JP2021126901A - 積層吸音材 - Google Patents

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Mao Murase
真央 村瀬
友則 中島
Tomonori Nakajima
友則 中島
陽太 小助川
Yota Kosukegawa
陽太 小助川
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Abstract

【課題】低周波数の音を含む広範な音に対して高い吸音効果が得られる積層吸音材を提供する。【解決手段】積層吸音材Aが、通気性材料からなる第1の層1と、第1の層1よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第2の層2と、第2の層2よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第3の層3と、を有し、第1の層1と第2の層2と第3の層3とが、第1の層1、第2の層2、第3の層3の順番で積層されており、総厚さが10mm以上かつ50mm以下であることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は積層吸音材に関する。
内部に音源を有する室内において壁面による音響の反射を低減することや、建物や乗物等において内部と外部との音の伝達を抑制することが求められる場合に、様々な吸音材が用いられている。
特許文献1には、熱可塑性樹脂を含むメルトブローン不織布層と、融点の低い熱可塑性樹脂を含む不織布層またはフィルム層とが、間欠的な離れ離れの溶着部によって溶着されている不織布積層体が開示されている。
特許文献2には、ニードルパンチ不織布とメルトブローン不織布とからなる2層構造であって、ニードルパンチ不織布が、繊維径が6μm以上8μm以下で繊維長が30mm以上40mm以下で重量構成比が40%より大きく55%以下の短繊維と、繊維径が25μm以上30μm以下で繊維長が60mm以上70mm以下の繊維と、繊維径が20μm以上25μm以下で繊維長が45mm以上55mm以下の繊維と、を含む吸音材が開示されている。
特許文献3には、繊維系多孔質材料からなる母材の最表面が、通気性のあるクロス生地で覆われ、母材とクロス生地との間に1枚または複数枚の不織布表皮材が挟み込まれている吸音パネルが開示されている。
特開2017−81040号公報 特許6444569号公報 特開2010−281131号公報
特許文献1〜3に開示されている部材は吸音効果を有しているが、特に低周波数の音に対する吸音効果が十分ではない。さらに、特許文献1に開示されている不織布積層体および特許文献2に開示されている吸音材では、表面に不織布が露出しているため意匠性に乏しい。特許文献3に開示されている吸音パネルは、特に低周波数の音に対し高い吸音効果は得られない。
そこで本発明の目的は、低周波数の音を含む広範な音に対して高い吸音効果が得られる積層吸音材を提供することにある。
本発明の積層吸音材は、通気性材料からなる第1の層と、第1の層よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第2の層と、第2の層よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第3の層と、を有し、第1の層と第2の層と第3の層とが、第1の層、第2の層、第3の層の順番で積層されており、総厚さが10mm以上かつ50mm以下であることを特徴とする。
または、本発明の積層吸音材は、通気性材料からなる第1の層と、第1の層よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第2の層と、第2の層よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第3の層と、を有し、第1の層と第2の層と第3の層とが、第1の層、第3の層、第2の層の順番で積層されており、総厚さが10mm以上かつ50mm以下であることを特徴とする。
または、本発明の積層吸音材は、通気性材料からなる第1の層と、第1の層よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第2の層と、第2の層よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第3の層と、を有し、第1の層と第2の層と2つの第3の層とが、第1の層、第3の層、第2の層、第3の層の順番で積層されており、総厚さが10mm以上かつ50mm以下であることを特徴とする。
第1の層は、流れ抵抗が0.1×104Ns/m4以上かつ3.0×104Ns/m4以下で、厚さが5.0mm以上かつ45mm以下であることが好ましい。
第2の層は不織布からなることが好ましく、流れ抵抗が2.0×105Ns/m4以上かつ7.0×105Ns/m4以下で、厚さが2.0mm以上かつ5.0mm以下であることが好ましい。
第3の層は織布からなることが好ましく、流れ抵抗が1.0×106Ns/m4以上かつ6.0×106Ns/m4以下で、厚さが0.1mm以上かつ1.0mm以下であることが好ましい。
第3の層は綾織り生地(ツイル生地)、平織り生地、または繻子織り生地からなるものであってもよい。
第2の層はメルトブローン不織布、またはメルトブローン不織布と該メルトブローン不織布を挟み込む1対のスパンボンド不織布とからなる多層構造体からなるものであってもよい。
第1の層は多孔質体からなるものであってもよい。
音源が存在する室内の壁面の少なくとも一部を覆い、第1の層が壁面側に位置して壁面に接するとともに、第2の層または第3の層が音源側を向くように配置されていてもよい。
第1の層と第2の層と1つまたは2つの第3の層とに加えて、防炎処理または難燃処理または不燃処理が施されている第4の層が積層されており、積層方向において、一方の端部に第1の層が位置し、他方の端部に第4の層が位置し、第1の層と第4の層との間に第2の層と1つまたは2つの第3の層とが位置していてもよい。
その場合、音源が存在する室内の壁面の少なくとも一部を覆い、第1の層が壁面側に位置して壁面に接するとともに、第4の層が音源側を向くように配置されていてもよい。
また、第1の層と第2の層と1つまたは2つの第3の層とに加えて、防炎処理または難燃処理または不燃処理が施されている2つの第4の層が積層されており、積層方向において、両端部にそれぞれ第4の層が位置し、2つの第4の層の間に、第1の層と第2の層と1つまたは2つの第3の層とが位置していてもよい。
その場合、音源が存在する室内の壁面の少なくとも一部を覆い、第1の層に接する第4の層が壁面側に位置して壁面に接するとともに、第2の層または第3の層に接する第4の層が音源側を向くように配置されていてもよい。
第4の層は織布または不織布からなるものであってよく、流れ抵抗が1.0×104Ns/m4以上かつ6.0×106Ns/m4以下で、厚さが0.1mm以上かつ1.0mm以下であってよい。
第4の層は綾織り生地(ツイル生地)、平織り生地、または繻子織り生地からなるものであってよい。第4の層が不織布である場合には、スパンボンド不織布であることが特に好ましい。
本発明によると、低周波数の音を含む広範な音に対して高い吸音効果が得られる積層吸音材を提供することができる。
本発明の第1の実施形態の積層吸音材を示す断面図である。 図1に示す積層吸音材の設置状態を示す断面図である。 図1に示す積層吸音材の吸音効果の説明図である。 本発明の第2の実施形態の積層吸音材を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態の積層吸音材を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態の積層吸音材を示す断面図である。 本発明の第5の実施形態の積層吸音材を示す断面図である。 本発明の第6の実施形態の積層吸音材を示す断面図である。 本発明の第7の実施形態の積層吸音材を示す断面図である。 本発明の第8の実施形態の積層吸音材を示す断面図である。 本発明の第9の実施形態の積層吸音材を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態の積層吸音材Aが図1に示されている。この積層吸音材Aは、第1の層1と第2の層2と第3の層3とが積層されたものである。第2の層2は、第1の層1よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい。第3の層3は、第2の層2よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい。
具体的な一例としては、第1の層1は通気性材料からなり、例えば多孔質体である。多孔質体は特に限定されず、ポリウレタンフォーム、メラミンフォーム、ゴムスポンジなどの各種発泡体、不織布、織布、綿、フェルト、グラスウール等が挙げられる。第1の層1の流れ抵抗は0.1×104Ns/m4以上かつ3.0×104Ns/m4以下、より好ましくは0.2×104Ns/m4以上かつ2.5×104Ns/m4以下であり、厚さは5.0mm以上かつ45mm以下である。なお、流れ抵抗は通気性材料の空気の流れにくさを表す指標であり、ISO 9053に準拠して測定される値である。
第2の層2は通気性材料、好ましくは不織布、例えばポリプロピレン、ポリエステルなどのメルトブローン不織布からなる。第2の層2の流れ抵抗は2.0×105Ns/m4以上かつ7.0×105Ns/m4以下、より好ましくは3.0×105Ns/m4以上かつ6.0×105Ns/m4以下であり、厚さは2.0mm以上かつ5.0mm以下である。
第3の層3は通気性材料、好ましくは織布または不織布、特に好ましくは織布からなり、例えばポリエステル、綿、ポリエステルと綿との混紡、アクリル、ナイロン、アラミド、ガラス繊維などからなる、綾織り生地(ツイル生地)、平織り生地、繻子織り生地である。また、第3の層3は、防炎または難燃または不燃処理されたものであってもよい。第3の層3の流れ抵抗は1.0×106Ns/m4以上かつ6.0×106Ns/m4以下、より好ましくは2.0×106Ns/m4以上かつ6.0×106Ns/m4以下、さらに好ましくは3.0×106Ns/m4以上かつ6.0×106Ns/m4以下であり、厚さは0.1mm以上かつ1.0mm以下である。
これらの第1〜3の層1〜3が、第1の層1、第2の層2、第3の層3の順番に積層されて、本実施形態の積層吸音材Aが構成されている。この積層吸音材Aの総厚さは10mm以上かつ50mm以下であり、より好ましくは12mm以上かつ20mm以下である。この積層吸音材Aの層構造は、概ね、流れ抵抗が小さく厚い層(第1の層1)の上に、流れ抵抗が中程度で厚さも中程度である層(第2の層2)が積層され、さらにその上に、流れ抵抗が大きく薄い層(第3の層3)が積層されて表層を構成するものである。
積層吸音材Aを構成する第1〜3の層1〜3のうちの一部の層または全ての層は、本発明の効果を阻害しない範囲で、隣り合う層に対して融着、接着、縫製等によって固定されていてもよい。また、本発明の効果を阻害しない範囲で、意匠性向上などのために、積層吸音材Aの表層に表示や装飾を施すことや付属品を配置すること等も可能である。このように少なくとも一部の層を隣り合う層へ固定すること、表示や装飾を付与すること、付属品を配置すること等は、後述する第2〜9の実施形態の積層吸音材B〜Iを含めて本発明に係る積層吸音材全般において、必要に応じて実施可能である。
本実施形態の積層吸音材Aの使用状態の一例が図2,3に示されている。この例では、図2に示すように、音源4が存在する室5内において壁面6による反射音を低減させるために、壁面6の少なくとも一部を覆うように本実施形態の積層吸音材Aが配置されている。この時、第1の層1が壁面6側に位置して壁面6に接するとともに、第3の層3が壁面6と反対側、すなわち音源4側を向くように、積層吸音材Aが配置されている。このように配置された積層吸音材Aによる吸音効果について、図3を参照して以下に説明する。
音源4が発して壁面6において反射される音は、様々な周波数の音を含んでいる。図3には高周波数の音波Hと低周波数の音波Lが模式的に示されている。各周波数の音を効果的に吸音するためには、音波の腹(粒子速度の大きい部分)にあたる位置に吸音材を配置しておくことが好ましい。本実施形態では、総厚さが10mm以上かつ50mm以下である厚い積層吸音材Aが壁面6に配置されているため、低周波数の音波Lの腹(粒子速度の大きい部分)にあたる位置に積層吸音材Aが存在し、低周波数の音を吸音することができる。特に、壁面6からの距離が長い位置に、流れ抵抗が大きい第3の層3が配置されているため、従来の吸音材ではあまり吸音されていなかった低周波数の音を、良好に吸音することができる。従来は、吸音材の厚さが小さいため低周波数の音波Lの腹(粒子速度の大きい部分)にあたる位置に吸音材が位置していない構成や、低周波数の音波Lの腹(粒子速度の大きい部分)にあたる位置には流れ抵抗が小さい吸音材が配置されている構成(特許文献1〜3)が一般的であり、低周波数の音に対する十分な吸音が実現できていなかった。これに対し、本実施形態では、低周波数の音波Lの腹にあたる位置に、流れ抵抗が大きい第3の層3が配置されているため、従来に比べて低周波数の音に対する吸音効果が大きい。
本実施形態の積層吸音材Aによると、高周波数の音も良好に吸音することができる。すなわち、高周波数の音波Hの腹(粒子速度の大きい部分)にあたる位置に、積層吸音材Aの第1の層1が存在するため、高周波数の音を効果的に吸音できる。仮に、積層吸音材全体が第3の層3のように流れ抵抗が大きい層であったとすると、高周波数の音波Hが反射されて、入射し難いため、吸音効果が低い。これに対し、本実施形態では、積層吸音材Aの一部、特に壁面6からの距離が小さい位置に流れ抵抗が小さい第1の層1が配置されているため、高周波数の音波Hをあまり反射せずに入射し易い。従って、本実施形態の積層吸音材Aによると高周波数の音を良好に吸音できる。また、高周波数の音波Hをあまり反射せずに入射し易い状態を保ちつつ、積層吸音材A全体の十分な厚さを確保して、低周波数の音波Lの腹(粒子速度の大きい部分)にあたる位置に流れ抵抗が大きい第3の層3を配置させるために、壁面6の近くに位置する流れ抵抗が小さい第1の層1を、第2,3の層2,3よりも厚くしている。さらに、ポリウレタンフォームからなる第1の層1が、織布や不織布からなる第2,3の層2,3より厚いため、軽量化に寄与する。
本実施形態では、壁面6から離れて位置して低周波数の音の吸音に効果的な第3の層3と、壁面6の近くに位置して高周波数の音の吸音に効果的な第1の層1とが、中程度の流れ抵抗を有する第2の層2を介して繋がっているため、音波L,Hを円滑に入射させつつ高い吸音効果を得ることができる。第2の層2はメルトブローン不織布の単層に限られず、メルトブローン不織布と該メルトブローン不織布を挟み込む1対のスパンボンド不織布とからなる多層構造体から構成されていてもよい。
本実施形態では、第3の層3が室内側に露出しており、この第3の層3は流れ抵抗が大きく、織布等によって形成することができる。第3の層3を構成する織布は、不織布や多孔質体に比べて、外観に優れているとともに耐久性が高く傷つきにくいものである。壁面6に取り付けられている積層吸音材Aの室内側の表層が、織布である第3の層3で構成されることにより、高い意匠性を実現することができ、かつ傷つきにくく高い耐久性を得ることができる。
図2,3には、本実施形態の積層吸音材Aが、音源4が存在する室5内において壁面6による反射音を低減させるために、壁面6の少なくとも一部を覆うように配置された構成が開示されている。しかし、積層吸音材Aはこのような用途に限定されない。例えば、壁面6に貼り付けるのではなく、壁面6の前方に吊すことにより、前述したのと同様な効果を実現することもできる。壁面6ではなく、ホワイトボードなどの板状の部材の前方に、積層吸音材Aを貼り付けたり、吊したりすることもできる。また、室内または屋外で壁面等から離れた位置において、棒や紐を用いて本実施形態の積層吸音材Aを吊して用いてもよい。その場合、音の反射を防ぐと言うよりも、音の伝達を抑制する効果が期待できる。また、積層吸音材Aを床に置いて用いたり、自動車等の乗り物の内部に設置して用いたりすることもできる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態の積層吸音材Bが図4に示されている。第1の実施形態と同様な部分については説明を省略する。本実施形態の積層吸音材Bは、第1の実施形態と同様な第1の層1と第2の層2と第3の層3とからなる積層体であり、第1の実施形態とは、第2の層2と第3の層3の積層順番が入れ替わっている。すなわち、第1の実施形態と同様な第1〜3の層1〜3が、第1の層1、第3の層3、第2の層2の順番に積層されて、本実施形態の積層吸音材Bが構成されている。本実施形態によると、不織布からなる第2の層2が積層吸音材Bの室内側の表層を構成している。それ以外の点では、本実施形態は第1の実施形態と実質的に同様な構成であって、第1の実施形態と実質的に同様な効果が得られる。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態の積層吸音材Cが図5に示されている。第1,2の実施形態と同様な部分については説明を省略する。本実施形態の積層吸音材Cは、第1の実施形態と同様な第1の層1と第2の層2と2つの第3の層3とからなる積層体であり、第1〜3の層1〜3が、第1の層1、第3の層3、第2の層2、第3の層3の順番に積層されて、本実施形態の積層吸音材Cが構成されている。本実施形態によると、第1の実施形態と同様な効果が得られる。さらに、流れ抵抗が大きい第3の層3が2つ設けられている。音源4から発せられる音の周波数および波長を考慮し、2つの第3の層の間に位置する第2の層2の厚さを調整することで、各周波数の音波の腹にあたる位置に合わせて適切な位置に、流れ抵抗が大きい2つの第3の層3を配置することができる。それにより、様々な周波数の音に対してより効果的な吸音が実現する。2つの第3の層3の間に第2の層2が配置されているため、音波が反射して入射し難くなるという問題を抑えることができる。それ以外の点では、本実施形態は第1の実施形態と実質的に同様な構成であって、第1の実施形態と実質的に同様な効果が得られる。
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態の積層吸音材Dが図6に示されている。第1〜3の実施形態と同様な部分については説明を省略する。本実施形態の積層吸音材Dは、第1〜3の実施形態と同様な第1の層1と第2の層2と第3の層3とに加えて、第4の層7を有する積層体である。本実施形態の積層吸音材Dは、第1の実施形態の積層吸音材Aに第4の層7が追加された構成であり、積層方向において、第1の実施形態の積層吸音材Aの第1の層1の反対側に第4の層7が配置されている。すなわち、第1〜4の層1〜3,7が、第1の層1、第2の層2、第3の層3、第4の層7の順番に積層されて、本実施形態の積層吸音材Dが構成されている。第4の層7は、防炎処理または難燃処理または不燃処理が施され、流れ抵抗が1.0×104Ns/m4以上かつ6.0×106Ns/m4以下、好ましくは1.0×104Ns/m4以上かつ1.0×106Ns/m4以下で、厚さが0.1mm以上かつ1.0mm以下の層である。第4の層7は、好ましくは織布または不織布(例えばスパンボンド不織布)、特に好ましくは織布からなり、例えばポリエステル、綿、ポリエステルと綿の混紡、アクリル、ナイロン、アラミド、ガラス繊維などからなる、綾織り生地(ツイル生地)、平織り生地、繻子織り生地である。第4の層7は、第3の層3に比べて、流れ抵抗の許容範囲が広い。本実施形態の積層吸音材Dは、積層方向において、一方の端部に第1の層1が位置し、他方の端部に第4の層7が位置し、第1の層1と第4の層7との間に第2の層2と第3の層3とがこの順番に並んで位置している。図2に示す構成と同様な音源4が存在する室5内においては、積層吸音材Dは、第1の層1が壁面6側に位置して壁面6に接するとともに、第4の層7が壁面6と反対側、すなわち音源4側を向くように配置される。
[第5の実施形態]
本発明の第5の実施形態の積層吸音材Eが図7に示されている。第1〜4の実施形態と同様な部分については説明を省略する。本実施形態の積層吸音材Eは、第4の実施形態の積層吸音材Dにもう1つの第4の層7が追加された構成であり、積層方向において、第4の実施形態の積層吸音材Dにおいて設けられた第4の層7の反対側にもう1つの第4の層7が配置されている。すなわち、本実施形態の積層吸音材Eでは、積層方向において、両端部にそれぞれ第4の層7が位置し、2つの第4の層7の間に、第1の層1と第2の層2と第3の層とがこの順番に並んで位置している。図2に示す構成と同様な音源4が存在する室5内においては、積層吸音材Eは、第1の層1に接する第4の層7が壁面6側に位置して壁面6に接するとともに、第3の層3に接する第4の層7が壁面6と反対側、すなわち音源4側を向くように配置される。
[第6の実施形態]
本発明の第6の実施形態の積層吸音材Fが図8に示されている。第1〜5の実施形態と同様な部分については説明を省略する。本実施形態の積層吸音材Fは、第1〜3の実施形態と同様な第1の層1と第2の層2と第3の層3とに加えて、第4〜5の実施形態と同様な第4の層7を有する積層体である。本実施形態の積層吸音材Fは、第2の実施形態の積層吸音材Bに第4の層7が追加された構成であり、積層方向において、第2の実施形態の積層吸音材Bの第1の層1の反対側に第4の層7が配置されている。すなわち、第1〜4の層1〜3,7が、第1の層1、第3の層3、第2の層2、第4の層7の順番に積層されて、本実施形態の積層吸音材Fが構成されている。本実施形態の積層吸音材Fは、積層方向において、一方の端部に第1の層1が位置し、他方の端部に第4の層7が位置し、第1の層1と第4の層7との間に第3の層3と第2の層2とがこの順番に並んで位置している。図2に示す構成と同様な音源4が存在する室5内においては、積層吸音材Fは、第1の層1が壁面6側に位置して壁面6に接するとともに、第4の層7が壁面6と反対側、すなわち音源4側を向くように配置される。
[第7の実施形態]
本発明の第7の実施形態の積層吸音材Gが図9に示されている。第1〜6の実施形態と同様な部分については説明を省略する。本実施形態の積層吸音材Gは、第6の実施形態の積層吸音材Fにもう1つの第4の層7が追加された構成であり、積層方向において、第6の実施形態の積層吸音材Fにおいて設けられた第4の層7の反対側にもう1つの第4の層7が配置されている。すなわち、本実施形態の積層吸音材Gでは、積層方向において、両端部にそれぞれ第4の層7が位置し、2つの第4の層7の間に、第1の層1と第3の層3と第2の層2とがこの順番に並んで位置している。図2に示す構成と同様な音源4が存在する室5内においては、積層吸音材Gは、第1の層1に接する第4の層7が壁面6側に位置して壁面6に接するとともに、第2の層2に接する第4の層7が壁面6と反対側、すなわち音源4側を向くように配置される。
[第8の実施形態]
本発明の第8の実施形態の積層吸音材Hが図10に示されている。第1〜7の実施形態と同様な部分については説明を省略する。本実施形態の積層吸音材Hは、第1〜3の実施形態と同様な第1の層1と第2の層2と第3の層3とに加えて、第4〜7の実施形態と同様な第4の層7を有する積層体である。本実施形態の積層吸音材Hは、第3の実施形態の積層吸音材Cに第4の層7が追加された構成であり、積層方向において、第3の実施形態の積層吸音材Cの第1の層1の反対側に第4の層7が配置されている。すなわち、第1〜4の層1〜3,7が、第1の層1、第3の層3、第2の層2、第3の層3、第4の層7の順番に積層されて、本実施形態の積層吸音材Hが構成されている。本実施形態の積層吸音材Hは、積層方向において、一方の端部に第1の層1が位置し、他方の端部に第4の層7が位置し、第1の層1と第4の層7との間に、第3の層3と第2の層2と第3の層3とがこの順番に並んで位置している。図2に示す構成と同様な音源4が存在する室5内においては、積層吸音材Hは、第1の層1が壁面6側に位置して壁面6に接するとともに、第4の層7が壁面6と反対側、すなわち音源4側を向くように配置される。
[第9の実施形態]
本発明の第9の実施形態の積層吸音材Iが図11に示されている。第1〜8の実施形態と同様な部分については説明を省略する。本実施形態の積層吸音材Iは、第8の実施形態の積層吸音材Hにもう1つの第4の層7が追加された構成であり、積層方向において、第8の実施形態の積層吸音材Hにおいて設けられた第4の層7の反対側にもう1つの第4の層7が配置されている。すなわち、本実施形態の積層吸音材Iでは、積層方向において、両端部にそれぞれ第4の層7が位置し、2つの第4の層7の間に、第1の層1、第3の層3、第2の層2、第3の層3がこの順番に並んで位置している。図2に示す構成と同様な音源4が存在する室5内においては、積層吸音材Gは、第1の層1に接する第4の層7が壁面6側に位置して壁面6に接するとともに、第3の層3に接する第4の層7が壁面6と反対側、すなわち音源4側を向くように配置される。
以上説明した通り、本発明は、第1〜3の実施形態の積層吸音材A〜Cのように第1の層と第2の層と1つまたは2つの第3の層とからなる構成を含むとともに、第4,6,8の実施形態の積層吸音材D,F,Hのように第1の層と第2の層と1つまたは2つの第3の層と1つの第4の層7とからなる構成や、第5,7,9の実施形態の積層吸音材E,G,Iのように第1の層と第2の層と1つまたは2つの第3の層と2つの第4の層7とからなる構成も含む。いずれの構成であっても、積層吸音材の総厚さは10mm以上かつ50mm以下であり、より好ましくは12mm以上かつ20mm以下である。
以上説明した本発明の積層吸音材の具体的な実施例と、比較例とについて説明する。以下に説明する各実施例および各比較例の吸音材を構成する各層を表1に示す。すなわち、各実施例および各比較例では、前述した第1〜9の実施形態の第1の層1に相当する多孔質体として、2種類のポリウレタンフォームを用いている。具体的には、カームフレックスF−2(商品名:イノアックコーポレーション株式会社製)と、カラーフォームECS(商品名:イノアックコーポレーション株式会社製)とを用いている。便宜上、前者を「第1のポリウレタンフォーム」と称し、後者を「第2のポリウレタンフォーム」と称する。また、各実施例および各比較例では、前述した第1〜9の実施形態の第2の層2に相当する層として、メルトブローン不織布を用いている。そして、各実施例および各比較例では、前述した第1〜9の実施形態の第3の層3に相当する層として、織布の1種であるツイル生地と、第2の層2に相当する層として用いられたものとは異なるメルトブローン不織布とを用いている。第2の層2に相当する層として用いられたメルトブローン不織布(便宜上「第1のメルトブローン不織布」と称する)と、第3の層3に相当する層として用いられたメルトブローン不織布(便宜上「第2のメルトブローン不織布」と称する)は、いずれもポリプロピレンからなるメルトブローン不織布(三井化学株式会社製)であるが、表1に示す通り流れ抵抗と目付と厚さが相違する。第3の層3に相当する層として用いられたツイル生地は、T/CツイルCM−880(商品名:マスダ株式会社製、ポリエステル65%、綿35%)であった。
Figure 2021126901
これらの材料を用いて構成した本発明の実施例1〜3および比較例1〜5の積層吸音材の総厚さおよび目付量と、吸音効果と耐傷つき性について表2〜4に示す。吸音効果は、JIS A 1409:1998に準拠し残響室法吸音率で評価した結果を表し、残響室法吸音率が0.5以上である場合に、十分な吸音性が得られたと判断した。耐傷つき性は、図示しないが、積層吸音材の表層(音源側の最外層の上)にスチールウール:#0000(5cm×5cm)を置き、負荷加重200gをかけながら、スチールウールを、長さ15cmの範囲において100回往復させた後に、表層の表面状態を目視で確認することで評価した。評価基準は以下の通りである。〇:変化なく良好、△:繊維が乱れる、×:繊維が削れる。
実施例1,2は前述した第1の実施形態と同様な構成であり、第1の層1、第2の層2、第3の層3の順番に積層された積層吸音材Aである。実施例2では、第1の層1として第1のポリウレタンフォームよりも軽量の第2のポリウレタンフォームを用いた。実施例3は前述した第3の実施形態と同様な構成であり、第1の層1、第3の層3、第2の層2、第3の層3の順番に積層された積層吸音材Cである。表2に示すように、実施例1〜3では、周波数500Hz〜5000Hzの音に対して十分な吸音性が得られた。そして、音源側の表層に位置するツイル生地からなる第3の層3の効果により、良好な耐傷つき性が得られた。
Figure 2021126901
比較例1,2はいずれも2層構造の積層吸音材であり、比較例1は第1のポリウレタンフォームと第1のメルトブローン不織布とからなる積層吸音材であり、比較例2は第1のメルトブローン不織布とツイル生地とからなる積層吸音材である。比較例3は第1のメルトブローン不織布のみからなる単層の吸音材であり、特許文献1の構成に類似している。
比較例4は2層構造の積層吸音材であり、第1のメルトブローン不織布と第2のメルトブローン不織布とからなる積層吸音材である。比較例5は3層構造の積層吸音材であり、2層重ねて設けられた第1のメルトブローン不織布と、ツイル生地とからなる積層吸音材である。
表3,4に示すように、比較例1では630Hz以下の低周波数の音に対して、比較例2では800Hz以下の低周波数の音に対して、比較例3では1000Hz以下の低周波数の音に対して、それぞれ十分な吸音性が得られなかった。比較例2,3の積層吸音材は、総厚さが小さ過ぎたために低周波数の音を吸音できなかったのではないかと考えられる。比較例4では1000Hz以下の低周波数の音に対して十分な吸音性が得られなかった。比較例5では630Hz以下の低周波数の音に対して十分な吸音性が得られなかった。そして、比較例1,3〜4では良好な耐傷つき性が得られなかった。
Figure 2021126901
Figure 2021126901
このように、本発明の実施例1〜3では、比較例1〜5と比べて低周波数の音に対する吸音性が向上している。実施例1〜3では、高周波数の音に対する吸音性も良好であるため、非常に広範な周波数域の音を十分に吸音できることが判った。また、本発明の実施例1〜3では、比較例1,3,4とは異なり、良好な耐傷つき性が実現している。
次に、本発明の第4〜9の実施形態の具体的な実施例である実施例4〜8について説明する。実施例4〜8の積層吸音材の総厚さおよび目付量と、吸音効果と耐傷つき性について表5〜7に示す。吸音効果および耐傷つき性については、実施例1〜3および比較例1〜5と同様の方法で評価した。実施例4〜8では、表1に示す第1〜3の層1〜3に加えて、第4の層7が設けられている。実施例4〜8において用いられる第4の層7は、防炎処理が施されたポリエステル製織布の1種であるポリエチレンテレフタレート(PET)製防炎生地である。ここでは、流れ抵抗、目付および厚さが異なる2種類のPET製防炎生地が用いられている。流れ抵抗、目付および厚さが小さいものを第1のPET製防炎生地と称し、流れ抵抗、目付および厚さが大きいものを第2のPET製防炎生地と称している。2種類のPET製防炎生地の具体的な構成を表5に示す。
Figure 2021126901
実施例4は前述した第4の実施形態と同様な構成であり、第1のポリウレタンフォームからなる第1の層1、第1のメルトブローン不織布からなる第2の層2、ツイル生地からなる第3の層3、第1のPET製防炎生地からなる第4の層7が、この順番に積層された積層吸音材D(図6参照)である。
実施例5は前述した第5の実施形態と同様な構成であり、第1のPET製防炎生地からなる第4の層7、第1のポリウレタンフォームからなる第1の層1、第1のメルトブローン不織布からなる第2の層2、ツイル生地からなる第3の層3、第1のPET製防炎生地からなる第4の層7が、この順番に積層された積層吸音材E(図7参照)である。本実施例の積層吸音材Eは、実施例4の積層吸音材Dの壁面側に第4の層7が1層追加された構成である。
実施例6は前述した第6の実施形態と同様な構成であり、第1のポリウレタンフォームからなる第1の層1、ツイル生地からなる第3の層3、第1のメルトブローン不織布からなる第2の層2、第2のPET製防炎生地からなる第4の層7の順番に積層された積層吸音材F(図8参照)である。
Figure 2021126901
実施例7は前述した第8の実施形態と同様な構成であり、第1のポリウレタンフォームからなる第1の層1、ツイル生地からなる第3の層3、第1のメルトブローン不織布からなる第2の層2、ツイル生地からなる第3の層3、第1のPET製防炎生地からなる第4の層7が、この順番に積層された積層吸音材H(図10参照)である。
実施例8は前述した第9の実施形態と同様な構成であり、第1のPET製防炎生地からなる第4の層7、第1のポリウレタンフォームからなる第1の層1、ツイル生地からなる第3の層3、第1のメルトブローン不織布からなる第2の層2、ツイル生地からなる第3の層3、第1のPET製防炎生地からなる第4の層7が、この順番に積層された積層吸音材I(図11参照)である。本実施例の積層吸音材Iは、実施例7の積層吸音材Hの壁面側に第4の層7が1層追加された構成である。
Figure 2021126901
表6〜7に示すように、実施例4〜8では、周波数500Hz〜5000Hzの低周波の音を含む広範な周波数域の音に対して十分な吸音性が得られた。そして、音源側の表層に位置する第1または第2のPET製防炎生地からなる第4の層7の効果により、良好な耐傷つき性と防炎効果とが得られた。さらに、この第4の層7に難燃処理や不燃処理を施して、難燃効果や不燃効果を付加することもできる。
1 第1の層
2 第2の層
3 第3の層
4 音源
5 室
6 壁面
7 第4の層
A〜I 積層吸音材

Claims (16)

  1. 通気性材料からなる第1の層と、前記第1の層よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第2の層と、前記第2の層よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第3の層と、を有し、
    前記第1の層と前記第2の層と前記第3の層とが、前記第1の層、前記第2の層、前記第3の層の順番で積層されており、
    総厚さが10mm以上かつ50mm以下であることを特徴とする積層吸音材。
  2. 通気性材料からなる第1の層と、前記第1の層よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第2の層と、前記第2の層よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第3の層と、を有し、
    前記第1の層と前記第2の層と前記第3の層とが、前記第1の層、前記第3の層、前記第2の層の順番で積層されており、
    総厚さが10mm以上かつ50mm以下であることを特徴とする積層吸音材。
  3. 通気性材料からなる第1の層と、前記第1の層よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第2の層と、前記第2の層よりも流れ抵抗が大きく厚さが小さい通気性材料からなる第3の層と、を有し、
    前記第1の層と前記第2の層と2つの前記第3の層とが、前記第1の層、前記第3の層、前記第2の層、前記第3の層の順番で積層されており、
    総厚さが10mm以上かつ50mm以下であることを特徴とする積層吸音材。
  4. 前記第1の層は、流れ抵抗が0.1×104Ns/m4以上かつ3.0×104Ns/m4以下で、厚さが5.0mm以上かつ45mm以下である、請求項1から3のいずれか1項に記載の積層吸音材。
  5. 前記第2の層は不織布からなり、流れ抵抗が2.0×105Ns/m4以上かつ7.0×105Ns/m4以下で、厚さが2.0mm以上かつ5.0mm以下である、請求項1から4のいずれか1項に記載の積層吸音材。
  6. 前記第3の層は織布からなり、流れ抵抗が1.0×106Ns/m4以上かつ6.0×106Ns/m4以下で、厚さが0.1mm以上かつ1.0mm以下である、請求項1から5のいずれか1項に記載の積層吸音材。
  7. 前記第3の層は綾織り生地(ツイル生地)、平織り生地、または繻子織り生地からなる、請求項1から6のいずれか1項に記載の積層吸音材。
  8. 前記第2の層はメルトブローン不織布、またはメルトブローン不織布と該メルトブローン不織布を挟み込む1対のスパンボンド不織布とからなる多層構造体からなる、請求項1から7のいずれか1項に記載の積層吸音材。
  9. 前記第1の層は多孔質体からなる、請求項1から8のいずれか1項に記載の積層吸音材。
  10. 音源が存在する室内の壁面の少なくとも一部を覆い、前記第1の層が前記壁面側に位置して前記壁面に接するとともに、前記第2の層または前記第3の層が前記音源側を向くように配置されている、請求項1から9のいずれか1項に記載の積層吸音材。
  11. 前記第1の層と前記第2の層と1つまたは2つの前記第3の層とに加えて、防炎処理または難燃処理または不燃処理が施されている第4の層が積層されており、
    積層方向において、一方の端部に前記第1の層が位置し、他方の端部に前記第4の層が位置し、前記第1の層と前記第4の層との間に前記第2の層と1つまたは2つの前記第3の層とが位置する、請求項1から9のいずれか1項に記載の積層吸音材。
  12. 音源が存在する室内の壁面の少なくとも一部を覆い、前記第1の層が前記壁面側に位置して前記壁面に接するとともに、前記第4の層が前記音源側を向くように配置されている、請求項11に記載の積層吸音材。
  13. 前記第1の層と前記第2の層と1つまたは2つの前記第3の層とに加えて、防炎処理または難燃処理または不燃処理が施されている2つの第4の層が積層されており、
    積層方向において、両端部にそれぞれ前記第4の層が位置し、2つの前記第4の層の間に、前記第1の層と前記第2の層と1つまたは2つの前記第3の層とが位置する、請求項1から9のいずれか1項に記載の積層吸音材。
  14. 音源が存在する室内の壁面の少なくとも一部を覆い、前記第1の層に接する前記第4の層が前記壁面側に位置して前記壁面に接するとともに、前記第2の層または前記第3の層に接する前記第4の層が前記音源側を向くように配置されている、請求項13に記載の積層吸音材。
  15. 前記第4の層は織布または不織布からなり、流れ抵抗が1.0×104Ns/m4以上かつ6.0×106Ns/m4以下で、厚さが0.1mm以上かつ1.0mm以下である、請求項11から14のいずれか1項に記載の積層吸音材。
  16. 前記第4の層は綾織り生地(ツイル生地)、平織り生地、または繻子織り生地からなる、請求項15に記載の積層吸音材。
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