JP2011136571A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】4Dプリンタにおいて搬送される用紙の紙間を短くすることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録色成分毎の感光ドラムを有するカラープリンタにおいて、連続して記録シートに画像形成する場合に、1ページの画像データの主走査方向の長さと副走査方向の長さを複数ページ分保持し、ドラム間距離に応じた画像データの遅延のための遅延メモリへの画像データの書込みアドレスと遅延メモリからの画像データの読出アドレスとを保持した主走査方向長さデータと副走査方向長さデータとに基づいて各ページ毎に制御することにより、連続して搬送される記録シートの間隔を短くする。
【選択図】図16

Description

本発明は、例えば各色の感光ドラムを有し、カラー印字を行う画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来、電子写真方式のカラープリンタには、1つの感光ドラムを有する、いわゆる1D(drum)プリンタと、複数の感光ドラムを有する、いわゆる4D(drum)プリンタ(タンデムプリンタ)とが広く知られている。
1Dプリンタでは、中間転写体と呼ばれる媒体、もしくは用紙を貼り付けた転写ドラムをそれぞれ4回転させることにより、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色分の画像形成を行っている。
一方、4Dプリンタ(例えば、特許文献1参照)では、各4色分の感光ドラムが独立に存在するので、一度に4色分の画像を形成することが可能である。したがって、用紙の移動速度が同じである場合、4Dプリンタでは、1Dプリンタより通常4倍のプリント速度が実現できる。ただし、4Dプリンタでは、複数の感光ドラムがそれぞれ所定の間隔で配置されているので、スキャナ等により読み取られたレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色画像信号を画像処理し、YMCKの4色に変換した後、用紙が各色の感光ドラムの間隔分を移動するのに要する時間だけ画像信号を遅延させる必要がある。したがって、画像信号を遅延させるための遅延メモリを必要とする。この遅延メモリは、ドラム間距離に応じた記憶容量を有している。
一方、用紙の移動速度が同じである場合、プリントスピードを早くするためには、プリント時の先行する用紙の後端と次の用紙先端との間隔である、いわゆる紙間隔を短くする必要がある。
MFP(Multi Function peripheral)と呼ばれる装置では、スキャナ、PC、FAXなど様々な装置からの画像データをプリンタから出力させることが要求される。システム全体の生産性を向上させるためには、これらの様々な装置からの異なる画像サイズの画像データを連続してプリンタから出力させることが要求される。
また、従来の4Dプリンタは、画像データの主走査方向長さに相当する主走査有効区間信号の長さ、および副走査方向長さに相当する副走査有効区間信号の長さに基づいて遅延メモリに対してライン単位の書き込み読み出しを制御している。
特開平11−348351号公報
しかしながら、従来の4Dプリンタの場合、1セットしか保持していないため、一連の記録動作の途中で、紙サイズ(画像サイズ)が変更されると、遅延メモリが空になるまで主走査有効区間信号及び副走査有効区間信号を変更できなかった。従って、次の画像データの記憶ができず、その結果、紙間隔を長くしなければならなかった。即ち、各色の感光ドラムで異なる画像サイズの画像形成動作を同時に行うことができなかった。
図17は感光ドラムと画像サイズとの関係を示す図である。図17において、1701、1702はそれぞれ現像色の異なる感光ドラムである。1703は1ページ目の出力画像が記録される記録紙である。1704、1705はそれぞれ2ページ目の出力画像が記録される記録紙である。dは隣接する感光ドラムの間隔であり、iは1ページ目の記録紙の後端と2ページ目の記録紙の先端との間隔である。
図17(A)では、1ページ目と2ページ目の記録紙サイズが同じであるので、従来の4Dプリンタでも短い紙間隔で出力可能である。一方、図17(B)では、1ページ目と2ページ目の記録紙サイズが異なるので、従来の4Dプリンタでは、上述した如く、遅延メモリが空になるまで主走査有効区間信号及び副走査有効区間信号を変更できないため、紙間隔を詰めた状態のままでは出力させることができない。この場合、1ページ目と2ページ目の紙間隔iを感光ドラムの間隔dより大きくする必要があった。なお、4Dプリンタでは感光ドラムが4個あるため、両端に位置する感光ドラム同士の間隔としては、dの3倍となり、従来の4Dプリンタでは出力画像の紙間隔iをdの3倍より大きくする必要がある。
そこで、本発明は、4Dプリンタにおいて搬送される用紙の紙間を短くすることができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、画像データを遅延メモリに書き込んだ後、該遅延メモリから画像データを読み出して画像形成手段に出力する画像形成装置において、前記画像形成手段に出力される画像データの副走査方向の長さを示す副走査有効区間信号に基づき、当該画像データの前記遅延メモリへの書き込みを制御するためのデータライト用の副走査有効区間信号を生成し、該生成されたデータライト用の副走査有効区間信号を用いて前記画像データの前記遅延メモリへの書き込みを制御する書込み制御手段と、前記画像データの副走査方向の長さを示す前記副走査有効区間信号に基づき、当該画像データの前記遅延メモリからの読み出しを制御するためのデータリード用の副走査有効区間信号を生成し、該生成されたデータリード用の副走査有効区間信号を用いて前記遅延メモリに記憶された画像データの読み出しを制御する読出し制御手段と、前記書込み制御手段による前記遅延メモリへの画像データの書き込みと、前記読出し制御手段による前記遅延メモリからの画像データの読み出しとをカウントする第一のカウンタ及び第二のカウンタとを備え、色成分毎の複数の画像形成手段を用いて、複数頁の画像データに基づき複数の記録シートへ連続して画像を形成する場合、前記読出し制御手段は、所定頁目の画像データに対応する副走査有効区間信号に基づいて生成されたデータリード用の副走査有効区間信号と前記第一のカウンタとを用いて、前記所定頁目の当該画像データを前記遅延メモリから読み出すことを制御し、さらに、前記読出し制御手段が前記所定頁目の当該画像データを前記遅延メモリから1ライン分読み出す度に前記第一のカウンタはカウント動作を行い、前記書込み制御手段は、前記読出し制御手段における前記第一のカウンタによるカウント動作と並行して、前記所定頁目の次頁の画像データに対応する副走査有効区間信号に基づいて生成されたデータライト用の副走査有効区間信号と前記第二のカウンタとを用いて、前記所定頁目の次頁の当該画像データの前記遅延メモリへの書き込みを制御し、さらに、前記書込み制御手段が前記所定頁目の次頁の当該画像データを前記遅延メモリへ1ライン分書き込む度に前記第二のカウンタはカウント動作を行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像形成方法は、画像データを遅延メモリに書き込んだ後、該遅延メモリから画像データを読み出して画像形成手段に出力する画像形成方法において、前記画像形成手段に出力される画像データの副走査方向の長さを示す副走査有効区間信号に基づき、当該画像データの前記遅延メモリへの書き込みを制御するためのデータライト用の副走査有効区間信号を生成し、該生成されたデータライト用の副走査有効区間信号を用いて前記画像データの前記遅延メモリへの書き込みを制御する書込み制御ステップと、前記画像データの副走査方向の長さを示す前記副走査有効区間信号に基づき、当該画像データの前記遅延メモリからの読み出しを制御するためのデータリード用の副走査有効区間信号を生成し、該生成されたデータリード用の副走査有効区間信号を用いて前記遅延メモリに記憶された画像データの読み出しを制御する読出し制御ステップと、前記書込み制御ステップによる前記遅延メモリへの画像データの書き込みと、前記読出し制御ステップによる前記遅延メモリからの画像データの読み出しとを第一のカウンタ及び第二のカウンタでカウントするカウントステップと、を有し、色成分毎の複数の画像形成手段を用いて、複数頁の画像データに基づき複数の記録シートへ連続して画像を形成する場合、前記読出し制御ステップでは、所定頁目の画像の画像データに対応する副走査有効区間信号に基づいて生成されたデータリード用の副走査有効区間信号と前記第一のカウンタとを用いて、前記所定頁目の当該画像データの前記遅延メモリからの読み出しを制御し、さらに、前記読出し制御ステップにおいて前記所定頁目の当該画像データを前記遅延メモリから1ライン分読み出す度に前記第一のカウンタはカウント動作を行い、前記書込み制御ステップでは、前記読出し制御ステップにおける前記第一のカウンタによるカウント動作と並行して、前記所定頁目の次頁の画像の画像データに対応する副走査有効区間信号に基づいて生成されたデータライト用の副走査有効区間信号と前記第二のカウンタとを用いて、前記所定頁目の次頁の当該画像データの前記遅延メモリへの書き込みを制御し、さらに、前記書込み制御ステップにおいて前記所定頁目の次頁の当該画像データを前記遅延メモリへ1ライン分書き込む度に前記第二のカウンタはカウント動作を行うことを特徴とする。
本発明によれば、特別な設定を行うことなく、搬送される用紙の紙間を短くすることができる。また、出力される画像の副走査方向長さの方がドラム間隔より短く、かつページ毎に副走査方向長さが異なる場合においても、搬送される用紙の紙間を短くすることができる。
第1の実施形態における画像形成システムの構成を示す図である。 MFP(104)の構成を示す図である。 スキャナ部(201)の構成を示す図である。 スキャナIP部(202)の構成を示す図である。 NIC部(204)およびPDL部(205)の構成を示す図である。 コア部(206)の構成を示す図である。 プリンタIP部(207)の構成を示す図である。 PWM部(208)の構成および動作を示す図である。 4ドラムタイプカラープリンタ部(209)の構成を示す図である。 ディスプレイ部(211)の構成を示す図である。 フィニッシャ部(210)の構成を示す図である。 ドラム遅延部(704)の内部構成を示す図である。 ドラム遅延部(704)の主走査方向の制御信号の変化を示すタイミングチャートである。 ドラム遅延部(704)におけるクロック単位での制御信号の変化を示すタイミングチャートである。 ドラム遅延部(704)の副走査方向の制御信号の変化を示すタイミングチャートである。 ドラム遅延部(704)の副走査方向の制御信号の変化を示すタイミングチャートである。 感光ドラムと画像サイズとの関係を示す図である。 第2の実施形態におけるドラム遅延部(704)の主走査方向の制御信号の変化を示すタイミングチャートである。 第3の実施形態におけるドラム遅延部(704)の内部構成を示す図である。 第3の実施形態における画像遅延メモリのアドレスマップを示す図である。
本発明の画像形成装置及び画像形成方法の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態の画像形成装置はMFP(Multi Function Peripheral)に適用される。
[第1の実施形態]
図1は実施の形態における画像形成システムの構成を示す図である。コンピュータ102は、ネットワーク101に接続されたサーバである。また、コンピュータ103a、103bは、同じくネットワーク101に接続されたクライアントである。図示していないが、クライアントはこれらの他にも多数接続されている。以下、これらのクライアントを代表してクライアント103と表記する。
また、ネットワーク101にはMFP104が接続されている。MFP104は、フルカラー画像読み取り、フルカラープリント、FAX送受信などが可能なカラー4ドラムMFPである。また、図示していないが、ネットワーク101には、MFP、スキャナ、プリンタ、FAXなどのその他の機器も接続されている。
ここで、コンピュータ103では、いわゆるDTP(Desktop Publishing)を実行するアプリケーションソフトウェアが動作し、各種の文書・図形が作成・編集される。コンピュータ103は、作成された文書・図形をPDL(Page Description Language)に変換し、ネットワーク101を介してMFP104に送り、プリントアウトする。
MFP104は、コンピュータ102、103とネットワーク101を介して情報交換できる通信手段を有しており、MFP104の情報や状態をコンピュータ102、103側に逐次知らせる。さらに、コンピュータ102、103は、その情報を受けて動作するユーティリティソフトウェアを有しており、MFP104はコンピュータ102、103により管理される。
[MFP104の構成]
図2はMFP104の構成を示す図である。MFP104は、4ドラム形式のフルカラープリンタを有する。また、MFP104は、画像読み取りを行うスキャナ部201、そのスキャン画像データを画像処理するスキャナIP部202、ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行うFAX部203、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやり取りするNIC(Network Interface Card)部204、およびコンピュータ103から送られてきたページ記述言語(PDL)を画像信号に展開するPDL部205を有する。MFP104の使い方に応じて、コア部206は、画像信号を一時保存したり、経路を決定する。
コア部206から出力された画像データは、プリンタIP部207で画像処理された後、画像形成のためにプリンタ部209に送られる。プリンタ部209でプリントアウトされたシートはフィニッシャ部210に送り込まれると、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
また、ディスプレイ部211は、画像をプリントアウトせずに画像の内容を確認したり、プリントアウトする前に画像の様子を確認する、いわゆるプレビューのために用いられる。
[スキャナ部201の構成]
図3はスキャナ部201の構成を示す図である。図3において、301は原稿台ガラスであり、読み取られるべき原稿302を載置する。原稿302は、照明ランプ303により照射され、その反射光はミラー304、305、306を経て、レンズ307によりCCD308上に結像する。ミラー304、照明ランプ303を含む第1ミラーユニット310は、ミラー304が速度vで移動し、ミラー305、306を含む第2ミラーユニット311が速度1/2vで移動することにより、原稿302の全面を走査する。第1ミラーユニット310および第2ミラーユニット311は、モータ309により駆動される。
[スキャナIP部202の構成]
図4はスキャナIP部202の構成を示す図である。スキャナIP部202に入力した光学的信号は、CCDセンサ308により電気信号に変換される。このCCDセンサ308はRGB3ラインのカラーセンサであり、RGBそれぞれの画像信号としてA/Dコンバータ401で各色信号毎に8bitのデジタル画像信号RO,GO,BOに変換される。
この後、シェーディング補正回路402で色毎に、基準白色版の読み取り信号を用いた周知のシェーディング補正が行われる。さらに、CCDセンサ308を構成する各色ラインセンサは相互に所定の距離を隔てて配置されているので、ラインディレイ調整回路(ライン補間部)403では、副走査方向の空間的ずれが補正される。
入力マスキング部404は、CCDセンサ308のR,G,Bフィルタの分光特性で決まる読取色空間を、NTSCの標準色空間に変換する部分であり、CCDセンサ308の感度特性、照明ランプのスペクトル特性等の諸特性を考慮した装置固有の定数を用いた3×3のマトリックス演算を行い、入力した(RO,GO,BO)信号を標準的な(R,G,B)信号に変換する。
さらに、輝度/濃度変換部(LOG変換部)405は、ルックアップテーブル(LUT)RAMから構成され、RGBの輝度信号がC1,M1,Y1の濃度信号となるように変換される、この後、画像信号はコア部206に送られる。
[NIC部204の構成]
図5はNIC部204およびPDL部205の構成を示す図である。NIC部204は、ネットワーク101に対するインターフェイス機能を有しており、例えば、10Base-T、100Base-TXなどのEthernet(登録商標)ケーブルなどを使用し、外部から情報を入手したり、外部へ情報を流す役割を果たす。
外部から情報を入手する場合、まず、情報信号はトランス部501で電圧変換され、LANコントローラ部502に送られる。LANコントローラ部502は、その内部に第1バッファメモリ(図示せず)を有しており、その情報が必要な情報であるか否かを判断した上で、第2バッファメモリ(図示せず)に送った後、PDL部205に信号を出力する。
外部に情報を提供する場合、PDL部205から送られてきたデータに対し、LANコントローラ部502で必要な情報が付加され、トランス部501を経由してネットワーク101に出力される。
[PDL部205の構成]
図5に示すように、PDL部205では、コンピュータ103で動作するアプリケーションソフトウェアによって作成された画像データは、文書、図形、写真等から構成されており、それぞれ文字コード、図形コード、ラスタ画像データなどの画像記述要素の組み合わせからなる。これが、いわゆるPDLであり、Adobe社のPostScript(登録商標)言語に代表されるものである。
PDL部205は、PDLデータからラスタ画像データへの変換処理を行う。まず、NIC部204から送られてきたPDLデータは、CPU部503によって一旦、ハードディスク(HDD)のような大容量メモリ504に格納され、ジョブ毎に管理・保存される。
CPU部503は、必要に応じて、RIP(Raster Image Processing)と呼ばれるラスタ化画像処理を行い、PDLデータをラスタイメージに展開する。展開されたラスタイメージデータは、CMYKの色成分毎にDRAMなどの高速アクセス可能なメモリ505にジョブ毎にページ単位で格納され、その後プリンタ部209の状況に合わせて、CPU部503によってコア部206に送られる。
[コア部206の構成]
図6はコア部206の構成を示す図である。コア部206のバスセレクタ部601は、MFP104における、いわばデータの交通整理の役割を担っている。すなわち、バスセレクタ部601は、複写機能、ネットワークスキャン、ネットワークプリンタ、ファクシミリ送信/受信、あるいはディスプレイ表示などMFP104における各種機能に応じて、バスを切り替える。
以下に各機能を実行するためのバスの切り替えパターンを示す。
・複写機能:スキャナ201→コア206→プリンタ209
・ネットワークスキャン:スキャナ201→コア206→NIC部204
・ネットワークプリンタ:NIC部204→コア206→プリンタ209
・ファクシミリ送信機能:スキャナ201→コア206→FAX部203
・ファクシミリ受信機能:FAX部203→コア206→プリンタ209
・ディスプレイ表示機能:スキャナ201、FAX部203またはNIC部204→コア206→ディスプレイ211
つぎに、バスセレクタ部601から出力された画像データは、圧縮部602、ハードディスク(HDD)などの大容量メモリからなるメモリ部603、および伸張部604を介してプリンタ部209(PWM部208)またはディスプレイ部211に送られる。
圧縮部602で用いられる圧縮方式は、JPEG、JBIG,ZIPなど一般的なものでよい。圧縮された画像データは、ジョブ毎に管理され、ファイル名、作成者、作成日時、ファイルサイズなどの付加データと一緒に格納される。
さらに、ジョブの番号およびジョブのパスワードを設け、これらを画像データと一緒に格納することで、パーソナルボックス機能をサポートすることができる。これは、データの一時保存、あるいは特定の人にしかプリントアウト(HDDからの読み出し)ができないようにするための機能である。メモリ部603に記憶されているジョブのプリントアウトの指示が行われた場合、パスワードによる認証が行われた後、画像データはメモリ部603から呼び出され、伸張部604で画像伸張が行われてラスタイメージに戻され、プリンタIP部207に送られる。
[プリンタIP部207の構成]
図7はプリンタIP部207の構成を示す図である。図7において、701は出力マスキング/UCR回路であり、C1,M1,Y1信号を画像形成装置のトナー色であるC,M,Y,K信号に補正して出力する。
702はガンマ補正(変換)部であり、ガンマ補正部702では、C,M,Y,K信号をトナーの色味諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)RAMを使って画像出力のためのC,M,Y,Kデータに変換する。703は空間フィルタであり、空間フィルタ703でC,M,Y,Kデータにエッジ強調またはスムージング処理を施す。
704はドラム遅延部であり、各色毎に感光ドラム間の距離に応じた画像データの遅延に必要なメモリを含む。ドラム遅延部704で各色毎に遅延された画像信号は、PWM部208に送られる。
[PWM部208の構成]
図8はPWM部208の構成および動作を示す図である。プリンタIP部207から出力されたイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に色分解された多値画像データは、それぞれのPWM部208を通って画像形成される。
図8において、801は三角波発生部である。802は入力されたデジタル画像信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ(D/A変換部)である。三角波発生部801からの出力信号aとD/Aコンバータ802からの出力信号bは、コンパレータ803によって大小比較され、出力信号cとなってレーザ駆動部804に送られる。ここで、CMYKの各出力信号cに基づいて、CMYKそれぞれのレーザ発振器805から出力されるレーザビームを変調する。
レーザ発振器805から出力されるレーザビームは、ポリゴンスキャナ913で走査され、それぞれの感光ドラム917、921、925、929に照射される。
[MFP104のプリンタ部209の構成(4ドラムタイププリンタ)]
図9は4ドラムタイプであるカラープリンタ部209の構成を示す図である。図9において、913はポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ発振器805から発光された4本のレーザ光を受ける。その中の1本はミラー914、915、916を経て感光ドラム917を走査し、他の1本はミラー918、919、920を経て感光ドラム921を走査し、また他の1本は922、923、924を経て感光ドラム925を走査し、さらに、残りの1本はミラー926、927、928を経て感光ドラム929を走査する。
また、930はイエロー(Y)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光によって感光ドラム917上に形成された静電潜像に対し、イエローのトナー像を形成する。931はマゼンタ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光によって感光ドラム921上に形成された静電潜像に対し、マゼンタのトナー像を形成する。932はシアン(C)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光によって感光ドラム925上に形成された静電潜像に対し、シアンのトナー像を形成する。933はブラック(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光によって感光ドラム929上に形成された静電潜像に対し、ブラックのトナー像を形成する。これら4色(Y,M,C,K)のトナー像はシートに転写されると、フルカラーの出力画像を得ることができる。
シートカセット934、935および手差しトレイ936のいずれか1つから供給されたシートは、レジストローラ937を経て、転写ベルト938上に吸着されて搬送される。この給紙のタイミングと同期するように、予め感光ドラム917、921、925、929には、各色のトナーが現像されており、シートの搬送とともにトナーがシートに転写される。
各色のトナーが転写されたシートは、分離されて搬送ベルト939により搬送され、定着器940によりトナーがシートに定着される。定着器940を抜けたシートは、フラッパ950により一旦、下方向に導かれてシートの後端がフラッパ950を抜けた後、スイッチバックして排出される。これにより、フェイスダウン状態で排出され、先頭頁から順にプリントしたときに正しい順番となる。
尚、4つの感光ドラム917、921、925、929は、それぞれ距離dをおいて、等間隔に配置されている。また、シートは、搬送ベルト939により一定速度vで搬送され、このタイミングで同期がとられて、4つの半導体レーザ805は駆動される。
[ディスプレイ部211の構成]
図10はディスプレイ部211の構成を示す図である。コア部206から出力された画像信号は、CMYKデータであるので、逆LOG変換部1001でRGBデータに変換する必要がある。そして、CRTなどのディスプレイ装置1004の色の特性に合わせるために、ガンマ変換部1002でルックアップテーブルを使用して出力変換を行う。変換された画像データは、一度メモリ部1003に格納された後、CRTなどのディスプレイ装置1004で表示される。
ここで、ディスプレイ部211を使用する目的は、プリント前に出力画像を予め確認するプレビュー機能や出力すべき画像が意図したものと間違いないかを検証するプルーフ機能を行うため、あるいはプリントの必要性の有無を確認するためである。これにより無駄に記録紙を使用することを防ぐ。
[フィニッシャ部210の構成]
図11はフィニッシャ部210の構成を示す図である。プリンタ部209の定着部940を出たシートは、フィニッシャ部210に入る。フィニッシャ部210には、サンプルトレイ1101およびスタックトレイ1102が設けられており、ジョブの種類や排出されるシートの枚数に応じて使用するトレイが切り替えられ、シートが排出される。
ソーティングを行う際のソート方式には、2通りの方式がある。その1つは、複数のビンを有するソータを用いて、各ビンにシートを振り分けるビンソート方式である。もう1つは、後述する電子ソート機能を用い、ビン(または、トレイ)を奥/手前方向にシフトしてジョブ毎に出力シートを振り分けるシフトソート方式である。
前述したコア部206が大容量メモリを有している場合、このメモリを利用し、排出ページ順序をバッファリングしたページ順序と異ならせる、いわゆるコレート機能を用いることで、電子ソーティングの機能がサポートされる。一方、グループ機能は、ページ毎に仕分けする機能である。
また、スタックトレイ1102に排出する場合、シートが排出される前のシートをジョブ毎に蓄えておき、排出する直前にステープラ1105でバインドすることも可能である。
この他、上記2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り器1104、およびファイル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャ1106が設けられており、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理が行われる。
さらに、サドルステッチャ1107は、シートの中央部分を2ヶ所バインドした後、シートの中央部分をローラにかませることによりシートを半折にし、週刊誌やパンフレットのようなブックレットを作成する処理を行う。サドルステッチャ1107で作成されたシートは、ブックレットトレイ1108に排出される。
インサータ1103は、トレイ1110にセットされたシートをプリンタを通さずにトレイ1101、1102、1108のいずれかに送るものである。これにより、フィニッシャ210に送り込まれるシートとシートの間にインサータ1103にセットされたシートをインサート(中差し)することができる。
インサータ1103のトレイ1110には、ユーザによりフェイスアップの状態でシートがセットされるものとし、ピックアップローラ1111により最上部のシートから順に給送される。したがって、インサータ1103からのシートは、そのままトレイ1101、1102に排出されることにより、フェイスダウン状態で排出される。サドルステッチャ1107に送るときには、一度パンチャ1106側に送り込んだ後、スイッチバックさせて送り込むことによりフェースの向きを合わせる。
[ドラム遅延部704の構成]
図12はドラム遅延部704の内部構成を示す図である。図12において、1201は同期制御部である。同期制御部1201には、主走査有効区間保持部1201aおよび副走査有効区間保持部1201bが設けられている。主走査有効区間保持部1201aは、後述する主走査有効区間信号henb_inの長さを3ページ分保持可能である。同様に、副走査有効区間保持部1201bは後述する副走査有効区間信号venb_inの長さを3ページ分保持可能である。1202はデータ変換部である。1203はアドレス生成部である。1204はRAM制御部である。1205は遅延メモリとしてのSDRAM(synchronousDRAM)である。
同期制御部1201には、以下に示す画像同期信号が入力される。
vsync_in:副走査方向の同期スタート信号
venb_in:副走査方向の有効区間信号
hsync_in:主走査方向の同期スタート信号
henb_in:主走査方向の有効区間信号
pvsync_in:プリンタの副走査起動信号
phsync_in:プリンタの主走査起動信号
これらの信号は、それぞれLowレベルでアクティブとなる。ここで、副走査方向の有効区間信号venb_inおよび主走査方向の有効区間信号henb_inは、入力される画像サイズに応じてページ毎に変化する。また、プリンタの副走査起動信号pvsync_inおよびプリンタの主走査起動信号phsync_inは、プリンタから入力される画像信号を要求する起動信号であり、入力タイミングは各色毎に異なる。また、同期制御部1201から、以下に示す制御信号が出力される。
count16:4ビットカウンタから構成され、16サイクルをカウントする16カウンタ信号
venb_wr:データライト用の副走査有効区間信号
henb_wr:データライト用の主走査有効区間信号
venb_rd:データリード用の副走査有効区間信号
henb_rd:データリード用の主走査有効区間信号
henb_vo:データ出力用の主走査有効区間信号
henb_ref:SDRAMのリフレッシュ制御用の主走査有効区間信号
これらの信号は、カウンタ信号count16を除き、Hiレベルでアクティブとなる。また、データ変換部1202は、空間フィルタ703から4ビットの画像データdata_inを入力し、4画素毎に16bitのデータとして一時記憶した後、同期制御部1201からの同期信号により、所定のタイミングで16bitのデータをSDRAM1205に転送する。転送された画像データは、SDRAM1205にライトされる。また、SDRAM1205からリードされた16bitの画像データは、4bit×4画素分に変換され、data_outとして出力される。
アドレス生成部1203は、同期制御部1201からの制御信号により、SDRAM1205のライト用およびリード用のアドレスをそれぞれ生成する。同期制御部1201からのデータライト用の副走査有効区間信号venb_wrおよびデータライト用の主走査有効区間信号henb_wrがアクティブであるとき、16サイクル毎にライト用アドレスが更新される。同様に、データリード用の副走査有効区間信号venb_rdおよびデータリード用の主走査有効区間信号henb_rdがアクティブであるとき、16サイクル毎にリード用アドレスが更新される。
それぞれのアドレスは、SDRAM1205のアドレス形式に変換され、SDRAMアドレスram_adおよびSDRAMバンクアドレスram_baとして出力される。
RAM制御部1204は、同期制御部1201からの制御信号により、SDRAM1205のリードライトのコマンド制御に必要な信号であるチップセレクト信号ram_cs、RAS信号ram_ras、CAS信号ram_cas、ライト信号ram_weをそれぞれ生成する。また、リフレッシュ制御用の主走査有効区間信号henb_refに応じて、SDRAM1205のリフレッシュ動作に必要なコマンド制御信号の生成を行う。
[ドラム遅延部704の制御タイミング]
図13はドラム遅延部704の主走査方向の制御信号の変化を示すタイミングチャートである。ドラム遅延部704は、前述したように、主走査有効区間信号henb_inの長さをページ毎に記憶する主走査有効区間保持部1201aを有し、3ページ分記憶することが可能である。
まず、1ページ目の副走査有効区間信号venb_inが入力される(page0_wr)。さらに、主走査有効区間信号henb_inと同時に画像信号data_inが入力される。データは1ページ目の主走査有効区間(data_valid_p0)分入力され、16画素クロック分を1つのブロック(w0)として一時記憶され、16クロック単位でブロックにまとめられる(w1,w2)。なお、説明を簡単にするため主走査1ラインのブロック数を3個としているが、実際にはもっとたくさんのブロックがある。
一時記憶された画像データは、ライト用主走査有効区間信号henb_wrの区間において、ram_dataとしてSDRAM1205に出力され、各ブロックの画像データがSDRAM1205に記憶される。ここで、前述したように、主走査有効区間(data_valid_p0)の長さは、主走査有効区間保持部1201aに記憶されている。以下同様に、次のラインのデータw3,w4,w5が入力され、同様にSDRAM1205に書き込まれる。
つぎに、プリンタから1ページ目の副走査起動信号pvsync_inおよび主走査起動信号phsync_inが入力されると(page0_rd)、同期制御部1201はリード用主走査有効区間信号henb_rdを生成する。このリード用主走査有効区間信号henb_rdは、主走査有効区間保持部1201aに記憶されていた主走査有効区間(data_valid_p0)と同じ区間長の信号である。
リード用主走査有効区間信号henb_rdのうち、ライト動作をしていない区間では、SDRAM1205からリード動作を行い、画像データw0に対応した16bitの画像データr0の読み出しを行う。読み出された画像データr0は、データ変換部1202で4bitの画像データに変換され、data_outとして出力される。以下同様に、16クロック毎にr1,r2のデータが出力される。
つづいて、2ページ目の副走査有効区間信号venb_inが入力された場合を示す。ここでは、2ページ目の主走査区間信号の長さdata_valid_p1が1ページ目の主走査区間信号の長さdata_valid_p0とは異なる場合を示す。画像データは、2ページ目の主走査有効区間(data_valid_p1)分入力され、16クロック分を1つのブロック(wa)として一時記憶され、16クロック単位でブロックにまとめられる(wa,wb)。一時記憶された画像データは、ライト用主走査有効区間信号henb_wrの区間にて、ram_dataとしてSDRAM1205に出力され、複数ブロックの画像データがSDRAM1205に記憶される。ここで、主走査有効区間(data_valid_p1)の長さは、前述したように、主走査有効区間保持部1201bに記憶されている。
そして、プリンタから主走査起動信号phsync_inが入力されると、SDRAM1205から1ページ目の画像データw3に対応する16bitの画像データr3を読み出し、4bitの画像データに変換した後、data_outとして出力する。以下同様に、r4,r5の画像データが読み出される。ここで、リード用の主走査有効区間信号henb_rdは、記憶されている1ページ目の主走査区間信号の長さdata_valid_p0分だけ出力されることになる。
さらに、プリンタから2ページ目の副走査起動信号pvsync_inおよび主走査起動信号phsync_inが入力されると(page1_rd)、SDRAM1205から2ページ目の画像データwaに対応する16bitの画像データraを読み出し、4bitの画像データに変換した後、data_outとして出力する。以下同様に、画像データwbが読み出される。ここで、リード用の主走査有効区間信号henb_rdは、記憶されている2ページ目の主走査区間信号の長さdata_valid_p1分だけ出力されることになる。
このようにして、本実施形態では、ライト時の主走査有効区間信号henb_inの長さを3ページ分(data_valid_p0,data_valid_p1,data_valid_p2)記憶しておき、リード時に各ページに対応したリード用の主走査有効区間信号henb_rdを生成する。これにより、あるページのデータをSDRAM1205へライトと別のページのデータのSDRAM1205からのリードとが同じ区間で発生する場合でも、途中でメモリのアクセス設定を変更することなく、紙間隔を長くすることなく記録動作を続行させることが可能となる。
[ドラム遅延部704のクロック制御]
図14はドラム遅延部704における画素クロック単位での制御信号の変化を示すタイミングチャートである。図14では、図13のタイミングチャートに対し、クロック単位の制御タイミングが示されている。尚、SDRAM1205では、予め定義されている必要な初期設定およびモード設定は図示しない回路により行われているものとし、ここでは、CAS latencyが「3」、バーストモードが「4」に設定されているものとする。
まず、同期制御部1201から出力されるカウンタcount16により「0」から「15」まで繰り返しカウントされる。リード用主走査有効区間henb_rdがアクティブであるとき、16カウンタが「0」から「7」までの間、リード動作を行い、ライト用主走査有効区間henb_wrがアクティブであるとき、16カウンタが「8」から「15」までの間、ライト動作を行う。また、リフレッシュ有効区間信号henb_refがアクティブであるとき、カウンタ値が「8」から「15」までの間、SDRAM1205のリフレッシュ動作を行う。ただし、ライト用主走査有効区間henb_wrがアクティブであるときは、リフレッシュ有効区間信号henb_refがアクティブにならない設定となっている。
カウンタ値が「0」のとき、SDRAMの仕様で定義されるアクティブコマンドACTを転送するために、RAM制御部1204からram_cs,ram_ras,ram_cas,ram_weの各制御信号を出力するとともに、アドレス生成部1203からリードデータ用のRAMアドレス信号ram_adのうち、ロウアドレスに相当する信号およびram_ba信号を転送する。
つぎに、カウンタ値が「1」のとき、SDRAMの仕様で定義されるリードコマンドRDAを転送するために、RAM制御部1204から各信号を出力するとともに、アドレス生成部1203からリードデータ用のRAMアドレス信号ram_adのうち、カラムアドレスに相当する信号およびram_ba信号を転送する。また、カウンタ値が「4」のとき、SDRAM1205から16bitのRAMデータram_dataがリードデータDi0として出力され、以下、リードデータDi1、リードデータDi2、リードデータDi3と連続して、16bitの画像データが出力される。
カウンタ値が「8」のとき、SDRAMの仕様で定義されるアクティブコマンドACTを転送するために、RAM制御部1204から各信号を出力するとともに、アドレス生成部1203からライトデータ用のRAMアドレス信号ram_adのうち、ロウアドレスに相当する信号およびram_ba信号を転送する。
カウンタ値が「9」のとき、SDRAMの仕様で定義されるライトコマンドWRAを転送するために、RAM制御部1204から各信号を出力するとともに、アドレス生成部1203からライトデータ用のRAMアドレス信号ram_adのうち、カラムアドレスに相当する信号およびram_ba信号を転送する。また同時に、16bitのライトデータDo0をSDRAM1205に出力する。以下、ライトデータDo1、ライトデータDo2、ライトデータDo3と連続して、16bitの画像データをSDRAM1205に出力する。カウンタ値が「0」に戻ると、カウンタ値「0」から「7」までの間、同様のリード動作を行う。
また、カウンタ値が「8」のとき、リフレッシュ有効区間henb_refがアクティブであるので、SDRAMの仕様で定義されるリフレッシュコマンドREFを転送するため、RAM制御部1204から各信号を出力する。以下、カウンタ値が「12」のときも同様に、リフレッシュコマンドREFを転送する。
[ドラム遅延部704の副走査制御]
図15および図16はドラム遅延部704の副走査方向の制御信号の変化を示すタイミングチャートである。ここで、line0,1,2…は副走査方向のライン数を表している。また、page_wrおよびpage_rdは、それぞれライト時およびリード時のページを管理するカウンタであり、ページ毎に0,1,2,0・・・とカウントアップを行う。ただし、図15の例では、ページ数は値1であるので、カウントは「0」のままである。
また、venb_rd_cntr0、venb_rd_cntr1、venb_rd_cntr2は、それぞれカウンタpage_wr,page_rdの各カウント値(ページ)に対応した副走査方向のリードライト動作を管理するアップダウンカウンタであり、それぞれライト動作時にライン毎にカウントアップ、リード動作時にライン毎にカウントダウンを行う。
例えば、アップダウンカウンタvenb_rd_cntr2は、page_wr=2かつvenb_in=0のとき、ライン毎にカウントアップし、page_rd=2かつvenb_rd_cntr2が0でないとき、ライン毎にカウントダウンを行う。
また、カウンタad_wrおよびad_rdは、それぞれライン毎に変化するライトアドレスおよびリードアドレスの最大値である「9」の次に「0」に戻るようになっている。
図15では、ドラム間隔より出力される画像の副走査長さの方が長い場合が示されている。ドラム間隔が5ラインで、出力画像の副走査長さが16ラインである。ここでも説明の簡略化のため、それぞれのライン数を小さな値にしているが、実際はもっと大きな値となる。
ライン0において、副走査有効区間信号venb_inおよび画像データdata_inが入力されると、カウンタvenb_rd_cntr0は、venb_in=0のとき(画像データが入力されているとき)、ライン毎にカウントアップを行い、ライン7で値5までカウントアップしている。
つぎに、プリンタの副走査起動信号pvsync_inが入力されると、リード用副走査区間信号を「1」に設定する。また、カウンタvenb_rd_cntr0はライン8で一旦、値6にカウントアップするが、リード動作を行っているので、同じライン中に値5にカウントダウンする。
以後、ライン18までライト動作およびリード動作を同時に行っているので、カウンタvenb_rd_cntr0は、値6と値5のみカウントしている。さらに、ライン19では、ライト動作が終了し(画像データが入力されないため)、カウンタvenb_rd_cntr0は、値4にカウントダウンし、以後、ライン23で値0になるまでカウントダウンする。カウンタvenb_rd_cntr0が値0になった次のライン24で、リード用副走査有効区間信号venb_rd=0を設定し、リード動作が終了する。
図16では、ドラム間隔より出力される画像の副走査方向長さの方が短く、かつページ毎に副走査方向長さが異なる場合が示されている。ドラム間隔が7ラインで、出力画像の副走査方向長さが1ページ目3ライン、2ページ目6ライン、3ページ目4ライン、4ページ目2ライン、5ページ目2ラインである。ここでも説明の簡略化のため、それぞれのライン数を小さな値にしているが、実際はもっと大きな値となる。
ライン1からライン3まで1ページ目の画像データが入力され、カウンタpage_wrの値は0となっており、カウンタvenb_rd_cntr0が値3になるまでカウントアップする。つぎに、ライン6からライン11まで2ページ目の画像データが入力され、page_wr=1にカウントアップするとともに、カウンタvenb_rd_cntr1が値6になるまでカウントアップする。
また、ライン8から1ページ目のデータリードがスタートし、page_rd=0として、以後カウンタvenb_rd_cntr0がカウントダウンを行い、ライン10で値0となり、ライン11でリード用副走査区間信号venb_rd=0とすることにより、1ページ目のリード動作を止める。さらに、ライン13から2ページ目のデータリードがスタートし、page_rd=1にカウントアップするとともに、カウンタvenb_rd_cntr1がカウントダウンを行い、ライン18で値0となり、ライン19でリード用副走査区間信号venb_rd=0とすることにより、2ページ目のリード動作を止める。
また、ライン14から17まで3ページ目の画像データが入力され、カウンタpage_wrが値2にカウントアップするとともに、カウンタvenb_rd_cntr2が値4になるまでカウントアップする。そして、ライン20、21で4ページ目の画像データが入力され、page_wr=0に戻るとともに、カウンタvenb_rd_cntr0が値2になるまでカウントアップする。以下同様に、データ入力によるライト動作とリード動作が繰り返される。
このようにして、リード時の副走査有効区間信号venb_inを3つのカウンタ(venb_rd_cntr0,venb_rd_cntr1,venb_rd_cntr2)で管理することにより、ドラム間隔より出力される画像の副走査方向長さの方が短く、かつページ毎に副走査方向長さが異なる場合においても、ページ毎にメモリ制御の設定を変えることなく、記録動作を続行させることが可能である。従ってメモリが空になるのを待つ必要がなく、紙間隔を長くする必要がない。
[第2の実施形態]
図18は第2の実施形態におけるドラム遅延部706の主走査方向の制御信号の変化を示すタイミングチャートである。図13との違いは、ram_dataの出力が異なる。副走査有効区間信号venb_in、画像信号data_inの入力については図13と同様である。データは1ページ目の主走査有効区間(data_valid_p0)分入力され、16画素クロック分を1つのブロック(w0)として一時記憶され、16クロック単位でブロックにまとめられる(w1,w2)。
一時記憶された画像データは、ライト用主走査有効区間信号henb_wrの区間において、ram_dataとしてSDRAM1205に出力され、複数の画像データがSDRAM1205に記憶される。ここで、前述したように、主走査有効区間(data_valid_p0)の長さは、主走査有効区間保持部1201bに記憶されている。
なお、ライト用主走査有効区間信号henb_wrは最大の出力画像サイズに固定されている。A3サイズが最大画像サイズの場合、ライト用主走査有効区間信号henb_wrの長さは7024となる。主走査有効区間(data_valid_p0)が、ライト用主走査有効区間信号henb_wrより小さい場合は、画像データram_dataのw3として"0"に固定されたダミーの画像データがSDRAM1205に記憶される。以下同様に、次のラインのデータw4,w5,w6が入力され、同様にw4,w5,w6、w7がSDRAM1205に書き込まれる。
2ページ目のデータについても、1ページ目と同様にライト用主走査有効区間信号henb_wrは最大の出力画像サイズに固定されており、"0"のダミーデータwc、wdがSDRAMに書き込まれる。
そして、プリンタから主走査起動信号phsync_inが入力されると、アドレス値を制御することにより、SDRAM1205から1ページ目の画像データw4に対応する16bitの画像データr4を読み出し、4bitの画像データに変換した後、data_outとして出力する。以下図13と同様の処理が行われる。
上記第2の実施形態では、主走査区間信号の書き込みの長さは常に画像サイズの最大値で主走査区間信号の読み出しの長さのみ管理していたが、書き込み及び読み出しとも常に主走査区間信号の画像サイズの最大値にすることも考えられる。この場合、主走査区間に対する読み出し及び書き込み制御が常に同じであるため制御が簡単になる。また、必要に応じてメモリに書き込む画像データうち有効領域外のデータをダミーデータとして"0"を書き込むように設定しておけば、不要なデータがプリンタ等に出力されることは無い。このように、メモリへのリードまたはライトのアクセスが有効区間外のデータ分だけ増えることになるが、主走査方向の長さを管理する必要がなく制御を簡略化することが可能となる。
[第3の実施形態]
第1、第2の実施形態では、主走査または副走査の長さを記憶し管理することにより、メモリの書き込み及び読み出し制御を行っていたが、各ページごとにメモリの書き込み終了を表すエンドアドレスを設定しておくことによる制御も可能である。例えば、主走査区間に対するメモリへの書き込み及び読み出しを常に画像サイズの最大値にする場合、以下のような制御となる。
図19は第3の実施形態におけるドラム遅延部704の内部構成を示す図である。図において、1901は同期制御部である。同期制御部1901には、第1の実施形態のような主走査有効区間保持部および副走査有効区間保持部は設けられていない。1902はデータ変換部である。1903はアドレス生成部であり、データライト時のページ毎の最終メモリアドレスを最大3ページ分記憶するアドレスエンド値保持部を含む。1904はRAM制御部である。1905は遅延メモリとしてのSDRAM(synchronous DRAM)である。
図12と比較して、ページエンド信号page_end信号が新たに追加されている。他の同期信号については、図12と同様である。なお、データリード用の副走査有効区間信号venb_rdはページエンド信号page_endが出力されたときに非アクティブになる。
データ変換部1902は、空間フィルタ703から4ビットの画像データdata_inを入力し、4画素毎に16bitのデータとして一時記憶した後、同期制御部1901からの同期信号により、所定のタイミングで16bitのデータをSDRAM1905に転送する。転送された画像データは、SDRAM1905でライトされる。また、SDRAM1905からリードされた16bitの画像データは、4bit×4画素分に変換され、data_outとして出力される。
アドレス生成部1903は、同期制御部1901からの制御信号により、SDRAM1905のライト用およびリード用のアドレスをそれぞれ生成する。同期制御部1901からのデータライト用の副走査有効区間信号venb_wrおよびデータライト用の主走査有効区間信号henb_wrがアクティブであるとき、16サイクル毎にライト用アドレスが更新される。1ページ目のライト用アドレスのスタート値は"0"でありvenb_wrかつhenb_wrが非アクティブになったときのアドレスをエンドアドレスとして保持しておく。同様に2ページ目と3ページ目のエンドアドレスも保持しておく。データリード用の副走査有効区間信号venb_rdおよびデータリード用の主走査有効区間信号henb_rdがアクティブであるとき、16サイクル毎にリード用アドレスが更新される。リード用アドレスもスタート値は"0"であり、ライト時に保持されたエンドアドレス値になったときはページエンド信号page_endを同期制御部1901に出力する。
それぞれのアドレスは、SDRAM1905のアドレス形式に変換され、SDRAMアドレスram_adおよびSDRAMバンクアドレスram_baとして出力される。
RAM制御部1904は、同期制御部1901からの制御信号により、SDRAM1905のリードライトのコマンド制御に必要な信号であるチップセレクト信号ram_cs、RAS信号ram_ras、CAS信号ram_cas、ライト信号ram_weをそれぞれ生成する。また、リフレッシュ制御用の主走査有効区間信号henb_refに応じて、SDRAM1905のリフレッシュ動作に必要なコマンド制御信号の生成を行う。
図20は本実施形態における画像遅延メモリのアドレスマップを簡易的に示した図である。簡略化のため1画素につき1アドレスとして表している。画像データの主走査方向の長さXは入力されうる画像サイズの最大値に固定されるため、入力データサイズにかかわらず常に一定である。また、画像データの副走査方向の長さは1ページ目をYa、2ページ目をYbとし、YaとYbとの和がドラム間隔dよりも小さい場合の例を示す。
まず、1ページ目の画像データが入力されると、メモリライト用アドレスは”0”からスタートし、画像データが入力される毎に1ずつカウントアップされていく。1ページ目のデータが全てSDRAM1905にライトされた時点では、メモリライト用アドレスは(X*Ya−1)となっており、このアドレス値を1ページ目のエンドアドレス値としてアドレスエンド値保持部1903aに記憶する。
次に2ページ目の画像データが入力されると、メモリライト用アドレスは、(X*Ya)からスタートし、同様にカウントアップしていく。2ページ目のデータが全てライトされた時点では、メモリライト用アドレスは(X*Ya+X*Yb−1)となっており、このアドレス値を2ページ目のエンドアドレスとして記憶する。
以下同様にメモリライト用アドレスをカウントアップしている最中に、プリンタの副走査起動信号pvsync_inが入力されると、メモリリード用アドレス"0"から1ページ目のデータをSDRAM1905からリードしながら、1ずつカウントアップしていく。メモリリード用アドレスが1ページ目のエンドアドレスである(X*Ya−1)までカウントアップしたら、1ページ目のデータリードを終了する。次のプリンタの副走査起動信号pvsync_inが入力されると、1ページ目のエンドアドレスから1つカウントアップした(X*Ya)を2ページ目のリードアドレスのスタート値としてメモリリード動作を行う。以下同様にメモリリード用アドレスが2ページ目のエンドアドレスである(X*Ya+X*Yb−1)までカウントアップしたら、2ページ目のデータリードを終了する。なお、メモリの最大値までカウントアップした場合はメモリアドレスは"0"に戻って、以下同様に動作する。
このようにして各ページ毎のメモリエンドアドレスをライト時に記憶しておくことにより、出力される画像の副走査方向長さの方がドラム間隔より短く、かつページ毎に副走査方向長さが異なる場合においても、ページ毎にメモリ制御の設定を変えることなく、記録動作を続行させることが可能である。従って、メモリが空になるのを待つ必要がなく、紙間隔を長くする必要がない。
以上の各実施形態において、連続した記録動作の最中で、画像の主走査方向長さ、副走査方向長さが変化する状況としては、以下の場合が挙げられる。すなわち、原稿給送装置を使用して複数枚の原稿の複写を行う際に、原稿給送時に原稿毎にサイズ検知を行って記録用紙を選択する場合である。また、ネットワークやコンピュータに接続され、1つのプリントジョブの中で用紙サイズの異なるデータがある場合や連続する2つのプリントジョブで用紙サイズが異なる場合である。さらに、現在実行中のコピー或いはプリント処理に対して、用紙サイズの異なる割り込みプリントを行う場合である。
上記の例のほかに、FAX受信した画像をプリントする場合も同様の状況が起こり得る。従って、図1に示すMFP104には、給送される原稿毎にサイズを検知するし、検知したサイズに基づいて用紙を自動選択する機能、割り込みプリント機能などが設けられている。
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、3ページ分の主走査区間信号および副走査区間信号の長さをそれぞれ管理していたが、さらにページ数を増やすことも可能である。この場合、ドラム間隔が出力される画像の副走査方向長さの3倍以上の場合でも、問題なく動作させることが可能となる。すわなち、ドラム間隔がより広くなる大型の装置、または出力される用紙がより小さくなる場合にも対応することが可能となる。
また、上記実施形態では、ドラム遅延部内でページ単位に管理された主走査有効区間の長さおよび副走査方向有効区間の長さを基に遅延メモリに対して行われる制御を、全てハードウェア制御で行っていたが、その少なくとも一部をCPUにより実行されるソフトウェア制御で行ってもよい。
704 ドラム遅延部
1201 同期制御部
1201a 主走査有効区間保持部
1201b 副走査有効区間保持部
1202 データ変換部
1205 SDRAM

Claims (3)

  1. 画像データを遅延メモリに書き込んだ後、該遅延メモリから画像データを読み出して画像形成手段に出力する画像形成装置において、
    前記画像形成手段に出力される画像データの副走査方向の長さを示す副走査有効区間信号に基づき、当該画像データの前記遅延メモリへの書き込みを制御するためのデータライト用の副走査有効区間信号を生成し、該生成されたデータライト用の副走査有効区間信号を用いて前記画像データの前記遅延メモリへの書き込みを制御する書込み制御手段と、
    前記画像データの副走査方向の長さを示す前記副走査有効区間信号に基づき、当該画像データの前記遅延メモリからの読み出しを制御するためのデータリード用の副走査有効区間信号を生成し、該生成されたデータリード用の副走査有効区間信号を用いて前記遅延メモリに記憶された画像データの読み出しを制御する読出し制御手段と、
    前記書込み制御手段による前記遅延メモリへの画像データの書き込みと、前記読出し制御手段による前記遅延メモリからの画像データの読み出しとをカウントする第一のカウンタ及び第二のカウンタとを備え、
    色成分毎の複数の画像形成手段を用いて、複数頁の画像データに基づき複数の記録シートへ連続して画像を形成する場合、前記読出し制御手段は、所定頁目の画像データに対応する副走査有効区間信号に基づいて生成されたデータリード用の副走査有効区間信号と前記第一のカウンタとを用いて、前記所定頁目の当該画像データを前記遅延メモリから読み出すことを制御し、さらに、前記読出し制御手段が前記所定頁目の当該画像データを前記遅延メモリから1ライン分読み出す度に前記第一のカウンタはカウント動作を行い、
    前記書込み制御手段は、前記読出し制御手段における前記第一のカウンタによるカウント動作と並行して、前記所定頁目の次頁の画像データに対応する副走査有効区間信号に基づいて生成されたデータライト用の副走査有効区間信号と前記第二のカウンタとを用いて、前記所定頁目の次頁の当該画像データの前記遅延メモリへの書き込みを制御し、さらに、前記書込み制御手段が前記所定頁目の次頁の当該画像データを前記遅延メモリへ1ライン分書き込む度に前記第二のカウンタはカウント動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記読出し制御手段が前記所定頁目の当該画像データを前記遅延メモリから1ライン分読み出す度に前記第一のカウンタはカウントダウンを行い、前記書込み制御手段が前記所定頁目の次頁の当該画像データを前記遅延メモリへ1ライン分書き込む度に前記第二のカウンタはカウントアップを行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像データを遅延メモリに書き込んだ後、該遅延メモリから画像データを読み出して画像形成手段に出力する画像形成方法において、
    前記画像形成手段に出力される画像データの副走査方向の長さを示す副走査有効区間信号に基づき、当該画像データの前記遅延メモリへの書き込みを制御するためのデータライト用の副走査有効区間信号を生成し、該生成されたデータライト用の副走査有効区間信号を用いて前記画像データの前記遅延メモリへの書き込みを制御する書込み制御ステップと、
    前記画像データの副走査方向の長さを示す前記副走査有効区間信号に基づき、当該画像データの前記遅延メモリからの読み出しを制御するためのデータリード用の副走査有効区間信号を生成し、該生成されたデータリード用の副走査有効区間信号を用いて前記遅延メモリに記憶された画像データの読み出しを制御する読出し制御ステップと、
    前記書込み制御ステップによる前記遅延メモリへの画像データの書き込みと、前記読出し制御ステップによる前記遅延メモリからの画像データの読み出しとを第一のカウンタ及び第二のカウンタでカウントするカウントステップと、を有し、
    色成分毎の複数の画像形成手段を用いて、複数頁の画像データに基づき複数の記録シートへ連続して画像を形成する場合、前記読出し制御ステップでは、所定頁目の画像の画像データに対応する副走査有効区間信号に基づいて生成されたデータリード用の副走査有効区間信号と前記第一のカウンタとを用いて、前記所定頁目の当該画像データの前記遅延メモリからの読み出しを制御し、さらに、前記読出し制御ステップにおいて前記所定頁目の当該画像データを前記遅延メモリから1ライン分読み出す度に前記第一のカウンタはカウント動作を行い、
    前記書込み制御ステップでは、前記読出し制御ステップにおける前記第一のカウンタによるカウント動作と並行して、前記所定頁目の次頁の画像の画像データに対応する副走査有効区間信号に基づいて生成されたデータライト用の副走査有効区間信号と前記第二のカウンタとを用いて、前記所定頁目の次頁の当該画像データの前記遅延メモリへの書き込みを制御し、さらに、前記書込み制御ステップにおいて前記所定頁目の次頁の当該画像データを前記遅延メモリへ1ライン分書き込む度に前記第二のカウンタはカウント動作を行うことを特徴とする画像形成方法。
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