JP2011108773A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁層上の半導体層に形成された部分空乏型のトランジスターにおいて、高いON/OFF比と、安定動作を同時に実現できるようにした半導体装置を提供する。
【解決手段】絶縁層上の半導体層に形成された部分空乏型の第1トランジスターと、前記半導体層に形成された第2トランジスターと、前記半導体層に形成された第3トランジスターと、を備え、前記第1トランジスターは、第1導電型の第1ソース又は第1ドレインを有し、前記第2トランジスターは、第1導電型の第2ソース又は第2ドレインを有し、前記第3トランジスターは、第2導電型の第3ソース又は第3ドレインを有し、前記第1ソース又は第1ドレインの一方と、前記第2ソース又は第2ドレインの一方とが電気的に接続され、前記第2ソース又は第2ドレインの他方と、前記第1トランジスターのボディ領域と、前記第3ソース又は第3ドレインの一方とが互いに電気的に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁層上の半導体層に部分空乏型のトランジスターを備えた半導体装置に関する。
半導体デバイスを、絶縁膜上に形成した薄い半導体膜に形成する技術(SOI:Silicon On Insulator)は、次世代に向けた低パワー半導体デバイスとして開発・実用化が進められている。SOIはドレイン電流の高ON/OFF比あるいは急峻なサブスレッショルド特性、低雑音、低寄生容量といった特長を持ち、ウォッチや携帯機器等に用いられる集積回路への応用が進んでいる。現在、SOI構造を有するMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)は、様々な半導体集積回路に用いられている。特に、従来からあるバルク構造のMISFETの製造方法と同等に容易に製造できる部分空乏型(PD:Partially Depleted)のSOI構造からなるMISFET(以下、PD−SOI MISFET)は、半導体製品に広く応用されている。PD−SOI MISFETの構造については、例えば特許文献1に開示されている。
PD−SOI MISFETでは、素子分離膜と絶縁層(BOX層ともいう。)とによって、ボディ領域が他の領域から電気的に分離されており、その電位(即ち、ボディ電位)は浮遊している。このため、基板浮遊効果と呼ばれる現象のデバイス特性への影響(例えば、ヒストリー効果)を考慮しなくてはならない。ここで、ヒストリー効果とは、ゲート、ドレイン、ソースに印加されていた電圧の履歴によって、ボディ電位及びドレイン電流が変動し、デバイス特性が不安定になってしまう現象のことである。
また、ヒストリー効果は、例えば図18(a)及び(b)に示すような既知のボディ電位固定方法により抑制することができる。
図18(a)及び(b)は、従来例に係るPD−SOI MISFET90の構成例を示す断面図である。なお、図18(a)では、図面の複雑化を回避するために層間絶縁膜の図示を省略している。
図18(a)及び(b)に示すように、このPD−SOI MISFET90は、BOX層91上のSOI層92の表面に形成されたゲート絶縁膜93と、ゲート絶縁膜93を介してSOI層92上に形成されたゲート電極94と、ゲート電極94の両側下のSOI層92に形成されたN型のソース95a又はドレイン95bと、ゲート電極94直下の領域のSOI層(即ち、ボディ領域)92に接続するP+層96と、を有する。
このPD−SOI MISFET90では、その動作時には図18(b)に示すように、空乏層92aがBOX層91まで達せずに中性領域92bが残る。また、コンタクト電極97及びP+層96を介してボディ領域92の電位(即ち、ボディ電位)が所望の電位(例えば、接地電位)に固定されるため、基板浮遊効果が抑えられ、ヒストリー効果が抑制される。このような構造は、ボディコンタクトと呼ばれ、又はボディタイとも呼ばれており、例えば特許文献2に開示されている。
特開2004−128254号公報 特開2004―119884号公報
ところで、PD−SOI MISFET90において、そのボディ電位を固定した場合(即ち、ボディコンタクトの場合)は、デバイス特性は安定するが、その一方で、ボディ領域に寄生容量が生じるため、ON電流が低下し、ドレイン電流のON/OFF比が低下したり、サブスレッショルドスイング値(S値)が増加したりしてしまうという課題があった。つまり、PD−SOI MISFET90の駆動電流が低下し、その電流駆動能力はバルクシリコンと同程度となってしまうという課題があった。このため、図18(a)及び(b)に示した構造では、SOIの長所を十分に活かすことができない可能性があった。
そこで、本発明のいくつかの態様は、このような事情に鑑みてなされたものであって、絶縁層上の半導体層に形成された部分空乏型のトランジスターにおいて、高いON/OFF比つまり低いS値と、安定動作を同時に実現できるようにした半導体装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る半導体装置は、絶縁層上の半導体層に形成された部分空乏型の第1トランジスターと、前記半導体層に形成された第2トランジスターと、前記半導体層に形成された第3トランジスターと、を備え、前記第1トランジスターは、前記半導体層上に絶縁膜を介して形成された第1ゲート電極と、前記第1ゲート電極の側方下の前記半導体層に形成された第1導電型の第1ソース又は第1ドレインと、を有し、前記第2トランジスターは、前記半導体層上に絶縁膜を介して形成された第2ゲート電極と、前記第2ゲート電極の側方下の前記半導体層に形成された第1導電型の第2ソース又は第2ドレインと、を有し、前記第3トランジスターは、前記半導体層上に絶縁膜を介して形成された第3ゲート電極と、前記第3ゲート電極の側方下の前記半導体層に形成された第2導電型の第3ソース又は第3ドレインと、を有し、前記第1ソース又は第1ドレインの一方と、前記第2ソース又は第2ドレインの一方とが電気的に接続され、前記第2ソース又は第2ドレインの他方と、前記半導体層であって前記第1ゲート電極直下の領域と、前記第3ソース又は第3ドレインの一方とが互いに電気的に接続されていることを特徴とする。
ここで、「絶縁層」は例えばBOX層、「半導体層」は例えばSOI層とも呼ばれる。また、「部分空乏型のトランジスター」とは、トランジスターの動作時に、ゲート電極直下の領域の半導体層(即ち、ボディ領域)が完全に空乏化するのではなく、部分的に空乏化する(つまり、空乏層が絶縁層まで達せずに中性領域が残る)トランジスターのことである。なお、第1ゲート電極、第2ゲート電極又は第3ゲート電極と半導体層との間にある「絶縁膜」は、半導体層の熱酸化により形成されるゲート酸化膜であってもよいし、その他の絶縁膜(例えば、high−k膜)であってもよい。
このような構成であれば、第1トランジスターがオン(ON)のときは、第2トランジスターをONにすると共に第3トランジスターをオフ(OFF)にすることができ、第1トランジスターのボディ領域を例えばVSS(あるいはGND)又はVDD等の固定電位から、電気的に切り離すことができる。この際に、第1導電型がN型で、第2導電型がP型の場合(即ち、第1、第2トランジスターがNチャネル型で、第3トランジスターがPチャネル型の場合)は、第1トランジスターのソース、ドレイン間で流れるべきON電流の一部を、第2トランジスターのチャネルを経由して、第1トランジスターのボディ領域(即ち、第1ボディ領域)に流れ込ませることができる。
また、第1導電型がP型で、第2導電型がN型の場合(即ち、第1、第2トランジスターがPチャネル型で、第3トランジスターがNチャネル型の場合)は、第1トランジスターのソース、ドレイン間で流れるべきON電流の一部は、第1トランジスターのソースから第1トランジスターのボディ領域(即ち、第1ボディ領域)を経由して流れ出し、第2トランジスターのチャネルを経由して第1トランジスターのドレインに流れ込ませることができる。
ここで、第1、第2トランジスターがNチャネル型で、第3トランジスターがPチャネル型の場合は、この流れ込む電流によって、第1ボディ領域の電位は上昇し、第1トランジスターの閾値電圧が低下する。その結果、第1トランジスターのON電流が増加する。このような閾値電圧の低下と、それに伴うON電流の増大は、第2トランジスターを経由して第1ボディ領域に流れ込む電荷量(この場合ホール)と、第1ボディ領域から第1ソースに流れ出る電荷量との差がなくなるところ(即ち、バランスがとれるところ)で止まり、この時点で、第1ボディ領域の電位は安定する。
また、第1、第2トランジスターがPチャネル型で、第3トランジスターがNチャネル型の場合は、ボディ領域の電位の変化が上記の説明と逆になる。即ち、第1ボディ領域から流れ出す電流によって、第1ボディ領域の電位は下降し、第1トランジスターの閾値電圧の絶対値が低下し、第1トランジスターのON電流が増加する。このような閾値電圧の絶対値の低下と、それに伴うON電流の増大は、第2トランジスターを経由して第1ボディ領域に流れ込む電荷量(この場合電子)と、第1ボディ領域から第1ソースに流れ出る電荷量との差がなくなるところで止まり、この時点で、第1ボディ領域の電位は安定する。
このように、第1トランジスターがONのときは、ボディバイアスの効果により、第1トランジスターのON電流を増加させることができる。さらに、単にボディバイアスの効果だけでなく、ON電流の一部を利用して、第1ボディ領域の電位を上昇(又は、下降)させ、第1トランジスターの閾値電圧(又は、閾値電圧の絶対値)を下げている。このため、第1トランジスターのON電流を無駄なく増加させることができる。
一方、第1トランジスターがOFFのときは、第2トランジスターをOFFにすると共に第3トランジスターをONにすることができ、第1トランジスターをボディコンタクト構造とする(即ち、ボディ領域の電位を固定する)ことができる。第1トランジスターがOFFのときは、ボディコンタクトの効果により第1ボディ領域の電位はリセットされるため、第1トランジスターにおけるヒストリー効果は抑制され、第1トランジスターのOFF電流を低減することができる。つまり、第1トランジスターがONの時には、第2トランジスターにより電荷が注入、あるいは放出されることで第1トランジスターのボディ電位が上昇(Pチャネル型の場合は下降)し、閾値が低い状態であったが、第1トランジスターがOFFとなる時には第3トランジスターをONにすることで、第1トランジスターのボディ電位を低い状態(Pチャネル型の場合は高い状態)、すなわち閾値の高い状態に固定できるため、第1トランジスターのOFF電流を低減することができる。
このように、第1トランジスターのON、OFFに合わせて、ボディバイアス状態とボディコンタクト状態とを切り替えることができ、しかも、第1トランジスターがONのときはON電流の一部を利用して第1トランジスターの閾値電圧(又は、閾値電圧の絶対値)を下げることができ、そしてOFFのときはボディコンタクトにより閾値を上げることができる。このため、従来の技術と比べて、高いON/OFF比つまり低いS値と、安定動作を同時に実現することができる。
また、上記の半導体装置において、前記第1ゲート電極と、前記第2ゲート電極と、前記第3ゲート電極とに第1の電圧が印加されたときは、第1トランジスターと第2トランジスターとがオンになると共に、前記第3トランジスターがオフになり、一方、前記第1ゲート電極と、前記第2ゲート電極と、前記第3ゲート電極とに第2の電圧が印加されたときは、第1トランジスターと第2トランジスターとがオフになると共に、前記第3トランジスターがオンになる、ことを特徴としてもよい。
また、上記の半導体装置において、前記第2トランジスターは部分空乏型のトランジスターであることを特徴としてもよい。このような構成であれば、例えば、第1トランジスターと第2トランジスターを同一のプロセスで同時に形成することができるので、工程の短縮と製造コストの抑制に寄与することができる。また、例えば、第1トランジスターと第2トランジスターとを同じ厚さの半導体層に隣接して形成することができるので、レイアウト効率も高い。
また、上記の半導体装置において、前記半導体層であって前記第2ゲート電極直下の領域は、前記第2ソース又は第2ドレインの他方と電気的に接続されていることを特徴としてもよい。このような構成であれば、第1トランジスターがONのときに、第1トランジスターのチャネルに流れるべきON電流の一部を、第2トランジスターのチャネルを経由して、第1ボディ領域だけでなく、第2トランジスターのボディ領域(即ち、第2ボディ領域)にも流れ込ませることができる。この流れ込む電流によって、第2ボディ領域の電位は、第1ボディ領域の電位と共に上昇(又は、下降)し、第2トランジスターの閾値電圧(又は、閾値電圧の絶対値)は低下する。これにより、第2トランジスターのON電流を増大させることができ、第1ボディ領域に流れ込む電流をさらに増大させることができる。
また、上記の半導体装置において、前記第1ゲート電極と、前記第2ゲート電極と、前記第3ゲート電極とが互いに電気的に接続されていることを特徴としてもよい。このような構成であれば、コンタクト電極を共通化することができ、コンタクト電極の数を減らすことができる。これにより、素子面積の低減に寄与することができる。また、各ゲート電極に対して、同じタイミングで同じ大きさの電圧を印加することが容易となる。
また、上記の半導体装置において、前記半導体層に形成された第1導電型の第1不純物拡散層、を備え、前記第1不純物拡散層は、前記第1ソース又は第1ドレインの一方であり、且つ、前記第2ソース又は第2ドレインの一方でもあることを特徴としてもよい。このような構成であれば、第1ソースと第2ソース、又は、第1ドレインと第2ドレインとを1つの第1不純物拡散層で兼用することができるので、素子面積の低減に寄与することができる。
また、上記の半導体装置において、前記半導体層に形成された第1導電型の第2不純物拡散層と、前記半導体層に形成された第2導電型の第3不純物拡散層と、を備え、前記第2不純物拡散層は、前記第1ソース又は第1ドレインの他方であり、前記第3不純物拡散層は、前記第3ソース又は第3ドレインの他方であり、前記第3不純物拡散層と前記第1不純物拡散層との間、及び、前記第3不純物拡散層と前記第2不純物拡散層との間は、それぞれ電気的に分離されていることを特徴としてもよい。このような構成であれば、第1トランジスターの寄生容量の低減に寄与することができる。
また、上記の半導体装置において、前記半導体層に形成された第1導電型の第4不純物拡散層と、前記半導体層に形成された第2導電型の第5不純物拡散層と、を備え、前記第4不純物拡散層は、前記第2ソース又は第2ドレインの他方であり、前記第5不純物拡散層は、前記第3ソース又は第3ドレインの一方であり、前記第4不純物拡散層と前記第5不純物拡散層との間の電気的接続は、前記第4不純物拡散層から前記第5不純物拡散層にかけて連続して形成された、前記半導体層と金属との化合物層によってなされていることを特徴としてもよい。ここで、例えば、半導体層がシリコンの場合、化合物層はシリサイドである。このような構成であっても、第1トランジスターのチャネルに流れるべきオン(ON)電流の一部を、化合物層を経由して、第1トランジスターの第1ボディ領域に流れ込ませることができる。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の回路の構成例を示す図。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の構成例を示す図。 各トランジスター10、20、30の配置例を示す図。 各トランジスター10、20、30の伝達特性を示す図。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の構成例を示す図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の構成例を示す図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の他の構成例を示す図。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の構成例を示す図。 本発明の第5実施形態に係る半導体装置の回路の構成例を示す図。 本発明の第5実施形態に係る半導体装置の構成例を示す図。 従来例に係る半導体装置の構成例を示す図。 インパクトイオン化現象によるVthの変化を模式的に示す図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する各図において、同一の構成を有する部分には同一の符号を付し、その重複する説明は省略する。また、以下の説明において、上下の方向を説明する際は、配線層43a〜43eが存在する側が上側で、BOX層1が存在する側が下側にある場合を想定して説明を行う。
(1)第1実施形態
〔半導体装置の構成例について〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の構成例を示す回路図である。図1に示すように、この半導体装置は、Nチャネル型の第1トランジスター10と、Nチャネル型の第2トランジスター20と、Pチャネル型の第3トランジスター30と、を含んで構成されている。これら第1トランジスター10、第2トランジスター20、第3トランジスター30は、それぞれBOX層上のSOI層に形成された部分空乏型のMISトランジスターである。ここで、BOX層は例えばシリコン酸化膜(SiO)であり、SOI層は例えば単結晶のシリコン層(Si)である。或いは、SOI層は、例えばSiとSiGeとを積層した構造(即ち、Si−SiGe構造)等の、所謂歪シリコンであってもよい。
図1において、第1トランジスター10、第2トランジスター20、第3トランジスター30の接続関係を説明すると、第1トランジスター10のドレイン(D)と、第2トランジスター20のドレインとが電気的に接続されている。また、第2トランジスター20のソース(S)と、SOI層であって第1トランジスター10のゲート電極直下の領域(即ち、第1ボディ領域)と、SOI層であって第2トランジスター20のゲート電極直下の領域(即ち、第2ボディ領域)と、第3トランジスター30のソースとが互いに電気的に接続されている。さらに、第1トランジスター10のソースは第1の定電位電源線(例えば、VSS)に接続され、第3トランジスター30のドレインは第2の定電位電源線(例えば、GND又はVSS)に接続されている。GNDは接地電位であり、VSSは正負あるいはゼロの定電位である。
この半導体装置では、例えば、第1トランジスター10のゲート電極と、第2トランジスター20のゲート電極と、第3トランジスター30のゲート電極とに、それぞれ同じ大きさの正バイアス(第1の電圧)Vb1を印加したときに、第1トランジスター10と、第2トランジスター20がオン(ON)し、第3トランジスター30がオフ(OFF)するようになっている。また、第1トランジスター10のゲート電極と、第2トランジスター20のゲート電極と、第3トランジスター30のゲート電極とに、それぞれ同じ大きさの負バイアス(第2の電圧)Vb2を印加したときに、第1トランジスター10と、第2トランジスター20がOFFし、第3トランジスター30がONするようになっている。
図2(a)〜(c)は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の構成例を示す平面図と、断面図である。また、図3(a)〜(c)は、第1トランジスター10、第2トランジスター20及び第3トランジスター30の配置例を示す平面図である。なお、図2(a)では、図面の複雑化を回避するために層間絶縁膜の図示を省略している。
図2(a)〜図3(c)に示すように、第1トランジスター10は、BOX層1上のSOI層3上にゲート絶縁膜5を介して形成されたゲート電極11と、ゲート電極11の両側下(即ち、両側方の下)のSOI層3に形成されたN型のソース13及びドレイン15と、を有する。第2トランジスター20は、SOI層3上にゲート絶縁膜5を介して形成されたゲート電極21と、ゲート電極21の両側下のSOI層3に形成されたN型のソース23及びドレイン25と、を有する。第3トランジスター30は、SOI層3上にゲート絶縁膜5を介して形成されたゲート電極31と、ゲート電極31の両側下のSOI層3に形成されたP型のソース33及びドレイン35と、を有する。
これら第1トランジスター10、第2トランジスター20、第3トランジスター30の各ゲート絶縁膜5は、例えば、SOI層3の熱酸化により形成される酸化膜(例えば、SiO膜)、又は、その他の絶縁膜(例えば、high−k膜)である。
図2(a)〜図3(c)に示すように、第1トランジスター10、第2トランジスター20、第3トランジスター30はその周囲をBOX層1上に形成された素子分離層(例えば、SiO膜)7で囲まれている。この半導体装置では、例えば、第1トランジスター10のゲート電極11と、第2トランジスター20のゲート電極21と、第3トランジスター30のゲート電極31は、一つの連続した導電膜(例えば、不純物を含むことにより導電性を有するポリシリコン膜、又は、金属膜)により構成されており、この導電膜の素子分離層7上に引き出された部分上に例えば一つのコンタクト電極41aが設けられている。つまり、ゲート電極11、21、31は共通化されており、この共通化されたゲート電極11、21、31に対して、共通のコンタクト電極41aが設けられている。これにより、ゲート電極11、21、31に接続するコンタクト電極の数を減らすことができ、(各ゲート電極11、21、31に対して個々にコンタクト電極を設ける場合と比べて)素子面積を低減することができる。また、各ゲート電極11、21、31に対して、正バイアスVb1又は負バイアスVb2を同じタイミングで、同じ大きさで印加することができる。
また、この半導体装置では、SOI層3に形成されたN型の不純物拡散層(即ち、N+層)が、第1トランジスター10のドレイン15であり、且つ、第2トランジスター20のドレイン25となっている。つまり、一つのN+層により、第1トランジスター10のドレイン15と、第2トランジスター20のドレイン25とが兼用されている。これにより、各ドレイン15、25をそれぞれ別個の不純物拡散層で構成する場合と比べて、不純物拡散層の数と、不純物拡散層に接続するコンタクト電極の数とを減らすことができるので、素子面積を低減することができる。
また、図2(b)に示すように、この半導体装置では、第3トランジスター30のソース33と、第1トランジスター10の第1ボディ領域12とが隣接している。ここで、第3トランジスター30のソース33と、第1トランジスター10の第1ボディ領域12は、その両方が例えばP型であるため、ソース33と第1ボディ領域12とが電気的に接続されると共に、その両方の電位をほぼ同じ値(即ち、同電位)に保持することができる。
また、図2(c)に示すように、この半導体装置では、第2トランジスター20のソース23と、第3トランジスター30のソース33とが隣接してPN接合を形成しており、第2トランジスター20のソース23上に形成されたコンタクト電極41dと、第3トランジスター30のソース33上に形成されたコンタクト電極41eとが、層間絶縁膜9上に形成された配線43dにより電気的に接続されている。これにより、第2トランジスター20のソース23が高電位側で、第3トランジスター30のソース33が低電位側の場合(即ち、PN接合に逆バイアスが印加されている場合)でも、コンタクト電極41dと、配線43dと、コンタクト電極41eとを介して、第2トランジスター20のソース23から第3トランジスター30のソース33に電流を流すことができる。
また、第2トランジスター20の第2ゲート電極21直下の領域である、第2ボディ領域22は、第3トランジスター30のソース33に隣接している。ここで、第3トランジスター30のソース33と、第2トランジスター20の第2ボディ領域22は、その両方が例えばP型であるため、ソース33と第2ボディ領域22とが電気的に接続されると共に、その両方を同電位に保持することができる。
〔トランジスターの特性について〕
図4は、第1トランジスター10、第2トランジスター20、第3トランジスター30の各々の伝達特性(即ち、Vg−Id特性)を模式的に示す図である。図4において、横軸はゲート電圧Vgを示し、縦軸はドレイン電流Idを示す。
図4に示すように、Nチャネル型の第1トランジスター10と、第2トランジスター20では、ドレイン電圧Vdが一定の条件下で、ゲート電圧Vgを例えば0[V]から正電位の方向へ変化させると、ドレイン電流Idもこれに応じて増加する。一方、Pチャネル型の第3トランジスター30では、ドレイン電圧Vdが一定の条件下で、ゲート電圧Vgを0[V]から正電位の方向へ変化させると、ドレイン電流Idはこれに応じて減少する。
図4では、例えば、第1トランジスター10及び第2トランジスター20はエンハンスメント型に設定され、第3トランジスター30はデプリーション型に設定されている。そして、ゲート電圧Vgが正バイアスVb1のときは第1トランジスター10と第2トランジスター20はONになり、第3トランジスター30はOFFになり、一方、ゲート電圧が負バイアスVb2(ここで、負バイアスVb2はゼロバイアス(即ち、Vg=0)を含む)のときは第1トランジスター10と第2トランジスター20はOFFになり、第3トランジスター30はONになるように、第1トランジスター10の閾値電圧Vth1、第2トランジスター20の閾値電圧Vth2、第3トランジスター30の閾値電圧Vth3、はそれぞれ調整されている。
即ち、バイアスVb1、Vb2と、閾値電圧Vth1、Vth2、Vth3の大小関係を例示すると、正バイアスVb1は、閾値電圧Vth1、Vth2よりも大きい値、又は同じ値であり(即ち、Vb1≧Vth1、Vb1≧Vth2)、負バイアスVb2の絶対値は、閾値電圧Vth3の絶対値よりも大きい値、又は同じ値(即ち、│Vb2│≧│Vth3│)である。
なお、図4では、第1トランジスター10、第2トランジスター20がエンハンスメント型であり、第3トランジスター30がデプリーション型である場合について示したが、本発明は、これに限られるものではない。デバイスのその他の特性如何によって、第1トランジスター10、第2トランジスター20がデプリーション型で、第3トランジスター30がエンハンスメント型であってもよい。或いは、第1トランジスター10、第2トランジスター20、第3トランジスター30が全てエンハンスメント型であってもよいし、全てデプリーション型であってもよい。また第2トランジスターの閾値電圧Vth2を、第1トランジスターの閾値電圧Vth1より低く設定するとさらに高い効果が得られるが、同じ閾値電圧でも良い。
〔ON電流の増大について〕
上記の半導体装置では、第1トランジスター10がONのときは、第2トランジスター20がONになると共に第3トランジスター30がOFFになる。これにより、第1ボディ領域12を例えばVSS(あるいはGND)から電気的に切り離すことができ、第1トランジスター10をボディバイアス構造とする(即ち、ボディ電位にバイアスを与える)ことができる。また、第1トランジスター10のドレイン15からソース13に流れるべきオン(ON)電流の一部を、第2トランジスター20のチャネルを経由して、第1トランジスター10の第1ボディ領域12と、第2トランジスター20の第2ボディ領域22とに流れ込ませることができる。
ここで、この流れ込む電流によって、第1ボディ領域12の電位と、第2ボディ領域22の電位はそれぞれ上昇し、第1トランジスター10の閾値電圧Vth1と、第2トランジスター20の閾値電圧Vth2とがそれぞれ低下する。その結果、第1トランジスター10と第2トランジスター20の双方において、ON電流がそれぞれ増加する。このような閾値電圧Vth1、Vth2の低下と、それに伴うON電流の増大は、第2トランジスター20を経由して第1ボディ領域12に流れ込む電荷量と、第1ボディ領域12からソース13に流れ出る電荷量との差がなくなるところ(即ち、バランスがとれるところ)で止まる。そして、このように閾値電圧Vth1、Vth2の低下とON電流の増大が止まった時点で、第1ボディ領域12の電位と、第2ボディ領域22の電位はそれぞれ安定する。
このように、上記の半導体装置によれば、第1トランジスター10がONのときは、ボディバイアスの効果により、第1トランジスター10のON電流を増加させることができる。さらに、単にボディバイアスの効果だけでなく、ON電流の一部を利用して、第1ボディ領域12の電位と第2ボディ領域22の電位をそれぞれ上昇させ、第1トランジスター10の閾値電圧Vth1と第2トランジスター20の閾値電圧Vth2を下げることができる。従って、単にボディバイアスの効果のみに拠る場合と比べて、第1トランジスター10のON電流を無駄なく増加させることができる。
〔OFF電流の低減について〕
一方、第1トランジスター10がOFFのときは、第2トランジスター20がOFFになると共に第3トランジスター30がONになるため、第1トランジスター10をボディコンタクト構造とする(即ち、ボディ電位を固定する)ことができる。第1トランジスター10がOFFのときは、ボディコンタクトの効果により第1トランジスター10の第1ボディ領域12の電位はリセットされるため、第1トランジスター10におけるヒストリー効果は抑制され、第1トランジスター10のOFF電流を低減することができる。
OFF電流が低くなる理由について、さらに詳しく説明する。MISFETにおいて、ドレイン電圧Vd>1.1V程度の条件下では、インパクトイオン化現象が発生する(この現象はSOI固有の現象ではない。)。ここで、インパクトイオン化現象とは、荷電粒子とSi原子との衝突により、多数の電子‐ホール対が発生する現象のことである。即ち、チャネルがONのときにチャネルを流れる荷電粒子(MISFETがNチャネル型の場合は電子であり、Pチャネル型の場合はホール)がドレイン近傍の電界によって加速されて、ある程度以上(約1.5eV以上)のエネルギーを得てSi原子に衝突すると、そのエネルギーによってSiはイオン化し、電子を放出する。また、電子放出に伴い、ホールも生成される。つまり、インパクトイオン化現象により多数の電子−ホール対ができる。
MISFETがNチャネル型の場合、生成された電子は電位の高いドレインに流れ、ホールは電位の低いボディ領域に流れ込む(Pチャネル型の場合は電子とホールの流れが逆となる。)。Nチャネル型の場合はホールの供給によってボディ電位は上がる。Pチャネル型の場合は電子の供給によってボディ電位は下がる。いずれにしてもMISFETの閾値電圧Vthはインパクトイオンによって低下する。さらに、キャリア自体も増えるため、ON電流の増加につながる。ここで、SOIの場合はボディ領域の電位が浮遊しているため、その影響はバルクの場合と比べて、明らかに大きい。
図19はPD−SOI MISFETがNチャネル型の場合のインパクトイオン化現象によるVthの変化を模式的に示す図である。図19の横軸はゲート電圧Vgを示し、縦軸はドレイン電流Idを示す。チャネル電流(即ち、ON電流)が流れるとインパクトイオン化現象によりVthが低下する。従って、図19に示すように、PD−SOI MISFETがONからOFFに変化するときは既にVthが低くなっており、OFFのときのチャネル電流(即ち、OFF電流)が増えていた。これに対し、本発明では、PD−SOI MISFET(即ち、第1トランジスター10)がOFFのときに、ボディ領域にたまったホールを排出するパス(即ち、第3トランジスター30)があるため、Vthの低下を防止することができ、OFF電流を低く抑えることができる。
〔半導体装置の製造方法について〕
次に、上記の半導体装置の製造方法について説明する。
図5(a)〜図11(b)は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程図である。なお、図11(a)では、図面の複雑化を回避するために層間絶縁膜の図示を省略している。
図5(a)及び(b)では、まず、支持基板(図示せず)上にBOX層1が形成され、その上にSOI層3が形成されたSOI基板を用意する。このSOI基板は、例えばSIMOX(Separation by Implanted Oxygen)法や、貼り合わせ法により形成されたものである。次に、例えば、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法を用いて、SOI層3に素子分離層7を形成する。素子分離層7により平面視で囲まれた領域が、素子領域となる。
次に、図6(a)及び(b)に示すように、素子領域のうちの第3トランジスター30のチャネルとなる領域上を覆い、それ以外の領域上を露出する形状のレジストパターン51を、SOI基板上に形成する。このレジストパターン51の形成は、例えばフォトリソグラフィー技術を用いて行う。そして、このレジストパターン51をマスクに、SOI層3に例えばボロン等のP型不純物をイオン注入する。これにより、SOI層3にP型不純物層(即ち、P−層)を形成する。P−層を形成した後で、SOI層3上からレジストパターン51を除去する。
次に、図7(a)及び(b)に示すように、素子領域のうちの第3トランジスター30のチャネルとなる領域上を露出し、それ以外の領域上を覆う形状のレジストパターン53を、SOI基板上に形成する。そして、このレジストパターン53をマスクに、SOI層3に例えばリン又はヒ素等のN型不純物をイオン注入する。これにより、SOI層3にN型不純物層(即ち、N−層)を形成する。N−層を形成した後で、SOI層3上からレジストパターン53を除去する。
なお、図7(a)及び(b)に示したN−層の形成工程は、図6(a)及び(b)に示したP−層の形成工程よりも前に行ってもよい。即ち、N−層の形成工程とP−層の形成工程はどちらを先に行ってもよい。
次に、図8(a)及び(b)に示すように、SOI層3に例えば熱酸化を施して、その表面にゲート絶縁膜5を形成する。そして、ゲート絶縁膜5上に、ゲート電極の材料となる導電膜(例えば、ポリシリコン膜、又は、金属膜)を形成し、この導電膜をパターニングしてゲート電極11、21、31を形成する。
次に、図9(a)及び(b)に示すように、素子領域のうちの第3トランジスター30が形成される領域上を覆い、それ以外の領域上を露出する形状のレジストパターン55を、SOI基板上に形成する。そして、このレジストパターン55及び、ゲート電極11、21、31を構成する導電膜をマスクに、SOI層3に例えばリン又はヒ素等のN型不純物をイオン注入する。これにより、SOI層3にN型不純物層(即ち、N+層)を形成する。N+層を形成した後で、SOI層3上からレジストパターン55を除去する。
次に、図10(a)及び(b)に示すように、素子領域のうちの第3トランジスター30が形成される領域上を露出し、それ以外の領域上を覆う形状のレジストパターン57を、SOI基板上に形成する。そして、このレジストパターン57及び、ゲート電極11、21、31を構成する導電膜をマスクに、SOI層3に例えばボロン素等のP型不純物をイオン注入する。これにより、SOI層3にP型不純物層(即ち、P+層)を形成する。P+層を形成した後で、SOI層3上からレジストパターン57を除去する。その後、SOI基板に熱処理を施して、SOI層3に導入した、P型不純物、N型不純物をそれぞれ拡散させる(即ち、活性化させる)。
なお、図10(a)及び(b)に示したP+層の形成工程は、図9(a)及び(b)に示したN+層の形成工程よりも前に行ってもよい。即ち、N+層の形成工程とP+層の形成工程はどちらを先に行ってもよい。
次に、図11(b)に示すように、SOI基板上に層間絶縁膜9を堆積する。さらに、N+層上と、P+層上と、ゲート電極11、21、31を素子分離層7上に引き出した部分上と、にそれぞれ開口部を形成する。
そして、これらの開口部内に例えばタングステン等の導電部材を埋め込んで、図11(a)及び(b)に示すように、コンタクト電極41a〜41fを形成する(コンタクト電極41aは図2(a)を参照)。即ち、図2(a)に示したように、ゲート11、21、31を構成する導電膜のうちの素子分離層7上に引き出された部分上にコンタクト電極41aを形成する。また、第1トランジスター10のソース13であるN+層上にコンタクト電極41bを形成し、第1トランジスター10のドレイン15であり、且つ、第2トランジスター20のドレイン25でもあるN+層上にコンタクト電極41cを形成する。また、第2トランジスター20のソース23であるN+層上にコンタクト電極41dを形成し、第3トランジスター30のソース33であるP+層上にコンタクト電極41eを形成し、第3トランジスター30のドレイン35であるP+層上にコンタクト電極41fを形成する。
そして、これらコンタクト電極41a〜41f上にそれぞれ配線43a〜43e(例えば、図2(a)〜(c)参照)を形成する。即ち、コンタクト電極41a上に配線43aを形成し、コンタクト電極41b上に配線43bを形成し、コンタクト電極41c上に配線43cを形成する。また、コンタクト電極41d上からコンタクト電極41e上にかけて連続して配線43dを形成し、コンタクト電極41f上に配線43eを形成する。これにより、例えば図2(a)〜(c)に示した半導体装置が完成する。
以上説明したように、本発明の第1実施形態に係る半導体装置によれば、第1トランジスター10のON、OFFに合わせて、ボディバイアス構造とボディコンタクト構造とを切り替えることができ、且つ、第1トランジスター10がONのときはON電流の一部を利用して閾値電圧Vth1、Vth2を下げることができる。このため、従来の部分空乏型の半導体装置と比べて、極めて高いON/OFF比と、安定動作を同時に実現することができる。
(2)第2実施形態
上記の第1実施形態では、第2トランジスター20のソース23であるN+層と、第3トランジスター30のソース33であるP+層とを、コンタクト電極41d、41e及び配線43dを介して電気的に接続する場合について説明した。しかしながら、本発明において、N+層とP+層の接続方法はこれに限られるものではない。例えば、図12(a)〜(c)に示すように、ソース23であるN+層上からソース33であるP+層上にかけて連続してシリサイド(即ち、シリコンと金属との化合物層)61を形成し、このシリサイド61によってN+層とP+層とを電気的に接続してもよい。シリサイド61として、例えば、チタンシリサイド(TiSix)、ニッケルシリサイド(NiSix)、タングステンシリサイド(WSix)などを使用することができる。
このような構成であっても、第1トランジスター10のチャネルに流れるべきオン(ON)電流の一部を、シリサイド61を経由して、第1トランジスター10の第1ボディ領域12と、第2トランジスター20の第2ボディ領域22とに流れ込ませることができるので、上記の第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、上記のシリサイド61は、例えば、サイドウォール63が形成されたSOI基板上に金属膜を堆積させ、次に、SOI基板にアニール処理(1回目)を施して金属膜とシリコン(SOI層3の表面、ゲート電極の表面)とを反応させ、さらに、未反応の金属膜をSOI基板上から除去し、その後、SOI基板に1回目よりも高温のアニール処理(2回目)を施して、シリサイドを安定化させることにより形成すればよい。これにより、各トランジスターのソース、ドレインであるN+層上、P+層上の他、ゲート電極11、21、31上にもそれぞれシリサイド61が形成される。
また、図12(a)に示すように、ゲート電極11、21、31上にシリサイド61が連続して形成されるため、例えば、ゲート電極11、21はN型不純物を含むシリコン膜からなり、ゲート電極31はP型不純物を含むシリコン膜からなり、ゲート電極11、21とゲート電極31との間にPN接合が生じる場合でも、シリサイド61を介して、ゲート電極11、21とゲート電極31とを電気的に接続することができる。
(3)第3実施形態
上記の第1、第2実施形態では、半導体装置内での各トランジスターの位置関係について、例えば図3(a)及び(c)にあるように、第1トランジスター10のゲート長方向(即ち、ソース、ドレインを結ぶ直線の方向)と、第3トランジスター30のゲート長方向とが平面視で直行している場合を示した。しかしながら、上記の半導体装置において、各トランジスターの位置関係はこれに限られるものではない。
例えば、図13(a)及び(b)に示すように、第1トランジスター10のゲート長方向と、第3トランジスター30のゲート長方向とが平面視で平行となるように、各トランジスターを配置してもよい。このような構成であっても、上記の第1、第2実施形態と同様の効果を奏することができる。また、図示しない他の素子等の配置次第では省スペース化が可能であり、半導体装置の面積を低減できる可能性がある。
さらに、図14に示すように、第1トランジスター10のゲート長方向と、第3トランジスター30のゲート長方向とが平面視で平行となるように各トランジスターを配置する場合は、第1トランジスター10のソース13と、第3トランジスター30のドレイン35との間を電気的に離す(即ち、素子分離層7を介在させる)ようにしてもよい。このような構成であれば、第1トランジスター10のソース13の寄生容量を低減することができ、第1トランジスター10におけるON電流の増大にさらに寄与することができる。
(4)第4実施形態
上記の第1〜第3実施形態では、ゲート電極11、21、31を一つの連続した導電膜で構成する場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限られることはない。例えば図15に示すように、ゲート電極11、21を構成する導電膜と、ゲート電極31を構成する導電膜は分離していてもよく、さらに、ゲート電極31に対してコンタクト電極41gが設けられていてもよい。
このような構成であっても、コンタクト電極41a、41gに同じタイミングで正バイアスを印加することにより、第1トランジスター10及び第2トランジスター20をONにすると共に、第3トランジスター30をOFFにすることができる。また、コンタクト電極41a、41gに同じタイミングで負バイアスを印加することにより、第1トランジスター10及び第2トランジスター20をOFFにすると共に、第3トランジスター30をONにすることができる。従って、上記の第1〜第3実施形態と同様、極めて高いON/OFF比と、安定動作を同時に実現することができる。
以上の第1〜第4実施形態では、第1トランジスター10のドレイン15であり、且つ、第2トランジスター20のドレイン25でもあるN+層が本発明の「第1不純物拡散層」に対応し、第1トランジスター10のソース13であるN+層が本発明の「第2不純物拡散層」に対応している。また、第3トランジスター30のドレイン35であるP+層が本発明の「第3不純物拡散層」に対応し、第2トランジスター20のソース23であるN+層が本発明の「第4不純物拡散層」に対応している。また、第3トランジスター30のソース33であるP+層が本発明の「第5不純物拡散層」に対応している。
(5)第5実施形態
上記の第1〜第4実施形態では、本発明の「第1導電型」がN型で、「第2導電型」がP型である場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限られることはない。「第1導電型」がP型で、「第2導電型」がN型であってもよい。即ち、図16に示すような構成であってもよい。
図16は、本発明の第5実施形態に係る半導体装置の構成例を示す回路図である。図16に示すように、この半導体装置は、Pチャネル型の第1トランジスター110と、Pチャネル型の第2トランジスター120と、Nチャネル型の第3トランジスター130と、を含んで構成されている。これら第1トランジスター110、第2トランジスター120、第3トランジスター130は、それぞれBOX層上のSOI層に形成された部分空乏型のMISトランジスターである。
図16において、第1トランジスター110、第2トランジスター120、第3トランジスター130の接続関係を説明すると、第1トランジスター110のドレイン(D)と、第2トランジスター120のドレインとが電気的に接続されている。また、第2トランジスター120のソース(S)と、SOI層であって第1トランジスター110のゲート電極直下の領域(即ち、第1ボディ領域)と、SOI層であって第2トランジスター120のゲート電極直下の領域(即ち、第2ボディ領域)と、第3トランジスター130のソースとが互いに電気的に接続されている。さらに、第1トランジスター110のソースは第1の定電位電源線(例えば、VDD)に接続され、第3トランジスター130のソースは第2の定電位電源線(例えば、VDD)に接続されている。VDDは定電位である。
この半導体装置では、例えば、第1トランジスター110のゲート電極と、第2トランジスター120のゲート電極と、第3トランジスター130のゲート電極とに、それぞれ同じ大きさの負バイアス(第1の電圧)Vb´1を印加したときに、第1トランジスター110と、第2トランジスター120がONし、第3トランジスター130がOFFするようになっている。また、第1トランジスター110のゲート電極と、第2トランジスター120のゲート電極と、第3トランジスター130のゲート電極とに、それぞれ同じ大きさの正バイアス(第2の電圧)Vb´2を印加したときに、第1トランジスター110と、第2トランジスター120がOFFし、第3トランジスター130がONするようになっている。
なお、この第5実施形態では、Pチャネル型の第1トランジスター110及び第2トランジスター120をエンハンスメント型とし、Nチャネル型の第3トランジスター130をデプリーション型とすることができ、その場合は、正バイアスVb´2はゼロバイアス(即ち、Vg=0)を含む。
図17(a)〜(c)は、本発明の第5実施形態に係る半導体装置の構成例を示す平面図と、断面図である。なお、図16(a)では、図面の複雑化を回避するために層間絶縁膜の図示を省略している。
図17(a)〜(c)に示すように、第1トランジスター110は、BOX層1上のSOI層3上にゲート絶縁膜105を介して形成されたゲート電極111と、ゲート電極111の両側下のSOI層3に形成されたP型のソース113及びドレイン115と、を有する。第2トランジスター120は、SOI層3上にゲート絶縁膜105を介して形成されたゲート電極121と、ゲート電極121の両側下のSOI層3に形成されたP型のソース123及びドレイン125と、を有する。第3トランジスター130は、SOI層3上にゲート絶縁膜105を介して形成されたゲート電極131と、ゲート電極131の両側下のSOI層3に形成されたN型のソース133及びドレイン135と、を有する。
図17(a)に示すように、この半導体装置では、SOI層に形成された一つのP+層により、第1トランジスター110のソース113と、第2トランジスター120のソース123とが兼用されている。
また、図17(b)に示すように、この半導体装置では、第3トランジスター130のドレイン135と、第1トランジスター110の第1ボディ領域112とが隣接している。ここで、第3トランジスター130のドレイン135と、第1トランジスター110の第1ボディ領域112は、その両方が例えばN型であるため、ドレイン135と第1ボディ領域112とが電気的に接続されると共に、その両方の電位をほぼ同じ値(即ち、同電位)に保持することができる。
さらに、第2トランジスター120の第2ゲート電極121直下の領域である、第2ボディ領域122は、第3トランジスター130のドレイン135に隣接している。ここで、第3トランジスター130のドレイン135と、第2トランジスター120の第2ボディ領域122は、その両方が例えばN型であるため、ドレイン135と第2ボディ領域122とが電気的に接続されると共に、その両方を同電位に保持することができる。
また、図17(c)に示すように、この半導体装置では、第2トランジスター120のドレイン125と、第3トランジスター130のドレイン135とが隣接してPN接合を形成しており、第2トランジスター120のドレイン125上に形成されたコンタクト電極141と、第3トランジスター130のドレイン135上に形成されたコンタクト電極142とが、層間絶縁膜9上に形成された配線143により電気的に接続されている。
このような構成であっても、第1トランジスター110がONのときは、第2トランジスター120がONになると共に第3トランジスター130がOFFになるため、第1トランジスター110をボディバイアス構造とすることができる。また、第1トランジスター110がOFFのときは、第2トランジスター120がOFFになると共に第3トランジスター130がONになるため、第1トランジスター110をボディコンタクト構造とすることができる。
さらに、第1トランジスター110がONのときは、第1トランジスター110のソース113からドレイン115に流れるべきON電流の一部を、第2トランジスター120のチャネルを経由して、第1トランジスター110の第1ボディ領域112と、第2トランジスター120の第2ボディ領域122とから流れ出させることができる。これにより、第1ボディ領域112の電位と第2ボディ領域122の電位を低下させ、第1トランジスター110の閾値電圧の絶対値│Vth1│と、第2トランジスター120の閾値電圧の絶対値│Vth2│をそれぞれ低くすることができ、第1トランジスター110のON電流を増大させることができる。
従って、図17(a)〜(c)に示すような構成であっても、第1〜第3実施形態で説明した各半導体装置と同様に、極めて高いON/OFF比と、安定動作を同時に実現することができる。
この第5実施形態では、第1トランジスター110のソース113であり、且つ、第2トランジスター120のソース123でもあるP+層が本発明の「第1不純物拡散層」に対応し、第1トランジスター110のドレイン115であるP+層が本発明の「第2不純物拡散層」に対応している。また、第3トランジスター130のソース133であるN+層が本発明の「第3不純物拡散層」に対応し、第2トランジスター120のドレイン125であるP+層が本発明の「第4不純物拡散層」に対応している。また、第3トランジスター130のドレイン135であるN+層が本発明の「第5不純物拡散層」に対応している。
1 BOX層、3 SOI層、5、105 ゲート絶縁膜、7、素子分離層、9 層間絶縁膜、10、110 第1トランジスター、11、21、31、111、121、131 ゲート電極、12、112 第1ボディ領域、13、23、33、113、123、133 ソース、15、25、35、115、125、135 ドレイン、20、120 第2トランジスター、22、122 第2ボディ領域、41a〜41g コンタクト電極、43a〜43e、141、142 配線、51、53、55、57、143 レジストパターン、61 シリサイド、63 サイドウォール

Claims (8)

  1. 絶縁層上の半導体層に形成された部分空乏型の第1トランジスターと、
    前記半導体層に形成された第2トランジスターと、
    前記半導体層に形成された第3トランジスターと、を備え、
    前記第1トランジスターは、
    前記半導体層上に絶縁膜を介して形成された第1ゲート電極と、
    前記第1ゲート電極の側方下の前記半導体層に形成された第1導電型の第1ソース又は第1ドレインと、を有し、
    前記第2トランジスターは、
    前記半導体層上に絶縁膜を介して形成された第2ゲート電極と、
    前記第2ゲート電極の側方下の前記半導体層に形成された第1導電型の第2ソース又は第2ドレインと、を有し、
    前記第3トランジスターは、
    前記半導体層上に絶縁膜を介して形成された第3ゲート電極と、
    前記第3ゲート電極の側方下の前記半導体層に形成された第2導電型の第3ソース又は第3ドレインと、を有し、
    前記第1ソース又は第1ドレインの一方と、前記第2ソース又は第2ドレインの一方とが電気的に接続され、
    前記第2ソース又は第2ドレインの他方と、前記半導体層であって前記第1ゲート電極直下の領域と、前記第3ソース又は第3ドレインの一方とが互いに電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1ゲート電極と、前記第2ゲート電極と、前記第3ゲート電極とに第1の電圧が印加されたときは、第1トランジスターと第2トランジスターとがオンになると共に、前記第3トランジスターがオフになり、一方、
    前記第1ゲート電極と、前記第2ゲート電極と、前記第3ゲート電極とに第2の電圧が印加されたときは、第1トランジスターと第2トランジスターとがオフになると共に、前記第3トランジスターがオンになる、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2トランジスターは部分空乏型のトランジスターであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体層であって前記第2ゲート電極直下の領域は、前記第2ソース又は第2ドレインの他方と電気的に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1ゲート電極と、前記第2ゲート電極と、前記第3ゲート電極とが互いに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記半導体層に形成された第1導電型の第1不純物拡散層、を備え、
    前記第1不純物拡散層は、前記第1ソース又は第1ドレインの一方であり、且つ、前記第2ソース又は第2ドレインの一方でもあることを特徴とする請求項3から請求項5の何れか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記半導体層に形成された第1導電型の第2不純物拡散層と、
    前記半導体層に形成された第2導電型の第3不純物拡散層と、を備え、
    前記第2不純物拡散層は、前記第1ソース又は第1ドレインの他方であり、
    前記第3不純物拡散層は、前記第3ソース又は第3ドレインの他方であり、
    前記第3不純物拡散層と前記第1不純物拡散層との間、及び、前記第3不純物拡散層と前記第2不純物拡散層との間は、それぞれ電気的に分離されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記半導体層に形成された第1導電型の第4不純物拡散層と、
    前記半導体層に形成された第2導電型の第5不純物拡散層と、を備え、
    前記第4不純物拡散層は、前記第2ソース又は第2ドレインの他方であり、
    前記第5不純物拡散層は、前記第3ソース又は第3ドレインの一方であり、
    前記第4不純物拡散層と前記第5不純物拡散層との間の電気的接続は、前記第4不純物拡散層から前記第5不純物拡散層にかけて連続して形成された、前記半導体層と金属との化合物層によってなされていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の半導体装置。
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