JP2011204978A - 電解コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より小型の電解コンデンサおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】第2の陰極リード端子および第2の陽極リード端子の少なくともいずれかは、リード部が接続部に対してリード方向に直交するシフト方向へシフトされた構成を有する。第1の陰極リード端子は第2の陰極リード端子に比して陰極箔の一方端に近く配置され、第1の陽極リード端子は第2の陽極リード端子に比して陽極箔の一方端に近く配置される。巻芯は、巻芯軸を通る第1および第2の直線に沿う第1および第2の長さを有する。第1の長さは第2の長さに比して小さい。陰極箔および陽極箔の各々の一方端から陰極箔および陽極箔が巻芯に共に巻き付けられる。第1の陰極リード端子および第1の陽極リード端子は第2の直線を挟み、かつ第2の陰極リード端子および第2の陽極リード端子は第1の直線を挟む。
【選択図】図9

Description

本発明は電解コンデンサおよびその製造方法に関するものである。
軸の周りに共に巻き回された陽極箔および陰極箔と、その各々に取り付けられた電極リードとを有するコンデンサ素子を含む電解コンデンサが広く用いられている。たとえば、特開2004−179621号公報(特許文献1)によれば、コンデンサ素子は、2つの陰極リード端子および2つの陽極リード端子、すなわち計4つのリード端子を有する電解コンデンサが開示されている。陰極リード端子および陽極リード端子の各々の個数が複数であるのは、等価直列インダクタンス(ESL:Equivalent Series Inductance)および等価直列抵抗(ESR:Equivalent Series Resistance)の低減のためである。またこのコンデンサ素子は、有底筒状の外装ケース内に収納されて外装ケースの開口部が封口体ゴムと一緒に横絞りおよびカール加工が施されて密閉封止されている。
特開2004−179621号公報
上記公報に記載の技術において、コンデンサ素子が封止される際に、ケースの開口部の縁はリード端子に近づくように変形される。この変形の際に開口部の縁がリード端子に衝突してしまうことを避けるために、より大きな開口部を設けることができるより大きなケースが用いられてきた。この結果、電解コンデンサの大きさが大きくなってしまっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、より小型の電解コンデンサおよびその製造方法を提供することである。
本発明の一の局面に従う電解コンデンサの製造方法は、以下の工程を有する。
一方端を有する陰極箔が準備される。また一方端を有する陽極箔が準備される。第1および第2の陰極リード端子および第1および第2の陽極リード端子のそれぞれとして、4つの端子が準備される。4つの端子の各々は接続部およびリード部を有する。接続部およびリード部の各々はリード方向に延在している。第2の陰極リード端子および第2の陽極リード端子の少なくともいずれかは、リード部が接続部に対してリード方向に直交するシフト方向へシフトされた構成を有する。4つの端子が取り付けられる。具体的には、第1および第2の陰極リード端子の各々の接続部が陰極箔に取り付けられ、第1および第2の陽極リード端子の各々の接続部が陽極箔に取り付けられる。なお第1の陰極リード端子は第2の陰極リード端子に比して陰極箔の一方端に近く配置され、第1の陽極リード端子は第2の陽極リード端子に比して陽極箔の一方端に近く配置される。巻芯軸を有する巻芯が準備される。巻芯は巻芯軸に垂直な断面において、巻芯軸を通る第1の直線に沿う第1の長さと、巻芯軸を通りかつ第1の直線に直交する第2の直線に沿う第2の長さとを有する。第1の長さは第2の長さに比して小さい。4つの端子を取り付ける工程の後に、陰極箔および陽極箔の各々の一方端から陰極箔および陽極箔を巻芯に共に巻き付けることによって、巻芯軸に対応して位置する素子軸を有するコンデンサ素子が形成される。コンデンサ素子を形成する工程は、上記断面において、第1の陰極リード端子および第1の陽極リード端子が第2の直線を挟み、かつ第2の陰極リード端子および第2の陽極リード端子が第1の直線を挟むように行われる。またコンデンサ素子を形成する工程は、第2の陰極リード端子および第2の陽極リード端子の少なくともいずれかのシフト方向が巻芯軸に向かう成分を有するように行われる。コンデンサ素子を形成する工程の後に、巻芯が取り外される。巻芯を取り外す工程の後に、4つの端子の各々のリード部を露出させつつ陰極箔および陽極箔が封止される。封止する工程は、次のように行われる。まず開口部を有するケースが準備される。開口部から4つの端子の各々のリード部が突出するように、開口部を経由してケース内へ陰極箔および陽極箔が収められる。開口部を素子軸に向かって収縮させることによって、ケースが固定される。
上記一の局面に従う電解コンデンサの製造方法によれば、第2の陰極リード端子の接続部が第1の陰極リード端子の接続部よりも巻芯に後から巻き付けられることと、巻芯の第2の長さが第1の長さよりも大きいこととの2つの要因によって、第2の陰極リード端子の接続部は第1の陰極リード端子の接続部に比して巻芯軸から大きく離れて配置される。つまり第2の陰極リード端子の接続部と素子軸との距離は、第1の陰極リード端子の接続部と素子軸との距離に比して大きくされる。第1および第2の陰極リード端子の各々のリード部を巻芯軸に対してより均等に配置するためには、上記の距離の相違を打ち消すために、第2の陰極リード端子の接続部に対してそのリード部を巻芯軸の方へと大きくシフトさせることになる。この結果、ケースを固定するために開口部の縁が素子軸へと収縮させられる際に、第2の陰極リード端子のリード部がケースの開口部の縁と衝突しにくくなる。よって、より小さな開口部を有する小さなケースを用いることができるので、電解コンデンサの大きさを小さくすることができる。なお上記の効果の説明においては第2の陰極リード端子のリード部がシフトされる場合について説明したが、代わりに第2の陽極リード端子のリード部がシフトされてもよく、また好ましくは第2陰極リード端子および第2陽極リード端子の両方のリード部がシフトされる。
本発明の他の局面に従う電解コンデンサの製造方法は、以下の工程を有する。
一方端を有する陰極箔が準備される。一方端を有する陽極箔が準備される。第1および第2の陰極リード端子および第1および第2の陽極リード端子のそれぞれとして、4つの端子が準備される。4つの端子の各々は接続部およびリード部を有する。接続部およびリード部の各々はリード方向に延在している。4つの端子の少なくともいずれかは、リード部が接続部に対してリード方向に直交するシフト方向へシフトされた構成を有する。4つの端子が取り付けられる。具体的には、第1および第2の陰極リード端子の各々の接続部が陰極箔に取り付けられ、第1および第2の陽極リード端子の各々の接続部が陽極箔に取り付けられる。なお第1の陰極リード端子は第2の陰極リード端子に比して陰極箔の一方端に近く配置され、第1の陽極リード端子は第2の陽極リード端子に比して陽極箔の一方端に近く配置される。巻芯軸を有する巻芯が準備される。巻芯は巻芯軸に垂直な断面において、巻芯軸を通る第1の直線に沿う第1の長さと、巻芯軸を通りかつ第1の直線に直交する第2の直線に沿う第2の長さとを有する。第1の長さは第2の長さに比して小さい。4つの端子を取り付ける工程の後に、陰極箔および陽極箔の各々の一方端から陰極箔および陽極箔を巻芯に共に巻き付けることによって、巻芯軸に対応して位置する素子軸を有するコンデンサ素子が形成される。コンデンサ素子を形成する工程は、上記断面において、第1の陰極リード端子および第1の陽極リード端子が第1の直線を挟み、かつ第2の陰極リード端子および第2の陽極リード端子が第2の直線を挟むように行われる。コンデンサ素子を形成する工程の後に、巻芯が取り外される。巻芯を取り外す工程の後に、4つの端子の各々のリード部を露出させつつ陰極箔および陽極箔が封止される。封止する工程は、次のように行われる。まず開口部を有するケースが準備される。開口部から4つの端子の各々のリード部が突出するように、開口部を経由してケース内へ陰極箔および陽極箔が収められる。開口部を素子軸に向かって収縮させることによって、ケースが固定される。
上記他の局面に従う電解コンデンサの製造方法によれば、巻芯の第1の長さが第2の長さに比して小さくされることによって、第2の陰極リード端子が素子軸により近く配置される。これにより第1および第2の陰極リード端子の各々と巻芯軸との距離の相違が緩和されるので、第1および第2の陰極リード端子の各々を巻芯軸に対してより均等に配置することができる。またケースを固定するために開口部の縁が素子軸へと収縮させられる際に、第2の陰極リード端子とケースの開口部の縁とが衝突しにくくなるので、より小さな開口部を有する小さなケースを用いることができる。よって電解コンデンサの大きさを小さくすることができる。またこの製造方法によれば、4つの端子の少なくともいずれかは、リード部が接続部に対してリード方向に直交するシフト方向へシフトされた構成を有する。この構成により、4つの端子の各々のリード部を素子軸に対してより均等に配置することができる効果、または上記衝突をより確実に避けることができる効果が得られる。なお上記の効果の説明においては第1および第2の陰極リード端子について説明したが、第1および第2の陽極リード端子についても同様である。
本発明の一の局面に従う電解コンデンサは、コンデンサ素子および封止部を有する。コンデンサ素子は、各々が一方端を有する陰極箔および陽極箔と、4つの端子とを含む。陰極箔および陽極箔は陰極箔および陽極箔の各々の一方端から素子軸の周りに共に巻き回されている。コンデンサ素子は素子軸に垂直な断面において、素子軸を通る第1の直線に沿う第1の長さと、素子軸を通りかつ第1の直線に直交する第2の直線に沿う第2の長さとを有する。第1の長さは第2の長さに比して小さい。4つの端子の各々は接続部およびリード部を有する。接続部およびリード部の各々はリード方向に延在している。4つの端子は、第1および第2の陰極リード端子および第1および第2の陽極リード端子からなる。第1および第2の陰極リード端子の各々の接続部は陰極箔に取り付けられ、第1および第2の陽極リード端子の各々の接続部は陽極箔に取り付けられている。第1の陰極リード端子は第2の陰極リード端子に比して陰極箔の一方端に近く配置され、第1の陽極リード端子は第2の陽極リード端子に比して陽極箔の一方端に近く配置されている。上記断面において、第1の陰極リード端子および第1の陽極リード端子が第2の直線を挟んでおり、かつ第2の陰極リード端子および第2の陽極リード端子が第1の直線を挟んでいる。第2の陰極リード端子および第2の陽極リード端子の少なくともいずれかは、リード部が接続部に対してリード方向に直交するシフト方向へシフトされた構成を有する。第2の陰極リード端子および第2の陽極リード端子の少なくともいずれかのシフト方向は、素子軸に向かう成分を有する。封止部は、4つの端子の各々のリード部を露出させつつ陰極箔および陽極箔を封止するためのものである。封止部は開口部を有するケースを含む。陰極箔および陽極箔はケース内に収められている。4つの端子の各々のリード部は、開口部から突出している。ケースは、開口部を素子軸に向かって収縮させることによって固定されている。
上記一の局面に従う電解コンデンサによれば、第2の陰極リード端子の接続部が第1の陰極リード端子の接続部よりも外側に巻き回されていることと、コンデンサ素子の第2の長さが第1の長さよりも大きいこととの2つの要因によって、第2の陰極リード端子の接続部は第1の陰極リード端子の接続部に比して素子軸から大きく離れて配置される。つまり第2の陰極リード端子の接続部と素子軸との距離は、第1の陰極リード端子の接続部と素子軸との距離に比して大きくされる。第1および第2の陰極リード端子の各々のリード部を素子軸に対してより均等に配置するためには、上記の距離の相違を打ち消すために、第2の陰極リード端子の接続部に対してそのリード部を素子軸の方へと大きくシフトさせることになる。この結果、ケースを固定するために素子軸に向かって収縮させられた開口部に第2の陰極リード端子が衝突することを防止することができる。よって、より小さな開口部を有する小さなケースを用いることができるので、電解コンデンサの大きさを小さくすることができる。なお上記の効果の説明においては第2の陰極リード端子のリード部がシフトされる場合について説明したが、代わりに第2の陽極リード端子のリード部がシフトされてもよく、また望ましくは第2陰極リード端子および第2陽極リード端子の両方のリード部がシフトされる。
本発明の一の局面に従う電解コンデンサは、コンデンサ素子および封止部を有する。コンデンサ素子は、各々が一方端を有する陰極箔および陽極箔と、4つの端子とを含む。陰極箔および陽極箔は陰極箔および陽極箔の各々の一方端から素子軸の周りに共に巻き回されている。コンデンサ素子は素子軸に垂直な断面において、素子軸を通る第1の直線に沿う第1の長さと、素子軸を通りかつ第1の直線に直交する第2の直線に沿う第2の長さとを有する。第1の長さは第2の長さに比して小さい。4つの端子の各々は接続部およびリード部を有する。接続部およびリード部の各々はリード方向に延在している。4つの端子は第1および第2の陰極リード端子および第1および第2の陽極リード端子からなる。第1および第2の陰極リード端子の各々の接続部は陰極箔に取り付けられ、第1および第2の陽極リード端子の各々の接続部は陽極箔に取り付けられている。第1の陰極リード端子は第2の陰極リード端子に比して陰極箔の一方端に近く配置され、第1の陽極リード端子は第2の陽極リード端子に比して陽極箔の一方端に近く配置されている。上記断面において、第1の陰極リード端子および第1の陽極リード端子が第1の直線を挟んでおり、かつ第2の陰極リード端子および第2の陽極リード端子が第2の直線を挟んでいる。4つの端子の少なくともいずれかは、リード部が接続部に対してリード方向に直交するシフト方向へシフトされた構成を有する。封止部は、4つの端子の各々のリード部を露出させつつ陰極箔および陽極箔を封止するためのものである。封止部は開口部を有するケースを含む。陰極箔および陽極箔はケース内に収められている。4つの端子の各々のリード部は、開口部から突出している。ケースは、開口部を素子軸に向かって収縮させることによって固定されている。
上記他の局面に従う電解コンデンサによれば、コンデンサ素子の第1の長さが第2の長さに比して小さくされることによって、第2の陰極リード端子が素子軸により近く配置される。これにより第1および第2の陰極リード端子の各々と巻芯軸との距離の相違が緩和されるので、第1および第2の陰極リード端子の各々を素子軸に対してより均等に配置することができる。またケースを固定するために素子軸に向かって収縮させられた開口部の縁が第2の陰極リード端子と衝突しにくくなるので、より小さな開口部を有する小さなケースを用いることができる。よって電解コンデンサの大きさを小さくすることができる。またこの電解コンデンサによれば、4つの端子の少なくともいずれかは、リード部が接続部に対してリード方向に直交するシフト方向へシフトされた構成を有する。この構成により、4つの端子の各々のリード部を素子軸に対してより均等に配置すること、または、上記衝突をより確実に避けること、またはその両方の効果が得られる。なお上記の効果の説明においては第1および第2の陰極リード端子について説明したが、第1および第2の陽極リード端子についても同様である。
上記のように本発明によれば、より小型の電解コンデンサを提供することができる。
本発明の実施の形態1における電解コンデンサの構成を概略的に示す平面図である。 図1の線II−IIに沿う概略断面図である。 図2の線III−IIIに沿ってコンデンサ素子および電極リード端子の配置を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態1における電解コンデンサの製造方法の第1工程において準備される端子の構成を概略的に示す斜視図(A)、および側面図(B)である。 本発明の実施の形態1における電解コンデンサの製造方法の第2工程を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における電解コンデンサの製造方法の第3工程を概略的に示す斜視図である。 図6の線VII−VIIに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態1における電解コンデンサの製造方法の第4工程を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における電解コンデンサの製造方法の第5工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における電解コンデンサの製造方法の第6工程を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における電解コンデンサの製造方法の第7工程を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における電解コンデンサの製造方法の第8工程を概略的に示す斜視図である。 比較例の電解コンデンサの製造方法に用いられる巻芯を示す斜視図である。 図13の線XIV−XIVに沿う断面図である。 比較例の電解コンデンサの製造方法の第1工程を概略的に示す斜視図である。 比較例の電解コンデンサの製造方法の第2工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態2における電解コンデンサの製造方法の第1工程を概略的に示す斜視図である。 図17の線XVIII−XVIIIに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態2における電解コンデンサの製造方法の第2工程を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態2における電解コンデンサの製造方法の第3工程を概略的に示す断面図である。 電解コンデンサの製造方法においてトラック形の断面を有する巻芯が用いられた場合の電極リードに加わる力の様子を概略的に示す説明図である。 本発明の実施の形態2における電解コンデンサの製造方法において電極リードに加わる力の様子を概略的に示す説明図である。 本発明の実施の形態3における電解コンデンサの製造方法の一工程において準備される端子の構成を概略的に示す斜視図(A)、および側面図(B)である。 本発明の実施の形態4における電解コンデンサの構成を概略的に示す平面図である。 図24の線XXV−XXVに沿う概略断面図である。 図25の線XXVI−XXVIに沿ってコンデンサ素子および電極リード端子の配置を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態4における電解コンデンサの製造方法の一工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態5における電解コンデンサの製造方法の一工程を概略的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
主に図1〜図3を参照して、本実施の形態の固体電解コンデンサ1A(電解コンデンサ)は、4端子構造を有し、コンデンサ素子2と、封止部SEと、座板24とを有する。コンデンサ素子2は、陰極箔4および陽極箔3(図5)と、4つの端子とを有する。この4つの端子は、第1陰極リードタブ端子14(第1の陰極リード端子)と、第2陰極リードタブ端子15(第2の陰極リード端子)と、第1陽極リードタブ端子11(第1の陽極リード端子)と、第2陽極リードタブ端子12(第2の陽極リード端子)とからなる。陰極箔4および陽極箔3は、詳しくは後述するが、陰極箔4および陽極箔3の各々の一方端H1から素子軸AE(図3)の周りに共に巻き回されている。なおここでいう素子軸AEとは仮想的なものであって、何らかの部材のことではない。
第1陰極リードタブ端子14は接続部14aとボス部14bとリード部14cと実装部14dとを有し、第2陰極リードタブ端子15は接続部15aとボス部15bとリード部15cと実装部15dとを有し、第1陽極リードタブ端子11は接続部11aとボス部11bとリード部11cと実装部11dとを有し、第2陽極リードタブ端子12は接続部12aとボス部12bとリード部12cと実装部12dとを有する。なお、接続部11a、12a、14aおよび15aを総称して接続部10a(図4)とも称し、ボス部11b、12b、14bおよび15bを総称してボス部10bAとも称し、リード部11c、12c、14cおよび15cを総称してリード部10cとも称し、実装部11d、12d、14dおよび15dを総称して実装部10dとも称する。
第1および第2陰極リードタブ端子14、15と、第1および第2陽極リードタブ端子11、12との各々は、片側プレス端子100A(図4)の構成を有する。実装部10dは、図2に示すように必要に応じて折り曲げられ得る。接続部10aおよびリード部10cの各々はリード方向DLに延在している。またリード部10cが接続部10aに対してリード方向DLに直交するシフト方向DSへシフトされるように、接続部10aおよびリード部10cがボス部10bAによって互いに接続されている。また上記4つの端子の各々はリード方向DL(図4)が素子軸AE(図3)と平行となるように取り付けられている。
第1および第2陰極リードタブ端子14、15の各々の接続部10aは、陰極箔4(図5)に取り付けられ、第1および第2陽極リードタブ端子11、12の各々の接続部10aは陽極箔3(図5)に取り付けられている。より詳しくは、第1陰極リードタブ端子14は、陰極箔4の延在方向(図5中の直線に沿う方向、または図9における渦巻に沿う方向)において、第2陰極リードタブ端子15に比して陰極箔4の一方端H1(図5における位置P0近傍、または図9における巻始めの位置)に近く配置されている。第1陽極リードタブ端子11は、陽極箔3の延在方向(図5中の直線に沿う方向、または図9における渦巻に沿う方向)において、第2陽極リードタブ端子12に比して陽極箔3の一方端H1(図5における位置P0近傍、または図9における巻始めの位置)に近く配置されている。
コンデンサ素子2の素子軸AEに垂直な断面(図3)において、コンデンサ素子2は、素子軸AEを通る第1の直線D1に沿う第1の長さK1と、素子軸AEを通りかつ第1の直線D1に直交する第2の直線D2に沿う第2の長さK2とを有する。第1の長さK1は第2の長さK2に比して小さい。具体的にはコンデンサ素子2の外縁は、円形状ではなく、たとえば図3に示すようにトラック形を有する。第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11は第2の直線D2を挟んでおり、かつ第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12は第1の直線D1を挟んでいる。またこの断面において、第1および第2の直線D1、D2の各々は、おおよそ、コンデンサ素子2の外縁の対称軸となっている。
第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12の各々のシフト方向DS(図3)は、素子軸AEに向かう成分を有し、好ましくは素子軸AEに向けられている。第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11の各々のシフト方向DS(図3)は、素子軸AEから離れる成分を有し、好ましくは素子軸AEに向かう方向と反対に向けられている。上記構成によって、リード部11c、12c、14cおよび15cは、四角形R1(図3)の4つの頂点に対応する位置に配置されている。この四角形R1はおおよそ、素子軸AEを中心として有する正方形であり、よって角度T1(図3)は、おおよそ90°の角度を有し、具体的には、たとえば90°±20°以内の角度を有する。
封止部SE(図2)は、第1および第2陰極リードタブ端子14、15と第1および第2陽極リードタブ端子11、12との各々のリード部10cを露出させつつ、陰極箔4および陽極箔3を収めかつ封止するためのものであり、アルミニウムケース20(ケース)および封止用ゴムパッキング22を有する。アルミニウムケース20は開口部OP2を有する。第1および第2陰極リードタブ端子14、15と第1および第2陽極リードタブ端子11、12との各々のリード部10cは、開口部OP2から突出している。
アルミニウムケース20は、開口部OP2を素子軸AEに向かって収縮させることによって固定されている。具体的には、図2に示すように開口部OP2の縁がカールするように絞り加工がなされ、この加工によりアルミニウムケース20が封止用ゴムパッキング22を締め付けることで、封止がなされている。この加工によって、アルミニウムケース20の開口部OP2の縁にはカール部CL(図2および図3)が形成されており、このカール部CLの形成によって開口部OP2は素子軸AEに向かって収縮させられている。
次に本実施の形態の固体電解コンデンサ1Aの製造方法について説明する。
主に図4(A)および(B)を参照して、上記のリードタブ端子11、12、14および15(図1および図2)の各々として、片側プレス端子100Aが形成される。片側プレス端子100Aは、接続部10aと、ボス部10bAと、リード部10cと、実装部10dとを有する。接続部10aは板状の形状を有し、ボス部10bAは円柱状の形状を有し、リード部10cおよび実装部10dは、ボス部10bAよりも小さい直径を有する円柱状の形状を有する。接続部10aおよびリード部10cの各々はリード方向DLに延在している。
片側プレス端子100Aは、一対の金型のうち主として一方によってリード部10cに対して非対称の形状に成型され、その結果、リード部10cはボス部10bAの中央に設けられ、接続部10aはボス部10bAの一方側(図4(B)における左側)に設けられている。これにより、リード部10cは、接続部10aに対してリード方向DLに直交するシフト方向DSへシフトされる。
さらに図5を参照して、陽極箔3と、陰極箔4と、セパレータ紙5、6とが準備される。陽極箔3および陰極箔4の各々は、一方端H1(図中位置P0近傍)および他方端H2(図中位置P4近傍)を有する。
次に陽極箔3の延在方向(図中直線方向)における位置P1および位置P3のそれぞれの近傍に、第1および第2陽極リードタブ端子11、12が取り付けられる。位置P1は位置P3に比して位置P0に近い。具体的には、第1および第2陽極リードタブ端子11、12の各々の接続部10a(図4)が、陽極箔3に接続される。好ましくは、位置P1および位置P3の間に、位置P0から位置P4まで延在する陽極箔3の中央の位置P2が位置している。より好ましくは、位置P0〜P4のうち隣り合う点の間の間隔はおおよそ均等である。この場合、位置P1および位置P3の間の距離は、おおよそ陽極箔3の長さの半分に対応する。
また陰極箔4の延在方向(図中直線方向)における位置P1および位置P3のそれぞれの近傍に、第1および第2陰極リードタブ端子14、15が取り付けられる。位置P1は位置P3に比して位置P0に近い。具体的には、第1および第2陰極リードタブ端子14、15の各々の接続部10a(図4)が、陰極箔4に接続される。好ましくは、位置P1および位置P3の間に、位置P0から位置P4まで延在する陰極箔4の中央の位置P2が位置している。より好ましくは、位置P0〜P4のうち隣り合う点の間の間隔はおおよそ均等である。この場合、位置P1および位置P3の間の距離は、おおよそ陰極箔4の長さの半分に対応する。
なお第1および第2陽極リードタブ端子11、12、および第1および第2陰極リードタブ端子14、15の各々の取付位置は、陽極箔3および陰極箔4が後述するように巻き回された際に、図3に示すように各端子が配置されるように微調整される。
次に、陽極箔3および陰極箔4が、セパレータ紙5を介して互いに重ね合わされる。また陽極箔3上にセパレータ紙6が重ね合わされる。すなわち、陽極箔3、陰極箔4、およびセパレータ紙5、6を有する積層シートSHが準備される。なおこの重ね合わせは、後述する巻き回しと同時に行なわれてもよい。
この重ね合わせによって、第1および第2陽極リードタブ端子11、12の各々のシフト方向DS(図4(B))と、第2陰極リードタブ端子14、15の各々のシフト方向とは逆向きとなるようにされる。本実施の形態においては、第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11の各々のシフト方向は図5において陽極箔3から陰極箔4へ向かう方向であり、第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12の各々のシフト方向は図5において陰極箔4から陽極箔3へ向かう方向である。
図6を参照して、巻芯軸AXを有する巻芯31が準備される。巻芯31の巻芯軸AXにおける一方端部(図中、左下の端部)は、スリットSLによって第1および第2の部分31a、31bに分割されている。
図7を参照して、巻芯31は巻芯軸AXに垂直な断面において、巻芯軸AXを通る第1の直線D1に沿う第1の長さL1と、巻芯軸AXを通りかつ第1の直線D1に直交する第2の直線D2に沿う第2の長さL2とを有する。第1の長さL1は第2の長さL2に比して小さい。またこの断面において、第1および第2の直線D1、D2の各々は、おおよそ、巻芯31の外縁の対称軸となっている。具体的には、巻芯31の断面(図7)は、トラック形Q1の外縁を有する。なおここでいうトラック形Q1とは、スリットSLの存在を考慮せずに規定される形状である。
より詳しくは巻芯31の断面は、第1の直線D1に沿って互いに対向しかつ第2の直線D2に平行に延びる1対の直線部G1(第1の直線部)を有する。また巻芯31の断面は、第2の直線D2に沿って互いに対向しかつ外側に凸である1対の曲線部(第1の曲線部)を有する。各曲線部は、たとえば円または楕円の一部である。
主に図8を参照して、陽極箔3、陰極箔4、およびセパレータ紙5、6の各々の一方端H1(図5:位置P0近傍)が、スリットSLに挟み込まれる。次に巻芯31が、図6〜図8の矢印Rに示すように巻芯軸AX周りに回転される。これにより、セパレータ紙6、陽極箔3、セパレータ紙5、および陰極箔4が互いに重ね合わされながら、巻芯31周りに巻き回され始める。
主に図9を参照して、積層シートSH(図5:陽極箔3、陰極箔4、およびセパレータ紙5、6)が巻芯31に巻き付けられる。これにより陰極箔4および陽極箔3の各々の一方端H1から陰極箔4および陽極箔3が巻芯31に共に巻き付けられる。この巻付は、断面視において、第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11が第2の直線D2を挟み、かつ、第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12が第1の直線D1を挟むように行われる。なおこのように各端子を配置するためには、各端子の取付位置(図5)が微調整されればよい。上記の巻き付けによって、第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12の各々のシフト方向DS(図4(B))は巻芯軸AXに向かう成分を有するようにされ、第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11の各々のシフト方向DS(図4(B))は巻芯軸AXから離れる成分を有するようにされる。
さらに図10を参照して、上記の巻き回しの完了後、陰極箔4の他方端H2(図5)が巻止テープ7によって固定される。次に、巻き回された積層シートSHから巻芯31が取り外される。これにより、巻芯軸AX(図9)に対応して位置する素子軸AE(図3)を有するコンデンサ素子2が得られる。
次にコンデンサ素子2に対して、陽極箔等の切断面等に化成処理が施され、さらに、温度150℃〜300℃程度の熱処理が施される。次に、重合により導電性高分子となるモノマーとして、たとえば、3、4−エチレンジオキシチオフェンと、酸化剤溶液として、たとえば、p−トルエンスルホン酸第二鉄アルコール溶液との混合溶液をコンデンサ素子2に含浸させる。その後、熱化学重合させることにより、コンデンサ素子2の両極間に導電性高分子層(図示せず)が形成される。なお、電解質としては、この他に、たとえば、ポリピロール、ポリフラン、または、ポリアニリン等の導電性高分子材料、あるいは、TCNQ錯塩(7、7、8、8−テトラシアノキノジメタン)を用いてもよい。
図11を参照して、封止用ゴムパッキング22が準備される。封止用ゴムパッキング22には、第1および第2陽極リードタブ端子11、12と、第1および第2陰極リードタブ端子14、15との各々に対応した位置に、開口22aが形成されている。次に、図中矢印で示すように、コンデンサ素子2に封止用ゴムパッキング22の4つの開口22aのそれぞれに、第1および第2陽極リードタブ端子11、12と、第1および第2陰極リードタブ端子14、15とが通される。これによりコンデンサ素子2に封止用ゴムパッキング22が装着される。
図12を参照して、有底のアルミニウムケース20が準備される。この時点では、アルミニウムケース20は、円筒形状を有し、その一方端面(図12における下端)に底を有し、その他方端面(図12における上端)に開口部OP1を有する。次に開口部OP1からリードタブ端子11、12、14および15の各々のリード部10cおよび実装部10d(図4(A))が突出するように、開口部OP1を経由してアルミニウムケース20内へ、共に巻き回された陰極箔4および陽極箔3が収められる。
次にアルミニウムケース20の開口部OP1の縁がカールするように絞り加工がなされ、開口部OP2(図2)とされる。すなわちアルミニウムケース20にカール部CL(図2および図3)が形成される。カール部CLの形成の際、開口部OP1は素子軸AE(図3)に向かって収縮させられ、開口部OP2となる。この絞り加工の結果、アルミニウムケース20が封止用ゴムパッキング22を締め付ける。これにより、アルミニウムケース20が封止用ゴムパッキング22に固定され、かつこの両者(図2:封止部SE)によって、リードタブ端子11、12、14および15の各々のリード部10cおよび実装部10dが露出されつつ、巻き回された積層シートSHが封止される。この後、所定のエージング処理が行なわれる。
図1および図2を参照して、アルミニウムケース20の開口部OP2側に、プラスチック製の座板24が取り付けられる。座板24には、リードタブ端子11、12、14、15の位置に対応した4つの開口24aが形成されている。また座板24は、リードタブ端子11、12、14、15の各々のリード部10cおよび実装部10d(図4)を対応する開口24aに通すことによって、コンデンサ素子2に装着される。次に、座板24の開口24aより突出した各実装部10dに対してプレス加工と折り曲げ加工とが施される。これにより本実施の形態の固体電解コンデンサ1Aが完成する。
次に比較例の電解コンデンサの製造方法について説明する。
第1の比較例においては、巻芯31(図6および図7)の代わりに、巻芯39(図13および図14)を用いて、積層シートSH(図5)の巻取り(図15)が行われる。巻芯39の断面は円形Q9(図14)の外縁を有する。このため、図16に示すように、積層シートSHと巻芯軸AXとの間の距離は巻き回しにともなって単調に増大する。この結果、第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11の各々と巻芯軸AXとの間の距離に比して、第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12の各々と巻芯軸AXとの間の距離が大きくなる。また本比較例においては、第1および第2陰極リードタブ端子14、15と、第1および第2陽極リードタブ端子11、12との各々として、標準プレス端子100B(図23(A)および(B))、すなわち、シフト方向DS(図4(B))へのシフトがない端子が用いられる。
本比較例の場合、上記の距離の相違の存在と、それを打ち消すことができるシフト方向DSへのシフトの不存在とによって、角度T9(図16)は90°よりも大幅に小さくなる。すなわち4つの端子を頂点とする四角形は、正方形と大きく相違するものとなる。よって巻芯軸AXを中心として有する正方形の4つの頂点におおよそ対応するように4つの端子を配置することが困難である。すなわち素子軸AE(図3)に対応する巻芯軸AX周りにリードタブ端子11、12、14および15を均等に配置することが困難である。
また第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12の各々が、コンデンサ素子の外周近くに配置される。この結果、アルミニウムケース20の取付の際に形成されるカール部CLが、第2陰極リードタブ端子15または第2陽極リードタブ端子12に衝突しやすくなる。よってこの衝突を避けるために、より大きな開口部を有する大きなケースを用いる必要があり、この結果、電解コンデンサの大きさが大きくなってしまう。
第2の比較例においては、第1の比較例と同様の巻き回しが行われるが、標準プレス端子100Bの代わりに片側プレス端子100Aが用いられれば、シフト方向DS(図16の矢印)に示すように4つのリード部を正方形状に近づけることができる。しかし、本比較例においては、第1および第2陰極リードタブ端子14、15の各々と巻芯軸AXとの間の距離の相違が、本実施の形態のものほどには大きくない。従ってシフト方向DSに沿うシフトの大きさが小さくなるので、上述した、アルミニウムケース20との衝突の問題を確実に避けることは難しい。第1および第2陽極リードタブ端子11、12についても同様である。
これに対して本実施の形態によれば、巻芯31は巻芯軸AXに垂直な断面(図7)において、巻芯軸AXを通る第1の直線D1に沿う第1の長さL1と、巻芯軸AXを通りかつ第1の直線D1に直交する第2の直線D2に沿う第2の長さL2とを有し、第2の長さL2は第1の長さL1に比して大きい。これにより、図9に示すように、積層シートSH(各箔)と巻芯軸AXとの間の距離の巻き回しにともなう増大を、第2の直線D2に沿う方向において、より大きくすることができる。よって積層シートSHの異なる位置に配置された第1および第2陰極リードタブ端子14、15の各々と巻芯軸AXとの間の距離の差を打ち消す際に、シフト方向DS(図9の矢印)に示すシフトの量がより大きくなる。よって第2陰極リードタブ端子15のリード部が巻芯軸AX(素子軸AE)に向かって大きくシフトされるので、図3に示すように、第2陰極リードタブ端子15とカール部CLとの衝突をより確実に避けることができる。また同様に、第2陽極リードタブ端子12とカール部CLとの衝突も避けることができる。
また上記のようにリード部11c、12c、14cおよび15cの各々と素子軸AEとの間の距離の相違が小さくされるので、リード部11c、12c、14cおよび15cのそれぞれを、巻芯軸AXを中心として有する正方形の4つの頂点におおよそ対応するように配置することができる。つまり4つの端子のリード部をバランスよく配置することができる。
このように4つの端子をバランスよく配置することができると、たとえば、一部の端子へのストレス集中、および封止の気密性の低下を防止することができる。特に、アルミニウムケース20(図2)がカール加工される際に各端子の根元に対するストレス、および封止部SE(図2)の気密性を考慮すると、封止用ゴムパッキング22を介して各端子に加わる力はなるべく均一であることが望ましい。そのためには上述したように4つの端子の配置がなるべく正方形の頂点に対応することが望ましい。また図1および図2に示すように固体電解コンデンサ1Aがチップ品である場合、すなわち実装部11d、12d、14dおよび15dが座板24に沿って折り曲げられている場合、この折り曲げ工程において一部の端子にストレスが集中することを防止することができる。また実装部11d、12d、14dおよび15dがリフロー法によってはんだ付けされる場合、実装面に対するコンデンサの傾斜を防止することができる。
またリードタブ端子11、12、14および15の各々として、シフト方向DSへのシフト量が同一の片側プレス端子100Aが用いられるので、リードタブ端子11、12、14および15を部品として完全に共通化、またはほぼ共通化することができる。よって部品のコストを低減することができる。
また巻芯31がトラック形状、すなわち曲線部を有する形状を有することにより、多角形形状を有する場合に比して、巻芯が積層シートSHに与えるダメージを小さくすることができる。
本実施の形態の一例における諸寸法を示すと、次の通りである。陽極箔3は、厚さ110μmおよび長さ132mmを有する。陰極箔4は、厚さ30μmおよび長さ150mmを有する。セパレータ紙5、6の各々は、厚さ30μmおよび長さ160mmを有する。またシフト方向DS(図4(B))へのシフト量は0.3mmである。巻芯31の断面は長さL1=0.7mmおよび長さL2=1.4mmを有し、またそのトラック形の曲線部の曲率半径が0.7mmである。またコンデンサ素子2の断面は、長さK1=6.4mmおよび長さK2=7.1mmを有する。
次に本実施の形態の作用効果の検証結果について説明する。
上記寸法条件の下での実施例として、固体電解コンデンサ1Aを300個製造した。その結果、全試料の角度T1(図3)が90°±20°以内の範囲にあった。また第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11の間の距離は平均3.7mm、第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12の間の距離も平均3.7mmであった。
上記第1の比較例として、円形の巻芯39(図13〜図15)および標準プレス端子100Bが用いられた場合、試料300個中15個について、角度T1(図3)が90°±20°以内の範囲になかった。また第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11の間の距離は平均3.5mm、第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12の間の距離は平均4.4mmであった。
上記第2の比較例として、円形の巻芯39(図13〜図15)および片側プレス端子100Aが用いられた場合、全試料の角度T1(図3)が90°±20°以内の範囲にあった。また第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11の間の距離は平均3.9mm、第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12の間の距離も平均3.9mmであった。なお片側プレス端子100Aのシフト方向DSにおけるシフト量は、リードタブ端子11、12、14および15の配置がなるべく均等となるように最適化された。
上記の検証結果から、実施例によれば、リードタブ端子11、12、14および15を均等に配置することができ、かつ端子間距離が小さいことから固体電解コンデンサ1Aの大きさを小さくすることができることがわかった。
なお本実施の形態における直線部G1(図7)の代わりに、第2の直線D2に沿って互いに対向しかつ第1の直線D1に平行に延びる1対の直線部(第2の直線部)が設けられてもよい。この場合、第1の直線D1に沿って互いに対向しかつ外側に凸である1対の曲線部(第2の曲線部)が設けられてもよい。
また本実施の形態においてはリードタブ端子11、12、14および15の各々として、シフト方向DSへのシフト量が同一の片側プレス端子100Aが用いられたが、リードタブ端子11、12、14および15の各々のシフト量が個別に調整されてもよい。この場合、部品のコストが増大するものの、各リードタブ端子11、12、14および15の配置を個別に調整することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1においてはおおよそトラック形Q1の断面を有する巻芯31(図6、図7)が用いられた。本実施の形態においては、巻芯31と異なり、その断面がおおよそ長方形状を有する巻芯が用いられる。この点以外は、実施の形態1とほぼ同様の製造工程によって固体電解コンデンサ1Aが製造される。以下に、上記の相違点について詳しく説明する。
図17〜図19を参照して、本実施の形態においては巻芯32が準備される。巻芯32の巻芯軸AXにおける一方端部(図17の左下の端部)は、スリットSLによって第1および第2の部分32a、32bに分割されている。また巻芯32の巻芯軸AXに垂直な断面は、図18に示すように、長方形Q2に対応する外縁を有する。長方形Q2は、1対の直線部G1に加えてさらに1対の直線部G2(第2の直線部)を有する。長方形Q2の角部は、好ましくは、巻芯32に巻き付けられる箔を傷つけないように面取りされている。なおここでいう長方形Q2は、スリットSL、および上記のように面取りされた曲部の存在を考慮せずに規定される形状である。巻芯32を用いて、実施の形態1(図8および図9)とほぼ同様の巻き回し(図19および図20)が行われる。
本実施の形態によっても、実施の形態1とほぼ同様の作用効果が得られる。また本実施の形態で用いられる巻芯32は、実施の形態1の巻芯31と異なり、1対の直線部G1および1対の直線部G2(図18)の両方を有する。これにより、端子の位置の所望の位置に対するずれをより抑制することができる。この理由について、以下に、図21および図22を用いて説明する。なお図21および図22は、各端子と巻芯との間の力関係を説明するための概念図であるため、積層シートSH(図9および図20)を図示していない。
主に図21を参照して、陽極箔3、陰極箔4、およびセパレータ紙5、6が巻芯31(図7)の周りに巻き回される場合に、リードタブ端子11、12、14、15の各々には、巻芯31の巻芯軸AXに向かう力が加わる。たとえば第2陽極リードタブ端子12には、巻芯軸AXに向かう力Fcが加わる。この力Fcは第2陽極リードタブ端子12を巻芯31に押し付ける力Fcであって、この力Fc単独では第2陽極リードタブ端子12のずれは生じないと考えられる。しかしながらリードタブ端子11、12、14、15の各々には、陽極箔3または陰極箔4のテンションばらつきによって、巻芯31の外縁に沿う力が加わり得る。たとえば第2の陽極リードタブ端子12には、陽極箔3のテンションばらつきによって、力Ftが加わり得る。この結果、第2陽極リードタブ端子12には、力Fcおよび力Ftの合力Frが加わる。ここで巻芯31はトラック形Q1の外縁を有することから曲線部CRを有し、この曲線部CRに対応する巻芯31の湾曲面上に位置する第2陽極リードタブ端子12は、合力Fr下で、若干の位置ずれが生じることがある。
図22を参照して、これに対して本実施の形態の巻芯32は長方形Q2の外縁を有することから1対の直線部G2を有し、この直線部G2上に対応する巻芯32の平坦面上に位置する第2の陽極リードタブ端子12は、合力Fr下でも安定である。同様に他の3つのリードタブ端子11、14および15のそれぞれも、長方形Q2の他の3辺の上に配置されることで、位置ずれしにくくなる。よって本実施の形態によれば、4つのリードタブ端子11、12、14、15のすべての配置の精度が高められる。
再び図21を参照して、巻芯31が用いられる場合であっても、上述した理由と同様の理由で、第1陽極リードタブ端子11および第1陰極リードタブ端子14の配置の精度は1対の直線部G1の存在によって高められる。また巻芯31の変形例として、長さL1およびL2(図7)が保持されたまま、1対の直線部G1が曲線形状に変更され、かつ1対の曲線部CRが直線形状に変更された場合、第2陽極リードタブ端子12および第2陰極リードタブ端子15の配置の精度が高められる。なお巻芯31(図7)と、上述した変形例との比較では、巻芯31の方が直線部の長さを大きく確保できるので、前者の方が好ましい。
本実施の形態の一例における諸寸法を示すと、次の通りである。巻芯32の断面は長さL1=0.7mmおよび長さL2=1.4mmを有する。他の諸寸法は実施の形態1で例示したものと同様である。
上記寸法条件の下での実施例として、固体電解コンデンサ1Aを300個製造した。その結果、全試料の角度T1(図3)が90°±20°以内の範囲にあった。また第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11の間の距離は平均3.7mm、第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12の間の距離も平均3.7mmであった。すなわち実施の形態1の実施例と同様、本実施の形態の実施例においても同様の作用効果が得られることがわかった。
(実施の形態3)
図23(A)および(B)を参照して、本実施の形態においては、第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11の各々として、片側プレス端子100A(図4(A)および(B))の代わりに、標準プレス端子100Bが用いられる。標準プレス端子100Bは、ボス部10bA(図4(A)および(B))の代わりにボス部10bBを有し、これにより、接続部10aおよびリード部10cは一の直線上(図23(B)においてリード方向DL上)に延在している。なお標準プレス端子100Bは、従来から広く用いられているものであるため、容易に入手することができる。これらの点以外は、本実施の形態は実施の形態1または2とほぼ同様である。
本実施の形態によれば、平面視(図3)において、リード部11cおよび14cのそれぞれは、接続部11aおよび14aと同じ位置に配置される。よってリード部11c、12c、14cおよび15cのそれぞれが正方形の頂点に対応するように配置される場合、リード部12cおよび15cの各々は、実施の形態1の場合に比して、より大きく素子軸AEに向かってシフトされる。よってリード部12cおよび15cがカール部CLに衝突することをより確実に防止することができる。
(実施の形態4)
図24および図25を参照して、本実施の形態の固体電解コンデンサ1B(電解コンデンサ)において、第1および第2陰極リードタブ端子14、15と、第1および第2陽極リードタブ端子11、12との4つの端子のうち少なくともいずれかの端子は片側プレス端子100A(図4(A)および(B))の構成を有し、他の端子は標準プレス端子100B(図23(A)および(B))の構成を有する。なお4つの端子の全てが片側プレス端子100Aであってもよい。コンデンサ素子2における各片側プレス端子100Aのシフト方向DSおよびそのシフト量は、リードタブ端子11、12、14および15のそれぞれを素子軸AEに対してより均等に配置する目的で、または、リードタブ端子11、12、14および15のいずれかがカール部CLに衝突することを防止する目的で、適宜調整され得る。
図26を参照して、第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11は第1の直線D1を挟んでおり、かつ第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12は第2の直線D2を挟んでいる。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を省略する。
次に本実施の形態の固体電解コンデンサ1Bの製造方法について説明する。
まず実施の形態1の図5の工程とほぼ同様に、リードタブ端子11、12、14および15の取付が行われる。なおこの取付は、陽極箔3および陰極箔4が後述するように巻き回された際に、図26に示すように各端子が配置されるように微調整される。次に、陽極箔3および陰極箔4が、セパレータ紙5を介して互いに重ね合わされる。また陽極箔3上にセパレータ紙6が重ね合わされる。すなわち、陽極箔3、陰極箔4、およびセパレータ紙5、6を有する積層シートSHが準備される。なおこの重ね合わせは、後述する巻き回しと同時に行なわれてもよい。
次に実施の形態1の図8の工程と同様に、陽極箔3、陰極箔4、およびセパレータ紙5、6の各々の一方端H1(図5:位置P0近傍)が、巻芯31のスリットSLに挟み込まれる。次に巻芯31が、図6〜図8の矢印Rに示すように巻芯軸AX周りに回転される。これにより、セパレータ紙6、陽極箔3、セパレータ紙5、および陰極箔4が互いに重ね合わされながら、巻芯31周りに巻き回され始める。
主に図27を参照して、積層シートSH(図5:陽極箔3、陰極箔4、およびセパレータ紙5、6)が巻芯31に巻き付けられる。これにより陰極箔4および陽極箔3の各々の一方端H1から陰極箔4および陽極箔3が巻芯31に共に巻き付けられる。この巻付は、断面視において、第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11が第1の直線D1を挟み、かつ、第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12が第2の直線D2を挟むように行われる。なおこのように各端子を配置するためには、各端子の取付位置(図5)が微調整されればよい。
この後、実施の形態1の図10〜図12の工程と同様の工程が行われることによって、本実施の形態の固体電解コンデンサ1Bが完成する。
次に、本実施の形態と、前述した第1および第2の比較例(図13〜図16)との比較を行う。
前述した第1の比較例においては、第1陰極リードタブ端子14および第1陽極リードタブ端子11の各々と巻芯軸AXとの間の距離に比して、第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12の各々と巻芯軸AXとの間の距離が大きくなる。よって巻芯軸AXに対応する素子軸AE(図26)周りにリードタブ端子11、12、14および15を均等に配置することが困難である。
これに対して本実施の形態の固体電解コンデンサ1Bの製造方法によれば、巻芯31は巻芯軸AXに垂直な断面(図7)において、巻芯軸AXを通る第1の直線D1に沿う第1の長さL1と、巻芯軸AXを通りかつ第1の直線D1に直交する第2の直線D2に沿う第2の長さL2とを有し、第1の長さL1は第2の長さL2に比して小さい。このように第1の長さL1が小さくされることによって、図27に示すように、積層シートSH(各箔)と巻芯軸AXとの間の距離の巻き回しにともなう増大を第1の直線D1に沿う方向において打ち消すことができる。よって積層シートSHの異なる位置に配置された第1および第2陰極リードタブ端子14、15の各々と巻芯軸AXとの間の距離の差を抑制することができる。同様に、第1および第2陽極リードタブ端子11、12の各々と巻芯軸AXとの間の距離の差を抑制することができる。これにより、リードタブ端子11、12、14および15の各々と、巻芯軸AXとの間の距離の差を抑制することができる。よって、図26に示すように、素子軸AEを中心として有する正方形の4つの頂点におおよそ対応するようにリードタブ端子11、12、14および15を配置することができる。つまり各リードタブ端子をより均等に配置することができる。
このように4つの端子をバランスよく配置することができると、たとえば、一部の端子へのストレス集中、および封止の気密性の低下を防止することができる。特に、アルミニウムケース20(図25)がカール加工される際に各端子の根元に対するストレス、および封止部SE(図25)の気密性を考慮すると、封止用ゴムパッキング22を介して各端子に加わる力はなるべく均一であることが望ましい。そのためには上述したように4つのリードタブ端子の配置がなるべく正方形の頂点に対応することが望ましい。また図24および図25に示すように固体電解コンデンサ1Bがチップ品、すなわち各端子が座板24に沿って折り曲げられているものである場合、この折り曲げの際に一部の端子にストレスが集中することを防止することができる。また固体電解コンデンサ1Bがリフロー法によってはんだ付けされる場合、実装面に対するコンデンサの傾斜を防止することができる。
また本実施の形態によれば、巻芯31の第1の長さL1(図7)が小さいことに対応してコンデンサ素子2の第1の長さK1(図26)も小さくなる。これにより、図26の矢印に示すように、第2陰極リードタブ端子15および第2陽極リードタブ端子12の各々が素子軸AEにより近づけられる。よって、アルミニウムケース20(図26)を固定するために形成されるカール部CL(図26)が第2陰極リードタブ端子15または第2陽極リードタブ端子12に衝突しにくくなる。これにより、より小さな開口部を有する小さなアルミニウムケース20を用いることができる。よって固体電解コンデンサ1Bの大きさを小さくすることができる。
また本実施の形態によれば、リードタブ端子11、12、14および15の少なくともいずれかは、リード部10cが接続部10aに対してシフト方向DSへシフトされた構成を有する。すなわち、リードタブ端子11、12、14および15の少なくともいずれかのリード部10cの位置(図27において破線丸で示す位置)を、図27の矢印に示すように微調整することができる。よって、各リード部10cを素子軸AEに対してより均等に配置することができる効果、または、上記衝突をより確実に避けることができる効果、またはその両方の効果を、より確実に得ることができる。
本実施の形態の一例における諸寸法を示すと、次の通りである。陽極箔3は、厚さ110μmおよび長さ130mmを有する。陰極箔4は、厚さ30μmおよび長さ150mmを有する。セパレータ紙5、6の各々は、厚さ30μmおよび長さ160mmを有する。巻芯31の断面は長さL1=1.0mmおよび長さL2=1.8mmを有し、またそのトラック形Q1の曲線部の曲率半径が0.9mmである。またコンデンサ素子2の断面は、長さK1=6.5mmおよび長さK2=7.2mmを有する。
次に本実施の形態の作用効果の検証結果について説明する。上記寸法条件の下、本実施の形態の実施例として、固体電解コンデンサ1Bを300個製造した。その結果、全試料の角度T1(図26)が90°±20°以内の範囲にあった。これに対して比較例としての円形の巻芯39(図13〜図15)が用いられ場合、試料300個中15個について、角度T1(図3)が90°±20°以内の範囲になかった。すなわち、正方形の4つの頂点におおよそ対応するように4つの端子が配置されている確率が、比較例に比して実施例の方が高かった。
なお本実施の形態における直線部G1(図7)の代わりに、第2の直線D2に沿って互いに対向しかつ第1の直線D1に平行に延びる1対の直線部(第2の直線部)が設けられてもよい。この場合、第1の直線D1に沿って互いに対向しかつ外側に凸である1対の曲線部(第2の曲線部)が設けられてもよい。
(実施の形態5)
上記実施の形態4においては巻芯31(図6および図7)が用いられたが、本実施の形態においては巻芯32(図17および図18)を用いて、図28に示す巻き回しが行われる。この点以外は、実施の形態4とほぼ同様の製造工程によって固体電解コンデンサ1Bが製造される。
本実施の形態によっても、実施の形態4とほぼ同様の作用効果が得られる。さらに、実施の形態2において図21および図22を用いて説明した理由と同様の理由によって、リードタブ端子の位置の所望の位置に対するずれをより抑制することができる。
本実施の形態の一例における諸寸法を示すと、次の通りである。陽極箔3は、厚さ110μmおよび長さ130mmを有する。陰極箔4は、厚さ30μmおよび長さ150mmを有する。セパレータ紙5、6の各々は、厚さ30μmおよび長さ160mmを有する。巻芯32の断面は長さL1=1.0mmおよび長さL2=1.8mmを有する。またコンデンサ素子2の断面は、長さK1=6.5mmおよび長さK2=7.2mmを有する。
次に本実施の形態の作用効果の検証結果について説明する。上記寸法条件の下、本実施の形態の実施例として、固体電解コンデンサ1Bを300個製造した。その結果、全試料の角度T1(図26)が90°±20°以内の範囲にあった。これに対して比較例としての円形の巻芯39(図13〜図15)が用いられ場合、試料300個中15個について、角度T1(図3)が90°±20°以内の範囲になかった。すなわち、正方形の4つの頂点におおよそ対応するように4つの端子が配置されている確率が、比較例に比して実施例の方が高かった。
今回開示された実施の形態および実施例は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
1A,1B 固体電解コンデンサ(電解コンデンサ)、2 コンデンサ素子、3 陽極箔、4 陰極箔、5,6 セパレータ紙、11 第1陽極リードタブ端子(第1の陽極リード端子)、12 第2陽極リードタブ端子(第2の陽極リード端子)、14 第1陰極リードタブ端子(第1の陰極リード端子)、15 第2陰極リードタブ端子(第2の陰極リード端子)、20 アルミニウムケース(ケース)、22 封止用ゴムパッキング、24 座板、31,32 巻芯、AE 素子軸、AX 巻芯軸、CL カール部、OP1,OP2 開口部、SE 封止部。

Claims (10)

  1. 一方端を有する陰極箔を準備する工程と、
    一方端を有する陽極箔を準備する工程と、
    第1および第2の陰極リード端子および第1および第2の陽極リード端子のそれぞれとして4つの端子を準備する工程とを備え、前記4つの端子の各々は接続部およびリード部を有し、前記接続部および前記リード部の各々はリード方向に延在し、前記第2の陰極リード端子および前記第2の陽極リード端子の少なくともいずれかは前記リード部が前記接続部に対して前記リード方向に直交するシフト方向へシフトされた構成を有し、さらに
    前記4つの端子を取り付ける工程を備え、前記第1および第2の陰極リード端子の各々の前記接続部は前記陰極箔に取り付けられ、前記第1および第2の陽極リード端子の各々の前記接続部は前記陽極箔に取り付けられ、前記第1の陰極リード端子は前記第2の陰極リード端子に比して前記陰極箔の一方端に近く配置され、前記第1の陽極リード端子は前記第2の陽極リード端子に比して前記陽極箔の一方端に近く配置され、さらに
    巻芯軸を有する巻芯を準備する工程を備え、前記巻芯は前記巻芯軸に垂直な断面において、前記巻芯軸を通る第1の直線に沿う第1の長さと、前記巻芯軸を通りかつ前記第1の直線に直交する第2の直線に沿う第2の長さとを有し、前記第1の長さは前記第2の長さに比して小さく、さらに
    前記4つの端子を取り付ける工程の後に、前記陰極箔および前記陽極箔の各々の一方端から前記陰極箔および前記陽極箔を前記巻芯に共に巻き付けることによって、前記巻芯軸に対応して位置する素子軸を有するコンデンサ素子を形成する工程を備え、前記コンデンサ素子を形成する工程は、前記断面において前記第1の陰極リード端子および前記第1の陽極リード端子が前記第2の直線を挟みかつ前記第2の陰極リード端子および前記第2の陽極リード端子が前記第1の直線を挟むように行われ、かつ前記第2の陰極リード端子および前記第2の陽極リード端子の少なくともいずれかの前記シフト方向が前記巻芯軸に向かう成分を有するように行われ、さらに
    前記コンデンサ素子を形成する工程の後に、前記巻芯を取り外す工程と、
    前記巻芯を取り外す工程の後に、前記4つの端子の各々の前記リード部を露出させつつ前記陰極箔および前記陽極箔を封止する工程とを備え、
    前記封止する工程は、
    開口部を有するケースを準備する工程と、
    前記開口部から前記4つの端子の各々の前記リード部が突出するように、前記開口部を経由して前記ケース内へ前記陰極箔および前記陽極箔を収める工程と、
    前記開口部を前記素子軸に向かって収縮させることによって前記ケースを固定する工程とを含む、電解コンデンサの製造方法。
  2. 前記4つの端子を準備する工程は、前記第1の陰極リード端子および前記第1の陽極リード端子の少なくともいずれかが前記構成を有するように行なわれ、
    前記コンデンサ素子を形成する工程は前記第1の陰極リード端子および前記第1の陽極リード端子の少なくともいずれかの前記シフト方向が前記巻芯軸から離れる成分を有するように行われる、請求項1に記載の電解コンデンサの製造方法。
  3. 前記第2の陰極リード端子および前記第2の陽極リード端子の少なくともいずれかの前記リード部がシフトされる距離と、前記第1の陰極リード端子および前記第1の陽極リード端子の少なくともいずれかの前記リード部がシフトされる距離とが同じである、請求項2に記載の電解コンデンサの製造方法。
  4. 前記第1の陰極リード端子および前記第1の陽極リード端子の少なくともいずれかの前記接続部および前記リード部は同一直線上に延在している、請求項1に記載の電解コンデンサの製造方法。
  5. 一方端を有する陰極箔を準備する工程と、
    一方端を有する陽極箔を準備する工程と、
    第1および第2の陰極リード端子および第1および第2の陽極リード端子のそれぞれとして4つの端子を準備する工程とを備え、前記4つの端子の各々は接続部およびリード部を有し、前記接続部および前記リード部の各々はリード方向に延在し、前記4つの端子の少なくともいずれかは前記リード部が前記接続部に対して前記リード方向に直交するシフト方向へシフトされた構成を有し、さらに
    前記4つの端子を取り付ける工程を備え、前記第1および第2の陰極リード端子の各々の前記接続部は前記陰極箔に取り付けられ、前記第1および第2の陽極リード端子の各々の前記接続部は前記陽極箔に取り付けられ、前記第1の陰極リード端子は前記第2の陰極リード端子に比して前記陰極箔の一方端に近く配置され、前記第1の陽極リード端子は前記第2の陽極リード端子に比して前記陽極箔の一方端に近く配置され、さらに
    巻芯軸を有する巻芯を準備する工程を備え、前記巻芯は前記巻芯軸に垂直な断面において、前記巻芯軸を通る第1の直線に沿う第1の長さと、前記巻芯軸を通りかつ前記第1の直線に直交する第2の直線に沿う第2の長さとを有し、前記第1の長さは前記第2の長さに比して小さく、さらに
    前記4つの端子を取り付ける工程の後に、前記陰極箔および前記陽極箔の各々の一方端から前記陰極箔および前記陽極箔を前記巻芯に共に巻き付けることによって、前記巻芯軸に対応して位置する素子軸を有するコンデンサ素子を形成する工程を備え、前記コンデンサ素子を形成する工程は、前記断面において前記第1の陰極リード端子および前記第1の陽極リード端子が前記第1の直線を挟みかつ前記第2の陰極リード端子および前記第2の陽極リード端子が前記第2の直線を挟むように行われ、さらに
    前記コンデンサ素子を形成する工程の後に、前記巻芯を取り外す工程と、
    前記巻芯を取り外す工程の後に、前記4つの端子の各々の前記リード部を露出させつつ前記陰極箔および前記陽極箔を封止する工程とを備え、
    前記封止する工程は、
    開口部を有するケースを準備する工程と、
    前記開口部から前記4つの端子の各々の前記リード部が突出するように、前記開口部を経由して前記ケース内へ前記陰極箔および前記陽極箔を収める工程と、
    前記開口部を前記素子軸に向かって収縮させることによって前記ケースを固定する工程とを含む、電解コンデンサの製造方法。
  6. 前記巻芯の前記断面は、前記第1の直線に沿って互いに対向しかつ前記第2の直線に平行に延びる1対の第1の直線部と、前記第2の直線に沿って互いに対向しかつ前記第1の直線に平行に延びる1対の第2の直線部との少なくともいずれかを有する、請求項1〜5のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
  7. 前記巻芯の前記断面は、前記1対の第1の直線部と、前記1対の第2の直線部とを有する、請求項6に記載の電解コンデンサの製造方法。
  8. 前記巻芯の前記断面は、前記第2の直線に沿って互いに対向しかつ外側に凸である1対の第1の曲線部と、前記第1の直線に沿って互いに対向しかつ外側に凸である1対の第2の曲線部との少なくともいずれかを有する、請求項1〜6のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
  9. 各々が一方端を有する陰極箔および陽極箔と、4つの端子とを含むコンデンサ素子を備え、前記陰極箔および前記陽極箔は前記陰極箔および前記陽極箔の各々の一方端から素子軸の周りに共に巻き回されており、前記コンデンサ素子は前記素子軸に垂直な断面において、前記素子軸を通る第1の直線に沿う第1の長さと、前記素子軸を通りかつ前記第1の直線に直交する第2の直線に沿う第2の長さとを有し、前記第1の長さは前記第2の長さに比して小さく、前記4つの端子の各々は接続部およびリード部を有し、前記接続部および前記リード部の各々はリード方向に延在し、前記4つの端子は第1および第2の陰極リード端子および第1および第2の陽極リード端子からなり、前記第1および第2の陰極リード端子の各々の前記接続部は前記陰極箔に取り付けられ、前記第1および第2の陽極リード端子の各々の前記接続部は前記陽極箔に取り付けられ、前記第1の陰極リード端子は前記第2の陰極リード端子に比して前記陰極箔の一方端に近く配置され、前記第1の陽極リード端子は前記第2の陽極リード端子に比して前記陽極箔の一方端に近く配置され、前記断面において前記第1の陰極リード端子および前記第1の陽極リード端子が前記第2の直線を挟んでおりかつ前記第2の陰極リード端子および前記第2の陽極リード端子が前記第1の直線を挟んでおり、前記第2の陰極リード端子および前記第2の陽極リード端子の少なくともいずれかは前記リード部が前記接続部に対して前記リード方向に直交するシフト方向へシフトされた構成を有し、前記第2の陰極リード端子および前記第2の陽極リード端子の少なくともいずれかの前記シフト方向は前記素子軸に向かう成分を有し、さらに
    前記4つの端子の各々の前記リード部を露出させつつ前記陰極箔および前記陽極箔を封止するための封止部を備え、前記封止部は開口部を有するケースを含み、前記陰極箔および前記陽極箔は前記ケース内に収められており、前記4つの端子の各々の前記リード部は前記開口部から突出しており、前記ケースは、前記開口部を前記素子軸に向かって収縮させることによって固定されている、電解コンデンサ。
  10. 各々が一方端を有する陰極箔および陽極箔と、4つの端子とを含むコンデンサ素子を備え、前記陰極箔および前記陽極箔は前記陰極箔および前記陽極箔の各々の一方端から素子軸の周りに共に巻き回されており、前記コンデンサ素子は前記素子軸に垂直な断面において、前記素子軸を通る第1の直線に沿う第1の長さと、前記素子軸を通りかつ前記第1の直線に直交する第2の直線に沿う第2の長さとを有し、前記第1の長さは前記第2の長さに比して小さく、前記4つの端子の各々は接続部およびリード部を有し、前記接続部および前記リード部の各々はリード方向に延在し、前記4つの端子は第1および第2の陰極リード端子および第1および第2の陽極リード端子からなり、前記第1および第2の陰極リード端子の各々の前記接続部は前記陰極箔に取り付けられ、前記第1および第2の陽極リード端子の各々の前記接続部は前記陽極箔に取り付けられ、前記第1の陰極リード端子は前記第2の陰極リード端子に比して前記陰極箔の一方端に近く配置され、前記第1の陽極リード端子は前記第2の陽極リード端子に比して前記陽極箔の一方端に近く配置され、前記断面において前記第1の陰極リード端子および前記第1の陽極リード端子が前記第1の直線を挟んでおりかつ前記第2の陰極リード端子および前記第2の陽極リード端子が前記第2の直線を挟んでおり、前記4つの端子の少なくともいずれかは前記リード部が前記接続部に対して前記リード方向に直交するシフト方向へシフトされた構成を有し、さらに
    前記4つの端子の各々の前記リード部を露出させつつ前記陰極箔および前記陽極箔を封止するための封止部を備え、前記封止部は開口部を有するケースを含み、前記陰極箔および前記陽極箔は前記ケース内に収められており、前記4つの端子の各々の前記リード部は前記開口部から突出しており、前記ケースは、前記開口部を前記素子軸に向かって収縮させることによって固定されている、電解コンデンサ。
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