JP2011109555A - パラレル−シリアル変換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】多段構成のパラレル−シリアル変換回路について、電源電圧の変動等が生じた場合でも、2段目以降のデータ変換部に入力されるデータ信号およびクロック信号のタイミングずれを抑制して、高速なデータ信号のパラレル−シリアル変換を確実に実行する。
【解決手段】パラレル−シリアル変換回路では、多段接続したデータ変換部をクロック信号のタイミングに従って動作させる際に、各々の動作周波数に対応した、基準クロック信号または該基準クロック信号を周波数変換したクロック信号が、初段のデータ変換部から最終段のデータ変換部に順次与えられるようにクロック伝搬経路が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、クロック信号を用いてパラレルデータをシリアルデータに変換する多段構成のパラレル−シリアル変換回路に関する。
近年、通信分野においてはデータ通信量の増大に伴いデータレートの高速化が進んでいる。通常、高速なデータ信号は、複数の低速なパラレルデータ信号をパラレル−シリアル変換回路(MUX)で処理することにより生成される。
図1は、一般的なパラレル−シリアル変換回路の構成例を示す図である。また、図2は、図1の回路で処理される信号のタイミングチャートを示している。
図1に示すパラレル−シリアル変換回路は、2つの入力端子IN0,IN1にパラレル入力されるデータ信号Din0,Din1を、複数のフリップフロップ1−1,1−2,1−3,1−4,1−5およびセレクタ2を用いてシリアル変換して2倍のデータレートを有するデータ信号Doutを生成し、該データ信号Doutを出力端子OUTから出力する。
具体的に、一方の入力データ信号Din0は、縦列接続された3つのフリップフロップ1−1,1−2,1−3に順次ラッチされ、一方の選択データ信号D0としてセレクタ2に入力される。他方の入力データ信号Din1は、縦列接続された2つのフリップフロップ1−4,1−5に順次ラッチされ、他方の選択データ信号D1としてセレクタ2に入力される。ラッチ回路である各フリップフロップ1−1〜1−5は、入力データ信号Din0,Din1のデータレートに対応する周波数を有するクロック信号CLKに従って動作する。フリップフロップ1−2,1−5は、クロック信号CLKの立ち上がりエッジに応じてセットアップとホールドを実行し、フリップフロップ1−1,1−3,1−4は、クロック信号CLKの立ち下がりエッジに応じて、セットアップとホールドを実行する。
したがって、入力データ信号Din0およびDin1は、クロック信号CLKの立ち下がりエッジに応じてフリップフロップ1−1および1−4に取り込まれ、クロック信号CLKの半周期で順に次のフリップフロップ1−2,1−3および1−5へ送られて行く。そして、3つのフリップフロップ1−1,1−2,1−3を通過した選択データ信号D0、および、2つのフリップフロップ1−4,1−5を通過した選択データ信号D1は、図2の3,4段目に示すように、位相が互いに180°異なる信号となってセレクタ2に入力される。このように、クロック信号CLKに従って動作するフリップフロップ1−1〜1−5によって、セレクタ2に対する選択データ信号D0,D1の入力タイミングが調整される。
セレクタ2には、上記クロック信号CLKと同じ周波数を有するクロック信号CLKがスイッチングクロックとして供給されている。なお、クロック信号CLKとクロック信号CLKの間のタイミングは、バッファ回路Bにより調整されている。上記セレクタ2は、クロック信号CLKに従いスイッチング動作し、選択データ信号D0と選択データ信号D1とを交互に選択することにより、シリアル変換されたデータ信号Doutを出力する。ここでは、図2の3〜5段目に示すように、セレクタ2は、クロック信号CLKの立ち上がりエッジに応じて選択データ信号D1を選択し、クロック信号CLKの立ち下がりエッジに応じて選択データ信号D0を選択する。したがって、セレクタ2から出力端子OUTに出力されるデータ信号Doutは、図2の6段目に示すように、クロック信号CLKの2倍の周波数に対応したデータレートをもつシリアルデータ信号となる。
上記図1のパラレル−シリアル変換回路は、2本のパラレルデータから1本のシリアルデータを生成する構成であるが、この回路を一つの変換ユニットとして、複数の変換ユニットを組み合わせた多段構成を適用することにより、例えば、4本のパラレルデータから1本のシリアルデータを生成するなど、多数本のパラレルデータに対応したパラレル−シリアル変換回路を実現することが可能である(例えば、特許文献1,2参照)。
図3は、4本のパラレルデータに対応した2段構成のパラレル−シリアル変換回路の一例を示した機能ブロック図である。このパラレル−シリアル変換回路では、4本の入力データ信号Dinが1段目のデータ変換部11にパラレル入力されて2本ずつシリアル変換され、各入力データ信号Dinのデータレートの2倍のデータレートを有する2本のデータ信号がデータ変換部11から出力される。さらに、データ変換部11の出力データ信号は、2段目のデータ変換部12にパラレル入力されてシリアル変換され、各入力データ信号Dinのデータレートの4倍のデータレートを有する1本のデータ信号Doutがデータ変換部12から出力される。
上記のような2段構成のパラレル−シリアル変換回路において、1段目のデータ変換部11を駆動するクロック信号CLK”の周波数は、2段目のデータ変換部12を駆動するクロック信号CLKの周波数の2分の1となる。このため、クロック側の回路構成は、例えば、シリアル変換後のデータ信号Doutのデータレートに対応した周波数を有するクロック信号CLKが外部より与えられ、該クロック信号CLKの周波数を分周回路21で2分の1に分周してクロック信号CLK’を生成し、該クロック信号CLK’を2段目のデータ変換部12に送り、さらに、上記クロック信号CLK’の周波数を分周回路22で2分の1に分周してクロック信号CLK”を生成し、該クロック信号CLK”を1段目のデータ変換部11に送る構成とするのが一般的である。
特開2002−9629号公報 特開平8−65173号公報
ところで、上記図3に示したような構成を適用したパラレル−シリアル変換回路については、後段のデータ変換部12にパラレル入力されるデータ信号と、該データ変換部12に与えられるクロック信号CLK’との同期がとられていることが重要になる。データ変換部12にパラレル入力されるデータ信号のタイミングは、前段のデータ変換部11に与えられるクロック信号CLK”のタイミングと、該データ変換部11から出力されたデータ信号が後段のデータ変換部12に到達するまでの間の伝搬遅延とに依存する。
上記図3の構成においては、データ変換部11,12側におけるデータ信号の伝搬方向(図3で左から右方向)に対して、分周回路21,22側におけるクロック信号の伝搬方向(図3で右から左方向)が逆になっているため、分周回路21の出力からデータ変換部12に至る経路P1を伝搬する信号(クロック信号CLK’)の伝搬時間T1と、分周回路21の出力から分周回路21およびデータ変換部11を経由してデータ変換部12に至る経路P2を伝搬する信号(クロック信号CLK’,CLK”およびパラレルーシリアル変換から出力されるデータ信号)の伝搬時間T2との間で、遅延差(T1−T2)が発生する。この遅延差の絶対値が、データ変換部12に与えられるクロック信号CLK’の1周期の整数倍になっていれば、データ変換部12はクロック信号CLK’により正常に動作する。このため、通常の回路設計では、各クロック信号CLK’,CLK”の伝搬経路上およびデータ変換部11から出力されるデータ信号の伝搬経路上に、遅延要素としてのバッファ回路Bを適切に配置することによって、データ変換部12にパラレル入力されるデータ信号とクロック信号CLK’のタイミングが最適化される。
しかしながら、上記遅延差は、パラレル−シリアル変換回路の電源電圧や温度の変動、回路の製造ばらつきなどに依存して変動してしまうため、該遅延差の変動が各データ変換部11,12の動作に影響を及ぼすことになる。具体的に、各データ変換部11,12の動作に関して、各々を構成するフリップフロップやセレクタ(図1参照)を動作させるクロック信号のタイミングずれの許容値は、処理するデータ信号の高速化に伴って小さくなる。このため、高速なデータレートに対応する場合には、上記のような電源電圧の変動等に起因して発生する遅延差の変動によりクロック信号のタイミングずれが許容値を超えるようになり、パラレル−シリアル変換の過程でエラーが発生してしまうという問題がある。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、多段構成のパラレル−シリアル変換回路について、電源電圧の変動等が生じた場合でも、2段目以降のデータ変換部に入力されるデータ信号およびクロック信号のタイミングずれを抑制して、高速なデータ信号のパラレル−シリアル変換を確実に実行できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、パラレル入力される複数本のデータ信号をクロック信号のタイミングに従ってシリアルのデータ信号に変換する複数のデータ変換部を備え、該各データ変換部を多段に接続して構成されるパラレル−シリアル変換回路を提供する。このパラレル−シリアル変換回路の一態様は、外部より与えられる基準クロック信号を周波数の異なるクロック信号に変換するクロック周波数変換部と、前記基準クロック信号および前記クロック周波数変換部で周波数変換されたクロック信号のうちで周波数の対応するクロック信号が、初段のデータ変換部から最終段のデータ変換部に順次与えられるように形成したクロック伝搬経路と、を備える。
上記のようなパラレル−シリアル変換回路では、各段のデータ変換部をクロック信号のタイミングに従って動作させる際に、各々の動作周波数に対応した、基準クロック信号または該基準クロック信号を周波数変換したクロック信号が、初段のデータ変換部から最終段のデータ変換部に順次与えられることにより、各段のデータ変換部へのクロック信号の入力タイミングは、データ信号の伝搬方向と同じ方向について遅延していく。これにより、2段目以降の各データ変換部にパラレル入力されるデータ信号の位相と、当該データ変換部に与えられるクロック信号の位相との相対的な関係は、パラレル−シリアル変換回路の電源電圧や温度の変動、回路の製造ばらつきなどが発生した場合でも変化し難くなり、各段のデータ変換部におけるデータ信号とクロック信号のタイミングのずれを抑制することができる。よって、高速なデータ信号のパラレル−シリアル変換を確実に実行することが可能になる。
一般的なパラレル−シリアル変換回路の構成例を示す図である。 図1の回路で処理される信号のタイミングチャートである。 従来の2段構成のパラレル−シリアル変換回路の一例を示す機能ブロック図である。 本発明によるパラレル−シリアル変換回路の第1実施形態の構成を示す機能ブロック図である。 上記第1実施形態についての具体的な構成例を示す回路図である。 上記第1実施形態における電源電圧の変動量に対する遅延量の変化の一例を示す図である。 本発明によるパラレル−シリアル変換回路の第2実施形態の構成を示す機能ブロック図である。 上記第2実施形態に関連した他の構成例を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図4は、本発明によるパラレル−シリアル変換回路の第1実施形態の構成を示す機能ブロック図である。
図4において、本実施形態のパラレル−シリアル変換回路は、例えば、4本のデータ信号Dinがパラレル入力される1段目のデータ変換部11と、該データ変換部11でシリアル変換された2本のデータ信号がパラレル入力される2段目のデータ変換部12とを備える。
このパラレル−シリアル変換回路には、データ変換部11への入力データ信号Dinのデータレートに対応した周波数fを有する基準クロック信号CLK(f)が外部より与えられ、該クロック信号CLK(f)に従って、1段目のデータ変換部11が動作する。また、パラレル−シリアル変換回路は、クロック信号CLK(f)の周波数fを2逓倍する逓倍回路31を具備しており、該逓倍回路31から出力される周波数2fを有するクロック信号CLK(2f)に従って、2段目のデータ変換部12が動作する。
さらに、上記各データ変換部11,12および逓倍回路31の間をそれぞれ伝搬する信号(データ信号およびクロック信号)の経路上には、遅延要素としてのバッファ回路Bが適宜配置されており、2段目のデータ変換部12にパラレル入力されるデータ信号の位相と、該データ変換部12に与えられるクロック信号CLK(2f)の位相との相対的な遅延差の絶対値が、クロック信号CLK(2f)の1周期の整数倍になるように、各信号の伝搬経路の電気長が調整されている。
上記のような構成のパラレル−シリアル変換回路では、データ変換部11,12側におけるデータ信号の伝搬方向と、逓倍回路31側におけるクロック信号の伝搬方向とが同じ方向(図4で左から右方向)になるため、クロック信号CLK(f)の分岐点aから逓倍回路31を経由してデータ変換部12に至るクロック信号の伝搬経路P1の距離と、クロック信号CLK(f)の分岐点aからデータ変換部11に至るクロック信号の伝搬経路、および、1段目のデータ変換部11から2段目のデータ変換部12に至るデータ信号の伝搬経路を合わせた経路P2の距離とがほぼ同じになる。これにより、パラレル−シリアル変換回路の電源電圧や温度の変動、回路の製造ばらつきなどが発生した場合に各経路P1,P2を伝搬する信号がそれぞれ受ける影響は同程度になるため、電源電圧の変動等に起因して生じる各信号の伝搬時間の遅延差の変動が抑制されるようになる。つまり、2段目のデータ変換部12にパラレル入力されるデータ信号の位相と、該データ変換部12に与えられるクロック信号CLK(2f)の位相との相対的な遅延差の絶対値は、電源電圧の変動等が発生した場合であっても、クロック信号CLK(2f)の1周期の整数倍近傍に維持される。
ここで、上記第1実施形態のパラレル−シリアル変換回路について、具体的な回路構成の一例を挙げてさらに詳しく説明する。
図5は、上記第1実施形態のパラレル−シリアル変換回路の具体的な構成例を示す回路図である。
図5の構成例では、1段目のデータ変換部11が、上述の図1に示した一般的なパラレル−シリアル変換回路を1つの変換ユニットとして、2つの変換ユニットを並列に接続して構成されている。具体的に、データ変換部11では、4つの入力端子IN0,IN1,IN2,IN3のうちの入力端子IN0に入力されるデータ信号Din0が、縦列接続された3つのフリップフロップ1−1A,1−2A,1−3Aで順次ラッチされ、選択データ信号D0としてセレクタ2Aの一方の入力ポートに与えられると共に、入力端子IN1に入力されるデータ信号Din1が、縦列接続された2つのフリップフロップ1−4A,1−5Aで順次ラッチされ、選択データ信号D1としてセレクタ2Aの他方の入力ポートに与えられる。また、入力端子IN2に入力されるデータ信号Din2が、縦列接続された3つのフリップフロップ1−1B,1−2B,1−3Bで順次ラッチされ、選択データ信号D2としてセレクタ2Bの一方の入力ポートに与えられると共に、入力端子IN3に入力されるデータ信号Din3が、縦列接続された2つのフリップフロップ1−4B,1−5Bで順次ラッチされ、選択データ信号D3としてセレクタ2Bの他方の入力ポートに与えられる。
ラッチ回路である各フリップフロップ1−1A〜1−5A,1−1B〜1−5Bは、入力データ信号Din0〜Din3のデータレートに対応する周波数fを有するクロック信号CLK(f)に従って動作する。フリップフロップ1−2A,1−5A,1−2B,1−5Bは、クロック信号CLK(f)の立ち上がりエッジに応じてセットアップとホールドを実行する。また、フリップフロップ1−1A,1−3A,1−4A,1−1B,1−3B,1−4Bは、クロック信号CLK(f)の立ち下がりエッジに応じて、セットアップとホールドを実行する。これにより、セレクタ2Aに対して入力される選択データ信号D0,D1は、位相が互いに180°異なるように入力タイミングが調整される。また、セレクタ2Bに対して入力される選択データ信号D2,D3も、位相が互いに180°異なるように入力タイミングが調整される。
セレクタ2Aは、周波数fを有するクロック信号CLK(f)に従ってスイッチング動作し、選択データ信号D0,D1を交互に選択することにより、シリアル変換されたデータ信号Daを出力する。また、セレクタ2Bも、上記セレクタ2Aと同様に、クロック信号CLK(f)に従ってスイッチング動作し、選択データ信号D2,D3を交互に選択することにより、シリアル変換されたデータ信号Dbを出力する。各セレクタ2Aから出力されるデータ信号Da,Dbは、クロック信号CLK(f)の2倍の周波数に対応したデータレートを有している。
2段目のデータ変換部12は、上述の図1に示した一般的なパラレル−シリアル変換回路と同様な構成となっている。ここでは、1段目のデータ変換部11のセレクタ2Aから出力されるデータ信号Daが、縦列接続された3つのフリップフロップ1−1C,1−2C,1−3Cで順次ラッチされ、選択データ信号Da’としてセレクタ2Cの一方の入力ポートに与えられると共に、セレクタ2Bから出力されるデータ信号Dbが、縦列接続された2つのフリップフロップ1−4C,1−5Cで順次ラッチされ、選択データ信号Db’としてセレクタ2Cの他方の入力ポートに与えられる。
各フリップフロップ1−1C〜1−5Cは、クロック信号CLK(f)を逓倍回路31により2逓倍した周波数2fを有するクロック信号CLK(2f)に従って動作する。フリップフロップ1−2C,1−5Cは、クロック信号CLK(2f)の立ち上がりエッジに応じてセットアップとホールドを実行し、フリップフロップ1−1C,1−3C,1−4Cは、クロック信号CLK(2f)の立ち下がりエッジに応じて、セットアップとホールドを実行する。これにより、セレクタ2Cに対して入力される選択データ信号Da’,Db’は、位相が互いに180°異なるように入力タイミングが調整される。
セレクタ2Cは、逓倍回路31から出力されるクロック信号CLK(2f)に従ってスイッチング動作し、選択データ信号Da’,Db’を交互に選択することにより、シリアル変換されたデータ信号Doutを生成し、該データ信号Doutを出力端子OUTから外部に出力する。出力端子OUTから出力されるデータ信号Doutは、クロック信号CLK(2f)の2倍の周波数に対応したデータレート、すなわち、入力端子IN0〜IN3にパラレル入力されるデータ信号Din0〜Din3の4倍のデータレートを有している。
上記図5に示した具体的な回路構成においては、クロック信号CLK(f)の分岐点aから逓倍回路31を経由してデータ変換部12のクロック入力点aに至るクロック信号の伝搬経路の距離と、クロック信号CLK(f)の分岐点aからデータ変換部11のクロック入力点aに至るクロック信号の伝搬経路、および、データ変換部11のデータ出力点aからデータ変換部12のデータ入力点aに至るデータ信号の伝搬経路を合わせた距離とがほぼ同じになる。これにより、データ変換部12のデータ入力点aに到達するデータ信号Da,Dbの位相と、データ変換部12のクロック入力点aに到達するクロック信号CLK(2f)の位相との相対的な遅延差の絶対値は、電源電圧の変動等が発生した場合であっても、クロック信号CLK(2f)の1周期の整数倍近傍に維持されるようになる。
図6は、上記パラレル−シリアル変換回路における電源電圧の変動量に対する、2段目のデータ変換部12に与えられるデータ信号およびクロック信号間の位相の遅延量の変化を、従来の回路構成(図3参照)と比較して示した一例である。この図6の例では、パラレル−シリアル変換回路の電源電圧に±7%の範囲で変動が生じた場合の遅延量の変化が、従来の回路構成において46psであるのに対し、本実施形態の回路構成を適用することにより12psに抑えられている。
なお、本実施形態の回路構成における遅延量が従来の回路構成における遅延量よりも全体的に増加しているが、これは、各伝搬経路P1,P2の取り回し方(距離)の違いや、各々の経路上に配置されるバッファ回路Bの設定の違いによるものである。いずれの回路構成においても、電源電圧の変動量が0%の時の遅延量は、2段目のデータ変換部12に与えられるクロック信号の1周期の整数倍となるように回路設計が行われている。
上述したように第1実施形態のパラレル−シリアル変換回路によれば、入力データ信号Din0〜Din3のデータレートに対応した周波数fを有する基準クロック信号CLK(f)が外部より与えられる場合に、該クロック信号CLK(f)に従って1段目のデータ変換部11を動作させると共に、逓倍回路31でクロック信号CLK(f)を2逓倍したクロック信号CLK(2f)に従って2段目のデータ変換部12を動作させるようにしたことで、電源電圧の変動等が生じた場合でも、出力段のデータ変換部12に入力されるデータ信号およびクロック信号のタイミングずれを抑制することができるため、高速なデータ信号のパラレル−シリアル変換を確実に実行することが可能になる。
次に、本発明によるパラレル−シリアル変換回路の第2実施形態について説明する。
上述した第1実施形態では、外部から与えられる周波数fの基準クロック信号CLK(f)を逓倍回路31で2逓倍する構成例を示したが、一般的に、高い周波数に対応した逓倍回路を所要の精度を満たしつつ実現することは容易ではなく、たとえ実現できたとしても、従来の回路構成(図3)でクロック信号の処理に用いられる分周回路に比べて、回路規模の大きな逓倍回路になることが現状の技術では避けられない。そこで、第2実施形態では、従来と同様に分周回路を用いてクロック信号の処理を行いながら、電源電圧の変動等に起因して発生する遅延差の変動を抑制できるように回路を工夫した構成例を説明する。
図7は、上記第2実施形態のパラレル−シリアル変換回路の構成を示す機能ブロック図である。
図7において、本実施形態のパラレル−シリアル変換回路は、上述した第1実施形態の場合と同様なデータ変換部11,12を備える。このパラレル−シリアル変換回路には、2段目のデータ変換部12から出力されるデータ信号Doutのデータレートに対応した周波数Fを有する基準クロック信号CLK(F)が外部より与えられる。この基準クロック信号CLK(F)は、上述の図3に示した従来構成の場合と同様にして、分周回路41に与えられ、周波数Fを2分の1に分周したクロック信号CLK(F/2)が生成される。
この周波数F/2を有するクロック信号CLK(F/2)は、フリップフロップ51に与えられた後に2段目のデータ変換部12に送られると共に、上記分周回路41とは別の分周回路42に与えられる。分周回路42は、クロック信号CLK(F/2)の周波数をさらに2分の1に分周したクロック信号CLK(F/4)を生成する。この周波数F/4を有するクロック信号CLK(F/4)は、フリップフロップ52に与えられた後に1段目のデータ変換部11に送られる。
各フリップフロップ51,52は、分周回路41で分周される前の周波数Fを有するクロック信号CLK(F)に従ってセットアップとホールドをそれぞれ実行する。この際、クロック信号CLK(F)を各フリップフロップ51,52に与えるタイミングとして、フリップフロップ52が先、フリップフロップ51が後になるように、クロック信号CLK(F)を各フリップフロップ51,52のクロック入力端子に導く経路の配線パターンが設計されている。ここでは、分周回路41の入力側の分岐点bよりリタイミング用クロック信号として取り出したクロック信号CLK(F)が、フリップフロップ52付近の分岐点bに導かれた後に、フリップフロップ52のクロック入力端子、フリップフロップ51のクロック入力端子に順に与えられるように、クロック信号CLK(F)の経路が形成されている。なお、上記分岐点b,b間の経路上、並びに、分岐点bおよびフリップフロップ51のクロック入力端子間の経路上にはバッファ回路Bが配置されている。
上記のようにしてクロック信号CLK(F)が各フリップフロップ51,52に与えられることにより、各フリップフロップ51,52から各データ変換部12,11に送られるクロック信号CLK(F/2),CLK(F/4)のリタイミングが行われる。このリタイミングは、クロック信号CLK(F)が各フリップフロップ51,52に与えられる順序に従い、1段目のデータ変換部11を動作させるクロック信号CLK(F/4)のリタイミング後に、2段目のデータ変換部12を動作させるクロック信号CLK(F/2)のリタイミングが行われる。つまり、各段のデータ変換部11,12を動作させる各クロック信号(F/2),CLK(F/4)のリタイミングが、データ変換部11,12側におけるデータ信号の伝搬方向と同じ方向について順に実施される。
これにより、上記フリップフロップ52付近の分岐点bからフリップフロップ51に至るクロック信号CLK(F)の伝搬経路、および、フリップフロップ51から2段目のデータ変換部12に至るクロック信号CLK(F/2)の伝搬経路を合わせた経路P1の距離と、フリップフロップ52から1段目のデータ変換部11に至るクロック信号CLK(F/4)の伝搬経路、および、1段目のデータ変換部11から2段目のデータ変換部12に至るデータ信号の伝搬経路を合わせた経路P2の距離とがほぼ同じになる。したがって、上述した第1実施形態の場合と同様に、パラレル−シリアル変換回路の電源電圧や温度の変動、回路の製造ばらつきなどが発生した場合に各経路P1,P2を伝搬する信号がそれぞれ受ける影響は同程度になるため、電源電圧の変動等に起因して生じる各信号の伝搬時間の遅延差の変動が抑制されるようになる。つまり、2段目のデータ変換部12にパラレル入力されるデータ信号の位相と、該データ変換部12に与えられるクロック信号CLK(F/2)の位相との相対的な遅延差の絶対値は、電源電圧の変動等が発生した場合であっても、クロック信号CLK(F/2)の1周期の整数倍近傍に維持される。
上記のように第2実施形態のパラレル−シリアル変換回路によれば、出力データ信号Doutのデータレートに対応した周波数Fを有する基準クロック信号CLK(F)が外部より与えられる場合に、該基準クロック信号CLK(F)を分周回路41,42で分周してクロック信号CLK(F/2),CLK(F/4)を生成し、該各クロック信号CLK(F/2),CLK(F/4)をフリップフロップ51,52によりデータ伝搬方向に対応した順序でリタイミングして各段のデータ変換部12,11に与えるようにしても、上述した第1実施形態の場合と同様の効果を得ることができると共に、逓倍回路に比べて実現が容易で回路規模も小さな分周回路を用いてクロック信号の処理を行っているので、パラレル−シリアル変換回路の低コスト化および小型化を図ることも可能である。
なお、上記第2実施形態では、出力データ信号Doutのデータレートに対応した周波数Fを有する基準クロック信号CLK(F)が外部より与えられる場合について説明したが、例えば図8に示すように、2段目のデータ変換部12にパラレル入力されるデータ信号のデータレートに対応した周波数F/2を有する基準クロック信号CLK(F/2)が外部より与えられる場合にも、上記第2実施形態の構成を応用することが可能である。この場合、外部からの基準クロック信号CLK(F/2)は、フリップフロップ51に与えられると共に、分周回路42で分周されてクロック信号CLK(F/4)が生成され、該クロック信号CLK(F/4)がフリップフロップ52に与えられる。また、基準クロック信号CLK(F/2)は、逓倍回路61に与えられて2逓倍され、該逓倍回路61から出力されるリタイミング用クロック信号CLK(F)が分岐点bを通って各フリップフロップ52,51に順に与えられることで、各クロック信号CLK(F/2),CLK(F/4)のリタイミングが行われる。
また、上述した第1および第2実施形態では、1段目のデータ変換部11が4本のパラレルデータから2本のシリアルデータを生成し、2段目のデータ変換部12が2本のパラレルデータから1本のシリアルデータを生成する2段構成について説明した。このような構成では、通常、2本のパラレルデータから1本のシリアルデータを生成する回路(図1)を一つの変換ユニットとして、複数の変換ユニットの組み合わせにより各段のデータ変換部が構成されるが(図5)、本発明における各段のデータ変換部の構成は上記の一例に限定されるものでない。すなわち、nを2以上の整数として、n本のパラレルデータから1本のシリアルデータを生成する回路を一つの変換ユニットとすることも可能である。
具体的に、2段構成のパラレル−シリアル変換回路で考えると、1段目のデータ変換部にはn:1変換ユニットをn個並列に接続した構成を適用し、2段目のデータ変換部には1つのn:1変換ユニットを適用することになる。この場合、1段目のデータ変換部に与えられるクロック信号の周波数は、入力データ信号Dinのデータレートに対応した周波数f、若しくは、出力データ信号Doutのデータレートに対応した周波数Fのn分の1となる。また、2段目のデータ変換部に与えられるクロック信号の周波数は、入力データ信号Dinのデータレートに対応した周波数fのn倍、若しくは、出力データ信号Doutのデータレートに対応した周波数Fのn分の1となる。
さらに、上述した第1および第2実施形態では、2段構成のパラレル−シリアル変換回路について説明したが、3段以上の構成にも本発明を応用することが可能である。具体的に、mを2以上の整数として、2:1変換ユニットの組み合わせによりm段のデータ変換部を構成する場合を考えると、1段目のデータ変換部が2本のパラレルデータから2(m−1)本のシリアルデータを生成し、2段目のデータ変換部が2(m−1)本のパラレルデータから2(m−2)本のシリアルデータを生成し、以降同様にして、m段目のデータ変換部が2本のパラレルデータから1本のシリアルデータを生成することになる。このようなm段構成についても、上述した第1または第2実施形態の場合と同様なクロック側の回路構成を適用することにより、電源電圧の変動等に起因して生じる遅延差の変動を抑制することができる。
以上の各実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) パラレル入力される複数本のデータ信号をクロック信号のタイミングに従ってシリアルのデータ信号に変換する複数のデータ変換部を備え、該各データ変換部を多段に接続して構成されるパラレル−シリアル変換回路において、
外部より与えられる基準クロック信号を周波数の異なるクロック信号に変換するクロック周波数変換部と、
前記基準クロック信号および前記クロック周波数変換部で周波数変換されたクロック信号のうちで周波数の対応するクロック信号が、初段のデータ変換部から最終段のデータ変換部に順次与えられるように形成したクロック伝搬経路と、
を備えたことを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
(付記2) 付記1に記載のパラレル−シリアル変換回路であって、
前記基準クロック信号は、初段のデータ変換部にパラレル入力されるデータ信号のデータレートに対応した周波数を有し、
前記クロック周波数変換部は、前記基準クロック信号を逓倍することで2段目以降のデータ変換部を動作させるクロック信号を生成する逓倍回路を含み、
前記クロック伝搬経路は、前記基準クロック信号を初段のデータ変換部に与えると共に、前記逓倍回路で生成されたクロック信号を周波数の対応する2段目以降のデータ変換部に順次与えることを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
(付記3) 付記1に記載のパラレル−シリアル変換回路であって、
前記基準クロック信号は、最終段のデータ変換部から出力されるデータ信号のデータレートに対応した周波数を有し、
前記クロック周波数変換部は、前記基準クロック信号を分周することで各段のデータ変換部を動作させるクロック信号を生成する分周回路を含み、
前記クロック伝搬経路は、前記分周回路で生成されたクロック信号を周波数の対応するデータ変換部にそれぞれ導く各経路上に個別にフリップフロップを具備し、該各フリップフロップは、初段のデータ変換部に対応するフリップフロップから最終段のデータ変換部に対応するフリップフロップに順次与えられる前記基準クロック信号のタイミングに従って、前記分周回路で生成されたクロック信号をリタイミングすることを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
(付記4) 付記1に記載のパラレル−シリアル変換回路であって、
前記基準クロック信号は、最終段のデータ変換部にパラレル入力されるデータ信号のデータレートに対応した周波数を有し、
前記クロック周波数変換部は、前記基準クロック信号を分周することで最終段を除いた各段のデータ変換部を動作させるクロック信号を生成する分周回路、および、前記基準クロック信号を逓倍することで最終段のデータ変換部から出力されるデータ信号のデータレートに対応した周波数を有するリタイミング用クロック信号を生成する逓倍回路を含み、
前記クロック伝搬経路は、前記基準クロック信号を最終段のデータ変換部に導く経路上、および、前記分周回路で生成されたクロック信号を周波数の対応するデータ変換部にそれぞれ導く各経路上に個別にフリップフロップを具備し、該各フリップフロップは、前記逓倍回路で生成されたリタイミング用クロック信号が初段のデータ変換部に対応するフリップフロップから最終段のデータ変換部に対応するフリップフロップに順次与えられ、当該リタイミング用クロック信号のタイミングに従って、前記分周回路で生成されたクロック信号をリタイミングすることを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
(付記5) 付記1〜4のいずれか1つに記載のパラレル−シリアル変換回路であって、
前記各データ変換部は、nを2以上の整数として、n本のパラレルデータから1本のシリアルデータを生成する変換ユニットを少なくとも1つ含むことを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
(付記6) 付記5に記載のパラレル−シリアル変換回路であって、
前記変換ユニットは、前記クロック伝搬経路を伝搬したクロック信号により動作する複数のフリップフロップおよび1つのセレクタを有し、前記各フリップフロップの組み合わせにより相対的な位相関係を調整したn本のパラレルデータのうちのいずれか1つを前記セレクタで順次選択することにより1本のシリアルデータを生成することを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
(付記7) 付記5または6に記載のパラレル−シリアル変換回路であって、
前記変換ユニットは、2本のパラレルデータから1本のシリアルデータを生成することを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
(付記8) 付記1〜7のいずれか1つに記載のパラレル−シリアル変換回路であって、
2段目以降の各データ変換部にパラレル入力されるデータ信号の位相と、当該データ変換部に与えられるクロック信号の位相との相対的な遅延差の絶対値が、当該データ変換部に与えられるクロック信号の1周期の整数倍になるように、前記クロック伝搬経路上および前段のデータ変換部との間のデータ伝搬経路上にバッファ回路を備えたことを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
1−1〜1−5,51,52…フリップフロップ
2…セレクタ
11,12…データ変換部
31,61…逓倍回路
41,42…分周回路
B…バッファ回路
CLK…クロック信号
Din…入力データ信号
Dout…出力データ信号
P1,P2…伝搬経路

Claims (6)

  1. パラレル入力される複数本のデータ信号をクロック信号のタイミングに従ってシリアルのデータ信号に変換する複数のデータ変換部を備え、該各データ変換部を多段に接続して構成されるパラレル−シリアル変換回路において、
    外部より与えられる基準クロック信号を周波数の異なるクロック信号に変換するクロック周波数変換部と、
    前記基準クロック信号および前記クロック周波数変換部で周波数変換されたクロック信号のうちで周波数の対応するクロック信号が、初段のデータ変換部から最終段のデータ変換部に順次与えられるようにするクロック伝搬経路と、
    を備えたことを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
  2. 請求項1に記載のパラレル−シリアル変換回路であって、
    前記基準クロック信号は、初段のデータ変換部にパラレル入力されるデータ信号のデータレートに対応した周波数を有し、
    前記クロック周波数変換部は、前記基準クロック信号を逓倍することで2段目以降のデータ変換部を動作させるクロック信号を生成する逓倍回路を含み、
    前記クロック伝搬経路は、前記基準クロック信号を初段のデータ変換部に与えると共に、前記逓倍回路で生成されたクロック信号を周波数の対応する2段目以降のデータ変換部に順次与えることを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
  3. 請求項1に記載のパラレル−シリアル変換回路であって、
    前記基準クロック信号は、最終段のデータ変換部から出力されるデータ信号のデータレートに対応した周波数を有し、
    前記クロック周波数変換部は、前記基準クロック信号を分周することで各段のデータ変換部を動作させるクロック信号を生成する分周回路を含み、
    前記クロック伝搬経路は、前記分周回路で生成されたクロック信号を周波数の対応するデータ変換部にそれぞれ導く各経路上に個別にフリップフロップを具備し、該各フリップフロップは、初段のデータ変換部に対応するフリップフロップから最終段のデータ変換部に対応するフリップフロップに順次与えられる前記基準クロック信号のタイミングに従って、前記分周回路で生成されたクロック信号をリタイミングすることを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
  4. 請求項1に記載のパラレル−シリアル変換回路であって、
    前記基準クロック信号は、最終段のデータ変換部にパラレル入力されるデータ信号のデータレートに対応した周波数を有し、
    前記クロック周波数変換部は、前記基準クロック信号を分周することで最終段を除いた各段のデータ変換部を動作させるクロック信号を生成する分周回路、および、前記基準クロック信号を逓倍することで最終段のデータ変換部から出力されるデータ信号のデータレートに対応した周波数を有するリタイミング用クロック信号を生成する逓倍回路を含み、
    前記クロック伝搬経路は、前記基準クロック信号を最終段のデータ変換部に導く経路上、および、前記分周回路で生成されたクロック信号を周波数の対応するデータ変換部にそれぞれ導く各経路上に個別にフリップフロップを具備し、該各フリップフロップは、前記逓倍回路で生成されたリタイミング用クロック信号が初段のデータ変換部に対応するフリップフロップから最終段のデータ変換部に対応するフリップフロップに順次与えられ、当該リタイミング用クロック信号のタイミングに従って、前記分周回路で生成されたクロック信号をリタイミングすることを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のパラレル−シリアル変換回路であって、
    前記各データ変換部は、nを2以上の整数として、n本のパラレルデータから1本のシリアルデータを生成する変換ユニットを少なくとも1つ含むことを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のパラレル−シリアル変換回路であって、
    2段目以降の各データ変換部にパラレル入力されるデータ信号の位相と、当該データ変換部に与えられるクロック信号の位相との相対的な遅延差の絶対値が、当該データ変換部に与えられるクロック信号の1周期の整数倍になるように、前記クロック伝搬経路上および前段のデータ変換部との間のデータ伝搬経路上にバッファ回路を備えたことを特徴とするパラレル−シリアル変換回路。
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