JP2011174108A - 冷却装置及びその冷却装置を備えた基板処理装置 - Google Patents

冷却装置及びその冷却装置を備えた基板処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 加熱された被処理体を、この被処理体が反ることを抑制しつつ冷却することが可能な冷却装置を提供すること。
【解決手段】 下部冷却部材101と、下部冷却部材101の上方に設けられた上部冷却部材102と、加熱された被処理体Wを、下部冷却部材101と上部冷却部材102との間で昇降させる被処理体昇降機構103と、を具備し、被処理体Wと下部冷却部材101との間隔d1と、被処理体Wと上部冷却部材102との間隔d2とを互いに等しくしながら、被処理体Wを下部冷却部材101に近づける。
【選択図】図3

Description

この発明は、冷却装置及びその冷却装置を備えた基板処理装置に関する。
半導体デバイスの製造工程においては、被処理体である半導体ウエハ(以下、単にウエハと記す)に対し、成膜処理やエッチング処理等の処理が真空の圧力下で行われる。このような真空処理を行う成膜装置やエッチング装置では、大気中に置かれているウエハカセットからウエハを真空中へ搬送するために、大気圧と真空処理の圧力との間で圧力変換を行わなければならない。現状では、この圧力変換を、ウエハカセットと成膜装置やエッチング装置との間にロードロック室を設け、圧力変換をロードロック室において行っている。
ところで、成膜処理やエッチング処理等は、真空処理の圧力、かつ、高い温度を伴う処理である。成膜装置やエッチング装置から搬出されたウエハは、例えば500℃程度の高温状態となっている。高温状態のウエハを大気に曝露するとウエハが酸化されたり、高温状態のウエハをウエハカセットに戻すと、樹脂製であるウエハカセットが溶けたりする等の不都合が生じる。
このような不都合を回避するためには、ウエハを、不都合が生じない温度に下がるまで待てば良い。しかしながら、ウエハの温度が下がるのを待っていると、スループットが低下する。このため、特許文献1に記載されるように、ロードロック室に、ウエハを冷却する冷却機構を有するクーリングプレートを設け、真空処理の圧力から大気圧に戻す間に、ウエハを冷却することが行われている(特許文献1)。
また、特許文献2には、上下に冷却部材を有し、これら冷却部材の間に冷却キャビティを形成し、この冷却キャビティ内にウエハを収容してウエハを冷却する冷却装置が記載されている。
特開2009−182235号公報 特開平10−107126号公報
しかし、ウエハは、表面は輻射による放熱のみで冷却されるが、裏面は輻射による放熱に加え、冷却ガスによる熱伝達による冷却が加わる。このため、ウエハの表裏に大きな温度差が生じ、この温度差に起因してウエハが反ってしまう、という事情がある。
この発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、加熱された被処理体を、この被処理体が反ることを抑制しつつ冷却することが可能な冷却装置、及びその冷却装置を備えた基板処理装置を提供する。
上記課題を解決するため、この発明の第1の態様に係る基板処理装置は、外部との間で被処理体を搬入出する搬入出部と、前記被処理体に処理を施す処理部と、前記搬入出部と前記処理部との間で前記被処理体を搬入出するロードロック部と、を備えた基板処理装置であって、前記ロードロック部が、加熱された前記被処理体を冷却する冷却装置を備え、前記冷却装置が、下部冷却部材と、前記下部冷却部材の上方に設けられた上部冷却部材と、前記加熱された被処理体を、前記下部冷却部材と前記上部冷却部材との間で昇降させる被処理体昇降機構と、を具備し、前記被処理体と前記下部冷却部材との間隔と、前記被処理体と前記上部冷却部材との間隔とを互いに等しくしながら、前記被処理体を前記下部冷却部材に近づけるように構成されている。
この発明の第2の態様に係る基板処理装置は、外部との間で被処理体を搬入出する搬入出部と、前記被処理体に処理を施す処理部と、前記搬入出部と前記処理部との間で前記被処理体を搬入出するロードロック部と、を備えた基板処理装置であって、前記ロードロック部が、加熱された前記被処理体を冷却する冷却装置を備え、前記冷却装置が、下部冷却部材と、前記下部冷却部材の上方に設けられた上部冷却部材と、前記加熱された被処理体を、前記下部冷却部材と前記上部冷却部材との間で昇降させる被処理体昇降機構と、を具備し、前記被処理体が前記下部冷却部材に向かって放熱する熱量と、前記被処理体が前記上部冷却部材に向かって放熱する熱量とを互いに等しくしながら、前記被処理体を前記下部冷却部材に近づけるように構成されている。
この発明の第3の態様に係る冷却装置は、加熱された被処理体を冷却する冷却装置であって、下部冷却部材と、前記下部冷却部材の上方に設けられた上部冷却部材と、前記加熱された被処理体を、前記下部冷却部材と前記上部冷却部材との間で昇降させる被処理体昇降機構と、を具備し、前記被処理体と前記下部冷却部材との間隔と、前記被処理体と前記上部冷却部材との間隔とを互いに等しくしながら、前記被処理体を前記下部冷却部材に近づけるように構成されている。
この発明の第4の態様に係る冷却装置は、加熱された被処理体を冷却する冷却装置であって、下部冷却部材と、前記下部冷却部材の上方に設けられた上部冷却部材と、
前記加熱された被処理体を、前記下部冷却部材と前記上部冷却部材との間で昇降させる被処理体昇降機構と、を具備し、前記被処理体が前記下部冷却部材に向かって放熱する熱量と、前記被処理体が前記上部冷却部材に向かって放熱する熱量とを互いに等しくしながら、前記被処理体を前記下部冷却部材に近づけるように構成されている。
この発明によれば、加熱された被処理体を、この被処理体が反ることを抑制しつつ冷却することが可能な冷却装置、及びその冷却装置を備えた基板処理装置を提供できる。
この発明の一実施形態に係る冷却装置を備えた被処理体処理装置の一例を概略的に示す平面図 この発明の一実施形態に係る冷却装置が配置されたロードロック室の一例を概略的に示す断面図 この発明の一実施形態に係る冷却装置の動作の一例を示す側面図 この発明の一実施形態の変形例に係る冷却装置が配置されたロードロック室の一例を概略的に示す断面図
以下、この発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。なお、全図にわたり、共通の部分には共通の参照符号を付す。
図1は、この発明の一の実施形態に係る冷却装置を備えた被処理体処理装置の一例を概略的に示す平面図である。本例では、被処理体処理装置の一例として、被処理体として半導体ウエハを取り扱うマルチチャンバ(クラスタツール)型の半導体製造装置を例示する。
図1に示すように、半導体製造装置1は、半導体製造装置1の外部との間で被処理体である半導体ウエハ(以下ウエハ)Wを搬入出する搬入出部2と、ウエハWに処理を施す処理部3と、搬入出部2と処理部3との間でウエハWを搬入出するロードロック部4と、半導体製造装置1aを制御する制御部5とを備えている。
搬入出部2は、搬入出室21を備えている。搬入出室21は、内部を大気圧、又はほぼ大気圧、例えば、外部の大気圧に対してわずかに陽圧に調圧可能である。搬入出室21の平面形状は、本例では、長辺と、この長辺に直交する短辺とを有した矩形である。矩形の長辺の一辺は上記処理部3に上記ロードロック部4を介して相対する。長辺の他の一辺には、ウエハWが収容された、又は空のキャリアCが取り付けられるロードポート22が備えられている。本例では、三つのロードポート22a〜22cが備えられている。ロードポート22の数は三つに限られるものではなく、数は任意である。ロードポート22a〜22cには各々、図示せぬシャッターが設けられている。キャリアCがロードポート22a〜22cのいずれかに取り付けられると、シャッターが外れる。これにより、外気の侵入を防止しつつ、キャリアCの内部と搬入出室21の内部とが連通される。矩形の短辺の位置には、キャリアCから取り出されたウエハWの向きを合わせるオリエンタ23が備えられている。
処理部3は、搬送室31と、ウエハWに処理を施す複数の処理室32とを備えている。本例では、一つの搬送室31と、一つの搬送室31の周囲に設けられた四つの処理室32a〜32dとを備えている。処理室32a〜32dはそれぞれ、内部を所定の真空度に減圧可能な真空容器として構成され、内部では、成膜又はエッチングといった処理が行われる。処理室32a〜32dはそれぞれゲートバルブG1〜G4を介して搬送室31に接続される。
ロードロック部4は、複数のロードロック室41を備えている。本例では、一つの搬送室31の周囲に設けられた二つのロードロック室41a及び41bを備えている。ロードロック室41a及び41bはそれぞれ、内部を所定の真空度に減圧可能な真空容器として構成されるとともに、上記所定の真空度と、大気圧又はほぼ大気圧との間で圧力変換可能に構成されている。これにより、ウエハWの周囲の環境が搬送室31の内部の環境に変換される。ロードロック室41a及び41bはそれぞれゲートバルブG5、G6を介して搬送室31に接続されるとともに、ゲートバルブG7、G8を介して搬入出室21に接続される。また、ロードロック室41a、41bの内部には、この発明の一実施形態に係る冷却装置42が備えられている。冷却装置42は、処理室32a〜32dのいずれかで加熱されたウエハWを冷却する。冷却装置42の具体的な構成の一例は後述する。
搬入出室21の内部には、搬入出装置24が配置されている。搬入出装置24は、キャリアCと搬入出室21との相互間でのウエハWの搬入出、搬入出室21とオリエンタ23との相互間でのウエハWの搬入出、及び搬入出室21とロードロック室41a、41bとの相互間でのウエハWの搬入出を行う。搬入出装置24は、複数の多関節アーム25を有し、搬入出室21の長辺方向に沿って延びるレール26上を走行可能に構成される。本例では、二つの多関節アーム25a及び25bを有する。多関節アーム25a、25bの先端には、ハンド27a及び27bが取り付けられている。ウエハWを処理部3へ搬入する際、ウエハWはハンド27a又は27bに載せられてキャリアCから搬出され、オリエンタ23へ搬入される。次いで、ウエハWがオリエンタ23において向きが調節された後、ウエハWは、ハンド27a又は27bに載せられてオリエンタ23から搬出され、ロードロック室41a又は41bへ搬入される。反対に、ウエハWを処理部3から搬出する際、ウエハWはハンド27a又は27bに載せられてロードロック室41a又は41bから搬出され、キャリアCへ搬入される。
搬送室31の内部には、搬送装置33が配置されている。搬送装置33は、複数のロードロック室41a、41bと搬送室31との相互間でのウエハWの搬入出、搬送室31と複数の処理室32a〜32dとの相互間での搬入出を行う。搬送装置33は、本例では、搬送室31のほぼ中央に配置される。搬送装置33は、伸縮可能、かつ、回転可能な複数のトランスファアーム34を有する。本例では、二つのトランスファアーム34a及び34bを有する。トランスファアーム34a及び34bの先端には、ピック35a及び35bが取り付けられている。ウエハWは、ピック35a又は35bに保持され、複数のロードロック室41a、41bと搬送室31との相互間でのウエハWの搬入出、及び搬送室31と複数の処理室32a〜32dとの相互間でのウエハWの搬入出が行われる。
制御部5は、プロセスコントローラ51、ユーザーインターフェース52、及び記憶部53を含んで構成される。プロセスコントローラ51は、マイクロプロセッサ(コンピュータ)からなる。ユーザーインターフェース52は、オペレータが半導体製造装置1aを管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、半導体製造装置1aの稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等を含む。記憶部53は、半導体製造装置1aにおいて実施される処理を、プロセスコントローラ51の制御にて実現するための制御プログラム、各種データ、及び処理条件に応じて半導体製造装置1aに処理を実行させるためのレシピが格納される。レシピは、記憶部53の中の記憶媒体に記憶される。記憶媒体はコンピュータ読み取り可能なもので、例えば、ハードディスクであっても良いし、CD−ROM、DVD、フラッシュメモリ等の可搬性のものであってもよい。また、他の装置から、例えば、専用回線を介してレシピを適宜伝送させるようにしてもよい。任意のレシピはユーザーインターフェース52からの指示等にて記憶部53から呼び出され、プロセスコントローラ51において実行されることで、プロセスコントローラ51の制御のもと、半導体製造装置1aにおいてウエハWに対する処理が実施される。
図2は、この発明の一実施形態に係る冷却装置42が配置されたロードロック室41(41a又は41b)の一例を概略的に示す断面図である。
図2に示すように、ロードロック室41(41a又は41b)は、内部の圧力を、真空処理の圧力と大気圧との間で変換することが可能な真空容器として構成される。このため、ロードロック室41(41a又は41b)は、ガス排気口43を介して内部を排気する排気装置44、及びガス供給口45を介して内部に冷却ガスや大気を供給するガス供給装置46に接続されている。冷却ガスの例としては、窒素(N)ガスやヘリウム(He)ガスを挙げることができる。
この発明の一実施形態に係る冷却装置42はロードロック室41(41a又は41b)の内部に配置される。
冷却装置42は、下部冷却部材101と、下部冷却部材101の上方に設けられた上部冷却部材102と、加熱されたウエハWを、下部冷却部材101と上部冷却部材102との間で昇降させる被処理体昇降機構103と、を具備する。
本例の下部冷却部材101は、内部に冷却機構104aを備え、ウエハWを接触又は近接させた状態で冷却するクーリングプレートとして構成されている。図2に示すクーリングプレートは、ウエハWとの対向面105上にストッパ106を備え、ウエハWを近接させた状態で冷却するタイプのクーリングプレートが示されている。クーリングプレートは、例えば、ロードロック室41(41a又は41b)の底壁上に載置される。
上部冷却部材102もまた、内部に冷却機構104bを備え、ウエハWを接触又は近接させた状態で冷却するクーリングプレートとして構成される。冷却機構104a及び104bの例としては、冷却水循環型(水冷型冷却機構)や、ヒートパイプ型(空冷型冷却機構)を挙げることができる。
被処理体昇降機構103は、下部冷却部材101の対向面105から突没可能に構成された複数のリフトピン107と、これら複数のリフトピン107を同時に昇降させるリフトピン昇降装置108とを含んで構成されている。
また、一実施形態に係る冷却装置42には、上部冷却部材102を昇降させる上部冷却部材昇降機構109を備えている。本例の上部冷却部材昇降機構109は、ロードロック室41(41a又は41b)の底壁を介して上部冷却部材102を、本例では下部冷却部材101側から支持する複数の支持ピン110と、これら複数の支持ピン110を同時に昇降させる支持ピン昇降装置111とを含んで構成されている。
次に、冷却装置42の動作について説明する。
図3A〜図3Cは、冷却装置42の動作の一例を示す側面図である。
図3A〜図3Cに示すように、冷却装置42は、ウエハWと下部冷却部材101との間隔d1と、ウエハWと上部冷却部材102との間隔d2とを互いに等しくしながら、ウエハWを下部冷却部材101に近づけていく。
具体的には、図3Aに示すように、図1に示した搬送装置33を用いて、処理が終了し、加熱されているウエハWをロードロック室41(41a又は41b)に搬入し、ウエハWを、ピック35a又は35bからリフトピン107に受け渡す。この状態では、ロードロック室41(41a又は41b)の内部の圧力は搬送室31の内部と同等の真空度を保っており、ウエハWの放熱はさほど進まない。次いで、ピック35a又は35bを、ロードロック室41(41a又は41b)から引き出し、ゲートバルブG5又はG6を閉じる。次いで、被処理体昇降機構103を作動させ、ウエハWの裏面と下部冷却部材101との間隔d1と、ウエハWの表面と上部冷却部材102との間隔d2とが互いに等しくなるように、ウエハWを、例えば、降下させる。ウエハWを降下させている間は、ロードロック室41(41a又は41b)の内部の圧力は、搬送室31の内部と同等の真空度を保っておく。間隔d1と間隔d2とが等間隔になった時点以降で、ロードロック室41(41a又は41b)の内部に、冷却ガスを供給する。冷却ガスの供給開始と同時、又は供給開始後、冷却機構104a及び104bを作動させる。これにより、ウエハWは、その表面、及び裏面で同時に、冷却ガスによる熱伝達及び輻射による放熱による冷却が開始される。
次いで、図3B及び図3Cに示すように、被処理体昇降機構103を用いてウエハWを、さらに、下部冷却部材101側に降下させていくとともに、上部冷却部材昇降機構109を用いて、上部冷却部材102を、間隔d1と間隔d2とが等間隔を保つように降下させていく。
このように、一実施形態に係る冷却装置42によれば、間隔d1と間隔d2とを互いに等しく、等間隔を保ちながらウエハWを下部冷却部材101に近づけることで、ウエハWの表面から放熱される熱量と、ウエハWの裏面から放熱される熱量とを互いに等しくすることができる。ウエハWの表面、裏面それぞれで放熱される熱量が等しくなることで、ウエハWの表裏に大きな温度差が生じることを抑制できる。この結果、加熱されたウエハWの冷却に際し、ウエハWの反りを抑制することができる。
このように、この発明の一実施形態によれば、加熱されたウエハWを、このウエハWが反ることを抑制しつつ冷却することが可能な冷却装置を得ることができる。
なお、この発明は上記一実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。また、この発明の実施形態は、上記一実施形態が唯一のものでもない。
例えば、上記一実施形態では、処理室を4つ、ロードロック室を2つ設けたマルチチャンバタイプの被処理体処理装置のロードロック室に、一実施形態に係る冷却装置42を配置した例に従って説明したが、処理室の数、及びロードロック室の数は、これらの数に限定されるものではない。また、上記冷却装置42は、搬送室31を持たず、処理室を直接にロードロック室に取り付けたタイプの被処理体処理装置のロードロック室に配置することもできる。
また、上記一実施形態は、図2に示したように、上部冷却部材昇降機構109を、下部冷却部材側101側に備えた例、即ちロードロック室41(41a又は41b)の底壁側に備えた例を示したが、上部冷却部材昇降機構109は、図4に示すように、上部冷却部材側102側に備えた例、即ちロードロック室41(41a又は41b)の天壁側に備えるようにすることも可能である。
また、上記一実施形態は、ウエハWと下部冷却部材101との間隔d1と、ウエハWと上部冷却部材102との間隔d2とを互いに等しくしながら、ウエハWを下部冷却部材101に近づける例を示した。
しかしながら、処理後のウエハWでは、ウエハWの表面の材質と、ウエハWの裏面の材質とが異なることがある。ウエハWの材質の表裏の材質が異なると、例えば、輻射熱量が大きく違ってくる場合も想定される。
このような場合には、間隔d1と間隔d2とを等間隔にせず、間隔d1及び間隔d2を、ウエハWが下部冷却部材101に向かって放熱する熱量と、ウエハWが上部冷却部材102に向かって放熱する熱量とが互いに等しくなるような間隔に調節しながら、ウエハWを下部冷却部材101に近づけるようにすることも可能である。
その他、この発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形することができる。
42…冷却装置、101…下部冷却部材、102…上部冷却部材、103…被処理体昇降機構、104a、104b…冷却機構、107…リフトピン、108…リフトピン昇降装置、109…上部冷却部材昇降機構、110…支持ピン、111…支持ピン昇降装置。

Claims (7)

  1. 外部との間で被処理体を搬入出する搬入出部と、前記被処理体に処理を施す処理部と、前記搬入出部と前記処理部との間で前記被処理体を搬入出するロードロック部と、を備えた基板処理装置であって、
    前記ロードロック部が、加熱された前記被処理体を冷却する冷却装置を備え、
    前記冷却装置が、
    下部冷却部材と、
    前記下部冷却部材の上方に設けられた上部冷却部材と、
    前記加熱された被処理体を、前記下部冷却部材と前記上部冷却部材との間で昇降させる被処理体昇降機構と、を具備し、
    前記被処理体と前記下部冷却部材との間隔と、前記被処理体と前記上部冷却部材との間隔とを互いに等しくしながら、前記被処理体を前記下部冷却部材に近づけるように構成されていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 外部との間で被処理体を搬入出する搬入出部と、前記被処理体に処理を施す処理部と、前記搬入出部と前記処理部との間で前記被処理体を搬入出するロードロック部と、を備えた基板処理装置であって、
    前記ロードロック部が、加熱された前記被処理体を冷却する冷却装置を備え、
    前記冷却装置が、
    下部冷却部材と、
    前記下部冷却部材の上方に設けられた上部冷却部材と、
    前記加熱された被処理体を、前記下部冷却部材と前記上部冷却部材との間で昇降させる被処理体昇降機構と、を具備し、
    前記被処理体が前記下部冷却部材に向かって放熱する熱量と、前記被処理体が前記上部冷却部材に向かって放熱する熱量とを互いに等しくしながら、前記被処理体を前記下部冷却部材に近づけるように構成されていることを特徴とする基板処理装置。
  3. 前記上部冷却部材を昇降させる上部冷却部材昇降機構を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記上部冷却部材昇降機構が、前記下部冷却部材側に備えられていることを特徴とする請求項3に記載の基板処理装置。
  5. 前記上部冷却部材昇降機構が、前記上部冷却部材側に備えられていることを特徴とする請求項3に記載の基板処理装置。
  6. 加熱された被処理体を冷却する冷却装置であって、
    下部冷却部材と、
    前記下部冷却部材の上方に設けられた上部冷却部材と、
    前記加熱された被処理体を、前記下部冷却部材と前記上部冷却部材との間で昇降させる被処理体昇降機構と、を具備し、
    前記被処理体と前記下部冷却部材との間隔と、前記被処理体と前記上部冷却部材との間隔とを互いに等しくしながら、前記被処理体を前記下部冷却部材に近づけるように構成されていることを特徴とする冷却装置。
  7. 加熱された被処理体を冷却する冷却装置であって、
    下部冷却部材と、
    前記下部冷却部材の上方に設けられた上部冷却部材と、
    前記加熱された被処理体を、前記下部冷却部材と前記上部冷却部材との間で昇降させる被処理体昇降機構と、を具備し、
    前記被処理体が前記下部冷却部材に向かって放熱する熱量と、前記被処理体が前記上部冷却部材に向かって放熱する熱量とを互いに等しくしながら、前記被処理体を前記下部冷却部材に近づけるように構成されていることを特徴とする冷却装置。
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