JP2011142923A - ビタミンk依存性タンパク質発現を改善するための、ビタミンkエポキシドレダクダーゼサブユニット1の組換え同時発現 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、ビタミンKレダクターゼ複合体サブユニット1(VKORC1)をコードする組換え核酸およびビタミンK依存性(VKD)タンパク質をコードする組換え核酸を含む宿主生物に関し、ここで、この組換えVKORC1および組換えVKDタンパク質の両方は、該宿主生物内で発現される。さらに、本発明は、この組換え核酸を含む細胞を含む細胞培養系、および適切な系で培養されている宿主生物における組換えVKDタンパク質の発現の生産性を改善するための方法に関する。
【選択図】なし
Description
本発明は、ビタミンKレダクターゼ複合体サブユニット1(VKORC1)をコードする組換え核酸およびビタミンK依存性(VKD)タンパク質をコードする組換え核酸を含む宿主生物に関し、ここで、この組換えVKORC1および組換えVKDタンパク質の両方は、該宿主生物内で発現される。さらに、本発明は、上記組換え核酸を含む細胞を含む細胞培養系に関し、そして、適切な系で培養されている宿主生物における組換えVKDタンパク質の発現の生産性に関する。
ビタミンKエポキシドレダクターゼ複合体(VKORC)は、ビタミンK依存性(VKD)タンパク質の翻訳後のγ−カルボキシル化に必須の補因子である、還元型ビタミンKを再循環させる(非特許文献1)。VKORC1遺伝子は最近同定され、Rostら、2004(非特許文献2)において詳細に記載される。
VKDタンパク質を翻訳後に修飾する細胞の能力についてのこれらの制限を克服するために、現在までに、発現レベルの低い細胞株が生成のために選択されてきた。Furin(ペプチド前駆体切断酵素)の同時発現は、このペプチド前駆体の完全な切断をもたらす(非特許文献19)が、γ−カルボキシル化の改善を伴わない。別のアプローチ(γ−カルボキシラーゼの過剰発現)は、第IX因子の場合には、タンパク質の分泌の改善をもたらさなかった(非特許文献20)。第IX因子分子は、カルボキシル化反応の間、カルボキシラーゼに結合し、効率よく放出されない。γ−カルボキシル化の部位での還元型ビタミンK形態の供給は、この反応の制限工程であることが結論付けられた(非特許文献21)。
本発明は、ビタミンKレダクターゼ複合体サブユニット1(VKORC1)またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸およびビタミンK依存性(VKD)タンパク質またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸を含む宿主生物に関し、この組換えVKORC1および組換えVKDタンパク質の両方は、この宿主生物内で発現される。
本発明は例えば、以下の項目を提供する:
(項目1)
ビタミンKレダクターゼ複合体サブユニット1(VKORC1)またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸、およびビタミンK依存性(VKD)タンパク質またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸を含む宿主生物であって、ここで、該組換えVKORC1および該組換えVKDタンパク質の両方は、該宿主生物内で発現される、宿主生物。
(項目2)
項目1に記載の宿主生物であって、前記組換えVKORC1をコードする核酸または前記組換えVKDタンパク質をコードする核酸のいずれか、あるいはそれらの両方が、誘導性発現、一過性発現および恒久性発現からなる群より選択される発現様式を介して発現される、宿主生物。
(項目3)
哺乳動物細胞である、項目1または2に記載の宿主生物。
(項目4)
前記哺乳動物細胞が、CHO細胞およびHEK293細胞からなる群より選択される哺乳動物細胞株に由来する細胞である、項目3に記載の宿主生物。
(項目5)
前記組換えVKDタンパク質が、凝血原血液因子またはその機能的に活性な誘導体である、項目1〜4のいずれか一項に記載の宿主生物。
(項目6)
前記凝血原血液因子が、第II因子、第VII因子、第IX因子および第X因子からなる群より選択される、項目5に記載の宿主生物。
(項目7)
前記凝血原血液因子がヒト第IX因子である、項目6に記載の宿主生物。
(項目8)
ビタミンKレダクターゼ複合体サブユニット1(VKORC1)またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸およびビタミンK依存性(VKD)タンパク質またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸を含む細胞を含む細胞培養系であって、該組換えVKORC1および該VKDタンパク質の両方が該細胞内で発現される、細胞培養系。
(項目9)
前記培養された細胞が哺乳動物細胞である、項目8に記載の細胞培養系。
(項目10)
前記哺乳動物細胞が、CHO細胞およびHEK293細胞からなる群より選択される、項目9に記載の細胞培養系。
(項目11)
前記組換えVKDタンパク質が凝血原血液因子またはその機能的に活性な誘導体である、項目8〜10に記載の細胞培養系。
(項目12)
前記凝血原血液因子が、第II因子、第VII因子、第IX因子および第X因子からなる群より選択される、項目11に記載の細胞培養系。
(項目13)
前記凝血原血液因子がヒト第IX因子である、項目12に記載の細胞培養系。
(項目14)
宿主生物における組換えビタミンK依存性(VKD)タンパク質発現またはその機能的に活性な誘導体の生産性を改善するための方法であって、
(a)宿主生物を提供する工程;
(b)VKDタンパク質またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸を工程(a)の宿主生物へ挿入する工程;
(c)ビタミンKレダクターゼ複合体サブユニット1(VKORC1)またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸を工程(a)の宿主生物へ挿入する工程;ならびに
(d)工程(b)および(c)の組換え核酸を発現させる工程、
を包含する、方法。
(項目15)
宿主生物における組換えビタミンK依存性(VKD)タンパク質発現またはその機能的に活性な誘導体の生産性を改善するための方法であって、
(a)VKDタンパク質またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸を有する宿主生物を提供する工程であって、該組換え核酸は、該宿主生物のゲノムに組み込まれている、工程;
(b)ビタミンKレダクターゼ複合体サブユニット1(VKORC1)またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸を工程(a)の宿主生物に挿入する工程;ならびに
(c)工程(a)および(b)の核酸を発現させる工程、
を包含する、方法。
(項目16)
前記VKDタンパク質またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸が安定に発現される、項目15に記載の方法。
(項目17)
宿主生物における組換えビタミンK依存性(VKD)タンパク質発現またはその機能的に活性な誘導体の生産性を改善するための方法であって、
(a)ビタミンKレダクターゼ複合体サブユニット1(VKORC1)またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸を有する宿主生物を提供する工程であって、該組換え核酸は、該宿主生物のゲノムに組み込まれている、工程;
(b)VKDタンパク質またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸を工程(a)の宿主生物に挿入する工程;ならびに
(c)工程(a)および(b)の核酸を発現させる工程、
を包含する、方法。
(項目18)
前記VKORC1またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸が安定に発現される、項目17に記載の方法。
(項目19)
組換えビタミンK依存性(VKD)タンパク質であって、ビタミンKレダクターゼ複合体サブユニット1(VKORC1)またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸および該組換えVKDタンパク質またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸を宿主生物に挿入する工程、該核酸を発現させる工程、ならびに該組換えVKDタンパク質を回収する工程によって取得可能である、組換えビタミンK依存性(VKD)タンパク質。
本発明の一局面は、ビタミンKレダクターゼ複合体サブユニット1(VKORC1)またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸およびビタミンK依存性(VKD)タンパク質またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸を含む宿主生物に関し、この組換えVKORC1タンパク質および組換えVKDタンパク質の両方は、上記宿主生物内で発現される。
本明細書で使用される用語「機能的に活性な誘導体」とは、それぞれVKORC1タンパク質およびVKDタンパク質と実質的に同一な生物学的機能を有する、任意のポリペプチドを意味する。機能的に活性な誘導体のポリペプチド配列は、アミノ酸の欠失、付加および/または置換を含み得、このアミノ酸の不在、存在および/または置換は、それぞれ、このポリペプチドの活性にいかなる実質的な負の影響も有さない(例えば、タンパク質の生物学的活性に寄与しない、ポリペプチド配列の部分に位置するアミノ酸)。上記ポリペプチドの生物学的活性を変更しない、それぞれのポリペプチド配列の小規模なアミノ酸の欠失、付加および/または置換はまた、機能的に活性な誘導体として本発明の適用に包含される。
(a)宿主生物を提供する工程;
(b)VKDタンパク質またはその機能的に活性な誘導体をコードする組換え核酸を工程(a)の宿主生物に挿入する工程;
(c)VKORC1をコードする組換え核酸を工程(a)の宿主生物に挿入する工程;ならびに
(d)工程(b)および工程(c)の組換え核酸を発現させる工程、
を包含する。
(a)VKDタンパク質をコードする組換え核酸を有する宿主生物を提供する工程であって、この組換え核酸は、その遺伝子材料(好ましくは、そのゲノム)に組み込まれている、工程;
(b)VKORC1をコードする組換え核酸を工程(a)の宿主生物に挿入する工程;ならびに、
(c)工程(a)および(b)の核酸を発現させる工程、
を包含する。
(a)VKORC1をコードする組換え核酸を有する宿主生物を提供する工程であって、この組換え核酸は、その宿主生物のゲノムに組み込まれている、工程;
(b)VKDタンパク質をコードする組換え核酸を工程(a)の宿主生物に挿入する工程;ならびに
(c)工程(a)および(b)の核酸を発現させる工程、
を包含する。
強力なウイルスプロモーターの制御下にあるヒト第IX因子(FIX)をコードするDNA配列を含む発現プラスミドを、適切なトランスフェクション法により哺乳動物宿主細胞株へ導入し、それらのゲノムへ安定に組み込まれたこの導入された配列を有する細胞を得ることによって、組換え第IX因子(rFIX)の発現を達成する。このプラスミドはまた、適切な耐性遺伝子を送達することによって選択可能なマーカー薬物に対する耐性を付与する。ヌクレオチド新規合成経路の酵素の欠陥のために、培地中のヌクレオチド前駆体の存在下でのみ増殖することができるCHO細胞の場合、この酵素(ジヒドロ葉酸レダクターゼ(DHFR))の発現が必要とされる。このことは、メトトレキサート(MTX)の濃度を徐々に増大させることによって、FIX遺伝子の同時増幅を可能し、細胞のゲノム内でのDHFRをコードする遺伝子およびrFIXをコードする遺伝子の両方のコピー数の増大をもたらす。この目的のために、CHO由来細胞クローンをまた、ヌクレオチドおよびヌクレオチド前駆体を欠く選択培地により増殖させる必要がある。
発現ベクター
発現ベクターを、標準的なクローニング技術にしたがってクローニングする。簡潔に述べると、マウスDHFRを含むベクターpAdD26SV(A)−3(Scahill,S.J.,Devos,R.,Van der,H.J.およびFiers,W.(1983)Expression and characterization of the product of a human immune interferon cDNA gene in Chinese hamster ovary cells.Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A,80,4654−4658;ベクターは、Dr.Hauser,GBFGermanyにより供与された)のPstl 1.5kbpフラグメントを、pSVβベクター(Clontech,Palo Alto,CA)(SV40エンハンサー、初期プロモーターおよびイントロンを提供する、NotI消化によりβ−ガラクトシダーゼ遺伝子を除去し、ポリリンカーを挿入した)に挿入することにより、pSV−DHFRを作製する。このベクターをまた、EcoRI/HindIIIフラグメントをphβAPr−1−βgal(これもまた、Dr.Hauserにより供与された)のEcoRI/Hindlllフラグメントと交換することによりヒトアクチンプロモーターおよびイントロンを含むphactを作製するために使用している。ala148多型(McGraw,R.A.,Davis,L.M.,Noyes,CM.,Lundblad,R.L.,Roberts,H.R.,Graham,J.B.およびStafford,D.W.(1985) Evidence for a prevalent dimorphism in the activation peptide of human coagulation factor IX.Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A,82,2847−2851)を有する野生型ヒトFIX cDNAを含むphact−FIXを、pFIX−bluescript(これは、無作為に選択された(randomly primed)ヒト肝臓cDNAライブラリ由来のヒトFIXをpBluescript(Stratagene,La JoIIa,CA)に挿入することによって作製した)をEcoRI消化し、生じたフラグメントをEcoRIで部分的に消化したphactに挿入することにより作製する。
CHO DUKX/DXB11細胞を、Columbia University(New York,NY)から取得し、5%ウシ胎仔血清(PAA,Linz,Austria)、デオキシアデノシン(desoxy−adenosine)、アデノシンおよびチミジン(全てSigma,St.Louis,MO製)およびL−グルタミン(Invitrogen)およびペニシリン/ストレプトマイシン(Invitrogen)を補充したDMEM/Ham’s F12(1:1)混合物(Invitrogen)中で増殖させる。HEK293細胞(ATCC No.CRL−1573)を、5%ウシ胎仔血清およびL−グルタミンおよびペニシリン/ストレプトマイシンを補充したDMEM/Ham’s F12(1:1)混合物中で増殖させる。安定なトランスフェクションのために、リン酸カルシウム共沈殿(co−precipitation)法を使用する。CHOrFIX細胞を、線状化した(linearized)プラスミドphact−FIXおよびpSV−DHFRでの同時トランスフェクションならびにヒポキサンチン、グリシンおよびチミジン(Invitrogen)を含まない、5%透析済みFBS(PAA)を補充したDMEM/Ham’s F12(1:1)混合物での選択によって作製する。遺伝子増幅のために、MTX(Ebewe,Unterach,Austria)を、10nMから始めて200nMまでの段階的に増やした濃度で加える。HEK293細胞を、線状化したプラスミドpCMV−FIX−neoでトランスフェクトし、500μg/ml G418(Invitrogen)を含む培地で選択する。細胞クローンを、手動で、またはフローサイトメトリー細胞選別技術を使用してのいずれかで限界希釈クローニング技術により単離する。
ELISAを、一次抗体として1:40000希釈のポリクローナルウサギ抗ヒトFIX(Accurate Chemical,Westbury,NY)および検出抗体としてポリクローナルヤギ抗ヒトFIX西洋ワサビペルオキシダーゼ結合体を使用して実行する。標準として、ヒト血漿由来FIX(Enzyme Research Laboratories,S.Lafayette,IN)を使用する。APTTを、FIXサンプルをFIX欠乏血漿(plama)に希釈することにより、STA Compact automated coagulometer(Diagnostica Stago,Asnieres,France)を使用して決定する。凝固に関する全ての試薬を、Baxter,Vienna,Austriaから購入する。
2つの安定なrFIX産生細胞株(1つはCHO由来および1つはHEK293由来)を、ヒトVKORC1をコードするcDNAを保持する発現ベクターpCMV−VKORC1−EDHproでの一過性トランスフェクションに供する。コントロールとして、空ベクターpCMV−EDHproおよび安定なrFIX発現細胞株を使用する。一過性トランスフェクションの後、細胞を血清含有培地中で一晩置く。細胞をPBSで洗浄し、血清非含有培地中で24時間培養し、その後、上清を回収する。rFIX発現および培地へのrFIXの分泌を、抗原レベルまたは凝固活性を測定する免疫化学診断法および凝固診断法によってモニタリングする。細胞の生産性への効果を推定するために、分泌速度を、細胞数および24時間あたりの産物濃度に基づいて算出する(図1〜図4)。
rFVIIの活性および/または分泌速度に対するrVKORC−1のあらゆる影響を、ヒト組換え凝固因子VII(rFVII)産生細胞における一過性の同時発現によって研究することができる。したがって、rFVIIを産生する細胞集団の大部分はまた、短期間、VKORC1を同時発現する。この期間の間、分泌されたrFVIIをサンプリングし、特徴付け、空ベクターコントロールで並行してトランスフェクトした同一の細胞株により分泌されたrFVIIと比較することができる。
発現ベクター
ヒトrFVII遺伝子情報を含む発現ベクターを、鋳型としてのワクシニア発現ベクターpselp/huFVII(Himlyら、1998)のような適切な供給源からPCRによりヒトFVII cDNAを単離することによって、構築することができる。このPCR産物を、制限部位を介して、サイトメガロウイルス(CMV)に由来するような強力なウイルスプロモーターおよびネオマイシン耐性遺伝子またはハイグロマイシン耐性遺伝子のようなさらなる抗生物質選択マーカーを提供する哺乳動物発現ベクター(例えば、pcDNA3.1/hyg+またはpcDNA3.1/neo+(Invitrogen,Carlsbad,CA))に挿入することができる。
実施例1に記載されるものと同一の、細胞株および培養プロトコールを使用することができる。安定なトランスフェクト体(transfectant)を作製するために、リン酸カルシウム共沈殿法を使用することができる。トランスフェクション前に、プラスミドを、制限酵素消化によって線状化しなければならない。FVII cDNAを含む哺乳動物発現ベクターを、CHO宿主細胞株またはHEK293宿主細胞株の安定なトランスフェクションに使用することができる。CHO DUKX DXB11細胞は、pSV−DHFRで同時トランスフェクトしなければならない。ハイグロマイシンBを、選択薬剤として使用する場合、HEK293由来トランスフェクト体を選択するためにその濃度は、培地中100μg/mLでなければならず、CHOトランスフェクト体の場合には、250μg/mLでなければならない。ネオマイシン耐性を選択マーカーとして使用する場合、G418の濃度は、各々の細胞型に対して実施例1に記載されるように調整しなければならない。
rFVII産生クローンをスクリーニングするために、そしてFVII活性と抗原レベルとを関連付けるために、以下のアッセイが適切である。
安定なrFVII産生CHO由来細胞株を、VKORC1をコードする発現ベクターpCMV−VKORC1−EDHproでの一過性トランスフェクションに供する。コントロールとして、VKORC1をコードするcDNAを含まない空ベクターpCMV−EDHproを使用することができる。1ウェルあたり1×106細胞の細胞濃度で、細胞を6ウェルプレートに播種する。集密になったら、一過性トランスフェクション手順を二連で実行する。一晩のインキュベーション後、細胞を、いかなるビタミンK1も含まない血清非含有培地でインキュベートし、FBS供給由来の細胞内部のビタミンK1レザバを枯渇させる。24時間後、培地を、0μg/mL〜5μg/mLの範囲に及ぶ種々の濃度のビタミンK1を含む血清非含有培地に交換する。さらなる分析のために、上清を収集する。24時間あたりの生産性を、ELISAおよび一段階の凝固アッセイによって測定されるrFVII抗原および活性の濃度値から決定する。FVII比凝固活性を、1μg抗原あたりのFVII凝固単位(clotting−unit)として算出する。rFVIIa〜rFVIIaの自己賦活の程度を推定するために、Staclot(登録商標)アッセイを使用することができる。図6A、6Bおよび6Cに、これらの実験の結果を示す。
rFVII産生のための安定な哺乳動物細胞株を作製することの範囲内の、γ−カルボキシル化に対するrVKORC1同時発現のあらゆる効果を利用するために、バイシストロン性発現系を使用することができる。このような系を使用して、単一の発現ベクターの送達後に、真核細胞における2つのタンパク質の同時発現を達成することができる。さらに、2つのタンパク質を、同時に同一のmRNA分子から翻訳させる。このことは、発現ベクター構築物の、2つの導入遺伝子をコードするcDNAの間にウイルス性遺伝子エレメント(これは、内部リボソームエントリー配列(internal ribosome entry sequence)(IRES)と呼ばれる)を導入することによって可能になる(MountfordおよびSmith、1995)。このDNAベクター構築物(これは、宿主細胞の染色体に安定に組み込まれている)からのmRNAの転写後、2つのリボソームが、プロセシングされたmRNAに結合することができ、両方のポリペプチド鎖を同時に伸長させることができる。
発現ベクター
プラスミドベクター構築物(これらは、実施例2で説明される同一の宿主ベクターに由来する)を標準的なクローニング技術によって構築することができる。ベクターpCMV−rFVIIの構築を実施例2に記載されるようにして達成することができ、類似のベクターpCMV−rFVII−lRES−VKORC1を、以下のようにして構築することができる:ヒトFVII cDNAを、実施例2で使用したものと同一の供給源からPCRによって増幅することができる。IRESエレメントを、供給源ベクターplRES2−EGFP(Clontech,Palo Alto,CA)から単離することができ、そしてVKORC1 cDNAを、実施例1に記載されるものと同一の供給源ベクター(pCEP4−VKORC1)からクローニングすることができる。これら3つのエレメント全てを、pCMV−rFVIIの構築(実施例2を参照のこと)に使用したものと同一の宿主ベクターにクローニングすることができる。詳細には、付加されたKozak配列およびEcoRI制限部位を有するFVII cDNAのPCR産物を、適切な制限部位を介した切断を可能にするために中間体ベクター(例えば、pBluescript;Stratagene,LaJoIIa,CA)にクローニングすることができる。FVII cDNAを含むこの中間体のHindlll/BamHIフラグメントを、pcDNA3.1/Hyg+(Invitrogen)にクローニングすることができる。この中間体構築物は、BamHIおよびXholで消化することができ、一回のライゲーション反応で、VKORC1 cDNA(鋳型pCEP4−VKORC1から得る)ならびに5’端および3’端にBstXIとXhoI部位とを有するPCR産物とともに、pIRES2−EGFP由来のBamHI/BstXIフラグメント(IRESを含む)を同時に挿入することを可能にし、pCMV−rFVII−IRES−VKORC1を取得することができる。
CHO−DHFR−宿主細胞株、ならびに、実施例1に記載されるものと同一の材料およびトランスフェクションプロトコールおよび培養プロトコールを、所望のrFVII産生クローンを作製および選択するために使用することができる。MTXによる遺伝子増幅を同様に達成することができる。
rFVIIまたは活性および濃度についてクローンおよび上清を特徴付け、細胞特異的な生産性を決定するために、実施例2に記載されるものと同一のアッセイを使用することができる。FVIIa活性を同様にモニタリングする必要がある。
この技術を使用して、導入した遺伝子の転写をmRNAレベルで特異的に検出し、正確なmRNAサイズを確認することができる。細胞集団から単離および調製された細胞の総RNAを、アガロースゲル上で分離し、ナイロンメンブレンにブロットすることができる。DIG標識プローブのハイブリダイゼーション、そしてハイブリダイズしたプローブへ結合した後のアルカリホスファターゼ標識抗DIG抗体(Roche,Basel,Switzerland)によるX線フィルムへの化学発光を現像することにより、特異的なRNA配列を検出することができる。標的mRNAレベル(rVKORC1およびrFVII)は、ハウスキーピング遺伝子(例えば、ハムスターグリセルアルデヒドリン酸デヒドロゲナーゼ(GAPDH))と比較しなければならない。
CHO−DHFR−発現系に由来する安定な細胞クローンを作製し、そして、ELISA技術およびプロトロンビン時間(PT)凝固技術によってrFVII生産性をアッセイすることができる。発現プラスミドpCMV−rFVII−IRES−VKORC1またはpCMV−rFVIIを、リン酸カルシウム共沈殿技術によって選択プラスミドpSV−DHFRと同時にトランスフェクトすることができ、クローンを、ヒポキサンチン、グリシンおよびチミジンを欠く選択培地への曝露(exposition)および抗生物質による選択への曝露によって取得することができる。単一の細胞由来のクローンを、限界希釈クローニングの後にスクリーニングし、MTX濃度を増加させながら数回継代培養して、遺伝子増幅を達成する。サブクローニング工程毎に、クローンを最大320nMのMTX濃度へ曝す。サブクローニングの全ラウンド(round)から、全部でpCMV−rFVIIトランスフェクション由来の133クローンおよびrVKORC−1同時発現構築物でのトランスフェクション由来の83クローンを、増殖させ、詳細に特徴付ける。細胞培養上清に関して、rFVII濃度をELISAによって決定することができ、rFVIIおよびrFVIIa活性をPT凝固アッセイによって並行して測定する。不自然に高い特異的なFVII凝固値(FVII−clotting value)を避けるために、rFVIIのうち10%未満がFVIIaに活性化されたクローンのみを特徴付けに関して考慮する(データは示していない)。発現レベルを、24時間、106細胞あたりのngとしてELISA濃度の値から算出する。FVII比凝固活性を、1μgあたりの凝固単位として算出する。
哺乳動物細胞培養物におけるrFVII組換え発現に対する、ヘルパータンパク質としてのrVKORC1の効果を確認するために、別のアプローチを使用して、rFVIIととものrVKORC−1の同時発現を達成することができる。二回目のトランスフェクション後に、安定なrFVIIおよびrVKORC−1同時発現を示すクローンを選択するためのストラテジーを使用することができる。安定なトランスフェクション後に、rFVII発現に関して選択されているクローンに対し、ヒトVKORC1をコードする別のプラスミドベクターで二回目のトランスフェクションを行うことができる。第二の耐性マーカーを導入して、別の抗生物質への耐性によって選択工程を確実にすることができる。適切なコントロールとして、VKORC1 cDNAを含まない同一のベクターを、同一の細胞集団に並行してトランスフェクトすることができる。これらのトランスフェクションから、安定なクローンを、クローニング工程内で2種類の抗生物質を用いての同時選択後に単離することができ、実施例2および3に記載されるように特徴付けることができる。これらの新規に単離されたクローンの比較は、rVKORC−1同時発現がrFVII生産性および活性に与える効果について結論付けることを可能にするはずである。
発現ベクター
rFVIIを産生するクローンを作製するために、実施例2に列挙されるものと同一の発現ベクターおよびrFVII cDNAの供給源を使用することができる。CHO−DHFR−系のために、さらなる選択プラスミドpSV−DHFRを使用することができる。
実施例1で使用したものと同一の細胞株(CHOおよびHEK293)を使用して、rFVIIを産生する安定な細胞株を生成することができる。それにしたがって、全ての細胞培養培地、トランスフェクションプロトコールおよび培養プロトコールを使用することができる。これらの細胞株において、rVKORC−1の安定な同時発現を達成するために、リン酸カルシウム共沈殿を使用する二回目のトランスフェクションを使用することができる。rFVIIおよびrVKORC−1を同時発現するクローンを取得するために、さらなる抗生物質性選択薬物を使用する別のクローニング工程が必要とされる。
濃度および活性の測定について、実施例2および3に記載されるものと同一のアッセイを使用して、rFVII発現を確認することができる。mRNAレベルでのrVKORC1の転写は、実施例3に記載されるように、ノーザンブロット技術により示すことができる。
rFVIIの発現に対するrVKORC−1ヘルパータンパク質の効果を示すために、2つの引き続くトランスフェクションおよびクローニングのラウンドのアプローチを使用することができる。最初のラウンドにおいて、rFVIIを発現する細胞クローンを、安定なトランスフェクションおよび抗生物質選択の後に、適切なスクリーニング技術によって単離することができる。これらのクローンのうちの1つを増殖させ、ヒトVKORC1をコードするプラスミドまたは空のコントロールプラスミドでの二回目のトランスフェクションに使用することができる。別の選択マーカーを導入することができる。再度、第二の抗生物質性選択薬物を培地に添加した(これによりトランスフェクトされていない細胞を枯渇することを確実にする)後、適切な技術によって、クローンをrFVII発現についてスクリーニングすることができる。rVKORC−1トランスフェクションまたはコントロールトランスフェクションに由来するクローンを、rFVII生産性または活性に関して比較することができる。空のコントロールベクターは、rFVII発現に影響する同一の培養条件(特に、二重の抗生物質選択)に曝されているクローンの比較を確実にする。
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