JP2011184693A5

JP2011184693A5 - 高分子材料、ならびに高分子材料を含む複合材料、高分子材料からなる部品、およびそれらの製造方法

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Publication number: JP2011184693A5
Application number: JP2011088076A
Authority: JP
Filing date: 2011-04-12
Publication date: 2013-01-24
Anticipated expiration: 2024-09-27

Description

本発明の１つの態様によれば、容器内に封入された高分子材料が提供され、この高分子材料は、０．１０ｋＮｓｍ ^−２〜０．１２ｋＮｓｍ ^−２の溶融粘度（ＭＶ）を有し、かつ、少なくとも１０％の結晶化度を有するポリエーテルエーテルケトンからなる。

Claims

容器内に封入された高分子材料であって、
０．５×３．１７５ｍｍのタングステンカーバイドダイを用い、４００℃、１０００ｓ ^−１の剪断速度で稼動するキャピラリーレオメトリーを用いて測定して、０．１０ｋＮｓｍ ^−２〜０．１２ｋＮｓｍ^−２の溶融粘度（ＭＶ）を有し、且つ少なくとも１０％の結晶化度を有するポリエーテルエーテルケトンからなる高分子材料。
０．１０ｋＮｓｍ ^−２〜０．１１ｋＮｓｍ^−２の溶融粘度を有する、請求項１に記載の高分子材料。
ＡＳＴＭＤ７９０に従って測定して、少なくとも８０ＭＰａの引張強度を有する、請求項１または２に記載の高分子材料。
ＡＳＴＭＤ７９０に従って測定して、少なくとも１４５ＭＰａの曲げ強度を有する、請求項１から３のいずれか１項に記載の高分子材料。
ＡＳＴＭＤ７９０に従って測定して、少なくとも３．５ＧＰａの曲げ弾性率を有する、請求項１から４のいずれか１項に記載の高分子材料。
３０％を超える結晶化度を有する、請求項１から５のいずれか１項に記載の高分子材料。
ガラス転移温度（Ｔ_ｇ）が少なくとも１４０℃である、請求項１から６のいずれか１項に記載の高分子材料。
粉末状または粒状である、請求項１から７のいずれか１項に記載の高分子材料。
容器内に少なくとも１ｋｇ封入された請求項１から８のいずれか１項に記載の高分子材料。
少なくとも一部が請求項１から９のいずれか１項に記載の高分子材料からなる材料であって、容器内に少なくとも１ｋｇ封入された材料。
請求項１から９のいずれか１項に記載の高分子材料と、充填材とを含む複合材料。
前記充填材は、繊維充填材および非繊維充填材のいずれかを含む、請求項１１に記載の複合材料。
前記充填材は、ガラス繊維、炭素繊維、カーボンブラックおよびフルオロカーボン樹脂から選択される１種以上の充填材を含む、請求項１１または１２に記載の複合材料。
４０〜６５重量％の高分子材料と、３５〜６０重量％の充填材とを含む、請求項１１から１３のいずれか１項に記載の複合材料。
４０〜６０重量％の高分子材料と、４０〜６０重量％の充填材とを含む、請求項１４に記載の複合材料。
粒状の形態を有する、請求項１１から１５のいずれか１項に記載の複合材料。
複合材料の製造法であって、
（ｉ）請求項１から８のいずれか１項に記載の高分子材料を選択する工程と、
（ｉｉ）前記高分子材料を充填材と接触させて、前記複合材料を調製する工程とを含む方法。
高分子材料を押出または射出成形する工程を含む部品の製造方法であって、前記高分子材料は、
０．５×３．１７５ｍｍのタングステンカーバイドダイを用い、４００℃、１０００ｓ ^−１の剪断速度で稼動するキャピラリーレオメトリーを用いて測定して、０．１０ｋＮｓｍ ^−２〜０．１２ｋＮｓｍ^−２の溶融粘度を有し、且つ少なくとも１０％の結晶化度を有するポリエーテルエーテルケトンからなる方法。
前記高分子材料が０．１０ｋＮｓｍ ^−２〜０．１１ｋＮｓｍ ^−２の溶融粘度を有する、請求項１８に記載の方法。
前記高分子材料を含む部品製造用前駆材料を選択する工程と、押出または射出成形装置中で前駆材料をその溶融温度を超える温度に暴露する工程とを含む、請求項１８または１９に記載の方法。
厚さ３ｍｍ以下の領域を含む壁を有する部品の製造法であって、
（Ａ）０．５×３．１７５ｍｍのタングステンカーバイドダイを用い、４００℃、１０００ｓ ^−１の剪断速度で稼動するキャピラリーレオメトリーを用いて測定して、０．１０ｋＮｓｍ ^−２〜０．１２ｋＮｓｍ^−２の溶融粘度を有し、且つ少なくとも１０％の結晶化度を有するポリエーテルエーテルケトンからなる高分子材料を含む前駆材料を選択する工程と、
（Ｂ）前記前駆材料を処理して、前記部品を形成する工程とを含む方法。
前記高分子材料が０．１０ｋＮｓｍ ^−２〜０．１１ｋＮｓｍ ^−２の溶融粘度を有する、請求項２１に記載の方法。
押出または射出成形された部品であって、前記部品は、
０．５×３．１７５ｍｍのタングステンカーバイドダイを用い、４００℃、１０００ｓ ^−１の剪断速度で稼動するキャピラリーレオメトリーを用いて測定して、０．１０ｋＮｓｍ ^−２〜０．１２ｋＮｓｍ ^−２の溶融粘度を有し、且つ少なくとも１０％の結晶化度を有するポリエーテルエーテルケトンからなる高分子材料
からなる部品。
前記高分子材料が０．１０ｋＮｓｍ ^−２〜０．１１ｋＮｓｍ ^−２の溶融粘度を有する、請求項２３に記載の部品。
厚さ３ｍｍ以下の領域を含む壁を有する部品であって、前記部品は、
０．５×３．１７５ｍｍのタングステンカーバイドダイを用い、４００℃、１０００ｓ ^−１の剪断速度で稼動するキャピラリーレオメトリーを用いて測定して、０．１０ｋＮｓｍ ^−２〜０．１２ｋＮｓｍ ^−２の溶融粘度を有し、且つ少なくとも１０％の結晶化度を有するポリエーテルエーテルケトンからなる高分子材料
からなる部品。
前記高分子材料が０．１０ｋＮｓｍ ^−２〜０．１１ｋＮｓｍ ^−２の溶融粘度を有する、請求項２５に記載の部品。