JP2011097517A - 高周波結合器 - Google Patents

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Abstract

【課題】実装するプリント配線基板の厚さや材質にかかわらず、汎用の高周波結合を用いて安定した特性で高周波信号を送受信できる高周波結合器を提供する。
【解決手段】プリント配線基板の表面に形成されるグランドパターンと一定の間隔を隔ててスタブの連結部を配置し、スタブ上にショートピンを介して結合用電極を配置する。グランドパターンをプリント配線基板の表面に配置するので、プリント配線基板の材質や厚さが異なっても伝送特性に影響しない。グランドパターンとスタブ若しくは結合用電極との間は、比誘電率が小さい空間となるので、グランドパターンを表面に形成しても静電結合若しくは電界結合しない。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電界若しくは誘導電界を利用したUWB通信システムに用いられる高周波結合器に関し、更に詳しくは超近距離で通信相手側と電界結合する結合用電極を位置決め支持する高周波結合器に関する。
静電界若しくは誘導電界を利用したUWB(ウルトラワイドバンド)通信は、3.1GHz−10.6GHzの高い周波数帯域を使用するもので、100Mbps程度の大容量の無線データ伝送を実現できる。また、距離に反比例して減衰するアンテナの放射電界に比べて、誘導電界は距離の二乗に反比例、静電界は、距離の3乗に反比例して減衰するので、他の機器への影響がなく、信号漏れによる情報漏れもないので、動画像や音楽のデータをパソコンなどの小型情報機器へ入出力する通信方式として着目されている。
更に、UWB通信は静電界若しくは誘導電界を利用するので、ケーブルレス通信としてUSBケーブルなどを介して接続する必要がなく、送信機側と受信機側の一対の高周波結合器間を接近させるだけで高速に大容量のデータを伝送できる通信システムとして知られている(特許文献1)。
このUWB通信は、UWBの伝送帯域の内、3.1乃至4.9GHzのUWBローバンドを伝送帯域とし、図6に示すように、送信機110の送信回路部111と、受信機120の受信回路部121とを、送信機側高周波結合器112と受信側高周波結合器122とで、非接触結合する構成としている。それぞれの高周波結合器112、122は、平板状の結合用電極113、123と、結合用電極113、123に直列に接続される直列インダクタ114、124と、並列に接続される並列インダクタ115、125とからなり、送信側と受信側において互いに対称に配置される。結合用電極113、123間を極近距離で互いに向かい合わせて配置すると、平行平板コンデンサとして作用し、高周波結合器112、122の全体でバンドパスフィルタのように動作するので、送信回路部111と受信回路部121の間で効率的に高周波信号が伝達される。
ここで、平板状の結合用電極113、123間の距離は、3cm程度の極近距離であるが、伝送帯域である4GHzの周波数帯では約1/2波長に相当しインピーダンス不整合による伝送損失の影響は大きい。そこで、結合部における信号の反射を減じるために、送信回路部111から結合用電極113までの回路の特性インピーダンスと、結合用電極123から受信回路部121までの回路の特性インピーダンスのマッチングをとり、伝送効率を高めている。
しかしながら図6に示す回路を集中定数回路としてみなされる回路素子で形成すると動作周波数帯域が狭いので、高周波結合器112、122を図7に示す分布定数回路に代え、より広帯域で動作する高周波結合器130を構成している。すなわち、裏面がグランドパターンで覆われたプリント配線基板131の表面に直列インダクタ114、124と並列インダクタ115、125の代わりに分布定数回路としての導体パターンからなるスタブ132が印刷形成され、その一端が信号線パターン133を介して送信回路部111若しくは受信回路部121に接続している。また、スタブ132の他側は、スルーホール134を介して裏面のグランドパターンに接続してショートされ、スタブ132の中央位置で導電性金属板からなる結合用電極135から下方に折り曲げた脚部135aを半田接続し、結合用電極135を接続している。
スタブ132の長さは、高周波信号の1/2波長とし、信号線パターン133とスタブ132は、裏面がグランドパターンで覆われたプリント配線基板4上に配線されることによりマイクロストリップ線路として形成される。従って、グランドパターンに接続する先端でショートするスタブ132に発生する定在波の電圧振幅は、結合用電極135が接続する中央位置で最大となり、伝搬効率の良い高周波結合器130が形成される。
また結合用電極135の脚部135aは、結合用電極135をプリント配線基板131へ投影させた投影形状の中心位置から下方に折り曲げて形成され、これにより高周波伝送線路が接続する給電点と結合用電極135の中心との間で結合用電極135の平面に沿って不均一な電流が流れることがなく、アンテナとして不要な電波を放射することがない。
このように構成される結合用電極135は、導電性金属板をプレス加工などで打ち抜いた後、折り曲げ加工するだけの簡単な加工工程で得られるが、図7に示すように、スペーサを用いて支持するものではないので、プリント配線基板4への自動実装が困難で、基板4へ接続後に外力を受けて変形しやすく、伝送特性が変化してしまう。
そこで、図8に示すように、絶縁体からなる直方体状のスペーサ141の表面に導体パターンを蒸着、若しくは印刷して結合用電極142を形成するとともに、裏面に折り畳み状に蛇行するスタブ143を蒸着などで形成し、スタブ143の配線方向に沿った中央位置と結合用電極142の中心とをスペーサ141を貫通するスルーホール144で接続して結合用電極142を一体に支持する高周波結合器140も提案されている。
このように構成した高周波結合器140は、スタブ143の一側がプリント配線基板145の信号線パターン146の一端に、スタブ143の他側がプリント配線基板145の裏面のグランドパターン147に接続する接地ランドパターン148に対向して接続するようにプリント配線基板145上に表面実装し、高周波結合器を構成している。
ここで、プリント配線基板145の裏面の全体をグランドパターン147で覆うことによって、高周波結合器が配置された電子機器内でプリント配線基板145の裏面側に配置される他の回路素子やパターンからスタブ143や結合用電極142に流れる高周波信号が遮断され、裏面がグランドパターン147で覆われたプリント配線基板145の表面にスタブ143や信号パターン146が形成されることによりマイクロストリップ線路が形成される。
特開2008−154198号公報
しかしながら、上述のいずれの高周波結合器130、140も、裏面の全体にグランドパターンが形成されたプリント配線基板131、145の表面に実装されるので、プリント配線基板131、145の厚さや材質が異なる毎に、結合用電極135、142やスタブ132、143との距離や比誘電率が異なり、それに合わせてスタブ132、143の長さなど、構成する回路素子の回路定数を設定し直さなければならない。
プリント配線基板131、145の表面側にグランドパターンを形成すれば、結合用電極135、142との距離や誘電率が一定となり、回路定数を見直すことなく、汎用の高周波結合器を用いることができるが、表面側にスタブ132、143が配置されるので、これを実現することができなかった。
更に、グランドパターンと結合用電極135、142間が接近することとなるので、その間の静電容量が大きくなり、高周波信号に対してバンドパスフィルターとして作用する結合用電極135、142を含む回路の通過帯域が狭くなったり、結合用電極135、142からグランドパターンへ通信信号電力が漏れるという新たな問題も生じる。
また、図7に示す高周波結合器130は、結合用電極135が不安定な状態で支持されるので、予期しない外力を受けて変形しやすく、プリント配線基板への自動実装が困難であるので、量産に適しない。
これを改善した図8に示す高周波結合器140は、結合用電極142とスタブ143をスペーサ141と一体としているので、自動実装が可能であるが、結合用電極142の図形中心でスタブ143に接続する必要があるので、その中心から下方に向けてスペーサ141を貫通してスタブ143に導通させるスルーホール144を形成する必要があるが、結合用電極142は縦10mm横13mm程度の大きさであり、スルーホール144を形成して両者を電気接続することは極めて困難であり実用性に欠けるものであった。
また、自動実装を可能とするために、結合用電極142とスタブ143間に比誘電率の高い絶縁スペーサを介在させるので、両者が電界結合しないように絶縁スペーサの高さをある程度高くする必要があり、高周波結合器140を低背化できなかった。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、高周波結合器を実装するプリント配線基板の厚さや材質にかかわらず、汎用の高周波結合を用いて安定した特性で高周波信号を送受信できる高周波結合器を提供することを目的とする。
また、結合用電極を簡単な組立で確実に位置決め保持し、プリント配線基板上に自動実装可能とした高周波結合器を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1に記載の高周波結合器は、UWB通信の通信相手側とで平行平板コンデンサを形成する結合用電極と、結合用電極に接続し、インダクタを形成するスタブとを備えた高周波結合器であって、
帯状導電性金属板からなり、帯状の先端側でプリント配線基板の表面に形成されたグランドパターンに電気接続する終端接続部と、帯状の基端側でプリント配線基板の表面に形成された信号パターンに電気接続する信号接続部と、プリント配線基板の表面から離間して終端接続部と信号接続部の間に架け渡される連結部とを有するスタブと、帯状の連結部の略中央位置から立設されたショートピンと、導電性金属板からなり、プリント配線基板の表面と平行な姿勢でショートピンの上端部に連結し、連結部の上方を所定の間隔を隔てて覆う結合用電極と、を備えたことを特徴とする。
スタブの連結部は、プリント配線基板の表面から離間するので、比誘電率がプリント配線基板の材料に比べて低い空間でプリント配線基板の表面に形成されるグランドパターンと隔てられる。また、結合用電極も連結部から立設されたショートピンの上端に連結され、スタブの連結部と結合用電極間に比較的誘電率の低い空間が介在するので、プリント配線基板の表面にグランドパターンを形成して結合用電極に接近させても、両者の静電容量は小さく、静電結合若しくは電界結合しにくい。
また、請求項2に記載の高周波結合器は、接合用電極とスタブの連結部表面との間に、枠状部を有する絶縁スペーサを配置し、結合用電極の周縁の少なくとも一部を枠状部に係合し、結合用電極をプリント配線基板の表面と平行な姿勢で位置決め支持することを特徴とする。
絶縁スペーサは、枠状に形成されているので、プリント配線基板の表面に実装した状態で、結合用電極とスタブとの間は、絶縁スペーサを形成する合成樹脂などの絶縁材料に比べて比誘電率が低い空間となり、結合用電極とプリント配線基板の表面のグランドパターンとは静電結合若しくは電界結合しにくい。
また、結合用電極は、その周縁の少なくとも一部が絶縁スペーサの枠状部に係合して位置決めされるので、外力を受けても変形したり、スタブやグランドパターンに接近することがなく、伝送特性が悪化しない。
また、請求項3に記載の高周波結合器は、ショートピンの軸方向のいずれか一側にフランジ部を形成すると共に、結合用電極の図形中心位置とスタブの連結部の略中央位置に、それぞれフランジ部を除くショートピンを挿通させる挿通孔を形成し、接合用電極とスタブの連結部との間に絶縁スペーサを挟持した状態で、各挿通孔に挿通させたショートピンのフランジ部の他側を加締め、スタブとショートピンと結合用電極とを絶縁スペーサに一体に組み付けたことを特徴とする。
ショートピンのフランジ部の他側を加締めることにより、スタブと絶縁スペーサと結合用電極は積層した状態で、ショートピンのフランジ部と他側の加締め部間に挟まれ、スタブとショートピンと結合用電極とは絶縁スペーサに一体に組み付けられる。
また、請求項4に記載の高周波結合器は、スタブの連結部は、該連結部の略中央位置で点対称な蛇行形状に形成されていることを特徴とする。
連結部を蛇行形状とするので、通信帯域の高周波信号のλ/2、λ/4の長さとするスタブを小型化でき、その上方の結合用電極を大型化せずに全体が覆われる。
蛇行形状が連結部の略中央位置で点対称なので、帯状の先端側の終端接続部と基端側の信号接続部を、それぞれ逆に信号パターンとグランドパターンに電気接続しても、同一特性が得られる。
請求項1の発明によれば、種々の厚さや材質のプリント配線基板に対して同一構造の高周波結合ユニットを実装しても通信特性が悪化せず、汎用の高周波結合ユニットを任意のプリント配線基板へ実装できる。
従来絶縁スペーサを構成する絶縁樹脂であったスタブと結合用電極間、及びプリント配線基板材料であったスタブとグランドパターン間が空隙となり、絶縁樹脂、プリント配線基板材料に比較して比誘電率が下がるので、グランドパターンが表面に形成されて結合用電極との距離が接近しても、静電容量が大きくならず、グランドパターンとの静電結合若しくは電界結合による通信特性の悪化がない。
また、グランドパターンと結合用電極間を接近させても、結合用電極で送受信する電力はグランドパターンに漏れにくく、プリント配線基板を含めた全体をの厚さを薄型化しても、通信特性が悪化しない。
請求項2の発明によれば、絶縁スペーサの枠状部が結合用電極の周縁に係合して位置決めするので、結合用電極とスタブ間に比誘電率の低い空隙とすることができる。
また、結合用電極は、その周縁の一部が絶縁スペーサの枠状部に係合してプリント配線基板の表面に平行な姿勢で位置決めされるので、外力を受けても変形しにくく、伝送特性が変化しない。
また、絶縁スペーサにより、全体が一体化されるので、プリント配線基板の表面に自動実装することができる。
請求項3の発明によれば、ショートピンをスタブと絶縁スペーサと結合用電極に挿通し、フランジ部の他側を加締めるだけの簡単な組み立て工程で、全体を一体化することができる。
請求項4の発明によれば、連結部を蛇行形状とするので、通信帯域のλ/2、λ/4の長さとするスタブを小型化できる。従って、空中線として作用しないように大型化することができない結合用電極のプリトン配線基板への投影面内にスタブの連結部を確実に収めることができる。
また、スタブの連結部を、連結部の略中央位置で点対称形状とすることによって、先端側と基端側の方向性がなくなり、いずれの側を信号パターンとグランドパターンへ接続させても誤接続とならない。
図1は、プリント配線基板10へ実装する本発明の一実施の形態に係る高周波結合器1の分解斜視図である。 図2はプリント配線基板10へ実装した高周波結合器1の平面図である。 図3は、高周波結合器1の平面図である。 図4は、高周波結合器1の分解側面図である。 図5は、プリント配線基板10へ実装した高周波結合器1を図3のA−A線で切断した縦断面図である。 図6は、高周波結合器112、122の回路図である。 図7は、従来の高周波結合器130を示す斜視図である。 図8は、従来の高周波結合器140を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る高周波結合器1を、図1乃至図6を用いて説明する。この高周波結合器1は、伝送帯域の内、3.1乃至4.9GHzのUWBローバンドを伝送帯域とする静電界若しくは誘導電界を利用したUWB通信において、図6に示す高周波結合器112、122の集中定数回路を分布定数回路として、結合用電極113、123に相当する結合用電極2と、直列インダクタ114、124と並列インダクタ115、125に相当するスタブ7を絶縁スペーサ3を介して一体に組み立ててなるものである。
上述したように、送信機110の送信回路部111と受信機120の受信回路部121間相互のUWB通信では、送信機側高周波結合器112と受信側高周波結合器122の結合用電極113、123を3cm程度の極近距離で対向配置し、両者で平行平板コンデンサを構成させる。結合用電極113、123と送信回路部111若しくは受信回路部121との間には、直列インダクタ114、124が直列に、並列インダクタ115、12が並列にそれぞれ接続されるので、高周波結合器112、122の全体でバンドパスフィルタのように動作し、送信回路部111と受信回路部121の間で効率的に高周波信号が伝達される。
ここで、高周波結合器112、122を図6に示す集中定数回路とした各回路素子で構成すると動作周波数帯域が狭いので、広帯域で動作するように分布定数回路で考え、図1に示す高周波結合器1で構成している。すなわち、同図に示すように、高周波結合器1は、板金状の結合用電極2と、結合用電極2の周縁と係合し、結合用電極2を水平に位置決め支持する絶縁スペーサ3と、帯状導電性金属板からなるスタブ7と、スタブ7のほぼ中央位置から立設され、上端部4aが結合用電極2の図形中心に連結するショートピン4とからなっている。
結合用電極2は、導電性を有する厚さ0.15mm程度の燐青銅などの金属板を、縦横10mm前後の略正方形状に打ち抜いて形成している。このように結合用電極2を小型形状とするのは、結合用電極2を大型化して平面の面積が拡大すると、結合用電極2がアンテナとして作用し、高周波信号が漏れる恐れがあるからである。また、この打ち抜き工程に前後して、ほぼ正方形の図形中心となる位置に、表面から裏面に向かうバーリング加工により、ショートピン4を挿通させる円筒孔6を形成している。
ショートピン4は、導電性金属材料からなる円筒体を切削加工し、円筒孔6に遊挿する外径の上端部4aと、上端部4aの下方で上端部4aより細径の軸部4bと、上縁に沿って円筒孔6より大径のフランジ部4cとを一体に形成している。
絶縁スペーサ3は、耐熱性液晶ポリマー(CCP)等の耐熱性かつ絶縁性の合成樹脂により、図1に示すように、結合用電極2の周囲に沿ったほぼ正方形の枠状部31と、枠状部31の対向するいずれか一対のガイド枠31a、31aと平行に、枠状部31内に架け渡された支持枠部32とが一体に成形されている。支持枠部32は、中間をリング状とすることによりショートピン4の軸部4bが挿通自在とする貫通孔33が形成され、このリング状の両側の裏面に後述するスタブ7の位置決め孔8bに挿通する位置決め突起32a、32aが垂設されている。
また、一対のガイド枠31a、31aには、その外側壁に沿ってそれぞれガイドリブ34、34が一体に立設されている。このガイドリブ34、34間の絶縁スペーサ3上に結合用電極2を配置すると、結合用電極2の円筒孔6と貫通孔33が鉛直方向で連通し、円筒孔6と貫通孔33にショートピン4を挿通させることにより、結合用電極2は、水平方向にがたつきなく位置決めされる。ガイド枠31a、31aの各裏面の中央には、高周波結合器1をプリント配線基板10の表面に実装した際に、該表面に当接して絶縁スペーサ3を水平な姿勢に支持する支持突起35、35が垂設されている。
スタブ7は、プレス成形により導電性金属板を帯状に打ち抜いた後、帯状の両側をクランク状に斜め下方に折り曲げ、図1に示す終端接続部7aと、信号接続部7bと、終端接続部7a及び信号接続部7bとの間に架け渡される連結部8とを形成したもので、連結部8の中央部に、更に上方に向かって裁頭円錐状の円環部8aを打ち出し形成している。円環部8aとすることによりその中心側に形成される挿通孔9は、ショートピン4の軸部4bを挿通自在とする内径となっている。また、円環部8aの外径は、上記絶縁スペーサ3の貫通孔33にわずかに短く、これによりスタブ7の連結部8上に絶縁スペーサ3を配置すると、円環部8aが貫通孔33内に遊嵌され、貫通孔33と挿通孔9とは鉛直方向の同軸線上で連通する。
終端接続部7aと信号接続部7bを含む帯状のスタブ7全体の長さは、伝送帯域である4GHzの周波数帯の約1/2波長若しくは1/4波長とするのが望ましいが、少なくとも連結部8の上方が縦、横10mm前後の大きさの結合用電極2で覆われるように、連結部8を蛇行形状とし、本実施の形態では、蛇行させた配線方向に沿った長さがほぼ伝送帯域の高周波信号の略1/4波長に相当する2cmとなるように形成している。連結部8の終端接続部7a及び信号接続部7bが連設される部位には、それぞれ支持枠部32の位置決め突起32a、32aが挿通する位置決め孔8bが穿設され、絶縁スペーサ3は、位置決め突起32a、32aを位置決め孔8bに挿通することにより鉛直軸回りに位置決めされた状態で、支持枠部32がスタブ7の連結部8上に配置される。
図1に示すように、蛇行形状とした連結部8とその両側に連設される終端接続部7a及び信号接続部7bの全体は、スタブ7の中心、すなわち円環部8aの中心回りに点対称に形成され、帯状の先端側と基端側に方向性がなくなるので、後述するプリント配線基板10の表面に実装する際に、先端側と基端側の向きを考慮することなく、いずれの側であっても終端接続部7a若しくは信号接続部7bとすることができる。
高周波結合器1を実装するプリント配線基板10は、引き出し部10aを基端側(図2において下側)に突出させた突き出した長方形状に形成され、その表面のほぼ全体がグランドパターン11により覆われている。これは、電子機器内でプリント配線基板10の裏面側に配置される他の回路素子やパターンからスタブ7や結合用電極2に流れる高周波信号を完全に遮断するものである。プリント配線基板10の先端側には、グランドパターン11に接続する接地ランドパターン11aが形成され、また、引き出し部10aには、グランドパターン11とプリント配線基板10の表面上で一定の間隔を隔てて、信号パターン12と信号パターンの先端側に連続する信号ランドパターン12aが形成されている。グランドパターン12と一定の間隔を隔てて配線された信号パターン12は、マイクロストリップラインを形成し、引き出し部10aから図示しない同軸コネクタを介して、図6の送信回路部111若しくは受信回路部121に接続している。
以下、プリント配線基板10の表面に実装する上述構成の高周波結合器1を組み立てる方法を説明する。始めに、スタブ7の位置決め孔8bに絶縁スペーサ3の位置決め突起32a、32aを挿通させて、スタブ7の連結部8上に絶縁スペーサ3を配置し、更に絶縁スペーサ3の一対のガイドリブ34、34間に結合用電極2を配置し、下方からスタブ7、絶縁スペーサ3、結合用電極2の順に積層する。
このように積層した状態で、スタブ7の円環部8aは、絶縁スペーサ3の貫通孔33内に遊嵌され、スタブ7の挿通孔9と絶縁スペーサ3の貫通孔33と結合用電極2の円筒孔6とが鉛直方向の同軸線上で連通するので、円筒孔6の上方からショートピン4の軸部4bを挿通し、軸部4bの下端を挿通孔9の下方へ突き出す。ショートピン4のフランジ部4cは、円筒孔6の内径より大径であるので、挿通孔9から突き出された軸部4bの下端を加締めて積層する上記スタブ7と絶縁スペーサ3と結合用電極2とをショートピン4のフランジ部4cと加締めた軸部4bとの間で挟持し、相互を固定する。
この加締め工程によって、上下に積層されたスタブ7、絶縁スペーサ3及び結合用電極2は、ショートピン4に挟まれて上下方向で固定されると共に、絶縁スペーサ3に対して、一対のガイド枠31a、31a間に挟まれた結合用電極2と、位置決め孔8bに位置決め突起32a、32aが挿通するスタブ7は、鉛直軸回りで固定され、全体が一体に位置決め固定される。同時に、図5に示すように、ショートピン4のフランジ部4cは、結合用電極2の円筒孔6の周囲に電気接続し、軸部4bの加締められた下端部分がスタブ7の円環部8aの内頂面に電気接続するので、帯状のスタブ1の略中央位置が結合用電極7の図形中心にショートピン4を介して電気接続する。
上述のように、高周波結合器1は、簡単なショートピン4の加締め工程で全体が一体化され、自動実装で接地ランドパターン11aと信号ランドパターン12aが表面に形成されたプリント配線基板10へ表面実装できる。高周波結合器1のプリント配線基板10へ実装工程は、接地ランドパターン11aと信号ランドパターン12a上にクリーム半田を付着させた後、接地ランドパターン11a上にスタブ7の先端側の終端接続部7aが、信号ランドパターン12a上に基端側の信号接続部7bが配置されるように、高周波結合器1をプリント配線基板10の表面上に配置し、全体をリフロー炉に通して高周波結合器1を表面実装する。尚、リフロー工程前に高周波結合器1をプリント配線基板10の表面上に配置する向きは、上述のように、スタブ7が円環部8aの中心回りに点対称に形成されているので、先端側と基端側の向きを考慮することなく、接地ランドパターン11aと信号ランドパターン12a上に帯状の両側を配置させればよい。
リフロー工程を経て、プリント配線基板10の表面の接地ランドパターン11aと引き出し部10aに形成された信号ランドパターン12aに、それぞれスタブ7の終端接続部7aと信号接続部7bが半田接続される。これにより、終端接続部7aと信号接続部7bの間に架け渡されるスタブ7の連結部8は、表面のグランドパターン11と一定の間隔を隔てて配置され、信号パターン12により引き出される信号線路の特性インピーダンスにマッチングするマイクロストリップ線路が形成される。また、スタブ7の先端は接地され、スタブ7の配線方向に沿った長さが伝送帯域の高周波信号の略1/4波長に相当する長さとなっているので、スタブ7と信号パターン12との結合部やスタブ7の先端部において反射することがなく、スタブ7の配線方向に沿ってその中央位置で最大の電圧振幅となる定在波が発生する。更に、その中央位置にショートピン4を介して結合用電極10が電気接続するので、効率よく高周波信号を伝送できる。
本実施の形態に係る高周波結合器1によれば、表面にグランドパターンが形成されているプリント配線基板へ実装しても、結合用電極2とグランドパターン11間は、比誘電率の低い空間となっているので、結合用電極2とグランドパターン11間が電界結合しない。従って、プリント配線基板の厚さや材質にかかわらず、伝送特性は安定し、任意のプリント配線基板を用いることができる。また、結合用電極2とグランドパターン11間が接近しても電界結合しにくいので、高周波結合器1を小型、低背化できる。
更に、従来のプリント配線基板には、表面にスタブが裏面にグランドパターンが形成されていたので、その間にはプリント配線基板を構成する比誘電率の高い絶縁材料が介在して電界結合しやすく、プリント配線基板は、スタブに流れる高周波信号がグランドパターンへ漏れないある程度の厚さが必要であった。一方、本実施の形態に係る高周波結合器1によれば、スタブ7とグランドパターン11の間を比誘電率の低い空隙とし、プリント配線基板10は任意の厚さとすることができるので、薄型化することにより、プリント配線基板の厚さを含めた高周波結合器1の全高を低背化できる。
更に、板金状の結合用電極2の周囲が絶縁スペーサ3に位置決め支持されるので、自動実装が可能となり、また不用意な外力を受けても変形することがない。
また、結合用電極2の図形中心において、高周波伝送線路であるスタブ7と電気接続するので、給電点と結合用電極2の中心との間で結合用電極2の平面に沿って不均一な電流が流れることがなく、アンテナとして不要な電波を放射することがない。
上記実施の形態では、絶縁スペーサ3を用いて結合用電極2を位置決め支持しているが、ショートピン4でスタブ7の連結部8上に結合用電極2を支持できれば、必ずしも絶縁スペーサ3を用いなくても良い。
また、そのショートピン4は、結合用電極2と別に形成しているが、導電性金属板を絞り加工する等の工程で、ショートピン4を結合用電極2と一体で形成してもよい。
また、結合用電極2とスタブ7の組立は、ショートピン4の下端を加締めて行ったが、一体化する手段はこれに限らない。
静電界若しくは誘導電界を利用したUWB通信システムに用いられる高周波結合器に適している。
1 高周波結合器
2 結合用電極
3 絶縁スペーサ
4 ショートピン
4a 軸部
4c フランジ部
6 円筒孔
7 スタブ
7a 終端接続部
7b 信号接続部
8 連結部
9 挿通孔
10 プリント配線基板
11 グランドパターン
11a 接地ランドパターン
12 信号パターン
12a 信号ランドパターン

Claims (4)

  1. UWB通信の通信相手側とで平行平板コンデンサを形成する結合用電極と、前記結合用電極に接続し、インダクタを形成するスタブとを備えた高周波結合器であって、
    帯状導電性金属板からなり、帯状の先端側でプリント配線基板の表面に形成されたグランドパターンに電気接続する終端接続部と、帯状の基端側で前記プリント配線基板の表面に形成された信号パターンに電気接続する信号接続部と、前記プリント配線基板の表面から離間して終端接続部と信号接続部の間に架け渡される連結部とを有するスタブと、
    帯状の前記連結部の略中央位置から立設されたショートピンと、
    導電性金属板からなり、前記プリント配線基板の表面と平行な姿勢で前記ショートピンの上端部に連結し、前記連結部の上方を所定の間隔を隔てて覆う結合用電極と、
    を備えたことを特徴とする高周波結合器。
  2. 前記接合用電極と前記スタブの連結部表面との間に、枠状部を有する絶縁スペーサを配置し、
    前記結合用電極の周縁の少なくとも一部を前記枠状部に係合し、前記結合用電極を前記プリント配線基板の表面と平行な姿勢で位置決め支持することを特徴とする請求項1に記載の高周波結合器。
  3. ショートピンの軸方向のいずれか一側にフランジ部を形成すると共に、
    前記結合用電極の図形中心位置と前記スタブの連結部の略中央位置に、それぞれフランジ部を除くショートピンを挿通させる挿通孔を形成し、
    前記接合用電極と前記スタブの連結部との間に絶縁スペーサを挟持した状態で、各挿通孔に挿通させた前記ショートピンのフランジ部の他側を加締め、
    前記スタブと前記ショートピンと前記結合用電極とを絶縁スペーサに一体に組み付けたことを特徴とする請求項2に記載の高周波結合器。
  4. 前記スタブの連結部は、該連結部の略中央位置で点対称な蛇行形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記載の高周波結合器。
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