JP2010214780A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクを吐出する複数の記録ヘッド16が複数列配置された上下方向に移動可能なヘッド部15を有し、該ヘッド部15の全ての記録ヘッド16に対応して設けられ、記録媒体搬送方向に沿って移動可能な複数のキャップ手段を有するメンテナンス装置20を設け、メンテナンス装置20のキャップ手段は上下方向において移動できないように固定された第1キャップ手段21a〜21dと、第1キャップ手段21a〜21dに隣接して配置され、少なくとも記録ヘッド16の1列分に対応して設けられた第2キャップ手段21e,21fとを有するとともに、第2キャップ手段21e,21fのキャップ面の位置は、第1キャップ手段21a〜21dのキャップ面の位置より記録ヘッド16に近づいた位置に位置される。
【選択図】図6
Description
さらに、本発明は、前記第2キャップ手段が、前記第1キャップ手段よりも前記記録ヘッドに近づいた位置に移動可能に設けられていると有利である。
さらにまた、本発明は、前記第1キャップ手段と前記第2キャップ手段が全て吸引キャップであると有利である。
図1は、本発明が適用される画像形成装置の概略全体側面図、図2はその概略全体平面図であり、ここに示した画像形成装置はノズルから液滴を吐出する記録ヘッドが記録媒体のほぼ全幅にわたりライン構成をしたライン型画像形成装置である。
図1は、記録ヘッド16からインクを吐出する画像形成時の状態を示している。ヘッド部15には図示していないヘッド部上下移動手段が設けられ、記録媒体Pの面に対して鉛直方向である矢印B−B’方向に移動可能であり、印字時では搬送部8上に記録媒体Pに対してヘッド部15の記録ヘッド16のノズル面がその隙間およそ1mmほどに位置に保持されている。このとき、メンテナンス装置20はヘッド部15の図1ににおいて左脇の搬送部8上に位置し、この位置がメンテナンス装置20の退避位置となる。
図5に示す画像形成装置は、上記した装置とメンテナンス装置20がキャップ手段の構成が異なるだけで他の構成はほぼ同様である。ここに示したメンテナンス装置20は上記したキャップ手段21a〜21dを第1キャップ手段とすると、キャップ手段21e,21fの第2キャップ手段を備えている。この第2キャップ手段21e,21fの構成は、記録ヘッド16が記録媒体Pの幅にわたって配置され、第1キャップ手段21a〜21dの記録媒体P搬送方向Aの上流側に隣接して配置されている。そして、第2キャップ手段21e,21fは記録ヘッド2列分に対応して設けられ、第1キャップ手段21a〜21dと第2キャップ手段21e,21fは同じメンテナンス装置20のベースに支持されており、一緒に上記した矢印A−A’方向にスライド移動可能となっている。
図9(a),(b)において、キャップ手段21の5個キャップ22の下部には廃棄されるインクを1つにまとめる流路部材23が配管され、流路部材23は図示していない吸引ポンプが接続されていて、ノズル内のインクが流路部材23を介して吸引されて廃棄される。キャップ手段21は5個のキャップ22が一緒に上下移動できるように、支軸25を介してメンテナンス装置20の側板24に上下移動可能に装着されている。側板24のそれぞれ外側には支軸25が着座するカム26が配置され、このカム26が回転すると、支軸25がカムピンとなってキャップ22が高さHだけ上昇し、カム26の上死点の位置において、記録ヘッド16のノズル面にキャップ22が当接する構成となっている。
図12(a),(b)において、第2キャップ手段21eにはキャップ22を5個並べた状態を1つにしたフレーム29において、カム26により持ち上げられ高さHだけ高くなる。カム26から一方側にカム軸26aが突き出し、これにカムプーリ35が固定されている。隣に並べられた第2キャップ手段21fのフレーム29のカムプーリ35同士がタイミングベルト36によって掛け渡され、一方の第2キャップ手段21eよりカムプーリ35を介してモータプーリ37へとタイミングベルト39によって掛け渡されている。モータプーリ37にはモータ38が接続され、モータ38の回転によりカム26が回りキャップ22が上下移動可能となる。このモータ38はステッピングモータを使用しパルス制御によって回転角を微小量から制御することが可能である。ここではカム26の位相を同期させキャップ上死点タイミングを同じにしているが、位相をずらしてキャップ上死点タイミングをずらしても構わない。例えば、上死点位置をずらして記録ヘッド16における1ラインのみをメンテナンスすることも可能となる。上死点が同時となるタイミングがあれば問題はない。
全記録ヘッドをメンテナンスする信号が入った場合には、まず記録ヘッドa、b列を対象にメンテナンスを実施するため、第1キャップは記録ヘッドa、bに対向配置するように移動しキャップは記録ヘッドのノズル面に当接し、メンテナンスが実行される。記録ヘッドa、bの所要のメンテナンスが完了したならば、記録ヘッド部が上昇する。次に、第1キャップ手段が記録ヘッドc、dに対向配置するようにメンテナンス装置が排紙側に移動し、記録ヘッド部が下降し、記録ヘッドc、dのノズル面が第1キャップと当接し記録ヘッドc、dの所要のメンテナンスが実行される。これで全記録ヘッドのメンテナンスが実行されたわけで、記録ヘッド部が上昇し、メンテナンス装置は所定の退避位置へ移動し、次の指示を待つこととなる。
16a、16b、16c、16d 記録ヘッド
20 メンテナンス装置
21a、21b、21c、21d 第1キャップ手段
21e、21f 第2キャップ手段
22 キャップ
Claims (7)
- 記録媒体の幅にわたって配置され、液滴を吐出する複数の記録ヘッドが、記録媒体搬送方向に複数列配置され、上下方向に移動可能なヘッド部を有する画像形成装置において、
前記ヘッド部の全ての記録ヘッドに対応して設けられ、記録媒体搬送方向に沿って移動可能な複数のキャップ手段を有するメンテナンス装置を設け、
該メンテナンス装置のキャップ手段は上下方向において移動できないように固定された第1キャップ手段と、前記第1キャップ手段に隣接して配置され、少なくとも前記記録ヘッドの1列分に対応して設けられた第2キャップ手段とを有するとともに、該第2キャップ手段のキャップ面の位置は、前記第1キャップ手段のキャップ面の位置より前記記録ヘッドに近づいた位置に位置されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、前記第2キャップ手段が、前記第1キャップ手段よりも前記記録ヘッドに近づいた位置に固定されていることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1に記載の画像形成装置において、前記第2キャップ手段が、前記第1キャップ手段よりも前記記録ヘッドに近づいた位置に移動可能に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし3の何れかに記載の画像形成装置において、印字時に前記メンテナンス装置が記録媒体搬送方向下流側に退避される装置では、前記第2キャップ手段が前記第1キャップ手段に対して記録媒体搬送方向上流側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし4の何れかに記載の画像形成装置において、前記第1キャップ手段及び前記第2キャップ手段の少なくともいずれかに1列分に前記記録ヘッドの吐出面を払拭するワイパー手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし5の何れかに記載の画像形成装置において、前記第1キャップ手段は全て保湿専用キャップで、前記第2キャップ手段は吸引キャップであることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし5の何れかに記載の画像形成装置において、前記第1キャップ手段と前記第2キャップ手段が全て吸引キャップであることを特徴とする画像形成装置。
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