JPH10153711A - 分岐型光伝送装置 - Google Patents

分岐型光伝送装置

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JPH10153711A
JPH10153711A JP9275051A JP27505197A JPH10153711A JP H10153711 A JPH10153711 A JP H10153711A JP 9275051 A JP9275051 A JP 9275051A JP 27505197 A JP27505197 A JP 27505197A JP H10153711 A JPH10153711 A JP H10153711A
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JP
Japan
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light
optical transmission
cladding
tubes
tube
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JP9275051A
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English (en)
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Minoru Ishiharada
石原田  稔
Atsushi Hotta
篤 堀田
Itsuo Tanuma
逸夫 田沼
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
    • G02B6/2804Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/0001Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
    • G02B6/0005Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being of the fibre type
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性を有する光伝送チューブを複数本用い
て複数個所に光を伝送するに際して、1つの光源から分
岐されたチューブに効率よく光を入射する。 【解決手段】 可撓性を有する筒状のクラッディング1
0と、このクラッディング10に充填されクラッディン
グ10より高い屈折率を有する透明コア11とから成る
光伝送チューブ1の単体を複数本束ねた分岐型光伝送装
置であって、コア11を弾性変形可能な固形状物で形成
し、光入射端1a側の複数本の光伝送チューブ1を結束
部材2で結束して外圧を加え各光伝送チューブ1を変形
させるとともに、各光伝送チューブ1間の隙間を最小に
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、可撓性を有する
筒状のクラッディング内にクラッディングより高い屈折
率を有する透明なコアを充填した光伝送チューブを複数
本束ねた分岐型光伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可撓性を有する筒状のクラッディング内
に透明なコアを充填した光伝送チューブとしては、米国
特許第3,814,497号明細書記載の発明や米国特
許第4,009,382号明細書記載の発明、さらに米
国特許第5,333,227号明細書記載の発明が知ら
れている。最初の従来技術は、互いに平行で密に並べら
れた多数のロッドから成るウェーブガイドを開示し、1
本1本のロッドが光伝送チューブを構成している。この
ロッドは、メインボディ(クラッディング)の中にオー
ガニックリキッドコアを充填したものである。リキッド
コアは、テトラクロロエチレンあるいはこれにカーボン
テトラクロライドを混合したものから成ることが開示さ
れている。第2番目の従来技術は、プラスチック材料か
ら成る可撓性を有する中空のチューブと、このチューブ
内に充填され、このチューブを形成するプラスチック材
料よりも屈折率の大きな光伝導性液体と、チューブ両端
を閉じる光透過手段とから成るフレキシブルライトガイ
ドを開示している。光透過手段は、石英や石英ガラスか
ら成る窓であり、光伝導性液体としては、無機塩の水溶
液が用いられる。最後の従来技術は、両端開口の中空チ
ューブ状のクラッディング内にこのクラッディングより
も屈折率の高い流動体のコアを充填し、クラッディング
両端に封止栓を嵌め込んだオプティカルウェーブガイド
を開示している。
【0003】以上のような光伝送チューブの従来例は、
いずれもクラッディングの中空内部に流体を充填し、ク
ラッディングの両端は硬質な光透過性の窓ないしは封止
栓でシールされたものである。このような光伝送チュー
ブに高出力の光源から光を入射させる場合、光伝送チュ
ーブの入射部の耐熱性及び汚れ防止のために上記窓ない
し封止栓は、石英ガラス、パイレックスガラス、多成分
ガラス等の無機ガラスが好適に使用されていた。このよ
うな光伝送チューブを複数本束ねて光の入射端を結束
し、1つの光源から複数の光伝送チューブに光を送り、
各光伝送チューブを分岐させる方法が試みられている。
例えば、図13に示すように、可撓性を有する筒状クラ
ッディング101の内部に流動体のコアを充填し、クラ
ッディング101の両端を無機ガラスの封止栓102で
シールした2本の光伝送チューブ100の光入射端側を
結束部材103で束ね、この束ねられた端部に高出力の
1つの光源から光を入射して2本の光伝送チューブ10
0に光を送ることが試みられた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図13に示す従来例で
は、光入射端に存在する無機ガラスの封止栓102は外
力により変形することがないため、結束部材103で束
ねられたスペース内には隙間105が生じ、このスペー
スに光を入射しても各光伝送チューブ100に効率よく
光を入射できないものであった。この従来例では、光伝
送チューブ100の結束部材103内での充填率は約5
0%であり、光の入射率が悪い。
【0005】そこで、この発明は、可撓性を有する光伝
送チューブを複数本用いて複数個所に光を伝送するに際
して、1つの光源から複数本の光伝送チューブの各光入
射端へ効率よく光を入射できるようにした分岐型光伝送
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、この発明は、可撓性を有する筒状のクラッディ
ングと、このクラッディングに充填されクラッディング
より高い屈折率を有する透明コアとから成る光伝送チュ
ーブの単体を複数本束ねた分岐型光伝送装置であって、
コアを弾性変形可能な固形状物で形成し、光入射端側の
複数本の光伝送チューブを結束部材で結束して外圧を加
え各光伝送チューブを変形させるとともに、各光伝送チ
ューブ間の隙間を最小にしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の好適な実施例に
ついて図面を参照にして説明する。
【0008】図1に示す実施例は、2本の光伝送チュー
ブ1を夫々の光入射端1a側で結束部材2で結束してあ
る。結束部材2による結束時に光伝送チューブ1に外圧
を加えて光伝送チューブ1の光入射端1a側を変形させ
て結束部材2内における各光伝送チューブ1間の隙間を
最小になるようにする。その結果、結束部材2で束ねら
れた光伝送チューブ1は、図2に示すように変形され、
各チューブ1間にほとんど隙間が生じないものとなる。
【0009】光伝送チューブ1は、可撓性を有する筒状
のクラッディング10と、このクラッディング10に充
填されたクラッディング10より高い屈折率を有する透
明なコア11とから成る。前記クラッディング10を形
成する材料としては、プラスチックやエラストマー等の
ように可撓性を有し、チューブ状に成形可能で、屈折率
の低い材料を用いることが好ましい。その具体例として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ
スチレン、ABS樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポ
リカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン−酢酸共重合体、ポ
リビニルアルコール、ポリエチレン−ポリビニルアルコ
ール共重合体、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、天然ゴ
ム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、ブチルゴム、ハロゲン化ブチ
ルゴム、クロロプレンゴム、アルリルゴム、EPDM、
アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、フッ素ゴム、
シリコーンゴム等が挙げられる。中でも屈折率の低いシ
リコーン系ポリマーやフッ素系ポリマーが特に好まし
く、具体的にはポリジメチルシロキサンポリマー、ポリ
メチルフェニルシロキサンポリマー、フルオロシリコー
ンポリマー等のシリコーン系ポリマー、ポリテトラフル
オロエチレン(PTFE)、四フッ化エチレン−パーフ
ロロアルコキシエチレン共重合体(PFE)、ポリクロ
ルトリフルオロエチレン(PCTFE)、四フッ化エチ
レン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリビニリデン
フルオライド、ポリビニルフルオライド、フッ化ビニリ
デン−三フッ化エチレン共重合体、フッ化ビニリデン−
六フッ化プロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−六フ
ッ化プロピレン−四フッ化エチレン三元共重合体、四フ
ッ化エチレンプロピレンゴム、フッ素系熱可塑性エラス
トマー等が挙げられる。これらの各材料は単独又は2種
以上をブレンドして用いることができる。
【0010】前記コア11を形成する材料としては、変
形し易く加圧変形させても破壊したり材料の弾性率の違
いにより屈折率の分布が生じ、光透過率の低下を発生し
ない柔軟性を示す材料が好ましく、具体的には、メチル
アクリレート、メチルメタクリメート等のアルキルアク
リレートとこれに共重合可能な透明ポリマーを得ること
ができる他のアクリレート、メタクリレートを共重合し
た柔軟アクリル系ポリマーや、シリコーンゲルやこの他
のゲル状のもの及びゴム状のものを使うこともできる。
【0011】図3に示す実施例は、光伝送チューブ1を
3本用いた例を示す結束部位の断面図である。図4に示
す実施例は、光伝送チューブ1を4本用いた例を示す結
束部位の断面図である。
【0012】上述したいずれの実施例でも、光伝送チュ
ーブ1のコア11としては、ゴム状弾性材料を用いたの
で、結束部材2による外圧により変形力が均一にかか
り、結束部材2内において均等で充填効率の高い結束が
可能となったものである。しかるに、一般的に使用され
ているガラス系光ファイバーやプラスチック系光ファイ
バーの場合、変形させるためには加熱してファイバー自
体を軟化、溶融させる必要があり、非常に手間とコスト
がかかる。又、均等に変形させるためには均一に加熱
し、かつ均一な加圧力で変形させなければならないが、
このようなことは現実には困難であるのに対し、この発
明で用いる光伝送チューブ1ではこれが極めて容易に実
現可能となったものである。
【0013】前記結束部材2としては、口金や金属スリ
ーブ等が使用でき、複数本の光伝送チューブ1の光入射
端1a側を口金内等へ挿入し、挿入後に口金を加締めて
径を縮めることができる。或いは、熱収縮チューブを結
束部材2として使用することもでき、この熱収縮チュー
ブに複数本の光伝送チューブ1を挿入し、熱収縮チュー
ブを加熱してその収縮力を利用して径を縮める方法等が
例示できる。この場合の圧縮変形の度合いについては、
例えば、仮に締め付けが弱いと均等に断面積が配分され
ず、更に光伝送チューブ1で満たされない隙間ができて
しまい光入射のロスが多くなる。逆に締め付けが強すぎ
ると、ひどい場合にはコアが破壊してしまい光入射のロ
スが多くなる。
【0014】尚、この発明において、光伝送チューブ1
を保護する目的で適当な被覆材によりクラッディング1
0を被覆することができ、かかる被覆材としては、プラ
スチック、エラストマー、金属、ガラス、無機材料等が
用いられ、具体的にはポリアミド、エポキシ樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリスチレン、フッ素
樹脂、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリウレタン、塩酸ゴム、天然ゴ
ム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、クロロ
プレンゴム、アクリルゴム、EPDM、フッ素ゴム等の
高分子材料をコーティング、押し出し成形、或いはテー
プ状の巻き付け、熱収縮処理等によりクラッディング1
0に被覆することができる。又、SUS、アルミ、銅、
鉄等の金属材料、或いは上記の高分子材料をパイプ状、
蛇腹管状、螺旋ワイヤー状に成形したものの中に、コア
11を充填したクラッディング10を挿入してもよい。
更には金属材料をクラッディング10の外周へ鍍金、蒸
着、スパッタリング等することにより金属膜を被覆する
こともできる。
【0015】尚、上記の被覆材は、光伝送チューブ1の
保護だけでなく、遮光或いは所用部分だけを発光させる
目的で設けることもできる。例えば上記被覆材の所用部
分に穴を開けたり、透明にするとその部分から光が外に
漏れ多数のスポット状或いはライン状の発光体とするこ
とができる。
【0016】実施例1 コア11が屈折率1.48の柔軟アクリルポリマーでク
ラッディング10がFEPであるコア径7mm、外径8mm
の光伝送チューブ1を2本用意し、内径16mm、長さ3
0mmの口金(結束部材2)の中に光入射端1a側を挿入
し、口金を内径12.5mmになるまで加締めた。得られ
た光伝送チューブ1の加締め部の断面形状は前記したよ
うに図2に示す。加締めを行わない従来の光伝送チュー
ブ(図13に示す)の結束部材103(口金)内の充填
率は約50%に対し、本発明のそれは殆ど100%の充
填率であった。又、得られた長さ1mmの2分岐の各光伝
送チューブ(分岐チューブ#1、#2)の光伝送光量を
100Wの光ファイバー照明用光源装置を用いて調べ
た。結果を表1に示す。
【0017】実施例2 クラッディング10として内径5mm、肉厚0.5mmのジ
メチルシリコーンチューブの内面にフッ素ゴムを被覆し
たものを用いた。コア11としては、屈折率1.50の
シリコーンゲルを使用した。この光伝送チューブ1を3
本用意し、内径が17mm、長さ30mmである口金に光入
射端1a側を入れた後、口金を内径13mmになるまで加
締めにより締め付けた。得られた光伝送チューブ1の加
締め部の断面形状は図3に示す。加締めを行わない従来
の光伝送チューブの口金内における充填率は約65%な
のに対し、本発明のそれは殆ど100%の充填率であっ
た。又、得られた長さ1mの3分岐の各光伝送チューブ
(分岐チューブ#1〜#3)の光伝送光量を100Wの
光ファイバー照明用光源装置を用いて測定したところ表
1のようになった。
【0018】比較例1 コアが屈折率1.48の柔軟アクリルポリマーでクラッ
ディングがFEPであるコア径7mm、外径8mmの光伝送
チューブを2本用意し、内径が16mm、長さ30mmの口
金の中に光入射端側を挿入した。断面形状は図13と同
様である。得られた長さ1mの2分岐の各光伝送チュー
ブ(分岐チューブ#1、#2)の光伝送光量を100W
の光ファイバー照明用光源装置を用いて調べた。結果を
表1に示す。
【0019】
【表1】 単位:ルックス
【0020】図5は他の実施例を示し、結束部材2で束
ねた2本の光伝送チューブ1の光入射側の端面に光入射
用窓材3を接合したものを示す。この実施例では、結束
部材2を光入射端1aから延出させ、この延出部分の中
空部2aに窓材3を設けてある。又、この窓材3の接合
面側の面積は、束ねた光伝送チューブ1の光入射側の端
面の面積よりも小さくした。このようにすることで光の
入射効率を向上させている。
【0021】前記窓材3としては、石英ガラス、パイレ
ックスガラス、多成分ガラス、BK−7ガラス、サファ
イヤ、水晶等の無機ガラス、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ABS樹脂、アクリロニトリル・スチレン共重合
体、スチレン・ブタジエン共重合体、アクリロニトリル
・EPDM・スチレン三元共重合体、スチレン・メチル
メタクリレート共重合体、(メタ)アクリル樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリメチルペンテン、アリルジグリコールカ
ーボネート樹脂、スピラン樹脂、アモルファスポリオレ
フィン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリサルホ
ン、ポリアリルサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリ
エーテルイミド、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレ
ート、ジアリルフタレート、フッ素樹脂、ポリエステル
カーボネート、シリコーン樹脂等の有機ガラスやプラス
チック透明材料を挙げることができる。この中でも石英
ガラス、パイレックスガラス、多成分ガラス等の無機ガ
ラスは透明のみならず、耐熱性にも優れ、又化学的にも
安定であるため、その内側端面で接するコアやその外側
端面で接触するガスや水分とも化学的に反応せず、長期
的に優れた性能をもたらすものである。
【0022】実施例3 クラッディング10として、内径2mm、肉厚0.5mmの
ジメチルシリコーンチューブの内面にフッ素ゴムを被覆
したものを用いた。コア11としては、屈折率1.50
のシリコーンゲルを使用した。この光伝送チューブ1を
3本用意し、内径が17mmである口金(結束部材2)に
光入射端1a側を入れた後、口金を内径13mmまで加締
めにより締め付けた。この口金で締め付けられた光入射
側の端面に直径10mm、長さ30mmの屈折率1.49の
BK−7ガラスを用いた窓材3を接合し、得られた長さ
1mの3分岐の光伝送装置の各チューブ1(分岐チュー
ブ#1〜#3)の光伝送光量を100Wの光ファイバー
照明用光源装置を用いて測定した。結果を表2に示す。
【0023】実施例4 コア11が屈折率1.48の柔軟アクリルポリマーでク
ラッディング10がFEPである、コア径7mm、外径8
mmの光伝送チューブ1を2本用意し、内径16mmの口金
の中に光入射端1a側を挿入し、この口金を12.5mm
になるように加締めをした。この口金で締め付けられた
光入射側の端面に直径10mm、長さ30mmの屈折率1.
49のBK−7ガラスを用いた窓材3を接合し、得られ
た長さ1mの2分岐の光伝送装置の各チューブ1(分岐
チューブ#1、#2)の光伝送光量を100Wの光ファ
イバー照明用光源装置を用いて測定した。結果を表2に
示す。
【0024】実施例5 クラッディング10として、内径4mm、肉厚0.5mmの
ジメチルシリコーンチューブの内面にフッ素ゴムを被覆
したものを用いた。コア11としては、屈折率1.50
のシリコーンゲルを使用した。この光伝送チューブ1を
3本用意し、内径が15mmである口金に光入射端1a側
を入れた後、この口金を内径11mmまで加締めにより締
め付けた。この口金で締め付けられた光入射側の端面に
直径10mm、長さ30mmの屈折率1.49のBK−7ガ
ラスを用いた窓材3を接合し、得られた長さ1mの3分
岐の光伝送装置の各チューブ1(分岐チューブ#1〜#
3)の光伝送光量を100Wの光ファイバー照明用光源
装置を用いて測定した。結果を表2に示す。
【0025】比較例2 コアが屈折率1.48の柔軟アクリルポリマーでクラッ
ディングがFEPであるコア径7mm、外径8mmの光伝送
チューブを2本用意し、内径16mmの口金の中に挿入し
た。この内径16mmの口金内の光入射側の端面に直径1
0mm、長さ30mmの屈折率1.49のBK−7ガラスを
用いた窓材を接合し、得られた2分岐の光伝送装置の各
チューブ(分岐チューブ#1、#2)の光伝送光量を1
00Wの光ファイバー照明用光源装置を用いて測定し
た。結果を表2に示す。
【0026】
【表2】 単位:ルックス
【0027】図6は、窓材3の先端側3aを先細りのテ
ーパ形状に形成したものを示し、これも光入射効率を向
上させるのに役立つ。図7の実施例も窓材3の先端側3
aをテーパ形状に形成したものであるが、各光伝送チュ
ーブ1の結束部材2により外圧を加えられて変形した後
のクラッディング10内へ挿入し接合してある。先端側
3aをテーパ形状にすることにより受光量が増大する。
【0028】図8は、この発明の分岐型光伝送装置の分
岐した光伝送チューブ1を自動車20の車室20A内の
内壁に沿って配設した例を示す。
【0029】図9は、分岐した光伝送チューブ1を自動
車のドア20Bの内側に配設し、フットライトとして用
いた例を示す。
【0030】図10は、自動車20のリア20Cにテー
ルライトとして分岐した光伝送チューブ1を使用した例
を示す。
【0031】図11は、自動車20のトランクルーム2
0D内に設置した非常停止表示板21に分岐した光伝送
チューブ1を配設した例を示す。
【0032】図12は、1つの光源30から分岐した各
光伝送チューブ1を自動車のテールライト31あるいは
ブレーキライト、フォワードライティングシステム3
2、さらには車室内のドームライト33、インスツルー
メントパネル34に分岐して配設したものを示す。この
ように自動車の各種照明器に光伝送チューブ1を分配す
ることで、省エネルギー及び省スペースが図れる。
【0033】
【発明の効果】この発明の分岐型光伝送装置は、束ねら
れた1本1本の光伝送チューブに十分に光量が伝送され
るため、これらの光伝送チューブを分岐することによっ
て多光源、多発光体を必要とせずに、一つの光源から複
数のイルミネーション、或いはプロジェクターの用途等
に用いられる光伝送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す光入射端側のチ
ューブ長手方向に沿って切断した図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】光伝送チューブを3本束ねた状態の図2と同様
の断面図。
【図4】光伝送チューブを4本束ねた状態の図2と同様
の断面図。
【図5】光入射端側に光入射用窓を設けた実施例のチュ
ーブ長手方向に沿って切断した図。
【図6】光入射用窓の変形例を示す断面図。
【図7】光伝送チューブ1本1本に光入射用窓を設けた
実施例を示す断面図。
【図8】自動車の車室内に分岐された光伝送チューブを
配設した例を示す側面図。
【図9】自動車のドアの内側に分岐された光伝送チュー
ブを配設した例を示す斜視図。
【図10】自動車のテールライトとして分岐された光伝
送チューブを使用した例を示す背面図。
【図11】自動車のトランクルーム内に設置した非常停
止表示板に分岐された光伝送チューブを配設した背面
図。
【図12】1つの光源から自動車の各種照明器に光伝送
チューブを分岐する例を示す説明図。
【図13】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 光伝送チューブ 2 結束部材 3 窓材 10 クラッディング 11 コア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する筒状のクラッディング
    と、このクラッディングに充填されクラッディングより
    高い屈折率を有する透明コアとから成る光伝送チューブ
    の単体を複数本束ねた分岐型光伝送装置であって、 コアを弾性変形可能な固形状物で形成し、 光入射端側の複数本の光伝送チューブを結束部材で結束
    して外圧を加え各光伝送チューブを変形させるととも
    に、各光伝送チューブ間の隙間を最小にしたことを特徴
    とする分岐型光伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコアは、種類の異なる2
    種のアルキルアクリレートを共重合し、又はアルキルア
    クリレートとメタクリレートを共重合したポリマー、あ
    るいはシリコーンゲルであることを特徴とする分岐型光
    伝送装置。
  3. 【請求項3】 束ねた光伝送チューブの光入射側の端面
    に光入射用窓材を接合したことを特徴とする請求項1に
    記載の分岐型光伝送装置。
  4. 【請求項4】 束ねた光伝送チューブの光入射側の端面
    の面積よりも光入射用窓材の接合面の面積を小さく形成
    したことを特徴とする請求項3に記載の分岐型光伝送装
    置。
  5. 【請求項5】 光入射用窓材が束ねた光伝送チューブの
    光入射端から離れるに従って先細りのテーパ形状に形成
    されたことを特徴とする請求項3又は4に記載の分岐型
    光伝送装置。
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