JP2011113423A - 媒体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙葉状媒体(出金紙幣)の取り忘れの発生頻度を低減させることができる紙幣処理装置を提供する。
【解決手段】紙葉状媒体が受け渡される媒体受渡口18と、媒体受渡口に設けられ、装置(自動取引装置1)内部から繰り出された紙葉状媒体を、媒体受渡口の内部で連続して上下動させる媒体受渡口機構30とを有する。媒体受渡口機構は、紙葉状媒体を媒体受渡口の内部で連続して上下動させることにより、視覚的な作用によって、紙葉状媒体の位置を利用者に報知する。
【選択図】図3

Description

本発明は、利用者との間で紙葉状媒体の受け渡しを行う媒体処理装置に関する。
この種の媒体処理装置としては、例えば、金融機関の営業店舗やコンビニエンスストア、ガソリンスタンド、スーパーマーケット等に設置され、紙葉状媒体として紙幣を入出金する自動取引装置(以下、「ATM」と称する)がある。
ATMの中には、出金取引時に、出金紙幣を媒体受渡口である入出金口に集積し、入出金口のシャッタを開放するとともに、出金紙幣を利用者に抜き取らせ易くするために、出金紙幣を上昇させて、出金紙幣を入出金口の外部に露出させる構成のものがある。
この紙幣を上昇させる手段は、例えば、特許文献1又は特許文献2に開示された構成となっている。
特許文献1に開示された紙幣を上昇させる手段は、タイミングベルトに連結されかつ垂直方向のスライダ軸に沿って移動する「スライダ」に底板を連結しておき、平行リンク機構により押圧板を出金紙幣に押し付けて挟持状態にし、その状態で、タイミングベルトを正転させることにより、底板ととともに出金紙幣を上昇させる構成となっている。
一方、特許文献2に開示された紙幣を上昇させる手段は、パンタグラフ機構で出金紙幣を左右から挟み込んで挟持状態にし、その状態で、搬送ベルトを正転させることにより、出金紙幣を上昇させる構成となっている。
ところで、ATMは、出金紙幣が入出金口の内部に貼り付く場合がある。出金紙幣が入出金口の内部(特に、装置の奥側)に貼り付くと、利用者は、出金紙幣を入出金口から円滑に抜き取ることができなくなる。
また、例えば利用者が老齢者や弱視者等である場合に、利用者は、出金紙幣の位置をすぐに認識できないときがある。
これらの理由によって、利用者は、出金紙幣を入出金口から速やかに抜き取れないときがある。
ATMは、出金紙幣が一定時間以上入出金口から抜き取られない場合に、入出金口の周囲でアラーム音を鳴らして、利用者に出金紙幣の抜き取りを促す。しかしながら、例えば利用者が老齢者や難聴者等である場合に、利用者は、アラーム音を聞き取れずに、対応に戸惑うときがある。
その結果、出金紙幣が、入出金口の内部に長時間放置された状態となる。
ATMは、出金紙幣が紙幣抜き取り用に予め設定された時間以上入出金口から抜き取られない場合に、出金紙幣の取り忘れが発生したものと判定し、出金紙幣の取り忘れ処理を行う。この場合に、ATMは、ベルト(例えば、特許文献1のタイミングベルトや特許文献2の搬送ベルト)を逆転させて、出金紙幣を下降させる。これにより、ATMは、出金紙幣を入出金口の内部に収納する。ATMは、出金紙幣を入出金口の中に収容すると、入出金口のシャッタを閉鎖して、出金紙幣を入出金口から装置内部の取り忘れカセットまで搬送し、出金紙幣を取り忘れ紙幣として取り忘れカセットに収納する。
特開平9−221239号公報 特開2002−329229号公報
従来の媒体処理装置は、前記した通り、紙葉状媒体(前記した例では、出金紙幣)が一定時間以上媒体受渡口(前記した例では、入出金口)から抜き取られない場合に、アラーム音を鳴らして、利用者に紙葉状媒体(出金紙幣)の抜き取りを促す。
しかしながら、従来の媒体処理装置は、利用者が老齢者や難聴者等である場合に、アラーム音を鳴らしても、利用者に気づいてもらえずに、紙葉状媒体の取り忘れ処理を行わざるを得ないことが度々発生するため、紙葉状媒体の取り忘れの発生頻度を低減させることが期待されている、という課題があった。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、紙葉状媒体の取り忘れの発生頻度を低減させることができる紙幣処理装置を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、利用者との間で紙葉状媒体の受け渡しを行う媒体処理装置であって、前記媒体が受け渡される媒体受渡口と、前記媒体受渡口に設けられ、前記媒体を、前記媒体受渡口の内部で連続して上下動させる媒体受渡口機構とを有する構成とする。
この媒体処理装置は、媒体受渡口機構が、紙葉状媒体を媒体受渡口の内部で連続して上下動させる。これにより、この媒体処理装置は、たとえ利用者が老齢者や難聴者等であっても、視覚的な作用によって紙葉状媒体の位置を利用者に報知することができる。そのため、この媒体処理装置は、紙葉状媒体の取り忘れの発生頻度を低減させることができる。
なお、この媒体処理装置は、好ましくは、アラーム音も鳴動させることにより、紙葉状媒体の位置を利用者に確実に報知することができるため、さらに、紙葉状媒体の取り忘れの発生頻度を低減させることができる。
本発明によれば、紙葉状媒体(例えば、出金紙幣)の取り忘れの発生頻度を低減させることができる紙幣処理装置を提供することができる。
実施形態に係る媒体処理装置の全体構成を示す図(1)である。 実施形態に係る媒体処理装置の全体構成を示す図(2)である。 実施形態に係る媒体処理装置の媒体受渡口機構の構成を示す図(1)である。 実施形態に係る媒体処理装置の媒体受渡口機構の構成を示す図(2)である。 実施形態に係る媒体処理装置の媒体受渡口機構の構成を示す図(3)である。 実施形態に係る媒体処理装置の媒体受渡口機構の構成を示す図(4)である。 実施形態に係る媒体処理装置の媒体受渡口機構の動作を示す図(1)である。 実施形態に係る媒体処理装置の媒体受渡口機構の動作を示す図(2)である。 実施形態に係る媒体処理装置の媒体受渡口機構の動作を示す図(3)である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
なお、特許文献1や特許文献2に開示された紙幣を上昇させる手段(以下、「従来の紙幣上昇手段」と称する)は、紙幣を挟み込む動作や紙幣を挟み込んだ状態で上昇させる動作を実現するために、多くの部品を必要としている。そのため、従来の紙幣上昇手段は、構成部品の点数が多くなり、コストの低減を阻害している。
また、従来の紙幣上昇手段は、紙幣の取り忘れ処理を行う場合に、紙幣を上昇させた状態から紙幣を下降させるために、駆動モータの回転方向の切り替え制御を行う必要がある。そのため、従来の紙幣上昇手段は、紙幣の円滑な下降動作を行うことができない。
そこで、本発明は、(1)構成部品の点数を従来の紙幣上昇手段よりも削減して、コストの低減を実現し、さらに、(2)駆動モータの回転方向を切り替えることなく、紙幣の上昇動作及び下降動作を可能にして、駆動モータの回転制御を単純化するとともに、紙幣の円滑な下降動作を実現する媒体受渡口機構の提供を副次的な目的とする。
<媒体処理装置(自動取引装置)の全体構成>
以下、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る媒体処理装置の全体構成につき説明する。図1及び図2は、それぞれ、実施形態に係る媒体処理装置の全体構成を示す図である。図1は、本実施形態に係る媒体処理装置の外部構成を示しており、図2は、媒体処理装置の主要な内部構成を示している。ここでは、媒体処理装置をATMとし、紙葉状媒体を紙幣(出金紙幣)とし、媒体受渡口機構を紙幣入出金口機構として説明する。
ATM1は、金融機関の営業店舗やコンビニエンスストア、ガソリンスタンド、スーパーマーケット等に設置され、紙葉状媒体として紙幣を入出金する装置である。ATM1は、金融機関が維持・管理する図示せぬホストコンピュータと通信回線を介して接続されている。ホストコンピュータは、利用者の口座番号や、氏名、預貯金残高情報等の顧客情報を図示せぬ記憶装置に記憶させている。
図1に示すように、ATM1は、制御部6、記憶部7、接近検知器10、顧客操作表示部11、貨幣入出金部12、カード処理部13、テンキー部14、レシート処理部15、及び、筐体シャッタ16を有している。また、図2に示すように、ATM1は、紙幣機シャッタ17、入出金口18、カセット部21、一時保留部22、鑑別部23、搬送路24、紙幣入出金口機構30、及び、プールガイド31a,31bを有している。
制御部6は、ATM1の各部の動作を制御する制御手段である。制御部6は、CPUによって構成されている。制御部6は、ホストコンピュータとの接続口であるインタフェース部を有している。
記憶部7は、様々な制御プログラムやデータを記憶する記憶手段である。記憶部7は、RAMや、ROM、ハードディスク等で構成されている。
接近検知器10は、利用者がATM1に近づいたことを検知する検知手段である。
顧客操作表示部11は、取引処理に関する様々な情報を表示し、利用者に操作情報を入力させる構成要素である。顧客操作表示部11は、取引処理に関する様々な情報を顧客に提示するための取引誘導表示部と、取引誘導表示部の表面に配置され、顧客に操作情報を入力させるためのタッチパネルとを備えている。
貨幣入出金部12は、貨幣を取り扱う構成要素である。ここでは、貨幣が、紙葉状媒体である紙幣Mであるものとして説明する。以下、貨幣入出金部12を「紙幣入出金部12」と称する。
カード処理部13は、顧客識別用のカード(キャッシュカード等)から、金融機関毎のコードや、顧客の口座番号、氏名等の顧客情報を読み取る読取手段である。カード処理部13は、ATM1のフロント側に設けられたカード挿入返却口の内部に配置されている。ATM1は、顧客がキャッシュカードをカード挿入返却口に挿入すると、キャッシュカードを内部に取り込み、カード処理部13によって顧客情報を読み取る。また、ATM1は、取引が終了すると、キャッシュカードをカード挿入返却口に戻し、顧客に返却する。
テンキー部14は、暗証番号等を入力する入力手段である。顧客は、顧客操作表示部11に表示される取引進行画面の指示に従って、テンキー部14を操作して暗証番号等を入力する。テンキー部14は、顧客操作表示部11に設けられていてもよい。このテンキー部14は、図1に示すように、顧客操作表示部11が傾斜して設けられている場合に、好ましくは、顧客の背後に立つ第三者による顧客の暗証番号等の入力操作の覗き見を防止できるように、顧客の身体の陰になる位置に略水平に設けられるようにするとよい。
レシート処理部15は、レシートに取引明細の印字を行って発行する手段である。
筐体シャッタ16及び紙幣機シャッタ17は、それぞれ、入出金口18の周囲に設けられたシャッタである。筐体シャッタ16は、筐体に設けられたシャッタであり、紙幣機シャッタ17は、筐体の内部に設けられたシャッタである。以下、筐体シャッタ16を「外部シャッタ16」と称し、紙幣機シャッタ17を「内部シャッタ17」と称する。
外部シャッタ16は、内部シャッタ17を保護する。外部シャッタ16は、図示せぬモータ等によって図2に示す矢印A方向に回転させられることによって、開閉する。外部シャッタ16の周囲には、外部シャッタ16の開閉位置を検知する図示せぬセンサが配置されており、制御部6は、このセンサによる検知情報に基づいて、外部シャッタ16の開閉動作を制御する。
一方、内部シャッタ17は、顧客による入金処理する紙幣M(以下、「入金紙幣M」と称する)の入出金口18への投入及び出金処理する紙幣M(以下、「出金紙幣M」と称する)の入出金口18からの抜き取りを制限する。内部シャッタ17は、図示せぬモータ等によって図2に示す矢印B方向に摺動させられることによって、開閉する。内部シャッタ17の周囲には、内部シャッタ17の開閉位置を検知する図示せぬセンサが配置されており、制御部6は、このセンサによる検知情報に基づいて、内部シャッタ17の開閉動作を制御する。
入出金口18は、顧客との間での紙葉状媒体の受け渡しに用いられる媒体受渡口である。入出金口18は、利用者側(ATM1のフロント側)が低くなり、ATM1のリア側が高くなるように、傾斜して設けられている。
入出金口18は、入金取引時に、外部シャッタ16及び内部シャッタ17が開状態になることにより、入金紙幣Mの投入が可能な状態となる。ATM1は、顧客が入金紙幣Mを入出金口18に投入すると、入金紙幣Mを紙幣入出金部12の内部に取り込む。
また、入出金口18は、出金取引時に、出金紙幣Mが集積され、外部シャッタ16及び内部シャッタ17が開状態になることにより、出金紙幣Mの抜き取りが可能な状態となる。なお、ATM1は、出金紙幣Mが一定時間以上入出金口18から抜き取られない場合に、予め設定された時間に達するまで、紙幣入出金口機構30が、出金紙幣Mを上昇させて、出金紙幣Mを入出金口18の外部に露出させる動作、及び、出金紙幣Mを下降させて、出金紙幣Mを入出金口18の内部に収納させる動作を、連続して行う。これにより、ATM1は、視覚的な作用によって、出金紙幣Mの位置を利用者に報知するとともに、利用者に出金紙幣Mの抜き取りを促す。
カセット部21は、金種別に紙幣Mを保管する保管庫である。
一時保留部22は、入金又は出金取引時に紙幣Mを一時的に保管する保管庫である。
鑑別部23は、入金又は出金取引時に紙幣Mの真偽鑑別や計数を行う構成要素である。
搬送路24は、紙幣Mを各部に搬送する搬送手段である。
紙幣入出金口機構30は、媒体受渡口(ここでは、入出金口18)の内部で、紙葉状媒体をリフトアップさせる機構である。本実施形態では、紙幣入出金口機構30は、出金取引時に、入出金口18の内部で出金紙幣Mを連続して上下動させる。
プールガイド31a,31bは、それぞれ、入出金口18の内部に露出して設けられており、紙葉状媒体を支持するガイド部材である。プールガイド31aは、ATM1のフロント側に設けられており、プールガイド31bは、ATM1のリア側に設けられている。
<媒体受渡口機構(紙幣入出金口機構)の構成>
以下、図3〜図5を参照して、本実施形態に係る媒体受渡口機構の構成につき説明する。図3は、リア側から見た媒体受渡口機構の構成を示している。図4は、フロント側から見た媒体受渡口機構の構成を示している。図5は、サイド側から見た媒体受渡口機構の構成を示している。なお、本実施形態では、紙幣入出金口機構30は、入出金口18と同様に、利用者側(フロント側)が低くなり、ATM1のリア側が高くなるように、傾斜して設けられている。
図3〜図5に示すように、紙幣入出金口機構30は、ブラケット32、スライダ33、リンク部材35、駆動モータ36、駆動ギア37、及び、伝達ギア38を有している。
ブラケット32は、リング部材35や、駆動モータ36、伝達ギア38等の各部材を支持する支持部材である。ブラケット32は、リンク部材35が後記する支点部51を中心にして回転するように、リンク部材35が取り付けられている。リンク部材35は、一端側が後記する連結部55によってスライダ33と連結されており、他端側が後記する駆動受部52によって回転部材(ここでは、伝達ギア38)と連結されている。また、ブラケット32は、駆動モータ36の回転軸に取り付けられた駆動ギア37が伝達ギア38と噛み合うように、駆動モータ36が取り付けられている。また、ブラケット32は、伝達ギア38がリンク部材35の後記する駆動受部52と平行な状態で回転するように、伝達ギア38が取り付けられている。
なお、図3〜図5に示す例では、ブラケット32は、スライダ33の周囲に位置する部分がリア側(図2参照)に後退し、駆動モータ36、駆動ギア37、及び、伝達ギア38の周囲に位置する部分がフロント側(図2参照)に突出した形状に形成されている。以下、突出して形成された部分を「突出部分」と称し、後退して形成された部分を「後退部分」と称する、また、突出部分と後退部分とを繋ぐ部分を「サイド部分」と称する。ブラケット32のサイド部分には、リンク部材35を通すための開口が設けられている。
ブラケット32の後退部分のフロント側には、リンク部材35が後記する支点部51によって取り付けられている。リンク部材35は、ブラケット32のサイド部分に設けられた開口を通されることによってブラケット32のフロント側からリア側に貫通して配置されている。一方、ブラケット32の突出部分のリア側には、駆動モータ36、駆動ギア37、及び伝達ギア38が取り付けられている。リンク部材35は、後記する駆動受部52により伝達ギア38と係合することによって駆動モータ36からの駆動力が伝達される。
スライダ33は、紙葉状媒体を支持する支持部材である。スライダ33は、リンク部材35、伝達ギア38、及び駆動ギア37を介して駆動モータ36に接続されている。スライダ33は、駆動モータ36の回転軸が一方向(図3に示すAa方向)に回転することにより、紙葉状媒体を上に載置した状態で媒体受渡口の内部を連続して上下に移動する。
本実施形態では、スライダ33は、紙幣Mを支持するための3つの部位(以下、「支持部」と称する)33a,33b,33cを備えた構成となっている。スライダ33は、2枚の板状の金属プレートを用い、1枚目の板状の金属プレートを折り曲げることによって右側の支持部33aと左側の支持部33cとを形成するとともに、2枚目の板状の金属プレートを折り曲げることによって中央の支持部33bを形成し、2枚目の板状の金属プレートを1枚目の板状の金属プレートの略中央に取り付けることによって、形成されている。しかしながら、支持部材33は、例えば鋳型成型によって、各支持部33a,33b,33cが一体的に形成された構成になっていてもよい。また、スライダ33は、十分な強度が確保できるのであれば、プラスチック等の合成樹脂によって構成されていてもよい。
スライダ33の両脇には、昇降ローラ42が設けられている。昇降ローラ42は、スライダ33の上下動を円滑に行わせるための部材である。昇降ローラ42は、スライダ33の周囲に上下方向に設けられた図示せぬ2本のレール(スライダ軸)に当接している。スライダ33は、昇降ローラ42が2本のレールの表面を回転することにより、2本のレールに沿って上下方向に摺動する。又は、昇降ローラ42は、図6に示すように、昇降ローラ回転軸43によってブランケット32に回転自在に固定されるだけの構成となっていてもよい。なお、図6は、昇降ローラ42の断面構成を拡大して示している。このように構成された昇降ローラ42は、スライダ33が上下動する際に回転することでスライダ33の上下動を円滑に行わせる。
リンク部材35は、一端側がスライダ33と連結され、一端側と他端側とが異なる方向に延伸して設けられた長尺な板状の部材である。リンク部材35は、一端側がスライダ33を昇降させる昇降部53となり、他端側が駆動モータ36からの駆動力を受け付ける駆動受部52となっている。リンク部材35は、昇降部53に、スライダ33と回転自在に連結された連結部55を備えている。また、リンク部材35は、駆動受部52に、伝達ギア38の後記する伝達ローラ39を摺動自在に支持する長孔54を備えている。長孔54は、伝達ローラ39の移動範囲をカバーするように、駆動受部52の延伸方向に沿って長尺に形成されている。リンク部材35は、略中間部がブラケット32と回転自在に連結された支点部51となっており、その支点部51を中心にして回動することによって、駆動受部52及び昇降部53が上下動する。リンク部材35は、好ましくは、十分な強度が確保できるように、金属プレートによって構成されているとよい。
駆動モータ36は、伝達ギア38を回転駆動させる駆動手段である。
駆動ギア37は、伝達ギア38と噛み合うギアであり、駆動モータ36の回転軸に取り付けられている。
伝達ギア38は、リンク部材35の駆動受部52と平行に回転する回転部材である。伝達ギア38は、駆動ギア37を介して駆動モータ36からの駆動力を受けることによって回転する。伝達ギア38は、周縁部に、伝達ローラ39を備えている。伝達ローラ39は、リンク部材35の駆動受部52に向けて突出する突出部である。伝達ギア38は、伝達ローラ39がリンク部材35の駆動受部52の長孔54に挿入されることによって、リンク部材35の駆動受部52と係合する。これにより、伝達ギア38は、駆動モータ36からの駆動力をリンク部材35に伝達する。なお、伝達ギア38は、駆動モータ36の回転軸に取り付けられていてもよい。この場合に、伝達ギア38は、駆動ギア37を介することなく、駆動モータ36からの駆動力を直接受けて回転する構成となる。
<媒体受渡口機構(紙幣入出金口機構)の動作>
以下、媒体受渡口機構の動作につき説明する。ここでは、まず、紙幣入出金口機構30の動作の概要を説明し、次に、紙幣入出金口機構30の具体的な動作を説明する。
(紙幣入出金口機構の動作の概要)
まず、紙幣入出金口機構30の動作の概要を説明する。
まず、ATM1の制御部6が、紙幣入出金口機構30の駆動モータ36を作動させて、駆動モータ36の回転軸を一方向(図3に示すAa方向)に回転させる。
駆動モータ36の回転軸には、伝達ギア38と噛み合う駆動ギア37が取り付けられている。そのため、伝達ギア38は、駆動モータ36の回転軸とは逆方向(図3に示すAb方向)に回転する。
伝達ギア38の周縁部には、伝達ローラ39が設けられており、その伝達ローラ39は、リンク部材35の駆動受部52の長孔54に挿入されている。そのため、伝達ローラ39は、伝達ギア38が駆動モータ36の回転軸とは逆方向(図3に示すAb方向)に回転するに従って、長孔54の内部を摺動する。
リンク部材35は、伝達ローラ39が長孔54の内部を摺動するに従って、支点部51を中心にして、駆動受部52が図3に示すAc方向に上下動し、昇降部53が駆動受部52の動作方向と逆向きに上下動する。
その結果、リンク部材35の昇降部53の連結部55に連結されているスライダ33が、図3に示すAd方向に上下動する。
このように、紙幣入出金口機構30は、駆動モータ36を一方向(図3に示すAa方向)に回転させることにより、スライダ33及びそのスライダ33の上に載置された紙幣Mを連続して上下動させる。
この紙幣入出金口機構30は、紙幣Mを挟持するための機構やベルト・ローラ等を備えていない。したがって、紙幣Mは、未抑制な状態(すなわち、何らかの部材によって押さえ込まれていない、自由な状態)でリフトアップされる。
(紙幣入出金口機構の具体的な動作)
次に、図7〜図9を参照して、紙幣入出金口機構30の具体的な動作(出金取引時の動作)を説明する。図7〜図9は、それぞれ、実施形態に係る媒体受渡口機構の動作を示す図である。図7は、リア側から見た媒体受渡口機構の動作を示している。図7(a)は、スライダ33が下死点に位置しているときの状態を示しており、図7(b)は、スライダ33が上死点に位置しているときの状態を示している。図8及び図9は、サイド側から見た媒体受渡口機構の動作を示している。図8は、比較的多数の紙幣Mを出金する場合の動作を示しており、図9は、比較的少数(図示例では、1枚)の紙幣Mを出金する場合の動作を示している。図8(a)及び図9(a)は、スライダ33が下死点に位置しているときの状態を示しており、図8(b)及び図9(b)は、スライダ33が上死点に位置しているときの状態を示している。
図7(a)及び図8(a)に示すように、紙幣入出金口機構30は、予め、スライダ33を下死点に配置させている。なお、ここでは、スライダ33の位置制御は、例えば、制御部6が伝達ローラ39の位置を検出する図示せぬ位置検出センサの出力に基づいて行うものとする。制御部6は、伝達ローラ39が図7(a)に示す状態のときに、スライダ33が下死点に位置していると判定し、伝達ローラ39が図7(b)に示す状態のときに、スライダ33が上死点に位置していると判定する。制御部6は、好ましくは、伝達ギア38及び駆動モータ36の回転角度を管理しており、スライダ33が下死点又は上死点で停止するように駆動モータ36の回転を制御するとよい。
ATM1は、顧客が顧客操作表示部11等を操作して取引処理として出金取引を指定し、さらに、出金金額を入力すると、出金取引を開始する。このとき、ATM1の制御部6が、紙幣入出金部12を作動させて、カセット部21に収納された紙幣Mを鑑別部23で鑑別させ、さらに、鑑別部23で出金可能と判定された紙幣Mを出金金額に相当する枚数分だけ入出金口18の内部のスライダ33の上に集積させる。
制御部6は、紙幣Mがスライダ33の上に集積されると、入出金口18の周囲に設けられた外部シャッタ16及び内部シャッタ17を開放させる。
制御部6は、紙幣入出金口機構30の駆動モータ36を作動させて、駆動モータ36の回転軸を一方向(図3に示すAa方向)に回転させる。これにより、制御部6は、スライダ33及びそのスライダ33の上に載置された紙幣Mを上昇させる。制御部6は、スライダ33が上死点の位置(図7(b)及び図8(b)参照)まで上昇したら、駆動モータ36を一旦停止させる。そして、制御部6は、入出金口18の内部に設けられた図示せぬ紙幣検出センサの出力によって紙幣Mの抜き取り状況を監視する。
制御部6は、顧客が紙幣Mを抜き取ったことを検出したら駆動モータ36を作動させて、駆動モータ36の回転軸をスライダ33の上昇時と同じ方向(図3に示すAa方向)に回転させる。これにより、制御部6は、スライダ33を下降させる。制御部6は、スライダ33が下死点の位置(図7(a)及び図8(a)参照)まで下降したら、駆動モータ36を停止させる。そして、制御部6は、入出金口18の周囲に設けられた外部シャッタ16及び内部シャッタ17を閉鎖させる。これにより、ATM1は、出金処理を終了する。
なお、制御部6は、紙幣Mが一定時間以上入出金口18から抜き取られない場合に、外部シャッタ16及び内部シャッタ17を開放してからの経過時間(以下、「経過時間」と称する)が紙幣抜き取り用に予め設定された時間(以下、「紙幣抜き取り用時間」と称する)に達するまで、入出金口18の周囲に設けられた図示せぬスピーカからアラーム音を鳴らさせて、利用者に紙幣Mの抜き取りを促す。
このとき、制御部6は、経過時間が紙幣抜き取り用時間に達するまで、駆動モータ36を作動させて、駆動モータ36の回転軸を一方向(図3に示すAa方向)に回転させる。その結果、ATM1は、紙幣入出金口機構30が、出金紙幣Mを上昇させて、出金紙幣Mを入出金口18の外部に露出させる動作、及び、出金紙幣Mを下降させて、出金紙幣Mを入出金口18の内部に収納させる動作を、連続して行う。これにより、ATM1は、紙幣Mの取り忘れが疑われる場合に、視覚的な作用によって、出金紙幣Mの位置を利用者に報知するとともに、利用者に出金紙幣Mの抜き取りを促す。したがって、ATM1は、出金紙幣Mの取り忘れの発生頻度を低減させることができる。
なお、このとき、制御部6は、駆動モータ36の回転速度を変化させるように制御してもよい。また、制御部6は、入出金口18の周囲に設けられた図示せぬスピーカから「紙幣Mをお取り下さい」等の紙幣Mの抜き取りを促すアナウンスを流すようにしてもよい。
制御部6は、経過時間が紙幣抜き取り用時間に達しても、紙幣Mが抜き取られない場合に、スライダ33及びそのスライダ33の上に載置された紙幣Mを下降させる。制御部6は、スライダ33が下死点の位置(図7(a)及び図8(a)参照)まで下降したら、駆動モータ36を停止させる。そして、制御部6は、入出金口18の周囲に設けられた外部シャッタ16及び内部シャッタ17を閉鎖させ、紙幣入出金部12に、スライダ33の上に載置された紙幣Mを図示せぬ取り忘れカセットに収納させる。これにより、ATM1は、出金処理を終了する。
ただし、制御部6は、経過時間が紙幣抜き取り用時間に達しない場合であっても、接近検知器10によって利用者が離れたことを検知したときには、外部シャッタ16及び内部シャッタ17が開放されたままの状態だと、第三者に紙幣Mを抜き取られる恐れがあるため、速やかに、外部シャッタ16及び内部シャッタ17を閉鎖させて、紙幣入出金部12に、スライダ33の上に載置された紙幣Mを図示せぬ取り忘れカセットに収納させる。これにより、ATM1は、出金処理を終了する。
ATM1は、紙幣Mを連続で上下動させる場合に、1往復の上下動に必要な駆動時間の倍数で紙幣入出金口機構30を駆動し続ければよい。ATM1は、このように途切れることなく紙幣Mを複数回上下動させることで、紙幣Mの取り忘れの疑いがある場合に、紙幣Mの位置及び紙幣Mの抜き取りを顧客にアピールすることができる。ATM1は、視覚的な作用によって、紙幣Mの位置及び紙幣Mの抜き取りを顧客にアピールすることができるため、紙幣Mの取り忘れを効率よく防止することができる。
また、ATM1は、制御部6が駆動モータ36の回転速度を変化させるように制御することにより、徐々に紙幣Mの上下動の速度を速めて、アピールを強調することもできる。
さらに、ATM1は、同時に、入出金口18の周囲に設けられた図示せぬスピーカから「紙幣Mをお取り下さい」等の紙幣Mの抜き取りを促すアナウンスを流すことにより、さらに、紙幣Mの取り忘れを効率よく防止することができる。
なお、紙幣入出金口機構30は、利用者側(フロント側)が低くなり、ATM1のリア側が高くなるように、傾斜して設けられている。そのため、紙幣入出金口機構30は、紙幣Mを上下動させることによって、紙幣Mを未抑制な状態(すなわち、何らかの部材によって押さえ込まれていない、自由な状態)で装置の手前側に寄らせることができる。
これにより、紙幣入出金口機構30は、例えば図8(a)及び図8(b)に示すように、比較的多数の紙幣Mを出金する場合に、紙幣Mが装置の手前側に集められた状態となり、その状態で紙幣Mを出金することができる。
また、紙幣入出金口機構30は、例えば図9(a)及び図9(b)に示すように、比較的少数(図示例では、1枚)の紙幣Mを出金する場合に、仮に紙幣Mが入出金口18の内部(特に、装置の奥側)に貼り付いていたとしても、紙幣Mを上下動させて、紙幣Mを揺さぶるため、これにより、紙幣Mを入出金口18の内部から剥がすことができる。その結果、紙幣入出金口機構30は、図9(b)に示すように、紙幣Mが装置の手前側に倒れた状態となり、その状態で紙幣Mを出金することができる。
したがって、ATM1は、紙幣Mを抜き取らせ易い状態で出金することができる。
以上の通り、本実施形態に係る媒体処理装置によれば、紙葉状媒体を連続して上下動させることにより、紙葉状媒体の取り忘れの発生頻度を低減させることができる。
また、この媒体処理装置によれば、従来の紙幣上昇手段の紙幣を挟み込む動作や紙幣を挟み込んだ状態で上昇させる動作を実現するための部品が不要になるため、従来の紙幣上昇手段よりも構成部品の点数を削減することができ、従来の紙幣上昇手段よりもコストを低減することができる。
また、この媒体処理装置によれば、駆動モータ36の回転制御に正転・逆転の区別がないため、駆動モータ36を一方向に一定時間駆動させればよい。そのため、この媒体処理装置によれば、回転方向の切り替えが不要な、簡易な駆動モータ36の回転制御を実現することができるとともに、紙幣Mの円滑な下降動作を実現することができる。
また、この媒体処理装置によれば、比較的多数の紙幣Mを出金する場合に、紙幣Mが装置の手前側に集められた状態となり、その状態で紙幣Mを出金することができる。また、この媒体処理装置によれば、比較的少数の紙幣Mを出金する場合に、仮に紙幣Mが入出金口18の内部(特に、装置の奥側)に貼り付いていたとしても、紙幣Mを上下動させることによって、紙幣Mを入出金口18の内部から剥がすことができる。したがって、この媒体処理装置によれば、紙幣Mを抜き取らせ易い状態で出金することができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、媒体受渡口機構30は、紙幣に限らず、チケット発行機等の利用者との間で任意の媒体の受け渡しを行う装置に用いることができる。
また、例えば、ブラケット32や支持部材33等の形状は、図示例に限らず、適宜変更することができる。
また、例えば、実施形態では、スライダ33は、2枚の板状の金属プレートを用い、1枚目の板状の金属プレートを折り曲げることによって右側の支持部33aと左側の支持部33cとを形成するとともに、2枚目の板状の金属プレートを折り曲げることによって中央の支持部33bを形成し、2枚目の板状の金属プレートを1枚目の板状の金属プレートの略中央に取り付けることによって、形成されているとしたが、支持部材33は、例えば鋳型成型によって、各支持部33a,33b,33cが一体的に形成された構成になっていてもよい。また、スライダ33は、プラスチック等の合成樹脂によって構成されていてもよい。
また、例えば、実施形態では、回転部材38は、駆動ギア37及び伝達ギア38を介して駆動モータ36の駆動力が伝達される構成となっているとしたが、回転部材38は、駆動ギア37及び伝達ギア38に加え、他のギアを介して駆動モータ36の駆動力が伝達される構成になっていてもよい。又は、回転部材38は、駆動モータ36の回転軸に取り付けられ、駆動モータ36から直接駆動力が伝達される構成になっていてもよい。
1 媒体処理装置(自動取引装置;ATM)
10 接近検知器
11 顧客操作表示部
12 貨幣入出金部(紙幣入出金部)
13 カード処理部
14 テンキー部
15 レシート処理部
16 外部シャッタ(筐体シャッタ)
17 内部シャッタ(紙幣機シャッタ)
18 入出金口
21 カセット部
22 一時保留部
23 鑑別部
24 搬送路
25 制御部
26 記憶部
30 紙幣入出金口機構
31a,31b プールガイド
32 ブラケット
33(33a,33b,33c) スライダ(支持部材)
35 リンク部材
36 駆動モータ
37 駆動ギア
38 伝達ギア(回転部材)
39 伝達ローラ
42 昇降ローラ
43 昇降ローラ回転軸
51 支点部
52 駆動受部
53 昇降部
54 長孔
55 連結部
M 媒体(紙幣)

Claims (7)

  1. 利用者との間で紙葉状媒体の受け渡しを行う媒体処理装置において、
    前記媒体が受け渡される媒体受渡口と、
    前記媒体受渡口に設けられ、前記媒体を、前記媒体受渡口の内部で連続して上下動させる媒体受渡口機構とを有する
    ことを特徴とする媒体処理装置。
  2. 請求項1に記載の媒体処理装置において、
    前記媒体受渡口機構は、前記媒体を、未抑制でかつ傾斜させた状態で上下動させる
    ことを特徴とする媒体処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の媒体処理装置において、
    前記媒体受渡口機構は、
    前記媒体を上に載置した状態で前記媒体受渡口の内部を上下に移動する支持部材と、
    一端側が前記支持部材と連結され、一端側と他端側とが異なる方向に延伸して設けられた長尺なリンク部材と、
    前記リンク部材の略中間部を支点部とし、当該支点部を中心にして前記リンク部材を回転自在に支持するブラケットと、
    周縁部が前記リンク部材の他端側と係合され、前記リンク部材の他端側と平行に回転する回転部材と、
    前記回転部材を回転駆動させる駆動モータとを有し、
    前記回転部材は、周縁部に、前記リンク部材の他端側に向けて突出する突出部を備え、
    前記リンク部材は、一端側に、前記支持部材と連結する連結部を備えるとともに、他端側に、前記回転部材の前記突出部を摺動自在に支持することにより、前記駆動モータからの駆動力を受け付ける駆動受部を備えている
    ことを特徴とする媒体処理装置。
  4. 請求項3に記載の媒体処理装置において、
    前記リンク部材の前記駆動受部は、前記リンク部材の他端側の延伸方向に沿って形成された長孔を備え、
    前記回転部材の前記突出部は、前記駆動受部の前記長孔に挿入されている
    ことを特徴とする媒体処理装置。
  5. 請求項4に記載の媒体処理装置において、
    前記リンク部材は、
    前記駆動モータが一方向に回転し、前記駆動モータの回転に伴って、前記回転部材の前記突出部が前記リンク部材の前記長孔内を摺動することによって、前記支持部材と連結された一端側が連続して上下動するように、前記支点部を中心にして回動する
    ことを特徴とする媒体処理装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれか一項に記載の媒体処理装置において、
    前記ブラケットは、前記回転部材を回転自在に支持するとともに、前記駆動モータの位置を固定している
    ことを特徴とする媒体処理装置。
  7. 請求項3乃至6のいずれか一項に記載の媒体処理装置において、
    前記駆動モータは、前記媒体を前記媒体受渡口の内部で連続して上下動させる際に、前記回転部材の回転速度を変化させる
    ことを特徴とする媒体処理装置。
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