JP2011109757A - 電気自動車の充電システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電気自動車(10)に対して接続ケーブル(32)を介して接続される充電施設(FC1)を有する、電気自動車の充電システムである。このシステムは、充電施設(FC1)には、電気自動車のバッテリ(12)に対して給電する電源(31)と、電気自動車(10)に設けられた制御装置(21A)との間で車両用情報を送受信する情報装置(42A)とが設けられ、接続ケーブル(32)は、バッテリ(12)と電源(31)とを着脱可能に接続し且つ制御装置(21A)と情報装置(42A)とを着脱可能に接続するように構成する。
【選択図】図1
Description
電気自動車に搭載されたバッテリは、一般的に、電気自動車の外部から電力を供給することで充電されるようになっている。なお、このような電気自動車用バッテリの充電に関する技術を示す文献の一例としては、以下の特許文献1が挙げられる。
もっとも、これらの電装機器は、電気自動車に限らず、エンジンによって走行する一般的な自動車においても広く用いられているものである。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、ユーザの利便性を高めることが出来る、電気自動車の充電システムを提供することを目的とする。
図1および図2を用いて、本発明の第1実施形態に係る電気自動車の充電システムについて説明する。また、本実施形態においては、電気自動車10のユーザの自宅である家屋FC1に一般的な家庭用電源(例えば、単相交流100V電源や単相交流200V電源など)が設けられ、この家屋FC1が電気自動車10の充電施設である場合を例にとって説明する。
バッテリユニット(バッテリ)12は、互いに直列に接続された複数のバッテリモジュール(図示略)をバッテリケース19に内蔵したものであって、高電圧(例えば、300V程度)の電力を出力することが出来るようになっている。なお、バッテリモジュールは、図示しない複数のリチウムイオンバッテリセルが互いに直列に接続されたものであって、バッテリケース19内に収容されている。
車載充電器15は、充電施設である家屋FC1に設けられた単相交流の家庭用電源(電源)31から供給される交流電力を直流電力に変換し、バッテリユニット12に供給するAC−DCコンバータである。また、この車載充電器15は、電気自動車10の車体パネル(図示略)に埋め込まれた充電ソケット23とバッテリユニット12との間に電気的に介装されている。したがって、接続ケーブル32の一端に設けられた充電プラグ32aが、充電ソケット23に差し込まれるとともに、接続ケーブル32の他端に設けられたコンセントプラグ32bが、家屋FC1の家庭用電源31に差し込まれると、車載充電器15は、バッテリユニット12の充電を開始するようになっている。
電力制御ECU18は、いずれも図示しないCPU(Central Processing Unit)やメモリを有する電子制御ユニットであって、上述のモータユニット13,インバータ14,車載充電器15およびDC−DCコンバータ16を統合的に制御することが出来るようになっている。
コーナセンサ33Aは、電気自動車10に近接する物体(図示略)を障害物として検出する超音波式の障害物センサである。なお、図1には、電気自動車10の左側前方に設けられたコーナセンサ33Aのみを示しているが、実際には、電気自動車10の右側前方,右側後方および左側後方の4か所にコーナセンサ33Aが設けられている。また、このコーナセンサ33Aは、運転支援コントローラ21Aに対して通信可能に接続されており、コーナセンサ33Aの検出結果は運転支援コントローラ21Aによって随時読み込まれるようになっている。
より具体的に、この運転支援コントローラ21Aは、コーナセンサ33Aによって障害物が検出されたことを認識すると、インストルメントパネル(図示略)に設けられた情報提供装置34を介して、電気自動車10の車内10aにいるドライバの注意を促すようになっている。なお、この情報提供装置34は、いずれも図示しないCPU,タッチ入力可能な液晶ディスプレイ,ハードディスクドライブ,光学式ディスクドライブ,テレビチューナ,ラジオチューナおよびスピーカを有する車載マルチメディア装置である。
この基地統合ユニット40は、基地通信アダプタ41および情報ユニット42Aを備えるとともに、いずれも図示しない液晶ディスプレイ,キーボードおよびマウスを備える電子制御ユニットである。また、この基地統合ユニット40は、接続ケーブル32によって家庭用電源31と電気自動車10とが接続された状態で、電気自動車10の運転支援コントローラ21Aと相互に通信することが出来るようになっている。
情報ユニット42Aは、いずれも図示しないCPUおよびメモリが設けられた電子制御ユニットであり、この情報ユニット42Aのメモリ内には、ソフトウェアプログラムとして、防犯管理モジュール(防犯管理部)43Aが記録されている。
本発明の一実施形態に係る電気自動車の充電システムは上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
〔第2実施形態〕
次に、図3および図4を用いて、本発明の第2実施形態に係る電気自動車の充電システムについて説明する。
また、本実施形態においても、上述の第1実施形態と同様に、電気自動車50のユーザの自宅である家屋FC1に一般的な家庭用電源31が設けられ、この家屋FC1が電気自動車50の充電施設である場合を例にとって説明する。
第1実施形態における基地統合ユニット40には、ソフトウェアプログラムである防犯管理モジュール43Aが記録されたメモリを有する情報ユニット42Aが設けられていた。これに対して、第2実施形態における基地統合ユニット60には、防犯管理モジュール43Aに代えて、ソフトウェアプログラムである警告音データ管理モジュール43Bが記録された情報ユニット42Bが設けられている。
これらのうち、車外用スピーカ33Bは、警告音コントローラ21Aによって生成された警告音を車外に対して発することで、電気自動車50の存在を第三者(例えば、他車両のドライバ、自転車やオートバイのライダ、或いは、歩行者など)に対して穏やかに知らしめることで、第三者の注意を促すものである。なお、この警告音は、第三者に対して強く注意を促すホーン音(クラクション音とも呼ばれる)とは異なるものであって、ホーン音に比べて音量が小さく、また、第三者に与える印象も弱い音色である。
より具体的に、この警告音コントローラ21Bは、接続ケーブル32により家屋FC1と電気自動車50とが接続された状態で、基地統合ユニット60の情報ユニット42Bの警告音データ管理モジュール(警告音データ管理部)43Bで管理された複数の警告音データファイルのうちの全部または一部を、警告音コントローラ21B内のメモリ内にダウンロードすることが出来るようになっている。
なお、警告音コントローラ21Bは、警告音コントローラ21Bのメモリ容量を超えない範囲内で、基地統合ユニット60から複数の警告音データのファイルをダウンロードすることも可能である。
また、第2実施形態における基地統合ユニット60は、上述のように、警告音データ管理モジュール43Bが記録された情報ユニット42Bが設けられている。また、この基地統合ユニット60は、家屋FC1内の通信線61を介してインターネットに接続されている。
図4のフローチャートに示すように、家屋FC1の家庭用電源31と電気自動車50の充電ソケット23とが、接続ケーブル32によって接続されると(ステップS21のYesルート)、車載充電器15が、家庭用電源31から供給される交流電力を直流電力に変換し、バッテリユニット12に供給することで、バッテリユニット12を充電する(ステップS22)。
その後、警告音コントローラ21Bは、基地統合ユニット60の情報ユニット42Bの警告音データ管理モジュール43Bで管理された複数の警告音データファイルのうち、ダウンロード対象として選択されたものを、警告音コントローラ21B内のメモリ内にダウンロードする(ステップS25)。
〔第3実施形態〕
次に、図5および図6を用いて、本発明の第3実施形態に係る電気自動車の充電システムについて説明する。
なお、本実施形態においても、上述の第1および第2実施形態と同様に、電気自動車70のユーザの自宅である家屋FC1に一般的な家庭用電源31が設けられ、この家屋FC1が電気自動車70の充電施設である場合を例にとって説明する。
また、第2実施形態における電気自動車50には、警告音スイッチ39が設けられていたが、第3実施形態における電気自動車70には、この警告音スイッチ39が設けられていない。
また、この第3実施形態における電気自動車70には、第1実施形態の電気自動車10で備えられていたコーナセンサ33Aが設けられている。
注意音コントローラ21Cは、いずれも図示しないCPUやメモリを有する電子制御ユニットであって、メモリに記録されたソフトウェアがCPUに読み込まれることによって、以下に説明する機能を実現することが出来るようになっている。
なお、注意音コントローラ21Cは、注意音コントローラ21Cのメモリ容量を超えない範囲内で、基地統合ユニット80から複数の注意音データのファイルをダウンロードすることも可能である。
−事象01:電気自動車70の自動スライドドア(図示略)が開閉動作中である場合。
−事象02:コーナセンサ33Aによって障害物が検出された場合。
−事象03:シフトレバー(図示略)が後退ポジションにある場合。
−事象04:乗員がシート(図示略)に着座しているにも関わらず、シートベルトが装着されていない場合。
この注意音データ管理モジュール43Cは、複数の注意音データファイルを管理するデータベース形式のソフトウェアプログラムである。より具体的に、この注意音データ管理モジュール43Cは、光学式ディスクドライブ44を用いて音楽用CDから取り込まれた音形式のデータファイルや、インターネットを介してネットサイトから取り込まれた音形式のデータファイルを注意音データファイルとして管理することが出来るようになっている。また、この注意音データ管理モジュール43Cは、取り込まれた注意音データファイルを、取り込んだ日時,ファイルの形式(例えば、WAV形式,MP3形式,AAC形式など),音のジャンル(例えば、水の流れる音,鳥がさえずる音,ロック音楽,クラッシック音楽など)といった項目別にソートすることを可能としながら、管理するようになっている。
図6のフローチャートに示すように、家屋FC1の家庭用電源31と電気自動車70の充電ソケット23とが、接続ケーブル32によって接続されると(ステップS31のYesルート)、車載充電器15が、家庭用電源31から供給される交流電力を直流電力に変換し、バッテリユニット12に供給することで、バッテリユニット12を充電する(ステップS32)。
その後、注意音コントローラ21Cは、基地統合ユニット80の情報ユニット42Cの注意音データ管理モジュール43Cで管理された複数の注意音データファイルのうち、ダウンロード対象として選択されたものを、注意音コントローラ21C内のメモリ内にダウンロードする(ステップS35)。
これにより、電気自動車70のユーザに不快感を与えることを抑制しながら、ユーザの注意力を喚起することが可能となり、電気自動車70の安全性をさらに高めることが出来る。
次に、図7および図8を用いて、第4実施形態に係る電気自動車の充電システムについて説明する。
なお、本実施形態においても、上述の第1〜第3実施形態と同様に、電気自動車90のユーザの自宅である家屋FC1に一般的な家庭用電源31が設けられ、この家屋FC1が電気自動車90の充電施設である場合を例にとって説明する。
これらのうち、第4実施形態における基地統合ユニット100は、上述のように、ナビゲーション情報管理モジュール43Dが記録された情報ユニット42Dが設けられている。また、この基地統合ユニット100は、家屋FC1内の通信線61を介してインターネットに接続されている。
また、電気自動車90に設けられたナビゲーションコントローラ(制御装置)21Dは、いずれも図示しないCPU,タッチ入力可能な液晶ディスプレイ,ハードディスクドライブ,光学式ディスクドライブ,テレビチューナ,ラジオチューナおよびスピーカを有する車載マルチメディア装置である情報提供装置(ナビゲーション機器)34を制御し、電気自動車90の車内90aに存するユーザに対して、道路情報,目的地情報,渋滞情報といったナビゲーション情報を提供する電子制御ユニットである。
そして、このナビゲーションコントローラ21Dは、接続ケーブル32により家屋FC1と電気自動車90とが接続されると、家屋FC1に設置された基地統合ユニット100のナビゲーション情報管理部42Dで管理された施設側ナビゲーション情報と、情報提供装置34に保存された車両側ナビゲーション情報とを比較し、これらの施設側ナビゲーション情報および/または車両側ナビゲーション情報の削除,追加および/または入れ替えを行なうことが出来るようになっている。
もっとも、このナビゲーションコントローラ21Dは、車両側ナビゲーション情報の更新処理を実行するか否か、および、どのような更新処理を行なうのかという点を、情報提供装置34または基地統合ユニット100を介してユーザに確認するようになっている。したがって、情報提供装置34に保存されている車両側ナビゲーション情報が、仮に、施設側ナビゲーション情報よりも古いものであったとしても、ユーザが希望する場合には、古い車両側ナビゲーション情報をそのまま情報提供装置34に保存しておくことも可能である。
この場合、このナビゲーションコントローラ21Dは、基地統合ユニット100のナビゲーション情報管理モジュール43Dに対し、車両側ナビゲーション情報および施設側ナビゲーション情報のうち、より新しいものを施設側ナビゲーション情報として基地統合ユニット100のメモリ内に保存する、即ち、施設側ナビゲーション情報の更新処理を行なうことも出来るようになっている。
図8のフローチャートに示すように、家屋FC1の家庭用電源31と電気自動車90の充電ソケット23とが、接続ケーブル32によって接続されると(ステップS41のYesルート)、車載充電器15が、家庭用電源31から供給される交流電力を直流電力に変換し、バッテリユニット12に供給することで、バッテリユニット12を充電する(ステップS42)。
つまり、電気自動車90のユーザは、頻繁に更新し得る施設側ナビゲーション情報や車両側ナビゲーション情報を、電気自動車90の充電を行なうたびに更新することが出来る。
〔第5実施形態〕
次に、図9および図10を用いて、本発明の第5実施形態に係る電気自動車の充電システムについて説明する。
なお、本実施形態においても、上述の第1〜第4実施形態と同様に、電気自動車110のユーザの自宅である家屋FC1に一般的な家庭用電源31が設けられ、この家屋FC1が電気自動車110の充電施設である場合を例にとって説明する。
また、この基地統合ユニット120は、家屋FC1内の通信線61を介してインターネットに接続されている。
映像情報の具体例としては、映画やテレビ放映番組,ミュージックビデオ或いはテレビゲームといった、主に視覚により認識されるコンテンツが挙げられる。
また、音情報の具体例としては、ピアノ,バイオリン,シンセサイザーといった楽器による音や人の歌声を収録した音楽,語学習得のための語学番組,せせらぎや波の音を収録した環境音,人へのインタビュー或いはラジオ放映番組といった、主に聴覚により認識されるコンテンツが挙げられる。
また、電気自動車110に設けられたエンタテイメントコントローラ(制御装置)21Eは、いずれも図示しないCPU,タッチ入力可能な液晶ディスプレイ,ハードディスクドライブ,光学式ディスクドライブ,テレビチューナ,ラジオチューナおよびスピーカを有する車載マルチメディア装置である情報提供装置(エンターテイメント機器)34を制御し、電気自動車110の車内110aに存するユーザに対して、映像情報および音情報のうち少なくとも一方が含まれるエンタテイメント情報を提供する電子制御ユニットである。
そして、このエンタテイメントコントローラ21Eは、接続ケーブル32により家屋FC1と電気自動車110とが接続されると、家屋FC1に設置された基地統合ユニット120のエンタテイメント情報管理モジュール42Eで管理された施設側エンタテイメント情報と、情報提供装置34に保存された車両側エンタテイメント情報とを比較し、これらの施設側エンタテイメント情報および/または車両側エンタテイメント情報の削除,追加および/または入れ替えを行なうことが出来るようになっている。
もっとも、このエンタテイメントコントローラ21Eは、車両側エンタテイメント情報の更新処理を実行するか否か、および、どのような更新処理を行なうのかという点を、情報提供装置34または基地統合ユニット120を介してユーザに確認するようになっている。したがって、情報提供装置34に保存されている車両側エンタテイメント情報が、仮に、施設側エンタテイメント情報よりも古いものであったとしても、電気自動車110のユーザが希望する場合には、古い車両側エンタテイメント情報をそのまま情報提供装置34に保存しておくことも可能である。
この場合、このエンタテイメントコントローラ21Eは、基地統合ユニット120のエンタテイメント情報管理モジュール43Eに対し、車両側エンタテイメント情報および施設側エンタテイメント情報のうち、より新しいものを施設側エンタテイメント情報として基地統合ユニット120のメモリ内に保存する、即ち、施設側エンタテイメント情報の更新処理を行なうことも出来るようになっている。
図10のフローチャートに示すように、家屋FC1の家庭用電源31と電気自動車110の充電ソケット23とが、接続ケーブル32によって接続されると(ステップS51のYesルート)、車載充電器15が、家庭用電源31から供給される交流電力を直流電力に変換し、バッテリユニット12に供給することで、バッテリユニット12を充電する(ステップS52)。
つまり、電気自動車110のユーザは、頻繁に更新し得る施設側エンタテイメント情報や車両側エンタテイメント情報を、電気自動車110の充電を行なうたびに更新することが出来る。
〔第6実施形態〕
次に、図11および図12を用いて、本発明の第6実施形態に係る電気自動車の充電システムについて説明する。
本実施形態においては、上述の第1〜第5実施形態とは異なり、電気自動車130のユーザが利用しているショッピングモールFC2の駐車場に自動車専用電源131が設けられ、このショッピングモールFC2が電気自動車130の充電施設である場合を例にとって説明する。
情報センタFC2aは、ショッピングモールFC2における商業施設に関する種々の情報(店舗情報)を集中的に管理する施設であって、基地統合ユニット140が設定されている。
情報ユニット142は、いずれも図示しないCPUおよびメモリが設けられた電子制御ユニットであり、この情報ユニット142のメモリ内には、ソフトウェアプログラムとして、店舗情報管理モジュール(店舗情報管理部)143が記録されている。
また、この急速充電ユニット145から自動車専用電源131への電力供給は、充電スタンドFC2bにおける充電課金処理が正常に行なわれたことに起因して開始される。なお、この充電課金処理の具体例としては、電気自動車130のユーザの所有するクレジットカード,電子マネー或いは現金といった決済処理が挙げられる。
これらのうち、急速充電ソケット133は、急速充電用の接続ケーブル132の充電プラグ132aが差し込まれるコネクタである。なお、この急速充電ソケット133と、家庭用電源用の接続ケーブル32が差し込まれる充電ソケット23とは、その形状が異なっている。したがって、ユーザが急速充電用の接続ケーブル132を誤って充電プラグ23に差し込む事態や、家庭用電源用の接続ケーブル32を誤って急速充電ソケット133に差し込む事態を防ぐことが出来るようになっている。
この車内情報コントローラ121は、情報提供装置34と通信可能に接続されており、接続ケーブル132により充電スタンドFC2bと電気自動車130とが接続されると、情報センタFC2aに設置された基地統合ユニット140の情報ユニット142における店舗情報管理モジュール143によって管理された店舗情報のデータを取り込んで、情報提供装置34の図示しないハードディスクドライブ(店舗情報保存部)に保存するようになっている。
本発明の第6実施形態に係る電気自動車の充電システムは上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
また、ショッピングモールFC2の立場からは、電気自動車130のバッテリユニット12への電力供給をする際に、電気自動車130のユーザに対して、ショッピングモールFC2に関する店舗情報も併せて供給することが可能となり、ショッピングモールFC2の各店舗での売り上げの増大が期待される。
〔その他〕
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが出来る。その一例を以下に示す。
また、上述の第1実施形態においては、コーナセンサ33Aが超音波式の障害物センサである場合を例にとって説明したが、赤外線式の障害物センサをコーナセンサ33Aとして用いても良い。同様に、前方センサとして、超音波式の障害物センサを用いても、赤外線式のセンサを用いてもよい。
また、上述の第6実施形態においては、車内情報コントローラ121が、報提供装置34のハードディスクドライブに記録された店舗情報を読み出す事例について特に説明しなかったが、種々の形態が考えられる。その一例をここで説明しておく。
また、上述の第6実施形態においては、接続ケーブル132により充電スタンドFC2bと電気自動車130とが接続されると、車内情報コントローラ121が、店舗情報管理モジュール143によって管理された店舗情報のデータを取り込んで、情報提供装置34のハードディスクドライブに保存する点について説明したが、このような場合に限定するものではない。
つまり、第1実施形態においては、図1に示すように運転支援コントローラ21Aが電気自動車10に設けられている場合について説明し、また、第2実施形態においては、図3に示すように警告音コントローラ21Bが電気自動車50に設けられている場合について説明した。
この場合、第1実施形態における充電施設である家屋FC1の基地統合ユニット40において、情報ユニット42Aが、防犯管理モジュール43Aのみならず、第2実施形態で説明した警告音データ管理モジュール43Bも具備することが必要となる。
12 バッテリユニット(バッテリ)
13 モータユニット(電動モータ)
21A 運転支援コントローラ(制御装置)
21B 警告音コントローラ(制御装置)
21C 注意音コントローラ(制御装置)
21D ナビゲーションコントローラ(制御装置)
21E エンタテイメントコントローラ(制御装置)
31 家庭用電源(電源)
32 家庭用電源用の接続ケーブル(接続ケーブル)
33A コーナセンサ(障害物センサ,電装機器)
33B 車外用スピーカ
33C1 車内用スピーカ(注意音生成装置)
33C2 内蔵スピーカ(注意音生成装置)
34 情報提供装置(ナビゲーション機器,エンタテイメント機器,店舗情報機器,電装機器)
37A 監視カメラ(防犯装置)
37B 防犯ランプ(防犯装置)
37C 防犯ブザー(防犯装置)
42A 情報ユニット(情報装置)
42B 情報ユニット(情報装置)
42C 情報ユニット(情報装置)
42D 情報ユニット(情報装置)
42E 情報ユニット(情報装置)
43A 防犯管理モジュール(防犯管理部)
43B 警告音データ管理モジュール(警告音データ管理部)
43C 注意音データ管理モジュール(注意音データ管理部)
43D ナビゲーション情報管理モジュール(ナビゲーション情報管理部)
43E エンタテイメント情報管理モジュール(エンタテイメント情報管理部)
50 電気自動車(第2実施形態)
70 電気自動車(第3実施形態)
90 電気自動車(第4実施形態)
110 電気自動車(第5実施形態)
130 電気自動車(第6実施形態)
132 急速充電用の接続ケーブル(接続ケーブル)
121 車内情報コントローラ(制御装置)
131 自動車専用電源(電源)
142 情報ユニット(情報装置)
143 店舗情報管理モジュール(店舗情報管理部)
FC1 家屋(充電施設)
FC2 ショッピングモール(充電施設)
Claims (8)
- 電気自動車と、接続ケーブルを介して該電気自動車と接続される充電施設とを有する、電気自動車の充電システムであって、
該電気自動車には、
バッテリと、
該バッテリに蓄えられた電力によって駆動する電動モータと、
該バッテリに蓄えられた電力によって作動する電装機器を制御する制御装置とが設けられ、
該充電施設には、
該電気自動車の該バッテリに対して給電する電源と、
該制御装置によって処理される車両用情報を該制御装置に対して送受信する情報装置とが設けられ、
該接続ケーブルは、
該バッテリと該電源とを着脱可能に接続し且つ該制御装置と該情報装置とを着脱可能に接続する
ことを特徴とする、電気自動車の充電システム。 - 該充電施設には、
防犯装置が設けられ、
該情報装置には、
該防犯装置を制御する防犯管理部が設けられ、
該電気自動車には、
該電気自動車の周辺に存する物体を検出する障害物センサが該電装機器として設けられ、
該障害物センサを制御する運転支援コントローラが該制御装置として設けられ、
該運転支援コントローラは、
該接続ケーブルにより該充電施設と該電気自動車とが接続された状態で且つ該障害物センサが物体を検出した場合、該障害物センサによる物体の検出が行なわれた旨の信号である物体検出信号を該車両用情報として該接続ケーブル経由で該防犯管理部に送信し、
該防犯管理部は、
該運転支援コントローラから該物体検出信号を受信すると該防犯装置を作動させる
ことを特徴とする、請求項1記載の電気自動車の充電システム。 - 該充電施設の該情報装置には、
該車両用情報としての警告音データを管理する警告音データ管理部が設けられ
該電気自動車には、
該電気自動車の車外周囲に対して該電気自動車の存在を知らしめる警告音を発する車外用スピーカが該電装機器として設けられるとともに、
該車外用スピーカを制御する警告音コントローラが該制御装置として設けられ、
該警告音コントローラは、
該接続ケーブルにより該充電施設と該電気自動車とが接続された状態で、該充電施設の該警告音データ管理部で管理された該警告音データを該警告音の音色として設定する
ことを特徴とする、請求項1または2記載の電気自動車の充電システム。 - 該充電施設の該情報装置には、
該車両用情報としての注意音データを管理する注意音データ管理部が設けられ、
該電気自動車には、
該電気自動車の車室内の乗員に対して注意音を発する注意音生成装置が該電装機器として設けられ、
該注意音生成装置を制御する注意音コントローラが該制御装置として設けられ、
該注意音コントローラは、
該接続ケーブルにより該充電施設と該電気自動車とが接続された状態で、該充電施設の該注意音データ管理部で管理された該注意音データを該注意音生成装置から発せられる該注意音の音色として設定する
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気自動車の充電システム。 - 該充電施設の該情報装置には、
該車両用情報としての施設側ナビゲーション情報を管理するナビゲーション情報管理部が設けられ、
該電気自動車には、
該車両用情報としての車両側ナビゲーション情報を該電気自動車のユーザに提供するナビゲーション機器が該電装機器として設けられるとともに、
該ナビゲーション機器を制御するナビゲーションコントローラが該制御装置として設けられ、
該ナビゲーションコントローラは、
該接続ケーブルにより該充電施設と該電気自動車とが接続されると、該充電施設のナビゲーション情報管理部で管理された該施設側ナビゲーション情報および該ナビゲーション機器で用いられる該車両側ナビゲーションの削除,追加および/または入れ替えを行なう
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気自動車の充電システム。 - 該充電施設の該情報装置には、
映像情報および音情報のうち少なくとも一方が含まれる該車両用情報としての施設側エンタテイメント情報を管理するエンタテイメント情報管理部ユニットが設けられ、
該電気自動車には、
該映像情報および該音情報のうち少なくとも一方が含まれる該車両用情報としての車両側エンタテイメント情報を該電気自動車のユーザに提供するエンタテイメント機器が該電装機器として設けられるとともに、
該エンタテイメント機器を制御するエンタテイメントコントローラが該制御装置として設けられ、
該エンタテイメントコントローラは、
該接続ケーブルにより該充電施設と該電気自動車とが接続されると、該充電施設のエンタテイメント情報管理部で管理された該施設側エンタテイメント情報および該エンタテイメント機器で用いられる該車両側エンタテイメント情報の削除,追加および/または入れ替えを許可する
ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気自動車の充電システム。 - 該充電施設が商業施設であって、
該商業施設の該情報装置には、
該商業施設に関する情報を含む該車両用情報としての店舗情報を管理する店舗情報管理部が設けられ、
該電気自動車には、
該店舗情報を該電気自動車の乗員に提供する店舗情報機器と、該店舗情報を保存する店舗情報保存部とが、該電装機器として設けられるとともに、
該店舗情報機器を制御する店舗情報コントローラが該制御装置として設けられ、
該店舗情報コントローラは、
該接続ケーブルにより該商業施設と該電気自動車とが接続されると、該商業施設の該店舗情報管理部で管理された該店舗情報を取り込んで該店舗情報保存部に保存する
ことを特徴とする、請求項1に記載の電気自動車の充電システム。 - 該電気自動車は、
該電気自動車の車内に該乗員が存することを検出する乗員検出手段を有し、
該店舗情報コントローラは、
該接続ケーブルによる該商業施設と該電気自動車との接続が解除され、且つ、該乗員検出手段により該電気自動車の該車内に該乗員が存することが検出されると、該店舗情報機器を介して該店舗情報保存部に保存された該店舗情報を該乗員に提供する
ことを特徴とする、請求項7に記載の電気自動車の充電システム。
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