JP2011171683A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不揮発性メモリセルにおける可変抵抗素子の破壊を抑制できる不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、第1のラインと、前記第1のラインに交差する第2のラインと、前記第1のラインと前記第2のラインとが交差する位置に配されたメモリセルとを備え、前記メモリセルは、可変抵抗素子と、前記可変抵抗素子と直列に接続された負性抵抗素子とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関する。
近年、小型大容量の情報記録再生装置(記憶装置)の需要が急速に拡大してきている。その中でも、NAND型フラッシュメモリ及び小型HDD(Hard Disk Drive)は、急速な記録密度の進化を遂げ、大きな市場を形成するに至っている。このような状況の下、記録密度の限界を大幅に超えることを目指した新規メモリのアイデアが幾つか提案されている。その中で、非特許文献1及び非特許文献2に示されるように、低抵抗状態と高抵抗状態とを有する抵抗変化材料を用いた不揮発性半導体メモリが注目されている。
この不揮発性半導体メモリにおいては、可変抵抗素子に電圧パルスを印加し、低抵抗状態と高抵抗状態とを繰り返し変化させることができ、この2つの状態を2値データ“0”及び“1”に対応させてデータを記録する。そして、複数の低抵抗、または高抵抗、もしくは両者を持たせることにより多値記録を可能とし、更に可変抵抗素子の微細化による記録密度の向上と共に記録容量を高めることが期待されている。
しかし、可変抵抗素子の微細化、更に多値化を進めると、可変抵抗素子は、フォーミングやセット、リセットの際に印加される想定以上の電圧や電流により場合によっては部分的に破壊される可能性がある。これにより、可変抵抗素子へのデータの書き込み又は消去の際に誤ってデータが書き込まれる、または消去される、いわゆる誤スイッチ確率が高くなる傾向にある。また、素子が部分的に破壊されて行くことによって素子の書き換え回数が少なく制限されることになるなどの弊害が生じる。
P. Vettiger, G. Cross, M. Despont, U. Drechsler, U. Durig, B. Gotsmann, W. Haberle, M. A. Lants, H. E. Rothuizen, R. Stutz and G. K. Binnig, IEEE Trans. Nanotechnology 1, 39(2002) P. Vettiger, T. Albrecht, M. Despont, U. Drechsler, U. Durig, B. Gotsmann, D. Jubin, W. Haberle, M. A. Lants, H. E. Rothuizen, R. Stutz, D. Wiesmann and G. K. Binnig, P. Bachtold, G. Cherubini, C. Hagleitner, T. Loeliger, A. Pantazi, H. Pozidis and E. Eleftheriou, in Technical Digest, IEDM03 pp.763-766
本発明は、不揮発性メモリセルにおける可変抵抗素子の破壊を抑制できる不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本願発明の一態様によれば、第1のラインと、前記第1のラインに交差する第2のラインと、前記第1のラインと前記第2のラインとが交差する位置に配されたメモリセルとを備え、前記メモリセルは、可変抵抗素子と、前記可変抵抗素子と直列に接続された負性抵抗素子とを有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明によれば、不揮発性メモリセルにおける可変抵抗素子の破壊を抑制できる不揮発性半導体記憶装置を提供できるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示す図。 図2は、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示す図。 図3は、第1の実施の形態における不揮発性メモリセルの構成を示す図。 図4は、第1の実施の形態の変形例における不揮発性メモリセルの構成を示す図。 図5は、第1の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示す図。 図6は、第2の実施の形態における不揮発性メモリセルの構成を示す図。 図7は、第1の実施の形態及び第2の実施の形態における負性抵抗素子の特性を示す図。 図8は、実施例を説明するための図。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置を詳細に説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
先ず、図1を参照して、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置1の回路構成について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置1の回路構成を示す図である。
不揮発性半導体記憶装置1は、図1に示すように、複数のワード線WL、複数のビット線BL、メモリセルアレイ10、ワード線選択回路20a、ワード線駆動回路20b、ビット線選択回路30a、及びビット線駆動回路30bを有する。
複数のワード線WL(WL1、WL2)のそれぞれは、X方向に沿って延びている。複数のワード線WLは、Y方向に所定ピッチをもって配列されている。
複数のビット線BL(BL1、BL2)のそれぞれは、Y方向に沿って延びている。複数のビット線(複数の第1のライン)BLは、複数のワード線(複数の第2のライン)WLと交差する。複数のビット線BLは、X方向に所定ピッチをもって配列されている。
メモリセルアレイ10では、複数の不揮発性メモリセルMC(MC<1,1>〜MC<2,2>)が、少なくともマトリクス状に(X方向及びY方向に)配列されている。複数の不揮発性メモリセルMCは、それぞれ、ビット線BLとワード線WLとが交差する位置(クロスポイント)に配されている。すなわち、メモリセルアレイ10は、いわゆる、クロスポイント型にて構成されている。
各不揮発性メモリセルMCは、ダイオードDI、可変抵抗素子R、及び負性抵抗素子NRを有する。ダイオードDI、可変抵抗素子R、及び負性抵抗素子NRは、不揮発性メモリセルMC内で互いに直列に接続されている。
ダイオードDIは、直列に接続された可変抵抗素子Rを選択可能にするために設けられている。すなわち、ダイオードDIは、記録/再生時における回り込み電流(sneak current)を防止するために配置されている。ダイオードDIは、そのアノードがワード線WLに接続され、そのカソードが負性抵抗素子NRに接続されている。
可変抵抗素子Rは、電気的に書き換え可能であって、抵抗値に基づいてデータを不揮発に記憶する。すなわち、可変抵抗素子Rは、ワード線駆動回路20b及びワード線選択回路20aから電圧パルスが印加され、低抵抗状態と高抵抗状態とを繰り返し変化させることができる。可変抵抗素子Rは、この2つの状態を2値データ“0”及び“1”に対応させてデータを記憶する。可変抵抗素子Rは、一端がビット線BLに接続され、他端が負性抵抗素子NRに接続されている。
負性抵抗素子NRは、可変抵抗素子Rへ流れる電流を制限する。すなわち、負性抵抗素子NRは、可変抵抗素子Rへ印加される電圧が大きいとき(例えば、可変抵抗素子Rのフォーミングやセットの際)に、負性抵抗領域NRR1で動作するように設計されている(図7(a)参照)。負性抵抗素子NRは、負性抵抗領域NRR1で動作すると、両端に印加される電圧が増えるほど電流が減少する。これにより、負性抵抗素子NRは、例えば可変抵抗素子Rに電圧を印加し、高抵抗状態から低抵抗状態に遷移した場合、すなわち、フォーミングやセット時に、可変抵抗素子Rへ流れる電流は比較的小さい状態から大きな状態へと遷移する。負性抵抗素子NRや他に電流を制限する素子、もしくは機構を備えていない場合には素子に必要以上に電流が流れる恐れがある。負性抵抗素子NRを配置した場合には、可変抵抗素子Rに分圧されていた電圧は抵抗が減少した分、小さくなり、逆に負性抵抗素子NRへ配分される電圧が増加する。すなわち、負性抵抗素子NRに対しては電圧を更に印加した状態となる。この時の負性抵抗素子NRに印加される電圧領域が負性抵抗領域NRR1となるように素子を設計することにより負性抵抗素子NRによって流れる電流を抑制できる。その結果、素子に必要以上に電流が流れることを抑制し、電圧や電流による素子の破壊、変質等を回避することができる。なお、負性抵抗素子NRは、前述のようなスイッチングのときだけでなく、サージ、各種ノイズや帯電等による予想外の電圧や電流に対しても素子を保護する役割も果たす。
負性抵抗素子NRは、例えば、トンネル・ダイオードTDIを含む。トンネル・ダイオードTDIは、前述のように可変抵抗素子Rへの過剰な電圧、または電流の印加を防止し、かつ素子の保護するように動作する。トンネル・ダイオードTDIは、ダイオードDIと同じ極性になるように接続されている。すなわち、トンネル・ダイオードTDIは、そのアノードがダイオードDIに接続され、そのカソードが可変抵抗素子Rに接続されている。トンネル・ダイオードTDIは、例えば、いわゆるエサキ・ダイオードで順方向に電圧を印加した場合に負性抵抗を示す素子である。
ここで、仮に、不揮発性メモリセルMCが負性抵抗素子NRを有しない場合を考える。この場合、不揮発性メモリセルMCにおける可変抵抗素子R(可変抵抗層61i)は、フォーミングやセットの際に印加される大きな電圧や電流により場合によっては部分的に破壊される可能性がある。これにより、可変抵抗素子へのデータの書き込み又は消去の際に誤ってデータが書き込まれる、または消去される、いわゆる誤スイッチ確率が高くなる傾向にある。また、素子が部分的に破壊されていくと素子の書き換え回数が少なく制限されることになる。
それに対して、第1の実施の形態では、負性抵抗素子NR(トンネル・ダイオードTDI)が、可変抵抗素子Rへ印加される電圧が小さいとき(例えば、可変抵抗素子Rのリセットの際に)抵抗の低い素子として動作し、可変抵抗素子Rへ印加される電圧が大きいとき(例えば、可変抵抗素子Rのフォーミングやセットの際に)は可変抵抗素子Rへの想定以上の電流・電圧の印加を抑制する保護素子として動作する(図7(a)参照)。これにより、可変抵抗素子Rへ印加される電圧が小さいときにおける可変抵抗素子Rの動作への影響を低減しながら、可変抵抗素子Rへ印加される電圧が大きいときにおける可変抵抗素子Rへ流れる電流を制限することができる。この結果、可変抵抗素子Rの適正な動作を確保しながら、不揮発性メモリセルMCにおける可変抵抗素子Rの破壊を抑制できる。
ワード線選択回路20aは、複数の選択トランジスタTra(Tra1、Tra2)を有する。各選択トランジスタTraは、ソース及びドレインの一方がワード線WLに接続され、ソース及びドレインの他方がワード線駆動回路20bに接続されている。各選択トランジスタTraのゲートには、信号Sa(Sa1、Sa2)が供給される。すなわち、複数の信号Sa1、Sa2のいずれかを選択的にアクティブレベルにし、複数の選択トランジスタTra1、Tra2のいずれかを選択的にオンさせることにより、複数のワード線WL1、WL2のいずれかを選択的にワード線駆動回路20bに接続する。
ワード線駆動回路20bは、ワード線選択回路20aを介して接続されたワード線WLへ所定の電圧パルスを印加する。所定の電圧パルスは、例えば、不揮発性メモリセルMCのデータの消去、不揮発性メモリセルMCへのデータの書き込み、及び不揮発性メモリセルMCからのデータの読み出しなどに必要な電圧パルスである。
ビット線選択回路30aは、複数の選択トランジスタTrb(Trb1、Trb2)を有する。各選択トランジスタTrbは、ソース及びドレインの一方がビット線BLに接続され、ソース及びドレインの他方がビット線駆動回路30bに接続されている。各選択トランジスタTrbのゲートには、信号Sb(Sb1、Sb2)が供給される。すなわち、複数の信号Sb1、Sb2のいずれかを選択的にアクティブレベルにし、複数の選択トランジスタTrb1、Trb2のいずれかを選択的にオンさせることにより、ビット線BLを選択的にビット線駆動回路30bに接続する。
ビット線駆動回路30bは、ビット線選択回路30aを介して接続されたビット線BLへ所定の電圧パルスを印加する。所定の電圧パルスは、例えば、不揮発性メモリセルMCのデータの消去、不揮発性メモリセルMCへのデータの書き込み、及び不揮発性メモリセルMCからのデータの読み出しに必要な電圧パルスである。これにより、そのビット線BLに接続された不揮発性メモリセルにアクセスし、不揮発性メモリセルに対してデータの消去・書き込み・読み出しなどの動作を行う。また、ビット線駆動回路30bは、ビット線BLを介して不揮発性メモリセルMCから読み出したデータを外部に出力する。
次に、図2を参照して、第1の実施の形態における不揮発性半導体記憶装置における概略的な層構成について説明する。図2は、第1の実施の形態における不揮発性半導体記憶装置における概略的な層構成の一例を示す図である。
不揮発性半導体記憶装置1は、半導体基板40、第1導電層50、メモリ層60、第2導電層70を有する。
半導体基板40は、シリコンなどの半導体で形成されている。
第1導電層50は、半導体基板40の上方に配されている。第1導電層50は、熱に強く、且つ抵抗値の低い材料、例えば、金属などの導電体で形成されている。第1導電層50は、例えば、タングステン(W)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、及びこれらの窒化物、もしくはこれらの積層構造等にて構成されている。
第1導電層50は、複数のラインパターン51〜53を含む。各ラインパターン51〜53は、ワード線WLとして機能する。複数のラインパターン51〜53は、Y方向に所定ピッチをもって配列されている。各ラインパターン51〜53は、X方向に延びている。
メモリ層60は、第1導電層50と第2導電層70との間に配されている。メモリ層60内の構成は後述する。
メモリ層60は、複数のセルパターン61〜69を含む。各セルパターン61〜69は、不揮発性メモリセルMCとして機能する。複数のセルパターン61〜69は、X方向及びY方向にマトリクス状に配列されている。各セルパターン61〜69は、ラインパターン51〜53と後述のラインパターン71〜73との交差する位置に配されている。複数のセルパターン61〜69の配列、すなわちメモリセルアレイ10(図1参照)は、いわゆる、クロスポイント型にて構成されている。
第2導電層70は、メモリ層60の上に配されている。第2導電層70は、熱に強く、且つ抵抗値の低い材料、例えば、金属などの導電体で形成されている。第2導電層70は、例えば、タングステン(W)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、及びこれらの窒化物、もしくはこれらの積層構造等にて構成されている。
第2導電層70は、複数のラインパターン71〜73を含む。各ラインパターン71〜73は、ビット線BLとして機能する。複数のラインパターン71〜73は、X方向に所定ピッチをもって配列されている。各ラインパターン71〜73は、Y方向に延びている。
次に、図3を参照して、各セルパターン61〜69内の層構成について説明する。図3(a)は、第1の実施の形態におけるセルパターン61内の層構成を示す図である。図3(b)は、セルパターン61の等価回路を示す図である。図3(a)では、主にセルパターン61内の構成について説明するが、他のセルパターン62〜69内の構成についても同様である。なお、メモリ層60内の構成は各セルパターン61〜69内の層構成に対応したものになる。
セルパターン61は、電極層61a、ダイオード層61b、電極層61c、バッファー層(第1のバッファー部)61d、半導体層61e、半導体層61f、バッファー層(第2のバッファー部)61g、電極層61h、可変抵抗層61i、電極層61jを有する。
電極層61aは、ラインパターン51の上に配されている。電極層61aは、例えば、金属などの導電体で形成されている。
ダイオード層61bは、電極層61aの上に配されている。ダイオード層61bは、例えば、MIM(Metal−Insulator−Metal)構造、PIN構造(P+poly−Silicon−Intrinsic−N+poly−Silicon)等にて構成されている。ダイオード層61bは、PIN構造である場合、例えば、N型層、I型層、及びP型層が積層された構成を有している。N型層は、砒素やリンなどのN型の不純物を含む半導体(例えば、シリコン)で形成されている。I型層は、不純物を含まない、いわゆる真性(イントリンシック)半導体(例えば、シリコン)で形成されている。P型層は、ボロンなどのP型の不純物を含む半導体(例えば、シリコン)で形成されている。ダイオード層61bは、不揮発性メモリセルMCにおけるダイオードDIとして機能する(図3(b)参照)。
電極層61cは、ダイオード層61bの上に配されている。電極層61cは、例えば、金属などの導電体で形成されている。
バッファー層(第1のバッファー部)61dは、電極層61cの上に配されている。バッファー層61dは、半導体層61eに近い、より望ましくは同じ結晶構造(例えば、半導体層61eに近い、表面に沿った方向における原子間距離)を有しており、例えば、シリコンなどの半導体で形成されている。バッファー層61dは、電極層61cと半導体層61eとの間の(原子間距離の違いなど)結晶構造の違い、それらによって生じる応力を緩衝する機能を有する。これらの効果によって半導体層61eの結晶性を向上させ得る。バッファー層61dは、半導体層61eの含む不純物が電極層61cにまで拡散しないようにするために必要な厚さを有している。
半導体層61eは、バッファー層61dの上に配されている。半導体層61eは、例えば、シリコンなどの半導体で形成されている。半導体層61eは、砒素やリンなどのN型の不純物を含む。半導体層61eは、ダイオード層61bにおける上記のN型層よりもN型の不純物を高濃度で含む。半導体層61fは、半導体層61eの上に配されている。半導体層61fは、例えば、シリコンなどの半導体で形成されている。半導体層61fは、ボロンなどのP型の不純物を含む。半導体層61fは、ダイオード層61bにおける上記のP型層よりもP型の不純物を高濃度で含む。半導体層61eと半導体層61fとは、不揮発性メモリセルMCにおける負性抵抗素子NRに含まれたトンネル・ダイオードTDIとして機能する(図3(b)参照)。
バッファー層(第2のバッファー部)61gは、半導体層61fの上に配されている。バッファー層61gは、半導体層61fに近い、より望ましくは同じ結晶構造(例えば、半導体層61eに近い、表面に沿った方向における原子間距離)を有しており、例えば、シリコンなどの半導体で形成されている。バッファー層61gは、半導体層61fと電極層61hとの間の(原子間距離の違いなど)結晶構造の違い、それらによって生じる応力を緩衝する機能を有する。これらの効果によって半導体層61fの結晶性を向上させ得る。バッファー層61gは、半導体層61fの含む不純物が電極層61hにまで、または逆に電極層61hの元素が半導体層61fなどにまで拡散しないようにするために必要な、かつ、可変抵抗層61iの含む所定の物質が半導体層61fにまで拡散しないようにするために必要な厚さを有している。以下で述べるバッファー層も前述のような機能と同様な働きを担っている。
電極層61hは、バッファー層61gの上に配されている。電極層61hは、例えば、金属などの導電体で形成されている。
可変抵抗層61iは、電極層61hの上に配されている。可変抵抗層61iは、不揮発性メモリセルMCにおける可変抵抗素子Rとして機能する。可変抵抗層61iは、例えば、後述の表1又は表2に示す材料で形成されている。
電極層61jは、可変抵抗層61iの上に配されている。電極層61jは、例えば、金属などの導電体で形成されている。
ここで、仮に、セルパターン61がバッファー層61d及びバッファー層61gを有しない場合について考える。この場合、半導体層61eを結晶構造(例えば、原子間距離)の大きく異なる電極層61cの上に形成するので、半導体層61eの結晶性を向上することが困難になる。これにより、半導体層61eの上に形成する半導体層61fの結晶性を向上することも困難になる。その結果、半導体層61e及び半導体層61fのトンネル・ダイオードTDIとしての特性(特に、負性抵抗特性)が低下する可能性がある。
また、半導体層61eの含むN型の不純物が電極層61cにまで拡散し、電極層61cの電極としての特性を低下させる可能性がある。同様に、半導体層61fの含むP型の不純物が電極層61hにまで拡散し、電極層61hの電極としての特性を低下させる可能性がある。
それに対して、第1の実施形態では、セルパターン61がバッファー層61d及びバッファー層61gを有している。すなわち、バッファー層(第1のバッファー部)61dがトンネル・ダイオード(負性抵抗素子)TDIの一端(下側の端子)に接続され、バッファー層(第2のバッファー部)61gがトンネル・ダイオード(負性抵抗素子)TDIの他端(上側の端子)に接続されている。この場合、トンネル・ダイオードTDIにおける半導体層61eを結晶構造(例えば、原子間距離)の近いバッファー層61dの上に形成するので、半導体層61eの結晶性を向上することが容易である。これにより、半導体層61eの上に形成する半導体層61fの結晶性を向上することも容易である。その結果、半導体層61e及び半導体層61fのトンネル・ダイオードTDIとしての特性(特に、負性抵抗特性)を容易に向上できる。
また、第1の実施形態では、バッファー層61dは、半導体層61eの含む不純物が電極層61cにまで拡散しないようにするために必要な厚さを有している。これにより、半導体層61eの含む不純物が電極層61cにまで拡散しにくいので、電極層61cの電極としての特性の低下を抑制できる。同様に、バッファー層61gは、半導体層61fの含む不純物が電極層61hにまで拡散しないようにするために必要な厚さを有している。これにより、半導体層61fの含む不純物が電極層61hにまで拡散しにくいので、電極層61hの電極としての特性の低下を抑制できる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、不揮発性メモリセルMCにおいて、負性抵抗素子NRが電圧を印加した場合に負性抵抗を示す素子である。そのため、ある電圧領域では電圧を増加させると流れる電流が減少する。デバイスの動作点を適切に取ることにより、可変抵抗素子Rの耐圧以上の電圧、または想定以上の電流が印加されようとしたときに可変抵抗素子Rへ流れる電流の増大を抑えることができる。その結果、可変抵抗素子Rの破壊を抑制でき、不揮発性メモリセルMCの誤動作を抑制することができる。
また、負性抵抗素子NRがトンネル・ダイオードTDIを含むので、簡易な構成すなわち半導体層61e及び半導体層61fの2層構造で負性抵抗を示す素子を実現することができる。
なお、不揮発性メモリセルMCにおけるダイオードDI、可変抵抗素子R、および負性抵抗素子NRの接続順序は互いに直列であれば図3(b)と異なるものであってもよい。例えば、不揮発性メモリセルMCにおいて、負性抵抗素子NRのトンネル・ダイオードTDIは、図4(a)に示すように、ビット線BLと可変抵抗素子Rとの間に接続されていてもよいし、図4(b)に示すように、ダイオードDIとワード線WLとの間に接続されていてもよい。
また、前述のようにトンネル・ダイオードTDIは、素子選択用のダイオードDIとは異なる役割の素子であり、必要とされる電流−電圧特性も異なる。このため、素子選択用のダイオードDIと素子保護用のトンネル・ダイオードTDIとを1つのダイオードDIで兼ねることはできない。言い換えるとトンネル・ダイオードTDIでは順方向に電圧を印加した場合、負性抵抗が現れる領域があるが、素子選択用のダイオードDIでは負性抵抗が現れる領域が無い。また、トンネル・ダイオードTDIに逆方向に電圧を印加した場合のリーク電流は、素子選択用のダイオードDIに逆方向に電圧を印加した場合のリーク電流と比較して桁違いに大きい。これにより、素子選択用のダイオードDIと素子保護用のトンネル・ダイオードTDIとを1つのトンネル・ダイオードTDIで兼ねることはできない。
さらに、不揮発性半導体記憶装置1iは、例えば、図5に示す層構成を有していてもよい。図5は、第1の実施の形態の変形例における不揮発性半導体記憶装置における概略的な層構成の一例を示す図である。以下では、図2に示す層構成と異なる部分を説明する。
不揮発性半導体記憶装置1iは、第2メモリ層80i、及び第3導電層90iを有する。
第2メモリ層80iは、第2導電層70と第3導電層90iとの間に配されている。第2メモリ層80i内の構成は、メモリ層60内の構成と同様である。
第2メモリ層80iは、複数のセルパターン81i〜89iを含む。各セルパターン81i〜89iは、不揮発性メモリセルMCとして機能する。複数のセルパターン81i〜89iは、X方向及びY方向にマトリクス状に配列されている。各セルパターン81i〜89iは、ラインパターン71〜73と後述のラインパターン91i〜93iとの交差する位置に配されている。複数のセルパターン81i〜89iの配列は、いわゆる、クロスポイント型にて構成されている。すなわち、メモリセルアレイ10(図1参照)は、複数のセルパターン61〜69の配列と複数のセルパターン81i〜89iの配列とを含む。言い換えれば、メモリセルアレイ10では、複数の不揮発性メモリセルMCがX方向及びY方向に加えてZ方向にも配列されている。
第3導電層90iは、第2メモリ層80iの上に配されている。第3導電層90iは、熱に強く、且つ抵抗値の低い材料、例えば、金属などの導電体で形成されている。第3導電層90iは、例えば、タングステン(W)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、及びこれらの窒化物、もしくはこれらの積層構造等にて構成されている。
第3導電層90iは、複数のラインパターン91i〜93iを含む。各ラインパターン91i〜93iは、ワード線WLとして機能する。複数のラインパターン91i〜93iは、Y方向に所定ピッチをもって配列されている。各ラインパターン91i〜93iは、X方向に延びている。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100について説明する。以下では、第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
不揮発性半導体記憶装置100は、メモリセルアレイ110を有する。メモリセルアレイ110では、複数の不揮発性メモリセルMC100が、少なくともマトリクス状に(X方向及びY方向に)配列されている(図1、図2参照)。
不揮発性メモリセルMC100は、負性抵抗素子NR100を有する。負性抵抗素子NR100は、例えば、共鳴トンネル・ダイオード(共鳴トンネル素子とも呼ぶ)RTDを含む(図6(b)参照)。負性抵抗素子NR100の共鳴トンネル・ダイオードRTDは、単一障壁型(ポテンシャル障壁層が1層)であれば、可変抵抗素子Rへ印加される電圧が大きいとき(例えば、可変抵抗素子Rのフォーミングやセットの際)に、負性抵抗領域NRR2で動作するように設計されている(図7(b)参照)。あるいは、共鳴トンネル・ダイオードRTDは、多重障壁型(ポテンシャル障壁層が複数層)であれば、可変抵抗素子Rへ印加される電圧が大きいとき(例えば、可変抵抗素子Rのフォーミングやセットの際)に、負性抵抗領域NRR31〜NRR33のいずれかで動作するように設計されている(図7(c)参照)。
共鳴トンネル・ダイオードRTDの負性抵抗特性(図7(b)、(c)参照)は、第1の実施の形態におけるトンネル・ダイオードDIの負性抵抗特性(図7(a)参照)より急峻になる。すなわち、共鳴トンネル・ダイオードRTDは、両端に印加される電圧が増えたときの電流が減少する割合がトンネル・ダイオードDIより大きく、かつ急峻である。また、共鳴トンネル・ダイオードRTDの負性抵抗特性における電流のピーク−バレー比は、トンネル・ダイオードDIの負性抵抗特性における電流のピーク−バレー比よりを大きくなる。このことを数式で示すと、次のようになる。
p2/Iv2>Ip1/Iv1
p31/Iv31>Ip1/Iv1
p32/Iv32>Ip1/Iv1
p33/Iv33>Ip1/Iv1
これにより、可変抵抗素子Rへ流れる電流を急峻に遮断することが可能になる。
また、層構成に関して、不揮発性半導体記憶装置100は、メモリ層160を有する。メモリ層160は、複数のセルパターンを含む。各セルパターン(例えば、セルパターン161)は、その層構成が第1の実施の形態と異なる。
すなわち、図6(a)に示すように、バッファー層(第1のバッファー部)161d、半導体層(第1の層)161e1、半導体層(第2の層)161f1、半導体層(第1の層)161e2、半導体層(第2の層)161f2、半導体層(第1の層)161e3、バッファー層(第2のバッファー部)161gを有する。
バッファー層(第1のバッファー部)161dは、半導体層161e1に近い結晶構造(例えば、半導体層161e1に近い、表面に沿った方向における原子間距離)を有しており、例えば、シリコンなどの半導体で形成されている。バッファー層(第1のバッファー部)161dは、半導体層161e1およびこれより上層の層の結晶性を向上させ易くする、半導体層161e1の応力を緩和、もしくはコントロールする役割がある。共鳴トンネル・ダイオードRTDでは、膜の結晶性が特性に大きく影響する。特に他の素子その積層構造の場合には、結晶性の向上、膜応力の制御、不純物拡散の防止等々の問題が生じるため、設計した構造でそのまま動作させることは難しく、多くの問題を解決する必要がある。
半導体層161e1は、バッファー層161dの上に配されている。半導体層161e1(第1の層)は、SiGe、Si、CaF、CdF、SiO、SiN、Al、GaAs、AlGaAs、AlAs、InAs、InSb、AlSb、GaSbからなる群から選ばれる第1の材料で形成されている。第1の材料は、例えば、Si(シリコン)である。
半導体層(第2の層)161f1は、半導体層(第1の層)161e1の上に配されている。半導体層(第2の層)161f1は、上記の群から選ばれる第2の材料で形成されている。第2の材料は、例えば、SiGe(シリコンゲルマニウム)である。
半導体層(第1の層)161e2は、半導体層(第2の層)161f1の上に配されている。半導体層(第1の層)161e2は、上記の群から選ばれる第1の材料で形成されている。第1の材料は、例えば、Si(シリコン)である。
半導体層(第2の層)161f2は、半導体層(第1の層)161e2の上に配されている。半導体層(第2の層)161f2は、上記の群から選ばれる第2の材料で形成されている。第2の材料は、例えば、SiGe(シリコンゲルマニウム)である。
半導体層(第1の層)161e3は、半導体層(第2の層)161f2の上に配されている。半導体層(第1の層)161e3は、上記の群から選ばれる第1の材料で形成されている。第1の材料は、例えば、Si(シリコン)である。
バッファー層(第2のバッファー部)161gは、半導体層161e3に近い結晶構造(例えば、半導体層161e3に近い、表面に沿った方向における原子間距離)を有しており、例えば、シリコンなどの半導体で形成されている。
このように、共鳴トンネル・ダイオードRTDは、例えば、Si層(第1の層)とSiGe層(第2の層)とが交互に繰り返し積層された積層構造を有している。すなわち、共鳴トンネル・ダイオードRTDでは、量子井戸層(第1の層)とポテンシャル障壁層(第2の層)とが交互に繰り返し積層されている。ポテンシャル障壁層が2つのものを2重障壁RTD、ポテンシャル障壁が3つのものを3重障壁RTDなどと呼ぶ。共鳴トンネル・ダイオードRTDは、第1の実施の形態におけるトンネル・ダイオートTDに比べて素子の設計の自由度が大きいため、より広範囲に使用することができる。
なお、上記の群の中から必要なポテンシャル障壁等により組成や組み合わせを選ぶことができる。必要に応じてドーパントを適宜選択して用いることができる。量子井戸層の膜厚、ポテンシャル障壁層によるポテンシャル障壁の高さ、結晶性等が素子の構成と共に重要であり、一般的には素子を形成する下地として、応力緩和、格子整合等々を制御する必要があり、または素子形成後もいわゆるバッファー層を形成することが望ましい。
また、他の構造としては、粒径がナノレベルオーダーの金属微粒子または半導体微粒子で量子井戸層を形成し、シリコン酸化膜又は窒化膜でポテンシャル障壁層を形成することも可能である。すなわち、共鳴トンネル・ダイオードRTDでは、金属又は半導体ナノ粒子で形成された量子井戸層と、シリコン酸化物又はシリコン窒化物で形成されたポテンシャル障壁層とが、交互に(例えば、繰り返し)積層されていてもよい。
(実施例の概略)
次に、幾つかのサンプルを作製し、リセット(消去)状態とセット(書き込み)状態との抵抗差について評価した実施例を説明する。セット・リセットは呼び方の一例であるので、他の定義の仕方をしても良い。
サンプルとしては、図2に示すピラー型のクロス・ポイント・アレー構造に加えて、例えば図8に示す埋め込みタイプの構造を有する抵抗変化型の不揮発性メモリセルを用いる。以下では、図8に示す構造のサンプルについて評価した結果について説明する。
図8に示す不揮発性メモリセルは、半導体基板40上に配された層間絶縁膜IFにホールが形成され、そのホールに図3(a)と同様の層の材料が順に埋め込まれて形成された埋め込みタイプの構造である。埋め込まれて形成された層構成は、図3(a)に示す構成と同様であるので、図3(a)と同じ部材番号を用いて示している。さらに、ラインパターン71に電極パッドPAD1が接続され、ラインパターン51に電極パッドPAD2が接続される。いわゆる、ピラーを立てる構造も原理的には同様な構成を有する。
可変抵抗層61iは、炭素、もしくは炭素と珪素(シリコンSi)を主成分とする。炭素を主成分とする可変抵抗層61iの組成例は表1のようになる。組成分析は、ICP、XPS、RBS、HFS、SIMS、TOF−SIMS等が用いられる。
Figure 2011171683
評価は、サンプルの100μmφ程度の電極パッドPAD1、PAD2に先端の径が10nm以下に先鋭化されたプローブ対をそれぞれ接触させる。書き込み/消去は、プローブ対のうちの1つを用いて実行する。
書き込みは、不揮発性メモリセルMC(セルパターン61)に、例えば10nsec〜100msec幅で、1〜15Vの電圧パルスを印加することにより行う。消去は、不揮発性メモリセルMC(セルパターン61)に、例えば10nsec〜100μsec幅で、0.2〜15Vの電圧パルスを印加することにより行った。これらの書き込み、消去のパルス幅はサンプルの材料及び構造により最適な値が異なる。又はスイッチング回数により若干異なる場合もあり、測定される特性としては、最適化された条件が用いられる。なお、半導体パラメーターアナライザーのようにDC的な評価も可能である。
また、書き込み/消去の合間に、プローブ対の他の1つを用いて読み出しを実行する。読み出しは、不揮発性メモリセルMC(セルパターン61)に、10〜1000nsec幅、0.1〜0.5V程度の電圧パルスを印加し、可変抵抗層(記録ビット)61iの抵抗値、電流、電圧等を測定することにより行う。必要に応じて、保護抵抗などの付随する回路も用いることができる。
(第1の実施例)
第1の実施例に係るセルパターン61において、可変抵抗層61iは、プラズマCVD法を用いて作製され、シリコン(Si)、炭素(C)及び水素(H)から構成される膜を適用した。Si、C、Hを主成分とする可変抵抗層61iの成膜には、CVD法の他にスパッタ法などを用いることができる。可変抵抗層61iを成膜する場合、CVD法では、トリメチルシラン(CHSiH、ジメチルシラン(CHSiH等のシラン(SiH)系ガス、およびC、C、C等の炭化水素(CH)系のガスを反応ガスとして用いることができる。この膜に窒素を含有させる場合は、N、NH等を添加することによって可能となる。キャリアガスはHe、Ar等の不活性ガスが用いられる。成膜温度は、300℃から500℃程度の範囲で行うことができるが、求める膜特性に応じて、より低温、または高温で成膜することも問題ない。他の成膜条件、例えばRFパワーやガス流量、ガス圧、スペーサーの距離等の効果は別とすると、一般的にはより低温で成膜した場合は水素量が多く、比較的低密度の膜になり易く、一方より高温では逆に水素量が低く、比較的密度の高い膜を得易い。
抵抗変化層の組成は、炭素(C)、Si、水素(H)、または炭素(C)、Si、水素(H)、と窒素(N)、酸素(O)から選ばれる少なくともいずれか1種類以上の元素で構成される膜が好適であり、その組成範囲がSi(Cとした場合、その範囲が5≦x≦40、20≦y≦66、30≦z≦65、50≦a≦100、0≦b≦20、0≦c≦4の範囲がより好適である。前記組成の化合物が、Si−C、−Si−(CH、−Si−H−、−C=C−、−CH−、−Si−NH−Si−、−NH、−Si−Cから選ばれる少なくともいずれか2種類以上の結合を有するものが、よりスイッチング特性が良好である。この組成の膜は、成膜直後の単層膜、50〜100nmtの電気抵抗率は10Ω・cm以上である。
種々プロセス条件を変えて実験したが、炭素と珪素(シリコンSi)を主成分とする抵抗変化膜の組成を分析した一例を表2に示す。なお、組成分析は、SiやCについてはICP、XPS、RBS等が用いられ、H、N、OについてはHFS、RBS、XPS、SIMS、TOF−SIMS等が用いられる。
Figure 2011171683
これらの膜中の元素の結合状態は、XPS、FT−IR、TOF−SIMS等を用いて得ることができる。表2にはこれらも合わせて記した。
可変抵抗層61iの径φは、0.05μmであり、その高さHは、7nmである。ラインパターン51及びラインパターン71は、W(タングステン)で形成されている。可変抵抗素子Rを保護もしくは抵抗素子Rに印加される電流を制限する負性抵抗素子NRとしてのトンネル・ダイオードTDIの各層(半導体層61e及び半導体層61fのそれぞれ)は、通常のSiのPN接合ダイオードよりもドーパントの量を高くして形成した。その上下にはSiで形成された緩衝層(バッファー層61d及びバッファー層61g)として設けられている。
第1の実施例において、スイッチング特性を評価した結果、リセット状態(高抵抗状態)の抵抗値は、10Ω台、セット状態(低抵抗状態)の抵抗値は、10Ω台であった。セット/リセット時の印加電圧を最適な電圧の値より1.5倍、および2倍の電圧を印加したが、誤動作せず、かつその後に可変抵抗素子R(可変抵抗層61i)の破壊も認められなかった。また、サイクル寿命は、千サイクル以上は問題無く動作が可能であった。また、セット状態(低抵抗状態)の抵抗値は、10Ω台であり、セル電流(不揮発性メモリセルからの読み出し電流)は適正な範囲に抑えられ、消費電力も抑えられる。よって、誤スイッチ確率も低く抑えられ、且つ可変抵抗素子Rも保護することができ、加えて低消費電力で動作させることができた。
(第2の実施例)
第1の実施例と同様な構成(図8参照)において、可変抵抗層61iは、プラズマCVD法を用いて作製され、炭素(C)及び水素(H)から構成される膜を適用した。可変抵抗層61iの成膜には、CVD法の他にスパッタ法などを用いることができる。可変抵抗層61iを成膜する場合、CVD法では、C、C、C等の炭化水素(CH)系のガスを反応ガスとして用いることができる。キャリアガスはHe、Ar等の不活性ガスが用いられる。成膜温度は、300℃から500℃程度の範囲で行うことができる。
可変抵抗層61iの径φは、0.05μmであり、その高さHは、10nmである。ラインパターン51はW(タングステン)で形成され、ラインパターン71はTiNで形成されている。可変抵抗素子Rを保護もしくは可変抵抗素子Rに印加される電流を制限する負性抵抗素子NRとして、トンネル・ダイオードTDI(半導体層61e及び半導体層61f)を用いた。その上下にはSiで形成された緩衝層(バッファー層61d及びバッファー層61g)として設けられている。
スイッチング特性を評価した結果、リセット状態(高抵抗状態)の抵抗値は、10Ω台、セット状態(低抵抗状態)の抵抗値は、10Ω台であった。セット/リセット時の印加電圧を最適な電圧の値より1.5倍、および2倍の電圧を印加したが、誤動作せず、かつその後に可変抵抗素子R(可変抵抗層61i)の破壊も認められなかった。また、サイクル寿命は、千サイクル以上は問題無く動作が可能であった。また、セット状態(低抵抗状態)の抵抗値は、10Ω台であり、セル電流(不揮発性メモリセルからの読み出し電流)は適正な範囲に抑えられ、消費電力も抑えられる。よって、誤スイッチ確率を低く抑え、且つ可変抵抗素子Rも保護することができ、加えて低消費電力で動作させることができた。
1、1i、100 不揮発性半導体記憶装置、61d、161d バッファー層、61e、161e1〜161e3 半導体層、61f、161f1、161f2 半導体層、61g、161g バッファー層、BL ビット線、MC、MC100 不揮発性メモリセル、NR、NR100 負性抵抗素子、R 可変抵抗素子、RTD 共鳴トンネル・ダイオード、TDI トンネル・ダイオード、WL ワード線。

Claims (5)

  1. 第1のラインと、
    前記第1のラインに交差する第2のラインと、
    前記第1のラインと前記第2のラインとが交差する位置に配されたメモリセルと、
    を備え、
    前記メモリセルは、
    可変抵抗素子と、
    前記可変抵抗素子と直列に接続された負性抵抗素子と、
    を有する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記負性抵抗素子は、トンネル・ダイオードを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記負性抵抗素子は、共鳴トンネル・ダイオードを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記共鳴トンネル・ダイオードは、
    SiGe、Si、CaF、CdF、SiO、SiN、Al、GaAs、AlGaAs、AlAs、InAs、InSb、AlSb、GaSbからなる群から選ばれる第1の材料で形成された第1の層と、
    前記群から選ばれる第2の材料で形成された第2の層と、
    が交互に積層されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記メモリセルは、
    前記負性抵抗素子の一端に接続された第1のバッファー部と、
    前記負性抵抗素子の他端に接続された第2のバッファー部と、
    をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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