JP2005072163A - チップ型固体電解コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

チップ型固体電解コンデンサ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 低ESRかつ高容量であり、小型で体積効率が高く、信頼性の高いチップ型固体電解コンデンサ及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】 偏心して導出された陽極リード線12a、12bを有する板状のコンデンサ素子11a、11bが基板実装面に垂直な方向に積層され、陽極リード線12a、12bは陽極端子13に接続され、また陽極体の誘電体酸化被膜上の陰極層が陰極端子14に接続され、陽極端子13の一部及び陰極端子14の一部を露出して外装樹脂17によって外装されたチップ型固体電解コンデンサであり、陽極端子13の陽極リード線側の先端部は、スリットで隔てられた同形状の第1の分枝18a及び第2の分枝18bを有し、第1の陽極リード線12aは、第1の分枝18aの基板実装側とは反対側の面において溶接され、第2の陽極リード線12bは、第2の分枝18bの基板実装側の面において溶接されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チップ型固体電解コンデンサ及びその製造方法に関する。
従来から弁作用金属にタンタル、ニオブなどを用いた固体電解コンデンサは、小型で静電容量が大きく、周波数特性に優れ、CPUの電源回路などに広く使用されている。
また、この周波数特性を更に改善すべく、二酸化マンガンを陰極層に用いたものに対して、導電性高分子を陰極層に用いて、等価直列抵抗(以下、ESRと記す)を10分の1以下に改善したものが開発されている。
しかし、CPUの動作周波数の高周波数化に伴い、その電源回路のノイズ特性の改善要求や、リップル許容電流の大電流化要求が増加することにより、更に低いESRを持つコンデンサが要求されるようになった。
このようなCPUを搭載する機器は、小型化、高機能化の方向に開発が進められているため、ESRを更に低くすることはもとより、小型、大容量かつ薄型の要求を同時に満たすコンデンサが必要となってきた。
例えば、下記の特許文献1においては、陽極端子の基板実装部から屈曲させて形成した接続舌片を、レーザ光によって、陽極リード線に溶接して作製するチップコンデンサの製造方法が開示されている。このチップコンデンサの断面図を図14に示す。201はコンデンサ素子、202は陽極リード線、203は陽極端子、208は接続舌片、そして204は陰極端子である。このような接続舌片は陽極リード線と基板実装部を最短距離で結び、ESRの低減に寄与するとともに、製品の小型化に寄与する。
しかしながら、高容量を得ようとするとき、1個のコンデンサ素子を用いるだけでは十分でなく、複数のコンデンサ素子を並列接続して積層型のコンデンサを形成すると、容量はその個数に比例して増加させることができるだけでなく、ESRはその個数の逆数に比例して低減することができる。
例えば、下記の特許文献2においては、単板コンデンサ素子の複数枚が、その陽極部を同一方向に揃えられて陽極側リードフレーム上に積層固着され、その陰極部を陽極部側から陰極先端部に向かって末広がり形状に陰極リードフレーム上に導電性接着層を形成して積層固着され、その周囲を外装樹脂で被覆封止された積層型固体電解コンデンサが開示されている。
特開2002−158142号公報 特開2000−68158号公報
上記特許文献2においては、積層に適した形状として、陰極部の先端部分の厚みが陰極基部の厚みより大きい単板コンデンサ素子が用いられ、このような単板コンデンサ素子を積層して、製造に適した積層型固体電解コンデンサが得られている。しかし、その構造においては、コンデンサの容量を担うコンデンサ素子の体積が製品の全体積に占める割合、すなわち体積効率を大きくとりにくいという問題がある。
この状況にあって、1個のコンデンサ素子として低ESRを実現し易い、板状のコンデンサ素子を積層して並列接続しようとするとき、陽極側及び陰極側の接続構造として占有体積が小さく、接続信頼性の高い構造を実現することが重要である。また、高周波数帯における表皮効果を考慮した、陽極端子と陰極端子の間の電流経路を短くすることは低ESRの実現のために重要であり、異なるコンデンサ素子間で同等の電流経路を形成すると更に好ましい。
簡略に言うと、本発明の課題は、低ESRかつ高容量であり、小型で体積効率が高く、信頼性の高いチップ型固体電解コンデンサ及びその製造方法を提供することである。
本発明の第1のチップ型固体電解コンデンサは、弁作用金属を用いた2つのコンデンサ素子が基板実装面に垂直な方向に積層されてなり、前記コンデンサ素子の陽極体から前記基板実装面と略平行に導出された陽極リード線が陽極端子に接続され、前記陽極体の誘電体酸化被膜上の陰極層が陰極端子に接続され、前記陽極端子の一部及び前記陰極端子の一部を露出して樹脂によって外装されたチップ型固体電解コンデンサであって、前記コンデンサ素子は板状であり、前記陽極リード線はコンデンサ素子における基板実装面に平行な中心線から偏心して導出され、前記2つのコンデンサ素子は基板実装面に平行な直線のまわりでの180°回転により互いに重なり合う対称位置に配設され、前記陽極端子の陽極リード線側の先端部は、スリットで隔てられた略同形状の第1及び第2の分枝を有し、それぞれの分枝は1つのコンデンサ素子の陽極リード線と溶接部を形成し、前記溶接部の一方は前記第1の分枝における基板実装側とは反対側の面に設けられ、前記溶接部の他方は 前記第2の分枝における基板実装側の面に設けられたことを特徴とする。
また、前記陽極リード線は基板実装面に平行な方向及び垂直な方向に偏心して前記コンデンサ素子から導出されてもよい。
そして、前記陰極端子と前記コンデンサ素子の陰極層との接続部は2つのコンデンサ素子の間に設けられるとよい。
本発明の第2のチップ型固体電解コンデンサは、弁作用金属を用いた2つのコンデンサ素子が基板実装面に垂直な方向に積層されてなり、前記コンデンサ素子の陽極体から前記基板実装面と略平行に導出された陽極リード線が陽極端子に接続され、前記陽極体の誘電体酸化被膜上の陰極層は陰極端子に接続され、前記陽極端子の一部及び前記陰極端子の一部を露出して樹脂によって外装されたチップ型固体電解コンデンサであって、前記コンデンサ素子は板状であり、前記陽極リード線はコンデンサ素子における基板実装面に平行な中心線から偏心して導出され、前記2つのコンデンサ素子は基板実装面に平行な直線のまわりでの180°回転により互いに重なり合う対称位置に配設され、前記陽極端子における前記陽極リード線に垂直な断面の形状はT字形をなし、前記T字形の先端部をなす第1及び第2の分枝のそれぞれは1つのコンデンサ素子の陽極リード線と溶接部を形成し、前記溶接部の一方は前記第1の分枝における基板実装側とは反対側の面に設けられ、前記溶接部の他方は 前記第2の分枝における基板実装側の面に設けられたことを特徴とする。
また、前記陽極リード線は基板実装面に平行な方向及び垂直な方向に偏心して前記コンデンサ素子から導出されてもよい。
そして、前記陰極端子と前記コンデンサ素子の陰極層との接続部は2つのコンデンサ素子の間に設けられるとよい。
本発明の第3のチップ型固体電解コンデンサは、弁作用金属を用いた2つのコンデンサ素子が基板実装面に垂直な方向に積層されてなり、前記コンデンサ素子の陽極体から前記基板実装面と略平行に導出された陽極リード線が陽極端子に接続され、前記陽極体の誘電体酸化被膜上の陰極層は陰極端子に接続され、前記陽極端子の一部及び前記陰極端子の一部を露出して樹脂によって外装されたチップ型固体電解コンデンサであって、前記コンデンサ素子は板状であり、前記陽極リード線はコンデンサ素子における基板実装面に平行な中心線から偏心して導出され、前記2つのコンデンサ素子は基板実装面に平行な直線のまわりでの180°回転により互いに重なり合う対称位置に配設され、前記陽極端子はほぼ4角柱状であり、基板実装面と垂直かつ陽極リード線と平行である2つの側面において、前記陽極リード線と溶接されたことを特徴とする。
そして、前記陰極端子と前記コンデンサ素子の陰極層との接続部は2つのコンデンサ素子の間に設けられるとよい。
本発明の第4のチップ型固体電解コンデンサは、弁作用金属を用いた3つのコンデンサ素子が基板実装面に垂直な方向に積層されてなり、前記コンデンサ素子の陽極体から前記基板実装面と略平行に導出された陽極リード線が陽極端子に接続され、前記陽極体の誘電体酸化被膜上の陰極層は陰極端子に接続され、前記陽極端子の一部及び前記陰極端子の一部を露出して樹脂によって外装されたチップ型固体電解コンデンサであって、前記コンデンサ素子は板状であり、前記コンデンサ素子の2つにおける陽極リード線は基板実装面に平行な中心線から偏心して前記コンデンサ素子から導出され、前記陽極端子はほぼ4角柱状であり、基板実装面と垂直かつ陽極リード線と平行である2つの側面、及び基板実装面と平行な上面において、前記陽極リード線と溶接されたことを特徴とする。
そして、前記陰極端子は2つの分枝を有し、第1の分枝は第1及び第2コンデンサ素子の間において陰極層と接続され、第2の分枝は第2及び第3のコンデンサ素子の間において陰極層と接続されるとよい。
更に、前記陽極端子及び前記陰極端子の製品側面への露出面であるフィレット形成面の幅及び高さが陽極端子側と陰極端子側でほぼ等しくなるように、前記陽極端子には切り欠き部が設けられるとよい。
また、本発明のチップ型固体電解コンデンサの製造方法は、弁作用金属による陽極体から陽極リード線が導出され、他方、陽極体の誘電体酸化被膜上に陰極層が形成された2つのコンデンサ素子を、基板実装面に垂直な方向に積層して、並列に電気接続してなるチップ型固体電解コンデンサの製造方法であって、前記陽極リード線を偏心させて、コンデンサ素子を作製する工程と、前記陽極リード線に接続する陽極端子に、第1及び第2の陽極端子先端部を形成する工程と、前記2つのコンデンサ素子を陽極リード線が互いに回転対称の位置にあるように積層して、第1の陽極リード線を、第1の陽極端子先端部の上側に溶接し、第2の陽極リード線を第2の陽極端子先端部の下側に溶接する工程と、外装樹脂によって、陽極端子の一部及び陰極端子の一部を露出してモールド成形を行う工程とを含むことを特徴とする。
次に、本発明の作用について説明する。
本発明の第1の構成のチップ型固体電解コンデンサにおいては、陽極端子の陽極リード線側の先端部は、スリットで隔てられた略同形状の第1及び第2の分枝を備え、第1の分枝の上面において第1の陽極リード線と溶接され、第2の分枝の下面において第2の陽極リード線と溶接されるので、2つの溶接点が分離されて、距離的には近接した2本の陽極リード線を陽極端子に溶接する場合でも、2つのナゲット(溶け込み部分)間の干渉がなく溶接強度にばらつきがない。
また、陽極端子の2つの分枝に、陽極リード線を、それぞれ上面及び下面に溶接した場合、溶接部は180°回転の対称な構造に形成され、2つのコンデンサ素子間に配置された陰極端子の接続構造と相俟って、2個のコンデンサ素子に対して、電流の経路が同等に形成されるので、ESR特性がほぼ等しくなる。
また、陽極端子の先端部の2つの分枝の厚さを調節して、板状のコンデンサ素子を重ねた時に生じる2本の陽極リード線の高さの違いを、溶接時の適切な溶接強度を得るために必要な高さに調節できる。
また、樹脂モールドの後に、陽極端子及び陰極端子のフォーミングを行わない構造、即ち外装樹脂の側面及び底面に沿って折り曲げない構造であり、基板実装部及び側面において、外装樹脂の外面と、陽極端子又は陰極端子の露出面とを同一面にすることができるので、小型化に寄与する。
そして、陽極端子の先端部における陽極リード線との溶接部と、基板実装部である底面を短い距離で繋いだので、低ESRに寄与する。
また、本発明の第2の構成のチップ型固体電解コンデンサにおいては、T字形の陽極端子が用いられ、2つのT字先端部のそれぞれに陽極リード線が溶接されるので、接続信頼性が高く、ESR特性にもばらつきがない。
また、本発明の第3の構成のチップ型固体電解コンデンサにおいては、ほぼ4角柱状の陽極端子が用いられ、その対向する側面において、陽極リード線と接続されるので、接続信頼性が高く、ESR特性にもばらつきがない。
また、本発明の第4の構成のチップ型固体電解コンデンサにおいては、ほぼ4角柱状の陽極端子が用いられ、その対向する2つの側面及び上面において、陽極リード線と接続されるので、接続信頼性が高く、3つのコンデンサ素子を並列接続して容量を高めることができる。
更に、本発明のチップ型固体電解コンデンサにおいて、陽極端子の側面の上部に切り欠き部を設けると、陽極側と陰極側とでフィレット形成面を同形状とすることができるので、実装時のチップの基板実装面からの傾きを抑制することができる。
既に、作用の項でも説明したが、本発明によれば、低ESRかつ高容量であり、小型で体積効率のよいチップ型固体電解コンデンサ及びその製造方法を提供することができる。
また、本発明によれば、陽極接続部における溶接部間の干渉がなく、その結果、コンデンサ素子ごとの電気的特性のばらつきが少なく、接続信頼性に優れたチップ型固体電解コンデンサ及びその製造方法を提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明のチップ型固体電解コンデンサを示す。図1(a)は、正面から見た断面図であり、図1(b)で指示したB-B断面による。また、図1(b)は、図1(a)で指示した、A-A断面図であり、図1(c)は側面図である。なお、本明細書の断面図においては、外装樹脂17が透明であるかのように、断面の向こう側の部分が描かれている。
図1において、11aは第1のコンデンサ素子、11bは第2のコンデンサ素子、12aは第1の陽極リード線、12bは第2の陽極リード線、13は陽極端子、14は陰極端子、そして17は外装樹脂である。
図2は、本発明のチップ型固体電解コンデンサを示す斜視図であり、外装樹脂17の外形は点線で描かれ、陰極端子14の一部及び第2の陽極リード線12bの一部は破線で描かれている。
図3は、本発明のチップ型固体電解コンデンサにおける端子を示す斜視図であり、図3(a)は陽極端子を示し、図3(b)は陰極端子を示す。
まず、コンデンサ素子の作製について、公知の技術なので簡略に説明する。弁作用金属としては、タンタル、ニオブ、アルミニウム、チタンなどを用いることができる。また、陰極層には、MnO等の固体電解質又はポリチオフェン若しくはポリピロールなどの導電性高分子を用いることができる。また、コンデンサ素子を薄型の板状ペレットにすることにより、高周波数帯におけるESRを小さくすることができる。さらに、陽極リード線はコンデンサ素子の中心線から偏心して導出されている。
次に、コンデンサ素子を積層して、端子に接続する工程を説明する。図3のように、陽極端子13には、スリット39に隔てられた、第1の分枝18a及び第2の分枝18bを形成する。また、図2のように、第1のコンデンサ素子11aの陽極リード線12aは中心位置から、底面に平行な方向に、偏心して導出され、第2のコンデンサ素子11bの陽極リード線12bも中心位置から、底面に平行な方向に、偏心して導出されている。なお、2つのコンデンサ素子は同一形状のコンデンサ素子として作製し、積層の際に、180°回転して、偏心方向が逆になるように配置する。
この形状によって、図1及び図2のように、第1の分枝18aの上面において、第1の陽極リード線12aとの溶接を行い、第2の分枝18bの下面において、第2の陽極リード線12bとの溶接を行う。この接続構造のゆえに、溶接時の溶け込み部分が互いに干渉することがなく、更にスリット39によって、溶接部が隔てられているので、熱的影響や変形などの干渉的な影響を避けることができる。
それに対して、陰極端子14は、図3(b)のようなL字形状であり、先端部をつぶし加工などによって薄くする。そして、図1及び図2のように、第1のコンデンサ素子11aと第2のコンデンサ素子11bの間に先端部を配置して、導電性接着剤などによって、2つの陰極層と接続する。
ここで、2つのコンデンサ素子に対して、高周波電流の経路を比較すると、陽極溶接部と陰極接続部の間において、2つのコンデンサ素子間の中心直線のまわりの180°の回転によって重なり合う対称な構造が実現されている。従って、2つのコンデンサ素子に対して、等しいESRがもたらされる。
また、図3のように、陽極端子13には上面の外側の稜部に切り欠き部16を設けた。これは、陽極端子の一部及び陰極端子の一部を残して、外装樹脂でモールド成形を行うとき、フィレット形成面として、製品側面に形成される陽極端子の露出部の高さを、陰極端子の露出部の高さに合わせるためである。また、陽極端子13と陰極端子14の幅を等しくした結果、陽極側と陰極側で同形状のフィレット形成面が作製され、実装時のはんだの這い上がりと固化におけるアンバラスがなくなり、基板面と傾いて実装されることがない。
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本発明の実施例1におけるチップ型固体電解コンデンサは、既に、本発明を実施するための最良の形態において説明したのと同様の構造を有するので、同じく、図1から図3に基づいて説明する
まず、コンデンサ素子の作製について説明する。タンタル線のまわりに、タンタル粉末をプレス機で成型し、高真空・高温度で焼結した。次に、タンタル金属粉末の表面にTaの酸化被膜を形成する。更に、硝酸マンガンに浸漬した後、熱分解して、MnOを形成し、引き続き、グラファイト及びAgによる陰極層を形成して、コンデンサ素子を得た。このとき、コンデンサ素子の形状を薄型の板状ペレットにすることにより、高周波数帯における、コンデンサ素子単体でのESRの低減を図った。更に、陽極リード線はコンデンサ素子の中心から偏心して導出した。
次に、コンデンサ素子を積層して、端子に接続する工程を説明する。図3のように、陽極端子13には、中央部にスリット39を設けて、その両側に第1の分枝18a及び第2の分枝18bを形成した。また、図2のように、第1のコンデンサ素子11aの陽極リード線12aは中心位置から、底面に平行な方向に、偏心して導出され、第2のコンデンサ素子11bの陽極リード線12bも中心位置から、底面に平行な方向に、偏心して導出されている。なお、2つのコンデンサ素子は同一形状のコンデンサ素子として作製し、積層の際に、180°回転して、偏心方向が逆になるように配置した。
引き続き、図1及び図2のように、第1の分枝18aの上面において、第1の陽極リード線12aとの溶接を行い、第2の分枝18bの下面において、第2の陽極リード線12bとの溶接を行った。この接続構造のゆえに、溶接時の溶け込み部分が互いに干渉することがなく、更にスリット39によって、溶接部が隔てられているので、熱的影響や変形などの干渉的な影響を避けることができた。
それに対して、陰極端子14は、図3(b)のようなL字形状であり、先端部をつぶし加工によって薄くした。そして、図1及び図2のように、第1のコンデンサ素子11aと第2のコンデンサ素子11bの間に先端部を配置して、導電性接着剤によって、2つの陰極層と接続した。
このような対称な接続構造のゆえに、2つのコンデンサ素子に対して、等しいESR特性を得ることができた。
また、図3のように、陽極端子13には上面の外側の稜部に切り欠き部16を設けた。これは、陽極端子の一部及び陰極端子の一部を残して、外装樹脂でモールド成形を行うとき、フィレット形成面として、側面に形成される陽極端子の露出部の高さを、陰極端子の露出部の高さに合わせるためである。同時に、陽極端子13と陰極端子14の幅を等しくした結果、陽極側と陰極側で同形状のフィレット形成面が作られ、実装時のはんだ工程において、チップの実装姿勢を正しく保つことが容易になった。
図4は、本発明の実施例2におけるチップ型固体電解コンデンサを示し、図4(a)は、正面から見た、D-D断面図であり、図4(b)は、C-C断面図であり、図4(c)は側面図である。
図4において、41aは第1のコンデンサ素子、41bは第2のコンデンサ素子、42aは第1の陽極リード線、42bは第2の陽極リード線、そして43は陽極端子である。
また、図5は、本実施例2におけるコンデンサ素子を示す斜視図であり、図5(a)は第1のコンデンサ素子を示す斜視図、図5(b)は第2のコンデンサ素子を示す斜視図である。
本実施例2においては、図5のように、第1及び第2のコンデンサ素子41a及び41bの陽極リード線42a及び42bが、板状ペレットの底面に平行な方向だけでなく、底面に垂直な方向にも偏心している。その結果、陽極端子43の第1の分枝48a及び第2の分枝48bの厚みを、実施例1の場合よりも薄くできる。他の構成部材については、実施例1と同様であり、共通部材については、共通の符号で示した。
このように、陽極端子43の分枝48a及び48bを薄くすると、陽極端子43の基板実装部から陽極リード線42a及び42bへの2つの高周波電流の経路における長さの差を小さくすることができる。従って、2つのコンデンサ素子に対して、ESR値の差を低減できる。
なお、陽極溶接部から陰極接続部の間で、電流経路が上下で対称になっている点は実施例1と共通である。また、第1及び第2のコンデンサ素子は同一形状であり、180°回転により重なり合うように積層する点も実施例1と共通である。
図6は、本発明の実施例3におけるチップ型固体電解コンデンサを示し、図6(a)は、正面から見た、F-F断面図であり、図6(b)は、E-E断面図であり、図6(c)は側面図である。
図7は、本実施例3のチップ型固体電解コンデンサを示す斜視図である。
図8は、本実施例3の構成部材を示し、図8(a)は第1のコンデンサ素子を示す斜視図、図8(b)は第2のコンデンサ素子を示す斜視図、そして図8(c)は陽極端子を示す斜視図である。
図6において、61aは第1のコンデンサ素子、61bは第2のコンデンサ素子、62aは第1の陽極リード線、62bは第2の陽極リード線、そして63は陽極端子である。
また、図8(c)のように、陽極端子63はT字形をなし、第1のT字先端部68a及び第2のT字先端部68bを有する。
また、本実施例3で用いるコンデンサ素子61a及び61bにおける陽極リード線62a及び62bは、板状ペレットの底面に平行な方向に偏心している。
本実施例3においては、第1のT字先端部68aの上面において、第1の陽極リード線との溶接部が形成され、第2のT字先端部68bの下面において、第2の陽極リード線との溶接部が形成される。従って、2つの溶接部は、異なる面の離れた位置にあるので、溶接時の干渉がなく、同時に、2つのコンデンサ素子間に位置する中心直線のまわりの180°の回転で重なり合う対称な構造をなし、信頼性の高い陽極接続部となる。
陰極端子14と、第1及び第2のコンデンサ素子61a及び61bとの間の接続構造は実施例1及び2と共通である。
このようなT字形の陽極端子を用いると、基板への実装部と陽極リード線の間が短い距離で繋がれるので、ESR値を小さくできる。
図9は、本発明の実施例4におけるチップ型固体電解コンデンサを示し、図9(a)は、正面から見た、H-H断面図であり、図6(b)は、G-G断面図であり、図6(c)は側面図である。
本実施例4においては、図9のように、第1及び第2のコンデンサ素子91a及び91bの陽極リード線92a及び92bが、板状ペレットの底面に平行な方向だけでなく、底面に垂直な方向にも偏心している。その結果、陽極端子93の第1のT字先端部98a及び第2のT字先端部98bの厚みを、実施例3の場合よりも薄くできる。他の構成部材については、実施例3と同様であり、共通部材については、共通の符号で示した。
このように、陽極端子93のT字先端部98a及び98bを薄くすると、陽極端子93の基板実装部から陽極リード線92a及び92bへの2つの高周波電流に対して、通過距離の差を小さくすることができる。従って、2つのコンデンサ素子に対して、ESR値の差を低減できる。その他の効果については、実施例3と共通である。
図10は、本発明の実施例5におけるチップ型固体電解コンデンサを示す。図10(a)は、正面から見た模式図、図10(b)は、J-J断面図、図10(c)は側面図である。
図10において、101aは第1のコンデンサ素子、101bは第2のコンデンサ素子、102aは第1の陽極リード線、102bは第2の陽極リード線、そして103は陽極端子である。
また、図11は、本実施例5のチップ型固体電解コンデンサを示す斜視図である。
本実施例5においては、ほぼ4角柱状の陽極端子103を用い、その一つの側面の上部には切り欠き部106が設けられている。また、第1のコンデンサ素子101aにおける陽極リード線102a、及び第2のコンデンサ素子101bにおける陽極リード線102bは、板状ペレットの底面に平行な方向に偏心している。
本実施例5においては、4角柱状の陽極端子103の対向する側面に陽極リード線102a又は102bとの溶接部を形成するで、溶接時の干渉がない。また、陰極端子14は実施例1〜3の場合と同様であり、陽極溶接部から陰極接続部の間の電流経路については、上下のコンデンサ素子に対して対等である。
また、陽極端子103の外側の側面上部には、切り欠き部106を形成したので、陽極側と陰極側でフィレット形成面を同形状にして、実装時のチップの傾きを抑制することができる。
図12は、本発明の実施例6におけるチップ型固体電解コンデンサを示す。図12(a)は、正面から見た模式図、図12(b)は、K-K断面図、図10(c)は側面図である。
図12において、121aは第1のコンデンサ素子、121bは第2のコンデンサ素子、121cは第3のコンデンサ素子、122aは第1の陽極リード線、122bは第2の陽極リード線、122cは第3の陽極リード線、そして123は陽極端子である。
また、図13は、本実施例6のチップ型固体電解コンデンサを示す斜視図である。
本実施例6においては、ほぼ4角柱状の陽極端子123を用い、第1のコンデンサ素子121aにおける陽極リード線122aは偏心しないタイプとし、第2のコンデンサ素子121bにおける陽極リード線122b、及び第3のコンデンサ素子121cにおける陽極リード線122cは、板状ペレットの底面に平行な方向に偏心している。
このような形状の部材を用い、4角柱状の陽極端子123の上面及び対向する2つの側面に、陽極リード線122a、122b又は122cとの溶接部を形成するので、溶接時の干渉がない。また、陰極端子124は先端部に2つの接続部を有し、それぞれ、第1及び第2のコンデンサ素子121a及び121bの間、並びに第2及び第3のコンデンサ素子121b及び121cの間において、陰極層と接続される。
これまで説明した実施例においては、フィレット形成面が陽極側と陰極側で同一形状であり、実装時のチップの傾きを抑制することができたが、チップサイズあるいは端子のサイズが傾きを起こしにくい場合などでは異なる形状にすることも可能である。
本発明のチップ型固体電解コンデンサを示す図。図1(a)はB-B断面図、図1(b)は、A-A断面図、図1(c)は側面図。 本発明のチップ型固体電解コンデンサの斜視図。 本発明のチップ型固体電解コンデンサにおける端子を示す斜視図。図3(a)は陽極端子を示し、図3(b)は陰極端子を示す。 実施例2のチップ型固体電解コンデンサを示す図。図4(a)は、正面からの、D-D断面図、図4(b)はC-C断面図、図4(c)は側面図。 実施例2におけるコンデンサ素子を示す図。図5(a)は第1のコンデンサ素子を示す斜視図、図5(b)は第2のコンデンサ素子を示す斜視図。 実施例3におけるチップ型固体電解コンデンサを示す図。図6(a)は、正面からの、F-F断面図。図6(b)はE-E断面図、図6(c)は側面図。 実施例3のチップ型固体電解コンデンサを示す斜視図。 実施例3の構成部材を示す図。図8(a)は第1のコンデンサ素子を示す斜視図、図8(b)は第2のコンデンサ素子を示す斜視図、図8(c)は陽極端子を示す斜視図。 実施例4におけるチップ型固体電解コンデンサを示す図。図9(a)は正面からの、H-H断面図、図6(b)はG-G断面図、図6(c)は側面図。 実施例5におけるチップ型固体電解コンデンサを示す図。図10(a)は正面からの模式図、図10(b)はJ-J断面図、図10(c)は側面図。 実施例5のチップ型固体電解コンデンサの斜視図。 実施例6のチップ型固体電解コンデンサを示す図。図12(a)は、正面からの模式図、図12(b)はK-K断面図、図10(c)は側面図。 実施例6のチップ型固体電解コンデンサの斜視図。 従来のチップ型固体電解コンデンサの断面図。
符号の説明
11a,11b,41a,41b,61a,61b,91a,91b,101a,101b,121a,121b,121c コンデンサ素子
12a,12b,42a,42b,62a,62b,92a,92b,102a,102b,122a,122b,122c 陽極リード線
13,43、63,93,103,123 陽極端子
14,124 陰極端子
16,106 切り欠き部
17 外装樹脂
18a,18b,48a,48b 分枝
39 スリット
68a,68b,98a,98b T字先端部

Claims (12)

  1. 弁作用金属を用いた2つのコンデンサ素子が基板実装面に垂直な方向に積層されてなり、前記コンデンサ素子の陽極体から前記基板実装面と略平行に導出された陽極リード線が陽極端子に接続され、前記陽極体の誘電体酸化被膜上の陰極層が陰極端子に接続され、前記陽極端子の一部及び前記陰極端子の一部を露出して樹脂によって外装されたチップ型固体電解コンデンサであって、前記コンデンサ素子は板状であり、前記陽極リード線はコンデンサ素子における基板実装面に平行な中心線から偏心して導出され、前記2つのコンデンサ素子は基板実装面に平行な直線のまわりでの180°回転により互いに重なり合う対称位置に配設され、前記陽極端子の陽極リード線側の先端部は、スリットで隔てられた略同形状の第1及び第2の分枝を有し、それぞれの分枝は1つのコンデンサ素子の陽極リード線と溶接部を形成し、前記溶接部の一方は前記第1の分枝における基板実装側とは反対側の面に設けられ、前記溶接部の他方は 前記第2の分枝における基板実装側の面に設けられたことを特徴とするチップ型固体電解コンデンサ。
  2. 前記陽極リード線は基板実装面に平行な方向及び垂直な方向に偏心して前記コンデンサ素子から導出されたことを特徴とする請求項1に記載のチップ型固体電解コンデンサ。
  3. 前記陰極端子と前記コンデンサ素子の陰極層との接続部は2つのコンデンサ素子の間に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のチップ型固体電解コンデンサ。
  4. 弁作用金属を用いた2つのコンデンサ素子が基板実装面に垂直な方向に積層されてなり、前記コンデンサ素子の陽極体から前記基板実装面と略平行に導出された陽極リード線が陽極端子に接続され、前記陽極体の誘電体酸化被膜上の陰極層が陰極端子に接続され、前記陽極端子の一部及び前記陰極端子の一部を露出して樹脂によって外装されたチップ型固体電解コンデンサであって、前記コンデンサ素子は板状であり、前記陽極リード線はコンデンサ素子における基板実装面に平行な中心線から偏心して導出され、前記2つのコンデンサ素子は基板実装面に平行な直線のまわりでの180°回転により互いに重なり合う対称位置に配設され、前記陽極端子における前記陽極リード線に垂直な断面の形状はT字形をなし、前記T字形の先端部をなす第1及び第2の分枝のそれぞれは1つのコンデンサ素子の陽極リード線と溶接部を形成し、前記溶接部の一方は前記第1の分枝における基板実装側とは反対側の面に設けられ、前記溶接部の他方は 前記第2の分枝における基板実装側の面に設けられたことを特徴とするチップ型固体電解コンデンサ。
  5. 前記陽極リード線は基板実装面に平行な方向及び垂直な方向に偏心して前記コンデンサ素子から導出されたことを特徴とする請求項4に記載のチップ型固体電解コンデンサ。
  6. 前記陰極端子と前記コンデンサ素子の陰極層との接続部は2つのコンデンサ素子の間に設けられたことを特徴とする請求項4又は5に記載のチップ型固体電解コンデンサ。
  7. 弁作用金属を用いた2つのコンデンサ素子が基板実装面に垂直な方向に積層されてなり、前記コンデンサ素子の陽極体から前記基板実装面と略平行に導出された陽極リード線が陽極端子に接続され、前記陽極体の誘電体酸化被膜上の陰極層が陰極端子に接続され、前記陽極端子の一部及び前記陰極端子の一部を露出して樹脂によって外装されたチップ型固体電解コンデンサであって、前記コンデンサ素子は板状であり、前記陽極リード線はコンデンサ素子における基板実装面に平行な中心線から偏心して導出され、前記2つのコンデンサ素子は基板実装面に平行な直線のまわりでの180°回転により互いに重なり合う対称位置に配設され、前記陽極端子はほぼ4角柱状であり、基板実装面と垂直かつ陽極リード線と平行である2つの側面において、前記陽極リード線と溶接されたことを特徴とするチップ型固体電解コンデンサ。
  8. 前記陰極端子と前記コンデンサ素子の陰極層との接続部は2つのコンデンサ素子の間に設けられたことを特徴とする請求項7に記載のチップ型固体電解コンデンサ。
  9. 弁作用金属を用いた3つのコンデンサ素子が基板実装面に垂直な方向に積層されてなり、前記コンデンサ素子の陽極体から前記基板実装面と略平行に導出された陽極リード線が陽極端子に接続され、前記陽極体の誘電体酸化被膜上の陰極層が陰極端子に接続され、前記陽極端子の一部及び前記陰極端子の一部を露出して樹脂によって外装されたチップ型固体電解コンデンサであって、前記コンデンサ素子は板状であり、前記コンデンサ素子の2つにおける陽極リード線は基板実装面に平行な中心線から偏心して前記コンデンサ素子から導出され、前記陽極端子はほぼ4角柱状であり、基板実装面と垂直かつ陽極リード線と平行である2つの側面、及び基板実装面と平行な上面において、前記陽極リード線と溶接されたことを特徴とするチップ型固体電解コンデンサ。
  10. 前記陰極端子は2つの分枝を有し、第1の分枝は第1及び第2コンデンサ素子の間において陰極層と接続され、第2の分枝は第2及び第3のコンデンサ素子の間において陰極層と接続されたことを特徴とする請求項9に記載のチップ型固体電解コンデンサ。
  11. 前記陽極端子及び前記陰極端子の製品側面への露出面であるフィレット形成面の幅及び高さが陽極端子側と陰極端子側でほぼ等しくなるように、前記陽極端子には切り欠き部が設けられたことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のチップ型固体電解コンデンサ。
  12. 弁作用金属による陽極体から陽極リード線が導出され、他方、陽極体の誘電体酸化被膜上に陰極層が形成された2つのコンデンサ素子を、基板実装面に垂直な方向に積層して、並列に電気接続してなるチップ型固体電解コンデンサの製造方法であって、前記陽極リード線を偏心させて、コンデンサ素子を作製する工程と、前記陽極リード線に接続する陽極端子に、第1及び第2の陽極端子先端部を形成する工程と、前記2つのコンデンサ素子を陽極リード線が互いに回転対称の位置にあるように積層して、第1の陽極リード線を、第1の陽極端子先端部の上側に溶接し、第2の陽極リード線を第2の陽極端子先端部の下側に溶接する工程と、外装樹脂によって、陽極端子の一部及び陰極端子の一部を露出してモールド成形する工程とを含むことを特徴とするチップ型固体電解コンデンサの製造方法。
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