JP2003133178A - コンデンサ用リード端子の製造方法 - Google Patents

コンデンサ用リード端子の製造方法

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JP2003133178A
JP2003133178A JP2001323360A JP2001323360A JP2003133178A JP 2003133178 A JP2003133178 A JP 2003133178A JP 2001323360 A JP2001323360 A JP 2001323360A JP 2001323360 A JP2001323360 A JP 2001323360A JP 2003133178 A JP2003133178 A JP 2003133178A
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capacitor
round bar
lead terminal
bar portion
aluminum foil
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Kazuo Shinohara
一雄 篠原
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APUTODEITO KK
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APUTODEITO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンデンサの内部抵抗を小さくし、コンデン
サの容量を大きくすることができるコンデンサ用リード
端子の製造方法を提供する。 【解決手段】 丸棒部14を上型30と下型32とでプ
レスして偏平部34を形成する際に、下型32の溶接部
16側のエッジ位置(丸棒部14への接触位置)を、上
型30の溶接部16側のエッジ位置(丸棒部14への接
触位置)より、長さΔLだけ溶接部16に近いものとす
る。これによって、偏平部34の形成位置を丸棒部14
の中心位置よりずらしたコンデンサ用リード端子を作る
ことができる。このコンデンサ用リード端子を2個使用
したコンデンサ素子では、コンデンサの内部抵抗を小さ
くして、コンデンサの容量を大きくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、捲回型コンデンサ
に使用するためのコンデンサ用リード端子の製造方法に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来から捲回型コンデンサに使用するコ
ンデンサ用リード端子が知られており、その従来既知の
コンデンサ用リード端子を図5並びに図6に示す。コン
デンサ用リード端子10は、リード線12と丸棒部14
とを溶接したもの(溶接部16)において、丸棒部14
の自由端側に偏平部18を形成したものである。リード
線12は丸棒部14の中心に溶接する。図5並びに図6
に示すコンデンサ用リード端子10の製造方法として
は、図7に示すように、プレス型としての上型20と下
型22とによって、丸棒部14の長さの途中から自由端
側をプレスして偏平部18を形成する。偏平部18を形
成する上型20と下型22とは上下対称とする。これに
よって、丸棒部14の自由端側に形成される偏平部18
は、図5や図6に示すように、丸棒部14の軸中心を中
心に上下に対称に形成される。 【0003】次に、図5並びに図6に示すコンデンサ用
リード端子10を使用して、アルミ箔並びにセパレータ
を捲き付けてコンデンサ素子を作る状態を図8及び図9
に示す。図8に示すように、2個のコンデンサ用リード
端子10のそれぞれの偏平部18にアルミ箔24をカシ
メによって固定し、各アルミ箔24にセパレータ26を
重ねた状態で、しかも偏平部18の位置をずらした状態
で、図8の状態から、2枚のアルミ箔24と2枚のセパ
レータ26の合計4枚を、その先端から矢印の方向に捲
いてゆく。これによって、図9に示すようなコンデンサ
素子28が作られる。このコンデンサ素子28は、2個
のコンデンサ用リード端子10はやや離れて位置し、捲
かれたアルミ箔24やセパレータ26は、途中から2個
の偏平部18を基部として、その2個の偏平部18の外
側に順に捲き付けられる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】コンデンサ素子28に
おける2個のリード線12の間隔は、各メーカーのコン
デンサの種類に応じて設定されるものである。アルミ箔
24やセパレータ26は途中から、2個の偏平部18の
周りに捲き付けるが、2個の偏平部18の間隔が大きい
ほど、アルミ箔24やセパレータ26にかかる力を緩和
でき、しかもアルミ箔24を長く捲くことができること
が判明した。アルミ箔24やセパレータ26にかかる力
を緩和できれば、アルミ箔24やセパレータ26への損
傷の発生を防いで、コンデンサの内部抵抗を小さくする
ことができる。また、アルミ箔24を長く捲くことがで
きれば、コンデンサの容量を大きくすることができる。 【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、コンデンサの内部抵抗を小さくし、コンデンサの容
量を大きくすることができるコンデンサ用リード端子の
製造方法を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、リード線と丸棒部とを溶接したものにおい
て、前記丸棒部の長さの途中から自由端側を一対のプレ
ス型でプレスして偏平部を形成して成るコンデンサ用リ
ード端子を製造するものであって、一方のプレス型の丸
棒部との接触位置を他方のプレス型の接触位置よりリー
ド線と丸棒部との溶接位置に近くするようにしたもので
ある。 【0007】 【発明の実施の形態】次に、本発明に係るコンデンサ用
リード端子の製造方法を図面に基づいて説明する。図1
は本発明に係るコンデンサ用リード端子の製造方法に用
いるプレス型を示す正面図である。図1において図5と
同一参照番号は同一部材を示す。本発明では、プレス型
としての上型30と下型32とを上下非対称とする。例
えば、下型32の丸棒部14に沿った長さを上型30の
丸棒部14に沿った長さよりも長くして、下型32によ
る丸棒部14へのプレス長さを上型30による丸棒部1
4へのプレス長さよりも長くする。即ち、丸棒部14を
プレスする際において、下型32の溶接部16側のエッ
ジ位置(丸棒部14への接触位置)は、上型30の溶接
部16側のエッジ位置(丸棒部14への接触位置)よ
り、長さΔLだけ溶接部16に近いものとする。 【0008】丸棒部14の自由端側を上型30と下型3
2でプレスすることによって、図2や図3に示すような
偏平部34を有するコンデンサ用リード端子36が作ら
れる。上型30と下型32によって作られる偏平部34
は、丸棒部14の中心より、下型32側に偏位した位置
に形成される。図2において、上型30でプレスされな
かった丸棒部14の軸方向の長さをB1とし、下型32
側でプレスされなかった丸棒部14の軸方向の長さをB
2とすると、B1−B2=ΔLとなる。また、下型32
によって形成された偏平部34の下面と、下型32側の
プレスされなかった丸棒部14の延長線との間の間隔を
Hとし、偏平部34の厚みをtとし、丸棒部14の直径
をDとする。 【0009】ここで、H=0が望ましいが、上述の上型
30と下型32を使用すると、H=0にはならない。し
かし、Hは小さいことが望ましい。Hが小さいコンデン
サ用リード端子36を使用してコンデンサ素子を作る場
合には、図4に示すように、偏平部34同士を遠い位置
になるように配置した状態で、アルミ箔24やセパレー
タ26を2個の偏平部34を基部として、2個の偏平部
34の周りに捲き付ける。これら2個の偏平部34の間
隔は、従来(図9)の偏平部18の間隔より大きくな
る。この結果、2個の偏平部34の周りにアルミ箔24
やセパレータ26を捲き付けると、アルミ箔24やセパ
レータ26にかかる力を従来のものより緩和でき、しか
もアルミ箔24を従来のものより長く捲くことができ
る。これによって、本発明に係る製造方法で製造したコ
ンデンサ用リード端子36を使用すれば、アルミ箔24
やセパレータ26の損傷の発生を防いでコンデンサの内
部抵抗を従来より小さくすることができ、アルミ箔24
を長く捲くことによるコンデンサの容量を従来より大き
くすることができる。なお、図4における2個のリード
線12同士の間隔は、図9における2個のリード線12
同士の間隔と同じである。 【0010】Hを小さくしたければΔLを大きくしなけ
ればならない。しかし、ΔLが大きくなると、B2が小
さくなってしまい、コンデンサ用リード端子36にアル
ミ箔24やセパレータ26を捲き付けたコンデンサ素子
をコンデンサケースに入れて封口する際に、封口部にお
ける密閉性を確保できないおそれが生じる。このため、
封口部における密閉性を確保できるΔL(上型と下型の
位置ずれの長さΔL)の範囲は、0.1B1≦ΔL≦
0.5B1とするのが好ましく、それに対応したHが
0.25D≧H≧0.1Dとなる。なお、一般には、t
=0.12D〜0.23Dである。また、B1はコンデ
ンサの種類によって、一般には0.8D≦B1≦1.5
Dであるが、最大では0.5D≦B1≦2Dのものもあ
る。 【0011】なお、前述の説明では下型32の長さを上
型30の長さよりΔLだけ長くするとしたが、上型30
の長さを下型32の長さよりΔLだけ長くするようにし
ても良い。 【0012】 【発明の効果】以上のように、本発明に係るコンデンサ
用リード端子の製造方法によれば、偏平部を形成する上
型と下型の長さを異なるようにしたので、偏平部の形成
位置を丸棒部の中心より偏位させることができる。この
ように、丸棒部の中心より偏位した偏平部を形成したコ
ンデンサ用リード端子を用いることによって、コンデン
サの内部抵抗を小さくすることができ、アルミ箔を長く
捲くことによるコンデンサの容量を大きくすることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るコンデンサ用リード端子の製造の
際に用いるプレス型を示す正面図である。 【図2】図1でプレスしたコンデンサ用リード端子の正
面図である。 【図3】図2のコンデンサ用リード端子の右側面図であ
る。 【図4】図2のコンデンサ用リード端子を用いたコンデ
ンサ素子の平面図である。 【図5】従来のコンデンサ用リード端子の正面図であ
る。 【図6】図5のコンデンサ用リード端子の右側面図であ
る。 【図7】従来のコンデンサ用リード端子の製造の際に用
いるプレス型を示す正面図である。 【図8】図5のコンデンサ用リード端子を用いてコンデ
ンサ素子を作る状態を示す平面図である。 【図9】図8の状態から作ったコンデンサ用リード端子
の平面図である。 【符号の説明】 12 リード線 14 丸棒部 30 上型 32 下型 34 偏平部 36 コンデンサ用リード端子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 リード線と丸棒部とを溶接したものにお
    いて、前記丸棒部の長さの途中から自由端側を一対のプ
    レス型でプレスして偏平部を形成して成るコンデンサ用
    リード端子を製造するものであって、一方のプレス型の
    丸棒部との接触位置を他方のプレス型の接触位置よりリ
    ード線と丸棒部との溶接位置に近くしたことを特徴する
    コンデンサ用リード端子の製造方法。
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