JP3194445U - 保護帯装着状況管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】高所作業現場等で作業する作業者が装着している保護帯における安全帯の固定支持箇所に対する掛止状態にある時間ログを解析し、その使用を促進させる保護帯装着状況管理システムを提供する。【解決手段】工事作業者が装着する保護帯1における安全帯3につき、安全帯3が固定支持箇所に掛止したことを検知するようフック4に設けたフック支持検知手段5と、不使用時の安全帯3をD環8に掛止したことを検知するD環掛止検知手段9とを設ける。また、固定支持箇所に対する掛止状態の有無により生成した時間ログ、D環8に対する掛止状態の有無により生成した時間ログそれぞれを記録する受信記録部12と、記録された時間ログを非接触通信で読み取り、記録するリーダライター20と、このリーダライター20に記録された時間ログを保護帯使用者毎に区別し、記録して解析表示する管理者用パソコン25とを備えて成る。【選択図】図1
Description
この考案は、主として建築工事現場における工事作業従事者等が、特に高所作業現場で作業者自身に装着されている保護帯における安全帯が足場その他に掛止される等で使用されているか否かを遠隔地、例えば工事作業管理事務所等で確認でき、その使用を促進させることで工事を安全に遂行できるように保護帯における安全帯の使用状況を管理可能にした保護帯装着状況管理システムに関する。
従来から、例えば建築工事現場における高所の作業現場では、工事作業従事者等の転落、落下その他を防止するため、作業者自身が装着した保護帯を例えば構築された足場、躯体に固着してあるアンカーその他の固定支持箇所に掛止することが義務づけられている。この保護帯は、概ね、作業者自身の身体に巻回装着される保護帯本体と、安全柵等の固定支持箇所に掛止する開閉自在となっているリング状のフックを先端に有する安全帯とを備えて成る。
このような保護帯によって固定支持箇所に作業者自身を掛止できるから、例えば作業者が足場を踏み外すことがあっても、固定支持箇所によって拘束されるから作業場所から落下せず、安全に作業を遂行できる。ただ、その反面、実施する作業内容によっては作業現場等で移動しなければならない場合もあると、その移動の度に固定支持箇所を変更すべく、フックの取り外し、掛止等を繰り返さなければならず、それが面倒であるために、安全帯による掛止を作業者自身の判断によって一時的にでも中止してしまうことがある。その間に落下その他の事故等が生じると、作業者本人の傷害等はもとよりその現場管理責任者の管理・監督責任が問われることにもなる。
こうした点から、例えば特許文献1による取付確認センサが提案されており、これは、保護帯本体に設けられているフックと、保護帯本体を例えば電柱等の固定支持箇所に巻回した状態のフックを掛止するD環との間での掛止状態を確認する取付確認センサを備えたものとする。
ところが、この特許文献1による取付確認センサの構成によると、保護帯本体自体を電柱等に巻回させた状態でフックとD環との間での掛止状態を確認できるとしても、例えばこの保護帯本体を作業現場における他の足場での保護柵等に掛止することで各種の作業を実施する場合には、フックとD環とは掛止されずに離反状態となる。すなわち、この特許文献1による取付確認センサの構成では、保護帯をフックによって保護柵等の他の固定支持箇所に掛止することで安全対策としている場合には、その使用状況を把握できず、しかも例えばその使用時間・時刻等による使用頻度その他を確認することは困難であった。
そこでこの考案は上述したような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、その目的は、特に高所における各種の工事作業者が作業者自身の身体に装着させている保護帯における安全帯が固定支持箇所等にフックによって掛止されて身体が拘束されている使用状態の時間、フックがD環に掛止されている安全帯の不使用時間らの各種データを収集し、これらをを確認、検討することで、保護帯の使用者に対する安全帯使用率の向上その他の指導・管理に役立て、高所からの転落、落下等による事故を軽減できるようにする保護帯装着状況管理システムを提供することにある。
上述した課題を解決するため、この考案にあっては、後述する考案を実施するための形態における使用符号を付記して説明すると、各種の工事に従事する工事作業者に装着される保護帯1における安全帯3に連繋されているフック4に、このフック4を介して安全帯3が所定の固定支持箇所Pに掛止されたことを検知し、通知送信するよう設けられたフック支持検知手段5と、不使用時の安全帯3をフック4によって一時的に保持させるよう保護帯1に設けられているD環8にフック4が掛止されたことを検知するD環掛止検知手段9と、フック支持検知手段5によって送信された固定支持箇所Pに対する掛止状態の有無により生成した時間ログを受信して、またD環掛止検知手段9によるD環8に対する掛止状態の有無により生成した時間ログそれぞれを記録する受信記録部12と、記録された時間ログを非接触通信で読み取り、記録するリーダライター20と、このリーダライター20に記録された時間ログを保護帯使用者毎に区別し、記録して解析表示する管理者用パソコン25とを備えて成ることを特徴とする。
フック支持検知手段5は、フック4が固定支持箇所Pに掛止したことを検知する検知スイッチ6と、この検知スイッチ6による掛止状態の有無を受信し、受信記録部12に送信するフック送信器7とから構成することができる。
フック4は金属製とし、D環8はコイル状に形成された近接センサーから成るD環掛止検知手段9を埋め込んでなる合成樹脂材製として構成することができる。
受信記録部12は、D環8の近傍に設けてあって、D環掛止検知手段9に交流電流を発振するアンプ回路13と、D環8に掛止するフック4の有無によって変化したインダクタンスの変化量をD環掛止状態の有無として生成した時間ログ、固定支持箇所Pに対する掛止状態の有無により生成して受信した時間ログそれぞれを記録する記録器14と、この記録器14におけるそれぞれの時間ログを非接触通信で送信させるようにした記録送信器15とを備える。
フック支持検知手段5は、フック4が固定支持箇所Pに掛止したことを検知する検知スイッチ6と、この検知スイッチ6による掛止状態の有無を受信し、受信記録部12に送信するフック送信器7とから構成することができる。
フック4は金属製とし、D環8はコイル状に形成された近接センサーから成るD環掛止検知手段9を埋め込んでなる合成樹脂材製として構成することができる。
受信記録部12は、D環8の近傍に設けてあって、D環掛止検知手段9に交流電流を発振するアンプ回路13と、D環8に掛止するフック4の有無によって変化したインダクタンスの変化量をD環掛止状態の有無として生成した時間ログ、固定支持箇所Pに対する掛止状態の有無により生成して受信した時間ログそれぞれを記録する記録器14と、この記録器14におけるそれぞれの時間ログを非接触通信で送信させるようにした記録送信器15とを備える。
以上のように構成されたこの考案に係る保護帯装着状況管理システムにあって、各種工事に従事する工事作業者においての転落、落下その他を防止する保護帯1を作業者に装着させることで、D環8から外されて所定の固定支持箇所Pに掛止されていることで身体を拘束している安全帯3の使用時である使用状態と、安全帯3の不使用時であるフック4がD環8に掛止されている状態との時間ログを管理者において把握させる。
フック4におけるフック支持検知手段5は、フック4が固定支持箇所Pに対して掛止状態にあるか否かを検知スイッチ6にて検知し、フック送信器7にて受信記録部12に送信させ、フック4による掛止状態の有無の時間ログを記録させる。
アンプ回路13、記録器14、記録送信器15を備えた受信記録部12は、D環8に設けてあるコイル状の近接センサー11から成るD環掛止検知手段9によるフック4のD環8への掛止あるいは非掛止状態を検知し、その時間ログを記録し、フック支持検知手段5による固定支持箇所Pに対するフック4の掛止状態の時間ログをも記録する。
受信記録部12におけるフック4によるD環8とのあるいは固定支持箇所Pに対する掛止状態の有無として記録された時間ログは、リーダライター20によって保護帯1の使用者毎の記録内容が非接触で通信、記録される。
管理者用パソコン25においては、保護帯1の使用者毎の安全帯3の使用状況である固定支持箇所Pに対する掛止の使用状態、D環8に対する掛止の不使用状態の時間ログを解析表示させ、これによって安全帯3の使用率の向上を図るように工事作業者等に対して指導させるのに役立たせる。
フック4におけるフック支持検知手段5は、フック4が固定支持箇所Pに対して掛止状態にあるか否かを検知スイッチ6にて検知し、フック送信器7にて受信記録部12に送信させ、フック4による掛止状態の有無の時間ログを記録させる。
アンプ回路13、記録器14、記録送信器15を備えた受信記録部12は、D環8に設けてあるコイル状の近接センサー11から成るD環掛止検知手段9によるフック4のD環8への掛止あるいは非掛止状態を検知し、その時間ログを記録し、フック支持検知手段5による固定支持箇所Pに対するフック4の掛止状態の時間ログをも記録する。
受信記録部12におけるフック4によるD環8とのあるいは固定支持箇所Pに対する掛止状態の有無として記録された時間ログは、リーダライター20によって保護帯1の使用者毎の記録内容が非接触で通信、記録される。
管理者用パソコン25においては、保護帯1の使用者毎の安全帯3の使用状況である固定支持箇所Pに対する掛止の使用状態、D環8に対する掛止の不使用状態の時間ログを解析表示させ、これによって安全帯3の使用率の向上を図るように工事作業者等に対して指導させるのに役立たせる。
この考案は以上説明したように構成されているため、特に高所における各種の工事作業者が作業者自身の身体に装着させている保護帯1における安全帯3が固定支持箇所P等に掛止されている使用状態、あるいは安全帯3の不使用時でのフック4がD環8に掛止状態であることの時間を管理者において使用者毎に保護帯1の使用状況を管理、確認することで、保護帯1の使用者に対する安全帯3の使用率の向上その他の指導に役立てることができ、高所作業場所からの転落、落下等による事故を軽減することを可能とする。
すなわちこれはこの考案において、保護帯1における安全帯3に連繋されているフック4に、安全帯3が所定の固定支持箇所Pに掛止されたことを検知し、通知送信するよう設けたフック支持検知手段5と、不使用時の安全帯3を保持させるよう保護帯1に設けられているD環8に掛止されたことを検知するD環掛止検知手段9と、固定支持箇所Pに対する掛止状態の有無で生成した時間ログ、D環8に対する掛止状態の有無で生成した時間ログそれぞれを記録する受信記録部12と、記録された時間ログを非接触通信で読み取り、記録するリーダライター20と、このリーダライター20に記録された時間ログを保護帯使用者毎に区別し、記録して解析表示する管理者用パソコン25とを備えて成るからである。これによって、保護帯1を使用している作業者毎の安全帯3の使用時間を解析することで、その使用を促進させるように指導でき、転落、落下等の事故等を未然に防止するのに役立つ。
また、フック支持検知手段5は、フック4が固定支持箇所Pに掛止したことを検知する検知スイッチ6と、この検知スイッチ6による掛止状態の有無を受信し、受信記録部12に送信するフック送信器7とから成るから、安全帯3自体が工事作業現場における固定支持箇所P、例えば現場におけるパイプ、ワイヤー、ロープ、木その他の固定物に対して掛止されていることを確実に検知でき、その掛止状態をフック送信器7によって受信記録部12に送信し、その時間ログを記録させることができる。
フック4は金属製としてあるから、既存のこの種の保護帯1をそのまま利用でき、またD環8自体は、コイル状に形成された近接センサー11から成るD環掛止検知手段9を埋め込んでなる合成樹脂材製として構成できるから、近接センサー11の精度によってD環8に対する掛止状態、非掛止状態を確実に検知し、受信記録部12にその時間ログを記録しておくことができる。
リーダライター20は、受信記録部12に記録されている使用者毎の安全帯3の掛止状態、非掛止状態の時間ログを受信記録部12から非接触通信で確実に読み取り、いわゆる吸い上げることができ、管理者用パソコン25にこれらの時間ログの記録を移し替え、転送できる。
管理者用パソコン25における保護帯1における安全帯3の使用者毎の固定支持箇所Pに対しての掛止である使用状態あるいはD環8に掛止された非使用状態にあることの時間ログの検討によって、使用者それぞれに対して適切に指導でき、保護帯1における安全帯3の使用率を向上させるのに役立つ。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。この考案は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
以下、図面を参照してこの考案を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は例えば高所における各種の工事に従事する工事作業者に装着される保護帯である。この保護帯1は、例えば作業者の腰部等に巻回装着されるようにした腰ベルト構造、上半身に被装されることで装着されるようにしたベスト構造等の保護帯本体2と、この保護帯本体2に一体状に連繋されて命綱となる索条状の安全帯3と、この安全帯3の先端に連繋されることで設けた閉鎖傾向に付勢されている開閉自在なフック4と、このフック4が掛止されることで保護帯本体2に不使用時等の安全帯3を一時的に保持するD環8とを備えて成る。
フック4には、図2に示すように、安全帯3がこのフック4を介して、作業現場における固定支持箇所P、例えば現場において固定されているパイプ、ワイヤー、ロープ、木その他の固定物に掛止されたときの掛止状態にあることを検知する検知スイッチ6と、この検知スイッチ6による掛止状態の有無を受信し、後述する受信記録部12に送信するフック送信器7とから成るフック支持検知手段5が設けられている。
このフック支持検知手段5における検知スイッチ6は、押圧スイッチ構造で、フック4における例えば開閉部分の内側面に設けられていて、例えば固定支持箇所Pにフック4が掛止されたときに開閉部分が固定支持箇所Pに当接したり、固定物に衝接したりする等で没入する例えばアクチュエータを備えている。また、フック送信器7は、フック4が固定支持箇所Pに掛止状態にあるときに、検知スイッチ6からの有線あるいは無線(非接触通信手段)を介してその状態を受信し、更に有線あるいは無線を介して受信記録部12にて、使用状態である開始時、終了時等の時間ログとして生成されることで、これが適宜に記録されるようにしてある。
また、図3に示すように、保護帯1におけるフック4、D環8には、フック4がD環8に掛止しているときに、これを検知するD環掛止検知手段9が設けられている。このD環掛止検知手段9は、金属製のフック4を電磁誘導方式で金属検知する近接センサーから成り、合成樹脂材製のD環8に設けることで、フック4のD環8に対する掛止の有無を検知するものとしてある。近接センサーであるD環掛止検知手段9はコイル状に形成されてD環8内に適宜に埋め込まれており、後述の受信記録部12におけるアンプ回路13にて発振した交流電流をアンプに流し、金属であるフック4が近づいたときのインダクタンス変化を検出することで、フック4のD環8に対する掛止状態あるいは非掛止状態にあることを検知するようになっている。
尚、近接センサーのコイル形状、取付構造はフック4の存否を検出するに好適なものとして選択され、アンプ回路13における回路構成、発振周波数、電流値はフック4とD環8との近接を検知できる最適なインダクタンスとなるものとして設定されている。
受信記録部12は、D環8の近傍である例えば保護帯1に設けてあり、D環掛止検知手段9に交流電流を発振するアンプ回路13と、D環8に掛止するフック4の有無によって変化したインダクタンスの変化量をD環掛止状態の有無として生成した時間ログ、固定支持箇所Pに対する掛止状態の有無により生成して受信した時間ログそれぞれを記録する記録器14と、この記録器14におけるそれぞれの時間ログを非接触通信で送信させるようにした記録送信器15とを備え、例えば内蔵させてある所定の乾電池によって駆動されるようにしてある。また、この受信記録部12は、保護帯1の使用者毎に設定された独自のIDその他と共に固定支持箇所Pに対する掛止状態、D環8に対する掛止状態で生成される時間ログを記録するようにしてあり、リーダライター20に転送されるときに使用者毎に区別されるようにしてある。
また、リーダライター20は、記録器14にて記録された固定支持箇所Pに対する、あるいはD環8に対する掛止状態あるいは非掛止状態であることを示すインダクタンスの変化量の時間ログを、保護帯1の装着者毎に区別して非接触で読み取り、記録することで、例えば高所における各種工事の作業管理者における管理者用パソコン(パーソナルコンピュータ)25に転送できるようにしてある。尚、この管理者用パソコン25においては、図4に示すように、保護帯1を装着使用している作業者毎に区別させて、フック4の固定支持箇所Pに対して掛止している安全帯3の使用状態、D環8に対して掛止している安全帯3の不使用状態等の時間帯が記録表示されるようになっており、更にはこれ等の記録に基づく各種の解析、例えば掛止状態の総時間数、作業時間に対する掛止状態・非掛止状態にあることの使用率等の割合、使用頻度その他の演算による各種の統計的処理による結果も表示されるようにしてある。
次にこれの使用の一例を説明すると、作業者における腰部に保護帯本体2を巻回させることで保護帯1を作業者に装着させておき、不使用時では安全帯3のフック4はD環8に掛止された状態となっており、受信記録部12をON状態にセットしておく。そして、作業者等が例えば高所等の作業現場で、D環8から取り外されて所定の固定支持箇所Pにフック4が掛止されたときの安全帯3の使用時の時間・時間帯、更には移動その他で固定支持箇所Pから離脱されて再びD環8に掛止されたとき等の不使用時の時間・時間帯等が受信記録部12に記録保持される。
これらの記録は、例えば1日あるいは1週間、1ヶ月単位でリーダライター20によって、いわゆる吸い上げられ、所定の管理者用パソコン25に転送記録されるのであり、この管理者用パソコン25においての各種解析によって、使用者毎の使用総時間数、使用頻度その他が統計的に表示される。これによって使用者毎のフック4の固定支持箇所Pに対して掛止した使用状態、D環8に対する掛止、非掛止の状況を管理者において把握でき、作業者に安全帯3の使用をアピールし、使用率を向上させるのに役立たせる。
1…保護帯 2…保護帯本体
3…安全帯 4…フック
5…フック支持検知手段 6…検知スイッチ
7…送信器 8…D環
9…D環掛止検知手段
12…受信記録部 13…アンプ回路
14…記録器 15…記録送信器
20…リーダライター 25…管理者用パソコン
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Claims (4)
- 各種の工事に従事する工事作業者に装着される保護帯における安全帯に連繋されているフックに、このフックを介して安全帯が所定の固定支持箇所に掛止されたことを検知し、通知送信するよう設けられたフック支持検知手段と、不使用時の安全帯をフックによって一時的に保持させるよう保護帯に設けられているD環にフックが掛止されたことを検知するD環掛止検知手段と、フック支持検知手段によって送信された固定支持箇所に対する掛止状態の有無により生成した時間ログを受信して、またD環掛止検知手段によるD環に対する掛止状態の有無により生成した時間ログそれぞれを記録する受信記録部と、記録された時間ログを非接触通信で読み取り、記録するリーダライターと、このリーダライターに記録された時間ログを保護帯使用者毎に区別し、記録して解析表示する管理者用パソコンとを備えて成ることを特徴とする保護帯装着状況管理システム。
- フック支持検知手段は、フックが固定支持箇所に掛止したことを検知する検知スイッチと、この検知スイッチによる掛止状態の有無を受信し、受信記録部に送信するフック送信器とから成る請求項1に記載の保護帯装着状況管理システム。
- フックは金属製とし、D環はコイル状に形成された近接センサーから成るD環掛止検知手段を埋め込んでなる合成樹脂材製として成る請求項1または2に記載の保護帯装着状況管理システム。
- 受信記録部は、D環の近傍に設けてあって、D環掛止検知手段に交流電流を発振するアンプ回路と、D環に掛止するフックの有無によって変化したインダクタンスの変化量をD環掛止状態の有無として生成した時間ログ、固定支持箇所に対する掛止状態の有無により生成して受信した時間ログそれぞれを記録する記録器と、この記録器におけるそれぞれの時間ログを非接触通信で送信させるようにした記録送信器とを備える請求項1乃至3のいずれかに記載の保護帯装着状況管理システム。
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