JP2011142727A - ワイヤハーネス配索構造 - Google Patents

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    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G11/00Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts

Abstract

【課題】ワイヤハーネスを配索する際の作業性を向上させることができ、また、配索領域の省スペース化を達成することのできるワイヤハーネス配索構造を提供すること。
【解決手段】複数の電線21を一束に結束した状態に保持する筒状の保護外被23を備えたワイヤハーネス5を、二つの構造物を回動可能に連結する可動連結部を跨いで二つの構造物間に配索するワイヤハーネス配索構造1であって、可動連結部を跨ぐ所定の長さ区間に配索されるワイヤハーネス5の可動部配索部25は、保護外被23が剥がれて内部の各電線21が可動にされた非結束部26と、当該非結束部26の外周を各電線21の可動を規制しないように覆う伸縮性保護材27と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、ワイヤハーネス配索構造に関し、特に、配索作業性を向上させると同時に、配索領域が省スペースとなるための改良に関する。
車両シートには、搭乗者の姿勢に合わせてシートクッションを前後方向及び上下方向に位置調整したり、シートバックをリクライニング動作させたりする電動シート装置や、エアバッグを搭乗者とサイドドアとの間に展開させるエアバッグユニット装置が設けられているものがあり、このような装置が搭載される車両シートにおいては、電動部品への給電のために、ワイヤハーネスが配索される。
図10及び図11は車両シートにおけるワイヤハーネス配索構造の従来例を示したものである。図10及び図11に示すように、ワイヤハーネス配索構造100は、シートクッション(図示せず)が装着されるサイドフレーム102に、シートバック104を水平な回動軸105でリクライニング自在に設けられた車両シート106内で、ワイヤハーネス108をシートクッションの下方からシートバック104に配索したものである。
ワイヤハーネス108は、配索経路上において、コルゲートチューブ109により被覆されて保護されている。ワイヤハーネス108は回動軸105に沿って中間部109aを平行に配索され、この中間部109aをクランプ110で回動軸105に固定され、中間部109aの両側に連続する部分をそれぞれ他のクランプ112,114でシートクッションとシートバック104とに固定されている。
この種のワイヤハーネスの配索構造は、下記特許文献1にも開示されている。
特開2006−304538号公報
ところが、車両シートの機能の向上に伴い、電動部品の数が増加し、その給電に用いられるワイヤハーネスも、結束される電線数が増えて束が大径化する傾向がある。そして、車両シートの内部という狭い空間に収まるように、このような太い束のワイヤハーネスを曲げることは困難であり、作業性が悪いという問題がある。
また、太い束のワイヤハーネスは曲げにくいので、ワイヤハーネスの曲げ半径が大きくなってしまい、広い配索スペースが必要になるという問題がある。
本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、ワイヤハーネスの配索作業性を向上させると共に、配索領域を省スペースにできるワイヤハーネス配索構造を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 複数の電線を一束に結束したワイヤハーネスを、二つの構造物を可動に連結する可動連結部を跨いで二つの構造物間に配索するワイヤハーネス配索構造であって、
前記可動連結部を跨ぐ所定の長さ区間に配置される前記ワイヤハーネスの可動部配索部は、各電線が結束されずに可動にされた非結束部と、当該非結束部の外周を各電線の可動を規制しないように覆う伸縮性保護材と、を備えたことを特徴とするワイヤハーネス配索構造。
(2) 前記可動部配索部の一端側を前記第1構造物上に固定する第1固定部と、前記可動部配索部の他端側を前記第2構造物上に固定する第2固定部と、を備え、
前記第1固定部の配置と前記第2固定部の配置とが、前記構造物相互の可動による第1固定部と第2固定部との相対移動方向と直交する方向に位置をずらして設定されていることを特徴とする上記(1)に記載のワイヤハーネス配索構造。
(3) 前記第1構造物が車両用リクライニングシートのシート座部構造物で、前記第2構造物が、シートバック構造物であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のワイヤハーネス配索構造。
上記(1)の構成によれば、可動連結部を跨ぐ可動部配索部は、電線相互が保護外被やテープ等によって結束されておらず、各電線が径方向に自由に動けるため、柔軟性が高い。従って、ワイヤハーネスを構成する電線束が太くなっても、可動部配索部で簡単に曲げることができるので、配索作業性を向上させることができる。
また、ワイヤハーネスを可動部配索部で簡単に曲げることができるので、曲げ半径が大きくならず、配索領域を省スペース化することができる。
また、ワイヤハーネスが径方向の一方向に動いて広がることで平型化し、ワイヤハーネスを可動部配索部で折り曲げることができるので、配索方向の変更に広いスペースを必要とせず、配索領域を省スペース化することができる。
更に、可動部配索部に設けた伸縮性保護材は、各電線の動きを適度に押さえて、曲げ動作時に可動部配索部の外径が不用意に拡大することを抑止するため、配索領域の省スペース化に貢献する。
また、可動連結部を介した二つの構造物相互の相対移動時に、二つの構造物相互の移動動作に伴って可動部配索部の曲げ状態が変化することで、二つの構造物相互の移動動作を柔軟に許容することができる。
また、可動部配索部における各電線の外周は、伸縮性保護材により覆われているため、可動部配索部を曲げた際に、電線の延在方向に直交する方向に動いた電線が、周囲の構造物等に直接接触することがなく、ワイヤハーネスの損傷を防止することができる。
上記(2)の構成によれば、二つの構造物相互の移動動作時には、前記可動部配索部は、単純な曲げ変形と、捻れの双方で、相対移動に対応することになり、前記可動部配索部の余長吸収性能を向上させることができる。従って、二つの構造物相互の移動動作に対する許容性能を向上させることができる。
上記(3)の構成によれば、車両用リクライニングシートにおけるワイヤハーネスの配索作業性を向上させることができ、また、車両用リクライニングシートにおける配索領域を省スペース化することができる。
本発明によるワイヤハーネス配索構造によれば、ワイヤハーネスに部分的に形成された可動部配索部を小半径で曲げたり、捻ったり、折り曲げて配索することができるので、配索作業性を向上させることができる。また、可動部配索部を曲げる場合、曲げ半径は大きくならず、更に可動部配索部を折り曲げて配索することもできるので、配索領域を省スペース化することができる。
本発明に係るワイヤハーネス配索構造の第1実施形態である車両シートにおけるワイヤハーネス配索構造の斜視図である。 図1に示した車両シートの右斜め後方から見たワイヤハーネス配索構造の斜視図である。 図1に示した車両シートの左斜め後方から見たワイヤハーネス配索構造の斜視図である。 図3に示したワイヤハーネス配索構造における第2固定部に使用されている固定具の側面図である。 図1に示したワイヤハーネス配索構造の要部の概略構成を示す一部破断斜視図である。 第1実施形態のワイヤハーネス配索構造において、シートバック構造物を前方にリクライニングさせた状態におけるワイヤハーネスの可動部配索部の曲がり状態を示したもので、(a)は側面図、(b)は車両用シートの斜め前方からの斜視図、(c)は斜め後方からの斜視図である。 第1実施形態のワイヤハーネス配索構造において、シートバック構造物を後方にリクライニングさせた状態におけるワイヤハーネスの可動部配索部の曲がり状態を示したもので、(a)は側面図、(b)は車両用シートの斜め前方からの斜視図、(c)は斜め後方からの斜視図である。 本発明に係るワイヤハーネス配索構造の第2実施形態において、シートバック構造物を前方にリクライニングさせた状態におけるワイヤハーネスの可動部配索部の曲がり状態を示したもので、(a)は側面図、(b)は車両用シートの斜め前方からの斜視図、(c)は斜め後方からの斜視図である。 本発明に係るワイヤハーネス配索構造の第2実施形態において、シートバック構造物を後方にリクライニングさせた状態におけるワイヤハーネスの可動部配索部の曲がり状態を示したもので、(a)は側面図、(b)は車両用シートの斜め前方からの斜視図、(c)は斜め後方からの斜視図である。 従来のワイヤハーネスの配索図である。 図10の要部拡大図である。
以下、本発明に係るワイヤハーネス配索構造の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明に係るワイヤハーネス配索構造の第1実施形態である車両シートにおけるワイヤハーネス配索構造の斜視図、図2は図1に示した車両シートの右斜め後方から見たワイヤハーネス配索構造の斜視図、図3は図1に示した車両シートの左斜め後方から見たワイヤハーネス配索構造の斜視図である。また、図4は図3に示したワイヤハーネス配索構造における第2固定部に使用されている固定具の側面図、図5は図1に示したワイヤハーネス配索構造の要部の概略構成を示す一部破断斜視図である。
第1実施形態のワイヤハーネス配索構造1は、図1〜図3に示すように、車両用のリクライニングシート3に、ワイヤハーネス5を配索したものである。
図1〜図3では、リクライニングシート3は、第1構造物であるシート座部構造物11の後端に、第2構造物であるシートバック構造物13の下端が可動に連結されている。具体的には、シート座部構造物11は、略水平に配置される。また、シートバック構造物13は、シート座部構造物11の後端から上方に延びて配置される。シート座部構造物11の後端とシートバック構造物13の下端とは、これらの構造物相互を回転軸14により連結する可動連結部15により、回動可能に連結されている。
シートバック構造物13は、可動連結部15によってシート座部構造物11に連結されることで、傾斜角度を調節可能にされている。
ワイヤハーネス5は、基本的には、後述する可動部配索部以外の範囲を、図5に示すように、複数の電線21と、これらの電線21を一束に結束した状態に保持する筒状の保護外被23と、を備えた構造である。
本実施形態の場合、保護外被23には、コルゲートチューブが利用されている。
本実施形態のワイヤハーネス配索構造1は、ワイヤハーネス5を、上記の可動連結部15を跨いで二つの構造物(シート座部構造物11とシートバック構造物13)間に配索する。
本実施形態のワイヤハーネス配索構造1の場合、ワイヤハーネス5は、図5に示すように、可動連結部15を跨ぐ所定の長さ区間に配置される可動部配索部25は、保護外被23が剥がれて(切除されて)、内部の各電線21がバラバラに可動にされた非結束部26となっている。更に、可動部配索部25は、非結束部26の外周を各電線21の可動を規制しないように覆う伸縮性保護材27を備えている。
補足説明すると、非結束部26は、複数の電線21が結束されておらず、電線相互が自由に動ける状態であり、容易に平型形状になることができ、容易に曲げ変形できる。
本実施形態の場合、伸縮性保護材27としては、伸縮性を有する網目状の樹脂製チューブが使用されている。
そして、本実施形態の場合、可動部配索部25の一端側をシート座部構造物11上に固定する第1固定部31と、可動部配索部25の他端側をシートバック構造物13上に固定する第2固定部33と、を備えている。
本実施形態の場合、第1固定部31は、図1に示すように、ワイヤハーネス5をシート座部構造物11に結束する結束バンドである。
また、第2固定部33は、図2〜図4に示すように、樹脂製のプロテクタで、可動部配索部25の他端側を挿通可能な断面コ字状のプロテクタ本体34と、該プロテクタ本体34の開放部を開閉可能に覆うカバー35とを備えている。そして、プロテクタ本体34には、図3及び図4に示すように、収容する電線21の一部を分岐ハーネス29として側方に導出する分岐穴34aを有している。ワイヤハーネス5は、結束バンド40により第2固定部33に固定されている。
更に、プロテクタ本体34には、図4に示すように、シートバック構造物13に設けられた取付穴に嵌合して、シートバック構造物13への固定を果たす弾性係止突起36が突設されている。
第2固定部33は、上記の弾性係止突起36による係合、あるいは結束バンド40による結束によって、シートバック構造物13に固定される。
更に、本実施形態の場合、第1固定部31の配置と第2固定部33の配置とが、構造物相互の可動による第1固定部31と第2固定部33との相対移動方向(本実施形態では、車両の前後方向)と直交する方向(本実施形態では、回転軸14の軸線方向で、リクライニングシート3の幅方向)で、一致するように、設定されている。
このことは、後述する図6(b)に示すように、第1固定部31と第2固定部33との間で引いた中心軸線C1が、車両の正面又は上面から見て、一直線状になることを意味している。
また、ワイヤハーネスにおける第1固定部31と第2固定部33との間の部分の電線21は、結束されておらず、電線相互が自由に動ける状態であるので、容易に平型形状になることができ、容易に曲げ変形できる。
次に、図6及び図7に基づいて、シートバック構造物13をリクライニング動作させた場合の、可動部配索部25の曲げ動作について説明する。
図6は第1実施形態のワイヤハーネス配索構造において、シートバック構造物を前方にリクライニングさせた状態におけるワイヤハーネスの可動部配索部の曲がり状態を示したもので、図6(a)は側面図、図6(b)は車両用シートの斜め前方からの斜視図、図6(c)は斜め後方からの斜視図である。図7は第1実施形態のワイヤハーネス配索構造において、シートバック構造物を後方にリクライニングさせた状態におけるワイヤハーネスの可動部配索部の曲がり状態を示したもので、図7(a)は側面図、図7(b)は車両用シートの斜め前方からの斜視図、図7(c)は斜め後方からの斜視図である。
なお、シートバック構造物13は、図6に示した状態よりも前方にリクライニング可能であり、ワイヤハーネスもそれに対応した充分な長さに設定されている。従って、図6の状態はシートバック構造物13が最も前傾した状態に比べてワイヤハーネスの余長が発生しているが、ワイヤハーネスが可動部配索部において車両の幅方向に平たく広がることで、余長が吸収されている。
図6に示すように、シートバック構造物13を前方にリクライニングさせた場合では、回転軸14を回動支点とするシートバック構造物13の前方への回動に伴って、可動部配索部25は、回転軸14の下方に位置する範囲が、図6(a)に示した矢印A方向に引っ張られ、シート座部構造物11の後端部から後方に凸の湾曲状に曲げられる。なお、可動部配索部25は、保護外被23が装備されておらず、柔軟性が高いため、シートバック構造物13の変位に追従して、容易に曲げ変形することができる。
図7に示すように、シートバック構造物13を後方にリクライニングさせた場合では、回転軸14を回動支点とするシートバック構造物13の後方への回動に伴って、可動部配索部25は、回転軸14の下方に位置する範囲が、図7(a)に示した矢印B方向に押され、シート座部構造物11の後端部から前方に凸の湾曲状に曲げられる。なお、この場合も、可動部配索部25の柔軟性が高いために、シートバック構造物13の変位に追従して、容易に曲げ変形することができる。
以上に説明した第1実施形態のワイヤハーネス配索構造1では、可動連結部15を跨ぐ可動部配索部25は、電線21相互が保護外被23によって結束されておらず、各電線21が自由に動けるため、柔軟性が高い。従って、ワイヤハーネス5を構成する電線21束が太くなっても、可動部配索部25で簡単に曲げることができるので、リクライニングシート3に対するワイヤハーネス5の配索作業性を向上させることができる。
また、ワイヤハーネス5を可動部配索部25で簡単に曲げることができるので、曲げ半径が大きくならず、リクライニングシート3下での配索領域を省スペース化することができる。
また、ワイヤハーネス5を可動部配索部25で折り曲げることができるので、配索方向の変更に広いスペースを必要とせず、リクライニングシート3下での配索領域を省スペース化することができる。
更に、可動部配索部25に設けた伸縮性保護材27は、各電線21の動きを適度に押さえて、曲げ動作時に可動部配索部25の外径が不用意に拡大することを抑止するため、配索領域の省スペース化に貢献する。
また、可動連結部15を介した二つの構造物11,13相互の相対移動時に、二つの構造物11,13相互の移動動作に伴って可動部配索部25の曲げ状態が変化することで、二つの構造物11,13相互の移動動作を柔軟に許容することができる。
また、可動部配索部25における各電線21の外周は、伸縮性保護材27により覆われているため、可動部配索部25を曲げた際に、電線21の延在方向に直交する方向に動いた電線21が、リクライニングシート3の周囲の構造物等に直接接触することがなく、ワイヤハーネス5の損傷を防止することができる。
[第2実施形態]
図8は本発明に係るワイヤハーネス配索構造の第2実施形態において、シートバック構造物を前方にリクライニングさせた状態におけるワイヤハーネスの可動部配索部の曲がり状態を示したもので、図8(a)は側面図、図8(b)は車両用シートの斜め前方からの斜視図、図8(c)は斜め後方からの斜視図である。
また、図9は本発明に係るワイヤハーネス配索構造の第2実施形態において、シートバック構造物を後方にリクライニングさせた状態におけるワイヤハーネスの可動部配索部の曲がり状態を示したもので、図9(a)は側面図、図9(b)は車両用シートの斜め前方からの斜視図、図9(c)は斜め後方からの斜視図である。
この第2実施形態のワイヤハーネス配索構造1Aは、第1実施形態に示したワイヤハーネス配索構造1の一部を改良したものである。
改良した点は、図8(b)に示すように、第1固定部31と第2固定部33とが、構造物相互の可動による第1固定部31と第2固定部33との相対移動方向(車両の前後方向)と直交する方向(リクライニングシート3の幅方向)に、適宜距離Sだけ、位置をずらして配置される。
第2実施形態のワイヤハーネス配索構造1Aは、図8(b)に示したように、第1固定部31と第2固定部33とを、リクライニングシート3の幅方向に距離Sだけ位置をずらした点以外の構成は、第1実施形態と共通で良く、共通の構成については、同番号を付して説明を省略する。
第2実施形態のワイヤハーネス配索構造1Aは、図8に示すように、シートバック構造物13を前方にリクライニングさせた場合では、回転軸14を回動支点とするシートバック構造物13の前方(図8(a)の矢印C方向)への回動に伴って、可動部配索部25は、回転軸14の下方に位置する範囲が、図8(a)の矢印D方向に引っ張られると共に、図8(b)の矢印E方向に捻られ、シート座部構造物11の後端部から後方に凸の湾曲状に曲げられる。なお、可動部配索部25は、保護外被23が装備されておらず、柔軟性が高いため、シートバック構造物13の変位に追従して、容易に曲げ変形することができる。また、曲げ部に捻りが加わり、余長を吸収できるため、コンパクトに曲げることができる。
第2実施形態のワイヤハーネス配索構造1Aは、図9に示すように、シートバック構造物13を後方にリクライニングさせた場合では、回転軸14を回動支点とするシートバック構造物13の後方(図9(a)の矢印F方向)への回動に伴って、可動部配索部25は、回転軸14の下方に位置する範囲が、図9(a)に示した矢印G方向に押されると共に、図9(b)に矢印Hで示す方向の捻りが加わり、シート座部構造物11の後端部から前方に凸の湾曲状に曲げられる。なお、この場合も、曲げ部に捻りが加わり、余長を吸収できるため、コンパクトに曲げることができる。また、可動部配索部25の柔軟性が高いために、シートバック構造物13の変位に追従して、容易に曲げ変形することができる。
以上に説明した第2実施形態のワイヤハーネス配索構造1Aでは、第1実施形態の作用・効果に加えて、次の作用・効果を得ることができる。
即ち、二つの構造物11,13相互の移動動作時には、可動部配索部25は、単純は曲げ変形と、捻れの双方で、相対移動に対応することになり、前記可動部配索部25の余長吸収性能を向上させることができる。従って、二つの構造物相互の移動動作に対する許容性能を向上させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、本発明のワイヤハーネス配索構造は、配索対象を車両のリクライニングシートに限るものではなく、二つの構造物相互が可動連結部により相対移動可能に連結される各種の機器、装置に応用することができる。
また、可動連結部による可動形態も、上記実施形態に示した回動構造に限らない。可動連結部が二つの構造物をスライド可能に連結する機構で、ワイヤハーネスの曲げ変形によりスライド移動を許容するような場合にも、応用することが可能である。
また、伸縮性保護材27は、上記実施形態に示した網目状の樹脂製チューブに限定するものではなく、伸縮性のシートやテープを電線の動きを規制しない程度に巻き付けるようにしても良い。
1 ワイヤハーネス配索構造
1A ワイヤハーネス配索構造
3 リクライニングシート
5 ワイヤハーネス
11 シート座部構造物(第1構造物)
13 シートバック構造物(第2構造物)
14 回転軸
15 可動連結部
21 電線
23 保護外被
25 可動部配索部
26 非結束部
27 伸縮性保護材
31 第1固定部
33 第2固定部

Claims (3)

  1. 複数の電線を一束に結束したワイヤハーネスを、二つの構造物を可動に連結する可動連結部を跨いで二つの構造物間に配索するワイヤハーネス配索構造であって、
    前記可動連結部を跨ぐ所定の長さ区間に配置される前記ワイヤハーネスの可動部配索部は、各電線が結束されずに可動にされた非結束部と、当該非結束部の外周を各電線の可動を規制しないように覆う伸縮性保護材と、を備えたことを特徴とするワイヤハーネス配索構造。
  2. 前記可動部配索部の一端側を前記第1構造物上に固定する第1固定部と、前記可動部配索部の他端側を前記第2構造物上に固定する第2固定部と、を備え、
    前記第1固定部の配置と前記第2固定部の配置とが、前記構造物相互の可動による第1固定部と第2固定部との相対移動方向と直交する方向に位置をずらして設定されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス配索構造。
  3. 前記第1構造物が車両用リクライニングシートのシート座部構造物で、前記第2構造物が、シートバック構造物であることを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤハーネス配索構造。
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