JPH0548161Y2 - - Google Patents
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- JPH0548161Y2 JPH0548161Y2 JP1985196908U JP19690885U JPH0548161Y2 JP H0548161 Y2 JPH0548161 Y2 JP H0548161Y2 JP 1985196908 U JP1985196908 U JP 1985196908U JP 19690885 U JP19690885 U JP 19690885U JP H0548161 Y2 JPH0548161 Y2 JP H0548161Y2
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- Japan
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- optical fiber
- blade
- pair
- fiber cable
- blade bodies
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- Expired - Lifetime
Links
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- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 3
- 239000011253 protective coating Substances 0.000 description 11
- 238000005253 cladding Methods 0.000 description 10
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Landscapes
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は、例えば光フアイバーセンサーを製作
する際にセンサー端子の先端孔部に挿入位置され
る露出フアイバー部を得るために、光フアイバー
ケーブル端部の保護(絶縁)被覆部分をクラツド
部から剥離する場合や、光フアイバーケーブル同
士を接続する際にコネクターの小径孔内に挿入位
置される露出フアイバー部を得るために上記と同
様に光フアイバーケーブル端部の保護被覆部分を
クラツド部から剥離する場合等に用いられる光フ
アイバーケーブル用ストリツプ工具に関する。
する際にセンサー端子の先端孔部に挿入位置され
る露出フアイバー部を得るために、光フアイバー
ケーブル端部の保護(絶縁)被覆部分をクラツド
部から剥離する場合や、光フアイバーケーブル同
士を接続する際にコネクターの小径孔内に挿入位
置される露出フアイバー部を得るために上記と同
様に光フアイバーケーブル端部の保護被覆部分を
クラツド部から剥離する場合等に用いられる光フ
アイバーケーブル用ストリツプ工具に関する。
<従来の技術>
従来から極く一般的に採用されているストリツ
プ手段として、同軸ケーブルのストリツプの場合
と同様にペンチやナイフなどで保護被覆部分周壁
に輪状の切溝を入れ、次いでラジオペンチなどを
用いて剥離したい部分を挟持した上で扱き乍らケ
ーブル先端方向に引き抜き操作するといつた作業
形態のものが知られている。
プ手段として、同軸ケーブルのストリツプの場合
と同様にペンチやナイフなどで保護被覆部分周壁
に輪状の切溝を入れ、次いでラジオペンチなどを
用いて剥離したい部分を挟持した上で扱き乍らケ
ーブル先端方向に引き抜き操作するといつた作業
形態のものが知られている。
また、工具としては、第7図で示すように、光
フアイバーケーブルを挿通保持可能な孔04を有
する受刃状部材02と剃刃状の刃体03を備えた
部材02とを、前記刃体03の直線刃縁03Aが
前記孔04に挿通保持された光フアイバーケーブ
ルの軸方向に対して垂直な面内に位置する状態で
相対揺動操作自在に枢支連設し、両者02,0
2′の相対揺動量、つまりは切込み深さ調整用の
ねじ部材015を設けた構成のものが知られてい
る。
フアイバーケーブルを挿通保持可能な孔04を有
する受刃状部材02と剃刃状の刃体03を備えた
部材02とを、前記刃体03の直線刃縁03Aが
前記孔04に挿通保持された光フアイバーケーブ
ルの軸方向に対して垂直な面内に位置する状態で
相対揺動操作自在に枢支連設し、両者02,0
2′の相対揺動量、つまりは切込み深さ調整用の
ねじ部材015を設けた構成のものが知られてい
る。
さらに、実公昭60−12084号公報には、1対の
握杆に連動して相対遠近運動する部材に対して、
光フアイバーケーブルを、その軸方向に垂直な方
向から挟持固定可能な1対の挟持部と、該軸方向
に対して垂直な面内で相対遠近移動可能な1対の
刃体とを装着した光フアイバーケーブル用ストリ
ツプ工具が記載されている。
握杆に連動して相対遠近運動する部材に対して、
光フアイバーケーブルを、その軸方向に垂直な方
向から挟持固定可能な1対の挟持部と、該軸方向
に対して垂直な面内で相対遠近移動可能な1対の
刃体とを装着した光フアイバーケーブル用ストリ
ツプ工具が記載されている。
<考案が解決しようとする問題点>
然し乍ら上記のうち、同軸ケーブルの場合と同
様なペンチ等を使用する作業形態でのストリツプ
による場合は、切溝を入れる際にクラツド部外周
面に輪状の傷を発生し易い。また、このような輪
状傷の発生を避けるために切溝の深さを、保護被
覆部の肉厚よりも小に止めて爾後の扱き及び引き
抜きによつて無理矢理にでもストリツプすると、
クラツド部外周面にその軸方向に沿つた擦り傷が
発生し易いのである。
様なペンチ等を使用する作業形態でのストリツプ
による場合は、切溝を入れる際にクラツド部外周
面に輪状の傷を発生し易い。また、このような輪
状傷の発生を避けるために切溝の深さを、保護被
覆部の肉厚よりも小に止めて爾後の扱き及び引き
抜きによつて無理矢理にでもストリツプすると、
クラツド部外周面にその軸方向に沿つた擦り傷が
発生し易いのである。
また、第7の図示の工具を使用してのストリツ
プによる場合は、輪切りにあたつて、前記刃体の
刃縁が光フアイバーケーブルの保護被覆部とクラ
ツド部との境界面でその円周方向の一部に入り込
んだ状態から、該工具全体を少なくとも一回転以
上、回し操作する必要があつて、作業自体が面倒
であるばかりでなく、前記保護被覆部の肉厚が円
周方向で正確に均一でないことが多いため輪切り
溝の深さが円周方向で不均一となり、クラツド部
外周面に不当に大きな傷を付け易く、また、局所
的に溝深さが不足して爾後の引き抜きが困難とな
り、かつ軸方向の擦り傷を発生し易いのである。
プによる場合は、輪切りにあたつて、前記刃体の
刃縁が光フアイバーケーブルの保護被覆部とクラ
ツド部との境界面でその円周方向の一部に入り込
んだ状態から、該工具全体を少なくとも一回転以
上、回し操作する必要があつて、作業自体が面倒
であるばかりでなく、前記保護被覆部の肉厚が円
周方向で正確に均一でないことが多いため輪切り
溝の深さが円周方向で不均一となり、クラツド部
外周面に不当に大きな傷を付け易く、また、局所
的に溝深さが不足して爾後の引き抜きが困難とな
り、かつ軸方向の擦り傷を発生し易いのである。
而して、光フアイバーケーブルは同軸ケーブル
の場合に比べて、傷による影響が顕著であつて、
傷部からの光漏れ等によつて伝送損失が乗数的に
増大し、伝送効率の極端な低下を招くものであ
り、この問題を改善すべく前記公報に記載の工具
は、1対の弾性把持部で光フアイバーケーブルを
挟持しつつ、該把持部と平行な1対の刃体で、ク
ラツド部を傷つけず被覆部のみを切断する構造で
ある。しかしケーブル径や被覆厚さが変化し、或
は刃体が摩耗した場合に刃体を簡単に付替える手
段は示されていない。
の場合に比べて、傷による影響が顕著であつて、
傷部からの光漏れ等によつて伝送損失が乗数的に
増大し、伝送効率の極端な低下を招くものであ
り、この問題を改善すべく前記公報に記載の工具
は、1対の弾性把持部で光フアイバーケーブルを
挟持しつつ、該把持部と平行な1対の刃体で、ク
ラツド部を傷つけず被覆部のみを切断する構造で
ある。しかしケーブル径や被覆厚さが変化し、或
は刃体が摩耗した場合に刃体を簡単に付替える手
段は示されていない。
<問題点を解決するための手段>
本考案はかかる実情に鑑み、光フアイバーケー
ブルの特性低下を招かない状態で、しかも簡単な
操作をもつて、所期のストリツプのための輪切り
が可能で、刃体の付替も容易迅速に行える工具を
提供する点に目的を有する。
ブルの特性低下を招かない状態で、しかも簡単な
操作をもつて、所期のストリツプのための輪切り
が可能で、刃体の付替も容易迅速に行える工具を
提供する点に目的を有する。
上記の目的を達成するために本考案に係る光フ
アイバーケーブル用ストリツプ工具は、一対の握
杆に連動して相対遠近移動する部材に、光フアイ
バーケーブルをその軸方向に対して垂直な方向か
ら挟持固定可能に刃体に近接して配置された挟持
部材と、前記光フアイバーケーブルの軸方向に対
して垂直な面内で互いに平行に遠近移動可能な一
対の刃体とを装着し、これら一対の刃体の刃縁を
互いに等しい曲率半径の半円形状で、前記刃体が
最大相対近接移動したとき、真円形又は略真円形
の刃縁を形成し、かつ、前記刃体を付替自在に係
止したホルダーが、前記の相対移動部材の先端
に、スライド着脱自在に弾発係止されるべく構成
した点に特徴を有するものであり、特に、一方の
刃体がスプリングの弾力に抗して他方の刃体へ接
近させられるため、このスプリングと前記の弾性
材料製挟持部材とが相まつて、外被切込みの際の
光フアイバーに対する保護作用が万全にされた点
に最大の特徴がある。
アイバーケーブル用ストリツプ工具は、一対の握
杆に連動して相対遠近移動する部材に、光フアイ
バーケーブルをその軸方向に対して垂直な方向か
ら挟持固定可能に刃体に近接して配置された挟持
部材と、前記光フアイバーケーブルの軸方向に対
して垂直な面内で互いに平行に遠近移動可能な一
対の刃体とを装着し、これら一対の刃体の刃縁を
互いに等しい曲率半径の半円形状で、前記刃体が
最大相対近接移動したとき、真円形又は略真円形
の刃縁を形成し、かつ、前記刃体を付替自在に係
止したホルダーが、前記の相対移動部材の先端
に、スライド着脱自在に弾発係止されるべく構成
した点に特徴を有するものであり、特に、一方の
刃体がスプリングの弾力に抗して他方の刃体へ接
近させられるため、このスプリングと前記の弾性
材料製挟持部材とが相まつて、外被切込みの際の
光フアイバーに対する保護作用が万全にされた点
に最大の特徴がある。
<作用>
このような特徴構成を有する本考案に係る光フ
アイバーケーブル用ストリツプ工具によれば、ス
トリツプすべき光フアイバーケーブルを片手で持
ち、他方の片手で該工具を握持した状態で、前記
光フアイバーケーブルのストリツプ端部分を、そ
の輪切り必要箇所が前記一対の刃体間に位置する
ように側方或いは前方から差入れる。この状態で
前記一対の握杆を握り操作して前記部材を相対近
接移動させることにより、先ず前記光フアイバー
ケーブルの前記輪切り必要箇所近くのケーブル部
分が前記一対の挟持部材により挟持されてその光
フアイバーケーブルの位置及び姿勢が固定され
る。続いて、前記一対の刃体の半円形状刃縁が光
フアイバーケーブルの保護被覆部をその外面から
内方に向かつて切断進入し、前記部材が最大相対
近接移動したとき、第5図で示すように両刃体の
刃縁が真円形又は略真円形となり、光フアイバー
ケーブルを、その保護被覆部とクラツド部との界
面において輪切りするに至るのである。
アイバーケーブル用ストリツプ工具によれば、ス
トリツプすべき光フアイバーケーブルを片手で持
ち、他方の片手で該工具を握持した状態で、前記
光フアイバーケーブルのストリツプ端部分を、そ
の輪切り必要箇所が前記一対の刃体間に位置する
ように側方或いは前方から差入れる。この状態で
前記一対の握杆を握り操作して前記部材を相対近
接移動させることにより、先ず前記光フアイバー
ケーブルの前記輪切り必要箇所近くのケーブル部
分が前記一対の挟持部材により挟持されてその光
フアイバーケーブルの位置及び姿勢が固定され
る。続いて、前記一対の刃体の半円形状刃縁が光
フアイバーケーブルの保護被覆部をその外面から
内方に向かつて切断進入し、前記部材が最大相対
近接移動したとき、第5図で示すように両刃体の
刃縁が真円形又は略真円形となり、光フアイバー
ケーブルを、その保護被覆部とクラツド部との界
面において輪切りするに至るのである。
前記の挟持部材は刃体に近接して配置されてい
るから、該刃体が光フアイバーケーブルの保護被
覆を切り込む際に該ケーブルに対して加える虞れ
のある軸線方向または上下方向のズレは確実に阻
止され、従つて保護被覆の切断は正確に、つまり
芯線である光フアイバーケーブルの表面を損傷す
ることなく、遂行できる。
るから、該刃体が光フアイバーケーブルの保護被
覆を切り込む際に該ケーブルに対して加える虞れ
のある軸線方向または上下方向のズレは確実に阻
止され、従つて保護被覆の切断は正確に、つまり
芯線である光フアイバーケーブルの表面を損傷す
ることなく、遂行できる。
そして、このような輪切り後においては必要に
応じて第6図イの如く光フアイバーケーブルK先
端部分を左右四方向に折曲げることにより、切込
溝の両側に位置する保護被覆部の対向端面間に隙
間をつくる。続いて、第6図ロの如く例えばラジ
オペンチなどでストリツプしたい側の保護被覆部
aを挟持した上、扱き、しかるのち、第6図ハの
如く手でもつて先端方向に引き抜き操作すること
により、所期のストリツプを完了するのである。
応じて第6図イの如く光フアイバーケーブルK先
端部分を左右四方向に折曲げることにより、切込
溝の両側に位置する保護被覆部の対向端面間に隙
間をつくる。続いて、第6図ロの如く例えばラジ
オペンチなどでストリツプしたい側の保護被覆部
aを挟持した上、扱き、しかるのち、第6図ハの
如く手でもつて先端方向に引き抜き操作すること
により、所期のストリツプを完了するのである。
また、本考案の工具では、刃体を付替自在に保
持したホルダーが、本体にスライド着脱自在に弾
発係止されている。従つて、該ホルダーを本体か
ら抜出し、これに係止されている刃体を、ストリ
ツプ対象ケーブルの径や保護被覆厚さに適合する
刃体に付替え、或は摩耗損傷した刃体を新品に交
換したのち、該ホルダーを本体へ容易に再装着で
きる。
持したホルダーが、本体にスライド着脱自在に弾
発係止されている。従つて、該ホルダーを本体か
ら抜出し、これに係止されている刃体を、ストリ
ツプ対象ケーブルの径や保護被覆厚さに適合する
刃体に付替え、或は摩耗損傷した刃体を新品に交
換したのち、該ホルダーを本体へ容易に再装着で
きる。
<実施例>
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。
る。
第1図乃至第5図において、1,1′は一対の
握杆であり、そのうち一方の握杆1から前方に固
着延設した部材2の先端部に側面視略コの字形部
分2Aが一体連接されている。このコの字形部分
2Aの上下対向腕部のうち、下側腕部に一方の刃
体3を突起13aと孔3aとを介して付替交換自
在に保持するホルダー13が蟻溝11aとこれに
スライドのみ自在に結合するほぞ状突起11b並
びにポールストツパー11cを介して着脱付替及
び固定自在に取付けられているとともに、上側腕
部に上下方向スライドのみ自在に挿通保持させた
スライドシャフト5下端に固着の盤状部材23に
蟻溝11a′とほぞ状突起11b′ならびにポールス
トツパー11c′を介して着脱付替及び固定自在に
取付けられたホルダー13′に突起13a′と孔3
a′とを介して他方の刃体3′が付替交換自在に保
持されている。2′は前記部材2の中間位置に横
軸6周りで揺動自在に枢着した可動部材であつ
て、その先端部には前記スライドシヤフト5の上
端に接当し前記横軸6周りの揺動によつて前記ス
ライドシヤフト5及び刃体3′を前者刃体3から
離間する方向に移動付勢するスプリング7に抗し
て前記刃体3に近接する方向に押圧移動させる略
円弧状の押圧部2a′が形成されているとともに、
該可動部材2′の基端部は他方の握杆1′の先端部
に横軸芯ピン8を介して枢支連結され、かつその
枢支連結個所よりも稍握杆1′の握り部側に寄つ
た位置においてこの握杆1′が前者握杆1から枢
支突出の揺動リンク9先端に枢支連結され、更に
前記両部材2,2′間及び、部材2と前記リンク
9との間には夫々前記一対の刃体3,3′を離間
させる方向に作用する引張スプリング10,12
が張設され、もつて、前記一対の握杆1,1′の
握り操作に伴なう相対揺動及び握り解除に伴う相
対揺動により、前記一対の刃体3,3′を互いに
平行姿勢を保つたまま光フアイバーケーブルの軸
方向に対して垂直な面内で相対近接移動及び相対
遠離移動自在に構成してある。4,4′は前記一
対の刃体3,3′の極近側部位置で前記コの字形
部分2Aの下側腕部及び前記盤状部材23の相対
向面に接着固定された一対の挟持部材であり、こ
れはゴムなどの弾性材料製であり、光フアイバー
ケーブルKをその軸方向に対して垂直な方向から
弾性挟持して輪切りされる光フアイバーケーブル
Kを位置固定するものである。
握杆であり、そのうち一方の握杆1から前方に固
着延設した部材2の先端部に側面視略コの字形部
分2Aが一体連接されている。このコの字形部分
2Aの上下対向腕部のうち、下側腕部に一方の刃
体3を突起13aと孔3aとを介して付替交換自
在に保持するホルダー13が蟻溝11aとこれに
スライドのみ自在に結合するほぞ状突起11b並
びにポールストツパー11cを介して着脱付替及
び固定自在に取付けられているとともに、上側腕
部に上下方向スライドのみ自在に挿通保持させた
スライドシャフト5下端に固着の盤状部材23に
蟻溝11a′とほぞ状突起11b′ならびにポールス
トツパー11c′を介して着脱付替及び固定自在に
取付けられたホルダー13′に突起13a′と孔3
a′とを介して他方の刃体3′が付替交換自在に保
持されている。2′は前記部材2の中間位置に横
軸6周りで揺動自在に枢着した可動部材であつ
て、その先端部には前記スライドシヤフト5の上
端に接当し前記横軸6周りの揺動によつて前記ス
ライドシヤフト5及び刃体3′を前者刃体3から
離間する方向に移動付勢するスプリング7に抗し
て前記刃体3に近接する方向に押圧移動させる略
円弧状の押圧部2a′が形成されているとともに、
該可動部材2′の基端部は他方の握杆1′の先端部
に横軸芯ピン8を介して枢支連結され、かつその
枢支連結個所よりも稍握杆1′の握り部側に寄つ
た位置においてこの握杆1′が前者握杆1から枢
支突出の揺動リンク9先端に枢支連結され、更に
前記両部材2,2′間及び、部材2と前記リンク
9との間には夫々前記一対の刃体3,3′を離間
させる方向に作用する引張スプリング10,12
が張設され、もつて、前記一対の握杆1,1′の
握り操作に伴なう相対揺動及び握り解除に伴う相
対揺動により、前記一対の刃体3,3′を互いに
平行姿勢を保つたまま光フアイバーケーブルの軸
方向に対して垂直な面内で相対近接移動及び相対
遠離移動自在に構成してある。4,4′は前記一
対の刃体3,3′の極近側部位置で前記コの字形
部分2Aの下側腕部及び前記盤状部材23の相対
向面に接着固定された一対の挟持部材であり、こ
れはゴムなどの弾性材料製であり、光フアイバー
ケーブルKをその軸方向に対して垂直な方向から
弾性挟持して輪切りされる光フアイバーケーブル
Kを位置固定するものである。
このような構成の手動式ストリツプ工具におい
て、前記一対の刃体3,3′の刃縁3A,3
A′を、第4図及び第5図で明示の如く、両刃体
3,3′が最大近接揺動した状態において真円形
の刃縁を形成するように互いに等しい曲率半径の
半円形状のものに構成してある。
て、前記一対の刃体3,3′の刃縁3A,3
A′を、第4図及び第5図で明示の如く、両刃体
3,3′が最大近接揺動した状態において真円形
の刃縁を形成するように互いに等しい曲率半径の
半円形状のものに構成してある。
第4図及び第5図は輪切り前の状態及び輪切り
直後の状態を示すものである。
直後の状態を示すものである。
上記の如き構成のストリツプ工具によるストリ
ツプ作業要領は既述の<作用>の項で説明した通
りであつて、それを図解する第6図イ〜ハにおい
て、14はラジオペンチである。また2芯一体ケ
ーブルにおける各ケーブルの端部を各々ストリツ
プする場合は、両ケーブル間にカツターを用いて
切れ目を入れ、この切れ目に沿つて両ケーブルを
引き裂したのち、個々のケーブルについて既述と
同様なストリツプ作業を行うのである。
ツプ作業要領は既述の<作用>の項で説明した通
りであつて、それを図解する第6図イ〜ハにおい
て、14はラジオペンチである。また2芯一体ケ
ーブルにおける各ケーブルの端部を各々ストリツ
プする場合は、両ケーブル間にカツターを用いて
切れ目を入れ、この切れ目に沿つて両ケーブルを
引き裂したのち、個々のケーブルについて既述と
同様なストリツプ作業を行うのである。
<考案の効果>
以上詳述したことからも明らかなように本考案
による時は、光フアイバーケーブルの端部被覆部
をストリツプする際に必要な保護被覆部の輪切り
において、一対の握杆を握持するだけといつた、
ペンチやプライヤーの如き汎用工具と同じように
単純な使用要領をもつて、クラツド部外周面に殆
んど傷を付けることなく、しかも、全周に亘つ
て、被覆部とクラツド部との界面位置に達する深
さの溝を入れて確実、良好な輪切りを行なうこと
ができ、これによつて、輪切りされた被覆部の抜
き出しに際してもクラツド部外周面にその軸方向
に沿つた擦り傷等を発生させないで済む。従つ
て、所期のストリツプ作業を、光フアイバー自体
の優れた伝送特性の低下を招くことなく効果的に
実施でき、しかも光フアイバーケーブルの寸法仕
様が変化した場合や、刃体の摩耗損傷が発生した
場合に、迅速かつ容易に刃体を付替交換できるた
め、作業性及び作業能率の面でも優れた効果を発
揮するに至つたのである。
による時は、光フアイバーケーブルの端部被覆部
をストリツプする際に必要な保護被覆部の輪切り
において、一対の握杆を握持するだけといつた、
ペンチやプライヤーの如き汎用工具と同じように
単純な使用要領をもつて、クラツド部外周面に殆
んど傷を付けることなく、しかも、全周に亘つ
て、被覆部とクラツド部との界面位置に達する深
さの溝を入れて確実、良好な輪切りを行なうこと
ができ、これによつて、輪切りされた被覆部の抜
き出しに際してもクラツド部外周面にその軸方向
に沿つた擦り傷等を発生させないで済む。従つ
て、所期のストリツプ作業を、光フアイバー自体
の優れた伝送特性の低下を招くことなく効果的に
実施でき、しかも光フアイバーケーブルの寸法仕
様が変化した場合や、刃体の摩耗損傷が発生した
場合に、迅速かつ容易に刃体を付替交換できるた
め、作業性及び作業能率の面でも優れた効果を発
揮するに至つたのである。
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図は全体側面図、第2図は要部の拡大斜視
図、第3図は要部の拡大縦断正面図、第4図及び
第5図は要部の拡大側面図、第6図イ〜ハはスト
リツプ作業要領を示す概略斜視図、第7図は従来
工具を示す斜視図である。 1,1′は握杆、2,2′は相対遠近移動部材、
3,3′は刃体、3A,3A′は刃縁、4,4′は
挟持部材、Kは光フアイバーケーブルである。
第1図は全体側面図、第2図は要部の拡大斜視
図、第3図は要部の拡大縦断正面図、第4図及び
第5図は要部の拡大側面図、第6図イ〜ハはスト
リツプ作業要領を示す概略斜視図、第7図は従来
工具を示す斜視図である。 1,1′は握杆、2,2′は相対遠近移動部材、
3,3′は刃体、3A,3A′は刃縁、4,4′は
挟持部材、Kは光フアイバーケーブルである。
Claims (1)
- 一対の握杆1,1′に連動して相対遠近移動す
る部材2,2′に、光フアイバーケーブルをその
軸方向に垂直な方向から挟持固定可能な弾性材料
製の一対の挟持部材4,4′と、前記軸方向に垂
直な面内で互いに平行して相対遠近移動可能な一
対の刃体3,3′とが装着されていて、等しい曲
率半径の半円形の刃縁3A,3A′を有する前記
刃体3,3′を付替交換自在に嵌着係止したホル
ダー13,13′が、部材2の先端に形成された
略コ字形部分2Aの上腕部に上下方向にのみ移動
自在に保持させたシヤフト5の下端の盤状部材2
3と、前記部分2Aの下腕部とにそれぞれスライ
ド着脱自在に弾発係止されたものにおいて、前記
挟持部材4,4′が前記盤状部材23と下腕部と
の相対向面に接着固定され、且つ刃体3,3′に
近接して夫々その側面に配置されていると共に、
前記シヤフト5には前記盤状部材23を前記部分
2Aの下腕部から離反する方向へ付勢するスプリ
ング7が套嵌されていることを特徴とする光フア
イバーケーブル用ストリツプ工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985196908U JPH0548161Y2 (ja) | 1985-12-21 | 1985-12-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985196908U JPH0548161Y2 (ja) | 1985-12-21 | 1985-12-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62104201U JPS62104201U (ja) | 1987-07-03 |
JPH0548161Y2 true JPH0548161Y2 (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=31156143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985196908U Expired - Lifetime JPH0548161Y2 (ja) | 1985-12-21 | 1985-12-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0548161Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5529244B2 (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-25 | 中国電力株式会社 | 電線被覆剥ぎ取り用間接活線先端工具および電線被覆剥ぎ取り用間接活線装置 |
Citations (5)
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JPS56155903A (en) * | 1980-05-06 | 1981-12-02 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Cutting device for optical fiber or the like |
JPS5811910B2 (ja) * | 1973-08-23 | 1983-03-05 | ユ−エスエム コ−ポレ−シヨン | セツチヤクザイ |
JPS58105501U (ja) * | 1982-01-08 | 1983-07-18 | 日本電信電話公社 | 光フアイバ心線切断器 |
JPS6012084U (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-26 | 中澤 壽夫 | 蓄熱袋 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS56100019U (ja) * | 1979-12-26 | 1981-08-06 | ||
JPS5811910U (ja) * | 1981-07-14 | 1983-01-25 | 室本鉄工株式会社 | 被覆電線剥離工具 |
JPS5872920U (ja) * | 1981-11-10 | 1983-05-17 | 富士通株式会社 | ケ−ブル用ストリツパ− |
-
1985
- 1985-12-21 JP JP1985196908U patent/JPH0548161Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62104201U (ja) | 1987-07-03 |
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