JP5498833B2 - 基板保持装置及び方法、撮像装置、内視鏡 - Google Patents

基板保持装置及び方法、撮像装置、内視鏡 Download PDF

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Description

本発明は、フレキシブル基板を折り曲げた形状で保持する基板保持装置及び方法、撮像装置、内視鏡に関するものである。
リジッド基板に比べて薄型で、折り曲げ可能なフレキシブル基板が知られている。このフレキシブル基板は、折り曲げた形状で固定することで、リジッド基板に比べて設置スペースが小さくてすむ。このため、基板設置スペースが小さい電子機器に使用されている。
特許文献1記載の樹脂モールド基板の保持構造では、横向きの略U字状に折り曲げたフレキシブル基板を、上型と下型との間に配するとともに、フレキシブル基板の対向面間に弾性部材を設けている。この弾性部材により、フレキシブル基板を上下に広げる方向に力を加えることで、上型と下型との間に樹脂を流し込んでフレキシブル基板を折り曲げた形状で保持するときに、フレキシブル基板の上下方向の位置ズレを防止している。
特開平10−223667号公報
特許文献1では、上型と下型との間に樹脂を流し込んでおり、樹脂が上型及び下型に直接触れるため、硬化した樹脂が上型及び下型に付着することがある。樹脂が付着した場合、次に上型及び下型を使用する前に、上型及び下型を洗浄して、付着した樹脂を取り除く必要があり、メンテナンス性が悪い。また、成形後に上型と下型とを離すときに、樹脂が上型及び下型に引っ付いてきて、硬化した樹脂が破損することがある。
本発明は上記問題を解決するためのものであり、メンテナンス性に優れた基板保持装置及び方法、撮像装置、内視鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の基板保持装置は、電子回路部品が実装され表面に前記電子回路部品を封止する封止樹脂が塗布され、略U字状に折り曲げられたフレキシブル基板が挿入されるとともに、前記U字状のフレキシブル基板の開口部を底部で受ける挿入凹部が設けられ、フッ素樹脂から構成される第1保持型と、前記挿入凹部に挿入され、前記フレキシブル基板の前記開口部に対面する折り曲げ部を押して、前記フレキシブル基板を前記挿入凹部の底部に押し付けることで略コ字状に折り曲げる凸部が設けられ、前記フレキシブル基板を折り曲げた形状で前記第1保持型との間に挟み込んで保持するとともに、フッ素樹脂から構成される第2保持型と、を備えることを特徴とする。なお、前記フッ素樹脂としては、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やPTFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)が挙げられる。また、前記封止樹脂としては、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂が挙げられ、加熱、時間経過、加湿のいずれかにより硬化することが好ましい。
本発明の基板保持装置は、電子回路部品が実装され表面に前記電子回路部品を封止する封止樹脂が塗布されたフレキシブル基板の一端部を受ける第1受け部と、前記フレキシブル基板の一端を位置決めする第1位置決め部とが設けられ、フッ素樹脂から構成される第1保持型と、前記フレキシブル基板の他端部を受ける第2受け部と、前記フレキシブル基板の他端を位置決めする第2位置決め部とが設けられ、フッ素樹脂から構成される第2保持型と、前記第2保持型に設けられた軸部と、前記第1保持型に設けられ、前記軸部を中心にして前記第2保持型を、前記フレキシブル基板を平坦にする平坦位置と、前記フレキシブル基板を略U字状に折り曲げて前記第1保持型との間に挟み込む折り曲げ位置との間で回転自在に支持する支持部と、を備えることを特徴とする。
また、前記第1保持型と前記第2保持型とを、離れないように挟持する挟持部材を備えることが好ましい。
さらに、前記第1保持型及び第2保持型を複数配し、前記第1保持型及び第2保持型に、隣り合う前記第1保持型及び第2保持型と連結する連結部を設けることが好ましい。
また、前記フッ素樹脂は、導電性を有することが好ましい。
本発明の基板固定方法は、電子回路部品が実装されたフレキシブル基板の表面に、前記電子回路部品を封止する封止樹脂を塗布し、略U字状に折り曲げられた前記フレキシブル基板が挿入されるとともに、前記U字状のフレキシブル基板の開口部を底部で受ける挿入凹部が設けられ、フッ素樹脂から構成される第1保持型と、前記挿入凹部に挿入され、前記フレキシブル基板の前記開口部に対面する折り曲げ部を押して、前記フレキシブル基板を前記挿入凹部の底部に押し付けることで略コ字状に折り曲げる凸部が設けられ、フッ素樹脂から構成される第2保持型とにより、前記フレキシブル基板を折り曲げた形状で挟み込んで保持することを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、上記基板保持装置により保持された状態で前記封止樹脂の硬化により固定されるフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板に接続される撮像素子とを備え、前記フレキシブル基板には、信号ケーブルが接続される接続部が設けられていることを特徴とする。
さらに、前記封止樹脂は、熱硬化性エポキシ樹脂であることが好ましい。この場合、前記第1保持型及び第2保持型は、前記熱硬化性エポキシ樹脂の硬化温度に対する耐熱性を有することが好ましい。
また、本発明の内視鏡は、上記撮像装置を、被検体内に挿入される挿入部の先端部に内蔵したことを特徴とする。
本発明によれば、表面に封止樹脂が塗布されたフレキシブル基板を、第1保持型で受けるとともに、第2保持型により、フレキシブル基板を折り曲げた形状で第1保持型との間に挟み込み、フレキシブル基板を折り曲げた形状で保持するから、型に樹脂を流し込むものに比べて、第1,第2保持型と封止樹脂とが接する部分が小さく、第1,第2保持型に封止樹脂が付着することが少なくなる。これにより、メンテナンス性を向上することができる。
また、第1保持型及び第2保持型を、フッ素樹脂から構成したから、封止樹脂が第1,第2保持型に接触している場合にも、第1保持型と第2保持型とを離すときに、封止樹脂が一緒に引っ付いてくることがなく、第1保持型及び第2保持型の離型性を向上することができる。
さらに、第1保持型に設けられた挿入凹部の底部で、略U字状に折り曲げられたフレキシブル基板の開口部を受けるとともに、第2保持型に設けられた凸部で、フレキシブル基板の開口部に対面する折り曲げ部を押して、フレキシブル基板を挿入凹部の底部に押し付けることで略コ字状に折り曲げるから、フレキシブル基板の幅方向の位置ズレを防止することができる。また、第1保持型をフッ素樹脂から構成したから、フレキシブル基板と第1保持型との摺動性に優れ、フレキシブル基板を挿入凹部に容易に挿入することができ、さらには、第1保持型の耐久性を向上することができる。
基板保持装置と加熱器とを示す斜視図である。 凹状型と凸状型と撮像モジュールとを示す斜視図である。 撮像モジュールを示す斜視図である。 (A)はフレキシブル基板を平坦に置いた状態、(B)はフレキシブル基板表面に熱硬化性樹脂を塗布した状態、(C)はフレキシブル基板を横向きの略U字状に折り曲げた状態を示す側面図である。 (A)は凹状型の挿入凹部に撮像モジュールを挿入した状態、(B)は凸状型の凸部によりフレキシブル基板を略コ字状に折り曲げた状態、(C)は挟持部材により凹状型及び凸状型を挟持した状態を示す側面図である。 フレキシブル基板が略コ字状で固定された撮像モジュールを示す斜視図である。 複数の凹状型及び凸状型を連結する実施形態の凹状型と凸状型と撮像モジュールと挟持部材とを示す斜視図である。 第1保持型に第2保持型を回転可能に取り付けた第2実施形態の基板保持装置を示す斜視図である。 第2実施形態の第1保持型及び第2保持型に撮像モジュールを載せた状態の基板保持装置を示す斜視図である。 (A)は第2保持型を折り曲げ位置に回転した状態、(B)は挟持部材により第1保持型及び第2保持型を挟持した状態を示す斜視図である。 (A)は第1保持型及び第2保持型に撮像モジュールを載せた状態、(B)は第2保持型を折り曲げ位置に回転した状態、(C)はフレキシブル基板を略U字状に折り曲げた後に第2保持型を平坦位置に回転した状態を示す側面図である。 内視鏡システムの構成を示す斜視図である。 内視鏡の挿入部の先端カバーを示す正面図である。 挿入部の可撓管部を示す断面図である。 挿入部の先端部を示す断面図である。
[第1実施形態]
図1及び図2に示すように、基板保持装置2は、凹状型3と、凸状型4と、これら凹状型3及び凸状型4を挟持する挟持部材5とを備える。凹状型3及び凸状型4は、高耐熱性及び導電性を有するフッ素樹脂(PTFA)から構成されている。基板保持装置2は、凹状型3と凸状型4との間にフレキシブル基板7を挟み込んで略コ字状に折り曲げた形状で保持し、加熱器8内で加熱される。加熱器8は、前面が開放した箱状の本体部8aと、この本体部8aの前面を開閉する開閉蓋8bとを備える。
図2及び図3に示すように、フレキシブル基板7の下面には、CCDイメージセンサ(以下、CCD)11が取り付けられている。CCD11は、例えばインターライン型のCCDからなり、撮像面が表面に設けられたベアチップが用いられ、その撮像面上には、矩形板状のカバーガラス12が取り付けられている。また、フレキシブル基板7の表面には、電子回路部品13a〜13d、接続端子14が実装されている。この接続端子14には、信号ケーブル15が接続されている。撮像モジュール(撮影装置)16は、フレキシブル基板7、CCD11、電子回路部品13a〜13dから構成されている。なお、CCD11の代わりにCMOSイメージセンサを設けてもよい。
凹状型3は、横向きの略U字状に折り曲げられたフレキシブル基板7が挿入される挿入凹部3aが形成されている。この挿入凹部3aには、CCD11が挿入されるCCD用凹部3bが形成されている。凸状型4は、挿入凹部3aに挿入される凸部4aが形成されている。
図3及び図4(A)に示すように、フレキシブル基板7は、CCD11及び電子回路部品13a,13bが取り付けられる第1取付部7aと、折り曲げられる折り曲げ部7bと、電子回路部品13c,13dが取り付けられる第2取付部7cとからなる。
図4(B)に示すように、フレキシブル基板7は、凹状型3の挿入凹部3aに挿入される前に、電子回路部品13a〜13dを封止する熱硬化性エポキシ樹脂(以下、熱硬化性樹脂)18が塗布される。この熱硬化性樹脂18を塗布した後、折り曲げ部7bを折り曲げながら、第2取付部7cを第1取付部7a側へ折り返す。そして、図4(C)に示すように、第1取付部7aと第2取付部7cとを略平行にすると、折り曲げ部7bは略C字状に折り曲げられ、フレキシブル基板7は、横向きの略U字状となる。このとき、各部7a〜7cにより形成された空間は、熱硬化性樹脂18で充填された状態になる。
図5(A)に示すように、フレキシブル基板7が横向きの略U字状に折り曲げられた撮像モジュール16を、凹状型3の挿入凹部3aに挿入する。そして、図5(B)に示すように、凸状型4の凸部4aを挿入凹部3aに挿入する。凸部4aでフレキシブル基板7の折り曲げ部7bを押して、フレキシブル基板7を挿入凹部3aの底部に押し付けることで、凹状型3との間にフレキシブル基板7を挟み込んで略コ字状にする。これにより、フレキシブル基板7は、略コ字状に折り曲げられた形状で保持される。そして、図5(C)に示すように、この保持状態を維持するように各型3,4を挟持部材5で挟持する。なお、フレキシブル基板7を、横向きの略U字状から略コ字状に変形すると、高さが増加するため、挿入凹部3aに横向きの略U字状に折り曲げられたフレキシブル基板7を挿入したときに、上方に隙間がある。
次に、基板保持装置2を加熱器8内に入れて、105°で60分加熱する。この加熱により、熱硬化性樹脂18が硬化される。この熱硬化性樹脂18の硬化により、電子回路部品13a〜13d、接続端子14及び信号ケーブル15が封止されるとともに、フレキシブル基板7は、略コ字状に折り曲げられた形状で固定される。
基板保持装置2を加熱器8から取り出した後、挟持部材5を取り外し、凸状型4を取り外す。そして、図6に示すように、フレキシブル基板7が略コ字状で固定された撮像モジュール16を取り出す。
なお、フレキシブル基板7にCCD11を接続した状態で、熱硬化性樹脂18の塗布、フレキシブル基板7の折り曲げ、加熱等の各処理を実施しているが、これらの処理が終了した後で、フレキシブル基板7にCCD11を接続してもよい。
また、図7に示すように、凹状型3及び凸状型4を複数(例えば、4個)設け、これらを連結してもよい。この場合、図7(A)に示すように、凹状型3の左側面に連結ピン31を2個設けるとともに、凸状型4の右側面に連結孔32を2個形成する。連結ピン31を連結孔32に挿入することで、隣り合う凹状型3と凸状型4とを連結する。そして、図7(B)に示すように、4個の凹状型3及び凸状型4を、挟持部材33で挟持する。なお、連結する凹状型3及び凸状型4の数は適宜変更可能である。
[第2実施形態]
図8〜図11に示す第2実施形態の基板保持装置40は、フレキシブル基板7の左側端部を受ける第1保持型41と、右側端部を受ける第2保持型42と、挟持部材43とを備え、第2保持型42は回転可能に第1保持型41に取り付けられている。なお、第1実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第1保持型41は、フレキシブル基板7の左側端部を受ける受け部41aと、フレキシブル基板7の左側端を位置決めする位置決め部41bと、CCD11が挿入されるCCD用凹部41cと、信号ケーブル15が挿通されるケーブル用凹部41dと、第2保持型42を回転可能に支持する支持部41eとが設けられている。支持部41eは、2個設けられている。支持部41eには、軸孔41fが形成されている。
第2保持型42は、フレキシブル基板7の右側端部を受ける受け部42aと、支持部41eに回転可能に取り付けられる取付部42bとが設けられている。取付部42bは、2個設けられている。取付部42bには、軸部42cが形成され、この軸部42cは軸孔41fに挿入されて回転可能に支持される。第2保持型42は、フレキシブル基板7を平坦にする平坦位置(図9及び図11(A)参照)と、フレキシブル基板7を横向きの略U字状に折り曲げて第1保持型41との間に挟み込む折り曲げ位置(図10及び図11(B)参照)との間で回転する。
受け部42aには、フレキシブル基板7の右側端を位置決めする位置決め凸部42dが2個形成されている。この位置決め凸部42dは、第2保持型42を折り曲げ位置に回転したときに、第1保持型41の位置決め部41bに形成された第2保持型用凹部41gに挿入される。
図8に示すように、フレキシブル基板7の表面には、熱硬化性樹脂18が塗布される。この熱硬化性樹脂18を塗布した後、図9及び図11(A)に示すように、フレキシブル基板7を、各保持型41,42に載せる。フレキシブル基板7は、左側端が第1保持型41の位置決め部41bで位置決めされ、右側端が第2保持型42の位置決め凸部42dで位置決めされる。
図10(A)及び図11(B)に示すように、軸部42cを中心にして第2保持型42を平坦位置から折り曲げ位置まで180°回転すると、折り曲げ部7bを折り曲げながら、第2取付部7cが第1取付部7a側へ折り返され、第1取付部7aと第2取付部7cとが略平行になる。そして、折り曲げ部7bは略C字状に折り曲げられ、フレキシブル基板7は、横向きの略U字状となる。次に、図10(B)に示すように、この状態を維持するように、各型41,42を挟持部材43で挟持した後、基板固定装置40を加熱器8内に入れて、105°で60分加熱する。この加熱により、熱硬化性樹脂18が硬化され、この硬化された熱伝導性樹脂18により、電子回路部品13a〜13d、接続端子14及び信号ケーブル15が封止されるとともに、フレキシブル基板7は、横向きの略U字状に折り曲げられた形状で固定される。
基板固定装置40を加熱器8から取り出した後、挟持部材43を取り外し、図11(C)に示すように、第2保持型42を折り曲げ位置から平坦位置まで180°回転する。そして、フレキシブル基板7が横向きの略U字状で固定された撮像モジュール16を取り出す。
なお、図7に示す実施形態と同様に、第1保持型41及び第2保持型42を複数設けるとともに、隣り合う第1保持型41同士を連結ピン及び連結孔により連結し、これら複数の第1,第2保持型41,42を、挟持部材で挟持するようにしてもよい。
[第3実施形態]
図12〜図15に示す第3実施形態は、上記第1実施形態の基板保持装置2によりフレキシブル基板7が略コ字状に保持された状態で固定された撮像モジュール16が、内視鏡50の挿入部54の先端部54aに内蔵されている。なお、第1実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
内視鏡システム58は、内視鏡50、プロセッサ装置51、光源装置52、及び送気・送水装置53などから構成されている。送気・送水装置53は、光源装置52に内蔵され、エアーや洗浄水といった流体の送出圧を発生する周知の送気ポンプ53aと、光源装置52の外部に設けられ、洗浄水を貯留する洗浄水タンク53bとから構成されている。内視鏡50は、被検体内に挿入される挿入部54と、挿入部54の基端(後端)部分に連設された操作部55と、プロセッサ装置51や光源装置52に接続されるユニバーサルコード56とを備えている。
挿入部54は、その先端に設けられ、撮像モジュール16が内蔵された先端部54aと、先端部54aの基端に連設された湾曲自在な湾曲部54bと、湾曲部54bの基端に連設された可撓性を有する可撓管部54cからなる。以下、挿入部54の先端側を単に「先端側」といい、挿入部54の基端側を単に「基端側」という。
先端部54aの先端カバー60には、観察窓61、照明窓62a,62b、鉗子出口63、及び噴射ノズル64が設けられている。観察窓61の奥には、CCD11などが取り付けられている。照明窓62a,62bは、観察窓61を基準に対称な位置に2つ配されており、被検体内の被観察部位に光源装置52からの照明光を照射する。鉗子出口63は、操作部55の鉗子口66(図12参照)に連通している。噴射ノズル64は、送気・送水装置53から供給されたエアーや洗浄水を観察窓61に向けて噴射して、観察窓61に付着した汚れを払拭する。
ユニバーサルコード56の一端には、コネクタ68が取り付けられている。コネクタ68は複合タイプのコネクタであり、プロセッサ装置51、及び光源装置52にそれぞれ接続されている。
プロセッサ装置51は、ユニバーサルコード56及びコネクタ68を介してCCD11から入力された撮像信号に各種画像処理を施して、内視鏡画像を生成する。プロセッサ装置51で生成された内視鏡画像は、プロセッサ装置51にケーブル接続されたモニタ69に表示される。プロセッサ装置51は、光源装置52と通信ケーブルによって接続されており、光源装置52との間で各種の制御情報を通信する。
可撓管部54cの内部には、ライトガイド71a,71b、鉗子チャンネル72、送気・送水チャンネル73、多芯ケーブル74等の複数本の内蔵物を遊挿した構成になっている。ライトガイド71a,71bは、光源装置52からの光を照明窓62a,62bまで導光する。鉗子チャンネル72は、金属製のパイプから構成され、鉗子出口63と鉗子口66とを連通する。送気・送水チャンネル73は、送気・送水装置53から供給されたエアーや洗浄水を噴射ノズル64へ送る。多芯ケーブル74は、プロセッサ装置51とCCD11とを電気的に接続する。
可撓管部54cは、内側より順に可撓性を保ちながら内部を保護するフレックスと呼ばれる螺管76と、この螺管76の上に被覆され螺管76の伸張を防止するブレードと呼ばれるネット77と、このネット77上に被覆された柔軟性のあるゴム78との3層で構成されている。
図15に示すように、先端部54aは、熱伝導性を有する金属製のパイプ81の先端部と、このパイプ81の先端側の開口を塞ぐ先端カバー60と、パイプ81及び先端カバー60の外周を被覆するゴム78と、パイプ81に内蔵された各種内蔵物とで構成される。
パイプ81の内部には、ライトガイド71a,71b、鉗子チャンネル72、送気・送水チャンネル73、多芯ケーブル74が挿通されているとともに、対物光学系89と、プリズム90と、撮像モジュール16とが収容されている。
先端カバー60の鉗子出口63には鉗子チャンネル72が接続している。なお、照明窓62a,62bの背後には照明用レンズ(図示せず)が組み込まれており、この照明用レンズにはライトガイド71a,71bの出射端が面している。また、噴射ノズル64には、送気・送水チャンネル73が接続している。これら鉗子チャンネル72、ライトガイド71a,71b、送気・送水チャンネル73は、一端が先端カバー60に固定され、他端が湾曲部54b、可撓管部54c、操作部55などの内部を通って、鉗子口66、光源装置52、送気・送水装置53にそれぞれ接続している。
多芯ケーブル74は、複数の信号ケーブル15を備え、これら複数の信号ケーブル15は、電気シールド層として機能する外皮74a(図14参照)で被覆されている。
観察窓61の奥には、対物光学系89と、プリズム90と、撮像モジュール16とが配されている。撮像モジュール16は、フレキシブル基板7、CCD11を備える。対物光学系89は、観察窓61から入射した観察部位の像光をプリズム90に入射する。プリズム90は、対物光学系89からの像光を内部で屈曲することで、CCD11の撮像面11aに結像する。
CCD11の撮像面11a上には、カバーガラス12が取り付けられており、CCD11は、カバーガラス12を介してプリズム90に接続している。
フレキシブル基板7は、略コ字状に折り曲げられた形状で固定されているから、撮像モジュール16の設置スペースが小型化され、先端部54aも小型化される。
なお、上記第1,第2実施形態では、フレキシブル基板の表面に熱硬化性樹脂を塗布し、加熱器で熱硬化性樹脂を加熱して硬化させているが、熱硬化性樹脂に代えて、時間経過により常温で硬化する樹脂をフレキシブル基板の表面に塗布してもよい。この場合、加熱器が不要となり、各型も耐熱性を有する必要がない。また、熱硬化性樹脂に代えて、加湿により硬化する樹脂をフレキシブル基板に塗布し、加熱器に代えて加湿器内に基板保持装置を入れて、加湿により樹脂を硬化させてもよい。
2,40 基板保持装置
3 凹状型
3a 挿入凹部
4 凸状型
4a 凸部
5,33,43 挟持部材
7 フレキシブル基板
11 CCD
13a〜13d 電子回路部品
16 撮像モジュール(撮像装置)
18 熱硬化性樹脂
41 第1保持型
41a 受け部
41b 位置決め部
41c CCD用凹部
41d ケーブル用凹部
41e 支持部
41f 軸孔
42 第2保持型
42a 受け部
42b 取付部
42c 軸部
50 内視鏡
54 挿入部

Claims (9)

  1. 電子回路部品が実装され表面に前記電子回路部品を封止する封止樹脂が塗布され、略U字状に折り曲げられたフレキシブル基板が挿入されるとともに、前記U字状のフレキシブル基板の開口部を底部で受ける挿入凹部が設けられ、フッ素樹脂から構成される第1保持型と、
    前記挿入凹部に挿入され、前記フレキシブル基板の前記開口部に対面する折り曲げ部を押して、前記フレキシブル基板を前記挿入凹部の底部に押し付けることで略コ字状に折り曲げる凸部が設けられ、前記フレキシブル基板を折り曲げた形状で前記第1保持型との間に挟み込んで保持するとともに、フッ素樹脂から構成される第2保持型と、
    を備えることを特徴とする基板保持装置。
  2. 電子回路部品が実装され表面に前記電子回路部品を封止する封止樹脂が塗布されたフレキシブル基板の一端部を受ける第1受け部と、前記フレキシブル基板の一端を位置決めする第1位置決め部とが設けられ、フッ素樹脂から構成される第1保持型と、
    前記フレキシブル基板の他端部を受ける第2受け部と、前記フレキシブル基板の他端を位置決めする第2位置決め部とが設けられ、フッ素樹脂から構成される第2保持型と、
    前記第2保持型に設けられた軸部と、
    前記第1保持型に設けられ、前記軸部を中心にして前記第2保持型を、前記フレキシブル基板を平坦にする平坦位置と、前記フレキシブル基板を略U字状に折り曲げて前記第1保持型との間に挟み込む折り曲げ位置との間で回転自在に支持する支持部と、
    を備えることを特徴とする基板保持装置。
  3. 前記第1保持型と前記第2保持型とを、離れないように挟持する挟持部材を備えることを特徴とする請求項1または2記載の基板保持装置。
  4. 前記第1保持型及び第2保持型を複数配し、
    前記第1保持型及び第2保持型に、隣り合う前記第1保持型及び第2保持型と連結する連結部を設けたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つ記載の基板保持装置。
  5. 前記フッ素樹脂は、導電性を有することを特徴とする請求項1ないし4いずれか1つ記載の基板保持装置。
  6. 電子回路部品が実装されたフレキシブル基板の表面に、前記電子回路部品を封止する封止樹脂を塗布し、
    略U字状に折り曲げられた前記フレキシブル基板が挿入されるとともに、前記U字状のフレキシブル基板の開口部を底部で受ける挿入凹部が設けられ、フッ素樹脂から構成される第1保持型と、前記挿入凹部に挿入され、前記フレキシブル基板の前記開口部に対面する折り曲げ部を押して、前記フレキシブル基板を前記挿入凹部の底部に押し付けることで略コ字状に折り曲げる凸部が設けられ、フッ素樹脂から構成される第2保持型とにより、前記フレキシブル基板を折り曲げた形状で挟み込んで保持することを特徴とする基板保持方法。
  7. 請求項1ないし5いずれか1つ記載の基板保持装置により保持された状態で封止樹脂の硬化により固定されるフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板に接続される撮像素子とを備え、
    前記フレキシブル基板には、信号ケーブルが接続される接続部が設けられていることを特徴とする撮像装置。
  8. 前記封止樹脂は、熱硬化性エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 請求項7または8記載の撮像装置を、被検体内に挿入される挿入部の先端部に内蔵したことを特徴とする内視鏡。
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