており、これらの各領域
A,B,Cのそれ自体が相互に隣接位置されている。従
って、このように構成されるランダムイメージファイバ
ー内には、結果的にみるとき、コアの太さの異なる3種
類の光ファイバー素線が含まれていることになる。
【0027】ここで、前記図15及び図16に示すラン
ダムイメージファイバーの構成において、同一の領域A
内での隣接する第1の各コア27a1,及び27a2 の夫
々に対して、個別に光を入射したときの光出力状態を図
17及び図18に夫々に示す。これらの各場合には、図
17及び図18に示されているように、同一の領域A内
に属する全ての各コア,ここでは、同一径による全ての
各コアから光が射出されていること,換言すると、クロ
ストークによって同一径をもった近隣の各コアへ光が漏
れ出していることが分かる。又、これに対して、領域A
以外の各領域B,Cに属する夫々の各コアからは殆んど
光が射出されておらず、この結果、異なったコア径のフ
ァイバー相互間では、クロストークが全くないか、或
は、例えあったとしても認識不能な程度の低レベルのも
のであることが明らかである。
【0028】又、同一の領域B内の第3のコア27bに
対して光を入射したときの光出力状態を図19に示す。
ここでも、図17及び図18に示された状態と全く同様
に、近接する同一径の各コアのみから光が射出されてお
り、この同一径の各コア間でのクロストークが大きいこ
とが分かる。
【0029】一方、隣接する各コアの径や形状が異なる
と、その各コア内を伝搬する光の伝搬定数(β)もまた
異なるために、クロストークの発生が極めて少なくな
る。このように隣接する各コア径が異なるコアに光を入
射したときの光出力状態、ここでは、領域C内の第4の
コア27cに対して光を入射したときの光出力状態を図
20に示しているが、この場合には、該当するコアのみ
から光が射出されており、図17,図18及び図19に
示された状態と比較すると、クロストークの発生が極め
て少ないことが分かる。
【0030】つまり、以上の結果から明らかな如く、外
径の異なるコア間のクロストークは極めて小さく、図2
0に示されているように、隣接する周囲が全て異なる外
径のコアによって囲まれていれば、実質上,クロストー
クを感知できないレベルまで抑制し得るのである。
【0031】而して、前記構成によるイメージファイバ
ーを得るためには、図21に示されているように、少な
くとも3種類からなる複数本の光ファイバー素線31
A,31B,31C(図21中では、単にA,B,Cと
して区分)を用い、各光ファイバー素線31A,31
B,31Cを六方稠密に規則的に配列する必要がある
が、従来から実行されている一般的な手段では、数千画
素を有するイメージファイバーにおいて、このような六
方稠密で規則的な配列を実現するのは極めて困難であ
る。
【0032】又、この場合、各光ファイバー素線31
A,31B,31Cを規則的な六方稠密状に配列するた
めには、同一外径で、且つ、夫々にコア径の異なる各光
ファイバー素線を用いていることから、各光ファイバー
素線31A,31B,31Cにおける夫々の各コア占有
率(コア/クラッド比の2乗)が異なっており、これら
の各光ファイバー素線の規則的な配列に乱れを生じた場
合には、均一な明るさの被観察物体を見たとき、必然的
に全体的な明るさムラを生ずる虞があるために、各光フ
ァイバー素線の規則的な配列、つまり、六方稠密状の配
列に十分な考慮が必要である。
【0033】ここで、図22は、コア/クラッド比が異
なり、且つ、外径が同一の5種類の光ファイバー素線を
六方稠密状に不規則に束ねてなるイメージファイバーの
全面に均一な光を入射させた場合の光出力状態を示す図
であるが、同図から明らかなように、全体的な明るさム
ラを生じている。
【0034】そして、前記全体的な明るさムラを解消す
るためには、第1に図21に示したように、規則的に光
ファイバー素線を配列する、第2にコアの断面形状が異
なりコア占有率の等しい光ファイバー素線を用いる、第
3に同一のコア占有率で夫々外径の大きさの異なる複数
本の光ファイバー素線を用いる、ということが考えられ
る。
【0035】前記第2のイメージファイバーを実現する
ためには、例えば、外径が同じで、コア形状が異なり、
且つコア断面積が等しい複数の各光ファイバー素線を束
ねると共に、これを加熱圧着して延伸させるようにすれ
ばよく、このような素線を用いるときは、六方稠密の規
則的なコア配列によるイメージファイバーを構成できる
ため、伝送画像の解像力が均一になって、均一な明るさ
の被写体を観察したときに生じる明るさムラを防止する
ことができる。
【0036】又、少なくとも3種類以上の各光ファイバ
ー素線を用い、これら各光ファイバー素線を同一径の素
線が相互に隣接しないように規則的に配列させることに
よって、クロストークの少ないイメージファイバーが得
られる。
【0037】次に、第3のイメージファイバーについて
説明する。図26は、コア/クラッド比が同一で、且
つ、外径も同一の5種類の光ファイバー素線を六方稠密
状に束ねてなるイメージファイバーの全面に均一な光を
入射させた場合の光出力状態を示す図であるが、この図
から明らかなように、全体的に平均した明るさの出力が
得られる。しかしながら、従来の手法でこのような第3
のイメージファイバーを製作すると、配列が不規則にな
らざるを得ないため、同一外径の各素線が相互に隣接し
ないように夫々の光ファイバー素線の配列手段に工夫が
必要になる。
【0038】ここで、まず、前記光ファイバー素線を配
列する第1の手法について説明する。外径の大きさの異
なる複数の光ファイバー素線を混ぜ合わせた後、ほぼ水
平に配置する。このとき、混ぜ合わされた光ファイバー
素線はランダムに配置されているが、外径の大きい前記
光ファイバー素線が一部に集中していると、その素線間
に比較的大きな隙間ができる。ここに振動を加えると、
この振動により前記光ファイバー素線が動いてその位置
が変化し、前記の大きな隙間ができた部分に、比較的外
径の小さい光ファイバー素線が入り込むことになる。そ
のため、比較的外径の大きい光ファイバー素線と比較的
外径の小さい光ファイバー素線がほぼ均一な密度に配列
され、結果的に、同一外径の光ファイバー素線同士が隣
接しないようになる。
【0039】このような手法により配列された光ファイ
バー素線の束は、同一外径の素線が一部に集中していな
いため、ジャケットパイプに挿入して、加熱圧縮,線引
きし、イメージファイバーを作成すると、クロストーク
の少ない良好なイメージファイバーを得ることができ
る。本手法において、用いられる光ファイバー素線は、
最も近接した光ファイバー素線同士の素線径の大きさの
違いは最低でも2%以上あれば十分であるが、構造上の
精度の交差を考慮すると、その大きさの違いは5〜10
%の範囲内であることが望ましい。又、このようにする
ことで、振動による均一化が行われ易く、且つ、光ファ
イバー素線の外径の大きさの違いによる画像の見にくさ
も最小限に抑えることができる。
【0040】次に、前記光ファイバー素線を配列する第
2の手法について説明する。一般的に、この種のイメー
ジファイバーは、ジャケットパイプ内に複数種類の外径
の光ファイバー素線を複数本ランダムに挿入した後に、
これを高温圧着すると共に、所要の太さまで線引き加工
して製造するが、このジャケットパイプ内への複数種類
の外径,多数本の光ファイバー素線の挿入に際して、例
えば、図23や図24に示すような網目状枠部とか桝目
状枠部等による各配列補助手段41,42を用いること
によって、所期通りの素線配列が得られる。
【0041】或いは、コンピュータ制御される機械的な
装置手段によって行ってもよい。即ち、図25に示され
ているように、各配列補助手段41,42の相互に区分
された各枠部内に対して、例えば、前者の配列補助手段
41の各枠部内には、A,B,C,及びDとして示され
ている4種類からなる個々の各光ファイバー素線43
を、又、後者の配列補助手段42の各枠部内には、ここ
でも、A,B,C,D,及びEとして示されている5種
類からなる個々の各光ファイバー素線43を、夫々に予
め該当する如く所期通りに配列させた上で、このように
配列された各光ファイバー素線43をジャケットパイプ
44内に挿入すれば、同一外径の各素線相互が隣接する
のを防止でき、例え、配列が少々崩れたとしても、実用
上問題のない程度の規則性は十分に保たれる。光ファイ
バー素線の並べ方は、素線の種類の数により、同一種類
の素線が隣接しないように任意に決定すればよい。そし
て、このように各光ファイバー素線43をジャケットパ
イプ44内に挿入させた後は、ジャケットパイプ44,
並びに各光ファイバー素線43を高温加熱して各光ファ
イバー素線43のクラッド部を相互に融着させると共
に、引き続き、全体を所望の太さまで線引き加工して所
期通りのイメージファイバー10を得ることができるの
である。
【0042】上記第1及び第2の光ファイバー素線を配
列する手法において、コア径の大きさの異なる光ファイ
バー素線を用いる場合、コア径差は0.5%以上あれば
クロストークを低減することが可能である。近年、光フ
ァイバー素線の製造技術の進歩は著しく、現在では、外
径の大きさのばらつきは±1μm程度の光ファイバー素
線を製造することができるようになった。この種のイメ
ージファイバーに用いられる光ファイバー素線は、通
常、外径が300μm程度で且つコア径が200μm程
度の太さであるから、前記コア径差0.5%を十分達成
し得るものである。しかし製造工程におけるばらつきを
考慮すると前記コア径差は1%以上、好ましくは2%以
上であることが望ましい。
【0043】又、上記の光ファイバー素線を配列する第
1及び第2の手法共に、用いられる光ファイバー素線の
種類は3種類以上あればよいが、同一外径の素線が隣接
する確率を極力低く抑えるためには、5種類以上の光フ
ァイバー素線を用いることが望ましい。数千〜数万本の
全ての光ファイバー素線を100%同一コア径同士を隣
接させないように配列することが理想ではあるが、現実
には困難である。しかしながら、50%以上のコアが同
一外径のコアと隣接していなければ、残りのコアによる
クロストークによる画質の劣化は僅かであり、画像観察
上問題となることはない。尚、80%以上のコアが同一
径のコアと隣接していなければ、全く問題はない。
【0044】又、イメージファイバにおけるコア径の大
きさ,コア間の距離のばらつきが大きくなると、画像が
見にくくなるため、最小コア径に対する最大コア径及び
最小素線径に対する最大素線径の大きさの割合は、50
%増以下となるようにする必要がある。特に、画素数
(素線数)の少ない(例えば、5000画素以下)のイ
メージファイバーにおいては、その割合は30%増以下
に抑えられることが望ましい。これは、画素数の少ない
イメージファイバーは、画素数の大きいイメージファイ
バーに比べ、元来画像が粗いため、拡大するとイメージ
ファイバーのコア径の大きさが大きくなって目立つよう
になるためである。
【0045】一方、前記の各光ファイバー素線について
は、その製造コストを考慮するとき、コア/クラッド比
(素線外径とコア径との比)が一定で、且つ、外径の大
きさの異なるものであることが好ましい。これは、同一
の母材を使用し、その線引き速度を所期通りに変化させ
ることにより、所要外径の光ファイバー素線を任意に製
造することができるようになるためである。
【0046】上記の第1,第2の手法において、共に用
いられるジャケットパイプの屈折率は、クラッドの屈折
率より高いことが望ましい。もし、クラッドの屈折率よ
りもジャケットパイプの屈折率のほうが低いと、クラッ
ド入射光によるフレアが生じる虞がある。
【0047】又、同一種類の光ファイバー素線が隣接し
ないようにするためには、3種類以上の光ファイバー素
線を用いればよい。同一外径で、コアの断面形状が異な
り、コア占有率が等しい光ファイバー素線を用いる場
合、光ファイバー素線の外径の大きさの違いによる配列
の乱れは生じないが、前述のように、外径の大きさの異
なる光ファイバー素線を用いる場合には、配列が乱れる
(六方稠密にならない)ため、同一種類の光ファイバー
素線が相互に隣接してしまう可能性が高くなり、クロス
トークが発生してしまう虞がある。このような不具合を
防止する方法として、第1に最小の光ファイバー素線外
径に対する最大の光ファイバー素線の外径の大きさの割
合を、10%増以下、望ましくは5%増以下にすること
が挙げられる。このように、各光ファイバーの外径差を
抑制することで、各光ファイバー素線の配列の乱れを最
小限に抑え、クロストークの発生を防止することができ
る。
【0048】第2の方法としては、用いられる光ファイ
バー素線の種類を増やすことが効果的である。しかしな
がら、製造工程における精度や公差により、光ファイバ
ー素線の外径差は最低でも2%以上、望ましくは5〜1
0%程度必要であるが、前述のように画像が見にくくな
らないように、最小の光ファイバー素線の外径の大きさ
に対する最大の光ファイバー素線の外径の大きさの割合
を50%増以下にするためには、使用する光ファイバー
素線の種類を10種類以下とするのがよい。特に、画素
数が少ない(例えば、5000画素以下)イメージファ
イバにおいては、前述のように、最小の光ファイバー素
線の外径の大きさに対する最大の光ファイバー素線の外
径の大きさの割合が30%増以下が望ましいため、使用
する光ファイバー素線は、4〜6種類程度が望ましい。
【0049】更に、用いられる光ファイバー素線のコア
/クラッド比は以下の条件式を満足していることが望ま
しい。 0.7>コア/クラッド比>0.4 このコア/クラッド比の値が上記式の上限を越えると、
クラッドが薄くなってクロストークが発生し易くなり、
又、コア/クラッド比の値が上記式の下限を下回ると、
コア占有率が少なくなり、明るさが不足することにな
る。
【0050】使用される光ファイバー素線の種類が少な
く、最小の光ファイバー素線の外径の大きさに対する最
大の光ファイバー素線の外径の大きさの割合が10%を
越える場合、ジャケットパイプ内の各光ファイバー素線
は、その外径の違いによって配列が乱れることになる
が、前述のような配列の手法によれば、その乱れ方が外
径の違いによる隙間を埋める程度にしか過ぎないので、
同一種類(或いは外径)の複数の素線が相互に隣接する
とか、又は、前記図16に見られるように一箇所に集中
してしまうようなことが少なく、更に同一外径の複数種
類の光ファイバー素線を用いた場合にも、図22に示す
ような明るさムラを生ずるようなことはない。
【0051】又、前記ジャケットパイプの内側断面形状
は、通常、円形に形成されているが、必要に応じてかか
る内側断面形状が六角形のものを用いることによって、
周辺部における光ファイバー素線の配列の乱れを最小限
に抑えることができる。
【0052】次に、前記イメージファイバーによって伝
達される光の伝達効率について述べる。
【0053】先にも述べたように、イメージファイバー
を細径化した上で、高解像度を保つためには、必然的に
ファイバー間隔を小さく、コア径についても小さくする
必要があるが、一方で、このようにコア径を小さくする
と、一般的には、伝搬モードが減少して、そのV値が
2.405以下でシングルモードになる。
【0054】図2には、開口数(NA)が0.495の
光ファイバーに対して、Fナンバー1.4の対物光学系
を介して光を入射させた場合に励起される各伝搬モード
(波長が600nm)のエネルギー割合のグラフが示さ
れている。尚、同図において、横軸はコア径,縦軸はエ
ネルギーの比率で任意スケールである。
【0055】この図2から明らかなように、マルチモー
ドの場合、LP01モード(イ)だけでなく、LP11モー
ド(ロ),及びLP21モード(ハ)が伝搬するエネルギ
ー割合も大きいことが分かる。そして、LP11モード
(ロ)を伝搬するためには、コア径が1μm以上,LP
21モード(ハ)を伝搬するためには、コア径が1.5μ
m以上の大きさが必要であり、これを下回ると、各モー
ド(ニ),(ホ)に見られるように、伝搬モードが減少
して明るさが著るしく劣化することが予測される。又、
入射光束のFナンバーを変えてもほぼ同様のことが云え
る。
【0056】そこで、所要程度の明るさを確保するため
には、可視域(約400nm〜650nm)でLP11
ード(ロ)が伝搬されることが望ましいから、次式(3) V>2.405 ‥‥(3) の関係を満足する必要がある。
【0057】更に、伝達効率を十分に大きくさせるため
には、LP21モード(ハ)も伝搬可能であることが望ま
しい。このとき、LP21モード(ハ)の伝搬条件は、次
式(4) V>3.83 ‥‥(4) の関係を満足する必要がある。
【0058】ここで、ランダムイメージファイバーにお
いては、夫々にコア内を伝搬する光のV値の異なる複数
の光ファイバー素線を束ねて構成しているために、実用
上、その中心値となる太さのものが上記式(3) 又は(4)
を満足していれば足りることになる。更に、用いられる
全ての種類の光ファイバーが、上記式(3) 及び(4) の関
係を満足していれば極めて理想的である。
【0059】例えば、実際に実用化されている血管内内
視鏡に用いられるイメージファイバーにおいては、その
外径が0.3mm程度であって、2〜3μm程度のコア
がコア間隔4μm程度で約3000本程度(約3000
画素程度)に充填されていることが多い。従って、この
スペックにおいて、上記式(4) の関係をを満足するため
には、イメージファイバーのNAは次式(5) の通りであればよい。
【0060】しかしながら、一方で、前記約3000画
素程度による画像は、その画質が比較的貧弱に過ぎるこ
とから、通常,10000画素程度のイメージファイバ
ーが望まれる。そして、前記外径が0.3mm程度のイ
メージファイバーにおいて、10000画素を実現する
のには、コア径を1μm程度,コア間隔を2μm程度に
する必要があり、上記式(4) の関係を満足させるために
は、非常に高いNAを有するイメージファイバーが必要
になってくる。
【0061】しかし、現実的にはNAが0.7を越える
ような高いNAを有する光ファイバーは、透過率が悪く
なり着色してしまうという問題が生じる。そこで、多少
明るさを下げたとして上記式(3) を満足するための条件
を求めると、次式(6) のようになる。
【0062】従って、前記コア径が2〜3μm以下の場
合にあっては、光ファイバーのNAを0.4以上,コア
径が1μm以下の場合には、NAを0.498以上必要
としている。又、クラッドの厚さについては、この厚さ
が薄くなるのに伴ってクロストークが増大し、一方で、
厚さが厚すぎると、コア占有率が低下するため明るさが
足りなくなるという弊害を生ずることになる。
【0063】そこで、これらの両者の関係を共に両立さ
せるためには、ここでのクラッドの厚さ(d)を次式
(7) の関係,つまり、 1.8μm>d>0.8μm ‥‥(7) に規定するのが望ましい。
【0064】一方、前記NAを上記式(5),又は(6) の関
係に規定させるために、光ファイバーに適用されるガラ
ス材としては、石英系よりも多成分系のものが好ましい
のであるが、多成分系ガラス材の場合、クラッドの屈折
率を約1.5以下にするのが困難であるために、コアの
屈折率(n1 )を次式(8) n1 >1.56 ‥‥(8) に規定させる必要がある。
【0065】又、前記コアの屈折率(n1 )が1.7を
越えると、長さ0.5〜5m程度の光ファイバーでは、
その用いられるガラス材の性質(一般に高屈折率ガラス
は短波長側の透過率が低い)によって、光ファイバー内
を伝搬する光が黄色く着色される場合がある。従って、
ここでも前記コアの屈折率(n1 )は、次式(9) 1.7>n1 ‥‥(9) の関係を満足するのが望ましいものとされ、又、一方
で、前記クラッドの屈折率(n2 )が次式(10) 1.53>n2 >1.48 ‥‥(10) の関係を満足していれば、多成分系のガラス材によって
クラッドを形成するのも可能になり、且つ、前記式(4)
の条件も満足することが可能になる。
【0066】そして、これらの各関係は、その全てが次
に述べる本発明の実施例に対しても適用される。
【0067】又、異なるコア径の光ファイバー素線を束
ねる場合には、夫々の各光ファイバー素線のコア内を伝
搬する光のV値が相互に相違する点に起因して、各伝搬
モードのカットオフ周波数が異なる。このため、コア径
の小さい光ファイバーの伝達効率が低下することにな
り、この結果、明るさ的に不利になり、明るさムラの原
因となる場合がある。
【0068】このような場合には、例えば、以下に述べ
る実施例のように、コア径の小さい光ファイバーの本数
の割合と、コア径の大きい光ファイバーの本数の割合と
を夫々減らして、中間径の光ファイバーの本数の割合を
増やすことにより、前記カットオフ現象に基づいた伝達
効率の低下や明るさムラを容易に減少させることができ
る。
【0069】又、先にも述べたように、コンジット型イ
メージファイバーは、その大外径化によってフレキシブ
ル性が著るしく損なわれることが知られている。そこ
で、本発明においては、外径500μm程度以下のコン
ジット型イメージファイバーユニットを複数束ねてフレ
キシブル性を維持するようにした。つまり、例えコンジ
ット型イメージファイバーであっても、その外径が50
0μm以下であれば、十分なフレキシブル性を保持し得
るのである。更に、コンジット型イメージファイバーの
場合には、その外径が余り細くなり過ぎると、折損し易
く、且つ、コア部のないガラス層(ジャケット層)の占
める割合が多くなるために、実際上,その外径を30μ
m程度以上にするのが望ましい。
【0070】続いて、このように構成されるイメージフ
ァイバーの製造方法について述べると次の通りである。
即ち、まず、第1の製造工程では、用意された複数本の
光ファイバー素線を酸溶解ガラスのパイプ内に配列させ
た状態とし、この状態で加熱圧着してコンジット型イメ
ージファイバーユニットの母材を得ると共に、第2の製
造工程で、このようにして得られるコンジット型イメー
ジファイバーユニットの母材を更に複数本束ね、これを
再度,加熱圧着し、且つ、所要の太さに線引き延伸して
イメージファイバー束を得る。
【0071】次いで、第3の製造工程では、前記イメー
ジファイバー束を所要の長さに切断し、引続き、第4の
製造工程において、前記イメージファイバー束の両端部
以外の中間部の酸溶解ガラスを溶出させ、このようにし
て所期通りの比較的大外径で且つ所要のフレキシブル性
を保持した高解像度のイメージファイバーが得られるの
である。
【0072】ここで、前記コンジット型イメージファイ
バーユニットの場合、外側を占める酸溶解ガラスのパイ
プ部分については、画像伝送に寄与しないために、その
部分が画素抜けの状態になる。従って、このパイプの肉
厚は、薄ければ薄い程よいのであるが、このように肉厚
の薄いパイプは、一般にその生産性が悪いことから、当
初に比較的肉厚のあるパイプを用い、第1の製造工程後
に、約100μm乃至500μm程度の厚さに削ること
が望ましい。
【0073】
【実施例】以下、本発明を適用したイメージファイバ
ー、及びその製造方法の具体的な各別の実施例につき、
図及び表1〜8を参照して詳細に説明する。
【0074】図1は、本発明の第1乃至第8実施例によ
るイメージファイバーの概要構成を模式的に示した横断
面略図である。
【0075】本発明にかかる各別の実施例データは、以
下に表1乃至表8を用いることで、その8つの態様を夫
々に示している。第1乃至第3実施例では、各態様共
に、何れも5種類のコア/クラッド比がほぼ等しく、且
つ、異なる外径の各コア11a,11b,11c,11
d,及び11eを有する各光ファイバー素線の夫々に多
数本を用い、これらの各光ファイバー素線を前述した所
定の配列状態で共通のジャケットパイプ12内に挿入し
た後、これを高温に加熱することによって、各光ファイ
バー素線のクラッド部を相互に融着させると共に、引続
き、全体を所定の太さまで線引き加工して、所要外径に
よるイメージファイバー10を製造したものである。
【0076】従って、このようにして製造された所要の
イメージファイバー10では、前記各光ファイバー素線
のクラッド部が相互に融着して一体化されると共に、こ
の一体化されたクラッド13内にあって、前記した如く
に所定の規則的な配列による5種類の異なった太さの各
コア11a,11b,11c,11d,及び11eが混
在されることになる。そして、この場合、前記各コア1
1a,11b,11c,11d,及び11eの相互が、
必ずしも完全な規則的配列の下におかれるものとは限ら
れないが、同一外径のコア相互が隣接状態におかれるよ
うな虞は少なくなる。又、前記ジャケットパイプ12に
ついては、線引き加工後、一体化されたクラッド13の
外周部を取り囲むジャケット層12aとして残され、且
つ、その外周面には、更に保護用のコート層14が被覆
されている。
【0077】第1実施例 表1に本実施例のデータを示す。
【0078】本実施例のデータによるイメージファイバ
ーは、コア径,及びクラッド径が共に異なる5種類の光
ファイバー素線を夫々に600本ずつ前記第2の手法に
より混在させた後、加熱圧着後、線引き加工し、得られ
たものである。
【0079】従って、このようにして得られたイメージ
ファイバーの各コア径(紡糸後)は、5種類の異なる値
となったが、夫々の種類別の各コア間隔は、共に平均
3.8μmであった。この結果、ここでは、明るさムラ
を解消させることが可能になった。
【0080】又、このイメージファイバーに対して、所
定の光(NA=0.495,λ=650nm)を入射さ
せた場合、そのV値は、5種類の異なる値になり、且
つ、同一種類のコア同士が殆ど隣接していないため、ク
ロストークを減少させることが可能になった。
【0081】このように本実施例のデータによるイメー
ジファイバーでは、クロストークを抑制して画質の劣化
を防止でき、合わせて明るさムラのない細径且つ高解像
度による構成が得られるのである。
【0082】第2実施例 表2に本実施例のデータを示す。
【0083】本実施例のデータによるイメージファイバ
ーにおいては、コア径(紡糸後)の最も小さいファイバ
ーがシングルモードとなる(λ=650nm)ために、
最も大きいコア(コア径=1.13μm)と最も小さい
コア(コア径=0.87μm)とを夫々に全本数の15
%とし、且つ、2番目に大きいコア(コア径=1.07
μm)と2番目に小さいコア(コア径=0.93μm)
とを夫々に25%とし、更に、残りの中間径のコア(コ
ア径=1μm)を20%として構成させ、前記第1の手
法により混在させた後、加熱圧着後、線引き加工し、得
られたものである。
【0084】ここで、1つのファイバーの構成比率だけ
が高くなると、異なるファイバーを混在させた意義が薄
れてしまうので、各光ファイバーの構成比率の差は、約
10%程度の範囲内でランダム化させるのが好ましい。
従って、このようにして得られる本実施例のデータによ
るイメージファイバーにおいても、前記第1実施例のデ
ータによるイメージファイバーの場合と殆んど同様に、
クロストークを抑制して画質の劣化を防止でき、合わせ
て明るさムラのない細径且つ高解像度のイメージファイ
バーが得られるのである。
【0085】第3実施例 表3に本実施例のデータを示す。
【0086】本実施例のデータによるイメージファイバ
ーの場合、各コア(紡糸後)は、全て、LP11モードの
伝送が可能に構成されており、5種類の各光ファイバー
素線の本数を同一の比率(600本ずつ)で前記第1の
手法により混在させることによって、前記第1及び第2
実施例の各データによるイメージファイバーの場合と殆
んど同様の効果を達成することができる。
【0087】第4実施例 表4に本実施例のデータを示す。
【0088】本実施例のデータによるイメージファイバ
ーは、7種類のコア/クラッド比がほぼ等しく、且つ、
異なる外径の各コアを有する光ファイバー素線を約43
0本ずつ用いて、前記第1の手法により混在させた後、
加熱圧着後、線引き加工し、得られたものである。本実
施例のイメージファイバーの概要構成は特に図示しない
が、その特徴は、上記各実施例に示されたイメージファ
イバーと同様である。又、本実施例のデータによるイメ
ージファイバーも上記各実施例のデータによるイメージ
ファイバーの場合と同様の効果を得ることができる。
【0089】第5実施例 表5に本実施例のデータを示す。
【0090】本実施例のデータによるイメージファイバ
ーは、3種類のコア/クラッド比がほぼ等しく、且つ、
異なる外径の各コア有する光ファイバー素線を夫々約1
000本ずつ前記第2の手法により、図3に示すような
配列手段を用いて、規則的に配列した後、加熱圧着後、
線引き加工し、得られたものである。本実施例のイメー
ジファイバーの概要構成も特に図示しないが、その特徴
は、上記各実施例に示されたイメージファイバーと同様
である。よって、本実施例のデータによるイメージファ
イバーも上記各実施例のデータによるイメージファイバ
ーの場合と同様の効果を得ることができる。
【0091】第6実施例 表6に本実施例のデータを示す。
【0092】本実施例のデータによるイメージファイバ
ーは、各光ファイバー素線を約1000本ずつ前記第2
の手法により、図3に示すような配列手段を用いて、規
則的に配列した後、加熱圧着後、線引き加工し、得られ
たものである。本実施例のデータによるイメージファイ
バーは、コア/クラッド比の異なる光ファイバー素線を
用いて形成されているが、素線の配列が規則的になって
いるため、明るさムラはなく、クロストークも少ない良
好なイメージファイバーが得られる。本実施例のイメー
ジファイバーの概要構成も特に図示しないが、その特徴
は、上記各実施例に示されたイメージファイバーと同様
である。よって、本実施例のデータによるイメージファ
イバーも上記各実施例のデータによるイメージファイバ
ーの場合と同様の効果を得ることができる。
【0093】第7実施例 表7に本実施例のデータを示す。
【0094】本実施例のデータによるイメージファイバ
ーは、7種類のコア/クラッド比がほぼ等しく、且つ、
異なる外径の各コアを有する光ファイバー素線を夫々約
430本ずつ用いて、前記第1の手法により混在させた
後、加熱圧着後、線引き加工し、得られたものである。
本実施例のイメージファイバーの概要構成は特に図示し
ないが、その特徴は、上記各実施例に示されたイメージ
ファイバーと同様である。又、本実施例のデータによる
イメージファイバーも上記各実施例のデータによるイメ
ージファイバーの場合と同様の効果を得ることができ
る。
【0095】第8実施例 表8に本実施例のデータを示す。
【0096】本実施例のデータによるイメージファイバ
ーは、7種類のコア/クラッド比がほぼ等しく、且つ、
異なる外径の各コアを有する光ファイバー素線を夫々約
1430本ずつ用いて、前記第1の手法により混在させ
た後、加熱圧着後、線引き加工し、得られたものであ
る。本実施例のイメージファイバーの概要構成は特に図
示しないが、その特徴は、上記各実施例に示されたイメ
ージファイバーと同様である。又、本実施例のデータに
よるイメージファイバーも上記各実施例のデータによる
イメージファイバーの場合と同様の効果を得ることがで
きる。
【0097】尚、上記第1乃至第8実施例において示し
たイメージファイバーは、何れも屈折率が1.5177
であるクラッドと、屈折率が1.53であるジャケット
パイプが用いられており、このジャケットパイプの外側
にカーボンを混入した樹脂をコーティングして構成され
ている。
【0098】第9実施例 図4は、本実施例を適用したコンジット型イメージファ
イバーにおける各コアの配列態様を示す部分断面図であ
る。
【0099】本実施例では、コア径の異なった3種類の
各コアを用い、同一径の各コアが相互に隣接しないよう
に六方稠密状に規則的に配列させた外径約300μm,
長さ約3mで画素数約3000本のコンジット型イメー
ジファイバー110を対象としている。この場合、3種
類の各コア111a,111b,111cのコア径は、
夫々2.5μm,2.55μm,2.6μmであって、
コア間の間隔が3.8μm,小径コアに対する最も近い
大径コアのコア径差が夫々に約2%,最小コア径に対す
る最大コア径のコア径差が4%であり、又、各コア11
1a,111b,111cの屈折率が夫々に1.59,
各コア111a,111b,111cが共有するクラッ
ド112の屈折率が1.5177である。
【0100】而して、前記3種類からなる複数の各コア
配列に構成された本実施例のコンジット型イメージファ
イバー110では、相互に隣接する各コア111a,1
11b,111cのコア径が異なるために、夫々の各コ
ア111a,111b,111cにおける伝搬定数も異
なっていてクロストークが発生し難くなり、この結果、
各コア間の間隔,ひいてはイメージファイバー110の
それ自体の外径を小さくし得る。
【0101】又、夫々の各コア111a,111b,1
11cの断面積が異なるが、その差が僅かであり、且
つ、これに加えて各コア111a,111b,111c
の配列が、相互に隣接しない六方稠密状に規則的になさ
れていることから、ここでの相互に隣接する3つの画素
の面積の和を1つの単位面積とすれば、各単位面積に対
するコア断面積の割合が伝送画面の全域で均一となり、
これによって均一な明るさの被観察物体を観察しても明
るさムラを生ずる虞がない。
【0102】第10実施例 図5は、本実施例を適用したコンジット型イメージファ
イバーにおける各コアの配列態様を示す部分断面図であ
る。
【0103】本実施例では、断面形状が異なり且つ断面
積の等しい3種類の各コアを内包した夫々外径の等しい
各光ファイバー素線、即ち、この場合は、断面円形のコ
ア122aをクラッド123a内に内包した光ファイバ
ー素線121a,断面楕円形のコア122bをクラッド
123b内に内包した光ファイバー素線121b,及び
断面正方形のコア122cをクラッド123c内に内包
した光ファイバー素線121cを複数本用い、夫々同一
断面形状の各コア122a,122b,122cを有す
る各光ファイバー素線121a,121b,121cが
相互に隣接しないように六方稠密状をなして規則的に配
列させ、加熱圧着後、線引き加工したコンジット型イメ
ージファイバー120を対象としており、この場合、コ
ア間の間隔が3μm,画像伝送部におけるコア占有面積
が40%で、長さ,及びコアとクラッドとの各屈折率
は、前記第9実施例と同様である。
【0104】而して、前記構成による本実施例のコンジ
ット型イメージファイバー120では、相互に隣接する
各コア122a,122b,122cのコア形状が異な
るために、前記第9実施例の場合と同様に、クロストー
クが発生し難く、且つ、各コア間の間隔,ひいてはイメ
ージファイバー120のそれ自体の外径を小さくし得る
のであり、更に、前記各コア122a,122b,12
2cの断面積が等しいために、各画素の明るさもまた等
しくなって、均一な明るさの被観察物体を観察しても明
るさムラを生ずる虞もない。
【0105】第11実施例 図6は、本実施例を適用したコンジット型イメージファ
イバーにおける各コアの配列態様を示す部分断面図であ
る。
【0106】本実施例では、コア径が3μmの各コア1
31aと、コア径が2.5μmの各コア131bとを交
互に約7μmの間隔で四方稠密状に規則的に配列させる
と共に、対画上に並ぶ同一コア径の各コア131aと1
31a,131bと131bの間に、コア径が約1μm
の各コア131cを配置して共通のクラッド132内に
内包させたコンジット型イメージファイバー130を対
象としており、この場合、コアの屈折率が1.62,ク
ラッドの屈折率が1.49で、長さは約2mである。
【0107】而して、前記構成による本実施例のコンジ
ット型イメージファイバー130では、相互に隣接する
各コア131a,131b,131cのコア径が異なる
ため、前記第9実施例の場合と同様に、夫々の各コア1
31a,131b,131cにおける伝搬定数も異なっ
ていてクロストークが発生し難く、各コア間の間隔,ひ
いてはイメージファイバー130のそれ自体の外径を小
さくし得るのである。又、前記各コア131a,131
b,131cの断面積は異なりはするが、夫々が規則的
な配列であることから、相互に隣接する4つの画素(コ
ア131a,131b各1画素と131c2画素)の面
積の和を1つの単位面積とするとき、各単位面積に対す
るコア断面積の割合が伝送画面の全域で均一になって、
均一な明るさの被観察物体を観察しても明るさムラを生
ずる虞はない。
【0108】第12実施例、及び第13実施例 図7及び図8は、本発明の第12及び第13実施例を適
用したコンジット型イメージファイバーの製造方法を説
明するためのガラスパイプ内への各光ファイバー素線の
配列態様を夫々に示す各部分断面図である。
【0109】第12及び第13実施例は、前記第9及び
第10実施例に近似した夫々のコンジット型イメージフ
ァイバー140,及び150を製造する場合である。
【0110】即ち、第12実施例の場合には、コアの屈
折率が1.59,クラッドの屈折率が1.5177で、
且つ、コア/クラッド比が2/3とされ、夫々の外径が
300μm,306μm,312μmにされた径の異な
る3種類の各光ファイバー素線141a,141b,1
41cを用い、これらの各光ファイバー素線141a,
141b,141cの夫々を順次に組み合わせること
で、所期通りに、同一コア径の各光ファイバー素線が相
互に隣接することなく六方稠密状をなして規則的に配列
させた後、ジャケットパイプ内に各光ファイバー素線1
41a,141b,141cの約1000本づつの組合
せを装入すると共に、そのジャケットパイプを含めて、
これらを加熱圧着させながら外径が約300μm程度に
なるまで延伸させることにより、所要のコンジット型イ
メージファイバー140を製造した。又、第13実施例
の場合にあっても、径の異なる3種類の各光ファイバー
素線151a,151b,151cを用い、ジャケット
パイプ内に対して、ここでもほぼ同様に配列させた後、
これを加熱圧着して延伸させることにより、所要のコン
ジット型イメージファイバー150を製造した。尚、配
列の方法は、第12実施例の場合には前述の第2の手法
を、第13実施例の場合には第1又は第2の手法を用い
てもよい。
【0111】而して、前記のようにして製造された第1
2及び第13実施例の各コンジット型イメージファイバ
ー140,150では、夫々に径の異なる各光ファイバ
ー素線141a,141b,141cと、151a,1
51b,151cとの夫々同一のコア径の光ファイバー
素線を相互に隣接しないように配列させてあることか
ら、共にクロストークの発生が少なくなり、合わせて、
規則的な配列のために、非常に見易く、且つ、明るさム
ラがなくて高解像度のイメージファイバーが得られた。
【0112】第14実施例 図9は本実施例に用いるコンジット型イメージファイバ
ーユニットの各コアの配列態様を示す部分断面図であ
り、図10は本実施例を適用したイメージファイバーの
製造方法を説明するためのガラスパイプ内への各イメー
ジファイバーユニットの配列態様を夫々に示す各部分断
面図、又、図11は同完成されたイメージファイバーの
外観形態の概要を模式的に示す説明図である。
【0113】本実施例では、前記第9実施例の場合と同
様に、異なるコア径を有する3種類の各光ファイバー素
線162a,162b,162cを用い、まず、図9に
示されている如く、屈折率が1.57で、断面形状が六
角形をなす酸溶融ガラスパイプからなるジャケット層1
64内に対して、クラッド163を共有し、且つ、同一
径の各光ファイバーが相互に隣接しないように六方稠密
状に規則的に配列させた後、これを加熱圧着し、且つ線
引き延伸させて外径約200μmのコンジット型イメー
ジファイバーユニット161を得ると共に、引続き、図
10に示されている如く、前記コンジット型イメージフ
ァイバーユニット161を500本程度を束ね、再度加
熱圧着した後、その入射端と出射端,つまり、両端部1
61aを除く中間部161bにおいて、酸溶解ガラスパ
イプからなるジャケット層164部分を溶出させ、イメ
ージファイバー160を製造した。
【0114】而して、前記のようにして製造された本実
施例のイメージファイバー160では、実質上,得られ
るイメージファイバー160の外径が約5mmという比
較的大径であるのにも拘らず、前記と同様な作用,効果
が得られると共に、併せて、十分なフレキシブル性を備
えた上で、コア間の間隔3.8μmで約10万画素の高
解像度を達成できる。
【0115】尚、本発明は、以上の実施例の説明からも
明らかなように、上記請求項1及び3に記載したイメー
ジファイバーの構成,並びに請求項2及び4に記載した
イメージファイバーの製造方法に合わせて、以下の各イ
メージファイバーの構成,及びイメージファイバーの製
造方法にも及ぶものである。
【0116】(1)少なくとも50%以上のコアが同一
種類のコアと隣接しないように配列されて構成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載のイメージファイバ
ー。
【0117】(2)少なくとも80%以上のコアが同一
種類のコアと隣接しないように配列されて構成されてい
ることを特徴とする上記(1)に記載のイメージファイ
バー。
【0118】(3)前記複数種類のコアは少なくとも3
種類の異なる断面形状を有し、且つ、その断面積はみな
等しくなっていることを特徴とする請求項1,上記
(2)又は(3)に記載のイメージファイバー。
【0119】(4)前記複数種類のコアは少なくとも3
種類の径の大きさの異なるコアからなることを特徴とす
る請求項1,上記(1)又は(2)に記載のイメージフ
ァイバー。
【0120】(5)前記コアの配列はほぼ規則的である
ことを特徴とする請求項1,上記(1)又は(2)に記
載のイメージファイバー。
【0121】(6)前記径の大きさが異なるコア間のコ
ア径差が2%以上であることを特徴とする上記(4)に
記載のイメージファイバー。
【0122】(7)前記少なくとも3種類の径の大きさ
の異なるコアの最小コア径に対する最大コア径のコア径
差が50%増以下であるようにしたことを特徴とする上
記(4)に記載のイメージファイバー。
【0123】(8)前記少なくとも3種類の径の大きさ
の異なるコアの最小コア径に対する最大コア径のコア径
差が30%増以下であり、且つ、画素数が5000画素
以下であるようにしたことを特徴とする上記(7)に記
載のイメージファイバー。
【0124】(9)前記少なくとも3種類の径の大きさ
の異なるコア間のコア径差が0.5%以上で、且つ、最
小コア径に対する最大コア径のコア径差が10%以下で
あるようにしたことを特徴とする上記(4)に記載のイ
メージファイバー。
【0125】(10)前記径の大きさの異なるコアの種
類は4〜10種類であることを特徴とする上記(4)に
記載のイメージファイバー。
【0126】(11)前記径の大きさの異なるコアの種
類は4〜6種類であり、且つ、前記各コアのコア径差が
5〜10%であることを特徴とする上記(10)に記載
のイメージファイバー。
【0127】(12)前記クラッド部の厚さdを以下の
条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項1
又は上記(1)に記載のイメージファイバー。 1.8μm>d>0.8μm
【0128】(13)前記複数種類の光ファイバー素線
は全て外径の大きさが異なった光ファイバー素線であ
り、且つ、前記同一種類の光ファイバー素線が相互に隣
接しないように配列する工程は、少なくとも、前記複数
種類の外径の大きさの異なる光ファイバー素線を多数水
平に配置する工程と、前記光ファイバー素線に振動を与
え複数種類の光ファイバー素線をほぼ均一な密度に配列
する工程とが、含まれていることを特徴とする請求項2
に記載のイメージファイバーの製造方法。
【0129】(14)前記複数種類の光ファイバー素線
は、コア/クラッド比が実質上等しいことを特徴とする
請求項2又は上記(13)に記載のイメージファイバー
の製造方法。
【0130】(15)前記複数種類の光ファイバー素線
は、コア/クラッド比が以下の条件式を満足するように
構成されていることを特徴とする請求項2又は上記(1
3)に記載のイメージファイバーの製造方法。 0.7>コア/クラッド>0.4
【0131】(16)前記複数種類の光ファイバー素線
はコア占有率が等しく、且つ、コアの断面形状が異なっ
ていることを特徴とする請求項2に記載のイメージファ
イバーの製造方法。
【0132】(17)前記複数種類の光ファイバー素線
は少なくとも3種類の径の大きさの異なるコアを有して
いることを特徴とする請求項2又は上記(13)に記載
のイメージファイバーの製造方法。
【0133】(18)前記径の大きさの異なるコアは4
〜10種類であることを特徴とする上記(17)に記載
のイメージファイバーの製造方法。
【0134】(19)前記複数種類の光ファイバー素線
は少なくとも5種類の径の大きさの異なるコアを有して
いることを特徴とする上記(17)に記載のイメージフ
ァイバーの製造方法。
【0135】(20)前記少なくとも3種類の径の大き
さの異なるコアを有する光ファイバー素線は、コア/ク
ラッド比が実質上等しく、外径差が0.5%以上で、且
つ、最小外径に対する最大外径の外径差が10%以下に
なるようにしたことを特徴とする上記(17)に記載の
イメージファイバーの製造方法。
【0136】(21)前記少なくとも3種類の径の大き
さの異なるコアを有する光ファイバー素線は、外径差が
2%以上であることを特徴とする上記(17)に記載の
イメージファイバーの製造方法。
【0137】(22)前記各光ファイバー素線は4〜6
種類で、且つ、該素線の外径差が5〜10%であること
を特徴とする上記(17)に記載のイメージファイバー
の製造方法。
【0138】(23)前記複数種類の光ファイバー素線
において、最小外径の光ファイバーの素線の大きさに対
する最大外径の光ファイバー素線の大きさの割合と、最
小コア径の大きさに対する最大コア径の大きさの割合
が、共に50%増以下であるようにしたことを特徴とす
る上記(17)に記載のイメージファイバーの製造方
法。
【0139】(24)前記複数種類の光ファイバー素線
において、最小外径の光ファイバーの素線の大きさに対
する最大外径の光ファイバー素線の大きさの割合と、最
小コア径の大きさに対する最大コア径の大きさの割合
が、共に30%増以下で、且つ、素線数が5000以下
であるようにしたことを特徴とする上記(23)に記載
のイメージファイバーの製造方法。
【0140】(25)前記コンジット型イメージファイ
バーユニットは複数種類のコアを有し、前記コアと共有
されるクラッドからなるイメージファイバーユニットで
あることを特徴とする請求項3に記載のイメージファイ
バー。
【0141】(26)前記複数種類のコアを有するコン
ジット型イメージファイバーユニットにおいて、同一種
類のコアを隣接しないように配列して構成したことを特
徴とする上記(25)に記載のイメージファイバー。
【0142】(27)前記コンジット型イメージファイ
バーユニットの外径の大きさが500μm以下であるよ
うにしたことを特徴とする請求項3に記載のイメージフ
ァイバー。
【0143】(28)前記コンジット型イメージファイ
バーユニットの外径の大きさが30μm以上であるよう
にしたことを特徴とする上記(27)に記載のイメージ
ファイバー。
【0144】(29)前記コンジット型イメージファイ
バーユニットの酸溶解ガラス層は約100乃至500μ
mの厚さを有していることを特徴とする請求項4に記載
のイメージファイバーの製造方法。
【0145】(30)前記コンジット型イメージファイ
バーユニットには、少なくとも径の大きさの異なるコア
が含まれていることを特徴とする請求項4に記載のイメ
ージファイバーの製造方法。
【0146】(31)前記コンジット型イメージファイ
バーユニットは、少なくとも3種類の径の大きさの異な
るコアとそのコアと共有されるクラッドからなり、同一
径のコアが隣接しないようほぼ規則的に配列されている
ことを特徴とする上記(30)に記載のイメージファイ
バーの製造方法。
【0147】(32)前記イメージファイバー又は光フ
ァイバー素線のコアの屈折率(n1)が以下の条件式を
満足するように構成されていることを特徴とする請求項
2,3,4又は上記(1)に記載のイメージファイバー
及びその製造方法。 n1 >1.56
【0148】(33)前記コアの屈折率(n1 )が以下
の条件式を満足するように構成されていることを特徴と
する上記(32)に記載のイメージファイバー及びその
製造方法。 1.7>n1
【0149】
【発明の効果】以上各実施例によって詳述したように、
本発明によれば、複数種類の各光ファイバー素線からな
り、同一外径の各コアを相互に隣接しないように配列し
て構成したので、クロストークを抑制して画質の劣化を
防止でき、合わせて明るさムラのない細径且つ高解像度
によるイメージファイバーを提供でき、又比較的大外径
でフレキシブル性に富み同様に高解像度のイメージファ
イバーも得られるという優れた特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイメージファイバーの一例による
断面構造を模式的に示す横断面図である。
【図2】光ファイバーのコア内に励起される各伝搬モー
ドのエネルギーの割合を示す図である。
【図3】コア/クラッド比が異なり、且つ外径の等しい
3種類の各光ファイバー素線の配列手段,及び該配列の
一例を示す説明図である。
【図4】本発明の第9実施例を適用したコンジット型イ
メージファイバーにおける各コアの配列態様を示す部分
断面図である。
【図5】本発明の第10実施例を適用したコンジット型
イメージファイバーにおける各コアの配列態様を示す部
分断面図である。
【図6】本発明の第11実施例を適用したコンジット型
イメージファイバーにおける各コアの配列態様を示す部
分断面図である。
【図7】本発明の第12実施例を適用したコンジット型
イメージファイバーの製造方法を説明するためのガラス
パイプ内への各コアの配列態様を示す部分断面図であ
る。
【図8】本発明の第13実施例を適用したコンジット型
イメージファイバーの製造方法を説明するためのガラス
パイプ内への各コアの配列態様を示す部分断面図であ
る。
【図9】本発明の第14実施例に用いるコンジット型イ
メージファイバーユニットの各コアの配列態様を示す部
分断面図である。
【図10】同第14実施例を適用したイメージファイバ
ーの製造方法を説明するためのガラスパイプ内への各イ
メージファイバーユニットの配列態様を夫々示す各部分
断面図である。
【図11】同完成されたイメージファイバーの外観形態
の概要を模式的に示す説明図である。
【図12】一般的な医療用内視鏡の概要を模式的に示す
配置構成図である。
【図13】同医療用内視鏡に適用される従来のイメージ
ファイバーの概要を模式的に示す横断面略図である。
【図14】イメージファイバーのコア径,クラッド厚,
及びコア間隔の定義を示す図である。
【図15】従来のランダムイメージファイバーの一例に
よる端面構成の概要を部分的に示す図である。
【図16】図15に示した構成における主要部の詳細を
拡大して模式的に示す端面説明図である。
【図17】図15に示した構成における同一領域内の隣
接する同一の小径にされた各コアのうちのコア1に光を
入射したときの光出力状態を示す図である。
【図18】図15に示した構成における同一領域内の隣
接する同一の小径にされた各コアのうちのコア2に光を
入射したときの光出力状態を示す図である。
【図19】図15に示した構成における同一領域内の隣
接する同一の大径にされた各コアの1つのコア(コア
3)に光を入射したときの光出力状態を示す図である。
【図20】図15に示した構成における同一領域内に独
立されている中間径にされたコア4に光を入射したとき
の光出力状態を示す図である。
【図21】3種類の光ファイバー素線を六方稠密状に規
則的に配列した場合の一例による構成を模式的に示す横
断面略図である。
【図22】コア/クラッド比が異なり、且つ外径が同一
の5種類の光ファイバー素線を六方稠密状に束ねてなる
イメージファイバーの全面に均一な光を入射させた場合
の一例による光出力状態を示す図である。
【図23】コア/クラッド比が同一で、且つ外径の異な
った4種類の各光ファイバー素線の配列手段,及びこの
配列の一例を示す説明図である。
【図24】コア/クラッド比が同一で、且つ外径の異な
った5種類の各光ファイバー素線の配列手段,及びこの
配列の一例を示す説明図である。
【図25】同各配列手段を用いて各光ファイバー素線を
ジャケットパイプ内に挿入する場合の態様を模式的に示
す断面説明図である。
【図26】コア/クラッド比が同一で、且つ外径も同一
の5種類の光ファイバー素線を六方稠密状に束ねてなる
イメージファイバーの全面に均一な光を入射させた場合
の一例による光出力状態を示す図である。
【符号の説明】
10 イメージファイバー 11a〜11e コア 12,12a ジャケットパイプ,ジャケット層 13 クラッド部 14 コート層 110 コンジット型イメージファイバー 111a,111b,111c コア 112 クラッド 120 コンジット型イメージファイバー 121a,121b,121c 光ファイバー素線 122a,122b,122c コア 123a,123b,123c クラッド 130 コンジット型イメージファイバー 131a,131b,131c コア 132 クラッド 140 コンジット型イメージファイバー 141a,141b,141c 光ファイバー素線 150 コンジット型イメージファイバー 151a,151b,151c 光ファイバー素線 160 イメージファイバー 161 コンジット型イメージファイバーユニット 161a 一体的にされた両端部(入射端,出射端) 161b 分離された中間部 162a,162b,162c 光ファイバー素線 163 クラッド 164 ジャケット層(酸溶融ガラスパイプ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のコアを有し該コアに共有され
    るクラッドからなるイメージファイバーにおいて、 同一種類のコアを隣接しないように配列して構成したこ
    とを特徴とするイメージファイバー。
  2. 【請求項2】 複数種類の光ファイバー素線を用い、少
    なくとも、該光ファイバー素線を同一種類の光ファイバ
    ー素線が相互に隣接しないように配列する工程と、前記
    光ファイバー素線束を加熱線引きする工程とが含まれて
    いることを特徴とするイメージファイバーの製造方法。
  3. 【請求項3】 複数コアがクラッドを共有している複数
    のコンジット型イメージファイバーユニットが並列的に
    配列されると共に、該配列によるコンジット型イメージ
    ファイバーユニットがその入射端及び射出端で夫々一体
    的に形成され、且つ、中間部で夫々に分離して構成され
    ていることを特徴とするイメージファイバー。
  4. 【請求項4】 酸溶解ガラスからなるパイプ内に複数の
    光ファイバー素線を配列させた後、高温加熱して各光フ
    ァイバー素線のクラッド部を相互に融着させ、各コンジ
    ット型イメージファイバーユニットを形成する工程と、
    前記各コンジット型イメージファイバーユニットを複数
    本束ね、且つ、これを高温加熱した後、所望の太さに延
    伸する工程と、該延伸されたコンジット型イメージファ
    イバー束を所望の長さに切断する工程と、該切断された
    コンジット型イメージファイバー束の中間部の酸溶解ガ
    ラスを溶出する工程とが、少なくとも含まれていること
    を特徴とするイメージファイバーの製造方法。
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