JP2011200398A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板の放熱を効率よく行うとともに、その固定強度を向上させる。
【解決手段】内視鏡挿入部の先端部14a内に、CCD53と回路基板54とからなる撮像モジュール51を設ける。回路基板54を構成するフレキシブル基板57上に設けられた電子回路部品59や入出力端子69を封止樹脂68で封止する。先端部14aの内部空間47に高熱伝導性樹脂69を充填固化する。封止樹脂68として、固化後の表面粗さRaが0.1mm以下となるような低粘度の樹脂を用いたので、封止樹脂68の表面が滑らかな形状となる。封止樹脂68と高熱伝導性樹脂69との密着性が向上するため、回路基板54の放熱を効率よく行うことができ、さらに回路基板54の固定強度を向上させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、挿入部の先端に撮像素子を備える内視鏡に関する。
従来から、医療分野において内視鏡を利用した医療診断が行われている。内視鏡は、患者の体内に挿入される挿入部と、挿入部の基端に設けられた操作部とを備えている。挿入部の先端部の内部空間には、撮像素子、及びこの撮像素子の駆動回路を構成する電子回路部品を搭載した回路基板などが設けられている。回路基板上の電子回路部品は、外部からの衝撃に対する耐久性を高めるなどの目的で、セラミック材や樹脂などの封止材で封止されているのが通常である。
挿入部の先端部は、撮像素子や回路基板などから発生した熱が内部にこもることにより温度が上昇する。この先端部の温度が過度に上昇すると、撮像素子の動作が不安定になって出力画像信号にノイズが発生し、撮影画像の画質が低下してしまう。さらに撮像素子や電子回路部品の寿命を縮めるおそれもある。
こうした問題を解決するため、特許文献1の内視鏡では、先端部にペルチェ素子を設けることで撮像素子や回路基板を冷却している。また、特許文献2の内視鏡では、金属棒状の放熱部材の一端部を回路基板の封止材に埋め込み、他端部を外部に露出させることで、電子回路部品から発生した熱を外部に放熱している。さらに、特許文献2の内視鏡では、先端部の内部空間に高熱伝導性樹脂を充填固化することで、撮像素子や回路基板から発生した熱を外部へ放熱している。また、この高熱伝導性樹脂により、内部空間内での撮像素子や回路基板の位置が固定される。
特開2010−022815号公報 特開2005−348846号公報
しかしながら、特許文献1の内視鏡のように先端部の内部空間にペルチェ素子を設置する場合には、この内部空間に専用の設置スペースを設ける必要がある。このため、先端部内の構造が複雑になり、さらに先端部の外径が太径になったりするなどの問題が生じる。また、特許文献2の内視鏡のように放熱部材を設ける場合にも、内部空間に設置スペースを確保する必要があるので、特許文献1と同様の問題が生じる。近年、挿入部のさらなる細径化が強く要求されているので、特許文献1及び2に記載されているペルチェ素子や放熱部材を先端部に内蔵することは非常に困難である。
一方、特許文献2の内視鏡のように先端部の内部空間に高熱伝導性樹脂を充填する場合には、回路基板の封止材の表面に凹凸が生じていると、この封止材と高熱伝導性樹脂との間に空隙が生じてしまう。その結果、両者の密着性が不足するため回路基板からの放熱が十分に行われなかったり、回路基板の固定が不十分になったりするなどの問題が生じる。
本発明は上記問題を解決するためのものであり、回路基板の放熱を効率よく行うとともに、回路基板の固定強度を向上させた内視鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の内視鏡は、被検体内に挿入される挿入部の先端部に内蔵され、撮像素子と、前記撮像素子の駆動回路が設けられた基板とを備える撮像モジュールと、前記基板上に設けられ、前記駆動回路を封止する封止樹脂であり、その固化後の表面粗さRaが0.1mm以下である封止樹脂と、前記先端部の前記撮像モジュールを内蔵する内部空間に充填固化され、高熱伝導性を有する高熱伝導性樹脂と、を備えることを特徴とする。
前記基板は可撓性を有するフレキシブル基板であり、前記フレキシブル基板は前記内部空間内で折り曲げられているとともに、前記封止樹脂は、前記フレキシブル基板を折り曲げられた形状に固定することが好ましい。また、前記基板上でかつ前記電子部品の周囲に設けられ、固化前の前記封止樹脂を前記周囲の内側に滞留させる断面略凸形状の滞留部を備えることが好ましい。
本発明の内視鏡は、駆動回路を封止する封止樹脂として固化後の表面粗さRaが0.1mm以下の樹脂を用いるので、固化後の封止樹脂の表面が滑らかな形状となる。これにより、後から内部空間に充填された高熱伝導性樹脂と封止樹脂との間に空隙ができ難くなり、両者の密着性が向上する。その結果、駆動回路から発生した熱を、封止樹脂を介して高熱伝導性樹脂へ効率良く伝達することができるので、基板の放熱を効率よく行うことができる。また、高熱伝導性樹脂による基板の固定強度が向上する。
内視鏡システムの構成を示す斜視図である。 内視鏡の挿入部の先端カバーの正面図である。 挿入部の可撓管部の断面図である。 挿入部の先端部の断面図である。 回路基板の斜視図である。 回路基板の断面図である。 封止樹脂の塗布、下段部の折り返し、封止樹脂の固化の各処理を説明するための説明図である。 封止樹脂の塗布、中段部の折り返し、封止樹脂の固化の各処理を説明するための説明図である。 筒状体の接着固定前の先端カバーを示す説明図である。 高熱伝導性樹脂を内蔵物の周囲に盛った状態を示す説明図である。 筒状体の接着固定を説明するための説明図である。 本発明の封止樹脂と高熱伝導性樹脂との界面の断面図である。 比較例の封止樹脂と高熱伝導性樹脂との界面の断面図である。 駆動回路の周囲に土手部を設けた他実施形態のフレキシブル基板の上面図である。 土手部の断面図である。
図1に示すように、内視鏡システム2は、内視鏡10、プロセッサ装置11、光源装置12、及び送気・送水装置13などから構成されている。送気・送水装置13は、光源装置12に内蔵され、エアーや洗浄水といった流体の送出圧を発生する周知の送気ポンプ13aと、光源装置12の外部に設けられ、洗浄水を貯留する洗浄水タンク13bとから構成されている。内視鏡10は、被検体内に挿入される挿入部14と、挿入部14の基端(後端)部分に連設された操作部15と、プロセッサ装置11や光源装置12に接続されるユニバーサルコード16とを備えている。
挿入部14は、その先端に設けられ、被検体内撮影用のCCDイメージセンサ(以下、単にCCDという、図4参照)53が内蔵された先端部14aと、先端部14aの基端に連設された湾曲自在な湾曲部14bと、湾曲部14bの基端に連設された可撓性を有する可撓管部14cからなる。以下、挿入部14の先端側を単に「先端側」といい、挿入部14の基端側を単に「基端側」という。
図2に示すように、先端部14aの先端カバー20には、観察窓21、照明窓22a,22b、鉗子出口23、及び噴射ノズル24が設けられている。観察窓21の奥には、CCD53などが取り付けられている。照明窓22a,22bは、観察窓21を基準に対称な位置に2つ配されており、被検体内の被観察部位に光源装置12からの照明光を照射する。鉗子出口23は、操作部15の鉗子口26(図1参照)に連通している。噴射ノズル24は、送気・送水装置13から供給されたエアーや洗浄水を観察窓21に向けて噴射して、観察窓21に付着した汚れを払拭する。
図1に戻って、ユニバーサルコード16の一端には、コネクタ28が取り付けられている。コネクタ28は複合タイプのコネクタであり、プロセッサ装置11、及び光源装置12にそれぞれ接続されている。
プロセッサ装置11は、ユニバーサルコード16及びコネクタ28を介してCCD53から入力された撮像信号に各種画像処理を施して、内視鏡画像を生成する。プロセッサ装置11で生成された内視鏡画像は、プロセッサ装置11にケーブル接続されたモニタ29に表示される。プロセッサ装置11は、光源装置12と通信ケーブルによって接続されており、光源装置12との間で各種の制御情報を通信する。
図3に示すように、可撓管部14cの内部には、ライトガイド31a,31b、鉗子チャンネル32、送気・送水チャンネル33、多芯ケーブル34等の複数本の内蔵物を遊挿した構成になっている。ライトガイド31a,31bは、光源装置12からの光を照明窓22a,22bまで導光する。鉗子チャンネル32は、鉗子出口23と鉗子口26とを連通する。送気・送水チャンネル33は、送気・送水装置13から供給されたエアーや洗浄水を噴射ノズル24へ送る。多芯ケーブル34は、プロセッサ装置11とCCD53とを電気的に接続する。
可撓管部14cは、内側より順に可撓性を保ちながら内部を保護するフレックスと呼ばれる螺管36と、この螺管36の上に被覆され螺管36の伸張を防止するブレードと呼ばれるネット37と、このネット37上に被覆された柔軟性のあるゴム38との3層で構成されている。
図4に示すように、湾曲部14bは、複数個の略円筒状の湾曲駒40を直列に連結し、湾曲駒40の外周を湾曲自在な筒状体41で被覆し、さらに筒状体41の外周をゴム38で被覆した構成である。筒状体41は、熱伝導性が良好な素材で形成されている。この素材が例えば金属である場合、筒状体41としては、湾曲自在な金属ベローズチューブなどが用いられる。この筒状体41は、先端部14aの先端カバー20まで延びている。
先頭の湾曲駒40は、固定部材43により先端部14a内で筒状体41に固定されている。また、図示は省略するが、最後尾の湾曲駒40は可撓管部14cに固定されている。湾曲部14bは、操作部15の上下または左右アングルノブ45a,45b(図1参照)の操作に連動して上下方向及び左右方向に湾曲動作する。これにより、先端部14aを体内の所望の方向に向けることができる。
また、各湾曲駒40の内周によって形成される内部空間には、上記図3で説明した可撓管部14cの内部と同様に、ライトガイド31a,31b、鉗子チャンネル32、送気・送水チャンネル33、多芯ケーブル34等が挿通される。
先端部14aは、上述の筒状体41の先端部と、この筒状体41の先端側の開口を塞ぐ上述の先端カバー20と、筒状体41及び先端カバー20の外周を被覆するゴム38と、筒状体41の内周により形成される内部空間47に内蔵された各種内蔵物とで構成される。
内部空間47には、上述のライトガイド31a,31b、鉗子チャンネル32、送気・送水チャンネル33、多芯ケーブル34が挿通されているとともに、対物光学系49と、プリズム50と、撮像モジュール51とが収容されている。
先端カバー20の鉗子出口23には鉗子チャンネル32が接続している。なお、図示をは省略するが、照明窓22a,22bの背後には照明用レンズが組み込まれており、この照明用レンズにはライトガイド31a,31bの出射端が面している。また、噴射ノズル24には、送気・送水チャンネル33が接続している。これら鉗子チャンネル32、ライトガイド31a,31b、送気・送水チャンネル33は、一端が先端カバー20に固定され、他端が湾曲部14b、可撓管部14c、操作部15などの内部を通って、鉗子口26、光源装置12、送気・送水装置13にそれぞれ接続している。
多芯ケーブル34は、複数の信号ケーブル34aを束ね、この信号ケーブル34aの束を電気シールド層として機能する編組線で被覆し、さらに編組線の外周を外皮で被覆した構成である。多芯ケーブル34は、撮像モジュール51の近傍で編組線及び外皮が除去され、複数本の信号ケーブル34aを露呈している。
観察窓21の奥には、対物光学系49と、プリズム50と、撮像モジュール51とが配設されている。撮像モジュール51は、CCD53及び回路基板54などで構成されている。なお、CCD53の代わりにCMOSイメージセンサを設けてもよい。対物光学系49は、観察窓21から入射した観察部位の像光をプリズム50に入射する。プリズム50は、対物光学系49からの像光を内部で屈曲することで、CCD53の撮像面53aに結像する。
CCD53は、例えばインターライン型のCCDからなり、撮像面53aが表面に設けられたベアチップが用いられる。この撮像面53a上には、矩形板状のカバーガラス56が取り付けられている。CCD53は、カバーガラス56を介してプリズム50に接続している。
図5及び図6に示すように、回路基板54は、CCD53の基端部に接続している。この回路基板54は、可撓性を有するフレキシブル基板57と、このフレキシブル基板57上に設けられたCCD53の駆動回路58とで構成される。この駆動回路58は、例えばICチップなどの電子回路部品59、入出力端子60などである。
フレキシブル基板57は、略つづら折り状(略S字状)に折り曲げられており、先端部14aの軸方向に略平行な下段部57a、中段部57b、上段部57cと、2箇所の湾曲部57d,57eとで構成されている。湾曲部57dは下段部57aの基端と中段部57bの基端とに接続し、湾曲部57eは中段部57bの先端と上段部57cの先端とに接続している。
下段部57aの先端部下面には、接続端子63が設けられている。この接続端子63は、CCD53の基端部上面に形成された図示しない端子と半田接続している。これにより、CCD53と回路基板54とが電気的に接続する。また、下段部57aの上面には電子回路部品59が実装されている。
中段部57bの上面には電子回路部品59が実装されている。また、上段部57cの下面には入出力端子60が設けられている。入出力端子60には、信号ケーブル34aの一端部が半田接続している。なお、信号ケーブル34aの他端部は、湾曲部14b、可撓管部14c、操作部15、ユニバーサルコード16、及びコネクタ28の内部を通ってプロセッサ装置11に接続している。これにより、回路基板54がプロセッサ装置11と電気的に接続し、さらに回路基板54を介してCCD53がプロセッサ装置11と電気的に接続する。この接続によって、プロセッサ装置11からCCD53及び回路基板54へ電力が供給されるとともに、プロセッサ装置11と、CCD53及び回路基板54との間で各種信号が遣り取りされる。
下段部57aと中段部57bの間の空間65、及び中段部57bと上段部57cの間の空間66には、それぞれ封止樹脂68(ドットで表示)が充填固化されている。封止樹脂68は、空間65内では下段部57aの電子回路部品59を封止するとともに、下段部57aと中段部57bとを接着する接着層として機能する。また、封止樹脂68は、空間66内では中段部57bの電子回路部品59、及び上段部57cの入出力端子60と信号ケーブル34aの接続部分をそれぞれ封止するとともに、中段部57bと上段部57cとを接着する接着層として機能する。
このような封止樹脂68としては、固化後の表面粗さ(算術平均粗さ)Raが0.1mm以下となるように、粘度の低い樹脂が用いられる。具体的には、エポキシ系樹脂が用いられる。
図4に戻って、先端部14aの内部空間47には、高い熱伝導性を有する高熱伝導性樹脂69(ドットで表示)が充填固化されている。この高熱伝導性樹脂69は、内部空間47にほぼ隙間なく充填されている。高熱伝導性樹脂69としては、例えば、シリコーン系樹脂などの絶縁性の高い絶縁性樹脂に、高熱伝導性を有するフィラーを添加したものが用いられる。なお、添加するフィラーの種類は特に限定されず、例えば窒化アルミニウム、アルミナ、酸化マグネシウム、六方晶窒化ホウ素などが用いられる。
次に、回路基板54の形成工程(封止樹脂68の封止処理、フレキシブル基板57の折り曲げ処理)について説明を行う。最初に図7(A)に示すように、板状のフレキシブル基板57への電子回路部品59の実装と、入出力端子60への信号ケーブル34aの半田接続と、フレキシブル基板57とCCD53との半田接続とを実行する。
次いで、図7(B)に示すように、フレキシブル基板57の下段部57aの上面に対応する位置、湾曲部57dに対応する位置、及び中段部57bの下面に対応する位置にそれぞれ封止樹脂68を塗工する。この塗工後、湾曲部57dを湾曲させながら、下段部57aの上面が中段部57bに対向するように下段部57aを中段部57b側へ折り返す。そして、図7(C)に示すように、下段部57aと中段部57bとが略平行となる位置で下段部57aを固定する。このとき、下段部57aと中段部57bとの間の空間65は、先に塗工された封止樹脂68が充填された状態になる。
下段部57aの固定後、フレキシブル基板57に乾燥処理を施して、空間65内の封止樹脂68を固化させる。この際に、封止樹脂68として、固化後の表面粗さRaが0.1mm以下となるような低粘度の樹脂を用いているので、固化後の封止樹脂68の表面は滑らかな形状となる。この固化した封止樹脂68により、下段部57aの電子回路部品59が封止されるとともに、この封止樹脂68を介して下段部57aと中段部57bとが接着される。
次いで、図8(A)に示すように、中段部57bの上面に対応する位置、湾曲部57eに対応する位置、及び上段部57cの下面に対応する位置にそれぞれ封止樹脂68を塗工する。この塗工後、湾曲部57eを湾曲させながら、中段部57bの上面が上段部57cに対向するように中段部57bを上段部57c側へ折り返す。そして、図8(B)に示すように、中段部57bと上段部57cとが略平行となる位置で中段部57bを固定する。このとき、中段部57bと上段部57cとの間の空間66は、先に塗工された封止樹脂68が充填された状態になる。
中段部57bの固定後、フレキシブル基板57に乾燥処理を施して、空間66内の封止樹脂68を固化させる。先と同様に固化後の封止樹脂68の表面は滑らかな形状となる。この固化した封止樹脂68により、中段部57bの電子回路部品59、上段部57cの入出力端子60と信号ケーブル34aの接続部分がそれぞれ封止されるとともに、この封止樹脂68を介して中段部57bと上段部57cとが接着される。
このように、下段部57aと中段部57b、及び中段部57bと上段部57cがそれぞれ封止樹脂68により接着されるので、フレキシブル基板57が略つづら折り状に折り曲げられた形状に固定される。その結果、回路基板54の設置スペースを小型化することができるので、先端部14aの小型化が可能になる。
なお、上記工程では、CCD53とフレキシブル基板57とを接続した状態で、封止樹脂68の塗工、フレキシブル基板57の折り曲げ、乾燥等の各処理を実施しているが、これらの処理が終了した後で、CCD53とフレキシブル基板57とを接続してもよい。
次に、高熱伝導性樹脂69を先端部14aの内部空間47に充填する充填処理の一例について説明する。最初に図9に示すように、先端カバー20に、対物光学系49と、プリズム50と、CCD53及び回路基板54と、鉗子チャンネル32と、ライトガイド31a,31b及び送気・送水チャンネル33(図示は省略)とを取り付ける。これにより、筒状体41を先端カバー20に接着固定する前の準備処理が完了する。
図10に示すように、筒状体41の接着固定を行う前に、例えば注射針などを用いて、先端部14aの各内蔵物(CCD53や回路基板54等)の周囲や隙間に高熱伝導性樹脂69を盛る。これにより、内部空間47に対応する位置に、各内蔵物を覆うように略円柱状の高熱伝導性樹脂69が形成される。なお、このときに高熱伝導性樹脂69の径を、先端部14aの径よりも大きくさせる。
次いで、図11(A)に示すように、鉗子チャンネル32等を筒状体41の内部に挿通させた状態で、この筒状体41を挿入部14の基端側から先端側に向かって移動させ、筒状体41の開口部に先端カバー20を嵌合させた後、筒状体41を先端カバー20に接着固定する。このとき、先に盛られた高熱伝導性樹脂69の径が先端部14aの径よりも大きいため、図11(B)に示すように、高熱伝導性樹脂69の一部が筒状体41の外周側にはみ出す。
筒状体41の外周側にはみ出した高熱伝導性樹脂69を拭き取った後、乾燥処理等を施して高熱伝導性樹脂69を固化させる。以上で高熱伝導性樹脂69の充填処理が完了する。この充填処理が終了した後、筒状体41及び先端カバー20の外周にゴム38が被覆され、上述の図4に示したような先端部14aが得られる。
図12に示すように、封止樹脂68の表面は、表面粗さRaが0.1mm以下となるような滑らかな形状になるので、後から充填された高熱伝導性樹脂69と封止樹脂68との間に空隙ができ難くなり、両者が密着する。これにより、電子回路部品59等から発生した熱を、封止樹脂68を介して高熱伝導性樹脂69へ効率良く伝達することができる。この高熱伝導性樹脂69に伝わった熱は、さらに筒状体41及びゴム38に伝わって外部に放熱される。
一方、比較例を示す図13において、封止樹脂68として粘度の高い樹脂を用いている場合には、固化後の封止樹脂71の表面が粗くなるので、後から充填された高熱伝導性樹脂69と封止樹脂71との間に空隙72ができ易くなり、両者の密着性が不足する。その結果、封止樹脂71から高熱伝導性樹脂69へ熱が伝達され難くなるので、回路基板54の放熱が十分に行われず、先端部14aの温度が上昇して上述したCCD53の動作が不安定になるなどの問題が発生する。
この比較例に対して、本発明では、固化後の封止樹脂68の表面粗さRaを0.1mm以下にすることにより、高熱伝導性樹脂69と封止樹脂68との密着性を向上させることができるので、封止樹脂68から高熱伝導性樹脂69へ効率良く熱が伝達される。その結果、回路基板54の放熱を効率よく行うことができる。また、高熱伝導性樹脂69と封止樹脂68との間に空隙72ができ難くなることで、高熱伝導性樹脂69による回路基板54の固定強度を向上させることができる。
上記実施形態では、封止樹脂68を、下段部57aと中段部57b、及び中段部57bと上段部57cをそれぞれ接着する接着層として用いているが、駆動回路58が上段部57cの上面あるいは下段部57aの下面に設けられている場合、封止樹脂68は駆動回路58を封止する形状に形成される。この場合は、駆動回路58及びその周囲を含む所定の封止領域に封止樹脂68が塗工された後、乾燥処理が施される。
この際に、封止樹脂68は粘度が低く流動性が高いので、封止領域に塗工した封止樹脂68が封止領域の外側に流動して、駆動回路58の封止が不完全になったり、あるいは封止領域外の領域が封止樹脂68で覆われたりするおそれがある。
そこで、図14及び図15に示すように、フレキシブル基板57上でかつ駆動回路58の周囲に、断面略凸形状の土手部(滞留部)75を設ける。土手部75は、例えば、フレキシブル基板57のベースフィルム76と、このベースフィルム76上の配線パターン層(図示せず)を覆うカバーフィルム77との間に土手部75に対応する形状の板材78を設けて、この板材78によりカバーフィルム77を上方に凸形状に突出させることで形成される。この土手部75の形成方法は、上記方法に限定されず、周知の各種方法を用いることができる。
駆動回路58の周囲に土手部75を設けることにより、封止樹脂68が土手部75の内側に滞留する滞留時間を稼ぐことができるので、その間に小型ヒータ等の加熱装置で加熱して封止樹脂68を固化させることにより、土手部75の外側への封止樹脂68の流動を規制することができる。これにより、駆動回路58の封止が不完全になったり、あるいは土手部75により囲まれる封止領域外の領域が封止樹脂68で覆われたりすることが防止される。
なお、上記第1実施形態のフレキシブル基板57にも同様に土手部75を設けて、固化前の封止樹脂68の流動を規制するようにしてもよい。また、駆動回路58を完全に囲むように土手部75を設けてよい。
上記実施形態では、高熱伝導性樹脂69を内部空間47に充填しているが、例えば、内部空間47から先頭の湾曲駒40の内部空間に亘って高熱伝導性樹脂69を充填してもよい。これにより、先端部14aの内部で発生した熱を湾曲駒40からも逃がすことができる。
上記実施形態では、フレキシブル基板57を略つづら折り状に折り曲げた形状で内部空間47内に設けているが、フレキシブル基板57の折り曲げ形状は特に限定されず、例えば略U字状などの任意の形状とすることができる。また、フレキシブル基板上に設ける電子回路部品59や入出力端子60の数や配置も任意に変えてよい。
上記実施形態では、フレキシブル基板57からなる回路基板54を例に挙げて説明を行ったが、フレキシブル基板の代わりにリジット基板等の各種基板で回路基板54を構成してもよい。また、後工程で高熱伝導性樹脂69の追加補充が容易に行うことができるように、高熱伝導性樹脂69を注入するための注入孔を先端部14bの各部に複数設けてもよい。
以下、本発明の効果を実証するための実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例及び比較例に限定されるものではない。「実施例」、「比較例1」〜「比較例5」として、市販の6種の異なる封止樹脂68をそれぞれ表面粗さ計測用試験板(処理面:50mm×50mm、SUS製)に適量塗工及び固化させたものを用意した。
次いで、実施例及び比較例1〜5の封止樹脂68の表面を、触針式3次元形状測定器により30mm×30mmの範囲において0.5mmの間隔で計測し、この計測結果を基にJISで規定されている表面粗さ(算術平均粗さ)Raを算出した。その結果、実施例、比較例1〜5の封止樹脂68の表面粗さRaは、下記表1に示すようにそれぞれ0.10mm、0.15mm、0.20mm、0.25mm、0.35mm、0.45mmという結果が得られた。
表面粗さRaの算出後、実施例及び比較例1〜5の封止樹脂68の表面上に市販の高熱伝導性樹脂69をそれぞれ塗工して固化させた。以上のような実施例及び比較例1〜5について、固化後の形態を比較し、さらにその効果を検証するために熱解析シミュレーションにより熱伝達のしやすさを確認した。
具体的に、実施例及び比較例1〜5の封止樹脂68及び高熱伝導性樹脂69を表面粗さ計測用試験板から剥離して分割し、それぞれの断面をルーペによる目視で確認した。そして、封止樹脂68及び高熱伝導性樹脂69の接着界面(以下、単に接着界面という)の空隙のサイズ(略直径)と、接着界面10mm当たりの空隙数と、接着界面10mm当たりの未接着長さの合計とをそれぞれを求めた。
下記表1に示すように、接着界面10mm当たりの未接着長さの合計が1mm未満の場合は「○」、2mm未満の場合は「△」、2mm以上の場合は「×」と判定した。実施例では比較例1〜5と比較して接着界面の未接着長さが減少することが確認された。また、実施例は、比較例1〜5と比較して空隙のサイズ及び/又は数量が減少することが確認された。
さらに、熱解析シミュレーションにより、隣接した樹脂間の空隙の大小および数量と、これらの間の熱伝達のしやすさには相関があることがわかり、実施例のように空隙が小さく数が少ない場合に封止樹脂68から高熱伝導性樹脂69へ熱が効率よく伝達して、回路基板54の放熱が効果的に行われることが確認された。
Figure 2011200398
10 内視鏡
14 挿入部
14a 先端部
53 CCD
54 回路基板
57 フレキシブル基板
58 駆動回路
59 電子回路部品
60 入出力端子
68 封止樹脂
69 高熱伝導性樹脂

Claims (3)

  1. 被検体内に挿入される挿入部の先端部に内蔵され、撮像素子と、前記撮像素子の駆動回路が設けられた基板とを備える撮像モジュールと、
    前記基板上に設けられ、前記駆動回路を封止する封止樹脂であり、その固化後の表面粗さRaが0.1mm以下である封止樹脂と、
    前記先端部の前記撮像モジュールを内蔵する内部空間に充填固化され、高熱伝導性を有する高熱伝導性樹脂と、
    を備えることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記基板は可撓性を有するフレキシブル基板であり、前記フレキシブル基板は前記内部空間内で折り曲げられているとともに、
    前記封止樹脂は、前記フレキシブル基板を折り曲げられた形状に固定することを特徴とする請求項1記載の内視鏡。
  3. 前記基板上でかつ前記電子部品の周囲に設けられ、固化前の前記封止樹脂を前記周囲の内側に滞留させる断面略凸形状の滞留部を備えることを特徴とする請求項1または2記載の内視鏡。
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