JPH05203821A - ファイバアレイプレート - Google Patents

ファイバアレイプレート

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JPH05203821A
JPH05203821A JP4038799A JP3879992A JPH05203821A JP H05203821 A JPH05203821 A JP H05203821A JP 4038799 A JP4038799 A JP 4038799A JP 3879992 A JP3879992 A JP 3879992A JP H05203821 A JPH05203821 A JP H05203821A
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JP
Japan
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optical fiber
optical fibers
optical
fiber
core area
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4038799A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Matsumoto
英俊 松本
Tsutomu Maruyama
勉 丸山
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ファイバアレイプレートの透過光量の均一安定
化。 【構成】内部の光学ファイバAよりもコア面積占有率の
高い光学ファイバBを外周近傍に配置したマルチファイ
バ9の複数個を光軸を平行に配置し、融着・一体化して
なるファイバアレイプレート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファイバアレイプレー
ト、特に透過光量を均一安定化させたファイバアレイプ
レートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像伝送用のファイバアレイプレートの
うち、原稿読みとり用に用いられるものの一例を図14
に示す。すなわち、原稿面に密着した複数本の光学ファ
イバからなるファイバアレイプレート12の上部に照明
用の光源13および画像読みとり用の光センサ14を配
し、原稿面11の画像を各光学ファイバの直径に相当す
る画素の集合体としてセンサまで伝えるというものであ
る。
【0003】ファイバアレイプレート中の光学ファイバ
の直径は要求される解像度にもよるが数μm〜数十μm
である。しかし工程中のハンドリングの面から、あらか
じめ所要本数の光学ファイバを平行に配列し加熱・延伸
により一体化してなる光学ファイバ束(以下これをマル
チファイバという)を作っておきこれを配列するという
製造方法がしばしばとられており、その際一般にマルチ
ファイバを構成する光学ファイバはその外周部において
も内部においても皆同じ材料、寸法のものからなってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マルチファイバを配列
したものを次工程で融着により一体化すると、マルチフ
ァイバ同士の隙間はマルチファイバが変形することによ
り埋められる。その際特に外周部の光学ファイバが大き
く変形させられるためマルチファイバの外周部だけ光透
過率が低下する。従ってマルチファイバの直径とほぼ同
じ間隔で透過光量の低い領域が発生することになり均一
な光学特性を得ることが難しくなる。
【0005】この対策としては、コアの変形を防ぐため
に(1) コアの材質を硬いものにする、(2) クラッドに硬
い材質のものを用いしかもその厚さを厚くする、といっ
た方法の他、(3) マルチファイバの光軸に垂直な断面の
形状を複雑な多角形(1例を図13に示す)にし、マル
チファイバを配列したとき境界部の光学ファイバの配列
がお互いに噛み合うようにする、といった方法がこれま
で知られている(Int.Soc.Opt.Eng.1243(1990) 196-204
頁)。しかし上記(1) や(2) の方法では使用する材料の
ガラスの種類に制約が加えられることになり、(3) では
光学ファイバを多角形状に配列することが困難なうえ、
マルチファイバ製造時のねじれをなくさないとマルチフ
ァイバ同士がうまく噛み合わなくなる、といった欠点を
有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点を
解決すべくなされたものであり、所定本数の光学ファイ
バを平行に配列し加熱・延伸により一体化してなる光学
ファイバ束の複数個を平行かつ密接に配列したのち全体
を融着することにより一体化して得られるファイバアレ
イプレートにおいて、前記光学ファイバ束の外周近傍の
光学ファイバのコア面積占有率を、該光学ファイバ束の
内部の光学ファイバのコア面積占有率より高くしたこと
を特徴とするファイバアレイプレートを提供するもので
ある。
【0007】以下、円形断面のマルチファイバを例に取
り本発明の構成を図1、図3〜図6を用いて説明する。
図1は本発明の実施例におけるマルチファイバの構成を
模式的に示したものであり、その内部と外周部とでは光
学ファイバのコア面積占有率が異なる。図3はマルチフ
ァイバの内部を構成する光学ファイバ(A)の断面図
で、コア3の直径がd, クラッド4の厚さがt1 , 光吸
収層5の厚さがt2 である。また図4はマルチファイバ
の外周部を構成する光学ファイバ(B)の断面図で、コ
ア3の直径及びクラッド4の厚さは光学ファイバ(A)
と同じで光吸収層5の厚さt3 はt2 より薄くなってい
る。
【0008】はじめに図5のように光学ファイバ(A)
を所定本数配列して略円形にしておき、続いてその外側
に図6のように光学ファイバ(B)を配列して円形にす
る。この光学ファイバの束を加熱・延伸してマルチファ
イバとし、マルチファイバを一定長に切断し平行密接に
配列した後融着により全体を一体化する。このようにし
て作ったブロック状のものを光学ファイバの軸方向に垂
直に切断して所定厚みのファイバアレイプレートを作成
する。
【0009】前述の光学ファイバ(A)のコア面積占有
率は d2 /(d+2t1 +2t22 (1) であらわされる。光学ファイバ(B)のコア面積占有率
は光学ファイバ(A)のコア面積占有率に次の式 (d+2t1 +2t2)2 /(d+2t1 +2t3)2 (2) を乗じた値になっている。内部に光学ファイバ(A)、
外周部に光学ファイバ(B)を用いて作ったマルチファ
イバを再び平行密接に配列し、融着により全体を一体化
したとき、外周部の光学ファイバの透過光量が変形によ
りn%低下したとすると、光吸収層の厚さt3 とt2
値を調整し、(2)式の値が 1/(1−n/100) になったとき外周部の光学ファイバの変形による透過光
量の低下が外周部の光学ファイバのコア面積占有率の向
上により相殺されてマルチファイバの境界部でもマルチ
ファイバ内部と同等の光量が得られる。また、この方法
によりマルチファイバの境界部でマルチファイバ内部と
同等以上の光量を得ることもできる。
【0010】以上はマルチファイバの内部と外周部の光
学ファイバの光吸収層の厚さを変えてコア面積占有率を
変える場合であるが、クラッドの厚さを変えることによ
っても同様の効果を得ることができる。
【0011】
【実施例】図7に示すようにコア3の直径30mm,ク
ラッド4の厚さ2mm,光吸収層5の厚さ3mmの寸法
の硝材を組み合わせて、ロッドインチューブ法により直
径1mmの光学ファイバを作る(光学ファイバA)。次
にコアの直径30mm,クラッドの厚さ2mm,光吸収
層の厚さ2mmの寸法の硝材を組み合わせて同様にして
直径1mmの光学ファイバを作る(光学ファイバB)。
上記の光学ファイバAを550本集束し、六方稠密配列
の状態で略円形に配列する(図5)。
【0012】次にその外周に光学ファイバBを50本配
し、円形に配列することにより光学ファイバの集合体8
を形成する(図6)。このようにして作った光学ファイ
バの集合体8を電気炉中で加熱しながらローラーで延伸
して、直径0.5mmのマルチファイバ9を作る(図
8)。さらにこのマルチファイバ9を幅150mmのガ
ラス板10上で平行密接に配列し、さらに同じ大きさの
ガラス板10を上に載置した状態で加熱・加圧により一
体化する(図9)。これを光学ファイバの軸方向に垂直
に厚さ2mmに切断し、表面を研磨してファイバアレイ
プレート12を製造した(図10)。
【0013】図2はこのようにして製造したファイバア
レイプレートの光学ファイバ部分の透過光量を、点状の
光源をファイバの光軸に垂直に連続的に移動させながら
走査して測定した結果である。Pはマルチファイバ外周
部の融着部を示す。図12は、図11に断面を示す、光
学ファイバAのみを600本集束して上記と同様に製造
したファイバアレイプレートでの透過光量の測定結果で
ある。図2と図12を比較すると、図12であるピッチ
で発生していた透過光量の低下が図2では生じていない
ことがわかる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、使用する硝材の種類に
なんらの制約を設けることなく、光吸収層あるいはクラ
ッド層の厚さの調整のみで容易にファイバアレイプレー
トの透過光量の均一安定化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるファイバアレイプレートの断面
の一部拡大図
【図2】本発明において作成したファイバアレイプレー
トの光学ファイバ部分の透過光量を示すグラフ
【図3】本発明におけるマルチファイバの内部を構成す
る光学ファイバ(A)の断面の拡大図
【図4】本発明におけるマルチファイバの外周部を構成
する光学ファイバ(B)の断面の拡大図
【図5】光学ファイバ(A)を略円形に配列した状態の
断面図
【図6】光学ファイバ(B)を外周に配し円形に配列し
た状態の断面図
【図7】光学ファイバ(A)を作成する状況を示す斜視
【図8】マルチファイバを作成する状況を示す斜視図
【図9】マルチファイバを融着により一体化するときの
状況を示す斜視図
【図10】本発明の実施例のファイバアレイプレートの
光軸に垂直な断面図
【図11】全体が均一な構成の光学ファイバからなるマ
ルチファイバを用いて作ったファイバアレイプレートの
断面の拡大図
【図12】全体が均一な構成の光学ファイバからなるマ
ルチファイバを融着して作ったファイバアレイプレート
の光学ファイバ部分の透過光量のグラフ
【図13】多角形状のマルチファイバの断面図
【図14】ファイバアレイプレートを用いた原稿読みと
り系の構成の説明図
【符号の説明】
1,A 光学ファイバ B 1よりコア面積占有率の高い光学ファイバ 3 コア 4 クラッド 5 光吸収層 6 管状電気炉 7 回転ローラー 8 光学ファイバの集合体 9 マルチファイバ 10 ガラス板 11 原稿 12 ファイバアレイプレート 13 照明用光源 14 光センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定本数の光学ファイバを平行に配列し加
    熱・延伸により一体化してなる光学ファイバ束の複数個
    を平行かつ密接に配列したのち全体を融着することによ
    り一体化して得られるファイバアレイプレートにおい
    て、前記光学ファイバ束の外周近傍の光学ファイバのコ
    ア面積占有率を、該光学ファイバ束の内部の光学ファイ
    バのコア面積占有率より高くしたことを特徴とするファ
    イバアレイプレート。
  2. 【請求項2】前記光学ファイバの外周に光吸収層が設け
    られていることを特徴とする請求項1記載のファイバア
    レイプレート。
  3. 【請求項3】前記光学ファイバの外周に設けられている
    光吸収層の厚さが、前記光学ファイバ束の外周近傍の光
    学ファイバのコア面積占有率を該光学ファイバ束の内部
    の光学ファイバのコア面積占有率と同等またはより高く
    するよう選択された厚さであることを特徴とする請求項
    2記載のファイバアレイプレート。
JP4038799A 1992-01-29 1992-01-29 ファイバアレイプレート Withdrawn JPH05203821A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012230344A (ja) * 2011-03-02 2012-11-22 Kuraray Co Ltd 光ファイバ集合体の製造方法
CN104614804A (zh) * 2015-02-11 2015-05-13 南京奥依菲光电科技有限公司 一种高分辨率和低断丝率的柔性光纤传像束及其酸溶制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012230344A (ja) * 2011-03-02 2012-11-22 Kuraray Co Ltd 光ファイバ集合体の製造方法
CN104614804A (zh) * 2015-02-11 2015-05-13 南京奥依菲光电科技有限公司 一种高分辨率和低断丝率的柔性光纤传像束及其酸溶制备方法
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