JP2011197474A - 吊り下げ型の吸音装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸音基材の吸音性能を維持した状態で、表面材の吸音・装飾などの諸機能を付加して、取り扱い容易とできる。
【解決手段】第1表面材10と第2表面材20を重ねて、所定間隔毎に、巾L で綴じて内綴じ代31、31を形成し、内綴じ代31、31間を収容部33とする。収容部33、33内に吸音基材1を収容する。吸音基材1の一面2と第1表面材10の内面12、吸音基材1の他面3と第2表面材20の内面22とを、隙間26、6が多くある接着剤膜20で互いに接着して、吸音装置40とする。吸音装置40は上端部41に取付金具を取りつけ、従来のカーテンやロールスクリーンと同様に使用する。
【選択図】図4

Description

本発明は、室内装飾と吸音性能を兼ね備え、窓や壁に沿って配置される吊り下げ型の吸音装置である。
従来、フェルト系の繊維硬質板を縦型ブラインドとして使用して、窓との間に空気層を形成することにより、吸音特性を高めた提案がなされていた(例えば、特許文献1、2)。また、一枚の幕体に形成した縦プリーツに心地に挿入する縦型ブラインド用スクリーンが提案されていた(特許文献3、4)。また、遮光性の確保を目的としたブラインドでは、スクリーンに多数の袋状部を縦に並べて連結して、袋状部内に芯材を入れたブラインドが提案されている(特許文献5、6)。
特開2006−106447号公報 特開2009−97306号公報 特開平9−217567号公報 特開2003−74269号公報 特開2000−186476号公報 特開平8−35381号公報
特許文献1、2の発明は、繊維硬質板をそのまま縦型ブラインドとして使用するので、装飾は難しくブラインド本来の役割であるインテリア性を達成できなかった。繊維硬質板は多孔質で、汚れを吸収するので、繊維硬質板が汚れやすく、清掃し難い問題点があった。また、特許文献3〜6の発明は、いずれも遮光を目的とした発明であり、芯材は表面材の保形する機能しかなく、芯材と表面材とで一体の機能が弱かった。とりわけ、特許文献4の発明では、芯材を省略することができる旨の記載もあり、一体的な活用がなされていない。
本発明は、表面材に所定間隔で形成した収容部に板状の吸音基材を収容して、吸音基材の両面を、一面から他面へ空気を通過できように形成した表面材で覆ったので、表面材と吸音基材が一体とした吸音性能を発揮でき、前記問題点を解決した。
即ちこの発明は、上端部に吊り下げ手段を設け、以下のように構成したことを特徴とする吊り下げ型の吸音装置である。
(1) 第1表面材と第2表面材とを「空気を通過できるように」形成して、前記第1表面材の内面と第2表面材の内面とを重ねて、前記第1表面材と第2表面材を巾Lで閉じて、内綴じ代を形成する。
(2) 前記各内綴じ代の間を夫々収容部として、該収容部に夫々吸音基材を収容する。
(3) 前記第1表面材の内面と、対応する前記吸音基材の一面との間に空気層を形成する。
(4) 前記第2表面材の内面と、対応する前記吸音基材の他面との間に空気層を形成する。
また、他の発明は、上端部に吊り下げ手段を設け、以下のように構成したことを特徴とする吊り下げ型の吸音装置である。
(1) 第1表面材と第2表面材とを「空気を通過できるように」形成して、前記第1表面材の内面と第2表面材の内面とを重ねて、前記第1表面材と第2表面材を巾Lで閉じて、内綴じ代を形成する。
(2) 前記各内綴じ代の間を夫々収容部として、該収容部に夫々吸音基材を収容する。
(3) 前記第1表面材の内面と、対応する前記吸音基材の一面とを、部分的な接着剤層を介して固定する。
(4) 前記第2表面材の内面と、対応する前記吸音基材の他面とを、部分的な接着剤層を介して固定する。
前記における第1表面材、第2表面材は、同じ材質・色・柄のものを使用する場合の他、異なる表面材を使用することができる。
吸音基材の両面に空気層を介して、空気を通過できる第1表面材、第2表面材を夫々被せたので、第1表面材の外面からの音は、吸音基材で吸収でき、吸音基材で吸収された減衰された音が第2基材側に漏れた場合にも、反射して第2表面材側から吸音基材に吸収できる。従って、吸音基材の吸音性能を維持した状態で、表面材の表面材の吸音・装飾などの諸機能を付加して、任意の吸音装置を構成できる。また、吸音基材を第1表面材、第2表面材で保護して、吸音基材の汚れを防止できる。また、吸音性能を要求する面に、吸音装置を取り付けるだけで、吸音基材をまとめて取り付けできるので、簡易に吸音性能を発揮させることもできる。
図1はこの発明の実施例1の吸音装置で、(a)は正面図、(b)は背面図で、(c)は右側面図、(d)は吸音基材の一部を巻き上げた状態の右側面図である。 図2は同じく図1(a)のA−A線における一部拡大断面図であり、(a)は接着剤膜を使用した場合、(b)は接着剤膜を使用しないで緩く収容した場合を表す。 図3(a)は、吸音装置の部材の構成を表す概略した断面図であり、(b)は各部材を重ねた状態の断面図であり、(c)は第1表面材上に吸音基材1を並べた状態を表す。 図4は、この発明の実施例2で、(a)は正面図、(b)はB−B線における拡大断面図である。 図5は、同じく実施例2で、(a)は正面図、(b)はC−C線における拡大断面図である。
(1) 「空気を通過できるように」形成した第1表面材10の内面12と第2表面材20の内面22との間に、所定間隔を空けて、巾L1で接着して内綴じ代31、31として、内綴じ代31、31間に収容部33、33を形成する。収容部33、33内に夫々吸音基材1を収容して、吊り下げ型の吸音装置40を構成する(図1、図2)。吸音装置40は、カーテンやロールスクリーンのように吊り下げて使用する。
(2) この発明は、吸音基材1の両面2、3に表面材10、10を被せたので吸音装置40で、第1表面材10の外面11から内面12に向けて空気が移動でき、第1表面材10の厚さ内を貫通した空気(即ち、音)が吸音基材1の一面2に到達できるようになっている。同様に、第2表面材20の外面21から内面22に向けて空気が移動でき、第2表面材20の厚さ内を貫通した空気が吸音基材1の他面3に到達できるようになっている。
従って、吸音基材1の一面2と第1表面材10とを、他面3と第2表面材20とを接着して固定する場合には、接着剤を部分的に使用し、あるいは間隙26、26を有する接着剤膜25を使用する(図2(a))。
(3) また、吸音装置40における収容部33、33の連続方向は、縦方向又は横方向のいずれでも可能である。即ち、横長の吸音基材1(収容部33)を縦方向に並べる場合(図1〜図3)、縦長の吸音基材1(収容部33)を横方向に並べる場合がある(図4〜図5)。
(4) また、吸音基材1は、例えば、日本特殊塗料製の「繊維原料からなり、難燃アクリル繊維、PET系繊維、PET系バインダー繊維からなり、面重量1.0〜2.0kg/m、空気流れ抵抗値2000〜3500N・s・m−3、」構成(特開2009-097306公報に記載)または、「繊維原料からなり、面重量0.5〜1.5kg/m、空気流れ抵抗値1000〜4000N・s・m−3の繊維硬質板」構成(特開2006-106447公報に記載)などを使用するが、吸音基材1は求める吸音性能により、適宜選択して使用する。
また、吸音基材1は、例えば、ある程度の厚さのある柔らかい繊維材料を圧縮して、硬質の板状の材料とすることもできる。
図1〜図3に基づきこの発明の実施例を説明する。
1.使用する部材(図3(a))
(1) 横長長方形の吸音基材1は、フェルト系の材料からなるが一般の材料より吸音性が高い材料を使用する。厚さは、例えば5mm程度とする。
(2) また、第1表面材10、第2表面材20は、カーテンなどに使用される任意の織物地からなる布状であり、繊維間に空気を通す空気層を有し、第1表面材10では外面11から内面12へ、第2表面材20では外面21から内面22へ、夫々容易に空気が移動できる構造とする。材質は、織物のように緩く織った材料が好ましい。
(3) また、接着剤膜25は、接着剤成分となる長繊維を重ねて膜状に形成し、繊維と繊維の間に隙間26、26が多く存在する構造に形成してある。したがって、膜の一面から他面に空気の移動が容易である。
(4) ここでは、第1表面材10、第2表面材20及び接着剤膜25はほぼ同じ大きさで形成する。吸音基材1は、並べた状態で各吸音基材1の四周に、表面材10、20に外綴じ代32が形成できるように表面材10、20等よりも小さく形成されている。
2.吊り下げ型の吸音装置40の製造
(1) 基台上に、予め決めた所定間隔L (内綴じ代31分)を空けて、吸音基材1、1を、一面2を上にして、配置する。
続いて、並べた吸音基材1、1の一面2、2上に、接着剤膜25を重ねる。続いて、吸音基材1、1上の接着剤層25に、第1表面材10を、内面12を下にして重ねる。各吸音基材1の四周に外綴じ代32が形成されるように、吸音基材1の四周には、接着剤層25と第1表面材10の外周部が位置している。
続いて、第1表面材10の外面11側から加熱しながら、吸音基材1側(基台側)に向けて加圧して、接着剤膜25を溶解させて、接着剤膜25を介して、第1表面材10の内面12と吸音基材1の一面2とを一体に固定する。なお、ここで、加熱や加圧の有無等は接着剤膜25の性質による。
従って、この状態で、第1表面材10の内面12に、吸音基材1、1が間隔L 配置されて接着された状態となっている。この状態で、吸音基材1、1の間と周囲に位置する接着剤膜25は加熱されていないので、接着機能を発揮していない。
(2) 続いて、吸音基材1、1が接着された第1表面材10を反転させて、外面11を下にして基台上に乗せる。従って、吸音基材1、1の他面3、3が上になっている。
続いて、並べた吸音基材1、1の他面3、3上に、他の接着剤膜20を重ね、この接着剤層25の上に、第2表面材20を、内面22を下にして重ねる。
続いて、第2表面材20の外面21側から加熱しながら、吸音基材1側(基台側)に向けて加圧して、接着剤膜25を溶解させて、接着剤膜25を介して、第2表面材20の内面22と吸音基材1の他面3とを一体に固定する(図3(b)(c))。
(3) 上記(6)に続いて又は同時に、吸音基材1、1の間の所定間隔L の内縫い代31、吸音基材1の周縁と第1表面材1の外周側に、外綴じ代32が生じるように、第2表面材20、接着剤膜25、25、第1表面材20で、加熱しながら加圧して、接着剤膜25を溶解させて、接着剤膜25を介して、第1表面材10の内面12と第2表面材20の内面22とを一体に固定する。
この際、同時に外綴じ代32分で、加圧切断して、第1表面材10と第2表面材20との外周縁で、外綴じ代32の端縁を揃える。
(4) 以上のようにして、この発明の吸音装置40を構成する(図1(a)〜(c)、図2(b))。前記において、巾L の内縫い代31と、外周の外縫い代32とで囲まれた第1表面材10と第2表面材20との内側が収容部33、33を構成する。従って、夫々収容部33内に吸音基材1が収容されている。
また、間隙26、26付きの接着剤膜25を使用したので、吸音基材1の一面2と第1表面材10の内面12との間、吸音基材1の他面3と第2表面材20の内面22との間に、夫々間隙26に対応する空気層が形成される(図2(a))。
2.吸音装置40の使用
(1) この吸音装置40は、上端部41に金具などの取付手段を取り付けて、カーテンレールや壁・天井などに取り付けて、吊った状態で使用する(図示していない)。
(2) 例えば、第2表面材20の外面21側に連結紐43、43を取り付けて、43a部分で第2表面材20の外面21と固定する。そして、吸音装置40の上端部41に、連結紐43を巻き取るレール45を取り付け、巻き取りを操作する操作紐46をレール45に取り付ける(図1(b))。この場合、レール45を壁48などに取り付けて、通常は下に垂らして使用する(図1(a)〜(c))。吸音装置40を使用しない場合には、レール45に取り付けた操作紐46を引けば、連結紐43が巻き取られ、吸音装置40は、吸音基材1、1が重なるように、巻き取られる(図1(d))。この連結紐43、レール45、操作紐46は従来同様の構造である。
(3) また、吸音装置40は、吸音基材1を使用したので、全閉状態で、遮光すると共に吸音基材1によって、第1表面材10の内面12、第2表面材20の内面22との間に空気層を形成することができ、取り付した面(取り付した面が開口部の場合には、開口部が一般に吸音性能が弱い)の吸音性能を飛躍的に向上させることができる。
この場合、音圧発生源からの音は、第1表面材10を外面11から内面12を貫通して(または、第2表面材20を外面21から内面22を貫通して)、接着剤膜25の隙間26を通して、吸音基材1の一面2に至り、吸音基材1で吸収されるので、吸音基材1の発揮する吸音性能をそのまま確保できる。さらに、表面材10が織物の場合には、織物の繊維により吸音性能をさらに付加できる。
また、一部の音は、吸音基材1を通過して反射して、再び吸音装置40に至るが、同様に第2表面材20を外面21から内面22を貫通して(または、第1表面材10を外面11から内面12を貫通して)、接着剤膜25の隙間26を通して、吸音基材1の一他3に至り、吸音基材1で吸収されるので、吸音基材1の発揮する吸音性能をそのまま確保できる。
(4) また、一般に、吸音基材1より表面材10、20は安価であり、かつ表面材1020は汚れるので、汚れた表面材10を取り換えて使用することもできる。また、内装のデザインを変更したい場合も、吸音基材1をそのまま使用して表面材10、20のみを取り換えることもできる。
3.他の実施例
(1) 前記製造において、一旦吸音基材1、1と第1表面材10とを固定した後に、吸音基材1、1と第2表面材20とを固定したが、他の工程とすることもできる。例えば、基台上に、第1表面材10、接着剤膜25、吸音基材1、1、接着剤膜25、第2表面材20を重ね、第1表面材10の外面11と第2表面材20の外面21側から同時に加熱加圧して、吸音基材1、1と第1表面材10との接着、吸音基材1、1と第2表面材20との接着、第1表面材10と第2表面材20との接着をまとめて加熱加圧して行うこともできる。
(2) また、前記実施例において、収容部33の形成と吸音基材1の収容を同時に行ったが、収容部33を形成した後に、収容部に吸音基材1を収容することもできる。例えば、第1表面材10と第2表面材20とで、内綴じ代31と一部の外綴じ代32とを予め接着や縫製などにより閉じて形成して、その後に、綴じていない外綴じ代32から、収容部33内に吸音基材1を収容して、前記実施例同様に綴じていない外綴じ代32を接着する(図示していない)。この場合も、同様に吸音基材1の一面2と第1表面材10の内面12、吸音基材1の他面3と第2表面材20の内面22とを接着剤膜25で接着することもできる。
(3) また、前記実施例において、少なくとも吸音基材1の一面2側に第1表面材10の内面12が位置し、吸音基材1の他面3側に第2表面材20の内面22が位置するように、間隙26、26を有する接着剤膜25で固定されていれば、内綴じ代31、外綴じ代32部分は接着される必要はない(図示していない)。
(4) また、前記実施例において、吸音基材1と第1表面材10、第2表面材20とは、間隙を有する接着剤膜25で接着固定したが、吸音基材1の一面2と第1表面材10の内面12との間、吸音基材1の他面3と第2表面材20の内面22との間に、夫々空気層が形成されれば良いので、接着剤膜25を省略することもできる。この場合、収容部33を吸音基材1に較べて大きく形成して、収容部33内に吸音基材1を緩く収容する(図2(b))。従って、吸音基材1の一面2と第1表面材10の内面12との間、吸音基材1の他面3と第2表面材20の内面22との間に、間隙28、28が形成されるので、夫々空気層が形成される。
(5) また、前記実施例において、内外綴じ代31、32は、接着剤膜25で接着したが、超音波溶着や他の溶着、あるいは縫製によることもできる(図示していない)。
図4、5に基づきこの発明の他の実施例を説明する。
前記実施例1は、横長の吸音基材1を縦に並列して配置したが、この実施例は、縦長の吸音基材を横に並列した実施例である。従って、使用する表面材10、20、接着剤膜25、吸音基材1の材質は前記実施例1と同様である。
(1) また、製造工程も実施例1と同様である。
即ち、基台上に、予め決めた所定間隔L (内綴じ代31分)を空けて、吸音基材1、1を、一面2を上にして並べて配置して、その上に接着剤膜25、第1表面材10を重ねる。第1表面材10の外面11側から加熱しつつ加圧して、接着剤膜25を介して、第1表面材10の内面12と吸音基材1の一面2とを一体に固定する。各吸音基材1、1の四周に外綴じ代32、32が形成され、外綴じ代32、内綴じ代31は加熱されない。
続いて、吸音基材1、1付きの第1表面材10を反転させて、外面11を下にして基台上に乗せ、並べた吸音基材1、1の他面3、3上に、他の接着剤膜20、第2表面材20を、内面22を下にして重ねる。同様に、第2表面材20の外面21側から加熱しつつ加圧して、接着剤膜25を介して、第2表面材20の内面22と吸音基材1の他面3とを一体に固定する。
続いて又は同時に、内縫い代31、31、外縫い代32、32で、加熱しつつ加圧して、接着剤膜25を介して、第1表面材10と第2表面材20とを接着固定する。また、同時に外綴じ代32分で、加圧切断して、第1表面材10と第2表面材20との外周縁で、外綴じ代32の端縁を揃える。
以上のようにして、この発明の吸音装置40を構成する(図4)。同様に、所定間隔L の内縫い代31と外周の外縫い代32とで囲まれた第1表面材10と第2表面材20との内側が収容部33、33を構成する。従って、夫々収容部33内に吸音基材1を収容してある。また、間隙26付きの接着剤膜25を使用したので、吸音基材1の一面2と第1表面材10の内面12との間、吸音基材1の他面3と第2表面材20の内面22との間に、夫々空気層が形成される(図4(b))。
(2) この吸音基材1、1を横に並べた吸音装置40では、例えば、上端部41にカーテン同様の取付金具を取り付け、カーテンと同様の使用をする(図示していない)。
(3) また、前記実施例において、吸音基材1と第1表面材10、第2表面材20とは、間隙を有する接着剤膜25で接着固定したが、吸音基材1の一面2と第1表面材10の内面12との間、吸音基材1の他面3と第2表面材20の内面22との間に、夫々空気層が形成されれば良いので、接着剤膜25を省略することもできる。この場合、収容部33を吸音基材1に較べて大きく形成して、収容部33内に吸音基材1を緩く収容する(図5(a)(b))。従って、吸音基材1の一面2と第1表面材10の内面12との間、吸音基材1の他面3と第2表面材20の内面22との間に、間隙28、28が形成されるので、夫々空気層が形成される。
また、他の実施例は、前記実施例1と同様である。
1 吸音基材
2 吸音基材の一面
3 吸音基材の他面
4 吸音基材の四周
10 第1表面材
11 第1表面材の外面
12 第1表面材の内面
20 第1表面材
21 第1表面材の外面
22 第1表面材の内面
25 接着剤膜
26 接着剤膜の隙間
31 内綴じ代
32 外綴じ代
33 収容部
40 吸音装置
41 吸音装置の上端部
43 連結紐
45 レール
46 操作紐
48 壁

Claims (2)

  1. 上端部に吊り下げ手段を設け、以下のように構成したことを特徴とする吊り下げ型の吸音装置。
    (1) 第1表面材と第2表面材とを「空気を通過できるように」形成して、前記第1表面材の内面と第2表面材の内面とを重ねて、前記第1表面材と第2表面材を巾Lで閉じて、内綴じ代を形成する。
    (2) 前記各内綴じ代の間を夫々収容部として、該収容部に夫々吸音基材を収容する。
    (3) 前記第1表面材の内面と、対応する前記吸音基材の一面との間に空気層を形成する。
    (4) 前記第2表面材の内面と、対応する前記吸音基材の他面との間に空気層を形成する。
  2. 上端部に吊り下げ手段を設け、以下のように構成したことを特徴とする吊り下げ型の吸音装置。
    (1) 第1表面材と第2表面材とを「空気を通過できるように」形成して、前記第1表面材の内面と第2表面材の内面とを重ねて、前記第1表面材と第2表面材を巾Lで閉じて、内綴じ代を形成する。
    (2) 前記各内綴じ代の間を夫々収容部として、該収容部に夫々吸音基材を収容する。
    (3) 前記第1表面材の内面と、対応する前記吸音基材の一面とを、部分的な接着剤層を介して固定する。
    (4) 前記第2表面材の内面と、対応する前記吸音基材の他面とを、部分的な接着剤層を介して固定する。
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