JPH02242687A - 新規dnaならびにそれを含有する発現プラスミド - Google Patents

新規dnaならびにそれを含有する発現プラスミド

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JPH02242687A
JPH02242687A JP1061702A JP6170289A JPH02242687A JP H02242687 A JPH02242687 A JP H02242687A JP 1061702 A JP1061702 A JP 1061702A JP 6170289 A JP6170289 A JP 6170289A JP H02242687 A JPH02242687 A JP H02242687A
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植月 太一
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
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    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、生理活性物質の組換えDNA技術を用いた生
産において、有用なプロモーター領域を含有する新規D
NAおよび該DNAを含有する発現プラスミドに関する
。さらに詳しくは、ヒトポリペプチド鎮延長因子遺伝子
のプロモーター領域を含有する新規DNAおよび該DN
Aを含有する発現プラスミドに関する。
〈従来技術とその問題点〉 近年、遺伝子工学の研究が進展し、組換えDNA技術に
よる物質生産が実施されている。現在、宿主として大腸
菌を用いた組換え技術による異f重蛋白質の生産方法は
ほぼ完成されたが、1!釦の付加が必須な物質あるいは
異種細胞による生産ではその生理活性または抗原性に変
化の生じるような物質の生産には、大腸菌の使用は不適
当である。
最近では本問題を解決するために、動物細胞を宿主とし
て用いた系が各種開発されている。一般に動物細胞での
遺伝子発現には、3種のシグナルが必要とされている。
すなわち、プロモーターRNAスプライシングシグナル
およびポリA付加のシグナルである。このうち、目的の
蛋白質を高発現させるためには、プロモーターの選択が
重要である。現在、よく用いられているプロモーターと
しては、パボーバウイルスの一種であるSV40の初期
プロモーター、アデノウィルスのメジャーレイトプロモ
ーター マウス等のメタロチオネインプロモーター等が
知られている。特に、最も繁用されているのはSV40
の初期プロモーターであるが、これにおいても、発現量
および宿主域の点で問題が残されている。すなわちSV
40の初期プロモーターを用いても、発現に組織特異性
があり、細胞種により発現量にばらつきが認められ、例
えば、リンパ球系細胞や神経系細胞では他の細胞種に比
べ、発現量が極めて低いのが現状である。
最近、武部等[モレキュラー アンド セルラー バイ
オロジー(Mo1.Ce11.Biol、)、8巻54
66頁、1988年]は、SV40初期プロモーター下
流にヒトT細胞白血病ウィルス−1の末端反復配列の一
部を組み込んだSRαプロモーターを構築した。そしで
ある種のリンパ球細胞を宿主として用いた結果、SRα
プロモーターがSV40初期プロモーターに比べ、その
下流の遺伝子の発現効率をlO〜100倍程度高める事
を発表した。しかし、SRαプロモーターが他の宿主細
胞においても高発現率を維持するか否かは不明である。
さらに今後のDNA組換え技術を用いて生産される有用
生理活性物質の多様性を考慮すると、より広い宿主細胞
域で使用できかつ高発現率を維持できるプロモーターの
探索および発現プラスミドの開発が望まれている。
く本発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、既知のプロモーターおよび該プロモー
ターを含有する発現プラスミドに比べ、広い宿主細胞域
で使用可能かつ高い発現効率を示すプロモーター領域を
含有する新規DNAおよび該DNAを用いた発現プラス
ミドを提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 このような現状に鑑み、本発明者らは、広い宿主細胞域
で高い発現効率を示すプロモーター領域を含有する新規
DNAの探索および該DNAを含有する発現プラスミド
の開発を実施した。その過程において本発明者らは、す
べての細胞で構成的に強く発現しているヒトポリペプチ
ド鎮延長因子−1a (Human polypept
lda chain elongationfacto
r−1a、以下ヒトEF−1aと略す)の染色体遺伝子
を単離し、当該遺伝子の塩基配列を初めて決定し、その
構造を明らかにした。次いで該遺伝子のプロモーター領
域を含む新規DNAを用い、発現プラスミドを作製した
。該発現プラスミドは、従来使用されている発現プラス
ミドに比し、広い宿主細胞域で使用可能かつ高発現効率
を示すことを証明し、本発明を完成した。
ポリペプチド鎮延長因子は、遺伝子翻訳におけるポリペ
プチド鎖延長反応に関与する蛋白質因子であり、機能的
に大別して二種類に分類されている。すなわちmRNA
の暗号に対応したアミノアシル−tRNAをリポソーム
のA部位へ結合させる因子と、ペプチド転移反応の結果
リポソームのA部位に結合することになったペプチジル
−tRNAを再びP部位へ転位させる因子である。
原核細胞では上記二種類のポリペプチド鎗延長因子(以
下EFと略す)が、各々EF−T、EF−Gと命名され
、E F−TはさらにEF−TuとEF−Tsに分別さ
れている。一方、真核生物においては、細胞質およびミ
トコンドリア内にそれぞれ独立したEFが存在している
。細胞質内のEFの一つとして、大腸菌のEF−Tuの
機能に対応するEF−1αが知られており、酵母やブタ
肝をはじめ種々の組織から精製されている。
ヒトEF−1α cDNAは、ブランク等[ヨーロピア
ン ジサーナル オブ バイオケミス ト リ −  
  (Eurl、Biocham、) 、  1 55
 巻 、  1 67頁、1986年]によりすでに一
次構造が決定されたが、染色体遺伝子のDNA配列は明
らかではなかった。これは後述のごとく染色体遺伝子中
にヒトEF−1α遺伝子の偽遺伝子が存在するため、ヒ
トEF−1α染色体遺伝子の単離が困難であったことに
よる。前述のごとく本発明者らは、ヒトEF−1αの染
色体遺伝子を単離し、ついで塩基配列を決定し、ヒトE
F−1α遺伝子のプロモーター領域を含む新規DNA配
列ならびにイントロンのDNA配列を初めて明らかにし
た。ついで該プロモーター領域を含有する新規DNAが
、下流の遺伝子の発現効率を高めることを見いだし、該
DNAを含有する高発現プラスミドを作製した。
すなわち本発明は、ヒトポリペプチド鎖延長因子遺伝子
のプロモーター領域を含有する新規DNAを提供する。
さらに詳しくは、当該遺伝子の開始コドンの上流約2.
5Kbpを含有する新規DNAを提供する。
本発明はヒトポリペプチド鎮延長因子−1αのプロモー
ター領域を含有する下記式(1)で表される新規DNA
を提供する。
式 (I ) : CCCGGGCTGGGCTGAGACCCGCAGA
GGAAGACGCTCTAGGGATTTGTCC(
:GGACTAGCGAGATGGcAAGGCTGA
GGACGGGAGG(:TGATTGAGAGGCG
AAGGTACA[:CCTAATC丁CAATACA
ACCTTTGGAGCTAAGCCAGCAATGG
TAGAGGGAAGATTCTGCACGTCCCT
TCCAGGCGGCCTCCCCGTCACCAC:
CCCCCCCAA(II:CGCCCCGACCGG
AGCTGAGAGTAATTCATACAAAAGG
ACTCGCCCCTGCCTTGGGGAATCCC
AGGGACCGTCGTTAAACTCCCACTA
ACGTAGAACCCAGAGATCG’CTGCG
TTCCCGCCCCCTCACCCGCCCGCTC
TCGTCAT(:ACTGAGGTGGAGAAGA
GCATGCGTGAGGCTCCGGTGCC(:G
T(:AGTGGGC^GAGCGCACATCGCC
CAC^GTCCCCGAG^^GTTGGGGGG^
 440GGGG丁CGGCAATTG^^CCGGT
GCCTAGAG^^GGTGGCGCG  480G
GGT^^^CTGGG^^^GTGATGTCGTG
TACTGGCTCCGCCT  520TTTTCC
CGAGGGTGGGGGAGAACCGTATAT^
^GTGCAGT^ 560220i GAACACAGGTAAGTGCCGTGTGTGG
TTCCCGCGGGCCTGG  640CCTCT
TTACGGGTTATGGCCCTTGCGTGCC
TTGAATTACT  680TCCACGCCCC
τGGCTGCAGTACGTGATTCTTGATC
CCGAG  720CTTCGGGTTGGAAGT
GGGTGGGAG^GTTCGAGGCCTTGCG
  760CTTAAGGAGCCCCTTCGCCT
CGTGCTTGAGTTGAGGCCTG  800
GCCTGGGCGCTGGGGCCGCCGCGTG
CGAATCTGGTGGC八C 840CTTCGC
GCCTGTCTCGCTGCTTTCGAT^^GT
CTCTAGCC^ 880TTT^^^^TTTTT
GATGACCTGCTGCGACGCTTTTTTT
CTG  92(IGC^^GATAGTCTTGT^
^^TGCGGGCC^^GATCTGCACACT 
 980GGTATTTCGGTTTTTGGGGCC
GCGGGCGGCGACGGGGCCC1000GT
GCGTCCCAGCGCACATGTTCGGCG^
GGCGGGGCCTGCGl040AGCGCGGC
CACCGAGAATCGGACGGGGGTAGTC
TCAAGCT1080GGCCGGCCTGCTCT
GGTGCCTGGCCTCGCGCCGCCGTGT
Al120TCGCCCCGCCCTGGGCGGCA
AGGCTGGCCCGGTCGGCACC1 160
^GTTGCGTGAGCGGA^^GATGGCCG
CTTCCCGGCCCTGCTI200GCAGGG
AGCTCAAAATGGAGGACGCGGCGCT
CGGGAGAG(:1240GGGCGGGTGAG
TCACCCACACAAAGG^^^AGGGCCT
TTCCl280GTCCTCAGCCGTCGCTT
CATGTGACTCCACGGAGTACCGG13
20GCG[:CGTCCAGGCACCTCGATT
AGTTCTCGAGCTTTTGG^136oGTA
CGTCGTCTTTAGGTTGGGGGGAGGG
GTTTTATGCGATI400GGAGTTTCC
CCACACTGAGTGGGTGGAGACTGAA
GTTAGG144QCCAGCTTGGCACTTG
ATGTAATTCTCCTTGGAATTTGCCC
1480TTTTTGAGTTTGGATCTTGGT
TCATTCTCAAGCCTCAGAC1520AG
TGGTTCAAAGT丁TTTTTCTTC(:AT
TTCAGGTGTCGTGA 1 56 0^ 15
61 また本発明は、ヒトポリペプチド鎖延長因子−1α遺伝
子のプロモーター領域を含有する新規DNAを用いた発
現プラスミドを提供する.ここで新規DNAは、本発明
のDNAの全部または一部を含有することが好ましい. なお、現在の染色体DNA配列に関する常識として、構
造遺伝子以外のDNA配列は、細胞の種類により、また
突然変異等により主たる活性に変化を与えることなく微
妙に異なっている.従フて木発明の新規DNAおよび式
(!)で示される新規DNAにおいても、その作用が同
一である限り、人工的に変異せしめることも含め塩基配
列に多少の差異が認められても本発明のDNAに含まれ
る. 以下、本発明を詳細に説明する. ヒトEF−1αの染色体遺伝子は、ヒト遺伝子ライブラ
リーを適当なプローブを使用して核酸パイプリダイゼー
ション法にて得ることが可能である.ヒト遺伝子ライブ
ラリーは、ヒト胎児肝より構築された遺伝子ライブラリ
ー[ローン等(R.MLawn  et  al.) 
  セル((:all)、15巻、115フ頁、197
8年〕やヒト胎盤より構築された遺伝子ライブラリーC
松七五三等(LMatsushla+eet  al.
)、モレキュラー アンド セルラー バイオロジー(
Mo1.Ce11.B1o1.)、6巻、3000頁、
1986年〕等が、使用可能である.一方、スクリーニ
ングに使用するブローブにはEF−1αの遺伝子配列ま
たは相補的な配列を有するDNAあるいはRNAであれ
ば可能であり、このDNAあるいはRNAはいかなる真
核生物由来のものであってもよいが、ヒト由来であるこ
とが好ましい.さらに好ましくはヒトEF−1αcDN
A、またはcDNAと相補的な塩基配列を有するオリゴ
ヌクレオチドが適当である.ヒトEF−1α c DN
Aの放射標識は、市販のニックトランスレーシBンキッ
ト等を用いることにより実施される。また、cDNAあ
るいはcDNAと相補的な塩基配列を有するオリゴヌク
レオチドはDNA合成機等で合成したものを、[γ−3
2P]で標識してブローブとして用いることができる.
ヒト染色体遺伝子上には、ある特定の遺伝子と共通のD
NA配列を持つが、実際には機能してぃない偽遺伝子の
存在が知られている。この偽遺伝子のクローニングを避
けるために、ヒトEF−1αcDNAとEF−1αの偽
遺伝子との間で相同性のないDNA配列を使用すること
が好ましく、ヒトEF−1α c DNAの3′側のノ
ンコーディング領域の塩基配列を用いることが適当であ
る。
この場合、得られた陽性クローンが、ヒトEF−1α 
cDNAのコーディング領域をプローブとしたサザンハ
イプリダイゼーション法等により、コーディング領域を
含有することを確認する必要がある。さらにシーフェン
シングにより塩基配列を確認し、それがヒトEF−1α
 cDNAと同一の塩基配列を有し、欠失、挿入または
変異等を有する偽遺伝子とは異なり目的の染色体遺伝子
であることを確認する必要がある。
次に、得られたヒトEF−1α染色体遺伝子を既知のプ
ラスミドヘサブクローニングする。プラスミドはいかな
る種類のものでもよいが、好ましくはpUC系プラスミ
ドがよい。作製したプラスミドを適当な制限酵素で消化
することにより制限酵素地図を作製することができる。
さらにヒトEF−1α染色体遺伝子を制限酵素地図に従
い適当な大きさのDNAフラグメントとし、これらDN
AフラグメントをファージベクターMl 3mp8また
はM13mp9ヘサブクローニングする。1末娘D N
 Aを単離し、ジデオキシチェーンターミネーション法
により塩基配列を決定する。各DNAフラグメントの塩
基配列より、ヒトEF−1α染色体遺伝子の全DNA配
列を決定することができる。さらにヒトEF−1α c
 DNAの配列と、ヒトEF−1α染色体遺伝子のDN
A配列を比較することにより、エクソンならびにイント
ロンの位置を決定する。また、転写開始部位は、細胞よ
り抽出したmRNAと、ヒトEF−1αcDNAと相補
的な合成オリゴヌクレオチドを用いたブライマーエクス
テンション法により決定することができる。ヒトEF−
1α遺伝子のプロモーター領域に見いだされるTATA
ボックスは、転写開始部位[式(I)に示した*位置]
より上流約30塩基付近[式(1)に示した下線の位置
]に確認される。
本発明の新規DNAは、上記のヒトポリペプチド鎮延長
因子遺伝子のプロモーター領域を含有し、哺乳動物細胞
を宿主として蛋白質を発現する機能をもつものであれば
特に限定されないが、ヒトポリペプチド鎮延長因子遺伝
子−1αのプロモーター領域を含有するもの、ヒトポリ
ペプチド鎮延長因子−1α遺伝子の開始コドンの上流約
2.5Kbpの全部あるいは一部を含有するもの、前記
式(1)の全部あるいは一部を含有するもの、あるいは
主たる活性に変化を与えることなく、これらで示される
DNAの少なくとも1つが、変異、欠失、挿入されたも
のであってもよい。
これらの本発明の新規DNAは、有機化学合成してもよ
いし、上述の方法で得られるものでもよい。
ヒトEF−1α遺伝子のプロモーター領域を含有する新
規DNAを用いた発現プラスミドの構築の1例は、以下
のように実施することが可能である。
まず、クローニングされたヒトEF−1α染色体遺伝子
をEcoRfで消化後、アガロースゲル電気泳動等で単
離する。このDNAフラグメントを、ヒトEF−1α遺
伝子の単一の切断部位をイントロン1中に持つ制限酵素
5acfで切断し、プロモーター領域を含みイントロン
1の途中までを含むDNAフラグメントと、エクソン2
以降のすべてのエクソンを含むDNAフラグメントに分
離し、これら2 flのDNAフラグメントを単離する
。各々のDNAフラグメントを、EcoRIおよびSa
c Iの制限酵素認識部位を一箇所ずつ有する適当なプ
ラスミド、好ましくはPUC119にサブクローニング
する。得られた2 flのプラスミドのうち、プロモー
ター領域を含むプラスミドを制限酵素PstIで切断し
、Ba 131ヌクレアーゼで処理する。ついでHi 
n d H!リンカ−を結合して環状プラスミドを構築
する。Ba131ヌクレアーゼの作用の程度によりHi
 n d IIIの挿人位置の異なるプラスミド、すな
わちエクソン1までを含むプラスミドならびにエクソン
1をまったく含まないプラスミドが得られる。
またエクソン2に存在するヒトEF−1α遺伝子の開始
コドンATGの直前までを含むプラスミドは、以下のよ
うにして構築できる。すなわち、エクソン2以降のすべ
てのエクソンを含む上述のプラスミドを制限酵素B g
 I IIで切断し、Ba131ヌクレアーゼで処理す
る。ついでEcoRIリンカ−を結合させ環状プラスミ
ドを43築することにより、イントロン1のSac 1
部位から開始コドンの直前までを含むプラスミドを得る
ことができる6次にEcoRIで消化し、その末端を7
4DNAポリメラーゼで平滑化後Hi n d llリ
ンカ−を連結し、ヒトEF−1α染色体遺伝子由来のS
 a c I −Hi n d II+IIグメントを
単離し、pUc119にサブクローニングする。さらに
Sac !およびHi n d Illで消化すること
で得られたD N Aフラグメントをさきに作製したヒ
トEF−1α遺伝子のプロモーター領域を含みイントロ
ン1のSac 1部位までを含有するプラスミドの5a
cl−H1ndl夏!間に挿入することで、ヒトEF−
1α遺伝子のプロモーター領域を含みエクソン2の開始
コドンの直前までを含むプラスミドが構築できる。
発現効率の測定には種々の方法を用い得るが、たとえば
クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ(以
下CATと略す)遺伝子等を用いるのが測定の容易さか
ら好ましい。すなわち発現されたCAT量を、クロラム
フェニコールのアセチル化体の生成率として薄層プレー
ト等で測定することが可能である。またCAT以外の遺
伝子を用いる場合には蛍光抗体法等によって測定可能で
ある。
発現プラスミドの構築は具体的には以下の操作によって
実施できる。ヒトEF−1α遺伝子のプロモーター領域
を含むDNAフラグメントは、上述の各種プラスミドを
5calおよびHi n d IIIで消化することで
得られる。CAT遺伝子をコードするDNAフラグメン
トは、それを含有するプラスミド等から適当な制限酵素
で切り出すことにより得られる。例えばプラスミドpS
V2−CATからHi n d llおよびBamHI
で切り出すことができる。そのDNAフラグメントをB
amHIおよびHi n c II等で開環させた適当
なプラスミドに、ヒトEF−1α遺伝子のプロモーター
領域を含有するDNAフラグメントとともに挿入するこ
とで目的の発現プラスミドを構築できる。
例えば、本発明者等はヒトEF−1α染色体遺伝子のプ
ロモーター領域を含むDNAフラグメントが式(1)に
示した5゛末端より、220↑、2231.2041ま
たは3211の位置までを含有する発現プラスミドpE
F220−CAT、pEF223−CAT、pEF20
4−CATおよびpEF321−CATを構築した。こ
れら4f!類のプラスミドは本発明者らにより平成1年
3月2日に、徹工研菌寄第10595号(FERM’ 
 P−10595)識別表示E。
coil  DH5(pEF220−CAT)、徴工研
菌寄第10596号(FERM  P−1059B)識
別表示E、coli  DH5(pEF223−CAT
)、徴工研菌寄第10594号(FERM  P−10
594)識別表示E。
coli  DH5(pEF204−CAT)および徹
工研菌寄′M10597号(FERM  P−1059
7)識別表示E、 co 1 i  DH5(pEF3
21−CAT)として寄託されている。
さらにこの発現プラスミド中のCAT遺伝子を、他の生
理活性物質をコードする遺伝子に置換することにより、
本発明の発現プラスミドを用い所望の生理活性物質を生
産することができる。買換には、当該分野で通常行われ
ている必要な処理を行うことができ、これらの処理の1
例としては、あらかじめプラスミド由来のHi n d
 I11認識部位を消去しておくことが好ましい。また
ポリA付加が可能となるように、ポリA付加シグナル領
域を残しておくことが好ましい。
〈実施例〉 本発明を以下の実施例により一層具体的に説明するが、
本発明は、これらの例により何等限定されるものではな
い。
なお、以下の実施例でm胞培養に用いた培地を以下に示
したが、調製方法はそれぞれの指示書に従い、イーグル
MEM以外はさらにカナマイシンを終濃度60Il1g
/L添加して使用した。
DM−160Aυ培地    (極東製薬工業)イーグ
ルMEM培地(MEM)(日本水産)ダルベツコ変法イ
ーグル培地 (日本水産)(DMEM) ハムF12培地       (日本水産)(Ham’
 sF12) RPMI  1640培地   (日本水産)また、以
下の記載において用いる略号は、特に断わらない限り当
該分野における慣用略号に基づくものである。
さらに以下の実施例における操作は、いずれも一般的な
遺伝子操作法であり、モレキニラークローニング ア 
ラボラトリ−マニュアル(マニアナイスら、コールド 
スプリング ハーバ−ラボラトリ−1982年)、ラボ
マニュアル遺伝子工学(村松正實編、丸善 1988年
)等の、一般に使用されている実装置に記載されており
、その指示に従って実施できる。
実施例1 ヒトEF−1α染色体遺伝子の単離および同
定 (1)ヒトEF−1α cDNAの車離長島等[ジーン
(Gene)、45巻、265頁、1986年]によっ
て構築された酵母EF−1α染色体遺伝子を含むプラス
ミドpNK1を、(IalおよびHi n d tTI
で消化し、約IKI)PのC1a I −Hi n d
 III 7ラグメントをアガロースゲル電 気泳動で
単離した。このDNAフラグメントを〔α−”P]dC
TPを用いたニックトランスレージコン法により[”P
]m識しプローブを作製した。
岡山およびバーブ[モレキユラー アンド セルラー 
バイオロジー (Mo1.l:all、BIo!、)3
巻、280頁、1983年〕により構築されたヒト線維
芽細胞GM637のcDNAライブラリー[ナショナル
 インスティテユート オブヘルス(National
 In5titute of Health)の岡山博
士より供与]の約40.000コロニーを上述ノブロー
ブを用いてコロニーハイブリダイゼーション法によりス
クリーニングした。条件は長田等の方法[プロシーデイ
ゲス オブ ザ ナショナルアカデミ−オブ サイエン
シス オブ U、S、A。
(Proc、Natl、Acad、Sci、USA)、
80巻、6192頁、1983年]に従って実施した。
すなわちコロニーのレプリカフィルターを作製し、各ニ
トロセルロースフィルターと95℃で5分間加熱後急冷
したプローブを、28℃でハイブリダイゼーションさせ
た。洗浄後、オートラジオグラフィーにより目的のクロ
ーンを探索した。
得られた陽性クローン中のヒトEF−1αcDNAの長
さをアガロースゲル電気泳動で解析し、最長のcDNA
(約1.8Kbp)を含むプラスミドをpAN7と命名
した。ついでヒトEF−1α cDNAの全塩基配列を
ジデオキシチェーンターミネーション法で決定した。得
られたヒトEF−1α cDNAの全塩基配列を第1図
に示した。
その結果、ヒトEF−1α cDNA遺伝子のコーディ
ング部位は1386bpかうなり、ブランツ等[ヨーロ
ピアン ジャーナル オブ バイオケミストリー(Eu
r、J、Blochem、)、155巻、16フ頁、1
9136年]によって発表されたヒトEF−1α c 
DNAのコーディング領域の塩基配列と同一であった。
(2)ヒトEF−1α染色体遺伝子のクローニング ヒトEF−1αの染色体遺伝子をJILtHlするため
に、まず(1)で調製したヒトEF−1αcDNAをプ
ローブとしてヒト遺伝子ライブラリーをスクリーニング
した。用いたヒト遺伝子ライブラリーは、バーバード大
学のマニアナイス(T、Manlatls)博士より供
与されたヒト胎児肝より構築された遺伝子ライブラリー
[ローン等 (R,M。
Lawn et  al、)  セル(Cell)、1
5巻、115フ頁、1978年]および東京大学医科学
研究所の渋谷博士より供与されたヒト胎盤より構築され
た遺伝子ライブラリー[松七五三等(H,Matsus
hlmeat  al、)、モレキュラー アンド セ
ルラー バイオロジー(Mo1.Ce11.Biol、
)、6巻、3000頁、1986年コである。前述のp
AN 7のヒトEF−1a  cDNAのBamHIフ
ラグメント約2Kbpを(1)と同様にニックトランス
レーション法により[32p]標識し、プローブを作製
した。
両ヒト遺伝子ライブラリーの総計約1.50o、ooo
個のプラークをプラークハイブリダイゼーション法によ
りスクリーニングし、その結果218個の陽性クローン
が得られた。任意の5省のプラークを選定し、クローニ
ングされている染色体DNAフラグメントをamした。
これら5個のクローンに含まれる染色体DNAフラグメ
ントはヒトEF−1α cDNAプローブと強くハイブ
リダイズするが、その制限酵素地図およびジデオキシチ
ェーンターミネーション法を用いたシーフェンスの結果
より、まったくイントロンを含まずかつ一部変異、欠失
または挿入が認められた。
以上の結果からこれらの染色体DNAはヒトEF−1α
の偽遺伝子と判断された。
ついで真のヒトEF−1α染色体遺伝子を単離、同定す
る目的で、ヒトEF−1α cDNAの3′側ノンコー
デイング領域に存在する18塩基(終止コドンより約1
20塩基下流に存在するDNA配列、5°−GA丁AA
CAATGCATCGTAA−3’ )をDNA合成装
置(アプライドバイオシステム社、モデル380A)を
用いて合成した。このオリゴヌクレオチドをT4−ポリ
ヌクレオチドカイネースおよび[γ−”P]ATPを用
いて標識し、プローブを作製した。このプローブを用い
て上述の陽性クローン70個をプラークハイブリダイゼ
ーションにより再スクリーニングした。その結果5個の
クローンが陽性と判明し、そのうちのλEF358が約
7KbpのεcoRIフラグメントを含有し、かつこの
DNAフラグメントがヒトEF−1α cDNAプロー
ブとハイブリダイズすることよりヒトEF−1α染色体
遺伝子を含有することを確認した。
(3)ヒトEF−1α染色体遺伝子のシーフェンシング (2)で得られたλEFg5Bにクローニングされてい
るヒトEF−1α染色体DNAを、EcoRIにより切
り出しアガロースゲル電気泳動により単離した。この7
KbpのEcoRIフラグメントをプラスミドpUC1
19のEcoR1部位にサブクローニングし、得られた
プラスミドをpEFglと命名した。
ついでプラスミドpEFg 1を各種制限酵素で処理し
、アガロースゲル電気泳動によるバンド数と移動度によ
り制限酵素部位を確認し、制限酵素地図を作製した。さ
らに塩基配列を決定するために、各種制限酵素で切断I
l−離したDNAフラグメントをM13mp8またはM
13mp9ヘサブクローニングした。常法に従い1木i
ll D N Aを、QLlllし、ジデオキシチェー
ンターミネーション法により塩基配列を決定した。その
結果、プラスミドpEFg l中のDNAフラグメント
はヒトEF−1α cDNAとまったく同一の塩基配列
を含有し、目的のヒトEF−1α染色体遺伝子であるこ
とが確認された。ヒトEF−1α染色体遺伝子の制限酵
素地図とシーフェンシングの方向を第2図に5またシー
フェンシングの結果得られたSma 1部位から約4.
フKbの塩基配列を第3図に示した。
(4)ヒトEF−1α染色体遺伝子の構造(1)で得ら
れたヒトEF−1a  cDNAと(3)で得られたヒ
トEF−1α染色体遺伝子を比較し、エクソンおよびイ
ントロンの位置を決定した。その結果、染色体遺伝子は
8個のエクソンと7個のイントロンからなることが判明
した(第2図)。
さらに転写開始部位はブライマーエクステンション法に
より決定した。すなわちヒトHL−60細胞より得られ
たmRNA5μ、g、[32p]標識したオリゴヌクレ
オチド5’ −TGTGTTCTGGCGGCAAAC
CCGTTG−3’  5pmol (第3図の584
−607の位置に示されるDNAと相補的な塩基配列)
、AMV逆転写酵素254位およびRNase阻害剤4
0単位を用いて1本SRc D N Aを合成した。得
られたDNAを7M尿素を含む8%ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動で解析し、転写開始位置を決定した(第3
図の*印の位置)。
以上の結果、エクソン1は33塩基で構成されているこ
とが、また開始コドンATGはエクソン2に存在し、エ
クソンlとエクソン2の間のイントロン1は943塩基
の長さから成ることが判明した。
実施例2 ヒトEF−1α遺伝子のプロモーター領域を
含むCAT遺伝子発現プラスミドの構築(1)プラスミ
ドpEF−2およびpEF−3の構築(第4図参照) プラスミドpEFglのヒトEF−1α遺伝子を含むE
coRIフラグメント(約7Kbp)をSac Iで消
化し、アガロースゲル電気泳動で2種のDNAフラグメ
ント(約2.5Kbpおよび約4.5Kbp)に分離し
た。単離した両DNAフラグメントを各々プラスミドp
uctt9のEcoRI−SacI間にサブクローニン
グした。ヒトEF−1α遺伝子のプロモーター領域とエ
クソン1を含むプラスミドをpEF−2と、またエクソ
ン2からエクソン8を含むプラスミドをpEF−3と命
名した。
(2)プラスミドPEF−220,PEF−223およ
びpEF−204の構築(第5図参照)(1)で作製し
たプラスミドpEF−2(10μg)をPstlで消化
後、Ba131−Sヌクレアーゼ3単位を用い、30℃
、10分間反応させた。ついで5″端がリン酸化された
H i n d IIIリンカ−pCAAGCTTG 
(宝酒造社)1μgをT4DNAリガーゼで結合させた
。さらにHi n d IIIで消化後、T4DNAリ
ガーゼで環状化させ、プラスミド中にHi n d I
II認識部位を導入した。Hl n d 11!認識部
位の導入位置は得られたプラスミドにより差異が認めら
れたが、プラスミドDNAを鋳型としてジデオキシチェ
ーンターミネーション法により塩基配列を決定(Hin
d111部位より上流に向かってシーフェンシング)す
ることにより、各プラスミド中に含まれるヒトEF−1
α染色体DNA部分を正確に決定した。
このうちヒトEF−1α染色体遺伝子上流のEcoR1
部位からエクソン1の21塩基上流[式(1)の220
7の位置コまでを含むプラスミドpEF−220.Ec
oR1部位からエクソンlの8塩基[式(1)の223
↑の位121までを含むプラスミドρEF−223およ
びEcoR1部位からエクソン1の24塩基[式(1)
の2041の位置]までを含むプラスミドpEF−20
4の3種のプラスミドを選定し、発現プラスミドの構築
に使用した。
(3)プラスミドpEF−321の構築(第6図参照) (1)で作製したプラスミドpEF−3(5μg)をB
 g 1 !rで消化後、Ba I 31−Fヌクレア
ーゼ1.3単位を用い30℃、8分間反応させた0次い
で5°末端がリン酸化されたEcoR■リンカ−pGG
AATTCC(宝酒造社)1μgをT4DNAリガーゼ
で結合させた。さらにEcoRIで消化後、T4DNA
リガーゼで環状化させ、Sac1部位よりエクソン2の
一部を含むプラスミドを作製した。EcoRI認識部位
の導入位置は、(2)と同様シーフェンシングにより決
定し、Sac 1部位よりエクソン2の5′部分10塩
基[式(I)の3211の位置]までを含むプラスミド
を選定した。
得られたプラスミドをざらにEcoRIで消化し、T4
DNAポリメラーゼにより平滑化した。
ついで(2)と同様にHi n d IIIリンカ−を
連結した。このDNAよりエクソン2の一部(10塩基
)を含むS a c I −Hi n d II+フラ
グメント(396bp)を単離し、pLIc119の5
ac1− Hi n d 111間にT4DNAリガー
ゼで連結した。得られたプラスミドより再度Sacr−
Hi n d I!!フラグメントを単離し、(1)で
作製したプラスミドpEF−2の5acl−Hindl
ll間にT4DNAリガーゼで連結し、プラスミドpE
F−321を作製した。プラスミドpEF−321は、
ヒトEF−1α染色体遺伝子上流のEcoR1部位より
エクソン2の10塩基まで(開始コドンATGの上流2
1塩基まで)を含有するプラスミドである。
(4)プラスミドpEF204−CAT、pEF223
−CAT、pEF220−CATおよびpEF321−
CATの構築(第7図参照)(2)または(3)で得ら
れたプラスミドpEF−220、pEF−223、pE
F−204またはpEF−321をSea IおよびH
i n d Illで消化し、ヒトEF−1α遺伝子の
プロモーター領域を含むS c a l −Hi n 
d l11フラグメントを単離した。CAT遺伝子は、
バーブ博士(P、Berg 、スタンフォード大学)よ
り供与されたプラスミドpSV2−CAT [ゴーマン
等(C,M、Gorman at  al、)、モレキ
ュラー アンドセルラー バイオロジー(Mo1.Ce
11.Biol、)   2巻、1044頁、1982
年コをHi n d IIIおよびBamHIで消化し
、約1.6KbpのDNAフラグメントとして単離した
これら両DNAフラグメントと、プラスミドpUc11
9の)Iincll−BamHIラージフラグメント(
3,2にbp)の3種DNAフラグメントをT4DNA
リガーゼを用いて連結し、プラスミドpEF220−C
AT、pEF223−CAT、PEF204−CATお
よびpEF321−CATを作製した(ただし、各々の
Sea T−Hi n d II+フラグメントは式(
I)で示される5゛末端よりさらに約950bpのDN
Aを含んでいる)。
実施例3 ヒトEF−1α遺伝子のプロモーター領域を
含む5V40T抗原発現プラスミドの構築(第8図参照
) (1)プラスミドρEF204α−CATおよびpEF
321α−CATの構築 pUc119由来のHjndll1g識部位のみを消去
するため、プラスミドpEF204−CATまたはpE
F321−CAT4ugをHl n d 1it6単位
を用いて37℃、10.15.25または40分間反応
させ不完全切断をおこなった。1カ所のみ切断されてい
るDNAフラグメントを、アガロースゲル電気ン永動で
単S絹製した。このDNAフラグメントをT4DNAポ
リメラーゼで平滑化後T4DNAリガーゼで連結した。
各々のプラスミドをHi n d IllおよびBam
)IIで消化した時、CAT遺伝子由来の1.6Kbp
のDNAフラグメントが切り出されるプラスミドを選定
し、各々プラスミドpEF204α−CAT、pEF3
21α−CATと命名した。
(2)プラスミドpEF204α−TおよびpEF32
1α−Tの構築 3V40T抗原のコーディング領域を含有するプラスミ
ドpMT1[菅野等(S Sugano etal、)
、ジャーナル オブ バイオロジー(J。
Vlro!、)  529.884頁、1984年]を
Hi n d IllおよびTaqlで消化し5V40
T抗原のコーディング領域の上漬部分432bpを単離
した。またこれとは別にプラスミドpMT1をTaqI
およびBamHIで消化し、初期ポリA付加シグナル配
列を含む5V40T抗原のコーディング領域の下流部分
2.2Kbρを単離した。
(1)で作製したプラスミドpEF204α−CATま
たはpEF321 a−CATを各々Hi n d I
llおよびBamHIで消化してCAT遺伝子を除去し
た。このHi n d III −B a m H1部
位間に、上述のHindlll−Taqlフラグメント
およびTaql−BamHIフラグメントを挿入して5
V40T抗原の全コーディング領域を含むプラスミドp
EF204a−Tお、!:びpEF321α−Tを作製
した。
実施例4 ヒトEF−1α遺伝子のプロモーター領域を
含むヒトCD4cDNA発現プラスミドの構築(第9図
参照) ヒトCD4cDNAを含有するプラスミドT4−pMV
7 [マトン等(P、J、Maddon et  al
、)、セル(Cell)、47巻、333頁、1986
年]からヒトCD4cDNA (約1.7Kbp)をE
coRI−BamHIフラグメントとして切り出し、プ
ラスミドpucaに挿入した。このプラスミドをHl 
n d IIIで消化しT4DNAポリメラーゼで平滑
化後、さらにEcoRIで消化しヒトCD4cDNAフ
ラグメントを単離した。
実施例3で作製したプラスミドpEF321α−Tを実
施例3の(1)と同様に、pUc119由来のEcoR
I認識部位を消去し、プラスミドpEF321β−Tを
得た6次いでプラスミドpEF321β−TをEcoR
IおよびHparで消化して得られたラージフラグメン
トに、上述のヒトCD4cDNAフラグメントをT4D
NAリガーゼで結合させ、プラスミドp E、F 32
1β−CD4を作製した。
実施例5  CAT遺伝子の発現 4種のヒトEF−1α遺伝子のプロモーター領域を含有
する発現プラスミドpEF220−CAT%pEF22
3−CAT、pEF204−CATおよびpEF321
−CATの発現効率を他の発現プラスミドpSV2−C
ATおよびpSRα−CAT (国立予防衛生研究所の
武部博士より供−1)と比較した。
(1)発現プラスミドの各種細胞株へのトランスフェク
ション 用いた細胞株、培地、プレートに植え込む時の細胞密度
(細胞数/locm2プレート)および培養時間を以下
に示す。
■Cl−10−Kl (チャイニーズハムスター卵巣細
胞  ATCCCCL61) 10%FCS含有Ham’5F12培地1.2X10’
個、48時間 ■IMR−32(ヒト神経芽細胞 ATCCCCLI 
27) 10%FC5含有DMEM培地 2.0X10’個、48時間 ■3Y1(ラット線維芽細胞) 8%FC3含有DM含有環地 2.0XIO”個、24時間 ■cv−t cサル腎IIIwU胞 ATCCCCL8
%FCS含有DMEM培地 2.0X10’個、24時間 ■CO3−1(SV40による形質転換サル腎臓細胞 
ATCCCRL1650) 8%FC3含有DM含有環地 2.0X10’個、24時間 ■T22 (SV40による形質転換サル腎臓細胞) 8%FC3含有DM含有環地 2.0X10’個、24時間 ■BrA2−227 (SV40変異株T抗原A2によ
って不朽化したラット脳細胞) 8%FC3含有DM含有環地 2.0X10’個、24時間 ■BrA2−5S (SV40変異株T抗原A2によっ
て不朽化したラット脳細胞) 8%FC3含有DM含有環地 2.0X10’個、24時間 ■JTC−16・P3(ラット肝癌細胞 JCRB  
0714) 1%FC3含有DM−160AU培地 約50%コンフルエント、48時間 [相]NY(ヒト骨肉腫細胞 JCRB  0614)
8%FC3含有MEM培地 2.0X10’個、72時間 ■MT−1(ヒトT細胞白血病細胞 JCRB10%F
CS含有RPMI  1640培地浮遊細胞を2.0X
10’個に調製して使各細胞は上記の条件でプラスミド
DNA添加前に植え込み、添加約1時間前に培!!液を
交換した。
一方、各々ノブ−yスミドDNAfO−20μgを含む
水溶液0.45m1に50μmの2.5M(aC12を
加え、さらに溶液を攪拌しつつ、0.5mlの2xHB
S  [280mM  NaC1150nM  HE 
P E S / 2 、8 iM  N a 2 HP
 O4(po  7.05)] を滴下後、10分間室
温で放置した。ついで上記細胞を含む培地中にこれを加
え6時間培養した。約10+slのPBS−で洗浄後、
20%D M S O/培地で3分間処理してトランス
フェクタントを得た。得られたトランスフェクタントは
PBS−で洗浄後、培地を添加し、5%CO,存在下3
7℃で維持した。
(2)CATアッセイ CATアッセイは、ゴーマン等の方法[モレキュラー 
アンド セルラー バイオロジー(Mo1.Ce11.
BIol、)、 2巻、1044頁、1982年]に従
った。各々の細胞を5%CO3存在下37℃で48時間
培養後、2回PBS−で洗浄、し、1000r、p、m
、で3分間遠心して細胞を集めた。0.25MTris
−M(I  (pH7,8)200μlに懸濁後凍結−
融解を3回繰り返し、さらに超音波処理により細胞を破
壊した。4℃、15,0OOr、p、m、で15分間遠
心し、得られた上清の一部を用いてブラッドフォード等
の方法[アナリティヵル バイオケミストリー (^n
a1.Blochem、)   72巻、248頁、1
976年]に従い上清中の蛋白質量を定量した。
この結果に基づき約150μg (ただしCHO−に1
は2Mg   NYは18μg  、JTC−16・P
3は6μg、MT−1は41μgおよびIMR−32は
760μg)の蛋白質量を含有すると考えられる上清を
分取し、終濃度0.2μ(I [”C]クロラムフェニ
コール/1aMアセチルCoA10.25MTris−
H(I (pH7,8)となるように[14c]クロラ
ムフエニコール(アマジャム社)およびアセチルCoA
を添加した。37℃、2時間(ただしCHO−Klおよ
びNYは30分間、JTC−16・P3は40分間)イ
ンキユベートした後、反応液を酢酸エチルで抽出し、次
いで酢酸エチルを蒸発乾固させた。再度15μmの酢酸
エチルに溶解させ、20cm+のシリカゲル薄層プレー
ト(メルク社)上にスポット後、クロロホルム−メタノ
ール(95: 5)を展開溶媒としてクロマトグラフィ
ーを行った。上端より13cmまで展開し乾燥後、X線
フィルムをi層プレートに重ね、18〜20時間(ただ
しMT−1は3日間)放置してオートラジオグラフをと
った。
各トランスフェクタントにより発現されたCAT量は、
アセチル化された[+4c]クロラムフエニコールの割
合から推定された。さらに定量的な測定法としてラジオ
アナリティックラベリングシステム(AMBIS  S
ystem  Inc、)を用い薄層プレート上の放射
活性を直接カウントした。
代表例としてIMR−32細胞におけるCAT遺伝子の
発現効率を、ラジオアナリティックラベリングシステム
で測定した結果を第10図に示した3図中の数字は各々
[14clクロラムフエニコールまたはアセチル化[1
4clクロラムフエニコールの放射活性の強さを示して
いる。従ってアセチル化[14c]クロラムフエニコー
ルの割合は(アセチル化体)/(アセチル化体+未変化
体)で示される。この結果、SV40プロモーターを含
有する発現プラスミドでは発現効率の非常に低い神経芽
細胞(IMFL−32)においても、ヒトEF−1α遺
伝子のプロモーター領域を含有する4種の発現プラスミ
ドは、いずれも高発現率を示した。特にエクソン2まで
を含有するプラスミドpEF321−CATはpSV2
−CATの約100倍、PSRα−CATの約10倍の
発現効率を示した。
また、各発現プラスミドによるアセチル化体の割合を表
1にまとめた。
ロモーター含有の2 flのプラスミドに比べ同等また
はそれ以上の発現効率を示した。
空欄は未測定 C)10−KlおよびIMR−32細胞テ、4種のヒト
EF−1α遺伝子のプロモーター領域を含有する発現プ
ラスミドの発現効率を比較すると、pEF321−CA
T>pEF204−CAT。
pEF223−CAT>pEF220−CATの順であ
った。さらに上記2 flの細胞で最大発現効果を示し
たプラスミドpEF321−CATは、使用したいずれ
の細胞株においても、SV40プ実施例6 5V40T
抗原遺伝子の発現プラスミドpEF204α−T、pE
F321α−TおよびpMTlを実施例5の(1)に従
りてI MR−32細膓にトランスフェクションした。
48時間後、細胞をエタノール−アセトンC171)溶
液で一20℃、18分間固定し免疫蛍光アッセイを行っ
た。−次抗体としてハムスターのSV40に対する抗血
清を作製して使用した。すなわち生後3〜4力月のハム
スターの皮下にSV40トランスフオーム細胞約2X1
0’個を接種し腫瘍の形成を待ち(通常2〜6力月)、
1日の絶食後金採血を実施し、抗血清を得た。上記の固
定された細胞を抗血清とともに37℃、1時間インキュ
ベートした。PBS−で細胞を洗浄後、FITC結合ウ
サギつハムスター1gG(富士臓器)とともに37℃、
1時間インキュベートした。PBS−で細胞を洗浄後、
落斜式蛍光顕微1jlBH2(オリンパス社)で蛍光を
観察した。
その結果、T抗原の発現は、プラスミドpEF204α
−TおよびプラスミドpEF321α−丁では確認でき
たが(第11図および第12図)、プラスミドpMT1
では確認できなかった。
実施例7 発現プラスミドの安定性の測定3Y1細胞に
対して実施例6と同様にトランスフェクションを行った
。24時間培養後、トリプシン溶液(0,05%トリプ
シン/PBS−)を用いて細胞をまき直し、その後37
℃、5%Co、存在下で1力月間培養した。
その結果プラスミドpEF204α−T、pEF321
α−TまたはpMTlによってトランスフェクトされた
細胞は、すべて高密度のフォーカスを形成した。しかし
、プラスミドpEF204α−TまたはpEF321α
−Tでトランスフェクトされた細胞は、プラスミドpM
T1によりトランスフェクトされたwi胞に比ベフォー
カスが多数存在していた。
さらにそれらのフォーカスの1つをトリプシン溶液で処
理後、実施例6に従い免疫蛍光アッセイを行った。その
結果、プラスミドpEF204α−Tおよびプラスミド
pEF321α−Tによってトランスフェクトされた細
胞は、細Ila核にT抗原が検出され(第13図および
第14[]) 、 ME胞内のプラスミドDNAが1力
月間安定に存在していることが示された。
実施例8 ヒトCD4遺伝子の発現 プラスミドpEF321β−CD4を実施例6に従いC
HO−Kl細胞にトランスフェクションした。−次抗体
としてヒトCD4特異的マウスモノクローナル抗体(O
KT4、オーツ社)、二次抗体としてFITC結合ウサ
ギつマウスIgG(医学生物学研究所)を使用して実施
例6に従い免疫蛍光アッセイを実施した。
結果を第15図に示すが、CD4蛋白質がトランスフェ
クションされた細胞表面に検出され、プラスミドpEF
321β−CD4がCHO−Kl細胞でCD4を発現し
ていることが証明された。
〈発明の効果〉 本発明のヒトEF−1α遺伝子のプロモーター領域を含
有する新規DNA配列を用いた発現プラスミドは、従来
繁用されている5V4Q初期プロモーターを用いた発現
プラスミドに比べ、広宿主細胞域でより強力な発現効率
を示した。さらにこの発現プラスミドは細胞内で約1カ
月間安定に存在した。したがりて本発明の発現プラスミ
ドを用いることにより、より広範囲の咄乳動物細胞を宿
主として各種有用生理活性物質をより効率的に5なおか
つ長期間産生させ得ることが期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ヒトEF−1αのcDNAの塩基配列を示す
図である。 第2図は、ヒトEF−1α染色体遺伝子の構造およびシ
ーフェンシングの方向を示す線図である。 第3図は、ヒトEF−1α染色体遺伝子の全塩基配列を
示す図である。 第4図は、プラスミドPEF−2およびpEF−3、第
5図はプラスミドpEF−220、pEF−223およ
びpEF−204、第6図はプラスミドpEF−321
.第7図はプラスミドpEF220−CAT、pEF2
23−CAT% pEF204−CATおよびpEF3
21−CAT、第8図はプラスミドpEF204α−T
およびpEF321α−T1第9図はプラスミドpEF
321β−CD4の各々の構築図を示す図である。 第10図は、IMR−32細胞におけるCATアッセイ
の結果を示す図である。 第11図、第12図、第13図、第14図および第15
図は、生物の形態を示す図面代用写真である。 すなわち、第11図および第12図は、IMR−32細
胞における、また第13図および第14図は3Y1細胞
におけるT抗原の蛍光抗体による検出結果を示す。 第15図はCHO−Kl細胞におけるヒトCD4の蛍光
抗体による検出結果を示す。 !〒5 図 1琴5 図 第 図 j甲5 図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒトポリペプチド鎖延長因子遺伝子のプロモータ
    ー領域を含有する新規DNA。
  2. (2)前記ヒトポリペプチド鎖延長因子がヒトポリペプ
    チド鎖延長因子−1αであることを特徴とする請求項第
    1項記載の新規DNA。
  3. (3)ヒトポリペプチド鎖延長因子−1α遺伝子の開始
    コドンの上流約2.5Kbpの全部あるいは一部を含有
    する請求項第2項記載の新規DNA。
  4. (4)前記ヒトポリペプチド鎖延長因子−1α遺伝子の
    プロモーター領域を含有するDNAが下記式( I )の
    全部あるいは一部で表されることを特徴とする請求項第
    2項記載の新規DNA。 式( I ): 【遺伝子配列があります】
  5. (5)前記DNAの少なくとも1つが、変異、欠失、挿
    入されたものである請求項第2ないし第4項のいずれか
    に記載の新規DNA。
  6. (6)ヒトポリペプチド鎖延長因子遺伝子のプロモータ
    ー領域を含有する新規DNAを用いた発現プラスミド。
  7. (7)前記ヒトポリペプチド鎖延長因子がヒトポリペプ
    チド鎖延長因子−1αであることを特徴とする請求項第
    6項記載の発現プラスミド。
  8. (8)ヒトポリペプチド鎖延長因子−1α遺伝子の開始
    コドンの上流約2.5Kbpの全部あるいは一部を含有
    することを特徴とする請求項第7項記載の発現プラスミ
    ド。
  9. (9)前記ヒトポリペプチド鎖延長因子−1α遺伝子の
    プロモーター領域を含有するDNAが下記式( I )の
    全部あるいは一部で表されることを特徴とする請求項第
    7項記載の発現プラスミド。 式( I ): 【遺伝子配列があります】
  10. (10)前記DNAの少なくとも1つが、変異、欠失、
    挿入されたものである請求項第7ないし第9項のいずれ
    かに記載の発現プラスミド。
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