JP2007025452A - 画像処理装置、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙種に対応した印刷モードを設定可能とすることで、必要以上のドラムの回転によるドラム寿命の早期劣化と、所定のカラー記録材(例えばハイライト成分用のトナーまたはインク、特定の色相用のトナーまたはインク等)の必要以上の使用を抑えることが可能となる。
【解決手段】入力装置から入力された画像データから、画像信号を生成する画像信号生成手段と、指定した印刷動作モードに対応した印刷動作を行う印刷手段と、紙種毎に動作モードを設定する紙種別動作モード設定手段と、該紙種別動作モードを記録する、紙種別動作モード記録手段と、該紙種別動作モード記録手段に記録された動作モードに応じて、該印刷手段への動作モードの指定を行う印刷動作モード指定手段と、を具備することを特徴とする画像処理装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル複写機等の画像処理装置、プログラム、及び記憶媒体に関する。
従来、MFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)は、コンピュータ等の外部機器にネットワークを介して接続することができ、プリンタ、スキャナ、FAX、コピーの機能を備えたものとして知られている。
従来のMFPのコピー機能により複写を行う場合、スキャナ部で原稿の画像を読み取り、その読み取ったデータを基にプリンタ部にて画像出力を行うことで、複写が実行されてきた。
例えば、モノクロまたはカラー複写する際に、プリンタ部にて出力される画像が高解像、高階調であるために、カラー記録材として、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックトナー(濃トナー)の他に、それらの色相の濃度の薄い色成分(ハイライト成分)用トナー(淡トナー)を有した画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1記載の画像形成装置は、濃度データに変換された画像情報を、それぞれの色毎に濃トナー用の画像データと淡トナー用の画像データとに分解し、分解されたそれぞれの画像データに対してガンマ補正、多値化処理等を行い、それぞれの色に対応する露光光学系で画像形成を行う。しかしながら、この画像形成装置では、スキャナ部によって取り込まれた画像データにおいてハイライト成分が少ない場合でも、対応するハイライト成分用トナーを使用してプリントを行っていた。
また、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの他に、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックでは表現することが困難な特定の色相(イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック以外の色相)用トナーを有した画像形成装置が提案されており、この場合においても、スキャナ部によって取り込まれた画像データにおいて特定の色相が少ない場合でも、対応する特定の色相用トナーを使用してプリントを行っていた。
特開2002−49191号公報
上記説明したイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの以外の色のトナーを使用して印字する場合、1ドラムエンジンの場合はドラムの回転数が色の数が増えるにつれて増すことになり、ハイライト部の階調再現に重点を置いた高画質印刷を求めていないユーザにとって、例えば上記6色印刷はランニングコストを増やすだけになってしまう。
また、4ドラム、6ドラムなどのエンジンにおいても、特に高画質にこだわらない印刷出力をしたい場合にハイライト成分用トナーまたは特定の色相用トナーを有するプリンタ部を備えるMFPによってカラー複写を行う場合、ハイライト成分用トナーまたは特定の色相用トナーが使用されてしまっていた。そのため、ハイライト成分用トナーまたは特定の色相用トナーの使用量が必要以上に増加するという問題があった。以上は、カラー記録材としてインクを使用する画像形成装置(例えばインクジェットプリンタ)の場合でも全く同様である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、必要以上のドラムの回転によるドラム寿命の早期劣化と、所定のカラー記録材(例えばハイライト成分用のトナーまたはインク、特定の色相用のトナーまたはインク等)の必要以上の使用を抑えることが可能な画像処理装置、プログラム、及び記憶媒体を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、
入力装置から入力された画像データから、画像信号を生成する画像信号生成手段と、
指定した印刷動作モードに対応した印刷動作を行う印刷手段と、
紙種毎に動作モードを設定する紙種別動作モード設定手段と、
該紙種別動作モードを記録する、紙種別動作モード記録手段と、
該紙種別動作モード記録手段に記録された動作モードに応じて、
該印刷手段への動作モードの指定を行う印刷動作モード指定手段と、
を具備することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、
入力装置から入力された画像データから、画像信号を生成する画像信号生成手段と、
指定した印刷動作モードに対応した印刷動作を行う印刷手段と、
紙種毎に動作モードを設定する紙種別動作モード設定手段と、
該紙種毎の動作モードをネットワークを介して送信するネットワーク送信手段と、
ネットワークを介して送信される該紙種毎の動作モードを受信するネットワーク受信手段と、
該紙種別動作モードを記録する、紙種別動作モード記録手段と、
該紙種別動作モード記録手段に記録された動作モードに応じて、
該印刷手段への動作モードの指定を行う印刷動作モード指定手段と、
を具備することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、
画質優先・コスト優先・速度優先等の、各優先モード設定を行う優先モード設定手段と、
該各優先モード毎に該紙種別動作モードを記録する記録手段と、
該印刷動作モード指定手段は、該優先モードと紙種に対応した動作モードを印刷手段に指定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、
該印刷の動作モードが何らかの条件を元に自動的に切り替わる場合に、
該紙種別動作モード設定手段は紙種毎に自動的な切り替えを許可するかどうかの設定を行い、
該印刷動作モード指定手段は、切り替えが許可されている場合は自動的な切り替えに従い、
切り替えが許可されていない場合は自動的な切り替えを許可しないことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、
入力装置から入力された画像データから、画像信号を生成する画像信号生成手段と、
カラー印刷時の印刷カラーモードとして、単色、2色、4色、6色、その他複数色のカラーモードがある場合、
指定した印刷カラーモードに対応した印刷動作を行う印刷手段と、
紙種毎にカラーモードを設定する紙種別カラーモード設定手段と、
該紙種別カラーモードを記録する、紙種別カラーモード記録手段と、
該紙種別カラーモード記録手段に記録されたカラーモードに応じて、
該印刷手段へのカラーモードの指定を行う印刷カラーモード指定手段と、
を具備することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、
入力装置から入力された画像データから、画像信号を生成する画像信号生成手段と、
カラー印刷時の印刷カラーモードとして、単色、2色、4色、6色、その他複数色のカラーモードがある場合、
指定した印刷カラーモードに対応した印刷動作を行う印刷手段と、
紙種毎にカラーモードを設定する紙種別カラーモード設定手段と、
該紙種毎のカラーモードをネットワークを介して送信するネットワーク送信手段と、
ネットワークを介して送信される該紙種毎のカラーモードを受信するネットワーク受信手段と、
該紙種別カラーモードを記録する、紙種別カラーモード記録手段と、
該紙種別カラーモード記録手段に記録されたカラーモードに応じて、
該印刷手段へのカラーモードの指定を行う印刷カラーモード指定手段と、
を具備することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、
画質優先・コスト優先・速度優先等の、各優先モード設定を行う優先モード設定手段と、
該各優先モード毎に該紙種別カラーモードを記録する記録手段と、
該印刷動作モード指定手段は、該優先モードと紙種に対応したカラーモードを印刷手段に指定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、
該印刷のカラーモードが何らかの条件を元に自動的に切り替わる場合に、
該紙種別カラーモード設定手段は紙種毎に自動的な切り替えを許可するかどうかの設定を行い、
該印刷カラーモード指定手段は、切り替えが許可されている場合は自動的な切り替えに従い、
切り替えが許可されていない場合は自動的な切り替えを許可しないことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、何らかの条件を元に自動的に切り替わる場合に、紙種毎の設定と異なる場合は警告を表示するという設定が可能であることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、
速度優先やコスト優先などのモードが指定されている場合に、オートカセットチェンジが動作した場合は、印字速度が速くなるモード設定がされている紙種を優先的に選択することを特徴とする。
本発明により、紙種に対応した印刷モードを設定可能とすることで、必要以上のドラムの回転によるドラム寿命の早期劣化と、所定のカラー記録材(例えばハイライト成分用のトナーまたはインク、特定の色相用のトナーまたはインク等)の必要以上の使用を抑えることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、ハイライトマゼンタおよびハイライトシアンの6色のトナーを有するプリンタ部を備えたMFPによってカラー複写する場合、それぞれの色のヒストグラムを作成して対応するハイライト部分と任意の閾値との比較を行い、対応するハイライト成分トナーを使用するか否かの判断を行う。
図1は、本発明に係る画像通信システムを示す図である。図1において、サーバ102、クライアント103aおよび103b(以降、クライアントを総じて103とも表記する)、フルカラーでスキャン、プリント等が可能なMFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)104a、104b、104cおよび104d(以降、MFPを総じて104とも表記する)ならびに1ドラムカラーレーザビームプリンタ(LBP)105は、ネットワーク101を介して接続されており、相互にネットワーク101を利用して通信が可能である。図1では、図示されていないが、多数のクライアントおよび多数のMFPがネットワーク101に接続されている。さらに、ネットワーク101に対して、スキャナ(不図示)およびFAX(不図示)等の機器も接続されている。
クライアント103において、DTP(Desk Top Publishing:デスクトップパブリッシング)、またはワードプロセッサ等を実行するアプリケーションソフトウエアを動作することにより、各種文書/図形を作成/編集することができる。クライアント103は、作成された文書/図形をPDL(Page Description Language:ページ記述言語)に変換し、そのPDLデータをネットワークを介してMFP104、LBP105へ送信する。
また、MFP104およびLBP105は、それぞれ、サーバ102およびクライアント103に対してネットワーク101を介して情報交換できる通信手段を有しており、MFP104およびLBP105のステータスデータ等をサーバ102およびクライアント103へ送信することにより、その情報や状態を、サーバ102およびクライアント103に逐次通知することができる。一方、サーバ102およびクライアント103は、ネットワーク101を介してステータスデータ等を受信することで動作するユーティリティソフトウエアを有しており、そのユーティリティソフトウエアによって受信した情報を処理することでMFP104およびLBP105を管理することができる。
(MFP104の構成)
図2は、本発明に係るMFPを制御するための構成を示すブロック図である。
MFPは、MFP全体を制御する制御部(不図示)を有しており、この制御部は、制御を実行するCPUとこのCPUの制御プログラムを格納したROMと、CPUの作業領域を提供するRAMとを有し、図2に示す各構成もこの制御部によって統合して制御される。図2において、スキャナ部201は、用紙上の画像、フィルム上の画像等から画像読み取りを行う。IP(Image Processing)部202は、スキャナ部201より送信された画像データの処理を行う。FAX部203は、電話回線等の伝送路を利用して画像の送受信を行うものであって、ファクシミリ等に代表される。NIC(Network Interface Card)部204は、クライアント103とネットワークを介して画像データやステータスデータ等の装置情報のやり取りを行う。PDL部205は、NIC部204により受信されたページ記述言語(PDL)を画像信号へ展開する。コア部206は、MFP104の使用目的に応じて、画像信号を一時保存したり、画像信号の伝送経路を決定する。PWM(Pulse Width Modulation)部207は、画像信号の振幅とキャリア波(三角波)の振幅とを比較し、画像信号の2値化を行う。プリンタ部208は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、ハイライトマゼンタおよびハイライトシアンを有するカラーレーザプリンタであって、コア部206から出力された画像データに基づいて画像形成を行う。フィニッシャ部209は、プリンタ部208によって画像形成されたシートの仕分け処理や仕上げ処理を行う。ディスプレイ部210は、プリンタ部208にて画像データを画像形成せずに内容を確認したり、画像形成する前に画像の様子を確認する(プレビュー)ことができる。
また、図2において、スキャナ部201における読み取り動作指示、読み取った画像をプリンタ部208で出力する際の枚数指示などは、ユーザによってスキャナ部201で行うことができる。更に、それらの指示を、ネットワーク101を介してクライアント103等によって行うこともできる。
(スキャナ部201の構成)
図3は、本発明に係るスキャナを示す図である。図3において、原稿台ガラス301は、スキャナ部201の上部に配設されている。読み取られるべき原稿302は、原稿台ガラス301上に設置される。照明ランプ303およびミラー304は、第1ミラーユニット310内に配設されている。また、ミラー305およびミラー306は、第2ミラーユニット311内に配設されている。これら第1ミラーユニット310および第2ミラーユニット311は、図3中の矢印方向(副走査方向)にレール(不図示)に沿って移動可能に設けられており、モータ309によって、第1ミラー310は図3中の矢印方向に所定速度vで移動することができ、第2ミラー311は図3中の矢印方向に所定速度1/2vで移動することができる。これによって原稿302の全面を走査することができる。レンズ307は、ミラー306による反射光の光軸上に配設されている。光電変換手段としてのCCDセンサ308は、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3色ラインのカラーセンサであって、レンズ307を通過した光が結像するように配設されている。
以上の構成により、照明ランプ303によって原稿302を照射し、第1ミラーユニットおよび第2ミラーユニットを移動させることによって原稿302の全面の読み取り走査を行うと、原稿302による反射光は、ミラー304、305、306で反射されレンズ307を通過しCCDセンサ308に結像される。CCDセンサ308によって、結像された原稿302に基づいた光学的信号は、電気信号に変換され、IP部202へ送信される。
(IP部202の構成)
図4は、本発明に係るIP部の詳細を示すブロック図である。図4において、A/Dコンバータ(変換部)401は、CCDセンサ308より送信されたR、G、Bそれぞれの画像信号を各色毎に8bitのデジタル画像信号RO,GO、BOに変換する。シェーディング補正部402は、RO、GO、BO各色に対して、基準白色版の読み取り信号を用いてシェーディング補正を施す。
ラインディレイ調整回路(本発明では、「ライン補間部」とも呼ぶ)403は、シェーディング補正部402から受信した信号に対して、CCDセンサ308において各色ラインセンサが相互に所定の距離を隔てて配設されることから生じる副走査方向の空間的ずれを補正する。
入力マスキング部404は、CCDセンサ308におけるR,G,B各色のフィルタの分光特性で決まる読み取り色空間を、NTSCの標準色空間に変換する要素であって、CCDセンサ308の感度特性/照明ランプ303のスペクトル特性等の諸特性を考慮した装置固有の定数を用いた3×3のマトリクス演算によって、ライン補間部403からの(RO,GO、BO)信号を標準的な(R,G,B)信号へ変換する。
輝度/濃度変換部(本発明では、「LOG変換部」とも呼ぶ)405は、ルックアップテーブル(LUT)RAMを備えており、原稿からの反射光に比例した輝度信号である(R,G,B)信号を濃度信号である(Y(イエロー)1,M(マゼンタ)1、C(シアン)1)信号に変換する。出力マスキング/UCR回路部(本明細書では、「出力マスキング部」とも呼ぶ)406は、Y,M,C三色の重なりで無彩色になる部分をK(ブラック)に置き換える処理等を行うことによって、LOG変換部405から出力された(Y1、M1,C1)信号をプリンタ部208が有するトナー色に応じて(Y,M,C、K、M’(ハイライトマゼンタ)、C’(ハイライトシアン))信号に補正する。このとき、プリンタ部208が有するトナー色が、Y,M、C、K、S(肌色)およびR(レッド)である場合等、上述の色と異なる色である場合は、その色に応じて、(Y,M,C)信号を補正する。
ガンマ変換部407は、出力マスキング部406から出力された(Y,M,C,K,M’、C’)信号に対してトナーの色味諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)RAM(不図示)を用いて階調特性の補正を行う。空間フィルタ408は、ガンマ変換された(Y,M,C,K,M’、C’)信号に対して、エッジ強調またはスムージングを施す。
なお、IP部202は、A/D変換部401と、CPU(不図示)、ROM(不図示)、RAM(不図示)とを有し、A/D変換部401を除いた部分(402〜408)をCPUが実行する機能として実現することができ、この場合、各機能は、ROM内のプログラムに従ってCPUが動作して作業領域として機能するRAM上に供給されたA/D変換部401からのデータを処理することによって達成され、さらにCPUは、後述する空間フィルタ408の処理後のデータの濃度に関するヒストグラム作成ならびに図13および16に示す如き制御手順をROM内プログラムに従って実行し、詳細は後述するが、所定のトナーを使用しないことを決定したデータを含む画像データをコア部206に出力する処理を実行する。
図5は、本発明に係るNIC部およびPDL部の詳細を示すブロック図である。
(NIC部204の構成)
NIC部204は、ネットワーク101に対してのインターフェイス機能を持つものであり、例えば、10Base−T/100Base−TX等のイーサネット(登録商標)ケーブルを用いてクライアント103等外部機器から情報を受信し、およびクライアント103等外部へ情報を送信する。
本発明において、イーサネット(登録商標)の他に、クライアント103等の外部機器とMFP104とのネットワーク媒体、例えば、トークンリング、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)を含むことができる。
図5において、トランス部601は、クライアント103等外部機器から送信された情報信号の電圧を変換する。LANコントローラ部602は、その内部に第1バッファメモリ(不図示)および第2バッファメモリ(不図示)を備えており、トランス部601から受信した情報信号を第1バッファメモリ上で必要な情報か否かを判断し、第2バッファメモリにその情報信号を送信する。
一方、クライアント103等外部機器へ情報を送信する場合、LANコントローラ部602は、PDL部205から受信した情報信号に必要な情報を付加する。トランス部601は、コントローラ602から受信した情報信号の電圧を変換し、その情報信号をネットワークを介して、所望の外部機器へ送信する。
(PDL部205の構成)
PDL部205は、文字コード、図形コードおよびラスタ画像データ等による画像記述の要素の組み合わせであるPDLをラスタ画像データへ変換する。本発明において、PDLは、PostScript(登録商標)、LIPS,HP−PCL、ESC/PageおよびPRESCRIBE等ページプリンタを制御するための言語を含むことができる。
図5において、NIC204から受信したPDLデータは、CPU部603を経由して一度ハードディスク(HDD)のような大容量メモリ604に格納され、ここでジョブ毎に管理、保存される。このとき、CPU部603は、CPU(不図示)とこのCPUの実行プログラムを格納したROMと、CPUの作業領域を提供するRAMとを有し、必要に応じて、RIP(Raster Image Processing)と呼ばれるラスタ化画像処理を行って、PDLデータをラスタイメージに展開する。展開されたラスタ画像データは、Y,M,C,K,M’、およびC’の色成分毎にDRAMなどの高速アクセス可能なメモリ605にジョブ毎にページ単位で格納され、プリンタ部208の状況に合わせて、再びCPU部603を介して、コア部206へ送信される。
(コア部206の構成)
図6は、本発明に係るコア部の詳細を示すブロック図である。図6において、バスセレクタ701は、MFP104、LBP105の利用における、いわば交通整理の役割を担っている。すなわち、複写機能、ネットワークスキャン、ネットワークプリンタ、ファクシミリ送信/受信、またはディスプレイ表示などMFP104、LBP105における各種機能に応じてバスの切り替えを行うことができる。以下に、上述した各種機能を実行するためのバスの切り替えのパターンを示す。
複写機能:スキャナ部201→コア部206→プリンタ部208
ネットワークスキャン:スキャナ部201→コア部206→NIC部204
ネットワークプリンタ:NIC部204→コア部206→プリンタ部208
ファクシミリ送信機能:スキャナ部201→コア部206→FAX部203
ファクシミリ受信機能:FAX部203→コア部206→プリンタ部208
ディスプレイ表示機能:スキャナ部201またはFAX部203またはNIC部204→コア部206→ディスプレイ部210
圧縮部702は、バスセレクタ701から出力された画像データを圧縮する。本発明において、この圧縮方式は、データファイルの容量を小さくする方式、例えば、JPEG、JBIG、ZIP等を含むことができる。メモリ部703は、ハードディスク(HDD)などの大容量メモリであって、圧縮部702によって圧縮された画像データを一時格納する。
伸張部704は、プリンタ部208またはディスプレイ部210の状況に応じてメモリ部703に格納された圧縮された画像データの伸張を行い、その伸張された画像データをプリンタ部208またはディスプレイ部210へ送信する。圧縮部702で圧縮された画像データは、ジョブ毎に管理され、ファイル名、作成者、作成日時、ファイルサイズなどの付加データと一緒にメモリ部703に格納される。
このとき、更に、ジョブの番号とパスワードとを設けて、それらも一緒にメモリ部703に格納すれば、パーソナルボックス機能をサポートすることができる。これは、データの一時保存や特定の人にしかプリントアウト(メモリ部703からの読み出し)が出来ないようにするための機能である。メモリ部703に記憶されているジョブに対してプリントアウトの指示が行われた場合には、パスワードによる認証を行った後にメモリ部703よりそのジョブを呼び出し、伸張部704で画像伸張を行ってラスタイメージに戻して、そのラスタ画像データをプリンタ部208へ送信することもできる。
(PWM部207の構成)
図7(A)および(B)は、本発明に係るPWM部の詳細を示すブロック図である。図7(A)に示すように、コア部206から出力されたY,M、C、K、M’、C’の4色に色分解された多値画像データは、それぞれの色に対応するPWM部を通ってそれぞれ画像形成される。
三角波発生部801は、三角波を発生する。D/Aコンバータ(D/A変換部)802は、入力されるコア部206からのデジタル画像信号(多値画像データ)をアナログ信号に変換する。三角波発生部801からの信号(図7(B)のa)およびD/A変換部802からの信号(図7(B)のb)は、コンパレータ803によって大小比較されて、図7(B)のcのようなパルス幅変調された信号となってレーザ駆動部804に送られ、Y,M,C,K、M’、C’それぞれが、Y,M,C,K、M’、C’それぞれのレーザ発振器805でレーザビームに変換される。そして、ポリゴンスキャナ913で、それぞれのレーザビームを走査して、それぞれの感光ドラム917、921、925、929、933、937に照射する。
(MFP104のプリンタ部208の構成)
図8は、本発明に係る6ドラムタイプカラープリンタ部の概要を示す図である。図8において、913は、ポリゴンミラーであり、6つの半導体レーザ発振器805より発光された6本のレーザ光を受ける。その内の1本はミラー914、915、916をへて感光ドラム917を走査し、次の1本はミラー918、919、920をへて感光ドラム921を走査し、次の1本は922、923、924をへて感光ドラム925を走査し、次の1本は926、927、928をへて感光ドラム929を走査し、次の1本は930、931、932をへて感光ドラム933を走査し、次の1本はミラー934、935、936をへて感光ドラム937を走査する。
一方、938はイエロー(Y)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム917上にイエローのトナー像を形成し、939はマゼンタ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム921上にマゼンタのトナー像を形成し、940はシアン(C)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム925上にシアンのトナー像を形成し、941はハイライト用マゼンタ(M’)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム929上にハイライト用マゼンタのトナー像を形成し、942はハイライト用シアン(C’)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム933上にハイライト用シアンのトナー像を形成し、943はブラック(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム937上にブラックのトナー像を形成する。以上6色(Y、M、M’、C、C’、K)の各ドラム上に形成されたトナー像をシートに転写することにより、フルカラーの出力画像を得ることができる。
本発明において、使用する6色のトナーとして、通常トナーであるイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック、ならびに淡トナーであるハイライトマゼンタおよびハイライトシアンを用いたが、通常トナーおよび特定の色相のトナー、例えば、肌色、レッド等を用いても良い。
シートカセット944、945および、手差しトレイ946のいずれかより供給されたシート(用紙)は、レジストローラ947をへて、転写ベルト948上に吸着され、搬送される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラム917、921、925、929、933、937には各色のトナーが現像されており、シートの搬送とともに、トナーがシートに転写される。各色のトナーが転写されたシートは、転写ベルト948から分離され、ついで、搬送ベルト949により搬送され、定着器950によって、トナーがシートに定着される。定着器950を抜けたシートはフラッパ953によりいったん下方向へ導かれてシートの後端がフラッパ953を抜けた後、スイッチバックさせて排出する。これによりフェイスダウン状態で排出され、先頭頁から順にプリントしたときに正しい順となる。
なお、6つの感光ドラム917、921、925、929、933、937は、距離dをおいて、等間隔に配置されており、搬送ベルト949により、シートは一定速度vで搬送されており、このタイミング同期がなされて、6つの半導体レーザ805は駆動される。
(ディスプレイ部210の構成)
図10は、本発明に係るディスプレイ部の詳細を示すブロック図である。図10において、逆LOG変換部1001は、YMCKデータである、コア部206より出力された画像信号をRGBデータに変換する。ガンマ変換部1002は、出力されるCRTなどのディスプレイ装置1004の色の特性に合わせるために、ルックアップテーブルを使用して逆LOG変換部1001からのRGBデータに対して出力変換を行う。変換された画像データは、一度メモリ部1003に格納されて、CRTなどのディスプレイ装置1004によって表示させる。
ここで、ディスプレイ部210を使用するのは、プリンタ部208からの出力画像を予め確認するプレビュー機能やプリンタ部208によって出力する画像が意図したものと間違いないか検証するプルーフ機能、または、プリントの必要がないかを確認するなどの場合にプリントシートの無駄を省く為である。
(フィニッシャ部209の構成)
図11は、本発明に係るフィニッシャ部の概要を示す図である。図11において、プリンタ部208の定着器950を出たシートは、フィニッシャ部209に入る。フィニッシャ部209には、サンプルトレイ1101とスタックトレイ1102とがあり、ジョブの種類や排出されるシートの枚数に応じて切り替えてシートが排出される。
ソート方式は、複数のビンを有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、後述する電子ソート機能とビン(または、トレイ)を奥/手前方向にシフトしてジョブ毎に出力シートを振り分けるシフトソート方式とがあり、これら2通りのソート方式によってソーティングを行うことができる。電子ソート機能は、コレートと呼ばれており、上述のコア部206で説明した大容量メモリを持っていれば、このバッファメモリを利用して、バッファリングしたページ順と排出順を変更する、いわゆるコレート機能を用いることで電子ソーティングの機能もサポートできる。また、グループ機能は、ソーティングがジョブ毎に振り分けるのに対し、ページ毎に仕分けする機能である。
更に、スタックトレイ1102にシートを排出する場合には、シートが排出される前のシートをジョブ毎に蓄えておき、排出する直前にステープラ1105にてバインドすることも可能である。このほか、上述の2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り器1104、ファイル用の2つの(または3つ)の穴開けを行うパンチャ1106があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行う。
更に、サドルステッチャ1107は、シートの中央部分を2ヶ所バインドした後に、シートの中央部分をローラにかませることによりシートを半折にし、週刊誌やパンフレットのようなブックレットを作成する処理を行う。サドルステッチャ1107で作成されたシートは、ブックレットトレイ1108に排出される。
そのほか、図11には記載されていないが、製本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、または、バインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるためのカッティングなどを加えることも可能である。
また、インサータ1103はトレイ1110にセットされたシートをプリンタを通さずにトレイ1101、1102、1108のいずれかに送るためのものである。これによってフィニッシャ209部に送り込まれるシートとシートの間にインサータ1103にセットされたシートをインサート(中差し)することができる。インサータ1103のトレイ1110にはユーザによりフェイスアップの状態でシートがセットされるものとし、ピックアップローラ1111により最上部のシートから順に給送する。従って、インサータ1103からのシートはそのままトレイ1101、1102へ排出することによりフェイスダウン状態で排出される。サドルステッチャ1107へ送るときには、一度パンチャ1106側へ送り込んだ後スイッチバックさせて送り込むことによりフェースの向きを合わせる。
(ネットワークユーティリティソフトウエアの説明)
以下で、サーバ102およびクライアント103上にて動作するユーユーティリティソフトウェアについて説明する。MFP104、MFP105内のネットワークインターフェース部分(NIC部204+PDL部205)には、MIB(Management Information Base)と呼ばれる標準化されたデータベースが構築されており、SNMP(Simple Network Management Protocol)というネットワーク管理プロトコルを介してネットワーク上のコンピュータと通信し、MFP104、LBP105をはじめとして、ネットワーク上につながれたスキャナ、プリンタ、または、FAXなどの管理が可能になっている。一方、コンピュータ102、103上ではユーティリティと呼ばれるソフトウェアプログラムが動作しており、ネットワークを介して上述のSNMPの利用によりMIBを使って必要な情報交換が可能となる。
例えば、MFP104、LBP105の装備情報としてフィニッシャ部209が接続されているか否かを探知したり、ステータス情報として現在プリントができるか否かを探知したり、または、MFP104、LBP105の名前や設置場所などを記入したり変更したり確認したりといった具合に、MIBを使うことによりユーザはネットワークに接続されたMFP104、LBP105の情報をサーバ102またはクライアント103上で確認することができる。
また、これらの情報はサーバ102とクライアント103とを区別してリードライトに制限を持たせることも可能である。従って、この機能を使うことにより、MFP104、LBP105の装備情報、装置の状態、ネットワークの設定、ジョブの経緯、使用状況の管理、制御などあらゆる情報をユーザはサーバ103またはクライアント102上で入手することが可能となる。
(LBP105の構成)
図9、図12を用いてLBP105の構成について説明する。
図9は、本発明に係るLBPの構成を示す図である。図9において、LBP105は、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやり取りするNIC(Network Interface Card:ネットワークインターフェイスカード)部1204と、NIC部1204から出力されたクライアント103等から送信されたページ記述言語(PDL)を画像信号に展開し出力するPDL部1205と、PDL部1205から出力された信号をPWM信号に変換するPWM部1207と、プリンタ部1208とを有する。
図9における、NIC部、PDL部およびPWM部の構成はMFP104のそれらと同様であるので、説明は省略する。
図12は、本発明に係る1ドラムタイプカラープリンタ部(プリンタ部1208)の概要を示す図である。図12において、913は、ポリゴンミラーであり、半導体レーザ805より発光された1本のレーザ光を受け、ミラー914をへて感光ドラム917を走査して、感光体上に潜像を形成する。感光体上の潜像は反時計回りに回転しながら、色現像器961に到達する。色現像器961は感光体上に潜像として帯電された電荷に応じてトナーをのせる(現像させる)働きをする。次に、感光体917に生成されたトナー画像は、時計回りに回転している中間転写体としての転写ドラム962に転写される。この転写ドラム962は、白黒の場合は1回転、カラーの場合は4回転、または6回転して画像生成を中間転写体上に完了する。なお、上述の転写の際に、感光体917に残った転写残トナーは、クリーナ960によって除去される。
色現像器961は回転することでイエロー現像器961y、マゼンタ現像器961m、シアン現像器961c、ハイライト用マゼンタ現像器961m’、ハイライト用シアン現像器961c’、ブラック現像器961kのいずれかを感光ドラム917に接するように制御される。まず、イエロートナーを現像・転写するときは色現像器が図12に示す位置に止まるまで回転し、感光ドラム917にレーザ露光が行われると同期して感光ドラム917が時計方向へ回転し、イエロー現像器961yによって感光ドラム917上にイエローのトナー画像が形成される。これと同期して転写ドラム962が半時計回りへ回転し、感光ドラムからイエロートナーが転写される。転写ドラムの周囲の長さはA3サイズ画像が長手方向に形成できるものである。A3サイズの画像形成を行う場合は、A3サイズの原稿を読み取って、その画像信号によって、A3サイズ画像1面分のイエロートナー画像が転写ドラム上に形成される。
次にマゼンタトナーを現像・転写するときは色現像器961が半時計方向へ72度回転した後、前記と同様に原稿を読み取って、その画像信号によって、感光ドラム917にレーザ露光が行われるのと同期して感光ドラム917が時計方向へ回転し、マゼンタの現像器961mによって感光ドラム917上にマゼンタのトナー画像が形成される。これと同期して転写ドラム962が半時計回りへ回転し、感光ドラム917からマゼンタトナーが転写ドラム962上に転写される。
次に同様にハイライト用マゼンタトナー画像、シアントナー画像、ハイライト用シアントナー画像が転写ドラム962上に順次転写される。次にブラックトナー画像が現像器960によって感光ドラム917に形成され、同様に転写ドラム962上に転写される。
一方で、上段カセット970、または下段カセット971からピックアップローラ972または973で給紙されたシートは、給紙ローラ974または975に従って搬送され、976の搬送ローラ976で更にレジストローラ前まで搬送される。
そして、給紙されたシートは、前述した転写ドラム962への画像形成が終了するタイミングで転写ドラム962と転写ベルト978との間にくるようなタイミングに制御される。ここにシートが到達したところで、転写ベルト978が転写ドラム662に接して、トナーがシートに転写される。シートに転写された画像は、定着ローラ979で、熱と加圧によりシートに定着される。
画像が定着されたシートは、クライアント103等(プリンタコントローラ)によりあらかじめ指定されていたフェイスアップ排紙口980かフェイスダウン排紙口981かのいずれかに搬送され、排紙される。以上で、クライアント103等(プリンタコントローラ)から送られてきた画像情報を出力することができる。
以下、IP部202の動作の詳細を説明する。
IP部202において、IP部202内のCPUは、上述のようにRGBデータからYMCKデータに変換した後、Y、M、C、Kの各色で1画素毎に濃度を判定し、マゼンタ(M)とシアン(C)のヒストグラムを作成する。作成したヒストグラムは、IP部202内のRAM内に格納される。作成したヒストグラムより、シアンおよびマゼンタの濃度の薄い部分(以下、ハイライト成分と呼ぶ)であるC’およびM’の度数がある一定の閾値を超えていた場合のみ、ハイライト成分用マゼンタトナーまたはハイライト成分用シアントナー、もしくはその両方を使用してプリントする。
(動作モード設定の実施形態)
図13は本発明に係る優先モード指定のブロック図である。
ユーザはPC上のドライバやUI等の優先モード設定手段1301から、画質・スピードよりもコストを優先する「コスト優先」、画質・コストよりもスピードを優先する「スピード優先」、スピード・コストよりも画質を優先する「画質優先」、またはそれ以外に動作の優先方式を優先モード1305に指定することが出来る。
このとき、リモートでネットワーク接続されたPCからなど、ネットワークを介した設定ではネットワーク送信手段1303から設定を送信し、機器側のネットワーク受信手段1304で設定を受信する。
同様に、PC上のドライバやUI等の紙種別動作モード設定手段1302から、ユーザは、優先モード別・それぞれの紙種毎に白黒モード(1ドラムエンジンではドラム1回転)・単色モード・4色モード(同様に4回転)・6色モード(6回転または6ドラムでは6色トナー使用)などの動作カラーモードや、半速・等速・倍速・1/4倍速等の定着速度モードや、その他のエンジン動作モードを指定することが可能であり、紙種別動作モード記録手段1306に設定する。紙種別動作モードのデータ例は図14の説明で後述する。
印刷動作モード指定手段1308は、印刷が開始される場合に優先モード1305と紙種1307を取得し、紙種別動作モード記録手段に記録されている、動作モードを取得する。
ここで、自動切換え手段1310により、動作モード1309が自動で切り替えられるようなことが考えられる。
例えば、PDL受信文書のページにおいて受信ページがカラー文字文書と判定された場合、中間調を再現する必要が無いため、ユーザのランニングコストダウンを考えて自動で4Cカラーモードに動作モードが変更されるようなことが考えられる。更には文字文書の場合はモノクロ動作をするという動作も考えられる。
このような場合には、前記説明で紙種別動作モード記録手段1306から取得した動作モードと異なる設定になってしまう場合がある。
このときに印刷動作モード指定手段1308は、紙種別動作モード記録手段1306に記録されている自動切換え時の動作指定に応じて、“UI1312に警告を表示する”“自動切換えに従う”“自動切換えに従わない”という動作をする。
ここで警告を表示するのはUIだけではなく、リモートのPC、サーバ、それに付属するドライバなどでも構わない。
動作モードが決定された後には、印刷手段1313に動作モードを設定し、画像信号生成手段1311から入力される画像データを処理して印刷手段1313に画像データを送信し、印刷を行う。
図14は本発明に係る紙種別動作モードのデータ構成を示す図である。
紙種1401の項目には普通紙、厚紙1403などの紙種を追加でき、画像優先・速度優先1402等の優先モード毎にそれぞれ4C印字1404、等速プリント1405等の動作モードを定義できる。
図14の例ではU定義という用紙では画質優先時には4C・等速プリント、速度優先時にはモノクロ1406、倍速プリントで更に自動切換えは許可する1407、という設定になっている。
このようなデータ形式で紙種別動作モード記録手段1306にプロファイルとしてデータを登録することが可能である。
図15は本発明に係る優先モードの設定を示すUIイメージ図である。
優先モードの設定をするダイアログ1501では、画質優先1502、速度優先1503、コスト優先1504などの各優先モードボタンをジョブ投入時かデフォルト設定、またはユーザ毎の設定、または部門毎の設定として選択することで、優先モードを決定できる。
図16は本発明に係る動作モード決定のフローチャートである。
印刷動作モード指定手段は、印刷開始時(1601)に、印刷の用紙紙種を取得(1602)し、設定された優先モード(1603)を取得し、取得した紙種と優先モードから紙種別動作モード記録手段1306を参照し、動作モードを取得する。
ここで動作モードが既に先にあげた自動切換えにより切り替えられている場合(1605)、自動切換えの許可情報を参照し(1606)、が許可されていない場合は先程取得した動作モードに決定する(1609)。
また、警告を表示する指定になっている場合は、UIに警告を表示し1608、自動切換えされた動作モードに動作モードを変更し(1607)、動作モードを決定する(1609)。
また、自動切換えが許可されている場合は、自動切換えされた動作モードに動作モードを変更し(1607)、動作モードを決定する(1609)。
また、自動切換えされていない場合は、紙種別動作モード記録手段1306から取得した動作モードに決定し(1609)、動作モード選択を終了する(1610)。
図17は本発明に係るACC(オートカセットチェンジ)時の用紙選択のフローチャートである。
プリント動作が開始され1701、ACC(オートカセットチェンジ)が発生した場合は(1702)、優先モードが速度優先かコスト優先かを判断し(1703)、速度優先かコスト優先である場合は、カセット内のセット済み用紙に何があるかを検索し(1704)、速度優先の場合は印字速度の速くなる用紙(例えば1Dではドラムが1回転で済む1色で、倍速設定の用紙)、コスト優先の場合は印刷コストの安くなる設定の用紙を選択し(1705)、ACC処理を行う(1706)。
また、ACCでない場合、または速度優先でもコスト優先でもない場合は、通常のACC選択(1707)を行い、ACC処理を行う(1706)。
(他の実施形態)
上記実施形態においては、カラー記録材としてトナーを使用した画像形成装置を説明したが、本発明は、カラー記録材としてインクを使用する画像形成装置に関しても全く同様に適用できる。
また、上記実施形態においては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに、ハイライトシアン・ハイライトマゼンタを加えた6色について説明したが、それ以外の色を使用した場合、さらに6色以上、またはそれ以下の色数においても全く同様に適用できる。
上記実施形態においては、本発明をデジタル複合機において適用した例で説明したが、これに限るものではなく、本発明は、例えば、スキャナでスキャンした画像を送信する場合の、ファクシミリ装置、プリンタ等他の画像形成装置における印刷においても適用可能であることは言うまでも無い。さらに画像形成装置に限らず、例えば、パーソナルコンピュータ上のプリンタドライバや、画像処理ソフトウェアにおいて、本発明を適用してもよい。
また、本発明は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きもまれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、このような記憶媒体を含む装置をネットワーク上に配置させておき、記憶媒体に記憶されたプログラムをネットワークを介して所定の装置へダウンロードし、ダウンロードしたプログラムを実行することによっても、本発明の上記実施形態の機能が実現されることは言うまでもない。
本発明に係る画像通信システムを示す図である。 本発明に係るMFPを制御するための構成を示すブロック図である。 本発明に係るスキャナを示す図である。 本発明に係るIP部の詳細を示すブロック図である。 本発明に係るNIC部およびPDL部の詳細を示すブロック図である。 本発明に係るコア部の詳細を示すブロック図である。 本発明に係るPWM部の詳細を示すブロック図である。 本発明に係る6ドラムタイプカラープリンタ部の概要を示す図である。 本発明に係るLBPの構成を示す図である。 本発明に係るディスプレイ部の詳細を示すブロック図である。 本発明に係るフィニッシャ部の概要を示す図である。 本発明に係る1ドラムタイプカラープリンタ部の概要を示す図である。 本発明に係る動作モード指定のブロック図である。 本発明に係る紙種別動作モードのデータ構成を示す図である。 本発明に係る優先モードの設定を示すUIイメージ図である。 本発明に係る動作モード決定のフローチャートである。 本発明に係るACC時の用紙選択のフローチャートである。
符号の説明
201 スキャナ部
202 IP部
203 FAX部
204、1204 NIC部
205、1205 PDL部
206 コア部
207、1207 PWM部
208、1208 プリンタ部
209 フィニッシャ部
210 ディスプレイ部
308 CCD
401 A/D変換部
402 シェーディング
403 ライン補間部
404 入力マスキング
405 LOG変換部
406 出力マスキング
407 ガンマ変換部
408 空間フィルタ
601 トランス部
602 LANコントローラ部
603 CPU部
604 メモリ(HDD)
605 メモリ(DRAM)
701 バスセレクタ
702 圧縮部
703 メモリ(HDD)
704 伸張部
801 三角波発生部
802 D/A変換部
804 レーザ駆動部
1001 逆LOG変換部
1002 ガンマ変換部
1003 メモリ部
1004 モニタ

Claims (12)

  1. 入力装置から入力された画像データから、画像信号を生成する画像信号生成手段と、
    指定した印刷動作モードに対応した印刷動作を行う印刷手段と、
    紙種毎に動作モードを設定する紙種別動作モード設定手段と、
    該紙種別動作モードを記録する、紙種別動作モード記録手段と、
    該紙種別動作モード記録手段に記録された動作モードに応じて、
    該印刷手段への動作モードの指定を行う印刷動作モード指定手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力装置から入力された画像データから、画像信号を生成する画像信号生成手段と、
    指定した印刷動作モードに対応した印刷動作を行う印刷手段と、
    紙種毎に動作モードを設定する紙種別動作モード設定手段と、
    該紙種毎の動作モードをネットワークを介して送信するネットワーク送信手段と、
    ネットワークを介して送信される該紙種毎の動作モードを受信するネットワーク受信手段と、
    該紙種別動作モードを記録する、紙種別動作モード記録手段と、
    該紙種別動作モード記録手段に記録された動作モードに応じて、
    該印刷手段への動作モードの指定を行う印刷動作モード指定手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    画質優先・コスト優先・速度優先等の、各優先モード設定を行う優先モード設定手段と、
    該各優先モード毎に該紙種別動作モードを記録する記録手段と、
    該印刷動作モード指定手段は、該優先モードと紙種に対応した動作モードを印刷手段に指定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1または請求項2または請求項3いずれかに記載の画像処理装置において、
    該印刷の動作モードが何らかの条件を元に自動的に切り替わる場合に、
    該紙種別動作モード設定手段は紙種毎に自動的な切り替えを許可するかどうかの設定を行い、
    該印刷動作モード指定手段は、切り替えが許可されている場合は自動的な切り替えに従い、
    切り替えが許可されていない場合は自動的な切り替えを許可しない
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 入力装置から入力された画像データから、画像信号を生成する画像信号生成手段と、
    カラー印刷時の印刷カラーモードとして、単色、2色、4色、6色、その他複数色のカラーモードがある場合、
    指定した印刷カラーモードに対応した印刷動作を行う印刷手段と、
    紙種毎にカラーモードを設定する紙種別カラーモード設定手段と、
    該紙種別カラーモードを記録する、紙種別カラーモード記録手段と、
    該紙種別カラーモード記録手段に記録されたカラーモードに応じて、
    該印刷手段へのカラーモードの指定を行う印刷カラーモード指定手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  6. 入力装置から入力された画像データから、画像信号を生成する画像信号生成手段と、
    カラー印刷時の印刷カラーモードとして、単色、2色、4色、6色、その他複数色のカラーモードがある場合、
    指定した印刷カラーモードに対応した印刷動作を行う印刷手段と、
    紙種毎にカラーモードを設定する紙種別カラーモード設定手段と、
    該紙種毎のカラーモードをネットワークを介して送信するネットワーク送信手段と、
    ネットワークを介して送信される該紙種毎のカラーモードを受信するネットワーク受信手段と、
    該紙種別カラーモードを記録する、紙種別カラーモード記録手段と、
    該紙種別カラーモード記録手段に記録されたカラーモードに応じて、
    該印刷手段へのカラーモードの指定を行う印刷カラーモード指定手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の画像処理装置において、
    画質優先・コスト優先・速度優先等の、各優先モード設定を行う優先モード設定手段と、
    該各優先モード毎に該紙種別カラーモードを記録する記録手段と、
    該印刷動作モード指定手段は、該優先モードと紙種に対応したカラーモードを印刷手段に指定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項5または請求項6または請求項7いずれかに記載の画像処理装置において、
    該印刷のカラーモードが何らかの条件を元に自動的に切り替わる場合に、
    該紙種別カラーモード設定手段は紙種毎に自動的な切り替えを許可するかどうかの設定を行い、
    該印刷カラーモード指定手段は、切り替えが許可されている場合は自動的な切り替えに従い、
    切り替えが許可されていない場合は自動的な切り替えを許可しない
    ことを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項4または8に記載の画像処理装置において、何らかの条件を元に自動的に切り替わる場合に、紙種毎の設定と異なる場合は警告を表示するという設定が可能であることを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1ないし9いずれかに記載の画像処理装置において、速度優先やコスト優先などのモードが指定されている場合に、オートカセットチェンジが動作した場合は、印字速度が速くなるモード設定がされている紙種を優先的に選択することを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項1ないし10いずれかに記載の画像処理方法を実行することを特徴とするプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを格納するコンピュータ可読の記憶媒体。
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