JP6839654B2 - 光ファイバ保持部材、融着機 - Google Patents

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Description

本発明は、外径の異なる光ファイバケーブルや光ファイバ心線を保持することが可能な光ファイバ保持部材等に関する。
光ファイバの接続等を行う際には、光ファイバを保持するための光ファイバ保持部材が使用される。例えば、光ファイバ保持部材に光ファイバを保持した状態で、切断および被覆除去を行い、光ファイバ保持部材ごとに融着機にセットして、光ファイバの融着が行われる(例えば、特許文献1)。
特開2003−98377号公報
例えば、0.25mm径の光ファイバ心線同士を接続する際には、光ファイバ保持部材に当該光ファイバを保持させて、所定範囲の被覆を除去して、接続対象の光ファイバ同士を突き合わせて融着する方法が採られる。
一方、0.25mmの光ファイバ心線は、外径が細く、取り扱い性が悪いため、より太径の光ファイバが使用される場合がある。このような外径が異なる光ファイバを取り扱う場合において、同一の光ファイバ保持部材を用いると、光ファイバのコア位置が変わるため、融着接続する場合において確実に調芯を行うことが困難となる場合がある。
さらに、屋外から室内へ光ファイバを敷設する際にドロップケーブルが用いられる場合がある。このようなドロップケーブルは、光ファイバが外被によって被覆されているため外径が大きく、光ファイバ心線用の光ファイバ保持部材でドロップケーブルを保持することは困難である。このため、ドロップケーブル専用の光ファイバ保持部材を用いる必要がある。
しかし、光ファイバの種類ごとに別々の光ファイバ保持部材を用いるのでは、複数種類の光ファイバ保持部材を携帯する必要があり、作業性も悪い。
これに対し、外被等を除去する長さを長くして、当該外被等の除去部で光ファイバを光ファイバ保持部材で保持する方法がある。このようにすれば、ドロップケーブルであっても内部の光ファイバを確実に保持し、接続作業等を行うことができる。
しかし、この方法では、外被等の除去部の長さが長くなり、接続後に補強が必要となる部位が長くなる。したがって、可能な限り、外被等の除去部の長さを短くすることが望ましい。このように、外被等を必要以上に除去しなくとも、外径の異なる光ファイバ心線や光ファイバケーブルを1つの光ファイバ保持部材で保持可能であることが望まれる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、外径の異なる光ファイバ心線や光ファイバケーブルを保持することが可能な光ファイバ保持部材等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、融着機に載置される光ファイバ保持部材であって、光ファイバが所定の方向に延伸して配置される本体部と、前記本体部に対して開閉可能な蓋部と、を具備し、前記本体部の光ファイバの設置部には、光ファイバの保持を行う基準面と、底面が前記基準面よりも低い位置であって、前記本体部の先端近傍に形成される凹部とが形成され、前記蓋部の内面には、前記基準面に対向する位置に、前記蓋部の内面からの突出量が変化する第1の押さえ部と、前記凹部に対向する位置に第2の押さえ部とが設けられ、前記凹部よりも前記本体部の先端側において、前記光ファイバの、溶融して融着される端部が前記本体部の先端から前記所定の方向に突出して位置するように配置されることを特徴とする光ファイバ保持部材である。
前記第2の押さえ部は、前記第1の押さえ部側の前記蓋部の内面からの突出量よりも、前記本体部の先端側の前記蓋部の内面からの突出量が大きく、前記蓋部を開いた状態と閉じた状態とで、前記光ファイバを押圧する方向における前記蓋部からの突出量が変化しないことが望ましい。
前記蓋部を閉じた状態で、前記基準面の高さと前記第2の押さえ部の下端との高さ方向の距離は、前記基準面の高さと前記第1の押さえ部の下端との高さ方向の最大距離よりも小さく、前記基準面の高さと前記第1の押さえ部の下端との高さ方向の最小距離よりも大きく、前記第2の押さえ部は、前記蓋部を開いた状態と閉じた状態とで、前記光ファイバを押圧する方向における前記蓋部からの突出量が変化しないことが望ましい。
前記所定の方向における前記本体部の前記設置部より先端側には、光ファイバを保持する保持部が形成され、前記保持部は、光ファイバの軸方向から見て略U字状の溝であることが望ましい。
前記溝は、0.9mm以上の幅であってもよい。
第2の発明は、第1の発明にかかる光ファイバ保持部材と、一対の前記光ファイバ保持部材の間に設けられる一対の電極棒と、を具備し、一対の前記電極棒の間にアークを発生させることで、前記光ファイバ保持部材で保持された光ファイバを融着可能であることを特徴とする融着機である。
本発明によれば、光ファイバおよびドロップケーブルの両者を保持することが可能な光ファイバ保持部材等を提供することができる。
蓋部5を開いた状態の光ファイバ保持部材1を示す斜視図。 蓋部5を閉じた状態の光ファイバ保持部材1を示す斜視図。 光ファイバ心線17aを保持した光ファイバ保持部材1を示す平面図。 光ファイバ保持部材1の光ファイバ心線17aを保持した状態の断面図であり、図3のB−B線断面図。 光ファイバ保持部材1の光ファイバ心線17bを保持した状態の断面図。 光ファイバ保持部材1の光ファイバ心線17aを保持した状態の正面図。 光ファイバ保持部材1の光ファイバ心線17bを保持した状態の正面図。 図5A、図5BのD部の保持部15の拡大図。 保持部15の他の実施形態を示す図。 光ファイバ保持部材1のドロップケーブル19を保持した状態の断面図。 図7のJ部の拡大図。 図8の他の実施形態を示す図。 図9の他の実施形態を示す図。 融着機20を示す斜視図。 融着機20を示す平面図。
以下、本発明の実施の形態にかかる光ファイバ保持部材1について説明する。図1は、蓋部5を開いた状態の光ファイバ保持部材1を示す斜視図であり、図2は、蓋部5を閉じた状態の光ファイバ保持部材1を示す斜視図である。また、図3は、図2の平面図である。光ファイバ保持部材1は、主に本体部3、蓋部5、押さえ部9a、9b等から構成される。
本体部3は、光ファイバが配置される部位であり、略直方体の部材である。本体部3の幅方向の一方の側方には、本体部3に対してヒンジにより開閉可能な蓋部5が設けられる。
本体部3、蓋部5は例えば金属製である。本体部3の蓋部5との対向面には磁石が配置され、蓋部5を閉じると、磁石によって、蓋部5が本体部3に対して閉じた状態を維持することができる。
本体部3の上面(蓋部5との対向面)には、光ファイバ等が配置される設置部12が形成される。設置部12は、基準面7と、凹部13とからなる。凹部13は、基準面7よりも本体部3の先端側であって本体部3の先端近傍に形成される。また、凹部13の底面は、基準面7よりも低い位置(蓋部5から離れる方向)に形成される。基準面7は、後述する押さえ部9aによって、光ファイバ等が押さえられる部位である。凹部13は、後述する押さえ部9bによって、光ファイバ心線よりも外径が大きい光ファイバケーブルである、例えばドロップケーブルが押し込まれる部位である。
ここで、ドロップケーブルは、たとえば以下の構造を有する。ドロップケーブルの略中心には光ファイバ心線が配置され、光ファイバ心線の両側方には、光ファイバ心線に対して離間して、一対のテンションメンバが設けられる。光ファイバ心線およびテンションメンバは、略矩形の外被によって一体化される。光ファイバ心線の、外被の上下面(テンションメンバの併設方向とは垂直な方向の外周面)には、互いに対向する位置にノッチが形成される。上下のノッチから、ケーブル分割工具やニッパなどによって外被を破断させると、内部の光ファイバ心線を、テンションメンバおよび外被から分離して取り出すことができる。ドロップケーブル(外被)のサイズは、例えば、2.0mm×3.1mm程度のものがある。
本体部3の先端側には、保持部15が設けられる。保持部15は、光ファイバ保持部材1から突出する光ファイバの位置決めを行う部位である。保持部15の詳細については後述する。
蓋部5の内面であって基準面7との対向部には、第1の押さえ部である押さえ部9aが長手方向にわたって形成される。押さえ部9aは、蓋部5の内面から所定の量だけ突出する。押さえ部9aは、本体部3上に配置される光ファイバ等を押圧して保持する部材である。なお、押さえ部9aは、例えばコルク製等であり、光ファイバを傷つけない部材で構成される。
押さえ部9aは、蓋部5に対して、ばね11などの弾性部材で支持される。したがって、押さえ部9aは、蓋部5の内面からの突出量が変化する。すなわち、蓋部5を閉じた際に、押さえ部9aと基準面7との隙間を、ばね11の弾性変形範囲内において変化させることができるとともに、ばね11によって光ファイバ等を基準面7に対して押圧することができる。
蓋部5の内面であって凹部13との対向部には、第2の押さえ部である押さえ部9bが形成される。押さえ部9bは、蓋部5の内面から所定の量だけ突出する。押さえ部9bは、本体部3上に配置されるドロップケーブルを押圧して保持する部材である。なお、押さえ部9bの詳細については後述する。
次に、光ファイバ保持部材1を用いて、光ファイバ心線17aを保持する方法について説明する。ここで、光ファイバ心線17aは、例えば、0.25mm径であり、ガラス光ファイバの外周に例えば紫外線硬化樹脂からなる被覆層を有する。また、光ファイバ心線の先端は被覆が除去され、0.125mm径のガラス光ファイバがむき出しの状態になっている。ただし、光ファイバ心線の先端まで被覆があるものを保持してもよく、その場合は、光ファイバ心線17aを光ファイバ保持部材1に保持した後に、光ファイバ心線の先端の被覆を除去する。
まず、光ファイバ心線17aを基準面7上に配置する(図1の矢印A)。次に、蓋部5を閉じることで、図2に示すように、光ファイバ心線17aの先端側が、保持部15から突出する。また、光ファイバ心線17aが、保持部15によって位置決めされる。
図4Aは、図3のB−B線断面図である。蓋部5を閉じると、光ファイバ心線17aは押さえ部9aによって基準面7へ押圧される。また、光ファイバ心線17aの先端は、基準面7から略まっすぐに保持部15を介して光ファイバ保持部材1の先端から突出する。この際、光ファイバ心線17aは、凹部13と押さえ部9bとは接触しない。
なお、前述した様に、押さえ部9aは、ばね11によって支持される。したがって、押さえ部9aは、蓋部5からの突出量がばね11の伸縮によって変化可能である(図中矢印C)。
ここで、蓋部5が開いた状態(押さえ部9aが押圧状態にない状態)において、押さえ部9aは、蓋部5の内面から所定量以上突出する。したがって、光ファイバ心線17aを配置せずに蓋部5を閉じると、押さえ部9aは、基準面7と接触して、所定量だけ蓋部5の内面方向に押し戻される。
これに対し、光ファイバ心線17aを配置した状態で蓋部5を閉じると、押さえ部9aは、基準面7との接触時よりもさらに光ファイバ心線17aの高さ分だけ多く蓋部5の内面方向に押し戻されることになり、これにより、光ファイバ心線17aを所定の力で押圧することができる。この結果、光ファイバ心線17aは基準面7に押圧され、軸方向への力に対して保持される。
図4Bは、同様に、光ファイバ心線17bを保持した状態の断面図である。光ファイバ心線17bは、光ファイバ心線17aよりも外径が大きな光ファイバであり、例えば0.9mm径の光ファイバ心線である。この場合でも、押さえ部9aによって、光ファイバ心線17bを所定の力で押圧することができる。
ここで、0.9mm径の光ファイバ心線は、例えば、0.125mm径のガラス光ファイバの外周に、0.9mm径の外被が被覆されて構成される。
なお、光ファイバ心線17bを配置した状態で蓋部5を閉じると、押さえ部9aは、光ファイバ心線17aを保持する状態よりも、わずかに(0.9−0.25=0.65mm)、蓋部5の内面方向により多く押し戻されることになる。したがって、押さえ部9aは、押し戻された量に応じた押圧力で、光ファイバ心線17bを押圧することができる。
図5Aは、図4Aの正面図であり、図5Bは、図4Bの正面図である。すなわち、図4Aは、光ファイバ心線17aを保持した状態の正面図であり、図4Bは、光ファイバ心線17bを保持した状態の正面図である。また、図6Aは、図5A、図5BのD部における拡大図であり、光ファイバ心線17a、17bを重ねて描いたものである。
図6Aに示すように、本体部3の先端には、光ファイバ心線17a、17bを保持する保持部15が形成される。保持部15は、光ファイバ心線17a、17bの軸方向から見て略U字状の溝である。なお、保持部15の溝幅(図中I)は、光ファイバ心線17bが挿入可能なものとする。例えば、0.9mm径の光ファイバ心線17bを保持するためには、保持部15の溝幅を0.9mm以上とすればよい。
本発明では、保持部15をU字溝とすることで、光ファイバ心線17a、17bの下端がU字溝の最底部に接触する。このため、図6Bに示すV字溝とした場合と比較して光ファイバ心線17a、17bのコア中心の高さ差Hを小さくすることができる。
これに対し、図6Bに示すように、保持部15がV溝であると、光ファイバ心線17a、17bの下端位置が一致せず、コア中心の高さ差H1が大きくなる。なお、保持部15を溝ではなく完全なスリットとすれば、コアの位置を一致させることも可能であるが、光ファイバ心線17a、17bの下端が支持されないため、コア位置の再現性が低くなる。
ここで、図6Aの点線Eは、基準面7の高さを示す。また、点線Fは、光ファイバ心線17aを保持する際に、押さえ部9aの下端位置を示す。また、点線Gは、光ファイバ心線17bを保持する際の、押さえ部9aの下端位置を示す。前述した様に、保持対象の光ファイバ心線17a、17bの外径によって、押さえ部9aの高さが変化する。
次に、光ファイバ保持部材1によってドロップケーブルを保持する方法について説明する。図7は、ドロップケーブル19を保持した状態の光ファイバ保持部材1の断面図であり、図8は、図7のJ部の拡大図である。前述した様に、ドロップケーブル19を保持する際には、光ファイバ心線17a、17bを保持する際と比較して、押さえ部9aの高さがさらに変化する。
ここで、本発明において、蓋部5を閉じた状態において、押さえ部9aの基準面7の高さ(図6AのE、図8のE)と押さえ部9aの下端との高さ方向の最小距離を、保持対象の最小径の光ファイバ心線17a(例えば0.25mm径)を保持した際のEとF(図6A、図8参照)の距離(図8のM)とする。
また、本発明において、蓋部5を閉じた状態において、押さえ部9aの基準面7の高さ(図6AのE、図8のE)と押さえ部9aの下端との高さ方向の最大距離を、ドロップケーブル19(例えば2mm高さ)を保持した際のEとK(図8参照)の距離(図8のN)とする。
押さえ部9bは、蓋部5に固定される。したがって、押さえ部9bは、押さえ部9aのように、蓋部5からの突出量が変化しない。また、押さえ部9bは、例えば硬質樹脂や金属製であり、十分な剛性を有する。
ここで、蓋部5を閉じた状態で、基準面7の高さと押さえ部9bの下端(図8のL)との高さ方向の距離(図8のO)は、前述した基準面7の高さと押さえ部9aの下端との高さ方向の最大距離(図8のN)よりも小さく、基準面7の高さと押さえ部9aの下端との高さ方向の最小距離(図8のM)よりも大きい。
このため、蓋部5を閉じてドロップケーブル19を保持すると、押さえ部9bによって、ドロップケーブル19の先端部(外被部)が押圧される。この際、押さえ部9bに対向する本体部3には凹部13が形成される。このため、ドロップケーブル19の先端部近傍が屈曲し、基準面7よりも低い位置である凹部13にドロップケーブル19の先端部近傍が押し込まれる。
このようにすることで、ドロップケーブル19の中心位置を、基準面7の高さ近傍に配置することができる。したがって、ドロップケーブル19の内部の光ファイバを、基準面7の高さ近傍の高さに配置することができる。なお、ドロップケーブル19から取り出された光ファイバ心線17cは、保持部15において位置決めがなされる。
以上、本実施の形態によれば、本体部3に凹部13を形成し、蓋部5の凹部13の対向部に、押さえ部9bが形成される。また、蓋部5を閉じた状態で、基準面7の高さと押さえ部9bの下端との高さ方向の距離は、基準面7の高さと押さえ部9aの下端との高さ方向の最大距離よりも小さい。また、光ファイバの把持を行う基準面7と、基準面7よりも低い位置に形成される凹部13とが形成される。このため、ドロップケーブル19に適用する場合には、凹部13にドロップケーブル19を押込むことができる。このため、ドロップケーブル19を凹部13に押し込んで屈曲させ、ドロップケーブル19の内部の光ファイバの中心位置を、通常の光ファイバ心線17a、17bを保持した際のそれぞれの中心位置に近づけることができる。したがって、光ファイバ心線17a、17bとドロップケーブル19を同一の光ファイバ保持部材1で保持することができる。
また、この際、ドロップケーブル19は、凹部13の位置までは外被を除去する必要がない。すなわち、光ファイバ保持部材1で保持する部位において、ドロップケーブル19の外被等の除去が不要である。このため、外被の除去長さを最小限とすることができる。したがって、融着接続を行った際、外被等の除去部の長さを短くすることができる。
また、蓋部5を閉じた状態で、基準面7の高さと押さえ部9bの下端との高さ方向の距離は、基準面7の高さと押さえ部9aの下端との高さ方向の最小距離よりも大きい。このため、光ファイバ心線17a、17bを保持する際には、光ファイバ心線17a、17bは、押さえ部9bとは接触しない。このため、光ファイバ心線17a、17bは、保持部15と基準面7によって高さの位置が決められる。
すなわち、蓋部5を閉じた状態において、基準面7と押さえ部9bの高さ方向の距離を、基準面7と押さえ部9aの最大距離よりも小さくすることで、確実にドロップケーブル19を凹部13に押圧することができる。また、基準面7と押さえ部9bの高さ方向の距離を、基準面7と押さえ部9aの最小距離よりも大きくすることで、光ファイバを保持した際に、押さえ部9bで、光ファイバが押圧されることを防止することができる。
また、本体部3の先端の保持部15の形状を光ファイバの軸方向から見て略U字状の溝とすることで、外径の異なる複数種類の光ファイバ心線17a、17bに対して、被覆部を除く光ファイバ素線の中心位置(コアの高さ位置)の差を最小限にすることができる。なお、コア高さのわずかな差であれば、融着機側に形成されるV溝によって位置が規制されるため、接続作業には影響が小さい。
また、U溝の幅を0.9mm以上することで、例えば、一般的な0.25mm径から0.9mm径の光ファイバまで対応することができる。
なお、ドロップケーブル19を保持する際には、蓋部5に対する押さえ部9aの変位量(ばね11の変位量)が大きいため、押圧力が強くなるが、ドロップケーブル19は外被が厚いため、内部の光ファイバには影響がない。
次に、第2の実施形態について説明する。図9は、第2の実施形態の光ファイバ保持部材1aを示す部分拡大断面図であり、図8に対応する。なお、以下の説明において、光ファイバ保持部材1と同一の機能を奏する構成については、図1〜図8と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
光ファイバ保持部材1aは、光ファイバ保持部材1と略同様の構成であるが、押さえ部9bの形態が異なる。押さえ部9bは、複数の凸部からなる。例えば、図示した例では、蓋部5の内面側から二つの凸部によって形成される。
本実施形態の押さえ部9bは、押さえ部9a側(図中左側)の凸部の蓋部5の内面からの突出量(図中P)よりも、本体部3の先端側(図中右側)の凸部の蓋部5の内面からの突出量(図中Q)が大きい。すなわち、押さえ部9bの複数の凸部の蓋部5からの高さが異なる。
前述した様に、ドロップケーブル19を保持した状態では、押さえ部9bは、ドロップケーブル19を凹部13に対して押圧する。この際、基準面7に近い側の凸部によるドロップケーブル19への押圧力は、本体部3の先端側の凸部によるドロップケーブル19への押圧力よりも弱い。したがって、基準面7から近い位置では、ドロップケーブル19の変位量を小さくすることができ、本体部3の先端側では、ドロップケーブル19の変位量を十分大きくすることができる。
第2の実施形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、押さえ部9a側の押さえ部9bの突出量よりも先端側の押さえ部9bの突出量を大きくすることで、ドロップケーブル19に対する押圧量を、先端に行くにつれて徐々に大きくすることができる。このため、凹部13と基準面7との境界部近傍において、ドロップケーブル19に対して急激な曲げが付与されず、ドロップケーブル19は、先端に行くにつれて変位量を大きくすることができる。このため、ドロップケーブル19に局所的な力が付与されることを抑制し、また、蓋部5がドロップケーブル19からの反力で浮き上がることを抑制することができる。
なお、押さえ部9bを構成する凸部は、図示した例には限られず、3つ以上であってもよい。この場合には、先端に行くにつれて、凸部の高さを徐々に変えてもよい。
また、凸部を複数個形成するのではなく、一つの凸部において、高さが変化するように傾斜を設けてもよい。例えば、図10に示す光ファイバ保持部材1bでは、押さえ部9bはドロップケーブル19の軸方向に対して分割せずに一体で形成される。
この場合でも、押さえ部9bは、押さえ部9a側(図中左側)の蓋部5の内面からの突出量(図中P)よりも、本体部3の先端側(図中右側)の蓋部5の内面からの突出量(図中Q)が大きい。すなわち、押さえ部9bの蓋部5からの高さが徐々に変化する。
このようにしても、光ファイバ保持部材1aと同様の効果を得ることができる。なお、押さえ部9bのテーパ形状は、直線状であってもよく曲線状であってもよい。
次に、本発明にかかる光ファイバ保持部材を用いた融着機について説明する。図11は、融着機20を示す斜視図であり、図12は融着機20に光ファイバ保持部材1を配置した状態の平面図である。なお、以下の説明において、光ファイバ保持部材1を用いた例を説明するが、前述した他の光ファイバ保持部材1a、1bも適用可能である。また、図12に示す例では、ドロップケーブル19と光ファイバ心線17aとを融着する例を示す。
融着機20は、光ファイバ保持部材1が載置されるホルダ載置部27と、光ファイバの先端および電極が配置されるベース部材21と、電極棒23等を具備する。融着機20は、一対の光ファイバ保持部材1で保持されたそれぞれの光ファイバ心線17a、ドロップケーブル19(光ファイバ心線17c)を融着によって接続するものである。一対の光ファイバ保持部材1は、ベース部材21の両側のホルダ載置部27に載置される。
なお、ベース部材21には、一対の電極棒23と、光ファイバ心線17a、17cの先端が保持される。ベース部材21上の光ファイバ心線17a、17cは、上方から蓋部の裏面に設けられたクランプ25で押さえられる。
一対の光ファイバ保持部材1を対向させて配置し、光ファイバ心線17a、17cの先端同士を突き合わせる。この状態で、一対の電極棒23の間にアークを発生させることで、光ファイバの先端部を溶融して接合することができる。
このように、光ファイバ保持部材1を用いた融着機20によれば、光ファイバ同士を確実に融着することができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
たとえば、ドロップケーブル以外の中心に光ファイバが配置された光ファイバケーブルや、光ファイバコードにも適用可能であり、それぞれの外径に合わせて押さえ部の蓋部5の内面からの突出量と凹部の深さを設定すればよい。
1、1a、1b………光ファイバ保持部材
3………本体部
5………蓋部
7………基準面
9a、9b………押さえ部
11………ばね
12………設置部
13………凹部
15………保持部
17a、17b、17c………光ファイバ心線
19………ドロップケーブル
20………融着機
21………ベース部材
23………電極棒
25………クランプ
27………ホルダ載置部

Claims (6)

  1. 融着機に載置される光ファイバ保持部材であって、
    光ファイバが所定の方向に延伸して配置される本体部と、
    前記本体部に対して開閉可能な蓋部と、
    を具備し、
    前記本体部の光ファイバの設置部には、光ファイバの保持を行う基準面と、底面が前記基準面よりも低い位置であって、前記本体部の先端近傍に形成される凹部とが形成され、
    前記蓋部の内面には、前記基準面に対向する位置に、前記蓋部の内面からの突出量が変化する第1の押さえ部と、前記凹部に対向する位置に第2の押さえ部とが設けられ、
    前記凹部よりも前記本体部の先端側において、前記光ファイバの、溶融して融着される端部が前記本体部の先端から前記所定の方向に突出して位置するように配置されることを特徴とする光ファイバ保持部材。
  2. 前記第2の押さえ部は、前記第1の押さえ部側の前記蓋部の内面からの突出量よりも、前記本体部の先端側の前記蓋部の内面からの突出量が大きく、前記蓋部を開いた状態と閉じた状態とで、前記光ファイバを押圧する方向における前記蓋部からの突出量が変化しないことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ保持部材。
  3. 前記蓋部を閉じた状態で、前記基準面の高さと前記第2の押さえ部の下端との高さ方向の距離は、前記基準面の高さと前記第1の押さえ部の下端との高さ方向の最大距離よりも小さく、前記基準面の高さと前記第1の押さえ部の下端との高さ方向の最小距離よりも大きく、前記第2の押さえ部は、前記蓋部を開いた状態と閉じた状態とで、前記光ファイバを押圧する方向における前記蓋部からの突出量が変化しないことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ保持部材。
  4. 前記所定の方向における前記本体部の前記設置部より先端側には、光ファイバを保持する保持部が形成され、前記保持部は、光ファイバの軸方向から見て略U字状の溝であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ保持部材。
  5. 前記溝は、0.9mm以上の幅であることを特徴とする請求項4記載の光ファイバ保持部材。
  6. 請求項1記載の光ファイバ保持部材と、
    一対の前記光ファイバ保持部材の間に設けられる一対の電極棒と、
    を具備し、
    一対の前記電極棒の間にアークを発生させることで、前記光ファイバ保持部材で保持された光ファイバを融着可能であることを特徴とする融着機。
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