JP7208149B2 - 落下防止具の接続状態及び制御 - Google Patents

落下防止具の接続状態及び制御 Download PDF

Info

Publication number
JP7208149B2
JP7208149B2 JP2019553232A JP2019553232A JP7208149B2 JP 7208149 B2 JP7208149 B2 JP 7208149B2 JP 2019553232 A JP2019553232 A JP 2019553232A JP 2019553232 A JP2019553232 A JP 2019553232A JP 7208149 B2 JP7208149 B2 JP 7208149B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fall
support structure
article
item
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019553232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020515332A5 (ja
JP2020515332A (ja
Inventor
パーナー,ジャッド,ジェイ.
ディー. ジェスメ,ロナルド
ダブリュ. ラスムセン,トラヴィス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2020515332A publication Critical patent/JP2020515332A/ja
Publication of JP2020515332A5 publication Critical patent/JP2020515332A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7208149B2 publication Critical patent/JP7208149B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B21/00Alarms responsive to a single specified undesired or abnormal condition and not otherwise provided for
    • G08B21/18Status alarms
    • G08B21/24Reminder alarms, e.g. anti-loss alarms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B35/00Safety belts or body harnesses; Similar equipment for limiting displacement of the human body, especially in case of sudden changes of motion
    • A62B35/0006Harnesses; Accessories therefor
    • A62B35/0025Details and accessories
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B35/00Safety belts or body harnesses; Similar equipment for limiting displacement of the human body, especially in case of sudden changes of motion
    • A62B35/0006Harnesses; Accessories therefor
    • A62B35/0025Details and accessories
    • A62B35/0037Attachments for lifelines and lanyards
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B35/00Safety belts or body harnesses; Similar equipment for limiting displacement of the human body, especially in case of sudden changes of motion
    • A62B35/0081Equipment which can travel along the length of a lifeline, e.g. travelers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B45/00Hooks; Eyes
    • F16B45/02Hooks with pivoting or elastically bending closing member
    • F16B45/023Hooks with pivoting or elastically bending closing member the closing member pivoting about an axis perpendicular to the plane of the hook
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B45/00Hooks; Eyes
    • F16B45/02Hooks with pivoting or elastically bending closing member
    • F16B45/027Hooks with pivoting or elastically bending closing member and having position-locking means for the closing member
    • F16B45/028Hooks with pivoting or elastically bending closing member and having position-locking means for the closing member the position-locking means being pivotally connected
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B21/00Alarms responsive to a single specified undesired or abnormal condition and not otherwise provided for
    • G08B21/02Alarms for ensuring the safety of persons
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B35/00Safety belts or body harnesses; Similar equipment for limiting displacement of the human body, especially in case of sudden changes of motion
    • A62B35/04Safety belts or body harnesses; Similar equipment for limiting displacement of the human body, especially in case of sudden changes of motion incorporating energy absorbing means

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

本開示は、安全具、特に落下防止具に関する。
落下防止具は、潜在的に有害であるか又は命に関わりさえする高所で作業する作業者にとって、重要な安全具である。例えば、落下時の安全確保を支援するために、作業者は、ランヤード、減勢器、自己格納式ランヤード(self-retracting lanyard、SRL)、直立コンベヤなどの落下防止具を有して支持構造体に接続された安全ハーネスを装着することが多い。作業者が支持構造体に接続されている場合、作業者は「拘束されている(tied off)」と呼ばれることがある。高所で作業するときに安全な作業条件を維持するために、作業者は常に支持構造体に対して少なくとも1つの接続を維持することができる。
落下防止具は、作業者を支持構造体(固定部とも呼ばれる)に接続するためのさまざまな構成要素を含んでもよい。例えば、スナップフック及びカラビナは、作業者が支持構造体に接続し、また支持構造体から取り外すことができる、可動ゲートを有することができる。別の例として、梯子型安全スリーブは、作業者が上昇梯子型落下防止システムのキャリア、例えばフレキシブルケーブル又は剛性レール支持構造体に接続したり、そこから取り外したりできるようにする可動ゲートを有してもよい。
概して、本開示は落下防止具を監視及び制御するための技術を記載する。例えば、本開示の技術は、落下防止具の接続状態、例えば落下防止具が支持構造体に接続されているかどうかを監視するために使用することができる。本開示の技術はまた、接続状態に基づいて落下防止具の動作を制御するために使用してもよい。例えば、本開示の態様は、特定の落下防止具の物品が支持構造体に接続された唯一の落下防止具であることを判定することに関するものである。この判定に基づいて、本技術は、アラートを開始すること、及び/又は支持構造体から落下防止具が外れることを阻止することを含む。このようにして、本技術は、高所で作業するときに、作業者が支持構造体への少なくとも1つの接続を維持することを確実にするのを助けることができる。
1つの実施例では、方法は、落下防止具の第1物品が少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定することであって、落下防止具の第1物品は、落下防止具の少なくとも1つの第2物品を含む落下防止具のセットに含まれる、ことと、落下防止具の第1物品が落下防止具の該セットの中で少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具の物品であることを判定することと、落下防止具の第1物品が該少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具の物品であることの判定に基づいて、少なくとも1つの動作を実行することと、を含む。
別の実施例では、デバイスは、落下防止具の第1物品が少なくとも1つの支持構造体に接続されているかどうか、を示すデータを格納するように構成されたメモリを備える。デバイスはまた、該メモリと通信するように構成された1つ以上のプロセッサを備え、該1つ以上のプロセッサは、該データに基づいて、落下防止具の第1物品であって落下防止具の少なくとも1つの第2物品を含む1セットの落下防止具に含まれる落下防止具の第1物品が該少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定し、落下防止具の第1物品が該少なくとも1つの支持構造体に接続されている落下防止具の該セットの中で唯一の落下防止具の物品であることを判定し、落下防止具の第1物品が該少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具の物品であることの判定に基づいて、少なくとも1つの動作を実行するように構成される。
別の実施例では、落下防止デバイスは、落下防止デバイスを支持構造体に取り付けるための取り付け領域を少なくとも部分的に画定する本体と、本体に接続され、かつ、開位置と閉位置との間を移動するように構成された可動ゲートであって、開位置は、落下防止デバイスを支持構造体へ取り付けるための取り付け領域へのアクセスを提供し、閉位置は、取り付け領域へのアクセスを阻止する、可動ゲートと、支持構造体が取り付け領域内に配置されているかどうか、を示すデータを生成するように構成された第1センサと、を備える。
別の実施例では、システムは、少なくとも1つの支持構造体に接続されるように構成された、落下防止具の第1物品と、該少なくとも1つの支持構造体に接続されるように構成された、落下防止具の少なくとも1つの第2物品とを含む落下防止具のセットと、を含む。このシステムはまた、ハブを備え、該ハブは、落下防止具の第1物品と、該落下防止具の少なくとも1つの第2物品と、無線通信するように構成された通信ユニットと、1つ以上のプロセッサと、を含み、該1つ以上のプロセッサは、落下防止具の第1物品が該少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定し、該落下防止具のセットの中で落下防止具の第1物品が該少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具の物品であることを判定し、落下防止具の第1物品が該少なくとも1つの支持構造体に接続されている該唯一の落下防止具の物品であることの判定に基づいて、少なくとも1つの動作を実行するように構成される。
本開示の1つ以上の実施例の詳細は、添付の図面及び以下の説明で述べる。本開示の他の特徴、目的、及び利点は、説明及び図面並びに特許請求の範囲から明らかになるであろう。
本開示のさまざまな技術にかかる、埋込式センサ及び通信機能を有する個人保護具(PPE)が多数の作業環境内で使用され、かつ、個人保護具管理システムによって管理される、例示的システムを示すブロック図である。 図1に示される個人保護具管理システムの動作の観点を示すブロック図である。 本開示の態様に係る、落下防止具を監視及び/又は制御するために使用することができるコンピューティングデバイスの一例を示すブロック図である。 本開示の態様に従って構成されたカラビナの一例を示す。 本開示の態様に従って構成されたキャリアスリーブの一例を示す。 図5に示す梯子型安全スリーブの別の図を示す。 本開示のさまざまな態様に係る、装着型データハブと通信する落下防止具の一例を示す概念図である。 本開示の態様に係る、落下防止具の物品の動作を制御するための例示的なプロセスを示すフロー図である。
本開示の態様によれば、落下防止具の物品は、落下防止具の動作を示すデータを捕捉するための1つ以上の電子センサを組み込むように構成することができる。落下防止具は、一般に、落下の場合にユーザを支持構造体に固定する目的で、ユーザ(例えば、作業者)を支持構造体に接続するために使用される器具を指すことができる。落下防止具の例としては、さまざまなカラビナ(「ばねフック」又は「スナップフック」とも呼ばれる)、シャックル、キャリアスリーブ、又はユーザを支持構造体に着脱することができる他の器具が挙げられる。本開示の特定の技術を組み込むように適合することができるスナップフックの特定の例は、3M Fall Protection Businessによって製造されるSaflok(商標)Snap Hookである。本開示の特定の技術を組み込むように適合することができるキャリアスリーブの特定の例は、3M Fall Protection Businessによって製造されるLad-Saf(商標)X3 Detachable Carrier Sleeveである。支持構造体としては、アンカー、ライフライン、又は落下時にユーザの体重を支えることができる別の構造体を挙げることができる。
いくつかの実施例では、本開示の態様によれば、落下防止具の電子センサは、落下防止具の動作又は特性を示すデータを捕捉するように構成することができる。例えば、電子センサは、落下防止具の構成要素の相対位置(例えば、スナップフック、カラビナ、又はキャリアスリーブ、のゲートの位置)を示すデータ、支持構造体が落下防止具の取り付け領域内に配置されているかどうか、又は落下防止具の他の動作若しくは特性のデータ、を示すデータを捕捉することができる。本明細書に記載するように、落下防止具の取り付け領域は、一般に、支持構造体を包含する落下防止具の1つ以上の構成要素によって画定される領域を指してもよい。即ち、支持構造体に固定されている場合、取り付け領域は、支持構造体が配置されている落下防止具の領域である。一例としてのカラビナに関して、取り付け領域は、カラビナの本体及びゲートによって画定されるカラビナの内部領域であってもよい。
本開示の態様によれば、落下防止具及び/又は落下防止具と通信するコンピューティングデバイスは、センサからのデータを使用して落下防止具の接続状態の状態変化を判定することができる。接続状態とは、一般に落下防止具が支持構造体に接続されているかどうかを指す。
説明を目的とした実施例では、落下防止具の物品は、カラビナを支持構造体に接続できるように開閉するゲートを有するカラビナを含むことができる。本開示の態様によれば、この特定の実施例では、電子センサは、ゲートの相対位置を示すデータと、支持構造体がカラビナ内に配置されているかどうか、を示すデータとを捕捉するように構成することができる。カラビナ(及び/又は、カラビナと通信するコンピューティングデバイス)は、ゲートが開いたこと、支持構造体がカラビナ内に配置されていること、及びゲートが閉じたこと、を示すデータに基づいて、カラビナがサポート構造体に接続されたと判定することができる。
いくつかの事例では、本開示の技術はまた、接続状態に基づいて落下防止具の動作を制御するために使用してもよい。例えば、高所で作業するときに安全な作業条件を維持するために、作業者は、高所で作業している間ずっと、支持構造体への少なくとも1つの接続を維持することができる。本開示の態様は、特定の落下防止具の物品が支持構造体に接続された唯一の落下防止具であることを判定することに関する。この判定に基づいて、この技術には、例えば、アラートを発すること、及び/又は支持構造体から落下防止具の接続が外れることを阻止するのに役立つロック又は他の器具を作動させることによって、支持構造体から落下防止具が外れることを阻止すること、が含まれる。このようにして、これらの技術は、高所で作業するときに、作業者が支持構造体への少なくとも1つの接続を維持することを確実にするのを助けることができる。
図1は、個人保護具を管理するための個人保護具管理システム(PPEMS)6を含む例示的なコンピューティングシステム2を示すブロック図である。本明細書に記載するように、PPEMSによって、正規ユーザは、予防的な職業上の健康及び安全に関わる動作を実施して、安全防止具の点検及び保守を管理することができる。安全専門家は、PPEMS6との対話によって、例えば、エリア点検、作業者点検、作業者の健康及び安全の遵守訓練を管理することができる。
概して、PPEMS6は、データ収集、監視、活動のロギング、報告、予測分析、及びアラート生成を行う。例えば、PPEMS6には、本明細書に記載されるさまざまな実施例に係る、基礎を成す解析及び安全イベント予測エンジンとアラートシステムとが含まれる。以下で更に記載するように、PPEMS6は、個人安全防止具管理ツールの統合パッケージソフトを提供し、本開示のさまざまな技術を実施する。即ち、PPEMS6は、工事現場、採掘現場、製造現場、又は任意の物理的環境であり得る1つ以上の物理的環境10内で作業者8が使用する個人保護具、例えば安全具を管理するための、統合されたエンドツーエンドシステムを提供する。本開示の技術は、コンピューティング環境2のさまざまな部分で実現することができる。
図1の例に示すように、システム2は、複数の物理的環境8A、8B(集合的に環境8)内のコンピューティングデバイスが1つ以上のコンピュータネットワーク4を介してPPEMS6と電子的に通信するコンピューティング環境を示す。各物理的環境8は、作業者10などの1人以上の個人が各々の環境内においてタスク又は活動に従事する際に個人保護具を使用する作業環境などの物理的環境を示す。
この例では、環境8Aは、全般的に作業者10を有するものとして示されるが、環境8Bは、より詳細な例を提供するために拡張された形態で示されている。図1の実施例では、複数の作業者10A~10Nが各々の落下防止具11A~11N(集合的に、落下防止具11)を利用しているように示されており、これらは、この例では、安全支持構造体12に取り付けられた、さまざまなカラビナ、キャリアスリーブ、及び自己格納式ランヤード(SRL)として示されている。
本明細書に更に記載するように、各落下防止具11は、ユーザ(例えば作業者)が落下防止具を装着して活動に従事している際にデータをリアルタイムで捕捉するように構成された埋込式センサ又はモニタリングデバイス、及び処理電子機器を含む。例えば、図3に示される実施例に関してより詳細に説明するように、落下防止具11には、接続に関連する特性を感知するように構成された1つ以上のセンサ(接続センサと呼ぶ)と、落下防止具11の動作を測定するための1つ以上の使用及び環境センサと、などのさまざまな電子センサが含まれてもよい。加えて、各落下防止具11は、落下防止具11の動作を示すデータを出力するための、及び/又は各作業者10に対して通信を生成し出力するための、1つ以上の出力デバイスを含んでもよい。例えば、落下防止具11は、可聴フィードバック(例えば、1つ以上のスピーカ)、視覚フィードバック(例えば、1つ以上のディスプレイ、発光ダイオード(LED)など)、又は触覚フィードバック(例えば、振動する、又は他の触覚フィードバックを提供する、デバイス)を生成するための1つ以上のデバイスを含んでもよい。
概して、各環境8は、コンピューティング設備(例えば、ローカルエリアネットワーク)を含み、これによって落下防止具11はPPEMS6と通信することができる。例えば、環境8は、802.11無線ネットワーク、802.15 ZigBee(登録商標)ネットワークなどの無線技術で構成されてもよい。図1の実施例では、環境8Bは、ネットワーク4を介してPPEMS6と通信するためのパケットベースのトランスポート媒体を提供するローカルネットワーク7を含む。加えて、環境8Bには、作業環境全体にわたって無線通信のサポートを提供するために、環境全体にわたって地理的に分散されてもよい複数の無線アクセスポイント19A、19Bが含まれる。
各落下防止具11は、感知された動作、イベント、及び状態などのデータを、802.11 WiFiプロトコル、Bluetooth(登録商標)プロトコルなどの無線通信によって通信するように構成されている。落下防止具11は、例えば、無線アクセスポイント19と直接通信してもよい。別の実施例として、各作業者10は、落下防止具11とPPEMS6との間の通信を可能にし、かつ、容易にする、装着型通信ハブ14A~14Mを各々1つずつ装備することができる。例えば、各作業者10の落下防止具11並びに他のPPEは、Bluetooth(登録商標)又は他の短距離プロトコルを介して各通信ハブ14と通信してもよく、通信ハブは、無線アクセスポイント19によって処理された無線通信を介してPPEMS6と通信してもよい。装着型デバイスとして示されているが、ハブ14は、環境8B内に配置されたスタンドアローンデバイスとして実現してもよい。
いくつかの事例では、各ハブ14は、落下防止具11への/からの通信を中継する、落下防止具11の無線デバイスとして動作し、PPEMS6との通信が失われた場合に、使用データをバッファリングすることができる。更に、各ハブ14は、クラウドへの接続を必要とすることなくローカルアラート規則がインストールされ、実行され得るように、PPEMS6によりプログラム可能である。したがって、各ハブ14は、各環境内の落下防止具11及び/又は他のPPEからの使用データストリームの中継をもたらすとともに、PPEMS6との通信が失われた場合、イベントのストリームを基に、ローカライズされたアラートに関するローカルコンピューティング環境を提供する。
図1の実施例に示すように、環境8Bなどの環境は、また、作業環境内における正確な場所情報を提供するビーコン17A~17Cなどの1つ以上の無線対応ビーコンを含んでもよい。例えば、ビーコン17A~17Cは、各ビーコン内のコントローラが各ビーコンの位置を正確に判定することができるようにGPS対応としてもよい。作業者10により装着された所定の落下防止具11の物品又は通信ハブ14は、ビーコン17のうちの1つ以上との無線通信に基づいて、作業環境8B内の作業者の場所を求めるように構成されている。このようにして、PPEMSによって実施される分析、報告、及び解析を補助するために、PPEMS6に報告されるイベントデータに位置情報をスタンプしてもよい。
加えて、環境8Bなどの環境には、また、センシングステーション21A、21Bなどの1つ以上の無線対応センシングステーションが含まれてもよい。各センシングステーション21には、1つ以上のセンサと、感知された環境条件を示すデータを出力するように構成されるコントローラと、が含まれる。更に、センシングステーション21は、環境8Bの各地理的領域内に配置することができ、あるいは、そうでなければ、ビーコン17と対話して各位置を求めてもよく、環境データをPPEMS6に報告する際にかかる位置情報を含んでいる。
したがって、PPEMS6は、感知された環境条件を特定の領域と相関させるように構成されてもよく、したがって、落下防止具11から受信したイベントデータを処理するときに、捕捉された環境データを使用することができる。例えば、PPEMS6は、アラート、又は落下防止具11のための他の命令の生成を補助するために、及び特定の環境条件(例えば、風速、熱、湿度、視界)と作業者の異常な行動又は安全に関わるイベントの増加との間のあらゆる相関を求めるなどの予測解析を実施するために、環境データを利用してもよい。したがって、PPEMS6は、差し迫った安全に関わるイベントの予測及び回避を補助するために現在の環境条件を利用することができる。センシングデバイス21によって感知することができる例示的な環境条件としては、温度、湿度、ガスの存在、圧力、視界、風速などが挙げられるが、これらには限定されない。
例示的な実現形態では、環境8Bなどの環境には、また、環境全体にわたって分布して、PPEM6にアクセスするための観察ステーションを提供する1つ以上の安全ステーション15が含まれてもよい。安全ステーション15によれば、作業者10の1人が、落下防止具11及び/若しくは他の安全具を点検すること、安全具が特定の1つの環境8に適切であることを確認すること、及び/又はデータを交換することができる。例えば、安全ステーション15は、アラート規則、ソフトウェアアップデート、又はファームウェアアップデートを落下防止具11又は他の器具に送信してもよい。安全ステーション15は、また、落下防止具11、ハブ14及び/又は他の安全具にキャッシュされたデータを受信することができる。即ち、落下防止具11(及び/又はデータハブ14)は、典型的には落下防止具11のセンサからネットワーク4に使用データを送信することができるが、いくつかの事例では、落下防止具11(及び/又はデータハブ14)はネットワーク4への接続性を有しない場合がある。かかる事例では、落下防止具11(及び/又はデータハブ14)は使用データをローカルに格納してもよく、安全ステーション15に近接しているときに使用データを安全ステーション15に送信してもよい。安全ステーション15は、次に、落下防止具11からのデータをアップロードし、ネットワーク4に接続してもよい。
更に、各環境8には、エンドユーザコンピューティングデバイス16がネットワーク4を介してPPEMS6と対話するための動作環境を提供するコンピューティング設備を備えている。例えば、各環境8には、環境内における安全遵守の監督の役割を果たす1人以上の安全管理者が典型的に含まれる。概して、各ユーザ20はコンピューティングデバイス16と対話してPPEMS6にアクセスする。各環境8は、システムを含んでもよい。同様に、リモートユーザはネットワーク4を介してPPEMSと対話するためにコンピューティングデバイス18を使用してもよい。例示の目的で、エンドユーザコンピューティングデバイス16は、ラップトップ、デスクトップコンピュータ、タブレット又はいわゆるスマートフォンなどのモバイルデバイスなどとすることができる。
ユーザ20、24は、PPEMS6と対話し、作業者10が使用している安全機器の多くの態様を制御し、能動的に管理する(使用記録、解析にアクセスし見ること、及び報告すること、など)。例えば、ユーザ20、24は、PPEMS6によって取得され、格納された使用情報を精査してもよく、使用情報は、ある継続時間(例えば、日、週、など)における開始時間と終了時間を特定するデータ、検出された落下、ユーザから取得された感知データ、環境データなどを含むことができる。更に、ユーザ20、24はPPEMS6と対話して、アセットトラッキングを実施し、個々の安全具、例えば落下防止具11の保守イベントの予定を立て、任意の手順又は規定を確実に遵守するようにしてもよい。PPEMS6によって、ユーザ20、24は、保守手順に関するデジタルチェックリストを作成し、完成させること、及びコンピューティングデバイス16、18からの手順のあらゆる結果をPPEMS6に同期させることができる。
更に、本明細書に記載されるように、PPEMS6は、落下防止具11などのデジタル対応PPEからの千又は更に数百万のイベントの同時ストリームを処理するように構成されたイベント処理プラットフォームを内蔵している。PPEMS6の基礎解析エンジンは、インバウンドストリームに過去データ及びモデルを適用し、作業者10の状態又は行動パターンに基づいて特定される異常又は予測される安全に関わるイベントの発生などのアサーションを算出する。更に、PPEMS6は、任意の予測されるイベント、異常、動向などを作業者10及び/又はユーザ20、24に通知するためにリアルタイムアラートと報告を行う。
PPEMS6の解析エンジンは、いくつかの実施例では、解析を適用して、感知された作業者データ、環境条件、地理的領域、及び他の因子、の間の関係又は相関を特定し、安全に関わるイベントに対する影響を分析することができる。PPEMS6は、作業者10の集団にわたって取得したデータに基づいて、おそらくは特定の地理的領域内のどの特定の活動が著しく高い安全に関わるイベントの発生につながるか、又はつながることが予想されるかを判定してもよい。
このようにして、PPEMS6は、個人保護具を管理するための総合的なツールを、基礎解析エンジン及び通信システムと統合し、データ収集、モニタリング、アクティビティのロギング、報告、行動解析、及びアラート生成を行う。更に、PPEMS6は、システム2のさまざまな要素により、及びシステム2のさまざまな要素間で動作及び使用するための通信システムを提供する。ユーザ20、24は、作業者10から取得したデータに対しPPEMS6が実施した任意の解析の結果を見るために、PPEMSにアクセスすることができる。いくつかの実施例では、PPEMS6はウェブベースのインターフェースを、ウェブサーバ(例えば、HTTPサーバ)を介して提示してもよいし、あるいは、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォン及びタブレットなどのモバイルデバイスなどの、ユーザ20、24が使用するコンピューティングデバイス16、18のデバイスのためにクライアント側のアプリケーションを配備してもよい。
いくつかの実施例では、PPEMS6は、取得した安全情報、コンプライアンス情報及び解析エンジンの任意の結果を、例えば、ダッシュボード、アラート通知、レポートなどによって見るために、PPEMS6に直接問い合わせるためのデータベースクエリエンジンを提供することができる。即ち、ユーザ24、26、又はコンピューティングデバイス16、18で実行するソフトウェアは、クエリをPPEMS6に提出し、1つ以上のレポート又はダッシュボードの形態での提示に対するクエリに対応するデータを受信することができる。かかるダッシュボードは、作業者集団全体の基準(「正常」)動作、作業者を危険に曝す恐れのある異常な活動に従事するあらゆる異常な作業者の特定、著しく異常な(例えば、高い)安全に関わるイベントが発生した又は発生することが予想される環境2内の任意の地理的領域の特定、他の環境と比較して安全に関わるイベントの異常発生を示す任意の環境2の特定などの、システム2に関するさまざまな見通しを提供してもよい。
PPEMS6はモニタリングが行われている個人のワークフローを簡素化し、団体又は環境に関する安全遵守を確実にしてもよい。即ち、本開示の技術によれば、能動的な安全管理が可能となり、組織は、環境8内の特定領域、特定の落下防止具11の物品又は個々の作業者10に関する予防処置又は修正処置を取り、その団体は、基礎解析エンジンによるデータ駆動型のワークフロー手順を規定し、この手順を更に実施することができる。
一例として、PPEMS6の基礎解析エンジンは、所定の環境8内の又は組織全体の複数の環境にわたる作業者集団に関する顧客定義の指標を算出し、提示するように構成してもよい。例えば、PPEMS6は、データを取得し、作業者集団全体に(例えば、環境8A、8Bのいずれか又は双方の作業者10全体に)わたる集約した実行指標と予測した行動解析とを提供するように構成してもよい。更に、ユーザ20、24は、あらゆる安全に関わるインシデントの発生に関するベンチマークを設定してもよく、PPEMS6は、個人又は所定の作業者集団のベンチマークに対する実際の性能指標を追跡することができる。
別の実施例として、PPEMS6は、更に、特定の条件の組み合わせが存在する場合、例えば、落下防止具11のうちの1つなどの安全具の検査又は整備を早めるために、アラートを発してもよい。このように、PPEMS6は、指標がベンチマークを満たさない個々の落下防止具11又は作業者10を特定し、ユーザに、介入すること及び/又はベンチマークに対して指標を向上させるための手順を実施することを促し、それにより作業者10のコンプライアンスを確実とし、安全を能動的に管理することができる。
図2は、落下防止具11、呼吸マスク13、安全ヘルメット、又は他の安全具などのさまざまな通信対応個人保護具(PPE)を有する全体的な作業者10の集団を持つ、複数の別個の作業環境8をサポート可能なクラウドベースのプラットフォームとしてホストされる場合の、PPEMS6の動作の観点を提示するブロック図である。図2の実施例では、PPEMS6の構成要素は、本開示の技術を実施する複数の論理層に従い配置されている。各層は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを含む1つ以上のモジュールによって実現することができる。
図2では、落下防止具11、呼吸マスク13及び/又は他の機器などの個人保護具(PPE)62が、直接又はハブ14並びにコンピューティングデバイス60によって、インターフェース層64を介してPPEMS6と通信するクライアント63として動作する。コンピューティングデバイス60は、典型的には、デスクトップアプリケーション、モバイルアプリケーション、及びウェブアプリケーションなどのクライアントソフトウェアアプリケーションを実行する。コンピューティングデバイス60は、図1のコンピューティングデバイス16、18のいずれであってもよい。コンピューティングデバイス60の例としては、ほんの一部の例を挙げると、ポータブル又はモバイルコンピューティングデバイス(例えば、スマートフォン、装着型コンピューティングデバイス、タブレット)、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、スマートテレビジョンプラットフォーム、及びサーバを挙げることができるが、これらに限定はされない。
本開示に更に記載されるように、PPE62はPPEMS6と(直接又はハブ14を介して)通信して、埋込式センサ及び他のモニタリング回路から取得したデータのストリームを提供し、PPEMS6からアラート、構成、及び他の通信を受信する。コンピューティングデバイス60上で実行されるクライアントアプリケーションはPPEMS6と通信し、取得された、格納された、生成された及び/又はそうでなければサービス68によって処理された情報を送受信することができる。例えば、クライアントアプリケーションは、PPEMS6に格納された及び/又はPPEMS6によって管理された分析データを含む安全に関わるイベント情報を要求し、編集してもよい。いくつかの実施例では、クライアントアプリケーション61は、PPE62から取得した及び又はPPEMS6によって生成された多くの個々の安全に関わるイベントの事例と対応するデータとを要約するあるいは集約する、総合的な安全イベント情報を要求し、表示することができる。クライアントアプリケーションは、ほんの一部の例を挙げると、過去の及び予測された安全に関わるイベントに関する解析情報、作業者10の行動動向について問い合わせるために、PPEMS6と対話してもよい。いくつかの実施例では、クライアントアプリケーションは、PPEMS6から受信した情報を出力して表示し、かかる情報をクライアント63のユーザのために可視化することができる。以下に更に示して記載するように、PPEMS6は、クライアントアプリケーションに情報を提供してもよく、この情報をクライアントアプリケーションはユーザインターフェースに出力して表示する。
コンピューティングデバイス60上で実行されるクライアントアプリケーションは、異なるプラットフォームに対して実現してもよいが、類似の又は同一の機能を含むことができる。例えば、クライアントアプリケーションは、ほんの一部の例を挙げると、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)、Apple(登録商標)OS X、又はLinux(登録商標)などのデスクトップオペレーティングシステム上で実行するようにコンパイルされたデスクトップアプリケーションであってもよい。別の実施例として、クライアントアプリケーションは、ほんの一部の例を挙げると、Google Android(登録商標)、Apple(登録商標)iOS(登録商標)、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)Mobile、又はBlackBerry(登録商標)OSなどのモバイルオペレーティングシステム上で実行するようにコンパイルされたモバイルアプリケーションであってもよい。別の実施例として、クライアントアプリケーションは、PPEMS6から受信したウェブページを表示するウェブブラウザなどのウェブアプリケーションであってもよい。
ウェブアプリケーションの実施例では、PPEMS6は、ウェブアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)から要求を受信し、要求を処理し、1つ以上の応答をウェブアプリケーションに返送することができる。このようにして、ウェブページの集合体、ウェブアプリケーションのクライアント側の処理、及びPPEMS6によって実施されるサーバ側の処理は、本開示の技術を実施するための機能を集合的に提供する。このようにして、クライアントアプリケーションは本開示の技術によるPPEMS6のさまざまなサービスを使用し、このアプリケーションは、さまざまな異なるコンピューティング環境(例えば、ほんの一部の例を挙げると、PPEの埋め込み回路又はプロセッサ、デスクトップオペレーティングシステム、モバイルオペレーティングシステム、又はウェブブラウザ)内で動作することができる。
図2に示すように、PPEMS6は、PPEMS6によって提示され、サポートされるアプリケーションプログラミングインターフェース(application programming interface、API)又はプロトコルインターフェースのセットを示すインターフェース層64を備えている。インターフェース層64は、PPEMS6において更に処理されるメッセージを、初めに、いずれかのクライアント63から受信する。インターフェース層64は、したがって、クライアント63上で実行されるクライアントアプリケーションで利用可能な1つ以上のインターフェースを提供してもよい。いくつかの実施例では、このインターフェースは、ネットワーク上でアクセス可能なアプリケーションプログラミングインターフェース(API)とすることができる。インターフェース層64は1つ以上のウェブサーバにより実装してもよい。1つ以上のウェブサーバは、到着する要求を受信し、要求からの情報を処理する及び/又はサービス68に転送し、サービス68から受信した情報に基づいて、初めに要求を送信したクライアントアプリケーションに1つ以上の応答を提供することができる。いくつかの実施例では、インターフェース層64を実装する1つ以上のウェブサーバは、1つ以上のインターフェースを提供するプログラム論理を展開するための実行環境を備えてもよい。以下で更に記載するように、各サービスは、インターフェース層64を介してアクセス可能な1つ以上のインターフェースの群を提供してもよい。
いくつかの実施例では、インターフェース層64は、HTTPメソッドを使用してサービスと対話し、かつ、PPEMS6のリソースを操作する、レプレゼンテーショナルステートトランスファ(Representational State Transfer、RESTful)インターフェースを提供することができる。かかる実施例では、サービス68は、初期要求を提出したクライアントアプリケーション61にインターフェース層64が返送するJavaScript(登録商標)オブジェクトノーテーション(JavaScript(登録商標)Object Notation、JSON)メッセージを生成してもよい。いくつかの実施例では、インターフェース層64は、クライアントアプリケーション61からの要求を処理するために、シンプルオブジェクトアクセスプロトコル(Simple Object Access Protocol、SOAP)を使用するウェブサービスを提供する。更に別の実施例では、インターフェース層64は、クライアント63からの要求を処理するためにリモートプロシージャコール(Remote Procedure Calls、RPC)を使用してもよい。クライアントアプリケーションから1つ以上のサービス68を使用する要求を受信すると、インターフェース層64はサービス68を含むアプリケーション層66に情報を送信する。
図2に示すように、PPEMS6はまた、PPEMS6の基本動作の多くを実施するためのサービスの集合体を示すアプリケーション層66を備えている。アプリケーション層66は、クライアントアプリケーション61から受信した要求に含まれる情報を受信し、更に、この情報を、その要求によって呼び出されたサービス68の1つ以上に従い処理する。アプリケーション層66は、1つ以上のアプリケーションサーバ、例えば、物理マシン又は仮想マシン上で実行される1つ以上のディスクリートソフトウェアサービスとして実装してもよい。即ち、アプリケーションサーバは、サービス68の実行のための実行環境を提供する。いくつかの実施例では、上述の機能インターフェース層64の機能とアプリケーション層66の機能は、同一サーバに実装することができる。
アプリケーション層66は、例えば、一例として、論理サービスバス70を介して通信する1つ以上の別個のソフトウェアサービス68、例えば、プロセスを含んでもよい。サービスバス70は、一般に、異なるサービスがパブリッシュ/サブスクライブ通信モデルなどによって他のサービスにメッセージを送信することを可能にする論理相互接続又はインターフェースのセットを示す。例えば、各サービス68は、各サービスの基準セットに基づいて、特定タイプのメッセージにサブスクライブしてもよい。
サービスが特定タイプのメッセージをサービスバス70にパブリッシュすると、そのタイプのメッセージにサブスクライブする他のサービスがメッセージを受信する。このようにして、各サービス68は、互いに情報を通信してもよい。別の実施例として、サービス68は、ソケット又は他の通信メカニズムを使用してポイントツーポイント形式で通信してもよい。更に他の実施例では、データメッセージがソフトウェアシステムサービスにより処理される際、データメッセージのワークフロー及び論理処理を実施するために、パイプラインシステム構成を使用することができる。各サービス68の機能を説明する前に、層についてここで簡潔に説明する。
PPEMS6のデータ層72は、1つ以上のデータリポジトリ74を使用してPPEMS6内の情報の持続性を提供するデータリポジトリを示す。データリポジトリは、概して、データを格納及び/若しくは管理する任意のデータ構造又はソフトウェアであってもよい。データリポジトリの例としては、ほんの一部の例を挙げると、リレーショナルデータベース、多次元データベース、マップ、及びハッシュテーブルが挙げられるが、これらには限定されない。データ層72は、データリポジトリ74内の情報を管理するために、リレーショナルデータベース管理システム(Relational Database Management System、RDBMS)ソフトウェアを使用して実装してもよい。RDBMSソフトウェアは、構造化クエリ言語(Structured Query Language、SQL)を使用してアクセスすることができる1つ以上のデータリポジトリ74を管理することができる。1つ以上のデータベース内の情報は、RDBMSソフトウェアを用いて格納、取得、及び修正してもよい。いくつかの実施例では、データ層72は、オブジェクトデータベース管理システム(Object Database Management System、ODBMS)、オンライン分析処理(Online Analytical Processing、OLAP)データベース、又は他の好適なデータ管理システムを使用して実装することができる。
図2に示すように、各サービス68A~68H(「サービス68」)は、PPEMS6内にモジュール形式で実装されている。各サービスを別個のモジュールとして示しているが、いくつかの実施例では、2つ以上のサービスの機能を単一のモジュール又は構成要素へ組み合わせてもよい。各サービス68はソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実装することができる。更に、サービス68は、スタンドアローンデバイス、別個の仮想マシン又はコンテナ、プロセス、一般に1つ以上の物理プロセッサ上で実行するためのスレッド又はソフトウェア命令として実装してもよい。
いくつかの実施例では、1つ以上のサービス68は各々、インターフェース層64を介して露出される1つ以上のインターフェースを提供することができる。したがって、本開示の技術を実施するために、コンピューティングデバイス60のクライアントアプリケーションは、1つ以上のサービス68の1つ以上のインターフェースを呼び出してもよい。
本開示の技術によれば、サービス68は、イベントエンドポイントフロントエンド68Aと、イベントセレクタ68Bと、イベントプロセッサ68Cと、ハイプライオリティ(high priority、HP)イベントプロセッサ68Dと、を含むイベント処理プラットフォームを備えることができる。イベントエンドポイントフロントエンド68Aは、PPE62及びハブ14と通信を送受信するためのフロントエンドインターフェースとして動作する。換言すると、イベントエンドポイントフロントエンド68Aは、環境8内に展開されて作業者10によって使用される、安全具のフロントラインインターフェースとして動作する。
いくつかの事例では、イベントエンドポイントフロントエンド68Aは、安全具によって感知及び捕捉されたデータを保持するPPE62からのイベントストリーム69の個々のインバウンド通信を受信するのに起動される複数のタスク又はジョブとして実装してもよい。イベントエンドポイントフロントエンド68Aは、例えば、イベントストリーム69を受信すると、イベントと呼ばれるインバウンド通信を素早くエンキューするためのタスクを起動し、通信セッションを閉じてもよく、それによって高速処理と拡張性を提供する。各受信される通信は、例えば、一般にイベントと呼ばれる、感知された状態、動き、温度、動作、又は他のデータを表す最近捕捉されたデータを搬送してもよい。イベントエンドポイントフロントエンド68AとPPEとの間で交換される通信は、通信遅延及び連続性に応じて、リアルタイム又は擬似リアルタイムとすることができる。
イベントセレクタ68Bは、フロントエンド68Aを介してPPE62及び/又はハブ14から受信したイベント69のストリーム上で動作し、規則又は分類に基づいて、受信イベントと関連付けられた優先順位を決定する。イベントセレクタ68Bは、優先順位に基づき、イベントプロセッサ68C又はハイプライオリティ(HP)イベントプロセッサ68Dによって後続処理するためのイベントをエンキューする。付加的な計算資源及びオブジェクトは、PPEの誤使用、地理的場所及び条件に基づく誤ったフィルタ及び/又は呼吸マスクの使用、落下防止具11の適切な固定の間違いなどの重大なイベントに対する応答性を確保するために、HPイベントプロセッサ68Dに専用としてもよい。ハイプライオリティイベントの処理に応答して、HPイベントプロセッサ68Dは通知サービス68Eを即座に呼び出し、落下防止具11、ハブ14及び/又はリモートユーザ20、24に対して出力すべきアラート、命令、警告又は他の類似のメッセージを生成することができる。ハイプライオリティとして分類されないイベントは、イベントプロセッサ68Cによって取り込まれて処理される。
概して、イベントプロセッサ68C又はハイプライオリティ(HP)イベントプロセッサ68Dは、受信するイベントのストリーム上で動作し、データリポジトリ74内のイベントデータ74Aを更新する。概して、イベントデータ74Aは、PPE62から得られる使用データの全て又はサブセットを含んでもよい。例えば、いくつかの事例では、イベントデータ74Aは、PPE62の電子センサから得られるデータのサンプルの全ストリームを含むことができる。他の事例では、イベントデータ74Aは、例えば、PPE62の特定の期間又は活動に関連付けられたかかるデータのサブセットを含んでもよい。
イベントプロセッサ68C、68Dは、イベントデータ74Aに格納されたイベント情報を作成、読み出し、更新、及び削除することができる。イベント情報は、行/列形式で指定されたデータテーブルなどの情報の名前/値の対を含む構造として各データベースレコードに格納してもよい。例えば、名前(例えば、列)は「作業者のID」であってもよく、値は従業員識別番号であってもよい。イベントレコードは、作業者のID、PPEのID、取得したタイムスタンプ、及び1つ以上の感知されたパラメータを示すデータなどの情報を含むことができるが、これらには限定されない。
更に、イベントセレクタ68Bは、ストリーム解析サービス68Fにイベントの受信ストリームを導く。このストリーム解析サービス68Fは、解析エンジンの例を表し、リアルタイム解析を実施するためにイベントの受信ストリームの詳細処理を実施するように構成されている。ストリーム解析サービス68Fは、イベントデータ74Aが受信される際に、例えば、イベントデータ74Aの複数ストリームを処理し、これを過去データ及びモデル74Bとリアルタイムで比較するように構成してもよい。このようにして、ストリーム解析サービス68Dは、状態又は作業者の行動に基づいて安全上の問題を検出すると、異常を検出し、受信イベントデータ値を変換し、アラートを発するように構成することができる。
過去データ及びモデル74Bは、例えば、特定の安全規則、ビジネス規則などを含んでもよい。こうして、過去データ及びモデル74Bは、落下防止具11のユーザの行動を、例えば、安全規則、ビジネス規則などに適合するものとして特徴付けることができる。更に、ストリーム解析サービス68Dは、通知サービス68FによりPPPE62に、又は記録管理及び報告サービス68Dによってコンピューティングデバイス60に通信するための出力を生成してもよい。
解析サービス68Fは、環境8内の作業者10が使用している対応安全PPE62からのイベントのインバウンドストリーム、潜在的には数百又は数千のイベントのストリームを処理して、過去データ及びモデル74Bを適用し、作業者の状態又は行動パターンに基づいて、特定された異常又は差し迫った安全に関わるイベント発生の予測、などのアサーションを算出することができる。解析サービス68Dは、いずれかのクライアント63に出力するために、サービスバス70によって、通知サービス68F及び/又は記録管理にアサーションを発行してもよい。
このようにして、解析サービス68Fは、差し迫った安全上の問題を予測し、リアルタイムのアラート生成及び報告を提供する能動的な安全管理システムとして構成することができる。更に、解析サービス68Fは、イベントデータのインバウンドストリームを処理して、企業、安全管理者、及び他のリモートユーザのために、集約された若しくは個々の作業者及び/又はPPEベースの統計、結論、及び/又は推奨の形態のアサーションを生成するための技術を提供する意思決定支援システムであってもよい。例えば、解析サービス68Fは、過去データ及びモデル74Bを適用し、特定の作業者に関して、検出された行動パターン又は活動パターン、環境条件、及び地理的場所に基づいて、この作業者に安全に関わるイベントが差し迫っている可能性を判定することができる。
いくつかの実施例では、解析サービス68Fは、PPEMS6によって格納された処理情報に基づいてユーザインターフェースを生成し、実施可能な情報をいずれかのクライアント63に提供してもよい。例えば、解析サービス68Fは、いずれかのクライアント63で出力するために、ダッシュボード、アラート通知、レポートなどを生成してもよい。かかる情報は、作業者集団全体の基準(「正常」)動作、作業者を危険に曝す恐れのある異常な活動に従事するあらゆる異常な作業者の特定、著しく異常な(例えば、高い)安全に関わるイベントが発生した又は発生することが予想される環境内の任意の地理的領域の特定、他の環境と比較して安全に関わるイベントの異常発生を示す任意の環境の特定など、に関するさまざまな識見を提供することができる。
他の技術を使用することはできるが、一例示的実装形態では、解析サービス68Fは、安全に関わるイベントのストリーム上で動作しているとき、機械学習を使用してリアルタイム解析を実施する。即ち、解析サービス68Fには、イベントストリームの訓練データ及び既知の安全に関わるイベントに機械学習を適用してパターンを検出することにより生成された実行可能コードが含まれる。実行可能コードは、ソフトウェア命令又は規則セットの形式を取ってもよく、一般に、モデルと呼ばれ、類似パターンを検出して近く発生するイベントを予測するために、後にイベントストリーム69に適用することができる。
解析サービス68Fは、いくつかの実施例では、特定の作業者、特定の作業者集団、特定の環境、又はこれらの組み合わせに対して別個のモデルを生成してもよい。解析サービス68Fは、PPE62から受信した使用データに基づいてモデルを更新することができる。例えば、解析サービス68Fは、PPE62から受信したデータに基づいて、特定の作業者、特定の作業者集団、特定の環境、又はこれらの組み合わせに関するモデルを更新してもよい。
代替的に又は付加的に、解析サービス68Fは、生成したコード及び/又は機械学習モデルの全て若しくは一部をハブ14(又はPPE62)に通信してハブ14(又はPPE62)で実行し、PPEに実質的にリアルタイムでローカルアラートを提供してもよい。モデル74Bを生成するために用いることができる例示的な機械学習技術としては、教師あり学習、教師なし学習、及び半教師あり学習などのさまざまな学習スタイルを挙げることができる。例示的なアルゴリズムのタイプとしては、ベイジアンアルゴリズム、クラスタリングアルゴリズム、決定木アルゴリズム、正則化アルゴリズム、回帰アルゴリズム、インスタンスベースアルゴリズム、人工ニューラルネットワークアルゴリズム、深層学習アルゴリズム、次元削減アルゴリズムなどが挙げられる。特定のアルゴリズムのさまざまな例としては、ベイジアン線形回帰、ブースト決定木回帰、ニューラルネットワーク回帰、誤差逆伝播ニューラルネットワーク、アプリオリアルゴリズム、K平均クラスタリング、k近傍(k-Nearest Neighbour、kNN)、学習ベクトル量子化(Learning Vector Quantization、LVQ)、自己組織化マップ(Self-Organizing Map、SOM)、局所重み付け学習(Locally Weighted Learning、LWL)、リッジ回帰、最小絶対収縮と選択演算子(Least Absolute Shrinkage and Selection Operator、LASSO)、エラスティックネット、及び最小角回帰(Least-Angle Regression、LARS)、主成分分析(Principal Component Analysis、PCA)、及び主成分回帰(Principal Component Regression、PCR)が挙げられる。
記録管理及び報告サービス68Gは、コンピューティングデバイス60からインターフェース層64を介して受信されたメッセージ及びクエリを処理し、応答する。例えば、記録管理及び報告サービス68Gは、クライアントコンピューティングデバイスから、個々の作業者、作業者の集団又はサンプルセット、環境8又は環境8全体の地理的領域、個々のPPE62又はPPE62の群/タイプ、に関連するイベントデータに対する要求を受信してもよい。これに応答して、記録管理及び報告サービス68Gは、要求に基づいてイベント情報にアクセスする。イベントデータを取得すると、記録管理及び報告サービス68Gは、初めに情報を要求したクライアントアプリケーションに対する出力応答を作製する。
付加的な例として、記録管理及び報告サービス68Gは、PPEイベント情報を探し、分析し、相関させる要求を受信することができる。例えば、記録管理及び報告サービス68Gは、ユーザがPPEイベント情報をある期間にわたって見ることができる及び/又はコンピューティングデバイスがPPEイベント情報をある期間にわたって分析することができるなど、過去の時間枠にわたるイベントデータ74Aに対するクエリ要求をクライアントアプリケーションから受信してもよい。
例示的な実装形態では、サービス68には、また、PPEMS6によってユーザ及び要求を認証及び認可するセキュリティサービス68Hが含まれてもよい。具体的には、セキュリティサービス68Hは、クライアントアプリケーション及び/又は他のサービス68から、データ層72内のデータにアクセスする及び/又はアプリケーション層66内で処理を実施することの認証要求を受信することができる。認証要求は、ユーザ名及びパスワードなどの証明書を含んでもよい。セキュリティサービス68Hは、ユーザ名とパスワードの組み合わせが有効であるかどうかを判定するために、セキュリティデータ74Aについて問い合わせてもよい。構成データ74Dは、認証証明書、ポリシー、及びPPEMS6へのアクセスを制御するための任意の他の情報、の形態のセキュリティデータを含むことができる。上述のように、セキュリティデータ74Aは、PPEMS6の正規ユーザの有効なユーザ名とパスワードの組み合わせなどの認証証明書を含んでもよい。他の証明書には、PPEMS6へのアクセスを許可されたデバイス識別子又はデバイスプロファイルを含むことができる。
セキュリティサービス68Hは、PPEMS6で実施される動作に対して監査及びロギング機能を提供してもよい。例えば、セキュリティサービス68Hは、サービス68によって実行された動作、及び/又はサービス68によってアクセスされた、データ層72内のデータ、のログを取ってもよい。セキュリティサービス68Hは、ログ操作、アクセスデータ、及び規則処理結果などの監査情報を監査データ74Cに格納することができる。いくつかの実施例では、セキュリティサービス68Hは、1つ以上の規則が満たされたことに応答してイベントを生成してもよい。セキュリティサービス68Hは、イベントを示すデータを監査データ74Cに格納することができる。
PPEMS6は、セルフチェックコンポーネント68I、セルフチェック基準74E、作業関係データ74Fを含んでもよい。セルフチェック基準74Eは、1つ以上のセルフチェック基準を含むことができる。作業関係データ74Fは、PPE、作業者、及び作業環境に対応するデータ間のマッピングを含んでもよい。作業関係データ74Fは、データを格納、取得、更新、及び削除するための任意の好適なデータストアとすることができる。作業関係データストア74Fは、作業者10Aの固有識別子とデータハブ14Aの固有デバイス識別子との間のマッピングを格納してもよい。作業関係データストア74Fは、また、作業者を環境に対してマッピングすることができる。図2の実施例では、セルフチェックコンポーネント68Iは、作業関係データ74Fから、データハブ14A、作業者10A、及び/又は作業者10Aに関連付けられた若しくは割り当てられたPPEに関するデータを受信、あるいはそうでなければ判定してもよい。このデータに基づき、セルフチェックコンポーネント68Iは、セルフチェック基準74Eから1つ以上のセルフチェック基準を選択することができる。セルフチェックコンポーネント68Iは、このセルフチェック基準をデータハブ14Aに送信してもよい。
図3は、落下防止具11の物品内に組み込むことができるコンピューティングデバイスの一例を示す。図示された実施例では、コンピューティングデバイス98は、プロセッサ100、メモリ102、通信ユニット104、1つ以上の接続センサ106、落下防止ユニット108、1つ以上の使用及び環境センサ110、並びに出力ユニット112を含む。図3に示されるコンピューティングデバイス98の構成及び配置は、単に例示の目的で示されているものと理解されたい。他の例では、コンピューティングデバイス98はさまざまな他の方法で、図3に示される構成要素に追加の、より少ない、又は代替の構成要素を有するように構成してもよい。例えば、以下でより詳細に説明するように、コンピューティングデバイス98は、通信ユニット104及び接続センサ106などの、構成要素のサブセットのみを含むように構成してもよく、特定の処理機能をハブ14の1つなどの別のデバイスにオフロードすることもできる。
一般に、コンピューティングデバイス98は、落下防止具11の動作、及び/又は落下防止具11が使用される環境、に関するリアルタイムデータを捕捉することができる複数のセンサを備えてもよい。かかるデータは、本明細書では使用データと呼ぶ。一実施例では、プロセッサ100は、コンピューティングデバイス98内で、機能を実現するように、及び/又は実行のための命令を処理するように構成されている。例えば、プロセッサ100は、メモリ102によって格納された命令を処理することができる。プロセッサ100としては、例えば、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は同等のディスクリート若しくは集積論理回路を挙げることができる。
メモリ102としては、コンピュータ可読記憶媒体又はコンピュータ可読ストレージデバイスを挙げることができる。いくつかの実施例では、メモリ102は、短期メモリ又は長期メモリの1つ以上を含んでもよい。メモリ102としては、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、磁気ハードディスク、光学ディスク、フラッシュメモリ、又は電気的プログラマブルメモリ(EPROM)若しくは電気的消去可能プログラマブルメモリ(EEPROM)を挙げることができる。
いくつかの実施例では、メモリ102は、コンピューティングデバイス98のコンポーネントの動作を制御するオペレーティングシステム(図示せず)又は他のアプリケーションを格納してもよい。例えば、オペレーティングシステムは、電子センサ(例えば、接続センサ106)から通信ユニット104へのデータの通信を容易にすることができる。いくつかの実施例では、メモリ102は、プロセッサ100によって実行されるプログラム命令を格納するために使用される。メモリ102は、また、動作中にコンピューティングデバイス98内の情報を格納するように構成してもよい。
コンピューティングデバイス98は、1つ以上の有線接続又は無線接続を介して外部デバイスと通信するために通信ユニット104を使用することができる。通信ユニット104は、さまざまなミキサ、フィルタ、増幅器、及び信号変調用に設計された他の構成要素、並びに1つ以上のアンテナ及び/又はデータの送受信用に設計された他の構成要素を含んでもよい。通信ユニット104は、1つ以上の任意の好適なデータ通信技術を用いて他のコンピューティングデバイスとデータを送受信することができる。かかる通信技術の例としては、ほんの一部の例を挙げると、TCP/IP、Ethernet(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、4G、LTE(登録商標)が挙げられる。いくつかの実施例では、通信ユニット104は、Bluetooth(登録商標)Low Energy(BLU)プロトコルに従い動作してもよい。
接続センサ106は、落下防止具11に組み込まれ、かつ、落下防止具11の動作又は落下防止具11の特性を示す出力データを生成するように構成された、多種多様なセンサを含むことができる。例えば、接続センサ106は、落下防止具11の構成要素の相対位置を示すデータ、又は支持構造体が落下防止具11の取り付け領域内に配置されているかどうかを示すデータを捕捉してもよい。例示的な接続センサ106としては、1つ以上のスイッチ、ホール効果センサ、磁気センサ、光学センサ、超音波センサ、光電センサ、ロータリエンコーダ、加速度計などが挙げられる。接続センサ106の特定の例について、以下の図4及び図5の例に関して説明する。
落下防止ユニット108は、落下防止具11に組み込まれた(例えば、以下の図4~図6に関してより詳細に説明するような)ロック109の動作を制御するためのハードウェア及び(例えば、プロセッサ100によって実行可能な)ソフトウェアの任意の組み合わせを含むことができる。本明細書に記載するように、ロックは、支持構造体から落下防止具11が外れることを妨げるか又は阻止することができる任意のデバイスを含んでもよい。ほんの一例として、また図6に示す例に関してより詳細に説明するように、ロック109はソレノイドを含み、このソレノイドは、落下防止具11の1つ以上の構成要素の移動を阻止して、支持構造体から落下防止具が外れることを妨げるか又は阻止することができる。落下防止具108は、例えば接続センサ106からのデータに基づいて、ロック109及び/又はフィードバック構成要素113の動作を制御してもよい。
使用及び環境センサ110は、落下防止具11が使用されている状態又は落下防止具11が配置された環境を示すデータを捕捉する多種多様なセンサを含むことができる。例えば、使用及び環境センサ110としては、加速度計、場所センサ、高度計などを挙げることができる。この実施例では、加速度計は、重力に対する落下防止具11の加速度を示すデータを生成するように構成することができる。加速度計は、加速度の大きさ及び方向を、例えばベクトル量として求めるための単軸又は多軸加速度計として構成してもよく、方向、座標加速度、振動、衝撃及び/又は落下を判定するために使用してもよい。場所センサは、環境8のうちの1つにおける落下防止具11の場所を示すデータを生成するように構成することができる。場所センサとしては、グローバルポジショニングシステム(Global Positioning System、GPS)受信機、(例えば、ビーコン及び/又は他の固定通信ポイントを使用する)三角測量を実施するための構成要素、又は落下防止具11の相対場所を求めるための他のセンサを挙げることができる。高度計は、一定の高さを超える落下防止具11の高度を示すデータを生成するように構成することができる。いくつかの実施例では、高度計は、気圧の測定値に基づいて、落下防止具11の高度を求める(例えば、高度が高いほど気圧は低くなる)ように構成してもよい。更に、状態及び環境センサ110は、風速、温度、湿度、微粒子含有量、騒音レベル、空気の品質、又は落下防止具11を使用することができる環境の任意の他のさまざまな特性を測定するように構成された1つ以上のセンサを含むことができる。
出力ユニット112は、例えば、コンピューティングデバイス98の1つ以上のセンサによって測定されるような、落下防止具11の動作を示すデータを出力するように構成してもよい。いくつかの実施例では、出力ユニット112は、コンピューティングデバイス98のセンサからデータを直接出力することができる。例えば、出力ユニット112は、通信ユニット104を介して別のデバイスに送信するために、コンピューティングデバイス98の1つ以上のセンサからのリアルタイム又は実質的にリアルタイムデータを含む1つ以上のメッセージを生成してもよい。しかし、いくつかの事例では、通信ユニット104は、例えば、落下防止具11が位置する環境及び/又はネットワーク障害、のせいでかかるデバイスと通信できない場合がある。かかる場合、出力ユニット112は、使用データをメモリ102にキャッシュすることができる。即ち、出力ユニット112(又はセンサ自体)は使用データをメモリ102に格納してもよく、それによって、ネットワーク接続が利用可能になると使用データを別のデバイスにアップロードすることができる。
出力ユニット112は、また、落下防止具11のユーザが認知可能な可聴、視覚、触覚、又は他の出力を生成するように構成してもよい。例えば、出力ユニット112は、例として、さまざまなライト、ディスプレイ、触覚フィードバック生成器、スピーカなどを含むもう1つのユーザインターフェースデバイスを備えてもよい。一実施例では、出力ユニット112には、落下防止具11上に位置する及び/又は落下防止具11のユーザの視野内にあるリモートデバイス(例えば、インジケータグラス、バイザーなど)に含まれる1つ以上の発光ダイオード(LED)を含んでもよい。別の実施例では、出力ユニット112は、落下防止具11上に位置する及び/又はリモートデバイス(例えば、イヤピース、ヘッドセットなど)に含まれる1つ以上のスピーカを含むことができる。更に別の実施例では、出力ユニット112は、振動又は他の触覚フィードバックを生成して落下防止具11又はリモートデバイス(例えば、ブレスレット、ヘルメット、イヤピースなど)に搭載された、触覚フィードバック生成器を含んでもよい。更に別の実施例では、出力ユニット112は、エンドユーザコンピューティングデバイス16、コンピューティングデバイス18、安全ステーション15、ハブ14(図1)又は他の任意のコンピューティングデバイスなどの別のコンピューティングデバイスに送信するための電子メッセージを生成することができる。
動作中、落下防止ユニット108(又はコンピューティングデバイス98と通信することができる別のコンピューティングデバイス)は、落下防止具11が支持構造体に接続されているかどうかを判定するために接続センサ106からのデータを使用してもよい。例えば、落下防止ユニット108は、落下防止具11の構成要素の状態又は動作を示すデータを接続センサ106から受信することができる。落下防止ユニット108は、受信したデータに基づいて、複数の落下防止具11の物品の接続状態を判定してもよい。例えば、落下防止ユニット108は、落下防止具11の構成要素が支持構造体へ接続できるように移動したこと、及び、支持構造体が落下防止具11の取り付け領域内に配置されていること、を示すデータに基づいて、特定の落下防止具11の物品が支持構造体に接続されていることを判定することができる。
いくつかの事例では、落下防止ユニット108は、判定された接続状態に基づいて、ロック109及び/又はフィードバック構成要素113の動作を制御することができる。例えば、落下防止具11の特定の物品が支持構造体に接続されている唯一の落下防止具11であることの判定に基づいて(例えば、判定された接続状態に従って)、落下防止ユニット108は、支持構造体から落下防止具11が外れることを妨げる又は阻止するために、ロック109を作動させてもよい。
いくつかの実施例では、ロック109は、落下防止具11の二次又は三次ロックとすることができる。例えば、特定の安全基準又はコードは、落下防止具11の構成要素を動かすために(例えば、ゲートを動かすために)少なくとも2つの別々の意図的な動作を必要とし、それによって落下防止具11をサポート構造体に接続又は外すことができる。図4及び図5に関して以下で更に詳細に説明するように、各々の別々の意図的な動作は、ロック機構と関連付けてもよい。本開示の態様によれば、ロック109によって、かかるロック機構のうちの1つ以上が操作されること、例えば、支持構造体からの取り外しを可能にするために開かれること、を阻止することができる。
落下防止ユニット108はまた、ロック109を解除することもできる。例えば、ロック109を作動させた後、落下防止ユニット108は落下防止具11が支持構造体に接続されているかどうかを監視し続けてもよい。1つ以上の落下防止具11の他の物品が支持構造体に接続されている場合、もはやロック109によって、落下防止具11が支持構造体から外れることを妨げることがないように、落下防止具108はロック109を解除する。
落下防止ユニット108がロック109を作動させる場合には、出力ユニット112は、ロック109が作動されたことを示す信号を生成することができる。例えば、上述のように、出力ユニット112は、ロック109が作動されたことを示す可聴、視覚、及び/又は触覚出力を生成してもよい。いくつかの実施例では、出力ユニット112は、エンドユーザコンピューティングデバイス16、コンピューティングデバイス18、安全ステーション15、ハブ14(図1)又は、他の任意のコンピューティングデバイスなどの別のコンピューティングデバイスへの送信のために、ロック109が作動されたこと、を示す電子メッセージを追加的に又は、代替的に生成することができる。
いくつかの事例では、ロック109は手動のオーバーライドを組み込んでもよい。例えば、ユーザは、ロック109をロック位置からアンロック位置に解除するために1つ以上の動作を手動で実行することができる。上述のアラートに加えて、又はその代わりに、出力ユニット112は、落下防止具11のユーザによってロック109が手動でオーバーライド-されたことを示す信号を生成してもよい。例えば、出力ユニット112は、手動のオーバーライドが実行されたことを示す電子メッセージ、可聴出力、視覚出力、及び/又は触覚出力を生成することができる。
いくつかの実施例では、ロック109を作動させるのではなく(又は、ロック109の作動に加えて)、落下防止ユニット108は、判定された接続状態に基づいて、フィードバック構成要素113を作動させてもよい。例えば、落下防止具11の特定の物品が支持構造体に接続されている唯一の落下防止具11であることの判定に基づいて(例えば、判定された接続状態に従って)、落下防止ユニット108はアラートデータを生成して、フィードバック構成要素113に送信することができる。アラートデータを受信すると、落下防止具11は、落下防止具の第1物品が少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具の物品であることを示すアラートを生成してもよい。即ち、いくつかの実施例では、フィードバック構成要素113は、(例えば、1つ以上のスピーカを介した)可聴アラート、(例えば、1つ以上のディスプレイ、発光ダイオード(LED)などを介した)視覚的アラート、又は(例えば、振動するか、又は他の触覚フィードバックを提供する、落下防止具11の構成要素を介した)触覚アラートを生成することができる。他の実施例では、上述のように、出力ユニット112は、例えばコンピューティングデバイス18(図1)などの別のデバイスへの送信のために、接続状態を示す電子メッセージを生成してもよい。いくつかの実施例では、本開示の態様によれば、落下防止ユニット108は、落下が発生したかどうかを判定することができる。例えば、落下防止ユニット108は、落下防止具11に負荷がかかっていることを示すデータを接続センサ106から受信してもよい。負荷が所定の閾値を超えたことに応答して、落下防止ユニット108は、出力ユニット112が出力するための可聴、視覚又は触覚のアラートを生成することができる。いくつかの実施例では、落下防止ユニット108はまた、例えば、ユーザが落下した(それによって荷重を生成した)だけでなく、落下後に宙づりになっていることを判定するために、負荷がかかっている時間を測定してもよい。
図4は、本開示の態様に従って構成されているスナップフック120の一例を示している。図4に示す実施例はスナップフックを含むが、本明細書に記載の技術は、カラビナなどの、ユーザをアンカーに固定するためのさまざまな他のデバイスに適用することができることを理解されたい。例えば、カラビナはスナップフック120と同様に構成することができるが、図4に示す平面ロック機構の代わりに回転又は自己ロックゲート機構に依拠することができる。
図4の例示的なスナップフック120は、スナップフック120が支持構造体に接続されたときに支持構造体が配置される取り付け領域126を概ね画定する可動ゲート122及び本体124を備える。スナップフック120はまた、センサ素子130を有する第1センサ128、第2センサ132、コンピューティングデバイス134、一次ロック機構136、及びロック138を備える。スナップフック120は、取り付け点140を介して、例えばエネルギー吸収ランヤード、自己格納式ランヤード、又は別のデバイスに取り付けることができる。
可動ゲート122は、開位置と閉位置との間で移動する。図4の実施例は、可動ゲート122が本体120と接触して取り付け領域126を画定する連続ループを形成するような閉位置にある可動ゲート122を示す。開位置では、可動ゲート122は取り付け領域126に向かって内向きに回動し、支持構造体は取り付け領域126の領域内に移動することができる。
第1センサ128は、(支持構造体などの)材料が取り付け領域126内に配置されているかどうかを示すデータを生成するように構成してもよい。図示の実施例では、第1センサ128は磁界に応答して信号を出力する素子130を含む。この実施例では、第1センサ128は、鉄系材料が取り付け領域126内に配置されているかどうかを示すデータを生成することができる。
説明の目的のための一実施例では、第1センサ128はプリント回路基板を含むことができ、素子130はプリント回路基板に組み込まれたホール効果素子を含んでもよい。いくつかの実施例では、永久磁石を第1センサ128の相対端部に配置することができる。鉄系の物体が本体122に近接しているとき、電磁界が透過性の物体に引き寄せられる傾向があるために、磁力線は形状が変化する。この磁場の変化は、ホール効果素子を使用して測定される磁束の変化をもたらす。
他の実施例では、第1センサ128としては、他のさまざまな接触センサ又は非接触センサを挙げることができる。例えば、第1センサ128としては、リードスイッチ、誘導センサ、超音波センサ、光電センサ、機械的センサ、スイッチ、又は取り付け領域126内に配置されている材料に基づいて出力を生成することができる任意の他のセンサ、の任意の組み合わせを挙げることができる。
第2センサ132は、ゲート122の動きを示すデータを生成するように構成してもよい。例えば、第2センサ132は、ゲート122が閉位置から開位置へ、又はその逆に移動したことを示す信号を生成するように構成することができる。いくつかの実施例では、第2センサ132は、離散的な信号(例えば、ゲート122が開位置にあるか閉位置にあるかを示す信号)を出力することができる。他の実施例では、第2センサ132は、ゲート122の相対位置を示すデータを出力してもよい。第2センサ132としては、1つ以上のスイッチ、ロータリエンコーダ、加速度計など、ゲート122の位置又は動きに基づいて出力を生成することができる任意のセンサを挙げることができる。
コンピューティングデバイス134は、第1センサ128及び第2センサ132によって生成されたデータの処理及び/又は送信の役割を果たすコンピューティング構成要素を含んでもよい。コンピューティングデバイス134は、電池などの電源も含むことができる。いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス134は、図3に示されるコンピューティングデバイス98の構成要素を含むように構成してもよい。他の実施例では、コンピューティングデバイス134は、コンピューティングデバイス98のサブセットを含むことができる。例えば、コンピューティングデバイス134は、第1センサ128及び第2センサ132から別のコンピューティングデバイスにデータを送信するための1つ以上のプロセッサ及び通信ユニットを単に含んでもよい。
一次ロック機構136は、ゲート122が開位置に移動することを阻止するように構成されている。例えば、一次ロック機構136は、ゲート122が取り付け領域126に向かって回動することを阻止するためにゲート122と係合する構成要素を含む。ユーザが一次ロック機構136を操作すると(例えば、ユーザが一次ロック機構136を握り締めると)、一次ロック機構136の構成要素はゲート122から外れ、ゲートは取り付け領域126に向かって移動することができる。
本開示の態様によれば、ロック138は、スナップフック120の接続状態に基づいてゲート122が閉位置から開位置に移動することを妨げる又は阻止するように構成することができ、それによってスナップフック120が支持構造体から外れることを妨げる又は阻止することができる。例えば、コンピューティングデバイス134(及び/又はスナップフック120と通信する別のコンピューティングデバイス)は、第1センサ128からのデータに基づいてスナップフック120が支持構造体に接続されているかどうかを判定することができる。即ち、コンピューティングデバイス134は、支持構造体が取り付け領域126内に存在することを示すデータを第1センサ128から受信することができる。コンピューティングデバイス134は、かかるデータに基づいて接続状態を判定することができる。例えば、コンピューティングデバイス134は、支持構造体が存在するときにスナップフック120が接続されており、支持構造体が存在しないときに接続されていない、と判定してもよい。
いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス134は、更にあるいは代わりに、接続状態を判定するために第2センサ132からのデータを使用することができる。例えば、コンピューティングデバイス132は、スナップフック120がいくつかの順序付けられた操作に基づいて支持構造体に接続されたと判定することができる。この実施例では、コンピューティングデバイス134は、ゲート122が開位置に移動したことを示すデータを第2センサ132から受信することができる。コンピューティングデバイス134は、支持構造体が取り付け領域126内に配置されていることを示すデータを第1センサ128から受信することができる。次に、コンピューティングデバイス134は、ゲート122が閉位置に移動したことを示すデータを第2センサ132から受信し、スナップフック120が支持構造体に接続されたと判定することができる。
コンピューティングデバイス134は、第2センサ132からのデータに基づいて第1センサ128を動作させてもよい。例えば、ゲート122が開位置に移動したという第2センサ132からのデータを受信すると、コンピューティングデバイス134は、取り付け領域126内の支持構造体を識別するために第1センサ128を作動させることができる。
スナップフック120が支持構造体に接続されたと判定した後、コンピューティングデバイス134(又はスナップフック120と通信する別のコンピューティングデバイス)は、同じユーザによって使用されている1つ以上の他の落下防止具の物品(ここでは落下防止具のセットと呼ばれる)の状態を監視することができる。例えば、コンピューティングデバイス134は、例えば作業者が作業現場の中を移動するときに、他の落下防止具の物品が1つ以上の支持構造体にいつ接続され、いつ切断されたかを識別することができる。コンピューティングデバイス134は、スナップフック120が該支持構造体に接続されているセット内の唯一の落下防止具の物品である時点を判定することができる。この判定に基づいて、コンピューティングデバイス134は、スナップフック120の接続状態に基づいてゲート122が閉位置から開位置に移動することを妨げる又は阻止するためにロック138を作動させ、それによってスナップフック120が支持構造体から外れることを妨げる又は阻止することができる。
いくつかの実施例では、ロック138は、ゲート122が開かれることを阻止するために、ゲート122と直接連動するロック構成要素を含んでもよい。例えば、ロック138は、122が動くことを阻止する機械的バリアを含むことができる。他の実施例では、ロック138は、一次ロック機構136などのスナップフック120の1つ以上の他のロック機構と連動するように構成してもよい。例えば、ロック138は、一次ロック機構136が動くことを阻止し、それによってゲート122が動くことを阻止する機械的バリアを備えることができる。
図4に関して説明した実施例は一次ロック機構136及びロック138を含むが、他の実施例は追加のロック機構を含んでもよい。例えば、特定の安全基準又はコードは、ゲート122が開くために少なくとも2つの別々のそして意図的な動作を必要とし、それによってスナップフック120は、支持構造体に接続又は外れることができる。別々の意図的な各動作は、ロック機構と関連付けられてもよい。スナップフック120のための例示的なロック機構としては、ラッチ、バネ仕掛けのカラー、レバー、又は操作するためにユーザの側で意図的な行動を必要とする他の構成要素の任意の組み合わせ、を挙げることができる。本開示の態様によれば、ロック138は、2つの別々の意図的な動作に関連するロック機構に加えて含まれる三次ロック機構としてもよい。
コンピューティングデバイス134はまた、ロック138を解除することができる。例えば、コンピューティングデバイス134は、セット内の落下防止具が支持構造体に接続されているかどうかを監視し続けることができる。1つ以上の他の落下防止具の物品が支持構造体に接続されている場合、もはやスナップフック120が支持構造体から外れることをロック138が妨げないように、コンピューティングデバイス134はロック138を解除してもよい。追加的又は代替的に、ロック138は、ユーザが手動でロック138を解除することを可能にする手動オーバーライドを備えることができる。
コンピューティングデバイス134がロック138を作動させる場合、コンピューティングデバイス134は、ロック138が作動されたこと及び/又はロック138が手動でオーバーライドされたことを示す信号を生成してもよい。いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス134は、ロック138が作動されたこと、及び/又は手動オーバーライドが行われたこと、を示す電子メッセージ、可聴出力、視覚出力、及び/又は触覚出力を生成することができる。
図4に示されるスナップフック120の構成及び配置は例示目的のみのために示されていることを理解されたい。他の実施例では、スナップフック120は、図4に示したものよりも追加の、より少ない、又は代替の構成要素を有するさまざまな他の方法で構成することができる。例えば、上述のように、スナップフック120は、第1センサ128、第2センサ132などの構成要素のサブセットと、ハブ14の1つなどの別のコンピューティングデバイスにデータを送信するための通信ユニットと、のみを含むように構成してもよい。
別の実施例では、スナップフック120は、スナップフック120の接続状態を示すためのフィードバック構成要素を含むことができる。例えば、フィードバック構成要素は、スナップフック120が支持構造体に接続された唯一の落下防止具の物品であると判定したことに応答して、可聴アラート、視覚アラート、又は触覚アラートを生成するための任意のさまざまなスピーカ、ディスプレイ、ライト、触覚フィードバック構成要素などを含んでもよい。
更に別の実施例では、スナップフック120は、落下センサ142など、落下が発生したかどうかを判定するための1つ以上の構成要素を含むことができる。例えば、本開示の態様によれば、落下センサ142は、落下状態を判定するためのスイッチ、センサなどを含んでもよい。一実施例では、落下センサ142は、負荷に応じて、ライン構成要素が取り付けられる取り付け点140のたわみ、動き、又は動作を判定することができる。負荷が所定の閾値を超える場合、(ホール効果センサ、機械的スイッチなどを含むことができる)落下センサ142は、取り付け点140の相対移動又は形状の変化を判定してもよい。
取り付け点140(又はスナップフック120の下部付近に配置された別の構成要素)が所定の負荷に応答して所定量移動した場合に信号を生成することに加えて、特定の負荷がコネクタに加えられただけでなく、ある時間にわたって加えられたことを示すために、センサを介してこの位置を一定時間監視することもできる。かかるデータに基づいて、スナップフック120(又はコンピューティングデバイス98)は、ユーザが落下した(それによって負荷が生成される)が、落下後も宙づりになっていることを判定する場合がある。
落下センサ142からのデータに基づいて、スナップフック120(又はコンピューティングデバイス98などの別のデバイス)は、1つ以上のアラートを生成することができる。例えば、落下が発生したと判定すると、落下センサ142は、落下が発生したことを示す可聴、視覚、又は無線通信(例えば、電子メッセージ)を生成してもよい。
図5は、本開示の態様に従って構成されているキャリアスリーブ160の一実施例を示している。図5の例示的なキャリアスリーブ160は、可動ゲート162と、キャリアスリーブ160が支持構造体、例えば、取り付け領域166を通って延びる垂直に配置されたケーブルに接続されたときに支持構造体が配置される取り付け領域166を概して画定する本体164と、を含んでいる。キャリアスリーブ160はまた、センサ素子170を有する第1センサ168、第2センサ172、コンピューティングデバイス174、一次ロック機構176、二次ロック機構178、及びロック180を含む。
可動ゲート162は開位置と閉位置との間を移動する。図5の実施例は、閉位置にある可動ゲート162を示しており、この閉位置では、可動ゲート162が本体164に近接して配置されているので、取り付け領域166は、キャリアがこの取り付け領域166の内外に移動することを阻止する閉じた空間となっている。開位置では、可動ゲート162は本体164の方へ回動し、支持構造体は取り付け領域166の中へ移動することができる。
第1センサ168は、(支持構造体などの)材料が取り付け領域166内に配置されているかどうかを示すデータを生成するように構成することができる。図示の実施例では、第1センサ168は、取り付け領域166内の支持構造体と接触するように構成されている素子170を含む。例えば、第1センサ168は、接触スイッチであってもよく、支持構造体が素子170と接触したことに応答して信号を生成することができる。他の実施例では、第1センサ168はさまざまな他の接触センサ又は非接触センサを含んでもよい。例えば、第1センサ168は、ホール効果センサ、リードスイッチ、誘導センサ、超音波センサ、光電センサ、機械的センサ、スイッチ、又は取り付け領域166内に配置される材料に基づいて出力を生成することができる任意の他のセンサ、の任意の組み合わせを含むことができる。
第2センサ172は、ゲート162の動きを示すデータを生成するように構成してもよい。例えば、第2センサ172は、ゲート162が閉位置から開位置に、又はその逆に移動したことを示す信号を生成するように構成してもよい。いくつかの実施例では、第2センサ172は離散的な信号(例えば、ゲート162が開位置にあるのか、閉位置にあるのかを示す信号)を出力することができる。他の実施例では、第2センサ172はゲート162の相対位置を示すデータを出力してもよい。第2センサ172は、1つ以上のスイッチ、ロータリエンコーダ、加速度計など、ゲート162の位置又は移動に基づいて出力を生成することができる任意のセンサを含むことができる。
コンピューティングデバイス174は、第1センサ168及び第2センサ172によって生成されたデータの処理及び/又は送信の役割を果たすコンピューティング構成要素を備えてもよい。コンピューティングデバイス174は、電池などの電源も含むことができる。いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス174は、図3に示されるコンピューティングデバイス98の構成要素を含むように構成してもよい。他の実施例では、コンピューティングデバイス174は、コンピューティングデバイス98のサブセットを含むことができる。例えば、コンピューティングデバイス174は、第1センサ168及び第2センサ172から別のコンピューティングデバイスにデータを送信するための1つ以上のプロセッサ及び通信ユニットを単に含んでいればよい。
一次ロック機構176は、ゲート162が開位置に移動することを阻止するように構成される。例えば、一次ロック機構176は、ゲート162が開位置に移動することを阻止するためにゲート162と係合する構成要素を含む。ユーザが一次ロック機構176を操作すると(例えば、ユーザが一次ロック機構176を回転させるか、又はそうでなければ移動させると)、一次ロック機構176の構成要素はゲート162から外れる。
二次ロック機構178はまた、ゲート162が開位置に移動することを阻止するように構成されている。例えば、二次ロック機構178は、キャリアスリーブ160のユーザによる意図的な動作なしにゲート162が開位置に移動することを阻止するばね構成要素を含む。ユーザが二次ロック機構178を操作すると(例えば、ユーザが二次ロック機構178を押してバネを付勢すると)、ゲート162が移動して取り付け領域166にアクセスすることができる。
本開示の態様によれば、ロック180は、キャリアスリーブ160の接続状態に基づいてゲート162が閉位置から開位置に移動することを妨げる又は阻止し、それによってキャリアスリーブ160が支持構造体から外れることを妨げる又は阻止するように構成してもよい。例えば、コンピューティングデバイス174(及び/又はキャリアスリーブ160と通信する別のコンピューティングデバイス)は、第1センサ168からのデータに基づいて、キャリアスリーブ160が支持構造体に接続されているかどうかを判定することができる。即ち、コンピューティングデバイス174は、支持構造体が取り付け領域166内に存在することを示すデータを第1センサ168から受信することができる。コンピューティングデバイス174は、かかるデータに基づいて接続状態を判定することができる。例えば、コンピューティングデバイス174は、支持構造体が存在するときにキャリアスリーブ160は接続され、支持構造体が存在しないときに接続されていないと判定することができる。
いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス174は更に、又は代わりに、接続状態を判定するために第2センサ172からのデータを使用してもよい。例えば、コンピューティングデバイス172は、多数の順序付けられた操作に基づいて、キャリアスリーブ160が支持構造体に接続されたと判定することができる。この実施例では、コンピューティングデバイス174は、ゲート162が開位置に移動したことを示すデータを第2センサ172から受信してもよい。コンピューティングデバイス174は、支持構造体が取り付け領域166内に配置されていることを示すデータを第1センサ168から受信することができる。次に、コンピューティングデバイス174は、ゲート162が閉位置に移動したことを示すデータを第2センサ172から受信し、キャリアスリーブ160が支持構造体に接続されたと判定することができる。
キャリアスリーブ160が支持構造体に接続されたと判定した後、コンピューティングデバイス174(又はキャリアスリーブ160と通信する別のコンピューティングデバイス)は、同じユーザによって使用されている1つ以上の他の落下防止具の物品(本明細書では落下防止具のセットと呼ばれる)の状態を監視してもよい。例えば、コンピューティングデバイス174は、例えば、作業者が作業現場の中を移動するときに、他の落下防止具の物品(1つ以上のカラビナ120(図4)など)が1つ以上の支持構造体にいつ接続されて、いつ外されるかを識別することができる。コンピューティングデバイス174は、キャリアスリーブ160がセットの中でその支持構造体に接続されている唯一の落下防止具であると判定する場合がある。この判定に基づいて、コンピューティングデバイス174は、キャリアスリーブ160の接続状態に基づいて、ゲート162が閉位置から開位置に移動することを妨げる又は阻止するためにロック180を作動させ、それによってキャリアスリーブ160が支持構造体から外れることを妨げる又は阻止することができる。
いくつかの実施例では、以下の図6の実施例に関して説明するように、ロック180は、ゲート162が開かれることを阻止するためにゲート162と直接連動するロック構成要素を含んでもよい。例えば、ロック180は、162が動くことを阻止する機械的バリアを含むことができる。他の実施例では、ロック180は、一次ロック機構176又は二次ロック機構178など、キャリアスリーブ160の1つ以上の他のロック機構と連動するように構成してもよい。例えば、ロック180は、一次ロック機構176が移動又は回転することを阻止することによってゲート162が移動することを阻止する、機械的バリアを含むことができる。
いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス174はまた、ロック180を解除してもよい。例えば、コンピューティングデバイス174は、セット内の落下防止具が支持構造体に接続されているかどうかを監視し続けることができる。1つ以上の他の落下防止具の物品が支持構造体に接続されている場合、ロック180によって、もはやキャリアスリーブ160が支持構造体から外れることを妨げないように、コンピューティングデバイス174はロック180を解除してもよい。追加的又は代替的に、ロック180は、ユーザが手動でロック180を解除することができる手動オーバーライドを含むことができる。
コンピューティングデバイス174がロック180を作動させた場合、コンピューティングデバイス174は、ロック180が作動したこと及び/又はロック180が手動でオーバーライドされたことを示す信号を生成してもよい。いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス174は、ロック180が作動されたこと、及び/又は手動オーバーライドが行われたことを示す電子メッセージ、可聴出力、視覚出力、及び/又は触覚出力を生成することができる。
図5に示されるキャリアスリーブ160の構成及び配置は例示目的のみのために示されていることを理解されたい。他の実施例では、キャリアスリーブ160は、図5に示すものよりも追加の、より少ない、又は代替の構成要素を有するさまざまな他の方法で構成することができる。例えば、上述のように、キャリアスリーブ160は、第1センサ168、第2センサ172などの、構成要素のサブセットと、ハブ14の1つなどの、特定の処理機能を実行するための別のコンピューティングデバイスにデータを送信するための通信ユニットと、のみを含むように構成してもよい。
別の実施例では、キャリアスリーブ160は、キャリアスリーブ160の接続状態を示すためのフィードバック構成要素を含むことができる。例えば、フィードバック構成要素は、キャリアスリーブ160が支持構造体に接続された唯一の落下防止物品であると判定したことに応答して、可聴アラート、視覚アラート、又は触覚アラートを生成する、ための任意のさまざまなスピーカ、ディスプレイ、ライト、触覚フィードバック構成要素などを含んでもよい。
更に別の実施例では、キャリアスリーブ160は、落下センサ182などの、落下が発生したかどうかを判定するための1つ以上の構成要素を含むことができる。例えば、本開示の態様によれば、落下センサ182は、落下状態を判定するためのスイッチ、センサなどを含んでもよい。一実施例では、落下センサ182は、負荷に応答した、キャリアスリーブ160をユーザに取り付ける構成要素のたわみ、動き、又は動作を測定することができる。負荷が所定の閾値を超える場合、落下センサ182(ホール効果センサ、機械的スイッチなどを挙げることができる)は、取り付け構成要素の相対運動又は形状の変化を測定してもよい。他の実施例では、落下センサ182は、キャリアスリーブ160上の任意の場所に配置してもよく、これにより、落下センサ182は、キャリアスリーブ160をユーザに取り付ける構成要素に対する負荷の変化を判定することができる。
取り付け構成要素が所定の負荷に応答して所定量移動した場合に信号を生成することに加えて、特定の負荷がコネクタに加えられただけでなく、ある時間にわたって加えられたことを示すために、センサを介してこの位置を一定時間監視することもできる。かかるデータに基づいて、キャリアスリーブ160(又はコンピューティングデバイス98)は、ユーザが落下した(それによって負荷が発生する)が、落下後も宙づりになっていると判定する場合がある。
落下センサ182からのデータに基づいて、キャリアスリーブ160(又はコンピューティングデバイス98などの別のデバイス)は、1つ以上のアラートを生成することができる。例えば、落下が発生したと判定すると、落下センサ182は、落下が発生したことを示す可聴、視覚、又は無線通信(例えば、電子メッセージ)を生成してもよい。
図6は、例示的なキャリアスリーブ160をより詳細に示す。例えば、上述のように、ロック180は、キャリアスリーブ160の接続状態に基づいて、ゲート162が閉位置から開位置に移動することを妨げる又は阻止し、それによってキャリアスリーブ160が支持構造体から外れることを妨げる又は阻止するように構成してもよい。図6の実施例では、ロック180は、ピン184を伸長位置186から後退位置188へ、及びその逆に移動させるソレノイド182を含む。
例えば、図5に関して上述したように、コンピューティングデバイス174は、キャリアスリーブ160が、セット内で支持構造体に接続されている唯一の落下防止具の物品であるのはいつかを判定することができる。この判定に基づいて、コンピューティングデバイス174はロック180を作動させることができる。ロック180を作動させると、ピン184は後退位置188から伸長位置186まで移動することができる。伸長位置186にあるとき、ピン184は、ゲート162が閉位置から開位置に移動することを阻止することができる。いくつかの実施例では、ピン184は、ゲート162と直接連動して、ゲート162が開かれることを阻止してもよい。他の実施例では、ピン184は、キャリアスリーブ160の別の構成要素(一次ロック機構176又は二次ロック機構178など)と連動して、ゲート162が開かれることを阻止することができる。
いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス174はまた、ロック180を解除してもよい。例えば、コンピューティングデバイス174は、セット内の落下防止具が支持構造体に接続されているかどうかを監視し続けることができる。1つ以上の他の落下防止具の物品が支持構造体に接続されている場合、コンピューティングデバイス174は、ソレノイド182に信号を送ってピン184を伸長位置186から後退位置188に移動させることによってロック180を解除してもよい。追加的又は代替的に、ロック180は、ユーザが手動でピン184を伸長位置186から後退位置188に移動させることを可能にする手動オーバーライドを含むことができる。
図7は、ハブ14のうちの1つの実施例をより詳細に示している。例えば、ハブ14は、1つ以上のプロセッサ200と、使用データ204、接続データ206、アラートデータ208を格納することができるメモリ202と、通信ユニット210と、センサ212と、ユーザインターフェース214と、及びリモートインターフェース216とを含んでいる。図7に示されるハブ14の構成及び配置は、例示の目的でのみ示されていることを理解されたい。他の実施例では、ハブ14は、図7に示されるものに対して、より多くの、より少ない、又は別の、構成要素を有するさまざまな他の方法で構成することができる。例えば、ハブ14はまた、図7に示されていない1つ以上の電池、充電構成要素などを含んでもよい。更に、図7の実施例には装着型デバイスとして示されているが、他の実施例では、ハブ14は、特定の環境に配置されるスタンドアローンデバイスとして実装してもよい。
一般に、ハブ14は、落下防止具11(例えば、スナップフック120又はキャリアスリーブ160など)とPPEMS6との間の通信を可能にし、容易にすることができる。例えば、各々の作業者の落下防止具11並びに他のPPEは、Bluetooth(登録商標)又は他の短距離プロトコルによってハブ14と通信してもよく、ハブ14は、802.11 WiFi(登録商標)プロトコルなどの無線通信によってPPEMS6と通信してもよい。いくつかの実施例では、本明細書でより詳細に記載されるように、ハブ14はまた、接続データ206に基づいて、落下防止具11の1つ以上の構成要素(例えば、ロックなど)を制御し、アラートを生成及び/又は出力し、あるいはさまざまな他の機能を実行することができる。
一実施例では、プロセッサ200は、ハブ14内の機能を実現する、及び/又は、実行のための命令を処理するように構成されている。例えば、プロセッサ200は、メモリ202によって格納された命令を処理することができる。プロセッサ200としては、例えば、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は同等のディスクリート若しくは集積論理回路を挙げることができる。
メモリ202としては、コンピュータ可読記憶媒体又はコンピュータ可読ストレージデバイスを挙げることができる。いくつかの実施例では、メモリ202は、短期メモリ又は長期メモリの1つ以上を含んでもよい。メモリ202としては、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、磁気ハードディスク、光学ディスク、フラッシュメモリ、又は電気的プログラマブルメモリ(EPROM)若しくは電気的消去可能プログラマブルメモリ(EEPROM)の形態が挙げられる。
いくつかの実施例では、メモリ202は、ハブ14の構成要素の動作を制御するオペレーティングシステム(図示せず)又は他のアプリケーションを格納することができる。例えば、オペレーティングシステムは、メモリ202から通信ユニット210へのデータの通信を容易にすることができる。いくつかの実施例では、メモリ202は、プロセッサ200によって実行されるプログラム命令を格納するために使用される。メモリ202は、また、動作中にハブ14内の情報を格納するように構成してもよい。図5に示される実施例では、メモリ202は、以下でより詳細に記載するように、使用データ204、接続データ206、アラートデータ208、を格納することができる。
ハブ14は、1つ以上の有線通信又は無線通信を介して外部デバイスと通信するために、通信ユニット210を使用してもよい。通信ユニット210は、さまざまなミキサ、フィルタ、増幅器、及び信号変調用に設計された他の構成要素、並びに1つ以上のアンテナ及び/又はデータの送受信用に設計された他の構成要素を含むことができる。通信ユニット210は、1つ以上の任意の好適なデータ通信技術を用いて他のコンピューティングデバイスとデータを送受信してもよい。かかる通信技術の例としては、ほんの一部の例を挙げると、TCP/IP、Ethernet(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、4G、LTE(登録商標)が挙げられる。例えば、通信ユニット210は、Bluetooth(登録商標)又は他の短距離プロトコルによって落下防止具11又は他のPPEと通信してもよく、通信ユニット210は、802.11 WiFiプロトコルなどの無線通信によってPPEMS6と通信してもよい。
センサ212は、ハブ14に関連付けられた作業者10の活動を示すデータ及び/又はハブ14が位置する環境を示すデータを生成する1つ以上のセンサを含んでもよい。センサ212は、例として、1つ以上の加速度計、特定の環境に存在する状態を感知するための1つ以上のセンサ(例えば、温度、湿度、微粒子含有量、騒音レベル、空気の品質、又は落下防止具11を使用することができる環境の他の任意のさまざまな特性を測定するためのセンサ)、又は他のさまざまなセンサ、を挙げることができる。
ユーザインターフェース214は、例として、さまざまなライト、ディスプレイ、触覚フィードバック生成器、スピーカなどを含むもう1つのユーザインターフェースデバイスを含んでもよい。一般に、ユーザインターフェース214は、落下防止具11及び/又はハブ14のステータス、並びにアラートを、作業者10に対して出力することができる。一実施例では、ユーザインターフェース214は、作業者10に情報を提供するために照光する複数の多色LEDを含んでもよい。別の実施例では、ユーザインターフェース214は、作業者10に触覚フィードバックを提供するためにハブ14を振動させるように構成されたモータを含むことができる。
リモートインターフェース216は、クライアント62(図2)において出力するためのデータを生成するように構成されている。例えば、リモートインターフェース216は、落下防止具11及び/又はハブ14のステータスを示すデータを生成することができる。例えば、リモートインターフェース216は、落下防止具11がハブ14に接続されているかを示すデータ、及び/又は落下防止具11の構成要素に関する情報を生成してもよい。即ち、リモートインターフェース216は、例えば、落下防止具11の残存耐用年数、落下防止具11のバッテリの状態、落下防止具11の接続状態、落下防止具11が支持構造に接続された唯一の落下防止具であるかどうか、ユーザが落下防止具のロックを手動でオーバーライドにしたかどうか、落下防止具11の保守又は交換が必要かどうか、などを示すデータを生成することができる。リモートインターフェース216は、追加的又は代替的に、ハブ14によって発行された任意のアラートを示すデータを生成してもよい。
本開示の態様によれば、ハブ14は落下防止具11のセンサからの使用データ204を格納することができる。使用データ204は一般に、落下防止具11をユーザが使用する仕方を示すデータを指し、例えば、落下防止具11の構成要素の相対位置を示すデータ、落下防止具11の取り付け領域内に支持構造体が配置されているかどうかを示すデータ、又は落下防止具11の他の動作又は特性を含む。
本明細書で説明するように、落下防止具11のセンサは、落下防止具11の動作に関するデータを生成し、そのデータをリアルタイム又は実質的にリアルタイムでハブ14に送信することができる。いくつかの実施例では、ハブ14は、通信ユニット210を介して、使用データ204をPPEMS6などの別のコンピューティングデバイスに直ちに中継することができる。他の実施例では、メモリ202は、データを別のデバイスにアップロードする前に、しばらくの間使用データ204を格納することができる。例えば、場合によっては、通信ユニット210は落下防止具11と通信することができるが、例えば落下防止具11が配置されている環境及び/又はネットワーク障害のせいで、ネットワーク接続性を有しない場合がある。かかる場合、ハブ14は使用データ204をメモリ202に格納してもよく、それによって、ネットワーク接続が利用可能になると使用データを別のデバイスにアップロードすることができる。
本開示の態様によれば、ハブ14はまた、作業者10によって使用される1つ以上の落下防止具11の物品の接続状態を示す接続データ206を格納する。即ち、接続データ206は、作業者10によって使用されている落下防止具のセット中の各落下防止具11の物品が支持構造体に接続されているかどうかを示すことができる。いくつかの事例では、ハブ14は、例えば落下防止具11によって判定されたとおりに、落下防止具11から接続データ206を受信することができる。他の実施例では、ハブ14は落下防止具11のセンサからデータを受信することができ、プロセッサ200は、受信したセンサデータに基づいて接続データ206を判定してもよい。
本開示の態様によれば、ハブ14は、接続データ206に基づいて、落下防止具11の動作を制御することができる。例えば、ハブ14は、接続データ206に基づいて、落下防止具11が支持構造体に接続されたと判定することができる。ハブ14はまた、落下防止具11の1つ以上の物品がいつ支持構造体から外されたかを判定することもできる。ハブ14は、特定の落下防止具11の物品がセットの中で支持構造体に接続されている唯一の落下防止具11であるのはいつであるかを判定することができる。この判定に基づいて、いくつかの実施例では、ハブ14は、(例えば、ユーザインターフェース214を介して)可聴、視覚、又は触覚アラートを発行することができるか、又は、落下防止具11が支持構造体に接続された唯一の落下防止具の物品であることを示す電子メッセージを(例えば、リモートインターフェース216を介して)送信することができる。他の実施例では、ハブ14は、落下防止具が支持構造体から外れることを妨げる又は阻止するために、落下防止具のロックを作動させてもよい。
本開示の態様によれば、ハブ14は、ユーザインターフェース214及び/又はリモートインターフェース216が出力するアラートを生成するためのアラートデータ208を格納することができる。例えば、ハブ14は、PPEMS6、落下防止具11、エンドユーザコンピューティングデバイス16、コンピューティングデバイス18を使用するリモートユーザ、安全ステーション15、又は他のコンピューティングデバイス、からアラートデータを受信してもよい。いくつかの実施例では、アラートデータは落下防止具11の動作に基づくことができる。例えば、ハブ14は、落下防止具11が支持構造体に接続された唯一の落下防止具の物品であることを示すアラートデータ208を受信してもよい。別の実施例として、ハブ14は、ロックの動作及び/又はロックが手動でオーバーライドにされたこと、を示すアラートデータ208を受信することができる。更に別の実施例として、ハブ14は落下が発生したことを示すアラートデータ208を受信してもよい。
ハブ14は、受信したアラートデータ208を解釈し、ユーザインターフェース214又はリモートインターフェース216において出力(例えば、可聴、視覚、又は触覚の出力)を生成して、作業者10又はリモートパーティにアラート状態(例えば、ロックの操作又はオーバーライド化、環境が危険であること、落下防止具11が誤動作していること、落下防止具11の1つ以上の構成要素を修理又は交換する必要があることなど)を通知してもよい。いくつかの事例では、ハブ14は、また、アラートデータ208を解釈し、落下防止具11に対して1つ以上のコマンドを発行し、落下防止具11を所望の/よりリスクを伴わない行動に適合させるために、落下防止具11の動作を修正するか又は規則を実施することができる。
概して、特定の技術又は機能が特定の構成要素、例えば、PPEMS6、落下防止具11、又はハブ14によって実施されるものとして本明細書に記載されているが、本開示の技術はこのように限定されるものではないことを理解されたい。即ち、本明細書に記載される特定の技術は、記載されているシステムの構成要素の1つ以上によって実施することができる。例えば、いくつかの事例では、落下防止具11は、比較的限定されたセンサセット及び/又は処理能力を有するものであってもよい。かかる事例では、ハブ14及び/又はPPEMS6のうちの1つが、使用データの処理、接続状態の判定などのほとんど又は全ての役割を果たすことができる。他の実施例では、落下防止具11は、付加的なセンサ、付加的な処理能力及び/又は付加的なメモリを有してもよく、それによって、落下防止具11は付加的な技術を実施することができる。どの構成要素が技術の実施を担うかに関する決定は、例えば、処理費用、財務費用、消費電力などを基にしてもよい。
図8は、本開示の態様に係る、落下防止具の物品の動作を制御するための例示的なプロセスを示すフロー図である。図8に示す技術は落下防止具11に関して説明されているが、この技術は、ハブ14、PPEMS6のうちの1つ、又は別のコンピューティングデバイスなどの、さまざまなコンピューティングデバイスによって実行することができることを理解されたい。
図示の実施例では、落下防止具11は、落下防止具が支持構造体11に接続されていると判定することができる(220)。例えば、落下防止具は、落下防止具11に組み込まれた1つ以上のセンサからデータを受信し、受信したデータに基づいて接続状態を判定することができる。いくつかの事例では、受信データは、支持構造体が落下防止具11の取り付け領域内に配置されていることを示してもよい。他の事例では、受信したデータは、落下防止具11のゲートの開閉などの、落下防止具11の動作を示すことができる。
落下防止具11は、落下防止具11が支持構造体に接続された唯一の落下防止具11であると判定する場合がある(222)。例えば、作業者は通常、複数の落下防止具の物品(本明細書では落下防止具のセットと呼ぶ)を使用して、作業現場の中を移動しながら作業者が支持構造体への少なくとも1つの接続を維持することができるようにする。即ち、作業者が1つの支持構造体から外れて別の支持構造体に接続するとき、作業者は支持構造体への少なくとも1つの接続を維持することができる。本開示の態様によれば、落下防止具11は、セット内で落下防止具11が支持構造体に接続された唯一の落下防止具であると判定してもよい。
その判定に基づいて、落下防止具11は少なくとも1つの動作を実行することができる。例えば、本開示の態様によれば、落下防止具11は、落下防止具の第1物品が少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具の物品であることを示すアラートを生成してもよい。即ち、いくつかの実施例では、落下防止具11は、(例えば、1つ以上のスピーカを介した)可聴アラート、(例えば、1つ以上のディスプレイ、発光ダイオード(LED)などを介した)視覚的アラート、又は(例えば、振動するか、又は他の触覚フィードバックを提供する落下防止具11の構成要素を介した)触覚アラートを生成することができる。他の実施例では、落下防止具11は、例えばコンピューティングデバイス18(図1)などの別のデバイスへの送信のために電子メッセージを生成することができる。
追加的又は代替的に、少なくとも1つの動作を実行するために、落下防止具11は、落下防止具11が支持構造体から外れることを妨げる又は阻止するために、ロックを作動させてもよい(224)。いくつかの事例では、このロックは、特定の動作又は一連の動作を実行することによってオーバーライドにすることができる三次ロック機構とすることができる。
実施例によっては、本明細書で説明した技術のいずれかの特定の行為又はイベントは、異なる順序で実行することができ、共に加える、結合する、又は省略することができる(例えば、説明した行為又はイベントの全てが技術の実践のために必要なわけではない)ことを認識されたい。更に、特定の実施例では、行為又はイベントは、順次ではなく、例えば、マルチスレッド処理、割込処理、又は複数のプロセッサにより、同時に実行することができる。
1つ以上の実施例では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせにより実現してもよい。ソフトウェアで実現される場合、機能は、1つ以上の命令又はコードとしてコンピュータ可読媒体に格納することができ、又はそれを介して送信し、ハードウェアベースの処理ユニットによって実行することができる。コンピュータ可読媒体としては、データ記憶媒体などの有形媒体に対応するコンピュータ可読記憶媒体、又は、例えば、通信プロトコルに従って1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの伝送を促進する任意の媒体を含む通信媒体、を挙げることができる。このようにして、コンピュータ可読媒体は、一般的に(1)非一時的な有形のコンピュータ可読記憶媒体、又は(2)信号若しくは搬送波などの通信媒体、に対応してもよい。データ記憶媒体は、本開示で説明する技術の実現のための命令、コード、及び/又はデータ構造を取得するために、1つ以上のコンピュータ又は1つ以上のプロセッサによってアクセスすることができる、任意の利用可能な媒体とすることができる。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読媒体を含んでもよい。
例として、かかるコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM、若しくはその他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、若しくはその他の磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリ、又は、命令若しくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを格納するのに用いることができると共に、コンピュータによってアクセスできる他のいずれかの媒体、を含むことができるが、これらに限定はされない。また、いずれかの接続は、コンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、命令が同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(digital subscriber line、DSL)、又は、赤外、無線通信、及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、又は、赤外、無線通信、及びマイクロ波などの無線技術は、媒体の定義に含まれる。
しかし、コンピュータ可読記憶媒体及びデータ記憶媒体は、接続、搬送波、信号、又は他の一時的媒体を含まず、代わりに、非一時的な有形記憶媒体を対象としていることを理解されたい。磁気ディスク及び光ディスクは、本明細書で使用する場合、コンパクトディスク(compact disc、CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(digital versatile disc、DVD)、フロッピーディスク、及びブルーレイディスクを含み、磁気ディスクは一般に、データを磁気的に再生し、光ディスクは、データをレーザによって光学的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれなければならない。
命令は、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(digital signal processor、SP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、又は他の同等な集積若しくはディスクリート論理回路、並びにこれらの構成要素の任意の組み合わせなどの、1つ以上のプロセッサによって実行することができる。したがって、本明細書で使用する場合、「プロセッサ」という用語は、前述の構造のうちのいずれか、又は本明細書で説明した技術の実施に好適な任意の他の構造を指してもよい。更に、いくつかの態様では、本明細書で説明する機能は、専用のハードウェア及び/又はソフトウェアモジュール内に設けることができる。また、この技術は、1つ以上の回路又は論理素子に完全に実装することができる。
本開示の技術は、無線通信デバイス又は無線ハンドセット、マイクロプロセッサ、集積回路(integrated circuit、IC)、又はICのセット(例えば、チップセット)を含む、多種多様なデバイス又は装置に実装することができる。開示された技術を実行するように構成されたデバイスの機能的な態様を強調するために、さまざまなコンポーネント、モジュール、又はユニットを本開示で説明したが、さまざまなハードウェアユニットによる具現化が必ずしも必要ではない。むしろ、上述したように、さまざまなユニットは、好適なソフトウェア及び/又はファームウェアと併せて、上述したような1つ以上のプロセッサを含むハードウェアユニットに組み合わされるか、又は相互動作するハードウェアユニットの集合によって提供してもよい。
さまざまな実施例について説明してきた。これら及びその他の実施例は、以下の特許請求の範囲の範囲内である。以下、例示的実施形態について述べる。
[1]
落下防止具の第1物品が少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定することであって、前記落下防止具の第1物品は、落下防止具の少なくとも1つの第2物品を含む落下防止具のセットに含まれる、ことと、
前記落下防止具の第1物品が前記落下防止具の前記セットの中で前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具の物品であることを判定することと、
前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具の物品であることの判定に基づいて、少なくとも1つの動作を実行することと、
を含む方法。
[2]
前記少なくとも1つの動作を実行することは、前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている前記唯一の落下防止具物品であること、を示すアラートを生成することを含む、[1]に記載の方法。
[3]
前記アラートを生成することは、前記落下防止具の第1物品によって、可聴アラート、視覚アラート、又は触覚アラートを生成することを含む、[2]に記載の方法。
[4]
前記アラートを生成することは、前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具の物品であること、を示す電子メッセージを生成することを含む、[2]に記載の方法。
[5]
前記少なくとも1つの動作を実行することは、前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体から外れることを妨げるために、前記落下防止具の第1物品のロックを作動させることを含む、[1]に記載の方法。
[6]
前記ロックを作動させることは、前記ロックを作動させるための信号を生成することと、前記信号を前記落下防止具の第1物品に送信することと、を含む、[5]に記載の方法。
[7]
前記ロックは、前記落下防止具の第1物品の三次ロック機構を含み、前記ロックを作動させることは、前記三次ロック機構を作動させることを含む、[5]に記載の方法。
[8]
前記ロックを作動させた後、前記落下防止具の少なくとも1つの第2物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定することと、
前記落下防止具の第1物品と前記落下防止具の少なくとも1つの第2物品とが前記少なくとも1つの支持構造体に接続されていることの判定に基づいて、前記ロックを解除することと、
を更に含む、[5]に記載の方法。
[9]
前記ロックを作動させた後、前記ロックの手動オーバーライドを識別することと、
前記手動オーバーライドの識別に基づいて、手動オーバーライドが実行されたことを示すアラートを生成することと、
を更に含む、[5]に記載の方法。
[10]
前記アラートを生成することは、前記手動オーバーライドが実行されたことを示す電子メッセージを生成することを含む、[9]に記載の方法。
[9]
前記落下防止具の第1物品のユーザについて、落下が発生したことを判定することと、
前記落下が発生したことの判定に基づいて、アラートを生成することと、を更に含む、[1]に記載の方法。
[10]
前記アラートを生成することは、前記落下防止具の第1物品によって、可聴アラート、視覚アラート、又は触覚アラートを生成することを含む、[9]に記載の方法。
[11]
前記アラートを生成することは、前記落下が発生したことを示す電子メッセージを生成することを含む、[9]に記載の方法。
[12]
前記落下が発生したことを判定することは、前記落下防止具の第1物品の落下センサから受信したデータに基づいて前記落下が発生したことを判定することを含む、[9]に記載の方法。
[13]
前記落下防止具の第1物品が接続されている唯一の落下防止具物品であることを判定する前に、前記落下防止具の少なくとも1つの第2物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定することと、
前記落下防止具の少なくとも1つの第2物品が前記少なくとも1つの支持構造体から外れていることを判定することと、を更に含み、
前記落下防止具の少なくとも1つの第2物品が前記少なくとも1つの支持構造体から外れていることの判定に応じて、前記落下防止具の第1物品が、前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている前記唯一の落下防止具物品であることを判定する、[1]に記載の方法。
[14]
前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定することは、
前記落下防止具の第1物品のゲートが開いたことを判定することと、
前記少なくとも1つの支持構造体が、前記落下防止具の第1物品の取り付け領域内に配置されていることを判定することと、
前記落下防止具の第1物品の前記ゲートが閉じたことを判定することと、
を含む、[1]に記載の方法。
[15]
前記少なくとも1つの支持構造体が前記落下防止具の第1物品の前記取り付け領域内に配置されていることを判定することは、前記取り付け領域内の鉄系材料を識別することを含む、[14]に記載の方法。
[16]
前記落下防止具の第1物品は、カラビナ又はスナップフックを含む、[1]に記載の方法。
[17]
前記落下防止具の第1物品は、キャリア支持構造体に取り付けられるように構成されたキャリアスリーブを含む、[1]に記載の方法。
[18]
落下防止具の第1物品が少なくとも1つの支持構造体に接続されているかどうか、を示すデータを格納するように構成されたメモリと、
前記メモリと通信するように構成された1つ以上のプロセッサと、
を備え、前記1つ以上のプロセッサは、
前記データに基づいて、落下防止具の少なくとも1つの第2物品を含む落下防止具のセットに含まれる前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定し、
前記落下防止具の第1物品が前記落下防止具のセットの中で前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具物品であることを判定し、
前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具物品であることの判定に基づいて、少なくとも1つの動作を実行するように構成される、デバイス。
[19]
前記1つ以上のプロセッサは、前記少なくとも1つの動作を実行するために、前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている前記唯一の落下防止具物品であることを示すアラートを生成するように構成されている、[18]に記載のデバイス。
[20]
前記デバイスは、前記落下防止具の第1物品を含み、前記1つ以上のプロセッサは、前記アラートを生成するために、前記落下防止具の第1物品によって、可聴アラート、視覚アラート、又は触覚アラートを生成するように構成されている、[19]に記載のデバイス。
[21]
前記1つ以上のプロセッサは、前記アラートを生成するために、前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている前記唯一の落下防止具物品であることを示す電子メッセージを生成するように構成されている、[19]に記載のデバイス。
[22]
前記1つ以上のプロセッサは、前記少なくとも1つの動作を実行するために、前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている前記唯一の落下防止具物品であることの判定に基づいて、前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体から外れるのを妨げるために、前記落下防止具の第1物品のロックを作動させるように構成されている、[18]に記載のデバイス。
[23]
前記1つ以上のプロセッサは、前記ロックを作動させるために、前記ロックを作動させるための信号を生成して、前記信号を前記落下防止具の第1物品に送信するように構成されている、[22]に記載のデバイス。
[24]
前記ロックは、前記落下防止具の第1物品の三次ロック機構を含む、[22]に記載のデバイス。
[25]
前記1つ以上のプロセッサは、
前記ロックを作動させた後、前記落下防止具の少なくとも1つの第2物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定し、
前記落下防止具の第1物品と前記落下防止具の少なくとも1つの第2物品とが前記少なくとも1つの支持構造体に接続されていることの判定に基づいて、前記ロックを解除するように更に構成されている、[22]に記載のデバイス。
[26]
前記1つ以上のプロセッサは、
前記ロックを作動させた後、前記ロックの手動オーバーライドを識別し、
前記手動オーバーライドの識別に基づいて、手動オーバーライドが実行されたことを示すアラートを生成するように更に構成されている、[22]に記載のデバイス。
[27]
前記1つ以上のプロセッサは、前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定するために、
前記落下防止具の第1物品のゲートが開いたことを判定し、
前記少なくとも1つの支持構造体が前記落下防止具の第1物品の取り付け領域内に配置されていることを判定し、
前記落下防止具の第1物品の前記ゲートが閉じたことを判定するように構成されている、[18]に記載のデバイス。
[28]
落下防止デバイスを支持構造体に取り付けるための取り付け領域を少なくとも部分的に画定する本体と、
前記本体に接続され、かつ、開位置と閉位置との間を移動するように構成された可動ゲートであって、前記開位置は、前記落下防止デバイスを前記支持構造体に取り付けるための前記取り付け領域へのアクセスを提供し、前記閉位置は、前記取り付け領域へのアクセスを阻止する、可動ゲートと、
前記支持構造体が前記取り付け領域内に配置されているかどうか、を示すデータを生成するように構成された第1センサと、
を備える落下防止デバイス。
[29]
前記可動ゲートの移動を示すデータを生成するように構成された第2センサを更に備える、[28]に記載の落下防止デバイス。
[30]
前記第2センサは、前記可動ゲートに接続され、また、前記第2センサは、移動を示す前記データを生成するために、前記可動ゲートの移動を示すデータを生成するように構成されている、[28]に記載の落下防止デバイス。
[31]
前記第1センサは、非接触センサを含み、前記第1センサは、前記支持構造体が前記取り付け領域内に配置されているかどうかを示す前記データを、前記支持構造体に接触せずに生成するように構成されている、[28]に記載の落下防止デバイス。
[32]
前記非接触センサは、磁気センサを含み、前記支持構造体が前記取り付け領域内に配置されているかどうかを示す前記データを生成するために、前記第1センサは、前記取り付け領域内の鉄系材料の存在を示すデータを生成するように構成されている、[31]に記載の落下防止デバイス。
[33]
前記落下防止デバイスは、カラビナ又はスナップフックを含み、前記可動ゲートは、前記閉位置において前記本体と接触して前記取り付け領域を画定する連続ループを形成するように構成されている、[28]に記載の落下防止デバイス。
[34]
前記落下防止デバイスは、キャリアスリーブを含み、前記本体は、キャリア支持構造体に垂直に取り付けるための取り付け領域を少なくとも部分的に画定するように構成されている、[28]に記載の落下防止デバイス。
[35]
前記支持構造体が前記取り付け領域内に配置されているかどうかを示すデータを生成するために、前記第1センサは、前記キャリア支持構造体が前記取り付け領域内に配置されていることを示す前記データを生成するように構成されている、[34]に記載の落下防止デバイス。
[36]
前記落下防止デバイスは、
ロック位置とロック解除位置とを有するロックであって、前記ロック位置は、前記可動ゲートが前記開位置に移動するのを妨げる、ロックと、
1つ以上のプロセッサと、
を更に備え、前記1つ以上のプロセッサは、
落下防止具の少なくとも1つの第2物品を含む落下防止具のセットに含まれる前記落下防止デバイスが前記支持構造体に接続されていることを判定し、
前記落下防止デバイスが前記落下防止具のセットの中で前記支持構造体に接続されている唯一の落下防止具物品であることを判定し、
前記落下防止デバイスが前記支持構造体に接続されている前記唯一の落下防止具物品であることの判定に基づいて、前記ロックが前記ロック位置にあるべく前記ロックを作動させるように構成されている、[28]に記載の落下防止デバイス。
[37]
前記ロックは、ロック部材を前記ロック位置の伸長位置及び前記アンロック位置の後退位置へと移動させるソレノイドを含む、[36]に記載の落下防止デバイス。
[38]
少なくとも1つの支持構造体に接続されるように構成された、落下防止具の第1物品と、前記少なくとも1つの支持構造体に接続されるように構成された、落下防止具の少なくとも1つの第2物品と、を含む落下防止具のセットと、
ハブと、
を備え、前記ハブは、
前記落下防止具の第1物品と、前記落下防止具の少なくとも1つの第2物品と、無線通信するように構成される通信ユニットと、
1つ以上のプロセッサと、
を含み、前記1つ以上のプロセッサは、
前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定し、
前記落下防止具の第1物品が前記落下防止具のセットの中で前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具物品であることを判定し、
前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている前記唯一の落下防止具物品であることの判定に基づいて、前記少なくとも1つの支持構造体から前記落下防止具の第1物品が外れるのを妨げるために、前記落下防止具の第1物品のロックを作動させるように構成されているシステム。

Claims (10)

  1. 落下防止具の第1物品が少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定することであって、前記落下防止具の第1物品は、落下防止具の少なくとも1つの第2物品を含む落下防止具のセットに含まれ、かつ、前記落下防止具の第1物品のロックが前記落下防止具の第1物品の三次ロック機構を含む、ことと、
    前記落下防止具の第1物品が前記落下防止具の前記セットの中で前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具の物品であることを判定することと、
    前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具の物品であることの判定に基づいて、前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体から外れることを妨げるために、前記三次ロック機構を作動させることを含む、方法。
  2. 前記少なくとも1つの動作を実行することは、前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている前記唯一の落下防止具物品であること、を示すアラートを生成することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの動作を実行することは、前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体から外れることを妨げるために、前記落下防止具の第1物品のロックを作動させることを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記落下防止具の第1物品のユーザについて、落下が発生したことを判定することと、
    前記落下が発生したことの判定に基づいて、アラートを生成することと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記落下防止具の第1物品が接続されている唯一の落下防止具物品であることを判定する前に、前記落下防止具の少なくとも1つの第2物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定することと、
    前記落下防止具の少なくとも1つの第2物品が前記少なくとも1つの支持構造体から外れていることを判定することと、を更に含み、
    前記落下防止具の少なくとも1つの第2物品が前記少なくとも1つの支持構造体から外れていることの判定に応じて、前記落下防止具の第1物品が、前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている前記唯一の落下防止具物品であることを判定する、請求項1に記載の方法。
  6. 落下防止具の第1物品は、落下防止具の少なくとも1つの第2物品を含む落下防止具のセットに含まれ、かつ、前記落下防止具の第1物品のロックが前記落下防止具の第1物品の三次ロック機構を含み、
    落下防止具の第1物品が少なくとも1つの支持構造体に接続されているかどうか、を示すデータを格納するように構成されたメモリと、
    前記メモリと通信するように構成された1つ以上のプロセッサと、
    を備え、前記1つ以上のプロセッサは、
    前記データに基づいて、落下防止具の少なくとも1つの第2物品を含む落下防止具のセットに含まれる前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定し、
    前記落下防止具の第1物品が前記落下防止具のセットの中で前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具物品であることを判定し、
    前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具物品であることの判定に基づいて、前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体から外れることを妨げるために、前記三次ロック機構を作動させるように構成される、デバイス。
  7. 前記1つ以上のプロセッサは、前記少なくとも1つの動作を実行するために、前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている前記唯一の落下防止具物品であることを示すアラートを生成するように構成されている、請求項6に記載のデバイス。
  8. 落下防止デバイスを支持構造体に取り付けるための取り付け領域を少なくとも部分的に画定する本体と、
    前記本体に接続され、かつ、開位置と閉位置との間を移動するように構成された可動ゲートであって、前記開位置は、前記落下防止デバイスを前記支持構造体に取り付けるための前記取り付け領域へのアクセスを提供し、前記閉位置は、前記取り付け領域へのアクセスを阻止する、可動ゲートと、
    前記支持構造体が前記取り付け領域内に配置されているかどうか、を示すデータを生成するように構成された第1センサと、
    を備える落下防止デバイスであって、
    前記落下防止デバイスは、
    ロック位置とロック解除位置とを有する第三次ロック機構であって、前記ロック位置は、前記可動ゲートが前記開位置に移動するのを妨げる、第三次ロック機構と、
    1つ以上のプロセッサと、
    を更に備え、前記1つ以上のプロセッサは、
    落下防止具の少なくとも1つの第2物品を含む落下防止具のセットに含まれる前記落下防止デバイスが前記支持構造体に接続されていることを判定し、
    前記落下防止デバイスが前記落下防止具のセットの中で前記支持構造体に接続されている唯一の落下防止具物品であることを判定し、
    前記落下防止デバイスが前記支持構造体に接続されている前記唯一の落下防止具物品であることの判定に基づいて、前記第三次ロック機構が前記ロック位置にあるべく前記第三次ロック機構を作動させるように構成されている、
    落下防止デバイス。
  9. 前記可動ゲートの移動を示すデータを生成するように構成された第2センサを更に備える、請求項8に記載の落下防止デバイス。
  10. 少なくとも1つの支持構造体に接続されるように構成された、落下防止具の第1物品と、前記少なくとも1つの支持構造体に接続されるように構成された、落下防止具の少なくとも1つの第2物品と、を含む落下防止具のセットと、
    ハブと、
    を備え、
    前記落下防止具の第1物品のロックが前記落下防止具の第1物品の三次ロック機構を含み、
    前記ハブは、
    前記落下防止具の第1物品と、前記落下防止具の少なくとも1つの第2物品と、無線通信するように構成される通信ユニットと、
    1つ以上のプロセッサと、
    を含み、前記1つ以上のプロセッサは、
    前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されていることを判定し、
    前記落下防止具の第1物品が前記落下防止具のセットの中で前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている唯一の落下防止具物品であることを判定し、
    前記落下防止具の第1物品が前記少なくとも1つの支持構造体に接続されている前記唯一の落下防止具物品であることの判定に基づいて、前記少なくとも1つの支持構造体から前記落下防止具の第1物品が外れるのを妨げるために、前記第三次ロック機構を作動させるように構成されている、システム。
JP2019553232A 2017-03-31 2018-03-09 落下防止具の接続状態及び制御 Active JP7208149B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201762479793P 2017-03-31 2017-03-31
US62/479,793 2017-03-31
PCT/IB2018/051571 WO2018178780A2 (en) 2017-03-31 2018-03-09 Fall protection equipment connection status and control

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020515332A JP2020515332A (ja) 2020-05-28
JP2020515332A5 JP2020515332A5 (ja) 2021-04-15
JP7208149B2 true JP7208149B2 (ja) 2023-01-18

Family

ID=63677832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019553232A Active JP7208149B2 (ja) 2017-03-31 2018-03-09 落下防止具の接続状態及び制御

Country Status (7)

Country Link
US (2) US20200016439A1 (ja)
EP (1) EP3600570A4 (ja)
JP (1) JP7208149B2 (ja)
CN (1) CN110494191A (ja)
CA (1) CA3058573A1 (ja)
TW (1) TW201842266A (ja)
WO (1) WO2018178780A2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BR112020002720A2 (pt) 2017-08-10 2020-07-28 3M Innovative Properties Company geração e monitoramento de eventos de dispositivos de proteção contra quedas
EP3895138A4 (en) * 2019-01-14 2022-01-19 MSA Technology, LLC FALL SAFETY COMPLIANCE SYSTEM AND PROCEDURES
US20220404388A1 (en) * 2019-01-14 2022-12-22 Msa Technology, Llc Fall Protection Compliance System and Method
US11633632B2 (en) 2019-03-22 2023-04-25 3M Innovative Properties Company Fall-protection system with monitoring system
US11247080B2 (en) 2019-10-10 2022-02-15 Saudi Arabian Oil Company Systems, methods, and apparatuses for ensuring worker safety
KR102248119B1 (ko) * 2020-03-05 2021-05-06 한국산업안전보건공단 IoT를 활용한 달비계 추락방지시스템
US11623108B2 (en) * 2020-05-19 2023-04-11 Us Safety Technologies Llc Safety harness motion detector systems and methods for use
CN111899469A (zh) * 2020-08-10 2020-11-06 浙江长芯光电科技有限公司 基于安全帽的人体安全监测和报警系统及其控制方法
KR102218840B1 (ko) * 2020-09-21 2021-02-23 유봉수 스마트 안전고리 시스템
CN115346337B (zh) * 2022-08-23 2023-07-21 云南电网有限责任公司电力科学研究院 防止作业人员坠落的方法、控制器、安全带和存储介质

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009142425A (ja) 2007-12-13 2009-07-02 Nishimatsu Constr Co Ltd 安全帯
US20100231402A1 (en) 2009-03-10 2010-09-16 JCJ Inc. Personal fall protection monitoring system
JP2011104339A (ja) 2009-10-20 2011-06-02 Fujii Denko Co Ltd 安全帯およびその使用状況確認システム
JP2015213570A (ja) 2014-05-08 2015-12-03 Kccsモバイルエンジニアリング株式会社 安全帯

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2475769A1 (fr) * 1980-02-12 1981-08-14 Framatome Sa Dispositif acoustique de surveillance d'une installation industrielle
JPS60198167A (ja) * 1984-03-19 1985-10-07 藤井電工株式会社 警報装置を備えた安全帯
US5593113A (en) * 1995-02-06 1997-01-14 Cox; Donald P. Methods and apparatus for selectively attaching and releasing multiple payloads suspended from an aircraft
US20050092546A1 (en) * 2003-11-04 2005-05-05 Hsu Samuel W. Safety belt device having warning device
US20050133303A1 (en) * 2003-11-04 2005-06-23 Hsu Samuel W. Safety belt device having warning device
US7106205B2 (en) * 2004-09-16 2006-09-12 D B Industries, Inc. Alarm device for use with fall protection equipment
AU2008255039B2 (en) * 2007-05-18 2011-09-15 3M Innovative Properties Company Method for tracking procedures performed on personal protection equipment and actions of individuals
US8294580B2 (en) * 2009-07-07 2012-10-23 Honeywell International Inc. System and method of monitoring personal protective equipment
US8675823B2 (en) * 2009-10-30 2014-03-18 Hooten Investments, Inc. Method and apparatus for activating a communication device operably connected to a safety lanyard
FR2967076B1 (fr) * 2010-11-08 2012-11-30 Thierry Jean Alain Cornil Dehondt Dispositif d'arrimage de securite et ensemble d'arrimage pourvu d'un tel dispositif
CA2826931C (en) * 2011-02-09 2019-07-09 Van WALBRIDGE Warning and message delivery and logging system utilizable in the monitoring of fall arresting and prevention devices and method of same
US20140266693A1 (en) * 2011-11-14 2014-09-18 University Of Technology, Sydney Monitoring a person
US8754768B2 (en) * 2012-06-18 2014-06-17 Fluor Technologies Corporation Real time safety systems
US9168402B2 (en) * 2012-07-18 2015-10-27 D B Industries, Llc Rope grab
GB2510096B (en) * 2012-11-01 2015-08-26 Skanska Uk Plc Safety equipment
US9679429B2 (en) * 2012-12-03 2017-06-13 13876 Yukon Inc. Wireless portable lock system
US9704370B2 (en) * 2014-03-27 2017-07-11 Eric Ulner Fall impact and trauma signal transmitter
FR3008528B1 (fr) * 2013-07-09 2016-12-23 Total Raffinage Marketing Dispositif de detection de chute pour une ligne de vie ; installation de ligne de vie equipee d'un tel dispositif; methode de detection de chute associee
US10138102B2 (en) * 2013-07-23 2018-11-27 Viki V. Walbridge Warning and message delivery and logging system utilizable in a fall arresting and prevention device and method of same
US10008084B2 (en) * 2013-11-01 2018-06-26 James P Tolle Wearable, non-visible identification device for friendly force identification and intruder detection
CN103801039B (zh) * 2014-02-21 2016-06-01 镇江天颐装备科技有限公司 高空作业安全带及使用方法
US9511245B2 (en) * 2014-03-28 2016-12-06 International Business Machines Corporation Safety harness monitoring and alerting system
US10010798B2 (en) * 2014-08-05 2018-07-03 Zip Holdings, Llc Unattended, self-guided, zip-line, tour system and method
US9480866B2 (en) * 2014-10-21 2016-11-01 The Boeing Company Line connector having a link detection system and method of making same
US9747760B2 (en) * 2015-02-10 2017-08-29 International Business Machines Corporation Safety equipment criteria verification
CN205007466U (zh) * 2015-08-07 2016-02-03 东莞市天楠光电科技有限公司 抢险高空智能挂钩装置
US20170193799A1 (en) * 2016-01-05 2017-07-06 Douglas Raymond Holub Fall Protection Monitoring System
US10328294B2 (en) * 2016-04-12 2019-06-25 Msa Technology, Llc Load indicator for a fall protection apparatus
FR3058251B1 (fr) * 2016-11-03 2019-03-15 Fall - Alarmsystem Procede de detection d'une chute d'un travailleur et dispositif de detection d'une chute d'un travailleur

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009142425A (ja) 2007-12-13 2009-07-02 Nishimatsu Constr Co Ltd 安全帯
US20100231402A1 (en) 2009-03-10 2010-09-16 JCJ Inc. Personal fall protection monitoring system
JP2011104339A (ja) 2009-10-20 2011-06-02 Fujii Denko Co Ltd 安全帯およびその使用状況確認システム
JP2015213570A (ja) 2014-05-08 2015-12-03 Kccsモバイルエンジニアリング株式会社 安全帯

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020515332A (ja) 2020-05-28
EP3600570A4 (en) 2020-12-23
CN110494191A (zh) 2019-11-22
TW201842266A (zh) 2018-12-01
WO2018178780A2 (en) 2018-10-04
US20240139560A1 (en) 2024-05-02
CA3058573A1 (en) 2018-10-04
EP3600570A2 (en) 2020-02-05
US20200016439A1 (en) 2020-01-16
WO2018178780A3 (en) 2018-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7208149B2 (ja) 落下防止具の接続状態及び制御
US11979696B2 (en) Personal protective equipment (PPE) with analytical stream processing for safety event detection
TWI759339B (zh) 防墜系統及防墜自回縮式救生索設備
RU2719555C1 (ru) Система, содержащая средство индивидуальной защиты (PPE), c аналитической обработкой потоков данных для распознавания связанных с безопасностью событий
RU2728801C1 (ru) Самоконтроль для средства индивидуальной защиты
RU2728737C1 (ru) Контекстно ориентированные программируемые правила безопасности для средства индивидуальной защиты
JP7438120B2 (ja) 接続状態及び制御のための誘導センサを有する落下防止具
JP2020529894A (ja) 落下抑制デバイスのイベントの生成及び監視

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210308

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220412

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20220421

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7208149

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150