JP2011104339A - 安全帯およびその使用状況確認システム - Google Patents

安全帯およびその使用状況確認システム Download PDF

Info

Publication number
JP2011104339A
JP2011104339A JP2010162269A JP2010162269A JP2011104339A JP 2011104339 A JP2011104339 A JP 2011104339A JP 2010162269 A JP2010162269 A JP 2010162269A JP 2010162269 A JP2010162269 A JP 2010162269A JP 2011104339 A JP2011104339 A JP 2011104339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
sensor
safety belt
worker
safety
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010162269A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5116815B2 (ja
Inventor
Osamu Morino
治 森野
Akitomo Kozuki
章智 上月
Mitsuhiro Murata
充弘 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujii Denko Co Ltd
Techno Links International Inc
Original Assignee
Fujii Denko Co Ltd
Techno Links International Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujii Denko Co Ltd, Techno Links International Inc filed Critical Fujii Denko Co Ltd
Priority to JP2010162269A priority Critical patent/JP5116815B2/ja
Priority to TW099134754A priority patent/TWI435740B/zh
Priority to CN2010105216860A priority patent/CN102039014B/zh
Priority to KR1020100101761A priority patent/KR101526950B1/ko
Priority to US12/907,083 priority patent/US8482401B2/en
Priority to EP10188043.3A priority patent/EP2314354B1/en
Publication of JP2011104339A publication Critical patent/JP2011104339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5116815B2 publication Critical patent/JP5116815B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B35/00Safety belts or body harnesses; Similar equipment for limiting displacement of the human body, especially in case of sudden changes of motion
    • A62B35/0043Lifelines, lanyards, and anchors therefore
    • A62B35/0075Details of ropes or similar equipment, e.g. between the secured person and the lifeline or anchor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B35/00Safety belts or body harnesses; Similar equipment for limiting displacement of the human body, especially in case of sudden changes of motion
    • A62B35/0006Harnesses; Accessories therefor
    • A62B35/0025Details and accessories

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】フックを掛けた状態で転倒や万が一の落下が生じた場合に、これを検知して作業員のすみやかな救助を可能とする安全帯を提供する。
【解決手段】作業員の身体のまわりに装着される人体ベルトを被掛止物に連結するための連結体において、フック72が、鈎状部材721において被掛止物73と接触する位置に圧力センサ720を備える。回路基板728に設けられた制御部は、圧力センサ720の出力信号から、所定値を超える荷重または圧力を所定時間を超えて検出した場合に、作業者が落下した可能性があることを周囲に知らせるために、警報を報知する。
【選択図】図7

Description

本発明は、高所作業時等に作業員が装着する安全帯と、その使用状況を確認するためのシステムに関する。
工事現場等の高所での作業の際には、作業者には、転落防止のための安全帯の着用が義務づけられている。安全帯は、作業者の体に装着される人体ベルトと、胴ベルトに一端が連結されるロープ状の連結体(「命綱」または「ランヤード(lanyard)」とも呼ばれる)と、連結ベルトの他端に固定されたフックとを備える。作業者は、人体ベルトを身体に装着し、作業場所に設置された親綱やタラップ等にフックを掛けることによって、作業時の安全を確保する。なお、人体ベルトとしては、主として、胴回りに装着する胴ベルト型と、胴部だけでなく肩や大腿にもベルトを通して全身を保持する、いわゆるフルハーネス型とが知られている。
なお、墜落事故を確実に防止するためには、作業者が安全帯を正しく使用することが必要である。そこで、従来、親綱やタラップに対するフックの取り付け状態を検出し、正しく取り付けられていない場合は作業者に対して警告を行う仕組み(例えば特許文献1参照)や、フックに衣類等が挟まっていないか確認する仕組み(例えば特許文献2参照)等が提案されている。
特開平11−267237号公報 特開2007−44166号公報
上記のとおり、従来、安全帯のフックの取り付け状態を確認する仕組みは種々提案されている。安全帯を正しく使用すれば、作業員の安全性は確保される。しかし、安全帯を正しく装着した状態で作業していても、作業員の不注意等により、例えば足場から足を踏み外して落下しそうになるといった事故の可能性をゼロにすることはできない。そこで、本発明は、作業員の安全をさらに確実なものとするために、フックを掛けた状態で例えば墜落時のような大きな荷重がかかった場合に、これを検知して作業員のすみやかな救助を可能とする安全帯とその使用状況確認システムとを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にかかる安全帯は、ロープと、前記ロープの一端に接続され、作業員の身体のまわりに装着される人体ベルトに結合される結合部と、前記ロープの他端に接続されたフックとを備えた連結体と、制御装置とを有する安全帯であって、前記連結体が、当該連結体に許容範囲を超える荷重がかかったことを検知する荷重検知センサを備え、前記制御装置が、前記荷重検知センサからの検知信号を受信する受信部と、前記検知信号から前記作業員または当該安全帯の状況を検出する制御部と、前記状況に応じた前記制御部による制御にしたがって報知動作を行う報知部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、フックを掛けた状態で例えば墜落時のような大きな荷重がかかった場合に、これを検知して作業員のすみやかな救助を可能とする安全帯とその使用状況確認システムとを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るハーネス型安全帯を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るコントロールボックスの外観図である。 本発明の第1の実施形態に係るフックハンガーの構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る連結体の外観図である。 本発明の第1の実施形態に係る連結体が備えるフックの図である。 本発明の第1の実施形態に係る連結体が備えるフックの図である。 本発明の第1の実施形態に係る連結体が備えるフックの図である。 本発明の第1の実施形態に係る状態確認システムのブロック図である。 連結体の使用状態のパターンを示す図である。 監視画面の一例を示す図である。 履歴画面の一例を示す図である。 本発明のフックの一変形例を示す図である。 本発明のフックの他の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる安全帯の外観図である。 第2の実施形態にかかるフックの構成を示す図である。 第2の実施形態にかかる確認システムのシステム構成を表すブロック図である。 第2の実施形態にかかる確認システムの変形例を表すブロック図である。 第2の実施形態にかかる確認システムの変形例を表すブロック図である。 第2の実施形態にかかる確認システムの変形例を表すブロック図である。 本発明の第3の実施形態にかかる安全帯の外観図である。 第3の実施形態にかかる連結体の構成例を示す断面図である。 第3の実施形態にかかる連結体の構成例を示す断面図である。
本発明の一実施形態にかかる安全帯は、ロープと、前記ロープの一端に接続され、作業員の身体のまわりに装着される人体ベルトに結合される結合部と、前記ロープの他端に接続されたフックとを備えた連結体と、制御装置とを有する安全帯であって、前記連結体が、当該連結体に許容範囲を超える荷重がかかったことを検知する荷重検知センサを備え、前記制御装置が、前記荷重検知センサからの検知信号を受信する受信部と、前記検知信号から前記作業員または当該安全帯の状況を検出する制御部と、前記状況に応じた前記制御部による制御にしたがって報知動作を行う報知部とを備えた構成である。
荷重検知センサの出力信号から、連結体に許容範囲を超える荷重がかかったことを、直接的または間接的に検出した場合には、作業者が高所から落下し、例えば安全帯によって宙吊り状態となっている可能性がある。そこで、この場合に、前記報知部に警報を報知するための報知動作を行わせることにより、作業者の周囲の人間が、作業者をいち早く救助することができる。なお、前記の荷重検知センサとしては、感圧ゴム等を利用した感圧センサやひずみゲージ等、荷重または圧力を数値として検知できるセンサや、断線センサのように、許容範囲を超える荷重がかかったことを間接的に検知できるセンサなど、種々のセンサを用いることができる。
上記の構成において、前記フックが、鈎状部材と、前記鈎状部材の開口に対して開閉動作する外れ止め部材と、前記荷重検知センサの出力信号を送信する送信部とを備え、前記荷重検知センサが、前記鈎状部材において前記被掛止物と接触する位置に設けられた圧力センサであることが好ましい。
また、本発明の一実施形態にかかる安全帯は、作業員の身体のまわりに装着される人体ベルトと、前記人体ベルトを被掛止物に連結するための連結体と、前記人体ベルトに取り付けられた制御装置とを備えた安全帯であって、前記連結体が、ロープと、前記ロープの一端に取り付けられたフックと、前記ロープの他端に取り付けられ前記人体ベルトに結合される結合部とを備え、前記フックが、鈎状部材と、前記鈎状部材の開口に対して開閉動作する外れ止め部材と、前記フックの状態を検出するためのセンサと、前記センサの出力信号を送信する送信部とを備え、前記センサとして、前記鈎状部材において前記被掛止物と接触する位置に設けられた圧力センサを備え、前記制御装置が、前記送信部からの前記出力信号を受信する受信部と、前記出力信号から前記作業員または当該安全帯の状況を検出する制御部と、前記状況に応じた前記制御部による制御にしたがって報知動作を行う報知部とを備え、前記制御部が、前記圧力センサの出力信号から、所定値を超える荷重または圧力を所定時間を超えて検出した場合に、前記報知部に警報を報知するための報知動作を行わせる。
鈎状部材において前記被掛止物と接触する位置に設けられた圧力センサの出力信号から、所定値を超える荷重または圧力を所定時間を超えて検出した場合には、作業者が高所から落下し、例えば安全帯によって宙吊り状態となっている可能性がある。そこで、この場合に、前記報知部に警報を報知するための報知動作を行わせることにより、作業者の周囲の人間が、作業者をいち早く救助することができる。なお、前記の圧力センサとしては、感圧ゴム等を利用した感圧センサやひずみゲージ等、荷重または圧力を検知できることを条件として、種々のセンサを用いることができる。
上記の安全帯において、前記センサとして、前記外れ止め部材の開閉状態を検出する開閉状態検出センサをさらに備え、前記制御部が、前記開閉状態検出センサの出力信号から、前記外れ止め部材が開閉されたことを検出し、かつ、前記圧力センサの出力信号から、前記所定値を超えない荷重または圧力を検出した場合に、前記報知部に、前記連結体が前記被掛止物に連結されたことを報知するための報知動作を行わせることが好ましい。この構成によれば、開閉状態検出センサの出力信号と圧力センサの出力信号との組み合わせに基づいて、連結体が被掛止物に連結されたことを確実に検出し、これを作業者またはその周囲の人間に報知することができる。
なお、上記の好ましい構成の安全帯において、前記センサとして、前記安全帯の所定の収納位置に前記フックが収納されていることを検知する収納センサをさらに備え、前記制御部が、前記収納センサの出力信号から、前記フックが前記所定の収納位置に収納されていることが検知できず、かつ、前記連結体が前記被掛止物に連結されていないと判断される場合に、前記報知部に、前記フックのはずれを報知するための報知動作を行わせることがさらに好ましい。この構成によれば、収納位置からフックが取り出された後に連結体が被掛止物に連結されていない場合には、フックのはずれがあると判断し、これを報知することができる。
上記の安全帯において、前記制御装置の前記受信部が、一人の作業員が使用する2つの連結体から前記出力信号を受信し、前記制御部が、前記2つの連結体の一方のみが前記被掛止物に連結されたと判断される場合に、前記報知部に、前記2つの連結体のフックが掛け替え作業中であることを報知する報知動作を行わせることが好ましい。この構成によれば、2つの連結体を使用している場合に、片方の連結体が被掛止物に連結されていなくても、掛け替え作業中であることを正しく検出し、これを報知することができる。
上記の安全帯において、前記報知部は、前記制御部によって検出された、前記作業員または当該安全帯の状況を報知する発光部を含むことが好ましい。あるいは、前記報知部は、前記制御部によって検出された、前記作業員または当該安全帯の状況を報知する音声出力部を含むことも好ましい。
上記の目的を達成するために、本発明にかかる安全帯の使用状況確認システムは、ロープと、前記ロープの一端に接続され、作業員の身体のまわりに装着される人体ベルトに結合される結合部と、前記ロープの他端に接続されたフックとを備えた連結体と、制御装置とを備える。この使用状況確認システムは、前記制御装置と無線通信を行う確認装置を備え、前記連結体が、当該連結体に許容範囲を超える荷重がかかったことを検知する荷重検知センサを備える。前記制御装置は、前記荷重検知センサからの検知信号を受信する受信部と、前記検知信号から前記作業員または当該安全帯の状況を検出する制御部と、前記状況に応じた前記制御部による制御にしたがって報知動作を行う報知部と、前記制御部によって検出された前記状況を表す情報を前記確認装置へ送信する送信部とを備える。前記確認装置は、前記制御装置の送信部から受信した情報に基づいて前記作業員または前記安全帯の状況をモニタに表示する監視画面表示部を備える。この構成によれば、制御装置の送信部から受信した情報に基づいて前記作業員または前記安全帯の状況をモニタに表示することにより、作業員から離れた場所で、監督者等がこの確認装置を見ることにより、作業員の安全を監督することができる。
また、上記の使用状況確認システムにおいて、前記フックが、鈎状部材と、前記鈎状部材の開口に対して開閉動作する外れ止め部材と、前記荷重検知センサの出力信号を送信する送信部とを備え、前記荷重検知センサが、前記鈎状部材において前記被掛止物と接触する位置に設けられた圧力センサである構成が好ましい。
また、上記の目的を達成するために、本発明にかかる安全帯の使用状況確認システムは、作業員の身体のまわりに装着される人体ベルトと、前記人体ベルトを被掛止物に連結するための連結体と、前記人体ベルトに取り付けられた制御装置とを備えた安全帯の使用状況確認システムであって、前記制御装置と無線通信を行う確認装置を備え、前記連結体が、ロープと、前記ロープの一端に取り付けられたフックと、前記ロープの他端に取り付けられ前記人体ベルトに結合される結合部とを備え、前記フックが、鈎状部材と、前記鈎状部材の開口に対して開閉動作する外れ止め部材と、前記フックの状態を検出するためのセンサと、前記センサの出力信号を送信する送信部とを備え、前記センサとして、前記鈎状部材において前記被掛止物と接触する位置に設けられた圧力センサを備え、前記制御装置が、前記送信部からの前記出力信号を受信する受信部と、前記出力信号から前記作業員または当該安全帯の状況を検出する制御部と、前記状況に応じた前記制御部による制御にしたがって報知動作を行う報知部と、前記制御部によって検出された前記状況を表す情報を前記確認装置へ送信する送信部とを備え、前記制御部が、前記圧力センサの出力信号から、所定値を超える荷重または圧力を所定時間を超えて検出した場合に、前記報知部に警報を報知するための報知動作を行わせ、前記確認装置は、前記制御装置の送信部から受信した情報に基づいて前記作業員または前記安全帯の状況をモニタに表示する監視画面表示部を備えることを特徴とする。この構成によれば、制御装置の送信部から受信した情報に基づいて前記作業員または前記安全帯の状況をモニタに表示することにより、作業員から離れた場所で、監督者等がこの確認装置を見ることにより、作業員の安全を監督することができる。
また、上記のシステムにおいて、前記確認装置が、前記制御装置の送信部から受信した情報に基づいて前記作業員または前記安全帯の状況の過去の履歴をモニタに表示する履歴画面表示部を備えることが好ましい。この構成によれば、この確認装置を見る監督者等は、作業員または安全帯の状況の過去の履歴を見ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の具体的な実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
<1−1.ハーネス型安全帯の構成>
図1は、本実施の形態にかかるハーネス型安全帯1を展開した図である。ハーネス型安全帯1は、左右の肩ベルト11,11、左右の腿ベルト12,12、胴ベルト13などのベルト群から構成される。
左右一対の肩ベルト11,11は、背部で交差し、背部から胸部にかけて肩越しに上半身に装着される。肩ベルト11,11の一端は、肩から胸部を通って腰部の左右の連結部材17,17に挿入される。連結部材17,17から下方において、肩ベルト11,11は腿ベルト12,12に連なっている。
また、肩ベルト11,11の他端は、背部の交差部から左右の腰部を通り連結部材17,17に挿入される。連結部材17,17から下方において肩ベルト11,11には、第1バックル31、第2バックル41が結合されている。
左右一対の腿ベルト12,12は、腰部の連結部材17,17から腰の後ろを通り股の間に入る。腿ベルト12,12は股部で交差した後、上方に向かい再び腰部に至る。そして、腿ベルト12,12には、第1差し込みプレート32、第2差し込みプレート42が結合されている。
また、胴ベルト13が、左右の連結部材17,17に挿入されている。胴ベルト13の一端には、第3バックル51が結合され、他端には、第3差し込みプレート52が結合されている。
図1のハーネス型安全帯1は展開した状態の図である。装着時には、胴ベルト13が腰の周りを締めるように環状に配置される。図の下方向に伸びる腿ベルト12,12は、装着時には、交差部付近から上方に折り曲げられ、股部を覆うように配置される。
このような構成のハーネス型安全帯1を、作業員は高所作業を行うときに装着する。腿ベルト12,12を股部に装着し、肩ベルト11,11を肩に掛けた状態で、第1バックル31と第1差し込みプレート32とを連結し、第2バックル41と第2差し込みプレート42とを連結する。また、第3バックル51と第3差し込みプレート52とを胴部の前面で連結する。なお、本実施の形態においては、第1、第2、第3バックル31,41,51としてワンタッチ式のものを利用しているが、そのほかにもスライド式のものを利用することもできる。
左右の肩ベルト11,11は背部の交差部において、それぞれ連結部材18に挿入されている。連結部材18にはリング19が取り付けられている。リング19には、連結ベルト14が取り付けられている。連結ベルト14の他端にもリング16が取り付けられており、このリング16に1本の連結体(ランヤード)が装着可能となっている。リング19には、もう1本の連結体(ランヤード)が、もう1本の連結ベルト14を介して(あるいは連結ベルト14を介さずに直接に)取り付けられる。なお、連結ベルト14を用いずに、リング19に直接に2本の連結体(ランヤード)を取り付ける構造としても良い。
作業員は、連結体の一端に設けられたフックを、被掛止物である親綱やタラップや柱等に引っ掛けることで、安全に高所作業を行うことができる。連結体やフックについては、後で詳しく説明する。また、本実施形態のハーネス型安全帯1は、上述のとおり2本の連結体で作業員の安全を確保する。本実施形態において安全帯1で用いる2本の連結体は、全く同じ仕様のものであっても良いし、例えば、1本の連結体が主連結体として機能し、もう1本の連結体が、主連結体の補助として機能する補助連結体であるものとしても良い。より具体的には、例えば、補助連結体を、主連結体よりも短いものとしても良い。
また、左右の肩ベルト11,11を胸付近で連結するための連結ベルト15が設けられている。連結ベルト15は、図1および図2に示すようなコントロールボックス21(制御装置)と連結部22とで連結され、コントロールボックス21と連結部22とは着脱可能になっている。コントロールボックス21のケースの前面には、ランプ窓214と、スイッチ215と、スピーカカバー216とが設けられている。ランプ窓214の内部にはLED等の光源が設けられている。スピーカカバー216の内部には、ブザー音等の警告音や合成音声による警告メッセージ等を出力するためのスピーカが内蔵されている。光源およびスピーカについては後で説明する。
また、安全帯1には、高所作業をしていない時に、上記2本の連結体のフックをそれぞれ収納するための2つのフックハンガー25,25(フック収納部材)を、肩ベルト11,11の前面に有している。図3は、フックハンガー25の構成を示す断面図である。図3に示すように、フックハンガー25は、連結体のフックを掛けて保持できるように鈎状に形成されたフック保持部251を備えている。フックハンガー25は、フックハンガー25に連結体のフックが収納されていることを検知する収納センサを備えている。図3に示した例においては、前記収納センサとして、圧力がかかると押し込まれるレバー252と、このレバー252が押し込まれたときにオン状態となるスイッチセンサ253aとを備えている。フックハンガー25には、スイッチセンサ253aへ電源を供給する電池(図示せず)が設けられている。スイッチセンサ253aの検出結果は、後述するが、コントロールボックス21内の送受信ユニット211へ無線通信によって送られる。なお、フックハンガー25にフックが掛けられていることを検出するための収納センサの一例として、ここではレバー252を利用した機械式のセンサを例示したが、収納センサはこの態様に限定されず、任意のセンサを用いることができる。例えば、他の好ましい態様としては、ホール素子等を利用することも可能である。ホール素子を利用する場合、連結体のフックとフックハンガー25とのいずれか一方に磁石を設け、他方にホール素子を設けることにより、フックがフックハンガー25に掛けられたことを検出できる。また、収納センサとしてスイッチセンサを用いることも可能である。
あるいは、ICタグを利用しても良い。例えば、フックハンガー25に、アンテナとICチップを内蔵したICタグを装着し、フック側に、ICチップへ信号を送る送信部と、ICチップから信号を受信する受信部とを備えた構成とすることが考えられる。この構成によれば、フックがフックハンガー25に収納されると、フックからの信号をICチップが受信し、ICチップからの応答信号をフック側の受信部が受け取ることにより、フックが収納されたか否かを判定することができる。また、このように、ICタグを利用すれば、フックとフックハンガーとの組み合わせが正しいか否か等を判定することもできる。また、上記とは逆に、フックハンガー25に信号の送受信部を設け、フック側にICタグを装着した構成としても良い。
あるいは、コントロールボックス21にフックハンガー25を取り付け、かつ、フックにICチップを装着し、コントロールボックス21にICチップからの信号の送受信部を設けた構成としても良い。この構成によれば、送受信部はコントロールボックス21の電源を利用することができるので、フック側の電池の寿命を伸ばすことができるという利点がある。
<1−2.連結体およびフックの構成>
次に、図4を参照しながら、連結体の構成について説明する。図4に示すように、連結体7においては、ロープ70の一端にカラビナ71が固定され、もう一方の端部にフック72が固定されている。連結体7の長さは任意である。また、ロープ70としては、繊維ロープに限らず、適度な強度を持っていることを条件として、任意の帯状部材を用いることができる。なお、図4では図示されていないが、連結体7のロープ70の途中、あるいは、カラビナ71またはフック72との接続箇所に、作業者が落下した際等にロープ70にかかる衝撃を吸収するための衝撃吸収装置(ショックアブソーバ)を設けることも好ましい。
フック72は、図5に示すように、鈎状部材721と、外れ止め装置(外れ止め部材)722と、安全装置723とを有している。外れ止め装置722は、リベット726を軸として回動可能に形成されている。安全装置723は、スライド溝7231を有する。安全装置723は、リベット724を軸として回動可能に形成されている。また、安全装置723のスライド溝7231内に、外れ止め装置722に取り付けられたリベット725が位置している。スライド溝7231は、作業員が安全装置723を握ったときに、リベット725がこのスライド溝7231内をスライド移動し、さらにこの状態から、作業員が安全装置723を握った状態のまま外れ止め装置722を握ったときに、リベット725がこのスライド溝7231内をさらにスライド移動するような形状に湾曲して形成されている。言い換えると、スライド溝7231は、作業員が安全装置723を握らない状態で外れ止め装置722に外力がかかっても、外れ止め装置722が開閉動作しないような形状に形成されている。
また、フック72は、外れ止め装置722の開閉状態を検出する開閉センサ729(開閉状態検出センサ)と、フック72が被掛止物に掛けられた際に押し込まれるレバー状部材727と、このレバー状部材727が押し込まれたときにオン状態となって被掛止物からフック72にかかる荷重または圧力を検出する圧力センサ720と、回路基板728とを備えている。回路基板728には、開閉センサ729および圧力センサ720からの出力信号を処理し、後述するセンター装置への送信処理等の制御するための各種回路が搭載されている。回路基板728には電池(図示省略)が接続されている。なお、この電池からは、必要に応じて、フック72に設けられた各種センサへも電源が供給される。電源のオン/オフは、例えば、作業者が手動で電源スイッチ(図示省略)をオン/オフすることによって制御できる。
ここで、図5および図6を参照しながら、フック72の動きについて説明する。図5は、フック72の静止状態を示している。図5では、フック72の安全装置723がロック状態となっており、外れ止め装置722は鈎状部材721に対して閉じた状態(閉状態)となっている。ここで、作業員がフック72の安全装置723の下部を、鈎状部材721側に押すように握ると、図6に示すように、安全装置723はリベット724を軸として、図6においては反時計回り方向に回動する。これにより、リベット725が、スライド溝7231内を、図6においてはほぼ鉛直方向に移動する。ここまでの動作により、安全装置723が、ロック状態からリリース状態となる。次に、作業員が安全装置723を握ったまま外れ止め装置722を握ると、外れ止め装置722は、リベット726を軸として、図6においては反時計回り方向に回動する。このとき、リベット725は、スライド溝7231内を、図6においてはほぼ水平方向に移動する。これにより、図6に示すように、外れ止め装置722が鈎状部材721に対して開放された状態(開状態)となる。すなわち、フック72は、作業員が安全装置723を先に握ってリリース状態としないと外れ止め装置722が回動できないように、スライド溝7231が湾曲形状に形成されている。これにより、フック72の外れ止め装置722が意図せずに開状態となってフック72が被掛止物から外れることが防止される。なお、安全装置723内に設けられた開閉センサ729は、安全装置723がロック状態からリリース状態となったとき、外れ止め装置722が開状態となったことを表す信号を、センサ出力信号として出力する。なお、本実施形態においては、安全装置723の状態(ロック状態またはリリース状態)に基づいて、外れ止め装置722が閉状態または開状態にあるかを検出するものとしているが、これに限定されず、外れ止め装置722の状態を直接的に検出するセンサを利用しても良い。なお、開閉センサ729としては、機械式センサ、圧力センサ、感圧センサ、またはスイッチセンサ等の任意のセンサを用いることができる。
次に、圧力センサ720による検出動作について、図5および図7を参照しながら説明する。上述したように、フック72には、親綱やタラップ等の被掛止物にフック72を掛けたときに、当該被掛止物が鈎状部材721に接触する位置に、レバー状部材727が設けられている。レバー状部材727は、図5に示すように、フック72が被掛止物に掛けられていないときは、鈎状部材721の内周側へ若干突出しているが、フック72が被掛止物に掛けられると、図7に示すように、被掛止物からの応力によって、鈎状部材721の外周側に向かって押し込まれる。本実施形態においては、圧力センサ720は、このように鈎状部材721が押し込まれたとき、その荷重の大きさを検出する。なお、圧力センサ720としては、荷重または圧力の大きさを検出できることを条件として、感圧センサ、荷重計、またはひずみゲージ等の任意のセンサを用いることができる。
<1−3.安全帯使用状況確認システムの構成および動作>
次に、上記のハーネス型安全帯1および連結体7が正しく使用されていることを確認するためのシステムの構成について説明する。図8は、確認システムのシステム構成図である。この確認システムは、ハーネス型安全帯1と、2本の連結体7と、センター装置としてのパーソナルコンピュータ(以下、PCとする。)6などから構成される。なお、ここでは、2本の連結体7のうち、主連結体として用いられる方を連結体7aと表記し、補助連結体として用いられる方を連結体7bと表記する。また、連結体7a,7bの構成要素についても、それぞれにa,bの参照符号を付記する。例えば、連結体7aのフックには参照符号72aを付記し、連結体7bのフックには参照符号72bを付記する。
PC6は、たとえば、管理室などに設置されている。たとえば建設現場であれば、建設現場内に設けられた現場監督室などにPC6が設置されている。PC6には、安全帯の状態確認用のアプリケーションプログラムがインストールされている。PC6は、安全帯の状態確認用アプリケーションプログラムと無線LANなどのドライバプログラムを利用し、安全帯の状態確認用アプリケーションを実行可能としている。このように、本実施の形態においては、一般的なPCとプログラムを用いて確認装置を構成している。
図8に示すように、本実施形態にかかる確認システムにおいて、連結体7aのフック72aには、前述のとおり、圧力センサ720aおよび開閉センサ729aと、回路基板728aとが設けられている。回路基板728aには、圧力センサ720aおよび開閉センサ729aからそれぞれの出力信号を受け取って無線送信する送信ユニット7281aが設けられている。なお、連結体7bのフック72bの構成も基本的にはこれと同様であるため、重複した説明は省略する。
そして、ハーネス安全帯1のコントロールボックス21には、制御部210と、送受信ユニット211と、3色のLED光源212と、スピーカ213とが設けられている。送受信ユニット211は、フック72aの送信ユニット7281aおよびフック72bの送信ユニット7281bからセンサ等の出力信号を受信し、制御部210へ渡す。また、送受信ユニット211は、フックハンガー25,25にそれぞれ設けられたスイッチセンサ253(ここでは253a,253bと表記する)からの出力信号を受信し、制御部210へ渡す。
制御部210は、CPU,RAMなどを備え、コントロールボックス21の全体制御を行う。また、制御部210は、センサからの出力信号を処理し、その処理結果をセンター装置としてのPC6へ送信すると共に、必要に応じて、LED光源212やスピーカ213を用いて作業員へ警告を行う。送受信ユニット211は、制御部210が検知したフックの状態等の情報を、PC6に無線により送信する。
LED光源212は、制御部210からの発光指示を受けて発光する。本実施の形態において、LED光源212は、RGB3色の発光LEDを備え、RGB3色の発光LEDを点灯制御することで様々な色を発光できる。本実施形態においては、LED光源212は、RGB3色の発光LEDをそれぞれ個別に点灯させることで赤、青、黄、白の4色の光を点灯あるいは点滅させる。なお、発光色は4色に限らず、原色の組み合わせにより様々な色を提示することができる。LED光源212で出力された光は、ランプ窓214を介して外部に通知される。ランプ窓214はアクリルなどの素材で構成され、LED光源212から照射された光が散乱し、周囲から視認し易いようになっている。
なお、図8においては図示していないが、コントロールボックス21に、作業員が声を入力するためのマイクロフォンや画像を撮影するためのCCDカメラなどが設けられている態様とすることも好ましい。この好ましい態様によれば、マイクロフォンで入力した音声やCCDカメラで撮影された画像等を、送受信ユニット211を介してPC6へ送信することができる。これにより、センター装置としてのPC6を見る監督者へ、作業員から、現場の状況等をより分かりやすく報告することが可能となる。
PC6は、制御部61と、送受信ユニット62と、モニタ63と、マイク64と、スピーカ65とを備えている。送受信ユニット62は、ハーネス安全帯1のコントロールボックス21の送受信ユニット211から送られた信号を制御部61へ渡す。制御部61は、この信号を処理し、その処理結果をモニタ63へ表示すると共に、必要に応じて、マイク64およびスピーカ65を介して作業員へ指示を出す。なお、マイク64およびスピーカ65の代わりに、携帯電話やトランシーバを利用して、作業員へ指示を出すようにしても良い。
フック72a,72bの送信ユニット7281a,7281bと、コントロールボックス21の送受信ユニット211と、PC6の送受信ユニット62との間の無線通信は、例えば、IEEE802.11に規定されている無線LAN方式や、ブルートゥース(登録商標)等を好適に用いることができるが、これに限定されず、任意の通信プロトコルを用いることができる。また、フック72a,72bの送信ユニット7281a,7281bと、ハーネス安全帯1のコントロールボックス21の送受信ユニット211との間の通信は、適宜のケーブルを介した有線通信であっても良い。
以下、上記の構成にかかる確認システムの動作について説明する。
作業員は、作業にとりかかる前に、ハーネス型安全帯1を身体に装着し、次に、ハーネス型安全帯1に2本の連結体7a,7bを結合する。このとき、連結体7a,7bのフック72a,72bは、ハーネス型安全帯1のフックハンガー25,25にそれぞれ掛けられている。ここで、作業員は、フック72a,72bの電源スイッチをオンにすることにより、開閉センサ729a,729b、圧力センサ720a,720b、および回路基板728a,728bへの電源供給が開始される。なお、フックハンガー25のスイッチセンサ253a,253bへの電源供給は、この電源スイッチのオンに連動して開始するようにしても良いし、別個のスイッチを設けて制御しても良い。上記の各センサは、電源供給が開始されると、所定のタイミングで周期的に、センサ出力信号を送信ユニット7281a,7281bへ送り出す。送信ユニット7281a,7281bは、上記センサ出力信号を所定のタイミングで制御部211へ送り出す。
作業員は、規定の高さまで達する前に、連結体7a,7bのフック72a,72bを親綱またはタラップ等の被掛止物に掛けることが義務付けられている。ここで、作業員が、連結体7aを被掛止物に掛けるものとする。このとき、作業員は、まず、フックハンガー25からフック72aを外すために、主連結体7aのフック72aの安全装置723aを握ってから外れ止め装置722aを握ることにより、外れ止め装置722aを鈎状部材721aに対して開状態とする。このとき、開閉センサ729aから、安全装置723aがリリース状態となったことを表すセンサ出力信号が、送信ユニット7281aおよび送受信ユニット211を介して制御部210へ送られる。これにより、制御部210において、フック72aの開閉部材722aが開状態とされたことを検知することができる。また、このとき同時に、フック72aがフックハンガー25から離れることにより、スイッチセンサ253aはオフ状態となる。これにより、制御部210は、フック72aがフックハンガー25から離れているオフフック状態であるものと判断する。その判断結果は、LED光源212によって表示されると共に、PC6へも送られる。
次に、作業員が被掛止物にフック72aを掛けて手を離すと、被掛止物がフック72aの鈎状部材721aに設けられたレバー状部材727aを押し込むように作用する。このとき、フック72aの自重(例えば2N)がかかることにより、圧力センサ720aの検出値が変動する。したがって、制御部210において、圧力センサ720aの検出値を監視することにより、フック72aが被掛止物に掛けられたかどうかを判定することができる。また、このとき、フック72aが被掛止物に正しく掛けられていれば、作業員がフック72aから手を離すことにより、外れ止め装置722aが鈎状部材721aに対して閉状態へと戻り、安全装置723もリリース状態(図6に示す状態)から、ロック状態(図5に示す状態)に戻る。これにより、開閉センサ729aのセンサ出力信号が、外れ止め装置722aの開状態を表す値から閉状態を表す値へと変化する。また、これと同時に、圧力センサ720aの検出値が、無荷重時の値から、それよりも大きな値へと変化するはずである。ここで、開閉センサ729aのセンサ出力信号が開状態を表す値から閉状態を表す値へと変化した後、所定時間(例えば5秒)経過しても、圧力センサ720aの検出値が無荷重の値である場合、制御部210は、フック72aが被掛止物からはずれた状態(不掛止状態)であると判定する。一方、開閉センサ729aのセンサ出力信号が閉状態を表す値のときに、圧力センサ720aの検出値が無荷重時の値よりも大きな値であれば、制御部210は、フック72aが被掛止物に正しく掛けられている状態(掛止状態)であると判定する。また、開閉センサ729aのセンサ出力信号が、所定時間(例えば5秒)よりも長い間、開状態を表す値であれば、制御部210は、フック72aの外れ止め装置722aまたは安全装置723aに何らかの構造的な異常がある状態であると判定する。
また、圧力センサ720aに所定値を超える荷重(例えば300N)が所定時間(例えば3秒)を超えて加わったことが検出された場合は、制御部210は、作業員が足場等の高所から落下したものと判定する。また、圧力センサ720aに所定値を超える荷重(例えば300N)がかかったが、所定時間(例えば3秒)以内に所定値以下に戻ったことが検出された場合は、制御部210は、作業員が転倒したが落下はしていないものと判定する。
ここで、図9を参照しながら、フック72の圧力センサ720のセンサ出力信号と、安全装置723の開閉センサ729のセンサ出力信号と、フックハンガー25のスイッチセンサ253の出力信号との組み合わせから、本実施形態の確認システムにおいて検出できるパターンを説明する。ここで、フックAはフック72a、フックBはフック72bに相当するものとする。
例えば、フックAに関して、「掛止」の欄は、圧力センサ720aで検出される荷重の大きさを表す。「荷重(小)」の欄において、×記号が付されているのは、全く荷重が検出されない場合であり、○記号が付いているのは、荷重が検出されるが、その検出値が所定の範囲内(例えば2N〜300N)の場合である。また、「荷重(大)」の欄において、×記号が付されているのは、圧力センサ720aの検出値が所定値(例えば300N)を超えない場合であり、○記号が付されているのは、検出された荷重が当該所定値を超えた場合である。「安全装置」の欄に「開放」と記載されているのは、開閉センサ729から、安全装置723がリリース状態であり、かつ、外れ止め装置722が開状態であることを示すセンサ出力信号が出力されたことを示す。また、「安全装置」の欄に「閉」と記載されているのは、開閉センサ729から、安全装置723がロック状態であり、かつ、外れ止め装置722が閉状態であることを示すセンサ出力信号が出力されたことを示す。「フックハンガー」の欄は、フックハンガー25に掛けられていることが検出されたフックの数を示す。この数は、制御部210が、フックハンガー25のスイッチセンサ253からのセンサ出力信号に基づいて判定することができる。「表示内容」の欄は、PC6のモニタ63に表示される内容を表し、「色」および「ブザー」の欄は、LED光源212およびスピーカ213によって実現されるランプ表示とブザー音鳴動の状態を表す。すなわち、制御部210は、図9の表に示されたようなパターンにしたがって、報知すべき内容を判定する。
例えば、最上段(No.1)に示されている組み合わせの場合、フックハンガー25に掛けられているフックの数が「2」と検出されているので、制御部210は、フック72の状態にかかわらず、「待機中」との表示をモニタ63へ出力する。また、2段目(No.2)および3段目(No.3)の場合は、フック72a,72bのいずれかにおいて、圧力センサ720に所定値よりも小さな荷重がかかっており、かつ、外れ止め装置722が開状態にある。これは、当該フック72が被掛止物に掛けられているが、外れ止め装置722および安全装置723が確実に閉まった状態でないことを表す。したがって、LED光源212による赤色ライトの点灯と、スピーカ213によるブザー音の鳴動により、作業者に注意を促す。
また、例えば、12段目(No.12)および13段目(No.13)に示されている組み合わせの場合は、フック72aまたは72bの圧力センサ720a,720bから、所定値を超える荷重が3秒を超えてかかったことが検出されている。この場合は、作業員が高所から落下したものと推定される。そこで、制御部210は、LED光源212を制御して赤色ライトを点灯させると共に、スピーカ213からブザー音を鳴動させることにより、周囲の人達が落下現場を発見しやすくする。また、PC6のモニタ63に、落下事故の発生の可能性を示すメッセージを例えば点滅表示させることにより、モニタ63を見ている監督者に対し、事故の発生をいち早く通知することができる。
また、6段目(No.6)および11段目(No.11)に示されている組み合わせの場合は、フック72aまたは72bの一方がフックハンガーに収納されており、かつ、他方のフックが被掛止物に掛けられた状態において、被掛止物に掛けられたフックの安全装置が押されたことが検出されている。この状況は、本来は、被掛止物に掛けられたフックを外す前にもう一方のフックを被掛止物に掛けなければならないのに、作業員がその手順を遵守しておらず、被掛止物に掛けられているフックが外されてしまうと無胴綱状態(安全帯が被掛止物に掛けられていない状態)となり、大変危険である。したがって、この状況が検知された場合は、制御部210は、LED光源212を制御して黄色ライトを点灯させると共に、スピーカ213からブザー音を鳴動させることにより、無胴綱状態となる可能性があることを作業員に対して警告する。なお、PC6のモニタ63へも、無胴綱状態の可能性を示すメッセージを例えば点滅表示させるようにしても良い。
以上のとおり、本実施形態の確認システムによれば、フックのセンサからの出力信号に基づいて、落下事故の発生の可能性を検知してすみやかに警告することができ、万が一の事故発生の際にも、監督者や周囲の作業員が迅速な措置をとることが可能となる。
なお、本実施形態のコントロールボックス21は、LED光源212の発光状態を異ならせることにより、作業員にフックの状態等を通知することとしたが、コントロールボックス21のスピーカ213を用いて音声メッセージによる通知を行ってもよい。たとえば、「フックが2つとも正しく掛けられています。作業を開始してOKです。」、「フックが正しく掛けられていません。再度フックの連結状態を確認して下さい。」といったメッセージを出力するようにすればよい。
<1−4.PC6における管理用画面>
本実施形態にかかる管理システムにおいては、コントロールボックス21の送受信ユニット211が、PC6の送受信ユニット62へ、制御部210による状態判定結果を送信する。そして、PC6においては、送受信ユニット62で受け取ったデータに基づいて、制御部61が、作業員毎の連結体の装着状況の現状を表す監視画面(図10参照)をモニタ63へ表示すると共に、その時系列履歴を記録する。
例えば、図10の監視画面には、作業員のリストが表示されている。本日、作業を行う作業員の名前があらかじめオペレータにより入力されている。オペレータは、各作業員が使用するハーネス型安全帯1の識別番号(アドレス)も作業員名と対応させて入力しておく。コントロールボックス21の制御部210には、ハーネス型安全帯1の識別番号が登録されている。そして、制御部210は、送受信ユニット211を介してPC6に送信する情報のヘッダに、識別番号を埋め込むようにしている。これにより、PC6は、複数の作業員のハーネス型安全帯1の送受信ユニット211から受信した情報が、どの作業員に対応するものであるかを特定することができる。
図10に示す監視画面には、ハーネス型安全帯1、フックA(フック72a)、フックB(フック72b)のそれぞれの電池の状況が表示されている。図10の例では、○記号は、電池が正常であることを表している。この表示が○記号でない場合には、監督者は、直ちに電池を入れ替えるよう、作業員に指示する必要がある。
図10に示す監視画面には、さらに、フック状態が表示されている。これは、図9に示したパターンにしたがって表示される。図10の例においては、監督者は、例えば○○一郎作業員はフックAが被掛止物からはずれているので、この作業員に対して、直ちにフックの装着状態を確認するよう指示する必要がある。
また、図10においては図示を省略しているが、例えば、「Aフックはずれ」は赤色、「作業終了」は青色、「掛替え作業中」は黄色のように、色または点滅の有無などによって、フック状態に応じて表示態様を異ならせ、安全度が低い状態にある作業員を視認しやすい表示とすることが好ましい。この色表示はコントロールボックス21のLED光源212の発光色とあわせると、状態がわかり易く便利である。
また、PC6において、モニタ63への表示とあわせて、スピーカ65からの音声による通知を行ってもよい。たとえば、「○○一郎さんのフックAがはずれています。」といった警告を音声出力すれば、監督者がより確実に装着状態の確認を行うことができる。
このように本実施の形態によれば、作業員本人および作業員周辺の人のみならず、管理室など離れた場所にいる監督者も、作業員によるハーネス型安全帯1および連結体7の装着状態を明確に確認することができる。これにより、作業員によるハーネス型安全帯1および連結体7の正しい装着が確実に行われるよう、体制を整えることができる。
さらに、図11に示すように、制御部61が、コントロールボックス21の送受信ユニット211から受け取った情報に基づいて、その時系列履歴を記録し、作業員毎の履歴画面を生成し、モニタ63に表示する。なお、図11においては、作業があった日(この例ではある月の8日〜13日)を複数の時間帯(この例では5つの時間帯)に分割し、分割された時間帯のそれぞれに対して、「未装着作業」または「衝撃」があった場合に、これを記号で表示している。例えば、図11において「未装着作業」として画面上に△マークで表示されているのは、当該作業員がフックはずれのまま作業していた時間帯を表す。また、「衝撃」として画面上に×マークで表示されているのは、当該作業員の転倒または落下が検知された時間帯を表している。このような履歴画面を生成して表示することにより、監督者が、ハーネス型安全帯1および連結体7を正しく装着しない傾向がある作業員がいないか、容易に確認することができる。また、転倒または落下の頻度を監視し、これらを防止するための適切な措置を講ずることも可能となる。
なお、図10および図11の画面デザインはあくまでも一例であって、本発明の実施形態をこれらの態様のみに限定するものではない。
<1−5.変形例>
上記実施の形態においては、PC6により複数の作業員のハーネス型安全帯1の装着状態を確認するようにした。この形態は、たとえば、建設現場など多数の作業員がいる場合、管理室が存在する場合などに適している。これ以外の形態として、たとえば、PC6の代わりに携帯電話またはPDA等の携帯端末を利用しても良い。
上記の説明においては、ハーネス型安全帯1に連結体を2本結合する場合を例示したが、連結体を1本だけ用いる態様も本発明の一実施形態に含まれる。また、ハーネス型の代わりに胴ベルト型の安全帯を用いることも可能である。
また、上述の説明においては、フック72への荷重を検出するセンサとして、レバー状部材727の動きにしたがって、荷重を検知する圧力センサ720を例示したが、圧力センサの実施態様はこれに限定されない。例えば、次のような変形例も考えられる。
例えば、図12に示すように、レバー状部材727および圧力センサ720の代わりに、鈎状部材721にひずみゲージ820を内蔵した構成としても良い。この構成によれば、フック72へ荷重がかかったことによる鈎状部材721の変形量をひずみゲージ820が検出し、この変形量に基づいて、フック72への荷重の大きさを検出できる。この場合、回路基板728において、ひずみゲージ820の出力を増幅するアンプを設けることが好ましい。
あるいは、図13に示すように、鈎状部材721において、レバー状部材727が押し込まれたときにオンとなるスイッチ830(例えばホール素子等)を設けると共に、フック72と連結体7との接続箇所に、バネ831とスイッチ832とを備えた構成も好ましい。図13の構成においては、スイッチ830は、所定値(例えば2N)以上の荷重を検出したときに、フック72が被掛止物に掛けられたことを検知する。スイッチ832は、バネ831の伸び量が、所定値(例えば300N)の荷重がかかったときの伸び量を超えたことを検出したときにオンとなる。すなわち、スイッチ832のセンサ出力信号により、転倒または落下が生じたことを検知することができる。スイッチ832としては、例えば、これに限定されないが、オン・オフ設定を有する機械式のスイッチを用いることができる。
あるいは、上記の説明においては、圧力センサ720がフック72への荷重(単位はN)を検出する例を示したが、フック72への圧力(単位はPa)を検出する構成としても良い。
[第2の実施形態]
以下、本発明の他の実施形態について説明する。第1の実施形態で説明した構成と同様の構成については、第1の実施形態と同じ参照符号を付記し、詳細な説明を省略する。
<2−1.安全帯の構成>
図14は、本実施形態にかかる安全帯の外観図である。図14に示すように、本実施形態にかかる安全帯は、ランヤード型の連結体2である。連結体2は、ロープ70、フック24、および、カラビナ71を備えた構成である。本実施形態にかかる連結体2を購入した使用者は、手持ちの人体ベルト(ハーネス型および胴ベルト型のどちらでも良い)に、この連結体2を装着して使用することとなる。なお、この連結体2は、第1の実施形態で説明したコントロールボックス21と共に用いられる。すなわち、この連結体2とコントロールボックス21とをセット販売し、作業者は、連結体2を手持ちの人体ベルトに装着し、人体ベルトにコントロールボックス21を取り付けて使用することが可能である。
図15は、フック24の構成を示す図である。フック24は、図15に示すように、鈎状部材241と、外れ止め装置(外れ止め部材)242と、安全装置243とを有している。外れ止め装置242は、リベット246を軸として回動可能に形成されている。安全装置243は、スライド溝2431を有する。安全装置243は、リベット244を軸として回動可能に形成されている。また、安全装置243のスライド溝2431内に、外れ止め装置242に取り付けられたリベット245が位置している。スライド溝2431は、作業員が安全装置243を握ったときに、リベット245がこのスライド溝2431内をスライド移動し、さらにこの状態から、作業員が安全装置243を握った状態のまま外れ止め装置242を握ったときに、リベット245がこのスライド溝2431内をさらにスライド移動するような形状に湾曲して形成されている。言い換えると、スライド溝2431は、作業員が安全装置243を握らない状態で外れ止め装置242に外力がかかっても、外れ止め装置242が開閉動作しないような形状に形成されている。
なお、フック24は、外れ止め装置242の開閉状態を検出するために、レバー247とスイッチ248とを備えている。レバー247およびスイッチ248は、作業員が安全装置243を握った状態でさらに外れ止め装置242を握ったときに、レバー247が押し込まれてスイッチ248から離れるように構成されている。したがって、スイッチ248がオンであれば外れ止め装置242は閉状態にあり、スイッチ248がオフであれば外れ止め装置242は開状態にある。
このように、外れ止め装置242が閉状態にあるときにスイッチ248がオン、開状態となったときにスイッチ248がオフとなるように構成することにより、感圧センサによって外れ止め装置242が開状態となったことを検知する構成に比較して、検知レベルを設定する必要がなく、誤作動が少ないという利点がある。
フック24は、さらに、鈎部レバー249とスイッチ250とを備えている。鈎部レバー249は、フック24が被掛止物に掛けられた際に押し込まれる。鈎部レバー249は、このように押し込まれると、スイッチ250から離れるように構成されている。したがって、スイッチ250がオンであれば、鈎部レバー249は押し込まれていない状態(すなわち、フック24が被掛止物に掛けられていない状態)にある。一方、スイッチ250がオフであれば、鈎部レバー249は押し込まれた状態(すなわち、フック24が被掛止物に掛けられた状態)にある。
スイッチ250に関しても、フック24が被掛止物に掛けられていない状態でオン、掛けられた状態でオフとなるように構成することにより、検知レベルを設定する必要がなく、誤作動が少ないという利点がある。また、フック24の掛止時に衝撃が加わったり、荷重の方向が斜めであった場合に誤作動したりすることもなく、掛止時にスイッチ250に荷重が加わることもないので、スイッチ250の耐久性が向上するという効果もある。
フック24は、さらに、安全装置243の上方に、フックハンガー金具255を備えている。フックハンガー金具255は、人体ベルト側に取り付けられるフックハンガーに、フック24を掛ける際に用いられる。フックハンガー金具255は、下方に開口部255aを有しており、人体ベルト側のフックハンガーに開口部255を被せるように引っかけることにより、フックハンガーにフック24を掛けることができる。
フックハンガー金具255の内部には、レバー256とスイッチ257とが設けられている。レバー256は、フックハンガー金具255がフックハンガーに掛けられたときに、フックハンガーに押されてスイッチ257から離れるように構成されている。したがって、スイッチ257がオンであれば、フック24はフックハンガーに掛けられていない状態にある。一方、スイッチ257がオフであれば、フック24はフックハンガーに掛けられた状態にある。
フック24の基部には、電池ホルダ258、アンテナ259、回路基板260が設けられている。電池ホルダ258は、アンテナ259や回路基板260等へ電力を供給するための電池を収容する。アンテナ259は、外部とのデータ送受信を行う。また、フック24の基部先端には、断線センサ261が設けられている。回路基板260は、スイッチ248,250,257からのオン/オフ情報や、断線センサ261からのセンサ情報を受け取って処理し、アンテナ259を介して、連結体2の使用状況等を外部へ送信する。
断線センサ261は、作業者の墜落等で大きな荷重が加わったときに、この荷重で引っ張り力が働くことによって内部でリード線が断線するように構成されている。したがって、断線センサ261で断線が生じると、回路基板260がこの断線を検知することにより、墜落荷重が加わったことを判定できる仕組みになっている。なお、この実施形態においては、断線センサ261をフック24の基部先端に設けた構成を例示しているが、断線センサ261の位置は、これに限定されるものではない。断線センサ261は、引っ張り張力による影響を受ける位置であることを条件として、フック24の任意の箇所に設けることができる。
<2−2.連結体使用状況確認システムの構成および動作>
次に、上記の連結体2が正しく使用されていることを確認するためのシステムの構成について説明する。図16は、確認システムのシステム構成図である。この確認システムは、連結体2と、センター装置としてのパーソナルコンピュータ(以下、PCとする。)6などから構成される。なお、ここでは、2本の連結体2を人体ベルトに装着して使用するものとし、これらの連結体2を2a,2bと表記する。また、必要に応じて、連結体2a,2bの構成要素についても、それぞれにa,bの参照符号を付記する。例えば、連結体2aのフックには参照符号24aを付記し、連結体2bのフックには参照符号24bを付記する。
PC6は、たとえば、管理室などに設置されている。たとえば建設現場であれば、建設現場内に設けられた現場監督室などにPC6が設置されている。PC6には、連結体の状態確認用のアプリケーションプログラムがインストールされている。PC6は、連結体の状態確認用アプリケーションプログラムと無線LANなどのドライバプログラムを利用し、連結体の状態確認用アプリケーションを実行可能としている。このように、本実施の形態においては、一般的なPCとプログラムを用いて確認装置を構成している。
図16に示すように、本実施形態においては、連結体2において、スイッチ250,248,257から回路基板260へ送られた情報は、回路基板260に搭載されている制御回路262において処理される。例えば、前述したように、スイッチ250からは、フック24が被掛止物に掛けられていない場合はオン信号、掛けられている場合はオフ信号が出力される。また、スイッチ248からは、外れ止め装置242が閉状態/開状態のいずれかにあるかを表すオン/オフ信号が出力される。スイッチ257からは、フック24がフックハンガーに掛けられていない場合はオン信号、掛けられている場合はオフ信号が出力される。また、断線センサ261からは、作業者が墜落した場合等にかかる大きな荷重がかかったか否かを表す信号が出力される。
制御回路262は、これらの信号を受け取って、フック24の状態や作業者の状態を判定する。判定結果は、回路基板260に設けられた送信ユニット263から、アンテナ259を介して送信される。送信データは、コントロールボックス21の送受信ユニット211において受信される。
コントロールボックス21の送受信ユニットで受信されたデータは、コントロールボックス21内の制御部210へ渡され、処理される。制御部210は、受信したデータの内容にしたがって、必要に応じてLED212やスピーカ213を駆動して、作業者へ指示や警告等を与える。また、制御部210は、連結体2から受信したデータを、PC6へ送信する。PC6の送受信ユニット62が、このデータを受け取り、第1の実施形態において説明したような監視業務を行う。また、図16においては図示を省略しているが、PC6から監督者の携帯端末等へ、作業者の状況を知らせるメッセージ等を送るようにしても良い。
以下、フック24a,24bの状態に応じた制御の例をいくつか説明する。なお、以下の例は、あくまでも具体例の一部を示したものであり、各スイッチからのデータに基づく制御の方法は、必要に応じて様々に工夫することができ、以下の例のみに限定されない。
<a:断線センサ261により断線が検知された場合>
フック24a,24bのいずれかにおいて、断線センサ261から断線が起きたことを表すデータが出力された場合、これは、墜落事故が発生したことを示している可能性がある。そのため、コントロールボックス21の制御部210は、このデータを受け取ると、LED212を点灯させたり、スピーカ213からブザー音や警告音声を出力させたりする。これにより、周囲の作業者や監督者が、墜落事故が起きたことを早期に検知することができる。また、そのデータは、PC6へも送られ、制御部61が、墜落事故が起きたことを知らせる画面をモニタ63に表示させたり、スピーカ65からブザー音や警告音声を出力させたりする。
<b:スイッチ257がオフになった場合>
スイッチ257がオフになったことを表すデータが出力された場合、これは、フック24が人体ベルトのフックハンガーに掛けられていることを表す。コントロールボックス21の制御部210は、連結体2の使用開始時(例えばコントロールボックス21の電源が投入された時点)から所定の時間を経過しても、フック24aのスイッチ257aとフック24bのスイッチ257bとの両方がオフにならない場合は、例えばスピーカ213から警告メッセージを出力する等して、連結体2の正しい着用を促す。
<c:スイッチ248がオフになった場合>
スイッチ248からオフになったことを表すデータが出力された場合、これは、外れ止め装置242が開状態になったことを表す。スイッチ248からオフになったことを表すデータが出力されてから、所定の時間を経過してもオンに戻らない場合は、外れ止め装置242が何らかの理由(例えば作業着等に引っかかった状態)で開放されたままになっている可能性がある。そこで、このような場合、コントロールボックス21の制御部210は、LED212を点灯させたり、スピーカ213からブザー音や警告音声を出力させたりして、作業者に、外れ止め装置242を点検するよう指示する。
<d:スイッチ250がオフになった場合>
スイッチ250からオフになったことを表すデータが出力された場合、これは、フック24が被掛止物に掛けられたことを表す。コントロールボックス21の制御部210は、例えば、フック24aまたはフック24bのスイッチ257がオンとなってから(すなわち当該フックがフックハンガーから外されてから)所定の時間が経過しても、当該フックのスイッチ250がオフにならない場合は、当該フックが被掛止物に正しく掛けられていない可能性がある。そこで、このような場合、コントロールボックス21の制御部210は、LED212を点灯させたり、スピーカ213からブザー音や警告音声を出力させたりして、作業者に、フック24の状態を点検するよう指示する。
また、2本の連結体2a,2bを装着した作業者は、常時、2本の連結体を被掛止物に掛けて作業する場合もあるが、通常は1本の連結体(ここでは連結体2aとする)を被掛止物に掛けて、例えば足場上を移動する場合等に、もう1本の連結体2bを補助的に使用するような使用方法をとることがある。すなわち、連結体2aを現在の被掛止物から移動先に被掛止物へ掛け替える間に、連結体2bを補助的に用いることにより、連結体が掛かっていない状態を無くす。あるいは、現在の被掛止物に連結体2aがかかった状態で、移動先の被掛止物へ連結体2bを掛けてから、連結体2aを外して移動する、という方法もある。
上記のいずれの方法をとる場合においても、作業中に、フック24aのスイッチ250aと、フック24bのスイッチ250bとが、同時にオンとなった場合は、どちらのフックも被掛止物に掛けられていない状態である。したがって、このような場合、コントロールボックス21の制御部210は、LED212を点灯させたり、スピーカ213からブザー音や警告音声を出力させたりして、作業者に、フック24の状態を点検するよう指示する。
<2−3.連結体使用状況確認システムの変形例>
図16に示した構成以外に、以下のようなシステム構成をとることも可能である。
例えば、図17に示すように、センター装置としてのPC6を省略した構成をとることも可能である。この構成においては、図17に示すように、コントロールボックス21内にメモリ214をさらに設けた構成とすることが好ましい。メモリ214には、スイッチ250a,250b等からのデータに基づいた制御回路262a,262bによる判定結果のデータが格納される。例えば、一日の作業が終了したとき等に、メモリ214から蓄積データを読み出して分析することにより、連結体2a,2bの装着状況等を解析することができる。また、この構成においては、コントロールボックス21において、送受信ユニット211の代わりに、受信ユニット215が設けられる。
また、図18に示すように、さらに、コントロールボックス21も省略した構成としても良い。図18に示す構成例においては、コントロールボックス21に設けられていた制御部210や、必要に応じて、LED212およびスピーカ213を、連結体2a,2bのいずれかの回路基板260に設ける。また、図18に示す例では、メモリ264がさらに設けられている。メモリ264には、スイッチ250等からのデータに基づいた制御部210による判定結果のデータが格納される。例えば、一日の作業が終了したとき等に、メモリ264から蓄積データを読み出して分析することにより、連結体2の装着状況等を解析することができる。図18の構成においては、回路基板260aには、回路基板260bの送信ユニット263bからデータを受信するための受信ユニット265aが設けられる。
また、図19に示すように、連結体2を1本だけ用いる構成としても良い。この場合は、送受信ユニットは不要である。図19に示す例においても、スイッチ250等からのデータに基づいた、制御回路262による判定結果のデータを格納するために、メモリ264が設けられている。なお、図19に示す構成に対してさらに、LED212やスピーカ213等を追加しても良い。
[第3の実施形態]
以下、本発明のさらに他の実施形態について説明する。前述の各実施形態で説明した構成と同様の構成については、それらの実施形態と同じ参照符号を付記し、詳細な説明を省略する。
<3−1.連結体の構成>
本実施形態にかかる安全帯は、ランヤード型の連結体3である。図20は、本実施形態にかかる連結体3の外観図である。図20に示すように、連結体3は、ロープ30、フック34、および、カラビナ35を備えた構成である。本実施形態にかかる連結体3を購入した使用者は、手持ちの人体ベルト(ハーネス型および胴ベルト型のどちらでも良い)に、この連結体3を装着して使用することとなる。なお、この連結体3は、第1の実施形態で説明したコントロールボックス21と共に用いられる。すなわち、この連結体3とコントロールボックス21とをセット販売し、作業者は、連結体3を手持ちの人体ベルトに装着し、人体ベルトにコントロールボックス21を取り付けて使用することが可能である。
本実施形態の連結体3は、作業者が墜落したことを検知するための構成として、フック34内ではなく、ロープ30内に断線センサを備えている。したがって、本実施形態の連結体3のフック34においては、第2の実施形態で説明した断線センサ261は省略することができる。なお、フック34の構成は、断線センサ261を備えていない点を除いては、第2の実施形態のフック24とほぼ同様であるため、詳しい説明は省略する。
<3−2.断線センサの例>
ここで、ロープ30に設けられる断線センサの例を、いくつか示す。
まず、図21(a)および図21(b)に示す例においては、ロープ30の芯に、リード線が挿入されている。図21(b)は、図21(a)のロープ30の断面図である。すなわち、ロープ30は、リード線301の周りに樹脂繊維302が巻き付けられることによって形成されている。樹脂繊維302は、引っ張りに対してある程度の伸びがあるが、リード線301は引っ張られると断線する。したがって、墜落等で強い引っ張り力が働いた場合に、リード線301が断線することにより、作業者が墜落したことを検知することができる。リード線301の断線は、例えば、フック34に設けられた回路基板(第2の実施形態の回路基板260と同様)上の回路で検出することができる。
また、図22に示す例においては、ロープ30の途中に、ショックアブソーバ303が設けられている。ショックアブソーバ303を設ける位置は、フック34に近い側であっても良いが、作業者の身体に近い側(すなわちカラビナ35に近い側)にある方が、墜落をより正確に検出することができるので好ましい。
ショックアブソーバ303は、樹脂カバー304の内部に、ベルト305が折り畳まれて収容された構成である。ロープ30に強い引っ張り力が働いた場合には、樹脂カバー304が破れ、ベルト305が延伸されることにより、ロープ30にかかる衝撃力が吸収される。なお、ベルト305はある程度の伸びを有する樹脂繊維で形成されている。このショックアブソーバ303に、リード線306が内蔵されている。リード線306の長さは、ベルト305の長さよりも短い。ベルト305の両端は、リード線306に接続されている。これにより、ベルト305が延伸するときにリード線306が断線し、作業者が墜落したことを検知することができる。リード線301の断線は、例えば、フック34に設けられた回路基板(第2の実施形態の回路基板260と同様)上の回路で検出することができる。
<3−3.断線センサの変形例>
上記の例では、作業者の墜落を検知するための構成として、リード線を用いた断線センサを例示したが、断線センサ以外に、加速度センサ、ひずみゲージ(ロードセルを含む)、または、圧電素子等のスイッチセンサ等をロープ30またはカラビナ35に設けることによっても、墜落を検出することが可能である。
1 ハーネス型安全帯
2 連結体
3 連結体
30 ロープ
303 ショックアブソーバ
305 ベルト
6 PC
61 制御部
62 送受信ユニット
21 コントロールボックス
210 制御部
211 送受信ユニット
25 フックハンガー
7 連結体
70 ロープ
71 カラビナ
72 フック
720 圧力センサ
721 鈎状部材
722 外れ止め装置
723 安全装置
728 回路基板
729 開閉センサ

Claims (15)

  1. ロープと、前記ロープの一端に接続され、作業員の身体のまわりに装着される人体ベルトに結合される結合部と、前記ロープの他端に接続されたフックとを備えた連結体と、
    制御装置とを有する安全帯であって、
    前記連結体が、当該連結体に許容範囲を超える荷重がかかったことを検知する荷重検知センサを備え、
    前記制御装置が、前記荷重検知センサからの検知信号を受信する受信部と、前記検知信号から前記作業員または当該安全帯の状況を検出する制御部と、前記状況に応じた前記制御部による制御にしたがって報知動作を行う報知部とを備えたことを特徴とする安全帯。
  2. 前記フックが、鈎状部材と、前記鈎状部材の開口に対して開閉動作する外れ止め部材と、前記荷重検知センサの出力信号を送信する送信部とを備え、
    前記荷重検知センサが、前記鈎状部材において前記被掛止物と接触する位置に設けられた圧力センサであり、
    前記制御部が、前記圧力センサの出力信号から、所定値を超える荷重または圧力を所定時間を超えて検出した場合に、前記報知部に警報を報知するための報知動作を行わせる、請求項1に記載の安全帯。
  3. 前記フックが、前記外れ止め部材の開閉状態を検出する開閉状態検出センサをさらに備え、
    前記制御部が、前記開閉状態検出センサの出力信号から、前記外れ止め部材が開閉されたことを検出し、かつ、前記圧力センサの出力信号から、前記所定値を超えない荷重または圧力を検出した場合に、前記報知部に、前記連結体が前記被掛止物に連結されたことを報知するための報知動作を行わせる、請求項2に記載の安全帯。
  4. 前記フックが、前記安全帯の所定の収納位置に前記フックが収納されていることを検知する収納センサをさらに備え、
    前記制御部が、前記収納センサの出力信号から、前記フックが前記所定の収納位置に収納されていることが検知できず、かつ、前記連結体が前記被掛止物に連結されていないと判断される場合に、前記報知部に、前記フックのはずれを報知するための報知動作を行わせる、請求項3に記載の安全帯。
  5. 前記制御部が、前記連結体が前記被掛止物に連結された状態で、前記開閉状態検出センサの出力信号から、前記外れ止め部材が開閉されたことを検出した場合に、前記報知部に、前記連結体が前記被掛止物から外されようとしていることを報知するための報知動作を行わせる、請求項4に記載の安全帯。
  6. 前記制御装置の前記受信部が、一人の作業員が使用する2つの連結体から前記出力信号を受信し、
    前記制御部が、前記2つの連結体の一方のみが前記被掛止物に連結されたと判断される場合に、前記報知部に、前記2つの連結体のフックが掛け替え作業中であることを報知する報知動作を行わせる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の安全帯。
  7. 前記報知部は、前記制御部によって検出された、前記作業員または当該安全帯の状況を報知する発光部を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の安全帯。
  8. 前記報知部は、前記制御部によって検出された、前記作業員または当該安全帯の状況を報知する音声出力部を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の安全帯。
  9. 前記報知部は、無線通信により前記作業員とは離れた場所に配置された確認装置に対して、前記制御部によって検出された、前記作業員または当該安全帯の状況を通知する送信部を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の安全帯。
  10. 前記荷重検知センサが、フックの基部に設けられた断線センサである、請求項1に記載の安全帯。
  11. 前記荷重検知センサが、前記連結体に組み込まれた断線センサである、請求項1に記載の安全帯。
  12. 前記連結体がショックアブソーバをさらに含み、
    前記断線センサが、前記ショックアブソーバに組み込まれたリード線の断線を検知するよう構成されている、請求項11に記載の安全帯。
  13. ロープと、前記ロープの一端に接続され、作業員の身体のまわりに装着される人体ベルトに結合される結合部と、前記ロープの他端に接続されたフックとを備えた連結体と、
    制御装置とを備えた安全帯の使用状況確認システムであって、
    前記制御装置と無線通信を行う確認装置を備え、
    前記連結体が、当該連結体に許容範囲を超える荷重がかかったことを検知する荷重検知センサを備え、
    前記制御装置が、前記荷重検知センサからの検知信号を受信する受信部と、前記検知信号から前記作業員または当該安全帯の状況を検出する制御部と、前記状況に応じた前記制御部による制御にしたがって報知動作を行う報知部と、前記制御部によって検出された前記状況を表す情報を前記確認装置へ送信する送信部とを備え、
    前記確認装置は、前記制御装置の送信部から受信した情報に基づいて前記作業員または前記安全帯の状況をモニタに表示する監視画面表示部を備えることを特徴とする、安全帯の使用状況確認システム。
  14. 前記フックが、鈎状部材と、前記鈎状部材の開口に対して開閉動作する外れ止め部材と、前記荷重検知センサの出力信号を送信する送信部とを備え、
    前記荷重検知センサが、前記鈎状部材において前記被掛止物と接触する位置に設けられた圧力センサである、請求項13に記載の安全帯の使用状況確認システム。
  15. 前記確認装置は、前記制御装置の送信部から受信した情報に基づいて前記作業員または前記安全帯の状況の過去の履歴をモニタに表示する履歴画面表示部を備える、請求項13または14に記載の安全帯の使用状況確認システム。
JP2010162269A 2009-10-20 2010-07-16 安全帯およびその使用状況確認システム Active JP5116815B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010162269A JP5116815B2 (ja) 2009-10-20 2010-07-16 安全帯およびその使用状況確認システム
TW099134754A TWI435740B (zh) 2009-10-20 2010-10-12 Seat belts and their use status confirmation system
CN2010105216860A CN102039014B (zh) 2009-10-20 2010-10-18 安全带及其使用状况确认系统
KR1020100101761A KR101526950B1 (ko) 2009-10-20 2010-10-19 안전띠 및 그 사용상황 확인 시스템
US12/907,083 US8482401B2 (en) 2009-10-20 2010-10-19 Safety belt and system for checking a usage status of the safety belt
EP10188043.3A EP2314354B1 (en) 2009-10-20 2010-10-19 Safety belt and system for checking a belt-wearing status

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009241795 2009-10-20
JP2009241795 2009-10-20
JP2010162269A JP5116815B2 (ja) 2009-10-20 2010-07-16 安全帯およびその使用状況確認システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011104339A true JP2011104339A (ja) 2011-06-02
JP5116815B2 JP5116815B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=43067217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010162269A Active JP5116815B2 (ja) 2009-10-20 2010-07-16 安全帯およびその使用状況確認システム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8482401B2 (ja)
EP (1) EP2314354B1 (ja)
JP (1) JP5116815B2 (ja)
KR (1) KR101526950B1 (ja)
CN (1) CN102039014B (ja)
TW (1) TWI435740B (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103474902A (zh) * 2013-08-25 2013-12-25 国家电网公司 导线走线踏板
JP2014018338A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Fujii Denko Co Ltd 安全帯用フックへのicタグ収容構造
JP3194445U (ja) * 2014-09-11 2014-11-20 アークフィール株式会社 保護帯装着状況管理システム
JP2015131038A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 リンナイ株式会社 グリル
JP2015204998A (ja) * 2014-04-21 2015-11-19 株式会社システック 外し後警報猶予手段を備えたフック掛け検出装置
JP2015533440A (ja) * 2012-11-01 2015-11-24 スカンスカ ユーケー ピーエルシー 安全装置
JP2019037449A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 新日鐵住金株式会社 監視システム、監視装置、安全帯、情報処理方法及びプログラム
JP2019507919A (ja) * 2015-12-30 2019-03-22 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 電子式落下イベント通信システム
JP2019067207A (ja) * 2017-10-02 2019-04-25 富士通株式会社 作業判定プログラム、作業判定方法および作業判定装置
JP2020000402A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 東芝三菱電機産業システム株式会社 安全帯フックかけ忘れ防止監視システム
JP2020515332A (ja) * 2017-03-31 2020-05-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 落下防止具の接続状態及び制御
JP2020189068A (ja) * 2019-05-20 2020-11-26 ワシノ機工株式會社 墜落制止用器具使用状態監視装置
JP2021512724A (ja) * 2018-02-09 2021-05-20 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 接続状態及び制御のための誘導センサを有する落下防止具
JP2021168983A (ja) * 2018-09-18 2021-10-28 株式会社プロップ 安全帯用発報装置
WO2022244917A1 (ko) * 2020-12-30 2022-11-24 (주)엘센 안전고리장치
JP7480994B2 (ja) 2020-07-29 2024-05-10 サンコー株式会社 係止状態検出装置

Families Citing this family (81)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2486012A (en) * 2010-12-01 2012-06-06 Dessa Ltd Alarm for fall arrest system
CA2826931C (en) 2011-02-09 2019-07-09 Van WALBRIDGE Warning and message delivery and logging system utilizable in the monitoring of fall arresting and prevention devices and method of same
GB2491376B (en) * 2011-06-01 2014-01-08 Fall Safe Assist Ltd Hip impact protector
CN102512773B (zh) * 2012-02-02 2013-10-23 中国十七冶集团有限公司 一种用于安全绳佩戴状态远程监测装置
CN102659021A (zh) * 2012-05-16 2012-09-12 硅密(常州)电子设备有限公司 带有感应晶圆花篮功能的起吊装置
KR101398030B1 (ko) * 2012-06-29 2014-05-27 한국건설기술연구원 하네스형 안전대
KR101390276B1 (ko) * 2012-11-20 2014-04-29 삼성중공업 주식회사 안전대 및 이를 포함하는 풍력 발전기
US9498659B2 (en) * 2013-03-09 2016-11-22 Alexander Andrew, Inc. View pack for shock absorbing lanyard
CN103272345B (zh) * 2013-06-07 2016-01-20 国家电网公司 一种用于杆塔作业的防坠安全带
FR3008528B1 (fr) * 2013-07-09 2016-12-23 Total Raffinage Marketing Dispositif de detection de chute pour une ligne de vie ; installation de ligne de vie equipee d'un tel dispositif; methode de detection de chute associee
US10138102B2 (en) * 2013-07-23 2018-11-27 Viki V. Walbridge Warning and message delivery and logging system utilizable in a fall arresting and prevention device and method of same
CN103611223A (zh) * 2013-11-17 2014-03-05 国家电网公司 一种攀登输电塔的防坠落装置
US9511245B2 (en) * 2014-03-28 2016-12-06 International Business Machines Corporation Safety harness monitoring and alerting system
KR20170005805A (ko) * 2014-04-10 2017-01-16 로크리브 홀딩스 피티와이. 리미티드 래칭 메카니즘을 위한 모니터링 및 경보 시스템 및 그 방법
CN105013104A (zh) * 2014-04-16 2015-11-04 振锋企业股份有限公司 安全钩
KR102250225B1 (ko) 2014-07-24 2021-05-10 삼성전자주식회사 운동 보조 장치 및 그 제어 방법
US9480866B2 (en) * 2014-10-21 2016-11-01 The Boeing Company Line connector having a link detection system and method of making same
KR200482611Y1 (ko) * 2015-01-30 2017-02-13 대우조선해양 주식회사 고소 작업 안전장비 및 이를 이용한 안전관리 시스템
CN104815405A (zh) * 2015-04-14 2015-08-05 国网河南省电力公司济源供电公司 一种高空防坠落安全带
KR101701988B1 (ko) * 2015-05-15 2017-02-03 삼성물산(주) 발광식 안전후크 및 이를 이용한 안전벨트
CN105005238A (zh) * 2015-07-01 2015-10-28 武汉理工大学 一种应变触发的高空防护自动控制系统
USD776355S1 (en) * 2015-08-10 2017-01-10 Skysaver Rescue Ltd. Harness for a personal rescue device
KR101766530B1 (ko) 2015-08-12 2017-08-09 주식회사 포스코 작업자 긴급탈출장치
CN105118232B (zh) * 2015-08-17 2017-11-21 江苏金风科技有限公司 海上风电场作业人员安全状态监测方法及系统
CN105107101A (zh) * 2015-09-23 2015-12-02 成都乐维斯科技有限公司 一种用于建筑施工的预警安全带
US9715806B2 (en) * 2015-12-02 2017-07-25 Honeywell International Inc. Monitoring of fall protection harness using a body area network
EP3397355A1 (en) * 2015-12-31 2018-11-07 Honeywell International Inc. Fall detection alert/alarm device and method
US10610710B2 (en) 2016-03-11 2020-04-07 Honeywell International Inc. Fall protection radio frequency emergency beacon
CN205449023U (zh) * 2016-03-19 2016-08-10 深圳市前海康启源科技有限公司 非侵入性生物传感装置
CN105841651B (zh) * 2016-03-19 2019-09-20 深圳市前海安测信息技术有限公司 非侵入性生物传感系统
WO2017180121A1 (en) * 2016-04-14 2017-10-19 Honeywell International Inc. Weight bearing fall protection connector having a wireless fall indicator
CN109843389B (zh) * 2016-10-14 2021-09-10 3M创新有限公司 坠落防护装备事件生成和监测
CN106492368B (zh) * 2017-01-06 2022-07-05 湖南大唐先一科技有限公司 一种基于gprs通讯技术的电厂高空作业智能安全带
RU2726811C1 (ru) * 2017-04-03 2020-07-15 3М Инновейтив Пропертиз Компани Устройство для защиты от падения с защитным кожухом и втулочным узлом
EP3619381B1 (en) * 2017-05-02 2022-07-06 Control Dynamics Inc. Locking mechanism with multiple stage locking verification
CA3062317A1 (en) 2017-05-04 2018-11-08 Modjoul, Inc. Wearable electronic belt device
CN107290087A (zh) * 2017-05-10 2017-10-24 浙江华电器材检测研究所 一种安全带对人体压迫力的测试装置
CN107080905A (zh) * 2017-06-14 2017-08-22 江苏菲泽科技发展有限公司 弹簧线安全绳
JP7066478B2 (ja) * 2017-06-26 2022-05-13 前田建設工業株式会社 安全帯使用状況監視システム、及び、安全帯使用状況監視方法
CN114613102A (zh) * 2017-10-27 2022-06-10 霍尼韦尔国际公司 智能高度安全系统
CN107715340A (zh) * 2017-11-06 2018-02-23 金陵科技学院 一种带有拍摄的高安全性安全带
CN108050616A (zh) * 2017-11-23 2018-05-18 海信(山东)空调有限公司 空调器室外机连接装置、空调器室外机及空调器
CN109603027B (zh) * 2018-01-01 2020-08-28 国网山东省电力公司潍坊供电公司 电力系统登高辅助装置
CN108287081A (zh) * 2018-01-19 2018-07-17 上海恒润申启多媒体有限公司 一种安全扣的检测系统、方法及娱乐设施
CN108525153A (zh) * 2018-05-04 2018-09-14 乐清市盛邦安防有限公司 一种智能挂钩以及智能挂钩的控制系统
US20210196996A1 (en) * 2018-05-23 2021-07-01 3M Innovative Properties Company Impact indicator for a fall-protection apparatus, and method of using
EP3863733A4 (en) * 2018-10-12 2021-12-01 MSA Technology, LLC HARNESS BACK PLATE AND STRAP ARRANGEMENT
EP3895138A4 (en) 2019-01-14 2022-01-19 MSA Technology, LLC FALL SAFETY COMPLIANCE SYSTEM AND PROCEDURES
US11633632B2 (en) * 2019-03-22 2023-04-25 3M Innovative Properties Company Fall-protection system with monitoring system
KR102211426B1 (ko) 2019-05-16 2021-02-03 (주) 세이프온 체결 탐지용 훅 센서 모듈 및 이를 가진 안전대
KR102286381B1 (ko) * 2019-06-25 2021-08-05 주식회사 한림기술 고소작업용 안전고리 체결 확인 센서를 구비한 안전관리 시스템
CN110420409B (zh) * 2019-07-04 2020-11-06 中国船舶重工集团公司第七一八研究所 一种双安全钩坠落防护装置
CN110559570A (zh) * 2019-09-02 2019-12-13 成都建工第五建筑工程有限公司 感应装置、检测系统及安全挂钩
US11247080B2 (en) 2019-10-10 2022-02-15 Saudi Arabian Oil Company Systems, methods, and apparatuses for ensuring worker safety
CN112675449A (zh) * 2019-10-17 2021-04-20 黄炜皓 安全钩环及坠落防护系统
CN110975188B (zh) * 2019-11-22 2021-05-04 宝泉安全防护用品(金华)有限公司 一种基于建筑领域的高品质安全绳
KR102377955B1 (ko) * 2019-12-13 2022-03-23 임홍규 스마트 안전고리
CN111091682A (zh) * 2019-12-17 2020-05-01 福建工程学院 一种斜屋顶作业管理系统
CN110975185A (zh) * 2019-12-23 2020-04-10 国网河北省电力有限公司衡水市桃城区供电分公司 一种基于气压传感器的防止安全带低挂高用的方法
KR102376720B1 (ko) * 2020-01-06 2022-03-21 (주)엘센 안전고리 체결시스템과 안전고리 체결제어방법
KR20210101767A (ko) 2020-02-11 2021-08-19 동서대학교 산학협력단 안전고리장치
US11465746B2 (en) 2020-02-17 2022-10-11 Jeff Johnson Method and apparatus for detecting seatbelt compliance in commercial passenger aircraft
US11623108B2 (en) 2020-05-19 2023-04-11 Us Safety Technologies Llc Safety harness motion detector systems and methods for use
US11065481B1 (en) * 2020-05-19 2021-07-20 Us Safety Technologies Llc Safety harness motion detector systems and methods for use
KR102454506B1 (ko) * 2020-06-19 2022-10-14 (주)엘센 작업자 안전감독 시스템
CN111888686B (zh) * 2020-06-23 2022-08-02 武汉瑞莱保科技有限公司 一种双钩安全带及安全管理系统
CN111888685B (zh) * 2020-06-23 2022-08-09 武汉瑞莱保能源技术有限公司 一种单钩安全带及安全管理系统
US11663897B2 (en) * 2020-07-16 2023-05-30 Joseph Clinton Meyers Apparatus for anchoring a fall protection system and transmitting a fall alert
CN112827090A (zh) * 2021-01-21 2021-05-25 中建三局四川建筑装备有限公司 一种基于5g的高空作业安全装置
EP4319886A1 (en) * 2021-04-09 2024-02-14 Bosch Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi Monitoring device for a fall protection system for persons and fall protection system for persons
US11857816B2 (en) * 2021-06-01 2024-01-02 Down Safely LLC Fall prevention safety interlock
CN114034422B (zh) * 2021-11-25 2024-09-06 安丹达工业技术(上海)有限公司 安全带坠落冲击指示装置
CN114217361A (zh) * 2021-12-14 2022-03-22 江苏紫喻智能科技有限公司 一种防止高空作业坠落的流程检测装置
KR20230096500A (ko) * 2021-12-23 2023-06-30 (주)엘센 안전 고리 체결 상태 예측 시스템
CN114288581A (zh) * 2022-01-05 2022-04-08 郑鸿 一种安全挂钩、安全绳及安全实现方法
CN114470549A (zh) * 2022-01-26 2022-05-13 云南电网有限责任公司曲靖供电局 一种具有报警功能的安全带组件
WO2024018325A1 (en) * 2022-07-20 2024-01-25 3M Innovative Properties Company Composite connector comprising deformable section with interruptible signal-transmissive pathway
CN115445115B (zh) * 2022-09-22 2023-08-15 山东大学 一种安全带挂钩状态识别装置
CN115738116B (zh) * 2022-11-29 2023-09-08 广东兆安安全设备有限公司 一种智能防坠装置
CN116271601A (zh) * 2023-02-08 2023-06-23 国网新疆电力有限公司电力科学研究院 安全带坠落检测挂扣、安全带坠落监测预警装置及方法
KR200497601Y1 (ko) * 2023-07-27 2024-01-03 초연결 주식회사 산업용 안전 연결 고리

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57145440U (ja) * 1981-03-09 1982-09-13
JPH0411050U (ja) * 1990-05-16 1992-01-29
JP2002336367A (ja) * 2001-05-18 2002-11-26 Fujita Corp 安全帯用発信機及び安全帯の使用状況監視システム
JP2004097691A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Endo Kogyo Kk 荷重検出機能付き墜落防止器
US20050189176A1 (en) * 2004-02-10 2005-09-01 Demeyer Gerald Safety harness with removable outer shell
JP2006313425A (ja) * 2005-05-06 2006-11-16 Hitachi Plant Technologies Ltd 作業用安全ベルト装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3748639A (en) * 1971-11-26 1973-07-24 F Brookes Safety belt alarm system
US4660679A (en) * 1986-02-10 1987-04-28 Meyer Ostrobrod Safety alarm tripod
DE3805161A1 (de) * 1988-01-20 1989-08-03 Schmidt Feinmech Verfahren zum messen einer beschleunigung, beschleunigungssensor und verfahren zu dessen herstellung
US5871063A (en) * 1997-01-22 1999-02-16 Automotive Systems Laboratory, Inc. Seat belt latch sensor system
JP3986656B2 (ja) 1998-03-23 2007-10-03 大和ハウス工業株式会社 自動警告装置及び作業用安全帯
JP3390421B2 (ja) * 2001-02-20 2003-03-24 株式会社弥生機工 高所作業用安全ベルト装置
US6829952B2 (en) * 2002-02-13 2004-12-14 Automotive Systems Laboratory, Inc. Seat belt tension sensor
US8312964B2 (en) * 2004-04-06 2012-11-20 Harris Jr Rano J Personal emergency descender system and methods of use
EP1588908A1 (en) * 2004-04-22 2005-10-26 IEE INTERNATIONAL ELECTRONICS & ENGINEERING S.A. Seat belt warning system
GB0410957D0 (en) * 2004-05-15 2004-06-16 Renton Julian E Personal height rescue apparatus
JP2007044166A (ja) 2005-08-08 2007-02-22 Chugoku Electric Power Co Inc:The 取付確認センサ
US7830246B2 (en) * 2005-10-12 2010-11-09 Elesys North America, Inc. Occupant sensor and method for seat belt or other monitoring
CN101263947B (zh) * 2007-03-15 2010-10-13 攀士福安全防护用品(上海)有限公司 自锁式双保险安全钩
US7813856B2 (en) * 2007-10-03 2010-10-12 Gm Global Technology Operations, Inc. Vehicular seatbelt monitoring system and process
JP4992729B2 (ja) * 2008-01-11 2012-08-08 中西金属工業株式会社 安全帯使用状況の監視及び警報システム
US7752925B2 (en) * 2008-09-25 2010-07-13 Delphi Technologies, Inc. Seat belt assembly including resistive film for determining tension
KR100902778B1 (ko) * 2008-11-26 2009-06-12 주식회사 휴메이트 안전장치 착용 인식 센서모듈 및 그의 정상 착용 여부 판단방법

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57145440U (ja) * 1981-03-09 1982-09-13
JPH0411050U (ja) * 1990-05-16 1992-01-29
JP2002336367A (ja) * 2001-05-18 2002-11-26 Fujita Corp 安全帯用発信機及び安全帯の使用状況監視システム
JP2004097691A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Endo Kogyo Kk 荷重検出機能付き墜落防止器
US20050189176A1 (en) * 2004-02-10 2005-09-01 Demeyer Gerald Safety harness with removable outer shell
JP2006313425A (ja) * 2005-05-06 2006-11-16 Hitachi Plant Technologies Ltd 作業用安全ベルト装置

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014018338A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Fujii Denko Co Ltd 安全帯用フックへのicタグ収容構造
JP2015533440A (ja) * 2012-11-01 2015-11-24 スカンスカ ユーケー ピーエルシー 安全装置
CN103474902A (zh) * 2013-08-25 2013-12-25 国家电网公司 导线走线踏板
JP2015131038A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 リンナイ株式会社 グリル
JP2015204998A (ja) * 2014-04-21 2015-11-19 株式会社システック 外し後警報猶予手段を備えたフック掛け検出装置
JP3194445U (ja) * 2014-09-11 2014-11-20 アークフィール株式会社 保護帯装着状況管理システム
JP7059482B2 (ja) 2015-12-30 2022-04-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 電子式落下イベント通信システム
JP2019507919A (ja) * 2015-12-30 2019-03-22 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 電子式落下イベント通信システム
JP2020515332A (ja) * 2017-03-31 2020-05-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 落下防止具の接続状態及び制御
JP7208149B2 (ja) 2017-03-31 2023-01-18 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 落下防止具の接続状態及び制御
JP2019037449A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 新日鐵住金株式会社 監視システム、監視装置、安全帯、情報処理方法及びプログラム
JP2019067207A (ja) * 2017-10-02 2019-04-25 富士通株式会社 作業判定プログラム、作業判定方法および作業判定装置
JP2021512724A (ja) * 2018-02-09 2021-05-20 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 接続状態及び制御のための誘導センサを有する落下防止具
JP7438120B2 (ja) 2018-02-09 2024-02-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 接続状態及び制御のための誘導センサを有する落下防止具
JP2020000402A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 東芝三菱電機産業システム株式会社 安全帯フックかけ忘れ防止監視システム
JP2021168983A (ja) * 2018-09-18 2021-10-28 株式会社プロップ 安全帯用発報装置
JP7122780B2 (ja) 2018-09-18 2022-08-22 株式会社プロップ 安全帯用発報装置
JP2020189068A (ja) * 2019-05-20 2020-11-26 ワシノ機工株式會社 墜落制止用器具使用状態監視装置
JP7480994B2 (ja) 2020-07-29 2024-05-10 サンコー株式会社 係止状態検出装置
WO2022244917A1 (ko) * 2020-12-30 2022-11-24 (주)엘센 안전고리장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP5116815B2 (ja) 2013-01-09
CN102039014B (zh) 2013-08-21
EP2314354A3 (en) 2015-04-08
TWI435740B (zh) 2014-05-01
KR101526950B1 (ko) 2015-06-08
EP2314354A2 (en) 2011-04-27
US8482401B2 (en) 2013-07-09
CN102039014A (zh) 2011-05-04
EP2314354B1 (en) 2018-11-28
KR20110043478A (ko) 2011-04-27
US20110090079A1 (en) 2011-04-21
TW201127441A (en) 2011-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5116815B2 (ja) 安全帯およびその使用状況確認システム
JP5147636B2 (ja) 安全帯および安全帯の装着確認システム
JP6369838B2 (ja) 安全装置
CN109310895B (zh) 具有无线坠落指示器的承重坠落保护连接器
US10650664B2 (en) Fall detection alert/alarm device and method
JP6906757B2 (ja) 安全帯使用状況確認システム
JP2010046325A (ja) 安全帯
US9386829B2 (en) Lanyard and personal emergency transmitter system
KR20140002303A (ko) 하네스형 안전대
JP6005353B2 (ja) 安全帯への落下検知体と報知器との組み込み構造
KR102217765B1 (ko) 고소작업자 추락방지용 안전구 및 이를 이용한 안전 시스템
JP2010046209A (ja) 作業用安全具
CN103175648A (zh) 监测装置
US20200260824A1 (en) System having locking mechanism with multiple stage locking verification
JP2019047941A (ja) 安全帯用音声出力装置
JP2010252879A (ja) 安全帯の使用促進装置
JP2006187502A (ja) 緩降機
CN105107101A (zh) 一种用于建筑施工的预警安全带
TWI724009B (zh) 電子掉落事件通信系統
JP7378134B2 (ja) 安全帯フック着脱確認システム
GB2486012A (en) Alarm for fall arrest system
JP3134160U (ja) 多機能安全ベルト
CN106457004B (zh) 制动器装置及其监控系统
KR102277277B1 (ko) 밀폐공간 사고 시 작업자 자동 견인장치
KR20230052669A (ko) 안전고리 체결 감지장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120903

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20120903

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121009

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5116815

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250