JP2019096115A - 媒体処理装置 - Google Patents

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皓太郎 大石
Kotaro Oishi
皓太郎 大石
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Abstract

【課題】シャッタの破損の発生を抑制する。【解決手段】媒体が投入または排出される媒体口と、前記媒体口に設けられるシャッタと、前記シャッタの開閉を制御する制御部と、前記シャッタが閉位置に位置するか否かを検出するシャッタ閉センサと、を備え、前記制御部は、前記シャッタを閉じる制御を開始した後、設定時間内に前記シャッタ閉センサにより前記シャッタが閉位置に位置することが検出されないことに基づき、前記シャッタを開位置に向けて移動させる、媒体処理装置。【選択図】図3

Description

本発明は、媒体処理装置に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の小売店およびディスカウントショップ等の大型量販店等の精算所には、レジスタまたはPOS(Point Of Sales)用レジスタ、レジスタまたはPOS用レジスタに接続される現金処理装置が設置されている。現金処理装置は、硬貨の入出金のための硬貨入出金部、および紙幣の入出金のための紙幣入出金部を有する。
紙幣入出金部は、紙幣が投入および出金される入出金口を有する。入出金口には、異物が入出金口に混入することを防ぐため、および出金処理において入出金口に搬送された紙幣が入出金口から飛び出すことを防ぐため、処理状態に応じて開閉するシャッタが設けられる。シャッタは、例えば、オペレータが現金処理装置に紙幣を投入するタイミングで開き、紙幣の投入が検出されると閉まる。また、シャッタは、紙幣が出金されるタイミングで開き、オペレータによる紙幣の抜取りが検出されると閉まる。このようなシャッタを有する現金処理装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2013−109449号公報
しかし、現金処理装置においては、シャッタが閉まる過程でシャッタがオペレータの手またはストラップなどの異物を挟む事象が生じている。異物がシャッタに挟まれると、オペレータが異物を抜き取る際にシャッタも引っ張られ、シャッタが破損してしまう場合もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、シャッタの破損の発生を抑制することが可能な、新規かつ改良された媒体処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、媒体が投入または排出される媒体口と、前記媒体口に設けられるシャッタと、前記シャッタの開閉を制御する制御部と、前記シャッタが閉位置に位置するか否かを検出するシャッタ閉センサと、を備え、前記制御部は、前記シャッタを閉じる制御を開始した後、設定時間内に前記シャッタ閉センサにより前記シャッタが閉位置に位置することが検出されないことに基づき、前記シャッタを開位置に向けて移動させる、媒体処理装置が提供される。
前記制御部は、前記シャッタを開位置に向けて移動させた後、所定時間の経過を待ち、前記シャッタを閉じる制御を再度実行してもよい。
前記制御部は、前記媒体口に投入された媒体の取込み処理を、前記シャッタが開いている状態で開始し、前記取込み処理においてエラーが生じた場合に前記シャッタを閉じる制御を開始してもよい。
前記媒体は紙幣であり、前記媒体処理装置は、前記媒体口に投入された前記紙幣を分離して搬送路に繰り出す分離部と、前記媒体口から搬送された前記紙幣を認識する認識部と、をさらに備え、前記認識部によりリジェクト紙幣であると判定された紙幣は前記媒体口に戻され、前記エラーは、前記分離部による前記紙幣の分離の失敗、または、前記リジェクト紙幣の発生であってもよい。
前記開位置は、前記シャッタが最も開かれる位置であり、前記シャッタを開位置に向けて移動させることは、前記シャッタを開位置に到達させることであってもよい。
以上説明したように本発明によれば、シャッタの破損の発生を抑制することが可能である。
本発明の実施形態による現金処理装置の外観斜視図である。 本発明の実施形態による現金処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 紙幣入出金部の内部構成を示す概略図である。 シャッタの駆動機構を示す説明図である。 紙幣入出金部の第1の動作例を示すフローチャートである。 紙幣入出金部の第2の動作例を示すフローチャートである。 紙幣入出金部の第3の動作例を示すフローチャートである。 紙幣入出金部の第4の動作例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。
<1.概要>
まず、本発明の実施形態による現金処理装置の概要について説明する。本発明の実施形態による現金処理装置は、例えば、スーパーマーケットおよびコンビニエンスストアなどの小売店、ディスカウントショップなどの大型量販店などの精算所に設置されたレジスタまたはPOS(Point Of Sales)用レジスタなどに接続された現金釣銭機である。
(外観構成)
図1は、本発明の実施形態による現金処理装置10の外観斜視図である。図1に示したように、現金処理装置10は、紙幣入出金部100と、硬貨入出金部200と、表示部221と、操作部222とを有する。
紙幣入出金部100は、現金処理装置10の幅方向(現金処理装置100を前面から見た左右方向)の右側約半分に設けられ、紙幣の入出金を管理する。紙幣入出金部100は、現金処理装置10の前方に紙幣の入出金口(図3参照)を有し、当該入出金口を覆うようにシャッタ104が設けられる。オペレータは、シャッタ104が開かれた状態で、入出金口に入金紙幣を投入する、または入出金口から出金紙幣を抜き取る。
硬貨入出金部200は、現金処理装置10の幅方向の左側約半分に設けられ、硬貨の入出金を管理する。硬貨入出金部200は、現金処理装置10の前方に、硬貨入金口210、硬貨出金口224およびリジェクト口230を有している。硬貨入金口210には、オペレータにより入金硬貨が投入される。硬貨出金口224には出金硬貨が排出される。リジェクト口230にはリジェクト硬貨が排出される。
表示部221は、例えば、液晶ディスプレイで構成され、メニュー画面などを表示する。また、表示部221は、現金処理装置10の状態を示す情報を表示する。表示部221は、紙幣入出金部100の前方上面において操作部222の隣に設けられている。
操作部222は、キーおよびボタンなどを有しており、オペレータの操作を受け付ける。例えば、オペレータは、操作部222を操作することにより、表示部221に表示された選択画面にて所望の項目を選択する。操作部222は、紙幣入出金部100の前方上面に配置されている。
なお、本明細書においては、媒体を処理する媒体処理装置の一例として現金処理装置を説明するが、媒体処理装置は現金処理装置に限定されない。例えば、金券、カードまたは通帳などの他の媒体を処理する装置にも本発明の実施形態を適用可能である。また、金融機関およびコンビニエンスストアなどに設置される自動取引装置にも本発明の実施形態を適用可能である。
(機能構成)
図2は、本発明の実施形態による現金処理装置10の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、現金処理装置10は、制御部40、記憶部50、通信部60、操作表示部220、紙幣入出金部100および硬貨入出金部200を備える。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)などを含み、記憶部50により記憶されているプログラムがCPUによりRAM(Random Access Memory)に展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。このとき、当該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体も提供され得る。あるいは、制御部40は、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。このような制御部40は、現金処理装置10の動作全般を制御する。特に、本発明の実施形態においては、制御部40はシャッタ104の閉動作を通常と異なる方法で制御する。シャッタ104の閉動作については詳細に後述する。
記憶部50は、制御部40を動作させるためのプログラムおよびデータを記憶することが可能な記憶装置である。また、記憶部50は、制御部40の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、記憶部50は、不揮発性の記憶装置であってよい。
通信部60は、ネットワーク500を介してホストコンピュータ400との間で通信を行うための通信インタフェースである。本実施形態においては、通信部60が有線による通信を行う場合を主に想定するが、通信部60は、無線による通信を行ってもよい。
操作表示部220は、上記した表示部221および上記した操作部222に相当する。硬貨入出金部200の構成は図1を参照して説明した通りである。紙幣入出金部100の構成も図1を参照して説明した通りであるが、本発明の実施形態は特に紙幣入出金部100が有するシャッタ104に関するので、以下、紙幣入出金部100の構成をより詳細に説明する。
<2.紙幣入出金部の構成>
図3は、紙幣入出金部100の内部構成を示す概略図である。図3に示したように、紙幣入出金部100は、筐体102内部に、搬送路105と、入出金口110と、入金認識部120と、出金認識部130と、収納庫140と、回収カセット150とを備える。
(搬送路)
搬送路105は、対向する搬送ベルトの間に紙幣を挟持して正逆可能に搬送する。搬送路105は、入出金口110、収納庫140、および回収カセット150の間で紙幣の搬送を可能にする。
(入出金口)
入出金口110は、搬送路105の一端に設けられる媒体口の一例であり、入金紙幣の投入口であるとともに、出金紙幣の出金口である。入出金口110には、分離部として機能するピッカローラ―111が設けられる。ピッカローラ―111は、入出金口110に投入された紙幣を1枚ずつ分離して、分離された紙幣を搬送路105に繰り出す。
また、入出金口110には、紙幣の通過を検知するセンサ112が設けられている。センサ112は、入出金口110の紙幣が集積される集積部と当該入出金口110と接続された搬送路105との間に設けられる。これにより、ピッカローラ―111により分離された紙幣、および搬送路105から入出金口110へ搬送された紙幣の通過を検知することができる。入出金口110には、集積部における紙幣の有無を検出する紙幣センサ113も設けられる。
さらに、入出金口110には、入出金口110の前方を覆うように、開閉可能なシャッタ104が設けられる。オペレータが紙幣を入出金口110に投入する際、または、収納庫140から出金された紙幣をオペレータが入出金口110から抜き取る際にシャッタ104が開かれる。
(入金認識部)
入金認識部120は、紙幣の入金処理時に用いられる鑑別/センサ部である。入金認識部120は、入出金口110に投入された紙幣を収納庫140に収納する際に機能し、入金認識部120の紙幣の通過をセンサ機能によって検知するとともに、鑑別機能により紙幣を鑑別する。
(出金認識部)
出金認識部130は、紙幣の出金処理時に用いられる鑑別/センサ部である。出金認識部130は、収納庫140に収納された紙幣を回収したり、入出金口110へ出金したりする際に機能し、出金認識部130の紙幣の通過をセンサ機能によって検知するとともに、鑑別機能により紙幣を鑑別する。
(収納庫)
収納庫140は、入金認識部120により正常紙幣と判定された紙幣を収納するユニットである。本発明の実施形態に係る現金処理装置10は、千円紙幣(「千券」ともいう。)を収納する千券収納庫142と、五千円紙幣(「五千券」ともいう。)を収納する五千券収納庫144と、一万円紙幣(「万券」ともいう。)を収納する万券収納庫146と、を収納庫140として備えている。各収納庫140は紙幣を分離する分離機構を備えている。また、各収納庫140には、紙幣の通過を検知するセンサ141、143、145がそれぞれ設けられている。
(回収カセット)
回収カセット150は、回収時に収納庫140から搬送された紙幣を収納するユニットである。回収カセット150には、出金認識部130の鑑別により(または入金認識部120による再鑑別により)正常と判定された紙幣が収納される。回収カセット150の内部には、リジェクト紙幣を収納するリジェクト庫152が設けられている。リジェクト庫152には、入金認識部120による再鑑別の結果、異常(リジェクト紙幣)と判定された紙幣が収納される。なお、リジェクト庫152には、入金時に正常紙幣と鑑別された二千円紙幣も収納される。回収カセット150には、紙幣の通過を検知するセンサ151が設けられている。
搬送路105によって入出金口110から収納庫140へ紙幣を搬送可能であり、入出金口110および収納庫140の間には入金認識部120および出金認識部130が配置されている。紙幣の入金処理時、入金認識部120により正常と判定された紙幣は、出金認識部130に到達した際、当該紙幣の金種に応じて紙幣の搬送方向を切り替える切替ブレード107、108が切り替わり、金種に応じた収納庫140へ搬送される。紙幣の出金処理時も、出金認識部130により正常と判定された紙幣は、入金認識部120に到達した際、切替ブレード106が切り替わり入出金口110へ搬送される。
<3.シャッタの駆動機構>
以上、図3を参照して紙幣入出金部100の構成を説明した。以下、図4を参照して、シャッタ104の駆動機構を説明する。
図4は、シャッタ104の駆動機構を示す説明図である。図4に示したように、入出金口110には、シャッタ駆動モータ114、駆動ギヤ115およびカムギヤ116が設けられる。シャッタ駆動モータ114が駆動力を生成し、当該駆動力を駆動ギヤ115がカムギヤ116に伝達し、カムギヤ116の回転によりシャッタ104が開位置と閉位置の間で移動される。
図4においては、シャッタ104が閉位置に位置するシャッタ閉状態を実線で示しており、シャッタ104が開位置に位置するシャッタ開状態を一点鎖線で示している。図4においては示していないが、入出金口110には、シャッタ閉状態を検出するシャッタ閉センサ、およびシャッタ開状態を検出するシャッタ開センサが設けられる。
<4.動作>
次に、紙幣入出金部100の第1〜第4の動作例を説明する。
(第1の動作例)
図5は、紙幣入出金部100の第1の動作例を示すフローチャートである。図5に示したように、シャッタ104の閉動作においては、まず、制御部40がシャッタ駆動モータ114をシャッタ閉方向に起動する(S304)。その後、シャッタ104が閉位置に位置するシャッタ閉状態がシャッタ閉センサにより検出された場合(S308/Yes)、制御部40はシャッタ駆動モータ114を停止し(S312)、シャッタ104の閉動作が終了する。
一方、シャッタ駆動モータ114の起動から設定時間が経過してもシャッタ閉状態が検出されない場合(タイムアウト:S316/Yes)、制御部40はシャッタ104を閉じる制御のリトライ回数が所定回数に達しているか否かを判断する(S320)。なお、シャッタ駆動モータ114の起動から設定時間が経過してもシャッタ閉状態が検出されない場合には、シャッタ104に異物が挟まれていることが推認される。また、上記の設定時間は例えば600msであってもよく、上記の所定回数は例えば3回であってもよい。シャッタ104を閉じる制御のリトライ回数が所定回数に達している場合(リトライオーバー:S320/Yes)、制御部40はシャッタ駆動モータ114を停止し(S312)、シャッタ104の閉動作が終了する。
一方、シャッタ104を閉じる制御のリトライ回数が所定回数に達していない場合(SS320/No)、制御部40はシャッタ駆動モータ114を停止し(S324)、シャッタ駆動モータ114を開方向に起動する(S328)。そして、シャッタ104が最も開かれた開位置に位置する開状態がシャッタ開センサにより検出された、または、シャッタ駆動モータ114が開方向に起動されてから設定時間(例えば、600ms)が経過した場合(S332/Yes)、制御部40はシャッタ駆動モータ114を停止させる(S336)。その後、制御部40は、所定時間(例えば、1秒)の経過を待ち(S340)、S304に戻りシャッタ104を閉じる制御をリトライする。
以上説明したように、第1の動作例によれば、制御部40は、シャッタ104を閉じる制御をリトライする前に、入出金口110が全開となる開位置にシャッタ104を移動させ、さらに所定時間の経過を待つ。かかる構成により、シャッタ104に異物が挟まれた場合に、シャッタ104を閉じる制御のリトライ前にオペレータが異物をより確実に抜き取ることが可能となる。従って、異物をシャッタ104に引っ掛けながら抜き取ることによりシャッタ104が破損してしまうことを抑制することが可能である。
他の観点から説明すると、シャッタ104の開位置への移動および所定時間の待機の間に、オペレータは異物を抜取り可能である。すなわち、シャッタ104の開位置への移動および所定時間の待機により、オペレータにより異物が抜き取られたと考えることも可能である。このため、第1の動作例によれば、オペレータの手またはストラップなどの異物を検出する異物センサの実装が省略された場合にも、適切な運用を実現することが可能である。
(第2の動作例)
続いて、紙幣入出金部100の第2の動作例を説明する。第2の動作例は、入金処理においてシャッタ104の閉動作が行われるタイミングの工夫に関し、当該工夫によりシャッタ104に異物が挟まれることが抑制される。
図6は、紙幣入出金部100の第2の動作例を示すフローチャートである。図6に示したように、入金処理においては、まず制御部40がシャッタ駆動モータ114を起動してシャッタ104を開く(S404)。その後、紙幣センサ113が入出金口110にセットされた紙幣を検出すると(S408)、ピッカローラ―111が、シャッタ104が開かれた状態で、入出金口110にセットされた紙幣の分離を開始する(S412)。
そして、リジェクト紙幣または紙幣の分離の失敗が発生しなかった場合(S416/No)、ピッカローラ―111が紙幣の分離を終了する(S420)。その後、オペレータにより入出金口110に新たな紙幣がセットされた場合(S422/紙幣セット)、S412からの処理が繰り返される。一方、オペレータにより入金終了指示が入力された場合(S422/入金終了指示)、制御部40がシャッタ104の閉動作を制御する(S424)。この時、制御部40は、シャッタ104の閉動作として、第1の動作例で説明したシャッタ104の閉動作を適用してもよいし、他の閉動作を適用してもよい。他の閉動作としては、シャッタ104を閉じる制御のリトライ前にシャッタ104を開位置に移動させない動作、またはシャッタ104を閉じる制御のリトライ前に所定時間の待機が行われない動作などが挙げられる。
一方、紙幣の分離の過程でリジェクト紙幣または紙幣の分離の失敗が発生した場合、紙幣が入出金口110に戻される。入出金口110に紙幣が戻される際に紙幣が入出金口110から飛び出さないように、制御部40は、紙幣の分離の過程でリジェクト紙幣または紙幣の分離の失敗が発生した場合(S416/Yes)、シャッタの閉動作を制御する(S428)。この時、制御部40は、シャッタ104の閉動作として、第1の動作例で説明したシャッタ104の閉動作を適用してもよいし、他の閉動作を適用してもよい。他の閉動作については上述した通りである。
その後、紙幣入出金部100は一度搬送路に繰出された紙幣を入出金口110に戻し(S432)。続いて、制御部40は、シャッタ104を開く制御を行う(S436)。そして、オペレータが入出金口110から紙幣を抜き取ったことにより紙幣センサ113が紙幣を検出しなくなったことに基づき(S440/Yes)、S408からの処理が繰り返される。
以上説明したように、第2の動作例においては、入出金口110にセットされた紙幣の分離が開始される前にはシャッタ104が閉じられない。このため、入出金口110への紙幣のセットの途中でオペレータの指などの異物がシャッタ104に挟まれてしまうことを抑制可能である。また、紙幣が複数回に分けて入出金口110にセットされる場合、入金処理が終了するまでにシャッタ104が閉じられる回数が減少するので、シャッタ104が閉じられる回数の観点からも異物がシャッタ104に挟まれてしまうことを抑制可能である。
(第3の動作例)
続いて、紙幣入出金部100の第3の動作例を説明する。第3の動作例は、入金処理におけるシャッタ動作に関する。
図7は、紙幣入出金部100の第3の動作例を示すフローチャートである。入金処理においては、まず、制御部40がシャッタ駆動モータ114を起動してシャッタ104を開く(S504)。その後、紙幣センサ113が入出金口110にセットされた紙幣を検出すると(S508/Yes)、制御部40はシャッタ104を部分的に閉める(S512)。例えば、制御部40はシャッタ104を1/3程度閉めてもよい。
さらに、制御部40は、シャッタ104が部分的に閉められた状態において所定時間の経過を待つ(S516)。この所定時間は例えば300msであってもよい。その後、制御部40は紙幣センサ113による紙幣の検出結果を再度確認する。そして、紙幣センサ113により紙幣が検出されている場合(S520/Yes)、制御部40がシャッタ104を完全に閉めて、シャッタ動作が終了する。一方、S520において紙幣センサ113により紙幣が検出されていない場合(S520/No)、紙幣のセットが完了していないと考えられるので、S504からの処理が繰り返される。
以上説明したように、第3の動作例の処理は、シャッタの閉動作を二段階で行うこと、各段階の間に待ち時間を入れること、さらに入出金口110における紙幣の有無を再度確認すること、を含む。かかる構成により、入金処理におけるシャッタ動作において異物がシャッタ104に挟まれてしまうことを大幅に抑制することが可能である。
(第4の動作例)
続いて、紙幣入出金部100の第4の動作例を説明する。第4の動作例は、出金処理におけるシャッタ動作に関する。
図8は、紙幣入出金部100の第4の動作例を示すフローチャートである。出金処理のシャッタ動作においては、まず、制御部40がシャッタ駆動モータ114を起動してシャッタ104を開く(S604)。その後、紙幣センサ113が紙幣を検出しなくなったことに基づき、(S608/No)、制御部40はシャッタ104を部分的に閉める(S612)。例えば、制御部40はシャッタ104を1/3程度閉めてもよい。
さらに、制御部40は、シャッタ104が部分的に閉められた状態において所定時間の経過を待つ(S616)。この所定時間は例えば300msであってもよい。その後、制御部40は紙幣センサ113による紙幣の検出結果を再度確認する。そして、紙幣センサ113により紙幣が検出されていない場合(S620/No)、制御部40はシャッタ104を完全に閉めて、シャッタ動作が終了する。一方、S620において紙幣センサ113により紙幣が検出されている場合(S620/Yes)、紙幣の抜取りが完了していないと考えられるので、S604からの処理が繰り返される。
以上説明したように、第4の動作例の処理は、シャッタの閉動作を二段階で行うこと、各段階の間に待ち時間を入れること、さらに入出金口110における紙幣の有無を再度確認すること、を含む。かかる構成により、出金処理におけるシャッタ動作において異物がシャッタ104に挟まれてしまうことを大幅に抑制することが可能である。
<5.むすび>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、異物がシャッタ104に挟まれてしまうことによるシャッタの破損の発生を抑制することが可能である。特に、第1の動作例によれば、制御部40は、シャッタ104を閉じる制御をリトライする前に、入出金口110が全開となる開位置にシャッタ104を移動させ、さらに所定時間の経過を待つ。かかる構成により、シャッタ104に異物が挟まれた場合に、シャッタ104を閉じる制御のリトライ前にオペレータが異物をより確実に抜き取ることが可能となる。従って、異物をシャッタ104に引っ掛けながら抜き取ることによりシャッタ104が破損してしまうことを抑制することが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の紙幣入出金部100の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、紙幣入出金部100の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、紙幣入出金部100に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した紙幣入出金部100の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
10 現金処理装置
40 制御部
50 記憶部
60 通信部
100 紙幣入出金部
102 筐体
104 シャッタ
105 搬送路
106 切替ブレード
107 切替ブレード
108 切替ブレード
110 入出金口
112 センサ
113 紙幣センサ
114 シャッタ駆動モータ
115 駆動ギヤ
116 カムギヤ
120 入金認識部
130 出金認識部
140 収納庫
141 センサ
142 千券収納庫
143 センサ
144 五千券収納庫
145 センサ
146 万券収納庫
150 回収カセット
151 センサ
152 リジェクト庫
200 硬貨入出金部
210 硬貨入金口
220 操作表示部
221 表示部
222 操作部
224 硬貨出金口
230 リジェクト口
400 ホストコンピュータ
500 ネットワーク

Claims (5)

  1. 媒体が投入または排出される媒体口と、
    前記媒体口に設けられるシャッタと、
    前記シャッタの開閉を制御する制御部と、
    前記シャッタが閉位置に位置するか否かを検出するシャッタ閉センサと、
    を備え、
    前記制御部は、前記シャッタを閉じる制御を開始した後、設定時間内に前記シャッタ閉センサにより前記シャッタが閉位置に位置することが検出されないことに基づき、前記シャッタを開位置に向けて移動させる、媒体処理装置。
  2. 前記制御部は、前記シャッタを開位置に向けて移動させた後、所定時間の経過を待ち、前記シャッタを閉じる制御を再度実行する、請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記媒体口に投入された媒体の取込み処理を、前記シャッタが開いている状態で開始し、
    前記取込み処理においてエラーが生じた場合に前記シャッタを閉じる制御を開始する、請求項1または2に記載の媒体処理装置。
  4. 前記媒体は紙幣であり、
    前記媒体処理装置は、
    前記媒体口に投入された前記紙幣を分離して搬送路に繰り出す分離部と、
    前記媒体口から搬送された前記紙幣を認識する認識部と、
    をさらに備え、
    前記認識部によりリジェクト紙幣であると判定された紙幣は前記媒体口に戻され、
    前記エラーは、前記分離部による前記紙幣の分離の失敗、または、前記リジェクト紙幣の発生である、請求項3に記載の媒体処理装置。
  5. 前記開位置は、前記シャッタが最も開かれる位置であり、
    前記シャッタを開位置に向けて移動させることは、前記シャッタを開位置に到達させることである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の媒体処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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