JP2008118108A - 情報記憶素子およびその製造方法 - Google Patents

情報記憶素子およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008118108A
JP2008118108A JP2007212625A JP2007212625A JP2008118108A JP 2008118108 A JP2008118108 A JP 2008118108A JP 2007212625 A JP2007212625 A JP 2007212625A JP 2007212625 A JP2007212625 A JP 2007212625A JP 2008118108 A JP2008118108 A JP 2008118108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon
information storage
storage element
layer
element according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007212625A
Other languages
English (en)
Inventor
Klaus Dieter Ufert
ウーフェルト クラウス−ディーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qimonda AG
Original Assignee
Qimonda AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US11/510,512 external-priority patent/US8030637B2/en
Priority claimed from EP06119556A external-priority patent/EP1892722A1/en
Application filed by Qimonda AG filed Critical Qimonda AG
Publication of JP2008118108A publication Critical patent/JP2008118108A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/43Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
    • H01L29/49Metal-insulator-semiconductor electrodes, e.g. gates of MOSFET
    • H01L29/51Insulating materials associated therewith
    • H01L29/511Insulating materials associated therewith with a compositional variation, e.g. multilayer structures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Abstract

【課題】拡張性および製造コストを改善した情報記憶素子を提供する。
【解決手段】シリコン基板401上に、ワード線に接続する下部コンタクト402が堆積され、下部コンタクト402の上面に、六面体結合炭素と四面体結合炭素とを含有する炭素記憶材料403が備えられ、炭素記憶材料403の上にビット線に接続する上部コンタクト404が堆積される。六面体結合炭素と四面体結合炭素との比率を変えることによって情報を記憶するように構成されている。
【選択図】図4

Description

発明の詳細な説明
〔技術分野〕
本発明は、情報記憶素子およびその製造方法に関する。
〔背景〕
現代のコンピュータシステムでは、情報を記憶させるために、ダイナミックランダムアクセスメモリデバイス(DRAM)などの一般的な揮発性メモリデバイス、および、フローティングゲートメモリデバイスあるいは電荷トラッピングメモリデバイスといったフラッシュメモリデバイスなどの不揮発性メモリデバイスが用いられている。
モバイル機器への画像データあるいは音声データの記憶など、マルチメディアデータの記憶および伝送といった新しい用途によって、記憶容量を継続的に増加させることが求められている。
しかし一般的なメモリ技術は、その拡張性および製造コストに関して、いずれ限界に達するだろう。
〔本発明の概要〕
本発明の形態によれば、六面体結合炭素と四面体結合炭素とを含有する炭素記憶材料を有した情報記憶素子であって、該六面体結合炭素と該四面体結合炭素との比率を変えることによって、情報を記録するように構成されている情報記憶素子を提供する。
本発明によれば、拡張性を改善した情報記憶素子を実現することができる。
これら本発明の特徴およびそれ以外の本発明に係る特徴は、下記の詳細な説明および図面に基づけば、充分理解することができるだろう。
〔詳細な説明〕
〔図面の簡単な説明〕
本発明および本発明の利点をより完全に理解するために、添付図面と共に以下の説明を参照する。添付図面は以下の通りである:
図1は、本発明の一実施形態による情報記憶装置を示す図である。
図2は、本発明の一実施形態による、図1に示された情報記憶装置のメモリ行列を示す図である。
図3は、本発明の一実施形態による1ダイオード-1抵抗メモリ素子からなる回路図である。
図4は、本発明の一実施形態による情報記憶素子の断面図である。
図5は、本発明の別の実施形態による情報記憶素子の断面図である。
図6は、本発明のさらに別の実施形態による情報記憶素子の断面図である。
図7A〜図7Fは、その下部電極(下部コンタクト)製造時の様々な時点における、情報記憶素子の断面図である。
図8は、本発明のさらに別の実施形態による情報記憶素子の断面である。
図9Aおよび図9Bは、本発明の一実施形態によるダイヤモンド状炭素材料(図9A)および非グラファイト系不規則炭素材料の象徴的な抵抗/温度特性を示す図である。
図10は、本発明のさらに別の実施形態による情報記憶素子の断面である。
図11は、本発明のさらに別の実施形態による情報記憶素子の断面である。
図12は、本発明のさらに別の実施形態による情報記憶素子の断面である。
〔実施形態の詳細な説明〕
本発明の一実施形態では、情報記憶素子は、sp混成炭素とsp混成炭素とを含有した炭素を有しており、sp混成炭素とsp混成炭素との比率を変化させることによって情報が形成される。
上記比率は、可逆的に変化させることができる。
上記炭素記憶材料(carbon storage material)は、窒素および水素を実質的に含有していなくてよい。
さらに、上記炭素記憶材料は、炭素層あるいは少なくとも1つのカーボンナノチューブを含有していてよい。
上記炭素記憶材料がカーボンナノチューブを含有している場合、カーボンナノチューブの長さは約1nm〜数百ナノメートル、直径約1nm〜数十nm、例えば約1nm〜20nm、例えば約1nm〜5nmであってよい。カーボンナノチューブは、単一壁カーボンナノチューブあるいは多壁カーボンナノチューブのいずれであってもよい。さらに、カーボンナノチューブは、ドーピング原子によってドーピングされていてもよく、あるいはされていなくてもよい。また、上記炭素記憶材料内には、複数のカーボンナノチューブを含有させることができることについても述べておく。
本発明の別の実施形態では、情報記憶素子は、第1の情報記憶ステータスではsp過剰炭素結合構造を有し、第2の情報記憶ステータスではsp炭素結合構造を有する炭素層構造を備えている。
本発明の別の実施形態では、短距離秩序を変化させることのできる炭素記憶材料を含有した情報記憶素子であって、第1の短距離秩序、あるいは、当該第1の短距離秩序とは電気特性の異なる第2の短距離秩序において情報が形成される、情報記憶素子が提供される。
上記短距離秩序は、可逆的に変化させることができる。
本発明の典型的な一実施形態では、第1の短距離秩序および第2の短距離秩序は、実質的に同じ化学組成を有していてよい。一般的には、六面体結合炭素(hexagonally bonded carbon)および四面体結合炭素(tetrahedrally bonded carbon)、言い換えると、sp混成炭素およびsp混成炭素は、実質的に同じ化学組成を有していてよい。
電気特性は、上記炭素記憶材料の電気抵抗であってよい。言い換えると、上記炭素記憶材料の電気抵抗は、不揮発的に情報を記憶させるために用いられる特性であってよい。第1の状態では、上記情報記憶素子は、以下ではメモリ素子とも称される。
本発明のさらに別の実施形態では、ダイヤモンド状の短距離秩序を有する少なくとも第1の炭素層と、グラファイト状の短距離秩序を有する少なくとも第2の炭素層とを有する炭素層構造を備えた情報記憶素子が提供される。
この実施形態では、別の第1の炭素層の少なくとも1つは、ダイヤモンド状の短距離秩序を有していてよい。さらに、別の第2の炭素層の少なくとも1つは、グラファイト状の短距離秩序を有していてよい。
さらに、交互に備えられた複数の第1の炭素層および第2の炭素層が備えられる。言い換えると、第1の炭素層が第2の炭素層上に備えられ、別の第2の炭素層が当該第1の炭素層上に備えられ、別の第1の炭素層が上記別の第2の炭素層上に備えられ、以後同様に層が備えられた、第1の炭素層と第2の炭素層とからなるスタックが備えられる。
上記炭素層構造の総厚は、20nm〜120nmの範囲内、例えば30nm〜80nmの範囲内であってよい。
本発明の典型的な一実施形態では、上記炭素層構造は、上記炭素層構造の一方の端部分に第1のグラファイト状層をさらに備えていてよい。さらに、上記炭素層構造は、上記炭素層構造の上記一方の端部分と対向する他方の端部分に、第2のグラファイト状層を備えていてよい。上記炭素層構造(例えば、第1の炭素層と第2の炭素層とからなるスタック)は、上記スタックの両端のうちいずれか一方あるいは両方に、グラファイト状材料からなるキャップ層を備えていてよいことは明らかである。
本発明の別の実施形態では、sp混成炭素クラスターとsp混成炭素クラスターとを含有した炭素を有する情報記憶素子であって、sp混成炭素クラスターとsp混成炭素クラスターとの比率を変化させることによって情報が形成される情報記憶素子が提供される。
本発明のさらに別の実施形態では、sp結合炭素クラスターとsp/sp結合炭素混合クラスターとを含有した炭素を有する情報記憶素子であって、sp結合炭素クラスターとsp/sp結合炭素混合クラスターとの比率を変化させることによって情報が形成される情報記憶素子が提供される。
本発明のさらに別の実施形態では、六面体結合炭素および四面体結合炭素を有しているとともに、当該炭素が、第1の記憶ステータスでは、第1の量の六面体結合炭素、第1の量の四面体結合炭素、および第1の電気特性を有しており、第2の記憶ステータスでは、第2の量の六面体結合炭素クラスター、第2の量の四面体結合炭素、および上記第1の電気特性とは異なる第2の電気特性を有した炭素記憶材料を含有した、情報記憶素子が提供される。
本発明のさらに別の実施形態では、六面体結合炭素および四面体結合炭素を含有した炭素記憶材料を有する情報記憶素子を備えた複数の情報記憶セルを備えた情報記憶アレイであって、上記六面体結合炭素と四面体結合炭素との比率を変化させることによって情報が形成され、上記情報記憶アレイ内の上記情報記憶素子を選択部が個々に選択する、情報記憶アレイが提供される。
一般的には、上記情報記憶素子は、上述あるいは後述の任意の方法によって構成することができる。
上記情報記憶アレイは、少なくとも1つの第1の制御線(一般的には、任意数の第1の制御線)、および、少なくとも1つの第2の制御線(一般的には、任意数の第2の制御線)をさらに備えていてよい。上記第1の制御線の数は、上記第2の制御線の数と同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。上記第1の制御線は、ビット線(あるいはワード線)とも称され、上記第2の制御線は、ワード線(あるいはビット線)とも称される。各情報記憶セルは、各第1の制御線と各第2の制御線との間に構成することができる。このように、各第1の制御線と各第2の制御線との交点に各情報記憶セル(以下ではメモリセルとも称される)が配置された交点情報記憶アレイ(crosspoint information storage array)が備えられることは明らかである。
上記選択部は、少なくとも1つの選択ダイオードまたは少なくとも1つの選択トランジスタを備えているか、あるいは少なくとも1つの選択ダイオードまたは少なくとも1つの選択トランジスタであってよい。
上記選択部が少なくとも1つの選択ダイオードを備えているか、あるいは少なくとも1つの選択ダイオードである上記実施形態では、当該選択ダイオードは、各第1の制御線と各第2の制御線との間に構成することができる。言い換えると、上記選択ダイオードは、各第1の制御線と各第2の制御線との間に備えられた層スタック内に統合することができる。
本発明のさらに別の実施形態によると、情報記憶素子の製造方法が提供される。第1および第2の電極が備えられる。炭素記憶材料は、上記第1の電極と上記第2の電極との間において、比率を変化させることのできる六面体結合炭素および四面体結合炭素を有している。これによって、上記情報記憶素子内に記憶される情報を変化させることができる。
本発明のさらに別の実施形態によると、情報記憶素子の製造方法が提供される。六面体結合炭素および四面体結合炭素を含有した炭素記憶材料が備えられる。情報は、六面体結合炭素と四面体結合炭素との比率を変化させることによって形成される。
上記炭素記憶材料を提供する工程は、上記炭素記憶材料を堆積する工程を含んでいてよい。
さらに、上記炭素記憶材料を堆積する上記工程は、上記炭素記憶材料を、化学気相成長法(CVD)を用いて堆積する工程を含んでいてよい。
さらに、上記炭素記憶材料を堆積する上記工程は、上記炭素記憶材料を、プラズマ化学気相成長法(plasma-enhanced CVD)を用いて堆積する工程を含んでいてよい。
上記炭素記憶材料を堆積する上記工程は、上記炭素記憶材料を、原子層堆積化学気相成長法を用いて堆積する工程を含んでいてよい。上記炭素記憶材料を堆積する上記工程はさらに、上記炭素記憶材料を、C反応ガスを用いた化学気相成長法を用いて堆積する工程を含んでいてよい。
本発明のさらに別の実施形態によると、情報記憶素子の動作方法が提供される。上記情報記憶素子は、六面体結合炭素および四面体結合炭素を含有した炭素記憶材料を有している。情報は、六面体結合炭素と四面体結合炭素との比率を変化させることによって形成される。上記方法は、六面体結合炭素および四面体結合炭素の比率を変化させることによって、上記情報記憶素子の情報記憶ステータスを変化させる工程を含んでいる。
本発明の典型的な一実施形態によると、良好な拡張性(ナノスケール寸法)を有し、切り替え電圧が低く、且つ切り替え時間が短い不揮発性メモリ素子が提供される。
本発明の典型的な一実施形態による抵抗不揮発性メモリ素子は、その電気抵抗の変化に基づいている。これは、遷移金属酸化物層内において生じる電気抵抗の変化と同程度であるが、本発明の一実施形態によると、電気抵抗の変化は、非グラファイト系不規則(準アモルファス(quasi amorphous))炭素系において生じる。本発明の一実施形態によると、上記炭素記憶材料の温度に依存して、高導電性フィラメント領域が形成される。言い換えると、高導電性フィラメント領域は、電圧印加時において、不均一な温度分布(ジュール加熱)に起因して長距離不規則炭素層内における双安定的な抵抗の切り替えを誘引する、サーミスタ効果(thermistor effect)に基づいて形成される。
上記非グラファイト系不規則炭素(NGDC)層は、準アモルファス状態にある化学物質内において結晶構造を(例えばアモルファスから結晶質、あるいはその逆へ)変化させることなく、原子的にスケール変換された領域(atomically scaled region)内においてsp結合(グラファイト状導電体)とsp結合(ダイヤモンド状絶縁体)との量の比率を変化させることによってのみ、上記非グラファイト系不規則炭素層の導電率にいくらかの大きさの変化を加えることができるという利点を有している。
NGDCは、十分かつ適切な電圧の印加時におけるサーミスタ効果(下記の式(1))および急峻な抵抗/温度特性によって、負性微分抵抗を有する領域を形成し、電流電圧特性を双安定的に切り替えることができる。「オン」状態では、短距離秩序内においてsp過剰結合構造が支配的である。「オフ」状態では、sp結合の量が、sp結合またはsp/sp混合クラスター結合に対して減少する。
Figure 2008118108
例えば、一部の実施形態では、短く且つ高い電流パルスを流すことによる単極性の切り替え(unipolar switching)を用いて、NGDCを「オフ」状態に切り替えることができる。高導電性フィラメントを破壊して、NGDCを「オフ」状態に効果的に切り替えるためには、電流密度約10A/cmのパルスを、NGDCの厚さ1nm毎に1Vまたは1V未満で、約5〜50ns以上流せば十分である。NGDCを「オン」状態に切り替えるためには、より長く且つより低いパルスが用いられる。一部の実施形態では、例えば電流密度約10A/cmのパルスを、NGDCの厚さ1nm毎に1Vまたは1V未満で、200〜300ns以上流すことによって、NGDC内に高導電性フィラメント領域を形成するための適切な加熱がなされ、NGDCが「オン」状態に切り替えられる。あるいは、一部の実施形態では、反対の電圧極性を有するパルスを用いた両極性の切り替え(bi-polar switching)を用いることによって、「オン」状態と「オフ」状態とを切り替えることができる。
以上の説明では、変換が生じる各層が限定的な回数の変換サイクル後に破壊される、狭小なフィラメント内における化学変換を用いた、遷移金属酸化物内における双安定的なメモリ切り替えが提供されている。例えば、メモリ材料としてNiO1−x層を用いた場合、10の書き込みサイクル、および1012の読み出しサイクルが実現されるが、上記層内における酸素の最適な欠乏を調整することが困難であるとともに、酸化還元効果に対して酸素欠乏を一定に維持することが困難になる。
本発明の一実施形態は、NGDCを用いたメモリ概念に基づいており、さらには、主に結合比率において互いに異なっている、言い換えると、純sp混成クラスターに対するsp混成クラスターおよび/またはsp/sp混成混合クラスターの数において互いに異なっており、化学組成においてはそれほど異なっていない、アモルファス炭素(ダイヤモンド状炭素:DLC)とグラファイトとの組み合わせに基づいており、これによって切り替えサイクルの回数を大幅に増やすことができる。
本発明の一実施形態によって提供される、非グラファイト系不規則炭素層とグラファイト層とが交互になった上記層構造は、NGDC層を有する材料系の抵抗すなわち導電率、および温度依存性を幅広く変化させることができるという利点を有している。この点において着目すべきは、上記利点は、化学組成を変化させることなく、単にsp結合とsp結合との比率を原子レベル(原子スケール)で設定することによってのみ、抵抗すなわち導電率、および温度依存性を調整することができるという点にある。
図1は、本発明の典型的な一実施形態による情報記憶装置100を示している。情報記憶装置100は、特に、読み出し/書き込み回路101、およびメモリアレイとも称されるメモリ行列102を備えている。メモリ行列102は、複数の行と列になって構成された複数のメモリセル201を有している(図2参照)。読み出し/書き込み回路101は、メモリセル201内に記憶されるデータの読み出し、およびメモリセル201へのデータ書き込みを制御するように構成されている。情報記憶装置100は、有益なデータ転送およびデータ転送制御を行うための外部インターフェース(図示せず)をさらに備えている。読み出し/書き込み回路101は、メモリ行列102に接続されており、これにより、接続線103、例えばビット線202およびワード線203によって、複数のメモリセル201に接続されている。別の実施形態では、メモリ行列102内のメモリセル201の構成は上記以外であってもよい点について述べておく。例えば、メモリセル201を三角形になるように構成してもよく、あるいはその他任意の適切な構成にすることができる。
本発明の典型的な一実施形態によると、メモリセル201は、各ビット線202と各ワード線203との間に構成される。言い換えると、本発明の典型的な一実施形態によると、メモリセル201は、メモリ行列102内の交点アレイ構造内に構成または統合される。しかし必要に応じて、これ以外のアーキテクチャを備えることもできる。
上記交点アレイ構造では、メモリアレイ102内の各抵抗メモリセル201に対して選択トランジスタが1つ備えられた、1トランジスタ1抵抗構造(1T1R)を備えることができる。
本発明の別の一実施形態では、図3に示されているように、交点アレイ構造内に1ダイオード1抵抗構造(1D1R)を備えることができる。以下により詳しく説明するように、1D1R構造によって、メモリアレイ102内におけるメモリセル密度を高めることができる。図3に示されているように、各メモリセル201は、少なくとも1つのダイオード301と共に、ビット線202とワード線203との間に配置される。
さらに、所望のビット線202を個々に選択するために、各ビット線202に第1の選択トランジスタ302が1つ備えられており、また、所望のワード線203を個々に選択するために、各ワード線203に第2の選択トランジスタ303が1つ備えられている。
図4は、本発明の一実施形態による、メモリセル201としての情報記憶素子400の断面を示している。
上記情報記憶素子400は、例えばシリコンからなる、基板401上に形成される。以下にさらに詳しく説明するように、シリコン基板401上には、(例えば、タングステン(W)またはタングステンシリサイド(WSi)、一般的には窒化チタン(TiN)または窒化タングステン(WTi)などの任意の適切な金属からなる)下部コンタクト402が堆積される。さらに、下部コンタクト402の上面には、非グラファイト系不規則炭素からなる混合炭素層403が備えられる。混合炭素層403の形成については、以下にさらに詳しく説明する。次に、混合炭素層403上に、(例えば、タングステン(W)またはタングステンシリサイド(WSi)、一般的には窒化チタン(TiN)または窒化タングステン(WTi)などの任意の適切な金属からなる)上部コンタクト404が堆積される。下部コンタクト402は各ワード線203に接続し、上部コンタクト404は各ビット線202に接続することができる。ビット線202およびワード線203は、説明される全ての典型的な実施形態において、銅(Cu)またはアルミニウム(Al)から形成することができる。
図5は、本発明の別の実施形態による、メモリセル201としての情報記憶素子500の断面を示している。
上記情報記憶素子500は、例えばシリコンからなる、基板501上に形成される。以下にさらに詳しく説明するように、基板501上に、ワード線203が備えられる。さらに、構造化されたワード線203および基板501の上面に、層間絶縁膜(intermetal dielectric layer)502が備えられる。この層間絶縁膜502は、例えば二酸化ケイ素または窒化ケイ素、あるいは、例えば低誘電体材料などのその他任意の適切な誘電体材料から形成されている。層間絶縁膜502内を通過するビア(ホール)が、エッチングによって形成される。このとき、各ワード線203の少なくとも一部が、上記ビアによって露出されるように形成が行われる。次に、露出されたワード線203の上面にあるビア内、必要に応じて、露出されたワード線203の上面にカーボンナノチューブ503成長前に堆積された(例えばニッケル鉄合金(NiFe)からなる)シード層上にあるビア内に、1つまたは複数の(単一壁あるいは多壁)カーボンナノチューブ503が成長される。本発明の典型的な一実施形態では、カーボンナノチューブ503の長さは約20nm〜約120nm、例えば約30nm〜約80nm、例えば約40nmであってよい。
カーボンナノチューブ503の成長が完了した後、上記ビア内にビット線202が堆積され、そしてカーボンナノチューブ503に接続される。ビット線202の最上部には、二酸化ケイ素からなる不活性化層504が堆積される。
図6は、本発明のさらに別の実施形態による、メモリセル201としての情報記憶素子600の断面を示している。
上記情報記憶素子600は、タングステンあるいは上述した任意の材料からなる下部コンタクト601と、第1のNGDC層602と第2のNGDC層603とが交互に構成された複数の層を有する非グラファイト系不規則炭素(NGDC)層構造604とを備えている。複数の第1のNGDC層602を形成している各第1のNGDC層602は、sp混成炭素とsp混成炭素との比率が第1の比率である第1の短距離秩序を有するように形成され、導電率は約10Ωcmである。複数の第2のNGDC層603を形成する各第2のNGDC層603は、sp混成炭素とsp混成炭素との比率が、sp混成炭素の割合が増加された第2の比率である第2の短距離秩序を有するように形成される。言い換えると、第2のNGDC層603はsp過剰炭素を含有しており、そしてダイヤモンド状炭素(DLC)を含有していることが明らかである。NGDC層構造604は、それぞれ任意数の第1のNGDC層602と、第1のNGDC層602間に重畳された第2のNGDC層603とを有していてよい。本発明の典型的な一実施形態では、NGDC層構造604の総厚は、約20nm〜約120nm、例えば約30nm〜約80nm、例えば約40nmであってよい。さらに、NGDC層構造604の上面、図6では最上部にある第2のNGDC層603の上面に、タングステンあるいは上述の任意の材料からなる上部コンタクト605が備えられる。
図7A〜図7Fは、下部電極とも称される、構造化された下部コンタクト形成中の様々な時点における、情報記憶素子の断面図である。
図7Aに示されているように、予め洗浄されたシリコンウェハ701を用いてプロセスが開始される。本発明のこれら典型的な実施形態によると、シリコン電極構造を形成するためのプロセスは、一部のアプリケーションにおいて求められる適切な接触線を形成する、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)技術に基づいて行われる。シリコンウェハ701の上面が酸化され(図示せず)、酸化されたシリコンウェハ701の面上に窒化ケイ素層702が堆積される。次に、窒化ケイ素層702の上面に、別の二酸化ケイ素層703が堆積される。
次に、図7Bに示されているように、金属化面0リソグラフィ(metalization plane 0 lithography)を用いたエッチングによって、ホール704が形成される。当該エッチングは、この場合はエッチストップ層として機能する窒化ケイ素層702の上面において止められる。
以下の工程では、露出された領域、すなわち、別の二酸化ケイ素層703の上面、および前工程において形成されたホールの側壁および底部に、タングステンが堆積される。次に、過剰に充填された(overfilling)タングステンが、化学的機械研磨(CMP)法によって除去され、これによって下部電極の第1の部分705が形成される(図7C参照)。
図7Dに示されているように、例えば二酸化ケイ素または窒化ケイ素からなる、層間絶縁膜706が、別の二酸化ケイ素層703の上面、および後に形成される下部電極の第1の部分705の露出された上面に堆積される。
次に図7Eに示されているように、いわゆるコンタクトホール1(C1)リソグラフィおよびエッチングを用いて、コンタクトホール707が形成される。本発明のこれら典型的な実施形態によると、形成されるコンタクトホール707は、サブリソグラフィックコンタクトホール(sub-lithographic contact hole)として形成される。
上記情報記憶素子の(複数の)下部電極を形成するための部分的なプロセスを完了させるために、例えばLPCVDプロセス(減圧化学気相成長法)を用いて、コンタクトホール707にタングステンが充填または過剰充填され、そして過剰充填部分は、化学的機械研磨(CMP)法(図7F参照)を用いて除去される。
本発明との関連において、その他任意の適切な一般的プロセスを用いて、上記情報記憶素子の下部電極を形成できることについて述べておく。
図8は、本発明の別の実施形態による情報記憶素子800の断面を示している。基板材料および周囲の材料(例えば、備えられる誘電体材料)は、分かりやすくするために図示されていない。
図7A〜図7Fを参照しながら説明したプロセスを用いて、ワード線を有する下部電極を形成した後、コンタクトホールを充填するタングステン708がシリサイド化される。これによって、上述のように形成される電極の第1の部分705によって形成されるワード線に、タングステンシリサイド下部コンタクト801が形成される。タングステンシリサイド下部コンタクト801の層厚は、約10nm〜約50nm、例えば約20nm〜約30nmである。本発明の別の一実施形態では、タングステンシリサイド(WSi)の代わりに、純タングステン(W)、窒化チタン(TiN)、または窒化タングステン(WTi)を用いることができる。一般的に、タングステンシリサイド(WSi)の代わりに、CMOSに対応する任意の適切な材料を用いることができる。
次に、タングステンシリサイド下部コンタクト801上に、第1のダイオード層803と第2のダイオード層804とを有するCMOSダイオード802が形成される。
CMOSダイオード802の第1のダイオード層803は、タングステンシリサイド下部コンタクト801の上面にLPCVDを用いてポリシリコンを堆積することによって形成される。ポリシリコンの堆積中に、リンドーピング原子(phosphorous doping atom)を用いてin-situドーピングが施される。このときのドーピング勾配(doping gradient)は、まず約1020cm‐3(nドーピング)より高い濃度に設定し、タングステンシリサイド下部コンタクト801のタングステンシリサイドに低オーム抵抗を与える。上記濃度を約1017cm‐3(nドーピング)に変更して、形成される第2のダイオード層804にショットキーダイオードが備えられる。堆積される第1のダイオード層803の厚さは、約30nm〜約70nm、例えば約50nmである。
次に、以下にさらに詳しく説明するように、第2のダイオード層804が形成される。本発明の典型的な一実施形態によると、第2のダイオード層804として、白金シリサイド(PtSi)からなる層が形成される。この白金シリサイド層は、複数の処理工程によって形成される。まず、第1のダイオード層803の上面、すなわちドープされたポリシリコン層803のn側に、LPCVDを用いてポリシリコンが堆積される。次に、当該ポリシリコン層上に、スパッタリングによってプラチナが堆積される。そして、上記のように形成された両方の層が、温度約600℃での高速熱アニーリング(RTA)によって共に処理される。その他任意の適切な処理を用いて、白金シリサイド、または第2のダイオード層804の形成に用いることのできる別の材料または材料化合物を用いることができる。堆積される第2のダイオード層804の厚さは、約20nm〜約50nm、例えば約30nmである。
各メモリセルスタック内にCMOSダイオード802を完成させた後、混合炭素層構造805が形成される。混合炭素層構造805は、本発明の典型的な一実施形態によると、厚さ約20nm〜約120nm、例えば約30nm〜約80nm、例えば約40nmである。混合炭素層構造805は、グラファイト状下部コンタクト層を始点とする、NGDC層とグラファイト状層とが交互になったスタックを有している。言い換えると、CMOSダイオード802の第2のダイオード層804の上面に形成される混合炭素層構造805の第1の層は、グラファイト状層である。
以下にさらに詳しく説明するように、混合炭素層構造805、すなわちNGDCとグラファイトとが交互になった層構造が形成される。NGDCとグラファイトとが交互になった層構造は、PECVD/ALD成長(プラズマ化学気相成長法/原子層成長法)によって形成される。これは、誘導結合高密プラズマ内において、刺激周波数約20MHz〜約40MHz、例えば約25MHz〜約30MHz、例えば約27、26MHzで行われる。すでに形成された層スタックを有する上記基板は、この場合は、RFバイアス電圧を印加することのできる特定の基板ホルダー上に構成される。上記基板は、加熱することができる。必要に応じて、RFバイアス電圧を用いて、適切なエネルギーを有する別のイオンを基板上に引き込むことができる。本発明の典型的な一実施形態では、反応ガスとして、C(xおよびyは任意の自然数)、例えばCまたはCHを用いることができる。上記反応ガスは、必要に応じて、ネオン(Ne)、水素(H)、またはアルゴン(Ar)を用いて希釈することができる。
基板バイアス電圧のレベルは、一方では、リアクターの構成、すなわちリアクターにおける質量電極(mass carrying electrode)の寸法と、高周波電極(rf carrying electrode)の寸法との比率によって決定される。基板バイアス電圧のレベルは、他方では、外部から印加された容量結合された高周波電磁界(rf field)が印加される自己バイアス、あるいは外部から印加された容量結合された高周波電磁界によって調整される自己バイアスによって決定される。特に、外部から印加された容量結合された高周波電磁界によって、上記層の特性、生じるsp結合またはsp結合などの結合、その相対的な数または量、およびその混合が決定される。本発明の典型的な一実施形態では、約100V〜約350Vの範囲内の負電圧が、約10mTorr〜約500mTorrの範囲内のガス圧と共に印加される。
より高い自己バイアス電圧、およびより高い基板温度(約250℃より高い温度)を用いることによって、好ましいグラファイト系成分の好ましい形状が得られ、避けられるべきである。本発明の典型的な一実施形態では、純ダイヤモンド状炭素の電気特性、および純グラファイトの電気特性のいずれも求められないが、
Figure 2008118108
の範囲内の導電率(または対応する電気抵抗)が求められる。
NGDCとグラファイトとが交互になった層構造805内において、グラファイトの抵抗値を低くするために、自己バイアス電圧が下げられ、ガス圧が上げられ、そして温度が約250℃に設定される。本発明の別の実施形態では、その他のプロセスパラメータを用いることもできる。
NGDCとグラファイトとが交互になった層構造805の完成後、すなわち上述のPECVD/ALDプロセスの完了後には、完成されたNGDCとグラファイトとが交互になった層構造805の上面に、sp混成が支配的な層、すなわちsp(グラファイト系)短距離秩序が支配的な層、言い換えるとグラファイト状層806が存在しており、これによって、メモリセルの上部コンタクト806が形成される。メモリセルの上部コンタクト806を形成するための別の材料として、プラチナ(Pt)またはパラジウム(Pd)を用いることができる。あるいは、例えば、タングステンシリサイド(WSi)、純タングステン(W)、窒化チタン(TiN)、または窒化タングステン(WTi)など、下部コンタクト801を形成するために用いられる材料を用いることができる。一般的に、メモリセルの上部コンタクト806を形成するためには、CMOSに対応する任意の適切な材料を用いることができる。メモリセルの上部コンタクト806の厚さは、約30nm〜約100nm、例えば約30nmである。
次の工程では、例えば窒化タンタル(TaN)からなるハードマスク(図示せず)が、反応性DCスパッタリングを用いて、上部コンタクト806の上面に堆積される。これによって、CMOSダイオードを有するメモリセルを形成する層スタックが完成される。
CMOSダイオード802は、メモリセル構造内における任意の構成要素であることに留意されたい。本発明の別の一実施形態では、所望のメモリセルを個々に選択するために、1つまたは複数の選択トランジスタを備えることができる。
本発明の典型的な一実施形態では、加熱(例えばジュール加熱)によって変化させることのできる(アモルファス)短距離秩序内の結合比率を用いて、各メモリセル内に所望の情報を記憶させることができる。短距離秩序内の結合比率、例えばsp混成クラスターとsp混成クラスターとの比率、あるいはsp混成クラスターとsp/sp混成混合クラスターとの比率を変化させることによって、不揮発的でありながら可逆的に上記構造の導電率を変化させることができる。
例えば、NGDCを用いることによって、NGDCに十分かつ適切な電圧が印加されたときのサーミスタ効果(上記した式(1))および急峻な抵抗/温度特性によって、負性微分抵抗を有する領域が形成され、電流電圧特性を双安定的に切り替えることができる。「オン」状態では、短距離秩序内においてsp過剰結合構造が支配的であり、「オフ」状態では、sp結合またはsp/sp混合クラスター結合に対してsp結合の量が減少される。上述のように、「オフ」状態に切り替えるために用いられる短く且つ高い電流パルスと、「オン」状態に切り替えるために用いられる長く且つ低い電流パルスとを用いた単極性の切り替えを用いることができ、あるいは、両極性の切り替えを用いることもできる。
非グラファイト系不規則炭素層(NGDC)とグラファイトとが交互になった上記層構造、一般的には、上記炭素記憶材料においてsp混成クラスターとsp混成クラスターとの比率の可逆的かつ不揮発的な変化、あるいはsp混成クラスターとsp/sp混成混合クラスターとの比率の変化を可能にする構成を用いることによって、本発明の典型的な一実施形態に従って、例えば材料系において(複数の)NGDC層を用いることによって、電気抵抗(あるいは導電率)および温度依存性を幅広く変化させることができるという利点がある。
この点において着目すべきは、化学組成を変更または変化させることなく、sp結合とsp結合との比率を原子寸法において設定することのみによって、不規則非グラファイト系ネットワークにおける電気抵抗(あるいは導電率)を変化させることができるという点である。
本発明の典型的な一実施形態では、短距離秩序における変化は、例えばNGDCとグラファイトとが交互になった層構造においては、メモリセルのプログラムに要するエネルギーを保持するため、言い換えると、メモリセルのプログラムに要するスイッチオン電流およびスイッチオフ電流を可能な限り小さくするために、可能な限り少ない量で生じる。
本発明の典型的な一実施形態では、NGDCとグラファイトとが交互になった上記層構造は、グラファイトまたはフラーレン層電極によるサンドイッチ形状に囲まれている。これによって、金属または誘電体などの近隣材料と相互に影響し合う(例えば、酸素またはカルコゲナイド材料の吸収)ことのない、安定的な情報記憶層システムが得られる。
本発明の典型的な実施形態は、メモリ素子内におけるプログラミングサイクル数を制限する概ね破壊的な化学変換を引き起こす導電性のフィラメントスポット(filament spots)が発生しないという別の利点を有している。
本発明の典型的な一実施形態では、その化学組成または結晶構造を実質的に変化させることなく、NGDCとグラファイトとが交互になった層構造(例えばナノチューブ構造)内におけるアモルファス原子の短距離秩序を微細なフィラメント内において変化させることによってのみ導電率(あるいは電気抵抗)の遷移(または変化)が生じる、NGDCとグラファイトとが交互になった層構造(またはナノチューブ構造)が、(例えば金属カルコゲナイド記憶層の代わりに)備えられる。アモルファスすなわち不規則な炭素層内において、導電率ひいては最適なオフ抵抗Roffおよび活性化エネルギー(下記の式(2))を幅広く最適化することができる。これは、その他大部分の材料系では、化学組成を実質的に変化させることなしには達成不可能である。
Figure 2008118108
本発明の典型的な一実施形態では、NGDCとグラファイトとが交互になった層構造によって、実際のフィラメント量が減少する。これによって、スイッチオンおよびスイッチオフエネルギーが低減され、またNGDCとグラファイトとが交互になった層構造内における両層内の化学組成が原理的には同一となる。
従って、特に高い消去電流パルスが流されている間に、低オームの(グラファイト状)コンタクト材料が、フィラメントの局在(filament localization)において、限定的な量ほどNGDC材料内に拡散する必要がある場合は、原理的に、NGDC層内のチャネル内(すなわちフィラメント内)における化学組成は変化されない。
図9Aは、第1の図900を示している。第1の図900は、第1の特性曲線901によって、ダイヤモンド状炭素の電気抵抗ρ(Ωcm)の温度依存性を示している。
さらに図9Bは、第2の図910を示している。第2の図910は、第1の特性曲線901によって、ダイヤモンド状炭素の電気抵抗ρ(Ωcm)の温度依存性を示し、第2の特性曲線911によって、NGDC材料の電気抵抗ρ(Ωcm)の温度依存性を示している。図9Bに見られるように、NGDC材料の電気抵抗は、ダイヤモンド状炭素の電気抵抗と比較して、様々な方法によって変化させることができる。
図10は、本発明の別の実施形態による情報記憶素子1000の断面を示している。
上記情報記憶素子1000は、シリコン基板1001(本発明の別の一実施形態では二酸化ケイ素基板)と、例えばビット線に接続されているか、あるいはビット線からなる各第1の電極1002とを有している。第1の電極1002は、ダマシン技術を用いて基板1001上に堆積された金属間誘電体1003内に形成される。第1の電極1002上およびその上方には、(例えば二酸化ケイ素または窒化ケイ素からなる)別の金属間誘電体1003が備えられる。別の金属間誘電体1003内にある第1の電極1002の隣およびその上方には、(例えばワード線に接続されているか、あるいはワード線からなる)各第2の電極1004が側方方向に形成される。次に、別の金属間誘電体1003内に、(例えば等方性)エッチングによってホールが形成される。これによって、第1の電極1002の上面の少なくとも一部と、第2の電極1004の底面の少なくとも一部が露出される。最後に、1つまたは複数のカーボンナノチューブ((複数の)単一壁カーボンナノチューブまたは(複数の)多壁カーボンナノチューブ)が成長される。このとき、1つまたは複数のカーボンナノチューブが、第1の電極1002の上面および第2の電極1004の底面を接続するように、成長される。ナノチューブ1005における2つの導電状態は、各加熱または冷却によって不揮発的に短距離秩序を変化させることによって切り替えることができる。
図11は、本発明の別の実施形態による情報記憶素子1100の断面を示している。
上記情報記憶素子1100は、シリコン基板1101(本発明の別の一実施形態では二酸化ケイ素基板)と、(例えば窒化ケイ素または二酸化ケイ素からなる)絶縁層1102とを有している。上記情報記憶素子1100を形成するために、基板1101の上面まで、絶縁層1102内にエッチングによって各ホールが形成される。次の工程では、絶縁層1102の上面、およびホール(言い換えるとトレンチ)の側壁および底部に、金属層がコンフォーマルに堆積される。以下の工程では、(例えば反応性イオンエッチング(RIE)を用いて、)異方性スペーサエッチングが行われる。これによって上記トレンチの底部の一部が露出され、第1の電極1103(例えばビット線)、および第2の電極1104(例えばワード線)が形成される。次に、NGDCとグラファイトとが交互になった層構造1105(あるいは、1つまたは複数のカーボンナノチューブ((複数の)単一壁カーボンナノチューブあるいは(複数の)多壁カーボンナノチューブ)を含有したナノチューブ構造)が、例えば上述のPECVD/ALD法を用いて、上記トレンチの底部上に堆積される。NGDCとグラファイトとが交互になった層構造1105(あるいはナノチューブ構造)の2つの導電状態は、各加熱または冷却によって不揮発的に短距離秩序を変化させることによって切り替えることができる。この構造が水平構造であることは明らかである。
図12は、本発明の別の実施形態による情報記憶素子1200の断面を示している。
上記情報記憶素子1200は、図11に示されている上記情報記憶素子1100と同様であるが、NGDCとグラファイトとが交互になった層構造1201がトレンチ全体を充填しているという点において異なっている。
また、上述の構造を90度回転させて、本発明の典型的な各実施形態において垂直構造および平面構造を備えることも可能である。
上述の説明は、例証および説明する目的のためになされたものであり、包括的、あるいは開示されている本発明の形態のみに制限されると考えられるものではない。また、開示されている教示内容に鑑みて、多くの変更および変形を加えることができることは明らかである。上述の実施形態は、本発明の原理およびその実用的な用途を最適に説明し、これによって当業者が、様々な実施形態において、想定される特定の用途に適合するように様々な変形を加えながら本発明を実施できるように選択されたものである。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって決定される。
本発明の一実施形態による情報記憶装置を示す図である。 本発明の一実施形態による、図1に示された情報記憶装置のメモリ行列を示す図である。 本発明の一実施形態による1-ダイオード-1-抵抗メモリ素子の回路図である。 本発明の一実施形態による情報記憶素子の断面図である。 本発明の別の実施形態による情報記憶素子の断面図である。 本発明のさらに別の実施形態による情報記憶素子の断面図である。 その下部電極(下部コンタクト)製造時の異なる時点における、情報記憶素子の断面図である。 その下部電極(下部コンタクト)製造時の異なる時点における、情報記憶素子の断面図である。 その下部電極(下部コンタクト)製造時の異なる時点における、情報記憶素子の断面図である。 その下部電極(下部コンタクト)製造時の異なる時点における、情報記憶素子の断面図である。 その下部電極(下部コンタクト)製造時の異なる時点における、情報記憶素子の断面図である。 その下部電極(下部コンタクト)製造時の異なる時点における、情報記憶素子の断面図である。 図8は、本発明のさらに別の実施形態による情報記憶素子の断面である。 本発明の一実施形態によるダイヤモンド状炭素材料の象徴的な抵抗/温度特性を示す図である。 本発明の一実施形態による非グラファイト系不規則炭素材料の象徴的な抵抗/温度特性を示す図である。 本発明のさらに別の実施形態による情報記憶素子の断面図である。 本発明のさらに別の実施形態による情報記憶素子の断面図である。 本発明のさらに別の実施形態による情報記憶素子の断面図である。

Claims (43)

  1. 六面体結合炭素と四面体結合炭素とを含有する炭素記憶材料を有しており、該六面体結合炭素と該四面体結合炭素との比率を変えることによって情報を記憶するように構成されていることを特徴とする情報記憶素子。
  2. 上記比率は、可逆的に変化させることができることを特徴とする請求項1に記載の情報記憶素子。
  3. 上記炭素記憶材料は、実質的に窒素が存在しない材料であることを特徴とする請求項1に記載の情報記憶素子。
  4. 上記炭素記憶材料は、炭素層、もしくは、少なくとも1つのカーボンナノチューブを有していることを特徴とする請求項1に記載の情報記憶素子。
  5. 上記炭素記憶材料は、カーボンナノチューブを有しており、
    上記カーボンナノチューブは、約1nm〜数百nmの長さを有していることを特徴とする請求項4に記載の情報記憶素子。
  6. sp混成炭素及びsp混成炭素を含有する炭素材料を有しており、該sp混成炭素と該sp混成炭素との比率を変えることによって情報を記憶するように構成されていることを特徴とする情報記憶素子。
  7. 上記比率は、可逆的に変化させることができることを特徴とする請求項6に記載の情報記憶素子。
  8. 上記炭素材料は、実質的に窒素が存在しない材料であることを特徴とする請求項6に記載の情報記憶素子。
  9. 上記炭素材料は、炭素層、もしくは、少なくとも1つのカーボンナノチューブを有していることを特徴とする請求項6に記載の情報記憶素子。
  10. 上記炭素材料は、カーボンナノチューブを有しており、
    上記カーボンナノチューブは、約1nm〜数百nmの長さを有していることを特徴とする請求項9に記載の情報記憶素子。
  11. 可変の短距離秩序を有する炭素記憶材料を有しており、
    第1の上記短距離秩序の領域内、もしくは、該第1の短距離秩序と電気特性が異なる第2の上記短距離秩序の領域内に、情報を形成するように構成されていることを特徴とする情報記憶素子。
  12. 上記短距離秩序は、可逆的に変化させることができることを特徴とする請求項11に記載の情報記憶素子。
  13. 上記第1の短距離秩序と上記第2の短距離秩序とは、互いに、実質的に同じ化学組成であることを特徴とする請求項11に記載の情報記憶素子。
  14. 上記電気特性には、上記炭素記憶材料の電気抵抗が含まれることを特徴とする請求項11に記載の情報記憶素子。
  15. 炭素層構造体を有しており、
    上記炭素層構造体は、第1の情報記憶ステータス内にsp過剰炭素結合構造を有し、第2の情報記憶ステータス内に増加sp炭素結合層構造を有していることを特徴とする情報記憶素子。
  16. ダイヤモンド状の短距離秩序を有した、少なくとも1つの第1の炭素層と、
    グラファイト状の短距離秩序を有した、少なくとも1つの第2の炭素層とが設けられた炭素層構造体を有していることを特徴とする情報記憶素子。
  17. 上記第1の炭素層のほかに、別の第1の炭素層として、ダイヤモンド状の短距離秩序を有した第1の炭素層を少なくとも1つ有していることを特徴とする請求項16に記載の情報記憶素子。
  18. 上記第2の炭素層のほかに、別の第2の炭素層として、グラファイト状の短距離秩序を有した第2の炭素層を少なくとも1つ有していることを特徴とする請求項16に記載の情報記憶素子。
  19. 上記第1の炭素層と上記第2の炭素層とは、交互に設けられていることを特徴とする請求項16に記載の情報記憶素子。
  20. 上記炭素層構造体の総厚は、約20nm〜約120nmであることを特徴とする請求項16に記載の情報記憶素子。
  21. 上記炭素層構造体の総厚は、約30nm〜約80nmであることを特徴とする請求項16に記載の情報記憶素子。
  22. 上記炭素層構造体には、該炭素層構造体の一端部の上に、更に、1つの第1のグラファイト状の層が設けられていることを特徴とする請求項16に記載の情報記憶素子。
  23. 上記炭素層構造体には、該炭素層構造体の上記一端部の反対側の端部である第2の端部の上に、更に、1つの第2のグラファイト状の層が設けられていることを特徴とする請求項22に記載の情報記憶素子。
  24. sp混成炭素クラスター及びsp混成炭素クラスターを含有する炭素材料を有しており、
    上記炭素材料のsp混成炭素クラスターとsp混成炭素クラスターとの比率を変えることによって情報を記憶するように構成されていることを特徴とする情報記憶素子。
  25. sp結合炭素クラスター、及びsp/sp結合炭素混合クラスターを含有する炭素材料を有しており、
    上記炭素材料のsp結合炭素クラスターと、sp/sp結合炭素混合クラスターとの比率を変えることによって情報を記憶するように構成されていることを特徴とする情報記憶素子。
  26. 六面体結合炭素と四面体結合炭素とを含有する炭素記憶材料を有しており、
    上記炭素記憶材料は、
    第1の記憶ステータスでは、第1の量の六面体結合炭素と、第1の量の四面体結合炭素とを含有し,且つ、第1の電気特性を有しており、
    第2の記憶ステータスでは、第2の量の六面体結合炭素クラスターと、第2の量の四面体結合炭素とを含有し,且つ、上記第1の電気特性とは異なる第2の電気特性を有していることを特徴とする情報記憶素子。
  27. 複数の情報記憶セルを備えた情報記憶アレイであって、
    各上記情報記憶セルは、
    六面体結合炭素と四面体結合炭素とを含有する炭素記憶材料を有した情報記憶素子と、
    上記情報記憶アレイ内の上記情報記憶素子を個々に選択する選択ユニットとを備えており、
    上記炭素記憶材料は、該六面体結合炭素と該四面体結合炭素との比率を変えることによって情報を記憶するように構成されていることを特徴とする情報記憶アレイ。
  28. 更に、
    少なくとも1つの第1制御線と、少なくとも1つの第2制御線とを備えており、
    各上記情報記憶セルは、1つの上記第1制御線と1つの上記第2制御線との間に配置されていることを特徴とする請求項27に記載の情報記憶アレイ。
  29. 上記選択ユニットは、少なくとも1つの選択ダイオードを有しており、
    上記選択ダイオードは、1つの上記第1制御線と1つの上記第2制御線との間に配置されていることを特徴とする請求項28に記載の情報記憶アレイ。
  30. 上記選択ユニットは、少なくとも1つの選択ダイオード、もしくは少なくとも1つの選択トランジスタを有していることを特徴とする請求項27に記載の情報記憶アレイ。
  31. 情報記憶素子の製造方法であって、
    第1の電極を設ける工程と、
    第2の電極を設ける工程と、
    上記第1の電極と上記第2の電極との間に、六面体結合炭素と四面体結合炭素とを含有する炭素記憶材料を設ける工程とを含み、
    該六面体結合炭素と該四面体結合炭素との比率は変更可能であることを特徴とする情報記憶素子の製造方法。
  32. 上記炭素記憶材料を設ける工程は、上記炭素記憶材料を堆積させる工程を含むことを特徴とする請求項31に記載の情報記憶素子の製造方法。
  33. 上記炭素記憶材料を堆積させる工程では、上記炭素記憶材料を、化学気相成長法を用いて堆積させることを特徴とする請求項32に記載の情報記憶素子の製造方法。
  34. 上記炭素記憶材料を堆積させる工程では、上記炭素記憶材料を、プラズマ化学気相成長法を用いて堆積させることを特徴とする請求項33に記載の情報記憶素子の製造方法。
  35. 上記炭素記憶材料を堆積させる工程では、上記炭素記憶材料を、原子層堆積化学気相成長法を用いて堆積させることを特徴とする請求項33に記載の情報記憶素子の製造方法。
  36. 上記炭素記憶材料を堆積させる工程では、上記炭素記憶材料を、C反応ガスを用いた化学気相成長法を用いて堆積させることを特徴とする請求項33に記載の情報記憶素子の製造方法。
  37. 情報記憶素子の製造方法であって、
    六面体結合炭素と四面体結合炭素との比率を変えることによって情報を記憶するように構成された、六面体結合炭素と四面体結合炭素とを含有する炭素記憶材料を設ける工程を含むことを特徴とする情報記憶素子の製造方法。
  38. 上記炭素記憶材料を設ける工程は、上記炭素記憶材料を堆積させる工程を含むことを特徴とする請求項37に記載の情報記憶素子の製造方法。
  39. 上記炭素記憶材料を堆積させる工程では、上記炭素記憶材料を、化学気相成長法を用いて堆積させることを特徴とする請求項38に記載の情報記憶素子の製造方法。
  40. 上記炭素記憶材料を堆積させる工程では、上記炭素記憶材料を、プラズマ化学気相成長法を用いて堆積させることを特徴とする請求項39に記載の情報記憶素子の製造方法。
  41. 上記炭素記憶材料を堆積させる工程では、上記炭素記憶材料を、原子層堆積化学気相成長法を用いて堆積させることを特徴とする請求項39に記載の情報記憶素子の製造方法。
  42. 上記炭素記憶材料を堆積させる工程では、上記炭素記憶材料を、C反応ガスを用いた化学気相成長法を用いて堆積させることを特徴とする請求項39に記載の情報記憶素子の製造方法。
  43. 六面体結合炭素と四面体結合炭素とを含有する炭素記憶材料を有した情報記憶素子の操作方法であって、
    該六面体結合炭素と該四面体結合炭素との比率を変えて、情報の記憶ステータスを変えることを特徴とする情報記憶素子の操作方法。
JP2007212625A 2006-08-25 2007-08-17 情報記憶素子およびその製造方法 Pending JP2008118108A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/510,512 US8030637B2 (en) 2006-08-25 2006-08-25 Memory element using reversible switching between SP2 and SP3 hybridized carbon
EP06119556A EP1892722A1 (en) 2006-08-25 2006-08-25 Information storage elements and methods of manufacture thereof

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008118108A true JP2008118108A (ja) 2008-05-22

Family

ID=39385771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007212625A Pending JP2008118108A (ja) 2006-08-25 2007-08-17 情報記憶素子およびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2008118108A (ja)
KR (1) KR20080018840A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010199215A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Toshiba Corp スイッチング素子及び不揮発性記憶装置
JP2011517123A (ja) * 2008-04-11 2011-05-26 サンディスク スリーディー,エルエルシー カーボンナノチューブ可逆抵抗スイッチング素子を含むメモリセルおよびその形成方法
WO2011065537A1 (ja) * 2009-11-30 2011-06-03 株式会社 東芝 不揮発性半導体記憶装置
JP2011517856A (ja) * 2008-04-11 2011-06-16 サンディスク スリーディー,エルエルシー 炭素系メモリ素子を含むメモリセルおよびその形成方法
JP2012532450A (ja) * 2009-06-30 2012-12-13 サンディスク スリーディー,エルエルシー 丸いコーナーを有する複数の柱を備えるクロスポイント形不揮発性メモリ装置およびその製造方法
US8339834B2 (en) 2010-02-22 2012-12-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor memory device including a variable resistance element
US8519371B2 (en) 2008-03-07 2013-08-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile memory device and method for manufacturing the same

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56100464A (en) * 1979-12-13 1981-08-12 Energy Conversion Devices Inc Programmable cell used for programmable electronically operating row element
WO2004070735A1 (de) * 2003-02-08 2004-08-19 Hahn-Meitner-Institut Berlin Gmbh Quantenpunkt aus elektrisch leitendem kohlenstoff, verfahren zur herstellung und anwendung

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56100464A (en) * 1979-12-13 1981-08-12 Energy Conversion Devices Inc Programmable cell used for programmable electronically operating row element
WO2004070735A1 (de) * 2003-02-08 2004-08-19 Hahn-Meitner-Institut Berlin Gmbh Quantenpunkt aus elektrisch leitendem kohlenstoff, verfahren zur herstellung und anwendung

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8519371B2 (en) 2008-03-07 2013-08-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile memory device and method for manufacturing the same
JP2011517123A (ja) * 2008-04-11 2011-05-26 サンディスク スリーディー,エルエルシー カーボンナノチューブ可逆抵抗スイッチング素子を含むメモリセルおよびその形成方法
JP2011517856A (ja) * 2008-04-11 2011-06-16 サンディスク スリーディー,エルエルシー 炭素系メモリ素子を含むメモリセルおよびその形成方法
JP2010199215A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Toshiba Corp スイッチング素子及び不揮発性記憶装置
JP2012532450A (ja) * 2009-06-30 2012-12-13 サンディスク スリーディー,エルエルシー 丸いコーナーを有する複数の柱を備えるクロスポイント形不揮発性メモリ装置およびその製造方法
WO2011065537A1 (ja) * 2009-11-30 2011-06-03 株式会社 東芝 不揮発性半導体記憶装置
US8735859B2 (en) 2009-11-30 2014-05-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device
US8339834B2 (en) 2010-02-22 2012-12-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor memory device including a variable resistance element

Also Published As

Publication number Publication date
KR20080018840A (ko) 2008-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8030637B2 (en) Memory element using reversible switching between SP2 and SP3 hybridized carbon
EP1892722A1 (en) Information storage elements and methods of manufacture thereof
US9385164B2 (en) Method of making a resistive random access memory device with metal-doped resistive switching layer
US8956939B2 (en) Method of making a resistive random access memory device
CN101170159B (zh) 碳丝存储器及其制造方法
US9437658B2 (en) Fully isolated selector for memory device
US8742387B2 (en) Resistive memory devices with improved resistive changing elements
TWI384664B (zh) 一種具有二極體驅動器之記憶陣列及其製造方法
CN101030622B (zh) 非易失存储器件和非易失存储器阵列
US7332370B2 (en) Method of manufacturing a phase change RAM device utilizing reduced phase change current
US8232174B2 (en) Method for controlled formation of the resistive switching material in a resistive switching device and device obtained thereof
US9496490B2 (en) Non-volatile memory
JP2011517857A (ja) 選択的に製造されたカーボンナノチューブ可逆抵抗スイッチング素子を使用したメモリセルおよびその形成方法
KR100713936B1 (ko) 상변환 기억 소자 및 그의 제조방법
US10096654B2 (en) Three-dimensional resistive random access memory containing self-aligned memory elements
TW201005936A (en) Fully self-aligned pore-type memory cell having diode access device
JP2008118108A (ja) 情報記憶素子およびその製造方法
TW201032315A (en) Three-dimensional semiconductor structure and method of fabricating the same
US20120199807A1 (en) Semiconductor structure and semiconductor device including a diode structure and methods of forming same
JP2008053494A (ja) 半導体装置及びその製造方法
TW201133867A (en) Carbon/tunneling-barrier/carbon diode
TW201017944A (en) Methods and apparatus for increasing memory density using diode layer sharing
US20090221146A1 (en) Nonvolatile memory device and manufacturing method for the same
JP2011171322A (ja) 不揮発性半導体記憶装置、及びその製造方法
CN110854267A (zh) 阻变存储器及其制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110801

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110804

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110927

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120131