JP2011183730A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス手段の退避スペースが大きくなって装置が大型化する。
【解決手段】単色の液滴を吐出する第1記録ヘッドユニット11と、異なる複数の色の液滴を吐出する第2記録ヘッドユニット12と、第1記録ヘッドユニット11に対応する第1メンテナンス手段51と、第2記録ヘッドユニット12の単色以外ヘッドユニット12A、12B、12Cに対応する複数の第2メンテナンス手段52A、52B、52Cとを備え、第1メンテナンス手段51は第1記録ヘッドユニット51に対向する対向位置と対向しない退避位置との間で移動可能であり、複数の第2メンテナンス手段52A〜52Cはそれぞれ独立して単色以外ヘッドユニット12A〜12Cに対向する対向位置と対向しない退避位置との間で移動可能であり、第2メンテナンス手段52A〜52Cは、対向位置における姿勢と異なる姿勢で退避位置にて待機する。
【選択図】図1

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出するヘッドを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置が知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる。また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を3次元的に造形して形成された像も含まれる。
このような画像形成装置(以下、単に「インクジェット記録装置」ともいう。)においては、記録ヘッドは、インクをノズルから用紙に吐出させて記録を行なう関係上、ノズルからの溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇や、インクの固化、塵埃の付着、さらには気泡の混入などにより吐出不良の状態となり、記録不良を起こすという問題を抱えていることから、記録ヘッドの性能を維持回復する維持回復機構(メンテナンス手段)を備えている。
例えば、記録ヘッドのノズルを密封するキャップ手段(キャッピング手段、キャップ部材などとも称する。)を備え、装置の非稼動時には記録ヘッドのキャッピングを行うことで、ノズル内のインクの乾燥、増粘を抑えることができるようにしている。また、一般的にインクの吐出不良を低減するために、記録ヘッドのノズルから気泡や増粘インク等を強制的に排出させるメンテナンス動作を適宜行うようにしている。このとき排出される廃インクはキャップ手段内に排出され、また、メンテナンス動作後のノズル面はブレード手段にて払拭して清浄化する。
従来の画像形成装置として、黒用ヘッドとカラー用ヘッドを備え、それぞれのヘッドを独立して維持又は回復する維持回復手段を備えるものが知られている(特許文献1)。
また、複数のインクヘッドが重なり持つように複数列配列されるヘッドユニットを有し、インク吐出面と対向する位置にそれぞれ配置され、ノズル列を密閉するキャップ部を有し、ヘッドユニットは搬送方向に沿って、それぞれが等間隔にスペースを空けて配置され、吐出時には、それぞれのスペース内にキャップ部を退避させるものが知られている(特許文献2)。
さらに、ヘッドのノズル面と接触する密閉部材を保持する保持部材を有し、保持部材は密閉部材がノズル面を密閉する密閉位置と、搬送経路より下方に収納される退避位置とを移動可能とし、保持部材は密閉部材の間で折りたたみ可能であり、密閉位置では保持部材が天延状態となり、退避位置では折りたたみ状態であるメンテナンス装置を備えるものが知られている(特許文献3)。
また、ヘッドのメンテナンスを行う少なくとも1つのメンテナンス機構と、吐出時に記録媒体が搬送される位置より上方で、かつ記録媒体の供給側又は排出側の少なくとも一方に少なくとも1つのメンテナンス機構を上下方向に積み重ねて退避させ、次に記録媒体の搬送方向に対して平行方向に移動させるメンテナンスユニットを備えているものが知られている(特許文献4)。
特開2009−202491号公報 特開2005−111939号公報 特開2008−229982号公報 特開2008−307714号公報
しかしながら、従来の画像形成装置にあっては、メンテナンス手段の姿勢がヘッドに対向する位置とヘッドに対向しない位置とで同じであることからメンテナンス手段の退避スペースが大きくなり、装置が大型化するという課題がある。
つまり、例えば液滴を下方に向けて吐出する複数の記録ヘッドと、この複数の記録ヘッドに下側から対向するキャップ手段を含む複数のメンテナンス手段とを備える場合、メンテナンス手段を水平方向移動させて退避位置に移動させる場合、複数のメンテナンス手段の媒体搬送方向の幅分の退避スペースが必要になる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、複数のメンテナンス手段の退避スペースを小さくして装置の小型化を図ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数の記録ヘッドと、
前記複数の記録ヘッドに対応する複数のメンテナンス手段と、を備え、
前記複数のメンテナンス手段は、それぞれ独立して前記記録ヘッドに対向する対向位置と前記記録ヘッドに対向しない退避位置との間で移動可能であり、
前記複数のメンテナンス手段は、前記対向位置における姿勢と異なる姿勢で前記退避位置に退避される
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、
単色の液滴を吐出する第1記録ヘッドと、
異なる複数の色の液滴を吐出する第2記録ヘッドと、
前記第1記録ヘッドに対応する第1メンテナンス手段と、
前記第2記録ヘッドに対応する複数の第2メンテナンス手段、とを備え、
前記第1メンテナンス手段は前記第1記録ヘッドに対向する対向位置と前記第1記録ヘッドに対向しない退避位置との間で移動可能であり、
前記複数の第2メンテナンス手段はそれぞれ独立して前記第2記録ヘッドに対向する対向位置と前記第2記録ヘッドに対向しない退避位置との間で移動可能であり、
前記第2メンテナンス手段は、前記対向位置における姿勢と異なる姿勢で前記退避位置に退避される
構成とした。
ここで、前記第2メンテナンス手段は、前記退避位置の姿勢が前記対向位置の姿勢から90度回転した姿勢である構成とできる。
また、前記第2メンテナンス手段の前記退避位置は前記第2記録ヘッドの側方であり、被記録媒体の搬送方向に並んで退避する構成とできる。
また、前記第1メンテナンス手段及び前記複数の第2メンテナンス手段の少なくとも1つは、ノズル面をキャッピングするキャップ手段とノズル面を払拭するブレード手段とを有している構成とできる。
また、前記第1メンテナンス手段及び前記複数の第2メンテナンス手段の少なくとも1つは、ノズル面をキャッピングするキャップ手段とノズル面を払拭するブレード手段とを有し、他は前記キャップ手段のみを有している構成とできる。
本発明に係る画像形成装置によれば、メンテナンス手段が対向位置における姿勢と異なる姿勢で退避位置に退避される構成としたので、メンテナンス手段の退避スペースを小さくすることができて、装置の小型化を図れる。
本発明に係る画像形成装置の全体構成を説明する模式的説明図である。 画像形成部の記録ヘッドユニットの平面説明図である。 同じく1つのヘッド列分のインク供給系の説明に供する模式的説明図である。 画像形成部及び搬送部の正面説明図である。 第1メンテナンス手段の平面説明図である。 同じく正面説明図である。 第2メンテナンス手段の平面説明図である。 同じく正面説明図である。 第1メンテナンス手段及び第2メンテナンス手段の移動手段(移動機構)の説明に供する平面説明図である。 同じく正面説明図である。 同画像形成装置の制御部の概要を示すブロック説明図である。 同画像形成装置におけるメンテナンス手段の動作説明に供する説明図である。 同じく回復メンテナンス動作の説明に供する説明図である。 同じく図13に続く説明図である。 モノクロ印刷時とフルカラー印刷時の動作説明に供する説明図である。 同制御部によるこの画像形成装置の全体の動作制御の説明に供するフロー図である。 図16に続くフロー図である。 同動作制御の説明に供する説明図である。 同動作制御の説明に供する説明図である。 同動作制御の説明に供する説明図である。 同動作制御の説明に供する説明図である。 同じく保湿動作制御の説明に供するフロー図である。 同じくメンテナンス動作制御の説明に供するフロー図である。 図23に続くフロー図である。 図24に続くフロー図である。 図25に続くフロー図である。 図26に続くフロー図である。 第2メンテナンス手段のキャップ手段の一例を説明する断面説明図である。 第1メンテナンス手段の移動機構の他の例の説明に供する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の概要について図1の模式的説明図を参照して説明する。
この画像形成装置は、ライン型画像形成装置であり、図1に示すように、単色の液滴を吐出する第1記録ヘッドである第1記録ヘッドユニット11及び複数色の液滴を吐出する第2記録ヘッドである第2記録ヘッドユニット12を備える画像形成部1と、画像形成部1に対向して用紙Pを搬送する搬送手段としての搬送部3と、用紙Pを搬送部3に給紙する給紙部4と、画像形成部1の第1記録ヘッド部11に対応する第1メンテナンス手段51及び第2記録ヘッド部12に対応する第2メンテナンス手段52A〜52Cと、第1メンテナンス手段51をクリーニングするクリーナ装置8などを備え、給紙部4から給紙ローラ対6で給紙した用紙Pを、搬送経路7及び搬送ローラ対71、72を通じて搬送部3に搬送し、画像が形成された用紙Pを搬送ローラ対73、74、75を経て排紙ローラ対76から図示しない排紙トレイ上に排紙する。なお、搬送経路7は全体として逆S字をなす経路としている。
次に、画像形成部1について図2及び図3を参照して説明する。なお、図2は同画像形成部の記録ヘッドユニットの平面説明図、図3は同じく1つのヘッド列分のインク供給系の説明に供する模式的説明図である。
画像形成部1の第1記録ヘッドユニット11は、図2に示すように、液滴を吐出する複数のノズル102を配列したノズル列を4列有するヘッド101を3個ずつノズル配列方向に千鳥状に2列配置した計6個のヘッド101で1ライン分のノズル列幅を形成するヘッドを有するものであり、この第1記録ヘッドユニット11は例えば黒色(ブラック;K)の液滴を吐出する。
第2記録ヘッドユニット12は、図2に示すように、液滴を吐出する複数のノズル102を配列したノズル列を4列有するヘッド101を3個ずつノズル配列方向に千鳥状に2列配置した計6個のヘッド101で1ライン分のノズル列幅を形成する2ヘッド列を3列設けている。ここで、各2つのヘッド列でそれぞれ構成される部分を第2ヘッドユニット12A、12B、12Cという。この第2記録ヘッドユニット12の第2ヘッドユニット12A、12B、12Cは、それぞれ、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の液滴を吐出する。
そして、各記録ヘッドユニット11、12は、図3に示すように、1列当たり3個のヘッド101にインクを分配する分配部材13を有し、この分配部材13にはメインタンク14からインクが補給されるサブタンク15からインクが供給される。なお、2つのヘッド列で1ライン分が構成されるので、分配部材13は各ヘッド列毎に設けられて所要の色のサブタンク15に接続されている。
これらの第1記録ヘッドユニット11及び第2記録ヘッドユニット12(両者を併せて「記録ヘッドユニット10」という。)はそれぞれ昇降可能に配設されている。
次に、搬送部3について図4を参照して説明する。なお、図4は画像形成部及び搬送部の正面説明図である。
搬送部3は、用紙Pを画像形成部1に対向して搬送する搬送ベルト31を備えている。この搬送ベルト31は、搬送駆動ローラ32と搬送従動ローラ33との間に掛け回された無端状ベルトであり、表面には複数の図示しない穴が形成されており、搬送ベルト31の内部には用紙Pを吸引するエアー吸着ファン(吸引ファン)34が配置されている。搬送駆動ローラ32は図示しないモータにより回転されることで搬送ベルト31が周回移動し、用紙Pは搬送ベルト31上に吸引ファン34により吸い付けられ、搬送ベルト31の周回移動によって搬送される。なお、用紙の吸着は吸引に限られるものではなく、静電吸着や粘着などによって保持する構成にしてもよい。
次に、第1メンテナンス手段51について図5及び図6を参照して説明する。なお、図5は第1メンテナンス手段の平面説明図、図6は同じく正面説明図である。
第1メンテナンス手段51は、ベース部材500上に、第1記録ヘッドユニット11の各ヘッド101をキャッピングするキャップ手段501と、各ヘッド101のノズル面(ノズル102が形成された面)を払拭するブレード手段502と、各キャップ手段501に接続された吸引ポンプ(吸引手段)503(図6ではベース部材500外に図示している)を有している。
ここで、1列のヘッド列に対応する3個のキャップ手段501は、共通のキャップホルダ504に保持され、キャップ手段501とキャップホルダ504との間にはスプリング505が介装され、キャップ手段501がヘッド101のノズル面に当接するとき一定量押し込まれてキャップ手段501が沈み込み、スプリング508の付勢力で確実にノズル面に当接する。また、1列のヘッド列に対応する3個のブレード手段502は、共通のブレードホルダ506に保持され、ブレード手段502は図示しない進退機構(ここでは昇降機構)によって移動し、ヘッド101のノズル面を払拭するときに矢印Y方向に上昇し、次いで第1メンテナンス手段51が矢印X方向に移動することでノズル面を払拭する。なお、各キャップホルダ504、ブレードホルダ506は、フレーム507、507間に保持されている。
この第1メンテナンス手段51のキャップ手段501は、第1記録ヘッドユニット11の各ヘッド101を保湿する保湿キャップとしての機能と、第1記録ヘッドユニット11及び第2記録ヘッドユニット12の各ヘッド101の回復動作に使用する機能を併せ持っている。
つまり、第1メンテナンス手段51のキャップ手段501は、第1記録ヘッドユニット11の各ヘッド101のノズル面に当接してヘッド101を保湿する保湿キャップとして使用する。また、キャップ手段501は、第1記録ヘッドユニット11及び第2記録ヘッドユニット12の各ヘッド101のノズル面をキャッピングした状態で吸引ポンプ503を駆動することでキャップ内を負圧にしてヘッド101のノズル102から強制的にインクを吸引排出させる吸引キャップとしても使用する。また、キャップ手段501は、ヘッド101にインクを加圧送液して強制的に加圧排出させる回復動作を行うときに排出されるインクを受ける排出キャップとしても使用することができる。さらに、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出動作をキャップ手段501に行う場合の空吐出受けとしても使用する。
次に、第2メンテナンス手段52について図7及び図8を参照して説明する。なお、図7は第2メンテナンス手段の平面説明図、図8は同じく正面説明図である。
第2メンテナンス手段52は、第2記録ヘッドユニット12の各第2ヘッドユニット12A、12B、12に対応して独立した3つの第2メンテナンス手段52A、52B、52Cから構成されている。
そして、第2メンテナンス手段52A、52B、52Cは、ベース部材500上に、第2ヘッドユニット12A〜12Cの各ヘッド101をキャッピングするキャップ手段501を有し、1列のヘッド列に対応する3個のキャップ手段501は、共通のキャップホルダ504に保持され、キャップ手段501とキャップホルダ504との間にはスプリング505が介装され、キャップ手段501がヘッド101のノズル面に当接するとき一定量押し込まれてキャップ手段501が沈み込み、スプリング508の付勢力で確実にノズル面に当接する。なお、各キャップホルダ504は、フレーム507、507間に保持されている。
この第2メンテナンス手段52A〜52Cのキャップ手段501は、第2ヘッドユニット12A〜12Cの各ヘッド101を保湿する保湿キャップとしての機能のみを有している。
また、第2メンテナンス手段52A〜52Cには、第2記録ヘッドユニット52の各第2ヘッドユニット12A〜12Cの各ヘッド101とキャップ手段501との位置だしを行うため、第2記録ヘッドユニット52側に設けられた図示しない基準穴に係合する基準ピン509が設けられている。
次に、第1メンテナンス手段51及び第2メンテナンス手段52の移動手段(移動機構)について図9及び図10を参照して説明する。なお、図9は同移動機構の説明に供する平面説明図、図10は同じく正面説明図である。
まず、被記録媒体搬送方向に沿ってガイドレール511、511が配設され、各ガイドレール511の内側にはラック512、512が配設されている。なお、ガイドレール511及びラック512は図9及び図10では図示の都合上左側部分を省略しているが、第1メンテナンス手段51が第1記録ヘッドユニット11の被記録媒体搬送方向上流側側方まで移動できるように延ばして設けられている。
そして、第1メンテナンス手段51は、ガイドレール511、511上に、ベース部材500の被記録媒体搬送方向と直交する方向の両端部に回転自在に設けられたガイドローラ513にて移動可能に載置されている。また、ガイド部材500上に配設された駆動モータ515と、ギヤ列516を介して駆動モータ515で回転駆動されるピニオン517とを有し、ピニオン517はラック512に噛み合っている。これにより、第1メンテナンス手段51は駆動モータ515を回転駆動することによってガイドレール511に沿って自走して、第1記録ヘッドユニット11に対向する対向位置と対向しない退避位置との間で移動することができる。
また、第2メンテナンス手段52A〜52Bも、第1メンテナンス手段51と同様に、ガイドレール511、511上に、ベース部材500の被記録媒体搬送方向と直交する方向の両端部に回転自在に設けられたガイドローラ513にて移動可能に載置されている。また、ガイド部材500上に配設された駆動モータ515と、ギヤ列516を介して駆動モータ515で回転駆動されるピニオン517とを有し、ピニオン517はラック512に噛み合っている。これにより、第2メンテナンス手段52A〜52Cは駆動モータ515を回転駆動することによってガイドレール511に沿ってそれぞれ独立して自走して、それぞれ第2記録ヘッドユニット12のヘッド列12A〜12Cに対向する対向位置と対向しない退避位置との間で移動することができる。
次に、第1メンテナンス手段51及び第2メンテナンス手段52の退避位置及び退避姿勢について前述した図4及び図9を参照して説明する。
第1メンテナンス手段51は水平方向移動によってヘッド101に対向する対向位置と対向しない退避位置との間で移動させ、第1メンテナンス手段51の退避位置は第1記録ヘッドユニット11の被記録媒体搬送方向上流側の側方とし、退避姿勢は対向位置の姿勢と同じとしている。
一方、第2メンテナンス手段52A〜52Cについては、図10に示すように、第2記録ヘッドユニット12の被記録媒体搬送方向下流側の側方に、ガイドレール511の一端部を立ち上げた収納ガイドレール部511A、511B、511Cを設けている。そして、この収納ガイドレール部511A、511B、511Cを第2メンテナンス手段52A〜52Cの退避位置とすることで、第2メンテナンス手段52A〜52Cの退避位置の姿勢(待機状態の姿勢)は、実線図示の対向位置の姿勢(キャップ手段501が上方を向く姿勢)と異なり、破線図示のように、対向位置の姿勢から90度回転した姿勢(キャップ手段501が被記録媒体搬送方向に沿う方向を向く姿勢)、即ち立てられた姿勢となり、かつ、3つの第2メンテナンス手段52A〜52Cは被記録媒体搬送方向に並列に並んで退避する(待機する)。
このように、第2メンテナンス手段52A〜52Cを退避位置では対向位置と異なる姿勢、例えば上述したように垂直に立てられた姿勢とすることにより、第2メンテナンス手段52A〜52Cの被記録媒体搬送方向の幅が高さよりも長いときには、第2メンテナンス手段52A〜52Cを対向位置の姿勢と同じ姿勢で退避させるよりも、被記録媒体搬送方向におけるスペースが小さくなる。また、第2メンテナンス手段52A〜52Cを積み重ねて退避させる場合よりも高さを低くすることができる。
つまり、メンテナンス手段が対向位置における姿勢と異なる姿勢で退避位置に退避される構成とすることで、メンテナンス手段の退避スペースを小さくすることができて、装置の小型化を図れる。
なお、ここでは、退避位置で垂直に立てる姿勢としているが、メンテナンス手段の高さと幅(移動方向における幅)及び確保できる退避スペースの大きさなどから、例えば斜め姿勢とすることもできる。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図11のブロック説明図を参照して説明する。
この制御部600は、この画像形成装置全体の制御を司るCPU601と、このCPU601が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM602と、画像データ等を一時的に格納するRAM603と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)604と、その他装置全体を制御するための入出力を処理するASIC605と、ホスト側とのデータ、信号の受信を行うためのホストI/F606と、画像形成部1の第1記録ヘッドユニット11及び第2記録ヘッドユニット12の各ヘッド101を駆動制御するためのヘッド駆動制御部608及びヘッドドライバ609を備えている。
また、第1記録ヘッドユニット11及び第2記録ヘッドユニット12を昇降させるヘッドユニット移動モータ610を駆動するヘッドユニット移動駆動部611と、搬送ベルト31を駆動する搬送ベルト駆動モータ612を駆動する搬送ベルト駆動部613と、吸引ファン34を駆動する吸引ファンモータ614を駆動する吸引ファン駆動部615と、第1メンテナンス手段51及び第2メンテナンス手段52A〜52Cの各駆動モータ515を駆動するメンテナンス手段移動駆動部616と、ブレード手段502の昇降モータ617を駆動するブレード昇降駆動部618と、クリーナ装置8のクリーナウエブ81を巻き取る巻取りモータ619を駆動するクリーナ装置巻取り駆動部620と、環境温度及び湿度を検出する環境センサ621などの各種検知信号を入力するためのI/O607などを備える。また、制御部500は操作パネル622との間で所要の情報の出力及び入力を行なう。
次に、この画像形成装置におけるメンテナンス手段の動作について図12ないし図15を参照して説明する。
まず、保湿動作について図12を参照して説明する。画像形成時には、図12(a)に示すように、画像形成部1の各記録ヘッドユニット11、12は、搬送ベルト31によって矢示方向(搬送方向)に搬送される用紙Pに対して所要の色の液滴を吐出して画像を形成する。
このとき、第1メンテナンス手段51は、第1記録ヘッドユニット11の搬送方向上流側の側方であって搬送部3の上方に退避して待機している。一方、複数の第2メンテナンス手段52A〜52Cは、第2記録ヘッドユニット12の搬送方向下流側の側方であって、搬送部3の上方に立てた形態で、かつ、各メンテナンス手段52A〜52Cが搬送方向に並んで退避して待機している。
この状態から印刷待機状態に移行するときには、図12(b)に示すように、各記録ヘッドユニット11、12をそれぞれ矢示A、B方向に上昇させた後、図12(c)に示すように、第1メンテナンス手段51を矢示C方向に移動させて第1記録ヘッドユニット11に対向する対向位置にし、第2メンテナンス手段52A〜52Cを順次矢示D、E、F方向に移動させて第2記録ヘッドユニット12の第2ヘッドユニット12A、12B、12Cにそれぞれ対向する対向位置にして、各記録ヘッドユニット11、12をそれぞれ矢示G、H方向に下降させ、各ヘッド101のノズル面をキャップ手段501で密閉して保湿状態にする。
次に、回復メンテナンス動作について図13及び図14を参照して説明する。
回復メンテナンス動作としては、定期的にヘッド101内から液滴をキャップ手段501内に吐出させて維持回復させる空吐出動作と、ヘッド101内のインクを強制的に排出する回復動作がある。ここでは、後者の回復動作として、キャップ手段501でヘッド101のノズル面を覆い、吸引ポンプ503を駆動してノズル102からインクを吸引排出される動作で説明するが、前述したように加圧排出方式や吸引排出と加圧排出の組合せ方式などを行なうこともできる。
まず、図13(a)に示すように、前述した図12(a)と同様な画像形成時の状態で全ての記録ヘッドユニット11,12の回復動作を指示するメンテナンス信号が入った場合、単色ヘッドメンテナンス手段51によるメンテナンス動作に移行し、第1記録ヘッドユニット11及び3つの第2ヘッドユニット12A〜12Cに対して順次回復動作を行う。第2メンテナンス手段52A〜52Cは使用しないため、退避位置に待機したままとなる。
そこで、図13(b)に示すように、各記録ヘッドユニット11、12をそれぞれ矢示A、B方向に上昇させた後、図13(c)に示すように、第1メンテナンス手段51を矢示C方向に移動させて第1記録ヘッドユニット11に対向する対向位置にし、記録ヘッドユニット11を下降させて各キャップ手段501で各ヘッド101をキャッピングして吸引ポンプ503を駆動して吸引排出を行なって回復動作を行う。
第1記録ヘッドユニット11の回復動作が終了したときには、図14(a)に示すように、第1記録ヘッドユニット11を上昇させた後、第1メンテナンス手段51を矢示D方向に移動させて第2記録ヘッドユニット12に第2ヘッドユニット12Aに対向する対向位置にし、第2記録ヘッドユニット12を下降させて、各キャップ手段501で第2ヘッドユニット12Aの各ヘッド101をキャッピングして吸引ポンプ503を駆動して吸引排出を行なって回復動作を行う。
次いで、第2記録ヘッドユニット12を一旦上昇させ、図14(b)に示すように、第1メンテナンス手段51を矢示E方向に移動させて第2記録ヘッドユニット12に第2ヘッドユニット12Bに対向する対向位置にし、第2記録ヘッドユニット12を下降させて、各キャップ手段501で第2ヘッドユニット12Bの各ヘッド101をキャッピングして吸引ポンプ503を駆動して吸引排出を行なって回復動作を行う。
次いで、第2記録ヘッドユニット12を一旦上昇させ、図14(c)に示すように、第1メンテナンス手段51を矢示F方向に移動させて第2記録ヘッドユニット12に第2ヘッドユニット12Cに対向する対向位置にし、第2記録ヘッドユニット12を下降させて、各キャップ手段501で第2ヘッドユニット12Cの各ヘッド101をキャッピングして吸引ポンプ503を駆動して吸引排出を行なって回復動作を行う。
このようにして、第1メンテナンス手段51による第1記録ヘッドユニット11及び3つの第2ヘッドユニット12A〜12Cに対する回復動作が終了したときには、画像形成に移行するときには第1メンテナンス手段51を退避位置まで戻し、第1記録ヘッドユニット11及び3つの第2ヘッドユニット12A〜12Cが所定の高さ位置まで下降して画像形成を行なう。
なお、ここでは第1記録ヘッドユニット11及び3つの第2ヘッドユニット12A〜12Cのすべての回復動作を行う例で説明しているが、特定のヘッドユニットの回復動作を行う場合には、当該特定のヘッドユニットに第1メンテナンス手段51が対向する位置まで移動させるようにすればよい。
次に、モノクロ印刷時とフルカラー印刷時の動作について図15を参照して説明する。
この画像形成装置はフルカラー印刷を行なうことができるが、例えばテキストデータなどであればモノクロ印刷で足りるので、カラー側の第2記録ヘッドユニット12を使用しないため、使用しない第2記録ヘッドユニット12のヘッド101のノズル面を外気に触れたままにしてしまうとノズル102内のインクが乾燥して不吐出となってしまい、無駄な回復動作を行ってインクを無駄に消費することになる。
そこで、まず、フルカラー印刷を行なうときには、図15(a)に示すように、画像形成部1の各記録ヘッドユニット11、12は、所定の高さ位置まで下降して、搬送ベルト31によって矢示方向(搬送方向)に搬送される用紙Pに対して所要の色の液滴を吐出してフルカラー画像を形成し、このとき、第1メンテナンス手段51は、第1記録ヘッドユニット11の搬送方向上流側の側方であって搬送部3の上方に退避して待機している。一方、複数の第2メンテナンス手段52A〜52Cは、第2記録ヘッドユニット12の搬送方向下流側の側方であって、搬送部3の上方に立てた形態で、かつ、各メンテナンス手段52A〜52Cが搬送方向に並んで退避して待機している。
また、モノクロ印刷を行なうときには、図15(b)に示すように、画像形成部1の第1記録ヘッドユニット11は、所定の高さ位置まで下降して、搬送ベルト31によって矢示方向(搬送方向)に搬送される用紙Pに対して黒色の色の液滴を吐出してモノクロ画像を形成し、このとき、第1メンテナンス手段51は、第1記録ヘッドユニット11の搬送方向上流側の側方であって搬送部3の上方に退避して待機している。
一方、第2記録ヘッドユニット12は使用しないので、複数の第2メンテナンス手段52A〜52Cが第2記録ヘッドユニット12の各第2ヘッドユニット12A〜12Cに対向する位置に移動され、各ヘッド101のノズル面をキャップ手段501でキャッピングして保湿状態にしている。これにより、使用しない第2記録ヘッドユニット12の各ヘッド101の状態で維持される。
また、モノクロ印刷状態で第1記録ヘッドユニット11の回復動作が必要になったときには、図15(c)に示すように、第1記録ヘッドユニット11を第1メンテナンス手段51で回復動作を行う一方、第2記録ヘッドユニット12も使用状態にしてコンポジットブラックでモノクロ印刷を継続する。これにより、印刷速度(生産性)を向上できる。
次に、制御部によるこの画像形成装置の全体の動作制御について図16及び図17のフロー図及び図18ないし図21の説明図を参照して説明する。なお、以下の制御フローの説明では、「第1記録ヘッドユニット11」は「ヘッドユニット11」、「第2記録ヘッドユニット12」は「ヘッドユニット12」、「第2ヘッドユニット12A〜12C」は「ヘッドユニット12A〜12C」、「第1メンテナンス手段51」は「メンテナンス手段51」、「第2メンテナンス手段52」は「メンテナンス手段52」、「メンテナンス手段52A〜52C」は「メンテナンス手段52A〜52C」とそれぞれ表記する。また、ここでは、前記図13及び図14で説明した回復動作順序と異なる例で説明する。
まず、図16を参照して、装置の電源ON時には、ヘッドユニット11及びヘッドユニット12A〜12Cの各ヘッド101は、それぞれメンテナンス手段51、52A〜52Cのキャップ手段501によってキャッピングされている(図18)。この状態で、印字信号が入力されれば、印刷条件がフルカラー印字かモノクロ印字かを判別する。
そして、フルカラー印字であるときには、前回装置を使用してから予め定めた所定時間以上経過している(放置時間が所定時間以上)か否かを判別し、所定時間以上放置されていたときにはメンテナンス信号が入り、メンテナンス動作に入る。
まず、すべてのメンテナンス手段51、52A〜52Cが退避位置に移動し、ヘッドユニット11、12A〜12Bが上昇し(図20(a))、この状態から、メンテナンス手段51がヘッドユニット12Cに対向する位置に移動して回復動作を行い(図19(b))、次いでヘッドユニット12Bに対向する位置に移動して回復動作を行い(図19(c)、次いでヘッドユニット12Aに対向する位置に移動して回復動作を行い(図19(d)、次いでヘッドユニット11に対向する位置に移動して回復動作を行い(図20(a)、メンテナンス手段51は退避位置に退避した後、ヘッドユニット11、12A〜12Cが印字位置まで下降して印字動作に入る(図20(b))。
印字終了後、次のジョブ信号(印刷データ)が入るまでに待機する待機時間が予め定めた所定時間以上になると、メンテナンス動作に入り、前述したと同様に、ヘッドユニット12C→12B→12A→11の順に回復動作を行った後、キャッピング信号を受けて、ヘッドユニット11、12A〜12Cの各ヘッド101をメンテナンス手段51、52A〜52Cのキャップ手段501で保湿のためにキャッピングする(図18の状態)。
また、待機時間が所定時間未満のうちに次の印字信号が入れば、そのまま印字動作に移る。キャッピング後に次の印字信号が入らず装置使用が終了するときには電源OFFとなる。
次に、印刷条件がモノクロ印字であるときには、図17を参照して、前回装置を使用してから予め定めた所定時間以上経過している(放置時間が所定時間以上)か否かを判別し、所定時間以上放置されていたときにはメンテナンス信号が入り、メンテナンス動作に入る。
まず、メンテナンス手段51でヘッドユニット11の回復動作を行った後、メンテナンス手段11が退避位置に移動し(図21(a))、ヘッドユニット11が下降して印字動作に入る(図21(b))。
印字終了後、次のジョブ信号(印刷データ)が入るまでに待機する待機時間が予め定めた所定時間以上になると、メンテナンス動作に入り、前述したと同様に、ヘッドユニット11の回復動作を行った後、キャッピング信号を受けて、ヘッドユニット11の各ヘッド101をメンテナンス手段51のキャップ手段501で保湿のためにキャッピングする(図19の状態)。
また、待機時間が所定時間未満のうちに次の印字信号が入れば、そのまま印字動作に移る。キャッピング後に次の印字信号が入らず装置使用が終了するときには電源OFFとなる。
なお、このモノクロ印刷時にはメンテナンス手段52A〜52Cはヘッドユニット12A〜12Cを保湿のためにキャッピングした状態に維持される。
次に、印字状態から保湿信号が入力されたときの動作制御について図22のフロー図を参照して説明する。
まず、ヘッドユニット11を上昇し、ヘッドユニット12を上昇させる。そして、メンテナンス手段51のモータ515(モータM1と表記する)を駆動して、メンテナンス手段51をヘッドユニット11のキャッピング位置に移動したときにモータM1の駆動を停止する。
次いで、メンテナンス手段52Aのモータ515(モータM2と表記する)を駆動して、メンテナンス手段52Aをヘッドユニット12Aのキャッピング位置に移動したときにモータM2の駆動を停止する。その後、メンテナンス手段52Bのモータ515(モータM3と表記する)を駆動して、メンテナンス手段52Bをヘッドユニット12Bのキャッピング位置に移動したときにモータM3の駆動を停止する。その後、メンテナンス手段52Cのモータ515(モータM4と表記する)を駆動して、メンテナンス手段52Cをヘッドユニット12Cのキャッピング位置に移動したときにモータM4の駆動を停止する。
そして、ヘッドユニット11を下降し、ヘッドユニット12を下降して、キャッピングを行なう。
次に、回復動作(メンテナンス)の制御について図23ないし図27のフロー図を参照して説明する。
まず、図23を参照して、ヘッドユニット11を上昇させ、ヘッドユニット12を上昇させる。そして、メンテナンス手段52Cのモータ515(モータM4)を駆動して、メンテナンス手段52Cを退避位置に退避させてモータM4を停止し、メンテナンス手段52Bのモータ515(モータM3)を駆動して、メンテナンス手段52Bを退避位置に退避させてモータM3を停止し、メンテナンス手段52Aのモータ515(モータM2)を駆動して、メンテナンス手段52Aを退避位置に退避させてモータM2を停止する。
このようにして、メンテナンス手段52C、52B、52Aを順次退避位置へ移動させる。
その後、図24を参照して、メンテナンス手段51のモータ515(モータM1)を駆動して、メンテナンス手段51をヘッドユニット12Cのメンテナンス位置に移動させてモータM1を停止し、ヘッドユニット12を下降させてヘッドユニット12Cの各ヘッド101からインクを排出させ、吸引ポンプ503を一定時間作動させた後、ブレード手段502を上昇させ、メンテナンス手段51を移動させてノズル面をワイピングしてブレード手段502を下降させ、ヘッドユニット12を上昇させる。
次いで、図25を参照して、メンテナンス手段51のモータ515(モータM1)を駆動して、メンテナンス手段51をヘッドユニット12Bのメンテナンス位置に移動させてモータM1を停止し、ヘッドユニット12を下降させてヘッドユニット12Bの各ヘッド101からインクを排出させ、吸引ポンプ503を一定時間作動させた後、ブレード手段502を上昇させ、メンテナンス手段51を移動させてノズル面をワイピングしてブレード手段502を下降させ、ヘッドユニット12を上昇させる。
次いで、図26を参照して、メンテナンス手段51のモータ515(モータM1)を駆動して、メンテナンス手段51をヘッドユニット12Aのメンテナンス位置に移動させてモータM1を停止し、ヘッドユニット12を下降させてヘッドユニット12Aの各ヘッド101からインクを排出させ、吸引ポンプ503を一定時間作動させた後、ブレード手段502を上昇させ、メンテナンス手段51を移動させてノズル面をワイピングしてブレード手段502を下降させ、ヘッドユニット12を上昇させる。
次いで、図27を参照して、メンテナンス手段51のモータ515(モータM1)を駆動して、メンテナンス手段51をヘッドユニット11のメンテナンス位置に移動させてモータM1を停止し、ヘッドユニット11を下降させてヘッドユニット11の各ヘッド101からインクを排出させ、吸引ポンプ503を一定時間作動させた後、ブレード手段502を上昇させ、メンテナンス手段51を移動させてノズル面をワイピングしてブレード手段502を下降させ、ヘッドユニット12を上昇させる。
その後、メンテナンス手段51のモータ515(モータM1)を駆動して、メンテナンス手段51を退避位置に移動する。
次に、第2メンテナンス手段52A〜52Cのキャップ手段501について図28を参照して説明する。
前述したように、第2メンテナンス手段52A〜52Cはキャップ手段51を横向きにして退避位置で待機する。そのため、図27に示すように、キャップ手段51の退避位置で下側になる面に、底部から開口部501a側に向かって立ち上がるように傾斜する垂れ防止部501bを設け、また、垂れ防止部501bと反対側の壁面に大気連通穴501cを設け、底部には吸収部材501dを配設している。
これにより、図28(a)に示すキャップ状態(対向位置での状態)から図28(b)に示すように待機状態になったときに、キャップ手段501内に排出されたインク700が開口部501aから流れ出すことを防止できる。
次に、第1メンテナンス手段の移動機構の他の例について図29を参照して説明する。
ここでは、第1メンテナンス手段51は、駆動プーリ801と従動プーリ802に架け回されたタイミングベルト503にスライダ504にて連結され、駆動プーリ501は駆動モータ810からモータプーリ811との間に架け回されたタイミングベルト812を介して回転駆動される構成としている。なお、ここでは、メンテナンス手段51に、メンテナンス手段52A〜52Cと同様な位置決めピン509を設けてヘッドユニット11との間の位置決めを行うようにしている。
1 画像形成部
3 搬送部
4 給紙部
7 搬送経路
10 記録ヘッドユニット
11 第1記録ヘッドユニット
12 第2記録ヘッドユニット
12A、12B、12C 第2ヘッドユニット
51 第1メンテナンス手段
52、52A、52B、52C 第2メンテナンス手段
511 ガイドレール
511A、511B、511C 収納ガイドレール部

Claims (6)

  1. 液滴を吐出する複数の記録ヘッドと、
    前記複数の記録ヘッドに対応する複数のメンテナンス手段と、を備え、
    前記複数のメンテナンス手段は、それぞれ独立して前記記録ヘッドに対向する対向位置と前記記録ヘッドに対向しない退避位置との間で移動可能であり、
    前記複数のメンテナンス手段は、前記対向位置における姿勢と異なる姿勢で前記退避位置に退避される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 単色の液滴を吐出する第1記録ヘッドと、
    異なる複数の色の液滴を吐出する第2記録ヘッドと、
    前記第1記録ヘッドに対応する第1メンテナンス手段と、
    前記第2記録ヘッドに対応する複数の第2メンテナンス手段、とを備え、
    前記第1メンテナンス手段は前記第1記録ヘッドに対向する対向位置と前記第1記録ヘッドに対向しない退避位置との間で移動可能であり、
    前記複数の第2メンテナンス手段はそれぞれ独立して前記第2記録ヘッドに対向する対向位置と前記第2記録ヘッドに対向しない退避位置との間で移動可能であり、
    前記第2メンテナンス手段は、前記対向位置における姿勢と異なる姿勢で前記退避位置に退避される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記第2メンテナンス手段は、前記退避位置の姿勢が前記対向位置の姿勢から90度回転した姿勢であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2メンテナンス手段の前記退避位置は前記第2記録ヘッドの側方であり、被記録媒体の搬送方向に並んで退避することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1メンテナンス手段及び前記複数の第2メンテナンス手段の少なくとも1つは、ノズル面をキャッピングするキャップ手段とノズル面を払拭するブレード手段とを有していることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第1メンテナンス手段及び前記複数の第2メンテナンス手段の少なくとも1つは、ノズル面をキャッピングするキャップ手段とノズル面を払拭するブレード手段とを有し、他は前記キャップ手段のみを有していることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
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