JP2011091951A - ケーブル外被カッター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1のローラ40と第2のローラ45と、その間に本体部11を備えており、第1のローラ40と第2のローラ45によりケーブル100を挟み込みながら直進移動することにより、本体部11に設けられた切断部材12の刃部55により、ケーブル外被を切断するケーブル外被カッターである。第1のローラ40と第2のローラは深い凹部を有しており、かつ第1のローラ40と第2のローラの少なくとも何れか一つはケーブルの太さに応じて、ローラの固定位置を調整可能である。
【選択図】図8
Description
しかし、HSケーブルの外被は、絶縁被覆と、この絶縁被覆の内側に補強のために配置された金属パイプを有しており、この金属パイプは非常に硬い。従って、従来の工具およびカッターを使用しても、ケーブルの中間部において、ケーブルコアを傷つけずに金属パイプを切断して絶縁被覆と金属パイプを除去することが難しい。もし、無理に金属パイプを切断しようとすると、ケーブルコアに刃が及んでしまいケーブルコアを傷つけてしまうおそれがあった。
図1乃至図7は、それぞれ本発明の1実施形態にかかるケーブル外被カッター10の斜視図、正面図、背面図、平面図、低面図、右側面図、左側面図である。図8は、図1乃至図7に示すケーブル外被カッター10により、ケーブルの外皮を切断する際の使用状態を示す斜視図であり、図8の右下には、本ケーブル外皮カッターの使用対象となる外皮に金属パイプ111を備えるケーブル100の断面構造も示している。
第1のローラ40は、内側に向って径が小さくなるように傾斜している傾斜部42を備える大径部41と、中央の小径部43を有している。 第2のローラ45も第1のローラ40と同様の構造であり、傾斜部42’を備える大径部41’と小径部43’を備えている。
第1のローラ40及び第2のローラ45は、いずれも接続部材30に回転可能に軸支されており、ナット44及び47により交換可能である。さらに、第1のローラ40及び第2のローラ45は、接続部材30に設けられた第1の調整溝36及び第2の調整溝37(図2参照)により位置を調整可能である。
ガイド部材20は、本体部11の先端部26側においてL1方向に突出して設けられている。また、HSケーブル100のケーブル外被101の絶縁被覆110には、ケーブル外被カッターを取り付ける前に長手方向Lに沿って直線状のガイド溝120が形成される(ガイド溝120の形成については後述する)。ガイド部材20は、このガイド溝120にはめ込まれることで、ケーブル外被カッター10の本体部11をガイド溝120に沿って直線移動するよう案内する機能を有する。
図4に破線で示すように、切断部材12の板状部分が支持ピン13で軸支されているので、切断部材12は、支持ピン13を中心に回転可能である。
図8と図10に示すように、切断部材12は、板状の部分と打撃受け部56を有している。切断部材12の板状部分の先端部12Aは、先端誘導部52と、刃部55を有しており、その後端部12Bには打撃受け部56が固定されている。打撃受け部56はほぼ直方体形状の金属製のブロックであり、例えば図8に示すようなハンマーのような打撃工具Tにより打撃受け部56を打撃することで、金属パイプを切断しながらケーブル外被カッター10をHSケーブル100の長手方向Lに沿って前方へ進ませることができる。
本発明においては、打撃受け部56の後端のハンマー受け面の面積を狭くしている。これにより打撃方向の制御が容易となり力を一方向に集中させることが可能となる。
ここで、傾斜角度θが30度未満であると、工具が大きくなりケーブルへの取り付けが困難になるため好ましくない。また、傾斜角度θが80度を超えると、切り裂き抵抗が大きく、切り裂きが困難になる。又同一位置に大きな力をかけて切り裂くため、著しく刃の寿命が短くなる。
図9と図10に示すように、刃部55の上端部付近には、固定用の切り込み溝57が形成されている。この切り込み溝57には、図5の操作ノブ21の挿入片58が挿入されることにより、図9に示す切断部材12は、本体部11に対して図8に示す固定位置に固定される。この固定位置では、本体部11のガイド部材20と切断部材12の先端誘導部52が、図3及び図9に示すように、高さは違うが進行方向に対して一直線に揃っており、刃部55の下側部分が本体部11の下側に突出した状態で固定される。このように刃部55が下側に突出しているが、刃部55の先端は先端誘導部52であるため、鋭利刃先ではないため人や物を傷つけることが少なく安全性が高い。
その後、ガイド溝形成器具200を長手方向Lに沿ってスライド移動させることにより、刃205が絶縁被覆110だけを切断してガイド溝120が形成される。これにより、ケーブル外被(シース)101の絶縁被覆110だけが切り取られて、長手方向L(HSケーブル100の軸方向)に沿ってガイド溝120が形成される(金属製パイプ111は残っている)。このようにして、図15に示すように、ガイド溝120が、マーキング用のテープ400a,400bの間に予め形成される。
この金属パイプ111の切断作業は、図21(A)に示すように、一方の円周傷121aから他端のマーキング用テープ400aの近くまで長手方向Lに沿って行う。金属パイプ111を長手方向に沿って切断後、パイプカッター300を用いて、図21(A)に示されているように、金属パイプ111の切断部分の終端部近くを円周方向に沿って輪切り(縦切り)にし、絶縁被覆110と前記金属パイプ111をカットして円周傷121bを形成する。
切断部材12の先端部12Aは、金属パイプ111とケーブルコア102の間にもぐり込ませる先端誘導部52と、先端誘導部52付近に形成されてHSケーブル100の長手方向に対して傾斜角度を有し、本体部11がHSケーブル100の長手方向Lに沿って移動する際に金属パイプ111を切断する刃部55とを有する。
また、刃部55の傾斜角度は、30度以上で、80度以下である。これにより、金属パイプ111を確実に切断することができる。
本発明は、特にケーブルの中間部において、ケーブル外被の切断を行う場合に、好適に用いることができる。
また、ケーブルコアは、光ファイバケーブルであっても、光ファイバケーブルと電力ケーブルを組み合わせたもの、あるいは電力ケーブルであっても良い。また、メタル通信ケーブルであっても良い。
11 本体部
12 切断部材
20 ガイド部材
36 第1の調整溝
37 第2の調整溝
40 第1のローラ
41,41’大径部
42,42’傾斜部
43,43’小径部
44、47 ナット
45 第2のローラ
52 先端誘導部
55 刃部
56 打撃受け部
100 HSケーブル
101 ケーブル外被
102 ケーブルコア
110 絶縁被覆
111 金属パイプ
120 ガイド溝
Claims (5)
- ケーブルコアと前記ケーブルコアを覆うケーブル外被とを有し、前記ケーブル外被が、金属パイプと前記金属パイプを覆う絶縁被覆とを有するケーブルのケーブル外被カッターであって、
進行方向の先端部において前記ケーブルの表面を支えるように設けられ、中央部に前記ケーブルを挟む凹部を有し、ケーブル長手方向と直交する軸を中心に回転可能な第1のローラと、
進行方向の後端部において前記ケーブルの前記第1のローラとは反対方向の表面を支えるように設けられ、中央部に前記ケーブルを挟む凹部を有しており、前記ケーブルの長手方向と直行する軸を中心に回転可能な第2のローラと、
前記第1のローラと前記第2のローラの間に設けられ、前記ケーブルの周囲を覆う金属パイプを切断する切断部材が回転可能に軸支されている本体部と、
前記第1のローラと前記第2のローラと前記本体部とを接続保持する接続部とを備え、
前記切断部材は、前記金属パイプと前記ケーブルコアの間にもぐり込ませる先端誘導部と、
前記先端部付近に形成されて、前記ケーブルに設置したとき前記ケーブルの長手方向に対して傾斜角度を有し、前記本体を前記ケーブルの長手方向に沿って移動させることにより前記金属パイプを切断する刃部とを備え、
前記第1のローラと前記第2のローラの少なくとも一方は、ケーブルの太さに応じて前記第1のローラ又は前記第2のローラの固定位置を調整可能な調整部を備えることを特徴とするケーブル外被カッター。 - 前記ケーブル外被カッターを前記ケーブルに設置したとき、前記刃部の前記ケーブルの長手方向に対する前記傾斜角度は 、30度以上、80度以下であることを特徴とする請求項1に記載のケーブル外被カッター。
- 前記ケーブル外被カッターを前記ケーブルの長手方向に沿って直進移動させるガイド部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のケーブル外被カッター。
- 前記ガイド部は、前記ケーブルの長手方向に沿って前記絶縁被覆に予め形成されているガイド溝に沿って案内されるガイド部材であることを特徴とする請求項3に記載のケーブル外被カッター。
- 前記切断部材の他端部には、打撃を受けて前記ケーブル外被カッターを前記ケーブルの長手方向に沿って移動させる打撃受け部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載のケーブル外被カッター。
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